JP2004521805A - 膨張可能なエアバッグボルスターパネル保持装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】装置は、平坦な矩形形状を有する製織された部材を含み、膝用ボルスターエアバッグに取り付けられることにより、両端が開口するパネル保持具を形成する。膝用ボルスターパネルとも呼ばれる荷重分配パネルは、パネル保持具及びエアバッグの間に配置されることによりエアバッグに固定される。装置は、車両の計器パネル或いは防火壁に固定されるハウジングを有する。周知の膨張可能なエアバッグがハウジング内において膨張装置と連結された状態で収容されている。膨張装置はハウジングに収容されており、事故が発生した際には膝用エアバッグを膨張させる。内装カバーパネルは荷重分配パネルに取り付けられており、エアバッグモジュールを装飾的に被覆する。
Description
【0001】
本発明は、自動車のエアバッグ膨張システムに関する。特に、本発明はボルスターパネルをエアバッグに固定するパネル保持具に関する。
【背景技術】
【0002】
膨張可能なエアバッグは多くの自動車に取り付けられており、多くの死亡や事故を防ぐことで信頼を得ている。ある統計によれば、正面のエアバッグに関して、頭部の衝突に起因する死亡者数については、シートベルトを使用していた運転者では25パーセント減少させることができ、シートベルト使用していなかった運転者では30パーセント減少させることができると推定している。更に、シートベルトとエアバッグの両方を使用することで、正面衝突による重症の胸部損傷を65パーセント減少させることができ、また重症の頭部損傷を75パーセントまで減少させることができると示唆している。エアバッグを使用することで明確な恩恵を享受することができ、多くの自動車の保有者は積極的にエアバッグのために追加費用を支払うのである。
【0003】
最近のエアバッグ装置は、電子制御装置(ECU)及び1個以上のエアバッグモジュールを有する。ECUは大抵、搭乗者とエンジンルームの間である自動車の中央部分に取り付けられている。車両に運転者用のエアバッグのみが取り付けられている場合には、ECUはハンドルに取り付けられている。ECUは車両の加速及び減速を連続的に監視するセンサを含み、その情報を処理装置に送信する。処理装置はアルゴリズムを処理することにより、車両が事故状況にあるか否かを判定する。
【0004】
処理装置が事故状況にあると判定した時には、ECUはエアバッグモジュール内の開始装置に送電する。開始装置は、膨張装置或いはガス発生装置の操作を開始する。ある実施形態では、それらの装置は圧縮ガス及び固形燃料を組み合わせて使用する。膨張装置が製織されたエアバッグを膨張させることにより、エアバッグが搭乗者に衝突してけがを防止する。あるエアバッグ装置では、5万分の1秒以内に完全に膨張し、20分の1秒以内に収縮する。
【0005】
内装カバーパネルとも呼ばれるエアバッグカバーは、エアバッグモジュールを含む区画を被覆すると共に、ハンドルやダッシュボード、車両ドア、車両壁の上、或いはダッシュボードの下に取り付けられる。エアバッグカバーは一般的に剛性の樹脂により構成されており、膨張したエアバッグの圧力により強制的に開放される。エアバッグを膨張させる際には、エアバッグカバーが座席まで飛び出すことがないように保持しておくことが好ましい。エアバッグカバーが座席まで自在に移動すると、搭乗者にけがを負わせてしまう怖れがある。
【0006】
エアバッグ装置はそもそも、乗員の胴体上部及びフロントガラス或いは計器パネルの間において胴体の前方で膨張するように設計されている。従来の運転者或いは搭乗者等のエアバッグ(以下、主エアバッグという)は、乗員の胴体上部及び頭部をフロントガラス或いは計器パネルとの衝突から保護するものである。前端衝突に際しては、乗員がシートベルトを締めているならば、乗員の胴体上部はウエストから折れ曲がり、主エアバッグに衝突する。しかしながら、車両座席の構成や衝突力によっては、乗員は座席に沿って前方へ移動して、主エアバッグの下へ滑り落ち、車両の足部及び脚部区画に落とされる。乗員が正しくシートベルトを締めていない場合にこのような傾向が強い。乗員が主エアバッグの下に滑り落ちることをサブマリン現象という。乗員がサブマリン現象に遭遇した時には、主エアバッグはあまり効果的に乗員を保護することができない。サブマリン現象は、事故に際して乗員や荷物を保護するために別の援助を必要とする状況の一例に過ぎない。
