JP2004516641A - 電解発光装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

電界発光装置は、パターン式インクジェット印刷電極を具える。前記電極は、電荷を前記電界発光装置の電界発光層に供給し、金属または合金を具える。このような電界発光装置を製造する方法において、前記電極を、溶けた金属または合金をインクジェット印刷することによって形成する。

Description

【0001】
本発明は、電解発光装置およびその製造方法に関する。
【0002】
一般に、電界発光(EL)装置は、電流が流れるときに光を放出することができるEL材料を具える装置であり、前記電流を電極によって供給する。前記電極間に配置された、前記EL材料、または、もしあれば、なにか他の機能材料が、有機または重合性質である場合、前記装置を、各々、有機または重合(ic)EL装置と呼ぶ。本発明の文脈において、有機と言う用語は重合を含む。
【0003】
発光ダイオードとも呼ばれるダイオード型のEL装置は、電流を一方向において選択的に流し、一般に、ホール注入電極(アノードとも呼ばれる)と電子注入電極(カソードとも呼ばれる)との間に配置されたEL材料を具える。適切な電圧の印加に応じて、ホールおよび電子が前記EL材料中に、前記アノードおよびカソードを各々経て注入される。光は、前記EL材料内のホールおよび電子の発光性再結合によって発生される。異なった有機EL材料を使用し、放射される光の色を変化させることができる。
【0004】
EL材料を光源として使用することができ、特に、有機型のこれらは、ディスプレイ用のバックライトのような大面積の照明用途に好適である。複数の電界発光素子(以下、画素とも呼ぶ)を具える(有機)EL材料は、モノクロまたは多色ディスプレイ装置、静止画像ディスプレイ、分割ディスプレイ装置、または、パッシブまたはアクティブ型のマトリックスディスプレイのような表示目的に好適である。有機と、特にポリマEL装置を、柔軟にすることができ、または、硬いおよび/または平坦なディスプレイによっては実現できないディスプレイ用途を可能にするように成形することができる。
【0005】
米国特許明細書第5701055号において、複数の発光部分を有する電界発光ディスプレイパネルが開示されている。前記パネルは、第2電極を上に形成した有機機能層を上に形成した第1電極を具える。前記パネルは、さらに、基板から突き出した電気絶縁ランパートを具える。前記ランパートは、前記基板と平行の方向において突き出した張り出し区分を有する。前記第2電極層を堆積するのに使用される金属蒸気のフラックスに関する影領域を設けることによって、前記ランパートは、パターン化された第2電極層を与える。
【0006】
既知のELディスプレイパネルの欠点は、前記第2電極層の堆積を、真空堆積法を使用して行うことである。真空ベース堆積法は、一般に、真空の高価な設備を必要とするバッチ方法であり、比較的時間がかかり、薄膜を設けるのに特に適してはいない。
【0007】
本発明の目的は、とりわけ、これらの欠点を軽減することである。特に、本発明は、連続的なプロセスにおいて望むなら、大量生産において容易にかつ効率的に製造することができるパターン化された電極を有する電界発光装置を提供することを目的とする。前記EL装置を、その製造が真空設備の使用を含まないようにすべきである。その最も広い意味において、前記装置を、前記電極を容易にかつ正確に、その形成が追加のプロセスステップを必要とするランパートまたは他の構造の助けなしで、パターン化できるようにすべきである。
【0008】
本発明によれば、これらおよび他の目的は、該電界発光装置が、電荷を該電界発光装置の電界発光層に供給するパターン式インクジェット印刷された電極を具え、前記電極が金属または合金を具える、電界発光装置によって達成される。
【0009】
インクジェット印刷されたパターン化電極を設けることによって、大量生産によって容易にかつ効率的に製造することができるEL装置が得られる。インクジェット印刷は、高いスループットおよび高解像度を与えることができる確実な堆積方法であり、好適に連続プロセスにおいて用いることができる。20μm程度の特有の最小の特徴を有するパターンを、慣例的な低コストの設備を使用して、正確にかつ機械的に製造することができる。
【0010】
基板表面において堆積した場合、インクは、流体がとる自然な形状をとる。この性質は、前記基板に関する前記インクの接触角によって特徴付けられる。前記堆積されたインクの自然な形状およびサイズに影響するパラメータは、インクが放出される量および速度(滴容積かける滴頻度)と、ノズル直径と、インクジェットヘッドが前記基板に対して移動する速度とである。インクの滴のジェットの場合において、前記基板において測定された連続的に堆積された滴インク間の距離は、インクジェット電極のサイズおよび形状を制御するのに重要なパラメータである。インクが基板において堆積されたときに自然な形状およびサイズをとるため、前記電極を、その形成に追加のプロセスステップを必要とするランパートまたは同様の構造を使用することなしにパターン化することができる。
【0011】
本発明の文脈において、インクジェット印刷という用語は、1つのノズルまたは2つ以上のノズル(マルチノズル)からのインクのジェット(流体)の投下を示す。前記ジェットは、個々の滴から成ってもよく、連続的なジェットでもよく、後者の配置を分配とも呼ぶ。所望のパターンを、前記インクジェットヘッドを、インクを堆積すべき表面に関して、ドライバエレクトロニクスによって前記インクジェットヘッドに供給される時間依存入力データ信号に応じて移動することによって得られる。
【0012】
本発明の文脈において、インクという用語は、懸濁液、溶液、分散液、ペースト、ラッカー、乳液、ゾル等のような、インクジェット印刷ヘッドから放出することができる任意の変形可能な固まり(流体、液体)を示す。
【0013】
