JP2004517225A - プレスフェルト並びにプレスフェルトを製造する方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
【解決手段】本発明のプレスフェルトは、芯繊維層(1)が少なくともペーパーウェブに面する表面に取着された基礎繊維(2)を有する。この基礎繊維は、少なくとも2つの独立した層(4乃至6;11、12)を有するラミネート構造である。基礎繊維の場合、1つ以上の基礎繊維モジュール(14乃至16)が設けられ、閉じたループを形成するように芯シームによって組立てられる。好ましい実施形態に係れば、夫々異なる長さを有する少なくとも2つの異なる接続部(22乃至24)が、基礎繊維の異なる層からモジュールの接合端部に形成される。接続部は、相互に連結される接合端部で互いに対して逆にされる。
【解決手段】本発明のプレスフェルトは、芯繊維層(1)が少なくともペーパーウェブに面する表面に取着された基礎繊維(2)を有する。この基礎繊維は、少なくとも2つの独立した層(4乃至6;11、12)を有するラミネート構造である。基礎繊維の場合、1つ以上の基礎繊維モジュール(14乃至16)が設けられ、閉じたループを形成するように芯シームによって組立てられる。好ましい実施形態に係れば、夫々異なる長さを有する少なくとも2つの異なる接続部(22乃至24)が、基礎繊維の異なる層からモジュールの接合端部に形成される。接続部は、相互に連結される接合端部で互いに対して逆にされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、夫々独立し、自身の縦糸と横糸とを各々に有し、互いに積み重ねられた少なくとも2つの織物の層を有するラミネート構造の基礎繊維を形成することと、1つ以上の基礎繊維モジュールから1つの閉じたループを形成するように基礎繊維を組み立てることと、この組立てるときに基礎繊維の両対向端部に接合端部を提供することと、組立て後に少なくとも1つの芯繊維層を基礎繊維に取着させることとを具備するプレスフェルトを作る方法と、並びに、織られた基礎繊維と、少なくとも1つの芯繊維層とを具備し、基礎繊維は、夫々独立し、自身の縦糸と横糸とを各々に有し、互いに積み重ねられた少なくとも2つの層と、必要な接合端部が設けられた少なくとも1つの基礎繊維モジュールとを具備し、これら接合端部によって、1つ以上の基礎繊維モジュールが閉じたループ状の基礎繊維を形成するように接合されているプレスフェルトと、並びに、夫々独立し、各々に自身の縦糸と横糸とを有し、互いに積み重ねられた少なくとも2つの層と、必要な接合端部が設けられた少なくとも1つの基礎繊維モジュールとを具備し、これら接合端部によって、1つ以上の基礎繊維モジュールが閉じたループ状の基礎繊維を形成するように接合されている基礎繊維とに関する。
【0002】
【従来の技術】
ペーパーマシン内のプレスセクションの目的は、ウェブの品質を低下させることなくできる限り効率的にウェブを脱水することである。エネルギー消費の観点から見て最も効果的なのは、プレスセクションでできるだけ多くの水を取り除いてしまうことであり、これによって、ペーパーマシンの後の部分でペーパーウェブを乾かす必要がなくなる。ペーパーマシンのプレスセクションは、プレス構造に応じて、乾かされるウェブの一方もしくは両方の側面にプレスフェルトを採用している。そして、このプレスフェルト中にウェブ内の水分が吸収される。プレスフェルトの目的は、プレス後に水分がウェブに戻ることのないように水分を運び去ることである。プレスする際、ペーパーウェブは、フェルト上で2つのロール間のギャップ、即ちニップへと運ばれる。典型的には、1乃至4つのニップが連続して設けられており、各ニップでウェブがプレスされて水分が出され、この水分がフェルト中に入る。従って、フェルトは、ロールニップでプレスされた際に中に水分がよく吸収され得るようでなくてはならない。プレスフェルトは、例えば、フェルトに水分のために必要なスペースを与えるような基礎繊維を有する。また、フェルトの表面を滑らかにするために、芯繊維が、ペーパーウェブに面する基礎繊維の表面に少なくとも縫い付けられている。かくして、芯繊維は、脱水されるウェブ上にマーキング(marking)が付かないようにする。更に、芯繊維によってフェルトの水分保持能力が、水分がフェルトから出てウェブ中に戻るのを防止し、即ち、いわゆる再湿(rewetting)を防止可能にするように、所望のレベルまで調節される。更に、プレスフェルトは、永久的に圧縮されることがないように、またこれに従って容易に閉鎖されることのないように、プレスに耐えられなくてはならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
非織物の糸のアレイとこれに対応する構造とが進歩を遂げてきたとはいいながらも、プレスフェルトの基礎繊維はまだ、典型的には織りによって製造されている。なぜなら、織物構造によるほうが比較的安定性を果すことができるからである。更に、織物構造によると、構造上応用がきくため、基礎繊維は、各用途に適するようによく形成され得る。他にも基礎繊維を織る幾つかの方法が知られている。基礎繊維は、織機によって直接エンドレスのループを形成するように織られることもできる。この場合、織られている間に横断する横糸は、ペーパーマシンで使用中にはマシン方向に延びる。かくして、織機の幅が、製造される基礎繊維の長さを制限する。この技術を利用すると、全てのプレスのタイプのために十分に長い基礎繊維を織ることは難しい。更に、シームループが設けられた基礎繊維を織ることは難しく、必要数の基礎繊維が、閉じたループを形成するように接続され得る。接続される基礎繊維の両端部のシームループは、互いにかみあわされ、シームループによって形成されたチャネル内にシーム糸を挿入することによって係合され得る。シームループを有する基礎繊維は、平らな織りもしくは蹄鉄形の織りのような公知の方法によって織られ得る。平面として織られるとき、横糸が、繊維の両端部にシームループを形成する。次に、蹄鉄形の織りが、繊維の一端部のみに、横糸によってシームループが形成されるように、エンドレスに果される。かくして、基礎繊維は、1つの比較的長いものを形成するように互いに端部で相互連結された複数の平らな、もしくはこれに対応して蹄鉄形の部分によって組立てられ得る。シームループを有するプレスフェルトは、基礎繊維の構造がシームでは他の部分と異なり、かくして、シーム領域におけるフェルトの特性も他の部分と異なるという欠点を有する。更に、糸の密度が低いシーム領域においては、芯繊維を基礎繊維に取着することは難しい。使用中、フェルトは、張力ストレスにさらされる。これは、特にシーム領域のフェルトは変形しやすいためである。これによって、芯繊維の粘着性が弱められ、更に、シーム領域の浸透特性が影響を受ける。
【0004】
本発明の目的は、ペーパーマシンのための新規の改良されたプレスフェルトと、基礎繊維と、プレスフェルトを製造する方法とを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の方法は、基礎繊維を組立てるとき、芯繊維を取付ける前に、1つ以上の基礎繊維モジュールの横方向の接合端部を、互いの端部が重なるように実質的に近くに互いに配列させ、これらを、結果として生じる芯シームで接続して閉じたループを形成することとによって特徴付けられる。
【0006】
