JP2004518008A - 難燃性ポリカーボネート/ポリエステル組成物 - Google Patents

難燃性ポリカーボネート/ポリエステル組成物 Download PDF

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Abstract

難燃性透明/半透明成形組成物は、ポリカーボネート樹脂と脂環式ポリエステル樹脂との混和性樹脂ブレンドの均一なブレンドを含有し、重量が約1.0〜約6.0kg/mの試験片を用いるフランス規格協会のフランス規格NF−P−92−505 燃焼試験における10枚の試験片の合格率が80%以上である。

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は難燃性熱可塑性成形組成物に関する。
【0002】
【発明の背景】
ポリカーボネートシートは良好な性能を示し、ヨーロッパの防火試験、特に建築及び建設用途の防火試験で高い評価を得ている。フランスのNF−P−92−507規格では、電気ヒータでの主試験(epiradiateurテスト)(NF−P−92−501)、及び必要に応じて、火炎拡大試験(NF−P−92−504)及び溶融又は滴下試験(NF−P−92−505)における燃焼挙動に基づいてシートを4つのクラス(M1〜M4)に分類している。材料の分類は、火炎高さ、火炎着火時間、合計燃焼時間(epiradiateurテストではこれらすべて)、残炎時間(火炎拡大試験)及び燃焼粒子の滴下(溶融試験)によって決定される。
【0003】
ポリカーボネート系シートについては、分類は通常滴下試験で得られた結果によって決定される。幾つかの設計形式及び厚さのポリカーボネートシートは、燃焼粒子が下に置かれた綿を着火するおそれがあり、滴下試験での性能に基づいてM4評価を有することがある。そこで、ポリカーボネートシートの性能をさらに望ましいM1又はM2評価まで高めるのが望ましい。
【0004】
代表的な市販グレードのポリカーボネートシートは、ISO1133で測定したメルトボリュームレート(MVR)が約5cm/10min(300℃/1.2kg)の線状又は枝分れポリカーボネート樹脂から作られる。ポリカーボネート材料の粘度を下げると、滴下試験(NF−P−92−505)におけるポリカーボネートの合格率を改善できることが確認されている(国際公開WO00/26287参照)。しかし、その結果、シートの衝撃性能が低下する。
【0005】
Scott他の米国特許第5942585号は、ポリカーボネートとポリエステルとの透明ブレンドで、ポリエステルが1,4−シクロヘキサンジカルボン酸単位に基づくジカルボン酸成分と2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール単位からなるグリコール成分とを含有するポリエステルからなるブレンドに関する。混和性ポリカーボネートポリエステルブレンドは、A.J. Hill他,“a Free Volume approach to the Mechanical Behaviour of Miscible Polycarbonate Blends”, J. PHYS.; Condens Matter, 8, 3811−3827(1996)及びStack et al., “Dynamic Mechanical and Dielectric Relaxation Study of Aliphatic Polyester Based Blends”, J. M. Polym. Mater. Sci. Eng.(1993), 69, 4−5, Eastman Chemical Company, Kingsport, TN 37662に記載されている。これらの文献は混和性ブレンドの透明性に焦点を当てている。
【0006】
ポリカーボネートは建築及び建設用途に用いられる透明/半透明シート材料の製造に用いられるので、材料の難燃性を高めるのが望ましい。
【0007】
【発明の概要】
ポリカーボネート(PC)にポリ(シクロヘキサンジメタノールシクロヘキサンジカルボキシレート)(PCCD)を添加すると、滴下試験の性能が改善される。これら2種類のポリマーは完全に混和性であり、混合すると単一のTg及び優れた衝撃性能を有する透明又は半透明なブレンドとなる。特定のメルトボリュームレート(MVR)を有するポリカーボネート(PC)/ポリ(シクロヘキサンジメタノールシクロヘキサンジカルボキシレート)(PCCD)組成物は、滴下試験の合格率が、PCCDを含まない同等のポリカーボネート組成物(同様のMVRを有する)よりも高い。
【0008】
優れた難燃性を有する透明/半透明成形組成物は、ポリカーボネート樹脂と脂環式ポリエステル樹脂との混和性樹脂ブレンドの均一なブレンドを含んでなる。脂環式ポリエステル樹脂は、脂肪族C−C20ジオール又は化学的等価物とC−C20脂肪族二酸又は化学的等価物との反応生成物を含む。脂環式ポリエステル樹脂は、約80重量%以上の脂環式ジカルボン酸又は化学的等価物及び/又は脂環式ジオール又は化学的等価物を含有する。本組成物は密度約1.0〜約6.0kg/mの試験片を用いてもフランス規格協会のフランス規格NF−P−92−505燃焼試験における10枚の試験片の合格率が80%以上である。
