JP2004513068A - アラントイン含有皮膚クリーム - Google Patents
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Abstract
アラントイン含有皮膚クリーム組成物は、アラントイン、および実質的に親水性であり、水溶性である少なくとも1つの陰イオン性または非イオン性乳化剤を含むことができる。組成物のpHは、約3.0〜約6.0の範囲であり、好ましくは、組成物のpHは、約5.0〜約6.0である。組成物は、酸性陰イオン性ポリマーをさらに含むことができる。好ましい酸性陰イオン性ポリマーは、カルボキシポリメチレンポリマーである。組成物は、ガラクトアラビナン、ポリガラクトースまたはポリアラビノースのような炭水化物ポリマーをさらに含むことができる。組成物はさらに、ハーブ抽出物、酸化防止剤成分、皮膚軟化剤成分、キレート化剤、溶媒成分、または防腐剤成分のような他の成分を含むことができる。組成物は、皮膚保護剤として有用である
Description
【0001】
[相互参照]
本出願は、Elliott Farberにより2000年5月12日に出願された「アラントイン含有皮膚クリーム(Allantoin−Containing Skin Cream)」という表題の出願第09/570,266号の一部継続出願であり、同様にその出願は、Elliott Farberにより1999年7月23日に出願された「改良された安定性を有する水中油型エマルジョン(Oil−in−Water Emulsion With Improved Stability)」という表題の出願第09/360,095号の一部継続出願である。これらの先願の両方が、その全文を参照により本明細書に援用される。
【0002】
[発明の背景]
本発明は、改良された安定性を有する水中油型エマルジョン中にアラントインを含有する皮膚クリームに関する。
【0003】
アラントインは、化粧品用途で、特に皮膚クリーム用に一般的に使用される成分であり、それは皮膚保護機能を発揮する。多くのこのような化粧品組成物および他の組成物は、エマルジョン、特に水中油型エマルジョンとして調製される。かかる組成物で使用される1つの乳化剤系は、ラウリル硫酸ナトリウムおよび蜜蝋の組合せである。ラウリル硫酸ナトリウム溶液は、約9.5のpHを有するアルカリ性であるものの、その有機酸と蜜蝋の同時使用により、約6.8〜約7.5のpHを有する複雑な中和系が生じる。しかしながら、6.8〜7.5のpH範囲を有するかかる系では、アラントインは、経時的に、また40℃での加速安定性試験で、著しく分解する。皮膚に塗布するための化粧品および他の用途は、典型的に、室温で使用者により保管され、室温は、気候条件により変動するので、このような安定度は望ましくない。したがって、アラントインの安定性が増大したアラントインを含有する水中油型乳化組成物が必要である。
【0004】
特に、重症で治療が困難な多くの皮膚状態を治療するのに適切な組成物が必要である。これらの皮膚状態の1つは、表皮水疱症である。これは、皮膚が崩壊し、大きな水疱が出現する深刻な遺伝性皮膚障害である。これらの水疱は、従来法により治療することが困難である。治療の改善が必要な他の皮膚疾患は、圧迫性潰瘍、褥瘡性潰瘍またはとこずれ、および糖尿病性潰瘍、ならびに稗粒腫である。したがって、これらの疾患を治療するのに適切な改良された組成物が必要である。
【0005】
[概要]
一般に、本発明による組成物は、以下の:
(1)アラントイン、および
(2)実質的に親水性であり、水溶性である少なくとも1つの陰イオン性または非イオン性乳化剤
を含む水中油型エマルジョンを含む。
【0006】
上記組成物のpHは、約3.0〜約6.0の範囲である。このpH範囲は、アラントインを安定化し、長時間の組成物の保管を実践させる。好ましくは、上記組成物のpHは、約5.0〜約6.0の範囲である。
【0007】
典型的に、上記少なくとも1つの陰イオン性または非イオン性乳化剤は、以下の:
(1)酸性陰イオン性ポリマー、
(2)ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、オレイルコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、およびラウリルサルコシン酸ナトリウムからなる群から選択される陰イオン性乳化剤、
(3)鎖長が8〜22個の炭素原子の範囲であるエトキシ化エーテルまたはエトキシ化エステルである非イオン性乳化剤、
(4)ステアリン酸グリセリル、
(5)セチルアルコール、
(6)ステアリン酸、
(7)ステアロイル乳酸ナトリウム、
(8)イソステアロイル乳酸ナトリウム、
(9)トリエタノールアミン、
(10)エーテル中のポリエチレングリコール部分の数が6〜40であるセテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテル、および
(11)蜜蝋
からなる群から選択される。
【0008】
上記組成物は、ガラクトアラビナン、ポリガラクトース、およびポリアラビノースからなる群から選択される炭水化物ポリマーをさらに含むことができる。典型的に、上記炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナンである。
【0009】
本発明の一実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、および
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)酸性陰イオン性ポリマー、および
(b)ステアリン酸のポリエチレングリコールエステル
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。
【0010】
上記組成物のpHは、約3.0〜約6.0である。好ましくは、上記組成物のpHは、約5.0〜約6.0である。
典型的に、この実施形態では、上記酸性陰イオン性ポリマーは、カルボキシポリメチレンポリマーである。
【0011】
上記組成物は、炭水化物ポリマーをさらに含むことができる。典型的に、上記炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナン、ポリガラクトース、およびポリアラビノースからなる群から選択される。好ましくは、上記炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナンである。
【0012】
本発明の別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、および
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)酸性陰イオン性ポリマー、および
(b)実質的に親水性であり、水溶性である陰イオン性乳化剤
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物であって、上記組成物のpHは、約3.0〜約6.0の範囲に調節される組成物である。好ましくは、上記組成物のpHは、約5.0〜約6.0の範囲に調節される。
【0013】
上記陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、オレイルコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、およびラウリルサルコシン酸ナトリウムからなる群から選択され得る。好ましくは、上記陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウムである。
【0014】
上記組成物は、ガラクトアラビナン、ポリガラクトース、およびポリアラビノースからなる群から選択される炭水化物ポリマーをさらに含むことができる。好ましくは、上記炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナンである。
【0015】
本発明の別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、
(2)酸性陰イオン性ポリマーを含む乳化剤系、および
(3)組成物のpHを約3.0〜約6.0の範囲の値に調節するための塩基
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。好ましくは、上記組成物のpHは、約5.0〜約5.5である。
【0016】
好ましくは、上記酸性陰イオン性ポリマーは、カルボキシポリメチレンポリマーである。好ましくは、上記塩基は、トリエタノールアミンのような有機塩基である。
【0017】
別の実施形態では、上記組成物は、以下の:
(1)アラントイン、
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)酸性陰イオン性ポリマー、および
(b)炭素鎖長が8〜22個の炭素原子の範囲であるエトキシ化エーテルまたはエトキシ化エステルである非イオン性乳化剤
を含む水中油型エマルジョンを含み、ここで上記組成物のpHは、約3.0〜約6.0である。好ましくは、上記組成物のpHは、約5.0〜約6.0である。
【0018】
この実施形態では、上記乳化剤系は、ステアリン酸グリセリルをさらに含むことができる。
この実施形態はまた、上述のような炭水化物ポリマーを含むことができる。
【0019】
本発明のさらに別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)ステアロイル乳酸ナトリウム、
(b)イソステアロイル乳酸ナトリウム、
(c)任意に、トリエタノールアミン、
(d)任意に、炭素鎖長が8〜22個の炭素原子の範囲であるエトキシ化エーテルまたはエトキシ化エステルである非イオン性乳化剤からなる群から選択される少なくとも1つの非イオン性乳化剤
(3)pHを約3.0〜約6.0の範囲に調節するための酸
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。好ましくは、上記pHは、約5.0〜約5.8の範囲に調節される。
典型的に、上記酸は、クエン酸である。
【0020】
本発明のさらなる別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、および
(2)セテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテル中のポリエチレングリコール部分の数が6〜40である少なくとも1つのセテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテルを含む乳化剤、および
(3)組成物のpHを約5.0〜約5.8の範囲に調節するための酸
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。
【0021】
この実施形態に関して、上記酸もまた典型的に、クエン酸である。
この実施形態に関して、上記乳化剤系は典型的に、セテアレス−25およびセテアレス−6を含む。
【0022】
本発明のさらに別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)ステアリン酸のポリエチレングリコールエステル、および
(b)ステアリン酸グリセリル
および
(3)組成物のpHを約3.0〜約6.0の範囲に調節するための酸
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。好ましくは、上記pHは、約5.0〜約5.8の範囲に調節される。
【0023】
典型的に、この実施形態では、上記ステアリン酸のポリエチレングリコールエステル中のエチレングリコール部分の数は、25〜100である。好ましくは、上記ステアリン酸のポリエチレングリコールエステルは、ステアリン酸PEG−100である。典型的に、この実施形態では、上記酸は、クエン酸である。
【0024】
本発明のさらなる別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、
(2)炭水化物ポリマー、および
(3)以下を含む乳化剤系:
(a)蜜蝋、および
(b)実質的に親水性であり、水溶性である陰イオン性乳化剤
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物であって、上記組成物のpHは、約3.0〜約6.0の範囲である組成物である。好ましくは、上記pHは、約5.0〜約6.0の範囲である。
【0025】
この実施形態における上記炭水化物ポリマーは、上述の通りである。
典型的に、実質的に親水性であり、水溶性である上記陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、オレイルコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、およびラウリルサルコシン酸ナトリウムからなる群から選択される。好ましくは、上記陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウムである。
上記組成物は、上記pHを調節するためのクエン酸をさらに含むことができる。
【0026】
これら実施形態すべてに関して、上記組成物は、以下に記載する1つまたはそれ以上のさらなる成分を含むことができる。
上記組成物は、ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含む皮膚軟化剤成分を含むことができる。
【0027】
上記組成物は、ブチル化ヒドロキシトルエンのような皮膚軟化剤を含むことができる。
上記組成物は、オトギリソウ抽出物、ウィッチヘーゼル抽出物、カモミール抽出物、およびアルニカ抽出物のようなハーブ抽出物を含むことができる。
【0028】
上記組成物は、メチルパラベン、プロピルパラベン、およびジアゾリジニルウレアからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤を含む防腐剤成分を含むことができる。
上記組成物は、EDTA四ナトリウムのようなキレート剤を含むことができる。
【0029】
上記組成物は、プロピレングリコール、ブチレングリコール、およびグリセリンからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む溶媒成分を含むことができる。好ましくは、上記溶媒は、プロピレングリコールである。
組成物の範囲を、これら実施形態のそれぞれについて開示する。
【0030】
[説明]
本発明による組成物は、以下の:
(a)アラントイン、および
(b)実質的に親水性であり、水溶性である少なくとも1つの陰イオン性または非イオン性乳化剤
を含む水中油型エマルジョンを含む。
【0031】
上記組成物は、組成物の分解を促進し得る金属イオンを結合するキレート剤のような他の成分をさらに含むことができる。特に好ましいキレート剤は、EDTAである。EDTAは、組成物のpHに依存して様々な酸または塩の形態(例えば、EDTA自体、EDTA二ナトリウム、またはEDTA四ナトリウム)で添加することができる。
【0032】
組成物のpHは、約3.0〜約6.0の範囲である。このpH範囲は、アラントインを安定化し、長時間の組成物の保管を実践させる。好ましくは、pHは、約5.0〜約6.0の範囲である。
【0033】
典型的に、少なくとも1つの陰イオン性または非イオン性乳化剤は、以下の:
(1)酸性陰イオン性ポリマー、
(2)ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、オレイルコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、およびラウリルサルコシン酸ナトリウムからなる群から選択される陰イオン性乳化剤、
(3)鎖長が約8〜22個の炭素原子の範囲であるエトキシ化エーテルまたはエトキシ化エステルである非イオン性乳化剤、
(4)ステアリン酸グリセリル、
(5)セチルアルコール、
(6)ステアリン酸、
(7)ステアロイル乳酸ナトリウム、
(8)イソステアロイル乳酸ナトリウム、
(9)トリエタノールアミン、
(10)エーテル中のポリエチレングリコール部分の数が約6〜40であるセテアリルアルコールのポリエチレングリコールエステル、および
(11)蜜蝋
からなる群から選択される。
【0034】
上記組成物は、ガラクトアラビナン、ポリガラクトース、およびポリアラビノースからなる群から選択される炭水化物ポリマーをさらに含むことができる。典型的に、炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナンである。
【0035】
アラントインを含有する改良型組成物の一実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、および
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)酸性陰イオン性ポリマー、および
(b)ステアリン酸のポリエチレングリコールエステル
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。
【0036】
組成物のpHは、約3.0〜約6.0の範囲に調節される。好ましくは、pHは、約5.0〜約6.0の範囲に調節される。pHは、必要に応じて、水酸化ナトリウムまたは他の塩基で調節される。
【0037】
酸性陰イオン性ポリマーは、好ましくはカルボキシポリメチレンポリマーである。かかるポリマーは、「Carbomer」および「Carbopol」という商品名で販売されている。適切なカルボキシポリメチレンポリマーは、「Carbomer」という商品名で、B.F. Goodrichから販売されている。これは、ポリアクリル酸がアリルスクロースまたはアリルペンタエリスリトールにより1〜2%架橋されたわずかに架橋されたポリアクリル酸である。このポリマーの結果として生じる分子量範囲は、約2×106ダルトン〜約1×109ダルトンである。このポリマーの平均分子量は、約4×106ダルトンである。
好ましくは、カルボキシポリメチレンポリマーの濃度は、組成物の約0.5%〜約2%である。
【0038】
上記組成物は、炭水化物ポリマーをさらに含むことができる。好ましくは、炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナンである。ガラクトアラビナンは、カラマツ属(カラマツ)の樹木から得られ、純粋な形態で水により容易に抽出可能なヘミセルロース生成物である。ガラクトアラビナンは、とりわけ、ニンジン、トマト、メープルシロップ、ダイズ、および小麦粉のようなありふれた食品でヒトにより消費されている。ガラクトアラビナンの分子量は、約20,000である。ガラクトアラビナンの適切な供給源は、Larex, Inc(White Bear Lake, MN)である。典型的に、上記組成物は、約1%〜約25%のガラクトアラビナンを含有する。好ましくは、上記組成物は、約2%〜約10%の炭水化物ポリマーを含有する。
【0039】
本発明による組成物のこの実施形態は、他の成分をさらに含むことができる。例えば、上記組成物は、なめらかにするための皮膚軟化剤成分を含むことができる。皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含むことができる。
【0040】
上記組成物はまた、タラ肝油のような成分の酸敗を防止する酸化防止剤を含むことができる。好ましい酸化防止剤は、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)である。
【0041】
上記組成物は、溶媒成分をさらに含むことができる。典型的に、溶媒成分は、プロピレングリコール、グリセリン、またはブチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含むことができる。好ましくは、溶媒成分は、プロピレングリコールである。
【0042】
上記組成物は、防腐剤成分をさらに含むことができる。防腐剤成分は、メチルパラベン、プロピルパラベン、およびジアゾリジニルウレアからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤を含むことができる。好ましくは、防腐剤成分は、メチルパラベン、プロピルパラベン、およびジアゾリジニルウレアを含む。
【0043】
上記組成物は、芳香剤をさらに含むことができる。芳香剤の使用は、化粧品の技術分野、および一般市販薬配合の技術分野で既知であり、多くの適切な芳香剤が当該技術分野で既知である。クリームの安定性および機能は、芳香剤の有無によって変更されない。
【0044】
任意に、上記組成物のこの実施形態は、ハーブ抽出物をさらに含むことができる。ハーブ抽出物は、オトギリソウ抽出物、ウィッチヘーゼル抽出物、カモミール抽出物、およびアルニカ抽出物の1つまたはそれ以上を含むことができる。しかしながら、これらのハーブ抽出物は典型的に、この実施形態では省略される。
【0045】
上記組成物のこの実施形態はさらに、タンパク質、保湿剤、他の防腐剤、エッセンシャルオイル、他のビタミン、着色剤、ヒドロキシ酸、他の植物抽出物、キレート化剤、遮光剤、ヒアルロン酸ナトリウム、脂質、脂肪酸、増粘剤、パンテノール等のような他の成分を任意に含むことができる。かかる成分の使用は、化粧品の技術分野、および一般市販薬の技術分野では慣例的である。典型的な遮光剤は、メトキシケイ皮酸オクチルおよびベンゾフェノン−3である。
【0046】
以下の考察では、約5.0〜約6.0のpH範囲を有する本発明のこの実施形態による好ましい組成物に関する、範囲、好ましい濃度、および最適濃度について記載する。
【0047】
水は、上記組成物のこの実施形態の約50.0%〜約90.0%を構成することができる。好ましくは、水は、上記組成物のこの実施形態の約60.0%〜約85.0%を構成する。上記組成物のこの実施形態における水の最適濃度は、約69.95%である。
【0048】
カルボキシポリメチレンポリマーは、上記組成物のこの実施形態の約0.30%〜約3.0%を構成することができる。好ましくは、カルボキシポリメチレンポリマーは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成する。カルボキシポリメチレンポリマーの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.85%である。
【0049】
プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約9.0%を構成することができる。好ましくは、プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約4.0%〜約7.0%を構成する。プロピレングリコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約5.70%である。
【0050】
ステアリン酸PEG−100は、上記組成物のこの実施形態の約0.25%〜約2.5%を構成することができる。好ましくは、ステアリン酸PEG−100は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成する。ステアリン酸PEG−100の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%である。
【0051】
ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約5.0%〜約15.0%を構成することができる。好ましくは、ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約8.0%〜約12.0%を構成する。ラノリン油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約10.60%である。
【0052】
セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約8.0%を構成することができる。セチルアルコールの好ましい濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約7.0%である。セチルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約4.20%である。
【0053】
ステアリルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約0.5%〜約6.0%を構成することができる。ステアリルアルコールの好ましい濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.75%〜約5.0%である。ステアリルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%である。
【0054】
タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約7.0%を構成することができる。好ましくは、タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約4.0%を構成する。タラ肝油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.00%である。
【0055】
ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.1%〜約1.0%を構成することができる。好ましくは、ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.20%〜約0.80%を構成する。ブチル化ヒドロキシトルエンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%である。
【0056】
メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。メチルパラベンの好ましい濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%である。メチルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.30%である。
【0057】
プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。プロピルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.25%である。
【0058】
ジアゾリジニルウレアは、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.25%を構成することができる。好ましくは、ジアゾリジニルウレアは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.20%を構成する。ジアゾリジニルウレアの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.15%である。
【0059】
アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成することができる。アラントインの好ましい濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約2.0%である。アラントインの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%である。
【0060】
芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.40%を構成する。芳香剤の最適濃度は、上記組成物の約0.20%である。上述のように、芳香剤は省略することができ、上記組成物が、敏感な個体または芳香剤に対するアレルギー反応のある個体での使用に関して意図される状況では、芳香剤を省略することが望ましい場合がある。
【0061】
トリエタノールアミンは、pHを調節するために、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約3.0%を構成することができる。トリエタノールアミンの好ましい濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.20%〜約2.0%である。トリエタノールアミンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.80%である。
【0062】