【0007】
サブマリン現象は、脚部区画室が大きい車両ではより顕著である。スポーツカー等の脚部室が限定されている車両では、サブマリン現象はあまり発生しない。スポーツカーのような車両では、乗員の脚部や膝と計器パネルとの間の距離は、スポーツユーティリティー車やトラック等の車両における距離よりも短い。スポーツカーでは、事故が発生した時には乗員の膝は計器パネルに接触することが多い。計器パネルによりサブマリン現象が防止される。一般的に、スポーツカーの計器パネルの材質はある程度変形するものであり、これにより乗員の脚部や膝を保護する。
【0008】
脚部区画室が大きい車両においてサブマリン現象を防止するために、膝用エアバッグシステムが開発されている。膝エアバッグシステムの目的は、事故の間、スポーツカーの計器パネルの材質と同様の剛性により構成される部材を乗員の膝や脚部付近に配置して、脚部や膝を保護することによりサブマリン現象を防止することにある。膝用エアバッグシステムにより自動車製造業者は、より大きな脚部室を有していても、脚部室が小さい車両よりも安全な車両を設計することができる。上記の目的を達成するために、膝用エアバッグシステムは一般的に計器パネルの下方部分に配置される。
【0009】
膝用エアバッグシステムは、膨張装置、ハウジング、エアバッグ、及び内装カバーパネルを含む。ハウジングは、膝用エアバッグの構成部品を車両に固定する周知の包囲物である。ハウジングはエアバッグが収縮させられて必要とされていない間は膝用エアバッグシステムの構成部品を収容する。膨張装置は一旦作動させられると、圧縮ガス又は固形燃料、或いはそれらの両方を使用して急速膨張ガスを生成し、エアバッグを膨張させる。従来のエアバッグシステムと同様に、エアバッグは大きな製織バッグであり、ガスによって風船のように膨張する。膝用エアバッグシステムはまた、荷重分配パネルあるいは膝用ボルスターパネルと呼ばれる固定パネルルを含む。このボルスターパネルは充分な援助を提供してサブマリン現象を防止することから重要である。
【0010】
膝用ボルスターエアバッグを使用するシステムでは、主エアバッグは乗員の顔や頭部を保護するためのクッション効果を提供する。このようなシステムでは、膝用エアバッグは脚部や膝を保持する役目を果たす。しかしながら、堅固な支持が加えられていなければ、膝用エアバッグのクッション効果はサブマリン現象が発生する程大きく膝や脚部を移動させてしまう。
【0011】
堅固な支持を持たない膝用エアバッグが膨張して脚部と接触すると、エアバッグの柔軟な素材が各脚部を包囲する。膨張した膝用エアバッグの表面のうち脚部を支持する部分は、各脚部が膝用エアバッグと接触する部分に限定される。しかしながら、前方に移動する脚部の力がエアバッグの表面全体に亘り分配されるのならば、エアバッグ内のガスの全容積が圧縮されて、脚部を一層支持することができる。このため、一般的に剛性を有する支持表面すなわち荷重分配パネルが膝用エアバッグと共に使用される。このような荷重分配パネルが使用されると、エアバッグ内の圧縮されたガスにより、前方へ移動する足を押し返すことができる増大した対抗力がもたらされる。
【0012】
荷重分配パネルは一般的に、金属基板を取り巻く発砲硬質樹脂により構成される。膨張したエアバッグの形状により荷重分配パネルの固定方法が決められる。膨張した膝用エアバッグは一般的に矩形形状を有する車両の脚部区画を占有するので、荷重分配パネルは矩形であることが好ましい。膨張した膝用エアバッグの容積を介した衝撃力の最適な分配方法は、矩形形状の荷重分配パネルの各角部を膝用エアバッグに固定することにより達成される。
【0013】
一般的に、荷重分配パネルはエアバッグの前部に固定されることにより、膨張したエアバッグ内のガス容積の大部分を介して衝撃力を分配する。強い衝撃力を伴うとともに、エアバッグが柔軟である一方荷重分配パネルは剛性を有するため、荷重分配パネル及びエアバッグ間の固定は難問である。膝用ボルスターパネルを膝用エアバッグに固定する装置がある。例えば、荷重分配パネルは、膝用エアバッグに形成された孔を貫通するねじ付ボルトを有する。ボルトはその後保持プレートに形成された孔を貫通し、ボルトにねじ込まれたナットにより保持プレートに固定される。
【0014】
