JP2004510974A - 異常な粒子集団を分析する為の方法 - Google Patents

異常な粒子集団を分析する為の方法 Download PDF

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Abstract

粒子分析装置中で、多数の正常試料の平均粒子特性(サイズ等)分布曲線(10)に基づく粒子特性分指数に関連する、粒子を含有する実験試料において異常な粒子集団を解析する為の方法である。前記方法は、機器中で粒子を含有する実験試料を分析することによって実験粒子特性分布曲線を生み出すことを伴う。前記実験試料の分布曲線を解析して、実験分布曲線の上方(14)及び下方(18)の領域で、平均粒子特性分布曲線の前記領域における粒子集団とは異なる粒子集団を同定する。かかる方法の為の計算を行うコンピュータープログラムを用いることができうる又は粒子分析機に一体化できる。本発明の方法、プログラム、及び機器は新規赤血球パラメータを供する。

Description

【0001】
発明の分野
本発明は粒子分布を測定及び解析する分野に関連する。更に詳細には、本発明は、異常な生物細胞集団、詳細には血液集団を分析する為の方法に関連する。
【0002】
発明の背景
特有のサイズ分布を有するある粒子サイズ集団は、共通に測定され、そして比較的一定な数学的サイズ分布曲線の方法によって報告される。かかる集団としては、赤血球、細菌細胞、ラテックス粒子及び他の微粒子が挙げられる。粒子サイズ分布の所定の特徴は、粒子サイズ分布データを同じ粒子についての平均的、標準サイズ分布データと比較することによって作製されて来た。例えば、米国特許第4,817,446号に記載されている方法を参照のこと。
【0003】
現代の自動化された粒子サイズ分析機は、光散乱、蛍光、直流(D.C.)によって測定した体積、(コールター)体積、及び高周波(無線周波数)の(もしくは複数のパラメータを用い、粒子の特徴もしくは特性を解析する為に用いられるデータを供する。特に注目すべきは、粒子分布曲線を作成する為に利用できる粒子の特徴又は特性である。例えば、あるこれらの機器は、電解液中で懸濁した粒子(細胞等)がアパチャーを通過した時に生じる電気インピーダンスの変化の検出及び測定によるコールター原理に基づいている。一定の電流が通過する投入型電極がアパチャーのいずれかの側に置かれている。細胞の希釈懸濁がアパチャーに引き込まれる時、各細胞の通過で、2つの投入型電極間の電路(electrical path)のインピーダンスが瞬時に高くなる。例えば図2を参照のこと。電気パルスの数が細胞数を示す(即ち、パルスは、規定電圧が粒子を通過してそして基底値に戻る時間を示す)一方で、パルスの大きさは細胞の体積に対応する。
【0004】
ヒストグラムは細胞頻度分布のグラフ表示である。パルスサイズ(細胞体積)によって細胞を電気的に分類し、そしてパルスのサイズに従って各パルスを「バケット」又はチャネルに置くことによって、ヒストグラムを作成できうる。分類されたパルスは、X軸上に体積そしてY軸上にパルス頻度(数)を有するヒストグラムとして表される。この方法をチャネル化(Channelyzation)という。X軸を分割することによりできるチャネルの数及びチャネライザーによってカバーされたサイズ幅は、特定の血液分析装置の設計において固定化される。これらのパラメータは解析される細胞集団及び要求される感度(分解能)に依存する。
【0005】
ヒストグラムにより細胞集団の形及びその広がり(即ち、平均周辺のばらつき)がグラフ的に示される。従って、ヒストグラムは細胞のサイズ、平均細胞体積(MCV)及び赤血球の分布の幅(RDW)の測定による赤血球(RBC)形態の評価を提供する。MCVは細胞群集における平均細胞体積を示すもの(即ち集団の平均)である。RDWはRBC集団における分散(もしくは細胞不均一性)の量又は異質性を示すものである。生ずるRBCヒストグラムは、典型的なガウス分布の形でありそして、平均に対する赤血球の分布は正常試料の集団内で合理的に一定である。図1を参照のこと。
【0006】
当業界において、平均的なヒストグラム手段から外れる粒子分布を決定及び同定する為の更なる方法、又は他の型の粒子の(の分布を決定及び同定する)手段が要請されている。かかる粒子分布は、正常な血液試料から異常な血液試料を区別するによって、疾患の診断に役立つ。特にかかる「正常な」粒子の平均から外れる粒子の分布はかかる異常性の証拠である。
【0007】
発明の概要
1つの観点において、本発明は異常な粒子集団を含有する実験試料中の当該粒子を分析する為の方法を提供する。本法は、1つの段階として粒子分析機において実験試料の粒子特性分布曲線を解析することを含んで成る。前記機器は、チャネル体積数の幅として記録される粒子の特性による電気パルスデータ及びパルス頻度データを供する。チャネル数に対するパルス頻度データプロットにより粒子特性分布曲線が作り出される。解析の段階を行い、実験分布曲線の下方のもしくは上方の領域での、平均粒子特性分布曲線の同領域における粒子集団から異なる粒子集団を同定する。平均曲線は、同じ型の粒子を含む多数の正常試料に基づいている。更に、本法は、実験分布曲線のより下方もしくは上方の領域内の粒子の百分率もしくは数を決定して試料の特徴を同定する段階を含む。平均曲線のこれらの領域における百分率もしくは数に対する前記曲線中の同じ領域における実験試料の粒子の百分率もしくは数の増加もしくは減少は、その領域における異常な粒子集団を示す。かかる粒子の異常な集団は、評価される粒子の特性に基づいて疾患の診断もしくは製品の評価の為に利用できる実験試料の特徴である。特に好ましい実施態様において、粒子特性は粒子サイズである。
【0008】
本法は、他の実施態様において、粒子分析機において平均粒子特性分布曲線に基づいた粒子特性分布指数(particle property distribution index)を決定する段階も供する。本法は更に、指数を用いて曲線データを解析することによって平均粒子特性分布曲線及び実験粒子特性分布曲線を比較することを含む。特に好適な実施態様において、粒子特性は粒子サイズである。
【0009】
