JP2004502065A - 複合サイクル発電プラントおよびそのようなプラントを操作する方法 - Google Patents

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Abstract

複合サイクル発電プラントが、蒸気を発生させるためのボイラ(14)であって、第1の燃料を燃焼して煙道ガスを発生させるための炉を含むボイラ(14)と、プロセス・ガスを炉(14)に供給するためのプロセス・ガス・サプライ(78)と、蒸気を受け取り、蒸気によって駆動されて電力を発生させるための蒸気タービン(38)と、第2の燃料を燃焼して排気ガスを発生させるための燃焼器(52)と、燃焼器からの排気ガスを膨張させて電力を発生させるため、および排気ガスをプロセス・ガス・サプライ(78)に送るためのガス・タービン(46)と、煙道ガスの一部を再循環させるためのリターン・ライン(86)と、煙道ガスがリターン・ライン(86)内で再循環される割合を制御するための第1の制御装置と、新鮮空気をプロセス・ガス・サプライに供給するための供給ライン(80)と、新鮮空気が供給ライン(80)によって供給される割合を制御するための第2の制御装置と、燃焼器の様々な動作条件の下でボイラの少なくともほぼ最適な性能を維持するように第1および第2の制御装置を制御するための制御装置とを含む。

Description

【0001】
(発明の背景)
本発明は、第1の燃料を燃焼して蒸気を発生させるための炉を有するボイラと、蒸気によって駆動されて電力を発生させる蒸気発生器と、第2の燃料を燃焼して排気ガスを発生させるための燃焼器であって、排気ガスが、ガス・タービン内で展開されて電力を発生し、またプロセス・ガスとして炉に送られるようになっている燃焼器とを有する複合サイクル発電プラント、およびそのようなプラントを操作する方法に関する。このボイラは特に、低排出で有効な蒸気発生を可能にするように、プロセス・ガスとしてのガス・タービンからの排気ガスの特性を考慮して設計される。本発明は、ガス・タービン燃焼器が使用されない動作モードを含む、ガス・タービン燃焼器の様々な動作条件の下でボイラの高い性能を維持するという問題に取り組んだものである。
【0002】
複合サイクル発電プラントは、燃料ガスおよび可燃チャー(可燃炭化物)を発生させるためのガス化装置を有していてもよい。チャーは、ボイラの炉内で第1の燃料として使用することができ、燃料ガスは、ガス・タービン燃焼器内で第2の燃料として使用することができる。したがって、プラントは、複数の、例えば2つまたは3つの個別システム、例えば炉を有するボイラや、燃焼器および場合によってはガス化装置を有するガス・タービンを備えることができ、通常はそれら全てが一体型システムとして使用される。ボイラは、好ましくは流動床ボイラであり、しかしサスペンション・ボイラまたは何らかの他のタイプのボイラであってもよい。ガス化装置は、好ましくは加圧流動床ガス化装置であり、しかし何らかの他のタイプのものであってもよい。ガス化装置と燃焼器はどちらも、好ましくは循環流動床(CFB)システムとして操作される。
【0003】
米国特許第3,986,348号および第4,470,255号、ならびに英国特許第2,095,762号は、加圧ガス化装置と、ガス・タービンと、流動床ボイラとが統合され、それによりガス化装置内で発生する燃料ガスが、ガス・タービンの燃焼器内で燃焼され、ガス・タービンからの排気ガスが流動床ボイラに導かれてプロセス・ガスとして働き、ガス化装置内で発生したチャーが流動床ボイラの炉内で燃焼される複合サイクル発電プラントを開示している。これらのタイプのプラントでは、ガス化装置の生成ガス中の粒子は、ガスがガス・タービンに送られる前に除去されなければならないが、ガス排出物のほとんどが、CFBボイラの炉で、または炉の下流で除去されることができるので、コスト効果の高いシステムの製造および動作を可能にしている。
【0004】
排出レベルを低く保つためには、プロセス・ガス中の酸素量を、燃料供給率に密接に関連させなければならない。燃焼ガスとして空気を使用する場合に比べて、ガス・タービン排気ガスは希薄であり、典型的には約10〜約15体積%の酸素を含み、さらに高温であり、約500〜約600℃の典型的な温度を有する。したがって、燃焼ガスとしてガス・タービン排気ガスを使用するとき、燃焼ガスの流量は大きく、ボイラを設計するときにはこれを考慮しなければならない。一般的には炉の断面積を大きくしなければならず、プロセス・ガスを供給するための手段、例えば流動床ボイラのグリッドは、大きなガス流量を可能にしなければならず、通常よりも大きい伝熱面を、ボイラのバックパス内に配置しなければならない。
