JP2004511733A - 流体式クラッチ装置 - Google Patents

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    • F16H2045/0273Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
    • F16H2045/0284Multiple disk type lock-up clutch

Abstract

流体式クラッチ装置、特にトルクコンバータ又は流体クラッチであって、この流体式クラッチ装置が、ケーシング装置(12)と、ケーシング装置(12)内に設けられているタービンホイール(32)と、ロックアップクラッチ装置(56)とを含んでいて、このロックアップクラッチ装置(56)により、タービンホイール(32)とケーシング装置(12)との間のトルク伝達結合が選択的に確立可能であり、更には、ロックアップクラッチ装置(56)が、回転軸線(A)を中心に共同で回転するためにタービンホイール(32)と連結されている実質的にリング状の少なくとも1つの摩擦要素(66、68)と、押付要素(58)とを含んでいて、この押付要素(58)が、回転軸線(A)を中心に共同で回転するためにケーシング装置(12)と連結されていて、更にこの押付要素(58)により、タービンホイール(32)とケーシング装置(12)との間のトルク伝達結合を確立するために少なくとも1つの摩擦要素(66、68)が付勢可能である。この際、少なくとも1つの摩擦要素(66、68)の摩擦外径(b)に対する、タービンホイール(32)の領域における流れ外径(a)の比率が、1.30から1.80までの領域内、好ましくは1.35から1.70までの領域内にあること、又は/及び、少なくとも1つの摩擦要素(66、68)の摩擦内径(c)に対する、少なくとも1つの摩擦要素(66、68)の摩擦外径(b)の比率が、1.10から1.25までの領域内、好ましくは1.15から1.20までの領域内にあることが考慮されている。

Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、流体式クラッチ装置(ハイドロダイナミック・クラッチ装置)、特にトルクコンバータ又は流体クラッチに関し、この流体式クラッチ装置は、ケーシング装置と、ケーシング装置内に設けられているタービンホイールと、ロックアップクラッチ装置とを含んでいて、このロックアップクラッチ装置により、タービンホイールとケーシング装置との間のトルク伝達結合が選択的に確立可能であり、この際、ロックアップクラッチ装置は、回転軸線を中心に共同で回転するためにタービンホイールと連結されている実質的にリング状の少なくとも1つの摩擦要素と、押付要素とを含んでいて、この押付要素は、回転軸線を中心に共同で回転するためにケーシング装置と連結されていて、更にこの押付要素により、タービンホイールとケーシング装置との間のトルク伝達結合を確立するために少なくとも1つの摩擦要素が付勢可能である。
【0002】
(従来の技術)
この種の流体式クラッチ装置では、特に、従動トレインを介して伝達すべきトルクの少なくとも一部がロックアップクラッチ装置を介してケーシング装置からタービンホイールに導かれるという状態において、駆動系内で発生する回転振動が、ロックアップクラッチ装置内で所定の滑りが可能とされることにより、捕えられて吸収され得て、その結果、トルクピークがケーシング装置とタービンホイールとの間の相対ねじれを導き得る。このことは、ロックアップクラッチ装置の領域において摩擦しながら互いに係合する構成部材又は表面領域の比較的大きな負荷を導き、その理由は、少なくともトルク変動が比較的大きな場合に発生し且つ滑りによって捕えられて吸収された出力損失が熱に変換されるためである。
【0003】
ロックアップクラッチ装置の領域において更に大きくなり得る出力損失への要求に対応し得るために、例えばWO 00/03158で開示されているようなシステムが知られている。この刊行物から知られている流体式トルクコンバータでは、ロックアップクラッチ装置が、共同で回転するためにタービンホイールと連結されている2つの摩擦要素を有し、これらの摩擦要素の間に、共同で回転するためにケーシング装置と連結されている中間摩擦要素が位置決めされている。押付要素として作用するクラッチピストンにより、個々の摩擦表面領域が互いに相互作用されることになる。半径方向で段状にされていて互いに相互作用され得る複数の摩擦面ペアを設けることにより、使用可能とされる全摩擦表面は、実質的な構成空間要求を伴うことなく明らかに拡大され得て、その結果、滑り稼動時に発生する出力損失も、より大きな表面に渡って分配され、それにより、より良く且つより迅速に排出され得る。
