JP2004503522A - アミドまたはエステルの製造法 - Google Patents

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Abstract

本発明には、アミドまたはエステルをカルボン酸およびアミン成分またはアルコール成分から1,3,5−トリアジンの存在下ならびに場合によっては有機溶剤および第3アミンの存在下に製造する方法の特許の保護が請求されており、この場合には、第3アミンとして(二)環式ジアミンまたはこれからトリアジン成分と一緒になって形成された付加物は、トリアジン成分に対して好ましい化学量論的割合の0.30〜1.10で使用され;カルボン酸とアミン成分またはアルコール成分との化学量論的割合は、0.2〜5.0であり、カルボン酸とトリアジン成分とのモル比は、0.5〜1.5である。カルボン酸成分としては、アミノ酸、例えばN保護されたアミノ酸およびペプチドがこれに該当し、アミン成分としては、(C保護された)アミノ酸またはC保護されたペプチドがこれに該当する。好ましい1,3,5−トリアジンとしては、2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン(CDMT)が使用され、環式ジアミンとしては、N,N′−ジメチル−1,4−ピペラジンが使用される。また、−80〜+150℃の温度の場合に有機溶剤の存在下で実施されうる前記方法と共に本発明には、(二)環式ジアミンと1,3,5−トリアジンとからなる付加物の特許の保護が請求されている。本発明による方法によれば、公知技術水準と比較して、短い反応時間で高い収率が達成され、第3アミン塩基の明らかに少ない廃棄物量が生じる。

Description

【0001】
本発明の対象は、アミドまたはエステルの製造法である。
【0002】
一般に確立され刊行物に詳細に記載された、アミドまたはエステルを製造するための方法は、カップリング試薬としての1,3,5−トリアジンを少なくとも1当量使用しながらカルボン酸とアミンまたはアルコールとをカップリングして望ましいアミドまたはエステルに変えることである[Z.J. Kaminski, Tetrahedron Lett. 1985, 26, 2901−2904; Z.J. Kaminski, Synthesis 1987, 917−920; L. Alig et. al., EP 0381033, 1990; P.A. Hipskind et. al., J. Org. Chem. 1995, 60, 7033−7036; E.C. Taylor et. al., J. Org. Chem. 1996, 61, 1261−1266]。この場合、2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン(CDMT)は、最も効率の高いトリアジン成分であることが判明した。付加的に、この方法の場合には、第3アミンの形での塩基の化学量論的量(少なくとも1当量)の存在が必要とされ、その際には、殆んど専らN−メチルモルホリンが使用される。
【0003】
これに関連して、”当量”の概念は、定義によれば、アミド生成物の理論的収量の計算に関連して使用される成分のモル含分に対する当該の大きさ(例えば、1,3,5−トリアジンまたは第3アミン)のモル量であるか、またはアミド生成物の理論的収量の計算に関連する成分が多数の反応性官能基を含む場合(例えば、ジカルボン酸の場合)には、反応性官能基のモル量である。
【0004】
上記方法は、良好な収量ないし極めて良好な収量で望ましい生成物を生じ、また既に多数の多種多様な使用について成果を収めたことが記載された。即ち、なかんずく、この方法では、製薬学的に重要なアミド、殊にペプチドおよびエステルを得ることができる。カルボン酸としては、ペプチド合成のために、N−保護されたアミノ酸またはC末端ペプチドを使用することができ、アミンとしては、典型的にはカルボキシル保護されたアミノ酸またはN末端ペプチドが使用される。
【0005】
このようなカルボン酸またはアミンのカップリングは、ペプチドの工業的に特に重要な結合種を生じ、そのためにこのカップリング方法は、広く知られており、商業的に高度な重要性を有している。また、1,3,5−トリアジンおよび第3アミンの代わりに、これら2つの成分からの相応する付加物を使用することができる[M. Kunishima et. al., Tetrahedron 1999, 55, 13159−13170]が、しかし、このことは、付加的な分離工程を必要とする。
