JP3976864B2 - 映像サーバ及びその制御方法及び記憶媒体 - Google Patents

映像サーバ及びその制御方法及び記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はネットワークを介してクライアントに向けて映像データを配送する映像サーバ及びその制御方法及び記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワークを介して映像信号を伝送するシステムが一般に普及し始めている。これは、ビデオカメラなどにより撮影された映像や音声などのメディアデータを、ネットワークに接続されたコンピュータを介して、複数のクライアントに送信する伝送システムである。より詳細には、この種のシステムは、予め蓄積された映像ファイルから映像データを読み出しながら伝送するビデオオンデマンド型のシステムと、カメラなどからの映像をその場で圧縮符号化して伝送するリアルタイム放送型のシステムに分けられる。ここでインターネットなどを介してサービスを受けるユーザは、それぞれの接続環境などの違いにより、許容される通信帯域などが異なってる。
【0003】
ビデオオンデマンド型のシステムにおいては、複数の通信レートに応じるべく、個々に画像サイズやフレームレート、圧縮パラメータの異なる複数の蓄積ファイルを生成し、これを選択してデータ配送を行っている。
一方、リアルタイム放送型、特にカメラで撮影した映像をリアルタイムで転送する場合には、複数の圧縮工程を1つの映像入力に対して実施するとその処理負荷が大きすぎて十分な最高レートが得られないといった理由から、1つのエンコーダマシンでは単一の画像サイズ、圧縮パラメータで伝送データを作成して全ユーザ(クライアント)に転送するようにしている。
【0004】
技術的観点からは、複数の解像度の画像を1つの圧縮データから提供する方法として、静止画像用にはプログレッシブJPEGやインターレースGIFを用いる方法があり、動画においてもWavelet形式で圧縮されたデータの部分伝送で複数の解像度を提供するシステムが存在するが、これらの方法においても、圧縮方式への依存性が高く多様な圧縮標準に対応できない点、通信レートと画像サイズが独立に設定できない点等の利用上の制約が大きい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のリアルタイム放送型の映像伝送システムでは、映像サーバ側で用意した1系列のデータをすべてのクライアントが見るために、個々のクライアントの要望に応じた画像サイズのデータをサービスすることができない。また、小サイズの映像を多数利用したいといった場合、これまでの方式では一般のサイズの映像データを受信した後にクライアント側プログラムがその縮小を行うことが必要であり、通信容量の多さからネットワークへの負担がかかり転送に時間がかかる点、或いは、クライアントでの処理負荷の大きさ等の点で、クライアント側で多数の映像が表示できないなどといった問題が発生する。
【0006】
これらの点は複数のクライアントに同時にデータを送信する場合、例えばインターネットを介してデータを転送する場合に特に効果が大きい。本発明はかかる問題点に管がみなされたものであり、クライアント毎に異なる方式の映像データを供給し得る映像サーバ及びその制御方法及び記憶媒体を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため、例えば本発明の映像サーバは以下の構成を備える。すなわち、
ネットワークを介して複数のクライアントにビデオカメラの映像データをリアルタイムに配送する映像サーバであって、
前記ビデオカメラの共通の映像データから、リアルタイムに配送するための複数の互いに異なる画面サイズの映像データを生成する生成手段と、
前記複数のクライアントに対し、前記生成手段によって生成される映像データのち、配送を要求する映像データの画面サイズを問い合わせるための情報を前記複数のクライアントに向けて通知する通知手段と、
各クライアントが要求する画面サイズに応じて、前記生成手段によって生成された映像データをそれぞれリアルタイムに配送する配送手段とを備える。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係る実施形態を詳細に説明する。
図1は、実施形態における全体の構成を示している。
