JPH0979529A - ゴミ焼却炉 - Google Patents

ゴミ焼却炉

Info

Publication number
JPH0979529A
JPH0979529A JP23938995A JP23938995A JPH0979529A JP H0979529 A JPH0979529 A JP H0979529A JP 23938995 A JP23938995 A JP 23938995A JP 23938995 A JP23938995 A JP 23938995A JP H0979529 A JPH0979529 A JP H0979529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flue
combustion
fuel injection
superheater
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23938995A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamichi Hino
正道 日野
Masatsugu Yamagata
昌継 山縣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP23938995A priority Critical patent/JPH0979529A/ja
Publication of JPH0979529A publication Critical patent/JPH0979529A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/12Heat utilisation in combustion or incineration of waste

Landscapes

  • Incineration Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥帯、燃焼帯及び後燃焼帯に領域分割され
た移動式の火床の上方空間に煙道を形成し、この煙道
に、廃熱ボイラを設け、煙道の上流側を、乾燥帯で発生
した未燃焼排ガスを導く第1煙道と、燃焼帯又は後燃焼
帯で発生した燃焼排ガスを導く第2煙道に分離形成し
て、第1煙道に廃熱ボイラを配置し、第2煙道に廃熱ボ
イラで発生した蒸気を過熱する過熱器を配設してあるゴ
ミ焼却炉の、廃熱ボイラの腐食を抑制しつつ、その周辺
を大型化することなく、投入ゴミの量及び発熱量の変動
に伴う廃熱ボイラへの供給熱量の変動によるゴミ発電電
力量の変動を抑制する。 【構成】 蒸気状態検出センサと過熱器を加熱する燃料
噴射装置を設けるとともに、前記蒸気状態検出センサの
出力に応じて前記燃料噴射装置を制御する制御手段を設
けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾燥帯、燃焼帯及び後
燃焼帯に領域分割された移動式の火床の上方空間に配置
された煙道の上流側を、前記乾燥帯で発生した未燃焼排
ガスを導く第1煙道と、前記燃焼帯又は前記後燃焼帯で
発生した燃焼排ガスを導く第2煙道に分離形成し、前記
第1煙道に廃熱ボイラを配置するとともに、前記第2煙
道に前記廃熱ボイラで発生した蒸気を過熱する過熱器を
配設してあるゴミ焼却炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本願出願人が別途出願したゴミ焼却炉を
組み込んだゴミ発電システムの一例を図3に示す。ゴミ
焼却炉10は、ゴミホッパ11、移動式の火床1、この
火床1の上方空間に形成された煙道2などで構成され
る。前記火床1は4分割されており、ゴミの移動方向に
順に、乾燥ストーカ21、第1燃焼ストーカ22、第2
燃焼ストーカ23、後燃焼ストーカ24で構成され、夫
々にゴミ供給側から灰排出側へ移動させるロストルを備
えた移動式火床で、階段状に順次下降位置に配置され、
後燃焼ストーカ24の灰排出側の終端には灰を下方へ落
下させる灰排出口25が設けられている。乾燥ストーカ
21のゴミ供給側の燃焼炉壁にはゴミ供給口が設けら
れ、ゴミホッパ11を備えている。他端側の灰排出側の
側壁にはこのゴミ焼却炉10のスタートアップ用にスタ
ートバーナ9が設けられている。前記煙道2の上流側を
分岐して、乾燥帯1aで発生した未燃焼ガスを導く断面
