JP2004362017A - バイオ認証を用いる宿泊施設の客室使用管理システム - Google Patents

バイオ認証を用いる宿泊施設の客室使用管理システム Download PDF

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雅也 桑野
Masakazu Kishi
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Abstract

【課題】宿泊施設の客室使用管理をフロント係が不正操作によって宿泊・休憩料金を盗用するのを防止する。
【解決手段】宿泊施設入館時に客室使用者のバイオデータを登録して、この登録されたバイオデータと客室近傍で客室使用者のバイオデータと照合し一致したとき当該客室の解錠を行ない得るようにし、退館時に登録されたバイオデータと客室使用者のバイオデータとを照合し、照合一致により客室使用者の確認を行なうと共に、前記客室使用者のバイオデータ登録時から退館時のバイオデータ照合で一致が確認されるまでの時間を当該客室の使用時間とし使用料金を計算し、前記使用客室番号に対応して使用開始時刻、使用終了時刻,使用時間,使用料金をセンタ処理装置に記憶せしめ、かつ前記使用料金を客室使用者に提示するようにしたものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、宿泊施設の顧客管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に宿泊施設では、各部屋の鍵を個々の顧客に渡しているが、最近、この鍵の形態は変わってきている。例えば、カード式の鍵等、小型の鍵が出回っている。しかし、部屋の錠を開ける鍵としての形態は、変化していない。
ラブホテル,ブティックホテル,ファッションホテルと呼ばれる宿泊施設では、短時間利用(休憩)の場合と長時間利用(宿泊)の2種類の利用形態がある。
短時間利用は、約2時間が基本の時間であり、長時間利用とは、宿泊の事である。利用料金は、短時間利用が長時間利用より単位時間当たり高い設定になっている場合が多い。この種類の宿泊施設では、1日3組以上の客が短時間利用する場合がある。
【0003】
このような状況下において、従来の鍵の場合、部屋の鍵がどの客によって開けられたのかを断定することができない。
フロント係員は、宿泊施設の利用料金及び、客室の鍵の授受等の管理を担当している。この場合に、フロント係員は短時間利用の客が退室後、次の客が利用しているにもかかわらず同一客が利用したこととする事が可能であり、フロント係員の中には、このような不正操作を行い短時間利用の料金と宿泊の料金との差額を不正に盗用するものが存在している。また、短時間利用客の数を少なく申告する事も可能である。このような被害額は、各宿泊施設で年間数百万円になる程の無視できない多額に及ぶといわれている。
【0004】
このフロント係員は、24時間体制でサービスに従事する場合もあり、最近労働賃金の低いパートタイマーに任せる例が多く、社員教育等の防止策を講じることが難しく、従業員の良心に委ねられている現状にある。
【0005】
このような宿泊施設において用いられている施錠,解錠は、「鍵」を用いて行っており、鍵を持っていれば解錠できるので、入室者を特定できない仕組みになっている。また、客室の扉の開閉だけでは、利用客が入れ替わったかどうかを、判断することはできない。このように、従来の客室管理システムには、解錠・施錠するのが同一客か他の客かを判断することができないという欠点があった。
【0006】
従来、指紋の照合により本人確認を行うことにより、予め設定した部屋への入室を可能にする指紋照合入退室管理システムが提案されている。(特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】特許第2964222号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし,ここに提案されているシステムは、押捺指紋データにより登録指紋データを随時更新することにより、最新の指紋データが登録指紋データとして更新保持され、押捺指紋データと登録指紋データとの照合確率を向上させることを目的としている。この従来システムには、バイオ認証を用いて前記のような宿泊施設における宿泊者の入退室管理と宿泊費の決済の不正を未然に防止することについては、全く提案されていない。
【0009】
本発明は、複数の短時間利用者を長時間利用者と報告したり、短時間利用者の数を正しく報告しなかったりする宿泊施設の会計決裁の不正を未然に防ぐことができるバイオ認証を用いる宿泊施設の顧客管理システムを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願の第1の発明によるバイオ認証を用いる宿泊施設の客室使用管理システムは、複数の客室を有する宿泊施設の適宜箇所に、前記各客室の使用開始時刻,使用終了時刻,使用時間などの使用状態を記憶すると共に、使用客室の使用料金を計算して記憶するセンタ処理装置と、前記宿泊施設のフロントで提示される客室使用者のバイオデータの読取,登録,照合機能とを有すると共に、使用客室番号とその使用開始時刻,使用終了時刻を入力するために設けられた客室使用データ入力装置と、前記各客室の入室扉近傍にバイオデータの読取・照合機能を有すると共に、照合結果に基づき解錠動作を行うために設けられた錠装置とを備え、
