JP2004506766A - 官能化されたペリレンテトラカルボン酸ジイミド - Google Patents

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Abstract

本発明は、重合反応のための開始剤としておよび/または反応成分としての官能化されたペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミドの使用、ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド化合物を使用しながら製造されたポリマーおよびこの有色性ポリマーおよび/または蛍光性ポリマーの使用ならびに官能化された新規のペリレンテトラカルボン酸ジイミドに関する。

Description

【0001】
本発明は、重合反応のための開始剤としておよび/または反応成分としての官能化されたペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミドの使用、ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド化合物を使用しながら製造されたポリマーおよびこの有色性ポリマーおよび/または蛍光性ポリマーの使用ならびに官能化された新規のペリレンテトラカルボン酸ジイミドに関する。
【0002】
3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸のジイミドは、高い色濃度、良好な溶剤安定性、化学薬品対する高い安定性および優れた熱安定性を示す着色剤である。更に、この着色剤または顔料は、高い被覆力ならびに優れた耐光性および耐候性を有する(Y. Nagano, Prog. Org. Coat. 31 (1−2) (1997), 43; K. Mueller他, Polymer Materials Encyclopedia (編者J. C. Salamone) Vol. 7, CRC Press Inc., (1996), 4999)。
【0003】
従って、ペリレン誘導体は、高性能の着色剤/顔料として工業用プラスチックの着色に使用されているか、高い価値の噴霧塗料中に使用されているか、または分散染料として使用されている(W. Herbst他, Industrial Organic Pigments − Production, Properties, Applications, 第2版, Wiley − VCH, Weinheim (1997))。殊に、可溶性のペリレンテトラカルボン酸ジイミドは、しばしば殆んど100%までの量子収量で強い蛍光を有するので、この化合物は、さらに官能性着色剤として、例えば蛍光ソラーコレクター(G. Seybold他, Dyes Pigm., 11(1989), 303; M. J. Cook他, Chem. Ber., 20(1984), 914)中に使用されているか、レーザー着色剤(R. Reisfeld他, Chimia 44 (1990), 295; H. G. Loehmannsroeben他, Appl. Phys. B48 (1989), 449)として使用されているか、または温室用シート(特開昭62−132693号公報;S. Haremsa, Chem. in unserer Zeit, 28 (1994), 233)中に使用されている。
【0004】
ペリレンテトラカルボン酸ジイミド化合物は、例えば化学発光組成物を製造するために使用された(米国特許第5705103号明細書;米国特許第5597517号明細書;米国特許第5281367号明細書;米国特許第5122306号明細書)。このような組成物は、蓚酸塩、活性剤およびペリレン誘導体を混合することによって得ることができる。
【0005】
米国特許第4845223号明細書には、蛍光染料として使用されるペリレンテトラカルボン酸ジイミド誘導体が記載されている。この染料は、着色すべき材料、例えばポリメチルメタクリレートに混入される。WO97/22607には、1,7−ジ置換ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミドが相応する二無水物を製造するための中間生成物として記載されている。WO99/40123は、染料、なかんずくペリレン染料を含有する水性ポリマー分散液に関する。エレクトロルミネセンスダイオード材料を製造するための2,9−ジブチル−5,6,12,13−テトラ−[4−ヒドロキシメチル−フェノキシ]−3,4,9,10−ペリレン−テトラカルボン酸ジイミドの使用は、フランス国特許第2770222号明細書に開示されている。
【0006】
本発明の課題は、改善されたペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド化合物を提供すること、ならびにこの染料のさらなる使用分野を開発することであった。
【0007】
この課題は、本発明によれば、重合反応のための開始剤および/または反応成分としての式(I)
【0008】
【化10】
Figure 2004506766
【0009】
〔式中、Rは、それぞれ無関係にアルキル基またはアリール基であり、これらの基は、非分枝鎖状または分枝鎖状であってもよく、および/または置換されていなくとも置換されていてもよく、
は、それぞれ無関係にH、ハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシであるかまたは場合によっては保護基または活性化基を備えている、ヒドロキシ、エーテル、エステル、ハロゲン、アミン、アミド、チオール、エチレン系不飽和二重結合、アセチレン系不飽和三重結合および/またはカルボン酸から選択された少なくとも1個の官能基Yを含有する1つの基であり、但し、少なくとも1個のRは、官能基Yを含有するものとする〕で示されるペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド化合物の使用によって解決される。
【0010】
本発明による官能化されたペリレンテトラカルボン酸ジイミドは、異なるポリ反応のための開始剤としてかまたはポリマー類似の反応における反応成分として使用されうることが確認された。この場合に設けられた使用に適した全てのペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド化合物には、1位、6位、7位および/または12位に官能基を含有する少なくとも1個の基を有していることが共通しており、この場合官能基は、重合反応において共有結合を形成する。このような官能基は、遊離形で、例えば−OH、−NH、−SH、ハロゲン、殊にBrとして、オレフィン系二重結合(C=C)として、三重結合(C≡C)として、かまたは−COOHとして存在する。しかし、官能基Yは、活性化された形で、例えば酸アミドとして存在していてもよいか、または保護されて、例えばエステル、アミド、カルバメートまたはエーテルとして存在していてもよい。Y=COOHに適した活性化基は、活性エステル、例えばN−ヒドロキシスクシンイミジルエステル(NHS−エステル)、N−ヒドロキシベンゾトリアゾリルエステル(HOBtエステル)、ペンタフルオルフェニルエステル(OPfpエステル)、p−ニトロフェニルエステルである。Y=OHに適した活性化基は、スルホン酸エステル(例えば、トシレート、メシレート、トリフレート)、カーボネート(例えば、ベンゾトリアゾールカーボネート[BTC]、p−ニトロフェニルカーボネート[NPC])、グリシジルエーテル(エポキシド)およびカルボニルイミダゾール(CDI)である。
【0011】
