JP2004523549A - 除草用組成物 - Google Patents

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Abstract

有機相として、実質的に水不溶性及び加水分解安定性油相安定剤及び疎水性溶媒中の除草有効量の2−(4−(3−クロロ−5−フルオロ−2−ピリジルオキシ)フェノキシ−プロピオン酸プロパギルエステル化合物の溶液;水性相として、水中の分散剤及び/又は少なくとも1つの表面活性化合物及びpH緩衝液の溶液、を含んで成る、水性エマルジョンの形をした除草用組成物。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、除草用に有効な化合物として、2−(4−(3−クロロ−5−フルオロ−2−ピリジルオキシ)−フェノキシ−プロピオン酸プロパギルエステルを含む水性エマルジョンの形をした除草用組成物及び、有用な植物の作物中の雑草を制御する上でのその組成物の使用に関する。
【背景技術】
【0002】
2−(4−(3−クロロ−5−フルオロ−2−ピリジルオキシ)−フェノキシ−プロピオン酸プロパギルエステルは、特に、穀物、イネ及びダイズの作物において除草活性を有する;それは、クロジナホッププロパギルという名前で知られており、例えばUS−A−4713109号の中で記述されている。
【0003】
クロジナホッププロパギルは好ましくは、クロキントセット−メチルの名で知られUS−A−4,881,966号の中で記述されている毒性緩和剤2−(5−クロロキノリン−8−イルオキシ)−1−メチルヘキシルエステルと共に用いられる。両方の化合物共、乳剤(EC)の形で市販されている。
【0004】
殺虫剤処方用の水性エマルジョンは、それ自体既知であり、例えば、US−A−5674514号の中で記述されている。US−A−5,674,514号の中で解決されている問題は、或る種の殺虫剤の貯蔵安定性を改善する目的で水性エマルジョンを提供することであった。US−A−5,674,514号には、この要領で処方された殺虫剤の生物学的活性の変化についていかなる言及もなされていない。
驚くべきことに、現在、クロジナホッププロパギルを特定の水性エマルジョンの形で施用した場合、この化合物の除草活性が著しく増大し得るということが発見された。
【発明の開示】
【0005】
従って、本発明は、
a)有機相として、実質的に水不溶性及び加水分解安定性油相安定剤及び疎水性溶媒中の除草有効量の2−(4−(3−クロロ−5−フルオロ−2−ピリジルオキシ)フェノキシ−プロピオン酸プロパギルエステル化合物の溶液;
b)水性相として、水中の分散剤及び/又は少なくとも1つの表面活性化合物及びpH緩衝液の溶液、
を含んで成る水性エマルジョンの形をした除草用組成物に関する。
【0006】
本発明に従った好ましい組成物はさらに、
【化1】
Figure 2004523549
により表される、除草剤の拮抗作用にとって有効な量の2−(5−クロロキノリン−8−イルオキシ)−1−メチルヘキシルエステル、その遊離酸又はその塩を含み、
式中、Mは一価、二価又は三価の金属、アンモニウム、N(R)4又はHN(R)3であり、ここで置換基Rは互いに同一か又は異なるものでC1−C16アルキル又はC1−C16ヒドロキシアルキルであり、そうでなければMはS(R13又はP(R14であり、ここで置換基R1は互いに同一か又は異なるもので、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、C2−C20アルキニル、又はC1−C20アルキル、C2−C20アルケニル又はC2−C20アルキニルによって置換されたアリール、又はC1−C20アルキル、C2−C20−アルケニル又はC2−C20アルキニルによって置換されたヘテロアリールであるか、又は、2つの置換基R1はそれらが結合されている硫黄又はリン原子と共に5−又は6−成員環を形成している。
【0007】
構造式(I)の中に存在し得る金属原子Mは、好ましくはアルカリ及びアルカリ土類金属特にナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムそして特に3価の金属の好ましい代表としてのアルミニウム及び鉄の原子である。アルキル及びヒドロキシアルキル置換基Rのうち、好ましいのは、12〜16個の炭素原子をもつものと同様に、1〜4個の炭素原子をもつものである。基N(R)4及びHN(R3)は、特に、1つの長鎖及び2又は3の短鎖アルキル基(単複)、例えばヘキサデシル−トリエチルアンモニウム、テトラデシル−トリエチルアンモニウム、ドデシルトリエチルアンモニウム及びドデシル−エチル−ジメチルアンモニウムそして同様にテトラドデシルアンモニウムを含有する。好ましいアルキル基R1は、1〜12個特に1〜6個の炭素原子を含有する。アルキル基R及びR1はさらに、両方のケースで好ましくは1〜4個の炭素原子を含有する、例えばハロゲン、アルコキシによってか又はハロアルコキシによって置換され得る。好ましいアルケニル及びアルキニル基R1は、2〜12個の炭素原子を含有する。これらは、複数の未飽和結合を含有することができ、かつ、両方のケースにおいて好ましくは1〜4個の炭素原子を含有する、ハロゲン、アルコキシによってか又はハロアルコキシによって置換され得る。アリール基R1の適切な例としては、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダニル及びインデニルが含まれるが、フェニルが好ましい。これらの基は、上述のアルキル、アルケニル及びアルキニル基によって置換され得る。
