JP2004518122A - 接着巻尺 - Google Patents
接着巻尺 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004518122A JP2004518122A JP2002557745A JP2002557745A JP2004518122A JP 2004518122 A JP2004518122 A JP 2004518122A JP 2002557745 A JP2002557745 A JP 2002557745A JP 2002557745 A JP2002557745 A JP 2002557745A JP 2004518122 A JP2004518122 A JP 2004518122A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape measure
- adhesive
- measurement
- layer
- backing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B3/00—Measuring instruments characterised by the use of mechanical techniques
- G01B3/10—Measuring tapes
- G01B3/1003—Measuring tapes characterised by structure or material; characterised by layout or indicia
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B3/00—Measuring instruments characterised by the use of mechanical techniques
- G01B3/10—Measuring tapes
- G01B3/1084—Tapes combined with arrangements for functions other than measuring lengths
- G01B2003/1097—Tape measures with an adhesive surface
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B3/00—Measuring instruments characterised by the use of mechanical techniques
- G01B3/10—Measuring tapes
- G01B3/1003—Measuring tapes characterised by structure or material; characterised by layout or indicia
- G01B3/1004—Measuring tapes without casings
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Tape Measures (AREA)
Abstract
平面、単心曲線面または複心曲線面と接触させるために配置可能なまたは貼り直し可能な接着剤を備えた単一可撓性裏材にカスタマイズされた印刷測定目盛りを与えることのできる、接着剤の付いた巻尺が開示されている。好ましい実施形態において、巻尺には複数の目盛りが印刷されている。間隔をあけて画定された直線部分と横軸の組み合わせによって、ディスペンサから巻き戻される巻尺の無駄を最小限にしながら、単一の巻尺に様々な繰り返し目盛りを与えることができる。
Description
【0001】
発明の分野
本発明は、一実施形態において複数の目盛りを有する接着剤付き巻尺に関する。
【0002】
発明の背景
様々な産業や工業において、平面、単心曲線面または複心曲線面を正確に測定することが求められている。建築業界においては、巻尺の再使用および可調整のため、伸縮自在な金属巻尺が一般的である。これらの巻尺は、有用なものとするために、測定中基材と直接接触させる必要はない。
【0003】
業界では、有用なものとするために、基材と周期的または断続的に接触することを必要とする様々な巻尺が開発されている。「巻尺」、すなわち、メカニカル、伸縮自在、金属等と区別するために、これらの「巻尺」は、一般的に、測定中、周期的または断続的に基材と接触させるために、測定目盛りの逆の主面に接着剤の付いたポリマー、紙またはその他可撓性基材である。巻尺の代表例は、米国特許第4,149,320号(トロイヤー等(Troyer et al.))、米国特許第5,012,590号(ワグナー等(Wagner et al.))および米国特許第4,845,858号(トーマス(Thomas))に開示されている。
【0004】
上述の特許に開示された巻尺はそれぞれある共通の特徴を有する。これらの巻尺は全て、基材と周期的または断続的に接触する接着剤の付いた表面を有する。全て、ビル建設業界、特に、臨界位置において、例えば、16インチ分離、24インチ分離および/または48インチ分離で木材スタッドを有する木材構造の枠組みに係る業界向けのものである。
【0005】
上述の特許の巻尺は、発明者らがビル建設業界に有用と考えた特徴とは異なるものである。例えば、トロイヤー等(Troyer et al.)は、英国式目盛り、メートル法のいずれかまたはその両方で、単一目盛りの巻尺に重ねられた特定の距離の識別用コードに着目している。これとは対照的に、トーマス(Thomas)のスタッド位置決め巻尺は、異なる中心スタッド距離に基づき、異なるスタッド距離に関連するコードを着色している。このスタッド位置決めテープには、ビル構造コンポーネント間の特定の距離に基づいたビル建築業界以外に有用な数字目盛りは含まれていない。
【0006】
ワーグナー等(Wagner et al.)の使い捨てレイアウトテープは、位置決め建築材料に用いる多数のコード化された徴を開示しており、このテープは完成時にビル内の適所に残るようになっている。ここでもコードは特定の距離を示すために用いられており、数字目盛りは必要とはされていなかった。
【0007】
上述した特許の巻尺はそれぞれ、建設業界で用いるにはその有用性が限られるという欠点を有する。さらに、これら特許に開示された3つの巻尺のどれに関しても、寸法の小さな構造に用いなければならない巻尺がどのようであるかについて触れていない。というのは、3つとも、それぞれの使用に際して、長尺のインチまたはセンチメートルの巻尺が不可欠のビル材料に配置されるためである。さらに、接着品質や使用後の表面からの巻尺の除去特性に関しても触れられていない。
【0008】
発明の概要
業界では、仕上げ面に損傷を与えずに除去できる接着剤付き巻尺が必要とされている。業界ではまた、実際の測定を行う前に、測定位置を調整できるよう配置可能なまたは貼り直し可能な接着剤付き巻尺も必要とされている。
【0009】
本明細書において、「配置可能な」とは、接着剤または感圧接着面を基材表面に配置して、基材に予備接合することなく表面の適所に容易に滑らせることができることを意味する。接着物品を基材に接合するには一般に圧力が必要である。
【0010】
本明細書において、「貼り直し可能な」とは、接着剤または感圧接着面を基材に適用および接合して、裏材、接着剤または基材を変形、汚染または破壊することなく除去(通常、24時間以内)および再適用することができることを意味する。貼り直し可能な接着剤は配置可能である必要はなく、また配置可能な接着剤は貼り直し可能である必要もない。
【0011】
業界ではまた、廃棄物を最小限にし、測定について適用可能な起点を最大限にする接着剤付き巻尺も必要とされている。
【0012】
さらに、業界では、同じ長さの巻尺で、複数の測定に使用できる数字と色の両方を与える接着剤付き巻尺も必要とされている。
【0013】
本発明の一態様は、(a)一主面に印刷または接触された測定層を有する2つの主面を備えた可撓性裏材と、(b)可撓性裏材の他主面または測定層に接合された配置可能なまたは貼り直し可能な接着層とを含む接着剤付き巻尺である。
【0014】
本発明の他の態様は、(a)ロールから巻尺を巻き出す工程と、(b)巻尺を基材に適用する工程と、(c)巻尺を基材から除去する工程とを含む上述の接着剤付き巻尺を用いる方法である。
【0015】
本発明の第三の態様は、(a)2つの主面を有し、一主面が印刷または接触している測定層を有し、測定層が複数の直線軸と複数の横軸とを有し、各直線軸が横軸の関数である巻尺の直線セグメントを表す裏材と、(b)裏材の他主面または測定層に接合された接着層とを含む接着剤付き巻尺である。
【0016】
本発明の特徴は、商業的に有用な配置可能なまたは貼り直し可能な接着剤を可撓性基材上で用いて、下にある基材に損傷を与えることなく複数回の測定または繰り返しの測定について調整可能であることである。
【0017】
好ましい実施形態における本発明の他の特徴は、異なる情報を提供するために、同じ巻尺に沿った直線軸を用いることである。
【0018】
好ましい実施形態における本発明の他の特徴は、特定の産業または工業に共通の主要な測定に基づいて、同産業または工業で用いるためにカスタマイズ可能な多数の数字目盛りおよび着色徴を用いることである。
【0019】
本発明の一利点は、配置可能なまたは貼り直し可能な接着剤を可撓性基材上で用いて、人間が着るために測定されるシルク衣料のような感受性のある仕上げ基材に対する損傷を最小限にすることである。
【0020】
好ましい実施形態における本発明の他の利点は、巻尺を用いる起点が、巻尺に沿って用いられるどの直線軸にも存在し得るため、使い捨て巻尺の無駄が最小限になるという多目盛り巻尺である。
【0021】
本発明の他の利点は、巻尺の製造中に通常の印刷技術を用いて、ある産業や工業における営業の宣伝および販促のために特定の営業についてカスタマイズされた巻尺を提供することができるということである。
【0022】
本発明の更なる詳細は、特許請求の範囲の特徴に定義されている。
【0023】
発明の実施形態
本発明において、以下の試験に合格したら接着剤は貼り直し可能である。
巻尺試料を白色ボンド20ポンド(9kg)静電写真等級の紙に適用する。試験のために、紙を両面接着剤により金属表面に適用した。巻尺試料を、5lb(2.3kg)、直径3.25インチ(27cm)のゴムコートローラを用いて紙に適用し、巻尺上を一度転がす。巻尺を1分辺り90インチ(2.3m)の速度で90度の引張りで剥す。紙基材または巻尺基材への損傷に基づいて試験に合格/不合格となる。損傷は、巻尺を基材に再適用できない、すなわち、巻尺に残った紙繊維によって再適用できないということである。二回目に適用できる場合には、再適用した巻尺を二回目に剥すのは初回に剥す力の50%以下である。巻尺裏材が破れたり裂けたりした場合も、試験に不合格とみなされる。
【0024】
一人で、あらゆる表面条件において容易にハンズフリーで測定可能であるため、本発明の巻尺は特に有利である。巻尺は曲面をはじめとするあらゆる形状の表面に適合するため、非常に簡単に正確な測定ができる。
【0025】
容易に使用できることから、本発明の巻尺は、写真を吊るす、家の改築計画、工業計画、趣味計画(例えば、模型製作)および学校/科学計画のような様々なプロジェクトにおいて家庭の消費者に有用である。さらに、本発明の巻尺は、額縁製作者、サイン製作者、木工製作者、グラフィックデザイナー等にとっての位置決めツールとしてのプロ使用に望ましい。さらに、本発明の巻尺は、製図、設計および地図のための測定ツールとしても使用される。他に、テーブルトップ、ワークベンチ、ノートブックおよび機器目盛りのような選択的な長期使用に適用される測定装置としても使用される。
【0026】
本発明のマスキングテープはさらに、布帛、衣類、ハードウェア、家具および家電店舗のような店舗での安価なサービス品ともなる。さらに、本発明のマスキングテープは、自作キット、例えば、クローゼットの保管キットに含まれてもよい。
【0027】
本発明の巻尺は貼り直し可能であるため、仕上げ面にマークは残さず、感受性のある表面に損傷を与えない。さらに、本発明の貼り直し可能な巻尺は再使用可能であるため、最初に位置を間違えた場合でも変えることができ、本発明の製品の使い易さが向上する。再使用性はまた、本発明の経済性も向上させる。
【0028】
巻尺構造
図1および図2は、巻尺の機能層の位置の異なる本発明の巻尺のそれぞれの実施形態である。図1の巻尺10は、2つの対向する主面を有するポリマー巻尺裏材12を有しており、一主面には裏材12に印刷または接触している測定目盛り層14があり、他主面には感圧接着剤の層16がある。測定層14の組成および特性に応じて、接着層16は、使用前、特に巻尺を自身に巻く時に接着剤を保護するために、任意の剥離ライナー(図示せず)を必要とする。巻尺10を巻いた状態に、より好ましくは測定される基材に沿って簡単に巻尺を巻き戻すのに好適なディスペンサに保管する場合、接着層16が剥離できるような十分な特性を印刷層14が有しているのが好ましい。