【0005】
この種のシステムでは、排気ガスの量および質が、ガス・タービン燃焼器の動作条件に強く依存する場合がある。したがって、特別な対策を行わなければ、ボイラの性能が、ガス・タービン燃焼器の様々な動作条件の下で変わる可能性があり、システムの効率および周囲環境に放出される排出物が、いくつかの条件下では、最適には程遠い場合がある。
【0006】
例えば、定期管理のためにガス化装置を停止させるとき、様々な動作モードでシステムを稼動させることが必要な場合がある。このとき、ガス・タービン排気ガスを利用可能にすることなく、例えばボイラ・システムのみによって電力を発生させるべきである。そのような動作条件の下で新鮮な空気がボイラ内のプロセス・ガスとして使用される場合、最適な性能または受入可能な性能でさえも達成するのが不可能である場合がある。最適なプロセス・ガスの流れを使用することによって、良好な床温度を達成することができるが、他方、多くの過剰空気が発生し、これが低いボイラ効率と高いNO排出とをもたらす。別の代替形態は、低過剰空気を使用するものであるが、これは、非常に高い床温度および非常に高いSO排出をもたらす。
【0007】
(発明の概要)
本発明の目的は、ガス・タービン燃焼器とボイラとを含む複合サイクル発電プラントであって、(i)燃焼器の様々な動作条件の下で、または(ii)燃焼器が使用されない動作条件の下で、高効率や低排出などの高性能を提供することが可能な複合サイクル発電プラントを提供することである。また、本発明の目的は、そのような発電プラントを使用する方法も提供することである。
【0008】
本発明のこれらおよびその他の目的を達成するために、独立請求項に記載された複合サイクル発電プラント、およびそのような発電プラントを使用する方法が提供される。
【0009】
一つの観点によれば、本発明は、複合サイクル発電プラントを操作する方法であって、
第1の温度で第1の燃料を燃焼して煙道ガスを発生させるため、および蒸気を発生させるための炉を有するボイラを提供するステップであって、ボイラが、蒸気発生および周囲環境への排出の点で最適な性能を有しており、第1の温度が最適な温度を提供するようになっているステップと、
煙道ガス・ダクトを通して周囲環境へ煙道ガスを導くステップと、
第1の質量流量でプロセス・ガスを炉に供給するステップであって、第1の質量流量が最適な質量流量を提供するようになっているステップと、
蒸気によって蒸気タービンを駆動して電力を発生させるステップと、
燃焼器内で第2の燃料を燃焼させて排気ガスを発生させるステップと、
発生した排気ガスをガス・タービン内で膨張させて電力を発生させるステップと、
排気ガスをガス・タービンからプロセス・ガス・サプライに送るステップと、
煙道ガスの一部を煙道ガス・ダクトからプロセス・ガス・サプライに再循環させるステップと、
第1の制御装置によって煙道ガスの再循環の割合を制御するステップと、
新鮮空気をプロセス・ガス・サプライに供給するステップと、
新鮮空気供給の割合を第2の制御装置によって制御するステップと、
選択された量の第1の燃料を炉に供給するステップと、
選択された量の第2の燃料を燃焼器に供給するステップと、を含んでおり、
ボイラは、第1および第2の制御装置がそれぞれ煙道ガス再循環および新鮮空気の供給の割合を最小限に抑え且つ排気ガスが単独で、またはプロセス・ガスの主要部として使用される燃焼器の第1の動作条件において、最適な性能を有するようになされており、また、
燃焼器の第1の動作条件以外の条件で、ボイラの少なくともほぼ最適な性能を得るように第1および第2の制御装置を制御するステップを含んでいる操作方法を提供する。
【0010】
別の観点によれば、本発明は、
蒸気を発生させるためのボイラであって、第1の燃料を燃焼して煙道ガスを発生させるための炉と、発生した煙道ガスを受け取るためのバックパスと、バックパスから周囲環境へ煙道ガスを送るための煙道ガス・ダクトとを含むボイラと、
プロセス・ガスを炉に供給するためのプロセス・ガス・サプライと、
蒸気を受け取り、蒸気によって駆動されて電力を発生させるための蒸気タービンと、
