JP2004504329A - 溶解度が混成されているホウ酸塩の防腐防虫剤 - Google Patents

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Abstract

溶解度の一層大きいホウ酸塩と溶解度の一層小さいホウ酸塩の組合せを使用することによって、低湿度環境と高湿度環境の両方において、昆虫及び真菌の攻撃に対して迅速な防腐防虫保護と長期に渡る防腐防虫保護とを与えるリグノセルロースベース複合材料用防腐防虫組成物。殺真菌殺虫が可能な量の、溶解度の一層大きいホウ酸塩と溶解度の一層小さいホウ酸塩とは、それらがリグノセルロースベース複合材料の中に含有される前か又は含有される間に組み合わされる。有用な溶解度の小さいホウ酸塩には、ホウ酸銅、ホウ酸亜鉛及びメタホウ酸バリウムが包含される。有用な溶解度の大きいホウ酸塩には、ホウ酸、酸化ホウ素、ホウ酸アンモニウム、及びアルカリ金属ホウ酸塩(例えば、ホウ酸ナトリウム)が包含される。(ホウ酸カルシウムを包含する)幾つかのアルカリ土類金属ホウ酸塩は、溶解度が中程度のホウ酸塩であり;使用される組合せに依って、溶解度の小さいホウ酸塩又は溶解度の大きいホウ酸塩のいずれかとして有効に使用される場合がある。

Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は、リグノセルロースベース(lignocellulosic−based)複合材料を防腐防虫すること(preservation)に関する。また、一層詳しく言えば、調合済み溶解度を持つホウ酸塩から成る防腐防虫剤の組合せ物(preservative combinations)を使用することによって、複合材料製品を昆虫及び真菌による攻撃から保護することに関する。
【0002】
(発明の背景)
世界中の、伐採して利用することのできる立ち木の種類、寸法及び品質が最近変化しているために、多くの構造的用途に使用するための伝統的硬質用材に代わって、リグノセルロース材料の複合材料が使用されている。これら複合材料の多くは、種々の用途に使用されており、木材腐朽性生物(例えば、真菌類及び昆虫類)に対する抵抗性が必要である。従って、このために、木材用防腐防虫剤で処理する必要がある。
硬質用材は伝統的に、防腐防虫剤薬品の溶液に浸漬されるか又はそれら溶液で加圧処理されている。しかし、複合材料の性質のために、複合材料が製造される間、その製品の中に防腐防虫剤を含ませることが可能となる。これによって、全製造コストが削減され;また、優れた製品であってその中の複合材料がその厚さ全体を通して一定の防腐防虫剤使用量を含有する該製品が生産される。
【0003】
ホウ酸塩類は、50年以上の間、広域木材用防腐防虫剤として使用されて来た。ホウ酸塩類の利点には、大抵の木材腐朽性生物(例えば、真菌類、シロアリ及び木食い甲虫類)に対する効き目が含まれる。ホウ酸塩類の、哺乳類に対する激しい毒性が小さいことと環境に対する影響が小さいこととを結びつけると、ホウ酸塩類が殺カビ性及び殺虫性を有する結果として、ホウ酸塩類は、大抵の構造的用途又は建設用途のために一層好まれる木材用防腐防虫剤と見なされてきた。ホウ酸、ホウ砂、八ホウ酸二ナトリウム四水和物[米国、ボラックス社(Borax Inc.)からのティム・ボル(Tim−Bor)(登録商標)工業用木材防腐防虫剤として市販されている]、及び一層最近のホウ酸亜鉛のようなホウ酸塩が、木材用防腐防虫剤としてかなり受け入れられている。ホウ酸、ホウ砂及び八ホウ酸二ナトリウムは通常、浸漬又は加圧処理によって硬質用材製品を処理するために使用される。しかし、これら防腐防虫剤は、水に容易に溶解し得、また、複合材料を用いた製品に使用されている多くの樹脂系と配合禁忌である(incompatible; 調剤できない)場合があり、結果として、得られる複合材料の内部接着強度に悪影響を及ぼし且つ機械強度が弱くなることになる。無水ホウ砂及びホウ酸亜鉛は、許容し得る内部接着強度を持つ複合材料を造るために、ある種の樹脂系(例えば、フェノールホルムアルデヒド樹脂)と一緒に比較的低い濃度で成功裏に使用されて来た。クヌーソン(Knudson)等の米国特許第4,879,083号明細書を参照。ホウ酸亜鉛の溶解度が本来低いために、実験室試験において、また、使用中に高湿度になる恐れのある環境において、諸活性成分の浸出及び損失が減少するという理由で、ホウ酸亜鉛はまた、とりわけ好まれる。