【0006】
しかし、前記方法は、多様に証明された使用にも拘わらず、アミド合成およびペプチド合成またはエステル合成の範囲内で幾つかの重大な欠点を有している: 即ち、通常使用される塩基のN−メチルモルホリンは、比較的高い分子量を有し、相応して大量の廃棄物量をまねく。従って、低い分子量を有する第3アミンの使用は、原子の経済性の理由ならびに生態学的な視点から、とりわけそれによって本質的に減少された廃棄物量のために工業的使用の際に望ましいものであろう。しかし、残念なことに、これまで低い分子量の塩基を用いての全ての試験は、成果を収めないままである。
【0007】
これまでの方法のもう1つの欠点は、後処理段階に見出すことができる:実際に、第3アミンから形成された塩酸塩は、主に水中で溶解するが、しかし、有機溶剤中での顕著な溶解性も有している。この有機溶剤中での顕著な溶解性は、実際に第2のイオン電荷を第3アミン分子中に、例えば二塩酸塩を形成させながら導入することにより、減少させることができるが;しかし、これは、第2の塩基官能基の存在を必要とし、この場合この第2の塩基官能基は、その側で振盪の際に酸性溶液中でプロトン化させることができる。しかし、他の塩基官能基の導入は、塩基の分子量を増大させ、このことは、再び既に記載された廃棄物量および原子の経済性の負荷をまねく。
【0008】
また、90%未満の値でしばしば工業的な処理には不適当である収量も改善することが望ましい。
【0009】
従って、アミドまたはエステルをカルボン酸およびアミン成分またはアルコール成分から1,3,5−トリアジンならびに第3アミンの存在下および場合によっては有機溶剤の存在下に製造する方法を開発し、その際付加的な第3アミンは、使用される1,3,5−トリアジン1モル当たりできるだけ低い分子量のみを有するという課題が課された。使用される第3アミンの全質量は、殊にこれまで殆んど専ら使用されていたN−メチルモルホリンの全質量を著しく下廻り、塩基は、2個の塩基官能基を含有するはずである。更に、新規のカップリング系を用いてよりいっそう短い反応時間で高い収量を達成することができるはずである。
【0010】
この課題は、第3アミンとして一般式I
【0011】
【化9】
Figure 2004503522
【0012】
で示される(二)環式ジアミンまたはこれから一般式II
【0013】
【化10】
Figure 2004503522
【0014】
〔上記式中、RおよびRは、それぞれCHを表わすかまたは一緒になって−(CH−橋を表わし、R〜R12は、互いに独立に=H、場合によっては1個以上のC1〜10−アルキル基で置換されたC1〜10−アルキル、C〜C10−アルコキシ、殊にメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、フェノキシまたはアリール、殊にC5〜30−アリールを表わし、2Xは、電荷平衡のための1個以上の陰イオン、有利にハロゲン化物イオン、例えばCl、Br、IもしくはHSO 、スルフェート陰イオン、有機カルボキシレート陰イオン、例えば酢酸陰イオン、プロピオン酸陰イオンまたは安息香酸陰イオンを表わす〕で示される、トリアジン成分と一緒になって形成された付加物、または化合物Iおよび/またはIIの任意の混合物を使用する方法で解決される。
【0015】
この方法の場合には、意外なことに、1,3,5−トリアジンと一緒になってそれぞれ第3アミノ基を有する本発明にとって本質的な(二)環式ジアミンの使用は優れたカップリング系として作用させ、極めて良好ないし一般に80%を上廻る定量的な収率でアミドまたはエステルを生じる。この場合、望ましい生成物は、公知技術水準から公知の形成速度を著しく凌駕する高い形成速度で得ることができる。この場合には、意外なことに、本発明にとって本質的な(二)環式ジアミン成分は、化学量論的不足量で使用することもできる。(二)環式ジアミンを単に0.5当量使用する場合であっても、反応は、なお著しく効果的に進行する。
【0016】
また、極めて意外なことに、(二)環式ジアミンの二官能性のために多数の可能なジアミン−トリアジン付加物が異なる電荷および化学的性質を有する中間体として考えることができるとしても、反応は高い収率で順調に進行する。
