JP2004364026A - 通信方法及び通信端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワーク接続された通信端末間で構成されるシステムにおいて、通信端末内での音声処理を改善する。
【解決手段】送信側の通信端末で音声通信を行うための音声信号レベルを監視し、音声信号レベルが予め定められた信号レベルより大きい場合は、送信側の通信端末は受信側の通信端末に当該音声信号を送信すると共に前記送信側の通信端末に備えられた表示画面に音声信号の送信中である旨を表示し、音声信号レベルが予め定められた信号レベルより小さい場合は、送信側の通信端末は受信側の通信端末に当該音声信号を送信を停止すると共に前記送信側の通信端末に備えられた表示画面に音声信号の送信を行っていない旨を表示する。
【選択図】 図3
【解決手段】送信側の通信端末で音声通信を行うための音声信号レベルを監視し、音声信号レベルが予め定められた信号レベルより大きい場合は、送信側の通信端末は受信側の通信端末に当該音声信号を送信すると共に前記送信側の通信端末に備えられた表示画面に音声信号の送信中である旨を表示し、音声信号レベルが予め定められた信号レベルより小さい場合は、送信側の通信端末は受信側の通信端末に当該音声信号を送信を停止すると共に前記送信側の通信端末に備えられた表示画面に音声信号の送信を行っていない旨を表示する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク接続された通信端末間で構成されるシステムにおいて、通信端末内での音声処理を改善し、ウェーブフォーマットの可変の可能にした通信方法及び通信端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の通信端末間における音声通信システムは、送信側通信端末からウェーブ形式の音声データをネットワークを経由して送信し、ネットワークを経由して受信側通信端末に送信される双方向行通信システムで行っている。従来の技術においては、音声はウェーブ形式の音声データのフォーマット(以下、ウェーブフォーマットと呼ぶ)が固定であり、通信を行わない場合でも入力・出力処理を行なっているため、入力処理では入力データを無線部に送信し、その入力データを無線部で破棄することを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような通信処理では、常に音声処理を行っていることからCPUに負荷がかかり、他のアプリケーションの処理速度低下、音声デバイスの占有及びネットワーク上で無駄なデータが占有してしまうという問題がある。また、ウェーブフォーマットが固定なので、音声データ量の軽減及び音質の向上がはかれないという問題が発生する。更に、通信を行うにあたり、送信時に常に送信操作用のボタンを押下しなくてはならないという煩雑さがあるという問題も発生する。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信端末処理画面でウェーブフォーマットの可変ができるようにすることで、音声データ量の軽減及び音質の向上、及び音声バッファサイズの可変が実現可能とすることである。更に、通信時のみ入力・出力を行う事でCPUの負荷を軽減し、他のアプリケーションの処理速度向上、音声デバイスの占有の軽減、ネットワーク上でのデータ量軽減の実現及び操作性を向上した通信端末を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の通信方法は、ネットワークを経由して通信端末間で音声通信を行う通信方法であって、送信側の通信端末で音声通信を行うための音声信号レベルを監視し、音声信号レベルが予め定められた信号レベルより大きい場合は、送信側の通信端末は受信側の通信端末に当該音声信号を送信すると共に前記送信側の通信端末に備えられた表示画面に音声信号の送信中である旨を表示し、音声信号レベルが予め定められた信号レベルより小さい場合は、送信側の通信端末は受信側の通信端末に当該音声信号を送信を停止すると共に前記送信側の通信端末に備えられた表示画面に音声信号の送信を行っていない旨を表示することを特徴とする。
【0006】
また、本発明の請求項2記載の通信方法は、音声通信を行うことができる通信端末の通信方法であって、前記通信端末で予め定められた音声信号を解析するためのサンプリング周波数情報及び波形分解能情報及び通信チャネル数情報の内、少なくとも1つの情報を可変して通信を行うことを特徴とする。
【0007】
