JP2004363872A - 画像配信システム、画像配信方法、プログラム、このプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】視聴者の希望する画像・映像の画素数に応じた画像・映像を配信し、この画素数に応じた課金をする。
【解決手段】画像配信センタは、画像・映像を蓄積する画像蓄積部205と、画像・映像を各々複数の縮小率で縮小した縮小処理画像・映像を各々蓄積する複数の縮小処理画像蓄積部206、207と、視聴者端末から画像・映像の配信要求を解読する制御コマンド処理部202と、要求に応じた画像・映像を画像蓄積部および縮小処理画像蓄積部から選択して視聴者端末への配信画像とする画像解像度選択部204と、配信画像の画素数に応じて当該視聴者に課金するコンテンツ使用料金を変える課金制御部203とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】画像配信センタは、画像・映像を蓄積する画像蓄積部205と、画像・映像を各々複数の縮小率で縮小した縮小処理画像・映像を各々蓄積する複数の縮小処理画像蓄積部206、207と、視聴者端末から画像・映像の配信要求を解読する制御コマンド処理部202と、要求に応じた画像・映像を画像蓄積部および縮小処理画像蓄積部から選択して視聴者端末への配信画像とする画像解像度選択部204と、配信画像の画素数に応じて当該視聴者に課金するコンテンツ使用料金を変える課金制御部203とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像配信センタから視聴者に有料で画像・映像を配信する画像配信システムおよび画像配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像配信システムには、視聴者(ユーザ)が視聴する映像データを選択する際に、情報提供側がより充分な内容が得られるプレビュー映像を送信することで、視聴者が課金を承諾するための利便性を図った放送システムがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このシステムを図3に示す。データ送信センタ局100は、送受信部101と制御コマンド処理部102及び課金管理部103を通した視聴者からの映像データの視聴要求に対し、映像データ蓄積部105から必要な情報を読み出し、プレビュー用の映像ストリームをストリームデータ生成部104で生成する。その際、プレビュー映像ストリームは、当該映像データの先頭から生成するのではなく、インデックス情報蓄積部106の情報を参照し、プレビューに必要な情報だけを映像データ蓄積部105から一部選択し、視聴者端末に送信する。これにより、視聴者は部分的ではあるが、映像全体の概要を把握できる。すなわち視聴者は映像データ内容を十分に確認した後に課金承認が可能となる。
【0004】
このように、従来のシステムでは、時間軸方向に存在する映像フレームを間引いて、プレビュー画像とするときには無料とし、すべてのフレームを送信するときには、有料としている。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−257466
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来システムでは、フレームを間引くことでプレビュー用映像を作成していたため、静止画像の配信には利用できないものであった。
【0007】
また、動画像においてもコンテンツの再生途中での画素数の違いに対する段階的な課金が出来なかった。
【0008】
本発明の目的は、上記課題を解決するため、視聴者の希望する画像・映像の画素数に応じた画像・映像を配信し、この画素数に応じた課金をすることで、視聴者の課金に対する敷居を下げる画像配信システム、画像配信方法、プログラム、記録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、視聴者端末からの要求画素情報と再生情報を元に、画像配信センタから視聴者に配信する画像の画素数が多いほど課金を多くするという、段階的な課金機能を備えたもので、以下の画像配信システム、画像配信方法、プログラム、記録媒体を特徴とする。
【0010】
(1)画像配信センタから視聴者端末に有料で画像・映像を配信する画像配信システムであって、
画像配信センタは、
画像・映像を蓄積する画像蓄積部と、
前記画像・映像を各々複数の縮小率で縮小した縮小処理画像・映像を各々蓄積する複数の縮小処理画像蓄積部と、
視聴者端末から画像・映像の配信要求を解読する制御コマンド処理部と、
前記要求に応じた画像・映像を前記画像蓄積部および縮小処理画像蓄積部から選択して視聴者端末への配信画像とする画像解像度選択部と、
前記配信画像の画素数に応じて当該視聴者に課金するコンテンツ使用料金を変える課金制御部と、
を備えたことを特徴とする画像配信システム。
【0011】
(2)画像配信センタから視聴者端末に有料で画像・映像を配信する画像配信方法であって、
画像配信センタは、
画像・映像を蓄積する画像蓄積部と、
前記画像・映像を各々複数の縮小率で縮小した縮小処理画像・映像を各々蓄積する複数の縮小処理画像蓄積部と、
視聴者端末から画像・映像の配信要求を解読する制御コマンド処理過程と、