クヌーソン等の、低溶解度ホウ酸塩(とりわけ、ホウ酸亜鉛)は、配向ストランドボード(oriented strand board)(OSB)、ウェーハボード(waferboard)、ファイバーボード(fiberboard)及びパーティクルボード(particleboard)等の木材複合材料を処理するために成功裏に使用されて来たものの、それらホウ酸塩は、それらの溶解度が低いことに関連する幾つかの特殊な問題を抱えている。例えば、それら低溶解度ホウ酸塩は、高湿度状態での実験室腐朽試験において又は浸出後の実験室腐朽試験においては非常に良好に作用するが、もしそれらの試験を、浸出を行わないで且つ一層低い相対周囲湿度(木材の含水率20〜30%)で行えば、制限量で真菌腐朽が生じることがある。
【0004】
本発明によって、木材腐朽性生物(例えば、真菌類及び昆虫類)による攻撃に対して抵抗性があり;優れた内部接着強度を有し、固有浸出量(inherent leaching)が小さく;更に、高含水率だけでなく低含水率でも、真菌類及び昆虫類による腐朽に対して迅速な効能と長期に渡る効能の両方を与える;木材及び他のリグノセルロース材料から造られた複合材料が提供される。
【0005】
発明の概要
本発明によると、殺真菌殺虫が可能な量の、溶解度の一層小さいホウ酸塩と溶解度の一層大きいホウ酸塩とを、組み合せてリグノセルロースベース複合材料の中に含有させ、そうすることによって、低湿度環境及び高湿度環境において昆虫及び真菌の攻撃に対する迅速な抵抗性と長期に渡る抵抗性とを有する複合材料が製造される。
【0006】
発明の詳細な記述
本発明の、溶解度が混成されているホウ酸塩製剤は、可変的に溶解し得る2種以上のホウ酸塩を、周知の方法で配合又は混合することによって調製することができる。通常、一層大きい割合の、溶解度の一層小さいホウ酸塩成分を、一層小さい割合の、溶解度の一層大きいホウ酸塩成分と組み合せて使用する。0.1:1程も小さいか又は9:1程も大きい[溶解度の一層小さいホウ酸塩成分]対[溶解度の一層大きいホウ酸塩成分]の重量比を用いれば、単一のホウ酸塩を使用する場合に比べて、改善されることがある。しかし、[小さい溶解度の成分]対[大きい溶解度の成分]の好ましい重量比は、約1:1〜3:1の範囲にある。
【0007】
2種以上の成分の混合を、リグノセルロース・マトリックス(母材)又は樹脂接着剤に添加する前に行う場合、その混合はバッチ法又は連続法を用いて行うことができる。適切な混合手段であれば如何なる手段[例えば、Vブレンダー、回転混合機、ジグザグ混合機(zig zag blender)、ピン混合機(pin blender)、パドル混合機(即ち、リボンブレンダー)、流動層混合機、円錐スクリュー混合機、又はエアフロー混合機]をも使用することができる。混成ホウ酸塩製剤は、単一の混合機を使用する工程の他に、溶解度の小さいホウ酸塩成分を溶解度の大きいホウ酸塩成分で被覆することによるか;又は、例えばパン造粒機(pan granulator)を使用して、溶解度の小さいホウ酸塩成分と溶解度の大きいホウ酸塩成分の両方を、結合剤(例えば、水)で密接に結合させて混合することによって;調製することができる。そのような被覆済み組合せ物又粒状化済み組合せ物は、運搬等の間、及び複合材料の中に含有させる前に、2つの成分が分離するのを防ぐのに有利である。また、それら組合せ物によって、生成物の分布が改善され、更に、複合材料内部での分離が減少する。
【0008】
本発明の方法で組み合わせて使用する、溶解度の小さいホウ酸塩及び溶解度の大きいホウ酸塩は、ホウ酸、酸化ホウ素、ホウ酸アンモニウム、又はアルカリ金属ホウ酸塩(例えば、ホウ酸ナトリウム類、ホウ砂五水和物、ホウ砂十水和物、五ホウ酸ナトリウム、八ホウ酸二ナトリウム、及びメタホウ酸ナトリウム)のような、溶解度の大きいホウ酸塩化合物のいずれか1種以上;並びに、遷移金属ホウ酸塩(例えば、ホウ酸銅、ホウ酸亜鉛)又はメタホウ酸バリウムのような、溶解度の小さいホウ酸塩化合物のいずれか1種以上;である場合がある。ホウ酸カルシウム、ホウ酸カルシウムマグネシウム、ホウ酸マグネシウム、及びホウ酸カルシウムナトリウムを包含する幾つかのアルカリ土類金属のホウ酸塩は、溶解度が中程度のホウ酸塩であり、溶解度の小さいホウ酸塩又は溶解度の大きいホウ酸塩として有効に使用することができ、これは使用する組合せによって決まる。例えば、溶解度が中程度のホウ酸塩(例えば、ホウ酸カルシウム)と、溶解度の大きいホウ酸塩(例えば、ホウ酸ナトリウム)とを含有する製剤は、本発明による効果的な、溶解度が混成されているホウ酸塩製剤を与え、また、そのような物は、低湿度環境で(例えば、室内の被覆材の中で)使用するのが好ましい。同様に、溶解度が中程度のホウ酸塩(例えば、ホウ酸カルシウム)と、溶解度の小さいホウ酸塩(例えば、ホウ酸亜鉛)とを含有する製剤は、効果的な、溶解度が混成されているホウ酸塩製剤を与え、また、そのような物は、高湿度になる恐れのある環境で(例えば、外部羽目板の中で)使用するのが好ましい。