上記組成物の別の代替的実施形態では、乳化剤は、実質的に親水性であり、水溶性である陰イオン性乳化剤であり得る。この実施形態では、陰イオン性乳化剤は、ステアリン酸のポリエチレングリコールエステルを入れ替わる。この実施形態はさらに、カルボキシポリメチレンのような酸性陰イオン性ポリマーを含む。任意に、しかし好ましくは、上記組成物のこの代替的実施形態は、ガラクトアラビナンのような炭水化物ポリマーを含む。
【0063】
実質的に親水性であり、水溶性である陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、オレイルコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、およびラウリルサルコシン酸ナトリウムからなる群から選択され得る。特に好ましい陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウムである。
【0064】
ラウリル硫酸ナトリウムの市販の調製物は、約10.0のpHを有するように、十分に過剰な水酸化ナトリウムを含有する。この水酸化ナトリウムは、陰イオン性乳化剤がラウリル硫酸ナトリウムである場合にはpHを調節するのに使用することができ、この代替的実施形態では、さらなるアルカリが必要とされない場合がある。別の陰イオン性乳化剤を使用する場合、pHを調節するために、さらなるアルカリが必要であり得る。
【0065】
上記組成物のさらに別の代替的実施形態では、乳化剤系は、上述の酸性陰イオン性ポリマー、および炭素鎖長が、8〜22個の炭素原子の範囲であるエトキシ化エーテルまたはエトキシ化エステルである非イオン性乳化剤を含む。
好ましくは、酸性陰イオン性ポリマーは、上述のようにカルボキシポリメチレンである。
【0066】
上記組成物のこの代替的実施形態は、乳化剤系中にステアリン酸グリセリルをさらに含むことができる。
【0067】
上記組成物のこの実施形態は、約3.0〜6.0のpHを有し、典型的に酸を用いて、必要に応じて調節される。酸は、有機酸、無機酸、または両方の混合物であり得る。好ましくは、pHは、約5.0〜約6.0である。
上記組成物のこの実施形態は、上述のようにガラクトアラビナンのような炭水化物ポリマーをさらに含むことができる。
【0068】
上記組成物のこの実施形態では、好ましい有機酸としては、炭素鎖長が2〜22の範囲である有機酸が挙げられ、またモノカルボン酸、ジカルボン酸、またはトリカルボン酸であり得る。酸は、脂肪族であっても芳香族であってもよい。特に好ましい有機酸としては、クエン酸、アスコルビン酸、グリコール酸、乳酸、安息香酸、およびサリチル酸が挙げられる。最も好ましい有機酸は、クエン酸である。
【0069】
典型的に、上記組成物のこの実施形態では、無機酸は、強酸である。それは、モノプロトン酸、ジプロトン酸、またはトリプロトン酸であり得る。特に好ましい無機酸としては、塩酸、硫酸、およびリン酸が挙げられる。
【0070】
上記組成物のこの代替的実施形態は、皮膚軟化剤成分、酸化防止剤、溶媒成分、キレート剤、ハーブ抽出物、防腐剤、および芳香剤を含めた上述のような他の成分をさらに含むことができる。
【0071】
上記組成物は、タンパク質、保湿剤、他の防腐剤、精油、他のビタミン、着色剤、ヒドロキシ酸、他の植物抽出物、遮光剤、ヒアルロン酸ナトリウム、脂質、脂肪酸、増粘剤、パンテノール等のような他の成分をさらに含むことができる。かかる成分の使用は、化粧品の技術分野、および一般市販薬の技術分野で慣例的である。典型的な遮光剤は、メトキシケイ皮酸オクチル、およびベンゾフェノン−3である。
【0072】
上記組成物のさらに別の実施形態では、乳化剤系は、上述の酸性陰イオン性ポリマーを含み、この酸性陰イオン性ポリマーの一例は、Carbomerとして販売される。この実施形態では、pHは、有機塩基または無機塩基を用いて、約3.0〜約6.0の範囲に調節される。好ましくは、pHは、約5.0〜約5.5の範囲に調節される。好ましい有機塩基は、トリエタノールアミンである。好ましい無機塩基は、水酸化ナトリウムである。一般に、トリエタノールアミンのような有機塩基を使用することが好ましい。
【0073】
この実施形態は、他の成分をさらに含むことができる。例えば、本発明のこの実施形態は、溶媒成分をさらに含むことができる。典型的に、溶媒成分は、プロピレングリコール、グリセリン、またはブチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む。好ましくは、溶媒成分は、プロピレングリコールである。
【0074】
本発明のこの実施形態は、皮膚軟化剤成分をさらに含むことができる。皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含むことができる。好ましくは、皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、およびタラ肝油のすべてを含む。
【0075】
上記組成物のこの実施形態はまた、酸化防止剤を含むことができる。好ましい酸化防止剤は、ブチル化ヒドロキシトルエンである。
【0076】
本発明のこの実施形態は、防腐剤成分をさらに含むことができる。防腐剤成分は、メチルパラベン、およびプロピルパラベンからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤を含むことができる。好ましくは、防腐剤成分は、メチルパラベンおよびプロピルパラベンの両方を含む。
【0077】
上記組成物のこの実施形態は、上述のような芳香剤をさらに含むことができる。クリームの安定性および機能は、芳香剤の有無により変更しない。上述のように、場合によっては芳香剤を省略することが望ましい場合がある。
【0078】
以下の考察では、約5.0〜約6.0のpH範囲を有する本発明のこの実施形態による好ましい組成物に関する、範囲、好ましい濃度、および最適濃度について記載する。
【0079】
水は、上記組成物のこの実施形態の約50.0%〜約90.0%を構成することができる。好ましくは、水は、上記組成物のこの実施形態の約60.0%〜約80.0%を構成する。上記組成物のこの実施形態における水の最適濃度は、約73.55%である。
【0080】
カルボキシポリメチレンポリマーは、上記組成物のこの実施形態の約0.40%〜約3.0%を構成することができる。好ましくは、カルボキシポリメチレンポリマーは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成する。カルボキシポリメチレンポリマーの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.00%である。
【0081】
プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約9.0%を構成することができる。好ましくは、プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約4.0%〜約7.0%を構成する。プロピレングリコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約5.70%である。
【0082】
ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約5.0%〜約15.0%を構成することができる。好ましくは、ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約8.0%〜約12.0%を構成する。ラノリン油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約10.0%である。
【0083】
セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約8.0%を構成することができる。好ましくは、セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約7.0%を構成する。セチルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約3.00%である。
【0084】
タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約7.0%を構成することができる。好ましくは、タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約4.0%を構成する。タラ肝油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.00%である。
【0085】
ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.1%〜約1.0%を構成することができる。好ましくは、ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.30%〜約0.80%を構成する。ブチル化ヒドロキシトルエンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%である。
【0086】
メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。メチルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.30%である。
【0087】
プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。プロピルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.25%である。
【0088】
アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成することができる。好ましくは、アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約2.0%を構成する。アラントインの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%である。
【0089】
芳香剤は、存在する場合、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、存在する場合、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.40%を構成する。芳香剤の最適濃度は、存在する場合、上記組成物の約0.20%である。
【0090】
トリエタノールアミンは、pHを約5.0〜5.5の範囲の値に調節するために、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約3.0%を構成することができる。好ましくは、トリエタノールアミンは、示したようにpHを調節するために、上記組成物のこの実施形態の約0.20%〜約2.0%を構成する。トリエタノールアミンの最適濃度は、示したようにpHを調節するために、上記組成物のこの実施形態の約0.80%である。
【0091】
本発明による組成物のさらに別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、および
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)セチルアルコール、および
(b)ステアリン酸
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。
【0092】
この実施形態では、pHは、ある量の弱有機塩基の添加により、約3.0〜約6.0の範囲に調節される。好ましくは、pHは、約5.0〜約5.8の範囲に調節される。弱有機塩基は、エタノールアミン、ジエタノールアミンまたはトリエタノールアミンのようなアミン含有塩基であり得る。好ましい有機塩基は、トリエタノールアミンである。
【0093】
この実施形態は、他の成分をさらに含むことができる。例えば、本発明のこの実施形態は、溶媒成分をさらに含むことができる。典型的に、溶媒成分は、プロピレングリコール、グリセリン、またはブチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含むことができる。好ましくは、溶媒成分は、プロピレングリコールである。
【0094】
本発明のこの実施形態は、皮膚軟化剤成分をさらに含むことができる。皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含むことができる。好ましくは、皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、およびタラ肝油のすべてを含む。
上記組成物のこの実施形態はまた、酸化防止剤を含むことができる。好ましい酸化防止剤は、ブチル化ヒドロキシトルエンである。
【0095】
本発明のこの実施形態は、防腐剤成分をさらに含むことができる。防腐剤成分は、メチルパラベンおよびプロピルパラベンからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤を含むことができる。好ましくは、防腐剤成分は、メチルパラベンおよびプロピルパラベンの両方を含む。
【0096】
上記組成物のこの実施形態は、上述のような芳香剤をさらに含むことができる。クリームの安定性および機能は、芳香剤の有無により変更しない。上述のように、場合によっては芳香剤を省略することが望ましい場合がある。
【0097】
以下の考察では、pHが約5.0〜約5.8の範囲にある場合の本発明のこの実施形態による好ましい組成物に関する、範囲、好ましい濃度および最適濃度について記載する。
【0098】
水は、上記組成物のこの実施形態の約50.0%〜約90.0%を構成することができる。好ましくは、水は、上記組成物のこの実施形態の約60.0%〜約85.0%を構成する。上記組成物のこの実施形態における水の最適濃度は、約71.10%である。
【0099】
プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約9.0%を構成することができる。好ましくは、プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約4.0%〜約7.0%を構成する。プロピレングリコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約5.70%である。
【0100】
トリエタノールアミンは、上記組成物のこの実施形態の約0.2%〜約4.0%を構成することができる。好ましくは、トリエタノールアミンは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約3.0%を構成する。トリエタノールアミンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.25%である。
【0101】
ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約5.0%〜約15.0%を構成することができる。好ましくは、ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約8.0%〜約12.0%を構成する。ラノリン油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約10.60%である。
【0102】
セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約7.0%を構成することができる。好ましくは、セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約6.0%を構成する。セチルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約3.50%である。
【0103】
ステアリン酸は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約5.0%を構成することができる。好ましくは、ステアリン酸は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約4.0%を構成する。ステアリン酸の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.50%である。
【0104】
タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約7.0%を構成することができる。好ましくは、タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%〜約5.0%を構成する。タラ肝油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.0%である。
【0105】
ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.1%〜約1.0%を構成することができる。好ましくは、ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.2%〜約0.8%を構成する。ブチル化ヒドロキシトルエンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%である。
【0106】
メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。メチルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.30%である。
【0107】
プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、プロピルパラベンは、上記組成物の約0.15%〜約0.40%を構成する。プロピルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.25%である。
【0108】
アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成することができる。好ましくは、アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約2.0%を構成する。アラントインの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%である。
【0109】
存在する場合、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.40%を構成する。芳香剤の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.20%である。
【0110】
本発明による組成物のさらなる別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)ステアロイル乳酸ナトリウム、
(b)イソステアロイル乳酸ナトリウム、
(c)任意に、トリエタノールアミン、
(d)任意に、炭素鎖長が8〜22個の炭素原子の範囲であるエトキシ化エーテルまたはエトキシ化エステルである非イオン性乳化剤からなる群から選択される少なくとも1つの非イオン性乳化剤
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。
【0111】
ステアロリル乳酸ナトリウムは、ラクチルラクテート(lactyl lactate)のステアリン酸エステルのナトリウム塩である。イソステアリル乳酸ナトリウムは、ラクチルラクテートのイソステアリン酸エステルのナトリウム塩である。
【0112】
上記組成物のこの実施形態では、上記組成物は、pHを約3.0〜約6.0の範囲に調節するために、酸をさらに含む。好ましくは、pHは、約5.0〜約5.8の範囲に調節される。上述のように、酸は、無機酸または有機酸であり得る。好ましくは、酸は、弱有機酸である。最も好ましくは、酸は、クエン酸である。
【0113】
この実施形態は、他の成分をさらに含むことができる。例えば、本発明のこの実施形態は、溶媒成分をさらに含むことができる。典型的に、溶媒成分は、プロピレングリコール、グリセリン、またはブチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む。好ましくは、溶媒成分は、プロピレングリコールである。
【0114】
本発明のこの実施形態は、皮膚軟化剤成分をさらに含むことができる。皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含むことができる。好ましくは、皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、およびタラ肝油のすべてを含む。
【0115】
本発明のこの実施形態は、キレート化剤成分をさらに含むことができる。好ましくは、キレート化剤成分は、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウムである。
【0116】
本発明のこの実施形態は、防腐剤成分をさらに含むことができる。防腐剤成分は、メチルパラベン、およびプロピルパラベンからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤成分を含むことができる。好ましくは、防腐剤成分は、メチルパラベンおよびプロピルパラベンの両方を含む。
【0117】
上記組成物のこの実施形態はまた、酸化防止剤を含むことができる。好ましい酸化防止剤は、ブチル化ヒドロキシトルエンである。
【0118】
上記組成物のこの実施形態は、上述のような芳香剤をさらに含むことができる。クリームの安定性および機能は、芳香剤の有無により変更しない。上述のように、場合によっては芳香剤を省略することが望ましい場合がある。
【0119】
以下の考察では、pHが約5.0〜約5.8の範囲である場合の本発明のこの実施形態による好ましい組成物に関する、範囲、好ましい濃度、および最適濃度について記載する。
【0120】
水は、上記組成物のこの実施形態の約50.0%〜約90.0%を構成することができる。好ましくは、水は、上記組成物のこの実施形態の約60.0%〜約80.0%を構成する。上記組成物のこの実施形態における水の最適濃度は、約73.72%である。
【0121】
プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約9.0%を構成することができる。好ましくは、プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約4.0%〜約7.0%を構成する。プロピレングリコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約5.70%である。
【0122】
クエン酸は、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、クエン酸は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.40%を構成する。クエン酸の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.18%である。
【0123】
ステアロイル乳酸ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.30%〜約3.0%を構成することができる。好ましくは、ステアロイル乳酸ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.50%を構成する。ステアロイル乳酸ナトリウムの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.00%である。
【0124】
イソステアロイル乳酸ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約1.0%を構成することができる。好ましくは、イソステアロイル乳酸ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.1%〜約0.70%を構成する。イソステアロイル乳酸ナトリウムの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.25%である。
【0125】
EDTA四ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.25%を構成することができる。好ましくは、EDTA四ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.20%を構成する。EDTA四ナトリウムの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.15%である。
【0126】
ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約5.0%〜約15.0%を構成することができる。好ましくは、ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約8.0%〜約12.0%を構成する。ラノリン油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約10.60%である。
【0127】
セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約8.0%を構成することができる。好ましくは、セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約7.0%を構成する。セチルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約3.80%である。
【0128】
タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約7.0%を構成することができる。好ましくは、タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約4.0%を構成する。タラ肝油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.0%である。
【0129】
ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約1.0%を構成することができる。好ましくは、ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.20%〜約0.80%を構成する。ブチル化ヒドロキシトルエンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%である。
【0130】
メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。メチルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.30%である。
【0131】
プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。プロピルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.25%である。
【0132】
アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成することができる。好ましくは、アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約2.0%を構成する。アラントインの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%である。
【0133】
存在する場合、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.40%を構成する。芳香剤の最適濃度は、上記組成物の約0.20%である。
【0134】
本発明による組成物のさらなる別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、および
(2)少なくとも1つのセテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテルを含む乳化剤系
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。
【0135】