【0017】
カルボン酸の選択は、モノカルボン酸に限定されるのではなく、むしろ全ての種類のカルボン酸を含む。即ち、反応は、有利にアミノ酸、例えばα−アミノ酸およびβ−アミノ酸、有利にエナンチオマー純粋のアミノ酸、N保護されたアミノ酸、少なくとも1個の遊離カルボキシル基を有するN保護されたペプチドならびに一般式R−COOH〔式中、Rは場合によっては1個以上のC1〜10−アルキル、C1〜17−アルキルおよびC3〜14−シクロアルキルで置換されたC6〜14−アリールである〕で示されるカルボン酸の使用の際に極めて効果的に成功する。例示的にRとして(第三ブチル)−フェニルが記載される。
【0018】
アミン成分としては、同様に全種類のアミンを使用することができる。殊に、この方法は、有利にエナンチオマー純粋の形のアミノ酸、例えばα−アミノ酸およびβ−アミノ酸、アミン成分としてのそれぞれ少なくとも1個の遊離アミノ基を有するC保護されたアミノ酸またはC保護されたペプチド、または一般式R−NH〔式中、Rは場合によっては1個以上のC1〜10−アルキル、C1〜17−アルキルおよびC3〜14−シクロアルキルで置換されたC6〜14−アリールである〕で示される化合物を使用する場合に適している。
【0019】
アルコール成分としては、遊離ヒドロキシル基を有する全化合物を使用することができる。
【0020】
従って、本方法は、特に相応する適当なカルボン酸成分およびアミン成分から出発して縮合反応の範囲内でペプチド結合の結合によってペプチドを製造するのにも適している。このようなものとしては、アミノ官能基および保護されたカルボキシル官能基を有するN−末端ペプチドまたは遊離カルボキシル官能基および保護されたアミノ官能基を有するC−末端ペプチドが機能する。この反応は、特に形成率および形成速度に関連して特に有効に進行する。この場合、一般的なカップリング試薬、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)の場合に重大な問題を生じるラセミ化は、起こらない。
【0021】
1,3,5−トリアジン成分は、有利にクロル置換された1,3,5−トリアジンであり、次の一般構造式:
【0022】
【化11】
Figure 2004503522
【0023】
〔式中、基R11およびR12は、それぞれ無関係に14個までの炭素原子を有するO−アルキル、有利にOCH、OC、14個までの炭素原子を有するO−アリール、14個までの炭素原子を有するアルキル、18個までのN(アルキル)、ClおよびBrを表わし、R13は、Clを表わす〕を有している。
【0024】
特に好適な1,3,5−トリアジン成分として、本発明には、2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン(CDMT)が設けられている。しかし、反応は、1,3,5−トリアジンフラグメントを有する別の誘導体、例えば2,4−ジクロロ−6−メトキシ−1,3,5−トリアジンまたは塩化シアヌルを使用する場合にも成功する。
【0025】
2個の第3アミノ基を有する環式ジアミンとして、有利には、N,N′−ジメチル−1,4−ピペラジンが使用されるが、しかし、この化合物種の別の代表例、例えば二環式ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)または1,4−ジエチルピペラジンは、本発明にとって極めて好適あることが判明した。
【0026】
カップリング反応は、通常、カルボン酸をアミンまたはアルコールと一緒にそれぞれトリアジンおよび(二)環式ジアミンの存在下で実施することにより実施される。好ましくは、カルボン酸が装入され、次に2個の第3アミノ基を有する(二)環式ジアミンが添加され、引続きそれぞれ使用されるトリアジン成分が添加される。最終的には、アミン成分またはアルコール成分が添加される。しかし、添加の順序は、この順番に確定されている必要はない。むしろ、反応の実施は、個々の成分の添加の任意の順序でも可能である。
【0027】
反応は、本方法の場合に有利に−80℃〜+150℃、特に有利に−20℃〜+40℃、殊に−5℃〜25℃の反応温度で実施される。
【0028】
