JP2004363777A - 画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像形成装置12、コンピュータ14、及びプリント制御装置16間の通信制御を行う通信制御装置18を画像形成装置12上に搭載した。画像形成装置12の電源をON/OFFするためのサブ電源スイッチ30とは別のメイン電源スイッチ60を画像形成装置12に設け、通信制御装置18の電源は、他の装置の電源とは独立して、メイン電源スイッチ60の操作によってのみON/OFFされるようにした。通信制御装置18では、接続されている各装置の電源状態を電源制御部42で検知し、コンピュータ14及び画像形成装置12の少なくとも一方の電源状態がON状態の場合は通信制御部40への給電をONにして、該通信制御装置をON状態にする。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成システムに係わり、特に、画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置と、ユーザインタフェースを備えるとともに、前記ユーザインタフェースを介して入力された指示に基づいて前記画像形成装置の動作を制御する制御装置と、画像データを入力するための入力装置と、を有する画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ユーザからの指示に基づいて画像形成を行う画像形成システムには、画像データに基づく画像を記録用紙に記録するプリンタ機能と、ユーザインタフェースやRIP(Raster Image Processor)などの機能を1つの装置内に組み込んで構成したものがある。このように1つの装置内に各機能が組み込まれた画像形成システムの場合、電源をON/OFFする順序を制御することは容易である。
【0003】
また、一般的なパーソナルコンピュータ(PC)を画像形成装置に接続し、コンピュータに備えられているキーボードなどの指示入力手段とディスプレイなどの表示手段とをシステムのユーザインタフェースとして用いるように構成した画像形成システムもある。また、RIP機能を備えた装置を画像データを入力する入力装置として画像形成装置にさらに接続し、該装置から画像データを画像形成装置へ入力するように構成する場合もある。このように複数の装置が接続されて構成された画像形成システムの場合、電源をON/OFFする順序を制御することは困難である。
【0004】
このため、従来より、装置間で連携して電源制御を行う技術が提案されている。例えば、PC側の電源スイッチのON/OFFに連動させて、プリンタの電源をON/OFFさせる技術がある(例えば、特許文献1)。また、PCの電源がOFFされた場合に画像形成装置をSLEEP状態にし、PCの電源ONによりSLEEP状態から復帰する技術もある(例えば、特許文献2、3)。なお、SLEEP状態とは、予め定めた所定の電気部品への電力供給を停止した節電状態のことである。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−261894号公報
【特許文献2】
特開2002−63011号公報
【特許文献3】
特開平2002−154253号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術は、各装置の電源を任意の順番でON/OFF可能にするものではなく、何れかの装置をOFFすると装置間の通信が不能となってしまうという問題があった。このため、画像形成装置及び該画像形成装置と接続された装置の何れかでエラーが発生し、該エラーが発生した装置の電源をOFF・ONする必要がある場合、この装置のみならず他の装置についても電源をOFF・ONして、画像形成システム全体を再起動させなければ動作可能状態に復帰させることができないという問題があった。
【0007】
また、画像形成装置内の部品の高寿命化のためには、PCの電源状態に係わらず、ユーザの指示により直ちに画像形成装置をSLEEP状態へ移行させるようにすることが要求されるが、従来技術ではこの要求に応えることができなかった。
【0008】
本発明は上記問題点を解消するためになされたもので、エラー発生時に装置の電源をOFF・ONする必要がある場合に容易に動作可能状態に復帰すること、また複数の装置で形成される画像形成システムにおいて、画像形成装置をSLEEP状態へ移行させることができる画像形成システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像形成システムは、画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置と、ユーザインタフェースを備えるとともに、前記ユーザインタフェースを介して入力された指示に基づいて前記画像形成装置の動作を制御する制御装置と、を備えた画像形成システムにおいて、前記画像形成装置及び前記制御装置間の通信を制御すると共に、少なくとも前記画像形成装置及び前記制御装置の一方の電源状態がONの場合は前記通信制御が可能な状態を維持する通信制御装置を備えた、ことを特徴としている。
【0010】
請求項1に記載の画像形成システムによれば、通信制御装置によって画像形成装置と制御装置間の通信制御が行われ、この通信制御は、画像形成装置及び制御装置の少なくとも一方の電源状態がONであれば可能状態にあるので、通信制御装置を介して互いの状態を逐次通知することができる。これにより、たとえ画像形成装置と制御装置の何れか一方の装置がOFFにされても、該一方の装置が再度ONされたら通信制御装置により両者の装置間の通信を復旧して、画像形成システムを動作可能状態に復帰させることができる。
【0011】
なお、上記の画像形成システムは、請求項2に記載されているように、前記画像形成装置に前記画像データを入力するための入力装置を更に備え、前記通信制御装置が、さらに前記入力装置と前記画像形成装置及び前記制御装置間の通信制御も行うようにしてもよい。
【0012】
前記通信制御装置は、例えば、請求項3に記載されているように、各装置と通信を行うための通信手段と、前記画像形成装置及び前記制御装置の電源状態を検知すると共に、前記画像形成装置及び前記制御装置の少なくとも一方の電源状態がONの場合のみ、前記通信手段への給電をONにする給電制御手段と、を有するように構成することで実現できる。
【0013】
なお、通信手段で通信を行う各装置には、画像形成装置及び制御装置は勿論のこと、入力装置を備える画像形成システムの場合は、入力装置と当該通信制御装置間の通信も含まれる。すなわち、通信制御装置を介して、画像形成装置及び制御装置間の通信、又は画像形成装置、通信制御装置、及び入力装置間の通信が行われることになる。
【0014】
また、上記の画像形成システムにおいては、請求項4に記載されているように、前記画像形成装置が、当該画像形成装置を駆動するための電力、及び前記通信制御装置を駆動するための電力を供給するための電力供給手段と、前記電力供給手段による当該画像形成装置を駆動するための電力供給をON/OFFするための切替手段と、を有するようにすれば、画像形成装置上に通信制御装置を搭載可能である。
【0015】
また、無駄な電力消費を防止するためには、請求項5に記載されているように、前記通信制御装置を駆動するための給電を停止させる給電停止手段を更に有するようにするとよい。
【0016】
