JP2004523685A - サクションジェットポンプのための駆動媒体管路および駆動媒体管路を製作する2つの方法 - Google Patents
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Abstract
サクションジェットポンプのための駆動媒体管路(1)は、湾曲部材(3)と一体的に製作されたノズル(2)を備えている。これによって駆動媒体管路(1)の内側における、渦流を形成し得る段部が回避される。これによってこの駆動媒体管路(1)を有するサクションジェットポンプは、特に高い効率を有している。
Description
【0001】
本発明は、サクションジェットポンプのための駆動媒体管路であって、後続案内する接続管路に接続するための接続部材が設けられており、サクションジェットポンプの混合管路の手前に取り付けるためのノズルが設けられており、ノズルと接続部材とを接続するための湾曲部材が設けられている形式のものに関する。さらに本発明は、駆動媒体管路をプラスチックから製造する有利な方法であって、溶融状態のプラスチックを所定の型工具に導入する方法に関する。さらに本発明は、駆動媒体管路をプラスチックから製造する方法であって、管状の素材を型工具の内側で膨らます方法に関する。
【0002】
多くの場合そのような駆動媒体管路は、今日の車両において燃料容器の内側で燃料を搬送するために用いられ、実際に公知のものである。接続管路は、燃料ポンプの送り管路にかまたは戻し管路に通じており、この戻し管路を介して燃料が車両の内燃機関から燃料容器に戻される。サクションジェットポンプは、燃料を燃料容器のチャンバから別のチャンバまたはバッフルチャンバに搬送するのに用いられる。この場合湾曲部材は接続部材に接続管路を簡単に取り付けるために、かつ燃料容器におけるスペース条件に関して適合されている。湾曲部材は多くの場合波形に形成されているか、または90°または180°湾曲されている。実際に公知の駆動媒体管路では、湾曲部材は、独立した構成部材として、射出成形法で製作された2つのシェル半部の溶接によって製作される。次いで湾曲部材はノズルに対してプレロード(予荷重)をかけられる。
【0003】
この場合の欠点によれば、駆動媒体管路における燃料に強い渦流が形成される。これによって駆動媒体管路を備えたサクションジェットポンプの有する効率は極めて僅かとなんっている。
【0004】
したがって本発明の課題は、冒頭で述べたような形式の駆動媒体管路を改良して、燃料流が特に渦流形成されずに案内されるようなものを提供することである。さらに本発明の課題は、駆動媒体管路を製造するためのできるだけ簡単で経済的な2つの方法を提供することである。
【0005】
この課題を解決するための本発明の装置によれば、ノズルと湾曲部材と接続部材とが一体的にプラスチックから製作されている。
【0006】
このような実施形態によって、本発明の駆動媒体管路は、湾曲部材とノズルとの間に段部を有していないので、この位置で燃料流に渦流が形成されない。したがって本発明によれば、燃料が僅かな流れ損失で接続部材からノズルに到達する。これによって本発明の駆動媒体管路を備えたサクションジェットポンプは特に高い効率を有している。さらにノズルと湾曲部材との間の領域における流れの渦流形成が確実に回避されており、これによって本発明の駆動媒体管路を備えたサクションジェットポンプの効率がさらに高められる。
【0007】
本発明の駆動媒体管路において渦流をさらに減少させるためには、湾曲部材の内面とノズルの内面とが継ぎ目なしに形成されている。
【0008】
本発明の駆動媒体管路の組み付けを簡素化するためには、湾曲部材および/またはノズルが、隣接する構成部材と結合するために設けられた係止エレメントおよび保持エレメントと一体的に製作されている。
【0009】
2つ目に記載した課題、つまりプラスチックから駆動媒体管路を製作するための、できるだけ簡単で経済的な方法を提供するという課題を解決するための本発明の方法によれば、型工具の横断面を少なくとも一方の端部において溶融状態のプラスチックで完全に充填し、型工具の壁に沿ってプラスチックが冷却したあとで、型工具のコア領域に存在する液状のプラスチックを、ガス状または液状の媒体によって高圧で押し出す。
【0010】
この方法によれば、ほぼ任意の形式で形成された湾曲および横断面変化を駆動媒体管路に製作することができる。公知の方法のような駆動媒体管路のシェル部分を溶接することは、本発明では必要としない。これによって本発明の方法は特に少ない作業ステップを有していて、したがって車両のためのサクションジェットポンプの場合のように特に大量生産で極めて安価に用いることができる。この方法の別の利点によれば、駆動媒体管路全体の内壁が、媒体の流れによって成形され、したがって継ぎ目を有していない。これによって燃料流の渦流が、本発明の方法によって形成される駆動媒体管路の内側では特に僅かに維持される。駆動媒体管路に高い要求が課せられる場合、型工具は先ず完全に液状のプラスチックで充填することができる。これによってさらに保持エレメントおよび係止エレメントを製作することができる。