この発色団は、ペリレンテトラカルボン酸ジイミド化合物の熱的安定性、化学的安定性および光化学的安定性に基づいて、着色剤の特性を失うことなく、種々の重合反応条件を克服することができる。即ち、本発明により使用されるペリレン化合物は、反応条件の下で、例えばラジカル重合の際、脂肪族ポリエステル、環式シロキサンまたはN−カルボキシ無水物の開環重合の際およびむしろ重縮合反応の高い温度の際に安定のままであることが確認された。従って、ペリレン化合物を開始剤または反応成分として既に重合反応の前または間に添加し、後になって初めて完成ポリマーに混入するのではないことも可能である。開始剤または反応成分としての添加は、本発明により使用されるペリレン化合物が形成されたポリマー中に共有結合で導入されることを生じる。この共有結合によって、例えばポリマーへの着色剤の単なる混入の際に起こりうる、着色剤の望ましくない移行または凝集は、プラスチックマトリックス中で回避される。
【0012】
この場合、着色剤に共有結合で取り付けられたポリマー鎖は、付加的に有利にマトリックスとの相容性化剤(Compatibilizer)として作用し、即ち着色剤をマトリックスと相容性にし、こうして脱混合現象を回避させる。更に、着色剤と共有結合したポリマー鎖によって、発色団は効果的に保護される。この性質は、特にポリマーの光学的使用および光電子的使用にとって好ましい。それというのも、蛍光量子収量は、この保護によって高いレベルで維持され、全ての望ましくない変色は、凝集によって回避されるからである。
【0013】
本明細書中で使用される開始剤の表現は、重合反応を開始させることができる分子を示す。
【0014】
重合反応のための反応成分の表現は、重合反応において反応し、共有結合で導入され、ひいては重合鎖の成長に貢献する分子を示す。
【0015】
重合反応の概念は、連鎖成長を含む全ての反応を包含する。重合反応の例は、ラジカル重合反応、重付加、重縮合、アニオン重合、カチオン重合ならびに配位重合である。重合反応またはポリ反応の場合には、共通に低分子量化合物、例えばモノマーまたはオリゴマーは、高分子量化合物、例えばポリマーまたは重合体中に移行される。
【0016】
官能化された着色剤は、開始剤としての使用の場合にポリ反応からのグラフトのための出発剤として使用することができる。官能化されたペリレン染料を使用しながらのかかるポリ反応の例は、例えばアミノ酸−N−カルボキシ無水物、ポリシロキサン、ポリスチロールまたはポリ(メタ)アクリレートの重合による、ポリエステル、例えばポリカプロラクトン、ポリラクチドまたはポリアミド、殊にナイロン、ポリペプチドの合成である。2個の官能基Yを含有するペリレン化合物の使用の場合、こうして直鎖状ポリマーを得ることができ、3個またはそれ以上の官能基Yを有するペリレン染料の使用の場合には、星形ポリマーを得ることができる。
【0017】
もう1つの好ましい実施態様において、官能化されたペリレン染料は、グラフト反応に使用され、この場合には、適当に官能化されたポリマー鎖、例えばポリアルキレンオキシド、殊にポリエチレングリコール、ポリスチロールまたはポリペプチドは、ペリレン染料と共有結合される。
【0018】
また、官能化されたペリレン染料は、反応成分、殊にコモノマーとして別のモノマーと共重合されていてもよく、それによってポリマーの着色剤または着色されたポリマーを形成させることができる。こうして、例えば着色されたポリウレタン、ポリパラフェニレン、ポリフルオレンまたはポリスチルベンを得ることができる。この場合、3個またはそれ以上の官能基Yを有するペリレン化合物を使用する際には、このペリレン化合物は、付加的に架橋剤として作用しうる。
【0019】
更に、また官能化されたペリレン染料は、反応染料としてポリマー、殊に工業用ポリマーの着色に使用されることができる。そのために、官能化された着色剤は、適当なモノマーおよび場合によっては助剤と一緒にポリマー類似の反応、例えばエステル交換に掛けられ、この場合官能化されたペリレン染料は、共有結合によりポリマー基本骨格中に導入される。この場合、着色剤は、共有結合によりポリマー主鎖中ならびに側鎖中に結合されていてもよいか、または側鎖として結合されていてもよい。特に反応を押出機中で実施することは、好ましい。その際、3個またはそれ以上の官能基Yを有する官能化されたペリレン誘導体を使用する場合には、このペリレン誘導体は、付加的に架橋剤の機能を引き受けることができる。
【0020】
ペリレンテトラカルボン酸ジイミド蛍光体は、好ましくは多数の使用、殊に生物学的使用にとって有利な長波長の赤色蛍光を有する。好ましくは、本発明により使用される官能化されたペリレン染料は、500nmを上廻る波長の場合、特に有利に550nmを上廻る波長の場合に蛍光を有する。
【0021】
本発明により使用される着色剤は、重合分子中への着色剤の共有結合による導入を可能にする官能基を含有する少なくとも1個の基R2を有する。残りの基は、重合反応条件下で不活性である単位、例えばH、ハロゲン、殊にBrまたはCl、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C15−アリールおよびC〜C15−アリールオキシ、殊にフェノキシから選択される。アリール基またはアリールオキシ基は、その側で再び不活性基、例えばC〜C−アルキルで置換されていてもよい。少なくとも1個の官能基Yを含有する基Rは、原則的に任意の有機基であることができる。好ましくは、非分枝鎖状であっても分枝鎖状であってもよく、場合によっては他の置換基を有することができる、少なくとも1個の官能基Yで置換されたアルキル基またはアリール基である。官能基Yで置換されていてもよい適当な基は、例えばC〜C30−アルキル基、C〜C30−アルコキシ基、C〜C30−アルキルチオ基、C〜C30−アリール基、有利にC〜C30−アリールオキシ基またはアリールチオ基である。基Rは、官能基Yと共に、他の不活性の置換基、例えばC〜C30−アルキル基を有することができる。官能基Yは、有利に−OH、−OR(この場合、Rは、置換されていなくともよいし、置換されていてもよいC〜C30−炭化水素基またはシリル基、殊に置換されていないかまたは置換されたメチル基、ベンジル基、エチル基または置換されたシリル基である)、O(C=O)(CHHal、NH、NHBoc、NHCBZ、NH(C=O)(CHHal、O(C=O)(CHCHまたはCOOH(この場合、nは、1〜30、有利に1〜8の数字である)である。
【0022】
特に有利に、少なくとも1個の基Rは、構造式
【0023】
【化11】
Figure 2004506766
【0024】
〔式中、Xは、OまたはSを表わし、
nは、1〜5の整数であり、rは、0〜5の整数であり、但し、n+rは、5以下であり、Rは、非分枝鎖状または分枝鎖状であってもよく、置換されていなくとも置換されていてもよく、かつ少なくとも1個の官能基Yを置換基として有する、それぞれ無関係にアルキル基またはアリール基であり、Rは、C〜C−アルキルを表わす〕を有する。特に有利な基Rの例は、
【0025】
【化12】
Figure 2004506766
【0026】
であり、この場合XおよびYは、上記の意味を有し、mは、全ての出現の際にそれぞれ無関係に1〜30の整数、有利に1〜8、特に有利に1または2である。
【0027】
本発明によれば、特に好ましいのは、少なくとも2個の官能基Yまたは少なくとも4個の官能基Yを含有するペリレン誘導体である。2個の官能基Yを有する化合物は、例えば直鎖状のポリマーを製造するための開始剤として使用されてもよいし、連鎖長延長のためのコモノマーとして使用されてもよい。4個の官能基Yを有する化合物は、例えば4個の腕を有する星形ポリマーを製造するための使用されてもよいし、架橋剤として使用されてもよい。
【0028】