第2の燃料を燃焼して排気ガスを発生させるための燃焼器と、
燃焼器からの排気ガスを膨張させて電力を発生させるため、および排気ガスをプロセス・ガス・サプライに送るためのガス・タービンと、
煙道ガスの一部を煙道ガス・ダクトからプロセス・ガス・サプライに再循環させるためのリターン・ラインと、
煙道ガスがリターン・ライン内で再循環される割合を制御するための第1の制御装置と、
新鮮空気をプロセス・ガス・サプライに供給するための供給ラインと、
新鮮空気が供給ラインによって供給される割合を制御するための第2の制御装置と、
燃焼器の様々な動作条件の下でボイラの少なくともほぼ最適な性能を維持するように第1および第2の制御装置を制御するための制御装置とを備える複合サイクル発電プラントを提供する。ボイラは、排気ガスを単独で使用するか、あるいはボイラに供給されるプロセス・ガスの主要部として使用するときに蒸気発生および周囲環境への排出の点で性能を最適化するように配置された幾何形状および伝熱面を有する。
【0011】
第1の動作条件が、システムを設計するときの基礎として用いられるシステムの通常の動作条件に対応するものであることが上で仮定されている。この条件では、非混合ガス・タービン排気ガス、または通常は最大約10体積%の少量の空気および再循環煙道ガスと混合された排気ガスが、ボイラの炉内でプロセス・ガスとして使用される。排気ガスの典型的な流量および酸素含有量は、ボイラの幾何形状およびボイラ内部の伝熱面の位置を設計するときに考慮される。排気ガスの特性は、ガス・タービン燃焼器の様々な動作条件の下で変化する可能性があるので、本発明の主要な目標は、ガス・タービン燃焼器の様々な動作条件の下でボイラ内に供給されるプロセス・ガスの特性の変化を補償する方法およびシステムを提供することである。本発明の好ましい実施形態によれば、この目標は、ボイラのより低い部分への新鮮空気の供給、および煙道ガス・ダクトからボイラのより低い部分への煙道ガスの再循環を制御することによって達成され、それにより燃焼器の様々な動作条件の下で、蒸気発生および周囲環境への排出の点で最適なボイラ性能が得られる。
【0012】
通常、流動床燃焼器の流動ガスおよびプロセス・ガスとして空気が使用される。燃焼器内に導入される空気の量は、燃焼に必要な酸素の量に基づいて決定される。しかし、米国特許第4355601号および4441435号は、ボイラ内に導入される燃料のボイラ負荷または特性が変化するときに、流動ガスをある量の再循環煙道ガスと混合して、例えば煙道ガス内の床温度または残留Oを制御することを開示している。この公知の煙道ガス再循環形態とは上述の本発明の実施形態とはある点で異なっており、それは、この場合には、プロセス・ガスの制御を必要とする理由が、プロセス・ガスがボイラに直接作用するからではなく、主として発電プラントのガス・タービン燃焼器に作用し、ボイラに対してはガス・タービン排気ガスを介してのみ作用するということにある。より具体的には、本発明のボイラは、プロセス・ガスとして希薄排気ガスを用いて使用されるように設計されており、新鮮空気の供給および煙道ガスの再循環が行われて、様々な条件の下で、プロセス・ガスの特性を最適に維持する。
【0013】
本発明を使用する一例は、様々な周囲空気温度でプロセス・ガスの質量流量を調整するものである。ガス・タービン・システムでは通常、入口空気の体積流量が、様々な条件の下でほぼ一定である。これは、そのようなシステムの排気ガスの質量流量および酸素量が、高い周囲温度で、より低い温度の場合よりも明らかに低くなる場合があることを意味する。本発明によれば、適切な量の新鮮空気および再循環煙道ガスを提供することによって、減少する排気ガスを補償することができる。
【0014】
本発明の好ましい実施形態によれば、発電プラントはまた、第3の燃料をガス化して、第2の燃料として使用することができる燃料ガスを発生させるための高圧ガス化装置を備えることができる。ガス化装置は、好ましくは、空気を用いて流動化される流動床ガス化装置である。ガス化プロセスの可燃残留物であるチャーが流動床ボイラに燃料供給するために使用されるときに、効率の良い発電サイクルが提供される。
【0015】
ガス・タービン燃焼器の動作条件の変化は、動作環境の漸進的な変化であっても、動作条件のより急激な変化であってもよい。燃焼器の動作に影響を及ぼす条件、例えば周囲空気温度、圧力、および/または湿度を測定することができ、第1および第2の制御装置の制御を、測定された条件に基づかせることができる。