【0011】
3つ目の課題、すなわち駆動媒体管路を製作するための簡単で経済的な方法を提供するという課題を解決するための本発明の別の方法によれば、駆動媒体管路の長さを有する素材を製作し、該素材を、型工具内で膨らます前に、型工具の外側で駆動媒体管路に応じて予備成形する。
【0012】
この本発明の方法によって、駆動媒体管路の均等な壁厚が保証される。このことによって駆動媒体管路を製作する際の材料使用量が特に僅かとなっている。この方法で製作された駆動媒体管路は特に平滑な内壁を備えている。これによって駆動媒体管路の内側における燃料流の渦流は特に僅かに維持される。素材を予備成形するために、素材は必要な場合領域ごとに加熱することができる。次いで予備成形された素材は型内で駆動媒体管路に変形させることができる。
【0013】
本発明は、多くの実施例を許容する。本発明の基本原理を判りやすくするために、幾つかの実施例を図示し、以下に説明する。
【0014】
図1には、ノズル2と湾曲部材3と接続部材4とを備えた駆動媒体管路1の1実施例が縦断面図で示されており、燃料容器5の、これらに隣接する構成部材が一点鎖線で示されている。駆動媒体管路1はプラスチックから一体的に製作されている。湾曲部材3の外面には、保持エレメント6および係止エレメント7が配置されている。さらに図1には、燃料容器5に配置されたサクションジェットポンプの、ノズル2に向かう混合管8が一点鎖線で示されている。サクションジェットポンプは、たとえば燃料を燃料容器5の1つのチャンバから別の1つのチャンバまたはバッフルチャンバに搬送するのに役立つ。サクションジェットポンプの組付状態では、接続部材4に、混合管8と同じく一点鎖線で示した管路9が被せ嵌められている。管路9はたとえば燃料ポンプの搬送管路の分岐路であってよい。
【0015】
図2には、駆動媒体管路の別の実施例のための、溶融状態のプラスチック10で充填された型工具11が、製作中の状態で示されている。型工具11の端部には圧力管路12が接続されている。型内におけるプラスチック10の冷却に際して先ず縁部領域が硬化する。この縁部領域は製作しようとする駆動媒体管路を成していて、図面では一点鎖線で示されている。縁部領域の設定厚さに達すると、圧力管路12を介して高圧でガスが型工具11に圧入される。このガスは、まだ液状でコア領域に存在するプラスチック10を他方の端部に向かって型工具11から押し出す。次いで駆動媒体管路は型工具11から取り出すことができる。駆動媒体管路の外側輪郭は、この方法を用いるとほとんど任意の形式で形成することができ、係止エレメント13を備えることができる。
【0016】
図3には、駆動媒体管路の別の実施例のための管状の素材(未加工品)14と型工具15の半部とが示されている。素材14は型工具15の全長にわたって延びていて、製作しようとする駆動媒体管路に応じて予備成形されている。さらに素材14は圧力管路に被せ嵌められていて、別の作業過程で型工具15に挿入することができる。次いで素材14は圧力管路16を介して膨らまされ、それも素材14が均等に型工具15の内壁に圧着するまで行われる。膨らまされた素材14を型工具15から取り出したあとで、駆動媒体管路を完成するために、管路端部が後処理される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の駆動媒体管路の1実施例を示す縦断面図である。
【図2】
コア領域を吹き出す前の、駆動媒体管路のための型工具に導入された、液状のプラスチックを示す図である。
【図3】
駆動媒体管路の別の実施例のための型工具と管状の素材とを示す図である。
【符号の説明】
1 駆動媒体管路、 2 ノズル、 3 湾曲部材、 4 接続部材、 5 燃料容器、 6 保持エレメント、 7 係止エレメント、 8 混合管、 9 管路、 10 プラスチック、 11 型工具、 12 圧力管路、 13 係止エレメント、 14 素材、 15 型工具、 16 圧力管路
本発明は、サクションジェットポンプのための駆動媒体管路であって、後続案内する接続管路に接続するための接続部材が設けられており、サクションジェットポンプの混合管路の手前に取り付けるためのノズルが設けられており、ノズルと接続部材とを接続するための湾曲部材が設けられている形式のものに関する。さらに本発明は、駆動媒体管路をプラスチックから製造する有利な方法であって、溶融状態のプラスチックを所定の型工具に導入する方法に関する。さらに本発明は、駆動媒体管路をプラスチックから製造する方法であって、管状の素材を型工具の内側で膨らます方法に関する。
【0002】
