JP2004519607A - 直列接続された制御弁部材を備えた、燃料を噴射するための燃料インジェクタ - Google Patents

直列接続された制御弁部材を備えた、燃料を噴射するための燃料インジェクタ Download PDF

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Abstract

本発明は、内燃機関の燃焼室へ燃料を噴射するための燃料インジェクタに関する。この燃料インジェクタはインジェクタボディ(2)を有し、このインジェクタボディのケーシング孔(8)内には第1の3ポート2位置制御弁(6)が収容されており、この3ポート2位置制御弁(6)の弁ボディ(7)は、スプール区分(18)とシート直径部(11)とを有している。3ポート2位置制御弁(6)の弁ボディ(7)は、アクチュエータ(40)を介して、直接的若しくは間接的に変換エレメント(3,4)を介して操作される。3ポート2位置制御弁(6)の弁ボディ(7)によって、第2の制御弁(29)の弁部材(30)が伝達エレメント(26)を介して強制的に制御される。この伝達エレメント(26)は、ケーシング孔(8)内における弁ボディ(7)の第1の位置では、ギャップ寸法h(25)分だけ弁ボディ(7)から隔離されている。

Description

【0001】
技術分野
空気圧縮形の内燃機関を備えた自動車では、高圧集合室(コモンレール)を介在させて燃料で負荷される燃料インジェクタを備えた燃料噴射システムが使用される。噴射開始時期及び噴射量は、電気的に制御可能なインジェクタによって調節される。燃料インジェクタは、内燃機関のシリンダヘッドに著しい改良を加える必要なしに、シリンダヘッドに取り付けられる。乗用車若しくは実用車での使用目的に応じて、それぞれ使用されるインジェクタによって、噴射の経過に影響を与えることができる。
【0002】
背景技術
ヨーロッパ特許出願公開第0987432号明細に記載の燃料インジェクタはノズルニードルを有しており、このノズルニードルはばねエレメントを介して、対応するシート面に押圧される。ノズルニードルの端面は制御室内の燃料圧を介して負荷される。この制御室内には、燃料が供給管路を介して流入する。この供給管路内には絞りエレメントが収容されている。燃料インジェクタ内には、さらに流出弁が収容されており、この流出弁は供給管路から低圧領域内への燃料の流出を制御する。燃料インジェクタ内には、さらに制御弁が設けられており、この制御弁は制御室と低圧領域との間の接続を開放するか、若しくは閉鎖する。流出弁と制御弁とは共通の電磁式アクチュエータを介して操作される。このアクチュエータは流出弁と制御弁とを取り囲むケーシング内に収容されている。制御弁と流出弁とアクチュエータとは、アクチュエータの作動停止状態で流出弁と制御弁とがそれぞれの開放位置に位置するように配置されている。アクチュエータが、第1の通電レベルに相当する第1の位置へ運動させられると、流出弁が閉鎖され、制御弁は開放位置に留まる。これに対して、電磁式のアクチュエータがさらに通電されて、第1の通電レベルよりも高い第2の電流レベルに到達すると、制御弁も閉鎖される。
【0003】
このような解決手段を用いると、アクチュエータの作動を停止することによって噴射が終了され、この場合、流出弁が最初に開く。流出弁が開く直前に制御弁はまだ開いているので、ノズルの閉鎖時にノズルニードルのばねエレメントに抗して働く圧力を低下させることができるため、ノズルの一層迅速な閉鎖が達成可能である。
【0004】
ヨーロッパ特許出願公開第0994248号明細には、ピエゾアクチュエータによって噴射経過の形成が行われる燃料インジェクタが開示されている。この燃料インジェクタのインジェクタボディには噴射開口が形成されている。このインジェクタボディ内にはノズルニードルが可動に収容されており、このノズルニードルは噴射開口の開放位置と噴射開口の閉鎖位置との間で往復運動可能である。ピエゾ圧電式のアクチュエータはインジェクタボディに収容されていて、作動位置と非作動位置との間で可動である。カップリングエレメントによって、ノズルニードルとピエゾ圧電式のアクチュエータとは互いに結合されており、これにより、ピエゾ圧電式のアクチュエータの運動がインジェクタボディ内でのノズルニードルの行程時における、ノズルニードルのより大きな運動に変換される。
【0005】
発明の開示