また、本発明には、反応を有機溶剤、例えばテトラヒドロフラン、メチル−第三ブチルエーテル、酢酸エチルエーテル、ハロゲン化された溶剤、例えばジクロロメタンまたはこれらからなる任意の混合物の存在下で実施することができることが設けられている。
【0029】
典型的には、反応は、カルボン酸とトリアジン成分との比がトリアジン成分のクロロ含量に依存して0.50〜1.50、有利に0.95〜1.0である場合に最も良好に成功する。反応成分のカルボン酸およびアミンまたはアルコール成分は、十分に化学量論的に0.2〜5.0の広い範囲内で使用されることができ、この場合には勿論0.80〜1.20の比が好ましい;が、しかし、これら2つの反応成分の中の1つは、過剰量で使用されてもよい。(二)環式ジアミンとトリアジン成分との比は、0.30〜1.10、殊に0.30〜0.75、特に有利に0.47〜0.53の値である。
【0030】
上述したように、1,3,5−トリアジンおよび(二)環式ジアミンの添加の代わりに選択的にこれら2つの成分から形成された、場合によっては分離された付加物の添加を行なうことができ、このことは、本発明には同様に配慮されている(式IIおよびIV参照)。
【0031】
この場合には、本発明によれば、殊に次の特殊な式IIIおよびVを有する付加物は、有効であることが判明した:
【0032】
【化12】
Figure 2004503522
【0033】
また、本発明には、製造法と共に、式(II)〜(V)の化合物も特許の保護が請求されている。
【0034】
(二)環式第3ジアミンの有利に単に半化学量論的含量ならびに1,3,5−トリアジンの化学量論的含量を使用しながら新たに見い出されたカップリング系は、100%までの高い収率でアミドまたはペプチドの製造を可能にする。この収率は、公知技術水準からの結果を凌駕するだけでなく、本質的に僅かな廃棄物量を保証する。即ち、公知技術水準によりN−メチルモルホリンの使用しながら同じ収率を取る場合には、N,N′−ジメチル−1,4−ピペラジンの本発明による使用の場合の2倍程度の廃棄物が生じる。絶対廃棄物量は、公知技術水準と比較してさらに減少する。それというのも、本発明により達成される収率は、よりいっそう高いからである。
【0035】
従って、総括的に云えば、本発明は、次の利点を有している:
(a)公知技術水準と比較して高い収率。
【0036】
(b)短い反応時間、それというのも反応は、既に1時間後に終結しているからである。
【0037】
(c)第3アミン塩基の明らかに僅かな廃棄物量は、公知技術水準と比較される(一般に50未満ないし60%)。
【0038】
(d)改善された水溶性と結び付いた、ビス塩酸塩の形成の可能性による生成物の改善された分離。
【0039】
本発明には、アミドまたはエステルをカルボン酸およびアミン成分またはアルコール成分から1,3,5−トリアジンの存在下および場合によっては有機溶剤ならびに第3アミンの存在下に製造する方法の特許の保護が請求されており、この場合には、第3アミンとして(二)環式ジアミンまたはこれからトリアジン成分と一緒になって形成された付加物を、トリアジン成分に対して好ましい化学量論的割合の0.30〜1.10で使用され;カルボン酸とアミン成分またはアルコール成分との化学量論的割合は、0.2〜5.0であり、カルボン酸とトリアジン成分とのモル比は、0.5〜1.5である。カルボン酸成分としては、アミノ酸、例えばN保護されたアミノ酸およびペプチドがこれに該当し、アミン成分としては、(C保護された)アミノ酸またはC保護されたペプチドがこれに該当する。好ましい1,3,5−トリアジンとしては、2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン(CDMT)が使用され、環式ジアミンとしては、N,N′−ジメチル−1,4−ピペラジンが使用される。また、−80〜+150℃の温度の場合に有機溶剤の存在下で実施されうる前記方法と共に本発明には、(二)環式ジアミンと1,3,5−トリアジンとからなる付加物の特許の保護が請求されている。本発明による方法によれば、公知技術水準と比較して、短い反応時間で高い収率が達成され、第3アミン塩基の明らかに少ない廃棄物量が生じる。
【0040】
次の実施例につき、本発明による方法の前記利点を詳説する:
実施例:
例1(比較例):