【0016】
例えば、ガス・タービン燃焼器で使用される燃料が別のものに変更されるとき、または全プラントが別の動作モードに切り換えられるとき、動作条件の突然の変化が生じる。生じ得る最大の変化は、ガス・タービン燃焼器が動作状態であるモードから、ガス・タービン燃焼器が使用されない別のモードへの変化である。そのような変化の後、プロセス・ガス全体を、新鮮空気および再循環煙道ガスから発生させなければならない。したがって、本発明によれば、新鮮空気の供給および煙道ガスの再循環は、元のプロセス・ガスの特性をシミュレートするように制御される。しかし、プロセス・ガスとしてガス・タービン排気ガスではなく再循環煙道ガスと新鮮ガスとの混合物を使用するとき、プロセス・ガスの温度は、元の温度よりも摂氏数百度低い。蒸気発生量を変わらないようにする必要がある場合、炉への燃料供給率を増大しなければならず、酸素の必要量がそれに応じて変化する。
【0017】
複合サイクル発電プラントがガス化装置を備える場合、ガス・タービン燃焼器への燃料を発生させるためのガス化装置の使用を含むモードから、ガス化装置を使用せず、その代わりに例えば天然ガスを使用してガス・タービン燃焼器に燃料供給する別のモードへ動作モードを変えることができる。この場合、プロセス・ガスの変化は、必ずしも非常に大きくはならない。それでもやはり、本発明によれば、プロセス・ガスの特性の変化を低減することができる。
【0018】
本発明の好ましい実施形態によれば、プロセス・ガスの特性および/またはボイラの性能が測定され、プロセス・ガスの成分の流量が、少なくとも1つのこれらの測定に基づいて制御される。一例として、煙道ガスの酸素含有量、またはプロセス・ガスの酸素含有量および流量を測定することができ、制御の基礎として使用することができる。
【0019】
ボイラを制御する際の実際の目標は、蒸気発生および周囲環境への排出の点でボイラの最適な性能を達成することである。ボイラ性能に影響を及ぼす主要な因子は、燃焼温度である。したがって、ボイラの温度、例えば炉の下側部分の温度を測定し、第1および第2の制御装置を制御するための基礎として測定温度を使用することができる。したがって、プロセス・ガス制御の初期調節の基礎として、周囲環境に放出される排出物の測定を使用することができる。また、発生した蒸気の圧力、流れ、および/または温度を使用して、新鮮空気および再循環煙道ガスの流量を制御することができる。
【0020】
(好ましい実施形態の詳細な説明)
図面を参照すると、参照番号10によって一般に示された複合サイクル発電プラントが、本発明の好ましい実施形態を備える。発電プラント10は、可燃材料と、不燃材料と、プロセス・ガスとが供給される炉14を有する循環流動床(「CFB」)ボイラ12を含む。図面中の矢印16が、好ましくは石炭または同様の固体燃料である可燃材料が導入される好ましい位置を示す。炉14内で、適切な量の床材料およびプロセス・ガスの流れを有することによって床が流動状態で維持される。炉14は、炉14の下側部分にプロセス・ガスを供給するための入口18を備える。
【0021】
流動床ボイラ12は、典型的には約850〜約900℃の温度で燃料材料を燃焼し、高温排気ガス出力を発生させる。高温煙道ガスが、炉14から高温サイクロン分離器20に導かれる。分離器20で、固体粒子が煙道ガスから分離されて、リターン・ダクト22を介して炉14の下側部分に戻される。炉に戻す前に、固体粒子を流動床クーラなどに通すこともできる。
【0022】
高温サイクロン分離器20からの煙道ガスは、ダクト24を通ってバックパス26に流れる。蒸気を発生させるための熱交換器28がバックパス26内に概略的に示されている。実際、ボイラ12は蒸気発生システムを備え、このシステムは、少なくともエコノマイザと、蒸発面および過熱面とを含み、これらは、ボイラ12の様々な部分にいくつかの一般的に知られている方法で配置することができる。バックパス26から、煙道ガスは、煙道ガス・ライン30に沿ってダスト分離器32に送られ、さらにスタック34を介して、通常は約150℃の温度で環境に流される。煙道ガス・ライン30は、煙道ガスからガス状汚染物質を低減するための手段を備えることもでき、しかしこれは図面に示していない。
【0023】