本発明による解決手段を用いると、圧力制御されかつ部分圧力補償された制御弁と、強制的に制御される、行程制御される制御弁との組合せが実現可能となる。ピエゾアクチュエータの使用下に、圧力制御され部分的に圧力補償された、有利には3ポート2位置制御弁として形成された制御弁の直接的な制御を行うことができる。3ポート2位置制御弁の直接的な制御により、この制御弁の段階的な調節が可能となる。圧力制御された3ポート2位置制御弁と、この制御弁に後置された、強制的に制御され行程制御された制御弁との間のカップリングは、ロッド状の伝達エレメントにより行われる。この伝達エレメントは、3ポート2位置制御弁に設けられたポット形の切欠きによって取り囲まれていてよい。伝達エレメントに設けられた当付け面と、3ポート2位置制御弁に設けられた当付け面との間では、アイドル行程を調節することができる。このアイドル行程により、制御室の圧力を解放する2ポート2位置弁の開放時点及び閉鎖時点を調節することができ、この場合、ノズルニードルを取り囲むノズル室が、既に部分的に開放された3ポート2位置制御弁によって、高圧下にある燃料で負荷されるようになる。
【0006】
本発明により提案された解決手段を用いると、ノズルニードルを負荷する制御室の放圧を、ノズルニードルを取り囲むノズル室の負荷後に、適宜な時点で達成することができる。有利にはシート・スプール弁として形成された3ポート2位置制御弁では、部分的な閉鎖時に第1に、後置された3ポート2位置制御弁の閉鎖を達成することができる。つまり、3ポート2位置制御弁がインジェクタのケーシングに設けられた対応するシート部から引き出されていて、かつこの3ポート2位置制御弁に形成されたスプール部分がまだ閉鎖されている場合には、当該燃料インジェクタは行程制御されたインジェクタとして作用する。3ポート2位置制御弁が対応するシート部に到達して完全に閉鎖されると、ノズル流入部、ひいてはノズルニードルのノズル室が、リークオイル流出部へ放圧される。
【0007】
それと同時に、ノズル流入部から分岐した、流入絞りを有する流入孔を介して制御室での圧力形成が行われることによってノズルニードルの閉鎖が行われる。
【0008】
以下に本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
【0009】
実施例
図1には、ノズルニードルを負荷する制御室の上方に直列接続式に配置された3ポート2位置制御弁と2ポート2位置制御弁とが示されている。
【0010】
内燃機関の燃焼室内へ燃料を噴射するためのインジェクタ1のインジェクタボディ2には、ケーシング孔8が形成されている。このケーシング孔8内には、有利には3ポート2位置制御弁として形成された制御弁6の弁ボディ7が可動に収容されている。弁ボディ7の上端面は変換室5内に突入している。この変換室5には、変換ピストン3の、弁ボディ7の上端面に向かい合って位置する端面が突入している。この変換ピストン3は、図1に図示していないアクチュエータ40を介して操作可能である。このアクチュエータ40は、第1の3ポート2位置制御弁6の弁ボディ7の、アクチュエータ40に向いている方の端面に直接に作用していてもよい。
【0011】
弁ボディ7にはくびれ部10が形成されている。このくびれ部10の領域にはインジェクタボディ2で、図示されていない高圧集合室(コモンレール)からの流入部9が開口している。弁ボディ7のくびれ部10は、弁室13に向かって円錐状に延びている。くびれ部10の下側の領域にはシート直径部11が形成されており、このシート直径部11はインジェクタボディ2に設けられた第1のシート面12と共に弁ボディ7のシート部を形成している。
【0012】
第1の3ポート2位置制御弁6の弁ボディ7は、インジェクタボディ2内で弁室13によって取り囲まれている。この弁室13は分岐部14を介してノズル流入部15に接続している。このノズル流入部15は、図1には図示していないノズル室に開口しており、このノズル室は同じく図示されていないノズルニードルを、インジェクタボディ2の下側の領域で取り囲んでいる。ノズル流入部15からは流入部16が分岐しており、この流入部16は制御室37に通じている。制御室37に通じた流入部16には流入絞り17が収容されている。
【0013】
有利には3ポート2位置制御弁として形成された第1の制御弁6の弁ボディ7の下側の領域はスプール部分18を備えている。弁ボディ7のスプール部分18に設けられたスプール縁部の重なり行程は符号19(h)で示されている。弁ボディ7の下側の領域には、ポット形の中空室23が形成されており、このポット形の中空室23の、ピン状の伝達エレメント26に向いている方の側は、当付け面24を有している。弁ボディ7の下端部は環状に形成された端面20を有しており、この端面20には、コイルばね21として形成された戻しエレメント21が接触している。この戻しエレメント21はインジェクタボディ2内の中空室に収容されており、この中空室からはリークオイル流出部22も孔部31も分岐している。
