JP2004511321A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
本発明は、外側ケーシング(12)とこの外側ケーシング(12)内において回転可能に取り付けられたドラム(50)とを具備するとともに同期モードと非同期モードとの双方において回転駆動され得る少なくとも2つの回転可能部分(60,70)をドラム(50)が備えているような洗濯機(10)に関して、このような洗濯機の動作方法であって、(a)ドラムの内部へと水を導入するステップと;(b)水を所望温度にまで加熱するステップと;(c)ドラムを回転させることによって洗濯作用をもたらすステップと;(d)ドラムを高速回転させることによってドラムから水を除去するステップと;を具備する場合において、ドラムの内部へと水を導入するステップの最中にあるいは直後に、ドラムを、非同期モードで回転させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯機の動作方法、および、特定の態様で動作するようにプログラムされた洗濯機に関するものである。特に、本発明は、洗濯機械や洗濯乾燥機の動作方法に関するものである。本発明は、家庭用としても商業用としても応用することができる。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
洗濯機械およびその動作方法は、周知である。要約すれば、洗濯機械は、ハウジングと、このハウジング内に収容された水密タブと、この水密タブ内において回転可能に設置された穴開きドラムと、を具備している。洗濯されるべき物品は、ドラム内に配置され、ドラム内に水が導入されて、洗濯物品が全体的に浸漬される。洗濯のための所望温度にまで水温を上昇させ、洗濯動作が実行される。前面投入型洗濯機の場合には、ドラムを低速回転させることによって、物品が持ち上げられたりまたドラム内の残留水内へと浸漬されたりする。上面投入型洗濯機の場合には、ドラムを低速回転させることによって、物品が持ち上げられたりまたドラム内の残留水内へと浸漬されたりする。回転パドルを使用することによって、ドラム内における物品の撹拌が行われる。洗濯動作が完了したときには、水が排出され、清浄な水を導入することによって、物品が濯がれる。その後、ドラムを高速回転させることによって、遠心的に水が抽出除去される。濯ぎおよび脱水は、3〜4回繰り返すことができる。
【0003】
国際特許出願第99/58753号には、ドラムが少なくとも2つの回転可能部分を備えているような洗濯機が開示されている。この洗濯機は、回転可能部分どうしが非同期モードで回転駆動されるようにして動作する。その場合には、回転可能部分どうしは、互いに異なる速度でもって、および/または、互いに異なる向きでもって、回転する。この構成によって得られる洗濯動作は、他の公知の洗濯機によって得られる動作よりも、優れている。
【0004】
さらなる研究によって、非同期モードが使用される際の洗濯サイクルステージが、洗濯機全体の動作に対して有利な効果を有していることが示された。
【0005】
したがって、本発明の目的は、国際特許出願第99/58753号に開示されたタイプの洗濯機において、洗濯機の全体効率を改良し得るような動作方法を提供することである。本発明のさらなる目的は、そのようなタイプの洗濯機において、洗濯物品が湿潤される速度を低減し得るような動作方法を提供することである。本発明のさらに他の目的は、そのようなタイプの洗濯機において、洗濯サイクルの非同期部分の効率を最大化し得るような動作方法を提供することである。本発明のさらなる目的は、洗濯サイクルの終了後に洗濯機から洗濯物品を容易に取り出し得るような、そのようなタイプの洗濯機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1見地においては、本発明は、外側ケーシングとこの外側ケーシング内において回転可能に取り付けられたドラムとを具備するとともに同期モードと非同期モードとの双方において回転駆動され得る少なくとも2つの回転可能部分をドラムが備えているような洗濯機に関して、このような洗濯機の動作方法であって、
(a)ドラムの内部へと水を導入するステップと;
(b)水を所望温度にまで加熱するステップと;
(c)ドラムを回転させることによって洗濯作用をもたらすステップと;
(d)ドラムを高速回転させることによってドラムから水を除去するステップと;
を具備する場合において、ドラムの内部へと水を導入するステップの最中にあるいは直後に、ドラムを、非同期モードで回転させるという方法を提供する。
【0007】
ドラムの内部へと水を導入するステップの最中にあるいは直後にドラムを非同期モードで回転させることは、洗濯物品の湿潤時に、ドラムの内部において洗濯物品を再配置することを補助する。ドラム壁の近傍に位置することによって良好に湿潤された物品は、ドラムの中心へと移動し、その直前まではドラムの中心に位置しておりそのためあまり良好に湿潤されていない物品と交替する。また、非同期回転が開始された時点で、所望温度までの水の加熱が既に開始されている場合には、温度分散さえもが、比較的短時間で得られる。このことは、洗濯サイクル時に温度が変動する傾向が低減することにより、有利である。
【0008】
第2見地においては、本発明は、外側ケーシングとこの外側ケーシング内において回転可能に取り付けられたドラムとを具備するとともに同期モードと非同期モードとの双方において回転駆動され得る少なくとも2つの回転可能部分をドラムが備えているような洗濯機に関して、このような洗濯機の動作方法であって、
(a)ドラムの内部へと水を導入するステップと;
(b)水を所望温度にまで加熱するステップと;
(c)ドラムを回転させることによって洗濯作用をもたらすステップと;
(d)ドラムを高速回転させることによってドラムから水を除去するステップと;
を具備する場合において、ステップ(c)の第1実行時には、ドラムを同期モードで回転させ、ステップ(c)の第2実行時には、ドラムを非同期モードで回転させ、ステップ(c)の第2実行時の水の平均温度を、ステップ(c)の第1実行時の水の平均温度よりも、高温とする方法を提供する。
【0009】
非同期回転モードの効率が、非同期回転時の水温が洗濯サイクルにとっての所望温度である場合または所望温度近傍である場合には、改良されることがわかっている。よって、ドラムがそれぞれ別々の時点において同期モードと非同期モードとで回転駆動される場合には、同期モードの後に、温度を上昇させながら、非同期モードを行うことが有利である。これに代えて、水温が所望温度に到達した時点で非同期モードを行うことも、また、有利である。
【0010】
第3見地においては、本発明は、外側ケーシングとこの外側ケーシング内において回転可能に取り付けられたドラムとを具備するとともに同期モードと非同期モードとの双方において回転駆動され得る少なくとも2つの回転可能部分をドラムが備えているような洗濯機に関して、このような洗濯機の動作方法であって、
(a)ドラムの内部へと水を導入するステップと;
(b)水を所望温度にまで加熱するステップと;
(c)ドラムを回転させることによって洗濯作用をもたらすステップと;
(d)ドラムを高速回転させることによってドラムから水を除去するステップと;
を具備する場合において、ステップ(d)の終了後に、ドラムを非同期モードで回転させるという方法を提供する。