カルボン酸イミド基の窒素原子に結合した基Rは、それぞれ無関係に非分枝鎖状または分枝鎖状であってもよく、置換されていなくとも置換されていてもよいアルキル基またはアリール基である。好ましくは、基Rは、C〜C30−アルキル基、殊にC〜C−アルキル基、特に有利にC〜C−アルキル基である。少なくとも1個の基Rが芳香族基、例えば場合によってはヘテロ原子、例えばN、OまたはSを含有することができるC〜C30−アリール基、殊にC〜C10−アリール基を含む化合物は、特に高い安定性を有することが確認された。Rに適した置換基は、例えば不活性の置換基、例えば1〜30個のC原子を有する炭化水素基、殊にC〜C−アルキルまたは官能基、殊に上記に定義された基Yである。基Rは、重合反応条件下で不活性である、即ち重合反応に関与しないように選択されていてもよく、一方で少なくとも1個の基Rが1個以上の官能基Yを含有することは、好ましい。こうして、官能性の着色剤の原子価は、さらに高めることができる。従って、例えば4個の官能基Yが基R中に存在し、2個の他の官能基が基R中に存在するような置換基を適当に選択することにより、例えば6価の官能化された着色剤を得ることができる。
【0029】
好ましくは、Rは、式
【0030】
【化13】
Figure 2004506766
【0031】
〔式中、Rは、C〜C−アルキル、即ちメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチルまたは第三ブチルを表わし、Rは、上記の意味を有し、pおよびqは、それぞれ0〜5の整数であり、但し、p+qは、5以下である〕で示されるフェニル基である。
【0032】
特に好ましい基Rの例は、
【0033】
【化14】
Figure 2004506766
【0034】
である。基Rが1個の官能基を有する場合には、この基は、有利に式
【0035】
【化15】
Figure 2004506766
【0036】
を有し、この場合oは、1〜30、有利に1〜8の整数、特に有利に1または2を表わす。
【0037】
更に、本発明の対象は、上記したように重合反応のための開始剤および/または反応成分としてペリレン化合物を使用しながら得ることができる有色性ポリマーおよび/または蛍光性ポリマーである。本発明による有色性ポリマーおよび/または蛍光性ポリマーは、共有結合してペリレン発色団を含有し、上記の官能化されたペリレン化合物および少なくとも1つのモノマーから形成される。適当なモノマーの例は、官能基Yと反応することができる重合可能な基を有する化合物である。特に好ましいのは、スチロール、アクリル酸、アクリル酸エステルおよびアクリル酸アミド、メタクリル酸、メタクリル酸エステルおよびメタクリル酸アミド、オキサゾリン、環式オレフィン(例えば、ノルボネン)、α,ω−ジオレフィン、オルガノ珪素化合物(殊に、シクロシロキサン)、アミノ酸(特に、N−カルボキシ無水物の形で)、ペプチド、エーテル、殊に環式エーテル、例えば酸化エチレン、エステル、カプロラクトン、ラクチド等である。着色剤は、本発明によるポリマー中で共有結合して導入されているので、着色剤の脱混合、凝集または移動は、プラスチックマトリックス中で起こらず、一定で均一の色特性を有するポリマーを得ることができる。
【0038】
また、例えばポリペプチドまたはポリアルキレンオキシド、殊にポリエチレンオキシドの水溶性のポリマー鎖を官能化されたペリレンテトラカルボン酸ジイミドに取り付けることによって、水溶性の蛍光物質を得ることができる。また、この水溶性の蛍光物質は、意外なことに、水溶液中または水中で蛍光性であり、一方で、官能化されていないペリレンテトラカルボン酸ジイミドは、水中で通常、可溶性でもないし、蛍光性でもない。このような物質の特に好ましい例は、強い蛍光を水溶液中でも示す星形ポリペプチドである。
【0039】
その上、本発明によるポリマーを用いての蛍光標識化は、簡単な検出可能性の利点を一緒にもたらす。それというのも、蛍光は、個々の分子の蛍光を測定することができるまで敏感であるからである。それによって、特に生物学における効果の大きい使用を理解できることになる。例えば、ポリペプチド鎖、ポリラクチド鎖またはポリカプロラクタム鎖と共有結合しているペリレンテトラカルボン酸ジイミドは、例えばドラッグデリバリーシステムまたはドラッグレリースシステムのための蛍光標識として使用されることができ、この場合この蛍光標識の挙動は、インビトロまたは有機体内での試験において蛍光により簡単に観察することができる。この場合、特に好ましいのは、殊に500nmを上廻る放出波長の場合に長波長の赤色蛍光を有するペリレンテトラカルボン酸ジイミド発色団の使用である。このスペクトル範囲内では、実際に生物学的試験体内で支障のある背景蛍光を観察することは全くない。
【0040】
更に、本発明は、モノマーまたはポリマーとの共有結合を可能にする少なくとも1個の基を有する上記の官能化されたペリレンテトラカルボン酸ジイミド化合物に関する。また、殊に本発明は、式(I)
【0041】
【化16】
Figure 2004506766
【0042】
〔式中、Rは、それぞれ無関係にアリール基であり、この基は、場合によっては置換されていてもよく、
は、それぞれ無関係にH、ハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C15−アリール、C〜C15−アリールオキシであるかまたは場合によっては保護基または活性化基を備えている、ヒドロキシ、エーテル、エステル、アミン、アミド、チオール、エチレン系不飽和二重結合、アセチレン系不飽和三重結合および/またはカルボン酸から選択された少なくとも1個の官能基Yを含有する1つの基であり、但し、全部で3個またはそれ以上の官能基Yは、基R中に存在しているものとする〕で示されるペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド化合物に関する。
【0043】
基RおよびRの好ましい実施態様は、上記の記載と同様である。
【0044】
更に、好ましいのは、1個または2個の基R1が少なくとも1個のBr置換基を含有し、Rがそれぞれ無関係にH、ハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C15−アリール、C〜C15−アリールオキシであるかまたは場合によっては保護基または活性化基を備えている、ヒドロキシ、エーテル、エステル、ハロゲン、アミン、アミド、チオール、エチレン系不飽和二重結合、アセチレン系不飽和三重結合および/またはカルボン酸から選択された少なくとも1個の官能基Yを含有する1つの基であり、但し、少なくとも1個のRは、官能基Yを含有するものとするような式(I)のペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド化合物である。このような化合物は、殊に数回官能化されたペリレン化合物を製造するための中間生成物として適しており、この中間生成物は、さらに上記方法で共有結合してポリマー鎖中に導入されていてもよい。
【0045】
上記の官能化されたペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド化合物は、当業者に公知の反応により得ることができる。
【0046】
本発明は、添付図面および次の実施例によってさらに詳説される。
【0047】
実施例
使用された略符号:
Figure 2004506766
Figure 2004506766
例1
1.N,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,6,7,12−テトラクロル−3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸ジイミド
【0048】
【化17】
Figure 2004506766
【0049】
