JP2004520551A5

JP2004520551A5 -

Info

Publication number: JP2004520551A5
Application number: JP2002557707A
Authority: JP
Filing date: 2002-01-11
Publication date: 2005-07-21

Claims

環状の封止間隙部の半径方向についての内方に面する外側境界面と上記封止間隙部の半径方向についての外方に面する内側境界面との間に配設するためのシール装置であって、
上記封止間隙部（１６）の一方の境界面（１４）を封止するように押圧する封止面（８）と、半径方向について上記封止面（８）と逆向きの関係にあって封止リング（４）の側部に位置し、上記封止間隙部（１６）の他方の境界面（４０）と共に断面形状が楔形の中間スペースを形成する圧力面（３８）と、を有する封止リング（４）と、
付勢手段（２４）により少なくとも時々、上記中間スペース内に向かって、上記封止間隙部（１６）の他方の境界面（４０）と、封止面（８）を封止間隙部（１６）の一方の境界面（１４）に押し付ける圧力面（３８）と、に対し付勢される圧力リング（６）とを備え、
上記圧力リング（６）は、
半径方向についての外方に向いた円筒周縁表面の形状で、上記封止間隙部（１６）の他方の境界面（４０）に対して付勢される外側作用面（４０）と、
半径方向についての内方に向いた円錐周縁表面の形状で、相補的な円錐周縁表面の形状をなす封止リング（４）の圧力面（３８）に対して付勢される内側作用面（３８）と、
軸方向に向いた環状の面の形状で、それに対して付勢手段（２４）が付勢される付勢面（３６）と、を有しており、
上記封止リングの封止面（８）は、半径方向に突き出す２つの封止リップ部（１０）であって、上記封止リング（４）内において両者間に溝部（１２）を囲む封止リップ部を備えている、ことを特徴とする。
上記付勢手段は、加圧状態でシール装置（２）の片側（２４）にあって上記圧力リング（６）を押圧する流体（２４）である、ことを特徴とする請求項１記載のシール装置。
上記付勢面（３６）は凹状であることを特徴とする請求項１又は２に記載のシール装置。
上記封止リップ部（１０）及び溝部（１２）を通る断面はそれぞれ円弧形状であることを特徴とする請求項１〜３の何れか一に記載のシール装置。
上記封止リップ部（１０）及び溝部（１２）を通る断面は定常的な波線状であることを特徴とする請求項１〜４の何れか一に記載のシール装置。
上記封止間隙部（１６）の一方の境界面（１４）は円形シリンダ状の内側部品（１８）の周縁表面であり、上記封止間隙部（１６）の他方の境界面（４０）は、外側部品（２０）内の円筒状ボア部（１６）の半径方向についての内方に面した表面である、ことを特徴とする請求項１〜５の何れか一に記載のシール装置。
上記内側部品（１８）は上記ボア部（１６）を通って往復動作することを特徴とする請求項６記載のシール装置。
流体（２４）が加圧状態でシール装置（２）の片側（２４）にあり、上記シール装置（２）の他方には、上記内側部品（１８）の周縁表面（１４）に対して隙間嵌めされた上記ボア部（１６）の壁部に、環状の流体貯留溝（３２）が設けられている、ことを特徴とする請求項７記載のシール装置。
上記シール装置、特に封止リング（４）は、形状に関して安定した、特にプラスチック材を含むコア部を有している、ことを特徴とする請求項１〜８の何れか一に記載のシール装置。
形状に関して安定した上記コア部は、実質的に上記圧力リング（６）又は封止リング（４）の形状で、封止材料で被覆されている、ことを特徴とする請求項９記載のシール装置。
流体を輸送するためにピストン内で変位可能なシリンダと、上記シリンダの内壁部と上記ピストンの外壁部との間に配設された請求項１〜１０の何れか一に記載のシール装置と、を有するピストン装置。
海水及び／又は高濃度の塩水を輸送するために、上記請求項１１記載のピストン装置を有する海水淡水化装置。