JP2004510864A - 射出成形に好適なポリオレフィンマスターバッチ及び組成物 - Google Patents

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Abstract

マスターバッチ組成物、マスターバッチ組成物から調製されたポリオレフィン組成物及びポリオレフィン組成物から調製された製品である。マスターバッチ組成物は、A)溶融流量MFR0.5〜10g/10分を有するフラクションA25〜75質量%と、MFRII/MFRが30〜2000となる溶融流量MFRIIを有するフラクションAII75〜25質量%とを含む、結晶性ポリプロピレン成分であって、前記フラクションA及びAIIが、それぞれ独立して、プロピレンホモポリマー、8質量%までのエチレンを含むプロピレンのランダムコポリマー及び8質量%までの少なくとも1種類のC−C10のα−オレフィンを含むプロピレンのランダムコポリマーから成る群から選択される、前記結晶性ポリプロピレン成分20〜90質量%、及びB)エチレンと、少なくとも1種類のC−C10のα−オレフィンとのコポリマー成分であって、前記コポリマーが、10〜70質量%のエチレン及び任意に少量のジエンを含み、室温でキシレンに可溶性であって、かつ4〜9dl/gの極限粘度数[η]を有する、前記コポリマー成分10〜80質量%を含む。ポリオレフィン組成物を射出成形することによって調製した製品は、物理的特性及び減少した、トラ縞のような表面欠陥の良好なバランスを示す。

Description

【0001】
【発明の背景】
本発明は、射出成形に好適なポリオレフィン組成物を比較的大きい製品に調製するのに使用できるポリオレフィンマスターバッチに関する。特に、ポリオレフィン組成物は、改善された表面特性、特にトラ縞の減少を示す大きな物に射出成形できる。
ポリプロピレン及び熱可塑性ポリオレフィンは、それらのコスト/パフォーマンス特性が顕著であるため、広く市場に受け入れられている。例えば、これらのポリマーは、耐候性が良いため、モールド成形の色の適用に使用される。
ポリプロピレン及び熱可塑性ポリオレフィンは、一般的に、所望の製品に射出成形される。比較的大きい部品、例えば自動車のバンパー及び計器盤は、低温フローやトラ縞のような、特に難しい問題を提示する。「低温フロー」は、モールドに注入された溶融ポリマーが、モールドが完全にポリマーで満たされる前に、冷却し凝固し始める場合に起きる。「トラ縞」は、射出成形された製品の表面の色と光沢の変化に関連し、モールドに注入され、所望の形に形成されるときの溶融ポリマーの不安定なモールド充填特性のために起こる。射出成形された製品の物理的性質を改善するため、様々な提案がなされた。例えば、ミズタニら、「金属性の色に着色したPPのフローマークの減少」SAE2000世界大会(2000)には、広範な分子量を持つ低分子量のポリプロピレンマトリックスの使用によって、射出成形部品の表面審美性を改善することが開示されている。
米国特許第5,055,528号には、溶融流量が少なくとも10g/分のプロピレンブロックコポリマーを製造する一連の重合方法が開示されており、良好な流動性、成形性及び衝撃強さをもつことが述べられている。
米国特許第6,048,942号は、(1)プロピレンホモポリマー、コポリマー又はターポリマー、(2)低分子量エチレンコポリマーゴム、メタロセン触媒で作られたエチレン及びC−Cのα−オレフィンのエラストマーコポリマーのどちらか、またはこれらの混合物、及び(3)潤滑剤を含む、高い表面光沢及び表面摩擦抵抗を有する成形製品を製造するのに有用な熱可塑性オレフィン組成物を提案する。
日本特許公開公報第9−227,735号は、プロピレンベースの樹脂組成物を開示し、良好な外観及びフローマークに気づくのが難しい射出成形製品に好適であると述べられている。この組成物には、ポリプロピレンベースのコポリマーと、エチレンベースのコポリマー又はスチレンベースのブロックコポリマーのいずれかとが、特定の量で任意に無機充填剤及び/又は核剤と一緒に含まれる。
【0002】
本発明の目的は、物理的特性及び最小限のトラ縞の良好なバランスを示す大きな製品に射出成形できる、ポリオレフィン組成物を提供することにある。
他の本発明の目的は、マスターバッチ組成物に基づくこのポリオレフィン組成物を調製する簡便な方法を提供することにある。
本発明のマスターバッチの組成物の特徴は、二峰性の分子量分布を有する結晶性ポリプロピレン成分である。マスターバッチ組成物の他の特徴は、室温で高い極限粘度数4〜9dl/gを有するキシレン可溶性エチレンコポリマー成分である。