還流冷却器を備えた500mlの丸底フラスコ中で1,6,7,12−テトラクロルペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸二無水物10g(0.019mol)、2,6−ジイソプロピルアニリン16.67g(0.094mol)およびプロピオン酸250mlをアルゴンの下で17時間沸騰加熱し、引続き室温への冷却後に生成された固体をD4ガラスフリットを介して濾別する。残留物を少量ずつ水/メタノール2 l(1:3)で後洗浄し、一晩中、真空乾燥炉中で75℃で乾燥させる。
【0050】
収量:
帯橙赤色の固体13.61g(84.4%)。
【0051】
融点:
300℃を上廻る。
【0052】
【外1】
Figure 2004506766
【0053】
2.N,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,6,7,12−テトラ−[4−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ]ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド
【0054】
【化18】
Figure 2004506766
【0055】
500mlの丸底フラスコ中で、N,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,6,7,12−テトラクロル−3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸ジイミド5g(0.006mol)(1)、4−ヒドロキシフェネチルアルコール8.14g(0,060mol)およびNMP250ml中のKCO4.07g(0.029mol)をアルゴン雰囲気下に12時間90℃で攪拌する。室温への冷却後、反応混合物をHO 0.5部、メタノール4部および濃厚なHCl0.2部からなる混合物1 l上に注入し、約2時間攪拌し、引続きD4ガラスフリットを介して濾過する。得られた固体を真空中で60℃で乾燥させ、引続きシリカゲルで1:1の比のCHCl/アセトンを用いてクロマトグラフィーにより精製する。
【0056】
収量:
暗褐色の固体5.56g(75%)
融点:
300℃を上廻る。
【0057】
【外2】
Figure 2004506766
【0058】
3.N,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,6,7,12−テトラ−[4−(2−(N−ブトキシカルボニル)−アミノエチル)フェノキシ]ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド
【0059】
【化19】
Figure 2004506766
【0060】
500mlの丸底フラスコ中で、N,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,6,7,12−テトラクロル−3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸ジイミド5g(5.9mmol)(1)、N−ブトキシカルボニル−(4−ヒドロキシフェニル)エチルアミン13.98g(0.0589mol)およびNMP250ml中のKCO6.08g(0.044mol)を2.と同様に反応させる。後処理のために、この反応混合物をメタノール4部と5%のクエン酸水溶液1部とからなる混合物1 l上に注入し、約2時間攪拌し、引続きD4ガラスフリットを介して濾過する。得られた固体を真空中で60℃で乾燥させ、引続きシリカゲルで1:1の比のCHCl/アセトンを用いてクロマトグラフィーにより精製する。
【0061】
収量:
暗赤色の固体7.02g(72%)
融点:
241〜242℃(分解下)。
【0062】
【外3】
Figure 2004506766
【0063】
4.N,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,6,7,12−テトラ−[4−(2−アミノエチル)フェノキシ]ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド
【0064】
【化20】
Figure 2004506766
【0065】
N,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,6,7,12−テトラ−[4−(2−(N−ブトキシカルボニル)−アミノエチル)フェノキシ]ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド5g(3.03mmol)を100mlのフラスコ中でCHCl50mlに溶解し、氷−食塩浴で0℃に冷却する。その後に、徐々にトリフルオル酢酸50mlを滴下漏斗を介して滴加し、反応混合物を冷時に1時間攪拌する。引続き、なお1時間室温でさらに攪拌し、ロータリーエバポレーターで乾燥するまで濃縮する。残留物をジオキサン中で微少量の25%のアンモニア水溶液の添加下に溶解し、再び真空中で体積の半分になるまで蒸発濃縮する。25%のアンモニア水溶液の再度の添加後に、生成された沈殿物をD3ガラスフリットを介して濾別し、2回25%のアンモニア水溶液でさらに洗浄し、2回水でさらに洗浄する。粉末状の残留物を微細真空中で乾燥させる。
【0066】
収量:
暗赤色の固体3.72g(98%)
融点:
300℃を上廻る
【0067】
【外4】
Figure 2004506766
【0068】
5.N,N′−ビス(4−ブロム−2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,6,7,12−テトラクロル−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド
【0069】
【化21】
Figure 2004506766
【0070】
500mlの一口フラスコ中で、1,6,7,12−テトラクロルペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸二無水物10g(0.019mol)、4−ブロム−2,6−ジイソプロピルアニリン24.16g(0.094mol)およびプロピオン酸250mlをアルゴン雰囲気下に17時間還流させながら加熱し、引続き室温への冷却後に、生成された固体をD3ガラスフリットを介して濾別する。残留物を少量ずつ水/メタノール1 l(1/3)で洗浄し、一晩に亘って真空乾燥箱中で75℃で乾燥させる。
【0071】
収量:
帯橙赤色の固体15.4g(80.53%)
融点:
300℃を上廻る。
【0072】
【外5】
Figure 2004506766
【0073】
6.N,N′−ビス(4−ブロム−2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,6,7,12−テトラ−[4−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ]ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド
【0074】
【化22】
Figure 2004506766
【0075】
N,N′−ビス(4−ブロム−2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,6,7,12−テトラクロル−3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸ジイミド5g(0.005mol)(5)、4−ヒドロキシフェニルエタノール6.91g(0.050mol)およびKCO3.45g(0.025mol)をNMP250ml中で12時間アルゴン雰囲気下に90℃で攪拌する。DC(流展剤:CHCl/アセトン1:1)を用いての制御後、反応混合物を水0.5部とメタノール4部と濃塩酸0.2部とからなる混合物1 l上に注入し、2時間攪拌し、引続きD4ガラスフリットを介して濾過する。得られた固体を真空中で60℃で乾燥させ、引続きシリカゲルで1:1の比のCHCl/アセトンを用いてクロマトグラフィーにより精製する。
