JP2004362985A - 燃料電池システム及びその出力制御方法 - Google Patents

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剛 有吉
Yasuhiko Nishi
康彦 西
Hiroyuki Imanishi
啓之 今西
Akinobu Yoshimura
明展 吉村
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Abstract

【課題】自動車内の燃料電池及び二次電池といった電源部について、安全に、効率よく且つ故障の状況に応じて適切に制御する。
【解決手段】燃料電池11の出力と、二次電池12の出力と、燃料電池11への水素及び酸素のそれぞれの流入とを、各種のスイッチ18〜20及びバルブ21〜23で個別に制御する。これらの制御を、燃料電池11及び二次電池12からのそれぞれの出力電流及び出力電圧や、自動車内通信線38,39を通じて与えられる車速やトルク等の情報に基づいて行う。これにより、安全に、効率よく且つ故障の状況に応じて適切に制御することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車に搭載され、燃料電池と二次電池とが並列に接続されてモータ等の負荷に電源供給する燃料電池システム及びその出力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料電池は、基本的に水素と酸素を電気化学的に反応させることで、水を生成すると同時に電気を外部に取り出すものであり、電気化学反応によって燃料の持つ化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換するため、エネルギー変換に伴って発生する損失が少なく、高い発電効率が得られる。また、有害物質である窒素酸化物の発生が少なく、二酸化炭素の発生量も少ない。さらに、基本的には電気化学反応で発電するため、エンジンやタービンのように騒音・振動を発生することがないことから、極めて低騒音・低振動となる。これらのことから、近年では、自動車向けの高効率の動力原として、実用化に向けた研究開発が進められている。
【0003】
図4は、自動車内のモータ等の負荷1を駆動するために燃料電池2が搭載された燃料電池システムのブロック図である。この例では、燃料電池2と二次電池3とが並列に接続されて併用され、これらの両方が、負荷1に対して電力を供給する電源部4として使用される。また、負荷1の駆動はインバータ等の駆動回路5によって行われる。
【0004】
そして、この電源部4と駆動回路5との間に設けられたリレー等の接点6を、制御回路7の制御によって開閉動作を行う。具体的には、負荷1の短絡(ショート)などにより過電流状態や加熱状態等の異常状態となったとき、この異常状態を制御回路7により検出し、接点6をオフに切り換える。
【0005】
尚、図4中の符合8は水素供給部を示している。
【0006】
この他、過電流状態や加熱状態等の異常状態において、ブレーカまたはヒューズ等で負荷に対する通電をオフすることも行われている。
【0007】
このような燃料電池システムについての先行技術文献を次に示しておく。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−074533号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の燃料電池システムでは、上述のように、過電流状態や加熱状態等の異常状態となったとき、この異常状態を制御回路7により検出し、接点6をオフにしたり、ブレーカまたはヒューズ等で電源部4からの通電をオフにしていた。この場合は、負荷1に対する電流がすべて切断されてしまう。
【0010】
ところで、実際の負荷1の駆動においては、ある程度の異常状態においても、一定の負荷動作を継続して実行したい場合もある。しかしながら、従来の燃料電池システムでは、負荷1に対する電流がすべて切断されてしまうため、一定の負荷動作を継続したい場合に、その対応が困難であった。
【0011】
そこで、この発明の課題は、より効率よく且つ異常状態の種類や程度に応じて適切な制御を行うことの可能な燃料電池システム及びその出力制御方法を提供することにある。
【0012】
また、電源部4と負荷1との間の電流経路を遮断することは可能であるが、燃料電池2の場合は電流経路が遮断されても、水素と酸素の電気化学反応は継続して行われるため、発電が停止することはない。このことから、燃料電池2を使用する場合は、水素と酸素の電気化学反応自体を停止させる必要がある。
【0013】