矩形状の第1煙道2aと、燃焼帯1b又は後燃焼帯1c
で発生した燃焼ガスを導く同じく断面矩形状の第2煙道
2bに分離形成してある。そして、第1煙道2aには、
廃熱ボイラ3を配置し、また、第2煙道2bには、廃熱
ボイラ3で発生した蒸気を過熱する過熱器4を設けてあ
り、この過熱器4の入口蒸気管は廃熱ボイラ3の出口蒸
気管と配管接続されている。前記第1煙道2aと第2煙
道2bの合流した煙道2の排煙側には電気集塵機13、
排ガス送風機19等が順に接続されており、この排ガス
送風機19排ガス側は、排ガス処理装置(図示省略)を
経て煙突(図示省略)に接続されている。さらに、ガス
クーラ12内にはエコノマイザ14が設けられており、
廃熱ボイラ3への給水を加熱(図示省略)して熱効率の
上昇を図っている。各ストーカの下部には、一次空気の
供給路を兼ねた灰シュート8が設けられており、各灰シ
ュート8に空気供給口16が開口している。この空気供
給口16は乾燥ストーカ21の下方のものは乾燥用空気
供給口16aとして、他のストーカ22,23,24夫
々の下方のものは一次空気供給口16bとして設けられ
ており、夫々に一次空気送風機17から分岐配管接続さ
れている。この乾燥用空気供給口16aと一次空気送風
機17の間の管路に空気予熱器15が備えられており、
廃熱ボイラ3からの蒸気の一部と熱交換して供給する乾
燥用空気を予熱するようにしてある。さらに、乾燥用空
気供給口16aへの配管と一次空気供給口16bへの配
管の間に調整用ダンパ16cを介した連通路を設けてあ
る。
【0003】前記ゴミホッパ11から塵芥が投入される
と、先ず乾燥ストーカ21の入口側端にゴミ供給口から
落下し、乾燥ストーカ21のロストルにより徐々に第1
燃焼ストーカ22に向かってゴミが搬送され、そのロス
トルの下からは乾燥用空気供給路を兼ねた灰シュート8
を通じて予熱された乾燥用空気が送り込まれる。ロスト
ル上のゴミは、燃焼火炎及び炉壁からの輻射熱も加わっ
て、次第に乾燥するとともに、一部は熱分解し、その際
に塩化ビニールなどの塩素を含むゴミが分解して塩素分
(主として塩化水素)を放出し、この塩素分は空気と共
に煙道へ向けて流れ、熱分解残渣の一部は灰化してロス
トルの下へ抜けて灰シュート8より、残りの大部分は燃
焼帯1b、後燃焼帯1cへ送られ、最終的には灰搬送装
置20に落下する。この乾燥ストーカ21のロストル上
を主体として乾燥帯1aが形成される。従って、主とし
てこの乾燥帶1aから塩素分が発生する。第1燃焼スト
ーカ22上に落下したゴミは先に燃焼しているロストル
上のゴミの火炎により着火して燃焼を始め、徐々にゴミ
を第2燃焼ストーカ23に向けて移動させるロストル上
で燃焼を続ける。この燃焼を持続するためにこの第1燃
焼ストーカ22の下に設けられた灰シュート8を経て一
次空気が送り込まれる。先に乾燥ストーカ21上で殆ど
塩素分の発生が終わっているので、この第1燃焼ストー
カ22上のゴミは燃焼しても殆ど塩素分を発生すること
がなく、ガス化成分は次第にガス化する。この第1燃焼
ストーカ22上で燃焼したゴミの灰分はロストルの下へ
落下し、灰シュート8を経てその下に設けられた前記の
灰搬送装置20に落下する。この第1燃焼ストーカ22
の終端部に達したゴミは燃焼を続けながら第2燃焼スト
ーカ23の始端部上に落下する。第2燃焼ストーカ23
でも第1燃焼ストーカ22と同様にして一次空気が供給
され、ロストルの下から落ちる一部の燃焼灰が回収され
つつ、ゴミが徐々にストーカ終端部に向けて送られ、こ
の終端部から、後燃焼ストーカ24の始端部上に落下す
る。ここでは、ゴミの燃焼は完全に終わっており、前記
の第1燃焼ストーカ22と、この第2燃焼ストーカ23
のロストル上で燃焼帶1bが形成される。この燃焼帶1
bが燃焼を続ける部分で、もっとも高温を生ずる部分で
ある。後燃焼ストーカ24にも燃焼帶1bの各ストーカ
と同様に、一次空気が供給され、一部の燃焼灰が回収さ
れるが、そのロストル上の炭化したゴミは燃焼を続けて
灰化しながら後燃焼ストーカ24の終端に向けて徐々に
移動し、その終端部で燃焼残渣の灰が灰排出口25から
前記の灰搬送装置20に落下する。この灰搬送装置20
は、受けた灰を灰処理設備に供給する。
【0004】第1煙道2aには、主として乾燥帯1aで
ゴミが乾燥するときに分解して発生する塩素分を含む腐
食性のガスが導かれるので、廃熱ボイラ3の管壁の保護
のため、生成される蒸気温度は約300℃に制限され