【0008】
ヘテロアリール基R1としては、好ましくは、例えばピリジル、ピリミジニル、トリアジニル、チエニル、チアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピペリジル、ジオキソラニル、モルフォリニル及びテトラヒドロフリルといった、特に窒素及び/又は酸素原子を含有する5〜6成員の環に言及することができる。これらの複素環は同様に、上述のアルキル、アルケニル及びアルキニル基によりさらに置換され得る。各々のケースにおいて、2つの置換基R1は、それらが結合されている硫黄又はリン原子と共に、1つの環を形成することができ、この場合、飽和した5−又は6成員の環が好まれる。本発明に従った用途に適したスルホニウム及びホスホニウムカチオンは、例えばWO00/44227の中で記述されている。
【0009】
2−5(クロロキノン−8−イルオキシ)−1−メチルヘキシルエステルの好ましい塩には、Mがナトリウム、カリウム又はトリ(ヒドロキシエチレン)アンモニウムである構造式(I)の化合物が含まれている。
【0010】
2−5(クロロキノン−8−イルオキシ)−1−メチルヘキシルエステルの好ましい塩のさらなるグループにおいて、構造式(I)の中のMは、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、鉄、トリフェニルスルホニウム、トリメチルスルホニウム、テトラフェニルホスホニウム、トリフェニル−メチルホスホニウム、トリフェニル−ベンジルホスホニウム、C12−C15−アルキル−トリメチルアンモニウム、C12−C16−アルキル−トリエチルアンモニウム、テトラドデシルアンモニウム又はドデシル−エチル−ジメチルアンモニウムである。
【0011】
構造式(I)の塩は、例えば2−5(クロロキノン−8−イルオキシ)−1−メチルヘキシルエステルをアルコール溶液中の等モル量の金属水酸化物と室温で反応させることによって、従来の方法で調製することができる。
【0012】
以下の表に記す塩は、この要領で調製可能である。
【表1】
Figure 2004523549
本発明に従った組成物は、クロジナホッププロパギルに加えて、単数又は複数の除草剤を含むことができる。かかる除草剤は、好ましくは、スルホニル尿素、スルホンアミド、イミダゾリノン、カルバゾン、アリールオキシフェノキシプロピオネート、シクロヘキサンジオン、アリールカルボン酸及びアリールオキシカルボン酸のグループの中から選択される。それらの可溶性に応じて、これらの除草剤は、連続水相又は連続油相のいずれかの中で溶解可能であるか、又は、2つの相のうちのいずれかの中で懸濁可能である。
【0013】
本発明に従った組成物の中で使用するのに特に適した併用除草剤としては、特にスルホニル尿素、好ましくはトリアスルフロン、トリベヌロン、メトスルフロン、チフェンスルフロン、フルピルスルフロン、イオドスルフロン、リムスルフロン、ニコスルフロン、シノスルフロン、ベンスルフロン、トリフロキシスルフロン及びその類似体、及び同様にスルホンアミド、好ましくはフルメトスラム、メトスラム、クロランスラム、フロランスラム及びその類似体、及びイミダゾリノン、好ましくはイマゼタベンズ、イマゼタピル、イマザキン、イマザモックス及びその類似体、及び同様にカルボザン、好ましくはフルカルボゾン、プロポキシカルバジン、アミカルバゾン及びるいじぶつ、及び同様にアリルオキシフェノキシプロピオネート、好ましくはフェノキサプロップ、ジクロホップ、プロパキザホップ、キザロホップ、フルアジホップ、シハロホップ、ハロキシホップ及びその類似体、及び同様にシクロヘキサンジオン、好ましくはセトキシジム、クレトジム、トラルコキシジム及びその類似体、及びアリールカルボン酸、好ましくはジカンバ及びクロピラリド、及び同様にアリールオキシカルボン酸、好ましくは2,4−D、メコプロップ、フルロキシピル及びその類似体に言及することができる。
【0014】
驚くべきことに、水相がpH緩衝系を含む場合に、クロジナホッププロパギル及びクロキントセットメチルが本発明に従った水性エマルジョンの中で化学的に特に安定していることも発見された。本発明の状況下での適切なpH緩衝系は、pHを4〜6に安定化させる能力をもつ酸及び塩の混合物、特に酢酸/酢酸ナトリウム、リン酸/リン酸ナトリウム又はクエン酸/クエン酸塩、好ましくはリン酸/リン酸ナトリウム又はクエン酸/クエン酸塩である。本発明に従った組成物の水相は好ましくは、リン酸/リン酸ナトリウム又はクエン酸/クエン酸塩で4というpHに調整される。
【0015】
p除草剤Fは、水相に基づいて0.1〜1モル、好ましくは0.2〜0.7モル、特に0.5モルの量で用いられる。
【0016】
本発明の状況下では、例えばトルエン、キシレン、アルキルベンゼン及びアルキルナフタレンのクラスから選択された芳香族溶媒、及び同様に飽和及び不飽和炭化水素、アリール−アルキルケトン、エステル、脂肪酸メチルエステル、ナタネ油C1−C6−アルキルエステル、特にナタネ油メチルエステル及びナタネ油エチルエステル、酢酸及び安息香酸のエステル、アルカンカルボン酸のアミド、直鎖又は環式酢酸塩、アルキルピロリドン、アルキルカプロラクトン及び同様に炭酸アルキル又はそれらの溶媒の混合物などの、水中で実質的に不溶であるあらゆる溶媒が、疎水性溶媒として適切である。溶媒は好ましくは、水性エマルジョンの完全な処方に基づいて10〜16重量%の量で使用される。