本発明による組成物中での使用に適切なセテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテルでは、エチレングリコール部分の数は、6〜40の範囲をとることができ、例えば、R(OCH2CH2)25OH(式中、R=CH3(CH2)16 〜 18)であり得る。本発明の一好適実施形態では、乳化剤系は、セテアレス−25およびセテアレス−6、すなわち、それぞれ25個および6個のエチレングリコールユニットを有するセテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテルの両方を含む。
【0136】
上記組成物のこの実施形態では、組成物は、約3.0〜約6.0の範囲にpHを調節するために、酸をさらに含む。好ましくは、pHは、約5.0〜約5.8の範囲に調節される。酸は、上述のように無機酸または有機酸であり得る。好ましくは、酸は、弱有機酸である。最も好ましくは、酸は、クエン酸である。
【0137】
この実施形態は、他の成分をさらに含むことができる。例えば、本発明のこの実施形態は、溶媒成分をさらに含むことができる。典型的に、溶媒成分は、プロピレングリコール、グリセリン、またはブチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含むことができる。好ましくは、溶媒成分は、プロピレングリコールである。
【0138】
本発明のこの実施形態は、キレート化剤成分をさらに含むことができる。好ましくは、キレート化剤成分は、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウムである。
【0139】
本発明のこの実施形態は、皮膚軟化剤成分を含むことができる。皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含むことができる。好ましくは、皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油のすべてを含む。
【0140】
上記組成物のこの実施形態はまた、酸化防止剤を含むことができる。好ましい酸化防止剤は、ブチル化ヒドロキシトルエンである。
【0141】
本発明のこの実施形態は、防腐剤成分をさらに含むことができる。防腐剤成分は、メチルパラベン、プロピルパラベン、およびジアゾリジニルウレアからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤成分を含むことができる。好ましくは、防腐剤成分は、メチルパラベン、プロピルパラベン、およびジアゾリジニルウレアのすべてを含む。
【0142】
上記組成物のこの実施形態は、上述のような芳香剤をさらに含むことができる。クリームの安定性および機能は、芳香剤の有無により変更しない。上述のように、場合によっては芳香剤を省略することが望ましい場合がある。
【0143】
以下の考察では、pHが約5.0〜約5.8の範囲に調節された場合の本発明のこの実施形態による好ましい組成物に関する、範囲、好ましい濃度、および最適濃度について記載する。
【0144】
水は、上記組成物のこの実施形態の約50.0%〜約90.0%を構成することができる。好ましくは、水は、上記組成物のこの実施形態の約55.0%〜約75.0%を構成する。上記組成物のこの実施形態における水の最適濃度は、約66.33%である。
【0145】
プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約9.0%を構成することができる。好ましくは、プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約4.2%〜約7.0%を構成する。プロピレングリコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約5.70%である。
【0146】
EDTA四ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、EDTA四ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.30%を構成する。EDTA四ナトリウムの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.15%である。
【0147】
セテアレス−25は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約4.0%を構成することができる。好ましくは、セテアレス−25は、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約3.5%を構成する。セテアレス−25の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.60%である。
【0148】
クエン酸は、上記組成物のこの実施形態の約0.04%〜約0.40%を構成することができる。好ましくは、クエン酸は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.30%を構成する。クエン酸の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.12%である。
【0149】
ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約5.0%〜約15.0%を構成することができる。好ましくは、ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約8.0%〜約12.0%を構成する。ラノリン油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約10.60%である。
【0150】
セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約3.0%〜約10.0%を構成することができる。好ましくは、セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約3.5%〜約7.5%を構成する。セチルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約4.30%である。
【0151】
ステアリルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約5.0%を構成することができる。好ましくは、ステアリルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約4.0%を構成する。ステアリルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約3.50%である。
【0152】
セテアレス−6は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約4.0%を構成することができる。好ましくは、セテアレス−6は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約3.0%を構成する。セテアレス−6の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.80%である。
【0153】
タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約7.0%を構成することができる。好ましくは、タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約4.0%を構成する。タラ肝油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.00%である。
【0154】
ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約1.0%を構成することができる。好ましくは、ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.20%〜約0.80%を構成する。ブチル化ヒドロキシトルエンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%である。
【0155】
メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。メチルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.30%である。
【0156】
プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。プロピルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.25%である。
【0157】
ジアゾリジニルウレアは、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、ジアゾリジニルウレアは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.30%を構成する。ジアゾリジニルウレアの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.15%である。
【0158】
アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成することができる。好ましくは、アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約2.0%を構成する。アラントインの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%である。
【0159】
存在する場合、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.40%を構成する。芳香剤の最適濃度は、上記組成物の約0.20%である。
【0160】
本発明による組成物のさらに別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、および
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)ステアリン酸のポリエチレングリコールエーテル、および
(b)ステアリン酸グリセリル
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。
【0161】
典型的に、ステアリン酸のポリエチレングリコールエステル中のエチレングリコール部分の数は、25〜100である。本発明による組成物のこの実施形態での使用ための2つの好ましいステアリン酸のポリエチレングリコールエステルは、それぞれ40個および100個のエチレングリコール部分を有するステアリン酸PEG−40およびステアリン酸PEG−100である。特に好ましいステアリン酸のポリエチレングリコールエステルは、ステアリン酸PEG−100である。
【0162】
上記組成物のこの実施形態では、組成物は、約3.0〜約6.0の範囲にpHを調節するための酸をさらに含む。好ましくは、pHは、約5.0〜約5.8の範囲に調節される。酸は、上述のように無機酸または有機酸であり得る。好ましくは、酸は、弱有機酸である。最も好ましくは、酸は、クエン酸である。
【0163】
この実施形態は、他の成分をさらに含むことができる。例えば、本発明のこの実施形態は、溶媒成分をさらに含むことができる。典型的に、溶媒成分は、1つまたはそれ以上のプロピレングリコール、グリセリン、またはブチレングリコールである。好ましくは、溶媒成分は、プロピレングリコールである。
【0164】
本発明のこの実施形態は、キレート化剤成分をさらに含むことができる。好ましくは、キレート化剤成分は、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウムである。
【0165】
本発明のこの実施形態は、皮膚軟化剤成分をさらに含むことができる。皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含むことができる。好ましくは、皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油のすべてを含む。
【0166】
上記組成物のこの実施形態はまた、酸化防止剤を含むことができる。好ましい酸化防止剤は、ブチル化ヒドロキシトルエンである。
【0167】
本発明のこの実施形態は、防腐剤成分をさらに含むことができる。防腐剤成分は、メチルパラベン、プロピルパラベン、およびジアゾリジニルウレアからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤成分を含むことができる。好ましくは、防腐剤成分は、メチルパラベン、プロピルパラベン、およびジアゾリジニルウレアのすべてを含む。
【0168】
上記組成物のこの実施形態は、上述のような芳香剤をさらに含むことができる。クリームの安定性および機能は、芳香剤の有無により変更しない。上述のように、場合によっては芳香剤を省略することが望ましい場合がある。
【0169】
以下の考察では、約5.0〜約5.8のpH範囲を有する本発明のこの実施形態による好ましい組成物に関する、範囲、好ましい濃度、および最適濃度について記載する。
【0170】
水は、上記組成物のこの実施形態の約50.0%〜約90.0%を構成することができる。好ましくは、水は、上記組成物のこの実施形態の約55.0%〜約80.0%を構成する。上記組成物のこの実施形態における水の最適濃度は、約67.86%である。
【0171】
プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約9.0%を構成することができる。好ましくは、プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約4.30%〜約7.00%を構成する。プロピレングリコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約5.70%である。
【0172】
EDTA四ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、EDTA四ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.30%を構成する。EDTA四ナトリウムの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.15%である。
【0173】
クエン酸は、上記組成物のこの実施形態の約0.04%〜約0.40%を構成することができる。好ましくは、クエン酸は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.30%を構成する。クエン酸の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.14%である。
【0174】
ステアリン酸PEG−100は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約5.0%を構成することができる。好ましくは、ステアリン酸PEG−100は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%〜約3.00%を構成する。ステアリン酸PEG−100の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.60%である。
【0175】
ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約5.0%〜約15.0%を構成することができる。好ましくは、ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約8.0%〜約12.0%を構成する。ラノリン油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約10.60%である。
【0176】
セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約10.0%を構成することができる。好ましくは、セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.50%〜約7.50%を構成する。セチルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約3.00%である。
【0177】
ステアリルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約4.0%を構成することができる。好ましくは、ステアリルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約3.5%を構成する。ステアリルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.50%である。
【0178】
ステアリン酸グリセリルは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約5.0%を構成することができる。好ましくは、ステアリン酸グリセリルは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約4.0%を構成する。ステアリル酸グリセリルの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.50%である。
【0179】
タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約7.0%を構成することができる。好ましくは、タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約4.0%を構成する。タラ肝油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.00%である。
【0180】
ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約1.0%を構成することができる。好ましくは、ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.20%〜約0.80%を構成する。ブチル化ヒドロキシトルエンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%である。
【0181】
メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。メチルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.30%である。
【0182】
プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。プロピルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.25%である。
【0183】
ジアゾリジニルウレアは、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、ジアゾリジニルウレアは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.30%を構成する。ジアゾリジニルウレアの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.20%である。
【0184】
アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成することができる。好ましくは、アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約2.0%を構成する。アラントインの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%である。
【0185】
存在する場合、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.40%を構成する。芳香剤の最適濃度は、上記組成物の約0.20%である。
【0186】
本発明による組成物のさらに別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、
(2)炭水化物ポリマー、および
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)蜜蝋、および
(b)実質的に親水性であり、水溶性である陰イオン性乳化剤
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。
【0187】
炭水化物ポリマーは典型的に、ガラクトアラビナン、ポリガラクトース、およびポリアラビノースからなる群から選択される。好ましくは、炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナンである。
【0188】
実質的に親水性であり、水溶性である陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、オレイルコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、およびラウリルサルコシン酸ナトリウムからなる群から選択することができる。特に好ましい陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウムである。
【0189】
上記組成物のpHは、典型的に酸を用いて、約3.0〜約6.0の範囲に調節される。好ましくは、pHは、約5.0〜約5.8の範囲に調節される。酸は、上述のように無機酸または有機酸であり得る。好ましくは、酸は、弱有機酸である。最も好ましくは、酸は、クエン酸である。
【0190】
この実施形態は、他の成分をさらに含むことができる。例えば、本発明のこの実施形態は、溶媒成分をさらに含むことができる。典型的に、溶媒成分は、プロピレングリコール、グリセリン、またはブチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含むことができる。好ましくは、溶媒成分は、プロピレングリコールである。
【0191】
本発明のこの実施形態は、キレート化剤成分をさらに含むことができる。好ましくは、キレート化剤成分は、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウムである。
【0192】
本発明のこの実施形態は、皮膚軟化剤成分をさらに含むことができる。皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含むことができる。好ましくは、皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油のすべてを含む。
【0193】
上記組成物のこの実施形態はまた、酸化防止剤を含むことができる。好ましい酸化防止剤は、ブチル化ヒドロキシトルエンである。
【0194】
本発明のこの実施形態は、防腐剤成分をさらに含むことができる。防腐剤成分は、メチルパラベン、またはプロピルパラベンの1つまたはそれ以上を含むことができる。好ましくは、防腐剤成分は、メチルパラベン、およびプロピルパラベンを含む。
【0195】
上記組成物のこの実施形態は、上述のような芳香剤をさらに含むことができる。クリームの安定性および機能は、芳香剤の有無により変更しない。上述のように、場合によっては芳香剤を省略することが望ましい場合がある。
【0196】
以下の考察では、pHが約5.0〜約6.0の範囲に調節された場合の本発明のこの実施形態による好ましい組成物に関する、範囲、好ましい濃度、および最適濃度について記載する。
【0197】
水は、上記組成物のこの実施形態の約50.0%〜約90.0%を構成することができる。好ましくは、水は、上記組成物のこの実施形態の約60.0%〜約80.0%を構成する。上記組成物のこの実施形態における水の最適濃度は、約61.65%である。
【0198】
プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約9.0%を構成することができる。好ましくは、プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約4.0%〜約7.0%を構成する。プロピレングリコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約5.70%である。
【0199】
30%溶液としてのラウリル硫酸ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約5.0%を構成することができる。好ましくは、30%溶液としてのラウリル硫酸ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約3.0%を構成する。30%溶液としてのラウリル硫酸ナトリウムの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.90%である。
【0200】
EDTA四ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.30%を構成することができる。好ましくは、EDTA四ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.20%を構成する。EDTA四ナトリウムの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.15%である。
【0201】
ガラクトアラビナンは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約25.0%を構成することができる。好ましくは、ガラクトアラビナンは、上記組成物のこの実施形態の約3.0%〜約15.0%を構成する。ガラクトアラビナンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約5.00%である。
【0202】
クエン酸は、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.25%を構成することができる。好ましくは、クエン酸は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.20%を構成する。クエン酸の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.15%である。
【0203】
ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約5.0%〜約15.0%を構成することができる。好ましくは、ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約8.0%〜約12.0%を構成する。ラノリン油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約10.60%である。
【0204】
セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約8.0%を構成することができる。好ましくは、セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約7.0%を構成する。セチルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約4.20%である。
【0205】
ステアリルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約6.0%を構成することができる。好ましくは、ステアリルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約4.0%を構成する。ステアリルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.00%である。
【0206】
蜜蝋は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約5.0%を構成することができる。好ましくは、蜜蝋は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約3.0%を構成する。蜜蝋の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.90%である。
【0207】
タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約15.0%を構成することができる。好ましくは、タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約10.0%を構成する。タラ肝油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.00%である。
【0208】
ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.1%〜約3.0%を構成することができる。好ましくは、ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.25%〜約2.50%を構成する。ブチル化ヒドロキシトルエンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%である。
【0209】
メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。メチルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.30%である。
【0210】
プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。プロピルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.25%である。
【0211】
アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成することができる。好ましくは、アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約2.0%を構成する。アラントインの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%である。
【0212】
存在する場合、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.40%を構成する。芳香剤の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.20%である。
【0213】
本発明による特に好ましい組成物の例を以下に記載する。
組成物は、脂溶性成分および水溶性成分をブレンドするための化粧品技術分野および一般市販薬配合技術分野にて慣例的であるような標準的な混合技法により調製される。これらの混合技法には、手動混合および機械的混合が包含され、また均質化混合およびスイープ混合が含まれる。使用される混合技法は、混合される成分の粘性、およびその成分の容量、ならびに脂溶性および水溶性成分の相対比率のような変数に基づいて、当業者により選択され得る。組成物は、脂溶性成分を含有する1つのバッチと水溶性成分を含有する別のバッチのような、2つ以上のバッチ中で混合することができ、続いてそれらのバッチは、調製物の最終段階で混合され得る。
使用されるバッチは、表1〜11に示す。
【0214】
本発明による組成物は、皮膚疾患および状態を治療するために配合され得る。本発明による組成物がそのための配合され得る皮膚疾患および状態には、表皮水疱症、褥瘡性潰瘍、圧迫性潰瘍、糖尿病性潰瘍、および稗粒腫が存在する。本発明のよる組成物は、他の皮膚疾患および状態の治療のために配合され得る。組成物の細目は、治療されるべき特定状態に従って変更され得る。例えば、より大きな度合いまたは少ない度合いの油溶性または脂溶性成分を含むことができ、またアレルギー反応のある患者で使用されることを意図される組成物の場合には、芳香剤および着色剤のようなしばしばアレルギー反応を発生させる化合物は排除され得る。かかる細目は、当業者により容易に確認することができる。
【0215】
本発明は、以下の実施例により説明される。これらの実施例は、単に説明の目的であり、本発明を限定するものと解釈されない。
【0216】
実施例1
pH7.4を有する皮膚保護剤一般市販薬クリームの調製
(従来技術の例)
皮膚保護剤一般市販薬(OTC)クリームを、表1の配合に従って調製した。
【0217】
【表1】
【0218】
パートA成分を、混合しながら合わせて、175oFに加熱した。パートB成分を、混合しながら合わせて、175oFに加熱した。次に、パートB混合物を混合しながらパートA混合物に添加した。次に、得られた混合物を引続き混合しながら120oFに冷却した。次に、パートC成分を混合しながら添加した。最終エマルジョンを引続き混合しながら冷却した。生じたクリームは、7.4のpHを有していた。実施例1により調製したクリームサンプルを、促進老化安定性研究のために使用して、40℃でのある期間後のそれらのアラントイン濃度に関して分析した。結果を表2に示す。
【0219】
表2からわかるように、実施例1によるクリーム中のアラントインは分解を受け、OTC薬に要される仕様を満たさない。
【表2】
【0220】
実施例2
低pHを有するアラントインを含有するクリームの調製
アラントインを含有するOTC皮膚クリームを、表3の成分を用いて調製して、低pHを有するクリームを提供した。
【0221】
【表3】
【0222】
パートA成分を、混合しながら合わせて、175oFに加熱した。パートB成分を、混合しながら合わせて、175oFに加熱した。次に、パートB混合物を混合しながらパートA混合物に添加した。次に、得られた混合物を混合しながら120oFに冷却し、冷却した時点でパートC成分を混合しながら添加した。最終エマルジョンを引続き混合しながら冷却した。生じたクリームは、5.3のpHを有していた。
【0223】
パートBをパートAに添加したか、またはパートAをパートBに添加した場合、同様のクリームが生産されることがわかった。しかしながら、油相および水相が、その2つの相が互いに添加された後、高剪断下にて均質化される場合に、クリームは良好な外観を有する。
【0224】
この実施例のクリームサンプルを、促進老化安定性研究のために使用して、それらのアラントイン濃度に関して分析した。結果を表4に示す。表4からわかるように、アラントインはpH5.3を有するクリーム中では長い間安定である。
【表4】
【0225】
実施例3
イオン性乳化剤を有するアラントイン含有皮膚クリームの調製
イオン性乳化剤を有するアラントイン含有皮膚クリームは、表5に従って調製される。調製は、実施例2で使用した方法に従い、パートA、パートB、およびパートCのそれぞれの成分を別個に合わせた後、パートBをパートAに添加し、続いてパートAとパートBの組合せにパートCを添加する。pHは、約5.0〜約5.8の範囲の値に、このpHに到達するのに十分なトリエタノールアミンでステアリン酸を中和することにより調節される。トリエタノールアミンの代わりに他の塩基を使用することができる。
【0226】
【表5】
【0227】
実施例4
ラクチレート乳化剤を有するアラントイン含有皮膚クリームの調製
乳化剤ステアロイル乳酸ナトリウム、およびイソステアロル乳酸ナトリウムを有するアラントイン含有皮膚クリームを表6に従って調製する。調製は、実施例3で使用した方法に従う。pHは、適切な量のクエン酸の添加により調節される。
【0228】
【表6】
【0229】
実施例5
カルボキシポリメチレンポリマーを有するアラントイン含有皮膚クリームの調製
カルボキシポリメチレンポリマーを有するアラントイン含有皮膚クリームは、表7に従って調製される。調製は、乳化剤の増粘を回避するためにパートA、BおよびCを合わせた後にトリエタノールアミン(パートD)を最後に添加すること以外は、実施例3で使用した方法に従う。トリエタノールアミンは、pHを調節するために添加される。
【0230】
【表7】
【0231】
実施例6
セテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテルを有するアラントイン含有皮膚クリームの調製
セテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテルを有するアラントイン含有皮膚クリームは、表8に従って調製される。調製は、実施例3で使用した方法に従う。クエン酸は、pHを調節するために添加される。
【0232】
【表8】
【0233】
実施例7
ステアリン酸のポリエチレングリコールエステルおよびステアリン酸グリセリルを有するアラントイン含有皮膚クリームの調製
ステアリン酸のポリエチレングリコールエーテルおよびステアリン酸グリセリルを有するアラントイン含有皮膚クリームは、表9に従って調製される。調製は、実施例3で使用した方法に従う。クエン酸は、pHを調節するために添加される。
【0234】
【表9】
【0235】
実施例8
カルボキシポリメチレンポリマーおよびステアリン酸のポリエチレングリコールエステルを有するアラントイン皮膚含有クリームの調製
カルボキシポリメチレンポリマーおよびステアリン酸のポリエチレングリコールエステルを有するアラントイン含有皮膚クリームは、表10に従って調製される。調製は、実施例5で使用した方法に従い、トリエタノールアミン(パートD)が最後に添加される。トリエタノールアミンは、pHを調節するために添加される。
【0236】
【表10】
【0237】
実施例9
ガラクトアラビナン、ラウリル硫酸ナトリウム、および蜜蝋を有するアラントイン含有皮膚クリームの調製
ガラクトアラビナン、ラウリル硫酸ナトリウム、および蜜蝋を有するアラントイン含有皮膚クリームは、表11に従って調製される。調製は、実施例3で使用した方法に従う。クエン酸は、pHを調節するために添加される。
【0238】
【表11】
【0239】
[本発明の利点]
本発明は、酸性陰イオン性ポリマーおよび陰イオン性乳化剤、または酸性陰イオン性ポリマーおよびエトキシ化エーテルもしくはエトキシ化エステルである非イオン性乳化剤を用いた水中油型エマルジョンであるアラントイン含有組成物を提供する。上記組成物は、炭水化物ポリマーをさらに含むことでき、炭水化物ポリマーは、ポリガラクトースまたはポリアラビノースであり得る。エトキシ化エーテルまたはエトキシ化エステルを使用する場合、上記組成物は、ステアリン酸グリセリルをさらに含むことができる。上記組成物は、改良された熱安定性を有する。本発明による組成物は、表皮水疱症、圧迫性潰瘍、糖尿病性潰瘍、褥瘡性潰瘍、および稗粒腫を含めた多数の皮膚疾患および状態の治療に有用である。本発明による組成物はまた、これらの疾患が存在しない場合でさえも、皮膚保護剤として有用である。本発明による組成物は、十分に許容され、他の治療とともに使用することができる。
【0240】
本発明を、それらのある好ましい型を参照して、かなり詳細に記載してきたが、他の型および実施形態が可能である。したがって、本発明の範囲は、併記の特許請求の範囲により決定される。
[相互参照]
本出願は、Elliott Farberにより2000年5月12日に出願された「アラントイン含有皮膚クリーム(Allantoin−Containing Skin Cream)」という表題の出願第09/570,266号の一部継続出願であり、同様にその出願は、Elliott Farberにより1999年7月23日に出願された「改良された安定性を有する水中油型エマルジョン(Oil−in−Water Emulsion With Improved Stability)」という表題の出願第09/360,095号の一部継続出願である。これらの先願の両方が、その全文を参照により本明細書に援用される。
【0002】
[発明の背景]
本発明は、改良された安定性を有する水中油型エマルジョン中にアラントインを含有する皮膚クリームに関する。
【0003】
アラントインは、化粧品用途で、特に皮膚クリーム用に一般的に使用される成分であり、それは皮膚保護機能を発揮する。多くのこのような化粧品組成物および他の組成物は、エマルジョン、特に水中油型エマルジョンとして調製される。かかる組成物で使用される1つの乳化剤系は、ラウリル硫酸ナトリウムおよび蜜蝋の組合せである。ラウリル硫酸ナトリウム溶液は、約9.5のpHを有するアルカリ性であるものの、その有機酸と蜜蝋の同時使用により、約6.8〜約7.5のpHを有する複雑な中和系が生じる。しかしながら、6.8〜7.5のpH範囲を有するかかる系では、アラントインは、経時的に、また40℃での加速安定性試験で、著しく分解する。皮膚に塗布するための化粧品および他の用途は、典型的に、室温で使用者により保管され、室温は、気候条件により変動するので、このような安定度は望ましくない。したがって、アラントインの安定性が増大したアラントインを含有する水中油型乳化組成物が必要である。
【0004】
特に、重症で治療が困難な多くの皮膚状態を治療するのに適切な組成物が必要である。これらの皮膚状態の1つは、表皮水疱症である。これは、皮膚が崩壊し、大きな水疱が出現する深刻な遺伝性皮膚障害である。これらの水疱は、従来法により治療することが困難である。治療の改善が必要な他の皮膚疾患は、圧迫性潰瘍、褥瘡性潰瘍またはとこずれ、および糖尿病性潰瘍、ならびに稗粒腫である。したがって、これらの疾患を治療するのに適切な改良された組成物が必要である。
【0005】
[概要]
一般に、本発明による組成物は、以下の:
(1)アラントイン、および
(2)実質的に親水性であり、水溶性である少なくとも1つの陰イオン性または非イオン性乳化剤
を含む水中油型エマルジョンを含む。
【0006】
上記組成物のpHは、約3.0〜約6.0の範囲である。このpH範囲は、アラントインを安定化し、長時間の組成物の保管を実践させる。好ましくは、上記組成物のpHは、約5.0〜約6.0の範囲である。
【0007】
典型的に、上記少なくとも1つの陰イオン性または非イオン性乳化剤は、以下の:
(1)酸性陰イオン性ポリマー、
(2)ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、オレイルコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、およびラウリルサルコシン酸ナトリウムからなる群から選択される陰イオン性乳化剤、
(3)鎖長が8〜22個の炭素原子の範囲であるエトキシ化エーテルまたはエトキシ化エステルである非イオン性乳化剤、
(4)ステアリン酸グリセリル、
(5)セチルアルコール、
(6)ステアリン酸、
(7)ステアロイル乳酸ナトリウム、
(8)イソステアロイル乳酸ナトリウム、
(9)トリエタノールアミン、
(10)エーテル中のポリエチレングリコール部分の数が6〜40であるセテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテル、および
(11)蜜蝋
からなる群から選択される。
【0008】
上記組成物は、ガラクトアラビナン、ポリガラクトース、およびポリアラビノースからなる群から選択される炭水化物ポリマーをさらに含むことができる。典型的に、上記炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナンである。
【0009】
本発明の一実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、および
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)酸性陰イオン性ポリマー、および
(b)ステアリン酸のポリエチレングリコールエステル
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。
【0010】
上記組成物のpHは、約3.0〜約6.0である。好ましくは、上記組成物のpHは、約5.0〜約6.0である。
典型的に、この実施形態では、上記酸性陰イオン性ポリマーは、カルボキシポリメチレンポリマーである。
【0011】
上記組成物は、炭水化物ポリマーをさらに含むことができる。典型的に、上記炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナン、ポリガラクトース、およびポリアラビノースからなる群から選択される。好ましくは、上記炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナンである。
【0012】
本発明の別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、および
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)酸性陰イオン性ポリマー、および
(b)実質的に親水性であり、水溶性である陰イオン性乳化剤
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物であって、上記組成物のpHは、約3.0〜約6.0の範囲に調節される組成物である。好ましくは、上記組成物のpHは、約5.0〜約6.0の範囲に調節される。
【0013】
上記陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、オレイルコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、およびラウリルサルコシン酸ナトリウムからなる群から選択され得る。好ましくは、上記陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウムである。
【0014】
上記組成物は、ガラクトアラビナン、ポリガラクトース、およびポリアラビノースからなる群から選択される炭水化物ポリマーをさらに含むことができる。好ましくは、上記炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナンである。
【0015】
本発明の別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、
(2)酸性陰イオン性ポリマーを含む乳化剤系、および
(3)組成物のpHを約3.0〜約6.0の範囲の値に調節するための塩基
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。好ましくは、上記組成物のpHは、約5.0〜約5.5である。
【0016】
好ましくは、上記酸性陰イオン性ポリマーは、カルボキシポリメチレンポリマーである。好ましくは、上記塩基は、トリエタノールアミンのような有機塩基である。
【0017】
別の実施形態では、上記組成物は、以下の:
(1)アラントイン、
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)酸性陰イオン性ポリマー、および
(b)炭素鎖長が8〜22個の炭素原子の範囲であるエトキシ化エーテルまたはエトキシ化エステルである非イオン性乳化剤
を含む水中油型エマルジョンを含み、ここで上記組成物のpHは、約3.0〜約6.0である。好ましくは、上記組成物のpHは、約5.0〜約6.0である。
【0018】
この実施形態では、上記乳化剤系は、ステアリン酸グリセリルをさらに含むことができる。
この実施形態はまた、上述のような炭水化物ポリマーを含むことができる。
【0019】
本発明のさらに別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)ステアロイル乳酸ナトリウム、
(b)イソステアロイル乳酸ナトリウム、
(c)任意に、トリエタノールアミン、
(d)任意に、炭素鎖長が8〜22個の炭素原子の範囲であるエトキシ化エーテルまたはエトキシ化エステルである非イオン性乳化剤からなる群から選択される少なくとも1つの非イオン性乳化剤
(3)pHを約3.0〜約6.0の範囲に調節するための酸
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。好ましくは、上記pHは、約5.0〜約5.8の範囲に調節される。
典型的に、上記酸は、クエン酸である。
【0020】
本発明のさらなる別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、および
(2)セテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテル中のポリエチレングリコール部分の数が6〜40である少なくとも1つのセテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテルを含む乳化剤、および
(3)組成物のpHを約5.0〜約5.8の範囲に調節するための酸
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。
【0021】
この実施形態に関して、上記酸もまた典型的に、クエン酸である。
この実施形態に関して、上記乳化剤系は典型的に、セテアレス−25およびセテアレス−6を含む。
【0022】
本発明のさらに別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)ステアリン酸のポリエチレングリコールエステル、および
(b)ステアリン酸グリセリル
および
(3)組成物のpHを約3.0〜約6.0の範囲に調節するための酸
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。好ましくは、上記pHは、約5.0〜約5.8の範囲に調節される。
【0023】
典型的に、この実施形態では、上記ステアリン酸のポリエチレングリコールエステル中のエチレングリコール部分の数は、25〜100である。好ましくは、上記ステアリン酸のポリエチレングリコールエステルは、ステアリン酸PEG−100である。典型的に、この実施形態では、上記酸は、クエン酸である。
【0024】
本発明のさらなる別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、
(2)炭水化物ポリマー、および
(3)以下を含む乳化剤系:
(a)蜜蝋、および
(b)実質的に親水性であり、水溶性である陰イオン性乳化剤
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物であって、上記組成物のpHは、約3.0〜約6.0の範囲である組成物である。好ましくは、上記pHは、約5.0〜約6.0の範囲である。
【0025】
この実施形態における上記炭水化物ポリマーは、上述の通りである。
典型的に、実質的に親水性であり、水溶性である上記陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、オレイルコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、およびラウリルサルコシン酸ナトリウムからなる群から選択される。好ましくは、上記陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウムである。
上記組成物は、上記pHを調節するためのクエン酸をさらに含むことができる。
【0026】
これら実施形態すべてに関して、上記組成物は、以下に記載する1つまたはそれ以上のさらなる成分を含むことができる。
上記組成物は、ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含む皮膚軟化剤成分を含むことができる。
【0027】
上記組成物は、ブチル化ヒドロキシトルエンのような皮膚軟化剤を含むことができる。
上記組成物は、オトギリソウ抽出物、ウィッチヘーゼル抽出物、カモミール抽出物、およびアルニカ抽出物のようなハーブ抽出物を含むことができる。
【0028】
上記組成物は、メチルパラベン、プロピルパラベン、およびジアゾリジニルウレアからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤を含む防腐剤成分を含むことができる。
上記組成物は、EDTA四ナトリウムのようなキレート剤を含むことができる。
【0029】
上記組成物は、プロピレングリコール、ブチレングリコール、およびグリセリンからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む溶媒成分を含むことができる。好ましくは、上記溶媒は、プロピレングリコールである。
組成物の範囲を、これら実施形態のそれぞれについて開示する。
【0030】
[説明]
本発明による組成物は、以下の:
(a)アラントイン、および
(b)実質的に親水性であり、水溶性である少なくとも1つの陰イオン性または非イオン性乳化剤
を含む水中油型エマルジョンを含む。
【0031】
上記組成物は、組成物の分解を促進し得る金属イオンを結合するキレート剤のような他の成分をさらに含むことができる。特に好ましいキレート剤は、EDTAである。EDTAは、組成物のpHに依存して様々な酸または塩の形態(例えば、EDTA自体、EDTA二ナトリウム、またはEDTA四ナトリウム)で添加することができる。
【0032】
組成物のpHは、約3.0〜約6.0の範囲である。このpH範囲は、アラントインを安定化し、長時間の組成物の保管を実践させる。好ましくは、pHは、約5.0〜約6.0の範囲である。
【0033】
典型的に、少なくとも1つの陰イオン性または非イオン性乳化剤は、以下の:
(1)酸性陰イオン性ポリマー、
(2)ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、オレイルコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、およびラウリルサルコシン酸ナトリウムからなる群から選択される陰イオン性乳化剤、
(3)鎖長が約8〜22個の炭素原子の範囲であるエトキシ化エーテルまたはエトキシ化エステルである非イオン性乳化剤、
(4)ステアリン酸グリセリル、
(5)セチルアルコール、
(6)ステアリン酸、
(7)ステアロイル乳酸ナトリウム、
(8)イソステアロイル乳酸ナトリウム、
(9)トリエタノールアミン、
(10)エーテル中のポリエチレングリコール部分の数が約6〜40であるセテアリルアルコールのポリエチレングリコールエステル、および
(11)蜜蝋
からなる群から選択される。
【0034】
上記組成物は、ガラクトアラビナン、ポリガラクトース、およびポリアラビノースからなる群から選択される炭水化物ポリマーをさらに含むことができる。典型的に、炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナンである。
【0035】
アラントインを含有する改良型組成物の一実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、および
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)酸性陰イオン性ポリマー、および
(b)ステアリン酸のポリエチレングリコールエステル
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。
【0036】
組成物のpHは、約3.0〜約6.0の範囲に調節される。好ましくは、pHは、約5.0〜約6.0の範囲に調節される。pHは、必要に応じて、水酸化ナトリウムまたは他の塩基で調節される。
【0037】
酸性陰イオン性ポリマーは、好ましくはカルボキシポリメチレンポリマーである。かかるポリマーは、「Carbomer」および「Carbopol」という商品名で販売されている。適切なカルボキシポリメチレンポリマーは、「Carbomer」という商品名で、B.F. Goodrichから販売されている。これは、ポリアクリル酸がアリルスクロースまたはアリルペンタエリスリトールにより1〜2%架橋されたわずかに架橋されたポリアクリル酸である。このポリマーの結果として生じる分子量範囲は、約2×106ダルトン〜約1×109ダルトンである。このポリマーの平均分子量は、約4×106ダルトンである。
好ましくは、カルボキシポリメチレンポリマーの濃度は、組成物の約0.5%〜約2%である。
【0038】
上記組成物は、炭水化物ポリマーをさらに含むことができる。好ましくは、炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナンである。ガラクトアラビナンは、カラマツ属(カラマツ)の樹木から得られ、純粋な形態で水により容易に抽出可能なヘミセルロース生成物である。ガラクトアラビナンは、とりわけ、ニンジン、トマト、メープルシロップ、ダイズ、および小麦粉のようなありふれた食品でヒトにより消費されている。ガラクトアラビナンの分子量は、約20,000である。ガラクトアラビナンの適切な供給源は、Larex, Inc(White Bear Lake, MN)である。典型的に、上記組成物は、約1%〜約25%のガラクトアラビナンを含有する。好ましくは、上記組成物は、約2%〜約10%の炭水化物ポリマーを含有する。
【0039】
本発明による組成物のこの実施形態は、他の成分をさらに含むことができる。例えば、上記組成物は、なめらかにするための皮膚軟化剤成分を含むことができる。皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含むことができる。