また、上記の画像形成システムにおいては、通信制御装置が通信制御可能な状態にあるときは、通信制御装置を介した、制御装置又は通信制御装置と画像形成装置との間の通信により、任意のタイミングで画像形成装置をSLEEP状態へ移行させることも可能である。すなわち、画像形成装置の部材の高寿命化のためには、請求項6に記載されているように、前記通信制御装置が、前記制御装置又は前記入力装置から前記画像形成装置へ、前記画像形成装置のSLEEP状態への移行指示、又はSLEEP状態からの復帰指示が送信されるように制御し、前記画像形成装置が、前記移行指示又は復帰指示に基づいて、SLEEP状態へ移行又はSLEEP状態から復帰するようにするとよい。
【0017】
この場合、請求項7に記載されているように、前記通信手段が、前記画像形成装置がSLEEP状態に移行又はSLEEP状態から復帰した場合に、前記画像形成装置から前記制御装置及び前記入力装置へ、前記画像形成装置のSLEEP状態への移行又はSLEEP状態からの復帰が通知されるように通信制御するようにするとよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明に係る実施形態の1例を詳細に説明する。
【0019】
[画像形成システムの構成]
図1、2に、本実施形態に係る画像形成システムを示す。図1、2に示すように、画像形成システム10は、用紙などの画像記録媒体に画像データに基づく画像をプリントして出力する画像形成装置12、画像形成装置12を制御する制御装置としてのコンピュータ14、画像形成装置12にプリント対象の画像データを入力する入力装置としてのプリント制御装置16、及びこれらの装置間の通信を制御する通信制御装置18を備え、画像形成装置12、コンピュータ14、及びプリント制御装置16が通信制御装置18と相互に接続されて構成されている。なお、画像形成装置12、コンピュータ14、及びプリント制御装置16の各々と、通信制御装置18との接続には、USB、IEEE1394などの所定規格のケーブル及び該規格に応じたインタフェースが適宜用いられる。
【0020】
コンピュータ14は、CPU、RAM、ROM、電力供給装置(図示省略)などを備えた一般的なパーソナルコンピュータを用いることができ、ユーザインタフェース20と、該コンピュータ14の電源をON/OFFするための電源スイッチ22とを備えている。ユーザインタフェース20としては、マウスやキーボードなどの操作部と、ディスプレイなどの表示部を組み合わせて用いるのが一般的であるが、図2では、液晶表示板からなる表示パネル上にタッチパネルが重ねられた構成のタッチパネルディスプレイを用いた例を示している。コンピュータ14は、電源スイッチ22が押圧される度に、電力供給装置(図示省略)によるコンピュータ14の各部への給電/停止が切り替えられるようになっており、これによりコンピュータ14の電源がON/OFFされる。
【0021】
また、コンピュータ14には、画像形成装置12を制御するためのプログラムがインストールされており、コンピュータ14は、このプログラムの実行により、ユーザインタフェース20を介して入力されたユーザからの各種指示に基づいて画像形成装置12が動作するように制御する。特に本発明に関するものとして、ユーザインタフェース20を介して入力することができる指示には、SLEEP状態への移行を指示するSLEEP開始指示や、SLEEP状態からの復帰を指示するSLEEP解除指示が含まれる。
【0022】
プリント制御装置16は、ネットワークNと接続されている。プリント制御装置16には、ネットワークNを介して、該ネットワークNと接続された他の装置(図2ではPC)から、画像形成システムにプリント処理を指示するプリントジョブが入力されるようになっている。
【0023】
このプリントジョブには、プリントする各ページを表すデータ(以下、ページデータ)が含まれる。一般に各ページは、文字、イメージ、及び図形により構成され、ページデータは、これらの構成要素をページ上に配置したイメージをPDL(Page Description Language)で記述したPDLデータである。
【0024】
プリント制御装置16は、入力されたプリントジョブをプリントキューに一旦登録し、登録したプリントジョブをプリントキューから登録順序に従って取り出し、取り出したプリントジョブに含まれるページデータ、すなわちプリントする各ページをPDLで記述したデータを解析し、該ページのイメージをドットの集合で表した画像データを生成する。すなわち、プリント制御装置16は、ページデータを画像形成装置12で処理可能なラスター形式の画像データに展開する所謂RIP(Raster Image Processor)として機能するものである。プリント制御装置16は、生成した画像データを画像形成装置12へ向けて出力する。
【0025】
また、プリント制御装置16は、画像形成装置12がSLEEP状態であるときにプリントジョブを受信した場合に、プリント制御装置16がSLEEP解除指示を生成して画像形成装置12へ出力するようになっている。なお、該プリントジョブに基づいて生成した画像データをSLEEP解除指示として出力してもよい。また、ネットワークNと接続された他の装置から画像形成装置12のSLEEP解除指示を送信可能とし、プリント制御装置16において、該他の装置から送信されたSLEEP解除指示を受信し、受信したSLEEP解除指示を画像形成装置12へ向けて出力するようにしてもよい。
【0026】
なお、画像形成装置10にRIP機能を備えれば、プリント制御装置16は省略可能である。
【0027】
画像形成装置12は、実際にプリント処理を実行する機構部であるプリンタエンジン(図示省略)やその制御系であるプリンタコントローラ(図示省略)を備えており、プリンタコントローラの制御により、プリンタエンジンにおいて、トナーやインクなどの画像形成材料を用いて、入力された画像データに基づいて、用紙などの画像記録媒体に画像をプリントして出力する。本実施の形態では、一例として、画像記録材料としてトナーを用いるようになっており、プリンタエンジンでは、入力された画像データに基づいて、露光ヘッドをON/OFF駆動することで、一様に帯電された感光材料を露光して潜像を形成し、この潜像をトナーにより現像して得られたトナー像を用紙に転写することで、ページ単位で画像が用紙にプリントされる。
【0028】
この画像形成装置12は、該画像形成装置12の電源をON/OFFするための電源スイッチ30と、該画像形成装置12の各部へ電力を供給する電力供給装置32とを備えている。なお、電源スイッチ30が本発明の切替手段、電力供給装置32が本発明の電力供給手段に対応するものである。
【0029】
電力供給装置32は、電源スイッチ30と接続されており、電源スイッチ30の被操作結果に応じて、電力供給装置32からプリンタエンジンやプリンタコントローラといった該画像形成装置12の本来の機能部へ給電をON/OFFするようになっている。
【0030】
また、この電力供給装置32では、外部(具体的にはコンピュータ14)からのSLEEP状態への移行を指示するSLEEP開始指示の入力を受けて、一部の部材への電力供給を停止し、節電状態に移行するようになっている。例えば、プリンタエンジン内の各部材を駆動するための駆動力源への電力供給を停止して節電状態にすることができ、この場合、節電効果と共に、プリンタエンジン内の部材の劣化防止(高寿命化)効果が得られる。また、電力供給装置32では、SLEEP状態への移行後は、外部(具体的にはコンピュータ14又は通信制御装置18)からのSLEEP解除指示の入力を受けて、SLEEP状態から復帰する。
【0031】
また、画像形成装置12は、所定時間以上ユーザにより何ら操作されなかった(コンピュータ14やプリント制御装置16からのデータや指示入力が無かった)場合は、自らの指示により電力供給装置32による一部の部材への電力供給を停止して、SLEEP状態に自ら移行することもできるようになっている。