【0017】
さらに、本発明に従った組成物の化学的安定性は、好ましくは特に極性をもつ疎水性溶媒が有機相中で使用される場合にさらに増大され得る。本発明の状況下では、高い極性をもつ溶媒というのは、少なくとも4×10-30Cm(クーロンxm)の双極子モーメントを有する溶媒として理解されるべきである。本発明に従った組成物内で使用される疎水性溶媒は好ましくは少なくとも5×10-30Cmの双極子モーメントを有する。
【0018】
特に好ましい溶媒は、Exxate700(脂肪族酢酸C6−C8エステルの混合物、Esso、スイス)、酢酸ベンジル、酢酸イソボルニル、安息香酸メチルエステル又はSalvesso200(高芳香族含有量の炭化水素混合物、メーカー:Exxon Chemicals)である。
【0019】
本発明に従った組成物に特に適したものである油相としては、ポリスチレン、水不溶性ポリ(n−アルキレン)グリコール(ここでn>2)、ポリプロピレングリコール、ポリ酢酸ビニル及びポリ酢酸ビニル−2ポリエチレンの各クラスから選択された、以下の重合体、共重合体及びオリゴマー又はそれらの混合物が含まれる。
【0020】
好ましい油相としては、以下のものがある:
1) モノオレフィン及びジオレフィンの重合体、例えばポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリブト−1−エン、ポリメチルペント−1−エン、ポリイソプレン又はポリブタジエン及び同様にシクロ−オレフィン、例えばシクロペンテン又はノルボルネンの重合体、ポリエチレン(任意には交差結合されていても良い)、例えば高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)及び直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)。
【0021】
2) 1)で言及された重合体の混合物、例えばポリプロピレンとポリイソブチレン、ポリプロピレンとポリエチレン(例えばPP/HDPE、PP/LDPE)の混合物、及び異なるタイプのポリエチレン(例えばLDPE/HDPE)の混合物。
【0022】
3) モノオレフィン及びジオレフィン相互の又は他のビニル単量体との共重合体、例えばエチレン/プロピレン共重合体、直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)及びそれと低密度ポリエチレン(LDPE)の混合物、プロピレン/ブト−1−エン共重合体、エチレン/ヘキセン共重合体、エチレン/メチルペンテン共重合体、エチレン/ヘプテン共重合体、エチレン/オクテン共重合体、プロプレン/ブタジエン共重合体、イソブチレン/イソプレン共重合体、エチレン/アクリル酸アルキル共重合体、エチレン/メタクリル酸アルキル共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体又はエチレン/アクリル酸共重合体及びそれらの塩(イオノマー)、及び同様にエチレンとプロピレン及びヘキサジエン、ジシクロペンタジエン又はエチリデンノルボルネンといったジエンとの三元重合体;及び同様にかかる共重合体の相互の及び1)記載された重合体との共重合体、例えばポリプロピレン/エチレン−プロピレン共重合体、LDPE/EVA、LDEP/EAA、LLDPE/EVA及びLLDPE/EAA。
【0023】
3a) その水素化変性物を含めた炭化水素樹脂(例えばC5−C9
【0024】
4) ポリスチレン、ポリ(p−メチルスチレン)、ポリ(α−メチルスチレン)。
【0025】
5) スチレン又はα−メチルスチレンとジエン又はアクリル誘導体との共重合体、例えばスチレン/ブタジエン、スチレン/アクリロニトリル、スチレン/メタクリル酸アルキル、スチレン/ブタジエン/アクリル酸アルキル、スチレン/マレイン酸無水物、スチレン/アクリロニトリル/アクリル酸メチル;スチレン共重合体及びもう一つの重合体、例えばポリアクリレート、ジエン重合体又はエチレン/プロピレン/ジエン三元重合体から成る混合物;及びスチレンのブロック重合体、例えばスチレン/ブタジエン/スチレン、スチレン/イソプレン/スチレン、スチレン/エチレン/ブチレン/スチレン又はスチレン/エチレン/プロピレン/スチレン。
【0026】
6)スチレン又はα−メチルスチレンのグラフト共重合体、例えばポリブタジエン上のスチレン、ポルブタジエン/スチレン又はポリブタジエン/アクリロニトリル上のスチレン;ポリブタジエン上のスチレン及びアクリロニトリル(又はメタクリロニトリル);ポリブタジエン上のスチレン、マレイン酸無水物又はマレイミド;ポリブタジエン上のスチレン、アクリロニトリル及びマレイン酸無水物又はマレイミド;ポリブタジエン上のスチレン、アクリロニトリル及びメタクリル酸メチル、ポリブタジエン上のスチレン及びアクリル酸又はメタクリル酸アルキル、エチレン/プロピレン/ジエン三元重合体上のスチレン及びアクリロニトリル、アクリル酸ポリアルキル又はメタクリル酸ポリアルキル上のスチレン及びアクリロニトリル、アクリレート/ブタジエン共重合体上のスチレン及びアクリロニトリル、及び5)で言及された共重合体とそれらの混合物、例えばABS、MBS、ASA又はAESの名称で知られている共重合体混合物。