その他の固定方法では、エアバッグの内部に完全に取り付けられた製織鎖を利用する。鎖はその両端部に縫い込まれたループを有する。鎖の両端部はキーリングのようなリングに取り付けられたリベットやねじにより固定される。キーがキーリングに取り付けられるのと同様の方法により、鎖のループはリングに接続される。リベットの1個は膨張装置或いはハウジングに取り付けられる。他のリベットはエアバッグに形成された孔を外部まで貫通して、荷重分配パネルを取り付ける。
【0015】
第3の固定方法では、ロッドと溝を利用する。エアバッグは、縫製、接着、溶接等の周知の方法を利用して固定される複数のロッドを有する。ロッドはその多数が露出し且つエアバッグの長さ方向に延出するように固定される。荷重分配パネルはC字形の溝を有し、溝の寸法及び長さはエアバッグのロッドと対応する。ロッド及び溝は、ナイロン、金属、その他の工学重合体により構成されている。荷重分配パネルは、C字形の溝をロッドの露出部分に固定することにより取り付けられる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
エアバッグモジュールは一般的に車両に取り付けられる前に組み立てられるため、上記の構成は全て大きく制限される。保持プレート及びボルトを使用してエアバッグを固定する場合には、ボルトを保持プレートを貫通させる際に慎重に位置決めをしなければならない。また、ナットをボルトに取り付けて締結する場合には、膨張装置を挿入させることを目的として形成された孔を介してエアバッグの内部に取り付けなければならず困難な作業である。同様に、鎖を使用する方法では、鎖をエアバッグ内の箇所に取り付けるものである。このような精密な作業では、モジュールを組み立てる際に特別な技術と時間を必要とする。ロッドと溝を利用する方法はエアバッグの外部で行われるが、まだ幾つかの部品を有する。部品を取り付ける際には、プレス機、溶接機、或いはリベットガン等の特別な道具を必要とする。システムが幾つかの部品を有しており、特に取り付けに特別な時間と技術を必要とする時には、部品や取り付けに欠陥が生じる可能性がある。そのような可能性が高いと、組立てラインを利用して製造することができない。
【0017】
従って、本技術分野においては、容易に作製することができる荷重分配パネル保持装置が期待されている。また本技術分野においては、荷重分配パネルをエアバッグに迅速且つ簡単に取り付けることができる荷重分配パネル保持装置が期待されている。更に本技術分野においては、時間及びコストを節約することができる荷重分配パネル保持装置を提供するこおが期待されている。本発明はこれらの課題を新規且つ有用な方法により解決する。
【課題を解決するための手段】
【0018】
本発明の装置及び方法は、本技術分野における現在の状況に対応して発展させたものであり、特に、現在利用されている荷重分配パネル保持装置により未だ完全に解決されていない本技術分野における課題や必要性に対応して発展させたものである。従って、本発明は、膝用ボルスターパネルを容易に取り付けることができ、且つ時間及びコストの両方を節約することができる荷重分配パネル保持装置を提供する。
【0019】
上述したように、膝用ボルスターエアバッグシステムを効果的に操作するためには、エアバッグに剛性を付与する必要がある。これは、膨張したエアバッグ内の全ガス容積に亘って荷重を分配するために必要とされる。この荷重分配機能は、ここでは荷重分配パネルにより提供される。これまで上述してきたように、本技術分野においては、荷重分配パネルを適切にエアバッグに取り付けることが問題であった。本発明は改良された取付機構を提供する。
【0020】
本発明の一実施形態では、荷重分配パネル保持装置は平面的なs片(以下、パネル保持具という)により構成される。典型的にはナイロンやポリエステルの織布を素材としており、正方形或いは矩形形状とされている。パネル保持具は荷重分配パネルを収容するように形成されている。パネル保持具により、荷重分配パネルを膝用エアバッグに均等に取り付けることができる。パネル保持具は、少なくとも2個の対向する端縁に沿ってエアバッグに固定される。端縁を固定する技術は、接着、ナイロン製付着テープ、縫製、溶接、スナップ等を含むが、これらに限定されるものではない。パネル保持具はスリーブ形状或いはポケット形状とされる。ポケットの場合には、パネル保持具は3端縁に沿ってエアバッグに取り付けられる。スリーブの場合には、パネル保持具は正方形ではなく矩形形状とされる。
