JP2004521936A - 水安定型コウジ酸誘導体及びその製造方法、並びにこれを含有する美白化粧料組成物 - Google Patents

水安定型コウジ酸誘導体及びその製造方法、並びにこれを含有する美白化粧料組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、下記構造式(I)で表される水安定型コウジ酸誘導体、その製造方法及びこれを含有する美白化粧料組成物に関するものである。
【化1】

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、下記構造式(I)で表される水安定型コウジ酸誘導体及びその製造方法、並びにこれを含有する美白化粧料組成物に関するものである。
【化1】
Figure 2004521936
【背景技術】
【0002】
一般的に、コウジ酸は、アスペルギルスから発見されたγ-ピロン系化合物であって、銅イオン等の金属イオンとキレート(chelate)を形成し、メラニン生合成に関与するチロシナーゼの活性を抑制することにより、皮膚の色素沈着(pigmentation)等を阻害することができる。すなわち、コウジ酸は、チロシン → ドパ → ドパキノン → ドパクロム → メラニンの一連のメラニン生合成反応において、チロシンからドパキノンの形成に触媒作用をする酵素であるチロシナーゼの活性を抑制する。このような機作としては、コウジ酸がチロシナーゼの酵素活性部位に存在する銅イオンとキレートを形成し、チロシナーゼの活性を抑制すると知られている。
【0003】
このような生理学的活性を有するコウジ酸は、シミ、ソバカスのような非正常的な色素沈着を防止するための皮膚外用剤として使用されている。例えば、コウジ酸を有効成分として含有する美白化粧料の製造について、日本国特公昭56-18569号、日本国特開昭53-3538号、日本国特公昭62-59084号などに開示されている。また、コウジ酸の安定性、使用性及び溶解性などの物性を改善し、チロシナーゼの活性阻害力をさらに向上させたコウジ酸誘導体として、コウジ酸モノ脂肪酸エステル及びコウジ酸ジ脂肪酸エステルを含有する美白化粧料が、日本国特開昭54-92632号、日本国特開昭58-22152号、日本国特開昭60-9722号などに開示されている。また、強力なチロシナーゼ阻害活性を有するコウジ酸エーテル誘導体、グルコシル化コウジ酸誘導体及びアミノ基が保護されたアミノ酸コウジ酸誘導体などが、日本国特開平3-14508号、日本国特開平4-145096号、日本国特開平5-39298号などに開示されている。
【0004】
しかし、コウジ酸及びコウジ酸誘導体は、水溶液上で酸化され易いので、化粧品に応用する際、長期間保管が難しく、製造工程時、力価が減少して上記効果が喪失される等の多くの問題点が発生する。
【0005】
従って、このようなコウジ酸の不安定性を改善するために、多くの研究がなされた。その結果、コウジ酸の活性部位として、4番位置のカルボニルと5番位置のヒドロキシ基を保存し、2番位置のヒドロキシ基を置換してチロシナーゼの活性を阻害しながら水溶液での安定性を改善したコウジ酸誘導体を製造しようとした。しかし、これらの誘導体は、5番位置のヒドロキシ基が保存されるため、着色などの安定性向上を大きく改善できなかった。
【0006】
本発明者は、従来のコウジ酸誘導体の上記問題点を解決するために、水安定型コウジ酸誘導体を開発しようと鋭意研究した。その結果、繊維芽細胞の増殖及びコラーゲン合成に関する効果を有し、皮膚安定性が非常に優れ、老化防止用化粧料組成物の有効性分として広く使用されている3-アミノプロパンリン酸をコウジ酸の5番位置にリン酸ジエステルの形態に結合させる場合、上記目的を達成できることを発見し、本発明を完成するに至った。
【特許文献1】特公昭56-18569号公報
【特許文献2】特開昭53-3538号公報
【特許文献3】特公昭62-59084号公報
【特許文献4】特開昭54-92632号公報
【特許文献5】特開昭58-22152号公報
【特許文献6】特開昭60-9722号公報
【特許文献7】特開平3-14508号公報
【特許文献8】特開平4-145096号公報
【特許文献9】特開平5-39298号公報
【発明の開示】
【0007】
従って、本発明の目的は、下記構造式(I)で表される水安定型コウジ酸誘導体またはこの塩を提供することにある。
【化2】
Figure 2004521936
【0008】
本発明の他の目的は、前記コウジ酸誘導体の製造方法を提供することにある。
【0009】
本発明のさらに他の目的は、メラニン生成を抑制し、繊維芽細胞の生長を促進し、コラーゲンの生合成を増加させると共に、皮膚安定性及び剤型内での安定性が優れた美白化粧料を提供することにある。