【0011】
公知の洗濯サイクルの終了時に、洗濯され終わった物品が、ドラムの側壁に対してしばしば固着していることは、理解されるであろう。そのような場合、物品を洗濯機からすぐに取り出さない限り、物品に皺が形成されてしまうこととなる。最後の高速回転(脱水)が行われた後に、ドラムを非同期モードで回転させた場合には、物品は、ドラムの壁から解放され、ドラムの底部へと緩やかに落下することができる。これにより、皺が形成されにくくなる。
【0012】
本発明の各見地に関連する他の利点や好ましい特徴点は、従属請求項に記載されている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のいくつかの実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
【0014】
図1は、洗濯機(10)を示しており、この洗濯機(10)は、外側ケーシング(12)を備えている。外側ケーシング(12)の中には、タブ(40)が配置されている。このタブ(40)は、スプリング緩衝デバイス(90)によって支持されている。ドラム(50)は、軸(85)回りに回転可能であるようにして、タブ(40)内に取り付けられている。タブ(40)は、取水口(21)と排水口(22)とを除いては、水密とされている。洗濯機(10)は、公知の態様でもって洗濯洗剤を受領し得る洗剤トレー(20)を備えている。少なくとも1つの取水口(23)が、洗剤トレー(20)に対して連通しているとともに、適切な手段によって、洗濯機(10)が使用されている周囲環境内の水供給源に対して接続されている。コンジット(21)は、洗剤トレー(20)とタブ(40)との間において、取水口(23)を通して導入された水を洗剤と一緒にタブ(40)内へと流入させ得るようにして、設けられている。タブ(40)は、ドラム(50)の下側に配置された水溜め(26)を有している。排水パイプ(28)が、水溜め(26)に接続されており、排水口(30)へと延出されている。排水口(30)を通して、洗濯機(10)からの排水が排出されるようになっている。ポンプ(42)が、洗濯機(10)によって実行される洗濯サイクルの適切な時点で、水溜め(26)から排水口(30)へと水をポンピングし得るようにして、設けられている。
【0015】
ドラム(50)は、シャフト(80)によって、軸(85)回りに回転可能に取り付けられている。シャフト(80)は、タブ(40)を固定状態に維持しつつドラム(50)をシャフト(80)と一緒に回転させ得るよう、公知の態様で設置されている。シャフト(80)は、洗濯機(10)の外側ケーシング(12)内に設置されたモータ(図示せず)によって回転駆動される。ドア(66)が、外側ケーシング(12)の前面パネル(12a)に配置されており、ドラム(50)の内部に対するアクセスを可能としている。ドア(66)を使用することによってドラム(50)内へと洗濯物を投入することができ、その後に、洗濯サイクルを開始することができる。洗濯サイクルの終了時には、ドアを介することによって、ドラム(50)から洗濯物を取り出すことができる。
【0016】
ドラム(50)は、互いに相対回転可能であるようにして取り付けられた2つの部分(60,70)を備えている。このタイプのドラムは、国際特許出願第99/58753号において、より詳細に説明されている。典型的には、2つのドラム部分(60,70)は、互いに逆向きに回転する。すなわち、一方のドラム部分が時計回りに回転し、他方のドラム部分が反時計回りに回転する。しかしながら、これらドラム部分(60,70)は、同方向に一緒に回転することもできる。図2a〜図2dは、両ドラム部分(60,70)に関しての、いくつかの異なる動作モードを示している。
【0017】
図2aは、双方の回転可能ドラム部分(60,70)が、同一方向にかつ同一速度で回転するような同期回転を示している。図2b、図2c、および、図2dの各々は、動作の非同期モードを示している。図2bにおいては、双方の回転可能ドラム部分は、同一方向に回転するものの、一方の回転可能ドラム部分(60)が、他方の回転可能ドラム部分(70)よりも低速で回転する。図2cに示すモードにおいては、双方の回転可能ドラム部分は、同一速度でもって、逆向きに回転する。図2dに示すモードにおいては、双方の回転可能ドラム部分は、互いに逆向きにかつ互いに異なる速度で回転する。この場合、第1回転可能ドラム部分(60)が、第2回転可能ドラム部分(70)よりも高速で回転する。図2b、図2c、および、図2dに示す3つのモードのすべてが、非同期モードとして見なされること、および、回転可能ドラム部分どうしが互いに異なる速度で回転駆動される場合、速度差は重要ではないことは、強調しておくべきことである。重要なことは、一方の回転可能ドラム部分が、他方の回転可能ドラム部分に対して、相対回転することである。このような非同期動作モードを得るための手段も、また、重要ではない。非同期モードを得るための手段の1つは、国際特許出願第99/58753号において、詳細に説明されている。類似した速度および回転方向を得るための他の手段は、当業者には自明であろう。
【0018】
ドラム(50)は、タブ(40)のうちの、ドア(66)から離れた壁上に、片持ち状態で取付けられている。外側回転可能部分(60)は、中空円筒シャフト(81)上に支持されている。タブ(40)の背面壁と中空円筒シャフト(81)との間には、アンギュラコンタクト軸受(82)が配置されている。外側回転可能部分(60)は、タブ(40)の内部を実質的に満たすような寸法とされている。より詳細には、外側回転可能部分(60)は、中空円筒シャフト(81)からタブ(40)の円筒壁に向けて延在する全体的に円形の背面壁(63)と、この背面壁(63)からタブ(40)の前面壁に向けてタブ(40)がなす円筒壁に対してほぼ平行に延在する全体的に円筒形の円筒壁(61)と、円筒壁(61)からドア(66)に向けて延在する全体的に環状の前面(64)と、を備えている。外側回転可能部分(60)の壁(61,63,64)とタブ(40)との間には、ドラム(50)が回転駆動された際に外側回転可能部分(60)がタブ(40)と接触しないよう、十分なクリアランスが設けられている。
【0019】
外側回転可能部分(60)の円筒壁(61)の内部上には、内部円筒壁(62)が設けられている。内部円筒壁(62)は、背面壁(63)と前面(64)との略中央から、前面(64)までにわたって、延在している。内部円筒壁(62)と円筒壁(61)との間の空間は中空とされているけれども、所望によっては、補強材料によって充填することもできる。この場合、補強材料は軽量のものでなければならない。外側回転可能部分(60)のうちの、前面(64)に近接した部分に、平行な円筒壁(61,62)を設けることによって、外側回転可能部分(60)全体の強度が高められる。一方、外側回転可能部分(60)のこの領域における内径が小さくなる。
【0020】