他の観点において、本発明は、血液学機において実験試料の赤血球サイズ分布曲線を解析する段階を含んで成る、実験試料中の異常な赤血球集団を解析する為の方法を供する。この機器は、チャネル体積数の幅として記録された電気パルスサイズデータ及びパルス頻度データを供する。チャネル数に対するパルス頻度のプロットによる赤血球サイズ分布曲線を生み出す。実験分布曲線の上方又は下方の領域で、多数の正常試料に基づく平均赤血球サイズ分布曲線の同領域における赤血球集団とは異なる赤血球集団を同定する。実験分布曲線の上方もしくは下方の領域内での赤血球の数もしくは百分率が、試料の特徴を同定する為に特定される。
【0010】
本発明は他の観点において、実験試料中の粒子集団を分析する為の方法における改良を提供する。本法は、電解液(conductive diluent)中で各粒子が定電流を通過した時に生ずる電気インピーダンスパルスサイズ及び頻度を測定する粒子サイズ解析装置において試料を評価する段階を含む。この機器は、チャネル体積数の幅として記録されたパルスサイズデータ及びパルス頻度データを供する。チャネル数に対するパルス頻度のプロットにより粒子サイズ分布曲線が生ずる。かかる方法において、実験試料サイズ分布曲線は、同じ粒子の標準試料の平均サイズ分布曲線と比較される。改良は:(a)実験試料分布曲線の下方又は上方領域での粒子集団において平均粒子サイズ分布曲線の同様に位置する粒子集団との違いを同定し;そして(b)粒子サイズ分布指数を用いる解析によって実験分布曲線の下方もしくは上方領域内の平均曲線から異なる粒子の数もしくは百分率を定量する段階を含んで成る。
【0011】
更に他の観点において、本発明は、上記方法を実行するコンピュータープログラムを供する。本プログラムは、粒子分析機により生成されたデータに呼応して以下の解析段階を実行及び機能させる。実験粒子特性(サイズ等)分布曲線が、粒子分析機において粒子を含有する実験試料を解析することによって生み出される。実験試料の分布曲線を解析して、実験分布曲線の上方又は下方の領域で、正常試料に基づく平均粒子特性分布曲線の当該領域における粒子集団から異なる粒子集団を同定する。本プログラムは又実験分布曲線の上方もしくは下方領域内での粒子の数もしくは百分率を定量する。分類された実験データは、多数の正常試料の平均粒子特性分布に基づく粒子特性分布指数を用いて解析される。下方もしくは上方領域における粒子の数もしくは百分率の増加により試料の特性を特定する。最後に、前記プログラムにより、生ずる電気シグナルによって領域内での平均標準領域からの偏差の同定が可能になる。
【0012】
更なる観点において、本発明は、上記コンピュータープログラムを含んで成る粒子分析機を供する。ある観点において、前記コンピュータープログラムは分析機中に一体化されている。他の観点において、前記コンピュータープログラムは、分析機によって供されたデータが送り込まれる独立型の別個のコンピューター中へと供給される。更に他の観点において、前記コンピュータープログラムは、前記機器に接続できる「プラグイン」装置の一部として分析機に付随する。
【0013】
更に他の観点において、本発明は、ヒストグラムにおいて異常な赤血球集団と関連する症状を分析する為のパラメータを供する。「ミクロ」パラメータは、実験試料分布曲線の始めから粒子サイズ分布指数に関連する限界値にまたがるヒストグラムの領域における細胞の百分率又は数として定義されている。
【0014】
更なる観点において、本発明はヒストグラムにおいて異常な赤血球集団に関連する症状を分析する為の他のパラメータを提供する。この「マクロ」パラメータは、粒子サイズ分布指数に関連する限界値及び実験試料分布曲線の最後にまたがるヒストグラムの領域における、細胞の百分率として定義されている。
【0015】
本発明の他の観点及び有利な点は更に、以下の好適な実施態様の詳細な説明中に記載されている。
【0016】
本発明の詳細な説明
本発明は、改良された粒子分析機における有用な新規血液パラメータの決定の為の方法を供する。この方法により極めて一貫した分布を通常示す粒子の試料中での異常な粒子集団を同定できる。
【0017】
本発明は異常な粒子集団を含有する実験試料においてかかる粒子を解析する為の方法を供する。更に詳細には、本発明は、1又は複数の細胞特性のガウス分布に基づく血液細胞の新規分析を供する。これらの特性は、ヘモグロビン濃度、細胞サイズ、又はガウス分布を伴う他の特性を挙げることができる。より更に詳細には、この方法では、未知もしくは異常な試料中の粒子の特性もしくは特徴に従う分布の評価が、同じ型の粒子の正常な集団の特性もしくは特徴と比較することによって、可能になる。本法は、大きさ又は体積に基づいて平均に対して分布する所定の粒子集団の特徴に基づいている。本発明は平均に対してどのようにして集団が分布する又はかたよるのかの表示を供する。更に詳細には本発明は、正常な血液試料から異常な血液試料を識別する目的の為に解析される分布における差別化を可能にする。この解析により病状又は治療効果の評価が促される。
【0018】
本発明の方法は、正常な集団において一貫した特性の測定分布をする特徴がある粒子(細胞等)に対して十分に有効である。好ましくは、本発明の方法は、血液細胞、特に赤血球集団の分析において有用である。この一貫した分布の特徴は、正常な赤血球細胞の集団において見出される。
【0019】
明瞭にする為に、本発明は赤血球集団に関して議論されている。しかしながら、本明細書中に記載された方法は、他の型の粒子、例えば他の型の生物細胞、及び他の型の分析機に対して適用できることに当業者は気づくべきだ。例えば、他の細胞集団に関して、本法は正常な集団から異常な集団を正常集団内の偏差の程度に依存して首尾良く識別できる。偏差が大きくなるにつれて、以下に記載した粒子特性分布指数定数を確立し、そして正常なものからの偏差を示すことが一層困難になるだろう。ある実施態様において、本法は、単一集団を有する試料に対して有効な分析を行い例えば、RBC、白血球の所定の集団、各々の赤血球ヘモグロビン濃度等を分析することができる。
【0020】