【0009】
一般に、好ましいポリエステル分子は、脂環式ジオール化合物及び脂環式二酸化合物から誘導され、具体的にはポリシクロヘキサンジメタノールシクロヘキサンジカルボキシレート(PCCD)である。環状単位を1つしかもたないポリエステルも有用である。
【0010】
【発明の実施の形態】
最も好ましい材料は、ポリエステルが脂環式二酸成分と脂環式ジオール成分を共に有するブレンド、具体的にはポリシクロヘキサンジメタノールシクロヘキサンジカルボキシレート(PCCD)であるブレンドである。好ましいポリカーボネートは、BPA、SBIビスフェノール、アリール置換ビスフェノール、脂環式ビスフェノール及びこれらの混合物の単位を有する。
【0011】
ポリカーボネートと脂環式ポリエステルとの比は、混合物全体を基準とした重量比で望ましくは約75:25〜99:1、さらに好ましくは約90:10〜99:1、最も好ましくは95:5〜98:2である。
【0012】
脂環式ポリエステル樹脂は次式Iの繰返し単位を有するポリエステルを含む。
【0013】
【化1】
Figure 2004518008
【0014】
式中、R又はRの少なくとも一方はシクロアルキル含有基である。
【0015】
ポリエステルは縮合生成物であり、Rは炭素原子数6〜20のアリール、アルカンもしくはシクロアルカン含有ジオール又はその化学的等価物の残基であり、Rは炭素原子数6〜20のアリール、脂肪族もしくはシクロアルカン含有二酸又はその化学的等価物から誘導される脱カルボキシル残基であるが、RとRの少なくとも一方が脂環式基であることを条件とする。本発明の好ましいポリエステルはR及びR共に脂環式である。
【0016】
この脂環式ポリエステルは、脂肪族二酸又はその化学的等価物と脂肪族ジオール又はその化学的等価物との縮合生成物である。この脂環式ポリエステルは脂肪族二酸と脂肪族ジオールの混合物から合成し得るが、50モル%以上の環状二酸及び/又は環状ジオール成分を含んでいなければならず、その残部があるとすれば線状脂肪族二酸及び/又はジオールである。環状成分はポリエステルに良好な剛性を付与するとともに、ポリカーボネート樹脂との好ましい相互作用で透明/半透明ブレンドを形成するのに必要である。
【0017】
ポリエステル樹脂は通例ジオール又はジオール等価成分と二酸又は二酸等価成分との縮合又はエステル交換重合によって得られる。
【0018】
R及びRは好ましくは以下の式から独立に選択されるシクロアルキル基である。
【0019】
【化2】
Figure 2004518008
【0020】
好ましい脂環式基Rは1,4−シクロへキシル二酸から誘導され、最も好ましくはその70モル%超がトランス異性体である。好ましい脂環式基Rは1,4−シクロへキシルジメタノールのような1,4−シクロへキシル第一ジオールから誘導され、最も好ましくはその70モル%超がトランス異性体である。
【0021】
本発明のポリエステル樹脂の製造に有用なその他のジオールは線状、枝分れ又は脂環式アルカンジオールであり、その炭素原子数は2〜12とし得る。かかるジオールの具体例には、エチレングリコール、プロピレングリコール(すなわち1,2−プロピレングリコール及び1,3−プロピレングリコール)、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル,2−メチル,1,3−プロパンジオール、1,3−ペンタンジオール及び1,5−ペンタンジオール、ジプロピレングリコール、2−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジメタノールデカリン、ジメタノールビシクロオクタン、1,4−シクロヘキサンジメタノール(特にそのシス異性体及びトランス異性体)、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール(TMCBD)、トリエチレングリコール、1,10−デカンジオール、並びにこれらいずれかの混合物があるが、これらに限定されない。好ましくは、脂環式ジオール又はその化学的等価物、特に1,4−シクロヘキサンジメタノール又はその化学的等価物がジオール成分として用いられる。
【0022】
ジオールの化学的等価物には、ジアルキルエステルやジアリールエステルなどのエステルがある。
【0023】
本発明の脂肪族ポリエステル樹脂の製造に有用な二酸は、好ましくは脂環式二酸である。これは各々飽和炭素に結合した2つのカルボキシル基を有するカルボン酸を包含するものである。好ましい二酸はシクロ又はビシクロ脂肪族酸、例えばデカヒドロナフタレンジカルボン酸、ノルボルネンジカルボン酸、ビシクロオクタンジカルボン酸、1,4−シクロへキサンジカルボン酸又はそれらの化学的等価物であり、最も好ましいものはtrans−1,4−シクロへキサンジカルボン酸又はその化学的等価物である。アジピン酸、アゼライン酸、ジカルボキシルドデカン酸及びコハク酸のような線状ジカルボン酸も有用である。
【0024】
