JP2004509944A - 6員環カーボネートからのヒドロキシアルキルカルバメートの製造 - Google Patents

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クレメンツ,ジヨン・エイチ
クライン,ハワード・ピー
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マチヤク,ジエイムズ・アール,ジユニア
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ハンツマン・ペトロケミカル・コーポレーシヨン
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Abstract

6員環カーボネートからのヒドロキシアルキルカルバメートの製造方法。この方法は6員環カーボネートを無水アンモニアまたは水酸化アンモニウム水溶液と反応させることを伴う。本発明はまた6員環カーボネートから製造されるヒドロキシアルキルカルバメート、および本発明にしたがって製造されるヒドロキシアルキルカルバメートを包含する被覆組成物を提供する。

Description

【0001】
【技術分野】
本発明はカルバメートに関し、かつより具体的には、6員環カーボネートから製造されるヒドロキシアルキルカルバメート、このようなヒドロキシアルキルカルバメートの製造方法、および本発明に従って製造されるヒドロキシアルキルカルバメートを包含する被覆組成物に関する。
【0002】
【発明の背景】
カルバメート誘導体は、農薬、殺虫剤、抗生物質中への使用、およびポリウレタンの合成を含む、しかしそれらに限定されない、種々の用途に有用である。カルバメート誘導体,特にヒドロキシアルキルカルバメート、から製造されるポリウレタンは、International Waterborne,High−Solids、and Powder Coating Symposium,March 1−3,2000,New Orleans,LAにおいて発表されたLow VOC Carbamate Functional Coatings Compositions for Automotive Topcoats,Marvin L.Green(本発明の参照資料に包含)においてさらに論じられているような種々の被覆技術を含む、種々の用途に有用である。
【0003】
自動車用クリアコート技術において特に関心が寄せられるのは、最近市販化されたヒドロキシプロピルカルバメート(HPC)化合物の利用であり、これは通常は5員カーボネート環から製造される。残念なことに、このようなHPC化合物の精製は競合的逆反応のために複雑である。具体的には、精製(すなわち過剰アンモニアの除去)の際に、このようなHPC化合物はそれらの出発物質に逆戻りする傾向がある。それ自体で、これらのHPC化合物は、もし適切に扱われない場合、容易に汚染される傾向がある。
【0004】
5員環カーボネートから製造されるカルバメートと異なり、6員環カーボネートから製造されるカルバメートは精製がより容易である。特に,精製(すなわち過剰アンモニアの除去)の際に6員環カーボネートから製造されるカルバメートはそれらの出発物質に逆戻りしない。おそらく、この安定性は、5員環のものと比較して、6員環カーボネートの環の歪みがより大きいためである。それ自体で、6員環カーボネートから製造されたヒドロキシアルキルカルバメートは、5員環カーボネートから製造されたヒドロキシアルキルカルバメートよりも優れた取扱い特性を有する。
【0005】
【発明の概要】
従って、一つの態様においては、本発明はヒドロキシアルキルカルバメートを6員環カーボネートから製造する方法を目的とする。本発明のヒドロキシアルキルカルバメートは6員環カーボネートを無水アンモニアと反応させることによって製造することができる。この製造は下記の式、
【0006】
【化6】
Figure 2004509944
【0007】
式中R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約6炭素原子を有する直鎖状または分岐状アルキル基である、
によって示すことができる。本発明のヒドロキシアルキルカルバメートはまた6員環のカーボネートを水酸化アンモニウム水溶液と反応させることによっても製造することができる。この製造は下記の式、
【0008】
【化7】
Figure 2004509944
【0009】
式中R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約6炭素原子を有する直鎖状または分岐状アルキル基である、
によって示すことができる。
【0010】
他の一つの態様においては、本発明は6員環カーボネートから製造されたヒドロキシアルキルカルバメートを提供する。本発明のヒドロキシアルキルカルバメートは下記の一般構造、
【0011】