図中、101は、ビデオカメラ等の画像入力装置である。この画像入力装置101は、コンピュータに接続可能であり、NTSC及びS-Videoなどの画像信号を出力するものとする。102は、画像キャプチャの取り込み手段を示している。コンピュータ内の画像取り込み装置により、画像入力装置101からの画像を取り込む。103は画像変倍手段、104は画像圧縮手段、105は配送手段である。106は、接続しているクライアントプログラムを示す。107は、要求受付手段である。108は、チャンネル管理手段である。
【0009】
図示において、101〜105及び107、108がカメラサーバを構成し、106がそのカメラサーバから転送されてくる映像を受信し表示するクライアントを示すことになる。但し、これらの間は、ネットワークによって接続されていることになる。
また、図中の大矢印は、画像データの流れを示している。画像入力装置101にて取り込まれ画像データは、画像キャプチャ手段102により画像データをコンピュータに取り込むためにデジタルデータに変換される。そして、画像変倍手段103にて各種画像サイズを作り出す。尚、この画像変倍手段103は、その時点でクライアントに供給されている全画像サイズの画像データを作り出す。作り出された各サイズの画像データは、画像圧縮手段104により圧縮される。圧縮の方法は、各種方法が選択可能になっている。例えば、JpegやMpegその他、今後予想される新しいフォーマットにも対応出来るように、この画像圧縮手段は独立している。画像圧縮手段104にて、圧縮された画像データは、配送手段105にて、接続している各クライアントへ送信される。
【0010】
クライアントは、この圧縮画像データを受信し、クライアントプログラムで復調され、画像として表示することになる。また、クライアントプログラムは、画像データを受信すると、そのアクノリッジを返し、次の画像データの要求を促す。
この要求を受けるのは、要求受付手段107である。チャネル管理手段108は、各クライアント(図面では1つのクライアント)それぞれの要求画像サイズを把握していて、この要求受付手段107からの通知を受け、102〜105を制御する。特に、画像変倍手段103に対しては全クライアントが要求しているサイズの画像を生成するように指示し、処理の能率向上の為に動作をする。
【0011】
図2に実施形態における画像変倍手段130及び画像圧縮手段104の詳細ブロック構成図を示す。
図中、201a〜201dは画像メモリであり、キャプチャ手段102からのデジタル映像データ(以下、単に画像データという)を一時的に記憶する。202a〜202dはそれぞれ画像データを示しており、図示では、それぞれがオリジナル画像データに対するサイズを示している。203a〜203cはそれぞれ入力画像を1/2倍にする画像1/2処理部である。
【0012】
図示の様にこれらの画像1/2処理部をカスケード接続することで、画像メモリ201aにはキャプチャしたオリジナル画像データが、画像メモリ201bにはオリジナル画像データの縦横とも1/2サイズにした画像データが格納され、以下、画像メモリ201cは1/4、画像メモリ201dには1/8に縮小された画像データが格納されることになる。従って、画像メモリ201b、c、dはその順に従ってその記憶容量は少ないもので良い(画像メモリ201aを1としたとき、1/4、1/16、1/64の容量)。
【0013】
画像圧縮手段104は、上記のようにして生成された画像データを圧縮符号化することになる。
尚、画像1/2処理部203aについては、画像メモリ201中の2×2の画素ブロック単位に読み込み、その総和を1/4、すなわち、平均値を画像メモリ201bに書き込むことで実現した。総和は加算器(もしくは加算演算)で実現でき、平均値は加算結果を単純に2ビットだけ下位方向にシフトすることで実現できるので、処理速度の問題はない。他の画像1/2処理部203b、203cも同様である。
【0014】
尚、この際、近傍画素による画素処理、例えば、黒強調や、輪郭強調方法などを適用することも可能である。このようにして作成されたオリジナル画像及び各縮小画像データは画像圧縮手段104にて圧縮処理される。尚、この処理の際、チャネル管理手段108からの情報を読み取り、不必要な処理を省くことを可能としている。つまり、その時点で接続しているクライアントのいずれもが1/8サイズの画像データを要求していない場合には、画像データ202dに対する処理は行なわない。
【0015】