ボイラ12内で発生した蒸気は、供給ライン36を通して、発電機40に接続された蒸気タービン38に送られる。リターン・ライン42は、蒸気タービン38からボイラ12に水を導く。リターン・ライン42は、一般に知られているように、少なくとも1つの凝縮器、給水ポンプ、および給水ヒータを含み、しかし図面には示していない。
【0024】
第2の発電機44がガス・タービン46に接続され、それにより複合サイクル発電プラント10の第2のサイクルを提供する。ガス・タービン46は、空気圧縮機48によって提供される圧縮空気によって操作され、空気圧縮機48は、ガス・タービン46に動作可能に接続され、ガス・タービン46によって駆動される。空気圧縮機48は、空気入口ライン50から周囲空気を受け取る。
【0025】
圧縮空気は、ガス・タービン燃焼器52に伝達され、そこで通常は可燃ガスが燃焼される。可燃ガスは、天然ガス源54から天然ガス入口ライン56に沿って提供することができる。いくつかの場合には、ガス・タービン燃焼器52を、軽油や重油など他の燃料を利用するために設計することができる。
【0026】
可燃ガスは、ガス化装置58から提供することもできる。ガス化装置58を使用して、燃料入口ライン60を用いてガス化装置に導入された石炭または重油残留物などの燃料をガス化する。ガス化装置58は、生成ガス、すなわち合成ガスの出力を発生させ、このガスが、合成ガス入口ライン62に沿ってガス・タービン燃焼器52に提供される。合成ガス入口ライン62は、好ましくは、ダスト分離器64、典型的には高温ガス・フィルタを備えて、ガス・タービン46に害を与える可能性がある全ての粒子を合成ガスから除去する。
【0027】
ガス化装置58は、好ましくは循環流動床タイプのものであり、燃料および不活性床材料の床を流動化するための手段と、発生した合成ガスから噴流床材料を分離するための分離器66とを含む。ガス化装置は、好ましくは圧力容器68内に配置されて、高圧で操作される。ガス化装置は、圧縮機48、または図面に示されていない個別圧縮機によって加圧することができる。
【0028】
複合サイクル発電プラント10はまた、相当量の可燃固体残留物、例えばチャー(炭化物)を発生させるガス化装置58を備えて効率的に動作する。ガス化装置58からのチャーと、ダスト分離器64からのダストとを、それぞれ入口ライン70および72を介して流動床ボイラ12に導くことができる。ガス化装置58からのチャーと、ダスト分離器64からのダストは高圧であるので、これらはまずロック・ホッパなどの圧力解放手段74内に収集され、そこから入口ライン76を介して炉14に送られる。
【0029】
ガス・タービン46からの出力は、排気ライン78を介して入口ライン18に提供されて、プロセス・ガスを炉14に提供する。したがって、ガス・タービン燃焼器52は、CFBボイラ12用のプロセス・ガス源として使用され、これは、ガス・タービン・サイクルでの排出削減努力の必要性を減らす。ガス・タービン排気ガスはCFBボイラ12を通って進むので、排出削減は、CFBで考慮することができる。
【0030】
制御装置82(典型的には制御手段84を有するファン)によって制御された割合で周囲空気を提供するための入口ライン80も、入口ライン18に接続されて、プロセス・ガスを炉14に提供する。制御装置88(典型的には制御手段90を有するファン)によって制御された割合で煙道ガス・ダクト30から再循環される煙道ガスを提供するためのリターン・ライン86も、プロセス・ガス入口18に接続される。
【0031】
通常の動作条件の下で複合サイクル発電プラント10が操作され、それによりガス・タービン46から排気ガス・ライン78を通った排気ガスが、炉14用のプロセス・ガスとして、混合されずに、あるいは少量の、典型的には最大10体積%の入口ライン80を通る周囲空気およびリターン・ライン86を通る再循環煙道ガスと混合されて使用される。このガスは希薄であり高温であり、通常は約600℃の温度で酸素を約12体積%含むので、ボイラ12は、この種のプロセス・ガスを使用するときに高性能で機能するように設計される。必要な大きなプロセス・ガス流量により、炉の平均断面積は、プロセス・ガスとして空気を使用して同じ蒸気発生能力を有する同様の従来ボイラの場合よりも、通常少なくとも15%大きく、好ましくは約25%大きい。炉14の下流でプロセス・ガスを冷却するために、バックパス20内の熱交換面積は、それに対応じて、同様の従来ボイラの場合よりも少なくとも15%大きく、好ましくは約25%大きい。
【0032】