【0029】
図2は、巻尺20が2つの対向する主面を有する裏材22から構成され、対向する主面の一方に、測定目盛り層24と、その層24の上部に、感圧接着剤の層26との両方を有する、本発明の他の実施形態である。巻尺20は、測定が望ましい位置から反対側に測定装置があるのが望ましい場合に、半透明または透明材料を測定するのに特に好適である。例えば、バックライト標識の製造において、透明または半透明表面上の半透明フィルムの着色片アセンブリがあると、着色フィルム片を配置したのと同じ位置に巻尺を接合させることができない。巻尺20(「第2の表面」巻尺と呼ぶ)を用いると、バックライト標識相のアセンブリを妨害することなく測定を行うことができる。
【0030】
図1および2のいずれの実施形態についても、特定の長さのテープを除去するのを補助するために、一連の穿孔、例えば、通常の英国式尺度ヤードスティックをシミュレートするやり方で36インチ(0.9m)の間隔で穿孔を設けることができる。
【0031】
巻尺裏材
図1または図2に示す裏材12または22は、比較的高い引張り係数(ヤング係数または曲げ係数)および温度または湿度の条件に比較的鈍感で、比較的寸法安定性のある構造を有する材料とすることができる。巻尺裏材は、以下のあらゆる組み合わせの材料が例示されるがこれらに限られるものではない。
透明、半透明または不透明、
単色、多色または白色または黒色、
外観が光沢、艶消し、金属、反射性、再帰反射性または発光する、
印刷、エンボス加工または層14または24に測定目盛りを付けるその他の手段を行い易い。
【0032】
さらに、表面(最初の情報の印刷後)は、巻尺10または20の使用者に望ましいようにペンおよび鉛筆のマーキングを受容することができる。
【0033】
裏材12または22の引張り係数は、一般的に約1.0×103lbs./in2(7.0×105kg/m2)〜約5.0×107lbs./in2(3.5×1010kg/m2)および好ましくは6.0×104lbs./in2(4.2×107kg/m2)〜約1.0×106lbs./in2(7.0×108kg/m2)である。
【0034】
裏材12または22は、厚さ約0.05ミリメートル(2ミル)〜約0.10ミリメートル(4ミル)のポリエステルであるのが好ましい。
【0035】
裏材は約−45℃〜約65℃、好ましくは約−17℃〜約52℃の温度に耐えるものでなければならない。
【0036】
巻尺は、約0%R.H.〜約100%R.H.の湿度に対して比較的感受性がないものでなければならない。
【0037】
裏材12〜22(シート寸法での%変化で記載)の寸法安定性は約0%〜約0.15%、好ましくは約0%〜約0.1%でなければならない。
【0038】
裏材12および22を構築できる材料としては、ポリエステル(PET)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ナイロンおよび堅牢な紙製品により例証されている上述した物理特性を有するポリマーが挙げられるがこれらに限られるものではない。かかる裏材は、一体的に寸法安定性(引張り配向有りまたは無し)があるものでもよいし、寸法安定性を得るためにナイロンフィラメントのような強化材を含めることもできる。
【0039】
測定層
図1または2の測定層14または24は、かかる層14および24に印刷またはその他測定目盛りを与えることのできる機能手段である。裏材12または22の組成が、層14および24に測定目盛りを作成する特定の方法に不適である場合には、かかる層14および24は、かかる層14および24に測定目盛りを正確に印刷できるようにするために、コーティングを与える、またはその他表面処理を行う必要がある。例えば、裏材が紙でできている場合には、表面処理は必要ない。
【0040】
層14および24の表面処理としては、コロナ処理、コーティング(米国特許第5,747,148号(Warner)に開示されているようなもの)等が挙げられるがこれらに限られるものではない。
【0041】
層14および24に複数の目盛りを作成する方法としては、静電印刷、インクジェット印刷、熱転写、オフセット、フレキソ印刷等が挙げられるがこれらに限られるものではない。これらの方法の中でも、現在のところ、フレキソ印刷が好ましい。
【0042】
層14および24を作成するのに特に好ましいのは、業界の要件または要望に従って、印刷の当業者であれば256色という異なる色を作成することのできる、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラック(「CMYK」色)の減法色を用いる4色印刷システムである。
【0043】
層14および24を作成するのに用いられる着色剤は、インクジェットインク、電気グラフィック印刷染料系インクに用いられる静電トナー、オフセットウェブ印刷インク等に含まれるような顔料粒子が挙げられる。
【0044】
測定用途に異なる触感を与えるために裏材表面に物理的にマークを付けるのに表面エンボス加工技術もまた用いることができる。
【0045】
当業者に考慮される一つの因子は、特定の巻尺10または20の印刷ジョブのサイズ、およびミネソタマイニング・アンド・マニュファクチュアリング社(Minnesota Mining and Manufacturing Company)の商業グラフィック部門より市販されているグラフィックメーカ(GraphicMaker)(登録商標)のような印刷ソフトウェアを用いることによって、かかる巻尺をカスタマイズできる能力である。大きなフォーマットのプリンタは、好適な切断またはスリット加工をかかるシートに施して、巻いたまたは巻き戻した多数の細い巻尺へと、異なる種類の多数の測定目盛りを巻尺10または20に印刷することができる。
【0046】
接着剤
感圧接着層16または26は、当業者に知られ、感圧接着剤ハンドブック、第2版、Satas編(Van Nostrand、1989年)に開示されているような感圧接着剤であればいずれであってもよい。開示されている様々な感圧接着剤テープの中でも、ミネソタ州セントポールのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company)より市販されているアクリル感圧接着剤が好ましく、米国特許3,922,464号、同第3,691,140号、同第5,141,790号、同第5,194,299号、同第4,605,592号、同第5,045,386号、同第5,296,277号および同第5,229,207号およびEPO特許公開EP 0 570 515 B1号(スティールマン等(Steelman et al.))に記載されている。その他の好適な接着剤は、PCT特許公開WO98/29516号およびその関連同時係属、同時譲渡、米国特許出願第08/775,844号(シェール等(Sher et al.))に開示されている。
【0047】
これらの文献に記載されている通り、接着剤層の物理上および組成上の構成のために、本発明の巻尺のポジショナビリティおよびリポジショナビリティの両方が望ましい。
【0048】
例えば、高剪断強度を有するポジショナル接着剤はEPO特許公開EP 0 570 515号に開示されている。さらに、水性接着組成物は、層として基材に適用すると、高剪断強度および剥離接着力を維持したまま、ポジショナビリティを示すことができる。この組成は、(a)中空、ポリマー、不溶性、元々粘着性のエラストマーマイクロスフェアであって、少なくとも85重量部の少なくとも1種類のアルキルアクリレートまたはメタクリレートエステルと15重量部までの少なくとも1種類の極性モノマーとを含み、マイクロスフェアの大部分がマイクロスフェアの直径の少なくとも10%よりも小さい中央キャビティを有するマイクロスフェアの水性懸濁液と、(b)4〜12個の炭素原子を有する少なくとも1種類の長鎖アルキルアクリレートを含む水性フィルム形成感圧接着剤ラテックスの水性ブレンドを含み、このマイクロスフェア対ラテックスの重量比は固体基準で12〜1対39〜1である。測定している基材への損傷を最小限にしながら、この接着剤が背面に付いた巻尺をポジショニングおよびリポジショニングすることができるため、この接着剤を用いるのが好ましい。
【0049】
その他の望ましい接着剤は米国特許第5,141,790号(カルホーン等(Calhoun et al.))に開示されている。この感圧接着剤テープまたはシートは、感圧接着剤の少なくとも一表面に均一に分配された間隔を開けた複数の粒子の塊により正確によく貼り直し可能であり、粒子の塊の先端には実質的に接着剤がなく、粒子は感圧接着層の厚さよりも小さい。好ましい粒子は、感圧接着剤層の厚さが約25mmのときは、直径5〜15mmのガラスビーズである。各塊には5〜約100個の粒子が含まれているのが好ましい。感圧接着層は、粒子の塊を保護する凹部を備えて形成された低接着表面を有するキャリアウェブでカバーすることができる。
【0050】
さらにその他の有用な接着剤は、米国特許第5,296,277号(ウィルソン等(Wilson et al.))に開示されており、接着層は、接着層に実質的に均一に分配され、接着剤から外側に突出した複数のペグと、任意で1個以上のビーズとを含む少なくとも1つのトポロジカルマイクロ構造表面を有しており、ペグは、接着層の総表面接触面積の25%未満の実質的に平らな上部と、少なくとも15mmの高さを有する。この接着組成物は配置可能と貼り直し可能との両方である。
【0051】
転写テープの特に好適な接着剤は、ミネソタ州セントポールのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company)(3M)より3M(登録商標)両面貼り直し可能なフィルムテープ(Double−Coated Repositionable Film Tape)9415PCという商標で市販されている。この転写テープによって、印刷された、または印刷されていない可撓性裏材に貼り直し可能な接着剤を転写することができる。
【0052】
剥離ライナーが望ましい場合には、剥離ライナーもまた周知であり、数多くの関係者から市販されている。剥離ライナーの例としては、シリコーンコートクラフト紙、シリコーンコートポリエチレンコート紙、ポリエチレンやポリプロピレンのようなシリコーンコートまたは非コートポリマー材料、米国特許第3,957,724号、同第4,567,073号、同第4,313,988号、同第3,997,702号、同第4,614,667号、同第5,202,190号および同第5,290,615号に定義されるようなシリコーン尿素、ウレタンおよび長鎖アルキルアクリレートのようなポリマー剥離剤でコートされた上述のベース材料、および米国、イリノイ州、オークブルックのレクサムリリース(Rexam Release)よりポリシルク(Polysilk)商標ライナーおよび米国ペンシルバニア州スプリンググルーブのP.H.グラットフェルター社(P.H. Glatfelter Company)製EXHERE商標ライナーとして市販されているライナーが挙げられるが、これに限られるものではない。
【0053】
接着剤26を接着剤16と区別する一つの特徴は、第2の表面配置で、測定層24が巻尺20の構成に見られるようなものとするために、接着剤26は透明でなければならないことである。透明裏材を備えた透明接着剤としては、ミネソタ州セントポールのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company)よりスコッチカル(Scotchcal)(登録商標)V6089フィルムという商標で市販されているものが例示されるがこれらに限られるものではない。
【0054】
上述した特許の接着剤の中で特に好ましいのは、攻撃的で、除去可能、配置可能または貼り直し可能またはその両方、および粘着性の低い接着剤であり、全て、特定の産業および接着剤配置時の基材の感受性および測定している基材からの巻尺10および20の接着剤除去性に依存している。例えば、布帛産業においては、布帛はかなり高価で、接着剤の配置に対して感受性があるものと考えられる。このことは粘着力の低い接着剤に影響を及ぼす。これとは対照的に、コンクリートブロックのような粗い建材は、測定中確実に接着させる必要があるため、除去の面倒さに係りなく強引な接着剤を必要とする。本発明の利点は、様々な裏材に測定目盛りを印刷する様々な方法により用いられる様々な接着剤を選択して、当業者であれば、特定の産業で用いるために、特定の種類の巻尺10を作り上げることができるということである。
【0055】