また、縮小手段と同様に、画像を拡大する拡大手段を組み合わせることで、図2に示される過程で、拡大図を作ることが可能となる。拡大画像を生成するためには、補間処理を行なえば容易に実現できるのは理解できよう。更に、上記以外の如何なる変倍技術を用いても構わないのは勿論である。
図3は、実施形態におけるシステム構成、特にネットワーク関連の構成を示している。
【0016】
図中、301、304は、映像サーバ(カメラサーバ)であり(図1参照)、302は、映像サーバに接続されている画像入力装置としてのカメラである。303はネットワークを示す。このネットワークは、インターネット、イントラネットや、モデムを用いたアナログ回線及び、ISDN網など、その他コンピュータの接続可能とされる全てのネットワークを示している。そして、305はクライアントを示している。
【0017】
カメラ302にて入力された画像データは、映像サーバ301を通じてネットワーク303へ送信される。送信されたデータは、クライアント305で受信され画像として表示される。また、映像サーバ301から送信される画像データは、ネットワークに接続しているクライアントであれば、同時に複数のクライアントで受信可能である。これは、例えば、放送的に使用可能であることを示している。つまり、複数のクライアントで、1台の映像サーバの画像を同時に閲覧出来るわけである。また、1台のクライアントは、同時、または、順番に、複数の映像サーバと接続でき、画像を同時、または、順番に、閲覧可能である。これは、例えば、監視カメラ的に使用する際等に有用である。
【0018】
図4は、映像サーバ装置の具体的な構成を示している。
映像サーバは、カメラ302、そのカメラ302で撮像された映像データをキャプチャする映像キャプチャボード、及び、ネットワークと接続するためのネットワークインタフェースを有する。それ以外は、一般的なパーソナルコンピュータ等の構成と同じである。HD装置には、OSや以下に説明するカメラサーバとして機能するサーバプログラムが格納されており、起動後、メモリにOSやサーバプログラムをロードし実行することになる。
【0019】
図5は、サーバプログラムの構成図を示している。これは、図1に示される図を更に詳しく示したものでもある。
図中、500は画像取り込み手段(映像キャプチャボードから映像データを取り込む処理)を示している。また、501は画像縮小および画像圧縮手段、502は配送手段、508は各クライアントを示している。510は要求受付手段を、505はチャンネル制御手段をしめしている。506は、画像圧縮を作成する為の画像チャンネル情報を提供する手段を示している。512、513、514、515、507は、処理の過程を流れる画像情報を示している。509、511、517、516は、画像送信要求を示している。
【0020】
画像取り込み手段500にて取り込まれた画像データは、画像変倍・圧縮手段(図1の103、104に対応する)501によって各種画像サイズに作成される。この際、この手段501は、処理506より指示された各画像サイズ(以降、チャンネルと呼ぶ)を作成する。またこの際に、チャネル制御手段505から要求されていない画像サイズの情報を受け取り、余分な処理を省くようにしている。画像変倍・圧縮手段501で、作成、圧縮された画像情報は、配送手段502へ渡され、各クライアントへ、要求している画像サイズを送信する。
【0021】
各クライアントはこの送信されてきた画像データを伸張(復号化)し、表示するが、受信した際(もしくは表示した際)、次の画像送信要求をサーバの受付手段510に向けて転送する。受付手段510は、さらに、その情報をチャンネル制御手段505に供給し、チャンネル毎に、画像の供給状況を集計し、画像変倍・圧縮手段501および画像取り込み手段500へ、画像の取り込みおよび、処理の指示を与える。このような処理を繰り返すことにより実現させる。
【0022】
図6は、映像サーバにおけるクライアントからの接続が行なわれる場合の処理内容を示している。
先ず、ステップS600でシステムスタートが行われると、ステップS601は、システム全体の初期化を示す。そして、ステップS602は、クライアントの接続要求を待つ処理を示す。ステップS603は、クライアントの接続を判断する処理を示しており、ここで接続要求があると、そのクライアントとの接続処理を行なう。
【0023】
図7は、システム初期化の処理のフローを示す。
ステップS700でシステム初期化がなされると、初期化中に3つのスレッドを作成する。具体的には、ステップS701における映像取り込み処理のためのスレッド、ステップS702における画像変倍・圧縮処理のためのスレッド、ステップS704におけるデータ配送処理、及びステップS704におけるデータ受付処理のスレッドである。