シクロへキサンジカルボン酸及びその化学的等価物は、例えば、適当な触媒(ロジウムを炭素やアルミナのような担体に担持したものなど)を用いて、水や酢酸のような適当な溶媒中で、イソフタル酸やテレフタル酸やナフタレン酸のような環状芳香族二酸及びその誘導体を水添することによって調製できる。Friefelder他,Journal of Organic Chemistry,31,3438(1966);米国特許第2675390号及び同第4754064号を参照されたい。また、反応条件下でフタル酸が少なくとも部分的に可溶性であるような不活性液体媒質と、炭素やシリカに担持したパラジウム又はルテニウムの触媒とを用いて製造することもできる。米国特許第2888484号及び同第3444237号を参照されたい。
【0025】
水添では、通例、カルボン酸基がシス位又はトランス位にある2種の異性体が得られる。シス異性体とトランス異性体は結晶化又は蒸留で分離することができ、結晶化に際してはn−へプタンのような溶剤を使用してもよいし、使用しなくてもよい。シス異性体の方がブレンドし易いが、トランス異性体の方が高い溶融温度及び結晶化温度を有しているので好ましい。シス/トランス異性体の混合物も本発明で有用である。
【0026】
異性体混合物又は2種類以上の二酸もしくはジオールを使用すると、コポリエステル又は2種類のポリエステルの混合物を本発明の脂環式ポリエステル樹脂として使用することができる。
【0027】
これらの二酸の化学的等価物には、エステル、ジアルキルエステルのようなアルキルエステル、ジアリールエステル、無水物、塩、酸クロライド、酸ブロマイドなどがある。好ましい化学的等価物には、脂環式二酸のジアルキルエステルがあり、最も好ましい化学的等価物には、酸のジメチルエステル、特に1,4−シクロへキサン−ジカルボン酸ジメチルがある。
【0028】
好ましい脂環式ポリエステルは、ポリ(1,4−シクロへキサン−ジメタノール−1,4−ジカルボキシレート)(PCCD)とも呼ばれるポリ(シクロへキサン−1,4−ジメチレンシクロへキサン−1,4−ジカルボキシレート)であり、次式IIの繰返し単位を有する。
【0029】
【化3】
Figure 2004518008
【0030】
式II中のRはH又は低級アルキルである。前述の一般式を参照すると、PCCDでは、Rは1,4−シクロへキサンジメタノールから誘導され、Rはシクロへキサンジカルボキシレート又はその化学的等価物から誘導されるシクロへキサン環である。好ましいPCCDはシス/トランス体を有する。
【0031】
ポリエステル重合反応は、一般に、適量(通例、最終生成物を基準にして約50〜200ppmのチタン)のテトラキス(2−エチルへキシル)チタネートのような適当な触媒の存在下で溶融状態で実施される。
【0032】
好ましい脂環式ポリエステルは、(ポリスチレン標準を用いてゲルパーミエーションクロマトグラフィGPCで測定して)約30000〜150000原子質量単位(amu)、好ましくは約60000〜100000amu、さらに好ましくは約65000〜95000amuの重量平均分子量を有する。好ましい脂環式ポリエステルは約500〜25000ポアズ、好ましくは約1000〜20000ポアズ、最も好ましくは約2000〜4000ポアズの粘度を有する。
【0033】
本発明の透明/半透明成形用組成物に用いられる好ましい脂肪族ポリエステルは、50℃を上回るガラス転移温度(Tg)を有し、さらに好ましくは約80℃を上回るTg、最も好ましくは100℃を超えるTgを有する。
【0034】
その他本発明で想定されるものには、上記のポリエステルで、高分子脂肪族酸及び/又は高分子脂肪族ポリオールから誘導される単位を約1〜約50重量%有していてコポリエステルを形成しているものがある。脂肪族ポリオールにはポリ(エチレングリコール)やポリ(ブチレングリコール)のようなグリコール類がある。かかるポリエステルは、例えば米国特許第2465319号及び第3047539号の教示に準じて製造できる。
【0035】
代表的なポリカーボネートは、二価フェノールの二価残基Ar′をカーボネート連結基で結合した構成であり、一般式IIIで表されるものが好ましい。
【0036】
【化4】
Figure 2004518008
【0037】
式中のAは炭素原子数1〜約15の二価炭化水素基又は炭素原子数1〜約15の置換二価炭化水素基であり、Xは各々独立に水素、ハロゲン及び一価炭化水素基、例えば炭素原子数1〜約8のアルキル基、炭素原子数6〜約18のアリール基、炭素原子数7〜約14のアリールアルキル基、炭素原子数1〜約8のアルコキシ基からなる群から選ばれ、mは0又は1であり、nは0〜約5の整数である。Ar′はヒドロキノン又はレゾルシノールのような単一芳香環でも、ビフェノール又はビスフェノールAのような多重芳香環でもよい。
【0038】