【0004】
(発明の課題)
本発明の課題は、稼動時に発生する要求、特に滑り稼動時に発生する要求に関し、より良い出力性能を有する、冒頭に掲げた形式の流体式クラッチ装置を改善することである。
【0005】
(発明の開示)
前記の課題は、本発明に従い、次に記すような流体式クラッチ装置、特にトルクコンバータ又は流体クラッチによって解決される。即ち、流体式クラッチ装置が、ケーシング装置と、ケーシング装置内に設けられているタービンホイールと、ロックアップクラッチ装置とを含んでいて、このロックアップクラッチ装置により、タービンホイールとケーシング装置との間のトルク伝達結合が選択的に確立可能であり、この際、ロックアップクラッチ装置が、回転軸線を中心に共同で回転するためにタービンホイールと連結されている実質的にリング状の少なくとも1つの摩擦要素と、押付要素とを含んでいて、この押付要素が、回転軸線を中心に共同で回転するためにケーシング装置と連結されていて、更にこの押付要素により、タービンホイールとケーシング装置との間のトルク伝達結合を確立するために少なくとも1つの摩擦要素が付勢可能である。
【0006】
この際、本発明に従い、更に、少なくとも1つの摩擦要素の摩擦外径に対する、タービンホイールの領域における流れ外径の比率が、1.30から1.80までの領域内、好ましくは1.35から1.70までの領域内にあること、又は/及び、少なくとも1つの摩擦要素の摩擦内径に対する、少なくとも1つの摩擦要素の摩擦外径の比率が、1.10から1.25までの領域内、好ましくは1.15から1.20までの領域内にあることが考慮されている。
【0007】
本発明による第1措置、即ち、流れ外径と少なくとも1つの摩擦要素の摩擦外径との間に所定の比率を提供することにより、明らかに有利な質量配分が獲得され、その結果、質量慣性モーメントがより小さくなる。本発明による第2措置は、拡大された摩擦面領域を有するロックアップクラッチ装置を提供し、その結果、生じる出力損失がより良く受け止められ、周囲の構成要素又は構成グループに伝達され得る。
【0008】
本発明による流体式クラッチ装置では、好ましくは、半径方向でロックアップクラッチ装置の外側の領域において、ケーシング装置が、ロックアップクラッチ装置の外周輪郭線及びタービンホイールの外周輪郭線に適合された形状を有することが考慮されている。この措置は、ケーシング装置が、特に、このケーシング装置においてロックアップクラッチ装置のためにも或いはその作用のためにも提供されている領域で、より高い剛性を用いて形成されているという結果を伴う。このことは、コンバータケーシング内部を支配する流体圧力のもとで、コンバータケーシングにおける出っ張り部或いは膨らみ部が明らかに小さくなることを結果として提供し、更に、半径方向で測定して自ずと比較的幅広の摩擦面領域が、出っ張り部により誘導される摩擦ライニング等のエッジ負荷を導き得ないという結果を伴う。このために例えば、ケーシング装置は、第1ケーシング部分において、ロックアップクラッチ装置を実質的に円筒状に包囲するように形成されていて、第1ケーシング部分に接続する第2ケーシング部分において、回転軸線の方向においてアーチ状に曲げられてタービンホイールの外周領域に沿って延びている形状を有する。
【0009】
本発明の他の有利な観点に従い、少なくとも1つの摩擦要素が、伝動要素を介し、タービンホイールと実質的に回転固定式で即ち互いに相対回転不能な状態で連結されているということが考慮され得る。従って、少なくとも1つの摩擦要素をねじり振動ダンパー等を介してタービンホイールと連結するという必然性が排除され、その結果、構成空間がより効果的に利用され得て、特に前述したケーシング装置の形状が簡単な方式で提供され得る。
【0010】
効果的な構成空間利用は、本発明による流体式クラッチ装置において、押付要素が、実質的にこの押付要素とタービンホイールとの間の軸方向の領域に配設されている伝動装置を介し、共同の回転のためにケーシング装置と連結されていることによって更に援助され得る。