前記要求に応じた画像・映像を前記画像蓄積部および縮小処理画像蓄積部から選択して視聴者端末への配信画像とする画像解像度選択過程と、
前記配信画像の画素数に応じて当該視聴者に課金するコンテンツ使用料金を変える課金制御過程と、
を備えたことを特徴とする画像配信方法。
【0012】
(3)上記の(1)または(2)に記載の画像配信システムまたは画像配信方法における処理をコンピュータで実行可能に構成したことを特徴とするプログラム。
【0013】
(4)上記の(1)または(2)に記載の画像配信システムまたは画像配信方法における処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを、該コンピュータが読み取り可能に記録したことを特徴とする記録媒体。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態を示す画像配信センタの構成図を示し、視聴者が動画像や静止画の有料コンテンツをネットワーク経由で購入するときに、提供する画像の画素数に応じて課金金額を変えるシステム構成とする。
【0015】
送受信部201は、視聴者端末からの画像配信要求の受信と視聴者端末への画像送信を行う。制御コマンド202は、送受信部201を通した視聴者端末からの要求の解読による画像配信制御と画像選択制御を行う。課金制御部203は、制御コマンド処理部202の制御の下に、視聴者端末に対する課金制御を行う。
【0016】
画像解像度選択部204は、制御コマンド処理部202と課金制御部203の制御コマンドに応じて、画像蓄積部205〜207に蓄積する画像を選択して視聴者端末への送信画像とする。
【0017】
画像蓄積部205には、有料用コンテンツとして、例えばNTSC信号に対しMPEG2符号化を行ったMPEG2動画像やJPEG静止画像が蓄積されている。静止画像としては特開平11−219364の段落[0007]で記述される美術品のような超高精細画像も考えられる。
【0018】
さらに、有料用コンテンツとして、画素数比で1/4となる縮小画像を1/4縮小処理画像蓄積部206に蓄積する。
【0019】
画像を縮小する方法としては、NTSC動画信号の各フレームを、例えば雑誌「モバイルインターネット2002.10の短期集中講座「最適サイズの画像処理を可能とする縮小技術」」)で開示される(1)プレフィルタ、(2)座標変換、(3)ポストフィルタの技術を使い縮小処理を行った後、MPEG2画像に変換する。静止画像の場合も、画像蓄積部205に蓄えられている画像を動画像の場合と同じように前記文献の(1)から(3)の技術を使い縮小処理を行う。
【0020】
また、視聴者へのプレビュー用画像としてはフルサイズの画像の縦方向に1/8、横方向に1/8の割合(画素数比で1/64)に縮小した画像を1/64縮小処理画像蓄積部207に蓄積する。
【0021】
図2は、画像の画素数に応じてコンテンツ使用料金を変える課金処理手順の例を示す。
【0022】
(S301)視聴者端末には画像配信センタ200から提供可能な画像の一覧が送信されるので、視聴者は、その一覧を見て、視聴を希望する画像の番号を入力する。入力された情報は、制御コマンド処理部202で解読され、画像解像度選択部204で1/64縮小処理画像蓄積部207から当該コンテンツのプレビュー画像を選択し、視聴者端末に出力する。
【0023】
(S302)課金制御部203は、プレビュー画像の送信中に、一定時間の間に視聴者端末から有料視聴の了解の通知はあるかどうか、あった場合は視聴者端末からの画面画素数の指示は1/4あるいはフルサイズなのか、あるいは有料視聴を拒否するか等の通知を監視する。
【0024】
(S303)制御コマンド202および課金制御部203は、視聴者端末から、有料視聴の了解があった場合は、さらに画面サイズの指定を確認し、画像解像度選択部204により、1/4縮小処理画像蓄積部206あるいはフルサイズの画像蓄積部205の当該コンテンツの画像を選択し、この画像を画像配信センタから視聴者端末に送信するとともに画面の画素数に応じた課金を開始する。
【0025】
(S304)制御コマンド202および課金制御部203は、有料視聴を拒否するか、あるいはプレビュー画像提供開始から一定時間経過しても何も通知がない場合には1/64縮小処理画像蓄積部207からの当該コンテンツを視聴者端末に出力する。
【0026】
なお、本発明は、図2に示した方法又は図1に示した装置の一部又は全部の処理機能をプログラムとして構成してコンピュータを用いて実現すること、あるいは図1、図2で示した処理手順をプログラムとして構成してコンピュータに実行させることができる。また、コンピュータでその各部の処理機能を実現するためのプログラム、あるいはコンピュータにその処理手順を実行させるためのプログラムを、そのコンピュータが読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、MO、ROM、メモリカード、CD、DVD、リムーバブルディスクなどに記録して、保存したり、提供したりすることが可能であり、また、インターネットのような通信ネットワークを介して配布したりすることが可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、画素数に応じて有料コンテンツの課金金額を変えることにより、コンテンツ提供者及びコンテンツ利用者にとっては柔軟な価格設定となるシステムを提供できる。