【0032】
通信制御装置18は、図3に示すように、通信制御部40及び電源制御部42から構成されている。
【0033】
通信制御部40は、本発明の通信手段に対応するものであり、該通信制御部40の動作を制御するためのプログラムやデータが予め格納されたROM50と、ROM50のプログラムを実行するCPU52と、主としてCPU52によるプログラム実行時のワークメモリとして用いられるRAM54と、画像形成装置12、コンピュータ14、及びプリント制御装置16とデータの送受信を行うための通信コントローラ56A〜Cとを備えている。これらCPU52、RAM54、ROM50、及び通信コントローラ56A〜CはバスBusによって相互に接続されている。
【0034】
通信制御部40では、CPU52の制御により、通信コントローラ56A〜Cの何れかで受信したデータを、他の通信コントローラ56A〜Cの何れかから送信させる。これにより、通信制御装置18を介して、コンピュータ14、プリント制御装置16、及び画像形成装置12間の通信が行われることになる。また、通信制御部40では、CPU52の制御により、コンピュータ14、プリント制御装置16、及び画像形成装置12との通信履歴をRAM54に蓄積する。
【0035】
電源制御部42は、本発明の電源制御手段に対応するものであり、通信制御装置18の外部から通信制御部40への電力供給路上に設けられている。電源制御部42は、コンピュータ14及び画像形成装置12のそれぞれの電源状態を検知して、該検知結果に基づいて、外部から供給された電力の通信制御部40への給電をON/OFF制御するものである。具体的には、コンピュータ14及び画像形成装置12の少なくとも一方が電源ON状態であれば、通信制御部40への給電をONして該通信制御部40を動作可能状態にし、コンピュータ14及び画像形成装置12の両者が電源OFF状態であれば、通信制御部40への給電をOFFする。
【0036】
なお、電源制御部42による通信制御部40への給電制御に、プリント制御装置16の電源状態を用いないようにしたのは、プリント制御装置16が省略可能であることと、プリント制御装置16は常時電源ON状態で使用されることが多いためである。プリント制御装置16が頻繁にON/OFFされる使用形態の場合には、画像形成装置12、コンピュータ14、及びプリント制御装置16のうち何れか1つの装置が電源ON状態となったら、通信制御部40への給電をONするようにしてもよい。
【0037】
また、本実施の形態では、電源制御部42を駆動するための電力と通信制御部40を駆動するための電力とが同一の供給路によって外部(具体的には後述する電力供給装置32)から通信制御装置18に供給される場合を前提に説明する。ただし、電源制御部42による通信制御部40への給電OFF時は、通信制御装置18には、電源制御部42においてコンピュータ14及び画像形成装置12の電源状態の検知が可能なだけの電力が供給されればよく、通信制御部40へ給電がON時に比べて、通信制御装置18(より詳しくは電源制御部42)への供給電力量は微少でよい。
【0038】
なお、電源制御部42における電源状態の検知は、従来公知の技術を適用すればよい。例えば、USB規格やIEEE1394規格のケーブルによって、コンピュータ14や画像形成装置12と、通信制御装置18とを接続している場合、この種のケーブルには電源供給ラインが含まれており、コンピュータ14や画像形成装置12の電源状態がON状態になると自動的に該ケーブルを介してコンピュータ14や画像形成装置12から電力が供給されるので、電源制御部42では、このケーブルを介した電力供給の有無を監視すればよい。
【0039】
また、この場合、電源制御部42を駆動するための電力と、通信制御部40を駆動するための電力とを別経路とし、通信制御部40を駆動するための電力については、所謂バスパワード方式を採用して、ケーブルを介してコンピュータ14や画像形成装置12から供給された電力を用いるようにしてもよい。すなわち、コンピュータ14又は画像形成装置12の電源がON状態になると、自動的にケーブルを介してコンピュータ14又は画像形成装置12から通信制御装置18に通信制御部40を駆動するための電力が供給されることになる。
【0040】
ここで、本実施の形態に係る画像形成システム10では、図2に示すように、通信制御装置18を実装した基盤が、電力供給装置32と接続されて画像形成装置12に搭載されており、通信制御装置18を駆動するための電力が、電力供給装置32から供給されるようになっている。すなわち、画像形成装置12の電力供給装置32では、当該画像形成装置12の本来の機能部(通信制御装置18を除いた機能であり、プリンタエンジンやプリンタコントローラなど)への電力供給と共に、通信制御装置18への電力供給も行う。このため、画像形成装置12には、電源スイッチ30とは別に、電力供給装置32による全ての電力供給をOFFするための電源スイッチ60が設けられている。なお、以下では、電源スイッチ60をメイン電源スイッチ60、電源スイッチ30をサブ電源スイッチ30と称す。また、サブ電源スイッチ30によりON/OFFされる画像形成装置12の本来の機能部への給電状態のことを画像形成装置12の電源状態と称して説明する。
【0041】
このメイン電源スイッチ60は、本発明の給電中止手段に対応するものである。具体的に、本実施の形態では、メイン電源スイッチ60と電力供給装置32とを接続し、電力供給装置32は、メイン電源スイッチ60の被操作を受けて、電力供給装置32による全ての給電動作を一括してOFF(停止)するようになっている。
【0042】
すなわち、画像形成装置12は、サブ電源スイッチ30及びメイン電源スイッチ60を備えており、サブ電源スイッチ30がOFF操作された場合は、画像形成装置12の電源がOFFされるだけで、通信制御装置18への給電は継続されるが、メイン電源スイッチ60がOFF操作された場合は、画像形成装置12の電源と共に通信制御装置18への給電もOFF(停止)される。
【0043】
このようにメイン電源スイッチ60を設けたことで、画像形成装置12上に通信制御装置18を設け、且つ画像形成装置12の電源供給装置32から通信制御装置18への給電を行われるようにしても、サブ電源スイッチ30が操作されることによる画像形成装置12の電源状態のON/OFFに係わらず通信制御装置18への給電を継続させることができる。
【0044】
[画像形成装置及び通信制御装置の状態遷移]
次に、上記構成の画像形成システムにおいて、画像形成装置12及び通信制御装置18の電源状態遷移について説明する。
【0045】
図4に、メイン電源スイッチ60がON状態であるときの画像形成装置12の電源状態遷移図を示す。図4に示すように、画像形成装置12の電源状態はON/OFF/SLEEP状態に遷移する。
【0046】
詳しくは、画像形成装置12は、OFF状態のときにサブ電源スイッチ30がON操作されると、ON状態になってプリント処理が可能となり、ON状態のときにサブ電源スイッチ30がOFF操作されると、OFF状態になる。また、画像形成装置12は、ON状態のときに、コンピュータ14からSLEEP開始指示が入力されるとSLEEP状態となり、SLEEP状態のときに、コンピュータ14又はプリント制御装置16からSLEEP解除指示が入力されるとON状態に戻ってプリント処理可能になる。また、SLEEP状態のときに、サブ電源スイッチ30がOFF操作された場合には、OFF状態となる。
【0047】