内側回転可能部分(70)は、中央シャフト(80)によって支持され、中央シャフト(80)は、中央シャフト(80)と中空円筒シャフト(81)との間に配置された深溝ベアリング(83)によって支持されている。内側回転可能部分(70)は、本質的に、中央シャフト(80)からタブ(40)の円筒壁に向けて延在する全体的に円形の背面壁(71)と、背面壁(71)の周縁部からタブ(40)の前面壁に向けて延在する円筒壁(74)と、を備えている。内側回転可能部分(70)の円筒壁(74)の直径は、外側回転可能部分(60)の内部円筒壁(62)の直径と実質的に同一である。内側回転可能部分(70)の円筒壁(74)は、この円筒壁の先端部が円筒壁(62)に近接するような寸法とされている。2つの円筒壁(62,74)間のギャップは、できる限り小さいように維持されることが好ましい。環状シールリング(76)が、外側円筒部分(60)の円筒壁(61)上において、内部円筒壁(62)のうちの、内側円筒部分(70)に最も近い端部に近接して、設けられている。これにより、内部円筒部分(70)の円筒壁(76)の先端部に対する支持がもたらされている。
【0021】
本発明による方法を実施し得るような装置について上述した。以下においては、本発明による方法について詳述する。
【0022】
図3a、図3b、および、図3cは、洗濯機サイクル時に実行される様々なステップの程度を示すタイムチャートである(比率は一定ではない)。これらタイムチャートに示された各ステップは、タブおよびドラムの内部への洗濯液または水の導入;ヒータの駆動によるタブおよびドラム内の洗濯液の加熱;同期モード(上述)でのドラムの回転駆動;非同期モード(上述)でのドラムの回転駆動;ドラムの高速回転(同期モードでなければならない);および、タブの水溜めからの水または洗濯液の排出;である。時間軸のスケールを厳密に正確なものとすることは、意図されておらず、チャート上における各バーの相対長さに基づいて各ステップの厳密な実行時間を推定することは、好ましくない。しかしながら、相対的実行時間の大まかな近似は、推定することができる。また、所望の水位レベルおよび温度を維持するための正確な手段については、詳細に記述されていないこと、および、本発明の範囲を逸脱することなく、水導入手段および加熱手段の『再』起動を、類似ステップの終了時に行い得ることは、理解されるであろう。
【0023】
第1方法は、図3aに示されている。図からわかるように、この方法における第1ステップは、タブおよびドラムの内部への洗濯液の導入である。このステップにより、ドラム内に投入された物品を湿潤させることができる。洗濯液の導入は、物品が完全に洗濯液に浸漬され残余レベルが得られるまで、継続される。タブ/ドラム内への洗濯液の導入ステップ時には、同期回転による第1短時間回転が行われ、物品の湿潤とともに、洗剤の一様分散が補助される。洗濯液導入ステップの終盤においては、第2の短時間同期回転が行われる。このステップは、実質的に5分間にわたって継続する。
【0024】
洗濯液導入ステップの終了直後において、かつ、第2短時間同期回転の後に、ドラムが、非同期モードで回転駆動される。非同期モードに関して上述した複数のモードの中の任意のモードを、ここでは使用することができる。しかしながら、(図2cに示されているようにして)回転可能部分どうしが互いに同一速度でかつ互いに逆向きに回転駆動されることが好ましい。この非同期回転時間は、実質的に3分間にわたって継続され、この実施形態においては、洗濯液導入期間の終了後に開始される。このステップを実施することにより、洗濯対象をなす物品の全体にわたっての、水と洗剤との一様分散が増強される。利点は、直前にはドラムの中心近傍に位置していた物品がドラムの壁に向けて移動する傾向があり、これにより、タブ内に導入された洗濯液に対して、より直接的に露出されることに起因すると考えられる。
【0025】
非同期回転ステップの開始と同時的に、タブ/ドラム内へと導入され終わった洗濯液の加熱が、開始される。この実施形態においては、加熱ステップは、洗濯液導入ステップが終了した後に、開始される。加熱は、実行すべき特定のサイクルに関して選択された所定温度へと、通常は使用者によって選択された所定温度へと、洗濯液の温度が到達するまで、継続される。洗濯液の温度が所望温度に到達する前に、同期回転ステップが開始される。この同期回転ステップは、洗濯される物品に対しての洗濯作用をもたらす。この同期回転ステップは、使用者によって選択されたプログラムに応じて変化する時間にわたって、継続される。このステップの典型的な実行時間は、5〜15分間である。しかしながら、最大で35〜40分間といったように、より長時間とすることもできる。このステップは、洗濯液加熱ステップがなおも継続中である時点で、行われる。よって、洗濯液の温度は、このステップの進行とともに上昇する。このステップの終了時点では、洗濯液の温度は、ステップ全体にわたっての洗濯液の平均温度よりも高温である。図3aに示す実施形態においては、洗濯液の所望温度は、同期回転ステップの終了直前に達成される。
【0026】
上述した同期回転ステップに続いて、ドラムは、非同期モードで回転駆動され、これにより、ドラム内に収容された物品に対しての洗濯作用がもたらされる。この場合にも、様々な非同期モードの中の任意のモードが可能であって、適切である。このモードにおいては、ドラムは、先のステップにおける実行時間を超える長時間にわたって、好ましくは2〜3倍を超える長時間にわたって、回転駆動される。よって、非同期回転ステップの実行時間は、好ましくは、15〜45分間である。このステップの全体にわたって、洗濯液の温度は、所望温度に(あるいは、所望温度近傍に)維持される。よって、非同期ステップ時における洗濯液の平均温度は、先の同期回転ステップ時における洗濯液の平均温度よりも、高温である。実験により、低温で行われるよりも高温で行われた場合に、非同期回転がより大きな洗浄能力を有していることが、検証されている。
【0027】
非同期回転期間の終了時に、洗濯作用が終了する。その後、洗濯液が、タブ/ドラムから排出される。そして、公知なように、濯ぎ水が、タブ/ドラム内に導入される。ドラムが同期モードで回転駆動され、これにより、物品が濯がれる。その後、ドラムを高速回転させることにより、濯ぎ水が抽出除去される。濯ぎ水を抽出除去する際には、排水口が開放される。その後、第2容積をなす濯ぎ水が導入され、濯ぎプロセスが繰り返される。
【0028】
第2容積をなす濯ぎ水が排出された後に、サイクルは、実質的に終了する。公知の洗濯機においては、この時点でサイクルが停止されて、使用者によって物品が取り出されることとなる。しかしながら、上述したように、最後に高速回転を行うことによって、物品は、ドラムの壁に対して非常に緊密に押圧されてしまう。これにより、多くの場合、使用者が物品を無理やり取り出すまでは、物品は、そのように押圧されたままである。このため、無用の皺形成が引き起こされてしまう。本発明による方法においては、最後の高速回転が行われた後に、1分間未満といったような非常に短い時間にわたって、ドラムを、非同期モードで回転駆動する。これにより、物品を緩めることができ、物品は、ドラムの壁から落下することとなる。その後、物品は、ドラムの底部へと自由な態様で収集され、皺形成が最小化される。非同期回転は、サイクルの終了時に、要望に応じて行うことができる。
【0029】