前記客室使用者の入館時に、前記客室使用データ入力装置に前記客室使用者の使用客室番号と該使用客室番号に対応させて客室使用者のバイオデータを登録すると共に、該客室使用データ入力装置から前記センタ処理装置に前記使用客室番号と使用開始時刻とを記憶させ、該記憶操作を条件として前記客室使用者のバイオデータを前記使用客室の前記錠装置に登録させ、前記バイオデータが登録された客室使用者が使用客室の錠装置で当該客室使用者のバイオデータの提示を行い、当該提示されたバイオデータが当該使用客室の前記登録されたバイオデータと一致したときに前記錠装置を解錠できるようにし、前記客室使用者の退館時に、当該客室使用者の前記登録されたバイオデータを前記客室使用データ入力装置から読み出し、提示された当該客室使用者のバイオデータが前記登録されたバイオデータと一致したときに前記客室使用データ入力装置から前記センタ処理装置に当該客室使用者の前記使用客室番号の使用終了時刻を入力し、該センタ処理装置は前記使用開始時刻と前記使用終了時刻とから当該客室使用者による前記客室番号の使用料金を計算して読み出し可能になるように記憶して表示させるように構成されたものである。
【0011】
本願の第2の発明によるバイオ認証を用いる宿泊施設の客室使用管理システムは、施設領域内に複数の客室を備え、該複数の客室の利用客に対する管理のためにフロントが配置されている宿泊施設において、
該宿泊施設内の前記フロントが配置されている正面玄関領域と前記複数の客室が配置されている客室領域との間には、該正面玄関領域から該客室領域への一方向通行を許容する第1のゲートと、該客室領域から該正面玄関領域への他方向通行を許容する第2のゲートとを有する隔壁を備え、
該隔壁の前記第1のゲートと前記第2のゲートとの間の前記客室領域側には、前記複数の客室のいずれかを利用して退出する退出客に対して必要な管理処理をして当該客室に対して前記第2のゲートに前記他方向通行の許容制御をするための補助フロントを備え、
該宿泊施設には、各利用客個人の身体上の条件により定まる固有のバイオデータを提示したときに、該提示されたバイオデータを該利用客が利用すべく指定された部屋番号とともに登録し所要の制御をするバイオデータ登録制御装置を備え、
前記フロント,前記補助フロント,前記第1のゲートおよび前記複数の客室の各々には、各利用客の前記固有のバイオデータを提示するためのバイオデータ提示装置を備え、
前記フロントに付属する前記バイオデータ提示装置は、前記各利用客個人の身体上の条件により定まる固有のバイオデータが提示されたときに、該提示されたバイオデータが該利用客が利用すべく指定された部屋番号とともに登録されるように前記バイオデータ登録制御装置に連結されており、
前記第1のゲートに付属する前記バイオデータ提示装置は、前記登録されたバイオデータを提示した該利用客に前記一方向通行を許容するために前記第1のゲートを制御するように前記バイオデータ登録制御装置に連結されており、
前記複数の客室の各々の開閉扉の錠装置は、当該客室を利用すべく指定された客室番号に対応して登録された該利用客の固有のバイオデータを、該客室の前記バイオデータ提示装置に、提示したときに解錠制御されるように前記バイオデータ登録制御装置に連結されており、
前記補助フロントに付属する前記バイオデータ提示装置は、前記各退出客個人の身体上の条件により定まる固有のバイオデータが提示されたときに、該提示されたバイオデータと当該退出客に指定された部屋番号とを参照して予め指定された前記必要な管理処理がなされるとともに該必要な管理処理をした前記退出客に前記他方向通行を許容するために前記第2のゲートを制御するように構成されていることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】
従来の宿泊施設の顧客管理システムにおける部屋に用いられている錠の場合、利用客は、鍵を使用して解錠・施錠をするため、解錠することができるのは鍵を持っている者であり、利用しようとする人物を特定することができない。
本発明の宿泊施設の顧客管理システムは、利用客の身体上の条件により定まる各人毎に相違する、指紋,声紋,虹彩などのバイオデータを「鍵」として使用するものであって、例えば指紋を「鍵」として用いた場合は、「指紋」の登録時の時刻を入館とし、退館時の「指紋」照合が一致した時刻を退館として客室使用時間を管理するものであり、更に宿泊施設の使用者は、指紋を宿泊客室に対応して登録しておき、当該客室に対応して登録された指紋でなければ解錠することができないようにしたものである。従って、新しく来た利用客は、必ずフロントで指紋を登録しなければならず、この登録された指紋に対応する使用客室番号,使用開始年月日と時刻、同使用終了時刻,使用料金などの履歴を残すことができる。
【0013】
本発明は個人固有のバイオデータを使用することにより、従来のように、使用者を特定できない鍵により解錠しようとする利用客が、正規の手続をしてその客室の利用を許容された利用客であるか否かを判断することができないという欠点を克服することができる。
即ち、従来の管理システムのように、各部屋の扉に設けられた錠の解錠に使用者を特定出来ない「鍵」を使用するものではなく、使用客固有の二つとないバイオデータを「鍵」として使用するものであるため、フロント係員は、複数の利用客を同一の利用客とすることができなくなる。そのため、前述したようなフロント係員の不正操作を確実に防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の顧客管理システムの対象とする宿泊施設(休憩施設としての使用を含む)1の一実施例であって、2は正面玄関領域であり、フロント3が設けられている。なお、フロント3の他に退出用の補助フロント4を設置してあると管理上便利である。5は顧客領域であり、複数の客室101〜10n,廊下6,2階客室への階段7などから成る。8は客室の清掃員控え室であり、清掃用具置場や休息施設などが設けられている。正面玄関領域2と顧客領域5との境界には、宿泊施設使用者の入口となる第1のゲート9と、出口となる第2のゲート10が設けられている。