マスターバッチ組成物の利点は、広範な分子量のオレフィンマトリックスで定式化できることにあり、物理的特性と減少したトラ縞のようなフローマークの良好なバランスを示し、射出成形して自動車のバンパーのような大きな製品にできる、高い溶融流動性を有するポリオレフィン組成物を形成する。
【0003】
【発明の概要】
一つの態様において、本発明は、マスターバッチ組成物に関し、
A)溶融流量MFR0.5〜10g/10分を有するフラクションA25〜75質量%と、MFRII/MFRが30〜2000となる溶融流量MFRIIを有するフラクションAII75〜25質量%とを含む、結晶性ポリプロピレン成分であって、前記フラクションA及びAIIが、それぞれ独立して、プロピレンホモポリマー、8質量%までのエチレンを含むプロピレンのランダムコポリマー及び8質量%までの少なくとも1種類のC−C10のα−オレフィンを含むプロピレンのランダムコポリマーから成る群から選択される、前記結晶性ポリプロピレン成分20〜90質量%、及び
B)エチレンと、少なくとも1種類のC−C10のα−オレフィンとのコポリマー成分であって、前記コポリマーは、10〜70質量%のエチレン及び任意に少量のジエンを含み、前記コポリマーは、室温でキシレンに可溶性であって、かつ4〜9dl/gの極限粘度数[η]を有する、前記コポリマー成分10〜80質量%、
を含む。
また、他の態様において、本発明は、射出成形に好適なポリオレフィン組成物に関し、以下の成分、
A) i)溶融流量MFR0.5〜10g/10分を有するフラクションA25〜75質量%と、MFRII/MFRが30〜2000となる溶融流量MFRIIを有するフラクションAII75〜25質量%とを含む、結晶性ポリプロピレン成分であって、前記フラクションA及びAIIが、それぞれ独立して、プロピレンホモポリマー、8質量%までのエチレンを含むプロピレンのランダムコポリマー及び8質量%までの少なくとも1種類のC−C10のα−オレフィンを含むプロピレンのランダムコポリマーから成る群から選択される、前記結晶性ポリプロピレン成分20〜90質量%、及び
ii)エチレンと、少なくとも1種類のC−C10のα−オレフィンとのコポリマー成分であって、前記コポリマーが、10〜70質量%のエチレン及び任意に少量のジエンを含み、室温でキシレンに可溶性であって、かつ4〜9dl/gの極限粘度数[η]を有する、前記コポリマー成分10〜80質量%、
を含むマスターバッチ組成物0.1〜50質量%、及び
B) 80より大きいアイソタクチック指数を有する結晶性プロピレンホモポリマー50〜99.1質量%、又はプロピレンと、エチレン及びC−C10のα―オレフィンから成る群から選択されるオレフィンとの結晶性ランダムコポリマーであって、オレフィンがエチレンの場合に、最大重合エチレン含有量が、10質量%であり、オレフィンがC−C10のα−オレフィンの場合に、その最大含有量が、20質量%であり、コポリマーが85よりも大きいアイソタクチック指数を有する前記結晶性ランダムコポリマー50〜99.1質量%、
を含む。
【0004】
【好ましい態様の詳細な説明】
マスターバッチ組成物は、少なくとも2つの成分、結晶性ポリプロピレン成分とコポリマー成分とを含む。結晶性ポリプロピレン成分は、マスターバッチ組成物の全質量の20〜90%、好ましくは30〜80%、最も好ましくは50〜80%の量で存在する。逆にいえば、コポリマー成分は、マスターバッチ組成物の全質量の80〜10%、好ましくは70〜20%、最も好ましくは50〜20%の量で存在し、マスターバッチのそれぞれの成分の%の合計は、100%になる。
フラクションA及びAIIは、それぞれ、結晶性ポリプロピレン成分が、プロピレンホモポリマー、8質量%まで好ましくは0.2〜5質量%のエチレンを含むプロピレンのランダムコポリマー、又は8%まで好ましくは1〜8%の、式CH=CHR(式中、Rは、直鎖又は分枝鎖のC1−8のアルキル基又はフェニル基のようなアリール基である)に適合する、少なくとも1種類のC−C10のα−オレフィンを含むプロピレンのランダムコポリマーである。C−C10のα−オレフィンの例として、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン及び1−オクテンが挙げられ、1−ブテンが特に好ましい。
