JP2004518768A - ある目標色を作るための染料混合物の製造方法 - Google Patents

ある目標色を作るための染料混合物の製造方法 Download PDF

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Abstract

a)複数の波長λ、i=1、2、……nで目標色λの反射率値R(λ)を測定する段階と、b)同じ波長λで基板の反射率値R(λ)を測定する段階と、c)N個の染料Dn、b=1、2、……N(関連定数g、kを有する)のデータベースからM個の染料の一組の濃度c、j=1、2、……Mを形成する段階と、d)計算された濃度のM個の染料を用いて染料混合物を作る段階とを有し、前記データベースは下記段階、すなわち、aa)異なる濃度での染料Dnの組合せの染色を行なう段階、bb)異なる波長での染色の反射率値Rを測定する段階、cc)関数f(R)を定める段階、dd)関数f(R)と、定数gおよびkを含む濃度cとの関係を定める段階、およびee)各染料Dnについて、計算された値f(R)、c、g、kが測定値に近似するように定数g、kを決定する段階に従うことを特徴とする、所与の基板に目標色を作るための染料混合物の製造方法。

Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、染料の配合に関する。
【0002】
(背景技術)
染色業、特に織物業界では、色合わせを作るのに要求される条件が一層厳格になっており、必要とする染料混合物の配合に不可欠な作業は一層の労力および時間を要するものとなっている。必要とする染料混合物を作るのに要する作業量を減少させるため、目標色を測定することにより該目標色を作ることができる染料混合物の予測方法が進歩している。
【0003】
このような予測を行う既知の通常の方法として、第一に、目標色を作ると考えられる染料を選択し、次に、各染料を、通常使用されている使用濃度範囲をカバーする異なる濃度で所与の基板に塗布する方法がある。通常、少なくとも6つの濃度が使用されている。
【0004】
異なる濃度での異なる染色サンプルの反射率値が反射率分光測光器を用いて測定される。この測定は、通常の可視波長範囲に亘って分散された異なる波長で行われる。適当な波長間隔は、400〜700ナノメートルの波長範囲について20ナノメートルの間隔である。
【0005】
各濃度および各波長での各染料の反射率値は、通常、反射率の関数に変換され、染料濃度に対する反射率値の各関数が得られる。
【0006】
単一染料の任意に選択された混合物の反射率値の見積りは、単一染料サンプルの反射率関係の関数から行われる。これらの反射率関係の関数から、未染色基板の反射率値を斟酌して、任意の混合物により作られる色の三刺激値(tristimulus values)が、通常、国際照明委員会(CIE)により定められた形態のXYZ値で得られる。
【0007】
これらの三刺激値は所与の色から経験的に得られる三刺激値と比較され、2組の三刺激値が充分に近接している場合には、選択された任意の濃度により表される染料の配合はマッチングしていると考えられる。2組の三刺激値が、許容できるマッチングが得られるほど充分に近接していない場合には、同じ単一染料であるが異なる濃度をもつ新しい染料混合物が配合され、新しい染料混合物の三刺激値が目標色の三刺激値と比較される。この作業は、マッチングが満足できると考えられるようになるまで反復される。
【0008】
実際には、反射率値と、これらの反射率値を与える染料の濃度との間には、通常、非線形関係がある。これは、混合物中の染料濃度が高くなると、通常、殆どの染料は基板上に達せず、染料浴中に多量の染料が保有されるからである。この非線形関係は、単一染料の濃度と単一染料の反射率との関係の相間(interpolation)による染料混合物の予測を行うことの障害となる。
【0009】
上記既知の方法は、通常、40〜60%の染料予測の成功率、すなわち目標色に対して満足できるマッチングを与えると考えられる染料混合物を作ることの約40〜60%の推測が得られる。しかしながら、満足できるマッチングであるとは考えられない場合には、充分に近接したマッチングが得られないとする大きい割合の予測は、現在の実際の状況下では、予測された各混合物の試験染色を行いかつ必要に応じて試験染料混合物を数回補正する必要がある。
【0010】
単一染料についてなされる測定に基いて染料混合物の予測を行なうことを試みる場合には、他の重大な困難性が生じる。これは、しばしば、ある染料が、これと混合される他の染料の染色能力を変化させ、従って任意の単一染料の染色挙動がどれほど正確に知られていても、この染料は、他の染料と混合されるとき、この染料が単独で使用されるときほど正確には挙動しないことがほぼ確実であることによる。染料が単独で使用されるか混合されるかにかかわらず、基板の存在および/または特性の変化も染料の挙動に影響を与える。
【0011】
染料混合物を予測して所与の目標色を得るための当該技術分野で慣用されている方法は、これらの染料が混合されるときの単一染料の相互作用を考慮するものではなく、また、これらの予測精度を向上させる明らかな方法は存在しない。