【0009】
好ましいホウ酸ナトリウム類は、四ホウ酸ナトリウム、八ホウ酸ナトリウム及び五ホウ酸ナトリウムである。そのようなホウ酸ナトリウム類は、合成によって生成することができるか、又は天然に産出するホウ酸塩[例えば、天然ホウ砂(tincalconite)若しくはケルナイト(kernite)]である場合がある。
好ましいホウ酸亜鉛は、ZnO:B比が2:3であるポリ三ホウ酸亜鉛(zinc polytriborates)である。多くのポリ三ホウ酸塩が知られており、これら金属酸化物製剤は、[金属酸化物]対[酸化ホウ素]対[水]比を用いて記述することができる。適切なポリ三ホウ酸塩には、例えば、2:3:3.5のもの(ときには、4:6:7ポリ三ホウ酸塩と称される)、2:3:7のもの、及び2:3:7.5のもの(即ち、完全式がそれぞれ、2ZnO・3B・3.5HO、2ZnO・3B・7HO、及び2ZnO・3B・7.5HOであるもの)が包含される。他の適切な水和ホウ酸亜鉛には、3:5:14のもの、1:1:2のもの(ここに、2は精確には恐らく1.67である)、及び4:1:1のもの[即ち、完全式がそれぞれ、3ZnO・5B・14HO(不正確に、2ZnO・3B・9HOと表されることもある)、ZnO・B・xHO(式中、xは約1.67)(この化合物は典型的には、ZnO・B・2HO又は2ZnO・2B・3HOと表される)、及び4ZnO・B・HOであるもの]が包含される。そのようなホウ酸亜鉛は、合成によって生成される。
【0010】
適切なホウ酸銅には、既知の多くの化合物だけでなく、ホウ酸塩と銅の無定形混合物が包含される。例には、[Cu(NH]O・2B・6HO(キュプラミンボレート六水和物)が包含される。この化合物は典型的には、アンモニア性「ホウ酸銅」溶液(即ち、アンモニア溶液に溶解したホウ砂及び硫酸銅)を濃縮することによって得られる結晶の第1の析出群(crop)である。この化合物は、準安定性であり;溶液中に静置されているときに、他の銅とキュプラミンボレートとに分解する。既知の又は報告されている適切なホウ酸銅化合物には、4:1:5、3:2:3、2:1:1及び1:1:2のホウ酸銅(完全式は、4CuO・B・5HO、3CuO・2B・3HO、2CuO・B・HO及びCuO・B・2HO)の他に、混合された金属酸化物3NaO・2CuO・8B・17HOが包含される。そのような適切なホウ酸銅は合成によって生成される。
【0011】
好ましいホウ酸カルシウムは、CaO:Bの比が2:3であるポリ三ホウ酸カルシウム(calcium polytriborates)、及びCaO:Bの比が1:3である六ホウ酸カルシウムであり、最も好ましいものは、ポリ三ホウ酸カルシウムである。そのようなポリ三ホウ酸カルシウムは、合成によって生成することができることもあるし、又は天然に産出するホウ酸塩[例えば、インヨナイト(inyonite)、マイヤーホフェライト(meyerhofferite)及びコールマン石(colemanite)]であることもある。適切な六ホウ酸カルシウムの例には、ノブライト(nobleite)及びゴワライト(gowerite)が包含される。ホウ酸カルシウム・ナトリウム及びホウ酸カルシウム・マグネシウムには、プロバータイト(probertite)、ウレキサイト(ulexite; 曹灰硼鉱)及びハイドロボラサイト(hydroboracite)が包含される。
組み合わされた諸ホウ酸塩の粒径は、決定的に重要である訳ではないが、複合材料製品の全体に渡って容易に分散し得る大きさであることが望ましい。通常、約500μmもの大きい平均粒径及び約1μmもの小さい平均粒径を使用することができる。しかし、最も良好な結果を得るためには、粒径は約150μm〜約10μmの範囲にあるのが好ましい。また、混合されている2種のホウ酸塩は通常、類似の粒径を持って混合操作を助けることが有利である。
【0012】