フラクションA及びAIIは、溶融流量で描かれた、それらの分子量分布において互いに異なる。フラクションAは、比較的高い分子量(低溶融流量MFR0.5〜10g/分)を有し、一方フラクションAIIは、比較的低い分子量(高溶融流量)を有する。この関係は、MFRII/MFRの比で定義され、30〜2000、好ましくは40〜2000、より好ましくは50〜1000、更に好ましくは100〜800である。
本発明者らは、一般に、二峰性の分子量分布は、ポリオレフィン組成物から調製された射出成形製品のスパイラルフローの距離、曲げ弾性率及び減少したトラ縞を含む表面の審美性を改善すると信じる。
【0005】
マスターバッチの組成物の溶融流量は、ASTM 1238に従って測定され、条件L(MFRL)は、0.1〜50g/10分、好ましくは0.3〜20g/10分である。
ポリプロピレンホモポリマー、ポリプロピレンとエチレンとのランダムコポリマー、及びフラクションA及びAIIとして使用するのに好適な少なくとも1種類のC−C10のα−オレフィンを8%まで含むプロピレンのランダムコポリマーの製造は、当業者に周知である。一般的に、プロピレンコポリマーにおいて、フラクションA及びAIIにおける室温(23℃)でキシレンに不溶性のポリマーの含有量(即ち、実質的にアイソタクチシティ指数に等しい)は、80質量%以上、好ましくは85質量%以上、更に好ましくは95質量%以上、最も好ましくは97質量%である。プロピレンホモポリマーにおいて、室温でキシレンに不溶性であるポリマーの含有量は、単一フラクションの質量に基づいて、90%以上、より好ましくは95%以上、最も好ましくは97%以上である。
マスターバッチ組成物の他の成分は、10〜70質量%のエチレンと、式CH=CHR(式中、Rは、直鎖又は分枝鎖のC1−8のアルキル基又はフェニル基のようなアリール基である)を有する少なくとも1種類のC−C10のα−オレフィンと、任意に少量のジエンとを含むコポリマー成分である。コポリマー成分のエチレン含有量は、好ましくは15〜60質量%、最も好ましくは15〜50%である。
−C10のα−オレフィンの例として、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン及び1−オクテンが挙げられ、プロピレン及び1−ブテンが特に好ましい。
好適なジエンには、ブタジエン、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン及びエチリデン−ノルボルネン−1が挙げられる。存在する場合、ジエンは、典型的にはコポリマー成分の質量について0.5〜10質量%である。
コポリマー成分は、室温でキシレンに可溶性であり、室温で4〜9、好ましくは5〜8、最も好ましくは5.5〜7dl/gの極限粘度数[η]を有する。
発明者らは、一般に、高い極限粘度数のコポリマー成分もまた、トラ縞の重症度を減らし、低い光沢を有する製品を生じさせると信じる。
コポリマー成分として使用するのに好適なエチレンコポリマーの製造は、当業者に周知である。
【0006】
好ましい態様において、マスターバッチ組成物は、成分A)及びB)が分かれた逐次工程で調製される、少なくとも3つの工程の逐次重合によって調製され得、第一工程を除いて、前の工程で形成されたポリマー及び使用された触媒の存在下でそれぞれの工程で行われる。触媒は、第一工程で添加されるのみである。しかしながら、その活性は、引き続く工程全てにおいて、なお反応性である。従って、少なくとも2つの重合工程において、関連するモノマーが重合して、フラクションA及びAIIを形成し、もう一つの工程において、エチレンとC−C10のα−オレフィンとの混合物が重合して成分Bを形成する。好ましくは、フラクションAは、フラクションAIIの前に調製し、より好ましくは、フラクションBは、フラクションA及びAIIの前に調製する。
逐次重合は、90%を越える、より好ましくは95%を越えるアイソタクチック指数を有するポリプロピレンを製造できる立体特異性のチーグラー・ナッタ触媒を使用して行われる。また、この触媒は、分子量制御因子(特に水素)に十分に感受性であり、1g/10分未満から1000g/10分又はそれ以上のMFR値を有するポリプロピレンを製造する。
これらの特性を有するチーグラー・ナッタ触媒は、(i) 活性型のマグネシウムハロゲン化物で担持された、少なくとも1種のチタン−ハロゲン結合を有するチタン化合物及び電子供与体化合物を含む固体触媒成分、(ii)アルミニウムアルキル化合物のような有機アルミニウム化合物を含む助触媒、及び任意に(iii)外部電気供与体を含む。このような触媒は当業者に周知であり、米国特許第4,399,054号及び第4,472,524号で証明されており、それらの開示は、ここに参照によって完全に組み込まれる。