【0021】
パネル保持具は、種々の外見及び形状を有する荷重分配パネルを収容するように形成されてもよい。例えば、荷重分配パネルは、ロッド、平板、或いはパネル形状とされ得る。荷重分配パネルの外見及び形状により、パネル保持具の取付端縁間の距離が規定される。代わりに、パネル保持具は荷重分配パネルの固定部材を収容するように形成されてもよく、固定部材はアーム、タブ、或いはフランジ形状とされ得る。
【0022】
別の実施形態では、本発明は1個以上の紐形状の素材片を含む。上述したような周知の固定技術により紐の各端部がエアバッグに固定される。紐は、荷重分配パネルを収容し且つ固定するように形成される。複数の紐は互いに平行或いは十文字に配置されてもよい。
【0023】
本発明では、パネル保持具に1個以上の孔を設けて、装飾用内装カバー取付具の通路とすることもできる。取付具は孔を貫通して、荷重分配パネルを装飾用内装カバーパネルに取り付けられる。孔の寸法および位置は、取付具の寸法及び位置に対応する。
【0024】
本発明では更に、膝用エアバッグモジュールの組立て方法を提供する。本発明の方法はエアバッグを有する。エアバッグは荷重分配パネルを収容する平板状のパネル保持具を有する。更に、荷重分配パネル、内装カバーパネル、及び内装カバーパネル取付具を備える。本方法では、荷重分配パネルをパネル保持具とエアバッグの間に配置する工程を含む。荷重分配パネルは内部に載置される1個以上の取付具を含む。他の実施形態では、1個以上の取付具は内装カバーパネル内に載置される。取付具としては、本技術分野において周知のもの、例えばツリークリップ、スナップ、リベット等である。取付具はパネル保持装置に形成された孔を貫通する。最後に、内装カバーパネルは取付具を介して荷重分配パネルに取り付けられる。
【0025】
本発明の上述した特徴や効果は、その他の特徴や効果と共に以下の記載及び添付された請求項から完全に明らかにされるか、或いは以下の記述に従い本発明を実践することにより学習される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
本発明は図面を参照することで一層理解を深めることができる。全図面において、同様の構成については同じ符号が付されている。
【0027】
図1は、膝用エアバッグモジュール100及び主エアバッグモジュール110を備えた車両を示す断面図である。主エアバッグモジュール110及び膝用エアバッグモジュール100については、膨張していないエアバッグ20を収容している状態が示されている。図1では、膨張した主エアバッグ120及び膨張した膝用エアバッグ130が占有する領域が示されている。乗員の脚140及び胴体上部150の好ましい位置も示されている。膝用エアバッグモジュール100のその他の構成要素としては、膨張装置30、ハウジング32、及び内装カバーパネル40を含む。その他の周知のエアバッグ構成要素は概して、主エアバッグシステム及び膝用エアバッグシステムに備えられている。
【0028】
図2に示すように、本発明は改良された膝用ボルスターパネル保持装置10に関する。上記にように、エアバッグの製造及び組立ては、製造時間及び熟練した技術工に対するコストの点から非常に高価となる。その結果、本技術分野ではエアバッグモジュール、特に膝用ボルスターパネル保持装置を改良し、より経済的且つ簡易な装置を提供することによりコストを削減する必要性が生じている。本発明は荷重分配パネル保持装置の設計及び構成におけるこのような提案を提供することに関する。
【0029】
図2は本発明の請求の範囲に含まれる膝用ボルスターパネル保持装置10を示す正面図である。膝用ボルスターパネル保持装置10はパネル保持具12を有する。パネル保持具12は荷重分配パネル16を均等に固定する。均等に固定することにより、荷重分配パネル16を安定させて、事故に際してサブマリン現象を防止する。
【0030】