巻尺10および20は剥離ライナーに沿って好適な長さに配置されるか、または小型ディスペンサから分配するために巻かれることができる。上述のように、巻尺10に関して、測定層14の表面には、層14から反対側の層16に所望通り巻尺10を巻き付けるのに好適な表面とするために、低接着バックサイズ特性を適合させる必要がある。巻尺20については、裏材22の対向する主面28は、巻尺20を巻いた状態で保管するときに、接着層26から巻き戻すためにかかる低接着バックサイズ特性を有していなければならない。好適な低接着バックサイズ組成物は、米国特許第4,825,763号(トラスコラスキー等(Truskolaski et al.))、同第4,873,140号(マッキンタイヤ(McIntyre))および同第4,587,156号(ウー(Wu))に開示してあるものをはじめとして当業者に周知である。
【0056】
巻尺10または巻尺20の印刷は、適宜、例えば、長さ12インチのある間隔で、好ましくは例えば、長さ36インチの第2の間隔で穿孔を備えた交互の背景色を有するような構成にすることができる。様々な種類の印刷に好適な裏材12の表面については、当業者であれば、市場の要望に応じて目盛りと背景の様々な組み合わせをカスタマイズすることができる。
【0057】
図3に、巻尺10または20の層14または層24に多数の目盛りを有する、本発明のある好ましい実施形態を開示する。上述したように、図3は、多数の直線軸A−A、B−BおよびC−Cと、多数の横軸X−X、Y−YおよびZ−Zを有する巻尺30を示す。巻尺30は、3つの直線軸と3つの横軸を示す本発明の一実施形態の一例に過ぎず、複数が3つに限られるものではない。すなわち、本発明の巻尺30は約2〜約20、好ましくは3〜5の複数の目盛りを有することができる。
【0058】
直線軸の数は横軸の数に等しい。というのは、各直線軸が、巻尺30の直線セグメントを表すからであり、これは巻尺30の横軸の数の関数である。図3に示すように、軸A−A、B−BおよびC−Cにより表される直線セグメントは等間隔である。ただし、当業者であれば、特定の要望または特定の産業によってセグメントの幅を変えることができる。軸X−Xとその繰り返しであるX’−X’の間の距離はIで表され、この距離は特定の産業の要望に従って決まる。最初の間隔Iを画定したら、当業者であれば、横軸X−Xと横軸Y−Yの間の距離を表す適正な間隔IIを画定することができる。さらに、横軸Y−Yと横軸Z−Zの間の間隔は図3においてIIIで表されている。最後に、間隔IVは横軸Z−Zと横軸X’−X’の間の間隔を表している。
【0059】
間隔Iはまた、横軸Y−Yから横軸Y’−Y’(図示せず)まで、および軸Z−Zから軸Z’−Z’(図示せず)までの距離も表している。このように、間隔I、II、IIIおよびIVの構成は、間隔Iが画定したら、間隔II、IIIおよびIVは間隔Iの整数部分であり、その合計は間隔Iの長さに等しい。間隔II、IIIおよびIVは同じ整数部分の数であるのが好ましい。ただし、当業者の要望に従って異なっていてもよい。例えば、間隔Iは12インチ(30.5cm)とし、間隔II、IIIおよびIVはそれぞれ4インチ(10.2cm)とすることができる。
【0060】
あるいは、間隔Iの距離は、横軸Y−YおよびY’−Y’の距離および/または軸Z−Zおよび軸Z’−Z’の距離とは関係のない横軸X−XおよびX’−X’の間の距離に対して唯一のものとして、当業者であれば、巻尺30を、直線セグメントA−A、B−BおよびC−Cの関係に係りなく、直線セグメントA−A、B−BおよびC−Cにより表される交互の異なる目盛りで用いることができる。横軸はそれぞれ繰り返し目盛りとなり、選択された間隔Iに応じて同一または異なるものとすることができる。一実施形態において、間隔Iが12インチ(30.5cm)、間隔II、IIIおよびIVが4インチ(10.2cm)の場合、足の長さの目盛りの始めから4インチ(10.2cm)を超える巻尺30は使えない。この構成だと、使用中の巻尺30の無駄が最小となる。というのは、表面の接合測定を始めるために、間隔Iで始まる最も近いゼロ点で回転させることができるからである。あるいは、ある表面での第1の種類の測定については第1のセグメント目盛りを用い、同じ表面の第2の種類の測定については第2のセグメント目盛りを用いることができる。各セグメントA−A、B−BおよびC−C内の線32、42および52について異なる色を用いると、かかる識別可能な使用が補助される。すなわち、測定層は測定の異なる系の複数の目盛りを有することができる。
【0061】
例えば、横軸X−Xで始まる直線セグメントA−Aは、12インチ(30.5cm)の直線目盛りとし、直線セグメントB−Bは横軸Y−Yで始まる対数目盛り、直線セグメントC−Cは横軸Z−Zで始めるメートル目盛りとすることができる。かかる組み合わせは可能であるが、当業者であれば、単一巻尺30のかかる組み合わせが複雑であるものの、かかるやり方で構成される本発明の巻尺の必要性および能力が産業界にもたらされることが、本発明の巻尺の意外な利点であることが分かるであろう。
【0062】
図3に示される巻尺30が、各直線セグメントが各横軸から12インチ(30.5cm)目盛りである3つの直線セグメントA−A、B−BおよびC−Cから構成されると仮定すると、目盛りがどのようにしてこのように構成されるか分かるであろう。横軸X−Xは、軸X−Xおよび軸X’−X’の間のインチセグメントまたは部分のような周期的マーキング32により区別されるように、直線セグメントA−Aについてのゼロ線とすることができ、繰り返し目盛りが始まる。かかる周期線32の表示は、白色表面上の対照色、黒色表面の対照色、または当業者の目視認知要件に従った白色と黒色の組み合わせとすることができる。例えば、背景色34は、軸X−XとX’−X’の間のセグメントA−Aについては白色、第2の背景色36は横およびX’−X’およびX”−X”(図示しないが、軸X−Xで終わる間隔Iが示されている)の間の間隔Iを表している。このやり方で、好ましくは、周期線32が重ねられる2つの区別される背景色34および36の間は交互である各間隔Iの背景色により、間隔IはセグメントA−A内で容易に識別される。
【0063】
セグメントB−Bに続き、かかる目盛りは軸Y−Yで始まり、軸Y’−Y’で終わる。周期線42は、セグメントA−Aの周期線32と同じであっても異なっていてもよい。間隔Iは、背景色46とは異なる背景色44で表されていてもよい。当業者の要望に従って、3色以上の背景色を用いて、巻尺30の目盛りのセグメントA−AからセグメントB−Bをさらに区別することができる。セグメントA−Aの目盛りのゼロ点とセグメントB−Bの目盛りの間の距離は図3に示すように間隔IIである。
【0064】
巻尺30のセグメントC−Cを参照してみると、ゼロ点は、さらに間隔Iで交互または連続したやり方で、第1の間隔I内の背景色54および背景色56上に重なった周期線52を有する軸Z−Zとすることができる。
【0065】
図3は、本発明の数字的原理内で、背景色34および36、44および46、54および56により区別される周期線32、42および52を用いると、特定の産業におけるカスタマイズされた使用について、多数のカスタマイズされた複数の目盛り測定が行える単一巻尺上で複数の目盛りを組み合わせることができる。例えば、ビル建設、塗料および壁紙、コピーおよび工業、布帛および衣類、家具および家電、標識および自動車細部およびその他産業のような産業について特定の寸法を与えることが重要である。パーソナルコンピュータおよび消費者またはオフィス印刷機器を用いる能力と共に、巻尺のデスクトップパブリッシングは容易に達成される。さらに、巻尺10、20または30は、曲面の単心または複心曲線面に適合させることができるため、ハンズフリーの測定が可能である。
【0066】
任意で、セクションA−A、B−BおよびC−Cのいずれかまたは全てにおいて特定の位置で既定の業界にとって重要な独特のシンボルを加えることができる。例えば、16インチ(40.6cm)のスタッド位置のマーキングを加えたり、巻尺30を作製するための印刷プロセスの最中にテープ(品目60で一般に表される)上に販促またはその他焼印の徴を加えることができる。当業者であれば、どのカスタマイズされた徴が望ましいかが分かり、そしてかかるマーキングを適宜印刷プロセスに加えるであろう。
【0067】
数多くの実施形態を開示してきたが、本発明はこれらに限定されるものではない。以下に請求の範囲を添付する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
測定目盛りの主面とは逆の主面に接着剤裏材を有する本発明の巻尺の断面図。
【図2】
目盛りと接触するように接着剤を配置して、透明または半透明表面の反対側の測定用の透明または半透明表面に巻尺を接着させる本発明の他の実施形態。
【図3】
巻尺の直線軸に沿って複数の目盛りを有する本発明の好ましい実施形態の巻尺。
発明の分野
本発明は、一実施形態において複数の目盛りを有する接着剤付き巻尺に関する。
【0002】
発明の背景
様々な産業や工業において、平面、単心曲線面または複心曲線面を正確に測定することが求められている。建築業界においては、巻尺の再使用および可調整のため、伸縮自在な金属巻尺が一般的である。これらの巻尺は、有用なものとするために、測定中基材と直接接触させる必要はない。
【0003】
業界では、有用なものとするために、基材と周期的または断続的に接触することを必要とする様々な巻尺が開発されている。「巻尺」、すなわち、メカニカル、伸縮自在、金属等と区別するために、これらの「巻尺」は、一般的に、測定中、周期的または断続的に基材と接触させるために、測定目盛りの逆の主面に接着剤の付いたポリマー、紙またはその他可撓性基材である。巻尺の代表例は、米国特許第4,149,320号(トロイヤー等(Troyer et al.))、米国特許第5,012,590号(ワグナー等(Wagner et al.))および米国特許第4,845,858号(トーマス(Thomas))に開示されている。
【0004】
上述の特許に開示された巻尺はそれぞれある共通の特徴を有する。これらの巻尺は全て、基材と周期的または断続的に接触する接着剤の付いた表面を有する。全て、ビル建設業界、特に、臨界位置において、例えば、16インチ分離、24インチ分離および/または48インチ分離で木材スタッドを有する木材構造の枠組みに係る業界向けのものである。
【0005】
上述の特許の巻尺は、発明者らがビル建設業界に有用と考えた特徴とは異なるものである。例えば、トロイヤー等(Troyer et al.)は、英国式目盛り、メートル法のいずれかまたはその両方で、単一目盛りの巻尺に重ねられた特定の距離の識別用コードに着目している。これとは対照的に、トーマス(Thomas)のスタッド位置決め巻尺は、異なる中心スタッド距離に基づき、異なるスタッド距離に関連するコードを着色している。このスタッド位置決めテープには、ビル構造コンポーネント間の特定の距離に基づいたビル建築業界以外に有用な数字目盛りは含まれていない。
【0006】
ワーグナー等(Wagner et al.)の使い捨てレイアウトテープは、位置決め建築材料に用いる多数のコード化された徴を開示しており、このテープは完成時にビル内の適所に残るようになっている。ここでもコードは特定の距離を示すために用いられており、数字目盛りは必要とはされていなかった。
【0007】
上述した特許の巻尺はそれぞれ、建設業界で用いるにはその有用性が限られるという欠点を有する。さらに、これら特許に開示された3つの巻尺のどれに関しても、寸法の小さな構造に用いなければならない巻尺がどのようであるかについて触れていない。というのは、3つとも、それぞれの使用に際して、長尺のインチまたはセンチメートルの巻尺が不可欠のビル材料に配置されるためである。さらに、接着品質や使用後の表面からの巻尺の除去特性に関しても触れられていない。
【0008】
発明の概要
業界では、仕上げ面に損傷を与えずに除去できる接着剤付き巻尺が必要とされている。業界ではまた、実際の測定を行う前に、測定位置を調整できるよう配置可能なまたは貼り直し可能な接着剤付き巻尺も必要とされている。
【0009】
本明細書において、「配置可能な」とは、接着剤または感圧接着面を基材表面に配置して、基材に予備接合することなく表面の適所に容易に滑らせることができることを意味する。接着物品を基材に接合するには一般に圧力が必要である。
【0010】
本明細書において、「貼り直し可能な」とは、接着剤または感圧接着面を基材に適用および接合して、裏材、接着剤または基材を変形、汚染または破壊することなく除去(通常、24時間以内)および再適用することができることを意味する。貼り直し可能な接着剤は配置可能である必要はなく、また配置可能な接着剤は貼り直し可能である必要もない。
【0011】
業界ではまた、廃棄物を最小限にし、測定について適用可能な起点を最大限にする接着剤付き巻尺も必要とされている。
【0012】
さらに、業界では、同じ長さの巻尺で、複数の測定に使用できる数字と色の両方を与える接着剤付き巻尺も必要とされている。
【0013】