【0024】
図8は上記図7において起動された映像取り込みスレッドの処理内容を示している。
先ず、ステップS800にて初期化されると、ステップS801に進み、画像の取り込み要求が来るのを待つ。この取り込み要求は、後述する受付処理(図11)で生成されるものである。
【0025】
この要求がくると、処理はステップS802に進み、映像キャプチャボードより画像データを取り込み、それを画像変倍・圧縮手段へ渡すことを繰り返す。
図9は画像要求情報をもとにして、複数の画像サイズを作成し、圧縮する処理を示している。
先ず、ステップS901でチャンネル制御手段505から画像要求がなされているかどうかを判別し、その要求を待つ。そして、その要求があると、ステップS902に進んで、キャプチャした画像情報からチャンネル毎の画像情報を作成する。そして、ステップS903で、作成された画像データを圧縮する。圧縮された画像データは、ステップS904において、配送手段105へ渡す。そして、ステップS905でチャンネル全てに対して処理を行ったかを判断し、否の場合にはステップS901に戻り処理を繰り返す。
【0026】
ここで、チャネル制御手段505(チャネル管理手段108)は、各チャネルに対する個々のクライアントの要求情報を以下のようにまとめあげる。
まず後述するクライアント接続時の処理により個々のクライアントがどのチャネルのユーザであるかが決まっているので、個々のクライアントの要求する通信レートをそのチャネルで利用する画像データの圧縮後の平均サイズで割ることにより個々のクライアントの要求フレームレートを決める。その上で、第1に各チャネル内のクライアントの要求フレームレートの最大値を求め、これをそのチャネルに対する画像圧縮手段104の動作のレートとする。第2に小さい順に各画像サイズ以下の全てのチャネルの要求フレームレートの最大値を求め、これをその画像サイズを生成する画像縮小手段103の動作レートとする。第3にすべてのチャネルの要求フレームレートの最大値(これは要求のあった最大サイズの映像チャネルの要求フレームレートと同じになる)を画像獲得手段102の動作レートとする。
【0027】
尚、実際の動作上、上記の値はすべてのクライアントの要望にこたえるための処理レートの最小値となるので、これ以上のレートで処理を行えば固定レートであっても良い。
図10は各クライアントへそれぞれ選択した画像を送信(配送)する配送手段の処理のフローチャートである。
【0028】
先ず、ステップS1001で、画像データの受信処理のスレッドが起動すると、次のステップS1002において、圧縮画像データ(各サイズの画像データの圧縮データ)を画像変倍圧縮手段から受信するのを待つ。この受信があると、ステップS1002において、受信した圧縮画像データの1つに着目し、それがクライアント(複数の場合もあり得る)が要求しているものかどうかを判断する。少なくとも1つのクライアントが要求しているサイズの圧縮画像データであると確認されると、ステップS1003にて該当するクライアントに向けて送信(配送)する。また、ステップS1002において、要求されていないサイズの画像データであると判断した場合には、ステップS1003の処理をスキップする。ステップS1004では、接続されている全クライアントに対して送信処理が完了したか否かを判断する。否の場合には、画像変倍圧縮手段から受信した他のサイズの画像に対する処理を行なうため、ステップS1002に戻り、次のサイズの画像データに対する配送処理を行なう。
【0029】
図11は各クライアントからの画像送信要求を受け取る処理(要求受付手段)のフローチャートである。
ステップS1100で要求受け付けのスレッドが起動すると、次のステップS1101においてクライアントからの受信を待つ。クライアントからの要求があると、次のステップS1102において、その要求を行ったクライアントに次の画像データを送信すべき旨の情報(チャンネル毎に管理されている)を作成する処理を行なう(実際は後述する如くそのクライアントに画像データを転送することを示すフラグをセットする処理である)。そして、ステップS1103では、各クライアントの画像要求をチャンネル毎に集計し、画像要求状況をまとめる処理を行ない、それをチャネル制御手段に渡して、ステップS1101に戻る。
【0030】