【0010】
以下、本発明をより詳しく説明する。
【0011】
本発明によるコウジ酸誘導体の製造方法は、
(A)3-アミノ-1-プロパノールとオキシ塩化リンを1:1〜1.3当量比で有機塩基存在下、有機溶媒下において、0〜5℃で1〜2時間反応させ、2-クロロテトラヒドロ-2H-1,3,2-オキサザホスホリンP-オキシドを生成させる段階と、
(B)前記(A)段階で生成された2-クロロテトラヒドロ-2H-1,3,2-オキサザホスホリンP-オキシドとコウジ酸を塩基存在下、有機溶媒において反応させる段階と、
(C)前記(B)段階の反応液を濾過して得た濾液を減圧、濃縮した後、得られた残渣に酸溶液を付加し、5〜100℃で3〜10時間反応させ、加水分解させる段階と、
(D)極性有機溶媒により結晶化し、コウジ酸誘導体を得る段階と、
を備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の製造方法は、(E)前記(D)段階のコウジ酸誘導体を中和剤で中和する段階をさらに備えることができる。
【0013】
本発明による製造方法は、下記の反応式1で表される。
【化3】
Figure 2004521936
【0014】
上記反応式1から分かるように、本発明によるコウジ酸誘導体の製造方法を具体的に説明する。
【0015】
〔(A)有機塩基存在下、有機溶媒において、3-アミノ-1-プロパノールとオキシ塩化リンを0〜5℃で1〜2時間攪拌し、前記構造式(II)で表される2-クロロテトラヒドロ-2H-1,3,2-オキサザホスホリンP-オキシド(2-Chlorotetrahydro-2H-1,3,2-oxaza phosphorin P-oxide)を生成させる段階;〕
この段階において、3-アミノ-1-プロパノールとオキシ塩化リンは、1:1〜1.3の当量比で反応させることが好ましい。当量比が1:1未満なら、目的とする生成物を得ることができず、1:1.3以上なら、目的とする生成物以外に過量の副産物が生成される。従って、上記方法により、2-クロロテトラヒドロ-2H-1,3,2-オキサザホスホリンP-オキシドを製造する場合、3-アミノ-1-プロパノールとオキシ塩化リンを1:1で結合した中間体が95%以上生成され、3-アミノ-1-プロパノールとオキシ塩化リンを2:1で結合した副産物が1〜2%以下生成される。しかし、前記副産物は、クロマトグラフを用いて分離するか、またはトルエンに対する溶解度の差異を用いて容易に除去することができる。特に、オキシ塩化リン分子内の3つの塩素原子のうち、2つの塩素原子は、3-アミノ-1-プロパノールの2官能基、すなわち水酸基とアミン基により置換され、環状の2-クロロテトラヒドロ-2H-1,3,2-オキサザホスホリンP-オキシドが生成される。残りの1つの塩素原子は、5℃以下の低温では反応性が減少され、置換されずそのまま残っているようになる。これは、2-クロロテトラヒドロ-2H-1,3,2-オキサザホスホリンP-オキシドの塩素原子が、低温の無数非活性溶媒中において安定し、3-アミノ-1-プロパノールと容易に置換されないためである。従って、本発明の製造方法は、3-アミノ-1-プロパノールとオキシ塩化リンを1:1〜1.3の当量比にして、0〜5℃で1〜2時間反応させるので、3-アミノ-1-プロパノールとオキシ塩化リンが、2:1以上に反応した副産物の生成を防止することができる。特に、オキシ塩化リンのうち1つの塩素原子を保護するために、エステル基又はアミド基を導入する工程が要らないので、反応工程を減らすことができるという長所がある。
【0016】
本発明の製造方法のうち(A)段階における有機塩基としては、ピリジン、トリエチルアミンなどを使用することができるが、トリエチルアミンを使用することが好ましい。
【0017】
本発明の製造方法のうち(A)段階における有機溶媒としては、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、アセトニトリル、クロロホルム、エチルエーテル等のような非活性溶媒を使用することができるが、クロロホルムを使用することが好ましい。
【0018】
一方、5℃以上の反応温度では、2当量以上の3-アミノ-1-プロパノールがオキシ塩化リンに置換され、副産物の生成が増加し、0℃未満の反応温度では、反応物の溶解度が減少されて反応の進行が難しく、未反応物の含量が増加され反応収率が低くなるので、反応温度は0〜5℃の範囲が好ましい。
【0019】
〔(B)2-クロロテトラヒドロ-2H-1,3,2-オキサザホスホリンP-オキシドとコウジ酸を塩基存在下、有機溶媒において反応させる段階;〕