本発明の第2実施形態が、図3bに示されている。以下、実質的な相違点について説明する。第1に、加熱ステップが、タブ/ドラム内にすべての洗濯液が導入され終わるよりも前に、開始される。よって、洗濯液は、すべての洗濯液が洗濯機内に存在するよりも前に、加熱され始める。また、加熱ステップは、先の実施形態よりも、長時間にわたって行われる。同期回転の第1ステップは、加熱ステップと実質的に同時に開始される。同期回転の第1ステップおよび第2ステップは、洗濯液の温度が上昇している最中に、行われる。上述と同様に、非同期回転の第1ステップは、洗濯負荷全体にわたっての、洗濯液(水および洗剤)の分散を補助する。また、非同期回転の第1ステップと、同期回転のその後のステップと、のすべては、洗濯液の温度が上昇し続けている最中に行われる。非同期回転の第2ステップは、加熱ステップが終了する前に開始される。そのため、非同期回転ステップの途中で、所望温度が得られる。よって、非同期回転ステップ時における洗濯液の平均温度は、先に行われた同期回転ステップにおける洗濯液の平均温度よりも、高温である。これにより、非同期回転ステップの効率が改良される。
【0030】
非同期回転の第2ステップの次には、先の実施形態と同様に、排水ステップが行われ、濯ぎステップと高速回転ステップ(脱水ステップ)とが複数回にわたって(この場合には、3回にわたって)繰り返される。最後の濯ぎステップと最後の高速回転ステップとが完了した時点で、短時間の非同期回転が行われ、ドラムの壁から物品が取り外されて、皺形成が最小化される。
【0031】
本発明の第3実施形態が、図3cに示されている。図3bに関連して上述した方法と同様に、タブ/ドラム内にすべての洗濯液が導入され終わるよりも前に、加熱ステップが開始される。ただ1回の同期回転が行われた後に、非同期回転の第1ステップが行われ、これにより、洗濯負荷全体にわたって洗濯液が分散される。加熱は、非同期回転の第2ステップにおいても継続され、非同期回転の第2ステップの全体にわたって継続される。所望温度は、非同期回転の第2ステップの終了時において、得られる。実際、非同期回転の第2ステップの実行時間は、所望温度が得られた時点によって決定することができる。この例においては、4回の濯ぎサイクルと4回の高速回転サイクルとが実行される。最後の高速回転の実行時間は、それよりも以前の高速回転ステップの実行時間よりも長いものとされる。この場合にも、先の両実施形態と同様に、最後の高速回転の後に、短時間の非同期回転が行われ、ドラムの壁に対する物品の固着が解除され、皺形成が最小化される。
【0032】
図示された各サイクルに関する複数のステップについて説明した。以下においては、いくつかの好ましい方法における各ステップの好ましい実行時間を、表によって提示する。
ステップA:非同期回転の第1ステップの直前における同期回転の実行時間
ステップB:非同期回転の第1ステップの実行時間
ステップC:非同期回転の第1ステップの直後における同期回転の実行時間
ステップD:非同期回転の第2ステップの実行時間
ステップE:非同期回転の最終ステップの実行時間
【表1】
【0033】
本発明が、上記実施形態に関する厳密な詳細にまで限定されないことは、理解されるであろう。本発明の範囲内に属する修正や変形は、当業者には自明であろう。疑義の発生を防止するため、例えば洗濯機内へと洗濯液を導入するための手段や洗濯液の液面レベルを検出するための手段や水または洗濯液を排出するための手段やプログラムの選択手段やドアの開閉手段といったような、洗濯機の標準的構成要素の細部は、本発明の一部をなすものではなく、そのため、それらは詳細に説明されていない。所望の特性を得るための手段は、当業者には明らかであって利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法に従って動作するようにプログラムされた、国際特許出願第99/58753号に開示されたタイプの洗濯機を示す側断面図である。
【図2a】図1の洗濯機におけるドラムを概略的に示す図であって、様々なドラム回転モードを示している。
【図2b】図1の洗濯機におけるドラムを概略的に示す図であって、様々なドラム回転モードを示している。
【図2c】図1の洗濯機におけるドラムを概略的に示す図であって、様々なドラム回転モードを示している。
【図2d】図1の洗濯機におけるドラムを概略的に示す図であって、様々なドラム回転モードを示している。
【図3a】図1の洗濯機において実行され得る特定の洗濯サイクルを概略的に示す図である。
【図3b】図1の洗濯機において実行され得る特定の洗濯サイクルを概略的に示す図である。
【図3c】図1の洗濯機において実行され得る特定の洗濯サイクルを概略的に示す図である。
【符号の説明】
10 洗濯機
12 外側ケーシング
50 ドラム
60 回転可能部分
70 回転可能部分
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯機の動作方法、および、特定の態様で動作するようにプログラムされた洗濯機に関するものである。特に、本発明は、洗濯機械や洗濯乾燥機の動作方法に関するものである。本発明は、家庭用としても商業用としても応用することができる。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
洗濯機械およびその動作方法は、周知である。要約すれば、洗濯機械は、ハウジングと、このハウジング内に収容された水密タブと、この水密タブ内において回転可能に設置された穴開きドラムと、を具備している。洗濯されるべき物品は、ドラム内に配置され、ドラム内に水が導入されて、洗濯物品が全体的に浸漬される。洗濯のための所望温度にまで水温を上昇させ、洗濯動作が実行される。前面投入型洗濯機の場合には、ドラムを低速回転させることによって、物品が持ち上げられたりまたドラム内の残留水内へと浸漬されたりする。上面投入型洗濯機の場合には、ドラムを低速回転させることによって、物品が持ち上げられたりまたドラム内の残留水内へと浸漬されたりする。回転パドルを使用することによって、ドラム内における物品の撹拌が行われる。洗濯動作が完了したときには、水が排出され、清浄な水を導入することによって、物品が濯がれる。その後、ドラムを高速回転させることによって、遠心的に水が抽出除去される。濯ぎおよび脱水は、3〜4回繰り返すことができる。
【0003】
国際特許出願第99/58753号には、ドラムが少なくとも2つの回転可能部分を備えているような洗濯機が開示されている。この洗濯機は、回転可能部分どうしが非同期モードで回転駆動されるようにして動作する。その場合には、回転可能部分どうしは、互いに異なる速度でもって、および/または、互いに異なる向きでもって、回転する。この構成によって得られる洗濯動作は、他の公知の洗濯機によって得られる動作よりも、優れている。
【0004】
さらなる研究によって、非同期モードが使用される際の洗濯サイクルステージが、洗濯機全体の動作に対して有利な効果を有していることが示された。
【0005】
したがって、本発明の目的は、国際特許出願第99/58753号に開示されたタイプの洗濯機において、洗濯機の全体効率を改良し得るような動作方法を提供することである。本発明のさらなる目的は、そのようなタイプの洗濯機において、洗濯物品が湿潤される速度を低減し得るような動作方法を提供することである。本発明のさらに他の目的は、そのようなタイプの洗濯機において、洗濯サイクルの非同期部分の効率を最大化し得るような動作方法を提供することである。本発明のさらなる目的は、洗濯サイクルの終了後に洗濯機から洗濯物品を容易に取り出し得るような、そのようなタイプの洗濯機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1見地においては、本発明は、外側ケーシングとこの外側ケーシング内において回転可能に取り付けられたドラムとを具備するとともに同期モードと非同期モードとの双方において回転駆動され得る少なくとも2つの回転可能部分をドラムが備えているような洗濯機に関して、このような洗濯機の動作方法であって、