好適な方法は粒子サイズ分析機を用いる。明瞭にする為に、本発明は、赤血球粒子のヒストグラムによりサイズ分布を同定する為の好適な機器としての血液分析装置について先ず議論する。かかる機器は、各粒子が電解液中で定電流を通過した時に生ずる電気インピーダンスパルスのサイズ及び頻度を測定するのが好ましい。かかる機器の中には様々な汎用の機器が挙げられる。例えば、図2に描いたような、コールター原理に基づいた機器を参照のこと。機器は、パルスの大きさに基づいて「チャネル」体積数の幅として記録されるパルスサイズデータを供する。1つの例として、Beckman Coulton, Inc A ・T5 diff(登録商標)機器、と呼ばれる血液学機においてRBCパルスが、30〜300ヘムトリットルの大きさの幅をカバーする128チャネル(実際には0−127と示してある)に分級されている。これらの幅は測定される(RBC)集団及び要求される解像度の両方に対する適切な値として選択される。カバーされたチャネルの数及び体積の幅は、体積/チャネル、即ち分解能を規定する。同じサイズ幅のチャネルの数が増加するにつれ、体積/チャネルは減少して分解能が増加する。もし128チャネルによってカバーされる範囲が2倍になれば、分析できるだろう粒子のサイズはより大きくなるだろう。しかし、体積/チャネルが増加する為に分解能は減少するだろう。同じ分解能を維持する為に、チャネルの数は256に倍加するだろう。しかし、チャネル数の減少により、各チャネルにおけるパルスの相対数は増加する。その理由は、同数のパルスがより少数のチャネル上に分配されるからだ。かかる機器において用いられるサイズ幅及びチャネル数の選択は重要である。もしチャネルの数が少なすぎるならば、狭すぎるサイズ幅はある集団を排除することが可能であり、そして大きすぎるサイズ幅は分解能の損失を生じうる。更にチャネル数が多いことで分解能が高すぎ且つ不十分なデータ/チャネルがもたらされ有効に利用できない。パルス頻度データは又かかる機器によって収集される。チャネル数に対するパルス頻度のプロットは粒子サイズ分布曲線を生み出す。かかるプロットは直線又は対数的でありうる。あるかかるヒストグラムは図3に描かれており、そして生じたサイズ分布曲線は図1に描かれている。
【0021】
更に、他の型の特性(サイズ等)測定及び分析機を、本発明の方法を行うのに必要な情報を収集する為に利用できる。例えば、光分散、蛍光、D.C.(コールター)体積によって測定した体積、高周波数(無線周波数)及びサイズ、の1又は複数の測定パラメータを用いる他の粒子サイズ分析機も又本発明の方法において用いることができる。多くの型のかかる機器及び装置は商業的に入手可能であり、本発明において機器として使用できる。当業者は、粒子を含有する与えられた任意の試料に対する適切な機器、チャネル数及びサイズ幅を、過度の実験なしに理解するべきだ。かかる選択は、本明細書中に与えた情報により当業者の能力の範囲内で十分にできる。
【0022】
本法に従い、粒子特性測定分布指数は、実験又は「試験」試料の選択された特性を解析するのに用いられる。この指数は、「正常な」赤血球ヒストグラムを生ずる多数の試料に関する平均粒子特性(サイズ等)測定分布曲線に基づいている。更に詳細には、好適な実施態様に従えば、実験又は「試験」試料を分析する為に粒子特性分布指数が用いられている。この指数は、「正常な」赤血球ヒストグラムを生ずる多数の試料に関する平均粒子特性分布曲線に基づいている。例えば、2つ以上の正常な試料が一般的に血液分析装置において分析され、サイズの特性に基づくヒストグラム及び分布曲線を生ずる。好ましくは統計学的に有意な数の試料が指数を明らかにするのに用いられる。好適な実施態様において、50以上の試料が用いられている。機器の設計、機器内の体積範囲及び用いられるチャネルの数における相異の故に、粒子特性分布指数は、同じ型の機器において試験した試料から決定されていることが好ましい。更に好ましくは、粒子特性分布指数は、実験試料が評価される同じ型の機器において決定される。粒子特性分布指数は、機器によって記録される2つ以上の標準粒子特性分布の平均標準偏差を2倍にする。簡単にする為に、指数を決定する為の以下の記載は、血液学機中で分析される赤血球集団の粒子サイズの特性を引用する。
【0023】
一般に、凡そ平均の分布の基準は、実験試料の解析により収集したデータ(ヒストグラムデータ等)からの標準偏差(SD)を計算することによって決定される。かかる解析において下の等式を用いる。
【数5】
Figure 2004510974
(式中、Aは全ての標準試料に対するRBCヒストグラムにおいて測定されたパルスの合計であり;Bは全ての標準試料に対するチャネル数を掛けたパルスの数の合計であり;そしてCは全ての標準試料に対するチャネル数 を掛けたパルスの数の合計であり;DはB/A−1として計算される平均チャネル数である。生成するSD値はチャネルにおいて測定される。
【0024】
上の式を用いることで、一連の正常な赤血球サイズ分布の平均標準偏差(ASD)が決定される。この値を用いて、粒子特性(大きさ等)分布指数、例えば赤血球分布指(RDI)を決定する。RDIは正常な赤血球ヒストグラムの(チャネルにおける)典型的な幅を示す。RDIは、ASDを2倍することによって計算される。
【0025】
特定の分析機及び同じ型の粒子により一度、適切な粒子特性分布指数(例えばRDI)が評価されると、実験粒子特性(サイズ等)分布曲線は実験試料、例えば評価される患者由来の未知のRBC試料から解析される。上記のように、機器の製造者の説明書に従い且つ汎用の形態を用いることで汎用の血液分析機において収集されたパルス数及び頻度データによりこの曲線が生み出される。
【0026】
本発明の方法により、この実験試料の分布曲線を解析して、当該曲線のミクロ(下方もしくは左側)又はマクロ(上方もしくは右側)の領域で、平均RBCサイズ分布曲線の同領域における粒子集団とは異なる粒子集団を同定する。この解析は実験試料分布曲線の下方の限界値の位置(RBC1)を同定すること及び実験曲線の解析の為の重要なパラメータを同定することを含む。下方の限界値の位置は、チャネル数として同定される。それは実験曲線(D)(即ち、D=(B/A−1))(式中、Aは実験試料に対するRBCヒストグラムにおいて測定された全パルスの合計であり:そしてBは実験試料に対するチャネル数を掛けたパルスの数である)の平均チャネルとRDIとの間での差である。以下の等式によってこの決定(法)を説明する。
RBC1=実験曲線の平均チャネル−RDI
従って、本明細書で、「ミクロ領域」集団として言及する第一の重要なパラメータは、実験試料分布曲線の始まり、即ち「データ開始チャネル」から下方の限界値の位置(RBC1)にまたがる領域における粒子によって形成される。