そこで、この発明の課題は、異常状態の種類や程度に応じて適切且つより安全な制御を行い得る燃料電池システム及びその出力制御方法を提供することにもある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、自動車に搭載され、化学物質の電気化学反応により電気を取り出して負荷への電源とする燃料電池システムであって、燃料電池及び二次電池が互いに並列に接続されてなる電源部と、前記燃料電池に前記化学物質を供給する化学物質供給部と、前記燃料電池から前記負荷に至る電流経路に設けられた第1のスイッチと、前記二次電池から前記負荷に至る電流経路に設けられた第2のスイッチと、少なくとも前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチを個別に制御する中央制御部とを備えるものである。
【0015】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の燃料電池システムであって、前記化学物質供給部と前記燃料電池との供給経路に設けられたバルブをさらに備え、前記中央制御部が、前記バルブをも個別に制御するものである。
【0016】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の燃料電池システムであって、前記化学物質供給部は、水素を供給する水素供給部と、酸素を供給する酸素供給部とを有し、前記バルブは、前記水素供給部と前記燃料電池との供給経路、及び前記酸素供給部と前記燃料電池との供給経路にそれぞれ設けられるものである。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の燃料電池システムであって、前記燃料電池から前記負荷に至る電流経路の電流及び/または電圧を検出する第1の検出部と、前記二次電池から前記負荷に至る電流経路の電流及び/または電圧を検出する第2の検出部とをさらに備え、前記中央制御部が、少なくとも前記第1の検出部及び前記第2の検出部での検出結果に応じて前記制御を行うものである。
【0018】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の燃料電池システムであって、前記中央制御部が、前記第1の検出部での検出結果に基づいて前記燃料電池の異常を判断し、この判断結果に基づいて前記第1のスイッチを制御する一方、前記第2の検出部での検出結果に基づいて前記二次電池の異常を判断し、この判断結果に基づいて前記第2のスイッチを制御するものである。
【0019】
請求項6に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の燃料電池システムであって、前記燃料電池から前記負荷に至る電流経路の電流及び/または電圧を検出する第1の検出部と、前記二次電池から前記負荷に至る電流経路の電流及び/または電圧を検出する第2の検出部とをさらに備え、前記中央制御部が、前記第1の検出部での検出結果に基づいて前記燃料電池の異常を判断し、この判断結果に基づいて前記第1のスイッチ及び前記バルブを個別に制御する一方、前記第2の検出部での検出結果に基づいて前記二次電池の異常を判断し、この判断結果に基づいて前記第2のスイッチを個別に制御するものである。
【0020】
請求項7に記載の発明は、請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の燃料電池システムであって、前記中央制御部が、前記第1の検出部及び前記第2の検出部での検出結果に基づいて、当該燃料電池システムの緊急停止を必要とする第1の異常状態と、当該燃料電池システムの部分調整で対応可能な第2の異常状態と、正常状態とを峻別し、この峻別結果に応じて前記制御を行うものである。
【0021】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の燃料電池システムであって、前記中央制御部が、前記第1及び第2の異常状態及び前記正常状態を峻別するための判断基準を複数種類保有しておき、自動車の走行状態によって前記判断基準を変更するものである。
【0022】
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の燃料電池システムであって、前記中央制御部が、所定の通信線を通じて得られた所定の情報に基づいて前記制御を行うものである。
【0023】
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の燃料電池システムであって、前記二次電池を回生するための第3のスイッチをさらに備え、前記中央制御部が、前記第3のスイッチをも個別に制御するものである。
【0024】
請求項11に記載の発明は、自動車に搭載され化学物質の電気化学反応により電気を取り出して負荷への電源供給を行う燃料電池と、当該燃料電池に並列に接続された二次電池とを有する燃料電池システムの出力制御方法であって、少なくとも、前記燃料電池から前記負荷に至る電流経路に設けられた第1のスイッチと、前記二次電池から前記負荷に至る電流経路に設けられた第2のスイッチとを、所定の中央制御部により個別に制御するものである。
【0025】