荷重分配パネル16は、荷重分配パネル16を備えていない膝用エアバッグシステムよりも大きく且つ剛性を有する表面となり、脚部及び膝の力を分配し吸収する。大きく剛性を有する表面により、事故の際に脚部及び膝の移動が比較的許容されず、サブマリン現象が防止される。荷重分配パネル16は好ましくは、矩形形状を有するパネルである。或いは、荷重分配パネル16は薄くて剛性を有する矩形形状のプレート、多角形断面を有するロッド、或いはその他の同様な形状を有する素材片であってもよい。場所を節約するとともに重量を軽減させるために、剛性を有する荷重分配パネル16は好ましくは、可能な限り丈夫で軽量とされる。典型的には、荷重分配パネル16は金属或いは硬質プラスチック製の基板を取り囲む木材、金属、スタイロフォーム、硬質プラスチック等により構成される。
【0031】
荷重分配パネル16はパネル保持具12によりエアバッグ20に固定されており、膨張したエアバッグの力により荷重分配パネル16は乗員の脚部付近に配置される。荷重分配パネル16及びエアバッグ20が協働して乗員の前方への移動を阻止するように、パネル保持具12は荷重分配パネル16を保持する。パネル保持具12エアバッグ20と同様な材質により構成されることが好ましい。パネル保持具12はエアバッグ20に取り付けられる素材或いはエアバッグ20の織物構成要素の1個あってもよい。パネル保持具12は通常矩形形状を有する荷重分配パネル16と同様にエアバッグ20上に載置されており、4箇所の角部において固定される。荷重分配パネル16の4箇所の角部において固定されることにより、上述したように均等な固定が可能となる。
【0032】
パネル保持具12の位置は、荷重分配パネル16の所望の位置により規定される。一般的には、エアバッグ20が膨張した時に荷重分配パネル16が乗員の脚部に近接するように、荷重分配パネル16は収縮したエアバッグ20の上に配置される。従って、荷重分配パネル16は好ましくは、車両の計器パネルの下方部分に配置されるエアバッグ20の中心上に配置される。パネル保持具12は少なくとも2個の対向する端縁に沿ってエアバッグ20に固定されており、エアバッグ20及びパネル保持具12の間に縫い目14が形成される。接着、ナイロン製付着テープ、縫製、溶接、スナップ等により固定される。
【0033】
パネル保持具12の寸法及び外見は荷重分配パネル16の外見により必然的に決められる。荷重分配パネル16は矩形形状を有するのが好ましい。従って、パネル保持具12は好ましくは矩形形状である。パネル保持具12の個々の実施形態でその外見に影響が及ぶ。例えば、パネル保持具12がスリーブ、複数の紐、或いはポケットとされた実施形態では、パネル保持具12は図2、図4、図5にそれぞれ示すように形成する必要がある。図2では、パネル保持具12が荷重分配パネル16と関連するスリーブとして形成されている。
【0034】
図4の実施形態では、パネル保持具12は複数の紐12として示されている。複数の紐12が協働して荷重分配パネル16の4箇所の角部を固定するように、紐12の寸法及び配置は決められている。紐12は好ましくは、荷重分配パネル16の端部に向けて配置される。好ましくは、紐12はその短いほうの端部に沿ってかがり縫い(図示なし)を行うことによりエアバッグ20に固定される。荷重分配パネル16、固定具18及びエアバッグ20も示されている。
【0035】
図5において、パネル保持具12は、荷重分配パネル16を収容するポケットを形成するように形状が決められている。パネル保持具12は荷重分配パネル16の1個の端縁に向けて配置されるとともに、4個の端縁の中の3個に沿って固定される。パネル保持具12の固定されていない1端縁により、荷重分配パネル16をパネル保持具12の内部に配置することができる。本実施形態では、パネル保持具12は1個以上の孔22を有する。固定具18は孔22を介してパネル保持具12を貫通するとともに、図6に示すように固定部収容部材24と係合する。孔22は固定具18の位置及び寸法に対応するようにその寸法及び配置が決められる。
【0036】
本発明の別の実施形態(図示なし)では、パネル保持具12は、荷重分配パネル16から延出する固定フランジ(図示なし)を収容するように寸法及び外見が決められる。このフランジ(図示なし)は、荷重分配パネル16の一部として形成されるか或いは荷重分配パネル16に取り付けられるアーム或いはタブ形状であってもよい。また、別の実施形態では、複数のフランジを実施可能に収容するように形成された複数のパネル保持具12を有するように構成されてもよい。
【0037】