【0011】
既に説明したように、複数の摩擦要素が設けられていると、効果的な摩擦表面領域の拡大のために有利であり、この際、各々2つの摩擦要素の間には、共同の回転のためにケーシング装置と連結されている中間摩擦要素が配設されている。
【0012】
本発明による流体式クラッチ装置における質量慣性モーメントの更なる最適化のためには、実質的にリング状に形成されている第1連結要素が設けられていて、この第1連結要素は、その半径方向で内側の領域において、ケーシング装置の外側に好ましくはレーザー溶接によって結合されていて、その半径方向で外側の領域において、駆動軸と固定結合されている又は固定結合可能である第2連結要素と連結するために形成されている。
【0013】
2ラインシステムの原理で作動し得る流体式クラッチ装置における特に簡単に実現され得る構成は、ケーシング装置の内部空間が、押付要素により、タービンホイールの配設されている第1空間領域と、第2空間領域とに分割されていて、内部空間内に設けられている作動流体を交換するために、第1空間領域内に作動流体を導入することができ、第2空間領域から作動流体を導出することができること、又は、第2空間領域内に作動流体を導入することができ、第1空間領域から作動流体を導出することができることによって達成され得る。この種のシステムにおいてブリッジされている状態でも流体交換を可能にするために、第1空間領域と第2空間領域との間の流体交換を可能とするための少なくとも1つの流体通流開口部が押付要素に設けられていることが提案される。更に、滑りの状態で流体冷却を可能にするために、少なくとも1つの摩擦要素の摩擦表面領域に好ましくはアーチ状の形状で形成されている流れ通路装置が設けられていることが提案される。この際、この流れ通路装置は、好ましくは両方の空間領域に向かって開いていて、その結果、ブリッジ状態時に両方の空間領域の間にいずれにせよ存在する圧力差に起因して流れ通路装置を通じる流体通流が行われ、この際、この空間的な領域に発生する熱エネルギーが排出され得る。
【0014】
次に、添付の図面を用いて本発明を説明する。
【0015】
図1に描かれている流体式トルクコンバータ(ハイドロダイナミック・トルクコンバータ)10は、全体として符号12で示されているケーシング装置12を含んでいる。ケーシング装置12の方は主にケーシングカバー14を含んでいて、このケーシングカバー14は、その半径方向で外側の領域において例えば溶接によりポンプホイールシェル16と固定結合されている。ポンプホイールシェル16は半径方向で内側においてポンプホイールハブ18と固定結合されている。ポンプホイールシェル16は、内部空間20に向かうその内側において、周方向で互いに連続する複数のポンプホイール羽根22を支持している。ポンプホイールシェル16はポンプホイールハブ18及びポンプホイール羽根22と共に実質的にポンプホイール(ポンプインペラ)24を形成する。ケーシングカバー14は、その半径方向で内側の領域において中央の開口部26を有し、この開口部26内にはケーシングハブ28が取り付けられている。ケーシングハブ28は、このケーシングハブ28において回転軸線Aの近傍に位置する領域でセンタリングピン30を支持し、このセンタリングピン30は、非図示の駆動軸、例えばクランクシャフトの対応するセンタリング穴に、駆動軸の回転軸線に対してトルクコンバータ10の回転軸線Aを合わせるために取り付けられる。更にトルクコンバータ10の内部空間20内には全体として符号32で示されているタービンホイール(タービンライナー)が配設されている。このタービンホイール32は半径方向で外側の領域においてタービンホイールシェル34を含み、このタービンホイールシェル34は、そのポンプホイール24側において複数のタービンホイール羽根36を支持している。タービンホイールシェル34は半径方向で内側において例えば溶接によりタービンホイールハブ38と固定結合されている。タービンホイールハブ38の方は、従動軸、例えば変速機入力軸と相対回転不能な状態で結合されている。
【0016】