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の燃料電池システムの出力制御方法であって、自動車に搭載され化学物質の電気化学反応により電気を取り出して負荷への電源供給を行う燃料電池と、当該燃料電池に並列に接続された二次電池とを有する燃料電池システムの出力制御方法であって、前記燃料電池への前記化学物質の供給を調整するためのバルブをも、前記中央制御部により個別に制御するものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の一の実施の形態に係る燃料電池システムを示すブロック図である。
【0027】
この燃料電池システムは、図1の如く、例えばハイブリッドカー等の自動車において、モータ等の負荷10を駆動するために、燃料電池11と二次電池12とが並列に接続されて併用され、これらの両方が、負荷10に対して電力を供給する電源部13として使用されており、特に、燃料電池11の出力と、二次電池12の出力と、燃料電池11への水素(第1の化学物質)及び酸素(第2の化学物質)のそれぞれの流入とを個別に制御することで、安全に且つ故障の状況に応じて適切に制御するものである。
【0028】
具体的に、この燃料電池システムは、負荷10を駆動するインバータ等の駆動回路15に電源電流を供給するものであって、上記の燃料電池11及び二次電池12と、水素を供給する水素供給部(第1の化学物質供給部)16と、酸素を供給する酸素供給部(第2の化学物質供給部)17と、燃料電池11から駆動回路15への電流経路をオンオフ制御する第1のスイッチ18と、二次電池12から駆動回路15への電流経路をオンオフ制御する第2のスイッチ19と、駆動回路15から二次電池12への回生(充電)用電流のオン/オフ制御を行う第3のスイッチ20と、水素供給部16から燃料電池11への水素供給のオン/オフ制御を行う第1及び第2のバルブ21,22と、酸素供給部17から燃料電池11への酸素供給のオン/オフ制御を行う第3のバルブ23と、燃料電池11から駆動回路15に与えられる電流及び電圧を検出する第1の検出部25と、二次電池12から駆動回路15に与えられる電流及び電圧を検出する第2の検出部26と、第1及び第2の検出部25,26からの信号及び自動車内の様々な情報に応じて第1〜第3のスイッチ18〜20及び第1〜第3のバルブ21〜23を個別に制御する中央制御部27とを備える。
【0029】
燃料電池11は、水素供給部16から与えられる水素と、酸素供給部17から与えられる酸素とを化学的に反応させ、水を生成すると同時に電気を取り出す。燃料電池11からの電圧は、第1のスイッチ18のオン時において、駆動回路15への電源電圧として使用される。
【0030】
二次電池12は、第3のスイッチ20のオン時に駆動回路15から与えられる電圧により回生(充電)されるとともに、第1及び第2のスイッチ18,19のオン時に燃料電池11から与えられる電圧によっても回生され、また第2のスイッチ19のオン時に放電する際は、二次電池12からの電圧は駆動回路15への電源電圧として使用される。
【0031】
水素供給部16は、水素発生源となるメタノールまたはガソリン等の燃料を蓄える燃料タンク31と、この燃料タンク31内の燃料から水素ガスを生成する改質器32と、改質器32で生成された水素ガスを燃料電池11側に供給するたの水素ポンプ33と、水素ポンプ33から燃料電池11への水素供給経路34を第2のバルブ22で遮断した際に当該水素供給経路34内の水素ガスを逃がして蓄えるリザーブタンク35と、燃料電池11内の水を含んだ空気を排出してこれを改質器32で利用するために凝縮する熱交換器36とを備える。そして、燃料電池11で使用されなかった水素を再利用するため燃料電池11から水素ポンプ33に連通された再利用経路37が形成されている。尚、リザーブタンク35に蓄えられた水素ガスは、弁35aを介して再利用経路37に接続されている。
【0032】
酸素供給部17は、具体的には、一般的な空気ポンプが使用される。
【0033】
第1〜第3のスイッチ18〜20は、中央制御部27から与えられる信号に応じて開閉制御可能な電磁式リレー等が使用される。
【0034】
また、第1〜第3のバルブ21〜23は、中央制御部27から与えられる信号に応じて開閉制御可能な電磁誘導弁等が使用される。このうち、第2のバルブ22は、水素供給経路34内の水素ガスを、燃料電池11側とリザーブタンク35側とで切り換える2路切り換え弁である。即ち、第2のバルブ22は、水素供給経路34を燃料電池11側に開放している状態では、リザーブタンク35側への経路を閉塞しており、逆に、リザーブタンク35側の経路を開放している状態では、燃料電池11側を閉塞している。尚、以下の説明において、第1及び第2のバルブ21,22は「水素バルブ」21,22と総称する。
【0035】
第1及び第2の検出部25,26は、磁気比例型、磁気平衡型、ホール素子を利用しない磁気コイル型、または磁気コアーを使用しないコアレスコイル型ホール素子等の一般的な電流・電圧センサが使用される。
【0036】