ガス・タービン燃焼器52の動作条件が変化すると、排気ガス・ライン78内の排気ガスの量および質が変化する場合がある。このとき、本発明によれば、制御装置84および/または90を使用して、プロセス・ガス特性の質量流量および酸素含有量を回復することができる。全てのボイラの場合と同様に、プロセス・ガスおよび酸素の実際に必要な流量は、ボイラ12の負荷に依存する。しかし、本発明は、全ての負荷条件の下で、ガス・タービン燃焼器52の様々な動作条件の下でさえ、ボイラ12の高性能を維持することができる能力を提供する。
【0033】
流量制御装置82および88の制御は、それぞれセンサ92および94によって測定される炉14の温度または煙道ガスの酸素含有量に基づかせることができる。また、測定デバイス96によってライン78内の排気ガスの流量、酸素含有量、および温度を測定し、または、ガス・タービン・システムの動作条件に基づいてこれらのいくつかを計算し、得られた排気ガス特性を使用して、流量制御装置82および88を制御することができる。さらなる可能性は、同じ目的のために、センサ98によって測定された発生蒸気の特性、温度、流量、および/または圧力を使用することである。さらに、例えばセンサ100によって排気ガスのSOレベルおよびNOレベルなどを測定することができ、プロセス・ガス入口18に入力されるガスの初期調節のためにこれらを使用することができる。
【0034】
上述した制御の概念は、ガス・タービン燃焼器52の動作条件が徐々に変化することによる連続調節の必要性に関係する。しかし、複合サイクル発電プラント10では、突然の変化が生じる可能性もあり、これは、本発明によって補償することができる。一例として、ガス化装置58に導入される燃料を別のものに変更することができ、これにより排気ガスの特性が変わる。このタイプの変更では、入口ライン80を通る新鮮空気およびリターン・ライン86を通る煙道ガスの流量を変えることによって、プロセス・ガスの特性を、少なくともかなりの程度まで回復することができる。
【0035】
別の可能性は、何らかの理由により、ガス化装置58を使用せず、天然ガスまたは何らかの他の燃料を用いて動作するように燃焼器52を切り換えることである。これは、プロセス・ガスの特性をある程度変え、最適ではないボイラ性能をもたらす可能性がある。しかし、本発明は、システムがガス化装置を有さずに使用されるときも高効率および低排出でボイラを動作することができる能力を提供する。
【0036】
動作モードの最大の変化は、何らかの理由によりガス・タービン46が使用されないときである。このとき、利用可能なガス・タービン排気ガスが存在せず、ボイラ12の高性能動作を維持するために、流量制御装置82および88を使用して、ガス・タービン排気ガスをシミュレートすることができる。しかしながら、ボイラ12のスタンドアローン・モードにおいて、より低いプロセス・ガス温度を補償するために燃料供給率が増大されると、プロセス・ガスの酸素含有量をそれに従って調節することができる。
【0037】
新規の複合サイクル発電システム、およびそのようなシステムを操作する方法を上述してきた。本発明を、特定の実施形態に関して例示してきたが、多数の変更および修正をそこに加えることができることを理解されたい。したがって、本発明は、頭書の特許請求の範囲内に含まれる様々な修正形態および等価構成を網羅するように意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された複合サイクル発電プラントの概略図である。

Claims (28)

  1. 複合サイクル発電プラントを操作する方法であって、
    第1の温度で第1の燃料を燃焼させて煙道ガスを発生させるため、および蒸気を発生させるための炉を有するボイラを提供するステップであって、前記ボイラが、蒸気発生および周囲環境への排出物に関して最適な性能を有しており、前記第1の温度が最適な温度を提供しているステップと、
    煙道ガス・ダクトを通して周囲環境へ煙道ガスを導くステップと、
    第1の質量流量を有するプロセス・ガスを炉に供給するステップであって、前記第1の質量流量が最適な質量流量を提供しているステップと、
    前記蒸気によって蒸気タービンを駆動して電力を発生させるステップと、
    燃焼器内で第2の燃料を燃焼させて排気ガスを発生させるステップと、
    発生した前記排気ガスをガス・タービン内に展開して電力を発生させるステップと、