多くの場合そのような駆動媒体管路は、今日の車両において燃料容器の内側で燃料を搬送するために用いられ、実際に公知のものである。接続管路は、燃料ポンプの送り管路にかまたは戻し管路に通じており、この戻し管路を介して燃料が車両の内燃機関から燃料容器に戻される。サクションジェットポンプは、燃料を燃料容器のチャンバから別のチャンバまたはバッフルチャンバに搬送するのに用いられる。この場合湾曲部材は接続部材に接続管路を簡単に取り付けるために、かつ燃料容器におけるスペース条件に関して適合されている。湾曲部材は多くの場合波形に形成されているか、または90°または180°湾曲されている。実際に公知の駆動媒体管路では、湾曲部材は、独立した構成部材として、射出成形法で製作された2つのシェル半部の溶接によって製作される。次いで湾曲部材はノズルに対してプレロード(予荷重)をかけられる。
【0003】
この場合の欠点によれば、駆動媒体管路における燃料に強い渦流が形成される。これによって駆動媒体管路を備えたサクションジェットポンプの有する効率は極めて僅かとなんっている。
【0004】
したがって本発明の課題は、冒頭で述べたような形式の駆動媒体管路を改良して、燃料流が特に渦流形成されずに案内されるようなものを提供することである。さらに本発明の課題は、駆動媒体管路を製造するためのできるだけ簡単で経済的な2つの方法を提供することである。
【0005】
この課題を解決するための本発明の装置によれば、ノズルと湾曲部材と接続部材とが一体的にプラスチックから製作されている。
【0006】
このような実施形態によって、本発明の駆動媒体管路は、湾曲部材とノズルとの間に段部を有していないので、この位置で燃料流に渦流が形成されない。したがって本発明によれば、燃料が僅かな流れ損失で接続部材からノズルに到達する。これによって本発明の駆動媒体管路を備えたサクションジェットポンプは特に高い効率を有している。さらにノズルと湾曲部材との間の領域における流れの渦流形成が確実に回避されており、これによって本発明の駆動媒体管路を備えたサクションジェットポンプの効率がさらに高められる。
【0007】
本発明の駆動媒体管路において渦流をさらに減少させるためには、湾曲部材の内面とノズルの内面とが継ぎ目なしに形成されている。
【0008】
本発明の駆動媒体管路の組み付けを簡素化するためには、湾曲部材および/またはノズルが、隣接する構成部材と結合するために設けられた係止エレメントおよび保持エレメントと一体的に製作されている。
【0009】
2つ目に記載した課題、つまりプラスチックから駆動媒体管路を製作するための、できるだけ簡単で経済的な方法を提供するという課題を解決するための本発明の方法によれば、型工具の横断面を少なくとも一方の端部において溶融状態のプラスチックで完全に充填し、型工具の壁に沿ってプラスチックが冷却したあとで、型工具のコア領域に存在する液状のプラスチックを、ガス状または液状の媒体によって高圧で押し出す。
【0010】
この方法によれば、ほぼ任意の形式で形成された湾曲および横断面変化を駆動媒体管路に製作することができる。公知の方法のような駆動媒体管路のシェル部分を溶接することは、本発明では必要としない。これによって本発明の方法は特に少ない作業ステップを有していて、したがって車両のためのサクションジェットポンプの場合のように特に大量生産で極めて安価に用いることができる。この方法の別の利点によれば、駆動媒体管路全体の内壁が、媒体の流れによって成形され、したがって継ぎ目を有していない。これによって燃料流の渦流が、本発明の方法によって形成される駆動媒体管路の内側では特に僅かに維持される。駆動媒体管路に高い要求が課せられる場合、型工具は先ず完全に液状のプラスチックで充填することができる。これによってさらに保持エレメントおよび係止エレメントを製作することができる。
【0011】
3つ目の課題、すなわち駆動媒体管路を製作するための簡単で経済的な方法を提供するという課題を解決するための本発明の別の方法によれば、駆動媒体管路の長さを有する素材を製作し、該素材を、型工具内で膨らます前に、型工具の外側で駆動媒体管路に応じて予備成形する。
【0012】
この本発明の方法によって、駆動媒体管路の均等な壁厚が保証される。このことによって駆動媒体管路を製作する際の材料使用量が特に僅かとなっている。この方法で製作された駆動媒体管路は特に平滑な内壁を備えている。これによって駆動媒体管路の内側における燃料流の渦流は特に僅かに維持される。素材を予備成形するために、素材は必要な場合領域ごとに加熱することができる。次いで予備成形された素材は型内で駆動媒体管路に変形させることができる。
【0013】
本発明は、多くの実施例を許容する。本発明の基本原理を判りやすくするために、幾つかの実施例を図示し、以下に説明する。
【0014】
図1には、ノズル2と湾曲部材3と接続部材4とを備えた駆動媒体管路1の1実施例が縦断面図で示されており、燃料容器5の、これらに隣接する構成部材が一点鎖線で示されている。駆動媒体管路1はプラスチックから一体的に製作されている。湾曲部材3の外面には、保持エレメント6および係止エレメント7が配置されている。さらに図1には、燃料容器5に配置されたサクションジェットポンプの、ノズル2に向かう混合管8が一点鎖線で示されている。サクションジェットポンプは、たとえば燃料を燃料容器5の1つのチャンバから別の1つのチャンバまたはバッフルチャンバに搬送するのに役立つ。サクションジェットポンプの組付状態では、接続部材4に、混合管8と同じく一点鎖線で示した管路9が被せ嵌められている。管路9はたとえば燃料ポンプの搬送管路の分岐路であってよい。