本発明の文脈において、電極という用語は、所望のパターンに従って(集合的に)設けられた複数の電極を含むことを意味する。電極層は、複数の空間的に分離した相互に独立にアクセス可能な電極を具えてもよい。電極を、EL装置の異なった独立にアドレス可能なEL素子(EL画素とも呼ぶ)の電界発光層に電荷を供給する共通電極としてもよい。
【0014】
通常のように、表現“金属または合金を具える電極”における用語“具える”は、他の金属および/または合金の存在を排除しない。特に、前記電極は、金属、合金、または、金属および/または合金の任意の混合物から成ってもよい。金属または合金を具える電極を、金属または合金電極とも呼ぶ。
【0015】
関連する態様において、本発明は、電荷を電界発光層に供給するパターン化電極を具え、前記電極が、金属または合金を具え、少なくとも5μmの最大厚を有する横断面を有する、電界発光装置に関する。好適には、前記厚さを、少なくとも10μm、より良好には少なくとも20μmとする。5μm未満の最大厚において、前記接触角はきわめて小さくなり、前記インクは、得るべき幅が約50ないし300μmの場合、所望の幅に容易に広がることができない。このような電極幅は、画素化ディスプレイに関して代表的である。代表的に0.1ラジアン未満の小さい接触角において、前記インク滴の自然な形状およびサイズは、少しでも達した場合、容易に妨害され、前記インクジェット印刷プロセスを信頼できなくする。前記厚さを、前記電極が設けられる表面に対して垂直の方向における寸法として規定する。インクジェットに最も便利なのは、40μm以上の最大厚を有する電極である。代わりに、インクジェット印刷は、前記最大厚が前記電極の幅の少なくとも40%である場合、便利に行われる。
【0016】
本発明のこの態様による電界発光装置の魅力的な特徴は、前記パターン化電極層を、溶解金属または合金のインクジェット印刷によって得ることができることである。溶解金属をインクジェット印刷することによって得た場合、前記電極は、同じパターンにしたがって設けた場合に表面にある流体がとる形状を有する。前記電極をインクジェット印刷によって設けることの利点は、上述した。
【0017】
インクジェット印刷は、20μm程度の特徴の印刷を可能にし、したがって、前記パターン化電極を、100ないし300μmの画素サイズを有する多画素EL装置において好適に使用することができる。50μm未満の画素サイズを有する高精細度ディスプレイも得ることができる。
【0018】
さらに、少なくとも5μmの最大厚を有することは、前記電極におけるピンホール形成の危険性を減少する。当該技術分野において既知のピンホールは、前記EL装置における望ましくない暗いスポット形成を招く。この厚さの電極は、有機電界発光層のようなものに覆われたダメージを受けやすい層に関する保護機能も与える。
【0019】
個々のインク滴を基板上に配置するとき、前記滴は、一般に、最大厚を有する軸方向に対称な凸面の形状をとる。滴とその支持表面との間の接触角によって特徴付けられる、前記支持表面に関する滴の湿潤性に応じて、前記滴の形状は、多かれ少なかれ丸くなる。前記インク滴を電極材料の滴に変更した場合、前記凸面形状は、一般に、保たれる。変更に応じて、加えて、前記滴の堆積が実際的に変わらない場合、少なくとも5μmの最大厚を、便利にかつ機械的に得ることができる。
【0020】
個々の滴を含むジェットの場合において、前記インクジェットヘッドをインクを堆積すべき表面に関して移動することによって、滴のアレイをパターンにしたがって形成する。前記滴の頻度と、前記インクジェットヘッドを表面に関して移動する速度とを、相互に調節し、前記滴のアレイが合体し、単一の連続的な構造を形成するようにすることができる。
【0021】
前記電極層の目的は、印加される電圧に応じて、電荷を、層の形成において代表的に与えられる電界発光材料に供給することである。電荷は、ホールとも呼ばれる場合において正であり、電子とも呼ばれる場合において負である。電荷を供給することは、発光領域の外部の場所から、例えば、接触パッドから、発光領域内の、例えば、特定の画素に輸送することを含む。この電荷輸送を、輸送の方向が、前記電極を設ける表面に対して横であるため、横電荷輸送と呼ぶ。
【0022】
加えて、電荷輸送は、電荷を、前記電極から離れて、電極層に向かって輸送することにおいて生じる。これを、スタックされたEL装置において、この輸送が前記電極を支持する表面に対して垂直であるため、縦電荷輸送と呼ぶ。多画素EL装置の場合において、縦電荷輸送は、代表的に、EL画素の内部で起こる。
【0023】
縦輸送される間、電荷は、前記電極に隣接する機能層に注入される。この隣接する機能層を、電界発光層、または、前記電極層から離れた方を向く輸送/注入層の側において位置する第2の隣接する機能層に電荷を輸送および/または注入する電荷輸送および/または注入層としてもよい。このようにして、前記電界発光層を、前記電極から、電荷輸送/注入層のような1つ以上の機能層によって分離してもよい。
【0024】
インクジェット印刷の利点は、前記電極をパターンにしたがって設けた場合、最も活用される。パターン化電極を使用し、画像、ロゴまたは他の種類の記号を表示することができるEL装置を与えることができる。
【0025】
また、本発明によるパターン化電極を有するEL装置は、分割ディスプレイ装置、および、パッシブまたはアクティブ型のマトリックスディスプレイにおけるような、独立にアドレス可能なEL素子(画素とも呼ばれる)の電極として使用できる。
【0026】
原理的に、有機、または、より特には重合導電性材料のインクジェット印刷された層も電極として使用できるが、このような電極の導電率は、実際上のディスプレイ用途に関して、十分な横電荷輸送を与えるには低すぎることがわかっている。例えば、パッシブマトリックスディスプレイにおいて、このような有機電極に沿った電圧降下によって、このような電極によってアドレスされる電極間で輝度が許容し得ないほど不一様になる。
【0027】
金属および合金が、電荷を前記EL材料に共有する目的に関して十分な導電性であるため、この目的への金属または合金の選択は、決定的なものではなく、どのような金属または合金を使用し、前記電極を製造してもよい。