複合材料に組み込まれている混合済みホウ酸塩製剤の有効量は、殺真菌殺虫が可能な量;即ち、木材製品及び類似のセルロースベース複合材料製品を壊す昆虫類並びに/又は真菌類(例えば、糸状菌及び腐朽菌)を抑制するか又は殺すのに十分な量である。厄介生物(pests; 昆虫類及び/又は真菌類)を抑制するために、該製剤は、複合材料製品に基づき約0.1〜約4重量%の範囲で使用する。使用量は、目標となる厄介生物、効能の所望寿命、及び沈澱暴露(precipitation exposure)の期待レベルによって決まる。腐朽菌とシロアリの両方に対する最適効能を得るためには、約0.5〜約2%の量を使用するのが好ましい。0.05重量%もの低い使用量によって、幾つかの腐朽生物に対する好ましい効果が得られることがある。
【0013】
混合済みホウ酸塩製剤の哺乳類に対する毒性は低く、環境に対するそれの影響は小さく、結果として、使用及び廃棄は比較的安全であると考えられている。それらホウ酸塩製剤は、比較的安価で、保管、取り扱い及び使用が容易な、殺真菌殺虫に有効な化合物である。更に、それらホウ酸塩製剤は、水に迅速に溶ける溶解度を有するものもあり、それによって、室内の被覆材等の用途における低湿度環境に晒されている複合材料に、迅速な殺真菌殺虫活性と継続的な殺真菌殺虫活性とが与えられるだけでなく、非常に長期間に渡る効能と、外部羽目板等の高湿度になる恐れのある環境の下での効能とを与える、一層徐々に放出される活性成分が蓄えられる。
【0014】
本発明のリグノセルロースベース複合材料は、周知の手順により、リグノセルロース材の諸小片(particles)を接着剤で一体化し、次いで、(通常、加熱し加圧して)該複合材料を形成することによって造られる。本発明の、溶解度が混成されているホウ酸塩製剤は、複合材料を形成する前に、諸リグノセルロース小片及び/又は接着剤に添加することによって、予備混合し組み入れることができる。もう1つの方法として、溶解度の一層大きいホウ酸塩及び溶解度の一層小さいホウ酸塩は、複合材料を造っている間、例えば、別々のホッパー(hoppers)及び供給装置から互いに別々に(例えば、順次又は同時に)導入して、現場で(in situ)混合された防腐防虫剤を形成することができる。複層の複合材料を造る場合、1つ以上の層の中に溶解度の大きいホウ酸塩を含有させ、別の1つ以上の層の中に溶解度の小さいホウ酸塩を含有させることによって、本発明のホウ酸塩の防腐防虫剤を導入することができる。溶解度の一層大きいホウ酸塩は1つの内層の中に含有させ、溶解度の一層小さいホウ酸塩は1つ以上の外層の中に含有させるのが好ましい。複層の複合材料の異なる層の中に、前記の2つの異なるホウ酸塩を含有させることによって、コア(core; 芯材)又は内層に1種類の樹脂又はリグノセルロース小片を使用し且つ外層中に異なる樹脂又は小片の系を使用する場合の、特殊な利点を与えることもできる。なぜなら、例えば、溶解度の大きいホウ酸塩を使用することによって悪影響を受ける樹脂系もあり、悪影響を受けない樹脂系もあるからである。
【0015】
リグノセルロースベース複合材料はセルロース系材料の小片から形成される。また、それら複合材料は、(通常、加熱され加圧下で)接着剤で結合されている。リグノセルロースベース複合材料を形成する方法は周知であって、それによって、パーティクルボード(particleboard)、配向ストランドボード(oriented strand board)(OSB)、ウェーハボード(waferboard)、ファイバーボード(fiberboard)(中密度及び高密度のファイバーボードを包含する)、平行ストランド木材(parallel strand lumber)(PSL)、集成ストランド木材(laminated strand lumber)(LSL)、単板積層木材(laminated veneer lumber)(LVL)、並びに類似製品を包含する多くの製品が得られた。適切なセルロース系材料の例には、木材、わら(稲わら、小麦わら及び大麦わらが包含される)、亜麻、麻並びにバガス(baggasse; さとうきびの搾り殻)が包含される。セルロース系材料の小片は、如何なる形態[例えば、チップ、薄片(flakes)、繊維、ストランド(strands)、ウェーハ、削りくず(shavings)、おがくず、わら、茎、及び亜麻、麻等の外皮の断片(shives)]であってもよい。
【0016】