【0015】
この宿泊施設の各領域の所用箇所には、この客室使用管理システムを構成する各設備が図2及び図3に示すように配置され、必要に応じてデータの入力を行うと共に、送受信等を行い得るように接続されている。
図2に示すセンタ処理装置11は、宿泊施設1の適宜箇所、例えばフロント3に設置されているものであり、▲1▼客室状況(空き,使用中,清掃要求中,清掃中)管理、▲2▼客室状況の問合せに対する応答、▲3▼客室の使用,清掃の入退室時間(時刻)の記憶,表示、▲4▼客室状況の表示盤への表示要求信号の送信、▲5▼客室使用料の計算,精算データの送受信、▲6▼緊急解錠要求信号の送信などの機能を有する。
【0016】
正面玄関領域2のフロント3には、図2に示すように宿泊施設の客室使用者のバイオデータ入力装置としての指紋認証データ入力装置13と、この指紋認証データ入力装置13がインタフェースIFを介して接続されたデータ処理及びデータの送受信を行うデータ処理装置14とから構成された客室使用データ入力装置12が設けられている。指紋認証データ入力装置13は、指紋データ読取部15、指紋データの登録,合否判定,送信,照合,本人合否判定,登録指紋抹消などの制御を行う制御部16、指紋データ記憶部17、指紋読取要求表示,指紋登録確認,指紋照合本人確認,入力客室番号のモニターや客室使用料金などの表示を行う表示部18等から構成されている。データ処理装置14は、▲1▼センタ処理装置11への客室状況問合せ,客室選択,空客室判断、▲2▼客室入退室時間管理,管理データの送信、▲3▼登録指紋データ送受信,登録指紋データ抹消要求の送信、▲4▼指紋認証データ入力装置制御、▲5▼客室使用料金送信要求などの機能を有する。
【0017】
各客室101〜10nの出入口扉近傍には、図3に示すようにそれぞれフロント3,4の客室使用データ入力装置12のデータ処理装置14にインタヘェースIFを介して接続された指紋認証付き錠21が設けられ、フロント3で登録した客室に対応する指紋データにより解錠することができるようになっている。指紋認証付き錠21は、指紋データ読取部22、指紋データ受信・登録,指紋照合,本人合否判定,登録指紋抹消,客室の解錠などの制御を行う制御部23、指紋データ記憶部24、指紋読取要求表示,指紋照合本人確認,電気錠の解錠・施錠確認等を表示する表示部25、出入口扉に設けられた電気錠26などから構成されている。
【0018】
清掃員控え室8にはフロント3の客室使用データ入力装置12とほぼ同様な、図3に示す客室清掃データ入力装置31が備えてある。即ち、この客室清掃データ入力装置31は指紋認証データ入力装置32と、この指紋認証データ入力装置32がインタフェースIFを介して接続されたデータ処理及びデータの送受信を行うデータ処理装置33から構成されている。指紋認証データ入力装置32は、指紋データ読取部34,指紋データの登録,合否判定,送信,照合,本人合否判定,登録指紋抹消などの制御を行う制御部35、指紋データ記憶部36、指紋読取要求表示,指紋登録確認,指紋照合本人確認,入力客室番号のモニタ表示などを行う表示部37などから構成されている。データ処理装置33は、▲1▼センタ処理装置11への客室状況問合せ,客室選択,使用済客室判断、▲2▼客室入退室時間管理,管理データの送信、▲3▼登録指紋データ送受信,登録指紋データ抹消要求の送信、▲4▼指紋認証データ入力装置制御、▲5▼表示盤制御などの機能を有する。また、データ処理装置33には客室状況を表示する表示盤38が接続され、清掃員が各客室の空き,使用中,使用済,清掃中などの客室状況を把握できるようになっている。
【0019】
前述したフロント3に備えられている指紋認証データ入力装置12の構成例としては、図4にパネル面として示してあるように、指紋を読取る指置き部41,客室番号などを入力するテンキー42,使用客室番号を入力状態とすると共に指定した客室番号をモニタ表示部43で確認して入力する使用客室番号入力キー44、指紋の読取が適正に行われたことを表示する指紋読取確認表示部45,指紋読取が確認されたとき当該指紋を登録するための指紋登録キー46、指紋登録時に客室使用開始時刻を入力する使用開始時刻入力キー47、客室使用者の退館時に当該客室番号に対応して登録されていた指紋を削除する登録指紋削除キー48,指紋の登録削除時に客室使用終了時刻を入力する使用終了時刻入力キー49、操作に間違いがあった場合にこれを表示する操作エラー表示部50、操作のやり直しを行うためのリセットキー51,電源入力キー52,電源表示部53などから構成されている。この指紋認証データ入力装置12は、客室使用者の入館手続に使用する場合と、客室使用者の退館手続に補助フロント4で使用する場合との2台備えておいてもよいし、1台を兼用して使用するようにしてもよい。
【0020】
各客室101〜10nの出入口ドア近傍にそれぞれ設けられている指紋認証付き錠21の構成例としては、図5にパネル面として示してあるように、指紋を読取る指置き部61,指紋の読取が適正に行われ客室番号に対応して登録された指紋と一致したことを表示する登録指紋確認表示部62,この登録指紋確認表示部62で確認されたことにより解錠動作する図示していない電気錠、客室使用中を示す客室使用表示部63、電源表示部64などを備えている。なお、各客室の指紋認証付き錠21の電源は、フロント4からの供給により動作するように構成することが好ましい。