【0027】
7) ハロゲン化重合体、例えばポリクロロプレン、塩素化ゴム、塩素化又はスルホン化ポリエチレン、エチレン及び塩素化エチレンの共重合体、エプクロロヒドリンの単独重合体及び共重合体、好ましくはハロゲン化ビニル化合物の重合体、例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン及びそれらの共重合体、例えば塩化ビニル/塩化ビニリデン、塩化ビニル/酢酸ビニル又は塩化ビニリデン/酢酸ビニル共重合体。
【0028】
8) ポリアクリレート及びポリメタクリレート、ポリアクリルアミド及びポリアクリルニトリルといった、α、β−不飽和酸及びそれらの誘導体の重合体誘導体。
【0029】
9) 8)に記載された単量体の相互の又は他の不飽和単量体との共重合体、例えばアクリロニトリル/ブタジエン共重合体、アクリロニトリル/アクリル酸アルキル共重合体、アクリロニトリル/アクリル酸アルコキシアルキル又はアクリロニトリル/ハロゲン化ビニル共重合体又はアクリロニトリル/メタクリル酸アルキル/ブタジエン三元重合体。
【0030】
10) 不飽和アルコール及びアミン又はそれらのアシル及びアセタール誘導体から誘導された重合体、例えばポリ酢酸ビニル、ポリステアリン酸ビニル、ポリ安息香酸ビニル、ポリマレイン酸ビニル、ポリビニルブチレート、ポリフタル酸アリル又はポリアリルメラミン;及び1)に記載のオレフェインとそれらの共重合体。
【0031】
11) 環式エーテルの単独重合体及び共重合体、例えばポリアルキレングリコール、ポリプロピレンオキシド又はそれらとビスグリシジルエーテルとの共重合体。
【0032】
12) コモノマーとしてエチレンオキシドを含有するポリオキシメチレン及びポリオキシエチレンといったポリアセタール;熱可塑性ポリウレタン、アクリレート又はMBSで変性されたポリアセタール。
【0033】
13) ポリフェニレンオキシド又はスルフィド
【0034】
14) 一方では末端ヒドロキシル基を有し他方では脂肪族又は芳香族ポリイソシアネートを有する、ポリエーテル、ポリエステル及びポリブタジエンから誘導されたポリウレタン。
【0035】
15) ジアミン、ジカルボン酸から、及び対応するラクタムのアミノカルボン酸から誘導されたポリアミド及びコポリアミド、例えばm−キシレン、ジアミン及びアジピン酸から縮合を介して得られた芳香族ポリアミド、ポリアミド4、ポリアミド6、ポリアミド6/6、6/10、6/9、6/12及び4/6、ポリアミド11、ポリアミド12;変性剤としてエラストマーを伴う又は伴わないヘキサメチレンジアミン及びイソフタル酸及び/又はテレフタル酸から得られるポリアミド、例えばポリ−2,4,4−トリメチルヘキサメチレンテレフタルアミド又はポリ−m−フェニレンイソフタルアミド;上述のポリアミドとポリオレフィン、オレフィン共重合体、イオノマー又は化学的に結合された又はグラフトされたエラストマーとの;又はポリエーテル、例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール又はポリテトラメチレングリコールとのブロック共重合体;及び同様に、EPDM又はABSで変性されたポリアミド又はコポリアミド、及び反応中に縮合されたポリアミド(RIMポリアミド系)。
【0036】
16) ポリ尿素、ポリアミド及びポリアミドイミド及びポリベンズイミダゾール。
【0037】
17) ジカルボン酸及びジオールから及び/又はヒドロキシカルボン酸及びそれらのラクトンから誘導されたポリエステル、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ−1,4−ジメチロールシクロヘキサンテレフタレート、ポリヒドロキシベンゾエート、及び同様に末端ヒドロキシ基を有するポリエーテルから誘導されたブロックコポリエーテルエステル;及び同様にポリカーボネート又はMBSで変性されたポリエステル。
【0038】
17a) 脂肪族ジカルボン酸及びジオール及び/又はオリゴエーテルから誘導され、かつ:
−(O−X−O−C(=O)−Y−C(O=))z
{なお式中、
X= −(CH2n−、ここでn=2〜12、又は
X= [−(CH2n−O−(CH2n−]r、ここでn=2〜4、r=2〜10
Y= −(CH2m−、ここでm=0〜12、及び
z=5〜100}
という一般構造式を有するポリエステル及びそれらの共重合体。
【0039】
18) ポリカーボネート及びポリエステルカーボネ−ト。
【0040】
19) ポリスルホン、ポリエーテルスルホン及びポリエーテルケトン。
【0041】
20) ジグリシジルエーテル及びジオールを含むジグリシジル化合物、例えばビスフェノールAのジグリシジルエーテル、及びビスフェノールAのポリエーテル。
【0042】
21) ゴムといった天然の重合体、及び天然重合体の化学的に変性された相同誘導体、例えば酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース及びセルロースブチレート、又はセルロースエーテル、例えばメチルセルロース(置換度>2.5);及び同様にそれらの樹脂及び誘導体。
【0043】