温度計を備えた100mlの三口フラスコ中にTHF10mlを装入し、それに4−第三ブチル安息香酸3.00ミルモルを添加した。次に、この混合物に攪拌しながらN−メチルモルホリン3.05ミリモルを滴加し、引続き2−クロロ−4.6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン3.03ミリモル(CDMT)を添加した。次に、この混合物を1時間攪拌し、この反応混合物にベンジルアミン3.0ミリモルを滴加した。16時間の攪拌後、ジクロロメタン10mlならびに5%のクエン酸水溶液10mlを添加し、引続きこの相を分離し、有機相を順次に飽和炭酸水素ナトリウム溶液10mlおよび水10mlで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーターを用いての濾過後に溶剤を除去した。N−ベンジル−4−第三ブチル安息香酸アミドを白色固体として67%の収率で得ることができた。
【0041】
温度計を備えた100mlの三口フラスコ中にTHF10mlを装入し、それに4−第三ブチル安息香酸3.00ミルモルを添加した。次に、この混合物に攪拌しながら1,4−ジメチル−ピペラジン1.55ミリモルを滴加し、引続き2−クロロ−4.6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン3.03ミリモルを添加した。この混合物を1時間攪拌し、この反応混合物にベンジルアミン3.0ミリモルを滴加した。16時間の攪拌後、ジクロロメタン10mlならびに5%のクエン酸水溶液10mlを添加し、引続きこの相を分離し、有機相を順次に飽和炭酸水素ナトリウム溶液10mlおよび水10mlで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーターを用いての濾過後に溶剤を除去した。N−ベンジル−4−第三ブチル安息香酸アミドを白色固体として88%の収率で得ることができた。
【0042】
例3:
温度計を備えた500mlの三口フラスコ中にTHF130mlを装入し、それに次いで4−第三ブチル安息香酸30.0ミルモルを添加した。次に、この混合物に攪拌しながら1,4−ジメチル−ピペラジン15.5ミリモルを滴加し、引続き2−クロロ−4.6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン30.3ミリモルを添加した。次に、この混合物を1時間攪拌し、この反応混合物にTHF5ml中に溶解したベンジルアミン30.0ミリモルを滴加した。16時間の攪拌後、ジクロロメタン130mlならびに5%のクエン酸水溶液100mlを添加し、引続きこの相を分離した。水相を改めてジクロロメタン100mlと一緒に振出し、捕集された有機相を順次に飽和炭酸水素ナトリウム溶液80mlおよび水45mlで洗浄し、その後に硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーターを用いての濾過後に溶剤を除去した。N−ベンジル−4−第三ブチル安息香酸アミドを白色固体として99%を上廻る収率で得ることができた。
【0043】
例4:
温度計を備えた100mlの三口フラスコ中にTHF10mlを装入し、それに次いで4−第三ブチル安息香酸3.00ミルモルを添加した。次に、この混合物に攪拌しながら1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン1.55ミリモルを滴加し、引続き2−クロロ−4.6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン3.03ミリモルを添加した。次に、この混合物を1時間攪拌し、この反応混合物にベンジルアミン3.0ミリモルを滴加した。16時間の攪拌後、ジクロロメタン10mlならびに5%のクエン酸水溶液10mlを添加し、引続きこの相を分離する。有機相を順次に飽和炭酸水素ナトリウム溶液10mlおよび水10mlで洗浄し、その後に硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーターを用いての濾過後に溶剤を除去した。N−ベンジル−4−第三ブチル安息香酸アミドを白色固体として66%の収率で得ることができた。
【0044】
例5:
温度計を備えた100mlの三口フラスコ中にTHF30mlを装入し、それに次いでピバリン酸6.00ミルモルを添加した。次に、この混合物に攪拌しながら1,4−ジメチルピペラジン3.2ミリモルを滴加し、引続き2−クロロ−4.6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン6.5ミリモルを添加した。次に、この混合物を2時間攪拌し、この反応混合物に2−フェニルエチルアミン6.5ミリモルを徐々に滴加した。3時間の攪拌後、ジクロロメタン30mlならびに5%のクエン酸水溶液50mlを添加し、引続きこの相を分離し、水相を改めてジクロロメタン2×20mlで洗浄した。捕集された有機相を順次に水40ml、飽和炭酸水素ナトリウム溶液50mlおよび再び水40mlで洗浄し、その後に硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーターを用いての濾過後に溶剤を除去した。N−フェニルエチル−ピバリン酸アミドを白色固体として90%の収率で得ることができた。
【0045】
例6:
ジクロロメタン15ml中の2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン2.66g(CDMT)およびBoc−Ser−OH3.32g(BOC−セリン:M=205.21)の攪拌された溶液に、冷却しながら滴下法で1,4−ジメチルピペラジン7.65ミリモルを、内部温度が−5〜0℃の間にあるように添加した。次に、全部のCDMTが反応するまで0℃で攪拌を継続させた(約1時間)。次に、この反応混合物に−5〜0℃でジクロロメタン7.5ml中のH−Val−OBzl*p−トシレート5.69g(バリンベンジルエステル−p−トルエン−スルホネート:M=379.48)および1,4−ジメチルピペラジン0.89gを滴下法で添加し、その後に0℃でさらに2時間攪拌した。その後に、室温で14時間攪拌し、引続き溶剤をロータリーエバポレーターで除去し、残留物を酢酸エチルエステル45ml中に入れた。次に、生成された懸濁液を順次に水15ml、10%のクエン酸15ml、水15ml、飽和炭酸水素ナトリウム溶液15mlおよび最終的に水15mlで洗浄した。最終的に有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、その後に濾過し、真空中で濃縮させ、酢酸エチルエステル/石油エーテルから再結晶させた。生成物を85%の収率で得ることができた。
【0046】
例7:
100mlの三口フラスコ中にTHF20ml中の4−第三ブチル安息香酸6ミリモルおよびCDMT6.06ミリモルを装入し、この混合物に攪拌しながらジメチルピペラジン3.1ミルモルを滴加した。1時間の後、メタノール20mlを添加し、この混合物を16時間攪拌した。引続き、溶剤を留去し、得られた残留物に塩化メチレン20mlを添加し、5%のクエン酸と一緒に振出した。有機相を最初に飽和炭酸水素ナトリウム溶液30mlで洗浄し、引続き水30mlで洗浄し、次に硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過後に溶剤を留去した。こうして、望ましいエステルを85%の収率で得ることができた。
【0047】
例8:
温度計を備えた100mlの三口フラスコ中にTHF10mlを装入し、それに次いで第三ブチル安息香酸3.00ミルモルを添加した。この混合物に攪拌しながら1,4−ジメチルピペラジン3.05ミリモルを滴加し、引続き2−クロロ−4.6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン3.03ミリモルを添加した。この混合物を1時間攪拌し、その後に、この反応混合物にベンジルアミン3.0ミリモルを滴加した。16時間の攪拌後、ジクロロメタン10mlならびに5%のクエン酸水溶液10mlを添加し、引続きこの相を分離した。有機相を順次に飽和炭酸水素ナトリウム溶液10mlおよび水10mlで洗浄し、その後に硫酸ナトリウムで乾燥させ、ロータリーエバポレーターを用いての濾過後に溶剤を除去した。こうした、N−ベンジル−第三ブチル安息香酸アミドを白色固体として93%の収率で得ることができた。
【0048】
討論:
まさに収率に関連して、公知の合成法と比較した本方法の卓越性は、なかんずく公知方法と直接に比較してN−メチルモルホリン(比較例1参照)を使用しながらそれぞれカルボン酸成分またはアミン成分としての第三ブチル安息香酸およびベンジルアミンのカップリング反応の例につき示されている。即ち、公知の系”CDMT(1.01当量)/N−メチルモルホリン(1.017当量)”を用いた場合には、単に67%の収率が達成され(比較例1参照)、これとは異なり、例えばCDMT(1.01当量)および明らかに減少された1,4−ジメチル−ピペラジン(0.517当量)からなる本発明によるカップリング系を用いた場合には、88%の著しく高められた収率を達成することができ(例2)、添加技術を変え、増加されたバッチ量中での後処理を最適化した場合には、むしろ99%を上廻るようになお上昇させることができる(例3)。
【0049】
従って、経済的利点、例えば塩基の僅かな廃棄物量ならびに最適化された原子経済性と共に、1,3,5−トリアジンおよび環式ジアミンからなる本カップリング系を用いた場合には、カップリング系も改善された化学的効率で生じた。付加的に、反応時間は、著しく短縮されることができた:即ち、既に1時間(未満)の反応時間後に、定量的な変換が観察される。公知技術水準のN−メチルモルホリン1.017当量(比較例1参照)の代わりに、環式ジアミン、1,4−ジメチルピペラジン、1.017当量を使用した場合には、公知技術水準のような67%の収率(比較例1)の代わりに、93%の上昇された収率が達成される(例8)。
【0050】
しかし、カップリング反応は、それぞれ第3アミノ基を有する別の(二)環式ジアミンを1,4−ジメチルピペラジンとして用いた場合には、極めて効率的に進行する。即ち、ジアミノビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)を使用した場合には、望ましいカップリング生成物を66%の収率で得ることができる(例4)。例5は、新規のカップリング試薬が脂肪族カルボン酸のカップリングのために効率的に使用することもできることを証明する(収率:90%)。その上、提案された方法は、有利に保護されていないアミノ酸またはN保護されたアミノ酸または相応するペプチドのカップリングのために適している。この場合に重要なことは、むしろ例6に証明されているように、付加的な官能基の存在が可能になることである。即ち、新規の系を用いてのカップリングは、BOC−Ser−OHおよびH−Val−OBzlから出発するカップリング生成物の合成の場合には、85%の収率での高い効率で進行する(例6)。

Claims (19)

  1. アミドまたはエステルをカルボン酸およびアミン成分またはアルコール成分から1,3,5−トリアジンならびに第3アミンまたはトリアジン−アミン付加物の存在下および場合によっては有機溶剤の存在下に製造する方法において、第3アミンとして一般式I
    Figure 2004503522
    で示される(二)環式ジアミンまたはこれから一般式II
    Figure 2004503522
    〔上記式中、RおよびRは、それぞれCHを表わすかまたは一緒になって−(CH−橋を表わし、R〜R12は、互いに独立に=H、C10−アルキル、C〜C10−アルコキシ、殊にメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、フェノキシまたはアリールを表わし、ならびに2Xは、1個以上の陰イオン、有利にハロゲン化物イオン、例えばCl、Br、IもしくはHSO 、またはスルフェート陰イオンもしくは有機カルボキシレート陰イオンを表わす〕で示される、トリアジン成分と一緒になって形成された付加物、または化合物Iおよび/またはIIの任意の混合物を使用することを特徴とする、アミドまたはエステルの製造法。
  2. カルボン酸成分としてアミノ酸、有利にエナンチオマー純粋のアミノ酸およびその誘導体、例えば少なくとも1個の遊離カルボキシル基を有するN保護されたペプチドならびに一般式R−COOH〔式中、Rは場合によっては1個以上のC1〜10−アルキル、C1〜17−アルキルおよびC3〜14−シクロアルキルで置換されたC6〜14−アリールである〕で示されるカルボン酸を使用する、請求項1記載の方法。
  3. アミン成分としてアミノ酸、有利にエナンチオマー純粋のアミノ酸およびその誘導体、例えばそれぞれ少なくとも1個の遊離アミノ基を有するN保護されたアミノ酸またはC保護されたペプチド、または一般式R−NH〔式中、Rは場合によっては1個以上のC1〜10−アルキル、C1〜17−アルキルおよびC3〜14−シクロアルキルで置換されたC6〜14−アリールである〕で示される化合物を使用する、請求項1または2記載の方法。