(a)ドラムの内部へと水を導入するステップと;
(b)水を所望温度にまで加熱するステップと;
(c)ドラムを回転させることによって洗濯作用をもたらすステップと;
(d)ドラムを高速回転させることによってドラムから水を除去するステップと;
を具備する場合において、ドラムの内部へと水を導入するステップの最中にあるいは直後に、ドラムを、非同期モードで回転させるという方法を提供する。
【0007】
ドラムの内部へと水を導入するステップの最中にあるいは直後にドラムを非同期モードで回転させることは、洗濯物品の湿潤時に、ドラムの内部において洗濯物品を再配置することを補助する。ドラム壁の近傍に位置することによって良好に湿潤された物品は、ドラムの中心へと移動し、その直前まではドラムの中心に位置しておりそのためあまり良好に湿潤されていない物品と交替する。また、非同期回転が開始された時点で、所望温度までの水の加熱が既に開始されている場合には、温度分散さえもが、比較的短時間で得られる。このことは、洗濯サイクル時に温度が変動する傾向が低減することにより、有利である。
【0008】
第2見地においては、本発明は、外側ケーシングとこの外側ケーシング内において回転可能に取り付けられたドラムとを具備するとともに同期モードと非同期モードとの双方において回転駆動され得る少なくとも2つの回転可能部分をドラムが備えているような洗濯機に関して、このような洗濯機の動作方法であって、
(a)ドラムの内部へと水を導入するステップと;
(b)水を所望温度にまで加熱するステップと;
(c)ドラムを回転させることによって洗濯作用をもたらすステップと;
(d)ドラムを高速回転させることによってドラムから水を除去するステップと;
を具備する場合において、ステップ(c)の第1実行時には、ドラムを同期モードで回転させ、ステップ(c)の第2実行時には、ドラムを非同期モードで回転させ、ステップ(c)の第2実行時の水の平均温度を、ステップ(c)の第1実行時の水の平均温度よりも、高温とする方法を提供する。
【0009】
非同期回転モードの効率が、非同期回転時の水温が洗濯サイクルにとっての所望温度である場合または所望温度近傍である場合には、改良されることがわかっている。よって、ドラムがそれぞれ別々の時点において同期モードと非同期モードとで回転駆動される場合には、同期モードの後に、温度を上昇させながら、非同期モードを行うことが有利である。これに代えて、水温が所望温度に到達した時点で非同期モードを行うことも、また、有利である。
【0010】
第3見地においては、本発明は、外側ケーシングとこの外側ケーシング内において回転可能に取り付けられたドラムとを具備するとともに同期モードと非同期モードとの双方において回転駆動され得る少なくとも2つの回転可能部分をドラムが備えているような洗濯機に関して、このような洗濯機の動作方法であって、
(a)ドラムの内部へと水を導入するステップと;
(b)水を所望温度にまで加熱するステップと;
(c)ドラムを回転させることによって洗濯作用をもたらすステップと;
(d)ドラムを高速回転させることによってドラムから水を除去するステップと;
を具備する場合において、ステップ(d)の終了後に、ドラムを非同期モードで回転させるという方法を提供する。
【0011】
公知の洗濯サイクルの終了時に、洗濯され終わった物品が、ドラムの側壁に対してしばしば固着していることは、理解されるであろう。そのような場合、物品を洗濯機からすぐに取り出さない限り、物品に皺が形成されてしまうこととなる。最後の高速回転(脱水)が行われた後に、ドラムを非同期モードで回転させた場合には、物品は、ドラムの壁から解放され、ドラムの底部へと緩やかに落下することができる。これにより、皺が形成されにくくなる。
【0012】
本発明の各見地に関連する他の利点や好ましい特徴点は、従属請求項に記載されている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のいくつかの実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
【0014】
図1は、洗濯機(10)を示しており、この洗濯機(10)は、外側ケーシング(12)を備えている。外側ケーシング(12)の中には、タブ(40)が配置されている。このタブ(40)は、スプリング緩衝デバイス(90)によって支持されている。ドラム(50)は、軸(85)回りに回転可能であるようにして、タブ(40)内に取り付けられている。タブ(40)は、取水口(21)と排水口(22)とを除いては、水密とされている。洗濯機(10)は、公知の態様でもって洗濯洗剤を受領し得る洗剤トレー(20)を備えている。少なくとも1つの取水口(23)が、洗剤トレー(20)に対して連通しているとともに、適切な手段によって、洗濯機(10)が使用されている周囲環境内の水供給源に対して接続されている。コンジット(21)は、洗剤トレー(20)とタブ(40)との間において、取水口(23)を通して導入された水を洗剤と一緒にタブ(40)内へと流入させ得るようにして、設けられている。タブ(40)は、ドラム(50)の下側に配置された水溜め(26)を有している。排水パイプ(28)が、水溜め(26)に接続されており、排水口(30)へと延出されている。排水口(30)を通して、洗濯機(10)からの排水が排出されるようになっている。ポンプ(42)が、洗濯機(10)によって実行される洗濯サイクルの適切な時点で、水溜め(26)から排水口(30)へと水をポンピングし得るようにして、設けられている。
【0015】
ドラム(50)は、シャフト(80)によって、軸(85)回りに回転可能に取り付けられている。シャフト(80)は、タブ(40)を固定状態に維持しつつドラム(50)をシャフト(80)と一緒に回転させ得るよう、公知の態様で設置されている。シャフト(80)は、洗濯機(10)の外側ケーシング(12)内に設置されたモータ(図示せず)によって回転駆動される。ドア(66)が、外側ケーシング(12)の前面パネル(12a)に配置されており、ドラム(50)の内部に対するアクセスを可能としている。ドア(66)を使用することによってドラム(50)内へと洗濯物を投入することができ、その後に、洗濯サイクルを開始することができる。洗濯サイクルの終了時には、ドアを介することによって、ドラム(50)から洗濯物を取り出すことができる。
【0016】
ドラム(50)は、互いに相対回転可能であるようにして取り付けられた2つの部分(60,70)を備えている。このタイプのドラムは、国際特許出願第99/58753号において、より詳細に説明されている。典型的には、2つのドラム部分(60,70)は、互いに逆向きに回転する。すなわち、一方のドラム部分が時計回りに回転し、他方のドラム部分が反時計回りに回転する。しかしながら、これらドラム部分(60,70)は、同方向に一緒に回転することもできる。図2a〜図2dは、両ドラム部分(60,70)に関しての、いくつかの異なる動作モードを示している。
【0017】