22) 上述の重合体の混合物、例えばPP/EPDM、ポリアミド6/EPDM又は、ABS、PVC/EVA、PVC/ABS、PVC/MBS、PC/ABS、PBTP/ABS、PC/ASA、PC/PBT、PVC/CPE、PVC/アクリレート、POM/熱可塑性PUR、PC/熱可塑性PUR、POM/アクリレート、POM/MBS、PPE/HIPS、PPE/PA6.6及び共重合体、PA/HDPE、PA/PP又はPA/PPO。
【0044】
23) 鉱油、脂肪酸アルキルエステル又はナタネ油C1−C6アルキルエステル、この場合、ナタネ油メチルエステル及びナタネ油エチルエステルが好ましい。
【0045】
市販され本発明に従った化合物用として特に適切な重合体の例としては、COETHYLEN(登録商標)SB0425及びCOETHYLENE(登録商標)SL(ポリスチレン、Plast Labor);HOSTAFLEX(登録商標)CM13(ポリ塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体);ESTERGUM(登録商標)8D及び10D(コロフォニーグリセロールエステル);HOSTALITH(登録商標)3067(ポリ塩化ビニル);HOSTYREN(登録商標)2000、5000及び7000(ポリスチレン);PLEXIGUM(登録商標)N80(ポリアクリル酸エチル)及びM825(ポリメタクリル酸メチル)といった固体アクリル樹脂;それぞれ35,000及び260,000ダルトンの分子量を有するMOWILITH(登録商標)20及び50といったポリ酢酸ビニル共重合体;コロフォニー誘導体MEOLYN(登録商標)20及び35D;ポリテトラヒドロフラン;ポリグリコールT01/60(Hoechst AG)、ポリ酢酸ビニル、EdnorMe SU(ナタネ油メチルエステル、Henkel KGAA)及び同様にMowilith20(ポリ酢酸ビニル、Harco)といったポリプロピレングリコールが含まれる。
例えば、光散乱測定又は浸透圧の測定によって決定される本発明に従った組成物に適した油相安定剤の重合体の分子量は、最高1,000,000であり得、通常は、1,000〜1,000,000ダルトン、好ましくは1,000〜100,000ダルトンである。極めて疎水性が高く従って水中溶解度が極めて低い例えばアルカン及び脂肪酸アルキルエステルといった化合物の場合、分子量は同様に1000より低いものでありうる。
【0046】
油相安定剤は、本発明に従った組成物の中で、完全な処方に基づき0.5〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の濃度で使用される。例えばアルカン及び脂肪酸アルキルエステルといったような極めて疎水性が高く従って水中溶解度がきわめて低い化合物でかつ分子量が低い場合、油性安定剤の濃度は最高25%でありうる。
【0047】
本発明に従った組成物に適している表面活性物質及び分散剤としては、トリスチリルフェノールエトキシレート、例えばSoprophor TS-10(Rhone Poulenc S.A.)又はBSU(Rhodia Geronazzo Spa)、EO/PO/EOブロック共重合体、例えばPluronic F-108、Pluronic F-38、Pluronic P-105(BASF Wyandotte Corp.)及び/又はスルホン化ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合生成物のナトリウム塩、例えばMorwet D-425(Witco Chem. Corp.)又はOrotan SN(Rohm & Haas, France S.A.)、リグノスルホネート、PO/EOブタノール共重合体、例えばAtlox G-5000、ポリヒドロキシステアリン酸及びポリアルキレングリコールのブロック共重合体、例えばAtlox 4912又は4914(American Hoechst)、又は部分的に加水分解された又は完全に加水分解されたポリ酢酸ビニル、例えばMowiol 18-88又はMowiol 4-88(Hoechst AG)が含まれる。
【0048】
分散剤は、好ましくは完全な処方に基づいて0.5〜5重量%、特に1〜2重量%の量で使用される。
【0049】
本発明に従った製剤は、連続水相のための増粘剤をさらに含むことができる。例えばキサンタンゴム、粘土又はポリエチレングリコールといったような、本発明に従った水性エマルジョンの粘度を増大させる能力をもつ、処方技術において一般に通例のあらゆる増粘剤が適切である。増粘剤は好ましくは、水性エマルジョンの完全な処方に基づき0.03〜1%の濃度で使用される。
【0050】
さらに、エマルジョンの融点を低下させるすなわち、製剤が低温で凍結するのを防ぐ物質(凍結防止剤)を本発明に従った製剤に添加することができる。かかる物質は、通常、例えば、塩化カリウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム及び硝酸ナトリウム及びその混合物といった、本発明に従ったエマルジョンの水相の氷点を低下させるのに適した水溶性塩である。同様に適しているのは、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、グリセロール及びその混合物といったような水溶性グリコールである。塩及びグリコールは、各ケースにおいて、好ましくは、エマルジョンの完全な処方に基づいて0.5〜10重量%の濃度で使用される。
【0051】