複合材料を造る方法は周知であり、特定の手順は、セルロース系原材料と、複合材料の所望の種類とによって決まる。しかし、セルロース系材料は通常、適切な寸法の断片又は小片[これらは、完成紙料(furnish)と呼ばれることもある]に加工して、接着剤と混合し、次いで、結果として得られた混合物は、マット(mat)等の所望の形状に形成し、次いで、通常加圧下で加熱して、最終製品に形成する。このプロセスは、本質的に乾燥法と見なすことができる;即ち、(液状樹脂用キャリヤとして使用されることもある幾らかの水を除いて)諸材料のスラリーを形成するために水を全く添加しない。
【0017】
接着剤は好ましくは、加熱によって硬化し、諸セルロース系小片又は断片の間に強力な結合力を与え、次いで、高機械強度を持つ構造用複合材料を与える接着剤樹脂である。そのような熱硬化性接着剤樹脂は周知であり、それら樹脂にはホルムアルデヒドベース樹脂及びイソシアネートベース樹脂が包含される。フェノール・ホルムアルデヒド、フェノール・レゾルシノール・ホルムアルデヒド、ユリア・ホルムアルデヒド、メラミン・ユリア・ホルムアルデヒド、及びジフェニルメタンジイソシアネート(pMDI)が、現在使用されている適切な熱硬化性樹脂の例である。接着剤の好ましいレベルは典型的には、最終木材複合材料の約1.5重量%〜約15重量%の範囲であるが、一部の複合材料では0.5重量%程も低いか又は25重量%程も高いことがある。これは、完成紙料の粒径、並びに完成木材複合材料に必要な強度及び耐久性のような種々の制約条件によって決まる。例えば、構造用品質を持つOSB(配向ストランドボード)は典型的には、接着剤を約1.5重量%〜7重量%含有するようであるが;構造用品質を持つパーティクルボードは接着剤を15〜20重量%以下又はそれ以上必要とする場合があり;また、強度及び耐久性の必要条件が低い中密度ファイバーボード(MDF)[例えば、ペグボード(pegboard)]は1重量%未満を含有する。セルロースベース複合材料を保護するために、従来使用されて来た多くのホウ酸塩とは違って、本発明の混和ホウ酸塩製剤は、複合材料製品の接着剤又は機械強度に悪影響を及ぼすことなく、成功裏に使用することができる。本発明の混和溶解度を持つ防腐防虫剤のもう1つの用途は、木材繊維・プラスチック複合材料であってその中で木材が熱可塑性接着剤(例えば、高密度ポリエチレン、ポリプロプレン又はポリ塩化ビニル)と混合されている該複合材料の、表面に出ている領域においてである。この用途において、混和溶解度を持つ防腐防虫組成物は、最終木材複合材料の約30〜50重量%以下の熱可塑性接着剤レベルを含有する木材繊維・プラスチック複合材料の中に含有させることができる。
【0018】
混和ホウ酸塩製剤は、最終製品全体に分散させるやり方であれば如何なるやり方によっても、複合材料の中に含有させることができる。木材ベース複合材料の場合、最終複合材料を造るために、該製剤は、樹脂と混合する前に、木材小片(wood particles)、又は完成紙料(furnish)と混合することができるか;又は、該製剤は、樹脂若しくは木材・樹脂混合物に添加し、次いで、マット(mat)に形成して、加圧し加熱して硬化させることができる。混和ホウ酸塩製剤は、木材小片と該防腐防虫剤の間の接触を最大にするために、木材小片(例えば、チップ又はストランド)の上に均一に分配させ、次いで、樹脂を塗布して、木材の完成紙料を板又は継ぎ目なしベルト(コンベアベルト)の上に均一に広げて、マットを形成して加圧し、それの最終厚さにすることが好ましい。樹脂を硬化させ、最終の複合材料製品を形成するために加熱する。木材の完成紙料には、所望により、任意の量の添加剤[例えば、粗ろう(slack wax)又は流動剤(flow agent)]を含有されることができるが、それは不可欠なことではない。
【0019】
諸例
次の諸例は、本発明の新規な防腐防虫組成物及び方法を例示する。
例1
フェノール・ホルムアルデヒド(PF)樹脂の表面と、ジフェニルメタンジイソシアネート(pMDI)樹脂のコアとを有する木材複合材料の試料を造った。それら試料には、ホウ酸亜鉛2ZnO・3B・3.5HO(ZB)と、八ホウ酸二ナトリウム四水和物(DOT)の組合せを含有するものもあり、ZBのみを含有するものもあり、更に、木材用防腐防虫剤を全く含有しないものもあった。ZB/DOTの組合せの製剤は、ZB 60重量%及びDOT 40重量%を含有した。防腐防虫組成物は、木材複合材料の0.1重量%の使用量で、該木材複合材料に添加した。それら試料は、試験の前に、50mm×25mm×20mmに切断した。各々の処理組から全部で8個の試料を腐朽試験にかけた。