本発明の一態様は、(a)一主面に印刷または接触された測定層を有する2つの主面を備えた可撓性裏材と、(b)可撓性裏材の他主面または測定層に接合された配置可能なまたは貼り直し可能な接着層とを含む接着剤付き巻尺である。
【0014】
本発明の他の態様は、(a)ロールから巻尺を巻き出す工程と、(b)巻尺を基材に適用する工程と、(c)巻尺を基材から除去する工程とを含む上述の接着剤付き巻尺を用いる方法である。
【0015】
本発明の第三の態様は、(a)2つの主面を有し、一主面が印刷または接触している測定層を有し、測定層が複数の直線軸と複数の横軸とを有し、各直線軸が横軸の関数である巻尺の直線セグメントを表す裏材と、(b)裏材の他主面または測定層に接合された接着層とを含む接着剤付き巻尺である。
【0016】
本発明の特徴は、商業的に有用な配置可能なまたは貼り直し可能な接着剤を可撓性基材上で用いて、下にある基材に損傷を与えることなく複数回の測定または繰り返しの測定について調整可能であることである。
【0017】
好ましい実施形態における本発明の他の特徴は、異なる情報を提供するために、同じ巻尺に沿った直線軸を用いることである。
【0018】
好ましい実施形態における本発明の他の特徴は、特定の産業または工業に共通の主要な測定に基づいて、同産業または工業で用いるためにカスタマイズ可能な多数の数字目盛りおよび着色徴を用いることである。
【0019】
本発明の一利点は、配置可能なまたは貼り直し可能な接着剤を可撓性基材上で用いて、人間が着るために測定されるシルク衣料のような感受性のある仕上げ基材に対する損傷を最小限にすることである。
【0020】
好ましい実施形態における本発明の他の利点は、巻尺を用いる起点が、巻尺に沿って用いられるどの直線軸にも存在し得るため、使い捨て巻尺の無駄が最小限になるという多目盛り巻尺である。
【0021】
本発明の他の利点は、巻尺の製造中に通常の印刷技術を用いて、ある産業や工業における営業の宣伝および販促のために特定の営業についてカスタマイズされた巻尺を提供することができるということである。
【0022】
本発明の更なる詳細は、特許請求の範囲の特徴に定義されている。
【0023】
発明の実施形態
本発明において、以下の試験に合格したら接着剤は貼り直し可能である。
巻尺試料を白色ボンド20ポンド(9kg)静電写真等級の紙に適用する。試験のために、紙を両面接着剤により金属表面に適用した。巻尺試料を、5lb(2.3kg)、直径3.25インチ(27cm)のゴムコートローラを用いて紙に適用し、巻尺上を一度転がす。巻尺を1分辺り90インチ(2.3m)の速度で90度の引張りで剥す。紙基材または巻尺基材への損傷に基づいて試験に合格/不合格となる。損傷は、巻尺を基材に再適用できない、すなわち、巻尺に残った紙繊維によって再適用できないということである。二回目に適用できる場合には、再適用した巻尺を二回目に剥すのは初回に剥す力の50%以下である。巻尺裏材が破れたり裂けたりした場合も、試験に不合格とみなされる。
【0024】
一人で、あらゆる表面条件において容易にハンズフリーで測定可能であるため、本発明の巻尺は特に有利である。巻尺は曲面をはじめとするあらゆる形状の表面に適合するため、非常に簡単に正確な測定ができる。
【0025】
容易に使用できることから、本発明の巻尺は、写真を吊るす、家の改築計画、工業計画、趣味計画(例えば、模型製作)および学校/科学計画のような様々なプロジェクトにおいて家庭の消費者に有用である。さらに、本発明の巻尺は、額縁製作者、サイン製作者、木工製作者、グラフィックデザイナー等にとっての位置決めツールとしてのプロ使用に望ましい。さらに、本発明の巻尺は、製図、設計および地図のための測定ツールとしても使用される。他に、テーブルトップ、ワークベンチ、ノートブックおよび機器目盛りのような選択的な長期使用に適用される測定装置としても使用される。
【0026】
本発明のマスキングテープはさらに、布帛、衣類、ハードウェア、家具および家電店舗のような店舗での安価なサービス品ともなる。さらに、本発明のマスキングテープは、自作キット、例えば、クローゼットの保管キットに含まれてもよい。
【0027】
本発明の巻尺は貼り直し可能であるため、仕上げ面にマークは残さず、感受性のある表面に損傷を与えない。さらに、本発明の貼り直し可能な巻尺は再使用可能であるため、最初に位置を間違えた場合でも変えることができ、本発明の製品の使い易さが向上する。再使用性はまた、本発明の経済性も向上させる。
【0028】
巻尺構造
図1および図2は、巻尺の機能層の位置の異なる本発明の巻尺のそれぞれの実施形態である。図1の巻尺10は、2つの対向する主面を有するポリマー巻尺裏材12を有しており、一主面には裏材12に印刷または接触している測定目盛り層14があり、他主面には感圧接着剤の層16がある。測定層14の組成および特性に応じて、接着層16は、使用前、特に巻尺を自身に巻く時に接着剤を保護するために、任意の剥離ライナー(図示せず)を必要とする。巻尺10を巻いた状態に、より好ましくは測定される基材に沿って簡単に巻尺を巻き戻すのに好適なディスペンサに保管する場合、接着層16が剥離できるような十分な特性を印刷層14が有しているのが好ましい。
【0029】
図2は、巻尺20が2つの対向する主面を有する裏材22から構成され、対向する主面の一方に、測定目盛り層24と、その層24の上部に、感圧接着剤の層26との両方を有する、本発明の他の実施形態である。巻尺20は、測定が望ましい位置から反対側に測定装置があるのが望ましい場合に、半透明または透明材料を測定するのに特に好適である。例えば、バックライト標識の製造において、透明または半透明表面上の半透明フィルムの着色片アセンブリがあると、着色フィルム片を配置したのと同じ位置に巻尺を接合させることができない。巻尺20(「第2の表面」巻尺と呼ぶ)を用いると、バックライト標識相のアセンブリを妨害することなく測定を行うことができる。
【0030】
図1および2のいずれの実施形態についても、特定の長さのテープを除去するのを補助するために、一連の穿孔、例えば、通常の英国式尺度ヤードスティックをシミュレートするやり方で36インチ(0.9m)の間隔で穿孔を設けることができる。
【0031】
巻尺裏材
図1または図2に示す裏材12または22は、比較的高い引張り係数(ヤング係数または曲げ係数)および温度または湿度の条件に比較的鈍感で、比較的寸法安定性のある構造を有する材料とすることができる。巻尺裏材は、以下のあらゆる組み合わせの材料が例示されるがこれらに限られるものではない。
透明、半透明または不透明、
単色、多色または白色または黒色、
外観が光沢、艶消し、金属、反射性、再帰反射性または発光する、
印刷、エンボス加工または層14または24に測定目盛りを付けるその他の手段を行い易い。
【0032】
さらに、表面(最初の情報の印刷後)は、巻尺10または20の使用者に望ましいようにペンおよび鉛筆のマーキングを受容することができる。
【0033】
裏材12または22の引張り係数は、一般的に約1.0×103lbs./in2(7.0×105kg/m2)〜約5.0×107lbs./in2(3.5×1010kg/m2)および好ましくは6.0×104lbs./in2(4.2×107kg/m2)〜約1.0×106lbs./in2(7.0×108kg/m2)である。
【0034】
裏材12または22は、厚さ約0.05ミリメートル(2ミル)〜約0.10ミリメートル(4ミル)のポリエステルであるのが好ましい。
【0035】
裏材は約−45℃〜約65℃、好ましくは約−17℃〜約52℃の温度に耐えるものでなければならない。
【0036】
巻尺は、約0%R.H.〜約100%R.H.の湿度に対して比較的感受性がないものでなければならない。
【0037】
裏材12〜22(シート寸法での%変化で記載)の寸法安定性は約0%〜約0.15%、好ましくは約0%〜約0.1%でなければならない。
【0038】
裏材12および22を構築できる材料としては、ポリエステル(PET)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ナイロンおよび堅牢な紙製品により例証されている上述した物理特性を有するポリマーが挙げられるがこれらに限られるものではない。かかる裏材は、一体的に寸法安定性(引張り配向有りまたは無し)があるものでもよいし、寸法安定性を得るためにナイロンフィラメントのような強化材を含めることもできる。
【0039】
測定層
図1または2の測定層14または24は、かかる層14および24に印刷またはその他測定目盛りを与えることのできる機能手段である。裏材12または22の組成が、層14および24に測定目盛りを作成する特定の方法に不適である場合には、かかる層14および24は、かかる層14および24に測定目盛りを正確に印刷できるようにするために、コーティングを与える、またはその他表面処理を行う必要がある。例えば、裏材が紙でできている場合には、表面処理は必要ない。
【0040】
層14および24の表面処理としては、コロナ処理、コーティング(米国特許第5,747,148号(Warner)に開示されているようなもの)等が挙げられるがこれらに限られるものではない。
【0041】
層14および24に複数の目盛りを作成する方法としては、静電印刷、インクジェット印刷、熱転写、オフセット、フレキソ印刷等が挙げられるがこれらに限られるものではない。これらの方法の中でも、現在のところ、フレキソ印刷が好ましい。
【0042】
層14および24を作成するのに特に好ましいのは、業界の要件または要望に従って、印刷の当業者であれば256色という異なる色を作成することのできる、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラック(「CMYK」色)の減法色を用いる4色印刷システムである。
【0043】
層14および24を作成するのに用いられる着色剤は、インクジェットインク、電気グラフィック印刷染料系インクに用いられる静電トナー、オフセットウェブ印刷インク等に含まれるような顔料粒子が挙げられる。
【0044】
測定用途に異なる触感を与えるために裏材表面に物理的にマークを付けるのに表面エンボス加工技術もまた用いることができる。
【0045】
当業者に考慮される一つの因子は、特定の巻尺10または20の印刷ジョブのサイズ、およびミネソタマイニング・アンド・マニュファクチュアリング社(Minnesota Mining and Manufacturing Company)の商業グラフィック部門より市販されているグラフィックメーカ(GraphicMaker)(登録商標)のような印刷ソフトウェアを用いることによって、かかる巻尺をカスタマイズできる能力である。大きなフォーマットのプリンタは、好適な切断またはスリット加工をかかるシートに施して、巻いたまたは巻き戻した多数の細い巻尺へと、異なる種類の多数の測定目盛りを巻尺10または20に印刷することができる。
【0046】
接着剤
感圧接着層16または26は、当業者に知られ、感圧接着剤ハンドブック、第2版、Satas編(Van Nostrand、1989年)に開示されているような感圧接着剤であればいずれであってもよい。開示されている様々な感圧接着剤テープの中でも、ミネソタ州セントポールのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company)より市販されているアクリル感圧接着剤が好ましく、米国特許3,922,464号、同第3,691,140号、同第5,141,790号、同第5,194,299号、同第4,605,592号、同第5,045,386号、同第5,296,277号および同第5,229,207号およびEPO特許公開EP 0 570 515 B1号(スティールマン等(Steelman et al.))に記載されている。その他の好適な接着剤は、PCT特許公開WO98/29516号およびその関連同時係属、同時譲渡、米国特許出願第08/775,844号(シェール等(Sher et al.))に開示されている。
【0047】
これらの文献に記載されている通り、接着剤層の物理上および組成上の構成のために、本発明の巻尺のポジショナビリティおよびリポジショナビリティの両方が望ましい。
【0048】
例えば、高剪断強度を有するポジショナル接着剤はEPO特許公開EP 0 570 515号に開示されている。さらに、水性接着組成物は、層として基材に適用すると、高剪断強度および剥離接着力を維持したまま、ポジショナビリティを示すことができる。この組成は、(a)中空、ポリマー、不溶性、元々粘着性のエラストマーマイクロスフェアであって、少なくとも85重量部の少なくとも1種類のアルキルアクリレートまたはメタクリレートエステルと15重量部までの少なくとも1種類の極性モノマーとを含み、マイクロスフェアの大部分がマイクロスフェアの直径の少なくとも10%よりも小さい中央キャビティを有するマイクロスフェアの水性懸濁液と、(b)4〜12個の炭素原子を有する少なくとも1種類の長鎖アルキルアクリレートを含む水性フィルム形成感圧接着剤ラテックスの水性ブレンドを含み、このマイクロスフェア対ラテックスの重量比は固体基準で12〜1対39〜1である。測定している基材への損傷を最小限にしながら、この接着剤が背面に付いた巻尺をポジショニングおよびリポジショニングすることができるため、この接着剤を用いるのが好ましい。