中央制御部27は、第1及び第2の検出部25,26等からのアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換回路と、RAM(Random−access Memory)及びCPU(Central Processing Unit)等とを備える機能部品であって、A/D変換回路やCAN(Controller Area Network)及びLIN(Local Interconnect Network)等の自動車内通信線38,39を通じて得られた種々の情報に基づいて、次の表1のように、自動車の走行状態や燃料電池システム等の異常状態の有無を判断し、その判断結果に基づいて、第1〜第3のスイッチ18〜20及び第1〜第3のバルブ21〜23を個別に制御する。
【0037】
【表1】
Figure 2004362985
【0038】
この中央制御部27においては、例えば図2に示すように、燃料電池システムの異常状態/正常状態を、異常の程度に応じて、緊急異常状態等の緊急停止を必要とするこの第1の異常状態Dg1と、この第1の異常状態Dg1よりも異常の程度が低く、燃料電池11または二次電池12といった燃料電池システム内の部分調整で対応可能な回路異常等の状態である第2の異常状態Dg2と、正常状態Dg3との3つの状態に場合分けし、さらに各状態において、異常の原因や走行状態によって異なった第1〜第3のスイッチ18〜20及び第1〜第3のバルブ21〜23の制御を行う。
【0039】
即ち、中央制御部27は、各検出部25,26での検出結果等に基づき、図2のように、第1及び第2の検出部25,26で検出された電圧との相関において、その検出された燃料電池11または二次電池12からの出力電流が、判断基準として予め設定された閾値線Th1,Th2より大であるか否かを判断することで、燃料電池システムの異常状態/正常状態を3つの状態Dg1〜Dg3に区分する。
【0040】
ここで、中央制御部27は、各検出部25,26での検出結果等に基づき、図2のように、第1及び第2の検出部25,26で検出された電流と電圧とが正常状態Dg3内であると判断した場合は、さらに、自動車内通信線38,39から得られたブレーキ信号、アクセル信号及び車速データ等の各種情報に基づいて、自動車の走行状態を判断し、例えば減速走行(ブレーキング等)である場合は、二次電池12への回生を図るべく、燃料電池11からの電源供給用の第1のスイッチ18をオフにし、二次電池12からの電源供給用の第2のスイッチ19をオフにし、二次電池12の回生用の第3のスイッチ20をオンにし、両水素バルブ21,22をオフにする。望ましくは、酸素供給用の第3のバルブ23もオフにする。
【0041】
また、各検出部25,26での検出結果が正常状態Dg3であって、例えば発進時や登坂時等のトルクが大となるような走行である場合は、中央制御部27は、燃料電池11及び二次電池12を併用した電力供給によりモータ駆動すべく、燃料電池11からの電源供給用の第1のスイッチ18をオンにし、二次電池12からの電源供給用の第2のスイッチ19もオンにし、二次電池12の回生用の第3のスイッチ20をオフにし、両水素バルブ21,22をオンにし、酸素供給用の第3のバルブ23もオンにする。
【0042】
さらに、各検出部25,26での検出結果が正常状態Dg3であって、通常走行である場合は、中央制御部27は、各スイッチ18及び各バルブ21〜23を状況に応じて適宜オフ/オフ制御する。
【0043】
さらにまた、各検出部25,26での検出結果が緊急異常状態(第1の異常状態Dg1)である場合は、中央制御部27は、燃料電池システムを直ちに停止すべく、各スイッチ18及び各バルブ21〜23を全てオフにする。
【0044】
また、各検出部25,26での検出結果が緊急異常状態(第1の異常状態Dg1)でない第2の異常状態Dg2である場合は、中央制御部27は、さらにその異常状態が燃料電池11側に発生しているのか、二次電池12側に発生しているかによって処理を異ならせる。具体的に、第1の検出部25からの信号に基づいて、異常状態が燃料電池11側に発生していると判断した場合は、燃料電池11による給電を低減すべく、両水素バルブ21,22を絞り込んで水素ガスの供給量を低減させ、望ましくは、酸素供給用の第3のバルブ23も絞り込む。
【0045】
一方、第2の検出部26からの信号に基づいて、異常状態が二次電池12側に発生していると判断した場合は、二次電池12からの給電を停止して燃料電池11のみの給電を行うべく、第1のスイッチ18をオンにするとともに第2のスイッチ19をオフにし、二次電池12の回生用の第3のスイッチ20をオフにし、両水素バルブ21,22と第3のバルブ23をオンにする。
【0046】
尚、図2に示した異常状態の判断以外にも、自動車内通信線38,39を通じて得られた各種の情報に基づいて併せて他の異常も判断し、その判断に基づいて、適宜に第1〜第3のスイッチ18〜20及び第1〜第3のバルブ21〜23を適宜個別に制御する。
【0047】