【0028】
前記EL装置は、前記電極が電荷を供給する、一般に層の形状における電界発光材料を具える。本発明の文脈において、使用するEL材料の形式は、決定的なものではなく、当該技術分野において既知のどのようなEL材料を使用することもできる。特に、好適なのは、有機(重合)EL材料である。このような材料は、低いまたは高い分子量の有機発光または電界発光、蛍光および燐光混合物を含んでもよい。好適な低分子量混合物は、当該技術分野において既知であり、トリス8アルミニウムキノリノール錯体およびクマリンを含む。このような混合物を、真空堆積法を使用して用いることができる。代わりに、低分子量混合物を、ポリママトリックスに埋め込むことができ、または、ポリマに、例えば、メインチェーンに含めることによって、または、サイドチェーンとして、化学的に結合することができ、例えば、ポリビニルカルバゾールとする。
【0029】
好適な高分子量材料は、共役反復ユニットを有するELポリマ、特に、ポリチオフェン、ポリフェニレン、ポリチオフェンビニレン、またはより好適には、ポリ−p−フェニレンビニレンのような、隣接する反復ユニットが共役に結合されたELポリマを含む。特に好適なのは、(青色発光)ポリ(アルキル)フルオレンおよび赤色、黄色または緑色の光を放射するポリ−p−フェニレンビニレンと、2−または2,5−置換ポリフェニレンビニレンであり、特に、これらは、C−C20、好適にはC−C10、アルキルまたはアルコキシグループのような、2−および/または2,5−位置における溶解性改善サイドグループを有する。好適なサイドグループは、メチル、メトキシ、3,7−ジメチルオクチロキシ、および、2−メチルプロポキシである。より特に好適なのは、2−アリール−1,4−フェニレンビニレン反復ユニットを含むポリマであり、アリールグループを、上述した形式のアルキルおよび/またはアルコキシグループ、特に、メチル、メトキシ、3,7−ジメチルオクチロキシ、または、依然としてより良好に2−メチルプロポキシによって置換する。前記有機材料は、これらの混合物の1つ以上を含んでもよい。これらのようなELポリマを、ウェット堆積技術によって好適に付けることができる。
【0030】
本発明の文脈において、有機という用語は、重合を含み、ポリマという用語およびそれから得られる付着物は、ホモポリマ、コポリマ、ターポリマ、および、より高い同族体およびオリゴマを含む。
【0031】
任意に、前記有機EL材料は、性質において有機または無機の他の物質を含み、これを、分子の規模で均質的に分布させてもよく、または粒子分布の形態において存在させてもよい。特に、電子および/またはホールの電荷注入および/または電荷輸送能力を改善する混合物、放射される光の強度または色を改善および/または変化させる混合物、安定剤等を存在させてもよい。
【0032】
前記有機EL層は、好適には、50nmないし200nm、特に、60nmないし150nm、または、好適には70nmないし100nmの平均厚を有する。
【0033】
前記インクジェット印刷された、または、パターン化された電極は、電荷を前記EL材料に1つ以上の電荷輸送/注入層を経て供給してもよい。これらのような機能層を、前記電極が正の電荷を供給する場合、ホール注入および/または輸送(HTL)層、前記電極が電子を供給する場合、電子注入および/または輸送(ETL)層としてもよい。1つ以上の機能層を具えるEL装置の例は、アノード/HTL層/EL層/カソード、アノード/EL層/ETL層/カソード、または、アノード/HTL層/EL層/ETL層/カソードの積層品である。
【0034】
前記金属または合金電極が発光領域の外部から特定の画素への横電荷輸送を与える場合、前記電荷注入/輸送層は、ある画素内での電荷輸送を与えるだけでよく、この場合において、前記電荷注入/輸送層の導電率を、前記電極導電率よりかなり小さくすることができる。
【0035】
前記EL層がダイオード形式のものである場合、電荷注入/輸送層の仕事関数を、好適には、前記EL層への電荷注入を改善するために、前記電荷注入/輸送層に隣接する機能層の中間に選択する。
【0036】
前記ホール注入および/またはホール輸送層の好適な材料を、芳香族第三級アミン、特にジアミン、またはより高い同族体、ポリビニルカルバゾール、キナクリドン、ポルフィリン、フタロシアニン、ポリアニリン、および、ポリ−3,4−エチレンジオキシチオフェンとしてもよい。
【0037】
電子注入および/または電子輸送層(ETL)に好適な材料は、金属、合金、オキサジアゾールベースの混合物、および、アルミニウムキノリン混合物を含む。
【0038】
ITOをアノードとして使用する場合、前記EL装置は、好適には、ホール注入/輸送層材料ポリ−3,4−エチレンジオキシチオフェンの50ないし300nm厚の層か、ポリアニリンの50ないし200nm厚の層を具える。
【0039】
一般に、前記EL装置は、基板を有する。前記EL装置を、前記基板を経て光を放射するように配置した場合、前記基板を、放射すべき光に関して透明にすべきである。好適な基板材料は、柔軟であってもなくてもよい透明合成樹脂、水晶、セラミックおよびガラスを含む。前記基板は、レリーフパターンに関する支持表面を与える。
【0040】
一実施形態において、前記EL装置は、第1および第2電極間に配置された有機(重合)電界発光層を具える有機、またはさらに特に重合EL装置である。一般に、前記有機EL装置は、前記EL層を前記第1および第2電極間に挟んだスタックEL装置である。例を上述した電荷注入/輸送層を、電極と電界発光層との間に設けてもよい。
【0041】
好適実施形態において、前記電極層は、低い融点を有する金属または合金を具える。
【0042】
前記電極を形成する金属または合金が低い融点を有する場合、前記電極を、融解した金属からインクジェット印刷することができ、これは、融点が低くなるにつれ、より便利でエネルギー効率的になる。また、インクジェット印刷ヘッドは、融点が低くなるにつれ、より簡単な構造のものとすることができ、より長いサービスライフを有する。