本発明の製造方法のうち(B)段階における塩基としては、上記(A)段階で説明したようにピリジン、トリメチルアミン等の有機塩基を使用することができ、ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基も使用することができるが、水酸化カリウムを使用することが好ましい。
【0020】
本発明の製造方法のうち(B)段階における有機溶媒としては、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、アセトニトリル、クロロホルム、エチルエーテル等のような非活性溶媒、及びメタノール、エタノール、プロパノール等の極性溶媒を使用することができるが、メタノールを使用することが好ましい。
【0021】
〔(C)反応液を濾過して得た濾液を減圧、濃縮した後、得られた残渣に酸溶液を付加し、約5〜100℃で約3〜10時間反応させ、加水分解させる段階;〕
本発明による製造方法において、反応液を濾過して得た濾液を減圧、濃縮し、得られた残渣の加水分解は、一般的な加水分解条件である強い陽イオン交換樹脂(Amberlite 15)、塩酸または硫酸などの酸触媒を使用して加水分解することができる。すなわち、得られた(B)段階の化合物に酸溶液を付加した後、5〜100℃に昇温して攪拌する場合、P-N結合が加水分解される。従って、反応液を濾過して得た濾液を濃縮した後、得られた残渣に酸溶液を付加し、約5〜100℃、好ましくは40℃で約5時間反応させ、加水分解させることが好ましい。酸溶液のpHは1〜5、好ましくは2〜4である。
【0022】
〔(D)極性有機溶媒を徐々に滴下し、コウジ酸誘導体のコウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステルを結晶化する段階;〕
本発明で使用される析出溶媒である極性有機溶媒は、特に限定されるものではないが、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン、テトラヒドロフラン、アセトニトリルまたはジオキサンを使用することができる。
【0023】
上記製造方法により提供されるコウジ酸誘導体は、これを中和して塩の形態にも製造する(E)段階をさらに備えることができる。コウジ酸誘導体の塩の形態の具体的な例としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩;トリエタノールアミン等のアミンやアンモニアによる塩;が挙げられる。
【0024】
前記(E)段階で使用される中和剤としては、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属塩;水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属塩;酸化カルシウム、酸化マグネシウム等の金属酸化物;リシン、アルギニン、ヒスチジン等の塩基性アミノ酸;アンモニアやトリエタノールアミン等のアミン;ポリクオタニウム-4,-6,-7,-10,-11及び-16等の陽イオン高分子;ラウリルジメチルベンジル塩化アンモニウム及びステアリルジメチルベンジル塩化アンモニウム等の陽イオン界面活性剤;が挙げられる。しかしながら、これらに限定されるものではない。
【0025】
一方、本発明による美白化粧料は、コウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステル(以下、KoA-APPAともいう)またはその塩を組成物総重量に対して、0.01〜10重量%、好ましくは0.02〜4.0重量%含有する。0.01重量%以下に配合すると、添加効果が十分でなく、10重量%以上含有すると、効果の増大及び製品の安定性の側面において非効率的である。
【0026】
本発明の美白化粧料は、その剤型において特に限定されるものではなく、例えば、柔軟化粧水、収斂化粧水、栄養化粧水、栄養クリーム、マッサージクリーム、エッセンス、アイクリーム、アイエッセンス、クレンジングクリーム、クレンジングフォーム、クレンジングウォータ、パック、パウダ、ボディーローション、ボディークリーム及びボディーエッセンスのような剤型を有することができる。また、各剤型の美白化粧料組成物において、上記KoA-APPAの以外に他の成分を化粧料の剤型または使用目的によって適宜に選定して配合することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、実施例によって、本発明のコウジ酸誘導体の製造方法を具体的に説明する。しかし、本発明がこれらの実施例に限定されるものではない。
【0028】