更に、本発明のプレスセクションは、接続される基礎繊維モジュールは、プレスフェルトとほぼ同じ幅を有し、また、基礎繊維モジュールの横方向の接合端部は、望ましい長さを有する閉じたループを形成するように、芯繊維を取着する前に、互いの端部が重なるように実質的に近くで芯シームによって互いに接続されていることを特徴とする。
【0007】
更に、本発明の基礎繊維は、接続される基礎繊維モジュールは、プレスフェルトとほぼ同じ幅を有し、1つ以上の基礎繊維モジュールの横方向の接合端部は、互いの端部が重なるように実質的に近くで互いに芯シームによって接続され、所望の長さを有する閉じたループを形成するように芯シームで接続されていることを特徴とする。
【0008】
本発明の基本的な考えは、プレスフェルトのためのラミネート構造を有する基礎繊維、即ち、積み重ねられた少なくとも2つの独立層を有する多層基礎繊維を形成することである。各独立層は、縦糸と横糸とを有する。本発明の考えに係れば、基礎繊維は、所望の長さを有する閉じたループを形成するように1つ以上の基礎繊維モジュールが組立てられている。組立てのために、ペーパーマシン方向を横断する、少なくとも1つの基礎繊維モジュールの両端部には、接合端部が設けられる。組立て時には、1つ以上の基礎繊維モジュールの接合端部は、芯シームによって相互に連結される。接続される各基礎繊維部分は、プレスフェルトとほぼ同じ幅を有し、即ち、プレスフェルトは横方向から見ると連続している。典型的には、1つ以上の芯繊維層は、好ましくは縫製によって基礎繊維に取着される。
【0009】
本発明に係る芯シームがあることによって、ラミネート構造の基礎繊維のシーム領域の特性は、基礎繊維の残りの部分に実質的に対応する。かくして、基礎繊維は、これまでのように複数の異なる基礎繊維モジュールによるよりも自由に形成され得る。また、形状、糸の材料、ディメンション、スレッドの数、織り、積み重ねられるラミネート層の数などに関して、異なる解決法によって基礎繊維モジュールを形成することも可能であり、かくして、異なるプレスセクションに応じて、夫々異なる基礎繊維が誂えられ得る。
【0010】
一般に、ラミネート構造のフェルトは、水のための十分なスペースとこれにも係らず平らな表面とを有するラミネート構造のフェルトを提供するのが容易であるという利点を有する。更に、ラミネート構造のフェルトは、比較的長時間詰まらずに維持される。また、ラミネート構造のフェルトは、全体にわたって圧力が比較的均等にかけられるので、永久的な圧縮を比較的受けにくい。ラミネート構造のフェルトでは、芯繊維の圧縮は、以前のように決定的な要因ではない。更に、ラミネート構造のフェルトが使用されているときには、フェルトの厚さがあまり変化しないため、プレスセクションに生じる振動は比較的小さい。
【0011】
本発明の好ましい1実施形態に係れば、1つ以上の基礎繊維モジュールは、接続端部内に設けられた接続部を上包みすることによって、相互に連結される。重ねシームの場合は、接続される基礎繊維モジュールの第1並びに第2の接合端部は、シーム領域に設けられる。このシーム領域では、モジュールの個々の層が夫々異なる長さを有する少なくとも2つの接続部を形成する。これに対して、接続される第1並びに第2の端部において夫々異なる長さを有する接続部は、組立て時に第1の端部の接続部と第2の端部の接続部とが芯シームを形成するように互いに端部で適合されるように、逆にされている。かくして、第1並びに第2の接合端部の両接続部は、シーム領域では交互になっており、かくして、両接続部間の芯シームは、基礎繊維の平面のシーム領域の異なるポイントに形成される。重ねシームがあることによって、基礎繊維モジュール間の芯シームは、十分に強くなり、かくして、マシンの走行中にフェルトがさらされる負荷によく耐える。縫われた芯視繊維は、上包み接続部を結合する。
【0012】
第2の好ましい実施形態に係れば、1つ以上の独立した基礎繊維モジュールは、重ねシームによってこれらのマシンを横切る方向の両端部で相互に連結される。かくいて、個々の基礎繊維モジュールよりも長く、連続し、閉じられた1つのループが得られる。この解決法は、基礎繊維素材が予め長いマットを形成するように織られることによって、プレスフェルトの製造を促進し、容易にする。できたマットは、基礎繊維モジュールのために所望の長さに切断される。また、本発明に係って組立てのためのシーム領域を有するモジュールの端部を提供することが比較的容易である。
【0013】
本発明の第3の好ましい実施形態の基本的な考えは、プレスフェルトの基礎繊維が、平らな形状に織られ、かくして、繊維の織りの方向並びにペーパーマシンにおける走行方向とが同じに維持されることである。更に、基礎繊維は、積み重ねられた2つ以上の独立層を有する。これら層は、同じ織機で同時に織られ、必要に応じて個別の構成部を形成するように層が互いから引き離され得るように、自身の縦糸と横糸とを各々に有する。各独立層は、糸の密度、材料、断面、ディメンションが各層ごとに違っても同じでもよいのと同様に、他の層と同じもしくは他とは夫々異なる織りを有してよい。基礎繊維の織りプロセスの間、複数の層が、これらの層の糸構造から独立した横もしくは縦方向の結合糸構造によって、所望の間隔を置いて互いに結合される。代わって、必要数の単一の横もしくは縦の糸が、1つ以上の独立層で、2つ以上の層の間を所望の間隔を置いて延び、かくして、所望の方法で独立繊維層を共に結合する。基礎繊維素材は、所望の長さを有するモジュールを形成するように直接織られ得る。もしくは、基礎繊維素材は、連続したストリップを形成するように織られ得る。このストリップから、所望の長さを有する基礎繊維モジュールが切断される。基礎繊維の様々の層からなるシーム領域が、基礎繊維モジュールの横方向の両端部に設けられる。シームを作るために、積み重ねられた複数の層の間の結合が、複数の層を共に結合する糸を切断することによって、また、基礎繊維の両端部で糸を所定の部分から取り除くことによって、解放される。この後、夫々異なる層が、互いからシーム領域の距離にわたって分離される。分離された、積み重ねられていた層は、夫々異なる長さを有する少なくとも2つの接続部を形成するように、互いに対して計画どおりに切断される。対向するモジュールの端部は、互いの鏡像のように切断される。上述された解決法の利点は、基礎繊維が平らに織られることができ、平らな織りに適した織機よりもはやい比較的単純な織機の使用が可能になることである。また、平らな織りは基礎繊維の構造をより幅広く適合させる可能性を生じる。これは、織機の往復回転に接続されないことによる。更に、平らな織物基礎繊維の織り方向と走行方向とが同じであることから、縦を支配する繊維の利点を利用することが可能である。この縦糸は平らにされることができ、これらの数は多く、織り合わさる糸は基礎繊維の表面が均等になるように選択可能である。
【0014】
本発明の第4の好ましい実施形態の基本的な考えは、プレスフェルトの基礎繊維が、閉じられたループを形成するように予め織られた少なくとも1つの第1の基礎繊維モジュールと、少なくとも1つの平らな形状を有する第2の基礎繊維とを有することである。第1並びに第2の基礎繊維モジュールは、1つ以上の層を有し、これらの横糸は適当に選択される。第1並びに第2の基礎繊維モジュールは、積み重ねられ、第2の平らな基礎繊維モジュールの横方向の両接合端部が芯シームによって相互に連結される。平らに織られたモジュールと同様に、ループを形成するように織られた複数の基礎繊維モジュールでもよく、これらは、所望の方法で互いに重ねられるように配置され得る。この基礎繊維構造の利点は、ループ状に織られた基礎繊維モジュールが、基礎繊維がさらされるマシン方向の負荷を受けることである。平らに織られた基礎繊維モジュールは、水の体積、密度等だけでなく基礎繊維の表面の特性にも貢献する。更に、平らなモジュールは、平らに織られることから製造が容易である。