【0043】
融解した金属または合金を、前記EL層のような、前記EL装置の機能層で覆われた表面に設けるべき場合、前記融点を、(温度に敏感な)前記機能層が、前記融解した金属または合金によって熱的に劣化しないように選択する。
【0044】
熱劣化が生じたかどうかを、例えば、前記装置の電流電圧特性、電流電圧輝度特性、またはサービスライフを測定することによって、前記EL装置の性能を試験することによって評価してもよい。この性能を、基本的な構成の点において同じ電極層材料の真空堆積電極層を有する対応するEL装置と比較してもよい。
【0045】
上記を考慮して、好適実施形態は、前記金属または合金が250℃以下の融点を有する本発明による電界発光装置である。
【0046】
好適には、前記金属または合金は、250℃未満、またはより良くには200℃未満、依然としてより良くには175℃未満の融点を有する。好適には、前記融点は、150℃未満である。液体金属電極は、機械的衝撃に対して驚くほど耐え、前記基板から容易に除去されない。しかしながら、一般に、前記電極は、前記EL装置の使用の種々の状況の下で固体であるのが好適である。したがって、前記金属または合金の融点は、好適には室温を超え、または、少なくとも30℃、より良くは45℃とする。電気通信設備におけるディスプレイ用には、少なくとも60℃とする。自動車用途には少なくとも80℃が好適である。
【0047】
商業的に利用可能な低コスト低融点の金属および合金は、In、Sn、Bi、Pb、Hg、GaおよびCdから成るグループから選択された元素を具えるものである。広範にわたる融点とは別に、前記金属は、酸化に対する感度、他の材料への粘着性、熱膨張係数、延性、寸法の安定性、凝固時の収縮の程度および濡れのような重要な他の広範囲にわたる特性も提供する。毒性が重要な要素である用途において、Sn:(50wt.%):Pb(32wt.%):Cd(18wt.%)合金のようなHgまたはCdを含む合金は好適ではない。ある程度柔軟なEL装置が必要な場合、インジウム(融点157℃)または100℃の融点を有するSn:(35.7wt.%):Bi(35.7wt.%):Cd(28.6wt.%)のような延性のある低融点金属を使用するのが有利である。凝固によって生じる応力を最小にするために、凝固に応じて結晶領域を形成せず、小さい収縮しか示さない、融点138℃のBi(58wt.%):Sn(42wt.%)のような金属が好適である。
【0048】
発光ダイオードとも呼ばれるダイオード形式のEL装置は、代表的に、アノードとも呼ばれるホール注入電極と、カソードとも呼ばれる電子注入電極との間に配置された電界発光層を具える。
【0049】
前記アノードを、本発明によるインクジェット電極としてもよく、効率的なホール注入を達成するために、代表的に、高い仕事関数の材料で形成する。好適な高い仕事関数の電極材料は、4.5eVより高い仕事関数を有する。例は、Au、Ag、Pt、Pd、CuおよびMoのような金属を含む。
【0050】
代わりに、前記アノードは、酸化インジウム、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化アンチモンのような酸化物導体を具えてもよい。好適には、前記アノードを、インジウムスズ酸化物(ITO)のような透明導体で形成する。当業者は、溶液から設けることができる多くの透明酸化物導体があることを知っているであろう。一般に、このような方法は、十分な導電率を得るための300℃以上における加熱ステップを含む。したがって、このような方法は、用いられる基板に耐熱性ELまたは他の機能層を設けた場合、特に好適である。温度に敏感な材料の場合において、PPVは一般的にこれらのような材料であり、前記インクジェットアノードを、前記温度に敏感な機能材料の堆積の前に堆積する。このような方法の例として、直径10−20nmのSnOおよびSbO(6ないし15%SnO、残りSbO)粒子をエタノールに加え、5wt.%懸濁液を得る。層をガラス上にインクジェット印刷し、空気中で300℃またはより良くは500℃において過熱すると、結果として、アンチモンスズ酸化物のインクジェットアノードが生じる。
【0051】
好適実施形態は、前記電極を、電子を前記電界発光層に供給する電極とした、本発明による電界発光装置である。
【0052】
一般に、ダイオード形式の代表的なEL装置は、透明基板上に設けられ、前記アノードは前記基板と向き合う。この構成において、前記カソード層を設けるべきとき、機能層がすでに存在するため、前記カソードの堆積を前記機能層と両立させるべきであり、すなわち、前記堆積は、前もって堆積された前記機能層に損害を与えるべきではない。インクジェット印刷カソードは、この目的に好適である。
【0053】
好適実施形態は、前記電極が4.5eV以下の仕事関数を有する、本発明による電界発光装置である。
【0054】
効率的な電子注入を達成するために、前記金属または合金を、高い仕事関数を有するようにする。好適には、仕事関数を4.0eV未満、より良くは3.5eV未満とする。仕事関数を3.0eV未満、より良くは2.5eV未満とした場合、電子注入はさらに改善される。低仕事率金属の例は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、Al、Sc、Sr、Ca、Ga、In、Na、Li、Cs、Yb、BaおよびMgと、Ba:Al、Mg:AgおよびLi:Alのようなこれらの金属を含む合金とを含む。低仕事関数金属は、特に水および/または酸素に非常に反応する。この点で改善されたカソードは、第1の低仕事関数金属層と、前記第1の金属層より高い仕事関数を有する第2金属層との二重金属層カソードであり、前記第1低仕事関数金属層を前記EL層と向かい合わせる。このような二重カソードの例は、Ba:Alカソード層である。
【0055】
特に好適なのは、InおよびGaと、これらの金属を具える低融点合金とのような、低融点および低仕事関数を有する金属または合金を具える電子注入層を有するEL装置である。
【0056】