【0027】
更に、この方法に従い、解析は、実験試料分布曲線の上方の限界値位置(RBC2)を同定すること及び実験曲線の解析の為の第二の重要なパラメータを同定することを含む。上方の限界値位置はチャネル数として同定される。それはRDIと、上記実験試料の平均チャネル数の合計である。以下の等式によってこの決定(法)を説明する。
RBC2=実験曲線の平均チャネル+RDI
従って、本明細書中で「マクロ領域」集団と言及する第二の重要なパラメータは、分布曲線の上方の限界値位置から終わりにまたがる領域における粒子によって形成される。分布曲線の終わりをデータエンドチャネルとして測定する。
【0028】
実験試料分布曲線のマクロ及びミクロ領域の解析は新規RBCパラメータを供する。それはミクロもしくはマクロ領域における全RBCの数もしくは百分率である。本法により、これらの数字は、実験試料及びRDIを生じた平均分布曲線の両方の1又は両方の領域に対して決定される。
【0029】
この解析は実験試料のマクロ領域に対して、下の等式を用いることによって実行できる。
マクロ領域における粒子%=〔(実験試料分布曲線の始めから下方の限界値の位置の粒子の合計)/(全パルスの合計)〕×100
【0030】
実験分布曲線のマクロ領域内でのRBC粒子の数又は百分率は、標準値との比較において当該試料の特徴の同定を可能にする。標準試料に対して実験試料のマクロ領域の粒子%の増加もしくは減少は、当該領域における異常な粒子の同定を担う。
【0031】
この解析は実験試料のマクロ領域に対して下の等式を用いることによって実行できる。
マクロ領域における粒子%=〔(実験試料分布曲線の上方の限界値の位置から終わりの粒子の合計)/(全細胞の合計)〕×100
【0032】
実験分布曲線のマクロ領域内でのRBC粒子の数又は百分率は、標準値との比較において試料の特徴の同定を可能にする。正常試料に対する実験試料のマクロ領域の粒子%の増加もしくは減少は、当該領域における異常な粒子の同定を担う。
【0033】
ミクロ%及びマクロ%について得られた値は、次いで、平均に対するヒストグラムの分布又は歪みを評価する為に用いられる。正常な赤血球を伴う試料の分布は、正規分布の決定されたものと類似するミクロ%及びマクロ%の計算をもたらす。マクロ%及びミクロ%値がそれらの領域に対する平均値に対して増加もしくは減少するにつれ、これら異常な値は正規分布からの偏差が増加していることの表示を供する。加えて、ミクロ%及びマクロ%値における増加又は減少は、正常からの変化が、集団の両側又は片側のみに生ずる変化の場合有意義である。
【0034】
例えば、図4及び図5は2つのRBC実験集団のヒストグラムである。この発明の方法を適用することによって、実験細胞集団においてミクロ領域中の細胞%及びマクロ領域中の細胞%を解析できる。この方法を用いることで、正常幅からの差異が明確に同定される。図4において、ミクロ%は正常範囲内にありそしてマクロ%は図1の正規ガウス曲線と比べて増加している。図5において、ミクロ%は図1と比べて増加しており、そしてマクロ%は標準幅内である。ヒストグラムの分布に関するこの更なる情報は、先行血液解析技術により得られた汎用のMCV及びRDW値から明かではない。従って、この更なる情報によって正常な血液試料から異常な血液試料を区別することが可能になり、病状又は治療効果の診断を促すことが出来る。
【0035】
本発明の他の観点として、上記の解析及び計算を行うコンピュータープログラムが供されている。このプログラムは、粒子集団のミクロ及びマクロ領域を生じそして評価する。更に詳細には、本コンピュータープログラムは、上に与えた等式のパラメータ、例えばSD、平均チャネル値、下方及び上方の限界値、RDIを記録、分類及び計算し、そして必須の解析結果が得られるように設計されている。好適な実施態様において、前記コンピュータープログラムは、粒子分析機、特に血液学機に一体化されている。更に他の実施態様において、前記プログラムは分析機に付属する「プラグイン」装置である別個のコンピューター上にある。本発明の更に他の実施態様は、前記機器からデータが送り込まれる独立型のコンピューター上に存在する。代わりに、本発明の方法、独立型のパーソナルコンピューター上の汎用の表計算プログラムの利用によって生み出すことができうる。
【0036】
このコンピュータープログラムは、チャネル体積数の幅として記録された電気パルスデータ(サイズデータ等)及びパルス頻度データを読み換えて、パルス頻度に対するチャネル数のプロットにする為の手段を含んで成る。粒子特性(サイズ等)分布曲線はこのデータの利用することによって生み出される。このプログラムは粒子分析機において実験試料の粒子特性分布曲線を解析する為の手段も含んで成る。ある実施態様において、前記プログラムは、分布曲線の下方もしくは上方の領域で、粒子を含有する多数の正常試料に基づく平均粒子特性分布曲線の同領域における粒子集団とは異なる粒子集団を同定する為の手段も含んで成る。前記プログラムは更に試料の特徴を特定する実験試料曲線の下方ミクロもしくは上方マクロ領域内の粒子の数もしくは百分率を特定する為の手段も含む。更なる実施態様において前記コンピュータープログラムは、粒子分析機において、粒子を含有する多数の正常試料の平均粒子特性分布曲線に基づいた粒子特性(サイズ等)分布指数を決定する為の手段を含む。前記プログラムは又、前記指数を用いて曲線データを解析することによって、平均粒子特性分布曲線と実験粒子特性分布曲線とを比較するための手段も含むのが好ましい。従って、前記プログラムは、試験又は実験試料によるデータを解析することによって本発明の方法を行うために必要な全ての計算を実行するのが好ましい。このプログラムの更に他の実施態様において、それは、異常なマクロもしくはミクロ領域パラメータが同定された場合、電気シグナルもしくは警告を供することができる。
【0037】