【0015】
本出願では芯シームが横方向の基礎繊維シームについて言及し、このシームでは同じ平面の2つの層が互いに端部に配置され、基礎繊維の平面を横断する接合端部がシームループや他の固定手段を用いずに互いに実質的に近くに配置され、かくして、シーム領域が基礎繊維の残りの部分の構造に実質的に対応していることに注意したい。
【0016】
本発明は、添付の図面を参照してより詳しく説明される。
【0017】
明確にするために、図は相当に単純にされている。同じ参照符号は、同じ部分を指している。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、縦糸の方向に切開された、本発明に係るプレスフェルトの1構造を示す。プレスフェルトは、相互に連結された3つの層を有する。この層のうち、最も上の層即ちウェブに面する層が、芯繊維層1である。芯繊維層の下には基礎繊維2が設けられ、底部にはもう1つの芯繊維層3が設けられている。ウェブ側の芯繊維1は、マーキング、即ち、基礎繊維の織りによって生じる模様がペーパーウェブの表面上に形成されないようにする。典型的には、芯繊維層は、上下に重ねられるように別に縫い付けられた少なくとも2つの薄い層でできている。一般に、芯繊維層の上面には精密な芯繊維が、下面にはより粗い芯繊維が設けられている。プレスフェルトの底部の芯繊維層は必ずしも必要ではない。プレスフェルトの基礎繊維2は、縦糸と横糸とが織り合わされて作られている。一般に、基礎繊維は、水のための十分なスペースと適度な開孔性とを提供するために比較的ゆるい構造を有する。この図に示されたラミネート構造の基礎繊維は、積み重ねられた3つの独立層4、5、6を有する。各層は、固有の縦糸7と横糸8とを有し、これらが所望の方法で互いに織り合わせられている。明確にするために、本出願の図は織物内の少しの糸のみを示す。ラミネート構造の基礎繊維は、2つ以上の別々の基礎繊維素材が別々の工程で織られ、できた素材が互いに重ねられ、必要に応じて例えば一体となるように一緒に縫われるように、図15aに示されるように製造され得る。代わって、図2乃至4におけるように、ラミネート構造の基礎繊維が1つの工程で織られることによって製造されてもよい。
【0019】
図2は、本発明に係る第2の基礎繊維2を示す。図1に示されるように、基礎繊維は、積み重ねられた3つの独立層4、5、6を有する。この基礎繊維は、1つの織機によって1つの工程で織られるので、製造がはやい。基礎繊維の各独立層は、これ自身の縦糸8と横糸7とを有し、これによって層は、これら自身の構造を分解しなくても分離できる。図1、2に示されるように、異なる独立層の縦糸と横糸とは、別にもしくは同様に互いに織り合わせられ得る。また、糸の密度とディメンションと材料とは、各層ごとに選択可能である。織っているときに、層4、5、6は、層の糸構造とは別の結合糸によって、共に結合される。単一の層の構造という点では、結合糸は余分な糸である。結合糸は、積み重ねられた層間で互いに織り合わされ、完成した、即ち基礎繊維素材を形成するように基礎繊維の複数の独立層を結合させる。望みのディメンションを有する基礎繊維は、この基礎素材から形成され得る。この図では、これら独立層は、横方向結合糸9によって結合されている。織った後、基礎繊維の素材は熱処理され得る。代わって、熱処理を、基礎繊維素材でできたモジュールで、もしくは、芯繊維の取付け前の基礎繊維のループで行うこともできる。
【0020】
図3の基礎繊維は、積み重ねられた2つの独立層11、12を有する。このうち下の層は、2つのパイルを有し、上の層は1つの層のみを有する。また、これら独立層は、縦方向結合糸10によって共に結合されている。
【0021】
図4は、積み重ねられた2つの層11、12を有する基礎繊維を示す。この図から明らかなように、上の層11は、複数の糸から成り、これら糸のディメンションは、下の層12と実質的に異なる。平らな織物における糸の断面の比は、例えば10対1程度の高さでよい。また、上の層は1層であり横糸8を有し、下の層は2層の織物であり2つのパイル形態の横糸8を有する。基礎繊維のこれら層は、上の層11の糸の構造に従って互いに織り合わさる単一の縦糸13を用いて、相互に連結されている。所定数の上の層の縦糸13は、織っている間に、適当な間隔で下の層の横糸8を通るようにされている。代わって、結合するために、下の層の糸を使用することも可能である。また、層の間で織り合わさる糸は横糸でもよい。
【0022】
図5は、閉じたループ状の基礎繊維2を示す。この図の基礎繊維は、3つの別個の基礎繊維モジュール14、15、16を、互いの延長部で3つのモジュールの連結体を形成するように、長手方向Aに組合わせて、この後、連結体の最外端の端部が相互に連結されることによって、形成される。この結果、閉じたループが形成される。言うまでもなく、連結体にされる3つのモジュールの特性は同じである。場合によっては、1つの基礎繊維モジュールと1つの横方向芯シームのみによって基本構造を形成することが効果的である。これによって基本構造は、切れ目を最も少なくすることができる。基礎繊維が組立てられると、本発明に従って設計されている基礎繊維モジュールの横方向Bの両端部が、互いに重ねられ、かくして、複数の異なるモジュール層によって形成された部分が、シーム領域17において相互に連結される。この後、基礎繊維モジュールが、基礎繊維の扱いが楽になるようにシーム領域で相互に連結され、必要な芯繊維層が効果的には縫製によって基礎繊維に取着され得る。基礎繊維モジュールは、例えば適当な縫製、超音波溶接、接着、溶融、もしくは他の適当な方法によって、基礎繊維モジュールの構造に属する固定手段を必要とせずに、シーム領域で接続され得る。このような接続は、少なくとも芯繊維の縫い付けが終わるまで、基礎繊維モジュールの両端部をしっかりと所定位置に保持できるものでなくてはならない。芯繊維の縫い付けは、上述した予備接続の効果と相乗して、シームに決定的な強度を与える。他方で、芯繊維だけでもシームを固定させるのに十分であり、よって、素材が、結合糸もしくは水溶性ポリマーのフィルムもしくは溶性接着剤を用いて溶性の材料と相互連結されてもよい。形状維持のための、もしくは他の特定の固定手段が用いられないことから、シーム領域の特性はフェルトの残りの部分とほぼ同じである。
【0023】
図6は、3つの異なる層からなる基礎繊維モジュールの雄型端部を示す。このうちの中間層5は、基礎繊維モジュールの長手方向Aに外側層4、6より長く延びている。これに対応して、素材の対向端部では、示されていないが、外側層が中間層よりも長く延びている。このように形成された基礎繊維モジュールによって、独立したモジュールそれぞれよりも長い輪にされた基礎繊維を組立てることが可能である。基礎繊維モジュールは、適当な寸法の目盛り(dimensioning scale)に従って形成され得る。かくして、様々の長さを有する既成の基礎繊維モジュールを、様々の長さを有する基礎繊維を形成するように組立てることができる。
【0024】
図6の接合端部は、例えば、別々に織られ、夫々独立し、所定距離にわたって積み重ねられた2つ以上の基礎繊維層をオフセットさせることによって形成され得る。かくして、ラミネート構造にされた基礎繊維の横方向の対向する両端部に、重ねシームのための夫々異なる長さを有する接続部が与えられる。
【0025】