使用する二価フェノール化合物は公知であり、反応性基はフェノール性水酸基であると考えられる。使用する二価フェノール化合物の具体例を挙げると、ビスフェノール類、例えばビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールAともいう)、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン;二価フェノールエーテル、例えばビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)エーテル、p,p′−ジヒドロキシジフェニル及び3,3′−ジクロロ−4,4′−ジヒドロキシジフェニル;ジヒドロキシアリールスルホン、例えばビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン;ジヒドロキシベンゼン類、例えばレゾルシノール、ヒドロキノン、ハロ及びアルキル置換ジヒドロキシベンゼン、例えば1,4−ジヒドロキシ−2,5−ジクロロベンゼン、1,4−ジヒドロキシ−3−メチルベンゼン;ジヒドロキシジフェニルスルフィド及びスルホキシド、例えばビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド及びビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)スルホキシドがある。その他様々な二価フェノール化合物が使用でき、米国特許第2999835号、第3028365号及び第3153008号(これらのすべてを本明細書に援用する)に開示されている。勿論、2種類以上の異なる二価フェノール化合物又は二価フェノール化合物とグリコールとの組合せを用いることができる。
【0039】
カーボネート前駆体は、代表的には、ハロゲン化カルボニル、ジアリールカーボネート又はビスハロホルメートである。ハロゲン化カルボニルの例としては、臭化カルボニル、塩化カルボニル及びこれらの混合物がある。ビスハロホルメートとしては、二価フェノールのビスハロホルメート、例えば2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ヒドロキノンなどのビスクロロホルメートあるいはグリコールなどのビスハロホルメートがある。上述したカーボネート前駆体のすべてが有用であるが、ホスゲンとしても知られる塩化カルボニル及びジフェニルカーボネートが好ましい。
【0040】
芳香族ポリカーボネートは、任意の方法により、例えば二価フェノールをカーボネート前駆体、例えばホスゲン、ハロホルメート又はカーボネートエステルと溶融又は溶液状態で反応させることで製造できる。米国特許第4123436号にホスゲンとの反応が、米国特許第3153008号にエステル交換法が記載されている。
【0041】
ポリカーボネートは、複屈折の低い樹脂を与える二価フェノール、例えば以下に列記するようなアリール側基又はカップ形アリール基を有する二価フェノールから製造するのが好ましい。
フェニル−ジ(4−ヒドロキシフェニル)エタン(アセトフェノンビスフェノール)、
ジフェニル−ジ(4−ヒドロキシフェニル)メタン(ベンゾフェノンビスフェノール)、
2,2−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3,5−ジフェニル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
ビス(2−フェニル−3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2′−ビス(ヒドロキシフェニル)フルオレン、
1,1−ビス(5−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
3,3′−ジフェニル−4,4′−ジヒドロキシジフェニルエーテル、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4,4−ジフェニルブタン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−フェニルエタン、
2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルプロパン、
6,6′−ジヒドロキシ−3,3,3′、3′−テトラメチル−1,1′−スピロ(ビス)インダン(以下、SBIという。)、又は
式IVのスピロビインダンから誘導される二価フェノール。
【0042】
【化5】
Figure 2004518008
【0043】
SBI及びその5−メチル同族体から誘導した単位が好ましく、SBIが最も好ましい。
【0044】
ポリカーボネートの製造に用いる他の代表的な二価フェノールが米国特許第2999835号、第3038365号、第3334154号及び第4131575号に開示されている。枝分れポリカーボネート、例えば米国特許第3635895号及び第4001184号に記載されたものも有用である。ポリカーボネートブレンドには、線状ポリカーボネートと枝分れポリカーボネートのブレンドが含まれる。
【0045】
本発明のポリカーボネート混合物を製造するのにホモポリマーよりもカーボネート共重合体又はインターポリマーを用いるのが望ましい場合には、2種以上の異なる二価フェノールを使用してもよいし、二価フェノールと脂肪族ジカルボン酸(例えば、ダイマー酸、ドデカンジカルボン酸、アジピン酸、アゼライン酸)との共重合体を使用してもよい。脂肪族C−C12二酸共重合体が最も好ましい。