図2aは、双方の回転可能ドラム部分(60,70)が、同一方向にかつ同一速度で回転するような同期回転を示している。図2b、図2c、および、図2dの各々は、動作の非同期モードを示している。図2bにおいては、双方の回転可能ドラム部分は、同一方向に回転するものの、一方の回転可能ドラム部分(60)が、他方の回転可能ドラム部分(70)よりも低速で回転する。図2cに示すモードにおいては、双方の回転可能ドラム部分は、同一速度でもって、逆向きに回転する。図2dに示すモードにおいては、双方の回転可能ドラム部分は、互いに逆向きにかつ互いに異なる速度で回転する。この場合、第1回転可能ドラム部分(60)が、第2回転可能ドラム部分(70)よりも高速で回転する。図2b、図2c、および、図2dに示す3つのモードのすべてが、非同期モードとして見なされること、および、回転可能ドラム部分どうしが互いに異なる速度で回転駆動される場合、速度差は重要ではないことは、強調しておくべきことである。重要なことは、一方の回転可能ドラム部分が、他方の回転可能ドラム部分に対して、相対回転することである。このような非同期動作モードを得るための手段も、また、重要ではない。非同期モードを得るための手段の1つは、国際特許出願第99/58753号において、詳細に説明されている。類似した速度および回転方向を得るための他の手段は、当業者には自明であろう。
【0018】
ドラム(50)は、タブ(40)のうちの、ドア(66)から離れた壁上に、片持ち状態で取付けられている。外側回転可能部分(60)は、中空円筒シャフト(81)上に支持されている。タブ(40)の背面壁と中空円筒シャフト(81)との間には、アンギュラコンタクト軸受(82)が配置されている。外側回転可能部分(60)は、タブ(40)の内部を実質的に満たすような寸法とされている。より詳細には、外側回転可能部分(60)は、中空円筒シャフト(81)からタブ(40)の円筒壁に向けて延在する全体的に円形の背面壁(63)と、この背面壁(63)からタブ(40)の前面壁に向けてタブ(40)がなす円筒壁に対してほぼ平行に延在する全体的に円筒形の円筒壁(61)と、円筒壁(61)からドア(66)に向けて延在する全体的に環状の前面(64)と、を備えている。外側回転可能部分(60)の壁(61,63,64)とタブ(40)との間には、ドラム(50)が回転駆動された際に外側回転可能部分(60)がタブ(40)と接触しないよう、十分なクリアランスが設けられている。
【0019】
外側回転可能部分(60)の円筒壁(61)の内部上には、内部円筒壁(62)が設けられている。内部円筒壁(62)は、背面壁(63)と前面(64)との略中央から、前面(64)までにわたって、延在している。内部円筒壁(62)と円筒壁(61)との間の空間は中空とされているけれども、所望によっては、補強材料によって充填することもできる。この場合、補強材料は軽量のものでなければならない。外側回転可能部分(60)のうちの、前面(64)に近接した部分に、平行な円筒壁(61,62)を設けることによって、外側回転可能部分(60)全体の強度が高められる。一方、外側回転可能部分(60)のこの領域における内径が小さくなる。
【0020】
内側回転可能部分(70)は、中央シャフト(80)によって支持され、中央シャフト(80)は、中央シャフト(80)と中空円筒シャフト(81)との間に配置された深溝ベアリング(83)によって支持されている。内側回転可能部分(70)は、本質的に、中央シャフト(80)からタブ(40)の円筒壁に向けて延在する全体的に円形の背面壁(71)と、背面壁(71)の周縁部からタブ(40)の前面壁に向けて延在する円筒壁(74)と、を備えている。内側回転可能部分(70)の円筒壁(74)の直径は、外側回転可能部分(60)の内部円筒壁(62)の直径と実質的に同一である。内側回転可能部分(70)の円筒壁(74)は、この円筒壁の先端部が円筒壁(62)に近接するような寸法とされている。2つの円筒壁(62,74)間のギャップは、できる限り小さいように維持されることが好ましい。環状シールリング(76)が、外側円筒部分(60)の円筒壁(61)上において、内部円筒壁(62)のうちの、内側円筒部分(70)に最も近い端部に近接して、設けられている。これにより、内部円筒部分(70)の円筒壁(76)の先端部に対する支持がもたらされている。
【0021】
本発明による方法を実施し得るような装置について上述した。以下においては、本発明による方法について詳述する。
【0022】
図3a、図3b、および、図3cは、洗濯機サイクル時に実行される様々なステップの程度を示すタイムチャートである(比率は一定ではない)。これらタイムチャートに示された各ステップは、タブおよびドラムの内部への洗濯液または水の導入;ヒータの駆動によるタブおよびドラム内の洗濯液の加熱;同期モード(上述)でのドラムの回転駆動;非同期モード(上述)でのドラムの回転駆動;ドラムの高速回転(同期モードでなければならない);および、タブの水溜めからの水または洗濯液の排出;である。時間軸のスケールを厳密に正確なものとすることは、意図されておらず、チャート上における各バーの相対長さに基づいて各ステップの厳密な実行時間を推定することは、好ましくない。しかしながら、相対的実行時間の大まかな近似は、推定することができる。また、所望の水位レベルおよび温度を維持するための正確な手段については、詳細に記述されていないこと、および、本発明の範囲を逸脱することなく、水導入手段および加熱手段の『再』起動を、類似ステップの終了時に行い得ることは、理解されるであろう。
【0023】
第1方法は、図3aに示されている。図からわかるように、この方法における第1ステップは、タブおよびドラムの内部への洗濯液の導入である。このステップにより、ドラム内に投入された物品を湿潤させることができる。洗濯液の導入は、物品が完全に洗濯液に浸漬され残余レベルが得られるまで、継続される。タブ/ドラム内への洗濯液の導入ステップ時には、同期回転による第1短時間回転が行われ、物品の湿潤とともに、洗剤の一様分散が補助される。洗濯液導入ステップの終盤においては、第2の短時間同期回転が行われる。このステップは、実質的に5分間にわたって継続する。
【0024】
洗濯液導入ステップの終了直後において、かつ、第2短時間同期回転の後に、ドラムが、非同期モードで回転駆動される。非同期モードに関して上述した複数のモードの中の任意のモードを、ここでは使用することができる。しかしながら、(図2cに示されているようにして)回転可能部分どうしが互いに同一速度でかつ互いに逆向きに回転駆動されることが好ましい。この非同期回転時間は、実質的に3分間にわたって継続され、この実施形態においては、洗濯液導入期間の終了後に開始される。このステップを実施することにより、洗濯対象をなす物品の全体にわたっての、水と洗剤との一様分散が増強される。利点は、直前にはドラムの中心近傍に位置していた物品がドラムの壁に向けて移動する傾向があり、これにより、タブ内に導入された洗濯液に対して、より直接的に露出されることに起因すると考えられる。
【0025】
非同期回転ステップの開始と同時的に、タブ/ドラム内へと導入され終わった洗濯液の加熱が、開始される。この実施形態においては、加熱ステップは、洗濯液導入ステップが終了した後に、開始される。加熱は、実行すべき特定のサイクルに関して選択された所定温度へと、通常は使用者によって選択された所定温度へと、洗濯液の温度が到達するまで、継続される。洗濯液の温度が所望温度に到達する前に、同期回転ステップが開始される。この同期回転ステップは、洗濯される物品に対しての洗濯作用をもたらす。この同期回転ステップは、使用者によって選択されたプログラムに応じて変化する時間にわたって、継続される。このステップの典型的な実行時間は、5〜15分間である。しかしながら、最大で35〜40分間といったように、より長時間とすることもできる。このステップは、洗濯液加熱ステップがなおも継続中である時点で、行われる。よって、洗濯液の温度は、このステップの進行とともに上昇する。このステップの終了時点では、洗濯液の温度は、ステップ全体にわたっての洗濯液の平均温度よりも高温である。図3aに示す実施形態においては、洗濯液の所望温度は、同期回転ステップの終了直前に達成される。