軸方向においてポンプホイール24とタービンホイール32との間にはガイドホイール(ステータ)40が設けられている。このガイドホイール40は、ガイドホイールリング42上に複数のガイドホイール羽根44を含んでいて、これらのガイドホイール羽根44は、半径方向で内側にあるポンプホイール羽根22の端部領域とタービンホイール羽根36の端部領域との間に位置決めされている。ガイドホイールリング42は、全体として符号46で示されているフリーホイール装置(ワンウェイクラッチ装置)を介し、非図示の支持要素、例えば支持中空軸において、回転軸線Aを中心に一方の方向では回転可能であり他方の方向では回転に抗して遮断されているように支持されている。ガイドホイール40は、軸方向において、2つの軸受装置50、52を介し、一方ではポンプホイール24に対し、他方ではタービンホイール32に対し、軸方向に関して支持されている。タービンホイール32の方は、軸受54を介し、軸方向においてケーシングハブ28で支持されている。
【0017】
タービンホイール32とケーシング装置12との間の直接的で且つ機械的なトルク伝達結合を確立するために、全体として56で示されているロックアップクラッチ装置(ブリッジングクラッチ装置)が設けられている。このロックアップ装置56はクラッチピストン58を含んでいて、このクラッチピストン58は、半径方向で内側の円筒状の部分により、密閉要素60を介在しながら、ケーシングハブ28の外周面上で軸方向に摺動可能に保持されている。ケーシングハブ28においてタービンホイール32側に位置する端面には、リング形状又はスター形状に形成されている伝動要素62が例えばレーザー溶接によって固定されている。この伝動要素62は、その半径方向で外側の領域において、弾性装置、例えば1つ又は複数の板バネ要素64を支持し、この際、この弾性装置64を介し、ピストン58が、伝動要素62に対し、軸方向においては移動可能であるが回転軸線Aを中心にした周方向においては回転不能であるように保持されている。
【0018】
ロックアップクラッチ56は更に2つのディスク要素又は摩擦要素66、68を含んでいて、これらの要素66、68は、それらの各々の軸方向の端面において摩擦ライニング70、72、74、76を支持している。摩擦要素66、68の各々の支持要素77、78は、それらの半径方向で外側の領域において噛合装置を有し、この噛合装置は、リング状に形成されている伝動要素80の対応する噛合装置と伝動係合状態にある。この伝動要素80は、タービンホイールシェル34の表面領域に例えば再びレーザー溶接によって固定されている。従って、摩擦要素66、68とタービンホイール32との間における回転固定式の連結、即ち互いに相対回転不能な状態の連結が達成されている。
【0019】
軸方向において両方の摩擦要素66、68の間には中間摩擦要素82が設けられていて、この中間摩擦要素82は、その半径方向で内側の領域において噛合構成部を有し、この噛合構成部は、ケーシングカバー14に固定されている伝動要素84の対応する噛合構成部と係合状態にある。
【0020】
ロックアップ状態(ブリッジ状態)を確立するためには、タービンホイール32も配設されているケーシング装置12内の空間領域86における流体圧力が、空間領域88内を支配する流体圧力に対して増加される。この空間領域88は、実質的にピストン58とケーシングカバー14との間に位置し、即ち、ケーシング装置12の内部空間20は、ピストン58により実質的にこれらの両方の空間領域86及び88に分割されている。空間領域86内の流体圧力を増加させるためには、流体が、ガイドホイール40の領域における通流開口装置90を介し、非図示の流体ポンプにより、例えば非図示の従動軸と支持中空軸との間に形成されている中間空間を介して導入され得る。また、ブリッジされていない状態では、流体が、空間領域86から、摩擦要素66、68の周囲を流れながら、空間領域88内に流入し、ケーシングハブ28内に設けられていて半径方向で内側に向かって延びている通流開口部92を介し、従動軸における中央の通流開口部へと流れ、そこから流体タンクへと流れてゆく。ブリッジされている状態、即ち、クラッチピストン58が摩擦要素68に対して押し付けられていて、基本的に、空間領域88における半径方向で外側の領域において、互いに摩擦しながら密接する表面領域により、空間領域86に対して流体を通さないように閉鎖が成されているという状態においても、流体交換を可能とするために、クラッチピストン58には少なくとも1つの通流開口部94が設けられていて、この通流開口部94は、半径方向において、摩擦要素68の摩擦ライニング76と共に摩擦しながら作用するクラッチピストン58のリング状の表面領域の内側に位置する。更に摩擦ライニング70、72、74、76は、例えばアーチ状の輪郭線のライニングスプラインを有し得て、これらのライニングスプラインは、半径方向で外側の領域において空間領域86に向かって開いていて、半径方向で内側の領域において空間領域88に向かって開いていて、それにより、ブリッジされている状態、特に滑りの状態においても、摩擦ライニング70、72、74、76の領域における流体通流により、発生する摩擦熱が排出され得る。