図7乃至9は、本発明に係る接合端部を基礎繊維モジュールの横方向の両端部に提供し、2つの基礎繊維モジュールを長手方向Aに相互に連結させる方法を示す。これらの接合端部によって、1つ以上のモジュールが、所望の長さの閉じたループを形成するように芯シームによって接続され得る。3つの独立層4、5、6から成る基礎繊維素材は、織機によって1つの工程で織られる。基礎繊維は、所望の長さを有するモジュールとして直接織られることもできる。あるいは、適当な長さを有する基礎繊維モジュールが、比較的長いストリップから切断されてもよい。この後、接合端部は、モジュールの端部で所望の長さにわたって積み重ねられた層を切り取る(detach)ことによって、モジュール14の横方向の両端部に設けられる。この図の構造では、積み重ねられた層は、別の結合糸9を用いて相互に連結されている。この糸は、破線で示されたポイントで切断され、接合端部部分から取り除かれる。この後、複数の層は、異なる長さを有する少なくとも2つの部分がモジュールの端部に形成されるように切断される。図8の解決法では、各モジュール層が夫々異なる長さを有する接続部を形成するように、即ち、最も上の接続部22が最も長く真ん中の接続部23が最も短くなるように、モジュール層が切断される。図9を見ると、図8の第1の端部に接続される第2のモジュールの端部は、図8とは逆に、即ち、最も上の接続部が最も短く真ん中の接続部が最も長くなるように設計されている。(複数の)モジュールの両端部が図9のように互いに適合されるときは、異なるモジュールの異なる長さの接続部が相互に連結され、各層の対向する端部の芯シーム25は、モジュールの長手方向にオフセットされる。かくして、シーム領域17の構造は、基礎繊維の残りの部分とほぼ等しい。
【0026】
図10(A)は、本発明に係る更なる他の基礎繊維の側面図である。基礎繊維40は、閉じたループを形成するように織られる第1の基礎繊維モジュール41と第2の基礎繊維モジュール42とからなり、図10(C)に見られるように平らな形状を有する。効果的には、平らに織られた第2の基礎繊維モジュール42が、蹄鉄形に織られた基礎繊維モジュール41の上部に配置され、その後、第2の基礎繊維モジュールの横方向の接合端部43、44が、芯シーム45によって相互に連結される。続いて、シームは、第1並びに第2の層を通る縫製、超音波溶接のような適当な予備接続によって、もしくは、溶性フィルムを用いて強くされる。この構造は、第1の基礎繊維モジュール41が、マシンが作動されるとフェルトがさらされる負荷をよく受け止めるという利点を有する。従って、基礎繊維の他の特性、例えば密度、表面特性などには、第2の基礎繊維モジュール42を用いて影響を与えることが可能である。平らに織られた第2の基礎繊維モジュール42は、製造が容易であり、これによって、幅広い構造と特性とを実現できる。図10(A)とは異なり、ラミネート構造を形成するように互いに取着された、複数のループ状に織られた平らな基礎繊維モジュールを提供することも可能である。更に、基礎繊維モジュールは、所望の方法、例えば以下のような方法で積み重ねられることも可能である。例えば、1つ以上の平らな基礎繊維モジュールが、1つ以上のループ状基礎繊維モジュールから成るものの上側面と下側面との両方に配置されてもよい。また、代わって、所望数の平らな基礎繊維モジュールとループ状の基礎繊維モジュールとを積み重ねることも可能である。
【0027】
図面とこれに関連する説明とは、本発明の考えを説明することのみを意図している。本発明の詳細は、請求項の範囲内で変形され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレスフェルトの、縦糸の方向に切開された概略図である。
【図2】本発明に係るプレスフェルトの基礎繊維の、縦糸の方向に切開された概略図である。
【図3】本発明に係るプレスフェルトの基礎繊維の、縦糸の方向に切開された概略図である。
【図4】本発明に係るプレスフェルトの基礎繊維の、縦糸の方向に切開された概略図である。
【図5】本発明に係る基礎繊維の概略的な斜視図である。
【図6】本発明に係る基礎繊維モジュールの構造上の代わりの例の概略的な斜視図である。
【図7】基礎繊維モジュールの横方向の端部における、本発明に係る重ねシーム構成の概略図である。
【図8】基礎繊維モジュールの横方向の端部における、本発明に係る重ねシーム構成の概略図である。
【図9】基礎繊維モジュールの横方向の端部における、本発明に係る重ねシーム構成の概略図である。
【図10】(A)は、(B)と(C)の基礎繊維モジュールから組立てられた本発明に係る基礎繊維の概略図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、夫々独立し、自身の縦糸と横糸とを各々に有し、互いに積み重ねられた少なくとも2つの織物の層を有するラミネート構造の基礎繊維を形成することと、1つ以上の基礎繊維モジュールから1つの閉じたループを形成するように基礎繊維を組み立てることと、この組立てるときに基礎繊維の両対向端部に接合端部を提供することと、組立て後に少なくとも1つの芯繊維層を基礎繊維に取着させることとを具備するプレスフェルトを作る方法と、並びに、織られた基礎繊維と、少なくとも1つの芯繊維層とを具備し、基礎繊維は、夫々独立し、自身の縦糸と横糸とを各々に有し、互いに積み重ねられた少なくとも2つの層と、必要な接合端部が設けられた少なくとも1つの基礎繊維モジュールとを具備し、これら接合端部によって、1つ以上の基礎繊維モジュールが閉じたループ状の基礎繊維を形成するように接合されているプレスフェルトと、並びに、夫々独立し、各々に自身の縦糸と横糸とを有し、互いに積み重ねられた少なくとも2つの層と、必要な接合端部が設けられた少なくとも1つの基礎繊維モジュールとを具備し、これら接合端部によって、1つ以上の基礎繊維モジュールが閉じたループ状の基礎繊維を形成するように接合されている基礎繊維とに関する。
【0002】
【従来の技術】
ペーパーマシン内のプレスセクションの目的は、ウェブの品質を低下させることなくできる限り効率的にウェブを脱水することである。エネルギー消費の観点から見て最も効果的なのは、プレスセクションでできるだけ多くの水を取り除いてしまうことであり、これによって、ペーパーマシンの後の部分でペーパーウェブを乾かす必要がなくなる。ペーパーマシンのプレスセクションは、プレス構造に応じて、乾かされるウェブの一方もしくは両方の側面にプレスフェルトを採用している。そして、このプレスフェルト中にウェブ内の水分が吸収される。プレスフェルトの目的は、プレス後に水分がウェブに戻ることのないように水分を運び去ることである。プレスする際、ペーパーウェブは、フェルト上で2つのロール間のギャップ、即ちニップへと運ばれる。典型的には、1乃至4つのニップが連続して設けられており、各ニップでウェブがプレスされて水分が出され、この水分がフェルト中に入る。従って、フェルトは、ロールニップでプレスされた際に中に水分がよく吸収され得るようでなくてはならない。プレスフェルトは、例えば、フェルトに水分のために必要なスペースを与えるような基礎繊維を有する。また、フェルトの表面を滑らかにするために、芯繊維が、ペーパーウェブに面する基礎繊維の表面に少なくとも縫い付けられている。かくして、芯繊維は、脱水されるウェブ上にマーキング(marking)が付かないようにする。更に、芯繊維によってフェルトの水分保持能力が、水分がフェルトから出てウェブ中に戻るのを防止し、即ち、いわゆる再湿(rewetting)を防止可能にするように、所望のレベルまで調節される。更に、プレスフェルトは、永久的に圧縮されることがないように、またこれに従って容易に閉鎖されることのないように、プレスに耐えられなくてはならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