図5に、通信制御装置18の電源状態の状態遷移図を示す。図5に示すように、通信制御装置18の電源状態はON/OFF/通電状態に遷移する。なお、通信制御装置18のOFF状態とは、電力供給装置32から該通信制御装置18への給電が停止されている状態のことである。通電状態とは、電力供給装置32から通信制御装置18への給電は行われているが、通信制御装置18内において、この電力の電源制御部42から通信制御部40への給電が停止されている状態であり、電源制御部42は駆動しているが、通信制御部40は停止している。ON状態とは、電源制御部42から通信制御部40への給電も行われている状態であり、電源制御部42と共に通信制御部40も駆動している。
【0048】
詳しくは、通信制御装置18は、OFF状態のときに、メイン電源スイッチ60がON操作されると、通電状態となってコンピュータ14及び画像形成装置12の電源状態を検知可能となる。通信制御装置18は、通電状態のときに、電源スイッチ22及びサブ電源スイッチ30の少なくとも一方がON状態に操作されて、画像形成装置12及びコンピュータ14の少なくとも一方の電源状態がON状態になると、ON状態になって、画像形成装置12、コンピュータ14、及びプリント制御装置16間の通信制御が可能になる。また、通信制御装置18は、ON状態のときに、電源スイッチ22及びサブ電源スイッチ30がOFF状態にされて、コンピュータ14及び画像形成装置12の両者の電源状態がOFF状態になると、通電状態に戻る。また、通信制御装置18は、通電状態又はON状態のときに、メイン電源スイッチ60がOFF操作されると、OFF状態となる。
【0049】
[画像形成システムの動作概要]
次に、本実施形態に係る画像形成システム10の動作の概要を説明する。
【0050】
画像形成システム10では、初期状態である停止時は、メイン電源スイッチ60がOFF状態になっている。メイン電源スイッチ60がOFF状態の場合は、電力供給装置32による通信制御装置18を含む全ての給電が遮断された状態であり、通信制御装置18及び画像形成装置12の電源状態はOFF状態になっている。
【0051】
このとき、画像形成装置12に設けられているメイン電源スイッチ60がON状態にされると、電力供給装置32から通信制御装置18に対して電力が供給され、通信制御装置18が通電状態になる。
【0052】
このように通信制御装置18が通電状態のときに、画像形成装置12のサブ電源スイッチ30がON状態にされる(又はON状態になっている)と、該サブ電源スイッチ30がON状態となったことが電力供給装置32により検知されて、電力供給装置32から画像形成装置12に対して電力が供給される。これにより、画像形成装置12の電源状態がON状態となる。そして、この画像形成装置12の電源状態の変化が、通信制御装置18の電源制御部42で検知されて、電源制御部42から通信制御部40への給電がONになる。すなわち、電源制御部42を介して通信制御部40へも電力供給装置32から電力が供給されて、通信制御装置18が通電状態からON状態になる。
【0053】
また、通信制御装置18が通電状態のときに、コンピュータ14の電源スイッチ22がON状態にされてコンピュータ14の電源状態がON状態になると(又は電源スイッチ22がON状態でコンピュータ14の電源状態がON状態になっていると)、このコンピュータ14の電源状態の変化がUSBケーブルなどを介して通信制御装置18上の電源制御部42により検知されて、電源制御部42から通信制御部40への給電がONになって、通信制御装置18が通電状態からON状態になる。
【0054】
すなわち、メイン電源スイッチ60をON状態にして通信制御装置18を通電状態にした後は、画像形成装置12又はコンピュータ14の電源がONされたら、通信制御装置18が自動的にON状態になり、通信制御装置18において電源ONされた装置との通信及びその通信履歴の記録、すなわち通信制御が開始される。
【0055】
そして、画像形成装置12又はコンピュータ14の電源ONにより、通信制御装置18がON状態になった後は、コンピュータ14の電源と画像形成装置12の電源とプリント制御装置16の電源とがONされて、コンピュータ14、プリント制御装置16、及び画像形成装置12の電源状態がON状態になったら、通信制御装置18の通信制御により、コンピュータ14、プリント制御装置16、及び画像形成装置12間の通信が可能となり、画像形成システム10はプリント可能状態になる。このとき、通信制御装置18では、コンピュータ14、プリント制御装置16、及び画像形成装置12間の通信履歴も記録する。
【0056】
このように画像形成システム10がプリント可能状態のときに、サブ電源スイッチ30がOFF状態にされて画像形成装置12が電源OFF状態になると、画像形成システム10はプリント不能状態になるが、コンピュータ14の電源がON状態であることがUSBケーブルなどを介して通信制御装置18の電源制御部42において検知されているため、通信制御部40への給電は継続されて、通信制御装置18の電源ON状態は維持される。これにより、通信制御装置18では、コンピュータ14とプリント制御装置16の間の通信履歴は継続して取得することができる。
【0057】
また、画像形成システム10がプリント可能状態のときに、コンピュータ14の電源スイッチ22がOFF状態にされてコンピュータ14が電源OFF状態になった場合も、画像形成システム10はプリント不能状態になるが、画像形成装置12の電源がON状態であることがUSBケーブルなどを介して通信制御装置18の電源制御部42において検知されているため、通信制御部40への給電は継続されて、通信制御装置18の電源ON状態は維持される。これにより、通信制御装置18では、画像形成装置12とプリント制御装置16の間の通信履歴は継続して取得することができる。
【0058】
また、画像形成システム10がプリント可能状態のときに、サブ電源スイッチ30及びコンピュータ14の電源スイッチ22の両方がOFF状態にされた場合は、通信制御装置18の電源制御部42において、画像形成装置12及びコンピュータ14が電源OFF状態になったことが検知される。これにより、通信制御部40への給電が停止されて、通信制御装置18は通電状態となり、通信制御処理や通信履歴の記録を停止する。すなわち、通信制御処理や通信履歴の記録が不要となると、通信制御装置18は自動的に消費電力が微少である通電状態となる。
【0059】
また、画像形成システム10がプリント可能状態のときに、所定時間以上、該画像形成システムがユーザにより操作されなかった場合、或いは、ユーザがユーザインタフェース20を操作してコンピュータ14からSLEEP開始指示を入力した場合には、画像形成装置12はSLEEP状態(節電状態)に移行する。画像形成装置12がSLEEP状態になっても、コンピュータ14の電源がON状態であることがUSBケーブルなどを介して通信制御装置18の電源制御部42において検知されているため、通信制御部40への給電は継続されて、通信制御装置18はON状態は維持される。
【0060】
SLEEP状態からの復帰は、ユーザインタフェース20を操作してコンピュータ14からSLEEP解除指示を入力したり、ネットワークN上の装置からネットワークNを介してプリント制御装置16にプリントジョブを入力すれば、画像形成システム10では、SLEEP状態からプリント可能状態に復帰する。
【0061】
上記の如く電源制御を行うことにより、画像形成システム10は、画像形成装置12、コンピュータ14、プリント制御装置16の電源をONする順番に係わらず、プリント可能状態に起動することができる。また、ユーザからの指示入力により、任意のタイミングで、SLEEP状態に移行させたり、SLEEP状態から復帰させたりすることができる。