【0040】
上記組成物はまた、タラ肝油のような成分の酸敗を防止する酸化防止剤を含むことができる。好ましい酸化防止剤は、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)である。
【0041】
上記組成物は、溶媒成分をさらに含むことができる。典型的に、溶媒成分は、プロピレングリコール、グリセリン、またはブチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含むことができる。好ましくは、溶媒成分は、プロピレングリコールである。
【0042】
上記組成物は、防腐剤成分をさらに含むことができる。防腐剤成分は、メチルパラベン、プロピルパラベン、およびジアゾリジニルウレアからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤を含むことができる。好ましくは、防腐剤成分は、メチルパラベン、プロピルパラベン、およびジアゾリジニルウレアを含む。
【0043】
上記組成物は、芳香剤をさらに含むことができる。芳香剤の使用は、化粧品の技術分野、および一般市販薬配合の技術分野で既知であり、多くの適切な芳香剤が当該技術分野で既知である。クリームの安定性および機能は、芳香剤の有無によって変更されない。
【0044】
任意に、上記組成物のこの実施形態は、ハーブ抽出物をさらに含むことができる。ハーブ抽出物は、オトギリソウ抽出物、ウィッチヘーゼル抽出物、カモミール抽出物、およびアルニカ抽出物の1つまたはそれ以上を含むことができる。しかしながら、これらのハーブ抽出物は典型的に、この実施形態では省略される。
【0045】
上記組成物のこの実施形態はさらに、タンパク質、保湿剤、他の防腐剤、エッセンシャルオイル、他のビタミン、着色剤、ヒドロキシ酸、他の植物抽出物、キレート化剤、遮光剤、ヒアルロン酸ナトリウム、脂質、脂肪酸、増粘剤、パンテノール等のような他の成分を任意に含むことができる。かかる成分の使用は、化粧品の技術分野、および一般市販薬の技術分野では慣例的である。典型的な遮光剤は、メトキシケイ皮酸オクチルおよびベンゾフェノン−3である。
【0046】
以下の考察では、約5.0〜約6.0のpH範囲を有する本発明のこの実施形態による好ましい組成物に関する、範囲、好ましい濃度、および最適濃度について記載する。
【0047】
水は、上記組成物のこの実施形態の約50.0%〜約90.0%を構成することができる。好ましくは、水は、上記組成物のこの実施形態の約60.0%〜約85.0%を構成する。上記組成物のこの実施形態における水の最適濃度は、約69.95%である。
【0048】
カルボキシポリメチレンポリマーは、上記組成物のこの実施形態の約0.30%〜約3.0%を構成することができる。好ましくは、カルボキシポリメチレンポリマーは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成する。カルボキシポリメチレンポリマーの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.85%である。
【0049】
プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約9.0%を構成することができる。好ましくは、プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約4.0%〜約7.0%を構成する。プロピレングリコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約5.70%である。
【0050】
ステアリン酸PEG−100は、上記組成物のこの実施形態の約0.25%〜約2.5%を構成することができる。好ましくは、ステアリン酸PEG−100は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成する。ステアリン酸PEG−100の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%である。
【0051】
ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約5.0%〜約15.0%を構成することができる。好ましくは、ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約8.0%〜約12.0%を構成する。ラノリン油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約10.60%である。
【0052】
セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約8.0%を構成することができる。セチルアルコールの好ましい濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約7.0%である。セチルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約4.20%である。
【0053】
ステアリルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約0.5%〜約6.0%を構成することができる。ステアリルアルコールの好ましい濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.75%〜約5.0%である。ステアリルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%である。
【0054】
タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約7.0%を構成することができる。好ましくは、タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約4.0%を構成する。タラ肝油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.00%である。
【0055】
ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.1%〜約1.0%を構成することができる。好ましくは、ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.20%〜約0.80%を構成する。ブチル化ヒドロキシトルエンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%である。
【0056】
メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。メチルパラベンの好ましい濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%である。メチルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.30%である。
【0057】
プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。プロピルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.25%である。
【0058】
ジアゾリジニルウレアは、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.25%を構成することができる。好ましくは、ジアゾリジニルウレアは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.20%を構成する。ジアゾリジニルウレアの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.15%である。
【0059】
アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成することができる。アラントインの好ましい濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約2.0%である。アラントインの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%である。
【0060】
芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.40%を構成する。芳香剤の最適濃度は、上記組成物の約0.20%である。上述のように、芳香剤は省略することができ、上記組成物が、敏感な個体または芳香剤に対するアレルギー反応のある個体での使用に関して意図される状況では、芳香剤を省略することが望ましい場合がある。
【0061】
トリエタノールアミンは、pHを調節するために、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約3.0%を構成することができる。トリエタノールアミンの好ましい濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.20%〜約2.0%である。トリエタノールアミンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.80%である。
【0062】
上記組成物の別の代替的実施形態では、乳化剤は、実質的に親水性であり、水溶性である陰イオン性乳化剤であり得る。この実施形態では、陰イオン性乳化剤は、ステアリン酸のポリエチレングリコールエステルを入れ替わる。この実施形態はさらに、カルボキシポリメチレンのような酸性陰イオン性ポリマーを含む。任意に、しかし好ましくは、上記組成物のこの代替的実施形態は、ガラクトアラビナンのような炭水化物ポリマーを含む。
【0063】
実質的に親水性であり、水溶性である陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、オレイルコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、およびラウリルサルコシン酸ナトリウムからなる群から選択され得る。特に好ましい陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウムである。
【0064】
ラウリル硫酸ナトリウムの市販の調製物は、約10.0のpHを有するように、十分に過剰な水酸化ナトリウムを含有する。この水酸化ナトリウムは、陰イオン性乳化剤がラウリル硫酸ナトリウムである場合にはpHを調節するのに使用することができ、この代替的実施形態では、さらなるアルカリが必要とされない場合がある。別の陰イオン性乳化剤を使用する場合、pHを調節するために、さらなるアルカリが必要であり得る。
【0065】
上記組成物のさらに別の代替的実施形態では、乳化剤系は、上述の酸性陰イオン性ポリマー、および炭素鎖長が、8〜22個の炭素原子の範囲であるエトキシ化エーテルまたはエトキシ化エステルである非イオン性乳化剤を含む。
好ましくは、酸性陰イオン性ポリマーは、上述のようにカルボキシポリメチレンである。
【0066】
上記組成物のこの代替的実施形態は、乳化剤系中にステアリン酸グリセリルをさらに含むことができる。
【0067】
上記組成物のこの実施形態は、約3.0〜6.0のpHを有し、典型的に酸を用いて、必要に応じて調節される。酸は、有機酸、無機酸、または両方の混合物であり得る。好ましくは、pHは、約5.0〜約6.0である。
上記組成物のこの実施形態は、上述のようにガラクトアラビナンのような炭水化物ポリマーをさらに含むことができる。
【0068】
上記組成物のこの実施形態では、好ましい有機酸としては、炭素鎖長が2〜22の範囲である有機酸が挙げられ、またモノカルボン酸、ジカルボン酸、またはトリカルボン酸であり得る。酸は、脂肪族であっても芳香族であってもよい。特に好ましい有機酸としては、クエン酸、アスコルビン酸、グリコール酸、乳酸、安息香酸、およびサリチル酸が挙げられる。最も好ましい有機酸は、クエン酸である。
【0069】
典型的に、上記組成物のこの実施形態では、無機酸は、強酸である。それは、モノプロトン酸、ジプロトン酸、またはトリプロトン酸であり得る。特に好ましい無機酸としては、塩酸、硫酸、およびリン酸が挙げられる。
【0070】
上記組成物のこの代替的実施形態は、皮膚軟化剤成分、酸化防止剤、溶媒成分、キレート剤、ハーブ抽出物、防腐剤、および芳香剤を含めた上述のような他の成分をさらに含むことができる。
【0071】
上記組成物は、タンパク質、保湿剤、他の防腐剤、精油、他のビタミン、着色剤、ヒドロキシ酸、他の植物抽出物、遮光剤、ヒアルロン酸ナトリウム、脂質、脂肪酸、増粘剤、パンテノール等のような他の成分をさらに含むことができる。かかる成分の使用は、化粧品の技術分野、および一般市販薬の技術分野で慣例的である。典型的な遮光剤は、メトキシケイ皮酸オクチル、およびベンゾフェノン−3である。
【0072】
上記組成物のさらに別の実施形態では、乳化剤系は、上述の酸性陰イオン性ポリマーを含み、この酸性陰イオン性ポリマーの一例は、Carbomerとして販売される。この実施形態では、pHは、有機塩基または無機塩基を用いて、約3.0〜約6.0の範囲に調節される。好ましくは、pHは、約5.0〜約5.5の範囲に調節される。好ましい有機塩基は、トリエタノールアミンである。好ましい無機塩基は、水酸化ナトリウムである。一般に、トリエタノールアミンのような有機塩基を使用することが好ましい。
【0073】
この実施形態は、他の成分をさらに含むことができる。例えば、本発明のこの実施形態は、溶媒成分をさらに含むことができる。典型的に、溶媒成分は、プロピレングリコール、グリセリン、またはブチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む。好ましくは、溶媒成分は、プロピレングリコールである。
【0074】
本発明のこの実施形態は、皮膚軟化剤成分をさらに含むことができる。皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含むことができる。好ましくは、皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、およびタラ肝油のすべてを含む。
【0075】
上記組成物のこの実施形態はまた、酸化防止剤を含むことができる。好ましい酸化防止剤は、ブチル化ヒドロキシトルエンである。
【0076】
本発明のこの実施形態は、防腐剤成分をさらに含むことができる。防腐剤成分は、メチルパラベン、およびプロピルパラベンからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤を含むことができる。好ましくは、防腐剤成分は、メチルパラベンおよびプロピルパラベンの両方を含む。
【0077】
上記組成物のこの実施形態は、上述のような芳香剤をさらに含むことができる。クリームの安定性および機能は、芳香剤の有無により変更しない。上述のように、場合によっては芳香剤を省略することが望ましい場合がある。
【0078】
以下の考察では、約5.0〜約6.0のpH範囲を有する本発明のこの実施形態による好ましい組成物に関する、範囲、好ましい濃度、および最適濃度について記載する。
【0079】
水は、上記組成物のこの実施形態の約50.0%〜約90.0%を構成することができる。好ましくは、水は、上記組成物のこの実施形態の約60.0%〜約80.0%を構成する。上記組成物のこの実施形態における水の最適濃度は、約73.55%である。
【0080】
カルボキシポリメチレンポリマーは、上記組成物のこの実施形態の約0.40%〜約3.0%を構成することができる。好ましくは、カルボキシポリメチレンポリマーは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成する。カルボキシポリメチレンポリマーの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.00%である。
【0081】
プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約9.0%を構成することができる。好ましくは、プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約4.0%〜約7.0%を構成する。プロピレングリコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約5.70%である。
【0082】
ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約5.0%〜約15.0%を構成することができる。好ましくは、ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約8.0%〜約12.0%を構成する。ラノリン油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約10.0%である。
【0083】
セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約8.0%を構成することができる。好ましくは、セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約7.0%を構成する。セチルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約3.00%である。
【0084】
タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約7.0%を構成することができる。好ましくは、タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約4.0%を構成する。タラ肝油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.00%である。
【0085】
ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.1%〜約1.0%を構成することができる。好ましくは、ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.30%〜約0.80%を構成する。ブチル化ヒドロキシトルエンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%である。
【0086】
メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。メチルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.30%である。
【0087】
プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。プロピルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.25%である。
【0088】
アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成することができる。好ましくは、アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約2.0%を構成する。アラントインの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%である。
【0089】
芳香剤は、存在する場合、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、存在する場合、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.40%を構成する。芳香剤の最適濃度は、存在する場合、上記組成物の約0.20%である。
【0090】
トリエタノールアミンは、pHを約5.0〜5.5の範囲の値に調節するために、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約3.0%を構成することができる。好ましくは、トリエタノールアミンは、示したようにpHを調節するために、上記組成物のこの実施形態の約0.20%〜約2.0%を構成する。トリエタノールアミンの最適濃度は、示したようにpHを調節するために、上記組成物のこの実施形態の約0.80%である。
【0091】
本発明による組成物のさらに別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、および
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)セチルアルコール、および
(b)ステアリン酸
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。
【0092】
この実施形態では、pHは、ある量の弱有機塩基の添加により、約3.0〜約6.0の範囲に調節される。好ましくは、pHは、約5.0〜約5.8の範囲に調節される。弱有機塩基は、エタノールアミン、ジエタノールアミンまたはトリエタノールアミンのようなアミン含有塩基であり得る。好ましい有機塩基は、トリエタノールアミンである。
【0093】
この実施形態は、他の成分をさらに含むことができる。例えば、本発明のこの実施形態は、溶媒成分をさらに含むことができる。典型的に、溶媒成分は、プロピレングリコール、グリセリン、またはブチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含むことができる。好ましくは、溶媒成分は、プロピレングリコールである。
【0094】
本発明のこの実施形態は、皮膚軟化剤成分をさらに含むことができる。皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含むことができる。好ましくは、皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、およびタラ肝油のすべてを含む。
上記組成物のこの実施形態はまた、酸化防止剤を含むことができる。好ましい酸化防止剤は、ブチル化ヒドロキシトルエンである。
【0095】
本発明のこの実施形態は、防腐剤成分をさらに含むことができる。防腐剤成分は、メチルパラベンおよびプロピルパラベンからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤を含むことができる。好ましくは、防腐剤成分は、メチルパラベンおよびプロピルパラベンの両方を含む。
【0096】
上記組成物のこの実施形態は、上述のような芳香剤をさらに含むことができる。クリームの安定性および機能は、芳香剤の有無により変更しない。上述のように、場合によっては芳香剤を省略することが望ましい場合がある。
【0097】
以下の考察では、pHが約5.0〜約5.8の範囲にある場合の本発明のこの実施形態による好ましい組成物に関する、範囲、好ましい濃度および最適濃度について記載する。
【0098】
水は、上記組成物のこの実施形態の約50.0%〜約90.0%を構成することができる。好ましくは、水は、上記組成物のこの実施形態の約60.0%〜約85.0%を構成する。上記組成物のこの実施形態における水の最適濃度は、約71.10%である。
【0099】
プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約9.0%を構成することができる。好ましくは、プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約4.0%〜約7.0%を構成する。プロピレングリコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約5.70%である。
【0100】
トリエタノールアミンは、上記組成物のこの実施形態の約0.2%〜約4.0%を構成することができる。好ましくは、トリエタノールアミンは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約3.0%を構成する。トリエタノールアミンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.25%である。
【0101】
ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約5.0%〜約15.0%を構成することができる。好ましくは、ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約8.0%〜約12.0%を構成する。ラノリン油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約10.60%である。
【0102】
セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約7.0%を構成することができる。好ましくは、セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約6.0%を構成する。セチルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約3.50%である。
【0103】
ステアリン酸は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約5.0%を構成することができる。好ましくは、ステアリン酸は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約4.0%を構成する。ステアリン酸の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.50%である。
【0104】
タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約7.0%を構成することができる。好ましくは、タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%〜約5.0%を構成する。タラ肝油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.0%である。
【0105】
ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.1%〜約1.0%を構成することができる。好ましくは、ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.2%〜約0.8%を構成する。ブチル化ヒドロキシトルエンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%である。
【0106】
メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。メチルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.30%である。
【0107】
プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、プロピルパラベンは、上記組成物の約0.15%〜約0.40%を構成する。プロピルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.25%である。
【0108】
アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成することができる。好ましくは、アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約2.0%を構成する。アラントインの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%である。
【0109】
存在する場合、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.40%を構成する。芳香剤の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.20%である。
【0110】
本発明による組成物のさらなる別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)ステアロイル乳酸ナトリウム、
(b)イソステアロイル乳酸ナトリウム、
(c)任意に、トリエタノールアミン、
(d)任意に、炭素鎖長が8〜22個の炭素原子の範囲であるエトキシ化エーテルまたはエトキシ化エステルである非イオン性乳化剤からなる群から選択される少なくとも1つの非イオン性乳化剤