〔[製造例] 2-クロロテトラヒドロ-2H-1,3,2-オキサザホスホリンP-オキシド(2-Chlorotetrahydro-2H-1,3,2-oxaza phosphorin P-oxide)〕
オキシ塩化リン34.1ml(0.36モル)をジクロロメタン400mlに溶かした後、その溶液を氷浴で0〜5℃に冷却させた。他の容器に、3-アミノ-1-プロパノール30ml(0.39モル)とトリエチルアミン102ml(0.73モル)溶液を、ジクロロメタン200mlで希釈した後、先に製造した反応溶液を2時間滴下した。滴下が終わった後生成されたトリエチル塩化アンモニウムを除去した。濾液は、100mlの蒸留水を使用して洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥させた後、濾過して、減圧、濃縮した。濃縮した後、得られた残渣にトルエンを加えて結晶を得た。得られた結晶は、真空乾燥して反応生成物である2-クロロテトラヒドロ-2H-1,3,2-オキサザホスホリンP-オキシドを53gの白色固体として得た。
m.p:79〜82℃
IR(CHCl3、cm-1):3254、1477、1274、1092、1036、996
1H-NMR(CDCl3):δ(ppm)=1.7(m,1H)、1.1(m,1H)、3.3(m,2H)、4.4(m,2H)、4.9(br、1H)
【0029】
〔[実施例1] コウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステル〕
コウジ酸10gをメタノール80mlに溶かした後、水酸化カリウム4.3gをメタノール20mlに溶かした溶液を徐々に滴下し、室温で30分間攪拌した。同温度で前記製造例により製造した2-クロロテトラヒドロ-2H-1,3,2-オキサザホスホリンP-オキシド11.2g(1.1eq)を徐々に滴下した。滴下が終わった後、一晩常温で攪拌した後、反応液を濾過した。得られた濾液を減圧濃縮した後、0〜5℃で一晩放置した。生成された固体を濾過、真空乾燥し、目的物[2-(ヒドロキシメチル)-4-オキソ-4H-ピラン-5-イルオキシ]-1,3,2-オキサザホスホリンP-オキシドを白色固体として得た。
【0030】
これをpH4の水溶液30mlに溶かし、40℃恒温槽で5時間攪拌した。攪拌が終わった反応液にイソプロパノール150mlを加えて結晶を得た。得られた結晶を真空乾燥し、生成物であるコウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステルを16gの淡黄色固体として得た。
m.p:118〜128℃(分解)
IR(KBr、cm-1):3446、3322、2904、1658、1616、1250、1090、863
1H-NMR(D2O):δ(ppm)=2.05(m,2H)、3.15(t,2H)、4.12(m,2H)、4.54(m,2H)、6.64(s,1H)、8.27(s,1H)
【0031】
〔[実施例2] コウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステルナトリウム塩〕
実施例1で得られたコウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステル1gを蒸留水30mlに溶かした後、ここに5%炭酸ナトリウム水溶液を添加してpH7に調整した。上記溶液を凍結乾燥し、コウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステルナトリウム塩を白色固体として得た。
【0032】
〔[実施例3] コウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステルカリウム塩〕
実施例1で得られたコウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステル1gを蒸留水30mlに溶かした後、ここに5%炭酸カリウム水溶液を添加してpH7に調整した。上記溶液を凍結乾燥し、コウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステルカリウム塩を白色固体として得た。
【0033】
〔[実施例4] コウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステルカルシウム塩〕
実施例1で得られたコウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステル1gを蒸留水30mlに溶かした後、ここに水酸化カルシウムを添加してpH7に調整した。上記溶液を凍結乾燥し、コウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステルカルシウム塩を白色固体として得た。