【0062】
[画像形成システムの動作詳細]
次に、図6、図7を参照して、上記のように電源制御を行う画像形成システム10の起動、停止、及びSLEEP状態への移行・復帰時の動作を詳細に説明する。なお、以下では、プリント制御装置16が常時電源ON状態とされている場合を例に説明する。
【0063】
(起動動作)
まず、画像形成システムの起動時の動作を説明する。画像形成システム10は、初期状態である停止時は、メイン電源スイッチ60がOFF状態であり、メイン電源スイッチ60がOFF状態の場合は、電力供給装置32による通信制御装置18を含む全ての給電が遮断された状態であるため、通信制御装置18及び画像形成装置12の電源状態はOFF状態になっている。
【0064】
ユーザは、画像形成システム10を起動するためには、メイン電源スイッチ60をON状態にする。
【0065】
図6に示すように、画像形成システム10は、ステップ100において、メイン電源スイッチ60がON状態にされるのを待機しており、メイン電源スイッチ60がON状態にされると、ステップ100からステップ102に進み、通信制御装置18が通電状態となる。これにより、通信制御装置18では、電源制御部42によりコンピュータ14及び画像形成装置12の電源状態を検知可能となる。その後は、サブ電源スイッチ30がON状態になるか、コンピュータ14の電源スイッチ22がON状態になってコンピュータ14の電源スイッチ22がON状態になるのを待機する。
【0066】
ユーザの操作によりサブ電源スイッチ30がON状態にされると、次のステップ104からステップ106に進み、画像形成装置12がON状態になる。次のステップ108では、この画像形成装置12の電源ON状態への変化が通信制御装置18の電源制御部42により検知されて、通信制御装置18がON状態になり、これによって次のステップ110において、通信制御装置18は、画像形成装置12との通信制御(通信とその通信履歴記録)を開始する。これにより、通信制御装置18は、画像形成装置12と通信可能となり、且つ画像形成装置12の状態を把握可能となる。
【0067】
その後、ユーザの操作によりコンピュータ14の電源スイッチ22がON状態されると、次のステップ112からステップ114に進み、コンピュータ14の電源状態がON状態になり、次のステップ116で、通信制御装置18がコンピュータ14及びプリント制御装置16の各々との通信制御(通信とその通信履歴記録)を開始する。これにより、通信制御装置18は、コンピュータ14及びプリント制御装置16と通信可能となり、且つコンピュータ14及びプリント制御装置16の状態を把握可能となる。なお、プリント制御装置16がOFF状態の場合は、ON状態となった時点から通信制御装置18はプリント制御装置16との通信を開始すればよい。
【0068】
ステップ116の通信制御開始を以って、通信制御装置18を介在させて、コンピュータ14、プリント制御装置16、及び画像形成装置12間の通信を行うことが可能になり、画像形成システム10はプリント可能状態になる。
【0069】
一方、通信制御装置18が通電状態のときに、ユーザの操作によりコンピュータ14の電源スイッチ22がON状態にされると、ステップ104からステップ118を介してステップ120に進み、コンピュータ14の電源状態がON状態になる。次のステップ122では、このコンピュータ14の電源ONが通信制御装置18の電源制御部42により検知されて、通信制御装置18がON状態になる。これによって次のステップ124において、通信制御装置18は、コンピュータ14及びプリント制御装置16の各々との通信制御(通信及び通信履歴記録)を開始する。これにより、通信制御装置18は、コンピュータ14及びプリント制御装置16と通信可能となり、且つコンピュータ14及びプリント制御装置16の状態を把握可能となる。
【0070】
その後、ユーザによりサブ電源スイッチ30がON状態にされると、次のステップ126からステップ128に進んで、画像形成装置12の電源状態がON状態になり、この画像形成装置12の電源ON状態への変化が、通信制御装置18の電源制御部42により検知されるので、次のステップ130で、通信制御装置18において、画像形成装置12との通信制御を開始する。これにより、通信制御装置18は、画像形成装置12と通信可能となり、且つ画像形成装置12の状態を把握可能となる。
【0071】
ステップ130の通信制御開始を以って、通信制御装置18を介在させて、コンピュータ14、プリント制御装置16、及び画像形成装置12間の通信を行うことが可能になり、画像形成システム10はプリント可能状態になる。
【0072】
画像形成システム10では、このような起動動作によりプリント可能状態になると、プリント制御装置16にプリントジョブが入力されたら、プリント制御装置16により当該プリントジョブに基づく画像データが生成され、生成された画像データはプリント制御装置16から通信制御装置18を介して画像形成装置12に入力され、画像形成装置12においてプリント処理される。そして、このプリント処理結果として、入力されたプリントジョブに基づいて画像がプリントされた用紙が画像形成装置12から出力される。
【0073】
(停止動作)
次に、上記のようにしてプリント可能状態となった画像形成システム10の停止時の動作を説明する。ユーザは、画像形成システム10を停止したい場合、メイン電源スイッチ60、サブ電源スイッチ30、コンピュータ14の電源スイッチ22の何れかをまずOFF状態にする。
【0074】
画像形成システム10は、プリント可能状態のときに、ユーザの操作によりメイン電源スイッチ60がOFF状態にされると、図7に示すように、ステップ200からステップ202に進み、通信制御装置18への給電を含む電力供給装置32による全給電が停止されるので、通信制御装置18がOFF状態となる。これにより、通信制御装置18によるコンピュータ14、プリント制御装置16、及び画像形成装置12との通信制御が不能となり、画像形成システム10は停止する。
【0075】
一方、プリント可能状態のときに、ユーザの操作によりサブ電源スイッチ30がOFF状態にされると、ステップ200からステップ204、ステップ206と進み、画像形成装置12の電源状態がOFFになる。さらにコンピュータ14の電源スイッチ22もOFF状態にされて、次のステップ208からステップ210に進んでコンピュータ14の電源状態もOFFになると、通信制御装置18において、電源制御部42によりコンピュータ14及び画像形成装置12の両者の電源OFFが検知されることになり、次のステップ212において、通信制御装置18が通電状態になる。なお、サブ電源スイッチ30及び電源スイッチ22の何れを先にOFF状態にしてもよい。
【0076】
その後、ユーザの操作によりメイン電源スイッチ60がOFF状態にされると、通信制御装置18への給電を含む電力供給装置32による全給電が停止されるので、次のステップ214からステップ202に進み、通信制御装置18がOFFとなり、画像形成システム10は停止する。
【0077】
なお、サブ電源スイッチ30がOFF状態にされても、コンピュータ14の電源スイッチ22がOFF状態にされずに、サブ電源スイッチ30が再びON状態に戻された場合には、ステップ200からステップ204、ステップ206と進んだ後、次のステップ208から前述した図6のステップ126に移行して、該ステップ126からステップ128に進むことになる。
【0078】