【0021】
清掃員控え室8に備えられている指紋認証データ入力装置31は、フロント3に備えられている指紋認証データ入力装置12とほぼ同じ装置が備えられている。即ち、図6に示すように指紋を読取る指置き部71,客室番号などを入力するテンキー72,使用客室番号を入力状態とすると共に指定した客室番号をモニタ表示部73で確認して入力する使用客室番号入力キー74、指紋の読取が適正に行われたことを表示する指紋読取確認表示部75,指紋読取が確認されたとき当該指紋を登録するための指紋登録キー76、指紋登録時に客室使用開始時刻を入力する使用開始時刻入力キー77、客室使用者の退館時に当該客室番号に対応して登録されていた指紋を削除する登録指紋削除キー78,指紋の登録削除時に客室使用終了時刻を入力する使用終了時刻入力キー79、操作に間違いがあった場合にこれを表示する操作エラー表示部80、操作のやり直しを行うためのリセットキー81,電源入力キー82,電源表示部83などから構成されている。
【0022】
次に本発明における客室使用管理システムの操作・動作の状態を、図7及び図8のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、図2に示したセンタ処理装置11,フロント3の客室使用データ入力装置12,各客室101〜10nの指紋認証付き錠21,清掃員控え室8に備えてある客室清掃データ入力装置31等の電源を投入して動作開始状態(S1)とする。フロント3に客室使用者の来客があると、フロント係員は客室使用データ入力装置12により客室状況をセンタ処理装置11に問合せ(S2)、客室状況の応答送信(S3)により客室状況を把握し、客室選択を行いその客室番号10xをテンキー42により入力する(S4)。この場合、客室番号10xが清掃済み客室か否かを確認(S5)し、清掃済みであれば客室使用者に客室使用データ入力装置12の指置き部41に指を置いて貰い指紋を読取り(S6)、指紋データ登録操作(S7)を行う。
【0023】
このとき、指紋データの登録の適否を判定(S8)し、登録が適正であれは当該指紋データを指紋データ記憶部17に客室番号に対応して記憶させる。また、同時に使用客室番号と使用開始時刻をセンタ処理装置11に送信(S9)し、この使用客室番号と使用開始時刻をセンタ処理装置11の記憶部に記憶(S10)される。センタ処理装置11は、この客室使用データ入力装置12からの送信データに基づいて、この使用状態となった客室の番号と客室状況信号を清掃員控え室8に備えてある表示盤38に送信し、客室番号10xの表示を空状態から使用状態に変更(S11)する。
【0024】
前述の使用客室番号等がセンタ処理装置11に送信されたことが確認(S12)されると、客室使用データ入力装置12の指紋データ記憶部17に登録された指紋データは、この指紋データに対応する客室番号10xの指紋認証付き錠21に送信(S13)する。
これらの一連の操作・判定が支障なく行われた場合は、フロント係員は入口の第1のゲート9(入館ゲート)を開き(S14)入館を許可する。このとき、当該客室使用者に使用される客室番号を記載された客室使用票を発行し、使用客室を間違わないようにすると共に、退出時にこの客室使用票を提示して貰い精算時の資料とするようにしてもよい。
【0025】
客室使用データ入力装置12から登録された指紋データの送信を受けた例えば客室番号10xの指紋認証付き錠21は、当該指紋データを指紋データ記憶部24に登録(S15)する。この指紋データの登録により客室10xへの入室の判定(S16)が行い得るようになるため、客室使用者はフロント3で指紋登録時の指と同じ指を指紋認証付き錠21の指置き部61に載せて指紋データを読取り(S17)、両者の指紋データの照合(S18)を行う。この照合で指紋データが一致し当該客室の使用者本人であることが確認(S19)されると、(以下図8のフローチャートに移行して)客室番号10xの図示していない電気錠の解錠動作(S20)を自動的に行い、客室番号10xの入室が可能になり使用(S21)に供される。なお、電気錠が解錠された場合であっても、扉が閉じると自動的に電気錠が施錠(S22)されて、外部からは前述した指紋データ照合により登録された指紋と一致した場合にのみ解錠される。ただし、客室内部からは必要に応じて自由に解錠することができる。
【0026】
客室使用者が客室の使用を終了(S23)し、フロント3又は補助フロント4で退館を告げると、フロント係員は使用終了客室番号を入力(S24)すると共に、当該客室使用者に登録指紋と同じ指を指置き部41に載せて貰い、指紋データを読取り(S25)、登録指紋データと照合(S26)する。この照合で両者の指紋データが一致して本人確認(S27)されると、使用客室10xに対応して登録されていた指紋データの抹消手続き状態(S28)となり、客室10xの指紋認証付き錠21の指紋データ記憶部24に対し、指紋データの抹消要求信号を送信(S29)する。これにより客室10xの指紋認証付き錠21の指紋データ記憶部24に登録されていた指紋データは抹消(S30)される。
【0027】
