JP2004522840A5

JP2004522840A5 -

Info

Publication number: JP2004522840A5
Application number: JP2002564983A
Authority: JP
Filing date: 2002-01-30
Publication date: 2005-12-22

Claims

ランダム重合ポリエーテルポリオールを含有し、７５重量％超のプロピレンオキシド繰返し単位を有し、ポリエーテルポリオール中に存在するヒドロキシル基の総数に基づいて５１〜１００％の高い２級ヒドロキシル基含有率を有し、数平均分子量が６００〜１，５００であるポリオール成分と、
ポリイソシアネートと、
連鎖延長剤と、および
ポリウレタン触媒と、
の反応生成物を含んでなる熱可塑性ポリウレタンであって、
前記熱可塑性ポリウレタンは７５，０００〜４００，０００の重量平均分子量を有し、および、
前記ポリオール成分および連鎖延長剤のヒドロキシル官能基に対するポリイソシアネート官能基のモル比は０．９５〜１．１０である、前記熱可塑性ポリウレタン。
前記ポリオール成分は、８００〜１，５００の数平均分子量および１．８〜２．２のヒドロキシル官能価を有する、請求項１に記載の熱可塑性ポリウレタン。
前記ポリオール成分は２級ヒドロキシル基含有率の低いポリオールを５０重量％以下の量で含有し、そして前記２級ヒドロキシル基含有率の高いポリエーテルポリオールはダブルメタルシアニド触媒の存在下において得られる、請求項２に記載の熱可塑性ポリウレタン。
前記ポリイソシアネートは、ジフェニルメタン−４，４’−ジイソシアネート（ＭＤＩ）、メチレンビス（４−シクロヘキシルイソシアネート）、またはこれらの組み合わせから成り、そして前記連鎖延長剤は、１，４−ブタンジオール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、１，６−ヘキサンジオール、１，４−シクロヘキサンジメタノール（ＨＱＥＥ）、１，４−ベンゼンジメチロール、またはこれらの組み合わせから成る、請求項１に記載の熱可塑性ポリウレタン。
前記熱可塑性ポリウレタンが１２５，０００〜３００，０００の分子量を有し、前記２級ヒドロキシル基含有率の高いポリエーテルポリオールが６５〜９０％の２級ヒドロキシル基含有率を有し、そして前記ポリオール成分および連鎖延長剤のヒドロキシル官能基に対するポリイソシアネート官能基のモル比は０．９８〜１．０３である、請求項１に記載の熱可塑性ポリウレタン。
前記ポリオール成分が１．９５〜２．０５のヒドロキシル官能価を有する、請求項１に記載の熱可塑性ポリウレタン。
前記ポリオール成分が前記２級ヒドロキシル基含有率の低いポリオールを１５重量％以下の量で含有し、そして前記ポリウレタン触媒は、前記ポリイソシアネートと、前記ポリオール成分と、前記連鎖延長剤との総重量の１００万重量部当たり２０〜５００重量部の量で存在する、請求項１に記載の熱可塑性ポリウレタン。
前記熱可塑性ポリウレタンが１５０，０００〜２５０，０００の分子量を有する、請求項１に記載の熱可塑性ポリウレタン。
前記ポリウレタンが、厚さが１２．７μｍ〜２５４μｍ（０．５〜１０ミリインチ）のフィルムの形態である、請求項１に記載の熱可塑性ポリウレタン。
前記ポリウレタンフィルムが２，０００グラム／ｍ^２／日を上回る水蒸気透過速度を有する、請求項９に記載の熱可塑性ポリウレタン。
請求項１〜１０のいずれか一つに定義される熱可塑性ポリウレタンを含んでなるポリウレタン組成物。
ランダム重合ポリエーテルポリオールを含有し、７５重量％超のプロピレンオキシド繰返し単位を有し、
ポリエーテルポリオール中に存在するヒドロキシル基の総数に基づいて５１〜１００％の高い２級ヒドロキシル基含有率を有し、数平均分子量が６００〜１，５００であるポリオール成分と、
ポリイソシアネートと、
連鎖延長剤と、および
ポリウレタン触媒と、
を含有する組成物を実質的に一工程で反応させることを特徴とする熱可塑性ポリウレタン組成物を調製するための方法であって、
前記熱可塑性ポリウレタンは実質的に線状であり、７５，０００〜４００，０００の重量平均分子量を有し、前記ポリオール成分および連鎖延長剤の全ヒドロキシル官能基に対するポリイソシアネート官能基のモル比は０．９５〜１．１０である、熱可塑性ポリウレタン組成物の調製方法。
前記ポリオール成分は、８００〜１，５００の数平均分子量および１．８〜２．２のヒドロキシル官能価を有する、請求項１２に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物の調製方法。
前記ポリオール成分は２級ヒドロキシル基含有率の低いポリオールを５０重量％以下の量で含有し、そして前記２級ヒドロキシル基含有率の高いポリエーテルポリオールはダブルメタルシアニド触媒の存在下において得られる、請求項１３に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物の調製方法。
前記ポリイソシアネートは、ジフェニルメタン−４，４’−ジイソシアネート（ＭＤＩ）、メチレンビス（４−シクロヘキシルイソシアネート）、またはこれらの組み合わせから成り、そして前記連鎖延長剤は、１，４−ブタンジオール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、１，６−ヘキサンジオール、１，４−シクロヘキサンジメタノール（ＨＱＥＥ）、１，４−ベンゼンジメチロール、またはこれらの組み合わせから成る、請求項１２に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物の調製方法。
前記熱可塑性ポリウレタンが１２５，０００〜３００，０００の分子量を有し、前記２級ヒドロキシル基含有率の高いポリエーテルポリオールが６５〜９０％の２級ヒドロキシル基含有率を有し、そして前記ポリオール成分および連鎖延長剤の全ヒドロキシル官能基に対するポリイソシアネート官能基のモル比は０．９８〜１．０３である、請求項１５に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物の調製方法。
前記ポリオール成分が１．９５〜２．０５のヒドロキシル官能価を有する、請求項１６に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物の調製方法。
前記ポリオール成分が前記２級ヒドロキシル基含有率の低いポリオールを１５重量％以下の量で含有し、そして前記ポリウレタン触媒は、前記ポリイソシアネートと、前記ポリオール成分と、前記連鎖延長剤との総重量の１００万重量部当たり２０〜５００重量部の量で存在する、請求項１７に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物の調製方法。
前記熱可塑性ポリウレタンが１５０，０００〜２５０，０００の分子量を有する、請求項１８に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物の調製方法。
前記ポリウレタンは、厚さが１２．７μｍ〜２５４μｍ（０．５〜１０ミリインチ）のフィルムに形成されている、請求項１９に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物の調製方法。
前記ポリウレタンフィルムが２，０００を上回る水蒸気透過速度を有する、請求項２０に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物の調製方法。
請求項１〜１０のいずれか一つに記載の熱可塑性ポリウレタンから得られる成形品。