また、サブ電源スイッチ30がOFF状態にされ、且つコンピュータ14の電源スイッチ22もOFF状態にされたが、メイン電源スイッチ60がOFF状態に操作されずに、サブ電源スイッチ30がON状態に戻された場合には、ステップ200からステップ204、ステップ206、ステップ208、ステップ210、ステップ212と進んだ後、次のステップ214から前述した図6のステップ104に移行して、該ステップ104からステップ106に進むことになる。
【0079】
また、サブ電源スイッチ30がOFF状態にされ、且つコンピュータ14の電源スイッチ22もOFF状態にされたが、メイン電源スイッチ60がOFF状態に操作されずに、コンピュータ14の電源スイッチ22がON状態に戻された場合には、ステップ200からステップ204、ステップ206、ステップ208、ステップ210、ステップ212と進んだ後、次のステップ214から前述した図6のステップ104に移行して、該ステップ104からステップ118、ステップ120と進むことになる。
【0080】
すなわち、メイン電源スイッチ60がON状態であれば、画像形成装置12やコンピュータ14の電源状態をOFFにしても、当該OFFにした装置の電源をON状態に戻せば、画像形成システム10をプリント可能状態に復帰させることができ、従来技術のように全ての装置の電源をOFF・ONせずともよい。
【0081】
(SLEEP状態への移行・復帰動作)
次に、画像形成システム10のSLEEP状態への移行・復帰時の動作を説明する。
【0082】
画像形成システム10は、プリント可能状態のときに、所定時間ユーザにより操作されなかったり、ユーザがユーザインタフェース20を操作することによりコンピュータ14からSLEEP開始指示が入力された場合には、図7に示すように、ステップ200からステップ204、ステップ220、ステップ222と進む。
【0083】
ステップ222では、画像形成装置12において、電力供給装置32による一部の部材への給電を中止し、これにより画像形成装置12がSLEEP状態となる。なお、このとき、電力供給装置32から通信制御装置18への給電は継続されている。すなわち、画像形成装置12がSLEEP状態となっても通信制御装置18はON状態のままであり、通信制御装置18は、画像形成装置12のSLEEP状態への移行を把握して、その旨をコンピュータ14及びプリント制御装置16へ通知することができる。
【0084】
SLEEP状態への移行後は、コンピュータ14又はプリント制御装置16からSLEEP解除指示が入力されたら、次のステップ224からステップ226に進み、電力供給装置32により一部の部材への給電を再開し、画像形成装置12がSLEEP状態からON状態に戻る。これにより、画像形成システム10がプリント可能な状態に復帰する。
【0085】
なお、SLEEP状態への移行後、ユーザによりサブ電源スイッチ30がOFF操作された場合には、ステップ224からステップ228に進み、ステップで肯定判定されて前述したステップ206に移行することになる。
【0086】
[通信制御]
次に、画像形成システム10の起動時、及びSLEEP状態への移行・復帰時に、画像形成装置12、コンピュータ14、及びプリント制御装置16との間で行われる通信制御装置18の通信制御を具体的に説明する。
【0087】
(起動方法1)
まず、画像形成装置12、コンピュータ14、プリント制御装置16の順番で電源ONすることで画像形成システム10を起動する場合を説明する。この場合に実行される通信制御を図8に示す。
【0088】
図8に示すように、初期状態である画像形成システム10の停止時は、メイン電源スイッチ60がOFF状態であるため、通信制御装置18はOFF状態となっている(ステップ300)。
【0089】
メイン電源スイッチ60がON状態にされると(ステップ302)、電力供給装置32から通信制御装置18への給電が開始され、これによって、メイン電源スイッチ60がONになったことが通信制御装置18に通知されることになる(ステップ304)。これを受けて、通信制御装置18は、通電状態となる(ステップ306)。
【0090】
次に、画像形成装置12がON状態(サブ電源スイッチ30をON)にされたり、或いは既にON状態になっていると(ステップ308)、画像形成装置12から通信制御装置18へ画像形成装置12がON状態であることが通知される(ステップ310)。通信制御装置18では、この通知を電源制御部42により検知して通信制御部40への給電を開始し、ON状態になる(ステップ312)。
【0091】
次に、コンピュータ14がON状態(電源スイッチ22をON)にされると(ステップ314)、コンピュータ14から通信制御装置18へコンピュータ14が電源ON状態になったことが通知される(ステップ316)。これを受けて、通信制御装置18は、画像形成装置12がON状態になっていることをコンピュータ14に通知する(ステップ318)。
【0092】
次に、プリント制御装置16がON状態にされると(ステップ320)、プリント制御装置16から通信制御装置18へプリント制御装置16がON状態になったことが通知される(ステップ322)。これを受けて、通信制御装置18では、画像形成装置12がON状態になっていることをプリント制御装置16に通知する(ステップ324)。
【0093】
このようにして、画像形成装置12、コンピュータ14、プリント制御装置16の全てからON通知を受け取ったら、通信制御装置18は、最後に、プリント可能状態となったことをコンピュータ14及びプリント制御装置16に通知する(ステップ326)。これにより、画像形成システムはプリント可能状態となる(起動完了)。その後は、通信制御装置18によって、コンピュータ14、プリント制御装置16、コンピュータ14間の通信制御が行われて、プリント処理が行われる。
【0094】
(起動方法例2)
次に、コンピュータ14、画像形成装置12、プリント制御装置16の順番で電源ONして画像形成システム10を起動する場合を説明する。この場合に実行される通信制御を図9に示す。なお、図9では、図8と同一の処理については同一のステップ番号を付与しており、詳細な説明は省略する。
【0095】
図9に示すように、通信制御装置18が通電状態となった後(ステップ300、302、304、306)、コンピュータ14がON状態(電源スイッチ22をON)にされたり、或いは既にON状態になっていると(ステップ330)、コンピュータ14から通信制御装置18へコンピュータ14がON状態であることが通知される(ステップ332)。通信制御装置18では、この通知を電源制御部42により検知して通信制御部40への給電を開始し、ON状態になる(ステップ334)。
【0096】
次に、画像形成装置12がON状態(サブ電源スイッチ30をON)にされると(ステップ336)、画像形成装置12から通信制御装置18へ画像形成装置12がONになったことが通知され(ステップ338)、これを受けて、通信制御装置18は、画像形成装置12がONになったことをコンピュータ14に通知する(ステップ340)。
【0097】
次に、プリント制御装置16がON状態になると(ステップ342)、プリント制御装置16から通信制御装置18へプリント制御装置16がON状態になったことが通知される(ステップ344)。これを受けて、通信制御装置18は、画像形成装置12がONになっていることをプリント制御装置16に通知する(ステップ336)。
【0098】
このようにして、画像形成装置12、コンピュータ14、プリント制御装置16の全てからON通知を受け取ったら、通信制御装置18は、最後に、プリント可能状態となったことをコンピュータ14及びプリント制御装置16に通知する(ステップ348)。これにより、画像形成システムはプリント可能状態となる(起動完了)。その後は、通信制御装置18によって、コンピュータ14、プリント制御装置16、コンピュータ14間の通信制御が行われて、プリント処理が行われる。