ここで注目する点は、1つのクライアントから次画像転送要求があると、その都度、チャネル制御手段にその情報を伝える点である。すなわち、次の画像データのキャプチャするタイミングになっても、或る1つのクライアントからの次画像データの転送要求がない場合(そのクライアントとの通信経路が混雑している場合等)、そのクライアントについては転送は行なわず、要求があったクライアントに対して転送する。これにより、少なくとも転送要求があったクライアントについては実時間の画像データの転送を保証する。
【0031】
図12はそのチャンネル制御手段の処理内容を示すフローチャートである。
ステップS1200でチャネル制御手段のスレッドが起動すると、ステップS1201で画像取り込みのための所定時間待機する。ステップS1202では、この待機時間中に要求受付手段からの配送要求情報を獲得する。そして、ステップS1203において、各チャンネル毎に集計する。そして、ステップS1204において、その時点でのチャンネル画像要求情報を作成する。
【0032】
以上の各スレッドを映像サーバ(カメラサーバ)で行なうことで、カメラから所定時間毎に画像データとしてキャプチャすることを繰り替えしている最中に、異なるサイズの画像(図2では4種類)を作成し、その周期で各クライアントからの要求を各チャンネル毎に集計し、その集計結果に基づいて各サイズの画像データ(圧縮画像データ)を、各チャネル毎の各クライアントに向けて送信することが可能になる。その際、各サイズの画像データの転送レートは、各クライアントと本映像サーバの間の送信経路中の通信状態に最適なものとすることができる。
【0033】
次に、クライアントからの接続要求があった場合の処理について図13のフローチャートに従い説明する。同図の処理は、各クライアントから接続要求がある度に起動するものである。
先ず、本処理がステップS1300で起動すると、ステップS1301に進み、そのクライアントが指定した画像サイズ情報を受信する。そして、ステップS1302に進み、クライアントが要求している画像圧縮形式を示す情報を得る。そして、ステップS1303で、映像データの配送を開始する旨を通知し、ステップS1304でクライアントから受信準備完了を示す情報を受信する。この受信があると、そのクライアントに最初の画像データをおくべく、画像要求フラグをセットし、本処理を終了する。
【0034】
説明が前後するが、映像サーバ側における圧縮符号化方法の種類が1つである場合には、ステップS1303の処理は不要となる。
また、映像サーバが、クライアントの要求するすべての映像サイズ及び映像圧縮方式に答えると、非常に処理が重くなる為、本実施形態では各チャネル毎に圧縮符号化の種類を割り当てる。
【0035】
例えば、図13で示されるクライアント接続時処理において、映像サーバから、クライアントへ映像サーバがどのようなチャンネルを持っているかという情報を送信することにより、それをクライアント側のユーザーが選択出来るようにするというものである。具体的には、映像サーバは、クライアントからの接続要求があった場合に、そのクライアントに対して、どのチャンネルデータを選択するかを示すメニュー情報を転送し、表示させる。クライアント側のユーザーは、この表示メニューを見て、いずれかを選択する。これの利点は、クライアントを操作するユーザーが映像サーバの持っているチャンネルを把握できることにあり、最適なチャンネルを選択できるようになる。
【0036】
もう1つの解決手段としては、図13で示されるクライアント接続時処理フロー内において、クライアント側から、要求される画像サイズ及び、圧縮処理にもっとも近似していると思われるチャンネルを映像サーバ側で、自動的に選択することである。具体的には、指定された圧縮方式で指定されたサイズより大きく、かつ、その画像サイズに適用した最適なチャンネルを選択する。また、より大きいものがなければ、同圧縮方式で、最大サイズのチャンネルを選択する。この利点は、クライアントを操作するユーザーに、余分な情報を開示しなくてよく、自動的にチャンネルが選択されるためユーザーの操作を簡単にすることが出来ることである。又、クライアント側が、映像サーバ側の状況を気にする必要性が低くなる為、システムに柔軟的になる。
【0037】
図14は、チャンネル制御手段が有しているチャンネル情報の一部を示している(実際は、これ以外に各チャネル毎に接続ユーザのアドレス等も管理している)。
図示の如く、各チャンネルは、画像の圧縮率あるいは、品質パラメータ、圧縮方式、画像のサイズの情報を持っている。この情報は、システムを管理するユーザーが自由に設定可能である。