フロント3又は補助フロント4のフロント係員は、前述の指紋データの抹消要求信号が当該客室10xの指紋認証付き錠21に送信(S31)された後、客室使用データ入力装置12からセンタ処理装置11に使用終了客室番号10x,使用終了時刻及び客室使用料の精算要求信号を送信(S32)し、使用客室番号に対応する客室使用料の精算データを送信(S33)して貰う。この精算データに基づき客室使用者に使用料を支払って貰う(S34)。この支払い完了によりフロント係員は、客室領域と正面玄関領域との間の第2のゲート(退館ゲート)10を開き(S35)、客室使用者の退館を許可する。センタ処理装置11はフロント3又は補助フロント4からの送信データに基づいて、清掃員控え室8の表示盤37へ客室10xの使用終了又は清掃要求への変更を送信(S36)し表示の変更を行ない、一連の動作を終了(S37)する。
【0028】
なお、図8に示したフローチャートにおける指紋データの抹消に係る動作であるステップ(S28)からステップ(S31)を省略してもよい。即ち、客室使用者の退館に際しての本人確認(S27)がされた場合は、直ちに客室使用データ入力装置12からセンタ処理装置11に使用終了客室番号10x,使用終了時刻を送信(S32)するようにしてもよい。
【0029】
前述した宿泊施設の客室使用者の入館から退館までの間の、フロント係員及び客室使用者の各入力操作とその判定結果に基づくデータは、センタ処理装置11に自動的に記憶される。即ち、各客室使用者(使用者番号など)毎の客室番号,使用開始時刻,使用終了時刻,使用時間,客室使用料金などが計算され記憶されるものであり、これらのデータは必要に応じてディスプレー装置で見ることもできるし、プリンターにより出力することもできる。従って、フロント係員が客室の使用状況を間違って入力することもなく、客室の使用状況を故意に変更することもできない。
【0030】
また、フロント係員が客室管理のうえから、客室への入室を必要とする場合の対応としては、例えば、次のような措置を講じることができる。即ち、先ず、フロント係員全員のバイオデータ(例えば指紋データ)を予め客室使用データ入力装置12に登録しておき、フロント係員が客室に入室するためのバイオデータ登録時に、予め登録されているフロント係員のバイオデータと照合して、当該フロント係員の氏名又は氏名に対応する記号をセンタ処理装置11の客室使用データの記憶部に記憶させると共に、対象管理客室の指紋承認付き錠21の指紋データ記憶部24に記憶され、当該フロント係員のバイオデータの照合により入室を可能にする。このフロント係員の退室時にも一般の客室使用者と同様にフロントにおいて指紋照合を行い、本人確認により退館時刻等の必要なデータが入力される。従って、フロント係員の客室への入室及び退室を可能とすると共に、入室データは確実にセンタ処理装置11に記憶される。なお、この場合は、入力指紋データがフロント係員のものであることが認識されるため、客室使用料金の計算は行われず、表示もされない。
【0031】
次に、客室使用後の清掃に係るシステムを図9及び図10に基づいて説明する。例えば清掃員Aは清掃員控室8の客室状況を表示する図3に示した表示盤38を監視し、客室状況の使用終了又は清掃要求の表示してある客室の清掃を行うが、清掃を行うための当該客室の入室及び退室に際しての操作と、その操作に基づく清掃履歴をセンタ処理装置11に記憶されるようにしているものである。
客室清掃データ入力装置31の電源入力キー82を投入してスタート状態(S41)とする。客室清掃のために清掃員Aは、清掃客室の確認のためにセンタ処理装置11に客室状況を問合せる(S42)。客室状況の応答信号(S43)により客室状態を把握して清掃客室を選択し、例えば清掃客室番号10xを入力(S44)する。この入力された客室番号が正しいか否かをチェック(S45)して、正しければ清掃員Aは図6にパネル面として示した客室清掃データ入力装置31の指置き部71に指を置き、指紋を読取らせ(S46)、指紋データ登録操作(S47)を行う。
【0032】
このとき、指紋データの登録の適否を判定(S48)し、適正に登録してあれば当該指紋データを指紋データ記憶部36に清掃客室番号に対応させて記憶させる。また同時に、清掃客室番号,清掃開始時刻をセンタ処理装置11に送信(S49)し、センタ処理装置11の記憶部に記憶(S50)させる。また、清掃員控え室8の客室状況を表示する表示盤38を清掃中に表示変更(S51)させる。同時に客室清掃データ入力装置31の指紋データ記憶部36に登録された指紋データは、清掃対象の客室番号10xの指紋認証付き錠21に送信(S52)され、その指紋データ記憶部24に登録(S53)される。
【0033】
この清掃員Aの指紋データの登録により、清掃客室10xへの入室のための指紋データの判定(S54)が行い得るようになるため、清掃員Aは登録した指紋と同じ指を指置き台71に載せて指紋データを読取り(S55)、両者の指紋データの照合(S56)を行う。この照合で指紋データが一致し当該客室の清掃員本人であることが確認(S57)されると、(以下図10のフローチャートに移行して)客室番号10xの図示していない電気錠の解錠動作(S58)が自動的に行われ、客室番号10xの入室が可能(S59)になり清掃(S60)が行われる。なお、電気錠が解錠された場合であっても、扉が閉じると自動的に電気錠が施錠(S61)されて、外部からは前述した指紋照合により登録された指紋と一致した場合のみ解錠される。ただし、客室内部からは必要に応じて自由に解錠することができる。
【0034】
清掃員Aが当該客室の清掃を終了(S62)して清掃員控え室8に戻り、客室清掃データ入力装置31で清掃済み客室番号10xをテンキー72により入力(S63)すると共に、清掃員Aの登録指紋と同じ指を指置き部71に載せて指紋データを入力(S64)し、登録指紋データと照合(S65)する。この照合で両者の指紋データが一致して本人確認(S66)されると、清掃客室番号10xに対応して登録されていた清掃員の指紋データの抹消手続き状態(S67)となり、客室番号10xの指紋認証付き錠21の指紋データ記憶部24に記憶されていた指紋データを、抹消するための抹消要求信号を指紋認証付き錠21へ送信(S68)し抹消(S69)する。なお、清掃員が客室の退室時には当該客室の扉は自動的に施錠される。