【0099】
(起動方法例3)
次に、画像形成装置12、プリント制御装置16、コンピュータ14の順番で電源ONして、画像形成システム10を起動する場合を説明する。この場合に実行される通信制御を図10に示す。なお、図10では、図8と同一の処理については同一のステップ番号を付与しており、詳細な説明は省略する。
【0100】
図10に示すように、通信制御装置18が通電状態になり(ステップ300、302、304、306)、画像形成装置12がON状態(サブ電源スイッチ30をON)になったことによる画像形成装置12からのON状態の通知により、通信制御装置18がON状態になった後(ステップ308、310、312)、プリント制御装置16がON状態になったり、或いは既にON状態になっていると(ステップ350)、プリント制御装置16から通信制御装置18へプリント制御装置16がON状態になったことが通知される(ステップ352)。これを受けて、プリント制御装置16からプリント制御装置16へ、画像形成装置12がONになっていることが通知される(ステップ354)。
【0101】
次に、コンピュータ14がON状態(電源スイッチ22をON)になると(ステップ356)、コンピュータ14から通信制御装置18へコンピュータ14がON状態になったことが通知される(ステップ358)。これを受けて、通信制御装置18は、画像形成装置12がONになっていることをコンピュータ14に通知する(ステップ360)。
【0102】
このようにして、画像形成装置12、コンピュータ14、プリント制御装置16の全てからON通知を受け取ったら、通信制御装置18は、最後に、プリント可能状態となったことをコンピュータ14及びプリント制御装置16へ通知する(ステップ362)。これにより、画像形成システムはプリント可能状態となる(起動完了)。その後は、通信制御装置18によって、コンピュータ14、プリント制御装置16、コンピュータ14間の通信制御が行われて、プリント処理が行われる。
【0103】
(SLEEP状態への移行・復帰方法例1)
次に、画像形成システム10をプリント可能状態に起動した後、コンピュータ14からSLEEP開始指示及びSLEEP解除指示を入力して、画像形成装置12をSLEEP状態にしたり、SLEEP状態から復帰させる場合を説明する。この場合に実行される通信制御を図11に示す。
【0104】
図11に示すように、画像形成システム10がプリント可能状態にあるときに、コンピュータ14において、ユーザインタフェース20を介してユーザからSLEEP開始指示が入力されると(ステップ400)、SLEEP開始指示がコンピュータ14から通信制御装置18へ(ステップ402)、通信制御装置18から画像形成装置12へと送信される(ステップ404)。これを受けて、画像形成装置12は、ON状態からSLEEP状態へ移行するための所定の処理を行って、SLEEP状態へ移行すると共に(ステップ406)、SLEEP状態へ移行したことが画像形成装置12から通信制御装置18に通知され(ステップ408)、通信制御装置18からコンピュータ14及びプリント制御装置16へと画像形成装置12のSLEEP状態への移行が通知される(ステップ410)。
【0105】
このようにしてSLEEP状態へ移行した後、ユーザインタフェース20を介してユーザからSLEEP解除指示が入力されると(ステップ420)、SLEEP解除指示がコンピュータ14から通信制御装置18へ(ステップ422)、通信制御装置18から画像形成装置12へと送信される(ステップ424)。これを受けて、画像形成装置12は、SLEEP状態からON可能状態に移行するための所定の処理を行って、ON状態に復帰すると共に(ステップ426)、ON状態に移行したことが通信制御装置18に通知される(ステップ428)。これを受けて、通信制御装置18からコンピュータ14及びプリント制御装置16へとプリント可能状態になったことが通知される(ステップ430)。
【0106】
(SLEEP状態への移行・復帰方法例2)
次に、上記のようにして画像形成システム10をプリント可能状態に起動後に、コンピュータ14からSLEEP開始指示、プリント制御装置16からSLEEP解除指示を入力して、画像形成装置12をSLEEP状態にしたり、SLEEP状態から復帰させる場合を説明する。この場合に実行される通信制御を図12に示す。なお、図12では、図11と同一の処理については同一のステップ番号を付与しており、詳細な説明は省略する。
【0107】
図12に示すように、SLEEP状態へ移行した後、ネットワークを介してプリント制御装置16にプリントジョブが入力されると(ステップ440)、SLEEP解除指示がプリント制御装置16から通信制御装置18へ(ステップ442)、通信制御装置18から画像形成装置12へと送信される(ステップ444)。これを受けて、画像形成装置12は、SLEEP状態からON状態に移行するための所定の処理を行って、前述と同様にON状態に復帰し(ステップ426)、ON状態になったことを通信制御装置18に通知し(ステップ426)、これにより通信制御装置18からコンピュータ14及びプリント制御装置16へとプリント可能状態になったことが通知される(ステップ430)。
【0108】
[まとめ]
このように、本実施の形態では、画像形成システム10に画像形成装置12、コンピュータ14、及びプリント制御装置16間の通信制御を行う通信制御装置18を設けると共に、この通信制御装置18を画像形成装置12上に搭載し、且つ画像形成装置12に該画像形成装置12の電源をON/OFFするためのサブ電源スイッチ30とは別にメイン電源スイッチ60を設けて、通信制御装置18の電源は、他の装置の電源ON/OFFとは独立して、メイン電源スイッチ60の操作によってのみON/OFFされるようにした。通信制御装置18では、接続されている各装置の電源状態を電源制御部42により検知し、コンピュータ14及び画像形成装置12の少なくとも一方の電源状態がON状態の場合は通信制御部40への給電をONにして、通信制御装置18がON状態になるようにした。
【0109】
これにより、メイン電源スイッチ60をONにさえすれば、画像形成装置12及びコンピュータ14の何れかが電源ON状態になると、通信制御装置18が自動的にON状態になって通信制御可能になり、画像形成装置12及びコンピュータ14の少なくとも一方がON状態の期間中はその状態が維持されるので、図8〜図11に示したように、通信制御装置18を介して各装置の状態を逐次互いに通知することができる。この通信制御装置18の通信制御により、画像形成装置12、コンピュータ14、及びプリント制御装置16の電源を如何なる順番でONにしても画像形成システム10をプリント可能状態に起動することができると共に、画像形成装置12、コンピュータ14、及びプリント制御装置16の何れかの電源をOFFした場合には該装置をONするだけで、プリント可能状態に復帰させることができる。
【0110】
また、画像形成システム10を長期間使用しない場合などは、電源状態の検知に用いる微弱電力だけであっても、通信制御装置18への給電をメイン電源スイッチ60の操作により停止して、無駄な電力消費を防止することもできる。
【0111】
また、本実施の形態に係る画像形成システム10は、所定時間操作されなかった場合に画像形成装置12が自動的にSLEEP状態に移行するのは勿論のこと、通信制御装置18によるコンピュータ14、画像形成装置12、プリント制御装置16間の通信制御により、ユーザによるコンピュータ14からのSLEEP開始指示入力によっても画像形成装置12をSLEEP状態(節電状態)へ移行させることができる。これにより、画像形成装置12の高寿命化を図ることができる。