【0015】
図2には、駆動媒体管路の別の実施例のための、溶融状態のプラスチック10で充填された型工具11が、製作中の状態で示されている。型工具11の端部には圧力管路12が接続されている。型内におけるプラスチック10の冷却に際して先ず縁部領域が硬化する。この縁部領域は製作しようとする駆動媒体管路を成していて、図面では一点鎖線で示されている。縁部領域の設定厚さに達すると、圧力管路12を介して高圧でガスが型工具11に圧入される。このガスは、まだ液状でコア領域に存在するプラスチック10を他方の端部に向かって型工具11から押し出す。次いで駆動媒体管路は型工具11から取り出すことができる。駆動媒体管路の外側輪郭は、この方法を用いるとほとんど任意の形式で形成することができ、係止エレメント13を備えることができる。
【0016】
図3には、駆動媒体管路の別の実施例のための管状の素材(未加工品)14と型工具15の半部とが示されている。素材14は型工具15の全長にわたって延びていて、製作しようとする駆動媒体管路に応じて予備成形されている。さらに素材14は圧力管路に被せ嵌められていて、別の作業過程で型工具15に挿入することができる。次いで素材14は圧力管路16を介して膨らまされ、それも素材14が均等に型工具15の内壁に圧着するまで行われる。膨らまされた素材14を型工具15から取り出したあとで、駆動媒体管路を完成するために、管路端部が後処理される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の駆動媒体管路の1実施例を示す縦断面図である。
【図2】
コア領域を吹き出す前の、駆動媒体管路のための型工具に導入された、液状のプラスチックを示す図である。
【図3】
駆動媒体管路の別の実施例のための型工具と管状の素材とを示す図である。
【符号の説明】
1 駆動媒体管路、 2 ノズル、 3 湾曲部材、 4 接続部材、 5 燃料容器、 6 保持エレメント、 7 係止エレメント、 8 混合管、 9 管路、 10 プラスチック、 11 型工具、 12 圧力管路、 13 係止エレメント、 14 素材、 15 型工具、 16 圧力管路
Claims (5)
- サクションジェットポンプのための駆動媒体管路であって、後続案内する接続管路に接続するための接続部材が設けられており、サクションジェットポンプの混合管路の手前に取り付けるためのノズルが設けられており、ノズルと接続部材とを接続するための湾曲部材が設けられている形式のものにおいて、
ノズル(2)と湾曲部材(3)と接続部材(4)とが、プラスチックから一体的に製作されていることを特徴とする、サクションジェットポンプのための駆動媒体管路。 - 湾曲部材(3)の内面とノズルの内面とが、継ぎ目なしに形成されている、請求項1記載の駆動媒体管路。
- 湾曲部材(3)および/またはノズル(2)が、該湾曲部材および/またはノズルに隣接する構成部材と接続するために設けられた係止エレメント(7,13)および保持エレメント(6)と一体的に製作されている、請求項1または2記載の駆動媒体管路。
- 請求項1から3までのいずれか1項記載の駆動媒体管路をプラスチックから製造する方法であって、溶融状態のプラスチックを所定の型工具に導入する方法において、
型工具を溶融状態のプラスチックで完全に充填し、型工具の壁に沿ってプラスチックが冷却したあとで、型工具のコア領域に存在する液状のプラスチックを、ガス状または液状の媒体によって高圧で押し出すことを特徴とする、駆動媒体管路を製造する方法。 - 請求項1から3までのいずれか1項記載の駆動媒体管路をプラスチックから製造する方法であって、駆動媒体管路の管状の素材を型工具の内側で膨らます方法において、
駆動媒体管路の長さを有する素材を製作し、該素材を型工具内で膨らます前に、型工具の外側で駆動媒体管路に応じて予備成形することを特徴とする、駆動媒体管路を製造する方法。
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Family Applications (1)
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BR (1) | BR0206522A (ja) |
DE (2) | DE10117968A1 (ja) |
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Families Citing this family (5)
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