好適実施形態は、パターン式インクジェット印刷された電極をパターン化するレリーフパターンをさらに具える、本発明による電界発光装置である。
【0057】
表面に堆積されるときにインクの滴によって自然にとられるサイズが所望のサイズより、特に、堆積される表面に対して平行な方向において大きく、結果として、所望のパターンにしたがわない電極層が生じる場合において、レリーフパターンを使用し、所望のサイズを得ることができる。インクを前記レリーフパターンによって規定される空間において堆積した場合、前記インクは、前記レリーフパターンによって規定された空間の境界を越えて広がることはできない。
【0058】
好適実施形態において、前記EL装置は、EL層、電荷輸送層および/または電荷注入層のような他の機能層をパターン化するのにも使用されるレリーフパターンを有する。この場合において、レリーフパターンを、どんな方法を用いても設けなければならず、前記電極をパターン化するレリーフパターンを、他の機能層のレリーフパターンと集積することができ、これらと同時に設けることができる。
【0059】
レリーフパターンの形式と、前記レリーフパターンを設ける方法とは、決定的ではない。前記レリーフパターンが、前記EL装置の不変の部分を残す場合、前記レリーフパターンを電気的に絶縁し、電極間の短絡を回避しなければならない。最も便利なように、前記レリーフパターンを、パターン化およびフォトレジストを含む慣例的なフォトリソグラフィによって設ける。
【0060】
特定の実施形態において、本発明によるEL装置を、行電極と列電極との間に挟まれた1つ以上の電界発光層を具え、独立にアドレス可能な電界発光素子を行および列電極の交点において形成したパッシブ形式のマトリックスディスプレイ装置とし、前記行電極を、金属または合金を具えるパターン式インクジェットプリント電極とした、電界発光装置とする。
【0061】
前記EL素子のサイズを、用途にしたがって選択する。高精細度に関して、10ないし75μmの画素を使用する。より少ない要求の用途に関して、100ないし300μmの画素サイズで十分かもしれない。フルカラーディスプレイに関して、RGB画素を形成する各々3つ組においてグループ化された赤色、緑色および青色発光画素が必要である。例えば、前記赤色、緑色および青色画素は、300×300μmのRGB画素を与える、各々100×300μmの寸法としてもよい。前記ディスプレイの合計の面積で割った発光に利用可能な合計の面積として規定されたフィルファクタを最大にするために、前記行および列電極が間隔をあける距離を、できるだけ小さく保つ。代表的に行電極を、10ないし40μm、より良くは15ないし30μmの距離において間隔をあける。同じことが、前記列電極にもあてはまる。
【0062】
本発明によるEL装置は、ディスプレイ用途に好適な輝度を数ボルトのみの電位を必要とし、および/または、少量の電力しか消費しないため、本EL装置は、バッテリ動作および/または携帯の、特に、(ビデオ)画像の表示を必要とするインターネットアクセスまたは他のサービスを任意に設けたラップトップコンピュータ、パームトップコンピュータ、パーソナルオーガナイザ、携帯電話のようなハンドヘルド電子装置のディスプレイに特に好適である。前記EL装置は、インターネットデータおよび画像データをビデオレートにおいて表示することを可能にする。
【0063】
他の態様において、本発明は、したがって、本発明によるELディスプレイ装置を設けた携帯電話のようなバッテリ動作および/またはハンドヘルド電子装置に関する。
【0064】
他の態様において、本発明は、電界発光装置を製造する方法に関する。
【0065】
さらに特に、本発明は、所望のパターンにしたがって設けた金属または合金電極を具える電界発光装置を製造する方法において、該方法が、金属または合金電極を所望のパターンにしたがう基板表面上における1つ以上の堆積ステップによる堆積を含み、前記堆積が、前記所望のパターンまたはこれに相補的なパターンにしたがってインクジェット印刷する堆積ステップを含むことを特徴とする方法に関する。
【0066】
インクジェット印刷によって電極層を設ける利点は、上述した。
【0067】
方法の好適実施形態は、
第1電極層を設けるステップと、
電界発光層を設けるステップと、
第2電極層を設けるステップとを含み、
少なくとも前記第2電極層を、パターン式インクジェット電極層としたことを特徴とする。ある変形例において、前記第1電極層をカソード層とし、前記第2電極層をアノード層とする。他の変形例において、前記第1電極層をアノード層とし、前記第2電極層をカソード層とする。最も便利なように、前記機能層を、前記EL装置によって放射すべき光に対して好適には透明である基板上に設ける。上述したように、電荷輸送および注入層のような1つ以上の機能層を、任意の(インクジェット)電極層と電界発光層との間に堆積してもよい。
【0068】
低融点金属または合金の電極層を堆積する特に好適な方法は、所望のパターンにしたがって設けられた金属または合金電極を具える電界発光層を製造する方法において、該方法が、溶けた金属または合金を表面上に前記所望のパターンにしたがってインクジェット印刷し、このようにして、前記表面上にインクジェット印刷された溶けた金属または合金の冷却に応じて、前記金属または合金電極を形成するステップを含むことを特徴とする方法である。
【0069】
本発明は、溶けた金属または合金を加熱したインクジェットヘッドから放出するステップを含む。より低い温度の表面上に堆積された場合、前記溶けた金属は冷却され、用いられた金属(合金)の融点に応じて、凝固する。熱ショックを減らすため、前記基板表面を加熱してもよい。前記電極層を形成した後、インクジェット印刷中に前記層において生じるかもしれないなんらかの応力を除去するために、前記電極層をその融点以上に加熱し、次に再び凝固させることを含む後処置を行ってもよい。
【0070】
溶けた金属または合金のインクジェット印刷は、低融点を有する低仕事関数金蔵または合金を堆積するのに特に魅力的である。容易に酸化する低仕事関数金属の酸化を防ぐために、インクジェット印刷を、窒素またはアルゴン雰囲気のような不活性雰囲気中で行うべきである。