【0035】
清掃員Aは、客室清掃データ入力装置31でセンタ処理装置11に清掃済み客室番号10x及び清掃終了時刻を送信(S70)し、センタ処理装置11の記憶部にこれらのデータを記憶(S71)させる。また、清掃員控室8の表示盤38へ客室番号10xの清掃済信号を送信(S72)して、客室番号10xの表示を清掃中から空室状態へ変更させて、客室清掃に係る一連の動作を終了(S73)する。
【0036】
なお、図10に示したフローチャートにおける指紋データの抹消に係る動作であるステップ(S67)からステップ(S69)を省略してもよい。即ち、清掃員の退室に際しての本人確認(S66)がされた場合は、直ちに客室清掃データ入力装置31からセンタ処理装置11に清掃済み客室番号10x,清掃終了時刻を送信(S70)するようにしてもよい。
【0037】
また、前述した清掃員の清掃作業の効率等を知るために、例えば、清掃員全員のバイオデータ(例えば指紋データ)を予め客室清掃データ入力装置31に登録しておき、清掃員が客室に入室するためのバイオデータ登録時に、予め登録されている清掃員のバイオデータと照合して、当該清掃員の氏名又は氏名に対応する記号をセンタ処理装置11の記憶部に記憶させる。従って、前述した使用済み客室への清掃担当の清掃員の入室手続きから清掃終了後の退室手続きまでのデータと共に、担当清掃員の氏名データもセンタ処理装置11に自動的に記憶される。即ち、清掃客室番号,清掃開始時刻,清掃終了時刻,清掃に要した時間などが記憶されるものであり、必要に応じてディスプレー装置で見ることもできるし、プリンターにより出力することもできる。また、各客室毎の使用状況と清掃状況とを時系列に把握することもできる。
【0038】
前述の説明では、宿泊施設の適宜箇所に設けられたセンタ処理装置11とフロント3に設けられた客室使用データ入力装置とを個別に設けてあるが、両者を一体に構成して、例えばバイオデータ登録制御装置としてフロント3に設けるようにしてもよい。また、客室利用客のバイオデータを登録,照合等を行うバイオデータ提示装置を必要箇所に配置し、前述のバイオデータ登録制御装置に連結されるようにして設けてもよい。また、客室扉の近傍に設けられたバイオデータ提示装置は、適正なバイオデータが提示されたとき、錠装置を解錠するようにし、正面玄関領域に設けられたバイオデータ提示装置、適正なバイオデータが提示されたとき、入退館のゲートの開閉を制御することもできる。
【0039】
なお、客室の使用開始時刻及び使用終了時刻をフロント係員がその都度入力し、客室の清掃開始時刻及び清掃終了時刻を清掃員がその都度入力しているが、センタ処理装置11に時計機能を持たせて、使用開始客室番号又は清掃開始客室番号及び使用終了客室番号又は清掃終了客室番号を入力したときの時刻を、センタ処理装置11の記憶部に自動的に記憶させ、客室使用時間又は客室清掃時間を自動的に計算するようにしてもよい。また、この客室使用時間に基づき使用料を算出するようにできる。
また、フロント3又は補助フロント4のフロント係員の操作により開閉する入口用の第1のゲートと、出口用の第2のゲートは、物理的なゲートを設けないでフロント係員の目視管理の下に入館又は退館を許可するようにしてもよい。
【0040】
また、正面玄関領域2にフロント3と補助フロント4との2つのフロントを設けた実施例について説明したが、フロントを1箇所にすると共に出入口も1箇所として、フロント係員の目視管理の下に入館又は退館を許可するようにすることもできる。
また、前述の実施例は、バイオデータとして「指紋」を鍵として、指紋の登録,照合,判定,確認などを行ったものであるが、前述したようにバイオデータとして「声紋」,「虹彩」などを用いても同様な宿泊施設の顧客管理システムを構成することができる。
【0041】
【発明の効果】
従来のシステムであれば、フロント3で次の利用客へ「鍵」を渡し、宿泊客の入れ替えを記帳せずに、不正に料金を得ることができた。
本発明によるバイオデータを用いた宿泊施設の客室使用管理システムによれば、バイオデータの場合は、前利用客とバイオデータが一致することは有り得ないので、必ずデータの入力を行わなければ、解鍵ができない。
通常はマスターキーを必要とする清掃員等は、客室使用者と同様に各清掃員のバイオデータを清掃の都度、登録,照合,抹消の手続きを行うことにより入室を可能とするものであるため、フロントを経由しないで解錠することができる。
【0042】
また、使用開始客室番号と使用開始時刻とを入力した後でないとバイオデータの登録ができないため客室に入ることはできず、また退館時に登録したバイオデータと照合して一致した後でないと使用終了客室番号と使用終了時刻とを入力することができないため、フロント係員が客室の使用時間を任意に変更することができない。
このようにフロント係員は、客室の解錠,施錠に一切関わることはできないシステムであると共に、客室の使用履歴及び清掃員の清掃履歴を正確に残すことができるため、従来行い得たフロント係員の不正行為を確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する宿泊施設の一実施例を示す模式図である。
【図2】本発明による宿泊施設の顧客管理システムの構成の一実施例の一部を示すブロック図である。
【図3】本発明による宿泊施設の顧客管理システムの構成の一実施例の他の一部を示すブロック図である。