従って、本発明の他の観点において、新規粒子分析機が供されており、それは光の分散、蛍光、D.C(コールター)体積によって測定した体積、高周波数(無線周波数)、サイズ、蛍光、及びこの組み合わせに基づき粒子の特定の特徴又は特性を測定する。この機器は、チャネルと数の幅として記録された粒子の特性のパルスデータ及びパルス頻度データを生み出す。前記機器は、チャネル数に対するパルス頻度の直線もしくは対数プロットを生じて粒子の特徴もしくは特性分布曲線を生み出す。例えば、粒子の特定の特徴もしくは特性は、そのサイズ、粒子サイズ、及び内部組成等を挙げることができる。赤血球の場合、この特性とはそのヘモグロビン成分等を挙げることができる。好ましくは、機器は、各粒子が電解液中で電流を通過した時に生じる電気インピーダンスパルスのサイズ及び頻度を測定する血液学機である。本発明の粒子分析機には集積コンピュータープログラムを有するコンピューターチップ又は上記コンピュータープログラムを有するコンピューターもそこに組み込まれている。代わりに、粒子分析機は上記プログラムを有するプラグインコンピューターを受けるように設計されている。従って前記機器はそれ自身、本発明の方法を行うのに必要な解析情報を供するのみならず、全ての必要な計算をし、そして異常なミクロ又はマクロ領域パラメータのシグナルもしくは警告を供する。
【0038】
単独又は粒子分析機に組み込まれ一体化されたコンピュータープログラムは、ミクロ領域における細胞の%もしくは数及びマクロ領域における細胞の%もしくは数のこれら新たに同定されたパラメータを様々な方法においてユーザーに供する。1つの例として、かかる強調された「旗」はマクロ及びミクロ領域における細胞%が、平均試料におけるその領域に対する値より5%超であるならば生ずるだろう。
【0039】
他の実施態様において、プログラムはマクロ及びミクロ領域について予め確立された標準値の重要度の規模に従う一連の強調警告又は旗を生ずることができる。例えば、ミクロもしくはマクロ領域における細胞の%が標準のものよりも5%超ならば、ある強調警告によって結果を特定される。もしその領域に対する値が標準よりも5〜10%高いならば、異なる強調警告が現れるだろう。更に、もし、標準のどちらの領域に対しても偏差値が10%を超えるならば、異なる旗がプログラムによって旗が生じるだろう。重要度警告旗の境界は、それらの領域におけるかかる異常な細胞集団による症状の症度に依存して調節できる。
【0040】
新規ミクロ及びマクロパラメータの平均粒子分布曲線の標準値に対しての百分率もしくは数の1つ又は両方における増加もしくは減少は、異常な粒子集団を示す。粒子のかかる異常な集団は、実験試料の特徴である。この特徴は正常な赤血球集団から異常な赤血球集団を識別するのに用いることができ疾患の診断を促す。ここにおいて1又は両方の領域における異常なRBC集団は症状である。典型的に、かかる疾患には、様々な型の貧血が挙げられる。
【0041】
以下の例は本発明の実施態様を説明する。これらの例は、説明のみであり、本発明の範囲を限定しない。
【0042】
実施例1:「正常な」ヒストグラムに対する方法の適用
この例は、血液分析装置(A ・T5diff(登録商標)、Beckman Coulter, Inc. )により解析される「正常な」赤血球試料に対して適用される本発明の方法を説明する。分析装置において用いられるチャネル数は30〜300ヘムトリットルの体積幅に対して128(チャネル0〜127)であった。この試料に関して機器によって生ずるヒストグラムは図6であり、そして方法中で用いたパラメータは図に示されている。例示の目的で血液解析データをエクセル(登録商標)の集計表(Microsoft Corporation)上で分類し、下の表Iにおいて報じた。集計表(表I)において、列はチャネル数(0〜127)でありそして列2はこれら各チャネルにおけるパルスの数、即ちチャネルによって表された体積を有する試料中の細胞の数である。図6のヒストグラムは、チャネル数(X軸)に対してチャネルにおけるパルスの数(Y軸)をプロットすることによって作成される。
【表1】
Figure 2004510974
【表2】
Figure 2004510974
【0043】
次いで、本発明の方法により、大部分のパルスを有するチャネル数の位置を突き止めることによって大集団を含むチャネルが特定される。0(ゼロ)パルスを有するメインピークの左側の第一チャネルを「始め」のチャネル数(#)、即ち、チャネル21として同定する。0(ゼロ)パルスを有するメインピークの右側の第一チャネルを「終わり」のチャネル数(#)、即ちチャネル61として同定する。次いで、機器及びそれに含まれたコンピュータープログラムが表Iにおけるデータから計算するのは:
パラメータA:「始め」のチャネルから「終わり」のチャネルにおける全パルスの合計=3022
パラメータB:「始め」のチャネルから「終わり」のチャネルの積(チャネル数×パルス数)=118883
パラメータC:「始め」のチャネルから「終わり」のチャネルの積(パルス数×(チャネル数) )=4781697
パラメータD:〔B/(A−1)〕として計算したヒストグラム平均チャネル=39.35
パラメータE:
【数6】
Figure 2004510974
として計算した、ヒストグラム標準偏差=5.81
である。
【0044】
(チャネル数における)標準偏差の平均値は、2以上、好ましくは30以上、そして最も好ましくは50以上の正常な赤血球分布の解析をこの方法に従って行うことによって確立される。この値は、赤血球分布指数(RDI)、即ち粒子サイズ分布指数として用いる為に2倍にされる。収集されたデータより、標準集団から特定したチャネル数はパラメータF=12.2チャネルである。
【0045】
図6のヒストグラム及び表Iのデータを用いて、下方の限界値RBC1の位置は、ヒストグラム平均チャネルとRDIの差、又はD−F=39.35−12.2=27によって特定されている。
【0046】
上方の限界値RBC2の位置は、ヒストグラム平均チャネルとRDIの合計又は(D+F)=39.35+12.2=52によって特定されている。チャネル数は全チャネル数を丸めている。
【0047】
RBC1(チャネル27)と「始め」(チャネル21)の間を含むヒストグラムの領域はミクロ領域を示す。この領域における細胞の数は、チャネル21〜27におけるパルスの数を合計することによって特定され、それは23である。
【0048】
RBC2(チャネル52)と「終わり」(チャネル61)の間を含むヒストグラムの領域はマクロ領域を示す。この領域における細胞の数は、チャネル52〜61におけるパルスの数を合計することによって特定され、それは70である。マクロ領域における細胞の百分率は、ミクロ領域における細胞の数とミクロ領域における全パルスの合計の積として決定され、その積は100を掛けられ、例えば(23/3022)×100又は0.76%である。