【0071】
二重金属層を、この方法において、双方の層の金属または合金を含む解けた金属混合物を放射することによって設けることもでき、前記溶けた金属は、基板上に堆積されたとき、冷却に応じて相分離し、前記二重層電極を形成する。
【0072】
本発明による方法の他の実施形態は、所望のパターンにしたがう金属または合金電極を具える電界発光装置を製造する方法において、前記電極の堆積が、金属または合金に変化させることができる前駆物質インクを前記所望のパターンにしたがって表面上にインクジェット印刷し、次に、前記表面上にインクジェット印刷された前駆物質インクを金属または合金に変化させ、このようにして前記所望のパターンにしたがう電極を形成するステップを含む、方法である。
【0073】
この方法は、いくつかの見地において、上述した融解金属方法の一般化である。しかしながら、一般に、前記前駆物質インクは、金属または合金が、(金属)ゾル、懸濁液、溶液または乳液のようなある程度便利な形状において存在する流体である。この方法は、高い融点を有する金属または合金を具える電極層を設けるべき場合、特定の用途のものである。
【0074】
使用する前駆物質インクの形式に応じて、前記変化を、例えば、過熱、放射線、または、減圧への露出を用いることによって行ってもよく、単なる溶媒の除去または(加えて)化学変化を含んでもよい。
【0075】
他の実施形態は、所望のパターンにしたがう金属または金属電極を具える電界発光装置を製造する方法において、該方法が、
選択層を表面上に、所望のパターンまたはこれに相補的なパターンにしたがってインクジェット印刷するステップであって、前記選択層が、金属、合金、または、金属または合金を得ることができる前駆物質インクを、前記表面上に選択的に堆積することを可能にする、ステップと、
任意に、前記前駆物質インク、金属または合金によって、前記所望のパターンにしたがって設け、このようにして、前記金属または合金電極を形成するステップとを含む方法である。
【0076】
本発明の一実施形態において、前記選択層は、前記金属、合金または前駆物質に関して、前記選択層によって覆われない前記表面の部分より高い親和力を有する。この場合において、前記選択層のパターンは、前記所望のパターンに対応する。このような選択層の一例は、上に金属または合金を無電極放電によって選択的に堆積することができるアクティベーション層である。このようなアクティベーション層と、このようなアクティベーション層を準備するのに使用されるインクとは、当該技術分野において既知である。他の例として、前記選択層を、溶けた金属または合金、または、このような金属または合金に変化させることができる前駆体インクを選択的に吸収することができる粘着層とする。このような粘着層は、当該技術分野において既知である。
【0077】
方法の他の実施形態において、前記選択層は、前記前記金属、合金または前駆物質に関して、前記選択層によって覆われない前記表面の部分より低い親和力を有する。この場合において、前記選択層のパターンを前記所望のパターンと相補的にする。この形式の選択層は、該選択層が、前記電極が電荷を前記EL層に供給する経路の一部でないという利点を有する。このような選択層の一例は、溶けた金属または合金、または、このような金属または合金に変化させることができる前駆体成分に関してあまり濡れない層である。このような層は、当該技術分野において既知である。一般に、フォトレジスト層のような無極層が、この目的に好適である。
【0078】
前記選択層を含むすべての実施形態において、浸漬コーティング、カーテンコーティング、ドクターブレーディング、スピンコーティングまたはスプレーコーティングのような簡単な非選択的コーティング方法を使用し、前記電極材料を堆積することができる。
【0079】
以上、本発明を、当該技術分野において発光ダイオードとも呼ばれるダイオード形式の電界発光装置に関して主に考察したが、本発明による装置を、どのような電界発光装置としてもよい。無機形式のものでもよいが、有機形式が好適である。1つの極性のみの電荷キャリヤの注入が光の発生に十分である単極電界発光装置でもよい。後者の形式は、観察できる光の放射を得るのに異なった仕事関数の電極を必要としない米国特許明細書第5682043号に開示された発光セル(LEC)と、ホールを注入するのに高い仕事関数の電極を必要とし、電子を注入するのに低い仕事関数の電極を必要とする発光ダイオード(LED)とを含む。電荷注入電極を互いに関して下に、または代わりに隣接して配置した電界発光装置も含む。
【0080】
本発明のこれらおよび他の態様は、以下に記載の実施形態の参照とともに明らかになるであろう。
【0081】
図1は、本発明によるインクジェットプリント電極を具える発光ダイオード形式のEL装置の一実施形態の断面を透視平面図において図式的に示す。
【0082】
図示したEL装置1は、一般的にEL装置1によって放射される光に対して透明だが、本発明に必須ではない基板2を有する。基板2に、線および空間のパターンにしたがって設けられた列導体3を設ける。列電極3は、電荷を、電荷輸送/注入層5を経て、一緒にパターン化EL層を形成する電界発光層7R、7G、7Bに供給する。フルカラー装置において、EL層7R、7Gおよび7Bの電界発光材料を、隣接するEL層の3つ組においてグループ化し、3つ組の7R、7G、7Bの各EL層は、EL装置1の動作中に、赤色、緑色および青色の光を各々放射するしかしながら、これは、本発明に必須ではない。各EL層7R、7Gおよび7Bは、例えば、同じ色を放射してもよく、または、前記装置を、例えば2つの形式の発光層を有する多色装置としてもよい。EL層7R、7G、7Bは、列電極3に対して横切って延びる。その後、EL層7R、7G、7Bを覆って、複数のインクジェット行電極9を、電極3に対して横切って延びる線および空間のパターンにしたがって設ける。列電極3および行電極9の交点において、さらに特に、列電極3と、電荷輸送層5と、EL層7R、7G、7Bと、行電極9とが重なる領域において、独立にアドレス可能なEL素子を形成し、これらのEL素子は、一緒にパッシブマトリックスディスプレイを形成する。前記行導体9を、インク滴205を放出するノズル203を有するインクジェットヘッド201を使用してインクジェット印刷する。行電極9の長手方向に対して垂直の面における行電極9の横輪郭は、表面において静止する流体の滴の特徴的な形状を有し、支持基板表面に関する接触角θによって特徴付けられる。行電極9は、5ないし100μmの最大厚を有する横断面を有する。この特定の横断面を有する行電極9を、溶けた金属または合金を前記基板表面にインクジェットすることによって得ることができる。