本発明に従ったエマルジョンは、さらに、例えばProxel GXL(ベンズイソチアゾリン−3−オン、Avecia Inc.)又はホルムアルデヒドなどの、細菌及び真菌といった微生物の成長を阻害する防腐剤をアジュバントとして含むことができる。かかるアジュバントは、完全な処方の0.1〜0.5重量%の量で使用することができる。
【0052】
本発明に従ったエマルジョンの調製は、実質的に、US−A−5674514号に記述されている方法を用いて実施される。有機相は、例えば、疎水性溶媒中に、任意にはクロキントセットメチルと共にクロジナホッププロパギルを溶解させ、その後水不溶性油相安定剤を添加し、その後適切な場合加熱することによって調製可能である。
【0053】
水相は、表面活性物質及び/又は分散剤を水中に溶解させ、適切な場合には氷点を低下させる物質を添加することにより調製される。
【0054】
有機相は、次に、3000〜6000rpmの撹拌速度をもつYSTRAL(登録商標)×40/32乳化機といった適切な攪拌機を用いて、水相中で乳化される。使用される処方及び速度に応じて、1〜10マイクロメートルという好ましい範囲内の粒度をもつエマルジョンが得られる。増粘剤及び/又は防腐剤は該当する場合、乳化段階の前後に処方に添加することができる。
【0055】
市販の製品は好ましくは濃縮物として処方されることになるが、エンドユーザーは通常製剤を水で希釈して利用することになる。
【0056】
本発明に従った好ましい除草用組成物は、以下の一般的組成(数字は全て、完全な処方に基づく重量%単位)。
【0057】
油相
クロジナホッププロパギル 5〜25%
クロキントセットメチル 1〜6%
溶媒 10〜60%
油相安定剤 1〜5%
【0058】
水相
増粘剤 0.05〜1%
凍結防止剤 3〜8%
表面活性化合物及び/又は分散剤 1〜5%
殺生剤 0.1〜0.5%
水(緩衝された水) 残余
【実施例】
【0059】
調製例
例P1:100gのクロジナホッププロパギルを含有する除草用組成物の調製
a)増粘剤の調製
1946gの水の中に4gのProxel GXLを溶解させる。その後機械的に撹拌しながら、50gのBiopolymer AGを添加し、均質になるまで15分間撹拌を実施する。
b)緩衝溶液の調製
11.5gのNa3PO4・12H2O及び9.0gのH3PO4(75%)を1000mlの水中に溶解させ、(Na3PO4・12H2O又はH3PO4を用いて)pHを4に調整する。
【0060】
c)油相の調製
500ml入りのガラス製ビーカーの中で、20℃の温度で、100gのクロジナホッププロパギル及び25gのクロキントセットメチルを撹拌しながら250mlのSolvesso200中に溶解させる。その後20gのポリスチレンを添加し、65〜70℃の温度まで加熱を実施する。成分の溶解が完了した後、混合物を20℃の温度まで冷却させる。
【0061】
d)水相の調製:
1500ml入りのガラス製ビーカーの中で、20℃の温度で、10gのPluronic F108、10gのMorwet D−425、50gのプロピレングリュール、a)で記述した通りに調製された30gのBiopolymer、 及び2gのProxel GXLを、b)で記述した通りに調製された470gの緩衝溶液中に溶解させる。
【0062】
e)水性エマルジョン濃縮物の調製:
YSTRAL X40/32乳化機を用いて水相を約600rpmで撹拌し、その後油相を添加する; 2〜4マイクロメートルの粒度が得られるまで3〜4分にわたり約5000rpmで混合物を乳化する。その後、所望の粘度を達成するため、a)で記述した通りに調製されたBiopolymer40gを、磁気攪拌機を用いて撹拌しながら添加する(こうして濃縮物のゲル構造を得る)。
【0063】
この例に基づいて、本発明に従った以下の組成物も調製することができる(百分率は、完全な処方に基づく重量%である):
例C1: 50g/lのクロジナホッププロパギル含有量
油相
クロジナホッププロパギル 5%
クロキントセットメチル 1.25%
なたね油メチルエステル 38%
ポリスチレン 3.7%
【0064】
水相
キサンタンゴム 0.07%
Pluronic F−108 1%
Proxel GXL 0.2%
pH4の水(緩衝液[0.1M]:Na3PO4・12H2
1.15%、H3PO4(75%)0.91%、水97.94%) 〜51%
【0065】
例C2: 100g/lのクロジナホッププロパギル含有量
油相
クロジナホッププロパギル 10%
クロキントセットメチル 2.5%
安息香酸メチルエステル 18%
ポリスチレン 1.6%
【0066】
水相
キサンタンゴム 0.2%
プロピレングリコール 4.8%
Pluronic F−108/Morwet D-425(1:1) 2.0%
Proxel GXL 0.2%
pH4の水(緩衝液[0.1M]:Na3PO4・12H2
11.5%、H3PO4(75%)0.91%、水97.94%) 〜60.7%
【0067】
例C3: 100g/lのクロジナホッププロパギル含有量
油相
クロジナホッププロパギル 10%
クロキントセットメチル 2.5%
酢酸イソボルニル 35%
ポリ酢酸ビニル 2.5%
【0068】
水相
キサンタンゴム 0.1%
プロピレングリコール 4.9%
Pluronic F−108/Morwet D-425(1:1) 2.0%
Proxel GXL 0.2%