チーグラー・ナッタ触媒の固体触媒成分は、内部電気供与体に作用し、エーテルと、ケトンと、ラクトンと、N、P及び/又はS原子を含む化合物と、モノ及びジカルボン酸のエステルとからなる群から選択された化合物でよい。特に好適な電子供与体化合物は、例えばジイソブチル、ジオクチル、ジフェニル及びベンジルブチルフタレートのようなフタル酸エステルである。他の電子供与体で特に好適なのは、以下の式の1,3−ジエーテルである。
【0007】
【化1】
Figure 2004510864
【0008】
(式中、R及びRIIは、同じか又は異なり、C1−18アルキル、C3−18シクロアルキル又はC−C18アリール基であり、RIII及びRIVは、同じか又は異なり、C−Cアルキル基であり、又は2位の炭素原子が、5、6又は7個の炭素原子からなる環又は多環構造に属し、2つ又は3つの不飽和を含む、1,3−ジエーテルである。)このタイプのエーテルは、公開された欧州特許出願第361493号及び第728769号で述べられている。これらのジエーテルの代表的な例として、2−メチル−2−イソプロピル−1,3−ジメトキシプロパン、2,2−ジイソブチル−1,3−ジメトキシプロパン、2−イソプロピル−2−シクロペンチル−1,3−ジメトキシ−プロパン、2−イソプロピル−2−イソアミルー1,3−ジメトキシプロパン、9,9−ビス(メトキシメチル)フルオレンが挙げられる。
【0009】
固体触媒成分は、様々な方法に従って調製できる。例えば、MgCl.nROH付加物(特に球状粒子の形)(nは、一般的に1〜3であり、ROHは、エタノール、ブタノール又はイソブタノールである。)は、電子供与体化合物を含む過剰のTiClと反応できる。反応温度は、一般的に、80〜120℃である。次に、固体を単離し、電気供与体化合物の存在下又は不存在下で、もう一度TiClと反応させ、その後分離して全ての塩素イオンがなくなるまで炭化水素のアリコートで洗浄する。
固体触媒成分において、チタン化合物は、Tiとして表わされ、一般的に、0.5〜10質量%の量で存在する。固体触媒成分に固定されている電子供与体化合物の量は、一般的に、マグネシウムジハロゲン化物について5〜20モルである。固体触媒成分の調製に使用できるチタン化合物は、チタンハロゲン化物及びチタンハロゲンアルコラートである。好ましくはチタンテトラクロライドである。
前述した反応によって、活性型のマグネシウムハロゲン化物が形成する。他の反応は文献で知られ、例えばマグネシウムカルボン酸塩のように、ハロゲン化物以外のマグネシウム化合物が出発して、活性型のマグネシウムハロゲン化物を形成する。固体触媒成分のマグネシウムハロゲン化物の活性型は、触媒成分のX線スペクトルにおいて、非活性化のマグネシウムハロゲン化物のスペクトルに現れる最大強度反射(3m/gよりも小さい表面領域を有する)がもはや存在せず、その場所に、非活性化マグネシウムジハロゲン化物の最大強度反射の位置に関するシフトした最大強度のハローがあるという事実によって認識されるか、又は、最大強度反射が非活性化マグネシウムハロゲン化物のスペクトルに現れる最大強度反射の1つと比べて半ピークの幅が少なくとも30%よりも大きいという事実によって認識されよう。殆どの活性型は、前述のハローが、固形触媒成分のX線スペクトルに現れる。マグネシウムハロゲン化物のうち、好ましくは、塩化マグネシウムである。塩化マグネシウムの殆どの活性型の場合、固形触媒成分のX線スペクトルは、非活性化塩化物のスペクトルで0.256nm(2.56Å)を現す反射の代わりに、ハローを示す。
【0010】
助触媒として使用されるAl−アルキル化合物には、例えばAl−トリエチル、Al−トリイソブチル、Al−トリ−n−ブチル、及びOやN原子、又はSOやSO基によって互いに結合した2以上のAl原子を含む直鎖又は環状Al−アルキル化合物のような、Al−トリアルキルが含まれる。Al−アルキル化合物は、一般的に、Al/Ti比が1〜1000の量で使用される。
外部ドナーとして使用できる電子供与体化合物には、例えばアルキルベンゾエートのような芳香族酸エステル、特に少なくとも1つのSi−OR結合(Rは、炭化水素基である)を含む珪素化合物が含まれる。珪素化合物の例には、(tert−ブチル)Si(OCH、(シクロヘキシル)(メチル)Si(OCH、(フェニル)Si(OCH及び(シクロペンチル)Si(OCHが挙げられる。前述の式を有する1,3−ジエーテルも、有利に使用できる。内部ドナーがこれらのジエーテルの1つである場合、外部ドナーは削除できる。