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。
【0111】
ステアロリル乳酸ナトリウムは、ラクチルラクテート(lactyl lactate)のステアリン酸エステルのナトリウム塩である。イソステアリル乳酸ナトリウムは、ラクチルラクテートのイソステアリン酸エステルのナトリウム塩である。
【0112】
上記組成物のこの実施形態では、上記組成物は、pHを約3.0〜約6.0の範囲に調節するために、酸をさらに含む。好ましくは、pHは、約5.0〜約5.8の範囲に調節される。上述のように、酸は、無機酸または有機酸であり得る。好ましくは、酸は、弱有機酸である。最も好ましくは、酸は、クエン酸である。
【0113】
この実施形態は、他の成分をさらに含むことができる。例えば、本発明のこの実施形態は、溶媒成分をさらに含むことができる。典型的に、溶媒成分は、プロピレングリコール、グリセリン、またはブチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む。好ましくは、溶媒成分は、プロピレングリコールである。
【0114】
本発明のこの実施形態は、皮膚軟化剤成分をさらに含むことができる。皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含むことができる。好ましくは、皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、およびタラ肝油のすべてを含む。
【0115】
本発明のこの実施形態は、キレート化剤成分をさらに含むことができる。好ましくは、キレート化剤成分は、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウムである。
【0116】
本発明のこの実施形態は、防腐剤成分をさらに含むことができる。防腐剤成分は、メチルパラベン、およびプロピルパラベンからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤成分を含むことができる。好ましくは、防腐剤成分は、メチルパラベンおよびプロピルパラベンの両方を含む。
【0117】
上記組成物のこの実施形態はまた、酸化防止剤を含むことができる。好ましい酸化防止剤は、ブチル化ヒドロキシトルエンである。
【0118】
上記組成物のこの実施形態は、上述のような芳香剤をさらに含むことができる。クリームの安定性および機能は、芳香剤の有無により変更しない。上述のように、場合によっては芳香剤を省略することが望ましい場合がある。
【0119】
以下の考察では、pHが約5.0〜約5.8の範囲である場合の本発明のこの実施形態による好ましい組成物に関する、範囲、好ましい濃度、および最適濃度について記載する。
【0120】
水は、上記組成物のこの実施形態の約50.0%〜約90.0%を構成することができる。好ましくは、水は、上記組成物のこの実施形態の約60.0%〜約80.0%を構成する。上記組成物のこの実施形態における水の最適濃度は、約73.72%である。
【0121】
プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約9.0%を構成することができる。好ましくは、プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約4.0%〜約7.0%を構成する。プロピレングリコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約5.70%である。
【0122】
クエン酸は、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、クエン酸は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.40%を構成する。クエン酸の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.18%である。
【0123】
ステアロイル乳酸ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.30%〜約3.0%を構成することができる。好ましくは、ステアロイル乳酸ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.50%を構成する。ステアロイル乳酸ナトリウムの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.00%である。
【0124】
イソステアロイル乳酸ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約1.0%を構成することができる。好ましくは、イソステアロイル乳酸ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.1%〜約0.70%を構成する。イソステアロイル乳酸ナトリウムの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.25%である。
【0125】
EDTA四ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.25%を構成することができる。好ましくは、EDTA四ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.20%を構成する。EDTA四ナトリウムの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.15%である。
【0126】
ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約5.0%〜約15.0%を構成することができる。好ましくは、ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約8.0%〜約12.0%を構成する。ラノリン油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約10.60%である。
【0127】
セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約8.0%を構成することができる。好ましくは、セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約7.0%を構成する。セチルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約3.80%である。
【0128】
タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約7.0%を構成することができる。好ましくは、タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約4.0%を構成する。タラ肝油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.0%である。
【0129】
ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約1.0%を構成することができる。好ましくは、ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.20%〜約0.80%を構成する。ブチル化ヒドロキシトルエンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%である。
【0130】
メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。メチルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.30%である。
【0131】
プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。プロピルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.25%である。
【0132】
アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成することができる。好ましくは、アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約2.0%を構成する。アラントインの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%である。
【0133】
存在する場合、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.40%を構成する。芳香剤の最適濃度は、上記組成物の約0.20%である。
【0134】
本発明による組成物のさらなる別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、および
(2)少なくとも1つのセテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテルを含む乳化剤系
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。
【0135】
本発明による組成物中での使用に適切なセテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテルでは、エチレングリコール部分の数は、6〜40の範囲をとることができ、例えば、R(OCH2CH2)25OH(式中、R=CH3(CH2)16 〜 18)であり得る。本発明の一好適実施形態では、乳化剤系は、セテアレス−25およびセテアレス−6、すなわち、それぞれ25個および6個のエチレングリコールユニットを有するセテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテルの両方を含む。
【0136】
上記組成物のこの実施形態では、組成物は、約3.0〜約6.0の範囲にpHを調節するために、酸をさらに含む。好ましくは、pHは、約5.0〜約5.8の範囲に調節される。酸は、上述のように無機酸または有機酸であり得る。好ましくは、酸は、弱有機酸である。最も好ましくは、酸は、クエン酸である。
【0137】
この実施形態は、他の成分をさらに含むことができる。例えば、本発明のこの実施形態は、溶媒成分をさらに含むことができる。典型的に、溶媒成分は、プロピレングリコール、グリセリン、またはブチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含むことができる。好ましくは、溶媒成分は、プロピレングリコールである。
【0138】
本発明のこの実施形態は、キレート化剤成分をさらに含むことができる。好ましくは、キレート化剤成分は、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウムである。
【0139】
本発明のこの実施形態は、皮膚軟化剤成分を含むことができる。皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含むことができる。好ましくは、皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油のすべてを含む。
【0140】
上記組成物のこの実施形態はまた、酸化防止剤を含むことができる。好ましい酸化防止剤は、ブチル化ヒドロキシトルエンである。
【0141】
本発明のこの実施形態は、防腐剤成分をさらに含むことができる。防腐剤成分は、メチルパラベン、プロピルパラベン、およびジアゾリジニルウレアからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤成分を含むことができる。好ましくは、防腐剤成分は、メチルパラベン、プロピルパラベン、およびジアゾリジニルウレアのすべてを含む。
【0142】
上記組成物のこの実施形態は、上述のような芳香剤をさらに含むことができる。クリームの安定性および機能は、芳香剤の有無により変更しない。上述のように、場合によっては芳香剤を省略することが望ましい場合がある。
【0143】
以下の考察では、pHが約5.0〜約5.8の範囲に調節された場合の本発明のこの実施形態による好ましい組成物に関する、範囲、好ましい濃度、および最適濃度について記載する。
【0144】
水は、上記組成物のこの実施形態の約50.0%〜約90.0%を構成することができる。好ましくは、水は、上記組成物のこの実施形態の約55.0%〜約75.0%を構成する。上記組成物のこの実施形態における水の最適濃度は、約66.33%である。
【0145】
プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約9.0%を構成することができる。好ましくは、プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約4.2%〜約7.0%を構成する。プロピレングリコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約5.70%である。
【0146】
EDTA四ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、EDTA四ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.30%を構成する。EDTA四ナトリウムの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.15%である。
【0147】
セテアレス−25は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約4.0%を構成することができる。好ましくは、セテアレス−25は、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約3.5%を構成する。セテアレス−25の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.60%である。
【0148】
クエン酸は、上記組成物のこの実施形態の約0.04%〜約0.40%を構成することができる。好ましくは、クエン酸は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.30%を構成する。クエン酸の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.12%である。
【0149】
ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約5.0%〜約15.0%を構成することができる。好ましくは、ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約8.0%〜約12.0%を構成する。ラノリン油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約10.60%である。
【0150】
セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約3.0%〜約10.0%を構成することができる。好ましくは、セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約3.5%〜約7.5%を構成する。セチルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約4.30%である。
【0151】
ステアリルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約5.0%を構成することができる。好ましくは、ステアリルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約4.0%を構成する。ステアリルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約3.50%である。
【0152】
セテアレス−6は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約4.0%を構成することができる。好ましくは、セテアレス−6は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約3.0%を構成する。セテアレス−6の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.80%である。
【0153】
タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約7.0%を構成することができる。好ましくは、タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約4.0%を構成する。タラ肝油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.00%である。
【0154】
ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約1.0%を構成することができる。好ましくは、ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.20%〜約0.80%を構成する。ブチル化ヒドロキシトルエンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%である。
【0155】
メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。メチルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.30%である。
【0156】
プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。プロピルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.25%である。
【0157】
ジアゾリジニルウレアは、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、ジアゾリジニルウレアは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.30%を構成する。ジアゾリジニルウレアの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.15%である。
【0158】
アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成することができる。好ましくは、アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約2.0%を構成する。アラントインの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%である。
【0159】
存在する場合、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.40%を構成する。芳香剤の最適濃度は、上記組成物の約0.20%である。
【0160】
本発明による組成物のさらに別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、および
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)ステアリン酸のポリエチレングリコールエーテル、および
(b)ステアリン酸グリセリル
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。
【0161】
典型的に、ステアリン酸のポリエチレングリコールエステル中のエチレングリコール部分の数は、25〜100である。本発明による組成物のこの実施形態での使用ための2つの好ましいステアリン酸のポリエチレングリコールエステルは、それぞれ40個および100個のエチレングリコール部分を有するステアリン酸PEG−40およびステアリン酸PEG−100である。特に好ましいステアリン酸のポリエチレングリコールエステルは、ステアリン酸PEG−100である。
【0162】
上記組成物のこの実施形態では、組成物は、約3.0〜約6.0の範囲にpHを調節するための酸をさらに含む。好ましくは、pHは、約5.0〜約5.8の範囲に調節される。酸は、上述のように無機酸または有機酸であり得る。好ましくは、酸は、弱有機酸である。最も好ましくは、酸は、クエン酸である。
【0163】
この実施形態は、他の成分をさらに含むことができる。例えば、本発明のこの実施形態は、溶媒成分をさらに含むことができる。典型的に、溶媒成分は、1つまたはそれ以上のプロピレングリコール、グリセリン、またはブチレングリコールである。好ましくは、溶媒成分は、プロピレングリコールである。
【0164】
本発明のこの実施形態は、キレート化剤成分をさらに含むことができる。好ましくは、キレート化剤成分は、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウムである。
【0165】
本発明のこの実施形態は、皮膚軟化剤成分をさらに含むことができる。皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含むことができる。好ましくは、皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油のすべてを含む。
【0166】
上記組成物のこの実施形態はまた、酸化防止剤を含むことができる。好ましい酸化防止剤は、ブチル化ヒドロキシトルエンである。
【0167】
本発明のこの実施形態は、防腐剤成分をさらに含むことができる。防腐剤成分は、メチルパラベン、プロピルパラベン、およびジアゾリジニルウレアからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤成分を含むことができる。好ましくは、防腐剤成分は、メチルパラベン、プロピルパラベン、およびジアゾリジニルウレアのすべてを含む。
【0168】
上記組成物のこの実施形態は、上述のような芳香剤をさらに含むことができる。クリームの安定性および機能は、芳香剤の有無により変更しない。上述のように、場合によっては芳香剤を省略することが望ましい場合がある。
【0169】
以下の考察では、約5.0〜約5.8のpH範囲を有する本発明のこの実施形態による好ましい組成物に関する、範囲、好ましい濃度、および最適濃度について記載する。
【0170】
水は、上記組成物のこの実施形態の約50.0%〜約90.0%を構成することができる。好ましくは、水は、上記組成物のこの実施形態の約55.0%〜約80.0%を構成する。上記組成物のこの実施形態における水の最適濃度は、約67.86%である。
【0171】
プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約9.0%を構成することができる。好ましくは、プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約4.30%〜約7.00%を構成する。プロピレングリコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約5.70%である。
【0172】
EDTA四ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、EDTA四ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.30%を構成する。EDTA四ナトリウムの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.15%である。
【0173】
クエン酸は、上記組成物のこの実施形態の約0.04%〜約0.40%を構成することができる。好ましくは、クエン酸は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.30%を構成する。クエン酸の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.14%である。
【0174】
ステアリン酸PEG−100は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約5.0%を構成することができる。好ましくは、ステアリン酸PEG−100は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%〜約3.00%を構成する。ステアリン酸PEG−100の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.60%である。
【0175】
ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約5.0%〜約15.0%を構成することができる。好ましくは、ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約8.0%〜約12.0%を構成する。ラノリン油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約10.60%である。
【0176】
セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約10.0%を構成することができる。好ましくは、セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.50%〜約7.50%を構成する。セチルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約3.00%である。
【0177】
ステアリルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約4.0%を構成することができる。好ましくは、ステアリルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約3.5%を構成する。ステアリルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.50%である。
【0178】
ステアリン酸グリセリルは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約5.0%を構成することができる。好ましくは、ステアリン酸グリセリルは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約4.0%を構成する。ステアリル酸グリセリルの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.50%である。
【0179】
タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約7.0%を構成することができる。好ましくは、タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約4.0%を構成する。タラ肝油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.00%である。
【0180】
ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約1.0%を構成することができる。好ましくは、ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.20%〜約0.80%を構成する。ブチル化ヒドロキシトルエンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%である。
【0181】
メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。メチルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.30%である。
【0182】
プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。プロピルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.25%である。
【0183】