【化8】
Figure 2004509944
【0012】
式中R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約6炭素原子を有する直鎖状または分岐状アルキル基である、
を有する。
【0013】
他の一つの態様においては、本発明は、本発明に従って製造されたヒドロキシアルキルカルバメートを包含する被覆組成物を提供する。
【0014】
【好まれる態様の詳細説明】
本発明は6員環カーボネートからヒドロキシアルキルカルバメートを製造する方法を提供する。本発明の方法によれば、ヒドロキシアルキルカルバメートは6員環カーボネートを無水アンモニアまたは水酸化アンモニウム水溶液と反応させることによって製造することができる。
【0015】
本発明の方法によれば、ヒドロキシアルキルカルバメートは反応機に下記一般構造、
【0016】
【化9】
Figure 2004509944
【0017】
式中R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約6炭素原子を有する直鎖状または分岐状アルキル基である。
を有する6員環カーボネートを装入することによって製造することができる。好ましくは、R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約2炭素原子を有するアルキル基である。より好ましくは、R1〜R6のうち少くとも4個の置換基は水素であり、そしてR1〜R6のうち少くとも1個の置換基はメチルまたはエチル基である。反応機に6員環カーボネートを装入した後、機内は窒素のような、但しそれに限定されない、不活性ガスで少くとも30分間パージすべきである。次いで反応機は、約1.10当量の無水アンモニアを用いて、約50psig〜約1000psig、好ましくは約50psig〜約300psig、より好ましくは約100psig〜約250psigに加圧すべきである。無水アンモニア添加後、反応機は約25℃〜約100℃、好ましくは約45℃〜約75℃、より好ましくは約55℃の温度で少くとも2時間加熱すべきである。反応が進行する間、アンモニア圧力の低下がおそらく観察されるであろう。加熱後、反応生成物は冷却し,精製すべきである。未反応のアンモニア痕跡量はすべて、好ましくは真空により約3torrで除去すべきである。この方法は下記の式、
【0018】
【化10】
Figure 2004509944
【0019】
式中R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約6炭素原子を有する直鎖状または分岐状アルキル基である、
により示すことができる。好ましくは、R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約2炭素原子を有するアルキル基である。より好ましくは、R1〜R6のうち少くとも4個の置換基は水素であり、そしてR1〜R6のうち少くとも1個の置換基はメチルまたはエチル基である。
【0020】
これに代わる、本発明の他の一つの方法によれば、ヒドロキシアルキルカルバメートは、まず反応機中でテトラヒドロフラン(THF)および6員環カーボネートを、下記の一般構造、
【0021】
【化11】
Figure 2004509944
【0022】
式中R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約6炭素原子を有する直鎖状または分岐状アルキル基である、
を有する6員環カーボネートと混合することによって製造することができる。好ましくは、R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約2炭素原子を有するアルキル基である。より好ましくは、R1〜R6のうち少くとも4個の置換基は水素であり、そしてR1〜R6のうち少くとも1個の置換基はメチルまたはエチル基である。混合後、機内は窒素のような、但しそれに限定されない、不活性ガスで少くとも30分間パージすべきである。パージ後、水酸化アンモニウム水溶液をカーボネート/THF溶液に(大気圧で)徐々に加えるべきである。水酸化アンモニウムの添加が完了した後、生成混合物は約60℃で約2時間加熱すべきである。その後、THF,水、および過剰の水酸化アンモニウムは蒸発すべきである。この方法は下記の式、
【0023】
【化12】
Figure 2004509944
【0024】
式中R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約6炭素原子を有する直鎖状または分岐状アルキル基である、
によって示すことができる。好ましくは、R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約2炭素原子を有するアルキル基である。より好ましくは、R1〜R6のうち少くとも4個の置換基は水素であり、そしてR1〜R6のうち少くとも1個の置換基はメチルまたはエチル基である。