ポリマーの分子量は、公知の制御因子、好ましくは水素を使用して制御することができる。適切な重合工程において分子量制御因子の濃度を適切に投与することによって、先に述べたMFR及び[η]値を得ることができる。フラクションAの調製に対して、水素供給比H/C(mol)は、0.0001〜0.01であってもよい。フラクションAIIを調製するための水素供給比H/C(mol)は、0.1〜1.5であり、一方コポリマー成分Bを調整するためのH/C(mol)比は、0.0001〜0.02であってもよい。
【0011】
全体の重合工程は、連続又はバッチが可能であり、公知の技術に従って行われ、液相で、任意に不活性緩衝剤の存在下で、又は気相で、混合された液−ガス技術によって行われる。気相で重合を行うことが好ましい。一般的に、未反応モノマーの脱気を除いて中間工程は必要ない。2つの工程に関する反応時間、圧力及び温度は、重要ではないが、温度が20〜100℃であるのがベストである。圧力は大気圧か又はそれより高くできる。
触媒は、当業者に周知の技術及び装置を使用して、予備重合工程で少量のオレフィンとあらかじめ接触できる。
また、本発明のマスターバッチ組成物には、当該技術で一般に使用される添加剤、例えば酸化防止剤、光安定剤、熱安定剤、核剤、着色料、及び充填剤を含むことができる。
【0012】
本発明のマスターバッチ組成物は、ポリオレフィン組成物を形成するのに、プロピレンホモポリマー、ランダムコポリマー及び異相性(heterophasic)のコポリマーのようなプロピレンポリマーを混ぜ合わせることができる。従って、本発明の第二の態様は、射出成形に好適な熱可塑性ポリオレフィン組成物に関し、以下の成分、
A) i)溶融流量MFR0.5〜10g/10分を有するフラクションA25〜75質量%と、MFRII/MFRが30〜2000となる溶融流量MFRIIを有するフラクションAII75〜25質量%とを含む、結晶性ポリプロピレン成分であって、前記フラクションA及びAIIが、それぞれ独立して、プロピレンホモポリマー、8質量%までのエチレンを含むプロピレンのランダムコポリマー及び8質量%までの少なくとも1種類のC−C10のα−オレフィンを含むプロピレンのランダムコポリマーから成る群から選択される、前記結晶性ポリプロピレン成分20〜90質量%、及び
ii)エチレンと、少なくとも1種類のC−C10のα−オレフィンとのコポリマー成分であって、前記コポリマーは、10〜70質量%のエチレン及び任意に少量のジエンを含み、前記コポリマーは、室温でキシレンに可溶性であって、かつ4〜9dl/gの極限粘度数[η]を有する、前記コポリマー成分10〜80質量%、を含むマスターバッチ組成物0.1〜50質量%、及び
B) 80より大きいアイソタクチック指数を有する結晶性プロピレンホモポリマー50〜99.1質量%、又はプロピレンと、エチレン及びC−C10のα―オレフィンから成る群から選択されるオレフィンとの結晶性ランダムコポリマーであって、オレフィンがエチレンの場合には、最大重合エチレン含有量が、10質量%であり、オレフィンがC−C10のα−オレフィンの場合には、その最大の含有量が、20質量%であり、コポリマーが85よりも大きいアイソタクチック指数を有する結晶性ランダムコポリマー50〜99.1質量%、
を含む。
重要なことに、マスターバッチ組成物は、組成物の全質量に基づいて、少なくとも3質量%のコポリマー組成物が存在することを確保するのに十分な量で存在すべきである。ポリオレフィン組成物を形成するマスターバッチ組成物の量は、好ましくは、ポリオレフィン組成物の全質量に基づいて、10〜20質量%である。
ポリオレフィン組成物は、マスターバッチ組成物と、結晶性プロピレンホモポリマー又はランダムコポリマーと一緒に混合することによって製造でき、混合物を押し出して、公知の技術及び装置を使用して生じた組成物をペレット化する。
【0013】
また、ポリオレフィン組成物は、以下の成分からなる群から選ばれる第3成分を含んでもよい。
i) (a)エチレン及びプロピレン、(b)エチレン、プロピレン及びC−Cのα−オレフィン、及び(c)エチレン及びC−C10のα−オレフィンからなる群から選択されたエラストマーコポリマーであって、任意に約0.5〜10質量%のジエンを含み、約70質量%未満のエチレンを含み、周囲温度でキシレンに可溶性であって、かつ極限粘度数約1.5〜4.0dl/gを有するエラストマーコポリマー。