【図4】本発明による宿泊施設の顧客管理システムのフロントに備える入力装置の一例を示す模式図である。
【図5】本発明による宿泊施設の顧客管理システムの各客室に備える入力装置の一例を示す模式図である。
【図6】本発明による宿泊施設の顧客管理システムの清掃員控え室に備える入力装置の一例を示す模式図である。
【図7】本発明による宿泊施設の顧客管理システムにおける客室利用客管理の操作等の一例の一部を示すフローチャートである。
【図8】本発明による宿泊施設の顧客管理システムにおける客室利用客管理の操作等の一例の他の一部を示すフローチャートである。
【図9】本発明による宿泊施設の顧客管理システムにおける客室清掃者管理の操作等の一例の一部を示すフローチャートである。
【図10】本発明による宿泊施設の顧客管理システムにおける客室清掃者管理の操作等の一例の他の一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 宿泊施設
2 正面玄関領域
3 フロント
4 補助フロント
5 顧客領域
6 廊下
7 階段
8 清掃員控え室
9 第1のゲート
10 第2のゲート
11 センタ処理装置
12 客室使用データ入力装置
13,32 指紋認証データ入力装置
14,33 データ処理装置
15,22,34 指紋データ読取部
16,23,35 制御部
17,24,36 指紋データ記憶部
18,25,37 表示部
21 指紋認証付き錠
26 電気錠
31 客室清掃データ入力装置
38 表示盤
41,61,71 指置き部
42,72 テンキー
43,73 モニタ表示部
44,74 使用客室番号入力キー
45,62,75 指紋読取確認表示部
46,76 指紋登録キー
47,77 使用開始時刻入力キー
48,78 登録指紋削除キー
49,79 使用終了時刻入力キー
50,80 操作エラー表示部
51,81 リセットキー
52,82 電源入力キー
53,64,83 電源表示部
63 客室使用表示部
101〜10n 客室

Claims (8)

  1. 複数の客室を有する宿泊施設の適宜箇所に、前記各客室の使用開始時刻,使用終了時刻,使用時間などの使用状態を記憶すると共に、使用客室の使用料金を計算して記憶するセンタ処理装置と、
    前記宿泊施設のフロントで提示される客室使用者のバイオデータの読取,登録,照合機能とを有すると共に、使用客室番号とその使用開始時刻,使用終了時刻を入力するために設けられた客室使用データ入力装置と、
    前記各客室の入室扉近傍にバイオデータの読取・照合機能を有すると共に、照合結果に基づき解錠動作を行うために設けられた錠装置とを備え、
    前記客室使用者の入館時に、前記客室使用データ入力装置に前記客室使用者の使用客室番号と該使用客室番号に対応させて客室使用者のバイオデータを登録すると共に、該客室使用データ入力装置から前記センタ処理装置に前記使用客室番号と使用開始時刻とを記憶させ、該記憶操作を条件として前記客室使用者のバイオデータを前記使用客室の前記錠装置に登録させ、前記バイオデータが登録された客室使用者が使用客室の錠装置で当該客室使用者のバイオデータの提示を行い、当該提示されたバイオデータが当該使用客室の前記登録されたバイオデータと一致したときに前記錠装置を解錠できるようにし、
    前記客室使用者の退館時に、当該客室使用者の前記登録されたバイオデータを前記客室使用データ入力装置から読み出し、提示された当該客室使用者のバイオデータが前記登録されたバイオデータと一致したときに前記客室使用データ入力装置から前記センタ処理装置に当該客室使用者の前記使用客室番号の使用終了時刻を入力し、該センタ処理装置は前記使用開始時刻と前記使用終了時刻とから当該客室使用者による前記客室番号の使用料金を計算して読み出し可能になるように記憶して表示させるように構成されたバイオ認証を用いる宿泊施設の客室使用管理システム。
  2. 客室清掃員のバイオデータの読取,登録,照合機能を有すると共に、清掃客室番号とその清掃開始時刻,清掃終了時刻を入力するために、前記宿泊施設の清掃員控室に客室清掃データ入力装置をさらに備え、
    前記客室清掃員の入館時に、前記客室清掃データ入力装置に前記客室清掃員のバイオデータを登録すると共に、該登録されたバイオデータに対応して清掃客室番号と清掃開始時刻を入力し、該清掃客室番号と清掃開始時刻とを前記センタ処理装置の記憶部に送り記憶し、
    前記客室清掃開始に係る清掃客室番号と清掃開始時刻とが前記センタ処理装置の記憶部に記憶されたこと条件として、前記客室使用データ入力装置から前記客室清掃員のバイオデータが前記錠装置の記憶部に登録され、
    前記バイオデータが登録された客室清掃員が清掃客室の前記錠装置で当該客室清掃員のバイオデータを提示したときに、その提示したバイオデータが当該客室清掃員の前記登録されたバイオデータと照合されて一致がとれたときに前記錠装置を解錠できるようにし、
    前記客室清掃員の退室時に、清掃した客室番号を前記客室清掃データ入力装置で入力して該客室番号に対応して登録されたバイオデーを読み出し、前記客室清掃員のバイオデータと照合し、前記登録バイオデータと一致したときに前記客室清掃データ入力装置から使用を終了した客室番号と使用終了時刻を前記センタ処理装置の記憶部に送信して記憶させ、
    前記センタ処理装置に記憶された各客室の清掃開始時刻,清掃終了時刻,清掃時間を必要に応じて出力できるようにした請求項1に記載のバイオ認証を用いる宿泊施設の客室使用管理システム。