【0034】
〔[実施例5] コウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステルマグネシウム塩〕
実施例1で得られたコウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステル1gを蒸留水30mlに溶かした後、ここに酸化マグネシウムを添加してpH7に調整した。上記溶液を凍結乾燥し、コウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステルマグネシウム塩を白色固体として得た。
【0035】
〔[実施例6] コウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステルトリエタノールアミン塩〕
実施例1で得られたコウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステル1gを蒸留水30mlに溶かした後、ここに5%トリエタノールアミン水溶液を添加してpH7に調整した。上記溶液を凍結乾燥し、コウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステルトリエタノールアミン塩を白色固体として得た。
【0036】
〔[試験例1]〕
実施例1の化合物であるコウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステルとコウジ酸を、それぞれ2gずつpH2〜8のそれぞれの水溶液100mlに溶かし、50℃恒温槽で3週間保管した後、着色有無などの経時変化を、−:無色または淡黄色、+:やや着色、++:若干着色、+++:かなり着色、の4段階で評価した。その結果を表1に示した。
【0037】
【表1】
Figure 2004521936
【0038】
表1から分かるように、本発明の化合物は、水相で非常に安定で且つ高純度であるため、変色が起こらなく、沈殿が生成されない。
【0039】
〔[試験例2]〕
実施例1の化合物であるコウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステルとコウジ酸をハイドロンpH7緩衝溶液に溶かし、50μMの濃度に調整した後、50℃恒温槽で保管した。一定時間ごとに、254nmでUV吸収度を測定し、試料溶液中の試料残存率(%)を評価した。その結果を表2に示した。
【0040】
【表2】
Figure 2004521936
【0041】
一般的に、希釈溶液において試料の安定性は大きく低下する。しかしながら、表2から分かるように、実施例1の化合物は、中性の水溶液において安定した状態で存在するが、コウジ酸水溶液は、1時間以内にほとんど分解される。
【0042】
〔[実施例7及び比較例1〜5] 栄養クリーム〕
【0043】
【表2−1】
Figure 2004521936
【0044】
(製造方法)
水相(成分15〜19)と油相(成分1〜14)をそれぞれ加熱、溶解した後、これらを混合して攪拌し、室温で冷却して製品として成形した。
【0045】
〔[実施例8及び比較例6〜10] 柔軟化粧水〕
【0046】
【表2−2】
Figure 2004521936
【0047】
(製造方法)
成分1に成分8を入れて加熱した後、水溶性成分(成分2〜12)を添加し、エタノール部(成分13〜15)と混合した後、製品として成形した。
【0048】
〔[実施例9] 油/水メーキャップエマルジョン〕
【0049】
【表2−3】
Figure 2004521936
【0050】
(製造方法)
まず、油相(成分1〜6)を完全に加熱・溶解させた後、成分7と成分8を添加してホモミキサーで分散させた。この時、成分8(色調剤)は、二酸化チタン70.0重量%、酸化鉄20.0重量%、及びタルク10.0重量%を均一に混合した後、2回粉砕したものを使用した。次に、加熱・溶解した水相(成分9〜11)を前記油相に添加した。混合・攪拌した後、成分12〜13を添加し、乳化させた。このエマルジョンを冷却して製品に成形した。
【0051】
〔[試験例3] 繊維芽細胞の増殖〕
新生児表皮から得た皮膚にタイプ1のコラゲナーゼ(Type1 collagenase)を加えて表皮を除去し、繊維芽細胞を培養した。この時培養液は、DMEM(Dulbecco's Modified Eagle's Media)を使用した。
繊維芽細胞の測定はMTT法で測定した。その結果、実施例1のKoA-APPAは30mM濃度まで繊維芽細胞を増殖させた。
【0052】