非織物の糸のアレイとこれに対応する構造とが進歩を遂げてきたとはいいながらも、プレスフェルトの基礎繊維はまだ、典型的には織りによって製造されている。なぜなら、織物構造によるほうが比較的安定性を果すことができるからである。更に、織物構造によると、構造上応用がきくため、基礎繊維は、各用途に適するようによく形成され得る。他にも基礎繊維を織る幾つかの方法が知られている。基礎繊維は、織機によって直接エンドレスのループを形成するように織られることもできる。この場合、織られている間に横断する横糸は、ペーパーマシンで使用中にはマシン方向に延びる。かくして、織機の幅が、製造される基礎繊維の長さを制限する。この技術を利用すると、全てのプレスのタイプのために十分に長い基礎繊維を織ることは難しい。更に、シームループが設けられた基礎繊維を織ることは難しく、必要数の基礎繊維が、閉じたループを形成するように接続され得る。接続される基礎繊維の両端部のシームループは、互いにかみあわされ、シームループによって形成されたチャネル内にシーム糸を挿入することによって係合され得る。シームループを有する基礎繊維は、平らな織りもしくは蹄鉄形の織りのような公知の方法によって織られ得る。平面として織られるとき、横糸が、繊維の両端部にシームループを形成する。次に、蹄鉄形の織りが、繊維の一端部のみに、横糸によってシームループが形成されるように、エンドレスに果される。かくして、基礎繊維は、1つの比較的長いものを形成するように互いに端部で相互連結された複数の平らな、もしくはこれに対応して蹄鉄形の部分によって組立てられ得る。シームループを有するプレスフェルトは、基礎繊維の構造がシームでは他の部分と異なり、かくして、シーム領域におけるフェルトの特性も他の部分と異なるという欠点を有する。更に、糸の密度が低いシーム領域においては、芯繊維を基礎繊維に取着することは難しい。使用中、フェルトは、張力ストレスにさらされる。これは、特にシーム領域のフェルトは変形しやすいためである。これによって、芯繊維の粘着性が弱められ、更に、シーム領域の浸透特性が影響を受ける。
【0004】
本発明の目的は、ペーパーマシンのための新規の改良されたプレスフェルトと、基礎繊維と、プレスフェルトを製造する方法とを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の方法は、基礎繊維を組立てるとき、芯繊維を取付ける前に、1つ以上の基礎繊維モジュールの横方向の接合端部を、互いの端部が重なるように実質的に近くに互いに配列させ、これらを、結果として生じる芯シームで接続して閉じたループを形成することとによって特徴付けられる。
【0006】
更に、本発明のプレスセクションは、接続される基礎繊維モジュールは、プレスフェルトとほぼ同じ幅を有し、また、基礎繊維モジュールの横方向の接合端部は、望ましい長さを有する閉じたループを形成するように、芯繊維を取着する前に、互いの端部が重なるように実質的に近くで芯シームによって互いに接続されていることを特徴とする。
【0007】
更に、本発明の基礎繊維は、接続される基礎繊維モジュールは、プレスフェルトとほぼ同じ幅を有し、1つ以上の基礎繊維モジュールの横方向の接合端部は、互いの端部が重なるように実質的に近くで互いに芯シームによって接続され、所望の長さを有する閉じたループを形成するように芯シームで接続されていることを特徴とする。
【0008】
本発明の基本的な考えは、プレスフェルトのためのラミネート構造を有する基礎繊維、即ち、積み重ねられた少なくとも2つの独立層を有する多層基礎繊維を形成することである。各独立層は、縦糸と横糸とを有する。本発明の考えに係れば、基礎繊維は、所望の長さを有する閉じたループを形成するように1つ以上の基礎繊維モジュールが組立てられている。組立てのために、ペーパーマシン方向を横断する、少なくとも1つの基礎繊維モジュールの両端部には、接合端部が設けられる。組立て時には、1つ以上の基礎繊維モジュールの接合端部は、芯シームによって相互に連結される。接続される各基礎繊維部分は、プレスフェルトとほぼ同じ幅を有し、即ち、プレスフェルトは横方向から見ると連続している。典型的には、1つ以上の芯繊維層は、好ましくは縫製によって基礎繊維に取着される。
【0009】
本発明に係る芯シームがあることによって、ラミネート構造の基礎繊維のシーム領域の特性は、基礎繊維の残りの部分に実質的に対応する。かくして、基礎繊維は、これまでのように複数の異なる基礎繊維モジュールによるよりも自由に形成され得る。また、形状、糸の材料、ディメンション、スレッドの数、織り、積み重ねられるラミネート層の数などに関して、異なる解決法によって基礎繊維モジュールを形成することも可能であり、かくして、異なるプレスセクションに応じて、夫々異なる基礎繊維が誂えられ得る。
【0010】
一般に、ラミネート構造のフェルトは、水のための十分なスペースとこれにも係らず平らな表面とを有するラミネート構造のフェルトを提供するのが容易であるという利点を有する。更に、ラミネート構造のフェルトは、比較的長時間詰まらずに維持される。また、ラミネート構造のフェルトは、全体にわたって圧力が比較的均等にかけられるので、永久的な圧縮を比較的受けにくい。ラミネート構造のフェルトでは、芯繊維の圧縮は、以前のように決定的な要因ではない。更に、ラミネート構造のフェルトが使用されているときには、フェルトの厚さがあまり変化しないため、プレスセクションに生じる振動は比較的小さい。
【0011】
本発明の好ましい1実施形態に係れば、1つ以上の基礎繊維モジュールは、接続端部内に設けられた接続部を上包みすることによって、相互に連結される。重ねシームの場合は、接続される基礎繊維モジュールの第1並びに第2の接合端部は、シーム領域に設けられる。このシーム領域では、モジュールの個々の層が夫々異なる長さを有する少なくとも2つの接続部を形成する。これに対して、接続される第1並びに第2の端部において夫々異なる長さを有する接続部は、組立て時に第1の端部の接続部と第2の端部の接続部とが芯シームを形成するように互いに端部で適合されるように、逆にされている。かくして、第1並びに第2の接合端部の両接続部は、シーム領域では交互になっており、かくして、両接続部間の芯シームは、基礎繊維の平面のシーム領域の異なるポイントに形成される。重ねシームがあることによって、基礎繊維モジュール間の芯シームは、十分に強くなり、かくして、マシンの走行中にフェルトがさらされる負荷によく耐える。縫われた芯視繊維は、上包み接続部を結合する。
【0012】
第2の好ましい実施形態に係れば、1つ以上の独立した基礎繊維モジュールは、重ねシームによってこれらのマシンを横切る方向の両端部で相互に連結される。かくいて、個々の基礎繊維モジュールよりも長く、連続し、閉じられた1つのループが得られる。この解決法は、基礎繊維素材が予め長いマットを形成するように織られることによって、プレスフェルトの製造を促進し、容易にする。できたマットは、基礎繊維モジュールのために所望の長さに切断される。また、本発明に係って組立てのためのシーム領域を有するモジュールの端部を提供することが比較的容易である。
【0013】