【0046】
好ましいポリカーボネートとしては、塩化メチレン中25℃で測定して約0.30〜約1.00dl/gの範囲の固有粘度を有する高分子量芳香族カーボネートポリマーが好ましい。ポリカーボネートは枝分かれであってもよいし、枝分れでなくてもよく、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)で測定して、一般に約10000〜約200000、好ましくは約20000〜約100000の重量平均分子量を有する。なお、ポリカーボネートは公知の各種末端基を有してもよい。
【0047】
脂環式ポリエステル樹脂とポリカーボネート樹脂を含む熱可塑性組成物では、安定剤又は奪活剤を用いるのが好ましい。触媒奪活剤とは、樹脂中に存在する可能性のある触媒の活性を抑制するものである。触媒奪活剤は米国特許第5441997号に詳細に記載されている。ポリエステル/ポリカーボネートブレンドの着色や透明性の低下を回避すべく適切な奪活剤を選ぶのが望ましい。
【0048】
奪活剤を含む好ましい一群の安定剤は、無色透明/半透明な生成物を与える安定剤である。代表的には、かかる安定剤を0.001〜10重量%のレベル、好ましくは0.005〜2重量%のレベルで使用する。好ましい安定剤としては、有効量の酸性リン酸塩;1以上の酸性水素を有する酸性、アルキル、アリール又は混成ホスファイト;第IB族又は第IIB族金属リン酸塩;リンのオキソ酸、酸性ピロリン酸金属塩又はこれらの混合物がある。特定の化合物の安定剤としての適性及びどの程度の量を安定剤として用いるべきかは、ポリエステル樹脂成分とポリカーボネートの混合物を調製し、溶融粘度、ガス発生、色安定性又はインターポリマーの形成への影響を調べることで簡単に決定できる。酸性リン酸塩としては、リン酸二水素ナトリウム、リン酸一亜鉛、リン酸水素カリウム、リン酸二水素カルシウムなどがある。亜リン酸塩(ホスファイト)は次式Vで表される。
【0049】
【化6】
Figure 2004518008
【0050】
式中のR、R及びRは各々独立に水素、アルキル及びアリールからなる群から選ばれる。但し、R、R及びRのうち少なくとも1つは水素である。
【0051】
IB族又はIIB族金属のリン酸塩には、リン酸亜鉛などがある。リンのオキソ酸には、亜リン酸、リン酸、ポリリン酸、次亜リン酸がある。
【0052】
ポリ酸性ピロリン酸は次式VIで表される。
【0053】
zx3n+1
式中のMは金属、xは1〜12の数、yは1〜12の数、nは2〜10の数、zは1〜5の数、xz+yの和はn+2に等しい。Mはアルカリ又はアルカリ土類金属が好ましい。
【0054】
最も好ましい奪活剤はリンのオキソ酸又は酸性有機リン化合物である。無機酸性リン化合物も奪活剤として使用できるが、これらは曇りや透明性の低下を招くおそれがある。最も好ましい奪活剤はリン酸、亜リン酸又はこれらの部分エステルである。
【0055】
本発明の組成物には、さらに、添加剤、例えば酸化防止剤、熱安定剤、離型剤、帯電防止剤、白化剤、着色剤、可塑剤、鉱物、例えばタルク、クレー、マイカ、バライト、ウオラストナイト、並びにベンゾトリアゾールのようなUV安定剤などの他の安定剤、補助的補強用充填剤、例えば鱗片状又は粉砕ガラスなど、難燃剤、顔料、追加の樹脂又はこれらの組合せを添加してもよい。本組成物に配合することのできる種々の添加剤が当業界で慣用されており、当業者に公知である。こうした添加剤の具体例は、R.Gachter及びH.Muller, Plastics Additives Handbook, 4th edition, 1993に記載されている。
【0056】
熱安定剤の例としては、トリフェニルホスファイト、トリス(2,6−ジメチルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチル−フェニル)ホスファイト、トリス(混合モノ−及びジ−ノニルフェニル)ホスファイト、ジメチルベンゼンホスホネート及びトリメチルホスフェートがある。酸化防止剤の例としては、オクタデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート及びペンタエリトリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]がある。光安定剤の例としては、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール及び2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノンがある。可塑剤の例としては、ジオクチル−4,5−エポキシ−ヘキサヒドロフタレート、トリス(オクトキシカルボニルエチル)イソシアヌレート、トリステアリン及びエポキシ化大豆油がある。帯電防止剤の例としては、グリセロールモノステアレート、ナトリウムステアリルスルホネート及びナトリウムドデシルベンゼンスルホネートがある。離型剤の例としては、ペンタエリトリトールテトラステアレート、ステアリルステアレート、蜜蝋、モンタンワックス及びパラフィンワックスがある。他の樹脂の例としては、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート及びポリフェニレンオキシドがあるが、これらに限らない。上述の添加剤の任意の組合せも使用できる。このような添加剤は、組成物を形成する諸成分の混合時に適当な時点で混合すればよい。