本発明の請求項3記載の通信端末は、音声通信を行うことができる通信端末であって、前記通信端末で予め定められた音声信号を解析するためのサンプリング周波数情報及び波形分解能情報及び通信チャネル数情報の内、少なくとも1つの情報を可変する機能を設けたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施の形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0009】
図1は、本発明に関わる音声通信のシステム構成を示す図である。通信端末間における音声通信システムは、送信側の通信端末1からウェーブ形式の音声データをネットワーク5を経由して無線部2から送信し、無線部3で受信を行い、ネットワーク5を経由して受信側の通信端末4にデータが送られる双方向行通信システムである。以下、これらの音声通信システムを使用して、通信端末処理画面でウェーブフォーマットの可変方法について後述で説明することにする。
【0010】
図2は、本発明に関わる通信端末のウェーブフォーマットの可変の選択画面の一例を示す図である。この選択画面では、サンプリング周波数を可変選択できる選択画面、ウェーブ分解能(波形変化量の最小単位)を可変選択できる選択画面、チャンネル数を可変選択できる選択画面、PTT信号(Press To Talk)信号の送信状況を示す画面、アラームの発生状況を示す画面が存在する。サンプリング周波数可変選択画面では、サンプリング周波数を通信端末の操作部で可変することにより波形処理制度を可変することができる。ウェーブ分解能可変選択画面では、ウェーブ分解能を通信端末の操作部で可変するにより分解能の単位を可変することができる。チャンネル数可変選択画面では、チャンネル数を通信端末の操作部で可変することによりチャンネル数に応じた音声処理をすることができる。PTT送信状況画面では、通信端末によるデータ送信中の送信状況をバー表示部分の点灯状態によって確認することができる。アラーム発生状況画面では、通信端末によるデータの欠落のアラーム発生状況をバー表示の点灯によって確認することができる。音声通信においては、音声の途切れが発生する場合がある。これはネットワークに負荷がかかっている状態である。したがって、アラーム発生状況画面にアラーム状況を表示することによってユーザにネットワークの負荷状況を知らせると共に音声データが欠落していることを視認的に確認させることができる。また、ウェーブフォーマットの可変において、ウェーブフォーマットの可変が必要ない場合は、予め定められた初期値が設定されるものとする。以上のように、ウェーブフォーマットを可変したい場合は、通信端末の操作部によってウェーブフォーマット選択画面を表示して、通信端末の操作部を操作することによってウェーブフォーマットを可変することができる。
【0011】
次に、通信端末の入力処理に関して詳細に説明する。図3は、本発明の通信端末の入力処理に関する動作フローの一例を示す図である。入力処理は、まず初めに音声処理に関わるアプリケーションを起動し(S1)、入力デバイスをオープン状態にする(S2)。その後は、入力処理用のバッファの確保及び波形処理用のウェーブヘッダの準備を行い(S3)、入力処理に必要なバッファの準備を行う(S4)。次にバッファを入力デバイスに登録し(S5)、全ての登録が終了するまでこれらの処理を繰り返す(S6)。以上が、入力処理の初期設定の動作である。初期設定が完了次第、音声入力処理の待機状態(停止状態)にし(S7)、音声の入力があった場合に入力処理を開始する(S8)。音声の入力後は、通信端末の制御部(図示せず)で入力信号レベルを検出し(S9)、信号レベルがある一定レベル(予め通信端末で設定)以上か否かを監視して(S11)、一定以下の場合は、音声信号の出力メッセージの送信の停止を行い(S10)、再度音声入力の待機状態に入る。一定以下の場合は、図2で設定したウェーブフォーマットを読み取り(S12)、ウェーブフォーマットに基づいた音声出力処理を行って、受信側の通信端末に送信側の出力処理開始のメッセージを送信すると共に(S13)、送信側の通信端末は受信側の通信端末に音声データの送信を開始する(S14)。音声データの送信後は、使用したバッファの回収を行い(S15)、S4の状態に戻り、一連の処理を繰り返すこととなる。以上が、入力処理の動作の一例を説明するものである。
【0012】