【0076】
収量:
暗赤色の粉末状固体4.38g(62%)
融点:
300℃を上廻る。
【0077】
【外6】
Figure 2004506766
【0078】
7.N,N′−ビス[4−(ブチン−1−オール)−2,6−ジイソプロピルフェニル]−1,6,7,12−テトラ−[4−(4−ヒドロキシエチル)フェノキシ]ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド
【0079】
【化23】
Figure 2004506766
【0080】
アルゴン雰囲気下でTHFおよびピペリジンそれぞれ44mlを500mlの振動フラスコ中で混合する。アルゴン対向流中で、N,N′−ビス(4−ブロム−2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,6,7,12−テトラ−[4−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ]ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド3.00g(2.12mol)(6)、Pd(PPh3)40.195g(0.169mmol)およびヨウ化銅(I)0.040g(0.212mmol)を添加する。フラスコを隔壁で密閉し、その後に注射器でブチノール0.594g(8.48mmol)を添加し、反応混合物を50℃で加熱する。24時間後、温度を80℃に上昇させる。更に、24時間の反応時間後、氷と濃塩酸(3:1)とからなる混合物上に注入し、約1時間攪拌する。沈殿した生成物をD3ガラスフリットを介して吸収し、微細真空中で乾燥させ、CHCl/エタノール(90:10)を用いてシリカゲルでクロマトグラフィー処理する。
【0081】
収量:
暗赤色の粉末状固体2.3g(78%)
融点:
300℃を上廻る。
【0082】
【外7】
Figure 2004506766
【0083】
8.N,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,6,7,12−テトラ−[4−(エチル−2−(2−ブロムイソ酪酸アミド)フェノキシ]ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド
【0084】
【化24】
Figure 2004506766
【0085】
N,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,6,7,12−テトラ−[4−(2−アミノエチル)フェノキシ]ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド3.12g(0.0025mol)(4)およびトリエチルアミン0.3g(0.003mol)を、内部温度計を備えた500mlの三口フラスコ中で無水CHCl200mlに溶解し、アルゴン雰囲気下に置き、氷−食塩浴中で0℃に冷却する。引続き、2−ブロムイソ酪酸ブロミド7.4g(0.032mol)を滴下漏斗を介して徐々に滴加し、したがって温度は上昇しない。2時間の反応時間後(DCによる制御)、生成された沈殿物(トリエチルアンモニウムブロミド)を濾別し、濾液を2回希薄な塩酸水溶液で洗浄し、2回希薄な炭酸ナトリウム水溶液で洗浄する。有機相を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶剤を真空中で除去する。生成物をシリカゲルで溶離液としてのCHClを用いてクロマトグラフィー処理する。
【0086】
収量:
暗赤色の固体4.2g(91.2%)
融点:
300℃を上廻る。
【0087】
【外8】
Figure 2004506766
【0088】
9.N,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,6,7,12−テトラ−[4−(エチル−2−(2−ブロムイソ酪酸エステル)フェノキシ]ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド
【0089】
【化25】
Figure 2004506766
【0090】
N,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,6,7,12−テトラ−[4−(4−ヒドロキシエチル)フェノキシ]ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド5g(3.98mmol)(2)を2−ブロムイソ酪酸ブロミド7.32g(0.031mol)と、トリエチルアミン0.3g(0.003mol)の添加下に8.と同様にして反応させる。
【0091】
収量:
暗赤色の固体6.8g(93%)
融点:
300℃を上廻る。
【0092】
【外9】
Figure 2004506766
【0093】
10.N,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,7−ジ−[4−(2−(N−ブトキシカルボニル)アミノエチル)フェノキシ]ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド
【0094】
【化26】
Figure 2004506766
【0095】
3.と同様に、N,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,7−ジブロム−3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸ジイミド6g(6.9mmol)、BOC保護されたチラミン5.545g(23.4mmol)およびNMP250ml中のKCO2.42g(17.5mmol)を反応させる。
【0096】
収量:
明らかな固体蛍光を有する橙色の固体4.5g(55.25)
融点:
284〜285℃(分解)。
【0097】
【外10】
Figure 2004506766
【0098】
11.N,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,7−ジ−[4−(2−アミノエチル)フェノキシ]ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド
【0099】
【化27】
Figure 2004506766
【0100】
4.と同様に、N,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,7−ジ−[4−(2−(N−ブトキシカルボニル)アミノエチル)フェノキシ]ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド5g(4.2mmol)をトリフルオル酢酸50mlとCHCl50ml中で反応させる。
【0101】
収量:
明らかな固体蛍光を有する橙色の固体4.03g(97%)
融点:
291〜293℃。
【0102】
【外11】
Figure 2004506766
【0103】
12.N,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,7−ジ−[4−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ]ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド
【0104】
【化28】
Figure 2004506766
【0105】
2.とN,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,7−ジブロムペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド5g(5.7mmol)を4−ヒドロキシフェニルアルコール3.18g(0.023mol)と反応させる。
【0106】
収量:
明らかな固体蛍光を有する橙色の固体3.42g(61%)
融点:
291〜293℃。
【0107】
【外12】
Figure 2004506766
【0108】
13.第三アミルカプロラクトン
【0109】
【化29】
Figure 2004506766
【0110】
2 lのフラスコ中にCH2Cl2 1 l、触媒としてのトリフルオルメタンスルホン酸10.5g(0.0715mol)およびm−クロルペルオキシ安息香酸212.6g(60%で=1.45mol)を装入する。この混合物を冷却浴中で0℃に冷却し、4−第三アミルシクロヘキサノン120g(0.7mol)を強力に攪拌しながら急速に滴加し、この場合温度は、20℃を超えてはならなかった。添加の終結後、なお30分間、冷却浴なしにさらに攪拌する。引続き、固体の残留物(4−クロル安息香酸)をガラスフリットを介して濾別する。濾液を最初に5%の炭酸水素ナトリウム水溶液1 lで洗浄し、次に飽和された塩化ナトリウム水溶液で洗浄する。ジクロルメタンをロータリーエバポレーターで留去し、黄色の油状残留物を微細真空中で乾燥させる。生成物を、水の痕跡を厳格に除去するために、一晩に亘って100℃で水素化カルシウムと一緒に攪拌し、引続き25cmのヴィグロウカラムを介して蒸留する。
【0111】
収量:
白色の固体
125.1g(97%)(蒸留後93.8g(86%))
融点:
42〜45℃
沸点:
110℃(2*10−3ミリバール)。
【0112】
【外13】
Figure 2004506766
【0113】
14.重合
ポリマーのUV/VISスペクトルおよび蛍光スペクトルをそれぞれ+/−2nmの偏差を有する相応する着色剤のスペクトルと比較する。それぞれ類縁のポリマーのスペクトルは、単にH−NMRデータに反映される積分数とは区別される。ポリマーの収率は、例外なく95〜98%の間にある。
【0114】
14.1 ポリラクチドの開環リビング重合のための一般的な作業規定
実施例の規定:
開始剤着色剤分子225mg(0.20mmol)およびL,L−ジラクチド1.44g(0.02mol)をグローブボックス中で振動管中に計量供給する。この振動管を隔壁で閉じ、グローブボックスから排出し、アルゴン雰囲気下で油浴中で90℃に加熱する。全部のモノマーが溶融した際に、錫(II)−(2−エチル)ヘキサノエート6.4mg(0.016mmol)を触媒としての無水トルオール中の1%の溶液の形で噴射供給する。触媒の量は、OH基のモル量の1/50に相当する。温度を110℃に上昇させ、混合物を48時間攪拌する。次に、固体のポリマーをCHClに溶解し、滴加することによって撹拌下にメタノール中で沈殿させ、この場合ポリマー1aは、赤色の粉末として定量的収率で得ることができ、引続きこれは、微細真空中で乾燥される。
【0115】
同様に、1b、1cおよび2a〜2cを得ることができるが、しかし、この場合には、開始剤およびモノマーの表中に記載された量が使用される。
【0116】
【外14】
Figure 2004506766
【0117】
14.1.1PLLA1a〜1c
【0118】
【化30】
Figure 2004506766
【0119】
特性決定:
【0120】
【表1】
Figure 2004506766
【0121】
1 H−NMRスペクトルから測定した、300MHz、CCl
2 UV/VISスペクトルから測定した、クロロホルム、
ε=4.96*10 1/mol*cm
3 GPC−エルグラム(Elugramme)から測定した、溶離剤:THF、較正
曲線:ポリスチロール、30℃
4 MALDI−TOF質量スペクトルから測定した
5 DSC図から測定した、2つの加熱曲線、冷却曲線m−160℃、−300℃、加熱速度:10℃/分
6 TGA曲線から測定した、10℃/分、中央点
14.1.2PLLA2a〜2c
【0122】
【化31】
Figure 2004506766
【0123】
特性決定:
【0124】
【表2】
Figure 2004506766
【0125】
1 H−NMRスペクトルから測定した、300MHz、CCl
2 UV/VISスペクトルから測定した、クロロホルム、
ε=4.96*10 1/mol*cm
3 GPC−エルグラム(Elugramme)から測定した、溶離剤:THF、較正
曲線:ポリスチロール、30℃
4 MALDI−TOF質量スペクトルから測定した
5 DSC図から測定した、2つの加熱曲線、冷却曲線m−160℃、−300℃、加熱速度:10℃/分
6 TGA曲線から測定した、10℃/分、中央点
14.2.ポリカプロラクトンの開環リビング重合のための一般的な作業規定
実施例の規定:
モノマーε−カプロラクトンを12時間水素化カルシウム上で乾燥させ、蒸留し、N雰囲気下で貯蔵する。トルオールをカリウム上で乾燥させ、乾燥アルゴン雰囲気下で蒸留する。
【0126】
加熱された振動管中に、開始剤着色剤分子225mg(0.20mmol)を計量供給する。この振動管を隔壁で閉じ、アルゴン雰囲気下に置き、ε−カプロラクトン2.28g(0.02mol)を注射器を用いて隔壁上に噴射し、混合物を油浴中で90℃に加熱する。Sn(Oct)26.4mg(0.016mmol)を触媒としての無水トルオール中の1%の溶液の形で噴入させる。触媒の量は、OH基のモル量の1/50に相当する。温度を110℃に上昇させ、混合物を48時間攪拌する。次に、固体のポリマーをCHClに溶解し、滴加することによって撹拌下にMeOH中で沈殿させ、この場合には、ポリマー3aを赤色粉末として定量的収率で得ることができ、これを引続き微細真空中で乾燥させる。
【0127】
同様に、3b〜3dおよび4a〜4dを得ることができるが、しかし、この場合には、開始剤およびモノマーの表中に記載された量が使用される。
【0128】
【外15】
Figure 2004506766
【0129】
14.2.1PCL3a〜3d
【0130】
【化32】
Figure 2004506766
【0131】
特性決定:
【0132】
【表3】
Figure 2004506766
【0133】
14.2.2 PCL4a〜4d
【0134】
【化33】
Figure 2004506766
【0135】
特性決定:
【0136】
【表4】
Figure 2004506766
【0137】
1 H−NMRスペクトルから測定した、300MHz、CCl
2 UV/VISスペクトルから測定した、クロロホルム、
ε=4.96*10 1/mol*cm
3 GPC−エルグラム(Elugramme)から測定した、溶離剤:THF、較正
曲線:ポリスチロール、30℃
4 MALDI−TOF質量スペクトルから測定した
5 DSC図から測定した、2つの加熱曲線、冷却曲線−160℃、−300℃  、加熱速度:10℃/分
6 TGA曲線から測定した、10℃/分、中央点
14.2.3PACL5a〜5d
一般的な作業規定:カプロラクトン参照。
【0138】
後処理のために、反応混合物をメタノール上に注入し、約1時間攪拌する。生成された懸濁液を遠心分離し、溶剤を傾瀉し、残存するポリマーを微細真空中で乾燥させる。
【0139】
同様に、5a〜5dを得ることができるが、しかし、この場合には、開始剤およびモノマーの表中に記載された量が使用される。