【0020】
各々の処理組からの全部で8個の試料は、EN113として知られている標準欧州腐朽試験プロトコルに従って試験を行った。それら試料は先ず、ビニール袋に入れて天秤で量り、次いで、単一培養腐朽試験を行う前に、60Co源を用いて2.0Mラドのレベルでγ線を放射し確実に滅菌した。
麦芽2.0%及び寒天2.0%の諸水溶液を調製し、次いで、120℃で30分間オートクレーブの中に入れた。これら溶液は、50℃℃〜80℃に冷却し、次いで、事前にオートクレーブで滅菌した動物ジャー(animal jars)であって、ジャー1個当り約100ml(寸法:高さ=7cm、直径=9cm)の該ジャーの中に注いだ。これらジャーは、1つの容器の中に置いて、温度制御された部屋で22℃(±2℃)に保持し、次いで、2日間観察した。それらジャーが確実に汚染しないようにした後、イドタケ(Coniophora puteana)(褐色腐敗−Basidimycotina)の成熟培養液(mature culture)を接種した。それら接種済みジャーは、菌糸体が固体寒天基質の2/3〜9/10を覆うまで、22℃(±2℃)で培養した。
【0021】
全ての試料は、寒天との接触及びウォータロギング(water logging; 水浸しになること)を防ぐために、滅菌済みプラスチック網の上に置いた。次いで、それらγ線照射済み木材複合材料は、真菌培養液の上に置いた。それらジャーの蓋は、換気ができるように、ゆるく回して締めた。それら試料を培養液に導いた後、動物ジャーは再び、22℃(±2℃)で12週間培養した。次いで、それら複合材料は、80℃で一晩中、オーブン乾燥を行い、次いで、真菌による腐朽から生じる減量(%)を決定するために秤量した。
腐朽の結果は表1に示し、真菌による腐朽にさらして12週間後の、それら木材複合材料試料の平均減量(%)として示す。
【0022】
Figure 2004504329
【0023】
例2
カビの生育に対する、本発明の、混和溶解度を持つ防腐防虫剤の有効性については、ポプラ(aspen)の配向ストランドボード(OSB)の諸試料で試験を行った。2種類のOSB配合物について評価した。1つの種類は、pMDI樹脂を6%使用して接着した。他の種類は、表面にPF樹脂を用い、コアにpMDI樹脂を用いて接着した。それらOSB試料は、混和溶解度を持つホウ酸塩の防腐防虫製剤若しくは溶解度の小さいホウ酸塩のみを含有するか、又は対照試料の場合は、防腐防虫剤を全く含有しなかった。全ての場合、溶解度の小さいホウ酸塩は、ホウ酸亜鉛2:3:3.5であった。2種の異なる、溶解度の大きいホウ酸塩[即ち、八ホウ酸二ナトリウム四水和物(DOT)、及び無水ホウ酸(ABA)としても知られている酸化ホウ素(B)]について試験を行った。混和溶解度を持つ試料における[溶解度の小さいホウ酸塩]対[溶解度の大きいホウ酸塩]の重量比は、80/20又は60/40であった。諸OSB試料中における防腐防虫剤の、2つの異なる目標使用量(即ち、0.18重量%及び0.88重量%)について試験を行った。
【0024】
カビ暴露試験は、「ASTM:D−3273−94手順」の修正版を用いて実施した。諸OSB試料のカビへの暴露は、597mm×311mm×413mmのプラスチック容器であって、それら試料の上に凝縮液が滴り落ちるのを防ぐために、該プラスチック容器の側面を傾けて45の屋根角度が与えられており且つ水が2〜3インチ満たされている該容器から成る実験槽の中で行った。水は、サーモスタット制御の加熱用コイルを用いて、32.5℃(±1℃)まで加熱した。292mm×394mm×133mmのプラスチック鉢には、カビの接種材料源を与えるために、頂部から3インチ以内まで、鉢植え用土と屋外から集めた非滅菌土の混合物を充填した。そのプラスチック鉢は、該プラスチック容器の中に浮かべた。諸ボードは、接種材料源の上のプラスチック網の上に置いた。それらブロックは、1週間の間隔でひっくり返した。試験は4週間行った。
【0025】