【0028】
例えば、特開平11−219364に開示されているように、視聴者端末のモニタとして解像度が2000×2000ピクセル及び1000×1000ピクセルの2種類存在するとし、画像蓄積部には2000×2000ピクセルの画像、1/4画像蓄積部には1000×1000ピクセルの画像を蓄積している場合を想定する。この場合、2000×2000ピクセルのモニタを有している視聴者端末は、2000×2000ピクセルの画像、1000×1000ピクセルのモニタを有している視聴端末は1000×1000ピクセルの画像をダウンロードすることがモニタの解像度を活かした表示となる。当然、2000×2000ピクセルの画像の方が細部まで表現しているので価値が高く、課金金額も高く設定することとなる。
【0029】
なお、プレビュー期間の視聴は無料としたが、これも1/64縮小画像の場合の課金は0円ということで、広義には画面の画素数に応じたコンテンツの課金体系といえる。
【0030】
また、動画においてはユーザの再生中の情報を取得することにより、再生途中での再生時間と画素数による柔軟な価格設定となるシステムが提供できる。例えば、当該コンテンツの一部だけ高精彩な画像として確認したい場合、その画素数と再生部分の時間に応じた課金が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す画像配信システムの構成図。
【図2】実施形態における課金処理手順例。
【図3】従来の画像配信装置の構成例。
【符号の説明】
201…送受信部
202…制御コマンド処理部
203…課金制御部
204…画像解像度選択部
205…画像蓄積部
206…1/4縮小処理画像蓄積部
207…1/64縮小処理画像蓄積部
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像配信センタから視聴者に有料で画像・映像を配信する画像配信システムおよび画像配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像配信システムには、視聴者(ユーザ)が視聴する映像データを選択する際に、情報提供側がより充分な内容が得られるプレビュー映像を送信することで、視聴者が課金を承諾するための利便性を図った放送システムがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このシステムを図3に示す。データ送信センタ局100は、送受信部101と制御コマンド処理部102及び課金管理部103を通した視聴者からの映像データの視聴要求に対し、映像データ蓄積部105から必要な情報を読み出し、プレビュー用の映像ストリームをストリームデータ生成部104で生成する。その際、プレビュー映像ストリームは、当該映像データの先頭から生成するのではなく、インデックス情報蓄積部106の情報を参照し、プレビューに必要な情報だけを映像データ蓄積部105から一部選択し、視聴者端末に送信する。これにより、視聴者は部分的ではあるが、映像全体の概要を把握できる。すなわち視聴者は映像データ内容を十分に確認した後に課金承認が可能となる。
【0004】
このように、従来のシステムでは、時間軸方向に存在する映像フレームを間引いて、プレビュー画像とするときには無料とし、すべてのフレームを送信するときには、有料としている。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−257466
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来システムでは、フレームを間引くことでプレビュー用映像を作成していたため、静止画像の配信には利用できないものであった。
【0007】
また、動画像においてもコンテンツの再生途中での画素数の違いに対する段階的な課金が出来なかった。
【0008】
本発明の目的は、上記課題を解決するため、視聴者の希望する画像・映像の画素数に応じた画像・映像を配信し、この画素数に応じた課金をすることで、視聴者の課金に対する敷居を下げる画像配信システム、画像配信方法、プログラム、記録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、視聴者端末からの要求画素情報と再生情報を元に、画像配信センタから視聴者に配信する画像の画素数が多いほど課金を多くするという、段階的な課金機能を備えたもので、以下の画像配信システム、画像配信方法、プログラム、記録媒体を特徴とする。
【0010】
(1)画像配信センタから視聴者端末に有料で画像・映像を配信する画像配信システムであって、
画像配信センタは、
画像・映像を蓄積する画像蓄積部と、
前記画像・映像を各々複数の縮小率で縮小した縮小処理画像・映像を各々蓄積する複数の縮小処理画像蓄積部と、
視聴者端末から画像・映像の配信要求を解読する制御コマンド処理部と、
前記要求に応じた画像・映像を前記画像蓄積部および縮小処理画像蓄積部から選択して視聴者端末への配信画像とする画像解像度選択部と、
前記配信画像の画素数に応じて当該視聴者に課金するコンテンツ使用料金を変える課金制御部と、
を備えたことを特徴とする画像配信システム。
【0011】
(2)画像配信センタから視聴者端末に有料で画像・映像を配信する画像配信方法であって、
画像配信センタは、
画像・映像を蓄積する画像蓄積部と、