【0038】
この情報は、画像縮小圧縮手段等で、使用されることにより、サーバから提供する画像のサイズなどが決まる。
図示の場合には、6つのチャンネルが用意されており、画像サイズは3種類、圧縮率が2種類の中から選択できる例を示している。
図15は、実際に、このサーバを利用した場合のクライアント側の画面を示している。
【0039】
図中、1500は、ディスプレイ画面を示しており、1501、1502、1505は、映像サーバの画像を示している。1503、1504は、画面に表示されるウィンドウを示している。
特にこの図15に示されるような状態において、本件は、非常に効果がある。ウインドウ1503内には、非常に多くの映像サーバの画像を表示する必要がある。このような場合、大きな画像データは不要であり、むしろ、サイズの小さいデータが大量に必要になる。このようにする場合、それぞれ(例えば、1501、1502など)の映像サーバの映像をクライアントから、画像のサイズの小さいものを要求すれば、ネットワークに負荷を与えることなく、高速に全ての画面を動画として再生が可能となる。
【0040】
又、そのうちの一つの画面に関し、高画質の画像が、欲しい場合(例えば、その小画像部分をマウス等でダブルクリックする)、ウインドウ1504が表示され、そこに該当する映像サーバからの画像1505を表示させる。
このように、システムを作ることにより、各クライアントは、各クライアント毎に必要とされる画質及び画像サイズ、圧縮方式等を選択的に使うことが出来るようになる。これにより、低いレートでも、高フレームレートの動画を再生可能となる。また、低フレームレートではあるが、非常に高画質な画像を得ることが出来るようになる。しかも、それを提供するサーバは、たった1台で、効率的に行うことが出来る。
【0041】
本実施形態に開示された発明は、インターネット等の複数クライアントに同時に映像データを送信する場合に特に効果が大きい。
以上説明したように本実施形態によれば、複数の画面サイズを同時に扱うことが可能となり、各クライアントからの画像サイズ、及び、画像圧縮方式の要求に対して、解決することが可能となる。これにより、低画質の画像を高フレームレートにて転送が、可能となると同時に、高画質を要求するクライアントに関しては、低レートながらも、高品質の画像を送ることが可能となる。
【0042】
また、映像サーバを実現させる手段として、多画面生成を能率的に行うことが可能になる。
更に、複数のクライアントの要求を合理的にまとめることによって、映像サーバを実現させる手段として能率の向上に効果がある。
また、クライアント側での操作向上に効果があり、ユーザーの操作性向上に効果がある。
【0043】
尚、実施形態では、1つの共有の映像データ(カメラより撮像された映像データ)に基づいて複数の異なるサイズの映像データを生成する例を説明したが、例えば、同じ画像でありながらも、異なるサイズの画像データを予め記憶しておき、それを各クライアントが要求した画像を転送するようにしてもよい。従って、上記実施形態で説明した変倍処理は必ずしも必須ではない。
【0044】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、本発明の目的は、ネットワークに接続する為のハードウェア(特に映像サーバでは映像入力する手段であるカメラ等)を必要とするものの、それらハードウェアを使用するソフトウェアによって実現できる。従って、ソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出して実行することによっても、達成されることは言うまでのもない。
【0045】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0046】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0047】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、クライアント毎に異なるサイズの映像データを供給することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における映像サーバの機能ブロック構成図である。
【図2】実施形態における画像変倍処理手段のブロック構成図である。
【図3】実施形態におけるシステム構成図である。
【図4】実施形態におけるサーバ装置の具体的なブロック構成図である。