【0026】
上述した同期回転ステップに続いて、ドラムは、非同期モードで回転駆動され、これにより、ドラム内に収容された物品に対しての洗濯作用がもたらされる。この場合にも、様々な非同期モードの中の任意のモードが可能であって、適切である。このモードにおいては、ドラムは、先のステップにおける実行時間を超える長時間にわたって、好ましくは2〜3倍を超える長時間にわたって、回転駆動される。よって、非同期回転ステップの実行時間は、好ましくは、15〜45分間である。このステップの全体にわたって、洗濯液の温度は、所望温度に(あるいは、所望温度近傍に)維持される。よって、非同期ステップ時における洗濯液の平均温度は、先の同期回転ステップ時における洗濯液の平均温度よりも、高温である。実験により、低温で行われるよりも高温で行われた場合に、非同期回転がより大きな洗浄能力を有していることが、検証されている。
【0027】
非同期回転期間の終了時に、洗濯作用が終了する。その後、洗濯液が、タブ/ドラムから排出される。そして、公知なように、濯ぎ水が、タブ/ドラム内に導入される。ドラムが同期モードで回転駆動され、これにより、物品が濯がれる。その後、ドラムを高速回転させることにより、濯ぎ水が抽出除去される。濯ぎ水を抽出除去する際には、排水口が開放される。その後、第2容積をなす濯ぎ水が導入され、濯ぎプロセスが繰り返される。
【0028】
第2容積をなす濯ぎ水が排出された後に、サイクルは、実質的に終了する。公知の洗濯機においては、この時点でサイクルが停止されて、使用者によって物品が取り出されることとなる。しかしながら、上述したように、最後に高速回転を行うことによって、物品は、ドラムの壁に対して非常に緊密に押圧されてしまう。これにより、多くの場合、使用者が物品を無理やり取り出すまでは、物品は、そのように押圧されたままである。このため、無用の皺形成が引き起こされてしまう。本発明による方法においては、最後の高速回転が行われた後に、1分間未満といったような非常に短い時間にわたって、ドラムを、非同期モードで回転駆動する。これにより、物品を緩めることができ、物品は、ドラムの壁から落下することとなる。その後、物品は、ドラムの底部へと自由な態様で収集され、皺形成が最小化される。非同期回転は、サイクルの終了時に、要望に応じて行うことができる。
【0029】
本発明の第2実施形態が、図3bに示されている。以下、実質的な相違点について説明する。第1に、加熱ステップが、タブ/ドラム内にすべての洗濯液が導入され終わるよりも前に、開始される。よって、洗濯液は、すべての洗濯液が洗濯機内に存在するよりも前に、加熱され始める。また、加熱ステップは、先の実施形態よりも、長時間にわたって行われる。同期回転の第1ステップは、加熱ステップと実質的に同時に開始される。同期回転の第1ステップおよび第2ステップは、洗濯液の温度が上昇している最中に、行われる。上述と同様に、非同期回転の第1ステップは、洗濯負荷全体にわたっての、洗濯液(水および洗剤)の分散を補助する。また、非同期回転の第1ステップと、同期回転のその後のステップと、のすべては、洗濯液の温度が上昇し続けている最中に行われる。非同期回転の第2ステップは、加熱ステップが終了する前に開始される。そのため、非同期回転ステップの途中で、所望温度が得られる。よって、非同期回転ステップ時における洗濯液の平均温度は、先に行われた同期回転ステップにおける洗濯液の平均温度よりも、高温である。これにより、非同期回転ステップの効率が改良される。
【0030】
非同期回転の第2ステップの次には、先の実施形態と同様に、排水ステップが行われ、濯ぎステップと高速回転ステップ(脱水ステップ)とが複数回にわたって(この場合には、3回にわたって)繰り返される。最後の濯ぎステップと最後の高速回転ステップとが完了した時点で、短時間の非同期回転が行われ、ドラムの壁から物品が取り外されて、皺形成が最小化される。
【0031】
本発明の第3実施形態が、図3cに示されている。図3bに関連して上述した方法と同様に、タブ/ドラム内にすべての洗濯液が導入され終わるよりも前に、加熱ステップが開始される。ただ1回の同期回転が行われた後に、非同期回転の第1ステップが行われ、これにより、洗濯負荷全体にわたって洗濯液が分散される。加熱は、非同期回転の第2ステップにおいても継続され、非同期回転の第2ステップの全体にわたって継続される。所望温度は、非同期回転の第2ステップの終了時において、得られる。実際、非同期回転の第2ステップの実行時間は、所望温度が得られた時点によって決定することができる。この例においては、4回の濯ぎサイクルと4回の高速回転サイクルとが実行される。最後の高速回転の実行時間は、それよりも以前の高速回転ステップの実行時間よりも長いものとされる。この場合にも、先の両実施形態と同様に、最後の高速回転の後に、短時間の非同期回転が行われ、ドラムの壁に対する物品の固着が解除され、皺形成が最小化される。
【0032】
図示された各サイクルに関する複数のステップについて説明した。以下においては、いくつかの好ましい方法における各ステップの好ましい実行時間を、表によって提示する。
ステップA:非同期回転の第1ステップの直前における同期回転の実行時間
ステップB:非同期回転の第1ステップの実行時間
ステップC:非同期回転の第1ステップの直後における同期回転の実行時間
ステップD:非同期回転の第2ステップの実行時間
ステップE:非同期回転の最終ステップの実行時間
【表1】
【0033】
本発明が、上記実施形態に関する厳密な詳細にまで限定されないことは、理解されるであろう。本発明の範囲内に属する修正や変形は、当業者には自明であろう。疑義の発生を防止するため、例えば洗濯機内へと洗濯液を導入するための手段や洗濯液の液面レベルを検出するための手段や水または洗濯液を排出するための手段やプログラムの選択手段やドアの開閉手段といったような、洗濯機の標準的構成要素の細部は、本発明の一部をなすものではなく、そのため、それらは詳細に説明されていない。所望の特性を得るための手段は、当業者には明らかであって利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法に従って動作するようにプログラムされた、国際特許出願第99/58753号に開示されたタイプの洗濯機を示す側断面図である。
【図2a】図1の洗濯機におけるドラムを概略的に示す図であって、様々なドラム回転モードを示している。
【図2b】図1の洗濯機におけるドラムを概略的に示す図であって、様々なドラム回転モードを示している。
【図2c】図1の洗濯機におけるドラムを概略的に示す図であって、様々なドラム回転モードを示している。
【図2d】図1の洗濯機におけるドラムを概略的に示す図であって、様々なドラム回転モードを示している。
【図3a】図1の洗濯機において実行され得る特定の洗濯サイクルを概略的に示す図である。