本発明の第3の好ましい実施形態の基本的な考えは、プレスフェルトの基礎繊維が、平らな形状に織られ、かくして、繊維の織りの方向並びにペーパーマシンにおける走行方向とが同じに維持されることである。更に、基礎繊維は、積み重ねられた2つ以上の独立層を有する。これら層は、同じ織機で同時に織られ、必要に応じて個別の構成部を形成するように層が互いから引き離され得るように、自身の縦糸と横糸とを各々に有する。各独立層は、糸の密度、材料、断面、ディメンションが各層ごとに違っても同じでもよいのと同様に、他の層と同じもしくは他とは夫々異なる織りを有してよい。基礎繊維の織りプロセスの間、複数の層が、これらの層の糸構造から独立した横もしくは縦方向の結合糸構造によって、所望の間隔を置いて互いに結合される。代わって、必要数の単一の横もしくは縦の糸が、1つ以上の独立層で、2つ以上の層の間を所望の間隔を置いて延び、かくして、所望の方法で独立繊維層を共に結合する。基礎繊維素材は、所望の長さを有するモジュールを形成するように直接織られ得る。もしくは、基礎繊維素材は、連続したストリップを形成するように織られ得る。このストリップから、所望の長さを有する基礎繊維モジュールが切断される。基礎繊維の様々の層からなるシーム領域が、基礎繊維モジュールの横方向の両端部に設けられる。シームを作るために、積み重ねられた複数の層の間の結合が、複数の層を共に結合する糸を切断することによって、また、基礎繊維の両端部で糸を所定の部分から取り除くことによって、解放される。この後、夫々異なる層が、互いからシーム領域の距離にわたって分離される。分離された、積み重ねられていた層は、夫々異なる長さを有する少なくとも2つの接続部を形成するように、互いに対して計画どおりに切断される。対向するモジュールの端部は、互いの鏡像のように切断される。上述された解決法の利点は、基礎繊維が平らに織られることができ、平らな織りに適した織機よりもはやい比較的単純な織機の使用が可能になることである。また、平らな織りは基礎繊維の構造をより幅広く適合させる可能性を生じる。これは、織機の往復回転に接続されないことによる。更に、平らな織物基礎繊維の織り方向と走行方向とが同じであることから、縦を支配する繊維の利点を利用することが可能である。この縦糸は平らにされることができ、これらの数は多く、織り合わさる糸は基礎繊維の表面が均等になるように選択可能である。
【0014】
本発明の第4の好ましい実施形態の基本的な考えは、プレスフェルトの基礎繊維が、閉じられたループを形成するように予め織られた少なくとも1つの第1の基礎繊維モジュールと、少なくとも1つの平らな形状を有する第2の基礎繊維とを有することである。第1並びに第2の基礎繊維モジュールは、1つ以上の層を有し、これらの横糸は適当に選択される。第1並びに第2の基礎繊維モジュールは、積み重ねられ、第2の平らな基礎繊維モジュールの横方向の両接合端部が芯シームによって相互に連結される。平らに織られたモジュールと同様に、ループを形成するように織られた複数の基礎繊維モジュールでもよく、これらは、所望の方法で互いに重ねられるように配置され得る。この基礎繊維構造の利点は、ループ状に織られた基礎繊維モジュールが、基礎繊維がさらされるマシン方向の負荷を受けることである。平らに織られた基礎繊維モジュールは、水の体積、密度等だけでなく基礎繊維の表面の特性にも貢献する。更に、平らなモジュールは、平らに織られることから製造が容易である。
【0015】
本出願では芯シームが横方向の基礎繊維シームについて言及し、このシームでは同じ平面の2つの層が互いに端部に配置され、基礎繊維の平面を横断する接合端部がシームループや他の固定手段を用いずに互いに実質的に近くに配置され、かくして、シーム領域が基礎繊維の残りの部分の構造に実質的に対応していることに注意したい。
【0016】
本発明は、添付の図面を参照してより詳しく説明される。
【0017】
明確にするために、図は相当に単純にされている。同じ参照符号は、同じ部分を指している。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、縦糸の方向に切開された、本発明に係るプレスフェルトの1構造を示す。プレスフェルトは、相互に連結された3つの層を有する。この層のうち、最も上の層即ちウェブに面する層が、芯繊維層1である。芯繊維層の下には基礎繊維2が設けられ、底部にはもう1つの芯繊維層3が設けられている。ウェブ側の芯繊維1は、マーキング、即ち、基礎繊維の織りによって生じる模様がペーパーウェブの表面上に形成されないようにする。典型的には、芯繊維層は、上下に重ねられるように別に縫い付けられた少なくとも2つの薄い層でできている。一般に、芯繊維層の上面には精密な芯繊維が、下面にはより粗い芯繊維が設けられている。プレスフェルトの底部の芯繊維層は必ずしも必要ではない。プレスフェルトの基礎繊維2は、縦糸と横糸とが織り合わされて作られている。一般に、基礎繊維は、水のための十分なスペースと適度な開孔性とを提供するために比較的ゆるい構造を有する。この図に示されたラミネート構造の基礎繊維は、積み重ねられた3つの独立層4、5、6を有する。各層は、固有の縦糸7と横糸8とを有し、これらが所望の方法で互いに織り合わせられている。明確にするために、本出願の図は織物内の少しの糸のみを示す。ラミネート構造の基礎繊維は、2つ以上の別々の基礎繊維素材が別々の工程で織られ、できた素材が互いに重ねられ、必要に応じて例えば一体となるように一緒に縫われるように、図15aに示されるように製造され得る。代わって、図2乃至4におけるように、ラミネート構造の基礎繊維が1つの工程で織られることによって製造されてもよい。
【0019】
図2は、本発明に係る第2の基礎繊維2を示す。図1に示されるように、基礎繊維は、積み重ねられた3つの独立層4、5、6を有する。この基礎繊維は、1つの織機によって1つの工程で織られるので、製造がはやい。基礎繊維の各独立層は、これ自身の縦糸8と横糸7とを有し、これによって層は、これら自身の構造を分解しなくても分離できる。図1、2に示されるように、異なる独立層の縦糸と横糸とは、別にもしくは同様に互いに織り合わせられ得る。また、糸の密度とディメンションと材料とは、各層ごとに選択可能である。織っているときに、層4、5、6は、層の糸構造とは別の結合糸によって、共に結合される。単一の層の構造という点では、結合糸は余分な糸である。結合糸は、積み重ねられた層間で互いに織り合わされ、完成した、即ち基礎繊維素材を形成するように基礎繊維の複数の独立層を結合させる。望みのディメンションを有する基礎繊維は、この基礎素材から形成され得る。この図では、これら独立層は、横方向結合糸9によって結合されている。織った後、基礎繊維の素材は熱処理され得る。代わって、熱処理を、基礎繊維素材でできたモジュールで、もしくは、芯繊維の取付け前の基礎繊維のループで行うこともできる。
【0020】
図3の基礎繊維は、積み重ねられた2つの独立層11、12を有する。このうち下の層は、2つのパイルを有し、上の層は1つの層のみを有する。また、これら独立層は、縦方向結合糸10によって共に結合されている。
【0021】
図4は、積み重ねられた2つの層11、12を有する基礎繊維を示す。この図から明らかなように、上の層11は、複数の糸から成り、これら糸のディメンションは、下の層12と実質的に異なる。平らな織物における糸の断面の比は、例えば10対1程度の高さでよい。また、上の層は1層であり横糸8を有し、下の層は2層の織物であり2つのパイル形態の横糸8を有する。基礎繊維のこれら層は、上の層11の糸の構造に従って互いに織り合わさる単一の縦糸13を用いて、相互に連結されている。所定数の上の層の縦糸13は、織っている間に、適当な間隔で下の層の横糸8を通るようにされている。代わって、結合するために、下の層の糸を使用することも可能である。また、層の間で織り合わさる糸は横糸でもよい。