【0049】
マクロ領域における細胞の百分率は、マクロ領域における細胞の数とマクロ領域における全パルスの合計の積として決定され、その積は100を掛けられ、例えば(70/3022)×100又は2.32%である。
【0050】
マクロ%及びミクロ%は平均正常RBCヒストグラムの値と比較されて、試料のミクロもしくはマクロ領域における細胞の百分率が、有為に正常値と比較して増加もしくは減少しているかが特定される。
【0051】
実施例2:異常なヒストグラムに対する方法の適用
この例は、血液分析装置(A ・T5diff(登録商標)、Beckman Coulter, Inc. )によるマクロ領域においての細胞数の増加を有する「異常な」赤血球試料に対して適用する本発明の方法を説明する。分析装置において用いられるチャネル数は30〜300ヘムトリットルの体積幅に対して128(チャネル0〜127)であった。この試料に関して機器によって生ずるヒストグラムは図6であり、そして方法中で用いたパラメータは図に示されている。この例の目的の為に、血液分析データをエクセル(登録商標)の集計表(Microsoft Corporation)上で分類し、下の表IIにおいて報じた。集計表(表II)において、列1はチャネル数(0〜127)でありそして列2はこれら各チャネルにおけるパルスの数、即ちチャネルによって表された体積を有する試料中の細胞の数である。図7のヒストグラムは、チャネル数(X軸)をチャネルにおけるパルスの数(Y軸)に対してプロットすることによって作成される。
【表3】
Figure 2004510974
【表4】
Figure 2004510974
【0052】
本発明の方法により、大部分のパルスを有するチャネル数の位置を突き止めることによって大集団を含むチャネルが特定される。0(ゼロ)パルスを有するメインピークの左側の第一チャネルを「始め」のチャネル数(#)、即ち、チャネル15として同定する。0(ゼロ)パルスを有するメインピークの右側の第一チャネルを「終わり」のチャネル数(#)、即ちチャネル65として同定する。次いで、機器及びそれに含まれたコンピュータープログラムが計算するのは:
パラメータA:「始め」のチャネルから「終わり」迄のチャネルにおける全パルスの合計=3066
パラメータB:「始め」のチャネルから「終わり」迄のチャネルの積(チャネル数×パルス数)=104916
パラメータC:「始め」のチャネルから「終わり」迄のチャネルの積(パルス数×(チャネル数) )=3777874
パラメータD:〔B/(A−1)〕として計算したヒストグラム平均チャネル=34.23
パラメータE:
【数7】
Figure 2004510974
として計算した、ヒストグラム標準偏差=7.78
である。
【0053】
上記のこの方法に従う正常な赤血球の数の解析によって、(チャネル数における)標準偏差の平均値が確立される。この値は、赤血球分布指数(RDI)、即ち粒子サイズ分布指数として用いる為に2倍にされる。収集されたデータより、この系の為に確立されるRDIは12.2チャネルである。
【0054】
図7のヒストグラムを用いて、下方の限界値RBC1の位置は(上に計算した)ヒストグラム平均チャネルとRDIの差によって決定されている。上方限界値RBC2の位置は、ヒストグラム平均チャネルとRDIの合計によって決定されている。チャネル数に全チャネル数を丸めている。
RBC1のチャネル数=34.23−12.2=22
RBC2のチャネル数=34.23+12.2=46
【0055】
RBC1(チャネル22)と「始め」(チャネル15)の間を含むヒストグラムの領域はミクロ領域を示す。この領域における細胞の数は、チャネル15〜22におけるパルスの数を合計することによって特定され、それは46である。
【0056】
RBC2(チャネル46)と「終わり」(チャネル65)の間を含むヒストグラムの領域はマクロ領域を示す。この領域における細胞の数は、チャネル46〜55におけるパルスの数を合計することによって特定され、それは319である。
【0057】
マクロ領域における細胞の百分率は、ミクロ領域における細胞の数とミクロ領域における全パルスの合計の積として決定され、その積は100を掛けられ、例えば(46/3066)×100又は1.50%である。
【0058】
マクロ領域における細胞の百分率は、マクロ領域における細胞の数とマクロ領域における全パルスの合計の積として決定され、その積は100を掛けられ、例えば(319/3066)×100又は10.40%である。
【0059】
マクロ%及びミクロ%は平均正常RBCヒストグラムの値と比較されて、試料のミクロもしくはマクロ領域における細胞の百分率が、有為に正常値と比較して増加もしくは減少しているかが特定される。
【0060】
この例において、図7のRBCヒストグラムは右側に延びている。この分布の歪みは、マクロ領域における細胞の数の増加として計算することによって検出されている。かかる分布マクロパラメータは疾患の兆候でありうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
汎用の血液分析装置によって生み出された「正常な」RBCガウスサイズ分布曲線である。分布の始まりの領域を「ミクロ」領域として記載しておりそして分布の終わりの領域を「マクロ」領域として記載する。
【図2】
血液解析装置の操作原理(コールター原理)のグラフ描画である。分析される粒子含有溶液を10、アパチャーを12、電極を14、定電流を16、そしてバキュームコンスタントを18で示している。
【図3】
X軸上の細胞体積(パルスの大きさ)に対してプロットしたY軸の頻度(パルスの相対数)を示すヒストグラムの図である。
【図4】
図1のと同じMCV及びRDWでの異常なRBCサイズ分布曲線であり、更に図4におけるサイズ分布は、左に歪んでいる等異常である。
【図5】
図1のと同じMCV及びRDWでの異常なRBCサイズ分布曲線であり、更に図5においてサイズ分布は右に歪んでいる。
【図6】
本発明の方法により分析した異常なRBCヒストグラム10(サイズ分布曲線)である。前記方法において有用なパラメータ、例えばデータの収集を開始するチャネル12、下方の限界値位置14、平均チャネル16、上方の限界値18及びデータ収集が終わるチャネル−20を特定した。本発明の方法におけるこれらパラメータの利用を実施例1において示している。