る。第2煙道2bには、主として燃焼帯1b,後燃焼帯
1cからの約800℃を超える高温の燃焼ガスが流れ込
むが、この燃焼ガスには前記の乾燥帶で発生した塩素分
が含まれないので、前記廃熱ボイラで生成された蒸気が
過熱器4により充分に過熱された後に覆水式蒸気タービ
ンTに導かれ、発電機Gを回転駆動して発電される。蒸
気コンデンサーCで回収された水は給水ポンプ(図示省
略)によりエコノマイザー14を通り廃熱ボイラ3に給
水される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、廃熱ボ
イラの腐食を抑制するために、煙道を2分割して第1煙
道と第2煙道とに分け、第1煙道に廃熱ボイラを配置し
て乾燥帯の排ガスをこの第1煙道に導いて蒸気を生成
し、燃焼帯及び後燃焼帯で生ずる高温の比較的クリーン
な燃焼ガスの熱量を活用するために第2煙道に過熱器を
配置して、廃熱ボイラで生じた蒸気を過熱器が腐食をお
こすことのない状態で高温に加熱しているものの、投入
されるゴミの形状、燃焼発熱量、保有水分等が不安定
で、従って、火床上に投入されるゴミの量の不均一も伴
って、廃熱ボイラや過熱器への熱供給は不安定となり、
蒸気発生量の安定性に欠くという問題があった。そこ
で、ゴミ発電プラントの発電の安定性を向上させるため
に、外部燃焼式の過熱器をゴミ焼却炉外に設けて、蒸気
温度や流量の安定を図ることが考えられるが、設備費が
嵩む等という欠点がある。本発明の目的は、ゴミ焼却炉
の構造を一部変えるだけで燃焼ガスの保有熱量を充分に
活かし、燃焼炉の周辺を大型化することなく、投入ゴミ
の量及び発熱量の変動に伴う廃熱ボイラへの供給熱量の
変動によるゴミ発電電力量の変動を抑制しつつ、電力負
荷に即応しやすい制御性のよいゴミ焼却炉を提供すると
ころにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の特徴構成は、乾燥帯、燃焼帯及び後燃焼帯
に領域分割された移動式の火床の上方空間に配置された
煙道の上流側を、前記乾燥帯で発生した未燃焼排ガスを
導く第1煙道と、前記燃焼帯又は前記後燃焼帯で発生し
た燃焼排ガスを導く第2煙道に分離形成し、前記第1煙
道に廃熱ボイラを配置するとともに、前記第2煙道に前
記廃熱ボイラで発生した蒸気を過熱する過熱器を配設し
てあるゴミ焼却炉の構成を前提として、前記過熱器によ
り過熱された蒸気の状態を検出する蒸気状態検出センサ
と、前記過熱器を加熱する燃料噴射装置を設けるととも
に、前記蒸気状態検出センサの出力に応じて前記燃料噴
射装置を制御する制御手段を設けてある点にある
【0007】
【作用】燃料噴射装置と、蒸気状態検知センサと、この
蒸気状態検知センサに連動して燃料噴射装置を制御する
制御手段を設けてあるので、ゴミの投入量の変動やゴミ
の単位発熱量の変動にともなう燃焼発熱量の変動による
蒸気温度の低下が蒸気状態検出センサにより検出される
と、燃料噴射装置により蒸気温度の安定のために必要な
程度の補助的な燃料補給を行い、第2煙道を通過する排
ガスの温度を高めることが出来るので、前記過熱器の生
成する過熱蒸気の温度を所要温度に安定的に確保でき
る。さらに、廃熱ボイラの発生蒸気量が低下した場合に
も、補助燃料の噴射によって前記燃焼帯側の燃焼ガスが
前記第1煙道に一部押し込まれる結果、この第1煙道を
通過する排ガスの温度を高めることができるので、前記
廃熱ボイラの蒸気温度を高めるとともに、蒸気発生量も
補うことができる。
【0008】
【発明の効果】上記のように、蒸気状態検出センサ及び
制御手段を備えた燃料噴射装置を設けることによって、
不足する熱量を補うだけの補助的な燃料の補給程度で過
熱蒸気の温度を安定的に確保できるので、燃焼ガスの温
度を充分に活かして、燃焼排ガスの熱効率を高めること
により、全体としての熱効率を向上でき、さらに、ゴミ
焼却炉の周辺設備の過大化を避けることができる。さら
に、ゴミの燃焼ガスの温度が低下しても、燃料噴射装置
から燃料を噴射して、廃熱ボイラの蒸気発生量を補うこ
とができるので、過熱器の発生する過熱蒸気の量を確保
すると同時に温度を所要温度に安定させることができ、
ゴミ発電システムとして構成する場合に、その発電電力
量を容易に制御でき、安定した発電出力が得られるよう
になる。
【0009】
【実施例】図1に本発明のゴミ焼却炉をゴミ発電システ
ムに適用した例を示す。なお、従来技術との比較を容易