【0014】
インジェクタボディ2内に対称軸線と同軸的に収容されたピン状の伝達エレメント26の下端面28は、別の制御弁29に設けられた、球状に形成された弁部材30に接触している。この第2の制御弁29は2ポート2位置制御弁として形成されていると有利である。第2の制御弁29の弁部材30には環状の当付け面33が形成されており、この当付け面33には別のシールばね34が接触している。このシールばね34は球状に形成された弁部材30に戻し運動を加えている。第2の制御弁29の弁部材30は、その閉鎖位置で、インジェクタボディ2に設けられたシート面32に接触している。このシート面32に向かい合って位置する形で、選択的にインジェクタボディ2は、第2の制御弁29の例えば球状に形成された弁部材30のための別のシート部が設けられていてもよい。
【0015】
インジェクタボディ2内の第2の制御弁29の弁部材30によって、制御室37は、図示されていないノズルニードルに作用する押圧ロッド38の上方で放圧される。これにより制御室37の放圧時では、制御室37内に収容された制御容量が、流出絞り36と孔31とを介してインジェクタボディ2に設けられたシート面32の上方でリークオイル流出部22内へ流出する。
【0016】
図1にした状態では、第1の制御弁6の弁ボディ7が閉鎖位置に位置している。すなわち、弁ボディ7のシート直径部11がインジェクタボディ2のシート面12に接触している。弁ボディ7のこの位置では、当付け面24と、ピン状に形成された伝達エレメント26の上端面27との間にギャップ寸法(h)が生じる。図1に示したインジェクタの作動状態では、第2の制御弁29の弁部材30も、インジェクタボディ2に設けられた対応するシート面32に接触している。
【0017】
第1の制御弁6の弁ボディ7の閉鎖位置でも、第2の制御弁29の弁部材30の閉鎖位置でも、ノズル流入部15は弁室13を介して弁ボディ7の開制御されたスプール部分18によってリークオイル流出部22に接続されているので、燃料はノズル室からノズル流入部15と、分岐部14と弁室13とを介して流出することができる。第1の制御弁6のこの作動位置では、当付け面24と、この当付け面24に向けられた、ピン状に形成された伝達エレメント26の端面7との間にギャップ寸法25が生じる。この作動位置では、内燃機関の燃焼室内へ燃料を噴射するためのインジェクタ1は、圧力制御式のインジェクタとして作用する。
【0018】
図1には図示していないアクチュエータ40(図2参照)が操作されると、第1の制御弁6の弁ボディ7は下方へ移動するので、図示されていない高圧集合室(コモンレール)からの流入部9からは、高圧下にある燃料がインジェクタ1のインジェクタボディ2内の弁室13に流入する。この弁室13を介して、燃料は分岐部14を経由してノズル流入部15に流入するので、ノズルニードルを取り囲んでいるノズル室(図示しない)は高圧下にある燃料で負荷される。垂直な降下運動時に、スプール部分18は弁室13とリークオイル流出部22との接続を閉じる。弁ボディ7と、ピン状に形成された伝達エレメント26の上端面7との間のギャップ寸法25に相当するアイドル行程が克服された後に、第2の制御弁29の弁部材30は、強制的に開放される。インジェクタボディ2内の第2の制御弁29の弁ボディ30が開放されるやいなや、放圧可能となった制御室27内の制御容量は、流出絞り36を介して、有利には2ポート2位置制御弁として構成された第2の制御弁29の弁部材30が収容されている中空室に流入する。開放されたシート面32を介して、この制御容量は孔31を経由してインジェクタボディ2に形成された、ばねエレメント21が収容されている中空室に流入する。この中空室から制御容量はリークオイル流出部22を介して流出する。制御室37の放圧によって、制御室37に突入している押圧ロッド38の走出が行われるので、押圧ロッド38と結合しているノズルニードルは内燃機関の燃焼室に突入している噴射開口を開放し、ノズル流入部15を介してノズル室内に溜められた燃料容量は、内燃機関の燃焼室内へ噴射され得る。
【0019】