  4. クロル置換された1,3,5−トリアジン成分を使用する、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. 1,3,5−トリアジンとして2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン(CDMT)を使用する、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 環式ジアミンとしてN,N′−ジメチル−1,4−ピペラジンを使用する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
  7. 二環式ジアミンとしてジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)を使用する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
  8. カルボン酸成分を装入し、引続き環式ジアミン、トリアジン成分ならびに最終的にアミン成分またはアルコール成分を添加する、請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法。
  9. 反応を−80〜+150℃、有利に−20〜+40℃、特に有利に−5〜+25℃の温度で実施する、請求項1から8までのいずれか1項に記載の方法。
  10. 反応を有機溶剤、例えばテトラヒドロフラン、メチル−第三ブチルエーテル、酢酸エチルエステル、ハロゲン化溶剤、例えばジクロロメタンまたはこれらからなる任意の混合物の存在下で実施する、請求項1から9までのいずれか1項に記載の方法。
  11. 環式ジアミンとトリアジン成分との化学量論的比が0.30〜1.10の間、殊に0.30〜0.75の間、特に有利に0.47〜0.53の間にある、請求項1から10までのいずれか1項に記載の方法。
  12. カルボン酸とアミン成分またはアルコール成分との比が0.2〜5.0、有利に0.80〜1.20である、請求項1から11までのいずれか1項に記載の方法。
  13. カルボン酸とトリアジン成分とのモル比が0.5〜1.5、有利に0.95〜1.0である、請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法。
  14. 式(III)
    Figure 2004503522
    で示される付加物を使用する、請求項1から13までのいずれか1項に記載の方法。
  15. 式(V)
    Figure 2004503522
    で示される付加物を使用する、請求項1から13までのいずれか1項に記載の方法。
  16. 式(II)
    Figure 2004503522
    〔式中、R〜R12は、互いに独立に=H、C10−アルキル、C〜C10−アルコキシ、殊にメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、フェノキシまたはアリールを表わし、ならびに2Xは、1個以上の陰イオン、有利にハロゲン化物イオン、例えばCl、Br、IもしくはHSO 、またはスルフェート陰イオンもしくは有機カルボキシレート陰イオンを表わす〕で示される化合物。
  17. 式(III)
    Figure 2004503522
    で示される、請求項15記載の化合物。
  18. 一般式(IV)
    Figure 2004503522
    〔式中、R〜Rは、互いに独立に=H、C10−アルキル、C〜C10−アルコキシ、殊にメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、フェノキシまたはアリールを表わし、ならびに2Xは、1個以上の陰イオン、有利にハロゲン化物イオン、例えばCl、Br、IもしくはHSO 、またはスルフェート陰イオンもしくは有機カルボキシレート陰イオンを表わす〕で示される化合物。
  19. 式(V)
    Figure 2004503522
    で示される、請求項18記載の化合物。
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