    前記排気ガスを前記ガス・タービンからプロセス・ガス・サプライに送るステップと、
    前記煙道ガスの一部を前記煙道ガス・ダクトから前記プロセス・ガス・サプライに再循環させるステップと、
    第1の制御装置によって前記煙道ガスの再循環の割合を制御するステップと、
    新鮮空気を前記プロセス・ガス・サプライに供給するステップと、
    前記新鮮空気供給の割合を第2の制御装置によって制御するステップと、
    選択された量の第1の燃料を前記炉に供給するステップと、
    選択された量の第2の燃料を前記燃焼器に供給するステップと、
    を含み、
    前記ボイラは、前記第1および第2の制御装置が前記煙道ガス再循環の割合および前記新鮮空気の供給割合をそれぞれ最小限に抑えており且つ前記排気ガスが単独で、またはプロセス・ガスの主要部として使用される前記燃焼器の第1の動作条件において、最適な性能を有しており、また、燃焼器の前記第1の動作条件以外の条件において、前記ボイラの少なくとも最適な性能に近い性能を得るように前記第1および第2の制御装置を制御するステップをさらに含む複合サイクル発電プラントの操作方法。
  2. 第1の動作条件以外の条件で制御する前記ステップが、蒸気の発生を最適化し、周囲環境への排出物を最小限に抑えるように第1および第2の制御装置を制御するステップを含む請求項1に記載の複合サイクル発電プラントの操作方法。
  3. 高圧ガス化装置内で第3の燃料をガス化して燃料ガスを発生させるステップ、および該燃料ガスを前記第2の燃料として使用するステップをさらに含む請求項1に記載の複合サイクル発電プラントの操作方法。
  4. 前記ボイラが流動床ボイラである請求項3に記載の複合サイクル発電プラントの操作方法。
  5. 前記ガス化装置内でチャーを発生させるステップ、および該チャーを前記第1の燃料として使用するステップをさらに含む請求項3および請求項4に記載の複合サイクル発電プラントの操作方法。
  6. 前記ガス化装置が流動床ガス化装置である請求項3に記載の複合サイクル発電プラントの操作方法。
  7. 循環流動床原理に従って前記流動床ボイラおよび前記流動床ガス化装置を操作するステップをさらに含む請求項4および請求項6に記載の複合サイクル発電プラントの操作方法。
  8. 前記第1の動作条件では、前記燃焼器が動作状態にあり、第1の動作条件以外の前記条件では、前記燃料器が動作状態でないことを特徴とする請求項1に記載の複合サイクル発電プラントの操作方法。
  9. 前記第1の動作条件では、前記ガス化装置が動作状態にあり、第1の動作条件以外の前記条件では、前記ガス化装置が動作状態でないことを特徴とする請求項3および請求項8に記載の複合サイクル発電プラントの操作方法。
  10. 前記第1の動作条件では、前記ガス化装置が動作状態にあり、また前記燃料ガスが第2の燃料として使用されており、第1の動作条件以外の前記条件では、前記ガス化装置が動作状態でなく、また別の燃料が第2の燃料として使用されることを特徴とする請求項3に記載の複合サイクル発電プラントの操作方法。
  11. 第1の動作条件以外の前記条件で、天然ガスを第2の燃料として使用するステップをさらに含む請求項10に記載の複合サイクル発電プラントの操作方法。
  12. 前記燃焼器の動作条件を測定するステップと、第1の動作条件以外の前記条件で制御を行う前記ステップで、測定された動作条件に基づいて前記第1および第2の制御装置の制御を行うステップをさらに含む請求項1に記載の複合サイクル発電プラントの操作方法。
  13. 前記測定ステップが、周囲空気温度、圧力、および湿度の少なくとも1つを測定するステップを含み、第1の動作条件以外の前記条件で制御する前記ステップで、前記測定に基づいて前記第1および第2の制御装置の制御を行うステップをさらに含む請求項12に記載の複合サイクル発電プラントの操作方法。
  14. 前記第1の動作条件において、前記プロセス・ガスが第1の質量流量を有しており、第1の動作条件以外の前記条件で制御する前記ステップが、第1の質量流量からの質量流量の変化を低減するように前記第1の制御装置を制御するステップを含む請求項1に記載の複合サイクル発電プラントの操作方法。
  15. 前記プロセス・ガスの酸素含有量を測定するステップ、および第1の動作条件以外の前記条件で制御する前記ステップにおいて、測定酸素含有量に基づいて第2の制御装置を制御するステップをさらに含む請求項1に記載の複合サイクル発電プラントの操作方法。