図5において、荷重分配パネル16は1個以上の固定具18を有する。固定具18は図6及び図7に詳細に示すように、内装カバーパネル40を荷重分配パネル16に固定する。固定具18は本技術分野において周知のものであり、リベット、ねじ、ツリーリベット等を含むものであってよい。図6及び図7に示すように、固定具18は組立て時に固定具収容部材24と連結する。固定具収容部材24は固定具18と対応する部材であり、固定具18を実施可能とする。固定具収容部材24はボタンの台座或いはリベット、ツリーリベット、或いはねじを収容する孔であってもよい。図2及び図4には、固定具収容部材24が孔とされた実施形態が示されている。
【0038】
上述した構成要素は、膝用ボルスターパネル保持装置10を構成する。本発明を実施するためにエアバッグ20を有する。エアバッグ20は本産業分野において一般的な製織袋である。エアバッグ20は、荷重分配パネル16を乗員の脚部に近接して配置させるように、その寸法及び外見が決められている。パネル保持具12は1個以上の縫い目14を形成してエアバッグ20に固定される。パネル保持具12は上記のような周知の技術を利用して固定される。荷重分配パネル16はエアバッグ20及びパネル保持具12の間に配置される。荷重分配パネル16を所定位置に配置することにより、膝用エアバッグモジュールの最終組立て工程が開始される。エアバッグ20は折り畳まれており、荷重分配パネル16及び膝用エアバッグモジュールの膨張装置30(図3に示す)の間の空間に載置される。内装カバーパネル40は、固定具18及び固定具収容部材24を介して荷重分配パネル16に取り付けられる。その結果、完全に組み立てられたエアバッグモジュールを車両の防火壁或いはダッシュボードの下部に固定する準備ができたことになる。
【0039】
図3は、パネル保持具12及びエアバッグ20の前部の間に挟まれた負荷分配パネル16を示す図2の3−3線断面図である。図3はまた、ハウジング32、膨張装置30、及び負分配パネル16に対する膨張していないエアバッグ20の位置を示す。図3に示す膨張装置は周知の膨張装置30の一例である。
【0040】
図3に示すように、膨張装置30はハウジング32に取り付けられる、ハウジング32は内装カバーパネル40と協働してエアバッグモジュールの部材を収容する。ハウジングは一旦エアバッグモジュールが取り付けられると、エアバッグモジュールの構成要素を車両に固定する。ハウジング32は本産業において周知のものである。ハウジング32は一般的な形状を有していてもよいし、或いは特定の車種の計器パネル下方部分の設計と適応するように特別に設計されてもよい。ハウジング32の1箇所においてエアバッグモジュールの構成部品が組み立てられ、別箇所において車両に取り付けられる。
【0041】
図6及び図7には内装カバーパネル40が示されている。内装カバーパネル40はエアバッグ20及びその他の内部構成要素を隠す。内装カバー部材40はまた、取り付けられたエアバッグモジュールの外観を装飾する。一般的には、内装カバー部材40は予め形成された硬質プラスチックにより構成される。内装カバー部材40は木材、金属、発泡プラスチック等の本産業において周知の素材により構成されていてもよい。内装カバー部材40の外観及び寸法は一般的に、組み立てられたエアバッグモジュールの寸法、及びエアバッグモジュールが占有する計器パネルの下方部分領域の寸法に基づく。内装カバーパネルの外見及び外観は容易に変更することができるので、エアバッグシステムの製造業者は種々の車両に共通するエアバッグモジュールを使用することができる。内装カバー部材40の外見、寸法及び装飾は各車両モデル毎に変更することができる。
【0042】
また、本発明では、内装カバー部材40の機能を荷重分配パネル16に組み込み、別個の内装カバーパネルを必要としないようにすることもできる。荷重分配パネル16の外表面に装飾的な仕上げ加工を施して、組み立てられたエアバッグモジュールが取り付けられる車両の装飾に適応させてもよい。
【0043】
図6には、組み立てられた膝用エアバッグモジュールの一例として、膝用ボルスターパネル保持装置10を示す。図6は図5の6−6線断面図である。ハウジング32は膝用エアバッグモジュールの他の部材を取り囲む。ハウジング32は内装カバー部材40と協働して、膝用エアバッグモジュールの外側構造を形成する。膝用ボルスターパネル保持装置10は単一の装置であるため、1個の製造業者が装置を組み立てるとともに、他の製造業者が組立てライン方式で装置を車両に取り付けることができる。膨張装置30はハウジング32に固定される。膨張装置30は周知の形状のものであり、エアバッグ20の内部に載置されるか、或いはエアバッグ20と操作可能に接続されており、事故に際しては膨張装置30により発生させられたガスがエアバッグ20を膨張させる。