かかる中央制御部27での制御による燃料電池システムの動作を、ハイブリッドカーの走行駆動へ適用した場合を例にあげて次に説明する。
【0048】
中央制御部27は、定期的タイミングで、第1の検出部25により、燃料電池11からの出力電流及び出力電圧を検出するとともに、第2の検出部26により、二次電池12からの出力電流または出力電圧を検出する。併せて、中央制御部27は、燃料電池11の温度、車速データ等の走行状態の情報、モータトルク等の負荷10の状態の情報、衝突時の検知信号等の種々の情報を、CANまたはLIN等の自動車内通信線38,39を通じて受信している。
【0049】
かかる状態で、トルクの小さい走行、例えばブレーキングや降坂走行等の走行が行われている場合、中央制御部27は、自動車内通信線38,39を通じて与えられるブレーキ信号、アクセル信号及び車速データ等から減速走行であると判断するなどして、燃料電池11及び二次電池12からの負荷10に対する電力の供給を停止する。
【0050】
この場合、中央制御部27は、第1及び第2のスイッチ18,19をオフするとともに、二次電池12の回生(充電)を行うために、中央制御部27が第3のスイッチ20をオンにする。この際、ハイブリッドカーの場合は、インバータとして構成された駆動回路15が、負荷10の駆動によって発生した起電力を二次電池12に伝達するコンバータとして機能することになる。これにより、駆動回路15からの電圧が二次電池12に印加され、二次電池12の回生が行われる。
【0051】
そして、減速走行においては、燃料電池11での発電の必要がないため、中央制御部27は、水素供給経路34の水素バルブ21,22をオフにし、水素供給部16から燃料電池11への水素の供給を停止する。この際、望ましくは、第3のバルブ23もオフにして、酸素供給部17から燃料電池11への酸素供給も停止しておく。
【0052】
一方、発進時や登坂加速などの多大なトルクが必要な場合、中央制御部27は、自動車内通信線38,39から与えられる車速データと負荷10の回転数データ等に基づいてその旨を判断した後、燃料電池11と二次電池12の両方の出力を使用する必要があるため、第1及び第2のスイッチ18,19をオンにするとともに、第3のスイッチ20をオフにする。
【0053】
これと併行して、中央制御部27は、水素供給経路34の水素バルブ21,22をオンにして、水素ポンプ33からの水素ガスを燃料電池11に与えるとともに、第3のバルブ23をオンにして酸素(空気)を燃料電池11に与える。これにより、燃料電池11は、水素と酸素を化学的に反応させて発電を行い、この燃料電池11からの電流と、二次電池12からの電流とが、第1及び第2のスイッチ18,19を通じて駆動回路15に与えられ、これにより負荷10の駆動が行われる。
【0054】
その他、例えば、発進や登坂加速ではないが、減速走行でもない通常走行時においては、中央制御部27は、二次電池12の充電状態を第2の検出部26で得られた出力電圧または電流出力等から判断し、当該充電状態に応じて、その充電容量を一定容量以上確保するよう、第2のスイッチ19と第3のスイッチ20とを制御する。また、必要電力に応じて、水素バルブ21,22と第1のスイッチ18を適宜にオン/オフ制御する。
【0055】
次に、異常検出時の動作例を、図3のフローチャートに沿って説明する。
【0056】
まずステップS01において、中央制御部27は、自動車内通信線38,39を通じて得られた情報、例えばエアバッグの展開状況等の情報に基づいて、自動車が衝突したか否かについて検知する。ここで、自動車が衝突した旨が検知された場合は、緊急異常状態と判定して、次のステップS02に進む。
【0057】
ステップS02では、中央制御部27からの制御により、第1〜第3のスイッチ18〜20の全てをオフにし、駆動回路15への電流経路を遮断する。
【0058】
ただし、このように駆動回路15への電流経路を遮断しただけでは、燃料電池11での発電は停止されない。そこで、ステップS03で、中央制御部27は、燃料電池11での発電を停止させるため、第1のバルブ21をオフにし(閉塞し)、水素供給経路34を遮断する。しかる後、ステップS04で、水素供給経路34に残された水素ガスをリザーブタンク35に逃がすため、第2のバルブ22を燃料電池11側からリザーブタンク35側に切り換え、燃料電池11側を閉塞するとともにリザーブタンク35側の経路を開放する。これにより、水素供給経路34内の水素ガスはリザーブタンク35側に放出され、燃料電池11内の水素ガスの圧力を即座に低減させて出力を断つ。尚、リザーブタンク35に排出された水素ガスは、弁35aを通過して再利用経路37に排出されて水素ポンプ33に戻される。
【0059】