  16. 前記煙道ガス中の残留酸素を測定するステップ、および第1の操作条件以外の前記条件で制御する前記ステップで、事前選択量の残留酸素を得るように前記第2の制御装置を制御するステップをさらに含む請求項1に記載の複合サイクル発電プラントの操作方法。
  17. 蒸気を発生させるためのボイラであって、第1の燃料を燃焼させて煙道ガスを発生させるための炉と、発生した煙道ガスを受け取るためのバックパスと、前記バックパスから周囲環境へ煙道ガスを送るための煙道ガス・ダクトとを備え、排気ガスを単独で、またはボイラに供給されるプロセス・ガスの主要部として使用するときに、蒸気発生および周囲環境への排出物の点で性能を最適化するように配置された幾何形状および伝熱面を有しているボイラと、
    プロセス・ガスを前記炉に供給するためのプロセス・ガス・サプライと、
    前記蒸気を受け取り、また蒸気によって駆動されて電力を発生させるための蒸気タービンと、
    第2の燃料を燃焼させて排気ガスを発生させるための燃焼器と、
    前記燃焼器からの排気ガスを展開させて電力を発生させるため、および排気ガスを前記プロセス・ガス・サプライに送るためのガス・タービンと、
    煙道ガスの一部を前記煙道ガス・ダクトから前記プロセス・ガス・サプライに再循環させるためのリターン・ラインと、
    煙道ガスが前記リターン・ライン内で再循環される割合を制御するための第1の制御装置と、
    新鮮空気を前記プロセス・ガス・サプライに供給するための供給ラインと、
    新鮮空気が前記供給ラインによって供給される割合を制御するための第2の制御装置と、
    前記燃焼器の様々な動作条件の下で前記ボイラの少なくとも最適に近い性能を維持するように前記第1および第2の制御装置を制御するための制御装置と、
    を有する複合サイクル発電プラント。
  18. 前記炉が所定の平均水平断面を有しており、前記ボイラが、所定の蒸気発生能力と、前記バックパス内における第1の伝熱領域とを有しており、前記平均水平断面と前記第1の伝熱領域とが、同じ蒸気発生能力を有する同様のボイラにおける典型的な場合よりも少なくとも約15%大きいことを特徴とする請求項17に記載の複合サイクル発電プラント。
  19. 第3の燃料をガス化して、前記第2の燃料として使用することができる燃料ガスを発生させるための高圧ガス化装置をさらに有する請求項17に記載の複合サイクル発電プラント。
  20. 前記ボイラが流動床ボイラである請求項17に記載の複合サイクル発電プラント。
  21. 前記ガス化装置が、前記第1の燃料として使用されるチャーも発生することを特徴とする請求項19および請求項20に記載の複合サイクル発電プラント。
  22. 前記ガス化装置が流動床ガス化装置である請求項19に記載の複合サイクル発電プラント。
  23. 前記流動床ボイラおよび前記流動床ガス化装置が、循環流動床原理に従って操作されることを特徴とする請求項20および請求項22に記載の複合サイクル発電プラント。
  24. 前記燃焼器の動作条件を測定するための手段と、
    測定された動作条件に基づいて前記第1および第2の制御装置を制御するための手段と、をさらに有する請求項17に記載の複合サイクル発電プラント。
  25. 前記燃焼器の動作条件を測定するための前記手段が、周囲空気温度、圧力、および湿度の少なくとも1つを測定するための手段を含む請求項24に記載の複合サイクル発電プラント。
  26. プロセス・ガスの質量流量を測定するための手段と、
    測定されたプロセス・ガスの質量流量に基づいて前記第1の制御装置を制御するための手段と、をさらに有する請求項17に記載の複合サイクル発電プラント。
  27. プロセス・ガスの酸素含有量を測定するための手段と、
    測定されたプロセス・ガスの酸素含有量に基づいて前記第2の制御装置を制御するための手段と、をさらに有する請求項17に記載の複合サイクル発電プラント。
  28. 煙道ガスの残留酸素含有量を測定するための手段と、
    測定された煙道ガスの残留酸素含有量に基づいて前記第2の制御装置を制御するための手段と、をさらに有する請求項17に記載の複合サイクル発電プラント。
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