【0112】
また、画像形成装置12がSLEEP状態になった後も通信制御装置18はON状態であるため、ユーザは、画像形成システム10を使用したい場合には、ユーザインタフェース20を操作してコンピュータ14からSLEEP解除指示を入力したり、プリント制御装置16へプリントジョブを入力するだけで、通信制御装置18による画像形成装置12、コンピュータ14、及びプリント制御装置16間の通信制御により、画像形成システム10を速やかにSLEEP状態からプリント可能状態に復帰させることができる。
【0113】
なお、上記では、通信制御装置18については、画像形成装置12上に搭載し、画像形成装置12の電力供給装置32から電力供給を受けるように構成した場合を例に説明したが、通信制御装置18も他の装置と同様に物理的に独立した単体の装置としてもよい。ただし、上記の如く構成することで、通信制御装置18用に専用の電力供給装置を設ける必要が無く、小型化及び低コスト化を図ることができる。
【0114】
【発明の効果】
上記に示したように、本発明は、エラー発生時に装置の電源をOFF・ONする必要がある場合に容易に動作可能状態に復帰することができるという優れた効果を有する。また複数の装置で形成される画像形成システムにおいて、画像形成装置をSLEEP状態へ移行させることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る画像形成システムの通信接続を示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態に係る通信制御装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図4】本実施形態に係る画像形成装置の電源状態の状態遷移を示す図である。
【図5】本実施形態に係る通信制御装置の電源状態の状態遷移を示す図である。
【図6】本実施形態に係る画像形成システムの停止状態からプリント可能状態までの動作を示すフローチャートである。
【図7】本実施形態に係る画像形成システムのプリント可能状態から停止状態まで、及びプリント可能状態からSLEEP状態への移行・復帰までの動作を示すフローチャートである。
【図8】プリント可能状態に起動する際に、画像形成装置、コンピュータ、プリント制御装置と、通信制御装置との間で行われる通信制御図である(起動方法1)。
【図9】プリント可能状態に起動する際に、画像形成装置、コンピュータ、プリント制御装置と、通信制御装置との間で行われる通信制御図である(起動方法2)。
【図10】プリント可能状態に起動する際に、画像形成装置、コンピュータ、プリント制御装置と、通信制御装置との間で行われる通信制御図である(起動方法3)。
【図11】SLEEP状態へ移行・復帰する際に、画像形成装置、コンピュータ、プリント制御装置と、通信制御装置との間で行われる通信制御図である(SLEEP状態への移行・復帰方法1)。
【図12】SLEEP状態へ移行・復帰する際に、画像形成装置、コンピュータ、プリント制御装置と、通信制御装置との間で行われる通信制御図である(SLEEP状態への移行・復帰方法2)。
【符号の説明】
10 画像形成システム
12 画像形成装置
14 コンピュータ
16 プリント制御装置
18 通信制御装置
20 ユーザインタフェース
22 電源スイッチ
30 サブ電源スイッチ
32 電力供給装置
40 通信制御部
42 電源制御部
60 メイン電源スイッチ
Claims (7)
- 画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置と、
ユーザインタフェースを備えるとともに、前記ユーザインタフェースを介して入力された指示に基づいて前記画像形成装置の動作を制御する制御装置と、
を備えた画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置及び前記制御装置間の通信制御を行うと共に、少なくとも前記画像形成装置及び前記制御装置の一方の電源状態がONの場合は前記通信制御が可能な状態を維持する通信制御装置を備えた、
ことを特徴とする画像形成システム。 - 前記画像形成装置に前記画像データを入力するための入力装置を更に備え、
前記通信制御装置が、さらに前記入力装置と前記画像形成装置及び前記制御装置間の通信制御も行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。 - 前記通信制御装置が、
各装置と通信を行うための通信手段と、
前記画像形成装置及び前記制御装置の電源状態を検知すると共に、前記画像形成装置及び前記制御装置の少なくとも一方の電源状態がONの場合のみ、前記通信手段への給電をONにする給電制御手段と、
を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成システム。 - 前記画像形成装置が、
当該画像形成装置を駆動するための電力、及び前記通信制御装置を駆動するための電力を供給するための電力供給手段と、
前記電力供給手段による当該画像形成装置を駆動するための電力供給をON/OFFするための切替手段と、
を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像形成システム。 - 前記通信制御装置を駆動するための電力供給を停止する給電停止手段を更に備えた、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像形成システム。 - 前記通信制御装置が、
前記制御装置又は前記入力装置から前記画像形成装置へ、前記画像形成装置のSLEEP状態への移行指示、又はSLEEP状態からの復帰指示が送信されるように通信制御し、
前記画像形成装置が、
前記移行指示又は復帰指示に基づいて、SLEEP状態へ移行又はSLEEP状態から復帰する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像形成システム。 - 前記通信制御装置が、
前記画像形成装置がSLEEP状態に移行又はSLEEP状態から復帰した場合に、前記画像形成装置から前記制御装置及び前記入力装置へ、前記画像形成装置のSLEEP状態への移行又はSLEEP状態からの復帰が通知されるように通信制御する、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
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Cited By (2)
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EP2278786A1 (en) * | 2009-07-24 | 2011-01-26 | Ricoh Company Ltd. | Power supply device and image forming apparatus having power supply device |
JP2019092080A (ja) * | 2017-11-15 | 2019-06-13 | コニカミノルタ株式会社 | 複合装置、要求応答方法 |
-
2003
- 2003-06-03 JP JP2003157979A patent/JP2004363777A/ja active Pending
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