また、ステップS01において衝突を検知しないときは、次のステップS05において、第1及び第2の検出部25,26での電流及び電圧の検出に基づいて、燃料電池システムにおける緊急停止を必要とする状態(緊急異常状態)であると判定し、この緊急異常状態と判定されると、同様に上記したステップS02〜S04の処理を行う。具体的には、図2中の第1の異常状態Dg1のように、第1及び第2の検出部25,26で検出された電圧との相関において、その検出された燃料電池11または二次電池12からの出力電流が、判断基準として予め設定された閾値線Th1より大であるか否かを判断し、出力電流が閾値線Th1より大であると判断した場合に、緊急異常状態が生じていると判断し、ステップS02〜S04の処理を実行する。これにより、自動車の燃料電池システムについて、緊急異常事態に伴う回路損傷を防止することができる。
【0060】
尚、このように、衝突の検知結果や、第1及び第2の検出部25,26での電流及び電圧の検出結果だけでなく、燃料電池システム内での異常温度上昇、負荷10に与える電圧の異常な低下、電流が一定トルク値と比較して所定の異常範囲内にある場合、あるいは燃料タンク31及び改質器32その他の各種制御系不具合を検出した場合にも、必要に応じ緊急異常状態と判定して、上記したステップS02〜S04の処理を行うことで、緊急異常事態に伴う回路損傷を防止することができる。
【0061】
次に、上記のような緊急異常状態(第1の異常状態Dg1参照)とまでは言えないが、図2中の正常状態Dg3でもない部分調整で対応可能な図2中の第2の異常状態Dg2での処理について説明する。この場合、ステップS06において、中央制御部27は、第1の検出部25での検出結果に基づいて、図2中の第2の異常状態Dg2であるか否かを判断する。例えば、第1の検出部25で燃料電池11からの出力電流により異常状態を検出する場合は、図2中の第2の異常状態Dg2のように、第1の検出部25で検出された電圧との相関において、その検出された燃料電池11からの出力電流が、予め設定された閾値線Th2より大であるか否かを判断する。そして、燃料電池11からの出力電流が、予め設定された閾値線Th2より大である場合には、次のステップS07に進む。
【0062】
ステップS07では、水素バルブ21,22を絞り込み、水素供給経路34における燃料電池11への水素ガスの供給量を低減させる。この際、望ましくは、第3のバルブ23の絞り込みを併せて行い、酸素(空気)の供給量をも低減させる。
【0063】
そして、次のステップS08において、燃料電池11からの出力(ここでは出力電流)が、図2中の正常状態Dg3のように、出力電圧との関係において適正範囲内であるか否かを判断する。このステップS08において、燃料電池11からの出力が適正範囲内である(図2中の正常状態Dg3内である)場合は、ステップS06に戻って再び正常状態Dg3であるか否かを判定する。これにより、燃料電池11から過電流が流れ出るのを防止でき、燃料電池11における過剰な発電を防止することができる。
【0064】
一方、ステップS08で、燃料電池11からの出力が適正範囲内でない(図2中の正常状態Dg3外、即ち、第2の異常状態Dg2内である)と判断された場合には、ステップS09において、第1のスイッチ18をオフにする。そうすると、燃料電池11からの出力電流が遮断され、駆動回路15に与えられる電流は、二次電池12からの出力電流に限定される。
【0065】
この状態で、ステップS10において、中央制御部27は、自動車内通信線38,39を介して、他のECUに通信等で状態通知を行い、例えば図示しないLEDランプや警告オンの吹鳴等によって、所定の警告表示処理を実行し、処理を終了する。
【0066】
一方、上記のステップS06で、燃料電池11からの出力電流が、予め設定された閾値線Th2以下である(即ち、図2中の正常状態Dg3内である)場合、ステップS11に進む。
【0067】
ステップS11では、二次電池12からの出力(ここでは出力電流)が、図2中の正常状態Dg3のように、出力電圧との関係において正常範囲内であるか否かを判断する。そして、このステップS11において、二次電池12からの出力が図2中の正常状態Dg3外、即ち、第2の異常状態Dg2内である場合は、ステップS12の処理に移行する。
【0068】
ステップS12では、第2のスイッチ19をオフにする。そうすると、二次電池12からの出力電流が遮断され、駆動回路15に与えられる電流は、燃料電池11からの出力電流に限定される。
【0069】
この状態で、ステップS13において、ステップS10の場合と同様にして、図示しないLEDランプや警告オンの吹鳴等によって、所定の警告表示処理を実行し、処理を終了する。
【0070】
以上のように、中央制御部27が、第1及び第2の検出部25,26での検出結果や、自動車内通信線38,39を通じて得られた種々の情報に基づいて、燃料電池11の出力と、二次電池12の出力と、燃料電池11への水素及び空気のそれぞれの流入とを個別に制御するので、様々な異常状況に応じて、故障と思われる電源のみをオフし、あるいは、電源の出力を制限することで、安全を確保しながら、警告を促すことができ、また、過電流など、すぐに電源を停止したいときに、より安全に早く電源出力を停止、切断することが可能となる。
【0071】