にするために図4と同一機能のものについては同一の符
号を付した。また、図4の従来技術と相違のない点につ
いては、従来技術の説明と重複するので、その点につい
ての説明は以下省略する。
【0010】図1に沿って説明すると、移動式火床1の
灰排出側の側壁にはこのゴミ焼却炉10のスタートアッ
プ用に、スタートバーナに代えてパイロットバーナを有
する燃料噴射装置5が設けられており、過熱器4の過熱
蒸気管の入口付近に蒸気状態検出センサ6と、このセン
サ6の検出した結果に基づき燃料噴射装置5の燃料噴射
量を制御する制御手段7を設けてある。また、第1煙道
2aのガスの入口近傍に温度センサ26aを取り付け、
第2煙道2bの中頃の炉壁に温度センサ26aと、塩化
水素ガスセンサ26bを取り付けてある。さらに、流量
配分調節手段として、第1煙道2aと第2煙道2bの合
流部2cに、両煙道2a,2bを分界する壁面に近接し
てその分界稜線に平行な軸の周りに揺動可能にダンパ2
7を設けてあり、調整駆動機構(図示省略)により自動
的に揺動駆動される。
【0011】前記燃料噴射装置5は、通常のガスバーナ
ー、オイルバーナー等で良く、燃料が路内へ燃焼しやす
く供給出来さえすればよい。
【0012】ゴミ焼却炉の点火時には、バーナー5に点
火され、その火炎によりゴミに着火される。この時、火
力不足の場合には、燃料供給管から重油燃料が供給さ
れ、その火力により、ゴミは燃焼を始める。最初から生
ゴミが投入される場合には、ゴミの燃焼開始に先立ち重
油燃料を噴霧供給する。この重油燃料の火力により、ゴ
ミは乾燥し、燃焼を開始する。このバーナー5に供給さ
れる重油燃料は制御手段7により燃料供給管の調節弁を
介してその供給量の調節が行われる。そして、蒸気状態
検出センサ6が過熱器4の過熱蒸気温度の低いことを検
出したときには燃料供給管への重油燃料の供給量を増加
し、過熱蒸気温度が所要温度に達しているときにはこの
重油燃料の供給を停止する。
【0013】ダンパ27は、その中立位置で、両煙道2
a,2bの流路のダンパ27の先端との間の開口の断面
積を、夫々の所要流路断面積に合わせてあり、その位置
によって両煙道2a,2bを流れる排ガスの流量の配分
を調節でき、温度センサ26a,26a及び塩化水素ガ
スセンサ26bの検知した排ガスの状態に応じてその流
量配分を調節するように駆動される。そして、背反的に
両煙道2a,2bの流路断面積を拡縮するので、このダ
ンパ27の動きに従って、排ガスの流れは確実にどちら
かに偏る。これにより、第2煙道2bへの塩化水素ガス
の流入が抑止され、また、廃熱ボイラ3の加熱熱量の制
御が行われる。
【0014】温度センサ26a,26aは、夫々第1煙
道2a及び第2煙道2bを流れる排ガスの温度を監視し
ており、塩化水素ガスセンサ26bは、第2煙道2bを
流れる燃焼排ガスの中の塩素分を監視している。ダンパ
27は、第1煙道2aの温度センサ26aが温度の高す
ぎることを検知したときには、上方に揺動して、第2煙
道2bの流路を大きくして第2煙道2bの排ガスの流量
を大きくさせると同時に、第1煙道2aの流路を狭くし
て第1煙道2aの排ガスの流量を制限し、廃熱ボイラ3
への過大な熱量供給を避けるようにしてある。こうし
て、この温度センサ26aの出力は廃熱ボイラ3の制御
にも用いている。また、塩化水素ガスセンサ26bが第
2煙道2b内の燃焼排ガス中に塩素分を検出したときに
は、ダンパ27は下方に揺動し、第2煙道2b内の燃焼
排ガス流量を抑制し、同時に、第1煙道2aの流路を拡
げて排ガスの流れを第1煙道2a側に偏らせて、高い温
度で使用する過熱器4を高温腐食から保護する。一方、
第2煙道2bに設けた温度センサ26aで検知した温度
が低下した場合には、制御手段7を介して燃料噴射装置
5から燃料を噴射して、燃焼ガスの温度を高めて過熱器
4の出口過熱蒸気の温度が下がらないようにすることが
できる。このようなダンパ27を設けてあるので、第1
煙道2a、第2煙道2b共に、その出口の排ガス流路断
面積はやや大きくしてある。
【0015】この様に構成して、ゴミ発電システムを設
備した場合に、ゴミの燃焼発熱量の不安定からもたらさ
れる発電出力の変動を、燃料噴射装置5からの燃料噴射
によって緩和できるとともに、電力不足の場合にも、燃
料噴射量の調整によって、対応でき、また、この燃料噴
射装置5はバーナとしても機能するので、前述のように