【0049】
その他の望ましい接着剤は米国特許第5,141,790号(カルホーン等(Calhoun et al.))に開示されている。この感圧接着剤テープまたはシートは、感圧接着剤の少なくとも一表面に均一に分配された間隔を開けた複数の粒子の塊により正確によく貼り直し可能であり、粒子の塊の先端には実質的に接着剤がなく、粒子は感圧接着層の厚さよりも小さい。好ましい粒子は、感圧接着剤層の厚さが約25mmのときは、直径5〜15mmのガラスビーズである。各塊には5〜約100個の粒子が含まれているのが好ましい。感圧接着層は、粒子の塊を保護する凹部を備えて形成された低接着表面を有するキャリアウェブでカバーすることができる。
【0050】
さらにその他の有用な接着剤は、米国特許第5,296,277号(ウィルソン等(Wilson et al.))に開示されており、接着層は、接着層に実質的に均一に分配され、接着剤から外側に突出した複数のペグと、任意で1個以上のビーズとを含む少なくとも1つのトポロジカルマイクロ構造表面を有しており、ペグは、接着層の総表面接触面積の25%未満の実質的に平らな上部と、少なくとも15mmの高さを有する。この接着組成物は配置可能と貼り直し可能との両方である。
【0051】
転写テープの特に好適な接着剤は、ミネソタ州セントポールのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company)(3M)より3M(登録商標)両面貼り直し可能なフィルムテープ(Double−Coated Repositionable Film Tape)9415PCという商標で市販されている。この転写テープによって、印刷された、または印刷されていない可撓性裏材に貼り直し可能な接着剤を転写することができる。
【0052】
剥離ライナーが望ましい場合には、剥離ライナーもまた周知であり、数多くの関係者から市販されている。剥離ライナーの例としては、シリコーンコートクラフト紙、シリコーンコートポリエチレンコート紙、ポリエチレンやポリプロピレンのようなシリコーンコートまたは非コートポリマー材料、米国特許第3,957,724号、同第4,567,073号、同第4,313,988号、同第3,997,702号、同第4,614,667号、同第5,202,190号および同第5,290,615号に定義されるようなシリコーン尿素、ウレタンおよび長鎖アルキルアクリレートのようなポリマー剥離剤でコートされた上述のベース材料、および米国、イリノイ州、オークブルックのレクサムリリース(Rexam Release)よりポリシルク(Polysilk)商標ライナーおよび米国ペンシルバニア州スプリンググルーブのP.H.グラットフェルター社(P.H. Glatfelter Company)製EXHERE商標ライナーとして市販されているライナーが挙げられるが、これに限られるものではない。
【0053】
接着剤26を接着剤16と区別する一つの特徴は、第2の表面配置で、測定層24が巻尺20の構成に見られるようなものとするために、接着剤26は透明でなければならないことである。透明裏材を備えた透明接着剤としては、ミネソタ州セントポールのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company)よりスコッチカル(Scotchcal)(登録商標)V6089フィルムという商標で市販されているものが例示されるがこれらに限られるものではない。
【0054】
上述した特許の接着剤の中で特に好ましいのは、攻撃的で、除去可能、配置可能または貼り直し可能またはその両方、および粘着性の低い接着剤であり、全て、特定の産業および接着剤配置時の基材の感受性および測定している基材からの巻尺10および20の接着剤除去性に依存している。例えば、布帛産業においては、布帛はかなり高価で、接着剤の配置に対して感受性があるものと考えられる。このことは粘着力の低い接着剤に影響を及ぼす。これとは対照的に、コンクリートブロックのような粗い建材は、測定中確実に接着させる必要があるため、除去の面倒さに係りなく強引な接着剤を必要とする。本発明の利点は、様々な裏材に測定目盛りを印刷する様々な方法により用いられる様々な接着剤を選択して、当業者であれば、特定の産業で用いるために、特定の種類の巻尺10を作り上げることができるということである。
【0055】
巻尺10および20は剥離ライナーに沿って好適な長さに配置されるか、または小型ディスペンサから分配するために巻かれることができる。上述のように、巻尺10に関して、測定層14の表面には、層14から反対側の層16に所望通り巻尺10を巻き付けるのに好適な表面とするために、低接着バックサイズ特性を適合させる必要がある。巻尺20については、裏材22の対向する主面28は、巻尺20を巻いた状態で保管するときに、接着層26から巻き戻すためにかかる低接着バックサイズ特性を有していなければならない。好適な低接着バックサイズ組成物は、米国特許第4,825,763号(トラスコラスキー等(Truskolaski et al.))、同第4,873,140号(マッキンタイヤ(McIntyre))および同第4,587,156号(ウー(Wu))に開示してあるものをはじめとして当業者に周知である。
【0056】
巻尺10または巻尺20の印刷は、適宜、例えば、長さ12インチのある間隔で、好ましくは例えば、長さ36インチの第2の間隔で穿孔を備えた交互の背景色を有するような構成にすることができる。様々な種類の印刷に好適な裏材12の表面については、当業者であれば、市場の要望に応じて目盛りと背景の様々な組み合わせをカスタマイズすることができる。
【0057】
図3に、巻尺10または20の層14または層24に多数の目盛りを有する、本発明のある好ましい実施形態を開示する。上述したように、図3は、多数の直線軸A−A、B−BおよびC−Cと、多数の横軸X−X、Y−YおよびZ−Zを有する巻尺30を示す。巻尺30は、3つの直線軸と3つの横軸を示す本発明の一実施形態の一例に過ぎず、複数が3つに限られるものではない。すなわち、本発明の巻尺30は約2〜約20、好ましくは3〜5の複数の目盛りを有することができる。
【0058】
直線軸の数は横軸の数に等しい。というのは、各直線軸が、巻尺30の直線セグメントを表すからであり、これは巻尺30の横軸の数の関数である。図3に示すように、軸A−A、B−BおよびC−Cにより表される直線セグメントは等間隔である。ただし、当業者であれば、特定の要望または特定の産業によってセグメントの幅を変えることができる。軸X−Xとその繰り返しであるX’−X’の間の距離はIで表され、この距離は特定の産業の要望に従って決まる。最初の間隔Iを画定したら、当業者であれば、横軸X−Xと横軸Y−Yの間の距離を表す適正な間隔IIを画定することができる。さらに、横軸Y−Yと横軸Z−Zの間の間隔は図3においてIIIで表されている。最後に、間隔IVは横軸Z−Zと横軸X’−X’の間の間隔を表している。
【0059】
間隔Iはまた、横軸Y−Yから横軸Y’−Y’(図示せず)まで、および軸Z−Zから軸Z’−Z’(図示せず)までの距離も表している。このように、間隔I、II、IIIおよびIVの構成は、間隔Iが画定したら、間隔II、IIIおよびIVは間隔Iの整数部分であり、その合計は間隔Iの長さに等しい。間隔II、IIIおよびIVは同じ整数部分の数であるのが好ましい。ただし、当業者の要望に従って異なっていてもよい。例えば、間隔Iは12インチ(30.5cm)とし、間隔II、IIIおよびIVはそれぞれ4インチ(10.2cm)とすることができる。
【0060】
あるいは、間隔Iの距離は、横軸Y−YおよびY’−Y’の距離および/または軸Z−Zおよび軸Z’−Z’の距離とは関係のない横軸X−XおよびX’−X’の間の距離に対して唯一のものとして、当業者であれば、巻尺30を、直線セグメントA−A、B−BおよびC−Cの関係に係りなく、直線セグメントA−A、B−BおよびC−Cにより表される交互の異なる目盛りで用いることができる。横軸はそれぞれ繰り返し目盛りとなり、選択された間隔Iに応じて同一または異なるものとすることができる。一実施形態において、間隔Iが12インチ(30.5cm)、間隔II、IIIおよびIVが4インチ(10.2cm)の場合、足の長さの目盛りの始めから4インチ(10.2cm)を超える巻尺30は使えない。この構成だと、使用中の巻尺30の無駄が最小となる。というのは、表面の接合測定を始めるために、間隔Iで始まる最も近いゼロ点で回転させることができるからである。あるいは、ある表面での第1の種類の測定については第1のセグメント目盛りを用い、同じ表面の第2の種類の測定については第2のセグメント目盛りを用いることができる。各セグメントA−A、B−BおよびC−C内の線32、42および52について異なる色を用いると、かかる識別可能な使用が補助される。すなわち、測定層は測定の異なる系の複数の目盛りを有することができる。
【0061】
例えば、横軸X−Xで始まる直線セグメントA−Aは、12インチ(30.5cm)の直線目盛りとし、直線セグメントB−Bは横軸Y−Yで始まる対数目盛り、直線セグメントC−Cは横軸Z−Zで始めるメートル目盛りとすることができる。かかる組み合わせは可能であるが、当業者であれば、単一巻尺30のかかる組み合わせが複雑であるものの、かかるやり方で構成される本発明の巻尺の必要性および能力が産業界にもたらされることが、本発明の巻尺の意外な利点であることが分かるであろう。
【0062】
図3に示される巻尺30が、各直線セグメントが各横軸から12インチ(30.5cm)目盛りである3つの直線セグメントA−A、B−BおよびC−Cから構成されると仮定すると、目盛りがどのようにしてこのように構成されるか分かるであろう。横軸X−Xは、軸X−Xおよび軸X’−X’の間のインチセグメントまたは部分のような周期的マーキング32により区別されるように、直線セグメントA−Aについてのゼロ線とすることができ、繰り返し目盛りが始まる。かかる周期線32の表示は、白色表面上の対照色、黒色表面の対照色、または当業者の目視認知要件に従った白色と黒色の組み合わせとすることができる。例えば、背景色34は、軸X−XとX’−X’の間のセグメントA−Aについては白色、第2の背景色36は横およびX’−X’およびX”−X”(図示しないが、軸X−Xで終わる間隔Iが示されている)の間の間隔Iを表している。このやり方で、好ましくは、周期線32が重ねられる2つの区別される背景色34および36の間は交互である各間隔Iの背景色により、間隔IはセグメントA−A内で容易に識別される。
【0063】
セグメントB−Bに続き、かかる目盛りは軸Y−Yで始まり、軸Y’−Y’で終わる。周期線42は、セグメントA−Aの周期線32と同じであっても異なっていてもよい。間隔Iは、背景色46とは異なる背景色44で表されていてもよい。当業者の要望に従って、3色以上の背景色を用いて、巻尺30の目盛りのセグメントA−AからセグメントB−Bをさらに区別することができる。セグメントA−Aの目盛りのゼロ点とセグメントB−Bの目盛りの間の距離は図3に示すように間隔IIである。
【0064】
巻尺30のセグメントC−Cを参照してみると、ゼロ点は、さらに間隔Iで交互または連続したやり方で、第1の間隔I内の背景色54および背景色56上に重なった周期線52を有する軸Z−Zとすることができる。
【0065】
図3は、本発明の数字的原理内で、背景色34および36、44および46、54および56により区別される周期線32、42および52を用いると、特定の産業におけるカスタマイズされた使用について、多数のカスタマイズされた複数の目盛り測定が行える単一巻尺上で複数の目盛りを組み合わせることができる。例えば、ビル建設、塗料および壁紙、コピーおよび工業、布帛および衣類、家具および家電、標識および自動車細部およびその他産業のような産業について特定の寸法を与えることが重要である。パーソナルコンピュータおよび消費者またはオフィス印刷機器を用いる能力と共に、巻尺のデスクトップパブリッシングは容易に達成される。さらに、巻尺10、20または30は、曲面の単心または複心曲線面に適合させることができるため、ハンズフリーの測定が可能である。
【0066】
任意で、セクションA−A、B−BおよびC−Cのいずれかまたは全てにおいて特定の位置で既定の業界にとって重要な独特のシンボルを加えることができる。例えば、16インチ(40.6cm)のスタッド位置のマーキングを加えたり、巻尺30を作製するための印刷プロセスの最中にテープ(品目60で一般に表される)上に販促またはその他焼印の徴を加えることができる。当業者であれば、どのカスタマイズされた徴が望ましいかが分かり、そしてかかるマーキングを適宜印刷プロセスに加えるであろう。