前記画像・映像を各々複数の縮小率で縮小した縮小処理画像・映像を各々蓄積する複数の縮小処理画像蓄積部と、
視聴者端末から画像・映像の配信要求を解読する制御コマンド処理過程と、
前記要求に応じた画像・映像を前記画像蓄積部および縮小処理画像蓄積部から選択して視聴者端末への配信画像とする画像解像度選択過程と、
前記配信画像の画素数に応じて当該視聴者に課金するコンテンツ使用料金を変える課金制御過程と、
を備えたことを特徴とする画像配信方法。
【0012】
(3)上記の(1)または(2)に記載の画像配信システムまたは画像配信方法における処理をコンピュータで実行可能に構成したことを特徴とするプログラム。
【0013】
(4)上記の(1)または(2)に記載の画像配信システムまたは画像配信方法における処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを、該コンピュータが読み取り可能に記録したことを特徴とする記録媒体。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態を示す画像配信センタの構成図を示し、視聴者が動画像や静止画の有料コンテンツをネットワーク経由で購入するときに、提供する画像の画素数に応じて課金金額を変えるシステム構成とする。
【0015】
送受信部201は、視聴者端末からの画像配信要求の受信と視聴者端末への画像送信を行う。制御コマンド202は、送受信部201を通した視聴者端末からの要求の解読による画像配信制御と画像選択制御を行う。課金制御部203は、制御コマンド処理部202の制御の下に、視聴者端末に対する課金制御を行う。
【0016】
画像解像度選択部204は、制御コマンド処理部202と課金制御部203の制御コマンドに応じて、画像蓄積部205〜207に蓄積する画像を選択して視聴者端末への送信画像とする。
【0017】
画像蓄積部205には、有料用コンテンツとして、例えばNTSC信号に対しMPEG2符号化を行ったMPEG2動画像やJPEG静止画像が蓄積されている。静止画像としては特開平11−219364の段落[0007]で記述される美術品のような超高精細画像も考えられる。
【0018】
さらに、有料用コンテンツとして、画素数比で1/4となる縮小画像を1/4縮小処理画像蓄積部206に蓄積する。
【0019】
画像を縮小する方法としては、NTSC動画信号の各フレームを、例えば雑誌「モバイルインターネット2002.10の短期集中講座「最適サイズの画像処理を可能とする縮小技術」」)で開示される(1)プレフィルタ、(2)座標変換、(3)ポストフィルタの技術を使い縮小処理を行った後、MPEG2画像に変換する。静止画像の場合も、画像蓄積部205に蓄えられている画像を動画像の場合と同じように前記文献の(1)から(3)の技術を使い縮小処理を行う。
【0020】
また、視聴者へのプレビュー用画像としてはフルサイズの画像の縦方向に1/8、横方向に1/8の割合(画素数比で1/64)に縮小した画像を1/64縮小処理画像蓄積部207に蓄積する。
【0021】
図2は、画像の画素数に応じてコンテンツ使用料金を変える課金処理手順の例を示す。
【0022】
(S301)視聴者端末には画像配信センタ200から提供可能な画像の一覧が送信されるので、視聴者は、その一覧を見て、視聴を希望する画像の番号を入力する。入力された情報は、制御コマンド処理部202で解読され、画像解像度選択部204で1/64縮小処理画像蓄積部207から当該コンテンツのプレビュー画像を選択し、視聴者端末に出力する。
【0023】
(S302)課金制御部203は、プレビュー画像の送信中に、一定時間の間に視聴者端末から有料視聴の了解の通知はあるかどうか、あった場合は視聴者端末からの画面画素数の指示は1/4あるいはフルサイズなのか、あるいは有料視聴を拒否するか等の通知を監視する。
【0024】
(S303)制御コマンド202および課金制御部203は、視聴者端末から、有料視聴の了解があった場合は、さらに画面サイズの指定を確認し、画像解像度選択部204により、1/4縮小処理画像蓄積部206あるいはフルサイズの画像蓄積部205の当該コンテンツの画像を選択し、この画像を画像配信センタから視聴者端末に送信するとともに画面の画素数に応じた課金を開始する。
【0025】
(S304)制御コマンド202および課金制御部203は、有料視聴を拒否するか、あるいはプレビュー画像提供開始から一定時間経過しても何も通知がない場合には1/64縮小処理画像蓄積部207からの当該コンテンツを視聴者端末に出力する。
【0026】
なお、本発明は、図2に示した方法又は図1に示した装置の一部又は全部の処理機能をプログラムとして構成してコンピュータを用いて実現すること、あるいは図1、図2で示した処理手順をプログラムとして構成してコンピュータに実行させることができる。また、コンピュータでその各部の処理機能を実現するためのプログラム、あるいはコンピュータにその処理手順を実行させるためのプログラムを、そのコンピュータが読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、MO、ROM、メモリカード、CD、DVD、リムーバブルディスクなどに記録して、保存したり、提供したりすることが可能であり、また、インターネットのような通信ネットワークを介して配布したりすることが可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、画素数に応じて有料コンテンツの課金金額を変えることにより、コンテンツ提供者及びコンテンツ利用者にとっては柔軟な価格設定となるシステムを提供できる。