pH4の水(緩衝液[0.1M]:Na3PO4・12H2
1.15%、H3PO4(75%)0.91%、水97.94%) 〜43%
【0069】
例C4: 100g/lのクロジナホッププロパギル含有量
油相
クロジナホッププロパギル 10%
クロキントセットメチル 2.5%
酢酸イソボルニル 34%
ポリプロピレングリコール 2.4%
【0070】
水相
キサンタンゴム 0.1%
プロピレングリコール 4.8%
Pluronic F−108/Morwet D-425(1:1) 2.0%
Proxel GXL 0.2%
pH4の水(緩衝液[0.1M]:Na3PO4・12H2
1.15%、H3PO4(75%)0.91%、水97.94%) 〜44%
【0071】
例C5: 150g/lのクロジナホッププロパギル含有量
油相
クロジナホッププロパギル 15%
クロキントセットメチル 3.75%
Exxate700 45%
ポリ酢酸ビニル 3.3%
【0072】
水相
キサンタンゴム 0.08%
プロピレングリコール 5.0%
Pluronic F−108/Morwet D-425(1:1) 2.0%
Proxel GXL 0.2%
pH4の水(緩衝液[0.1M]:Na3PO4・12H2
1.15%、H3PO4(75%)0.91%、水97.94%) 〜26%
【0073】
例C6: 200g/lのクロジナホッププロパギル含有量
油相
クロジナホッププロパギル 20%
クロキントセットメチル 5%
Solvesso200
(高芳香族含有量の炭化水素混合物) 40%
ポリスチレン 3.4%
【0074】
水相
プロピレングリコール 3.7%
Pluronic F−108/Morwet D-425(1:1) 2.0%
Proxel GXL 0.2%
pH4の水(緩衝液[0.1M]:Na3PO4・12H2
1.15%、 H3PO4(75%)0.91%、水97.94%) 〜26%
【0075】
例C7: 240g/lのクロジナホッププロパギル含有量
油相
クロジナホッププロパギル 24%
クロキントセットメチル 6%
酢酸ベンジル 24.6%
ポリプロピレングリコール 3.2%
【0076】
水相
キサンタンゴム 0.05%
プロピレングリコール 4.8%
Pluronic F−108/Morwet D-425(1:1) 2.0%
Proxel GXL 0.2%
pH4の水(緩衝液[0.1M]:Na3PO4・12H2
1.15%、H3PO4(75%)0.91%、水97.94%) 〜35%
【0077】
例C8: 240g/lのクロジナホッププロパギル含有量
油相
クロジナホッププロパギル 24%
クロキントセットメチル 6%
アセトフェノン/酢酸アミル(2:8) 29%
ポリスチレン 2.5%
【0078】
水相
キサンタンゴム 0.03%
プロピレングリコール 5.0%
Pluronic F−108/Morwet D-425(1:1) 2.0%
Proxel GXL 0.2%
pH4の水(緩衝液[0.1M]:Na3PO4・12H2
1.15%、H3PO4(75%)0.91%、水97.94%) 〜31%
施用の前に、上述の濃縮された製剤は、1ヘクタールあたり400リットル量の水で希釈される。
【0079】
例P2: 40gのクロジナホッププロパギルを含有する除草用組成物の調製
【0080】
a)増粘剤の調製:
例P1a)で記述されている通り。
【0081】
b)油相の調製
500ml入りのガラス製ビーカーの中で、20℃の温度で、40gのクロジナホッププロパギルを撹拌しながら300mlの酢酸アミル中に溶解させる。その後20gのポリスチレンを添加し、65〜70℃の温度まで加熱を実施する。成分の溶解が完了した後、混合物を20℃の温度まで冷却させる。
【0082】
c)水相の調製:
1500ml入りのガラス製ビーカーの中で、20℃の温度で、10gのクロキントセットアンモニウム、10gのPluronic F108、10gのMorwet D−425、50gのプロピレングリコール、a)で記述した通りに調製された30gのBiopolymerゲル、及び2gのProxel GXLを、550gの水の中に溶解させる。
d)水性エマルジョン濃縮物の調製:
【0083】
例P1 e)に記述されている通り。
例P3: 160gのクロジナホッププロパギルを含有する除草用組成物の調製
【0084】
a)増粘剤の調製:
例P1a)で記述されている通り。
【0085】
b)緩衝溶液の調製: 例P1b)に記述されている通り。
【0086】
c)油相の調製
500ml入りのガラス製ビーカーの中で、20℃の温度で、160gのクロジナホッププロパギルを撹拌しながら450mlの2−エチル−ヘキシルアセテートの中に溶解させる。その後20gのポリスチレンを添加し、65〜70℃の温度まで加熱を実施する。成分の溶解が完了した後、混合物を20℃の温度まで冷却させる。
【0087】
d)水相の調製:
1500ml入りのガラス製ビーカーの中で、20℃の温度で、10gのPluronic F108、10gのMorwet D−425、50gのプロピレングリコール、a)で記述した通りに調製された30gのBiopolymerゲル、及び2gのProxel GXLを、b)で記述した通りに調製された約260gの緩衝溶液中で溶解させる。混合物中に40gのクロキントセットナトリウム又はカリウムを懸濁させる。混合物を2〜4マイクロメートルの粒子まで粉砕する(例えばDinoミル装置を用いて)。