【0022】
図5は、閉じたループ状の基礎繊維2を示す。この図の基礎繊維は、3つの別個の基礎繊維モジュール14、15、16を、互いの延長部で3つのモジュールの連結体を形成するように、長手方向Aに組合わせて、この後、連結体の最外端の端部が相互に連結されることによって、形成される。この結果、閉じたループが形成される。言うまでもなく、連結体にされる3つのモジュールの特性は同じである。場合によっては、1つの基礎繊維モジュールと1つの横方向芯シームのみによって基本構造を形成することが効果的である。これによって基本構造は、切れ目を最も少なくすることができる。基礎繊維が組立てられると、本発明に従って設計されている基礎繊維モジュールの横方向Bの両端部が、互いに重ねられ、かくして、複数の異なるモジュール層によって形成された部分が、シーム領域17において相互に連結される。この後、基礎繊維モジュールが、基礎繊維の扱いが楽になるようにシーム領域で相互に連結され、必要な芯繊維層が効果的には縫製によって基礎繊維に取着され得る。基礎繊維モジュールは、例えば適当な縫製、超音波溶接、接着、溶融、もしくは他の適当な方法によって、基礎繊維モジュールの構造に属する固定手段を必要とせずに、シーム領域で接続され得る。このような接続は、少なくとも芯繊維の縫い付けが終わるまで、基礎繊維モジュールの両端部をしっかりと所定位置に保持できるものでなくてはならない。芯繊維の縫い付けは、上述した予備接続の効果と相乗して、シームに決定的な強度を与える。他方で、芯繊維だけでもシームを固定させるのに十分であり、よって、素材が、結合糸もしくは水溶性ポリマーのフィルムもしくは溶性接着剤を用いて溶性の材料と相互連結されてもよい。形状維持のための、もしくは他の特定の固定手段が用いられないことから、シーム領域の特性はフェルトの残りの部分とほぼ同じである。
【0023】
図6は、3つの異なる層からなる基礎繊維モジュールの雄型端部を示す。このうちの中間層5は、基礎繊維モジュールの長手方向Aに外側層4、6より長く延びている。これに対応して、素材の対向端部では、示されていないが、外側層が中間層よりも長く延びている。このように形成された基礎繊維モジュールによって、独立したモジュールそれぞれよりも長い輪にされた基礎繊維を組立てることが可能である。基礎繊維モジュールは、適当な寸法の目盛り(dimensioning scale)に従って形成され得る。かくして、様々の長さを有する既成の基礎繊維モジュールを、様々の長さを有する基礎繊維を形成するように組立てることができる。
【0024】
図6の接合端部は、例えば、別々に織られ、夫々独立し、所定距離にわたって積み重ねられた2つ以上の基礎繊維層をオフセットさせることによって形成され得る。かくして、ラミネート構造にされた基礎繊維の横方向の対向する両端部に、重ねシームのための夫々異なる長さを有する接続部が与えられる。
【0025】
図7乃至9は、本発明に係る接合端部を基礎繊維モジュールの横方向の両端部に提供し、2つの基礎繊維モジュールを長手方向Aに相互に連結させる方法を示す。これらの接合端部によって、1つ以上のモジュールが、所望の長さの閉じたループを形成するように芯シームによって接続され得る。3つの独立層4、5、6から成る基礎繊維素材は、織機によって1つの工程で織られる。基礎繊維は、所望の長さを有するモジュールとして直接織られることもできる。あるいは、適当な長さを有する基礎繊維モジュールが、比較的長いストリップから切断されてもよい。この後、接合端部は、モジュールの端部で所望の長さにわたって積み重ねられた層を切り取る(detach)ことによって、モジュール14の横方向の両端部に設けられる。この図の構造では、積み重ねられた層は、別の結合糸9を用いて相互に連結されている。この糸は、破線で示されたポイントで切断され、接合端部部分から取り除かれる。この後、複数の層は、異なる長さを有する少なくとも2つの部分がモジュールの端部に形成されるように切断される。図8の解決法では、各モジュール層が夫々異なる長さを有する接続部を形成するように、即ち、最も上の接続部22が最も長く真ん中の接続部23が最も短くなるように、モジュール層が切断される。図9を見ると、図8の第1の端部に接続される第2のモジュールの端部は、図8とは逆に、即ち、最も上の接続部が最も短く真ん中の接続部が最も長くなるように設計されている。(複数の)モジュールの両端部が図9のように互いに適合されるときは、異なるモジュールの異なる長さの接続部が相互に連結され、各層の対向する端部の芯シーム25は、モジュールの長手方向にオフセットされる。かくして、シーム領域17の構造は、基礎繊維の残りの部分とほぼ等しい。
【0026】
図10(A)は、本発明に係る更なる他の基礎繊維の側面図である。基礎繊維40は、閉じたループを形成するように織られる第1の基礎繊維モジュール41と第2の基礎繊維モジュール42とからなり、図10(C)に見られるように平らな形状を有する。効果的には、平らに織られた第2の基礎繊維モジュール42が、蹄鉄形に織られた基礎繊維モジュール41の上部に配置され、その後、第2の基礎繊維モジュールの横方向の接合端部43、44が、芯シーム45によって相互に連結される。続いて、シームは、第1並びに第2の層を通る縫製、超音波溶接のような適当な予備接続によって、もしくは、溶性フィルムを用いて強くされる。この構造は、第1の基礎繊維モジュール41が、マシンが作動されるとフェルトがさらされる負荷をよく受け止めるという利点を有する。従って、基礎繊維の他の特性、例えば密度、表面特性などには、第2の基礎繊維モジュール42を用いて影響を与えることが可能である。平らに織られた第2の基礎繊維モジュール42は、製造が容易であり、これによって、幅広い構造と特性とを実現できる。図10(A)とは異なり、ラミネート構造を形成するように互いに取着された、複数のループ状に織られた平らな基礎繊維モジュールを提供することも可能である。更に、基礎繊維モジュールは、所望の方法、例えば以下のような方法で積み重ねられることも可能である。例えば、1つ以上の平らな基礎繊維モジュールが、1つ以上のループ状基礎繊維モジュールから成るものの上側面と下側面との両方に配置されてもよい。また、代わって、所望数の平らな基礎繊維モジュールとループ状の基礎繊維モジュールとを積み重ねることも可能である。
【0027】
図面とこれに関連する説明とは、本発明の考えを説明することのみを意図している。本発明の詳細は、請求項の範囲内で変形され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレスフェルトの、縦糸の方向に切開された概略図である。
【図2】本発明に係るプレスフェルトの基礎繊維の、縦糸の方向に切開された概略図である。
【図3】本発明に係るプレスフェルトの基礎繊維の、縦糸の方向に切開された概略図である。
【図4】本発明に係るプレスフェルトの基礎繊維の、縦糸の方向に切開された概略図である。
【図5】本発明に係る基礎繊維の概略的な斜視図である。
【図6】本発明に係る基礎繊維モジュールの構造上の代わりの例の概略的な斜視図である。
【図7】基礎繊維モジュールの横方向の端部における、本発明に係る重ねシーム構成の概略図である。
【図8】基礎繊維モジュールの横方向の端部における、本発明に係る重ねシーム構成の概略図である。
【図9】基礎繊維モジュールの横方向の端部における、本発明に係る重ねシーム構成の概略図である。
【図10】(A)は、(B)と(C)の基礎繊維モジュールから組立てられた本発明に係る基礎繊維の概略図である。