【0057】
組成物の製造には、熱可塑性材料のブレンディングに関して知られたブレンディング操作のいずれも利用でき、例えばバンバリーミキサや押出機のような混練機でブレンドすればよい。添加順序は特に限定されないが、すべての成分を十分にブレンディングする必要がある。
【0058】
樹脂組成物を製造するには、成分を公知の方法のいずれかで混合すればよい。通例、2つの別個の混合工程、即ち予備混合工程と溶融混合工程とを用いる。予備混合工程では、乾燥成分を一緒に混合する。予備混合工程は通例タンブルミキサ又はリボンブレンダを用いて行う。しかし、所望に応じて、ヘンシェルミキサ又は同様の強力装置のような高剪断ミキサを用いて予備混合物を製造してもよい。予備混合工程に続いて溶融混合工程を行い、予備混合物を溶融し、溶融物として再度混合する。別法として、予備混合工程を省略し、原料を、好ましくは複数の供給系から、溶融混合装置の供給部に直接添加してもよい。溶融混合工程では、通例、諸成分を一軸又は二軸押出機、バンバリーミキサ、2本ロールミル又は同様の装置で溶融混練する。
【0059】
好ましい実施形態では、本組成物は、ISO−1133に従って300℃/1.2kgで測定して、約5〜約25、好ましくは約5〜約11、さらに好ましくは約5〜約7のメルトボリュームレート(MVR)を有する。別の好ましい実施形態では、成形又は押出後の透過率が、ASTM D1003に従って厚さ3.2mmの試験片で測定して、好ましくは約80%超、さらに好ましくは約85%超である。成形又は押出後のヘイズは、ASTM D1003に従って厚さ3.2mmの試験片で測定して、好ましい組成物では5%未満となるはずである。成形又は押出後の黄色度(YI)は、ASTM D1925に従って厚さ3.2mmの試験片で測定して、好ましい組成物では10未満、好ましくは5未満となるはずである。ISO180/1Aに従って室温で測定したノッチ付きアイゾッド衝撃強さは成形短冊状試験片では60KJ/m以上であるのが好ましく、ノッチ付きアイゾッド衝撃強さ65KJ/m以上がさらに好ましい。
【0060】
好ましいブレンドのガラス転移温度は約60℃〜約150℃であり、さらに好ましくは120℃〜約150℃である。
【0061】
さらに、ポリカーボネートシート建築材料のような熱可塑性樹脂の耐火性を評価するための政府指令の試験は多数存在する。かなり過酷な試験の一つが、フランス規格NF−P−92−505(フランス規格協会(AFNOR、フランス国パリ)のフランス規格NF−P−92−505)である。この試験では、格子上に保持した試験材料の試験片の上方に放熱器を配置する。試験材料の下の容器内に脱脂綿を置く。試験中、放熱器を10分間オンにし、試験片から滴下粒子が格子を通して脱脂綿に落ちることがある。脱脂綿が燃えたら、試験片は試験に不合格とみなされる。
【0062】
従って、さらに他の実施形態では、本発明の樹脂組成物は、ポリカーボネート/脂環式ポリエステル重量比が約90:10〜99:1、好ましくは95:5、最も好ましくは98:2であるポリカーボネートと脂環式ポリエステルのブレンドからなり、重量約1.0〜約6.0kg/mの試験片で測定したときのフランス燃焼試験NF−P−92−505による10枚の試験片の合格率は80%以上である。ビスフェノールAポリカーボネートを含有する代表的な充実シート材料試験片では、重量約1.2〜約5.0kg/mは厚さ約1.0〜約5.0mmに相当する。好ましい実施形態では、試験片は重量約3.6kg/mであり、対応する厚さは約3mmである。
【0063】
組成物の光学的特性及び耐衝撃性から、本組成物は建築及び建設工業に用いるのに適当で、特に種々のグレージング用途、例えば屋根、温室、サンルーム、スイミングプール周壁などに用いるのに適当である。
【0064】
本組成物は、射出成形、押出、ガスによる吹込成形、真空成形のような当業界で知られた種々の方法で最終物品に成形することができる。望ましい形態は、充実シート、多層シート、異形シートなどの押出シートである。共押出シートを形成するのに用いる追加の層の組成は特に限定されない。多層シートの構造や幾何形状は特に限定されない。追加の層は、例えば製造を容易にする蛍光剤及び/又は耐候性を向上する紫外線吸収剤を含有してもよい。押出充実シートは代表的には、重量が約0.5〜約15kg/mで、また厚さが約0.5mm〜約15mm、好ましくは約1mm〜約12mmである。押出多層シートは代表的には、重量が約0.5〜約8kgで、また厚さが約2mm〜約50mm、好ましくは約4mm〜約40mmである。
【0065】
【実施例】
以下の実施例では、表1に列挙した材料を表2〜5に示した処方で使用した。量はすべて、特記しない限り、組成物の全重量に基づく重量%である。