【0028】
例えば、特開平11−219364に開示されているように、視聴者端末のモニタとして解像度が2000×2000ピクセル及び1000×1000ピクセルの2種類存在するとし、画像蓄積部には2000×2000ピクセルの画像、1/4画像蓄積部には1000×1000ピクセルの画像を蓄積している場合を想定する。この場合、2000×2000ピクセルのモニタを有している視聴者端末は、2000×2000ピクセルの画像、1000×1000ピクセルのモニタを有している視聴端末は1000×1000ピクセルの画像をダウンロードすることがモニタの解像度を活かした表示となる。当然、2000×2000ピクセルの画像の方が細部まで表現しているので価値が高く、課金金額も高く設定することとなる。
【0029】
なお、プレビュー期間の視聴は無料としたが、これも1/64縮小画像の場合の課金は0円ということで、広義には画面の画素数に応じたコンテンツの課金体系といえる。
【0030】
また、動画においてはユーザの再生中の情報を取得することにより、再生途中での再生時間と画素数による柔軟な価格設定となるシステムが提供できる。例えば、当該コンテンツの一部だけ高精彩な画像として確認したい場合、その画素数と再生部分の時間に応じた課金が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す画像配信システムの構成図。
【図2】実施形態における課金処理手順例。
【図3】従来の画像配信装置の構成例。
【符号の説明】
201…送受信部
202…制御コマンド処理部
203…課金制御部
204…画像解像度選択部
205…画像蓄積部
206…1/4縮小処理画像蓄積部
207…1/64縮小処理画像蓄積部
Claims (4)
- 画像配信センタから視聴者端末に有料で画像・映像を配信する画像配信システムであって、
画像配信センタは、
画像・映像を蓄積する画像蓄積部と、
前記画像・映像を各々複数の縮小率で縮小した縮小処理画像・映像を各々蓄積する複数の縮小処理画像蓄積部と、
視聴者端末から画像・映像の配信要求を解読する制御コマンド処理部と、
前記要求に応じた画像・映像を前記画像蓄積部および縮小処理画像蓄積部から選択して視聴者端末への配信画像とする画像解像度選択部と、
前記配信画像の画素数に応じて当該視聴者に課金するコンテンツ使用料金を変える課金制御部と、
を備えたことを特徴とする画像配信システム。 - 画像配信センタから視聴者端末に有料で画像・映像を配信する画像配信方法であって、
画像配信センタは、
画像・映像を蓄積する画像蓄積部と、
前記画像・映像を各々複数の縮小率で縮小した縮小処理画像・映像を各々蓄積する複数の縮小処理画像蓄積部と、
視聴者端末から画像・映像の配信要求を解読する制御コマンド処理過程と、
前記要求に応じた画像・映像を前記画像蓄積部および縮小処理画像蓄積部から選択して視聴者端末への配信画像とする画像解像度選択過程と、
前記配信画像の画素数に応じて当該視聴者に課金するコンテンツ使用料金を変える課金制御過程と、
を備えたことを特徴とする画像配信方法。 - 請求項1または2に記載の画像配信システムまたは画像配信方法における処理をコンピュータで実行可能に構成したことを特徴とするプログラム。
- 請求項1または2に記載の画像配信システムまたは画像配信方法における処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを、該コンピュータが読み取り可能に記録したことを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003159119A JP2004363872A (ja) | 2003-06-04 | 2003-06-04 | 画像配信システム、画像配信方法、プログラム、このプログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003159119A JP2004363872A (ja) | 2003-06-04 | 2003-06-04 | 画像配信システム、画像配信方法、プログラム、このプログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004363872A true JP2004363872A (ja) | 2004-12-24 |
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ID=34052268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003159119A Pending JP2004363872A (ja) | 2003-06-04 | 2003-06-04 | 画像配信システム、画像配信方法、プログラム、このプログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004363872A (ja) |
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