【0088】
e)水性サスポエマルジョンの調製:
例P1e)で記述されている通り。
【0089】
生物学的例
クロジナホッププロパギルは一般に、5〜200g/ha、特に10〜50g/ha、さらには20〜30g/haの施用率で、植物上又はその遺伝子座上に使用される。
【0090】
クロキントセットメチルの施用率は、一般に2〜100g/ha、好ましくは、2〜50g/ha、特に5〜7.5/haである。
【0091】
望ましい作用を達成するのに必要とされる濃度は、実験により決定可能である。これは作用のタイプ、栽培されている植物又は雑草の発達段階ならびに施用(場所、時間、方法)によって左右されることになり、又、これらのパラメータに応じて広範囲にわたり変動し得る。
【0092】
除草剤との関係において施用されるべき毒性緩和剤の量は、施用のタイプに大きく依存している。毒性緩和剤と除草剤の組合せによるタンク混合物を用いてか又は毒性緩和剤と除草剤の別々の施用によって行われる屋外での処置の場合、除草剤対毒性緩和剤の比率は一般に1:1〜10:1の間、好ましくは4:1である。
本発明に従った水性エマルジョンの除草活性は、以下の生物学的例の中で実証される:
【0093】
例B1:植物の発芽後の除草作用(発芽後作用):
プラスチック製植木鉢の中の標準土の中で;温室条件下で、単子葉植物及び双子葉植物の雑草を成長させる。植物が3葉から6葉の段階にあるときにテスト物質の施用を実施する。施用は、1ヘクタールあたり400リットルの水中のテスト物質の水性エマルジョンの形で実施される。施用率は、屋外条件下及び温室条件下で確認される最適な用量により左右される。テストは20日後に評価される(作用%、100%=植物は死枯した、0%=植物に有毒な作用無し)。
テスト植物: Alopecurus, Lolium rigidum, Lolium multi florum, Agrostis.
【0094】
【表2】
Figure 2004523549
【0095】
【表3】
Figure 2004523549
【0096】
【表4】
Figure 2004523549
【0097】
【表5】
Figure 2004523549
施用の前に、上述の濃縮製剤を、1ヘクタールあたり400リットルの量の水で希釈する。
【0098】
【表6】
Figure 2004523549
【0099】
表B1は、このテストにおいて本発明に従った組成物が既知の乳剤(EC100)に比べてテスト対象雑草に対し驚くほど改善された除草作用をもつことを示している。特に、Alopecurus及びLoliumの場合、除草作用をほぼ雑草の完全破壊に至るまで増強させることができた(95%の除草作用)。
クロジナホッププロパギルの驚くほど改善された除草活性に加えて、本発明に従った組成物は、以下の有利な特性を有する:
− 比較的長期間保管された場合でさえ目に見えるほどの粒度増加も相分離も示さない安定したエマルジョン液滴が形成される;
− 任意には付加的に存在するクロキントセットメチル及びクロジナホッププロパギルは、溶媒及びpH緩衝系の適切な選択の結果もたらされる高度の化学安定性をもつ;
− 低温での高い安定性、従って低温での保管にさえきわめて適している;
− 温度変化の発生時に除草剤又は毒性緩和剤の結晶化が全く起こらない;そして
− 凍結/解凍サイクルの際にいかなる相分離も発生しない。

Claims (4)

  1. a)有機相として、実質的に水不溶性及び加水分解安定性油相安定剤及び疎水性溶媒中の除草有効量の2−(4−(3−クロロ−5−フルオロ−2−ピリジルオキシ)フェノキシ−プロピオン酸プロパギルエステル化合物の溶液;
    b)水性相として、水中の分散剤及び/又は少なくとも1つの表面活性化合物及びpH緩衝液の溶液、
    を含む水性エマルジョンの形をした除草用組成物。
  2. Figure 2004523549
    により表される、除草剤の拮抗作用にとって有効な量の2−(5−クロロキノリン−8−イルオキシ)−1−メチルヘキシルエステル、その遊離酸又はその塩を含み、
    式中、Mは一価、二価又は三価の金属、アンモニウム、N(R)4又はHN(R)3であり、ここで置換基Rは互いに同一か又は異なるものでC1−C16アルキル又はC1−C16ヒドロキシアルキルであり、そうでなければMはS(R13又はP(R14であり、ここで置換基R1は互いに同一か又は異なるもので、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、C2−C20アルキニル、又はC1−C20アルキル、C2−C20アルケニル又はC2−C20アルキニルによって置換されたアリール、又はC1−C20アルキル、C2−C20−アルケニル又はC2−C20アルキニルによって置換されたヘテロアリールであるか、又は、2つの置換基R1はそれらが結合されている硫黄又はリン原子と共に5−又は6−成員環を形成している、請求項1に記載の組成物。
  3. 2−(5−クロロキノリン−8−イルオキシ)−1−メチルヘキシルエステルを除草剤の拮抗作用に有効な量含む、請求項1に記載の組成物。
  4. 植物又はその遺伝子座に対して請求項1に記載の組成物を除草有効量施用することを含む、望ましくない植物の成長を制御する方法。
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