尚、上記実施の形態では、燃料電池11側の出力電圧及び出力電流の異常状態と、二次電池12側の出力電圧及び出力電流の異常状態とを、いずれも図2に示した同一の閾値線(判断基準)Th1,Th2で判断していたが、別々の判断基準を設けても差し支えない。
【0072】
また、第1及び第2の異常状態Dg1,Dg2及び正常状態Dg3を峻別するための閾値線(判断基準)Th1,Th2を複数種類保有しておき、自動車の走行状態(低速市街地、加速状態、登坂、降坂、高速走行、減速走行等)によって、閾値線Th1,Th2を変更するようにしてもよい。この場合は、自動車の走行状態のいかんを問わず、故障状態を即座に知ることが可能となり、運転者に警告するとともに、例えばある程度の電力を供給することで自動車の操作が可能となる。
【0073】
また、異常状態の態様は、上記に限られるものではない。
【0074】
【発明の効果】
請求項1及び請求項11に記載の発明によれば、燃料電池の出力と、二次電池の出力とを個別に制御することが可能であるので、効率よく且つ故障の状況に応じて適切に制御することができる。
【0075】
請求項2、請求項3及び請求項12に記載の発明によれば、燃料電池の出力と、二次電池の出力だけでなく、燃料電池への化学物質の流入をも個別に制御することが可能であるので、故障の状況に応じて適切に且つ安全に制御することができる。
【0076】
請求項4に記載の発明によれば、燃料電池から負荷に至る電流経路に設けられた第1の検出部での電流及び/または電圧についての検出結果と、二次電池から負荷に至る電流経路に設けられた第2の検出部での電流及び/または電圧についての検出結果とに応じて、第1のスイッチ、第2のスイッチ及び各バルブを個別に制御できるので、負荷等の短絡や燃料電池システム内での過電流等の検出の如何により、安全に電源の制御を行うことが可能である。
【0077】
請求項5及び請求項6に記載の発明によれば、第1の検出部での検出結果に基づいて燃料電池の異常を判断し、この判断結果に基づいて第1のスイッチ及び各バルブを制御する一方、第2の検出部での検出結果に基づいて二次電池の異常を判断し、この判断結果に基づいて第2のスイッチを制御するので、故障の原因部位に応じて適切に制御することができる。
【0078】
請求項7に記載の発明によれば、第1の検出部及び第2の検出部での検出結果に基づいて、負荷または当該燃料電池システムの出力制御方法についての緊急停止を必要とする第1の異常状態と、当該燃料電池システムの部分調整で対応可能な第2の異常状態と、正常状態とを峻別し、この峻別結果に応じて、第1のスイッチ、第2のスイッチ及び各バルブを個別に制御できるので、故障の状況に応じて適切に制御することができる。
【0079】
請求項8に記載の発明によれば、第1及び第2の異常状態及び正常状態を峻別するための判断基準を複数種類保有しておき、自動車の走行状態によって判断基準を変更するようにしているので、自動車の走行状態のいかんを問わず、故障状態を即座に知ることが可能となり、運転者に警告するとともに、例えばある程度の電力を供給することで自動車の操作が可能となる。
【0080】
請求項9に記載の発明によれば、所定の通信線を通じて得られた所定の情報に基づいて、第1のスイッチ、第2のスイッチ及び各バルブを個別に制御するので、車速やトルク等の様々な状況に応じて適切に制御することができる。
【0081】
請求項10に記載の発明によれば、二次電池を回生するための第3のスイッチをも効率よく制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係る燃料電池システムの概要を示すブロック図である。
【図2】燃料電池システム内の電流及び電圧による異常/正常状態の判断基準を示す図である。
【図3】この発明の一の実施の形態に係る燃料電池システムの動作を示すフローチャートである。
【図4】従来の燃料電池システムの概要を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 負荷
11 燃料電池
12 二次電池
13 電源部
15 駆動回路
16 水素供給部
17 酸素供給部
18〜20 スイッチ
21〜23 バルブ
25,26 検出部
27 中央制御部
31 燃料タンク
32 改質器
33 水素ポンプ
34 水素供給経路
35 リザーブタンク
36 熱交換器
37 再利用経路
38 自動車内通信線

Claims (12)

  1. 自動車に搭載され、化学物質の電気化学反応により電気を取り出して負荷への電源とする燃料電池システムであって、
    燃料電池及び二次電池が互いに並列に接続されてなる電源部と、
    前記燃料電池に前記化学物質を供給する化学物質供給部と、
    前記燃料電池から前記負荷に至る電流経路に設けられた第1のスイッチと、
    前記二次電池から前記負荷に至る電流経路に設けられた第2のスイッチと、
    少なくとも前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチを個別に制御する中央制御部と
    を備える燃料電池システム。