次に、通信端末の出力処理に関して詳細に説明する。図4は、本発明の通信端末の出力処理に関する動作フローの一例を示す図である。出力処理は、まず初めに音声処理に関わるアプリケーションを起動し(S21)、出力デバイスをオープン状態にする(S22)。その後は、出力処理用のバッファの確保及び波形処理用のウェーブヘッダの準備を行い(S23)、ウェーブデータのセットを行う(S24)。次に、出力処理に必要なバッファの準備を行い(S25)、これら一連の準備が終了するまでこれらの処理を繰り返す(S26)。以上が、出力処理の初期設定の動作である。初期設定が完了次第、音声出力処理の待機状態(停止状態)にし(S27)、音声の出力開始メッセージを受信した場合に(S28)、準備したバッファを出力デバイスに書き込み処理を行う(S29)。その後、出力停止メッセージを受信したら(S30)、出力が終わったか否かを確認し(S31)、出力が終わった場合は使用したバッファの回収を行い(S32)、出力が終わっていない場合は再度音声出力の待機状態に戻る。ここで、S30の処理は、出力停止メッセージを受け取ったらS30〜S32の処理を開始しているが、出力停止メッセージを受け取らなくても音声の出力情報がなくなった場合は出力が停止していると判断するような処理を行っても良い。バッファ回収後の処理は、S28の状態に戻り、一連の処理を繰り返すこととなる。以上が、出力処理の動作の一例を説明するものである。
【0013】
最後に、送信側通信端末と受信側通信端末の通信シーケンスの一連の処理について説明する。図5は、送信側通信端末と受信側通信端末の通信シーケンスの一連の処理を示す図である。ここで、まず最初に、図5の▲1▼で示される送信側通信端末と受信側通信端末とのコネクションについて説明する。通信端末の起動時はTCP(Transmission Control Protocol)通信で送信側通信端末は受信側通信端末とのコネクションをし、通信の開始要求を行なう。コネクションが成功すると送信側通信端末で設定したウェーブフォーマットを制御データとして受信側通信端末に送信し、また両端末は音声の初期処理を行い、その後の音声処理は待機状態となる。次に、▲2▼ある入力信号レベル以上の信号レベルを検出した送信側通信端末の処理について説明する。送信側通信端末である入力信号レベル以上の信号が検出されると、通信開始データが受信側通信端末に送信され、送信側通信端末では入力処理を開始する。受信側通信端末では送信側通信端末の制御データを受信したら出力が始まる。この時、送信側通信端末はデータ送信状況確認画面のPTTのバー表示部分が点灯することになる。その後は、UDP(User Datagram Protocol)通信で送受信側通信端末間で音声データのやり取りを行う。最後に、ある入力信号レベル以下の信号レベルを検出した送信側通信端末の処理について説明する。送信側通信端末である入力レベル以下の信号が検出されると、通信停止データが送信され、送信側通信端末では入力停止処理を行い待機状態に入る。受信側通信端末では、通信停止データを受信後に、出力停止処理を行い待機状態に入り、送信側通信端末に出力を停止した旨を知らせる制御データを送信する。送信側通信端末は、この制御データを受信したら、データ送信状況確認画面のPTTのバー表示部分の点灯を解除する(消灯する)。以上の処理を行うことで、送受信通信端末間の音声データの送受信を確実に行うことができる。
【0014】
【発明の効果】
このように本発明によれば、通信端末処理画面でウェーブフォーマットの可変ができるようになり、音声データ量の軽減及び音質の向上、及び音声バッファサイズの可変が実現可能となる。また、通信時のみ入力・出力を行う事でCPUの負荷を軽減し、他のアプリケーションの処理速度向上、音声デバイスの占有の軽減、ネットワーク上でのデータ量軽減の実現及び操作性を向上した通信端末を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる音声通信のシステム構成を示す図である。
【図2】本発明に関わる通信端末のウェーブフォーマットの可変の選択画面の一例を示す図である。
【図3】本発明の通信端末の入力処理に関する動作フローの一例を示す図である。
【図4】本発明の通信端末の出力処理に関する動作フローの一例を示す図である。
【図5】送信側通信端末と受信側通信端末の通信シーケンスの一連の処理を示す図である。
【符号の説明】
1,4 … 通信端末
2,3 … 無線部