ii) (a)90を越えるアイソタクチック指数を有するプロピレンホモポリマー、及びアイソタクチック指数が85を越えるポリピレンと、式CH=CHR(Rは、H又はC−Cのアルキル基である)で表される少なくとも1種類のα−オレフィンとの結晶性コポリマーであって、α−オレフィンが、RがHの場合には、10質量%未満のコポリマーであって、RがC−Cアルキル基又はそれとR=Hとの組み合わせの場合には、20質量%未満である、結晶性コポリマーとから成る群から選択される、高分子材料約30〜98質量%、及び
(b)プロピレンと、式CH=CHR(Rは、H又はC−Cアルキル基である。)で示されるα−オレフィンとのエラストマーコポリマーであって、α−オレフィンが該エラストマーコポリマーの約45〜75質量%であり、該エラストマーコポリマーの約10〜40質量%が、周囲温度でキシレンに不溶性であるエラストマーコポリマー約2〜70質量%、又はα−オレフィン含有量約15〜60質量%である、エチレンとC−Cのα−オレフィンとのエラストマーコポリマー約2〜70質量%、
を含む、異相性ポリオレフィン組成物。
iii)1未満の枝分かれ指数及びひずみ硬化伸び粘度を有するプロピレンポリマー材料。及び
iv)スチレン−エチレン−ブテントリブロックコポリマー(SEBS)、水素化SEPS及びスチレン−エチレン−プロピレントリブロックコポリマー(SEPS)のようなスチレンエラストマー。
また、ポリオレフィン組成物は、無機充填剤、着色料及び安定剤のような従来の添加剤を含んでもよい。組成物に含まれる無機充填剤には、タルク、CaCO及びウォラストナイト(CaSiO)が挙げられる。
【0014】
別の態様において、ポリオレフィン組成物は、マスターバッチを使用することなく、調製できる。代わりに、マスターバッチの成分を、同時に又は所望の順序で、それぞれ調製してポリオレフィン組成物の他の成分と混合できる。
本発明のポリオレフィン組成物は、曲げ弾性率、衝撃抵抗及び光沢を含む特性の所望のバランスを有する完成品又は半完成品を調製するのに使用できる。ポリオレフィン組成物は、生じた製品が最小限のトラ縞を示すので、射出成形された製品の製造に特に有用である。
【0015】
【実施例】
本発明の実施及び利点を、以下の例に示す。これらの例は、例となるだけであって、いかなる方法においても本発明の許容できる範囲を制限するものではない。
例1
マスターバッチ組成物の合成
逐次重合による
重合に使用した固体触媒成分は、塩化マグネシウムで担持される高い立体特異性のチーグラー・ナッタ触媒成分であり、2.5質量%のチタンと内部ドナーとしてジイソブチルフタレートとを含み、ここで参照として組み込む欧州公開特許出願第674991号の例で説明される方法と同様にして調製された。固体触媒成分を、約15に等しいアルミニウムトリエチル(TEAL)/ ジシクロペンチルジメトキシシラン(DCPMS)質量比で、TEAL/Tiモル比が65であるような量で、TEAL及びDCPMSと5分間、−5℃で接触させた。次に、得られた触媒系を、第一重合反応器の中に導入する前に、約20分間20℃で、液体プロピレンに懸濁状態で維持することによって予備重合にかけた。
重合は、3つの気相反応器を使用して連続的に行い、この反応器は、直前の反応器から直後の反応器へ生成物を移送するための装置を備えている。反応器から直ちにすぐ次の反応器に先立ってくる生成物の移動用の装置に備え付けられた気相反応器を使用して連続的に行った。ガス状態で、連続する一定の流れるプロピレンに、予備重合した触媒系と、分子量制御因子として使用される水素とを供給することによって、プロピレンホモポリマーを気相重合反応器で製造し、フラクションAを得た。水素及びプロピレンモノマーを、連続的に分析し、所望の濃度を一定に維持できる方法で供給した。コポリマー成分Bを得るため、第一反応器で製造されたプロピレンホモポリマーを、連続流れに放出し、未反応モノマーを取り除いた後、ガス状態のプロピレン及びエチレンの定量的に一定の流れとともに、連続流れで第二の気相反応器の中に導入した。
フラクションAIIを得るため、第二反応器で生成されたポリマーを連続流れに放出し、未反応モノマーを取り除いた後、ガス状態の水素及びプロピレンの定量的に一定の流れとともに、連続流れで第三の気相反応器の中に導入した。
第三反応器を出て行くポリマー粒子を、流れ処理にかけて、反応性モノマー及び揮発性物質を除去し、次に乾燥した。重合条件、反応物のモル比及び得られたポリマーの組成は、表1及び2を参照されたい。