【図5】実施形態におけるサーバプログラムの構成図である。
【図6】サーバプログラムの初期状態における処理を示すフローチャートである。
【図7】サーバプログラムにおけるシステム初期化のフローチャートである。
【図8】サーバ装置における画像データ取り込み処理を示すフローチャートである。
【図9】サーバ装置における画像変倍圧縮手段の処理を示すフローチャートである。
【図10】サーバ装置における配送手段の処理を示すフローチャートである。
【図11】サーバ装置における要求受付手段の処理を示すフローチャートである。
【図12】サーバ装置におけるチャンネル制御手段の処理を示すフローチャートである。
【図13】サーバ装置におけるクライアント接続時の処理を示すフローチャートである。
【図14】サーバ装置におけるチャンネル情報の一例を示す図である。
【図15】クライアント側の表示画面の表示例を示す図である。
【 符号の説明 】
102 画像キャプチャ手段
103 画像変倍手段
104 画像圧縮手段
105 配送手段
107 要求受付手段
108 チャンネル管理手段

Claims (7)

  1. ネットワークを介して複数のクライアントにビデオカメラの映像データをリアルタイムに配送する映像サーバであって、
    前記ビデオカメラの共通の映像データから、リアルタイムに配送するための複数の互いに異なる画面サイズの映像データを生成する生成手段と、
    前記複数のクライアントに対し、前記生成手段によって生成される映像データのち、配送を要求する映像データの画面サイズを問い合わせるための情報を前記複数のクライアントに向けて通知する通知手段と、
    各クライアントが要求する画面サイズに応じて、前記生成手段によって生成された映像データをそれぞれリアルタイムに配送する配送手段と
    を備えることを特徴とする映像サーバ。
  2. 前記生成手段は、複数の互いに異なる画面サイズの映像データを生成するためのカスケード接続された複数の変倍処理手段を含むことを特徴とする請求項第1項に記載の映像サーバ。
  3. 前記変倍処理手段のそれぞれは変倍率が2のべき乗の変倍率で、変倍率の大きさ順にカスケード接続されることを特徴とする請求項第2項に記載の映像サーバ。
  4. 前記配送手段は、前記生成手段によって生成された映像データのうち、各クライアントが要求した画面サイズに近似している画面サイズの映像データをそれぞれ配送することを特徴とする請求項第1項に記載の映像サーバ。
  5. 前記通知手段は、さらに、要求する映像データの圧縮率、圧縮方式うち少なくとも1つを問い合わせるための情報を前記複数のクライアントに向けて通知することを特徴とする請求項第1項に記載の映像サーバ。
  6. ネットワークを介して複数のクライアントにビデオカメラの映像データをリアルタイムに配送する映像サーバの制御方法であって、
    前記ビデオカメラの映像データから、リアルタイムに配送するための複数の互いに異なる画面サイズの映像データを生成する生成工程と、
    前記複数のクライアントに対し、前記生成工程において生成される映像データうち、配送を要求する映像データの画面サイズを問い合わせるための情報を前記複数のクライアントに向けて通知する通知工程と、
    各クライアントが要求する画面サイズに応じて、前記生成工程において生成された映像データをそれぞれリアルタイムに配送する配送工程と
    を備えることを特徴とする映像サーバの制御方法。
  7. コンピュータが読込み実行することで、ネットワークを介して複数のクライアントにビデオカメラの映像データをリアルタイムに配送する映像サーバとして機能するプログラムを格納したコンピュータ可読記憶媒体であって、
    前記ビデオカメラの共通の映像データから、リアルタイムに配送するための複数の互いに異なる画面サイズの映像データを生成する生成手段と、
    前記複数のクライアントに対し、前記生成手段によって生成される映像データうち、配送を要求する映像データの画面サイズを問い合わせるための情報を前記複数のクライアントに向けて通知する通知手段と、
    各クライアントが要求する画面サイズに応じて、前記生成工程において生成された映像データをそれぞれリアルタイムに配送する配送手段
    として機能するコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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