【0083】
本発明に必須でないが好適には、列電極3を、放射すべき光に対して透明にする。透明列電極材料の便利な選択は、ITOであり、この場合において、列電極3は、一般に、EL層7R、7G、7Bにホールを供給するように働く。この場合において、インクジェット印刷行電極9は、電子を前記EL層に供給するように働く。
【0084】
図2は、本発明によるインクジェット印刷電極層を具えるEL装置の他の実施形態の平面図を図式的に示す。
【0085】
図3は、図2のラインI−Iに沿った断面図を図式的に示す。
【0086】
図2および3を参照し、EL装置21は、列電極3および行電極29の交点において形成された独立にアドレス可能なEL素子31を具えるパッシブマトリックスEL装置である。電極2と29との間に、列電極3と平行に延びるEL層27R、27G、27Bを挟む。列電極3は、電荷をEL層27R、27G、27Bに、電荷輸送/注入層5を介して供給する。行電極29は、図1に示す“表面上に静止する滴”横断面を有するインクジェット印刷電極である。
【0087】
図4は、本発明によるパッシブマトリックスEL装置の一実施形態の断面図を図式的に示す。
【0088】
EL装置41はEL装置1と、EL装置41がインクジェット印刷行電極49をパターン化するレリーフパターン51を有することを除いて同様である。前記レリーフパターンは、EL層47R、47G、47Bをパターン化するようにも働く。この実施形態において、隣接する列電極3の間のクロストーク、特に漏れ電流を減らすために、前記レリーフパターンを、電荷輸送/注入層45のパターン化にも使用するが、これは本発明に必須ではない。好適には、EL層47R、47G、47Bおよび電荷輸送/注入層45を、インクジェット印刷を使用して設けてもよい。同じレリーフパターンを、すべてのこれらの層のパターン化にも使用することは、EL装置41を簡単で効率的に製造することを可能にする。
【0089】
図5は、本発明によるインクジェット印刷電極を具えるEL装置の他の実施形態の平面図を図式的に示す。
【0090】
図6は、図5におけるラインII−IIに沿った断面図を図式的に示す。
【0091】
EL装置61は、EL装置21と同様であり、上に列電極3を設けた基板2を具える。EL層67R、67G、67Bを、前記列電極3と、金属または合金を具えるインクジェット印刷行電極69との間に挟む。しかしながら、EL装置21と相違して、EL装置61は、EL層67R、67G、67Bをパターン化するレリーフパターン71を有する。この実施形態において、列電極3の間のクロストーク、特に漏れ電流を減らすために、前記レリーフパターンを電荷輸送/注入層65のパターン化にも使用するが、これは本発明に必須ではない。インクジェット印刷行電極69は、電荷をEL層67R、67G、67Bに、パターン化電荷輸送/注入層73を経て供給する。前記電極は、横電荷輸送を与え、これは、前記ディスプレイ領域の外部から前記ディスプレイ領域の適切な部分への輸送であり、縦電荷輸送を、パターン化電荷輸送/注入層73を経て与える。層73は、代表的に画素のサイズの領域を横切る横電荷輸送を与えるだけでよいため、この配置は、一方において、優秀な注入特性を有するがその導電率が発光ディスプレイ領域全体を横切って横電荷輸送を与えるには不十分な電荷輸送/注入材料の使用を可能にし、他方において、十分な導電率を有するが不満足な電荷輸送特性を有する金属電極の使用を可能にする。行電極69の間のクロストーク、特に漏れ電流を減らすために、本発明に必須ではないが、電荷輸送/注入層73を相互に分離した電荷輸送/注入領域にパターン化するレリーフパターンを使用し、隣接する行電極69が任意のこのような領域を介して接触しないようにしてもよい。この場合において、レリーフパターン71を、図5に示すように、マトリックスの形態において設け、このマトリックスの行は、層73を適宜にパターン化するように働き、列は、EL層67R、67G、67Bをパターン化するように働く。前記EL装置は、列電極3および行電極69の交点において独立にアドレス可能な電極を有する。このEL装置61のEL素子の発光領域は、EL層67R、67G、67Bと、電荷輸送/注入層65と、電荷輸送/注入層73とが重なった領域に対応する。
【0092】
図7は、本発明による分割ELディスプレイ装置の一実施形態の平面図を図式的に示す。
【0093】
EL装置81は、点線によって囲まれた領域によって示される共通電極83と、電荷をEL装置81のEL層(図示せず)に供給する金属または金属合金を具えるインクジェット印刷電極部分89の分割電極層とを有する。電極部分89は、数字8を表すパターンにしたがって設けられ、独立にアドレス可能であり、共通電極83と適切な部分電極89との間に電圧を印加することによって、数字0ないし9を表示することを可能にする。
【0094】
図8は、本発明による他のEL装置の平面図を図式的に示す。
【0095】
EL装置101は、基板102を具え、基板102の上に、電荷をEL層(図示せず)から該EL装置に供給する電極103を設ける。前記装置は、文字“E”の形状におけるパターンにしたがって設けられた金属または合金を具えるインクジェット印刷電極109をさらに具える。適切な電圧を電極102および103に印加すると、文字“E”が明るくなる。
【0096】
例1