【0016】
例2
マスターバッチ組成物の配合
プロピレンホモポリマーと一緒に
例1のマスターバッチポリマー粒子を、回転するドラムに導入し、そこでメルトインデックス1000を有するPS20851プロピレンホモポリマーと、500ppmのステアリン酸カルシウムと、1500ppmのイルガノックス(Irganox)B−21、即ち、チバスペシャリティケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)社から市販で入手可能な、2,2−ビス[3−[,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル)−1−オキソプロポキシ]メチル]−1,3−プロパンジイル−3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼン−プロパノエート安定剤と、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト安定剤との33.3/66.7ブレンドとを、バンバリー密閉式ミキサーに導入する前に混合した。
表1及び2に報告した最終組成物に関するデータは、押出しポリマーで行われた測定から得られた。表に示したデータは、以下のテスト方法を使用して得られた。
【0017】
溶融流量MFR−仕様が異ならない場合は、条件Lで、ASTM D 1238に従って測定した。フラクションAII(MFRII)のMFR値は、表で「MFR L(計算)」で報告され、以下の方程式に従って決定した。
(l−)logMFRIIlogMFR2d=logMFR3rd
(式中、l=第一及び第二反応器のフラクション、MFR2d=第二反応器後の測定MFR、及びMFR3rd=第三反応器後の測定MFRである。)
供給ガスのモル比(供給比)−ガスクロマトグラフィーで測定。
ポリマーのエチレン含有量−I.R.分光法で測定。
キシレン可溶性及び不溶性フラクション−以下の方法で測定。
2.5gのポリマー及び250cmのキシレンを、冷蔵庫に備え付けたガラスフラスコとマグネチックスターラーに導入した。30分間で温度を溶媒の沸点まで上げた。次に、その得られた透明溶液を還流下で保持し、更に30分間攪拌した。次に、密封したフラスコを、30分間氷水のバスに保持し、また30分間25℃の自動温度制御のウオーターバスに保持した。その形成された固体を、急速濾紙で濾過した。濾過された液体の100cmを、窒素流の下で、加熱プレートで加熱したあらかじめ検量したアルミニウム容器に注ぎ、蒸発によって溶媒を除去した。次に、一定の質量が得られるまで、容器をオーブンで減圧下で80℃に保持した。次に、室温でのキシレンのポリマー可溶物の質量%を計算した。
室温でのキシレンのポリマー不溶物の質量%は、ポリマーのアイソタクチック指数とみなされる。この値は、定義によりポリプロピレンのアイソタクチック指数を定める、沸騰n−ヘプタンでの抽出によって決まるアイソタクチック指数に実質的に一致する。
極限粘度数( I.V.)−135℃のテトラヒドロナフタレンで測定。
溶融温度( Tm) 、結晶化温度( Tc) 及び溶融エンタルピー( DH)−DSC(示差走査熱量測定)で測定。
曲げ弾性率−ISO 178に従って測定。
降伏点引張強さ−ISO R 527に従って測定。
降伏点伸び−ISO R 527に従って測定。
破断点引張強さ−ISO R 527に従って測定。
破断点伸び−ISO R 527に従って測定。
アイゾッド衝撃強さ(ノッチ付)−ISO 180/1Aに従って測定。
−30℃でのエネルギー−MA 17324に従って測定。
ダイスエル−ISO 11443に従って測定。
プラック試料の調製−1mm厚さの、光沢測定のためのプラックを、内部方法のMA 17335に従って、射出時間3秒、温度260℃、及び金型温度40℃で、射出成形により調製した。射出成形機は、締付力50トンのバッテンフィールドタイプBA 500CDであった。インサートモールドは、2枚のプラック(各55×61×1mm)のモールディングにした。
プラックの光沢−請求すれば入手可能な、内部方法MA 17021に従って測定。
使用した光度計は、入射角60EでZehntnerモデルZGM 1020又は1022セットであった。測定方式は、ASTM D2457に従った。
装置は、公知の光沢値を有するサンプルを使用してキャリブレートした。1回の光沢測定は、同一のプラックで2つの異なる位置で、3枚のプラックを測定することにより得られた。