【0044】
エアバッグ20は、その中央前部分に固定されたパネル保持具12を備えるように構成されており、組立て工程に先立って、或いは組立て工程の間に固定される。図6はパネル保持具12が負荷分配パネル16の上端縁及び下端縁を囲う状態を示している。荷重分配パネル16はパネル保持具12及びエアバッグの中央前部の間に載置される。荷重分配パネル16は収縮しているエアバッグ20の前表面と同じ長さ及び幅を有する。荷重分配パネル16は、パネル保持具12に予め形成された孔22(図5に示す)を貫通する固定具18を備えていてもよい。
【0045】
本発明の他の実施形態では、保持パネル12が固定具18を妨げないように形成されているので、孔22は必ずしも必要ではない。固定具18は位置及び構成において固定具収容部材24に対応する周知のものである。固定具収容部材24は好ましくは内装カバーパネル40に形成される。内装カバーパネル40は膝用エアバッグモジュールの内部構成要素を車両の利用者から隠すとともに、膝用エアバッグモジュールの外観を装飾する。図6は内装カバー部材40の端縁がエアバッグモジュールの主要構成部品を収容するのに必要とされる空間よりも大きな領域を隠すように形成された状態を示す。このような柔軟性により、膝用エアバッグモジュールを組み立てる際に種々の設計が可能となるとともに、内装カバーパネル40の再設計の必要性がなくなる。内装カバーパネル40の再設計を避けることにより、車両の製造コストを節約することができる。
【0046】
図7は本発明の別の実施形態を示す。図7において、固定具18は内装カバーパネル40に取り付けられているとともに、固定具収容部材24が荷重分配パネル16に形成されている。固定具18及び固定具収容部材24の位置は、内装カバーパネル40の設計及び製造業者からの必要性に応じて変更することができる。
【0047】
本発明、特にパネル保持具12によれば、容易且つ効果的な方法により荷重分配パネル16をエアバッグ20固定することができる。本発明のパネル保持具12は極めて柔軟に構成されており、様々な種類のエアバッグモジュールに採用することができる。本発明は作製及び組み立てが容易であり、且つ必要な部品点数が少ない。更に、このような構成によれば、より効率的且つ安価にエアバッグモジュールの構成部品を組み立てることが可能となる。
【0048】
本発明は、主旨及び主要な特徴から逸脱することがなければ、他の特定の構成に変更することができる。上記の実施形態は全ての点において一例に過ぎず、限定されるものではない。従って、本発明の請求の範囲は上述の記載ではなく添付された請求項に示されるものである。請求項と同等な内容及び範囲内における変更は全て請求項に包含される。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】主エアバッグモジュール及び膝用エアバッグモジュールを備えた車両において、車両乗員の好ましい位置及び主エアバッグモジュール並びに膝用エアバッグモジュールの位置示す断面図。
【図2】本発明の一実施例における荷重分配パネル、パネル保持具及び取付具の位置を示す正面図。
【図3】エアバッグハウジング、エアバッグ、膨張装置、荷重分配パネル及びパネル保持具の相対位置を示す図2の3−3線断面図。
【図4】パネル保持具が複数の紐により具体化されている本発明の一実施例を示す正面図。
【図5】パネル保持具がポケットにより具体化されている本発明の一実施例を示す正面図。
【図6】装飾用内装カバーパネル及び荷重分配パネルから膝用エアバッグモジュールの他の部材と共に内装カバーパネルの収容孔まで突出する取付具の位置を示す図5の6−6線断面図。
【図7】装飾用内装カバーパネル及び内装カバーパネルから膝用エアバッグモジュールの他の部材と共に荷重分配パネルの収容孔まで突出する取付具の位置を示す図5の6−6線断面図。
Claims (23)
- エアバッグと、
エアバッグに取り付けられており、剛性を有する荷重分配部材をエアバッグに固定するパネル保持具と
を含むことを特徴とするエアバッグシステム。 - パネル保持具はポケットであることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグシステム。