すべてマイクロドロップによって供給される、制御されたヒータおよび67μmのノズル径を有する単一のノズル(マイクロディスペンサヘッド、タイプMD−K−140H)を有するインクジェットヘッドと、インク貯蔵部(タイプMD−V−304)と、垂直コンテナおよび配管(タイプMD−H−715H)と、ドライバエレクトロニクス部(タイプMD−E−201H)とを装備するインクジェットプリンタを、その全体において、42℃の温度にし、前記インク貯蔵部を液体ガリウムで満たす。ガリウムは、融点約30℃の低融点金属であり、約4.2eVの低い仕事関数を有する。前記ノズルは、直径90μmのガリウムの滴を放出する。溶けたガリウムの粘度は数cPと低いため、前記ノズルに、40μmのダンピングスロットルを設ける。前記ノズルの下に、放出された解けた金属的が酸化されるのを防ぐために、窒素ガス流を設置する。
【0097】
ソーダ石灰ガラス基板を、移動可能なXYテーブル上に置き、前記インクジェットヘッドを、前記基板上に位置付ける。テーブルおよび基板の双方を、室温(約23℃)とする。
【0098】
前記XYテーブルを速度20mm/秒で移動し、溶けたガリウムのインク滴を75Hzの滴下頻度において放出しながら、金属の連続的なラインを前記基板の表面に印刷し、このようにして、低仕事関数金属のパターン化インクジェット印刷電極を形成する。前記溶けた金属が凝固した後、EL装置における電極として使用するのに好適なGa金属の110μm幅のラインが得られる。前記電極は、最大約70μmの横輪郭を有する。前記インクジェットヘッドが辿った経路に沿った電極の最大厚の点を接続することによって得られた輪郭は、最小70μm厚、最大90μm厚を有する起伏を示し、前記最大厚は、インク滴がインクジェット中に前記基板にあたった位置に対応する。前記ラインの方向に対して垂直の面における横輪郭は、形状において凸状である。さらに特に、表面において静止する液体の滴の断面の形状を有する。
【0099】
300Hzの滴下頻度を使用して実験を繰り返すと、約185μm幅で、約45μmの最大厚を有する横断面を有するGa金属の連続ラインが得られる。前記インクジェットヘッドが辿った経路に沿った電極の最大厚の点を接続することによって得られた輪郭は、最小45μm厚、最大66μm厚を有する起伏を示し、前記最大厚は、インク滴がインクジェット中に前記基板にあたった位置に対応する。110μmと185μmの間の任意のライン幅を、75と300Hzの間の適切な滴下頻度を選択することによって得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインクジェットプリント電極を具える発光ダイオード形式のEL装置の一実施形態の断面を透視平面図において図式的に示す。
【図2】本発明によるインクジェット印刷電極層を具えるEL装置の他の実施形態の平面図を図式的に示す。
【図3】図2のラインI−Iに沿った断面図を図式的に示す。
【図4】本発明によるパッシブマトリックスEL装置の一実施形態の断面図を図式的に示す。
【図5】本発明によるインクジェット印刷電極を具えるEL装置の他の実施形態の平面図を図式的に示す。
【図6】図5におけるラインII−IIに沿った断面図を図式的に示す。
【図7】本発明による分割ELディスプレイ装置の一実施形態の平面図を図式的に示す。
【図8】本発明による他のEL装置の平面図を図式的に示す。

Claims (10)

  1. 電界発光装置において、電荷を該電界発光装置の電界発光層に供給するパターン式インクジェット印刷された電極を具え、前記電極が金属または合金を具えることを特徴とする電界発光装置。
  2. 電界発光装置において、電荷を電界発光層に供給するパターン化電極を具え、前記電極が、金属または合金を具えると共に少なくとも5μmの最大厚を有する横断面を有することを特徴とする電界発光装置。
  3. 請求項1または2に記載の電界発光装置において、前記金属または合金が250℃以下の融点を有することを特徴とする電界発光装置。
  4. 請求項1、2または3に記載の電界発光装置において、前記dね極を、電子を前記電界発光層に供給する電極としたことを特徴とする電界発光装置。
  5. 請求項4に記載の電界発光装置において、前記電極が4.5eV以下の仕事関数を有することを特徴とする電界発光装置。
  6. 請求項1、2、3または4に記載の電界発光装置において、前記パターン式インクジェット印刷電極をパターン化するレリーフパターンをさらに具えることを特徴とする電界発光装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の電界発光装置において、該装置を、行電極と列電極との間に挟まれた1つ以上の電界発光層を具え、独立にアドレス可能な電界発光素子を行および列電極の交点において形成したパッシブ形式のマトリックスディスプレイ装置とし、前記行電極を、金属または合金を具えるパターン式インクジェットプリント電極としたことを特徴とする電界発光装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の電界発光装置を設けた、携帯電話機のようなバッテリ動作および/または携帯用電子装置。
  9. 所望のパターンにしたがって設けた金属または合金電極を具える電界発光装置を製造する方法において、該方法が、金属または合金電極を所望のパターンにしたがう基板表面上における1つ以上の堆積ステップによる堆積を含み、前記堆積が、前記所望のパターンまたはこれに相補的なパターンにしたがってインクジェット印刷する堆積ステップを含むことを特徴とする方法。
  10. 請求項9に記載の、所望のパターンにしたがって設けた金属または合金電極を具える電界発光装置を製造する方法において、溶けた金属または合金を表面上に前記所望のパターンにしたがってインクジェット印刷し、このようにして、前記表面上にインクジェット印刷された溶けた金属または合金の冷却に応じて、前記金属または合金電極を形成するステップを含むことを特徴とする方法。
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