図1には図示していないアクチュエータによって、第1の制御弁6の弁ボディ7を段階的に調節することができる。インジェクタボディ2に設けられたケーシング孔8内での第1の制御弁6の弁ボディ7の段階的な調節可能性に応じて、弁ボディ7が、インジェクタボディ2に設けられた、対応するシート面12の方向に部分的に閉鎖される際に、第2の制御弁29の弁部材30も、対応するシート面32へ向かって引き込まれる。これにより、流出絞り36による制御室37の放圧が終了され、そしてノズル流入部15を介して流入絞り17を備えた流入部16に流入する燃料容量によって、制御室37内での圧力形成もしくは増圧が行われる。制御室37内での圧力形成によって、押圧ロッド38は垂直方向で下方へ向かって移動し、ひいてはノズルニードルに設けられた円錐体が、対応するシートに進入することによって噴射開口の閉鎖を生ぜしめる。
【0020】
弁ボディ7の部分的な閉鎖時では、たしかにまだスプール部分8と、インジェクタボディ2に設けられた対応するケーシング縁部との重なりが与えられているが、しかし弁ボディ7はケーシング側のシート面12において、まだ開放されている。第1の制御弁6の部分的に閉鎖されたこのような作動状態では、インジェクタ1は行程制御式のインジェクタとして作用する。
【0021】
アクチュエータ40(図2参照)が引き続き操作されると、はじめて弁ボディ7は垂直方向で上方へ向かってケーシング孔8内をシート面12に向かって移動する。これにより、スプール部分18とインジェクタボディ2に設けられた対応する制御端との重なりが解消されるので、ノズル流入部15は、分岐部14と弁室13を介してリークオイル流出部22内へ放圧され得る。弁ボディが完全に閉鎖されると、すなわちインジェクタケーシングに設けられたシート面12に弁ボディ7が引き込まれると、弁ボディ7の当付け面24と、この当付け面に向けられた、ピン状に構成された伝達エレメント26の端面27との間に、ギャップ寸法25が生じる。この状態では、第2の制御弁29も閉鎖されている。すなわち、例えば球状に形成された弁部材30が、インジェクタボディ2に設けられた対応するシート面32に当て付けられる。これにより生ぜしめられた、インジェクタボディ2に設けられた制御室37内での圧力形成によって、押圧ロッド38と結合されているノズルニードルは強制的に閉鎖される。
【0022】
弁ボディ7に設けられた当付け面24と、ピン状に構成された伝達エレメント26の上端面27との間のギャップ寸法25を規定することにより、ケーシング孔8内での弁ボディ7の垂直な降下運動時に弁ボディ7に後置された第2の制御弁29が開く時点、すなわち制御室37がいつ放圧されるのかを決定することができる。これにより、弁室13を介して部分的に開放されたこの弁ボディ7において、インジェクタボディ2内に設けられた対応するシート面12のところで高圧集合室から流入部9を介して分岐部14とノズル流入部15とに流入した燃料がノズル室内に貯えられ、これにより、ギャップ寸法25が克服された直後に制御室37内への押圧ロッド38の上昇運動が行われ得ることを達成することができる。従って、既にギャップ寸法25の克服直後にノズルニードルの開放運動が行われるので、ノズル室に既に貯えられていた燃料容量を遅延なく内燃機関の燃焼室内に噴射することができる。
【0023】
部分的に閉鎖された状態、すなわち第2の制御弁29は閉鎖されているが、第1の制御弁6はまだシート面12で開放されていて、インジェクタボディ7のスプール部分18はまだ閉鎖されている状態では、インジェクタは行程制御式のインジェクタとして作用する。これに対して、第1の制御弁6がシート面12で閉鎖されると、すなわち高圧集合室からの流入部9が遮断されると、インジェクタはノズル流入部15と分岐部14と弁室13とを介してリークオイル流出部22へ放圧される。次いで第1の制御弁6、すなわち第1の制御弁6の弁ボディ7は、完全に開放された状態となる。つまり、流入部9を介して貯えられた燃料はノズル流入部15を介してノズルまで流れ、しかもそれと同時にスプール部分18と、対応するケーシング制御縁との重なりが有効となり、そして2ポート2位置制御弁すなわち第2の制御弁29は、ピン状に形成された伝達エレメント26による強制的な制御によって開放される。この状態でインジェクタ1は圧力制御式のインジェクタとして作用する。
【0024】
本発明による解決手段を用いると、行程制御式インジェクタの利点と、圧力制御式のインジェクタの利点とを、3ポート2位置制御弁として形成された第1の制御弁6と、この第1の制御弁6により強制的に制御される2ポート2位置制御弁、すなわち第2の制御弁29とによって組み合わせることができる。
【0025】