〔[試験例4] KoA-APPAの人体安定性〕
本発明のKoA-APPA含有化粧料の人体安定性を判定するために、KoA-APPAの人体に対する毒性及び刺激性の有無を下記の実験を経て、化粧料として毒性及び刺激がない原料であることを確認した。
【0053】
〔(4−1) 1次皮膚刺激実験(Primary skin irritation test)〕
ニュージーランド白色(New Zealand White)種の雄うさぎ6匹ずつを試験群と対照群にした。試験物質の適用24時間前に背中の被毛を除去し、脊椎を中心に、左側は対照区画、右側は試験物質を塗布する試験区画とした。左右に、約2.5cm×2.5cm程度の大きさの健康な皮膚と損傷皮膚を1箇所ずつを用意した。動物1匹当たり、右側の試験区画には、実施例1のKoA-APPA1.0ml(0.5ml/site)を50%濃度に生理食塩水で希釈した試験物質を塗布し、左側の対照区画には生理食塩水1.0mlを塗布した。その後、適用部はガーゼで覆った後、非刺激性テープでよく固定させた。24時間後、生理食塩水を利用して塗布部を軽く洗浄した。
【0054】
24時間及び72時間の後、紅斑及び浮腫の結果を観察した。韓国食品医薬品安全本部告示第96-8号「医薬品などの毒性試験基準」に基づいて実施した結果、本試験物質から起因したものと考えられる特異変化(一般症状及び体重変化)は観察されなかった。皮膚刺激反応を観察した結果、試験物質を塗布した損傷皮膚で弱い紅斑及び浮腫が幾つか観察され、1次皮膚刺激指数PII(DraizeのPrimary Irritation Index)は、0.396と算出されたが、無刺激の範ちゅう(practically non-irritant)に属する数値であるから、この試験条件から、試験物質は刺激のない安定した試料であることが明らかになった。
【0055】
〔(4−2)人体パッチ実験(Human patch test)〕
平均年齢25.4歳の女性26名と男性4名を対象に、CTFAガイドライン(The Cosmetic, Toiletry and Fragrance Association. Inc. Washington, D. C., 20036, 1991)によって実施した。フィンチャンバー(Finn Chamber)に試験物質(10% in Patch base)20μlを滴下させ、70%エタノールで洗浄した後乾燥させ、試験部位の背中に当てて微小孔テープ(micropore tape)で固定させた。パッチは、24時間塗布し、パッチを除去した後、マーキングペン(marking pen)で試験部位を表示した。24時間、48時間後に各試験部位の皮膚反応を観察し、国際接触皮膚炎研究会(International Contact Dermatitis Research Group:ICDRG)の規定により評価した。その結果、人体皮膚刺激反応はほとんど現れなかった。すなわち、平均反応度(MS)は表3から分かるように0.00であった。
【0056】
【表3】
Figure 2004521936
【0057】
〔[試験例5] 皮膚安定性〕
上記実施例7〜8及び比較例1〜10により製造された美白化粧料に対して皮膚安定性を比較した。皮膚安定性に対しては通常のパッチテストによって行い、+++:刺激が非常に激しく化粧料として使用するには不適合、++:刺激が激しく使用しないのが良い、+:若干刺激があり、使用時の注意が必要、±:ほとんど刺激が無い、−:全く刺激がなくて敏感な皮膚に使用しても良い、及び、=:繰り返し実験の結果、刺激が全く無い、の6段階で評価した。その結果を表4に示した。
【0058】
【表4】
Figure 2004521936
【0059】
前記表4から、KoA-APPA含有化粧料は、皮膚に対して刺激が無いことが分かる。
【0060】
〔[試験例6] 美白効能〕
本発明の化粧料の美白効能を実験するために、健康な成人男女10人を設定し、両腕下膊部に径1.5cmの円形穴4個をあけたパッチを付けた後、10cm距離でTL20W/12UVランプ(フィリップス社)とTL20W/09UVランプ(フィリップス社)を、同時に1.5MEDずつ1日1回、2日間紫外線を照射した後、被検者をA、B群に分けて、群Aには栄養クリーム(実施例7及び比較例1〜5)を、群Bには柔軟化粧水(実施例8及び比較例6〜10)を1日2回、6週間塗布した後、美白効能を目視観察して評価した。その結果を表5に示した。
【0061】
【表5】
Figure 2004521936
【0062】
表5から分かるように、KoA-APPA含有化粧料(実施例7及び8)は、コウジ酸含有化粧料(比較例2及び7)に比べて低い美白効果を有するが、公知された美白物質であるジパルミチン酸コウジ含有化粧料(比較例4及び9)とは類似した美白効果を示す。