ジアゾリジニルウレアは、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、ジアゾリジニルウレアは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.30%を構成する。ジアゾリジニルウレアの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.20%である。
【0184】
アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成することができる。好ましくは、アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約2.0%を構成する。アラントインの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%である。
【0185】
存在する場合、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.40%を構成する。芳香剤の最適濃度は、上記組成物の約0.20%である。
【0186】
本発明による組成物のさらに別の実施形態は、以下の:
(1)アラントイン、
(2)炭水化物ポリマー、および
(2)以下を含む乳化剤系:
(a)蜜蝋、および
(b)実質的に親水性であり、水溶性である陰イオン性乳化剤
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物である。
【0187】
炭水化物ポリマーは典型的に、ガラクトアラビナン、ポリガラクトース、およびポリアラビノースからなる群から選択される。好ましくは、炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナンである。
【0188】
実質的に親水性であり、水溶性である陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、オレイルコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、およびラウリルサルコシン酸ナトリウムからなる群から選択することができる。特に好ましい陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウムである。
【0189】
上記組成物のpHは、典型的に酸を用いて、約3.0〜約6.0の範囲に調節される。好ましくは、pHは、約5.0〜約5.8の範囲に調節される。酸は、上述のように無機酸または有機酸であり得る。好ましくは、酸は、弱有機酸である。最も好ましくは、酸は、クエン酸である。
【0190】
この実施形態は、他の成分をさらに含むことができる。例えば、本発明のこの実施形態は、溶媒成分をさらに含むことができる。典型的に、溶媒成分は、プロピレングリコール、グリセリン、またはブチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含むことができる。好ましくは、溶媒成分は、プロピレングリコールである。
【0191】
本発明のこの実施形態は、キレート化剤成分をさらに含むことができる。好ましくは、キレート化剤成分は、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウムである。
【0192】
本発明のこの実施形態は、皮膚軟化剤成分をさらに含むことができる。皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含むことができる。好ましくは、皮膚軟化剤成分は、ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油のすべてを含む。
【0193】
上記組成物のこの実施形態はまた、酸化防止剤を含むことができる。好ましい酸化防止剤は、ブチル化ヒドロキシトルエンである。
【0194】
本発明のこの実施形態は、防腐剤成分をさらに含むことができる。防腐剤成分は、メチルパラベン、またはプロピルパラベンの1つまたはそれ以上を含むことができる。好ましくは、防腐剤成分は、メチルパラベン、およびプロピルパラベンを含む。
【0195】
上記組成物のこの実施形態は、上述のような芳香剤をさらに含むことができる。クリームの安定性および機能は、芳香剤の有無により変更しない。上述のように、場合によっては芳香剤を省略することが望ましい場合がある。
【0196】
以下の考察では、pHが約5.0〜約6.0の範囲に調節された場合の本発明のこの実施形態による好ましい組成物に関する、範囲、好ましい濃度、および最適濃度について記載する。
【0197】
水は、上記組成物のこの実施形態の約50.0%〜約90.0%を構成することができる。好ましくは、水は、上記組成物のこの実施形態の約60.0%〜約80.0%を構成する。上記組成物のこの実施形態における水の最適濃度は、約61.65%である。
【0198】
プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約9.0%を構成することができる。好ましくは、プロピレングリコールは、上記組成物のこの実施形態の約4.0%〜約7.0%を構成する。プロピレングリコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約5.70%である。
【0199】
30%溶液としてのラウリル硫酸ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約5.0%を構成することができる。好ましくは、30%溶液としてのラウリル硫酸ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約3.0%を構成する。30%溶液としてのラウリル硫酸ナトリウムの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.90%である。
【0200】
EDTA四ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.30%を構成することができる。好ましくは、EDTA四ナトリウムは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.20%を構成する。EDTA四ナトリウムの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.15%である。
【0201】
ガラクトアラビナンは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約25.0%を構成することができる。好ましくは、ガラクトアラビナンは、上記組成物のこの実施形態の約3.0%〜約15.0%を構成する。ガラクトアラビナンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約5.00%である。
【0202】
クエン酸は、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.25%を構成することができる。好ましくは、クエン酸は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.20%を構成する。クエン酸の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.15%である。
【0203】
ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約5.0%〜約15.0%を構成することができる。好ましくは、ラノリン油は、上記組成物のこの実施形態の約8.0%〜約12.0%を構成する。ラノリン油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約10.60%である。
【0204】
セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約8.0%を構成することができる。好ましくは、セチルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約2.0%〜約7.0%を構成する。セチルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約4.20%である。
【0205】
ステアリルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約6.0%を構成することができる。好ましくは、ステアリルアルコールは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約4.0%を構成する。ステアリルアルコールの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.00%である。
【0206】
蜜蝋は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約5.0%を構成することができる。好ましくは、蜜蝋は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約3.0%を構成する。蜜蝋の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.90%である。
【0207】
タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約15.0%を構成することができる。好ましくは、タラ肝油は、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約10.0%を構成する。タラ肝油の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約2.00%である。
【0208】
ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.1%〜約3.0%を構成することができる。好ましくは、ブチル化ヒドロキシトルエンは、上記組成物のこの実施形態の約0.25%〜約2.50%を構成する。ブチル化ヒドロキシトルエンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.50%である。
【0209】
メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、メチルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。メチルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.30%である。
【0210】
プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、プロピルパラベンは、上記組成物のこの実施形態の約0.15%〜約0.40%を構成する。プロピルパラベンの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.25%である。
【0211】
アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約0.50%〜約2.0%を構成することができる。好ましくは、アラントインは、上記組成物のこの実施形態の約1.0%〜約2.0%を構成する。アラントインの最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約1.50%である。
【0212】
存在する場合、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.05%〜約0.50%を構成することができる。好ましくは、芳香剤は、上記組成物のこの実施形態の約0.10%〜約0.40%を構成する。芳香剤の最適濃度は、上記組成物のこの実施形態の約0.20%である。
【0213】
本発明による特に好ましい組成物の例を以下に記載する。
組成物は、脂溶性成分および水溶性成分をブレンドするための化粧品技術分野および一般市販薬配合技術分野にて慣例的であるような標準的な混合技法により調製される。これらの混合技法には、手動混合および機械的混合が包含され、また均質化混合およびスイープ混合が含まれる。使用される混合技法は、混合される成分の粘性、およびその成分の容量、ならびに脂溶性および水溶性成分の相対比率のような変数に基づいて、当業者により選択され得る。組成物は、脂溶性成分を含有する1つのバッチと水溶性成分を含有する別のバッチのような、2つ以上のバッチ中で混合することができ、続いてそれらのバッチは、調製物の最終段階で混合され得る。
使用されるバッチは、表1〜11に示す。
【0214】
本発明による組成物は、皮膚疾患および状態を治療するために配合され得る。本発明による組成物がそのための配合され得る皮膚疾患および状態には、表皮水疱症、褥瘡性潰瘍、圧迫性潰瘍、糖尿病性潰瘍、および稗粒腫が存在する。本発明のよる組成物は、他の皮膚疾患および状態の治療のために配合され得る。組成物の細目は、治療されるべき特定状態に従って変更され得る。例えば、より大きな度合いまたは少ない度合いの油溶性または脂溶性成分を含むことができ、またアレルギー反応のある患者で使用されることを意図される組成物の場合には、芳香剤および着色剤のようなしばしばアレルギー反応を発生させる化合物は排除され得る。かかる細目は、当業者により容易に確認することができる。
【0215】
本発明は、以下の実施例により説明される。これらの実施例は、単に説明の目的であり、本発明を限定するものと解釈されない。
【0216】
実施例1
pH7.4を有する皮膚保護剤一般市販薬クリームの調製
(従来技術の例)
皮膚保護剤一般市販薬(OTC)クリームを、表1の配合に従って調製した。
【0217】
【表1】
【0218】
パートA成分を、混合しながら合わせて、175oFに加熱した。パートB成分を、混合しながら合わせて、175oFに加熱した。次に、パートB混合物を混合しながらパートA混合物に添加した。次に、得られた混合物を引続き混合しながら120oFに冷却した。次に、パートC成分を混合しながら添加した。最終エマルジョンを引続き混合しながら冷却した。生じたクリームは、7.4のpHを有していた。実施例1により調製したクリームサンプルを、促進老化安定性研究のために使用して、40℃でのある期間後のそれらのアラントイン濃度に関して分析した。結果を表2に示す。
【0219】
表2からわかるように、実施例1によるクリーム中のアラントインは分解を受け、OTC薬に要される仕様を満たさない。
【表2】
【0220】
実施例2
低pHを有するアラントインを含有するクリームの調製
アラントインを含有するOTC皮膚クリームを、表3の成分を用いて調製して、低pHを有するクリームを提供した。
【0221】
【表3】
【0222】
パートA成分を、混合しながら合わせて、175oFに加熱した。パートB成分を、混合しながら合わせて、175oFに加熱した。次に、パートB混合物を混合しながらパートA混合物に添加した。次に、得られた混合物を混合しながら120oFに冷却し、冷却した時点でパートC成分を混合しながら添加した。最終エマルジョンを引続き混合しながら冷却した。生じたクリームは、5.3のpHを有していた。
【0223】
パートBをパートAに添加したか、またはパートAをパートBに添加した場合、同様のクリームが生産されることがわかった。しかしながら、油相および水相が、その2つの相が互いに添加された後、高剪断下にて均質化される場合に、クリームは良好な外観を有する。
【0224】
この実施例のクリームサンプルを、促進老化安定性研究のために使用して、それらのアラントイン濃度に関して分析した。結果を表4に示す。表4からわかるように、アラントインはpH5.3を有するクリーム中では長い間安定である。
【表4】
【0225】
実施例3
イオン性乳化剤を有するアラントイン含有皮膚クリームの調製
イオン性乳化剤を有するアラントイン含有皮膚クリームは、表5に従って調製される。調製は、実施例2で使用した方法に従い、パートA、パートB、およびパートCのそれぞれの成分を別個に合わせた後、パートBをパートAに添加し、続いてパートAとパートBの組合せにパートCを添加する。pHは、約5.0〜約5.8の範囲の値に、このpHに到達するのに十分なトリエタノールアミンでステアリン酸を中和することにより調節される。トリエタノールアミンの代わりに他の塩基を使用することができる。
【0226】
【表5】
【0227】
実施例4
ラクチレート乳化剤を有するアラントイン含有皮膚クリームの調製
乳化剤ステアロイル乳酸ナトリウム、およびイソステアロル乳酸ナトリウムを有するアラントイン含有皮膚クリームを表6に従って調製する。調製は、実施例3で使用した方法に従う。pHは、適切な量のクエン酸の添加により調節される。
【0228】
【表6】
【0229】
実施例5
カルボキシポリメチレンポリマーを有するアラントイン含有皮膚クリームの調製
カルボキシポリメチレンポリマーを有するアラントイン含有皮膚クリームは、表7に従って調製される。調製は、乳化剤の増粘を回避するためにパートA、BおよびCを合わせた後にトリエタノールアミン(パートD)を最後に添加すること以外は、実施例3で使用した方法に従う。トリエタノールアミンは、pHを調節するために添加される。
【0230】
【表7】
【0231】
実施例6
セテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテルを有するアラントイン含有皮膚クリームの調製
セテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテルを有するアラントイン含有皮膚クリームは、表8に従って調製される。調製は、実施例3で使用した方法に従う。クエン酸は、pHを調節するために添加される。
【0232】
【表8】
【0233】
実施例7
ステアリン酸のポリエチレングリコールエステルおよびステアリン酸グリセリルを有するアラントイン含有皮膚クリームの調製
ステアリン酸のポリエチレングリコールエーテルおよびステアリン酸グリセリルを有するアラントイン含有皮膚クリームは、表9に従って調製される。調製は、実施例3で使用した方法に従う。クエン酸は、pHを調節するために添加される。
【0234】
【表9】
【0235】
実施例8
カルボキシポリメチレンポリマーおよびステアリン酸のポリエチレングリコールエステルを有するアラントイン皮膚含有クリームの調製
カルボキシポリメチレンポリマーおよびステアリン酸のポリエチレングリコールエステルを有するアラントイン含有皮膚クリームは、表10に従って調製される。調製は、実施例5で使用した方法に従い、トリエタノールアミン(パートD)が最後に添加される。トリエタノールアミンは、pHを調節するために添加される。
【0236】
【表10】
【0237】
実施例9
ガラクトアラビナン、ラウリル硫酸ナトリウム、および蜜蝋を有するアラントイン含有皮膚クリームの調製
ガラクトアラビナン、ラウリル硫酸ナトリウム、および蜜蝋を有するアラントイン含有皮膚クリームは、表11に従って調製される。調製は、実施例3で使用した方法に従う。クエン酸は、pHを調節するために添加される。
【0238】
【表11】
【0239】
[本発明の利点]
本発明は、酸性陰イオン性ポリマーおよび陰イオン性乳化剤、または酸性陰イオン性ポリマーおよびエトキシ化エーテルもしくはエトキシ化エステルである非イオン性乳化剤を用いた水中油型エマルジョンであるアラントイン含有組成物を提供する。上記組成物は、炭水化物ポリマーをさらに含むことでき、炭水化物ポリマーは、ポリガラクトースまたはポリアラビノースであり得る。エトキシ化エーテルまたはエトキシ化エステルを使用する場合、上記組成物は、ステアリン酸グリセリルをさらに含むことができる。上記組成物は、改良された熱安定性を有する。本発明による組成物は、表皮水疱症、圧迫性潰瘍、糖尿病性潰瘍、褥瘡性潰瘍、および稗粒腫を含めた多数の皮膚疾患および状態の治療に有用である。本発明による組成物はまた、これらの疾患が存在しない場合でさえも、皮膚保護剤として有用である。本発明による組成物は、十分に許容され、他の治療とともに使用することができる。
【0240】
本発明を、それらのある好ましい型を参照して、かなり詳細に記載してきたが、他の型および実施形態が可能である。したがって、本発明の範囲は、併記の特許請求の範囲により決定される。
Claims (81)
- 以下の:
(a)アラントイン、および
(b)実質的に親水性であり、水溶性である少なくとも1つの陰イオン性または非イオン性乳化剤
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物であって、該組成物のpHは、約3.0〜約6.0の範囲内である組成物。 - 前記組成物のpHは、約5.0〜約6.0の範囲である、請求項1に記載の組成物。
- 前記少なくとも1つの陰イオン性または非イオン性乳化剤は、以下の:
(a)酸性陰イオン性ポリマー、
(b)ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、オレイルコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、およびラウリルサルコシン酸ナトリウムからなる群から選択される陰イオン性乳化剤、
(c)鎖長が8〜22個の炭素原子の範囲であるエトキシ化エーテルまたはエトキシ化エステルである非イオン性乳化剤、
(d)ステアリン酸グリセリル、
(e)セチルアルコール、
(f)ステアリン酸、
(g)ステアロイル乳酸ナトリウム、
(h)イソステアロイル乳酸ナトリウム、
(i)トリエタノールアミン、
(j)エーテル中のポリエチレングリコール部分の数が6〜40であるセテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテル、および
(k)蜜蝋
からなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。 - ガラクトアラビナン、ポリガラクトース、およびポリアラビノースからなる群から選択される炭水化物ポリマーをさらに含む、請求項1に記載の組成物。
- 前記炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナンである、請求項4に記載の組成物。
- 以下の:
(a)アラントイン、および
(b)以下を含む乳化剤系:
(i)酸性陰イオン性ポリマー、および
(ii)ステアリン酸のポリエチレングリコールエステル
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物であって、該組成物のpHは、約3.0〜約6.0である組成物。 - 前記組成物のpHは、約5.0〜約6.0である、請求項6に記載の組成物。
- 前記酸性陰イオン性ポリマーは、カルボキシポリメチレンポリマーである、請求項6に記載の組成物。
- 炭水化物ポリマーをさらに含む、請求項6に記載の組成物。
- 前記炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナン、ポリガラクトース、およびポリアラビノースからなる群から選択される、請求項9に記載の組成物。
- 前記炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナンである、請求項10に記載の組成物。
- 前記組成物は、以下の:
(a)ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含む皮膚軟化剤成分、
(b)ブチル化ヒドロキシトルエン、
(c)プロピレングリコール、グリセリン、およびブチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む溶媒成分、および
(d)メチルパラベン、プロピルパラベン、およびジアゾリジニルウレアからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤を含む防腐剤成分
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項6に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約50%〜約90%の水、
(b)約0.30%〜約3.0%のカルボキシポリメチレンポリマー、
(c)約2.0%〜約9.0%のプロピレングリコール、
(d)約0.25%〜約2.5%のステアリン酸PEG−100、
(e)約5.0%〜約15.0%のラノリン油、
(f)約1.0%〜約8.0%のセチルアルコール、
(g)約0.5%〜約6.0%のステアリルアルコール、
(h)約1.0〜約7.0%のタラ肝油、
(i)約0.10%〜約1.0%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(j)約0.10%〜約0.50%のメチルパラベン、
(k)約0.10%〜約0.50%のプロピルパラベン、
(l)約0.05%〜約0.25%のジアゾリジニルウレア、
(m)約0.50%〜約2.0%のアラントイン、
(n)約0.05%〜約0.50%の芳香剤、および
(o)約0.05%〜約3.0%のトリエタノールアミン
を含む、請求項7に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約60.0%〜約85.0%の水、
(b)約0.50%〜約2.0%のカルボキシポリメチレンポリマー、
(c)約4.0%〜約7.0%のプロピレングリコール、
(d)約0.50%〜約2.0%のステアリン酸PEG−100、
(e)約8.0%〜約12.0%のラノリン油、
(f)約2.0%〜約7.0%のセチルアルコール、
(g)約0.75%〜約5.0%のステアリルアルコール、
(h)約1.0〜約4.0%のタラ肝油、
(i)約0.20%〜約0.80%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(j)約0.15%〜約0.40%のメチルパラベン、
(k)約0.15%〜約0.45%のプロピルパラベン、
(l)約0.10%〜約0.20%のジアゾリジニルウレア、
(m)約1.0%〜約2.0%のアラントイン、
(n)約0.10%〜約0.40%の芳香剤、および
(o)約0.20%〜約2.0%のトリエタノールアミン
を含む、請求項13に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約69.95%の水、
(b)約0.85%のカルボキシポリメチレンポリマー、
(c)約5.70%のプロピレングリコール、
(d)約2.0%のステアリン酸PEG−100、
(e)約10.60%のラノリン油、
(f)約4.20%のセチルアルコール、
(g)約1.50%のステアリルアルコール、
(h)約2.00%のタラ肝油、
(i)約0.50%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(j)約0.30%のメチルパラベン、
(k)約0.25%のプロピルパラベン、
(l)約0.15%のジアゾリジニルウレア、
(m)約1.50%のアラントイン、
(n)約0.20%の芳香剤、および
(o)約0.80%のトリエタノールアミン
を含む、請求項14に記載の組成物。 - 以下の:
(a)アラントイン、および
(b)以下を含む乳化剤系:
(i)酸性陰イオン性ポリマー、および
(ii)実質的に親水性であり、水溶性である陰イオン性乳化剤
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物であって、該組成物のpHは、約3.0〜約6.0の範囲に調節される組成物。 - 前記組成物のpHは、約5.0〜約6.0である、請求項16に記載の組成物。
- 前記陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、オレイルコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、およびラウリルサルコシン酸ナトリウムからなる群から選択される、請求項16に記載の組成物。
- 前記陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウムである、請求項18に記載の組成物。
- 前記酸性陰イオン性ポリマーは、カルボキシポリメチレンである、請求項16に記載の組成物。
- ガラクトアラビナン、ポリガラクトース、およびポリアラビノースからなる群から選択される炭水化物ポリマーをさらに含む、請求項16に記載の組成物。
- 前記炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナンである、請求項21に記載の組成物。
- 以下の:
(a)アラントイン、
(b)酸性陰イオン性ポリマーを含む乳化剤系、および
(c)組成物のpHを約5.0〜約5.5の範囲の値に調節するための塩基