【0021】
既に冒頭にて説明したように、回転振動減衰を達成するためには、例えば、ロックアップクラッチ装置56を滑りの状態で稼動させることが有利であり、それにより、少なくともトルクピークの発生時にはケーシング装置12とタービンホイール32との間の相対回転が可能である。摩擦しながら互いに係合する複数の摩擦表面ペアを提供することにより、全体として使用可能となる摩擦面が拡大され、その結果、発生する負荷が、より大きな表面領域に渡って分配され、それにより、改善された熱排出が達成され得る。この際、全質量慣性モーメントの最適化或いは最小化をも達成するために、摩擦ライニング70、72、74、76の摩擦外径bは比較的小さく保たれている。つまり、有利なケースとして、摩擦外径bに対する、タービンホイール32の外径にほぼ対応する流体の流れ外径aの比率は、1.35から1.70までの領域内の値を有する。即ち、このことは、流れ外径aが摩擦外径bよりも明らかに大きいことを意味する。
【0022】
更に、有利には、摩擦ライニングにおける摩擦内径cと摩擦外径bとの間の比率は1.15から1.20までの領域内に位置する。このことは、リング状に形成されている摩擦ライニングの比較的大きな半径方向の延びを導く。問題を伴うことなくこのことを稼動時に実現するために、更に流体式トルクコンバータ10のケーシング12は、次のように形成されている。即ち、ケーシングカバー14が、第1ケーシング部分96において、ロックアップクラッチ装置56における半径方向で外側の領域に直に隣接し、即ち摩擦要素66、68における半径方向で外側の領域に直に隣接し、ほぼ円筒状に又は軸方向に延びていて且つそれによりロックアップクラッチ装置56の外周輪郭線の近傍で経過するようにであり、このことは、半径方向で外側の領域において、ロックアップクラッチ装置56と直に境を接することで、ケーシングカバー14の折り曲げられた輪郭線により、そこでケーシング装置12の補強が達成されていることを意味する。更に、ケーシングカバー14は、タービンホイール32或いはタービンホイールシェル34の近傍に位置する領域で、第1ケーシング部分96と境を接する或いは第1ケーシング部分に移行する第2ケーシング部分98において軸方向でアーチ状に曲げられていて、それによりタービンホイール32の外側輪郭線に適合するように形成されている。このことは、ケーシング装置12の更なる補強を導き、また、作業流体が内部空間20内で圧力下に置かれているために、実質的に半径方向に延びているケーシング装置12の部分100に隣接している摩擦ライニング70の領域におけるエッジ負荷を結果として伴ってしまうケーシング12の出っ張り部又は膨らみ部が回避され得るという結果を伴う。
【0023】
本発明によるトルクコンバータ10のこの構成は、摩擦要素66、68が、ねじり振動ダンパーを設けることなく、これらの摩擦要素66、68の半径方向で外側の領域においてタービンホイールシェル34に結合されていることによって実質的に可能とされる。
【0024】
更に指摘すべきこととして、本発明によるトルクコンバータ10では、当然のことであるが、2つの摩擦要素66、68よりも多くの摩擦要素、例えば3つの摩擦要素も使用され、それにより対応的により多くの数量の中間摩擦要素82が使用され得る。また、この基本コンセプトは1つだけの摩擦要素にも使用可能である。しかし、拡大された全摩擦面と、作業流体が空間領域86内に導入され且つ空間領域88を介して再び導出されるという2ラインシステムのトルクコンバータ原理とを組み合わせることにより、極めて機能性に富んだ高出力コンバータが得られ、この高出力コンバータでは特にロックアップクラッチ装置56の滑り稼動によりトルク変動が捕らえられて吸収され得る。
【0025】