【0067】
数多くの実施形態を開示してきたが、本発明はこれらに限定されるものではない。以下に請求の範囲を添付する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
測定目盛りの主面とは逆の主面に接着剤裏材を有する本発明の巻尺の断面図。
【図2】
目盛りと接触するように接着剤を配置して、透明または半透明表面の反対側の測定用の透明または半透明表面に巻尺を接着させる本発明の他の実施形態。
【図3】
巻尺の直線軸に沿って複数の目盛りを有する本発明の好ましい実施形態の巻尺。
Claims (21)
- (a)一主面に印刷または接触された測定層を有する2つの主面を備えた可撓性裏材と、
(b)前記可撓性裏材の他主面または前記測定層に接合された貼り直し可能な接着層と、
を含む接着剤付き巻尺。 - 前記接着層がまた配置可能でもある請求項1に記載の巻尺。
- 前記接着層が前記可撓性裏材の他主面に接合している請求項1に記載の巻尺。
- 前記接着層が前記測定層に接合している請求項1に記載の巻尺。
- 前記測定層に低接着バックサイズ特性をさらに含む請求項3に記載の巻尺。
- 前記裏材の他主面に低接着バックサイズ特性をさらに含む請求項4に記載の巻尺。
- 前記測定層が既定の間隔で交互の背景色を有している請求項1に記載の巻尺。
- 前記巻尺が、前記測定層に従って既定の間隔で穿孔を有している請求項1に記載の巻尺。
- 前記測定層が複数の直線軸と、複数の横軸とを有し、各直線軸が、前記横軸の数の関数である前記巻尺の直線セグメントを表す請求項1に記載の巻尺。
- 前記裏材が、透明材料、半透明材料および不透明材料からなる群より選択され、
前記裏材が単色材料、多色材料、白色材料および黒色材料からなる群より選択され、
前記裏材が光沢材料、艶消し材料、金属材料、反射材料、再帰反射材料および発光材料からなる群より選択され、
場合により、ペンおよび鉛筆のマーキングを受容する表面を有している請求項1に記載の巻尺。 - 前記接着層はアクリル感圧接着剤材料から構成されている請求項1に記載の巻尺。
- 前記測定層に印刷されたシンボルをさらに含み、前記シンボルがスタッド位置マーキング、販促シンボル、焼印の徴およびこれらの組み合わせからなる群より選択される請求項1に記載の巻尺。
- (a)ロールから巻尺を巻き出す工程と、
(b)前記巻尺を基材に適用する工程と、
(c)前記巻尺を前記基材から除去する工程と、を含む請求項1に記載の接着剤付き巻尺を用いる方法。 - 2つの主面を有し、
一主面が印刷または接触された測定層を有し、前記測定層が複数の直線軸と複数の横軸とを有し、各直線軸が前記横軸の関数である巻尺の直線セグメントを表す裏材と、
(b)前記裏材の他主面または前記測定層に接合された貼り直し可能な接着層とを含む接着剤付き巻尺。 - 前記直線軸の数が約2〜約20個の測定目盛りである請求項14に記載の巻尺。
- 各直線セグメントが等間隔である請求項14に記載の巻尺。
- 各直線軸の各直線セグメントの前記測定層の背景色が、前記直線軸の他の直線セグメントとは異なる色を有する請求項14に記載の巻尺。
- 各直線軸の前記測定層の背景色が、他の直線軸とは異なる色を有する請求項17に記載の巻尺。
- 前記測定層に印刷されたシンボルをさらに含み、前記シンボルがスタッド位置マーキング、販促シンボル、焼印の徴およびこれらの組み合わせからなる群より選択される請求項14に記載の巻尺。
- 前記測定層が異なる測定系の複数の目盛りを有する請求項14に記載の巻尺。
- 前記裏材が可撓性で、前記接着層が前記可撓性裏材の他主面に接合している請求項14に記載の巻尺。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/761,081 US6637124B2 (en) | 1999-04-20 | 2001-01-16 | Adhesive measuring tape |
PCT/US2001/050117 WO2002057710A2 (en) | 2001-01-16 | 2001-12-21 | Adhesive measuring tape |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004518122A true JP2004518122A (ja) | 2004-06-17 |
JP2004518122A5 JP2004518122A5 (ja) | 2005-12-22 |
Family
ID=25061055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002557745A Pending JP2004518122A (ja) | 2001-01-16 | 2001-12-21 | 接着巻尺 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6637124B2 (ja) |
EP (1) | EP1352208A2 (ja) |
JP (1) | JP2004518122A (ja) |
AU (1) | AU2002232787A1 (ja) |
WO (1) | WO2002057710A2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008096172A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Mitsutoyo Corp | 画像測定機用校正スケール |
JP2014025852A (ja) * | 2012-07-27 | 2014-02-06 | Hara Doki Kk | 巻尺テープの製造方法 |
Families Citing this family (53)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6883423B2 (en) * | 2001-03-19 | 2005-04-26 | Avery Dennison Corporation | Assembly and method for customized application of index tabs to indexing material |
DE10132534A1 (de) * | 2001-07-09 | 2003-01-30 | Tesa Ag | Biaxial verstreckte Klebebänder und Verfahren zu deren Herstellung |
US7294397B2 (en) * | 2002-05-29 | 2007-11-13 | E.I. Du Pont De Nemors And Company | Fibrillar microstructure for conformal contact and adhesion |
US6865817B2 (en) * | 2003-03-27 | 2005-03-15 | Shades Unlimited, Inc. | Window shade with measurement guide |
US20050202195A1 (en) * | 2004-03-13 | 2005-09-15 | Susan Lawrence | Tape device |
US7194811B2 (en) * | 2004-03-22 | 2007-03-27 | Shades Unlimited, Inc. | Cutting guide for a window shade |
US20050217687A1 (en) * | 2004-03-30 | 2005-10-06 | Jill Flanick | Hair cutting template |
US20050257393A1 (en) * | 2004-05-21 | 2005-11-24 | Spanski Jeffrey L | Flexible adhesive tape measure |
US20060096112A1 (en) * | 2004-11-09 | 2006-05-11 | Berring Jeffrey J | Construction measuring tape |
SE527930C2 (sv) * | 2004-11-11 | 2006-07-11 | Mattias Mattsson | Mätband |
US20060123650A1 (en) * | 2004-12-14 | 2006-06-15 | Mullins Sally J | Patterned masking tape |
US20060130352A1 (en) * | 2004-12-20 | 2006-06-22 | Index Measuring Tape Co, Ltd. | Measuring tape for tape rule |
US20070014955A1 (en) * | 2005-07-14 | 2007-01-18 | Green Bay Packaging Inc. | Printable polylactide film material, methods and labels made therefrom |
US20070079520A1 (en) * | 2005-10-10 | 2007-04-12 | Levine Steven R | Tape measure and method of manufacture |
US7581333B2 (en) * | 2006-05-24 | 2009-09-01 | Dressler Gary S | Adhesive backed measuring tape |
US20070283589A1 (en) * | 2006-06-12 | 2007-12-13 | Garcia Nicholas C | Template tape with indicia |
US7565751B2 (en) * | 2006-10-16 | 2009-07-28 | The Stanley Works | Measuring device with fluorescent translucent material |
CN102028550B (zh) * | 2011-01-05 | 2012-10-31 | 武汉维斯第医用科技有限公司 | 带有显影坐标的临床医用贴膜 |
US8720077B1 (en) | 2011-03-04 | 2014-05-13 | Niels Fallisgaard | Photographic aid measuring tape |
US8863470B2 (en) * | 2011-04-29 | 2014-10-21 | Martin Lamont Bottorff | Molding/trim quick release system |
CA2784047C (en) | 2011-07-29 | 2015-08-11 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Tape measure |
US9080849B2 (en) | 2011-07-29 | 2015-07-14 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Tape measure |
US8863399B2 (en) | 2011-08-26 | 2014-10-21 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Tape measure |
JP5912045B2 (ja) * | 2012-01-18 | 2016-04-27 | 日東電工株式会社 | 半透明遮光テープ |
US9267778B2 (en) | 2012-01-19 | 2016-02-23 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Tape measure |
USD733597S1 (en) | 2012-07-30 | 2015-07-07 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Tape measure |
US9939243B2 (en) * | 2012-10-24 | 2018-04-10 | Harris F Brotman | Adhesive measuring tape |
FI10343U1 (fi) * | 2013-11-08 | 2013-12-31 | Harri Tiainen | Mittateippi |