【0140】
【外16】
Figure 2004506766
【0141】
【化34】
Figure 2004506766
【0142】
特性決定:
【0143】
【表5】
Figure 2004506766
【0144】
1 H−NMRスペクトルから測定した、300MHz、CCl
2 UV/VISスペクトルから測定した、クロロホルム、
ε=4.96*10 1/mol*cm
3 GPC−エルグラム(Elugramme)から測定した、溶離剤:THF、較正
曲線:ポリスチロール、30℃
4 MALDI−TOF質量スペクトルから測定した
5 DSC図から測定した、2つの加熱曲線、冷却曲線−160℃、−300℃  、加熱速度:10℃/分
6 TGA曲線から測定した、10℃/分、中央点
14.3原子移動ラジカル重合のための一般的な作業規定
十分に加熱され乾燥された振動管中に臭化銅(I)(CuBr)、2,2′−ビピリジン(Bpy)、モノマーおよび開始剤N,N′−ビス[4−(ブチン−1−オール)−2,6−ジイソプロピルフェニル]−1,6,7,12−テトラ−[4−(エチル−2−ブロムイソ酪酸アミド)フェノキシ]ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミドを計量供給し、隔膜で閉じる。[開始剤]:[CuBr]:[bpy]の比は、1:1:2である。無水トルオールを溶剤として添加することができる。
【0145】
反応混合物を”凍結、ポンプ輸送および融解”により脱ガスし、即ち、振動管の内容物を最初に液体窒素中に凍結乾燥させ、次に容器を圧力が1・10−3ミリバール未満になるまで真空に引き、引続き室温で再び融解させる。この作業周期をなお2回繰り返す。最後に、排気された振動管を油浴中で110℃に加熱し、反応混合物をこの温度で48時間攪拌する。引続き、生成されたポリマー6aをCHClに溶解し、この溶液を滴加することによって撹拌下にメタノール中で沈殿させる。微細な粉末をD4ガラスフリットを介して濾別し、微細真空中で乾燥させる。
【0146】
同様に、6b〜6cおよび7a〜7bを得ることができるが、しかし、この場合には、開始剤およびモノマーの表中に記載された量が使用される。
【0147】
【外17】
Figure 2004506766
【0148】
【化35】
Figure 2004506766
【0149】
特性決定:
【0150】
【表6】
Figure 2004506766
【0151】
1 UV/VISスペクトルから測定した、クロロホルム、
ε=4.96*10 1/mol*cm
2 GPC−エルグラム(Elugramme)から測定した、溶離剤:THF、較正
曲線:ポリスチロール、30℃
3 MALDI−TOF質量スペクトルから測定した
4 DSC図から測定した、2つの加熱曲線、冷却曲線−160℃、−300℃  、加熱速度:10℃/分
5 TGA曲線から測定した、10℃/分、中央点
14.3.2 PS7a〜7b
【0152】
【化36】
Figure 2004506766
【0153】
特性決定:
【0154】
【表7】
Figure 2004506766
【0155】
1 UV/VISスペクトルから測定した、クロロホルム、
ε=4.96*10 1/mol*cm
2 GPC−エルグラム(Elugramme)から測定した、溶離剤:THF、較正
曲線:ポリスチロール、30℃
3 MALDI−TOF質量スペクトルから測定した
4 DSC図から測定した、2つの加熱曲線、冷却曲線−160℃、−300℃  、加熱速度:10℃/分
5 TGA曲線から測定した、10℃/分、中央点
例2
星形蛍光ポリペプチドの製造
1.重合実験
乾燥管を備えた振動フラスコ中に無水DMF中の相応するα−アミノ酸−N−カルボキシ無水物(例えば、0.2g/ml)の溶液を入れる。使用されるα−アミノ酸−N−カルボキシ無水物、γ−ベンジル−L−グルタメート−N−カルボキシ無水物(Bn−Glu NCA)およびε−ベンジルオキシカルボニル−L−リシン−N−カルボキシ無水物(Z−LysNCA)を、Poche他, Syn. Commun. 29 (1999), 843に記載された方法により合成させる。次に、振動フラスコに無水DMF中の上記で得られた化合物N,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,6,7,12−テトラ−[4−(2−アミノエチル)フェノキシ]ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミドの溶液を添加し、反応混合物を室温で攪拌する。開始剤溶液の量は、星形ポリマーの望ましい腕の長さに依存し、この場合この腕の長さは、α−アミノ酸−N−カルボキシ無水物と開始剤N,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,6,7,12−テトラ[4−(2−アミノエチル)フェノキシ]ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミドとのモル比により制御された。5日後、この溶液を徐々にジエチルエーテルに対して20倍の(vol/vol)の過剰量で添加した。調製されたポリマーを濾別し、真空乾燥させた。
【0156】
【外18】
Figure 2004506766
【0157】
nは、腕1本当たりのモノマー単位の平均数を表わす。
【0158】
2.ポリ(γ−ベンジル−L−グルタメート)−星形ポリマー(I)およびポリ(ε−ベンジルオキシカルボニル−L−リシン)−星形ポリマーからの保護基の除去
HBrの4倍モル過剰量(AcOH中33質量%)をトリフルオル酢酸中の化合物Iまたは化合物IIの溶液に添加した。反応混合物を室温で1時間攪拌した。次に、ジエチルエーテルを添加し、調製されたポリマーを十分にジエチルエーテルで洗浄した。真空下での乾燥後、ポリ(L−グルタミン酸)−星形ポリマー(III)およびポリ(L−リシン)−星形ポリマー(IV)を定量的収率で得ることができた。
【0159】
【外19】
Figure 2004506766

【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による官能化されたペリレンテトラカルボン酸ジイミドを示す好ましい構造式。
【図2】第1アミン基で数回官能化されたペリレンテトラカルボン酸ジイミドを製造するための合成法を示す略図。
【図3】保護基を備えた星形ポリペプチドを製造するための合成を示す略図。
【図4】水溶液中でも蛍光性である水溶性の星形ポリペプチドの形成を示す略図。
【図5】染料開始剤へのポリペプチド鎖の配座のpH値依存性を示す略図。

Claims (21)

  1. 重合反応のための開始剤および/または反応成分としての式(I)
    Figure 2004506766
    〔式中、Rは、それぞれ無関係にアルキル基またはアリール基であり、これらの基は、非分枝鎖状または分枝鎖状であってもよく、置換されていなくとも置換されていてもよく、
    は、それぞれ無関係にH、ハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C15−アリール、C〜C15−アリールオキシであるかまたは場合によっては保護基または活性化基を備えている、ヒドロキシ、エーテル、エステル、ハロゲン、アミン、アミド、チオール、エチレン系不飽和二重結合、アセチレン系不飽和三重結合および/またはカルボン酸から選択された少なくとも1個の官能基Yを含有する1つの基であり、但し、少なくとも1個のRは、官能基Yを含有するものとする〕で示されるペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド化合物の使用。