【図7】
本発明の方法により解析した異常なRBCヒストグラム10(サイズ分布曲線)である。前記方法において有用なパラメータ、例えばデータの収集を開始するチャネル12、下方の限界値位置14、平均チャネル16、上方の限界値18及びデータ収集が終わるチャネル−20を特定した。本発明の方法におけるこれらパラメータの利用を実施例2において示している。

Claims (37)

  1. 異常な粒子を含有する実験試料中の前記粒子集団を分析する為の方法であって:
    粒子分析機中で前記実験試料の粒子特性分布曲線を解析し、ここで、前記粒子分析機はパルス頻度データ及びチャネル体積数の幅として記録される前記粒子の特性の電気パルスデータを提供し、そしてチャネル数に対するパルス頻度のプロットが前記粒子特性分布曲線を生成し、これにより、前記分布曲線の下方又は上方領域における、前記粒子を含む多数の正常試料に基づく平均粒子特性分布曲線の前記と同じ領域における粒子集団から異なる、粒子集団を同定し;そして
    前記実験分布曲線の下方もしくは上方領域内の粒子の数もしくは百分率を特定して、前記試料の特徴を同定する:
    段階を含んで成る方法。
  2. 前記粒子分析機中で前記粒子を含有する多数の正常試料の平均粒子特性分布曲線に基づく粒子特性分布指数を決定し;そして、
    平均粒子特性分布曲線と前記実験粒子特性分布曲線とを前記指数を用いて曲線データ解析をすることによって比較する:
    段階を更に含んで成る、請求項1記載の方法。
  3. 前記粒子特性分布指数が、前記機器によって記録された2つ以上の正常粒子特性分布の標準偏差の2倍である、請求項2記載の方法。
  4. 前記機器が、直流、無線周波数電流、光分散、蛍光、及びこの組み合わせからなる群から選択した各粒子のパラメータを測定する、請求項1記載の方法。
  5. 前記標準偏差は等式:
    Figure 2004510974
    (式中、Aは全パルスの合計であり;Bはチャネル数として測定した体積を掛けたパルスの数の合計であり;Cはチャネル数を掛けたパルスの数の合計であり、そしてDは平均チャネル数である)
    により計算される、請求項4記載の方法。
  6. 前記解析段階は、前記実験試料分布曲線の下方の限界値の位置を同定し、そして当該曲線の始まりから下方の限界値の位置にまたがる分布曲線の部分として当該実験試料曲線の始めの領域を同定する段階を更に含んで成る、請求項1記載の方法。
  7. 前記下方の限界値の位置が、前記粒子分布指数と前記実験試料分布曲線の平均チャネル数の差として同定される、請求項6記載の方法。
  8. 前記特定をする段階が、
    式:
    領域における粒子%=[(実験試料分布曲線の始めから前記下方の限界値の位置迄の粒子の合計)/(全パルスの合計)]×100
    によって、前記実験試料分布曲線の始めの領域において存在する粒子の百分率を計算することを更に含んで成る、請求項7記載の方法。
  9. 異常な粒子を含有する実験試料中の前記粒子集団を分析及び同定する為の方法であって:
    粒子サイズ分析機中で前記実験試料の粒子特性分布曲線を解析し、ここで、前記粒子サイズ分析機はパルス頻度データ及びチャネル体積数の幅として記録される電気パルスサイズデータを提供し、そしてチャネル数に対するパルス頻度のプロットが前記粒子サイズ分布曲線を生成し、これにより、前記分布曲線の下方又は上方領域における、前記粒子を含む多数の正常試料に基づく平均粒子サイズ分布曲線の前記と同じ領域における粒子集団から異なる、粒子集団を同定し;そして
    前記実験分布曲線の下方もしくは上方領域内の粒子の数もしくは百分率を特定して、前記試料の特徴を同定する:
    段階を含んで成る方法。
  10. 前記粒子サイズ分析機中で前記粒子を含有する多数の正常試料の平均粒子サイズ分布曲線に基づく粒子サイズ特性分布指数を決定し;そして、
    平均粒子サイズ分布曲線と前記実験粒子サイズ分布曲線とを前記指数を用いて曲線データを解析をすることによって比較する:
    段階を更に含んで成る、請求項9記載の方法。
  11. 前記粒子サイズ分布指数が、前記機器によって記録された2つ以上の標準粒子サイズ分布の標準偏差の2倍である、請求項10記載の方法。
  12. 前記プロットが直線状又は対数状である、請求項9記載の方法。
  13. 前記機器は、直流、無線周波数電流、光分散、及び蛍光、並びにこの組み合わせからなる群から選択した各粒子のパラメータを測定する、請求項9記載の方法。
  14. 前記標準偏差が等式:
    Figure 2004510974
    (式中、Aは全パルスの合計であり;Bはチャネル数として測定した体積を掛けたパルスの数の合計であり;Cはチャネル数を掛けたパルスの数の合計であり、そしてDは平均チャネル数である)
    により計算される、請求項13記載の方法。
  15. 前記解析段階が、前記実験試料分布曲線の下方の限界値の位置を同定し、そして当該曲線の始まりから下方の限界値の位置にまたがる分布曲線の部分として当該実験試料曲線の始めの領域を同定する段階を更に含んで成る、請求項9記載の方法。
  16. 前記下方の限界値の位置が、前記粒子分布指数と前記実験試料分布曲線の平均チャネル数の差として同定される、請求項15記載の方法。
  17. 前記特定をする段階が、
    式:
    領域における粒子%=[(実験試料分布曲線の始めから前記下方の限界値の位置迄の粒子の合計)/(全パルスの合計)]×100
    によって、前記実験試料分布曲線の始めの領域において存在する粒子の百分率を計算することを更に含んで成る、請求項15記載の方法。
  18. 前記実験試料分布曲線の始めの領域における粒子の百分率と前記平均粒子分布曲線の同じ計算とを比較することを含んで成り、ここで、前記平均に対する前記実験試料の粒子の百分率における増加又は減少が、前記領域における異常な粒子集団を示す請求項17記載の方法。
  19. 前記解析段階が、前記実験試料分布曲線の上方の限界値の位置を同定し、そして当該曲線の上方の限界値の位置から終わりにまたがる分布曲線の部分として当該実験試料分布曲線の終わりの領域を同定する段階を更に含んで成る、求項9記載の方法。