【0066】
全成分をリボンブレンダで混合し、Werner−Pfleiderer二軸押出機で300℃で押出してペレットを形成した。次にペレットを射出成形機に供給してディスク(光学特性を測定するのに使用すると共に、滴下試験用のサンプル(7cm×7cm)を切り出すのに使用)及び衝撃試験短冊状試験片を成形した。
【0067】
厚さ3.2mmの平板の光学特性(ASTM D1003に準拠した透過率及びヘイズ、ASTM D1925に準拠した黄色度)をGardner XL−835 Colorimeterで測定した。衝撃値は厚さ4mmの短冊状試験片についてISO180/1Aに従って測定した。粒状物から、メルトボリュームレート(MVR)をISO1133(300℃/1.2kg)に従って単位cm/10分で測定した。ビカットB120温度を厚さ4mmの短冊状試験片についてISO306に従って測定した。成形ディスクから切り出した厚さ3.2mmの正方形平板に滴下試験NF−P−92−505を行い、合格率を求めた。この試験法は、本明細書に援用するフランス規格協会(AFNOR、フランス国パリ)のフランス規格NF−P−92−505である。この試験では、寸法7cm×7cm、最小重量2gの試験サンプルを、放熱器の下30mmに配置された支持格子上に置く。脱脂綿を入れた液滴受器を支持格子の下300mmに置く。放熱器は横置き式500W電熱器で、サンプルを3W/cmの輻射強度で照射する。試験は合計10分間継続する。放熱器をオンにしてから最初の5分以内に試験片が着火したら、着火3秒後に放熱器を外し、試験片が消火したら直ちに輻射を継続する。次の5分間は、サンプルの燃焼如何にかかわらず輻射を維持する。試験中、放熱器を10分間作動させる。脱脂綿が燃え始めたら、サンプルはこの試験に不合格である。
【0068】
【表1】
Figure 2004518008
【0069】
第一の一連の実験(表2参照)を行って、ポリカーボネート組成物へのPCCDの添加効果を調べた。PCにPCCDを添加すると、高いMVRから分かるように粘度が低下する。しかし、この材料は、おそらくは残留触媒により促進されたPCとPCCDのエステル交換反応の反応生成物のせいで、無添加PCより黄色い。ポリマーの混合物にいわゆる触媒奪活剤(本例では亜リン酸)を添加する(組成物#3)と、黄変を抑制でき、またMVRのわずかな増加をもたらす。PCCDが存在すると、滴下試験の合格率が高くなる。
【0070】
【表2】
Figure 2004518008
【0071】
第二の一連の実験(表3参照)では、PC/PCCDブレンドについての触媒奪活剤の種類の効果を調べた。この結果、両組成物が同等のMVR値を有する場合に、MZPの代わりにHPOを用いると滴下試験の合格率がわずかに高くなることが分かる。室温での衝撃強さもHPOを用いるときわずかに高くなる。
【0072】
【表3】
Figure 2004518008
【0073】
第三の一連の実験(表4参照)は、MVRの異なるPCCD含有ブレンドの滴下性能に注目した。従って、分子量の異なるポリカーボネート樹脂でブレンドを製造した。組成物#11は、組成物#8のMVRに匹敵するMVRを有する比較PC例とみなすことができる。
【0074】
【表4】
Figure 2004518008
【0075】
表4に示す結果から、MVR6.7以上のPCCD含有ブレンドは、滴下試験での合格率が80%以上であることが分かる。この合格率はMVR8.4のPC組成物に得られた合格率30%より格段に高く、このことから、PCCD含有ブレンドの高い合格率は、MVRの上昇によってだけでなく、特にPCCDの存在によってももたらされることが認められる。PCとPCCDとが混和性であり、そのブレンドのガラス転移温度(Tg)が一つであるという理由で、PCCD含有材料はわずかに低いビカットB温度を有する。PC/PCCDブレンドの光学特性及び室温での衝撃強さは基準組成物#11と同様である。
【0076】
第四の一連の実験(表5参照)では、MVRが約5であるPC/PCCDブレンドの合格率の測定に注目した。結果から、PCCDの存在が、他の特性(光学特性及び室温での衝撃強さ)をそのまま維持して、まさに滴下試験での高い合格率をもたらしていることが分かる。
【0077】
【表5】
Figure 2004518008

Claims (25)

  1. ポリカーボネート樹脂と脂環式ポリエステル樹脂との均一な混和性樹脂ブレンドを含んでなる難燃性透明/半透明成形組成物であって、該脂環式ポリエステル樹脂が脂肪族C−C20ジオール又は化学的等価物とC−C20脂肪族二酸又は化学的等価物との反応生成物を含み、該脂環式ポリエステル樹脂が約80重量%以上の脂環式ジカルボン酸又は化学的等価物及び/又は脂環式ジオール又は化学的等価物を含有し、当該組成物は重量約1.0〜約6.0kg/mの試験片を用いてのフランス規格協会のフランス規格NF−P−92−505燃焼試験における10枚の試験片の合格率が80%以上である、難燃性透明/半透明成形組成物。