図2には、3ポート2位置制御弁の上方に収容された変換ピストン装置が示されている。
【0026】
図2から判るように、第1の制御弁6の弁ボディ7の上方には、圧電式アクチュエータ、すなわちピエゾアクチュエータ40が収容されている。このピエゾアクチュエータ40は、弁ボディ2に収容された皿形のエレメント43に作用する。この皿形のエレメント43は、ばね積層体42に支持されており、別の変換ピストン4で受け止められている。この変換ピストン4の、皿形のエレメント43とは反対の側に位置する端面は、インジェクタボディ2に設けられた第2の変換室41に突入している。この第2の変換室41には、第1の変換ピストン3の上端面も突入しており、この第1の変換ピストン3は変換室5を介して、有利には3ポート2位置制御弁として形成された第1の制御弁6の弁ボディ7の上端面を負荷する。第1の変換ピストン3若しくは第2の変換ピストン4として形成された圧力変換装置の代わりに、弁ボディ7の十分な昇降運動を実施するためのアクチュエータ運動の機械的な変換装置が考えられる。その場合、この機械的な変換装置が、ピン状に構成された伝達エレメント26を介して、第2の制御弁29の弁部材30を強制的に制御する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
ノズルニードルを負荷する制御室の上方に配置された、直列接続された3ポート2位置制御弁と2ポート2位置制御弁とを示す断面図である。
【図2】
3ポート2位置制御弁の上方に収容された変換ピストン装置を示す断面図である。

Claims (11)

  1. インジェクタボディ(2)を備えた燃料インジェクタであって、インジェクタボディ(2)に設けられたケーシング孔(8)内に第1の3ポート2位置制御弁(6)が収容されており、該3ポート2位置制御弁(6)の弁ボディ(7)がスプール区分(18)とシート直径部(11)とを有していて、アクチュエータ(40)によって、直接的又は間接的に変換エレメント(3,4)を介して操作される形式のものにおいて、第1の3ポート2位置制御弁(6)の弁ボディ(7)が、別の第2の制御弁(29)の弁部材(30)を、伝達エレメント(26)を介して強制的に制御するようになっており、該伝達エレメント(26)が、ケーシング孔(8)内での弁ボディ(7)の第1の位置で、ギャップ寸法h(25)分だけ該弁ボディ(7)から間隔を置いて配置されていることを特徴とする燃料インジェクタ。
  2. 第1の3ポート2位置制御弁(6)の弁ボディ(7)がポット形の中空室(23)を有している、請求項1記載の燃料インジェクタ。
  3. ポット形の中空室(23)が伝達エレメント(26)のための当付け面(24)を有している、請求項2記載の燃料インジェクタ。
  4. 弁ボディ(7)が、インジェクタボディ(2)のケーシング孔(8)内で段階的に操作可能である、請求項1記載の燃料インジェクタ。
  5. 弁ボディ(7)の、対応するシート部(11,12)からの開放時にギャップ寸法h1(25)が克服された後に、第2の制御弁(29)が開放されて、制御室(37)が放圧されるようになっている、請求項4記載の燃料インジェクタ。
  6. 弁ボディ(7)の部分的な閉鎖時に、該弁ボディ(7)のスプール部分(18)がケーシング側で重なったままとなり、第2の制御弁(29)の弁部材(30)が、対応するシート部(32)へ移動するようになっている、請求項4記載の燃料インジェクタ。
  7. 弁ボディ(7)が、対応するシート部(11,12)へ到達して完全に閉鎖されると、ノズル流入部(14,15)が弁室(13)を介してリークオイル流出部(22)へ放圧可能である、請求項4記載の燃料インジェクタ。
  8. 弁ボディ(7)が、対応するシート部(11,12)へ到達して完全に閉鎖されると、弁ボディ(7)と伝達エレメント(28)との間にギャップ寸法h(25)が生じるようになっている、請求項7記載のインジェクタ。
  9. 第1の3ポート2位置制御弁(6)の弁ボディ(7)と第2の制御弁(29)の弁ボディ(30)とが、戻しばねエレメント(21,34)によって負荷されている、請求項1記載の燃料インジェクタ。
  10. 第2の制御弁(29)が2ポート2位置制御弁として形成されている、請求項1記載の燃料インジェクタ。
  11. 戻しばねエレメント(21,34)が弁ボディ(7)若しくは弁部材(30)に設けられた環状面(20,33)に接触している、請求項9記載の燃料インジェクタ。
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