5 … ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク接続された通信端末間で構成されるシステムにおいて、通信端末内での音声処理を改善し、ウェーブフォーマットの可変の可能にした通信方法及び通信端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の通信端末間における音声通信システムは、送信側通信端末からウェーブ形式の音声データをネットワークを経由して送信し、ネットワークを経由して受信側通信端末に送信される双方向行通信システムで行っている。従来の技術においては、音声はウェーブ形式の音声データのフォーマット(以下、ウェーブフォーマットと呼ぶ)が固定であり、通信を行わない場合でも入力・出力処理を行なっているため、入力処理では入力データを無線部に送信し、その入力データを無線部で破棄することを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような通信処理では、常に音声処理を行っていることからCPUに負荷がかかり、他のアプリケーションの処理速度低下、音声デバイスの占有及びネットワーク上で無駄なデータが占有してしまうという問題がある。また、ウェーブフォーマットが固定なので、音声データ量の軽減及び音質の向上がはかれないという問題が発生する。更に、通信を行うにあたり、送信時に常に送信操作用のボタンを押下しなくてはならないという煩雑さがあるという問題も発生する。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信端末処理画面でウェーブフォーマットの可変ができるようにすることで、音声データ量の軽減及び音質の向上、及び音声バッファサイズの可変が実現可能とすることである。更に、通信時のみ入力・出力を行う事でCPUの負荷を軽減し、他のアプリケーションの処理速度向上、音声デバイスの占有の軽減、ネットワーク上でのデータ量軽減の実現及び操作性を向上した通信端末を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の通信方法は、ネットワークを経由して通信端末間で音声通信を行う通信方法であって、送信側の通信端末で音声通信を行うための音声信号レベルを監視し、音声信号レベルが予め定められた信号レベルより大きい場合は、送信側の通信端末は受信側の通信端末に当該音声信号を送信すると共に前記送信側の通信端末に備えられた表示画面に音声信号の送信中である旨を表示し、音声信号レベルが予め定められた信号レベルより小さい場合は、送信側の通信端末は受信側の通信端末に当該音声信号を送信を停止すると共に前記送信側の通信端末に備えられた表示画面に音声信号の送信を行っていない旨を表示することを特徴とする。
【0006】
また、本発明の請求項2記載の通信方法は、音声通信を行うことができる通信端末の通信方法であって、前記通信端末で予め定められた音声信号を解析するためのサンプリング周波数情報及び波形分解能情報及び通信チャネル数情報の内、少なくとも1つの情報を可変して通信を行うことを特徴とする。
【0007】
本発明の請求項3記載の通信端末は、音声通信を行うことができる通信端末であって、前記通信端末で予め定められた音声信号を解析するためのサンプリング周波数情報及び波形分解能情報及び通信チャネル数情報の内、少なくとも1つの情報を可変する機能を設けたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施の形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0009】
図1は、本発明に関わる音声通信のシステム構成を示す図である。通信端末間における音声通信システムは、送信側の通信端末1からウェーブ形式の音声データをネットワーク5を経由して無線部2から送信し、無線部3で受信を行い、ネットワーク5を経由して受信側の通信端末4にデータが送られる双方向行通信システムである。以下、これらの音声通信システムを使用して、通信端末処理画面でウェーブフォーマットの可変方法について後述で説明することにする。
【0010】
図2は、本発明に関わる通信端末のウェーブフォーマットの可変の選択画面の一例を示す図である。この選択画面では、サンプリング周波数を可変選択できる選択画面、ウェーブ分解能(波形変化量の最小単位)を可変選択できる選択画面、チャンネル数を可変選択できる選択画面、PTT信号(Press To Talk)信号の送信状況を示す画面、アラームの発生状況を示す画面が存在する。サンプリング周波数可変選択画面では、サンプリング周波数を通信端末の操作部で可変することにより波形処理制度を可変することができる。ウェーブ分解能可変選択画面では、ウェーブ分解能を通信端末の操作部で可変するにより分解能の単位を可変することができる。チャンネル数可変選択画面では、チャンネル数を通信端末の操作部で可変することによりチャンネル数に応じた音声処理をすることができる。PTT送信状況画面では、通信端末によるデータ送信中の送信状況をバー表示部分の点灯状態によって確認することができる。アラーム発生状況画面では、通信端末によるデータの欠落のアラーム発生状況をバー表示の点灯によって確認することができる。