Claims (17)
- 夫々独立し、自身の縦糸(7)と横糸(8)とを各々に有し、互いに積み重ねられている少なくとも2つの織物の層(4、5、6;11、12)を有するラミネート構造の基礎繊維(2)を形成することと、
基礎繊維(2)を、1つ以上の基礎繊維モジュール(14、15、16;41、42)から1つの閉じたループを形成するように組立てることと、
組立てのために前記基礎繊維モジュールの両端部に接合端部を提供することと、
組立て後に少なくとも1つの芯繊維層(1)を前記基礎繊維(2)に取付けることとを具備する、プレスフェルトを製造する方法において、
前記基礎繊維を組立てるとき、芯繊維を取付ける前に、1つ以上の基礎繊維モジュールの横方向の接合端部(43、44)を、互いの端部が重なるように実質的に近くに互いに配列させ、これらを、結果として生じる芯シーム(25、45)で接続して閉じたループを形成することとによって特徴付けられる方法。 - 少なくとも1つの前記基礎繊維モジュールを製造し、これの第1の接合端部で、夫々異なる長さ(22、23、24)を有する少なくとも2つの接続部が基礎繊維の異なる層に形成されることと、第2の接合端部に、第1の接合端部に対して逆さにされた接続部を提供することと、組立て時に、第1並びに第2の接合端部の対向する接続部を互いに端部に配置させ、これによって、接続部が重なり、隣接した接続部の芯シーム(25)は、基礎繊維モジュールの平面方向にオフセットされることとを特徴とする請求項1の方法。
- 前記1つの基礎繊維モジュール(14、15、16;42)の基礎繊維(2)を組立てることによって特徴付けられる請求項1もしくは2の方法。
- 前記基礎繊維の製造は、
1つの工程でプレスフェルトの基礎繊維素材内の積み重ねられた少なくとも2つの独立層を織る工程と、
前記独立層の構造体とは別の、複数の独立層間で互いに織り合わせられる糸を用いて、前記織っているときに互いに積み重ねられた複数の独立層を共に結合させる工程と、
織った後に、複数の独立層を結合させている糸を切って、接合端部の領域から取り除くことによって接合端部を形成する工程と、
この接合端部で前記基礎繊維の独立層を互いから引き離す工程と、
ラップシームのために夫々異なる長さを有する少なくとも2つの接続部を形成するように、前記接合端部で複数の独立層を切断する工程とを具備することによって特徴付けられる、請求項2の方法。 - 前記基礎繊維の独立層を、これら層の糸構造とは別の横方向の結合糸(9)並びに/もしくは縦方向の結合糸(10)を用いて、前記織っているときに結合させることを特徴とする請求項4の方法。
- 前記織っているときに、前記基礎繊維の複数の独立層を、少なくとも2つの夫々異なる層の基本糸を通って所定の間隔を置いて延びる少なくとも1つの基礎繊維層の単一の糸によって結合させることによって特徴付けられる請求項4もしくは5の方法。
- 前記基礎繊維モジュールの接合端部を、これら接合端部が少なくとも芯繊維の縫い付けまで基礎繊維の平面の方向に互いに対して所定位置に静止されるように、芯シーム付近で相互に接続させることによって特徴付けられる請求項1乃至6のいずれか1の方法。
- 閉じたループの形状を有する1つ以上の前記基礎繊維モジュールを織ることと、
1つ以上の平らな基礎繊維モジュール(42)を織ることと、
前記1つ以上の平らな基礎繊維モジュール(42)を、閉じたループ状の基礎繊維モジュール(41)の1表面上に少なくとも配置させることと、
前記平らな基礎繊維モジュール(42)の横方向の接合端部を、互いの端部で接続させて、これらを、閉じたループを形成するように芯シームによって接続させることとによって特徴付けられる請求項1の方法。 - 織られた基礎繊維(2)と少なくとも1つの芯繊維層(1)とを具備し、前記基礎繊維は、夫々独立し、自身の縦糸(7)と横糸(8)とを各々に有し、互いに積み重ねられた少なくとも2つの層(4、5、6;11、12)を有し、また、少なくとも1つの基礎繊維モジュール(14、15、16;42)を有し、基礎繊維モジュールには必要な接合端部が設けられ、1つ以上の基礎繊維モジュールは、これら接合端部によって閉じたループ状の基礎繊維を形成するように接合されているプレスフェルトにおいて、接続される前記基礎繊維モジュール(14、15、16;42)は、プレスフェルトとほぼ同じ幅を有し、また、基礎繊維モジュールの横方向の接合端部は、望ましい長さを有する閉じたループを形成するように、芯繊維を取着する前に、互いの端部が重なるように実質的に近くで芯シームによって互いに接続されていることを特徴とするプレスフェルト。
- 夫々異なる長さを有する少なくとも2つの接続部(22、23、24)が、前記基礎繊維を成す複数の独立層から、接続される第1の接合端部に夫々与えられ、これに対応して、逆さにされた接続部が、接続される第2の接合端部に夫々設けられ、第1並びに第2の接続部は、部分的に重なるように配置され、接合端部の対向する接続部間には、芯シーム(25)が形成されていることを特徴とする請求項9のプレスフェルト。
- 前記基礎繊維モジュールの複数の独立層は、夫々別の工程で織られ、この後に互いに積み重ねられていることを特徴とする請求項9のプレスフェルト。
- 前記基礎繊維モジュールの複数の独立層は、1つの織機によって同時に、平面形状を有するように織られていることを特徴とする請求項9のプレスフェルト。
- 前記基礎繊維モジュールの複数の独立層は、前記織っているときに、これら複数の独立層の糸構造とは別の縦方向の結合糸(9)と横方向の結合糸(10)とによって、共に結合されることを特徴とする請求項12のプレスフェルト。
- 前記基礎繊維モジュールの複数の独立層は、前記織っているときに、少なくとも1つの独立層の糸構造に属して少なくとも2つの独立層の基本糸間を所定の間隔を置いて延びるように配置された単一の縦糸もしくは横糸によって、共に結合されることを特徴とする請求項12のプレスフェルト。
- プレスフェルトの長手方向(A)に1つの基礎繊維モジュールを具備し、このモジュールは、これの横方向の両端部(B)で閉じたループを形成するように接続されていることを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1のプレスフェルト。
- 前記基礎繊維は、閉じたループを形成するように織られ、互いに積み重ねられた少なくとも1つの基礎繊維モジュール(41)と、少なくとも1つの平らな基礎繊維モジュール(42)とを有し、この平らな基礎繊維モジュール(42)は、閉じたループを形成するように芯シーム(45)によって接続されていることを特徴とする請求項9乃至15のいずれか1のプレスフェルト。
- 夫々独立し、自身の縦糸(7)と横糸(8)とを各々に有し、互いに積み重ねられた少なくとも2つの層(4、5、6;11、12)を具備し、また、必要な接合端部が設けられた少なくとも1つの基礎繊維モジュール(14、15、16;42)を具備し、1つ以上の基礎繊維モジュールは、前記接合端部によって閉じたループ状の基礎繊維を形成するように接続されている基礎繊維において、接続される前記基礎繊維モジュール(14、15、16;42)は、プレスフェルトとほぼ同じ幅を有し、1つ以上の基礎繊維モジュールの横方向の接合端部は、互いの端部が重なるように実質的に近くで互いに芯シームによって接続され、所望の長さを有する閉じたループを形成するように芯シームで接続されていることを特徴とする基礎繊維。
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