  20. 前記上方の限界値の位置が、前記粒子分布指数と前記実験試料の平均チャネル数の合計として同定される、請求項19記載の方法。
  21. 前記特定をする段階が、
    式:
    領域における粒子%=[(前記実験試料分布曲線の上方の限界値の位置から終わり迄の粒子の合計)/(全細胞の合計)]×100
    によって、前記実験試料分布曲線の終わりの領域において存在する粒子の百分率を計算することを更に含んで成る、請求項19記載の方法。
  22. 前記実験試料分布曲線の終わりの領域における粒子%と前記平均粒子分布曲線の同じ計算とを比較することを含んで成り、ここで、前記平均に対する前記実験試料の粒子%における増加又は減少が、前記領域における異常な粒子集団を示す、請求項21記載の方法。
  23. 前記段階がコンピュータープログラムによって実行される、請求項9記載の方法。
  24. 前記粒子が細胞である、請求項9記載の方法。
  25. 前記細胞が赤血球である、請求項24記載の方法。
  26. 実験試料中の異常な赤血球集団を分析及び同定する為の方法であって:
    血液学機中で前記実験試料の赤血球サイズ分布曲線を解析し、ここで、前記血液学機はパルス頻度データ及びチャネル体積数の幅として記録される電気パルスサイズデータを提供し、そしてチャネル数に対するパルス頻度のプロットが赤血球集団についての前記赤血球サイズ分布曲線を生成し、これにより、前記分布曲線の下方又は上方領域における、多数の正常試料に基づく平均赤血球サイズ分布曲線の前記と同じ領域における赤血球集団から異なる、赤血球集団を同定し;そして
    前記実験分布曲線の下方もしくは上方領域内の赤血球の数もしくは百分率を決定して、前記試料の特徴を同定する:
    段階を含んで成る方法。
  27. 粒子を含有する実験試料中の前記粒子集団を分析及び同定する為の方法において、ここで、前記方法は、粒子サイズ分析機中で前記試料を評価し、ここで、前記粒子分析機はパルス頻度データ及びチャネル体積数の幅として記録されるパルスサイズデータを提供し、そしてチャネル数に対するパルス頻度のプロットが前記粒子サイズ分布曲線を生成し、そして、同粒子の正常試料に関する実験試料粒子サイズ分布曲線と平均サイズ分布曲線を比較することを含んで成り、改良は:
    前記実験試料分布曲線の下方もしくは上方の領域の粒子集団における違いを前記平均粒子サイズ分布曲線の類似に位置した粒子集団から同定して;そして
    前記実験分布曲線の下方もしくは上方領域内の前記平均曲線から異なる粒子集団の数もしくは百分率を、粒子サイズ分布指数を用いて解析することによって決定する:
    段階を含んで成る方法。
  28. コンピューターが実行する方法である、請求項27記載の方法。
  29. 異常な粒子を含有する実験試料中の前記粒子集団を分析及び同定する為のコンピュータープログラムであって:
    粒子分析機中で前記実験試料の粒子特性分布曲線を解析し、ここで、前記粒子分析機はパルス頻度データ及びチャネル体積数の幅として記録される電気パルスデータを提供し、そしてチャネル数に対するパルス頻度のプロットが前記粒子特性分布曲線を生成し、これにより、前記分布曲線の下方又は上方領域における、前記粒子を含む多数の正常試料に基づく平均粒子特性分布曲線の前記と同じ領域における粒子集団から異なる、粒子集団を同定する手段;及び
    前記実験分布曲線の下方もしくは上方領域内の粒子の数もしくは百分率を決定して、前記試料の特徴を同定する為の手段:
    を含んで成る、コンピュータープログラム。
  30. 前記粒子分析機中で前記粒子を含有する多数の正常試料の平均粒子特性分布曲線に基づく粒子特性分布指数を決定するための手段;及び、
    平均粒子特性分布曲線と前記実験粒子特性分布曲線とを前記指数を用いる曲線データ解析によって比較する手段;
    を含んで成る、請求項29記載の方法。
  31. シグナルを発生させることによって前記下方又は上方領域において前記平均標準試料からの偏差を同定する為の手段を更に含んで成る、請求項30記載のプログラム。
  32. 請求項29記載の一体化されたコンピュータープログラムを含んで成る、粒子分析機。
  33. パルス頻度データ及びチャネル体積数の幅として記録される電気パルスサイズデータを供し、ここでチャネル数に対するパルス頻度のプロットにより前記粒子特性分布曲線を生成する為の手段を更に含んで成る、請求項32記載の機器。
  34. ヒストグラムにおいて、異常な赤血球集団に関連する症状を分析する為のパラメータであって、実験試料分布曲線の始めから粒子サイズ分布指数に関連する限界値にまたがるヒストグラムの領域における細胞の百分率を含んで成るパラメータ。
  35. 式:
    領域RBC%=[(実験試料分布曲線の始めから下方の限界値の位置迄のパルスの合計)/(全パルスの合計)]×100;
    (式中、前記下方の限界値の位置は前記粒子分布指数とヒストグラム平均チャネル数の差であり;そして式:
    Figure 2004510974
    によって計算され、ここにおいて、Aはヒストグラムにおける全パルスの合計であり;Bはチャネル数×パルスの数の合計であり;Cはチャネル数×パルスの数の合計であり、そしてDは平均チャネル数である)
    から計算することを含んで成る、請求項34記載のパラメータ。
  36. ヒストグラムにおいて、異常な赤血球集団に関連する症状を分析する為のパラメータであって、粒子サイズ分布指数に関連する限界値から実験試料分布曲線の終わりにまたがるヒストグラムの領域における細胞の百分率を含んで成るパラメータ。
  37. 式:領域RBC%=[(実験試料分布曲線の上方の限界値の位置から終わり迄のパルスの合計)/(全パルスの合計)]×100;
    (式中、前記上方の限界値の位置は前記粒子分布指数とヒストグラム平均チャネル数の合計であり;そして式:
    Figure 2004510974
    によって計算され、ここにおいて、Aはヒストグラムにおける全パルスの合計であり;Bはチャネル数×パルス数の合計であり;Cはチャネル数×パルス数の合計であり、そしてDは平均チャネル数である)
    から計算することを含んで成る、請求項36記載のパラメータ。
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