音声通信においては、音声の途切れが発生する場合がある。これはネットワークに負荷がかかっている状態である。したがって、アラーム発生状況画面にアラーム状況を表示することによってユーザにネットワークの負荷状況を知らせると共に音声データが欠落していることを視認的に確認させることができる。また、ウェーブフォーマットの可変において、ウェーブフォーマットの可変が必要ない場合は、予め定められた初期値が設定されるものとする。以上のように、ウェーブフォーマットを可変したい場合は、通信端末の操作部によってウェーブフォーマット選択画面を表示して、通信端末の操作部を操作することによってウェーブフォーマットを可変することができる。
【0011】
次に、通信端末の入力処理に関して詳細に説明する。図3は、本発明の通信端末の入力処理に関する動作フローの一例を示す図である。入力処理は、まず初めに音声処理に関わるアプリケーションを起動し(S1)、入力デバイスをオープン状態にする(S2)。その後は、入力処理用のバッファの確保及び波形処理用のウェーブヘッダの準備を行い(S3)、入力処理に必要なバッファの準備を行う(S4)。次にバッファを入力デバイスに登録し(S5)、全ての登録が終了するまでこれらの処理を繰り返す(S6)。以上が、入力処理の初期設定の動作である。初期設定が完了次第、音声入力処理の待機状態(停止状態)にし(S7)、音声の入力があった場合に入力処理を開始する(S8)。音声の入力後は、通信端末の制御部(図示せず)で入力信号レベルを検出し(S9)、信号レベルがある一定レベル(予め通信端末で設定)以上か否かを監視して(S11)、一定以下の場合は、音声信号の出力メッセージの送信の停止を行い(S10)、再度音声入力の待機状態に入る。一定以下の場合は、図2で設定したウェーブフォーマットを読み取り(S12)、ウェーブフォーマットに基づいた音声出力処理を行って、受信側の通信端末に送信側の出力処理開始のメッセージを送信すると共に(S13)、送信側の通信端末は受信側の通信端末に音声データの送信を開始する(S14)。音声データの送信後は、使用したバッファの回収を行い(S15)、S4の状態に戻り、一連の処理を繰り返すこととなる。以上が、入力処理の動作の一例を説明するものである。
【0012】
次に、通信端末の出力処理に関して詳細に説明する。図4は、本発明の通信端末の出力処理に関する動作フローの一例を示す図である。出力処理は、まず初めに音声処理に関わるアプリケーションを起動し(S21)、出力デバイスをオープン状態にする(S22)。その後は、出力処理用のバッファの確保及び波形処理用のウェーブヘッダの準備を行い(S23)、ウェーブデータのセットを行う(S24)。次に、出力処理に必要なバッファの準備を行い(S25)、これら一連の準備が終了するまでこれらの処理を繰り返す(S26)。以上が、出力処理の初期設定の動作である。初期設定が完了次第、音声出力処理の待機状態(停止状態)にし(S27)、音声の出力開始メッセージを受信した場合に(S28)、準備したバッファを出力デバイスに書き込み処理を行う(S29)。その後、出力停止メッセージを受信したら(S30)、出力が終わったか否かを確認し(S31)、出力が終わった場合は使用したバッファの回収を行い(S32)、出力が終わっていない場合は再度音声出力の待機状態に戻る。ここで、S30の処理は、出力停止メッセージを受け取ったらS30〜S32の処理を開始しているが、出力停止メッセージを受け取らなくても音声の出力情報がなくなった場合は出力が停止していると判断するような処理を行っても良い。バッファ回収後の処理は、S28の状態に戻り、一連の処理を繰り返すこととなる。以上が、出力処理の動作の一例を説明するものである。
【0013】
最後に、送信側通信端末と受信側通信端末の通信シーケンスの一連の処理について説明する。図5は、送信側通信端末と受信側通信端末の通信シーケンスの一連の処理を示す図である。ここで、まず最初に、図5の▲1▼で示される送信側通信端末と受信側通信端末とのコネクションについて説明する。通信端末の起動時はTCP(Transmission Control Protocol)通信で送信側通信端末は受信側通信端末とのコネクションをし、通信の開始要求を行なう。コネクションが成功すると送信側通信端末で設定したウェーブフォーマットを制御データとして受信側通信端末に送信し、また両端末は音声の初期処理を行い、その後の音声処理は待機状態となる。次に、▲2▼ある入力信号レベル以上の信号レベルを検出した送信側通信端末の処理について説明する。