【0012】
工場で実際に作られるか、或いは工場の条件にできる限り近い条件で、実験室で染料混合物から作られる染料サンプルを予測の出発時点で使用して、予測により所与の基板に所与の色を付すための染料混合物を配合する方法を得ることは、もしもこのような方法が染料混合予測を行なうときに非常に高い成功率が得られるならば染色産業において非常に有効である。
【0013】
(発明の開示)
本発明は、試験染色を行なう必要性を大幅に低減できる充分に高いだけでなく、徐々に改善することもできる成功率を有する、染料混合物の簡単化された配合方法を提供する。
【0014】
本発明は、a)複数の波長λ、i=1、2、……nで目標色λの反射率値R(λ)を測定する段階と、
b)同じ波長λで基板の反射率値R(λ)を測定する段階と、
c)N個の染料Dn、b=1、2、……N(関連定数g、kを有する)のデータベースからM個の染料の一組の濃度c、j=1、2、……Mを形成する段階と、
d)計算された濃度のM個の染料を用いて染料混合物を作る段階とを有し、前記データベースは下記段階、すなわち、
aa)異なる濃度での染料Dnの組合せの染色を行なう段階、
bb)異なる波長での染色の反射率値Rを測定する段階、
cc)関数f(R)を定める段階、
dd)関数f(R)と、定数gおよびkを含む濃度cとの関係を定める段階、および
ee)各染料Dnについて、計算された値f(R)、c、g、kが測定値に近似するように定数g、kを決定する段階、
に従うことを特徴とする、所与の基板に目標色を作るための染料混合物の製造方法からなる。
【0015】
関数f(R)は、クベルカ−ムンク変換(Kubelka−Munk conversion)f(R)=(1−R)/2Rとして知られているアルゴリズムを使用できるが、チャンドラセカール変換(Chandrasekhar conversion)のような他の変換方法を使用することもできる。
【0016】
染料の反射率の関数と2つの定数を含むそのそれぞれの濃度との関係は異なる形態にすることができ、1つの適当な形態はf(R)=gc/(1+kc)である(ここで、gおよびkは2つの定数である)。
【0017】
これらの2つの定数gおよびkの数値は、最初は任意に選択され、後で実験的に補正される。
【0018】
定数gは、染料浴中に最初に添加された個々の染料の濃度に対する個々の染料の基板によるアップテーク(uptake)の比と、染料の単位濃度当りの染色された基板により吸収された光量を測定することにより見出すことができる、染料の吸収係数により表される染料の吸収率との積として説明できる。定数kは、基板による個々の各染料のアップテークと、染料浴中に最初に添加された染料の濃度との関係の線形性からの偏差を表すものである。
【0019】
基板の反射率を考慮に入れかつ上記公式を染料の混合物に拡張すれば、上記公式は数1となり、添数字は、それぞれの成分染料を識別するものである。
【0020】
【数1】
Figure 2004518768
色の三刺激値は、CIEにより定められた色のXYZ値とするのが便利である。
【0021】
これらの値が三刺激値として使用されるXYZ値は、CIEにより定められた下記の関係から得ることができる。
【0022】
X=ΣREx
Y=ΣREy
Z=ΣREz
各値は前記全ての波長について合計される。ここで、Eは、CIEにより定められている、選択された光源(例えば昼光または他の光源)の光学的分布であり、
x(赤色)
y(緑色)
z(青色)
は、赤色、緑色および青色の標準的観測者の色覚に基く、CIEにより定められた係数である。また、E、x、y、zの値は、刊行されている表から得ることができる。
【0023】
本発明の方法はまた、情報フィードバックまたは逐次代入法を用いることにより、データベースの情報を規則的に更新しかつ補正する付加段階を設けることができる。この付加段階では、各波長での所与の染料混合物中の個々の各染料についての2つの定数が規則的に一層正確にされ、かつ染色技術の変化および染料混合物および基板に使用される個々の染料の物理的特性の変化を考慮に入れるため更新される。この付加段階は、多数の異なる色が作られることによりサンプル数が増大するときに行なわれる。新しい染料混合物の反射率値が得られると、これらから、上記方法により新しい定数が得られる。サンプル数が多いほど、定数は正確になる。使用される染料の物理的特性の変化または染色方法の変化があるときは、定数は順次更新される。最初にデータベースを作る早期の段階において、上記のように組み合わされた反射率値には、このような反射率値が記憶されている場合には、既にデータベースに存在する幾つかの反射率値を含めることができる。このことは、利用できる新しい反射率値が極く僅かである場合には好ましいことであるが、染色工場からは多数の染料混合物の反射率値を入手できるので、データベースに記憶された元の反射率値は廃棄され、将来の使用のために新しい反射率値がデータベースに入力される。新しい付加染料サンプルを入手できるようになると、これらの定数は廃棄される。染料サンプルの特性が変化する間または染色技術が変更される間に非常に多数のサンプルを用いてこの方法を反復すると、この染料予測方法は染色作業時の変化に遅れないようにするだけでなく、一層正確になりかつ優れた色マッチングを得ることが確保される。