  3. 前記客室の使用開始時刻又は清掃開始時刻及び前記客室の使用終了時刻又は清掃終了時刻は、予め前記センタ処理装置に設けられた時計機能により前記客室使用者又は前記清掃員の使用開始時又は清掃開始時の客室番号及び使用終了時又は清掃終了時の客室番号を入力したときに自動的に入力されるように構成された請求項1又は2に記載のバイオ認証を用いる宿泊施設の客室使用管理システム。
  4. 前記客室使用者又は前記清掃員が退館時又は退室時に提示されるバイオデータが、当該客室使用者又は当該清掃員の入館時又は入室時に登録されたバイオデータと一致したときに、前記客室使用データ入力装置又は前記客室清掃データ入力装置に登録された前記客室使用者又は前記客室清掃員のバイオデータを抹消し、該バイオデータの抹消を条件として当該客室の使用又は清掃が終了したことを前記センタ処理装置に送信するようにした請求項1又は2に記載の宿泊施設の客室使用管理システム。
  5. 施設領域内に複数の客室を備え、該複数の客室の利用客に対する管理のためにフロントが配置されている宿泊施設において、
    該宿泊施設内の前記フロントが配置されている正面玄関領域と前記複数の客室が配置されている客室領域との間には、該正面玄関領域から該客室領域への一方向通行を許容する第1のゲートと、該客室領域から該正面玄関領域への他方向通行を許容する第2のゲートとを有する隔壁を備え、
    該隔壁の前記第1のゲートと前記第2のゲートとの間の前記客室領域側には、前記複数の客室のいずれかを利用して退出する退出客に対して必要な管理処理をして当該客室に対して前記第2のゲートに前記他方向通行の許容制御をするための補助フロントを備え、
    該宿泊施設には、各利用客個人の身体上の条件により定まる固有のバイオデータを提示したときに、該提示されたバイオデータを該利用客が利用すべく指定された部屋番号とともに登録し所要の制御をするバイオデータ登録制御装置を備え、
    前記フロント,前記補助フロント,前記第1のゲートおよび前記複数の客室の各々には、各利用客の前記固有のバイオデータを提示するためのバイオデータ提示装置を備え、
    前記フロントに付属する前記バイオデータ提示装置は、前記各利用客個人の身体上の条件により定まる固有のバイオデータが提示されたときに、該提示されたバイオデータが該利用客が利用すべく指定された部屋番号とともに登録されるように前記バイオデータ登録制御装置に連結されており、
    前記第1のゲートに付属する前記バイオデータ提示装置は、前記登録されたバイオデータを提示した該利用客に前記一方向通行を許容するために前記第1のゲートを制御するように前記バイオデータ登録制御装置に連結されており、
    前記複数の客室の各々の開閉扉の錠装置は、当該客室を利用すべく指定された客室番号に対応して登録された該利用客の固有のバイオデータを、該客室の前記バイオデータ提示装置に、提示したときに解錠制御されるように前記バイオデータ登録装置に連結されており、
    前記補助フロントに付属する前記バイオデータ提示装置は、前記各退出客個人の身体上の条件により定まる固有のバイオデータが提示されたときに、該提示されたバイオデータと当該退出客に指定された部屋番号とを参照して予め指定された前記必要な管理処理がなされるとともに該必要な管理処理をした前記退出客に前記他方向通行を許容するために前記第2のゲートを制御するように構成されていることを特徴とするバイオ認証を用いる宿泊施設の顧客管理システム。
  6. 前記補助フロントは、前記フロントのスペースを共用するように配置されていることを特徴とする請求項5に記載のバイオ認証を用いる宿泊施設の顧客管理システム。
  7. 前記退出客に対して前記補助フロントにおいて前記必要な管理処理をするために、前記フロントにおけるチェックイン時間と該補助フロントにおけるチェックアウト時間とから当該退出客の利用料金を表示する表示機能を備えたことを特徴とする請求項5又は6に記載のバイオ認証を用いる宿泊施設の顧客管理システム。
  8. 前記複数の客室における必要なサービスを行う客室サービス係が、前記客室領域に出入り通行可能なように、該客室サービス係の待機する客室サービス係室が配置されており、
    該客室サービス係室には、前記客室サービス係各人の身体上の条件により定まる固有のバイオデータを提示するためのバイオデータ提示装置を備え、
    該客室サービス係室に付属する該バイオデータ提示装置は、前記客室サービス係員が当人固有のバイオデータを提示したときに、当該客室サービス係員固有のバイオデータが登録されるように前記バイオデータ登録制御装置に連結されており、
    前記複数の客室に付属する該バイオデータ提示装置の何れかに、前記バイオデータが登録された当該客室サービス係員の該バイオデータが提示されたときに、当該バイオデータ提示装置が付属している前記客室の開閉扉の前記錠装置が解錠制御されるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のバイオ認証を用いる宿泊施設の顧客管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007169923A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Networks:Kk セキュリティ強化自動施錠装置
WO2020250473A1 (ja) * 2019-06-11 2020-12-17 Tradfit株式会社 プログラム、情報処理方法および情報処理装置

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