送信側通信端末である入力信号レベル以上の信号が検出されると、通信開始データが受信側通信端末に送信され、送信側通信端末では入力処理を開始する。受信側通信端末では送信側通信端末の制御データを受信したら出力が始まる。この時、送信側通信端末はデータ送信状況確認画面のPTTのバー表示部分が点灯することになる。その後は、UDP(User Datagram Protocol)通信で送受信側通信端末間で音声データのやり取りを行う。最後に、ある入力信号レベル以下の信号レベルを検出した送信側通信端末の処理について説明する。送信側通信端末である入力レベル以下の信号が検出されると、通信停止データが送信され、送信側通信端末では入力停止処理を行い待機状態に入る。受信側通信端末では、通信停止データを受信後に、出力停止処理を行い待機状態に入り、送信側通信端末に出力を停止した旨を知らせる制御データを送信する。送信側通信端末は、この制御データを受信したら、データ送信状況確認画面のPTTのバー表示部分の点灯を解除する(消灯する)。以上の処理を行うことで、送受信通信端末間の音声データの送受信を確実に行うことができる。
【0014】
【発明の効果】
このように本発明によれば、通信端末処理画面でウェーブフォーマットの可変ができるようになり、音声データ量の軽減及び音質の向上、及び音声バッファサイズの可変が実現可能となる。また、通信時のみ入力・出力を行う事でCPUの負荷を軽減し、他のアプリケーションの処理速度向上、音声デバイスの占有の軽減、ネットワーク上でのデータ量軽減の実現及び操作性を向上した通信端末を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる音声通信のシステム構成を示す図である。
【図2】本発明に関わる通信端末のウェーブフォーマットの可変の選択画面の一例を示す図である。
【図3】本発明の通信端末の入力処理に関する動作フローの一例を示す図である。
【図4】本発明の通信端末の出力処理に関する動作フローの一例を示す図である。
【図5】送信側通信端末と受信側通信端末の通信シーケンスの一連の処理を示す図である。
【符号の説明】
1,4 … 通信端末
2,3 … 無線部
5 … ネットワーク
Claims (3)
- ネットワークを経由して通信端末間で音声通信を行う通信方法であって、送信側の通信端末で音声通信を行うための音声信号レベルを監視し、
音声信号レベルが予め定められた信号レベルより大きい場合は、送信側の通信端末は受信側の通信端末に当該音声信号を送信すると共に前記送信側の通信端末に備えられた表示画面に音声信号の送信中である旨を表示し、
音声信号レベルが予め定められた信号レベルより小さい場合は、送信側の通信端末は受信側の通信端末に当該音声信号を送信を停止すると共に前記送信側の通信端末に備えられた表示画面に音声信号の送信を行っていない旨を表示することを特徴とする通信方法。 - 音声通信を行うことができる通信端末の通信方法であって、
前記通信端末で予め定められた音声信号を解析するためのサンプリング周波数情報及び波形分解能情報及び通信チャネル数情報の内、少なくとも1つの情報を可変して通信を行うことを特徴とする通信方法。 - 音声通信を行うことができる通信端末であって、
前記通信端末で予め定められた音声信号を解析するためのサンプリング周波数情報及び波形分解能情報及び通信チャネル数情報の内、少なくとも1つの情報を可変する機能を設けたことを特徴とする通信端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003160946A JP2004364026A (ja) | 2003-06-05 | 2003-06-05 | 通信方法及び通信端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003160946A JP2004364026A (ja) | 2003-06-05 | 2003-06-05 | 通信方法及び通信端末 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004364026A true JP2004364026A (ja) | 2004-12-24 |
Family
ID=34053574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003160946A Pending JP2004364026A (ja) | 2003-06-05 | 2003-06-05 | 通信方法及び通信端末 |
Country Status (1)
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