4週間の間カビに暴露した後、諸試料の目視検査を行い、0〜4の段階でカビ形成を採点評価した。ここに、0は、カビの形成が皆無であること(即ち、完全に制御されたこと)を示し、4は、試料がカビで完全に覆われていること又は試料の一面にカビが生えていることを示す。これらの結果を表2に示す。ホウ酸塩の使用量(即ち、0.18%対0.88%)は、効果が有意であり、予想通り、使用量が大きい程、制御は一層良好であった。[溶解度の大きいホウ酸塩]対[溶解度の小さいホウ酸塩]の比に関し、可溶性ホウ酸塩40%(即ち、ホウ酸亜鉛60%)を含有する試料は、可溶性ホウ酸塩0%(即ち、ホウ酸亜鉛100%)を含有する試料に比べて、平均で著しく改善された。更に、諸OSBボード試料の表面におけるカビ成長は、該試料の端部におけるカビ成長に比べて、著しく激しかった。
【0026】
Figure 2004504329
【0027】
例3
例2に似たもう1つのカビ試験を行った。諸試験試料は、使用量6%のpMDI樹脂で接着した、ポプラのOSBから成った。それらOSB試料は、撥水剤として役立つ、ボーデン(Borden)製の「疎水性樹脂1%のEW−58S」で処理した。防腐防虫剤で処理したOSB試料は、ホウ酸亜鉛のみ、又はホウ酸亜鉛とDOTの混合物を、重量比60/40で含有した。それらOSB試料中における防腐防虫剤の目標使用量は、0.05重量%、0.10重量%及び0.2重量%であった。それらOSB試験試料は、カビ試験で使用するために、76mm×102mmのパネルに切断した。カビに暴露する試験は、水を30.5℃(±1℃)まで加熱したことを除き、例2で記述した方法と本質的に同様の方法を使用して実施した。人工気候室内の相対湿度は、モニタリングして、平均温度27〜30℃で95〜99%に維持した。
4週間カビ暴露した後、それら試料は、目視検査を行い、例2のように、0〜4の段階でカビの成長に対して採点評価した。これらの結果は表3に示す。これらの結果から、ホウ酸亜鉛100%を含有し且つ溶解度の大きいホウ酸塩を全く含有しない諸試料と比べて、DOT 40重量%(ホウ酸亜鉛60%)の混合物を含有する諸試料は、カビ成長を一貫して一層良好に抑制することが分かる。
【0028】
Figure 2004504329
【0029】
例4
溶解度が混成されているホウ酸塩の防腐防虫剤の、シロアリに対する効能は、(表面とコアの両方において)pMDI 100%で接着されたか、又は、表面はフェノール・ホルムアルデヒド(PF)で接着され且つコアはpMDIで接着された、ポプラ(aspen)のウェーハボードを使用した研究によって調べた。それらボードは、表4に記述した諸製剤(混合物)を利用した防腐防虫剤0.88%を目標使用量にして造った。混合機中で防腐防虫製剤をポプラのウェーハと混合し、次いで、接着剤を添加することによって、諸ホウ酸塩を該ボードの中に含有させ;次いで、ハワイ州ヒロ(Hilo)の現場試験場において、ワックス塗布済み複合材料ボードの諸試料を、地下性台湾シロアリ[家シロアリシラキ(Coptotermes formosanus Shiraki)]にさらした。それら試料は、「飼料供給材(feeder)」としての未処理ポプラの複数の杭と一緒に、厚さ約10cmの中空コンクリートブロックの上に水平に配列する。前記の未処理飼料供給材の杭は、諸試験試料を取り囲むことの他に、それら試験試料に対するシロアリの攻撃圧力(pressure)を高めるために、地面に打ち込む。次いで、それら集合体には、木箱をかぶせて、雨が直接接触するのを防ぐ。この試験は、シロアリ感受性が非常に高い木材種(ポプラ)を用いて行った過酷試験形態である。
【0030】
3ヶ月、9ヶ月及び15ヶ月の間暴露した後、それらボードは、目視によって0〜10の段階で採点評価した。10の評点は、試料が好ましい状態にあることを示し、また、0の評点は、試料が本質的に壊れたことを意味する。各々の数値は、10個の別々の試料(繰返し10)の検査からの平均評点から成る。
結果は表4にまとめる。PF/pMDI樹脂系で造った諸ボードにおいて、80/20及び60/40の混和溶解度を持つ防腐防虫剤混合物は、この過酷なシロアリ促進試験で9ヶ月及び15ヶ月の間暴露した後は、溶解度の小さい防腐防虫剤のみ(ZB 100%)よりも効能が優れていた。
【0031】
Figure 2004504329
【0032】
本発明の種々の置き換え及び部分的修正を行うことは可能であり、そのような変形が本発明の趣旨を包含する限り、それら変形は特許請求の範囲内に含まれるものとする。

Claims (22)

  1. 溶解度の一層大きいホウ酸塩と溶解度の一層小さいホウ酸塩とを含有する、リグノセルロースベース複合材料用防腐防虫組成物。