【0024】
(発明を実施するための最良の形態)
本発明の理解を容易にするため、本発明の方法をより詳細に以下に説明する。以下の説明において、異なる組合せの成分染料を含有する異なる染料混合物にはA、B、C…の名称を付し、各染料混合物の成分染料の異なる濃度には1、2、3…の番号を付すものとする。従って、例えばA1およびA2は、異なる濃度の同じ成分染料を含有する染料混合物を意味することになる。
【0025】
異なる濃度1、2、3…での異なる色の異なる組合せを含む多数の染料混合物A、B、C…を作り、これにより染料混合物A1、A2、A3…B1、B2、B3…等を形成することにより、データベースの用意を開始する。所与の基板ピースがこれらの色混合物により染色され、各サンプルの反射率値Rが、可視スペクトルの範囲の幾つか(通常は16)の異なる波長、すなわち400ナノメートルの下方波長から700ナノメートルの上方波長までの波長で測定される。前記反射率値は、ここで、例えばアルゴリズムf(R)=(1−r)/2Rにより、反射率の関数f(R)に変換される。同じアルゴリズムを用いて、同じ波長での未染色基板の反射率値Rが測定されかつ反射率の関数f(R)に変換される。前記各波長での各成分の濃度1、2、3…に対する全ての染料混合物A1、A2、A3…の真の反射率値の関係が、前記各波長での各成分染料について2つの定数g、kを導入したアルゴリズムにより表される。このアルゴリズムは前述のものでよい。すなわち、次式数2のようになる。ここで、添字1、2、3…は、染料混合物のそれぞれの成分染料1、2、3…を表すものである。
【0026】
【数2】
Figure 2004518768
予め用意した全ての染料混合物のf(R)−f(R)の実験的に得た値および成分染料の濃度c、c、c…から、数2は、ポリトープ(polytope)として知られている逐次代入法により解かれ、各波長での各染料のgおよびkの値が得られる。3成分染料混合物を形成する3つの染料が存在しかつ反射率値が16の異なる波長で測定される場合には、16の各波長で各染料混合物について6つ(各成分染料について2つ)の定数があり、各染料混合物A、B、C…について全部で96個の定数が得られる。これらの定数は、染料濃度とは事実上独立している。
【0027】
それぞれの染料混合物についてのこれらの定数はデータベースに記憶され、他の色を作るべく染料を配合するのに更に使用される。前記他の色のそれぞれの反射率値および染料濃度も記憶される。
【0028】
定数は、染色工場で作られる色の範囲が増大するときに、規則的により正確になされかつ更新される。これは、染色工場からの情報のフィードバックにより行なわれる。個々の染料の各組合せA、B、C…から多数の色が作られるとき、各染料混合物A、B、C…について得られる異なる反射率値が上記アルゴリズム(1)においてそれぞれの染料濃度に使用され、各波長での各成分についての新しく更新された定数gおよびkを作る。
【0029】
所与の目標色を所与の基板にマッチングさせる染料混合物を見出すべく、前記波長範囲の各波長での目標色の反射率値が実験的に見出される。
【0030】
CIEにより定義されているXYZ値に関して都合よいことに、目標色の三刺激値は、既に説明した式から次のように見出される。
【0031】
X=ΣREx
Y=ΣREy
Z=ΣREz
ここで、前記各波長での所与の基板の反射率値(R)が見出されて反射率の関数に変換され、かつ目標色を作るのに適した染料混合物AまたはBまたはC…が選択されて、各波長での各成分染料についての定数gおよびkがデータベースから抽出されかつ成分染料の任意に選択された濃度c、c、c…と一緒に次式数3に代入され、かくして各波長についてのf(R)−f(R)が見出される。各波長f(R)での分かっているf(R)が見出され、式f(R)=(1−R)/2Rを用いてRに変換される。
【0032】
【数3】
Figure 2004518768
全ての波長でのRの値から、作られた染料混合物のXYZ値が次式から見出される。
【0033】
X=ΣREx
Y=ΣREy
Z=ΣREz
目標色のXYZ値と、提案された染料混合物のXYZ値とが比較され、これらのXYZ値が許容できるほど近接しているならば、任意に選択された濃度c、c、cを使用して、必要とする染料混合物を作る。両XYZ値が許容できないほどの量だけ互いに異なっている場合には、c、c、cの新しい値を選択して、良いマッチングが得られるまで演算を反復する。
【0034】
また、提案された染料混合物のXYZの受け入れられない値をX±δX、Y±δY、Z±δZに変えることにより、前記XYZの受け入れられない値が目標色のXYZ値と一致するようになることを考察することにより初期値を試した後に、c、c、cに必要とされる新しい値の精密な評価を行うことができる。この手法を用いることにより、c±δc、c±δc、c±δcを計算することができる。この計算は既知の数学的原理を使用するものであり、ここに説明する必要のないものである。
【0035】