スパイラルフロー測定試験−スパイラルフロー評価には、中空スパイラルモールドの中央に溶融ポリマーを注入し、凝固した樹脂の全長を測定することが含まれ、特定の圧力及び温度条件の下で、材料が凝固する前に、どのくらい早く材料が流れるかを測定した。
Figure 2004510864
【0018】
スパイラルフロー測定は、4つの異なる圧力で取られた。
Figure 2004510864
注−SANDRETTO装置の40barの圧力は、溶融材料で400barに対応する。
【0019】
トラ縞の評価−203mm長×140mm幅×3mm厚の寸法を有するプラックを、前述のスパイラルフロー測定で使用される同一のSANDRETTO射出成形装置を使って射出成形した。成形条件を以下に示す。
Figure 2004510864
生成したプラックを、裸眼で太陽光の下でトラ縞を目視で評価した。
【0020】
【表1】
Figure 2004510864
【0021】
【表2】
Figure 2004510864
【0022】
【表3】
Figure 2004510864
【0023】
表注:H2は水素、C2−はエチレン、C3−はプロピレン、g/10’はg/10分、N.B.は壊れず(No Break)、オイルob30はパラフィン系石油、及びホモPPは、溶融流量1000g/10分のプロピレンホモポリマーを意味する。
ここで開示された本発明の他の特徴、利点及び態様は、前述の開示を読んだ後に実施する当業者に直ちに明らかであろう。従って、本発明の特定の態様がかなり詳細に述べられているが、これらの態様の変形及び変更を、クレームされた本発明の精神及び範囲から離れることなく、果たすことができる。

Claims (14)

  1. A)溶融流量MFR0.5〜10g/10分を有するフラクションA25〜75質量%と、MFRII/MFRが30〜2000となる溶融流量MFRIIを有するフラクションAII75〜25質量%とを含む、結晶性ポリプロピレン成分であって、前記フラクションA及びAIIが、それぞれ独立して、プロピレンホモポリマー、8質量%までのエチレンを含むプロピレンのランダムコポリマー及び8質量%までの少なくとも1種類のC−C10のα−オレフィンを含むプロピレンのランダムコポリマーから成る群から選択される、前記結晶性ポリプロピレン成分20〜90質量%、及び
    B)エチレンと、少なくとも1種類のC−C10のα−オレフィンとのコポリマー成分であって、前記コポリマーが、10〜70質量%のエチレン及び任意に少量のジエンを含み、室温でキシレンに可溶性であって、かつ4〜9dl/gの極限粘度数[η]を有する、前記コポリマー成分10〜80質量%、
    を含むことを特徴とする、マスターバッチ組成物。
  2. 前記フラクションA及びフラクションAIIは、それぞれ、30〜70質量%の量で存在する、請求項1記載のマスターバッチ組成物。
  3. 前記フラクションA及びフラクションAIIは、それぞれ、45〜55質量%の量で存在する、請求項2記載のマスターバッチ組成物。
  4. 前記MFRII/MFRの比が、40〜2000である、請求項1記載のマスターバッチ組成物。
  5. 前記MFRII/MFRの比が、50〜1000である、請求項4記載のマスターバッチ組成物。
  6. 前記MFRII/MFRの比が、100〜800である、請求項1記載のマスターバッチ組成物。
  7. 前記コポリマー成分が、15〜60質量%のエチレンを含む、請求項1記載のマスターバッチ組成物。
  8. 前記コポリマー成分が、15〜50質量%のエチレンを含む、請求項1記載のマスターバッチ組成物。
  9. 前記コポリマー成分が、5〜8dl/gの極限粘度数を有する、請求項1記載のマスターバッチ組成物。
  10. 前記コポリマー成分が、5.5〜7dl/gの極限粘度数を有する、請求項9記載のマスターバッチ組成物。
  11. 前記結晶性ポリプロピレン成分が、30〜80質量%の量で存在する、請求項1記載のマスターバッチ組成物。
  12. 前記結晶性ポリプロピレン成分が、50〜70質量%の量で存在する、請求項11記載のマスターバッチ組成物。
  13. 前記コポリマー組成物が、70〜20質量%の量で存在する、請求項1記載のマスターバッチ組成物。
  14. 前記コポリマー組成物が、50〜20質量%の量で存在する、請求項13記載のマスターバッチ組成物。
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