US9895622B2 (en) | 2014-02-12 | 2018-02-20 | InRoad Toys, LLC | Construction system for creating a customizable play surface composed of printed adhesive tape and other accessories for autonomously controlled mobile agents |
US9320978B2 (en) | 2014-02-12 | 2016-04-26 | InRoad Toys, LLC | Construction system for creating a customizable adhesive toy playscape using printed adhesive tape and other accessories |
US10537817B2 (en) | 2014-02-12 | 2020-01-21 | InRoad Toys, LLC | Construction system for creating autonomous control system stimuli and a complete deterministic operational environment for mobile agents using printed adhesive tape and other accessories |
USD742521S1 (en) | 2014-12-30 | 2015-11-03 | The Spectranetics Corporation | Radiopaque tape |
USD748266S1 (en) | 2014-12-30 | 2016-01-26 | The Spectranetics Corporation | Radiopaque tape |
USD742522S1 (en) | 2014-12-30 | 2015-11-03 | The Spectranetics Corporation | Radiopaque tape |
USD742520S1 (en) | 2014-12-30 | 2015-11-03 | The Spectranetics Corporation | Radiopaque tape |
USD740946S1 (en) | 2014-12-30 | 2015-10-13 | The Spectranetics Corporation | Radiopaque tape |
USD785475S1 (en) | 2015-12-10 | 2017-05-02 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Tape measure |
USD785476S1 (en) | 2015-12-10 | 2017-05-02 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Tape measure |
USD783429S1 (en) | 2016-01-07 | 2017-04-11 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Tape measure |
USD783430S1 (en) | 2016-01-07 | 2017-04-11 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Tape measure |
USD787347S1 (en) | 2016-01-07 | 2017-05-23 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Tape measure |
USD788611S1 (en) | 2016-06-01 | 2017-06-06 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Tape measure |
TWI745424B (zh) * | 2016-09-08 | 2021-11-11 | 美商米沃奇電動工具公司 | 具有強化帶刃及/或降低撕裂鉤架構之捲尺 |
IT201600099689A1 (it) * | 2016-10-05 | 2018-04-05 | Medialogica S N C | Dispositivo per la tracciatura di scatole da incasso per impianti filari, in particolare impianti elettrici |
TWI782078B (zh) | 2017-08-24 | 2022-11-01 | 美商米沃奇電動工具公司 | 具有增加捲尺突出度的捲尺葉片剖面之捲尺 |
JP6853956B2 (ja) * | 2017-10-06 | 2021-04-07 | ブラザー工業株式会社 | テープロール、テープカートリッジ、及びテープロールの製造方法 |
EP3762679A4 (en) | 2018-03-07 | 2021-11-10 | Milwaukee Electric Tool Corporation | MEASURING TAPE WITH REINFORCED TAPE END |
BE1026155B1 (fr) * | 2018-03-27 | 2019-10-29 | Mc Industry | Ruban adhesif imprime |
US10794061B2 (en) | 2018-06-27 | 2020-10-06 | Michael P. Shebala | Roofing alignment assembly |
CN109609041A (zh) * | 2018-12-10 | 2019-04-12 | 顺丰科技有限公司 | 包装胶带、包装箱及包装箱的体积测量方法 |
CN113767262A (zh) | 2019-05-03 | 2021-12-07 | 米沃奇电动工具公司 | 包括端部保护膜的具有尺条的卷尺 |
CN113267114B (zh) * | 2021-05-21 | 2023-04-07 | 郭政 | 一种量角系统和方法 |
US20230266110A1 (en) * | 2021-08-31 | 2023-08-24 | Constantinos Hatzopoulos | Adhesive templated measurement tape |
Family Cites Families (44)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2177627A (en) | 1933-06-10 | 1939-10-31 | Minnesota Mining & Mfg | Adhesive sheeting |
US2187087A (en) | 1937-12-31 | 1940-01-16 | Earl R Leary | Flexible template |
US2507684A (en) | 1948-12-15 | 1950-05-16 | William C Smith | Measuring tape or strip for beverage bottles |
US2742705A (en) | 1954-10-28 | 1956-04-24 | Pellegrino A Pisaniello | Vernier location tape |
US2792110A (en) | 1955-08-31 | 1957-05-14 | George G Wanish | Tape measure device for catalogs and the like |
DE1769600U (de) * | 1957-10-12 | 1958-07-03 | Ver Schulmoebelfabriken G M B | Koerperlaengenmesseinrichtung fuer den gebrauch in schulen, insbesondere zur einstufung der schueler entsprechend ihrer koerperlaenge in schultisch- und stuhlgroessen. |
US2932897A (en) | 1958-06-26 | 1960-04-19 | Topflight Corp | Measuring device |
GB1226055A (ja) | 1968-10-18 | 1971-03-24 | ||
US3691140A (en) | 1970-03-09 | 1972-09-12 | Spencer Ferguson Silver | Acrylate copolymer microspheres |
US3936944A (en) | 1972-04-07 | 1976-02-10 | Zachary Paul Byne | Linear cut sewing tape |
US3797120A (en) | 1972-04-07 | 1974-03-19 | Emerson Labeltape Corp | Sewing tape |
US3922464A (en) | 1972-05-26 | 1975-11-25 | Minnesota Mining & Mfg | Removable pressure-sensitive adhesive sheet material |
US3957724A (en) | 1973-12-11 | 1976-05-18 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Stratum having release properties and method of making |
US4149320A (en) | 1977-08-10 | 1979-04-17 | Daniel Troyer | Building construction measuring tape |
US4351113A (en) | 1978-08-14 | 1982-09-28 | Eggertsen Claire C | Pressure sensitive adhesively backed disposable measuring tape and method of manufacture |
US4313988A (en) | 1980-02-25 | 1982-02-02 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Epoxypolysiloxane release coatings for adhesive materials |
US4567073A (en) | 1982-07-02 | 1986-01-28 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Composite low surface energy liner of perfluoropolyether |
US4605592A (en) | 1982-08-19 | 1986-08-12 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Composite decorative article |
US4708755A (en) | 1983-01-17 | 1987-11-24 | Lambelet Jose A | Method of facilitating the covering of large surfaces |
US4587156A (en) | 1984-03-02 | 1986-05-06 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Directly printable pressure-sensitive adhesive tape |
US4614667A (en) | 1984-05-21 | 1986-09-30 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Composite low surface energy liner of perfluoropolyether |
US5194299A (en) | 1984-10-19 | 1993-03-16 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Repositionable pressure-sensitive adhesive sheet material |