【0025】
本発明はまた6員環カーボネートから製造したヒドロキシアルキルカルバメートを提供する。上記で開示したように、本発明のヒドロキシアルキルカルバメートは、6員環カーボネートを無水アンモニアまたは水酸化アンモニウム水溶液と反応させることによって製造することが可能であり、ここで6員環カーボネートは下記の一般構造、
【0026】
【化13】
Figure 2004509944
【0027】
式中R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約6炭素原子を有する直鎖状または分岐状アルキル基である、
を有する。好ましくは、R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約2炭素原子を有するアルキル基である。より好ましくは、R1〜R6のうち少くとも4個の置換基は水素であり、そしてR1〜R6のうち少くとも1個の置換基はメチルまたはエチル基である。本発明のヒドロキシアルキルカルバメートの製造は下記の式、
【0028】
【化14】
Figure 2004509944
【0029】
式中R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約6炭素原子を有する直鎖状または分岐状アルキル基である、
によって示すことができる。好ましくは、R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約2炭素原子を有するアルキル基である。より好ましくは、R1〜R6のうち少くとも4個の置換基は水素であり、そしてR1〜R6のうち少くとも1個の置換基はメチルまたはエチル基である。
【0030】
本発明のヒドロキシアルキルカルバメートは当業者に公知の任意の適当な方法を用いて被覆組成物を製造するために使用することができる。好ましくは、本発明のヒドロキシアルキルカルバメートは、米国特許第5,605,965号(本書に参照資料として包含されている)に記述されている方式で被覆組成物を製造するために使用することができる。一般に、被覆組成物は本発明のヒドロキシアルキルカルバメートを、適当な条件下、反応させて少くとも1個のカルバメート官能基を有するポリマーを生成させることによって製造することができる。次いでポリマーはカルバメート基と反応する官能基を複数個含有する化合物とブレンドすることができる。場合により反応混合物は溶媒と混合してもよい。場合により硬化反応を促進するために触媒を用いてもよい。
【0031】
本発明の被覆組成物は当業者に公知の、任意の数の技術により物品を被覆するために用いることができる。これらには、たとえば、噴霧塗装、浸漬塗装、ロール塗装、カーテンコーティング等が含まれる。自動車車体パネルについては噴霧塗装が好まれる。
【0032】
本発明の被覆組成物は好ましくは被覆層の硬化を促進する条件下に置かれる。種々の硬化法を用いることができるが、熱硬化が好まれる。
【0033】
下記の実施例は本発明を例示するためのものであり、いかなる面においても本発明の範囲を限定すると解釈されるべきではない。
【0034】
【実施例】
実施例1
300mlのオートクレーブに100.0グラムの5−メチル−1,3−ジオキサン−2−オン(ジエチルカーボネートおよび2−メチル−1,3−プロパンジオールを炭酸カリウムの存在下反応させて製造した)を装入し、30分間窒素でパージした。次いでオートクレーブを、16.1グラムの無水アンモニア(1.10当量)を用いて200psigに加圧し、55℃の温度に加熱した。この間にアンモニア圧力は下降しはじめ140psigに達した。混合物を55℃で2.5時間保持し、次いで冷却した。45℃まで冷却した時、オートクレーブ圧力は132psigであった。生成物は、粘稠な黄色の液体であり、これを次いで回転蒸発器中3torrで45℃に加熱し、痕跡量の未反応アンモニアを除去した。生成物は、LCおよびLC/MSによって、2−メチル−3−ヒドロキシプロピルカルバメート(94.5%)および2−メチル−1,3−プロパンジオール(5.0%)として同定された。
実施例2
300mlのオートクレーブに100.0グラムの4−メチル−1,3−ジオキサン−2−オン(ジエチルカーボネートおよび1,3−ブタンジオールを炭酸カリウムの存在下反応させて製造した)を装入し、30分間窒素でパージした。次いでオートクレーブを、16.1グラムの無水アンモニア(1.10当量)を用いて195psigに加圧し、55℃の温度に加熱した。この間にアンモニア圧力は下降しはじめ105psigに達した。混合物を55℃で2.5時間保持し、次いで冷却した。45℃まで冷却した時、オートクレーブ圧力は101psigであった。生成物は、粘稠な黄色の液体であり、これを次いで回転蒸発器中3torrで45℃に加熱し、痕跡量の未反応アンモニアを除去した。生成物は、LCおよびLC/MSによって、2種類の異性体、すなわち、1−メチル−3−ヒドロキシプロピルカルバメート(49.2%)、および3−メチル−3−ヒドロキシプロピルカルバメート(46.6%)、ならびに少量の1,3−ブタンジオール(2.5%)、の混合物であると同定された。