データベースに記憶させるべき第一定数を使用すれば、特定の目標色を得るか、マッチングさせるのに必要な染料混合物の正確な予測を約70%の成功率で行なうことができることが判明している。これは、成功率が40〜60%である既知の染料混合物予測方法に比べてかなりの進歩である。しかしながら、上記フィードバックの原理を使用すれば、所与の色にマッチングさせるべき染料混合物を100%近く(多くの場合は、100%)の精度で予測できることが、多くの生産試験で判明している。このことは、染色工場での予備試験染色または定期的チェックを行なうことを全く要せずして、多量の材料の染色を安全に遂行できることを意味している。この方法は、最初は、各波長での各染料について2つの定数を主として使用することにより染料の相互作用を斟酌し、かつ基板およびフィードバックを用いることにより、染料自体の変化および/または使用する染色技術の変更にかかわらず、大量の染色を確実に続けることを確保する。
【0036】
どの商業的染色工場でも比較的短時間で多くの異なる色が処理されるため、実際には系統的かつ実験室的なアプローチを上記のように使用できるが、系統的アプローチは、必要に応じて、商業的活動では良く表現されない色に関する「埋め合せ(fill in)」への系統的アプローチを使用して、生産染色に行なわれる特別な測定を選択的に行なうことができる。
【0037】
いずれにせよ、本願に開示した技術は、適度に充分なデータベースに従うならば従来技術の手順より明らかに優れたものであり、このデータベースを使用すれば、例えば緑色の染料に基いて主として従うデータから、適度な精度で、褐色の染料が得られる染料混合物をかなりの自信をもって予測できるであろう。

Claims (12)

  1. a)複数の波長λ、i=1、2、……nで目標色λの反射率値R(λ)を測定する段階と、
    b)同じ波長λで基板の反射率値R(λ)を測定する段階と、
    c)N個の染料Dn、b=1、2、……N(関連定数g、kを有する)のデータベースからM個の染料の一組の濃度c、j=1、2、……Mを形成する段階と、
    d)計算された濃度のM個の染料を用いて染料混合物を作る段階とを有し、前記データベースは下記段階、すなわち、
    aa)異なる濃度での染料Dnの組合せの染色を行なう段階、
    bb)異なる波長での染色の反射率値Rを測定する段階、
    cc)関数f(R)を定める段階、
    dd)関数f(R)と、定数gおよびkを含む濃度cとの関係を定める段階、および
    ee)各染料Dnについて、計算された値f(R)、c、g、kが測定値に近似するように定数g、kを決定する段階、
    に従うことを特徴とする、所与の基板に目標色を作るための染料混合物の製造方法。
  2. 前記関数f(R)は、クベルカ−ムンク変換f(R)=(1−R)/2Rとして知られているアルゴリズムであることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記段階ee)は逐次代入法で行なわれることを特徴とする請求項1または2記載の方法。
  4. 前記段階ee)の関係は、f(R)=gc/(1+kc)であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
  5. 前記段階cc)の関数f(R)は(1−R)/2Rであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。
  6. 前記段階bb)で測定された反射率値はCIEにより定められた色のXYZ値であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。
  7. 前記染色は、当該染料産業で慣用されているような組合せの染料濃度を用いて行なわれることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の方法。
  8. 試験的染色を系統的に行なうことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の方法。
  9. 前記濃度は、系統的試験で5%ずつのステップで変化されることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 前記染色は商業的染色として行なわれることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の方法。
  11. 前記系統的染色は、商業的染色でデータ収集期間に不充分に覆われた色を覆うように行なわれることを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 前記データベースは、段階a)〜段階e)により用意された染料混合物からのデータに加えて、段階aa)〜段階ee)を再度行なうことにより修正されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の方法。
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