  2. 得られるブレンドがISO−1133に従って約5〜約25のMVR値を有する、請求項1記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  3. 得られるブレンドがISO−1133に従って約5〜約11のMVR値を有する、請求項1記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  4. 前記脂環式ポリエステル樹脂がC−C20脂環式ジオール又は化学的等価物とC−C20脂環式二酸又は化学的等価物との反応生成物を含む、請求項1記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  5. ポリカーボネート樹脂と脂環式ポリエステル樹脂とのブレンドを含有し、ポリカーボネート樹脂と脂環式ポリエステル樹脂との比が99/1〜90/10である、請求項2記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  6. 前記ブレンドが80%以上の透過率を有する、請求項1記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  7. 前記ブレンド約60〜150℃のガラス転移温度を有する、請求項6記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  8. 前記ブレンドがさらに着色防止に有効な量の安定剤を含む、請求項6記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  9. 前記安定剤がリンオキソ酸、酸性有機ホスフェート、酸性有機ホスファイト、酸性リン酸金属塩、酸性亜リン酸金属塩又はこれらの混合物からなる群から選択され、物品に約80%以上の透過率を与える、請求項8記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  10. 前記脂環式ポリエステルが脂環式二酸単位と脂環式ジオール単位からなる、請求項6記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  11. 前記ポリエステルがポリシクロヘキサンジメタノールシクロヘキサンジカルボキシレート(PCCD)である、請求項10記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  12. 前記ポリカーボネートがBPA−PCであり、前記脂環式ポリエステルがPCCDである、請求項11記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  13. 前記ブレンドにおける脂環式ポリエステルとポリカーボネートとの比が10/90〜1/99である、請求項12記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  14. 成形品に成形された、請求項5記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  15. グレージング材料をなす、請求項14記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  16. 前記成形品が射出成形、押出、吹込成形又は真空成形で成形される、請求項14記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  17. 押出シートをなす、請求項5記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  18. 充実シート、多層シート、異形シート又は共押出シートをなす、請求項17記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  19. 充実シートをなす、請求項17記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  20. 約0.5〜約15kg/mの重量を有する、請求項17記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  21. 約0.5〜約15mmの厚さを有する、請求項17記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  22. 約1〜約12mmの厚さを有する、請求項17記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  23. 約0.5〜約8kgの重量を有する、請求項17記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  24. 約2〜約50mmの厚さを有する、請求項17記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
  25. 約4〜約40mmの厚さを有する、請求項17記載の難燃性透明/半透明成形組成物。
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