  2. 式(I)のペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド化合物が500nmを上廻る放出波長の際に蛍光を有する、請求項1記載の使用。
  3. ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド化合物が基R1中に少なくとも1個の他の官能基Yを含有する、請求項1または2に記載の使用。
  4. Yが場合によっては保護基を備えた第1アミン基である、請求項1から3までのいずれか1項に記載の使用。
  5. が基
    Figure 2004506766
    であり、この場合
    Xは、OまたはSを表わし、
    は、請求項1に記載の意味を有する少なくとも1個の基Yを含有する基であり、
    は、C〜C−アルキルを表わし、nは、1〜5の整数であり、
    rは、0〜5の整数であり、但し、n+rは、5以下である、請求項1から4までのいずれか1項に記載の使用。
  6. が基
    Figure 2004506766
    であり、この場合
    mは、1〜30の整数であり、XおよびYは、請求項5記載の意味を有する、請求項5記載の使用。
  7. 少なくとも2個の官能基Yが基R中に含有されている、請求項1から6までのいずれか1項に記載の使用。
  8. 少なくとも4個の官能基Yが基R中に含有されている、請求項1から6までのいずれか1項に記載の使用。
  9. 少なくとも1個の基Rが芳香族基を含有する、請求項1から8までのいずれか1項に記載の使用。
  10. が基
    Figure 2004506766
    であり、この場合
    は、請求項5記載の意味を有し、Rは、C〜C−アルキルを表わし、pおよびqは、それぞれ0〜5の整数であり、但し、p+qは、5以下である、請求項9記載の使用。
  11. が基
    Figure 2004506766
    であり、この場合
    およびYは、請求項5の記載と同様の定義を有し、oは、1〜30の整数を表わす、請求項10記載の使用。
  12. 有色性ポリマーおよび/または蛍光性ポリマーにおいて、少なくとも1つのモノマーを式(I)
    Figure 2004506766
    〔式中、Rは、それぞれ無関係にアルキル基またはアリール基であり、これらの基は、非分枝鎖状または分枝鎖状であってもよく、置換されていなくとも置換されていてもよく、
    は、それぞれ無関係にH、ハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C15−アリール、C〜C15−アリールオキシであるかまたは場合によっては保護基または活性化基を備えている、ヒドロキシ、エーテル、エステル、ハロゲン、アミン、アミド、チオール、エチレン系不飽和二重結合、アセチレン系不飽和三重結合および/またはカルボン酸から選択された少なくとも1個の官能基Yを含有する1つの基であり、但し、少なくとも1個のRは、官能基Yを含有するものとする〕で示されるペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド化合物と反応させることによって形成されたものであり、この場合ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド化合物は、共有結合でポリマー中に導入されていることを特徴とする、有色性ポリマーおよび/または蛍光性ポリマー。
  13. 工業用プラスチックである、請求項12記載のポリマー。
  14. ポリスチレン、ポリメタクリレート、ポリアクリレート、シリコーンまたはこれらの組合せ物である、請求項12または13に記載のポリマー。
  15. 脂肪族ポリエステル、殊にポリラクチドまたはポリカプロラクタム、ポリペプチドまたはこれらの組合せ物である、請求項12記載のポリマー。
  16. 水溶性ポリマー鎖を含む、請求項12記載のポリマー。
  17. 水溶性ポリマー鎖がポリペプチドまたはポリアルキレンオキシドから選択されたものである、請求項16記載のポリマー。
  18. 蛍光ソラーコレクターにおいてか、レーザー着色剤として、温室用シートにおいてか、光学的使用および/または光電子的使用のためか、蛍光ラベルとしてか、または蛍光プローブとしての請求項12から17までのいずれか1項に記載の有色性ポリマーおよび/または蛍光性ポリマーの使用。
  19. 星形のポリペプチドにおいて、アミノ酸を式(I)
    Figure 2004506766
    〔式中、Rは、それぞれ無関係にアルキル基またはアリール基であり、これらの基は、非分枝鎖状または分枝鎖状であってもよく、置換されていなくとも置換されていてもよく、
    は、それぞれ無関係にH、ハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C15−アリール、C〜C15−アリールオキシであるかまたは場合によっては保護基または活性化基を備えている、ヒドロキシ、エーテル、エステル、ハロゲン、アミン、アミド、チオール、エチレン系不飽和二重結合、アセチレン系不飽和三重結合および/またはカルボン酸から選択された少なくとも1個の官能基Yを含有する1つの基であり、但し、少なくとも1個のRは、官能基Yを含有するものとする〕で示されるペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド化合物と反応させることによって形成されたものであり、水溶液中で蛍光性であることを特徴とする、星形のポリペプチド。
  20. 式(I)
    Figure 2004506766
    〔式中、Rは、少なくとも1個の芳香環を含有する基であり、
    は、それぞれ無関係にH、ハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C15−アリール、C〜C15−アリールオキシであるかまたは場合によっては保護基または活性化基を備えている、ヒドロキシ、エーテル、エステル、アミン、アミド、チオール、エチレン系不飽和二重結合、アセチレン系不飽和三重結合および/またはカルボン酸から選択された少なくとも1個の官能基Yを含有する1つの基であり、但し、少なくとも3個の官能基Yが化合物中に存在しているものとするものとする〕で示されるペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド化合物。
  21. 式(I)
    Figure 2004506766
    〔式中、Rは、それぞれ無関係にアルキル基またはアリール基であり、これらの基は、非分枝鎖状または分枝鎖状であってもよく、置換されていなくとも置換されていてもよく、この場合少なくとも1個のRは、ハロゲン、殊にBrを含有するものとし、
    は、それぞれ無関係にH、ハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C15−アリール、C〜C15−アリールオキシであるかまたは場合によっては保護基または活性化基を備えている、ヒドロキシ、エーテル、エステル、ハロゲン、アミン、アミド、チオール、エチレン系不飽和二重結合、アセチレン系不飽和三重結合および/またはカルボン酸から選択された少なくとも1個の官能基Yを含有する1つの基であり、但し、少なくとも1個のRは、官能基Yを含有するものとする〕を有する、請求項20記載の化合物の製造のため、または請求項1で使用された化合物を製造するための中間生成物として殊に使用することができる、ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド化合物。
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