  2. 請求項1に記載の燃料電池システムであって、
    前記化学物質供給部と前記燃料電池との供給経路に設けられたバルブをさらに備え、
    前記中央制御部が、前記バルブをも個別に制御することを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項2に記載の燃料電池システムであって、
    前記化学物質供給部は、水素を供給する水素供給部と、酸素を供給する酸素供給部とを有し、
    前記バルブは、前記水素供給部と前記燃料電池との供給経路、及び前記酸素供給部と前記燃料電池との供給経路にそれぞれ設けられる、燃料電池システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の燃料電池システムであって、
    前記燃料電池から前記負荷に至る電流経路の電流及び/または電圧を検出する第1の検出部と、
    前記二次電池から前記負荷に至る電流経路の電流及び/または電圧を検出する第2の検出部と
    をさらに備え、
    前記中央制御部が、少なくとも前記第1の検出部及び前記第2の検出部での検出結果に応じて前記制御を行う、燃料電池システム。
  5. 請求項4に記載の燃料電池システムであって、
    前記中央制御部が、前記第1の検出部での検出結果に基づいて前記燃料電池の異常を判断し、この判断結果に基づいて前記第1のスイッチを制御する一方、前記第2の検出部での検出結果に基づいて前記二次電池の異常を判断し、この判断結果に基づいて前記第2のスイッチを制御する、燃料電池システム。
  6. 請求項2または請求項3に記載の燃料電池システムであって、
    前記燃料電池から前記負荷に至る電流経路の電流及び/または電圧を検出する第1の検出部と、
    前記二次電池から前記負荷に至る電流経路の電流及び/または電圧を検出する第2の検出部と
    をさらに備え、
    前記中央制御部が、前記第1の検出部での検出結果に基づいて前記燃料電池の異常を判断し、この判断結果に基づいて前記第1のスイッチ及び前記バルブを個別に制御する一方、前記第2の検出部での検出結果に基づいて前記二次電池の異常を判断し、この判断結果に基づいて前記第2のスイッチを個別に制御する、燃料電池システム。
  7. 請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の燃料電池システムであって、
    前記中央制御部が、前記第1の検出部及び前記第2の検出部での検出結果に基づいて、当該燃料電池システムの緊急停止を必要とする第1の異常状態と、当該燃料電池システムの部分調整で対応可能な第2の異常状態と、正常状態とを峻別し、この峻別結果に応じて前記制御を行う、燃料電池システム。
  8. 請求項7に記載の燃料電池システムであって、
    前記中央制御部が、前記第1及び第2の異常状態及び前記正常状態を峻別するための判断基準を複数種類保有しておき、自動車の走行状態によって前記判断基準を変更する、燃料電池システム。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の燃料電池システムであって、
    前記中央制御部が、所定の通信線を通じて得られた所定の情報に基づいて前記制御を行う、燃料電池システム。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の燃料電池システムであって、
    前記二次電池を回生するための第3のスイッチをさらに備え、
    前記中央制御部が、前記第3のスイッチをも個別に制御する、燃料電池システム。
  11. 自動車に搭載され化学物質の電気化学反応により電気を取り出して負荷への電源供給を行う燃料電池と、当該燃料電池に並列に接続された二次電池とを有する燃料電池システムの出力制御方法であって、
    少なくとも、前記燃料電池から前記負荷に至る電流経路に設けられた第1のスイッチと、前記二次電池から前記負荷に至る電流経路に設けられた第2のスイッチとを、所定の中央制御部により個別に制御することを特徴とする燃料電池システムの出力制御方法。
  12. 請求項11に記載の燃料電池システムの出力制御方法であって、
    自動車に搭載され化学物質の電気化学反応により電気を取り出して負荷への電源供給を行う燃料電池と、当該燃料電池に並列に接続された二次電池とを有する燃料電池システムの出力制御方法であって、
    前記燃料電池への前記化学物質の供給を調整するためのバルブをも、前記中央制御部により個別に制御することを特徴とする燃料電池システムの出力制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113442742A (zh) * 2021-06-25 2021-09-28 一汽解放汽车有限公司 一种商居一体式氢燃料电池车双功能控制系统及车辆

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