本発明によるトルクコンバータ10の他の長所は、駆動軸に対するトルクコンバータ10の結合の方式にある。図1から、リング状に形成されている連結要素102が見て取れ、この連結要素102は、例えば軸方向において曲げられて形成されていて、例えば金属プレートから成形されている。この連結要素102は、その半径方向で内側の領域において好ましくはレーザー溶接によりケーシングカバー14に取り付けられている。ここでレーザー溶接は有利であり、その理由は、ケーシングカバー14がその内側表面において摩擦面を提供し且つそれにより溶接プロセスの実施時の各変形が不利となるであろう領域でレーザー溶接が行われるためである。連結要素102は、その半径方向で外側の領域において複数のナット要素104又はそれに類似する部材を支持する。この際、これらのナット要素104内には、連結要素102をフレックスプレート又はそれに類似する部材と結合するネジボルト又はそれに類似する部材が捩じ込まれ得る。この際、このフレックスプレートは、周知の方式で、その半径方向で内側の領域においてクランクシャフトフランジ又はそれに類似する部材にボルト固定され得る。従って、トルクコンバータ10の半径方向で外側の領域では重量が削減され、それにより質量慣性モーメントが更に減少される。
【0026】
質量慣性モーメントを更に減少させるためには、図2に示されているような形態が貢献する。この形態は、基本的に図1による実施形態にほぼ対応するが、ケーシングハブ28の半径方向の延びが明らかに減少されていることが認識できる。つまり、ケーシングハブ28は中実な金属部材として形成されているので、それにより多大な重量削減とそれに対応する質量慣性モーメントの減少が達成される。図1による実施形態では、摩擦外径と回転軸線Aとの間の半径方向の延びのほぼ半分がケーシングハブ28によって占められているのに対し、図2による実施形態では、その値は3分の1の領域内に位置する。その他のことに関し、図2による実施形態は、図1に関して既に説明した実施形態に対応するので、前記の説明が参照とされ得る。
【0027】
また、当然のことであるが、本発明の原理を逸脱することなく、本発明によるトルクコンバータでは様々な領域において変更が施され得ということを指摘しておく。つまり、例えば、1つ又は複数の中間摩擦要素がピストン58と直接的にも互いに相対回転不能な状態で連結され得る。また、摩擦要素66、68の支持要素77、78は、それらの半径方向で外側の領域においてフライホイールへと曲げられ得て、これは、伝動要素80の軸方向の延びをタービンホイール32から離れてゆく方向において減少させ得るためである。また、両方の支持要素77、78は、それらの半径方向で外側の領域において互いに重なり合うように曲げられ得て、それにより、伝動要素80の噛合装置が、その軸方向の延びの長さに関して短縮され得る。様々な駆動システムにおける振動技術的な原因又は稼動原因から、ねじり振動ダンパーの提供が要求される場合、このねじり振動ダンパーは、半径方向においてロックアップクラッチ装置の内側の領域において、実質的に軸方向でクラッチピストン58とタービンホイールシェル34との間に設けられ得て、そこでは十分な構成空間が使用可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による流体式クラッチ装置の部分・縦断面図である。
【図2】
図1に描かれた流体式クラッチ装置の変形実施形態を示す図である。

Claims (10)

  1. 流体式クラッチ装置、特にトルクコンバータ又は流体クラッチであって、
    − ケーシング装置(12)と、
    − ケーシング装置(12)内に設けられているタービンホイール(32)と、
    − ロックアップクラッチ装置(56)とを含んでいて、このロックアップクラッチ装置(56)により、タービンホイール(32)とケーシング装置(12)との間のトルク伝達結合が選択的に確立可能であり、
    更には、ロックアップクラッチ装置(56)が、
    − 回転軸線(A)を中心に共同で回転するためにタービンホイール(32)と連結されている実質的にリング状の少なくとも1つの摩擦要素(66、68)と、
    − 押付要素(58)とを含んでいて、この押付要素(58)が、回転軸線(A)を中心に共同で回転するためにケーシング装置(12)と連結されていて、更にこの押付要素(58)により、タービンホイール(32)とケーシング装置(12)との間のトルク伝達結合を確立するために少なくとも1つの摩擦要素(66、68)が付勢可能である、