実施例3
滴下漏斗、熱電対測定端、磁気攪拌棒つきの1リットルの丸底フラスコに83.7グラム(0.721モル)の5−メチル−1,3−ジオキサン−2−オンを装入した。次いでカーボネートを100mlのTHFで希釈した。次いで91.22グラム(0.764モル)の水酸化アンモニウム水溶液(29重量%)を滴下漏斗に装入した。系を約30分間窒素でパージした後、水酸化アンモニウム溶液を徐々にカーボネート/THF溶液に加えた。反応による発熱が観察された(約47℃)。すべての水酸化アンモニウムがカーボネート/THF混合物に加えられた後、生成混合物を約60℃の温度で約2時間加熱した。冷却後生成混合物を回転蒸発機中3torrで45℃に加熱し水、THF、および過剰の水酸化アンモニウムを除去した。生成物は、水白色の液状物(72.3グラム)であった。LC/MSおよびLC分析によって、生成物は92.8%の2−メチル−3−ヒドロキシプロピルカルバメートおよび6.9%の2−メチル−1,3−プロパンジオールでを含有することが測定された。
実施例4a(予言的 (Prophetic)
実施例1において製造されたヒドロキシアルキルカルバメートを次いで適当な条件下反応させ、少くとも1個のカルバメート官能基を有するポリマーを製造する。次いでポリマーを、カルバメート基と反応する官能基を複数個含有する化合物とブレンドする。場合により反応混合物は溶媒と混合する。場合により硬化を促進するため触媒を用いる。
実施例4b(予言的)
実施例2において製造されたヒドロキシアルキルカルバメートを次いで適当な条件下反応させ、少くとも1個のカルバメート官能基を有するポリマーを製造する。次いでポリマーをカルバメート基と反応する官能基を複数個含有する化合物とブレンドする。場合により反応混合物は溶媒と混合する。場合により硬化を促進するため触媒を用いる。
実施例4c(予言的)
実施例3において製造されたヒドロキシアルキルカルバメートを次いで適当な条件下反応させ、少くとも1個のカルバメート官能基を有するポリマーを製造する。次いでポリマーをカルバメート基と反応する官能基を複数個含有する化合物とブレンドする。場合により反応混合物は溶媒と混合する。場合により硬化を促進するため触媒を用いる。
実施例5(予言的)
実施例4a,4b,および4cにおいて製造された被覆組成物を、あらかじめ下塗りを噴霧しフラッシュさせた鋼パネルに噴霧する。パネルを焼成する。パネルを次いで耐候試験条件下におくと、従来型クリアコートを塗装したパネルと対比して著しく低い環境腐食を示す。
【0035】
以上例示的態様を示して説明したが、上記の開示においては広範囲の修正、変更、および置換が予期される。一部の例においては、開示された態様の特徴の一部を、他の特徴の対応する使用なしに、使用することが可能である。従って、付属するクレームは、広くかつ本発明の範囲と一致するように解釈されることが適切である。

Claims (34)

  1. 無水アンモニアまたは水酸化アンモニウム水溶液を、下記の一般構造、
    Figure 2004509944
    式中R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約6炭素原子を有する直鎖状または分岐状アルキル基である、
    を有する環状カーボネートと反応させることによって製造されるヒドロキシアルキルカルバメート組成物。
  2. 無水アンモニアおよび環状カーボネートを約25℃〜約100℃の温度で反応させる、請求項1記載のヒドロキシアルキルカルバメート組成物。
  3. 無水アンモニアおよび環状カーボネートを約50psig〜約1000psigの圧力で反応させる、請求項1記載のヒドロキシアルキルカルバメート組成物。
  4. 無水アンモニアおよび環状カーボネートを約45℃〜約75℃の温度で反応させる、請求項1記載のヒドロキシアルキルカルバメート組成物。
  5. 無水アンモニアおよび環状カーボネートを約50psig〜約300psigの圧力で反応させる、請求項1記載のヒドロキシアルキルカルバメート組成物。
  6. R1,R2,R3,R4,R5,およびR6が各々独立して水素あるいは約1〜約2炭素原子を有するアルキル基である、請求項1記載のヒドロキシアルキルカルバメート組成物。
  7. R1〜R6のうち少くとも4個の置換基が水素であり、そしてR1〜R6のうち少くとも1個の置換基がメチルまたはエチル基である、請求項1記載のヒドロキシアルキルカルバメート組成物。
  8. 水酸化アンモニウム水溶液および環状カーボネートを大気圧で反応させる、請求項1記載のヒドロキシアルキルカルバメート組成物。