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物。 - 前記pHは、約5.0〜約5.5の範囲である、請求項23に記載の組成物。
- 前記酸性陰イオン性ポリマーは、カルボキシポリメチレンである、請求項23に記載の組成物。
- 前記塩基は、無機塩基である、請求項23に記載の組成物。
- 前記塩基は、有機塩基である、請求項23に記載の組成物。
- 前記塩基は、トリエタノールアミンである、請求項27に記載の組成物。
- 前記組成物は、以下の:
(a)ラノリン油、セチルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含む皮膚軟化剤成分、
(b)ブチル化ヒドロキシトルエン、
(c)プロピレングリコール、グリセリン、およびブチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む溶媒成分、および
(d)メチルパラベンおよびプロピルパラベンからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤を含む防腐剤成分
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項23に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約50.0%〜約90.0%の水、
(b)約0.40%〜約3.0%のカルボキシポリメチレンポリマー、
(c)約2.0%〜約9.0%のプロピレングリコール、
(d)約5.0%〜約15.0%のラノリン油、
(e)約1.0%〜約8.0%のセチルアルコール、
(f)約1.0%〜約7.0%のタラ肝油、
(g)約0.10%〜約1.0%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(h)約0.10%〜約0.50%のメチルパラベン、
(i)約0.10%の約0.50%のプロピルパラベン、
(j)約0.50%〜約2.0%のアラントイン、
(k)約0.05〜約0.50%の芳香剤、および
(l)約0.05%〜約3.0%のトリエタノールアミン
を含む、請求項24に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約60.0%〜約80.0%の水、
(b)約0.50%〜約2.0%のカルボキシポリメチレンポリマー、
(c)約4.0%〜約7.0%のプロピレングリコール、
(d)約8.0%〜約12.0%のラノリン油、
(e)約2.0%〜約7.0%のセチルアルコール、
(f)約1.0%〜約4.0%のタラ肝油、
(g)約0.30%〜約0.80%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(h)約0.15%〜約0.40%のメチルパラベン、
(i)約0.15%〜約0.40%のプロピルパラベン、
(j)約1.0%の約2.0%のアラントイン、
(k)約0.10〜約0.40%の芳香剤、および
(l)約0.20%〜約3.0%のトリエタノールアミン
を含む、請求項30に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約73.55%の水、
(b)約1.00%のカルボキシポリメチレンポリマー、
(c)約5.70%のプロピレングリコール、
(d)約12.0%のラノリン油、
(e)約3.00%のセチルアルコール、
(f)約2.00%のタラ肝油、
(g)約0.50%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(h)約0.30%のメチルパラベン、
(i)約0.25%のプロピルパラベン、
(j)約1.50%のアラントイン、
(k)約0.20%の芳香剤、および
(l)約0.80%のトリエタノールアミン
を含む、請求項31に記載の組成物。 - 以下の:
(a)アラントイン、
(b)以下を含む乳化剤系:
(i)酸性陰イオン性ポリマー、および
(ii)炭素鎖長が8〜22個の炭素原子の範囲であるエトキシ化エーテルまたはエトキシ化エステルである非イオン性乳化剤
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物であって、該組成物のpHは、約3.0〜約6.0である組成物。 - 前記組成物のpHは、約5.0〜約6.0である、請求項33に記載の組成物。
- 前記酸性陰イオン性ポリマーは、カルボキシポリメチレンである、請求項33に記載の組成物。
- ガラクトアラビナン、ポリガラクトース、およびポリアラビノースからなる群から選択される炭水化物ポリマーをさらに含む、請求項33に記載の組成物。
- 前記炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナンである、請求項36に記載の組成物。
- 前記乳化剤系は、ステアリン酸グリセリルをさらに含む、請求項33に記載の組成物。
- 以下の:
(a)ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含む皮膚軟化剤成分、
(b)ブチル化ヒドロキシトルエン、
(c)グリセリン、プロピレングリコール、およびブチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む溶媒成分、および
(d)メチルパラベン、プロピルパラベン、およびジアゾリジニルウレアからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤を含む防腐剤成分
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項33に記載の組成物。 - 以下の:
(a)アラントイン、
(b)以下を含む乳化剤系:
(i)セチルアルコール、および
(ii)ステアリン酸
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物であって、該組成物のpHは、約3.0〜約6.0の範囲の値に調節される組成物。 - 前記pHは、約5.0〜約5.8である、請求項40に記載の組成物。
- 前記組成物は、pHを調節するためにトリエタノールアミンをさらに含む、請求項40に記載の組成物。
- 前記組成物は、以下の:
(a)プロピレングリコール、グリセリン、およびブチレングリコールからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む溶媒成分、
(b)ラノリン油およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含む皮膚軟化剤成分、
(c)ブチル化ヒドロキシトルエン、および
(d)メチルパラベンおよびプロピルパラベンからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤を含む防腐剤成分
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項40に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約50.0%〜約90.0%の水、
(b)約2.0%〜約9.0%のプロピレングリコール、
(c)約0.20%〜約4.0%のトリエタノールアミン、
(d)約5.0%〜約15.0%のラノリン油、
(e)約1.0%〜約7.0%のセチルアルコール、
(f)約0.50%〜約5.0%のステアリン酸、
(g)約1.0%〜約7.0%のタラ肝油、
(h)約0.10%〜約1.0%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(i)約0.10%〜約0.50%のメチルパラベン、
(j)約0.10%の約0.50%のプロピルパラベン、
(k)約0.50%〜約2.0%のアラントイン、および
(l)約0.05%〜約0.50%の芳香剤
を含む、請求項41に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約60.0%〜約85.0%の水、
(b)約4.0%〜約7.0%のプロピレングリコール、
(c)約0.50%〜約3.0%のトリエタノールアミン、
(d)約8.0%〜約12.0%のラノリン油、
(e)約2.0%〜約6.0%のセチルアルコール、
(f)約1.0%〜約4.0%のステアリン酸、
(g)約1.50%〜約5.0%のタラ肝油、
(h)約0.20%〜約0.80%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(i)約0.15%〜約0.40%のメチルパラベン、
(j)約0.15%の約0.40%のプロピルパラベン、
(k)約1.0%〜約2.0%のアラントイン、および
(l)約0.10%〜約0.40%の芳香剤
を含む、請求項44に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約71.70%の水、
(b)約5.70%のプロピレングリコール、
(c)約1.25%のトリエタノールアミン、
(d)約10.60%のラノリン油、
(e)約3.50%のセチルアルコール、
(f)約2.50%のステアリン酸、
(g)約5.0%のタラ肝油、
(h)約0.50%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(i)約0.30%のメチルパラベン、
(j)約0.25%のプロピルパラベン、
(k)約1.50%のアラントイン、および
(l)約0.20%の芳香剤
を含む、請求項45に記載の組成物。 - 以下の:
(a)アラントイン、
(b)以下を含む乳化剤系:
(i)ステアロイル乳酸ナトリウム、
(ii)イソステアロイル乳酸ナトリウム、
(iii)任意に、トリエタノールアミン、
(iv)任意に、炭素鎖長が8〜22個の炭素原子の範囲であるエトキシ化エーテルまたはエトキシ化エステルである非イオン性乳化剤からなる群から選択される少なくとも1つの非イオン性乳化剤
(c)pHを約3.0〜約6.0の範囲に調節するための酸
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物。 - 前記pHは、約5.0〜約5.8である、請求項47に記載の組成物。
- 前記酸は、クエン酸である、請求項47に記載の組成物。
- 以下の:
(a)プロピレングリコール、ブチレングリコール、およびグリセリンからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む溶媒成分、
(b)ラノリン油、セチルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含む皮膚軟化剤成分、
(c)ブチル化ヒドロキシトルエン、
(d)EDTA四ナトリウム、および
(e)メチルパラベンおよびプロピルパラベンからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤を含む防腐剤成分
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項47に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約50.0%〜約90.0%の水、
(b)約2.0%〜約9.0%のプロピレングリコール、
(c)約0.05%〜約0.5%のクエン酸、
(d)約0.30%〜約3.0%のステアロイル乳酸ナトリウム、
(e)約0.05〜約1.0%のイソステアロイル乳酸ナトリウム、
(f)約0.05%〜約0.25%のEDTA四ナトリウム、
(g)約5.0%〜約15.0%のラノリン油、
(h)約1.0%〜約8.0%のセチルアルコール、
(i)約1.0%〜約7.0%のタラ肝油、
(j)約0.10%〜約1.0%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(k)約0.10%〜約0.50%のメチルパラベン、
(l)約0.10%〜約0.50%のプロピルパラベン、
(m)約0.50%〜約2.0%のアラントイン、および
(n)約0.05%〜約0.50%の芳香剤
を含む、請求項48に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約60.0%〜約80.0%の水、
(b)約4.0%〜約7.0%のプロピレングリコール、
(c)約0.10%〜約0.40%のクエン酸、
(d)約0.50%〜約2.5%のステアロイル乳酸ナトリウム、
(e)約0.10〜約0.70%のイソステアロイル乳酸ナトリウム、
(f)約0.10%〜約0.20%のEDTA四ナトリウム、
(g)約8.0%〜約12.0%のラノリン油、
(h)約2.0%〜約7.0%のセチルアルコール、
(i)約1.0%〜約4.0%のタラ肝油、
(j)約0.20%〜約0.80%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(k)約0.15%〜約0.40%のメチルパラベン、
(l)約0.15%〜約0.40%のプロピルパラベン、
(m)約1.0%〜約2.0%のアラントイン、および
(n)約0.10%〜約0.40%の芳香剤
を含む、請求項51に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約73.42%の水、
(b)約5.70%のプロピレングリコール、
(c)約0.18%のクエン酸、
(d)約1.00%のステアロイル乳酸ナトリウム、
(e)約0.25%のイソステアロイル乳酸ナトリウム、
(f)約0.15%のEDTA四ナトリウム、
(g)約15.0%のラノリン油、
(h)約3.80%のセチルアルコール、
(i)約2.00%のタラ肝油、
(j)約0.50%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(k)約0.30%のメチルパラベン、
(l)約0.25%のプロピルパラベン、
(m)約1.50%のアラントイン、および
(n)約0.20%の芳香剤
を含む、請求項52に記載の組成物。 - 以下の:
(a)アラントイン、および
(b)セテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテル中のポリエチレングリコール部分の数が6〜40であるセテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテルを少なくとも1つ含む乳化剤、および
(c)組成物のpHを約3.0〜約6.0の範囲に調節するための酸
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物。 - 前記pHは、約5.0〜約5.8である、請求項54に記載の組成物。
- 前記酸は、クエン酸である、請求項54に記載の組成物。
- 以下の:
(a)プロピレングリコール、ブチレングリコール、およびグリセリンからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む溶媒成分、
(b)ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含む皮膚軟化剤成分、
(c)ブチル化ヒドロキシトルエン、
(d)EDTA四ナトリウム、および
(e)メチルパラベン、プロピルパラベン、およびジアゾリジニルウレアからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤を含む防腐剤成分
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項54に記載の組成物。 - 前記乳化剤系は、セテアレス−25およびセテアレス−6を含む、請求項54に記載の組成物。
- 前記組成物は、以下の:
(a)約50.0%〜約90.0%の水、
(b)約2.0%〜約9.0%のプロピレングリコール、
(c)約0.05%〜約0.50%のEDTA四ナトリウム、
(d)約0.50%〜約4.0%のステアレス−25、
(e)約0.04%〜約0.40%のクエン酸、
(f)約5.0%〜約15.0%のラノリン油、
(g)約3.0%〜約10.0%のセチルアルコール、
(h)約1.0%〜約5.0%のステアリルアルコール、
(i)約0.50%〜約4.0%のセテアレス−6、
(j)約1.0%〜約7.0%のタラ肝油、
(k)約0.1%〜約1.0%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(l)約0.10%〜約0.50%のメチルパラベン、
(m)約0.10%〜約0.50%のプロピルパラベン、
(n)約0.05%〜約0.50%のジアゾリジニルウレア、
(o)約0.05%〜約2.0%のアラントイン、および
(p)約0.05%〜約0.50%の芳香剤
を含む、請求項55に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約55.0%〜約75.0%の水、
(b)約4.2%〜約7.0%のプロピレングリコール、
(c)約0.10%から約0.30%のEDTA四ナトリウム、
(d)約2.0%〜約3.5%のセテアレス−25、
(e)約0.10%〜約0.30%のクエン酸、
(f)約8.0%〜約12.0%のラノリン油、
(g)約3.5%〜約7.5%のセチルアルコール、
(h)約2.0%〜約4.0%のステアリルアルコール、
(i)約1.0%〜約3.0%のセテアレス−6、
(j)約1.0%〜約4.0%のタラ肝油、
(k)約0.20%〜約0.80%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(l)約0.15%〜約0.40%のメチルパラベン、
(m)約0.15%〜約0.40%のプロピルパラベン、
(n)約0.10%〜約0.30%のジアゾリジニルウレア、
(o)約1.0%〜約2.0%のアラントイン、および
(p)約0.10%〜約0.30%の芳香剤
を含む、請求項59に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約66.33%の水、
(b)約5.70%のプロピレングリコール、
(c)約0.15%のEDTA四ナトリウム、
(d)約2.60%のセテアレス−25、
(e)約0.12%のクエン酸、
(f)約10.60%のラノリン油、
(g)約4.30%のセチルアルコール、
(h)約3.50%のステアリルアルコール、
(i)約1.80%のセテアレス−6、
(j)約2.00%のタラ肝油、
(k)約0.50%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(l)約0.30%のメチルパラベン、
(m)約0.25%のプロピルパラベン、
(n)約0.15%のジアゾリジニルウレア、
(o)約1.50%のアラントイン、および
(p)約0.20%の芳香剤
を含む、請求項60に記載の組成物。 - 以下の:
(a)アラントイン、
(b)以下を含む乳化剤系:
(i)ステアリン酸のポリエチレングリコールエステル、および
(ii)ステアリン酸グリセリル
および
(c)組成物のpHを約3.0〜約6.0の範囲に調節するための酸
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物。 - 前記pHは、約5.0〜約5.8である、請求項62に記載の組成物。
- 前記ステアリン酸のポリエチレングリコールエステル中のエチレングリコール部分の数が、25〜100である、請求項62に記載の組成物。
- 前記ステアリン酸のポリエチレングリコールエステルは、ステアリン酸PEG−100である、請求項64に記載の組成物。
- 前記酸は、クエン酸である、請求項62に記載の組成物。
- 前記組成物は、以下の:
(a)プロピレングリコール、ブチレングリコール、およびグリセリンからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む溶媒成分、
(b)ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含む皮膚軟化剤成分、
(c)ブチル化ヒドロキシトルエン、
(d)EDTAト四ナトリウム、および
(e)メチルパラベン、プロピルパラベン、およびジアゾリジニルウレアからなる群から選択される少なくとも1つの防腐剤を含む防腐剤成分
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項62に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約50.0%〜約90.0%の水、
(b)約2.0%〜約9.0%のプロピレングリコール、
(c)約0.05%〜約0.50%のEDTA四ナトリウム、
(d)約0.04%〜約0.40%のクエン酸、
(e)約1.0%〜約5.0%のステアリン酸PEG−100、
(f)約5.0%〜約15.0%のラノリン油、
(g)約2.0%〜約10.0%のセチルアルコール、
(h)約1.0%〜約4.0%のステアリルアルコール、
(i)約1.0%〜約5.0%のステアリル酸グリセリル、
(j)約1.0%〜約7.0%のタラ肝油、
(k)約0.10%〜約1.0%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(l)約0.10%〜約0.50%のメチルパラベン、
(m)約0.10%〜約0.50%のプロピルパラベン、
(n)約0.05%〜約0.50%のジアゾリジニルウレア、
(o)約0.50%〜約2.0%のアラントイン、および
(p)約0.05%〜約0.50%の芳香剤
を含む、請求項63に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約55.0%〜約80.0%の水、
(b)約4.0%〜約7.0%のプロピレングリコール、
(c)約0.10%〜約0.30%のEDTA四ナトリウム、
(d)約0.10%〜約0.30%のクエン酸、
(e)約1.50%〜約3.0%のステアリン酸PEG−100、
(f)約8.0%〜約12.0%のラノリン油、
(g)約2.5%〜約7.5%のセチルアルコール、
(h)約1.0%〜約3.5%のステアリルアルコール、
(i)約2.0%〜約4.0%のステアリル酸グリセリル、
(j)約1.0%〜約4.0%のタラ肝油、
(k)約0.20%〜約0.80%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(l)約0.15%〜約0.40%のメチルパラベン、
(m)約0.15%〜約0.40%のプロピルパラベン、
(n)約0.10%〜約0.30%のジアゾリジニルウレア、
(o)約1.0%〜約2.0%のアラントイン、および
(p)約0.10%〜約0.40%の芳香剤
を含む、請求項68に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約67.86%の水、
(b)約5.70%のプロピレングリコール、
(c)約0.15%のEDTA四ナトリウム、
(d)約0.14%のクエン酸、
(e)約2.60%のステアリン酸PEG−100、
(f)約10.60%のラノリン油、
(g)約3.00%のセチルアルコール、
(h)約2.50%のステアリルアルコール、
(i)約2.50%のステアリル酸グリセリル、
(j)約2.00%のタラ肝油、
(k)約0.50%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(l)約0.30%のメチルパラベン、
(m)約0.25%のプロピルパラベン、
(n)約0.20%のジアゾリジニルウレア、
(o)約1.50%のアラントイン、および
(p)約0.20%の芳香剤
を含む、請求項69に記載の組成物。 - 以下の:
(a)アラントイン、
(b)炭水化物ポリマー、および
(c)以下を含む乳化剤系:
(1)蜜蝋、および
(2)実質的に親水であり、水溶性である陰イオン性乳化剤
を含む水中油型エマルジョンを含む組成物であって、該組成物のpHは、約3.0〜約6.0の範囲である組成物。 - 前記組成物のpHは、約5.0〜約6.0の範囲である、請求項71に記載の組成物。
- 前記炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナン、ポリガラクトース、およびポリアラビノースからなる群から選択される、請求項71に記載の組成物。
- 前記炭水化物ポリマーは、ガラクトアラビナンである、請求項73に記載の組成物。
- 実質的に親水であり、水溶性である前記陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、オレイルコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、およびラウリルサルコシン酸ナトリウムからなる群から選択される、請求項71に記載の組成物。
- 実質的に親水であり、水溶性である前記陰イオン性乳化剤は、ラウリル硫酸ナトリウムである、請求項75に記載の組成物。
- 前記組成物は、クエン酸をさらに含む、請求項71に記載の組成物。
- 以下の:
(a)プロピレングリコール、ブチレングリコール、およびグリセリンからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む溶媒成分、
(b)ラノリン油、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびタラ肝油からなる群から選択される少なくとも1つの皮膚軟化剤を含む皮膚軟化剤成分、
(c)ブチル化ヒドロキシトルエン、
(d)EDTA四ナトリウム、および
(d)メチルパラベンおよびプロピルパラベンからなる群から選択される少なくとも1の防腐剤を含む防腐剤成分
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項71に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約50.0%〜約90.0%の水、
(b)約2.0%〜約9.0%のプロピレングリコール、
(c)約0.50%〜約5.0%のラウリル硫酸ナトリウム30%溶液、
(d)約0.05%〜約0.30%のEDTA四ナトリウム、
(e)約1.0%〜約25.0%のガラクトアラビナン、
(f)約0.05%〜約0.25%のクエン酸、
(g)約5.0%〜約15.0%のラノリン油、
(h)約1.0%〜約8.0%のセチルアルコール、
(i)約0.50%〜約6.0%のステアリルアルコール、
(j)約0.50%〜約5.0%の蜜蝋、
(k)約0.50%〜約15.0%タラ肝油、
(l)約0.1%〜約3.0%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(m)約0.10%〜約0.50%のメチルパラベン、
(n)約0.10%〜約0.50%のプロピルパラベン、
(o)約0.50%〜約2.0%のアラントイン、および
(p)約0.05%〜約0.50%の芳香剤
を含む、請求項72に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約60.0%〜約80.0%の水、
(b)約4.0%〜約7.0%のプロピレングリコール、
(c)約1.0%〜約3.0%のラウリル硫酸ナトリウム30%溶液、
(d)約0.10%〜約0.20%のEDTA四ナトリウム、
(e)約3.0%〜約15.0%のガラクトアラビナン、
(f)約0.10%〜約0.20%のクエン酸、
(g)約8.0%〜約12.0%のラノリン油、
(h)約2.0%〜約7.0%のセチルアルコール、
(i)約1.0%〜約4.0%のステアリルアルコール、
(j)約1.0%〜約3.0%の蜜蝋、
(k)約1.0%〜約10.0%タラ肝油、
(l)約0.25%〜約2.50%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(m)約0.15%〜約0.40%のメチルパラベン、
(n)約0.15%〜約0.40%のプロピルパラベン、
(o)約1.0%〜約2.0%のアラントイン、および
(p)約0.10%〜約0.40%の芳香剤
を含む、請求項79に記載の組成物。 - 前記組成物は、以下の:
(a)約61.65%の水、
(b)約5.70%のプロピレングリコール、
(c)約1.90%のラウリル硫酸ナトリウム30%溶液、
(d)約0.15%のEDTA四ナトリウム、
(e)約5.00%のガラクトアラビナン、
(f)約0.15%のクエン酸、
(g)約10.60%のラノリン油、
(h)約4.20%のセチルアルコール、
(i)約2.00%のステアリルアルコール、
(j)約1.90%の蜜蝋、
(k)約2.00%タラ肝油、
(l)約0.50%のブチル化ヒドロキシトルエン、
(m)約0.30%のメチルパラベン、
(n)約0.25%のプロピルパラベン、
(o)約1.50%のアラントイン、および
(p)約0.20%の芳香剤
を含む、請求項80に記載の組成物。
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