  2. 溶解度の一層大きいホウ酸塩が、ホウ酸、酸化ホウ素、ホウ酸アンモニウム、及びアルカリ金属ホウ酸塩から成る群から選ばれている、請求項1に記載の防腐防虫組成物。
  3. アルカリ金属ホウ酸塩が、ホウ砂五水和物、ホウ砂十水和物、五ホウ酸ナトリウム、八ホウ酸二ナトリウム、及びメタホウ酸ナトリウムから成る群から選ばれている、請求項2に記載の防腐防虫組成物。
  4. 溶解度の一層小さいホウ酸塩が、ホウ酸銅、ホウ酸亜鉛、及びメタホウ酸バリウムから成る群から選ばれる低溶解度ホウ酸塩である、請求項2に記載の防腐防虫組成物。
  5. 溶解度の一層小さいホウ酸塩が、ホウ酸カルシウム、ホウ酸マグネシウム、ホウ酸カルシウムマグネシウム、及びホウ酸カルシウムナトリウムから成る群から選ばれる、溶解度が中程度であるホウ酸塩である、請求項2に記載の防腐防虫組成物。
  6. 溶解度の一層小さいホウ酸塩が、ホウ酸銅、ホウ酸亜鉛、及びメタホウ酸バリウムから成る群から選ばれている、請求項1に記載の防腐防虫組成物。
  7. 溶解度の一層大きいホウ酸塩が、ホウ酸カルシウム、ホウ酸マグネシウム、ホウ酸カルシウムマグネシウム、及びホウ酸カルシウムナトリウムから成る群から選ばれる、溶解度が中程度であるホウ酸塩である、請求項6に記載の防腐防虫組成物。
  8. [溶解度の一層小さいホウ酸塩]対[溶解度の一層大きいホウ酸塩]の重量比が、約0.1:1〜約9:1の範囲にある、請求項1に記載の防腐防虫組成物。
  9. [溶解度の一層小さいホウ酸塩]対[溶解度の一層大きいホウ酸塩]の重量比が、約1:1〜約3:1の範囲にある、請求項8に記載の防腐防虫組成物。
  10. 昆虫及び真菌の攻撃に対して迅速な初期防腐防虫保護を与える第1のホウ酸塩と長期に渡る防腐防虫保護を与える第2のホウ酸塩とを含有する、リグノセルロースベース複合材料用防腐防虫組成物。
  11. リグノセルロースベース完成紙料と;樹脂結合剤と;迅速な初期防腐防虫保護を与える第1のホウ酸塩及び長期に渡る防腐防虫保護を与える第2のホウ酸塩を含有する防腐防虫組成物の、殺真菌殺虫が可能な量と;を含有する、昆虫及び真菌の攻撃に対する抵抗性を有するリグノセルロースベース複合材料。
  12. 第1のホウ酸塩が溶解度の一層大きいホウ酸塩であり、且つ、第2のホウ酸塩が溶解度の一層小さいホウ酸塩である、請求項11に記載のリグノセルロースベース複合材料。
  13. 防腐防虫組成物の重量%が、複合材料の少なくとも約0.05%である、請求項11に記載のリグノセルロースベース複合材料。
  14. 防腐防虫組成物の重量%が、複合材料の約0.1%〜約4%である、請求項11に記載のリグノセルロースベース複合材料。
  15. 防腐防虫組成物の重量%が、複合材料の約1%以下である、請求項14に記載のリグノセルロースベース複合材料。
  16. 殺真菌殺虫が可能な量の、溶解度の一層大きいホウ酸塩と溶解度の一層小さいホウ酸塩とを含有する、昆虫及び真菌の攻撃に対する抵抗性を有するリグノセルロースベース複合材料。
  17. 複合材料が複数の層を有し、且つ、溶解度の一層大きいホウ酸塩及び溶解度の一層小さいホウ酸塩が異なる層の中に含有されている、請求項16に記載のリグノセルロースベース複合材料。
  18. 昆虫及び真菌の攻撃からリグノセルロースベース複合材料を保護する方法において、溶解度の一層大きいホウ酸塩と溶解度の一層小さいホウ酸塩とを含有する防腐防虫組成物の、殺真菌殺虫が可能な量を、該複合材料の中に含有させる段階を含む、上記保護方法。
  19. 昆虫及び真菌の攻撃から、複数の層を有するリグノセルロースベース複合材料を保護する方法において、内層の中に第1のホウ酸塩を含有させ、少なくとも1つの外層の中に第2のホウ酸塩を含有させる段階を含む、上記保護方法。
  20. 第1のホウ酸塩が溶解度の一層大きいホウ酸塩であり、且つ、第2のホウ酸塩が溶解度の一層小さいホウ酸塩である、請求項19に記載の方法。
  21. 昆虫及び真菌の攻撃に対して抵抗性のあるリグノセルロースベース複合材料を形成する方法において、改善点が、溶解度の一層大きいホウ酸塩と溶解度の一層小さいホウ酸塩とを含有する防腐防虫組成物の、殺真菌殺虫が可能な量を含有させる段階を含む、上記形成方法。
  22. リグノセルロースベース完成紙料と;熱可塑性結合剤と;請求項1に記載の組成物の、殺真菌殺虫が可能な量と;を含有する複合材料ボード。
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