  9. 無水アンモニアおよび、下記の一般構造、
    Figure 2004509944
    式中R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約6炭素原子を有する直鎖状または分岐状アルキル基である、
    を有する環状カーボネートを反応させる段階を包含する、ヒドロキシアルキルカルバメート組成物の製造方法。
  10. 反応の段階が約25℃〜約100℃の温度で実施される、請求項9記載の方法。
  11. 反応の段階が約50psig〜約1000psigの圧力で実施される、請求項9記載の方法。
  12. さらにヒドロキシアルキルカルバメート組成物を精製する段階を包含する、請求項9記載の方法。
  13. 精製の段階が真空を用いて実施される、請求項12記載の方法。
  14. R1,R2,R3,R4,R5,およびR6が各々独立して水素あるいは約1〜約2炭素原子を有するアルキル基である、請求項9記載の方法。
  15. R1〜R6のうち少くとも4個の置換基が水素であり、かつR1〜R6のうち少くとも1個の置換基がメチルまたはエチル基である、請求項9記載の方法。
  16. 無水アンモニアおよび、下記の一般構造、
    Figure 2004509944
    式中R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約6炭素原子を有する直鎖状または分岐状アルキル基である、
    を有する環状カーボネートを、約25℃〜約100℃の温度でかつ約50psig〜約1000psigの圧力で、反応させる段階を包含する、ヒドロキシアルキルカルバメート組成物の製造方法。
  17. さらにヒドロキシアルキルカルバメート組成物を精製する段階を包含する、請求項16記載の方法。
  18. 精製の段階が真空を用いて実施される、請求項17記載の方法。
  19. 反応の段階が約45℃〜約75℃の温度で実施される、請求項16記載の方法。
  20. 反応の段階が約50psig〜約300psigの圧力で実施される、請求項16記載の方法。
  21. R1,R2,R3,R4,R5,およびR6が各々独立して水素あるいは約1〜約2炭素原子を有するアルキル基である、請求項16記載の方法。
  22. R1〜R6のうち少くとも4個の置換基が水素であり、かつR1〜R6のうち少くとも1個の置換基がメチルまたはエチル基である、請求項16記載の方法。
  23. 水酸化アンモニウム水溶液および、下記の一般構造、
    Figure 2004509944
    式中R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約6炭素原子を有する直鎖状または分岐状アルキル基である、
    を有する環状カーボネートを反応させる段階を包含する、ヒドロキシアルキルカルバメート組成物の製造方法。
  24. 反応の段階が大気圧で実施される、請求項23記載の方法。
  25. さらにヒドロキシアルキルカルバメート組成物を精製する段階を包含する、請求項23記載の方法。
  26. 精製の段階が蒸発を用いて実施される、請求項25記載の方法。
  27. R1,R2,R3,R4,R5,およびR6が各々独立して水素あるいは約1〜約2炭素原子を有するアルキル基である、請求項23記載の方法。
  28. R1〜R6のうち少くとも4個の置換基が水素であり、かつR1〜R6のうち少くとも1個の置換基がメチルまたはエチル基である、請求項23記載の方法。
  29. a.無水アンモニアまたは水酸化アンモニウム水溶液および、下記の一般構造、
    Figure 2004509944
    式中R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は各々独立して水素あるいは約1〜約6炭素原子を有する直鎖状または分岐状アルキル基である、
    を有する環状カーボネートの反応生成物であるヒドロキシアルキルカルバメートから製造され、少くとも1個のカルバメート官能基を有するポリマー、および
    b.カルバメート官能基と反応する官能基を複数個有する組成物、
    を包含する被覆組成物。
  30. さらに溶媒を包含する、請求項29記載の被覆組成物。
  31. さらに触媒を包含する、請求項29記載の被覆組成物。
  32. さらに触媒を包含する、請求項30記載の被覆組成物。
  33. R1,R2,R3,R4,R5,およびR6が各々独立して水素あるいは約1〜約2炭素原子を有するアルキル基である、請求項29記載の被覆組成物。
  34. R1〜R6のうち少くとも4個の置換基が水素であり、かつR1〜R6のうち少くとも1個の置換基がメチルまたはエチル基である、請求項29記載の被覆組成物。
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