【図3b】図1の洗濯機において実行され得る特定の洗濯サイクルを概略的に示す図である。
【図3c】図1の洗濯機において実行され得る特定の洗濯サイクルを概略的に示す図である。
【符号の説明】
10 洗濯機
12 外側ケーシング
50 ドラム
60 回転可能部分
70 回転可能部分
Claims (26)
- 外側ケーシングとこの外側ケーシング内において回転可能に取り付けられたドラムとを具備するとともに同期モードと非同期モードとの双方において回転駆動され得る少なくとも2つの回転可能部分を前記ドラムが備えているような洗濯機に関して、このような洗濯機の動作方法であって、
(a)前記ドラムの内部へと水を導入するステップと;
(b)前記水を所望温度にまで加熱するステップと;
(c)前記ドラムを回転させることによって洗濯作用をもたらすステップと;
(d)前記ドラムを高速回転させることによって前記ドラムから水を除去するステップと;
を具備する場合において、
前記ドラムの内部へと水を導入する前記ステップの最中にあるいは直後に、前記ドラムを、非同期モードで回転させることを特徴とする方法。 - 請求項1記載の方法において、
前記ドラムの内部へと少なくとも半分の量の水が導入され終わった後に、前記ドラムを、非同期モードで回転させることを特徴とする方法。 - 請求項2記載の方法において、
前記ドラムの内部へと少なくとも4分の3という量の水が導入され終わった後に、前記ドラムを、非同期モードで回転させることを特徴とする方法。 - 請求項3記載の方法において、
前記ドラムの内部へとすべての量の水が導入され終わった後に、前記ドラムを、非同期モードで回転させることを特徴とする方法。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法において、
前記ドラムの内部へと水を導入する前記ステップの最中に、かつ、前記ドラムを非同期モードで回転させる前に、前記ドラムを、同期モードで回転させることを特徴とする方法。 - 外側ケーシングとこの外側ケーシング内において回転可能に取り付けられたドラムとを具備するとともに同期モードと非同期モードとの双方において回転駆動され得る少なくとも2つの回転可能部分を前記ドラムが備えているような洗濯機に関して、このような洗濯機の動作方法であって、
(a)前記ドラムの内部へと水を導入するステップと;
(b)前記水を所望温度にまで加熱するステップと;
(c)前記ドラムを回転させることによって洗濯作用をもたらすステップと;
(d)前記ドラムを高速回転させることによって前記ドラムから水を除去するステップと;
を具備する場合において、
前記ステップ(c)の第1実行時には、前記ドラムを同期モードで回転させ、
前記ステップ(c)の第2実行時には、前記ドラムを非同期モードで回転させ、
前記ステップ(c)の前記第2実行時の水の平均温度を、前記ステップ(c)の前記第1実行時の水の平均温度よりも、高温とすることを特徴とする方法。 - 請求項6記載の方法において、
前記ステップ(c)を、前記ステップ(b)が完了する前に、開始することを特徴とする方法。 - 請求項7記載の方法において、
前記ステップ(c)の前記第2実行を、前記ステップ(b)が完了する前に、開始することを特徴とする方法。 - 請求項6〜8のいずれか1項に記載の方法において、
前記ステップ(c)の前記第2実行の最中に、水を所望温度とすることを特徴とする方法。 - 請求項6または7記載の方法において、
前記ステップ(c)の前記第2実行を、前記ステップ(b)が完了した後に、開始することを特徴とする方法。 - 請求項10記載の方法において、
前記ステップ(c)の前記第2実行の全体にわたって、水を所望温度とすることを特徴とする方法。 - 請求項6〜11のいずれか1項に記載の方法において、
前記ステップ(c)の前記第2実行の実行時間を、前記ステップ(c)の前記第1実行の実行時間よりも、長いものとすることを特徴とする方法。 - 請求項12記載の方法において、
前記ステップ(c)の前記第2実行の実行時間を、前記ステップ(c)の前記第1実行の実行時間の2倍以上とすることを特徴とする方法。 - 請求項13記載の方法において、
前記ステップ(c)の前記第2実行の実行時間を、前記ステップ(c)の前記第1実行の実行時間の3倍以上とすることを特徴とする方法。 - 外側ケーシングとこの外側ケーシング内において回転可能に取り付けられたドラムとを具備するとともに同期モードと非同期モードとの双方において回転駆動され得る少なくとも2つの回転可能部分を前記ドラムが備えているような洗濯機に関して、このような洗濯機の動作方法であって、
(a)前記ドラムの内部へと水を導入するステップと;
(b)前記水を所望温度にまで加熱するステップと;
(c)前記ドラムを回転させることによって洗濯作用をもたらすステップと;
(d)前記ドラムを高速回転させることによって前記ドラムから水を除去するステップと;
を具備する場合において、
前記ステップ(d)の終了後に、前記ドラムを非同期モードで回転させることを特徴とする方法。 - 請求項15記載の方法において、
前記ステップ(d)を複数回にわたって繰り返す場合には、最終回をなすステップ(d)の終了後に、前記ドラムを非同期モードで回転させることを特徴とする方法。 - 請求項16または17記載の方法において、
前記ステップ(d)の終了後における非同期モードでの前記ドラムの回転の実行時間を、1分間未満とすることを特徴とする方法。 - 請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法において、
前記ステップ(b)を、前記ステップ(a)の終了前に開始することを特徴とする方法。 - 請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法において、
前記ステップ(c)の実行時間を、1時間未満とすることを特徴とする方法。 - 請求項19記載の方法において、
前記ステップ(c)の実行時間を、実質的に55分間とすることを特徴とする方法。 - 請求項19記載の方法において、
前記ステップ(c)の実行時間を、40分間未満とすることを特徴とする方法。 - 請求項21記載の方法において、
前記ステップ(c)の実行時間を、実質的に30分間とすることを特徴とする方法。 - 請求項21記載の方法において、
前記ステップ(c)の実行時間を、15分間未満とすることを特徴とする方法。 - 請求項23記載の方法において、
前記ステップ(c)の実行時間を、実質的に14分間とすることを特徴とする方法。 - 外側ケーシングとこの外側ケーシング内において回転可能に取り付けられたドラムとを具備するとともに同期モードと非同期モードとの双方において回転駆動され得る少なくとも2つの回転可能部分を前記ドラムが備えているような洗濯機に関して、このような洗濯機の動作方法であって、
添付図面を参照して実質的に発明の詳細な説明において説明されているような方法。 - 外側ケーシングとこの外側ケーシング内において回転可能に取り付けられたドラムとを具備するとともに同期モードと非同期モードとの双方において回転駆動され得る少なくとも2つの回転可能部分を前記ドラムが備えているような洗濯機であって、
請求項1〜25のいずれか1項に記載された方法に従って動作するようにプログラムされていることを特徴とする洗濯機。
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