【0063】
〔[試験例7] 水安定性〕
実施例2及び比較例9の化粧料の水溶液での安定性を評価するために、現在まで安定性が優秀であると知られたジパルミチン酸コウジと同一条件下で、5℃、25℃、45℃温度それぞれに対する変色及び沈殿生成の可否を目視観察した。変色及び沈殿生成の可否を、0-無い、1-やや有り、2-若干有り、3-多少有り(深刻な程度ではない)、4-かなり多い、の4段階で評価した。その結果を表6に示した。
【0064】
【表6】
Figure 2004521936
【0065】
表6から、KoA-APPAを含有する実施例8の場合、5℃及び25℃で沈殿形成や褐変現象がほとんどなく、45℃で30日間保管した場合のみ、目視確認することができるほど淡黄色に変色するので、ジパルミチン酸コウジに比べて安定性が非常に向上したことが分かった。
【産業上の利用可能性】
【0066】
以上の説明から、本発明の方法により製造されたコウジ酸誘導体であるコウジ酸,3-アミノプロパノールリン酸ジエステルまたはその塩は、水相において安定で且つ高純度であるため、水相製品への応用が容易で、また、生体内の酵素(ホスファターゼ)作用によりメラニン生成抑制能を有するコウジ酸と、人体繊維芽細胞を増殖させ、コラーゲン合成を促進し、さらに人体皮膚安定性が優れた3-アミノプロパノールリン酸とに分解され得るので、本発明の水安定型コウジ酸誘導体は、特に美白及び老化防止用化粧料組成物の原料として有用に使用することができる。

Claims (8)

  1. 下記構造式(I)で表されるコウジ酸誘導体。
    Figure 2004521936
  2. 請求項1に記載のコウジ酸誘導体の製造方法であって、
    (A)3-アミノ-1-プロパノールとオキシ塩化リンを1:1〜1.3当量比で有機塩基存在下、有機溶媒下において、0〜5℃で1〜2時間反応させ、2-クロロテトラヒドロ-2H-1,3,2-オキサザホスホリンP-オキシドを生成させる段階と、
    (B)前記(A)段階で生成された2-クロロテトラヒドロ-2H-1,3,2-オキサザホスホリンP-オキシドとコウジ酸を塩基存在下、有機溶媒において反応させる段階と、
    (C)前記(B)段階の反応液を濾過して得た濾液を減圧、濃縮した後、得られた残渣に酸溶液を付加し、5〜100℃で3〜10時間反応させ、加水分解させる段階と、
    (D)極性有機溶媒により結晶化し、コウジ酸誘導体を得る段階と、
    を備えることを特徴とする、下記反応式1で表されるコウジ酸誘導体の製造方法。
    Figure 2004521936
  3. (E)アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、金属酸化物、塩基性アミノ酸、アンモニア、アミン、陽イオン高分子、陽イオン界面活性剤からなる群より選択された中和剤を使用し、前記(D)段階のコウジ酸誘導体を中和する段階をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のコウジ酸誘導体の製造方法。
  4. (A)または(B)段階で使用される有機溶媒は、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、アセトニトリル、クロロホルムまたはエチルエーテル、メタノール、エタノールまたはプロパノールであることを特徴とする請求項2又は3に記載のコウジ酸誘導体の製造方法。
  5. (A)または(B)段階で使用される塩基は、ピリジン、トリエチルアミン、ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムであることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のコウジ酸誘導体の製造方法。
  6. (D)段階で使用される極性有機溶媒は、メタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン、テトラヒドロフラン、アセトニトリルまたはジオキサンであることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のコウジ酸誘導体の製造方法。
  7. 請求項1又は2に記載の方法により製造されたコウジ酸誘導体を含有することを特徴とする美白化粧料組成物。
  8. コウジ酸誘導体又はその塩を組成物総重量に対して、0.01〜10重量%含有することを特徴とする請求項7に記載の美白化粧料組成物。
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