- パネル保持具はスナップであることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグシステム。
- 剛性を有する荷重分配部材はロッドであることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグシステム。
- 剛性を有する荷重分配部材は板材であることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグシステム。
- 剛性を有する荷重分配部材はパネルであることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグシステム。
- パネル保持具は2個以上の紐であることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグシステム。
- エアバッグと、
エアバッグと接続されており、剛性を有する荷重分配パネルを収容し且つ固定するパネル保持具と、
両者の間に載置される剛性を有する荷重分配パネルと
を含むことを特徴とする膝用ボルスターエアバッグシステム。 - パネル保持具は紐であることを特徴とする請求項8に記載の膝用ボルスターエアバッグシステム。
- パネル保持具はスリーブを形成することを特徴とする請求項8に記載の膝用ボルスターエアバッグシステム。
- 紐は3辺において膝用ボルスターエアバッグに固定されることによりポケットを形成することを特徴とする請求項10に記載の膝用ボルスターエアバッグシステム。
- 膝用ボルスターエアバッグと紐の間に荷重分配パネルを配置するように紐は配列されることを特徴とする請求項11に記載の膝用ボルスターエアバッグシステム。
- 紐に形成される1個以上の孔を更に含み、孔は固定具の通路となり、固定具は荷重分配パネルを装飾用内装カバーパネルに固定することを特徴とする請求項12に記載の膝用ボルスターエアバッグシステム。
- 膨張装置を収容する空間が形成されたハウジングと、
ハウジングに固定され、エアバッグにガスを供給する膨張装置と、
膨張装置から吐出されたガスがエアバッグに供給されてエアバッグを膨張させるように膨張装置に取り付けられるエアバッグと、
エアバッグに固定されており、荷重分配パネルを収容し且つ確実に保持するパネル保持
具と、
平面片により固定される荷重分配パネルと
を含むことを特徴とする膝用ボルスターエアバッグモジュール。 - パネル保持具はその両端においてエアバッグに取り付けられることを特徴とする請求項14に記載の膝用ボルスターエアバッグモジュール。
- 荷重分配パネルは全体的に平面であることを特徴とする請求項14に記載の膝用ボルスターエアバッグモジュール。
- パネル保持具は矩形であることを特徴とする請求項14に記載の膝用ボルスターエアバッグモジュール。
- 1個以上の孔がパネル保持具に載置されており、孔は固定具の通路となり、固定具は荷重分配パネルを装飾用内装カバーパネルに固定することを特徴とする請求項14に記載の膝用ボルスターエアバッグモジュール。
- 第2パネル保持具を更に含み、第2パネル保持具はエアバッグに固定されており、パネル保持具と協働して荷重分配パネルを固定することを特徴とする請求項14に記載の膝用ボルスターエアバッグモジュール。
- a)エアバッグを提供する工程と、エアバッグは剛性を有する荷重分配パネルを収容し且つ固定するパネル保持具を含み、
b)パネル保持具により荷重分配パネルをエアバッグに固定する工程と
を含むことを特徴とする荷重分配パネルのエアバッグへの固定方法。 - 荷重分配パネルに配置された1個以上の固定具を内装カバーパネルに取り付けることができるように荷重分配パネルを配置する工程と、荷重分配パネルに配置された固定具により内装カバーパネルを荷重分配パネルに取り付ける工程を更に含むことを特徴とする請求項20に記載の方法。
- 固定具は内装カバーパネルの一部分であり、荷重分配パネルは固定具収容部材を有することを特徴とする請求項20に記載の方法。
- 固定具はツリークリップ、スナップ、或いはリベットであることを特徴とする請求項20に記載の方法。
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