ゴミ焼却炉のスタートアップ時にも利用できる。さら
に、調整用ダンパ16cを操作して一次空気供給量を多
くし、同時に燃料噴射装置5から燃料を噴射すると、燃
料が燃焼して第2煙道2bへの排ガスの温度が高まると
共に、第1煙道2a側へ排ガスの流れが幾分偏るので、
ダンパ27に代わる前記流量配分調節手段27としても
作用させることが出来る。
【0016】〔別実施例〕先の実施例ではストーカを4
段設備しているが、そのうちの燃焼ストーカは1段でも
よく、また、全体が段差部のない一連のストーカであっ
てもく、このストーカは水平配設のものであってもよ
く、傾斜したものであってもよい。
【0017】また、両煙道2a,2bの合流部2cに両
煙道2a,2bの排ガス流量を同時に背反的に調節する
ダンパ27を設けたが、このダンパ27の揺動軸を他の
位置に設けてあってもよく、両煙道2a,2bの排ガス
流量を同時に調節できるものであれば良い。また、この
ダンパ27は両煙道2a,2bのうちいずれか一方の煙
道にのみ設けて、双方の排ガス流量を調節するものであ
ってもよい。さらに、図3に示すように、ダンパとして
は、第1煙道2aの出口近傍に設置した第1ダンパ27
aと、第2煙道2bの出口近傍に設置した第2ダンパ2
7bとで構成したものであってもよく、そのダンパを設
ける位置も夫々の煙道の排ガスの流量を調節できるもの
であれば他の位置でもよい。流量配分調節手段は、ダン
パで構成するものに限らず他の機構を用いてもよい。
【0018】ゴミ焼却炉にはスタートアップ用を兼ねる
パイロットバーナを有する燃料噴射装置を設けてもよ
く、これを単に燃料を噴射するだけの燃料噴射装置に
し、スタートバーナを別に設けるようにしてもよい。ま
た、過熱器の管と第2煙道に温度センサを設けて、両者
を燃料噴射装置の制御手段への入力に用いることもでき
る、あるいは、温度センサを廃熱ボイラの伝熱管等他の
部位に設けてあってもよい。さらに、過熱器の管に設け
た温度センサに代えて廃熱ボイラの出口蒸気圧力のセン
サを用いれば、前記流量配分調節手段を廃熱ボイラへの
加熱熱量調節手段としても利用できる。上記の燃料噴射
装置は重油噴射のものであるが、燃料としては、液体の
みならず、スラリ状の固体燃料、ガス燃料等が使用可能
であり、燃料噴射装置としては、図示のものに限らず、
要は、燃焼してゴミの燃焼熱量の不足を解消できるよう
なものであれば良い。
【0019】さらに、煙道出口にガスクーラ12を経て
電気集塵機13が接続されているが、集塵設備としては
電気集塵機に限らず、高温用のバグフィルタ等を用いる
ことができる。
【0020】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴミ焼却炉を用いたゴミ発電システム
の実施例の説明用要部断面図
【図2】本発明の他の実施例の説明用要部断面図
【図3】従来のゴミ焼却炉を用いたゴミ発電システムの
説明用要部断面図
【符号の説明】
1 火床 1a 乾燥帯 1b 燃焼帯 1c 後燃焼帯 2 煙道 2a 第1煙道 2b 第2煙道 2c 合流部 3 廃熱ボイラ 4 過熱器 5 燃料噴射装置 6 蒸気状態検出センサ 7 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23G 5/46 ZAB F23G 5/46 ZABB 5/50 ZAB 5/50 ZABJ ZABL

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥帯(1a)、燃焼帯(1b)及び後
    燃焼帯(1c)に領域分割された移動式の火床(1)の
    上方空間に配置された煙道(2)の上流側を、前記乾燥
    帯(1a)で発生した未燃焼排ガスを導く第1煙道(2
    a)と、前記燃焼帯(1b)又は前記後燃焼帯(1c)
    で発生した燃焼排ガスを導く第2煙道(2b)に分離形
    成し、前記第1煙道(2a)に廃熱ボイラ(3)を配置
    するとともに、前記第2煙道(2b)に前記廃熱ボイラ
    (3)で発生した蒸気を過熱する過熱器(4)を配設し
    てあるゴミ焼却炉であって、 前記過熱器(4)により過熱された蒸気の状態を検出す
    る蒸気状態検出センサ(6)と、前記過熱器(4)を加
    熱する燃料噴射装置(5)を設けるとともに、前記蒸気
    状態検出センサ(6)の出力に応じて前記燃料噴射装置