US4825763A (en) | 1985-01-23 | 1989-05-02 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Method of printing the backside of adhesive tape |
US5214119A (en) | 1986-06-20 | 1993-05-25 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Block copolymer, method of making the same, dimaine precursors of the same, method of making such diamines and end products comprising the block copolymer |
US4845858A (en) | 1987-06-29 | 1989-07-11 | Thomas Ronald K | Stud locating tape |
US4873140A (en) | 1988-04-27 | 1989-10-10 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Articles having low adhesion articles having coatings thereon |
US5045386A (en) | 1989-02-01 | 1991-09-03 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Pressure-sensitive film composite having improved adhesion to plasticized vinyl substrates |
US5012590A (en) | 1989-05-25 | 1991-05-07 | Wagner G Anthony | Disposable layout tape |
US5202190A (en) | 1989-08-14 | 1993-04-13 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Method of making vinyl-silicone copolymers using mercapto functional silicone chain-transfer agents and release coatings made therewith |
US4965943A (en) * | 1989-09-08 | 1990-10-30 | Adams Phillip A | Workpiece joint-forming template system |
US5141790A (en) | 1989-11-20 | 1992-08-25 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Repositionable pressure-sensitive adhesive tape |
US5229207A (en) | 1990-04-24 | 1993-07-20 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Film composite having repositionable adhesive by which it can become permanently bonded to a plasticized substrate |
HU214288B (hu) | 1991-02-06 | 1998-03-02 | Minnesota Mining And Manufacturing Co. | Nagy nyírószilárdságú alakítható ragasztókészítmény és termék |
US5296277A (en) | 1992-06-26 | 1994-03-22 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Positionable and repositionable adhesive articles |
NL9400858A (nl) | 1994-05-25 | 1996-01-02 | Peter Leeuwenburgh | Infrarood- en Ultraviolet-bestendige zelfklevende kleefband. |
US5747148A (en) | 1994-09-12 | 1998-05-05 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Ink jet printing sheet |
US5627763A (en) | 1994-12-27 | 1997-05-06 | Carlson; Lewayne P. | System and method for construction guidance and control |
US5666737A (en) | 1995-12-19 | 1997-09-16 | Ryan, Iii; James C. | Template for european style cabinetry |
US5950321A (en) | 1996-05-31 | 1999-09-14 | Pena; Ramon | Adhesive tape measurement for lap-siding building construction |
US6197397B1 (en) | 1996-12-31 | 2001-03-06 | 3M Innovative Properties Company | Adhesives having a microreplicated topography and methods of making and using same |
DE19830676A1 (de) | 1998-07-09 | 2000-01-13 | Roy Spitzke | Selbstklebendes Maßband |
DE19836501A1 (de) | 1998-08-12 | 2000-02-24 | Beiersdorf Ag | Verfahren zur Herstellung eines abriebfesten rückseitenbedruckten Klebebandes |
DE19952731A1 (de) | 1998-10-30 | 2000-06-21 | Gabriel Alejandro Casin | Verbesserung eines Klebebandes |
US6356621B1 (en) | 1999-07-14 | 2002-03-12 | Nitto Denko Corporation | Pressure-sensitive adhesive sheet for radiography |
-
2001
- 2001-01-16 US US09/761,081 patent/US6637124B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-12-21 WO PCT/US2001/050117 patent/WO2002057710A2/en not_active Application Discontinuation
- 2001-12-21 AU AU2002232787A patent/AU2002232787A1/en not_active Abandoned
- 2001-12-21 EP EP01992325A patent/EP1352208A2/en not_active Ceased
- 2001-12-21 JP JP2002557745A patent/JP2004518122A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008096172A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Mitsutoyo Corp | 画像測定機用校正スケール |
JP2014025852A (ja) * | 2012-07-27 | 2014-02-06 | Hara Doki Kk | 巻尺テープの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20010003872A1 (en) | 2001-06-21 |
AU2002232787A1 (en) | 2002-07-30 |
EP1352208A2 (en) | 2003-10-15 |
WO2002057710A3 (en) | 2002-10-10 |
WO2002057710A2 (en) | 2002-07-25 |
WO2002057710A8 (en) | 2003-11-13 |
US6637124B2 (en) | 2003-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004518122A (ja) | 接着巻尺 | |
US9939243B2 (en) | Adhesive measuring tape | |
US6132831A (en) | Computer printer compatible index tabs | |
US5135261A (en) | Index tab label assembly | |
US6086107A (en) | Computer printer compatible labels | |
US5622761A (en) | Double-sided releaseable adhesive tape or note | |
EP1042129A1 (en) | Laminated article | |
US5316344A (en) | Stationery with removable printable labels and method therefor | |
US8475914B2 (en) | Thick, printable labels suitable for use in a thermal transfer printer | |
JP2000502462A (ja) | デスクトッププリンタノート | |
CA2395680A1 (en) | Segmented retroreflective sheeting and methods of making and using same | |
US20050257393A1 (en) | Flexible adhesive tape measure | |
JP2006510058A (ja) | 改良された美的外観を有するラベル | |
CA2107086A1 (en) | Pvc sheet material for outdoor signage | |
JP2002539977A (ja) | 画像グラフィック接着剤系およびその使用方法 | |
CA2033225A1 (en) | Hexagonal pad | |
CA2051980A1 (en) | Pattern pressure-sensitive label construction | |
JP5224562B1 (ja) | 隠ぺい力判断用の貼着型積層シート、およびその貼着型積層シートを用いた塗膜の隠ぺい力および膜厚の評価方法 | |
EP0914645B1 (en) | Improved repositionable blank signage sheets and methods of making and using them | |
AU667814B2 (en) | Improvements in or relating to a method of manufacture and apparatus for re-writable devices | |
KR100516243B1 (ko) | 자기접착식 게시판 조립체 | |
JP2017214080A (ja) | カード付シート | |
US20130115386A1 (en) | Multi-functional label sticker | |
JPH0762785B2 (ja) | 仮貼着用ラベル | |
CN104272369A (zh) | 柔性柔软感觉的识别装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041221 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061107 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070403 |