    前記流体式クラッチ装置において、
    少なくとも1つの摩擦要素(66、68)の摩擦外径(b)に対する、タービンホイール(32)の領域における流れ外径(a)の比率が、1.30から1.80までの領域内、好ましくは1.35から1.70までの領域内にあること、又は/及び、少なくとも1つの摩擦要素(66、68)の摩擦内径(c)に対する、少なくとも1つの摩擦要素(66、68)の摩擦外径(b)の比率が、1.10から1.25までの領域内、好ましくは1.15から1.20までの領域内にあることを特徴とする流体式クラッチ装置。
  2. 半径方向でロックアップクラッチ装置(56)の外側の領域において、ケーシング装置(12)が、ロックアップクラッチ装置(56)の外周輪郭線及びタービンホイール(32)の外周輪郭線に適合された形状を有することを特徴とする、請求項1に記載の流体式クラッチ装置。
  3. ケーシング装置(12)が、第1ケーシング部分(96)において、ロックアップクラッチ装置(56)を実質的に円筒状に包囲するように形成されていて、第1ケーシング部分(96)に接続する第2ケーシング部分(98)において、回転軸線(A)の方向においてアーチ状に曲げられてタービンホイール(32)の外周領域に沿って延びている形状を有することを特徴とする、請求項2に記載の流体式クラッチ装置。
  4. 少なくとも1つの摩擦要素(66、68)が、伝動要素(80)を介し、タービンホイール(32)と実質的に回転固定式で連結されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の流体式クラッチ装置。
  5. 押付要素(58)が、実質的にこの押付要素(58)とタービンホイール(32)との間の軸方向の領域に配設されている伝動装置(62、64)を介し、共同の回転のためにケーシング装置(12)と連結されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の流体式クラッチ装置。
  6. 複数の摩擦要素(66、68)が設けられていて、更には、各々2つの摩擦要素(66、68)の間には、共同の回転のためにケーシング装置(12)と連結されている中間摩擦要素(82)が配設されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の流体式クラッチ装置。
  7. 実質的にリング状に形成されている第1連結要素(102)が設けられていて、この第1連結要素(102)が、その半径方向で内側の領域において、ケーシング装置(12)の外側に好ましくはレーザー溶接によって結合されていて、その半径方向で外側の領域において、駆動軸と固定結合されている又は固定結合可能である第2連結要素と連結するために形成されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の流体式クラッチ装置。
  8. ケーシング装置(12)の内部空間(20)が、押付要素(58)により、タービンホイール(32)の配設されている第1空間領域(86)と、第2空間領域(88)とに分割されていること、及び、内部空間(20)内に設けられている作動流体を交換するために、第1空間領域(86)内に作動流体を導入することができ、第2空間領域(88)から作動流体を導出することができること、又は、第2空間領域(88)内に作動流体を導入することができ、第1空間領域(86)から作動流体を導出することができることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の流体式クラッチ装置。
  9. 第1空間領域(86)と第2空間領域(88)との間の流体交換を可能とするために、少なくとも1つの流体通流開口部(94)が押付要素(58)に設けられていることを特徴とする、請求項8に記載の流体式クラッチ装置。
  10. 少なくとも1つの摩擦要素(66、68)の摩擦表面領域に、好ましくはアーチ状の形状で形成されている流れ通路装置が設けられていることを特徴とする、請求項8又は9に記載の流体式クラッチ装置。
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