    (5)を制御する制御手段(7)を設けてあるゴミ焼却
    炉。
JP23938995A 1995-09-19 1995-09-19 ゴミ焼却炉 Pending JPH0979529A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23938995A JPH0979529A (ja) 1995-09-19 1995-09-19 ゴミ焼却炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23938995A JPH0979529A (ja) 1995-09-19 1995-09-19 ゴミ焼却炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0979529A true JPH0979529A (ja) 1997-03-28

Family

ID=17044063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23938995A Pending JPH0979529A (ja) 1995-09-19 1995-09-19 ゴミ焼却炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0979529A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007139412A (ja) * 2005-11-19 2007-06-07 Von Roll Umwelttechnik Ag サポートバーナーの操作を用いた、ごみの焼却プラントの調節方法
KR102147876B1 (ko) * 2019-09-03 2020-08-25 주식회사 세영기술 축산분뇨를 이용한 발전 시스템

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007139412A (ja) * 2005-11-19 2007-06-07 Von Roll Umwelttechnik Ag サポートバーナーの操作を用いた、ごみの焼却プラントの調節方法
KR102147876B1 (ko) * 2019-09-03 2020-08-25 주식회사 세영기술 축산분뇨를 이용한 발전 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4838183A (en) Apparatus and method for incinerating heterogeneous materials
US5626085A (en) Control of staged combustion, low NOx firing systems with single or multiple levels of overfire air
JPS5837415A (ja) 低NOx用ごみ焼却炉
JP3437951B2 (ja) 乾留ガス化燃焼装置の燃焼制御システム
JPH0979529A (ja) ゴミ焼却炉
JP7397627B2 (ja) 焼却プラント及びその燃焼制御方法
JP2922711B2 (ja) 都市ゴミ焼却装置
JP3247066B2 (ja) 流動床焼却炉のフリーボード温度制御方法
JP2013117336A (ja) ストーカ式焼却炉の燃焼方法及び燃焼装置
JP5995379B2 (ja) 廃棄物焼却炉ボイラの制御方法
JP5875720B1 (ja) 廃棄物焼却炉ボイラ及びその制御方法
JP2651342B2 (ja) 燃焼式過熱器の制御方法
JP7386019B2 (ja) 微粉燃料焚きボイラ
JP2733201B2 (ja) ゴミ焼却装置
JP7316074B2 (ja) 微粉燃料焚きボイラ
JP7199235B2 (ja) 燃焼炉及びその起動方法
JP2740095B2 (ja) ゴミ焼却装置
JPH0979555A (ja) ゴミ焼却装置
JP2944502B2 (ja) ゴミ焼却装置
JPH0979528A (ja) ゴミ焼却炉
JP2740096B2 (ja) ゴミ焼却装置
CN205782969U (zh) 垃圾焚烧设备的供风系统
JP4287955B2 (ja) ごみ発電システム
JPH1114029A (ja) 循環流動層燃焼装置及びその運転方法
JPH07190327A (ja) ゴミ焼却炉の燃焼制御装置