JP2004361797A - 画像形成装置 - Google Patents

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Masayasu Onodera
正泰 小野寺
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Abstract

【課題】最適な転写材進入位置(進入角度)で記録紙(紙)を進入させ、擬似ニップ部への進入前に定着ベルトに接触して画像を乱したりすることなく、また紙しわの発生を防止する画像形成装置を提供すること。
【解決手段】進入ガイド部材の位置は、ベルト定着装置の第1の定着工程を行う部分の転写材搬送方向幅に応じて制御されることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、FAX等の電子写真方式を用いる定着装置を有する画像形成装置に関し、特にベルト部材を用いる定着装置(ベルト定着装置)を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機、プリンタ、FAX等の電子写真方式の画像形成装置においては、画質への要求が高まり、該画像形成装置の定着装置によって画像の光沢度を上げる、或いは制御する、という動きが見られている。
【0003】
従来より、複写機、プリンタ、FAX等の電子写真方式の画像形成装置に用いられている定着装置として、弾性層を有して所定の温度に維持された発熱ゴムローラと、発熱ゴムローラに圧接し、弾性層を有する加圧ゴムローラとによって、未定着のトナー画像(トナー像)が形成された転写材を挟持搬送しつつ加熱する熱ローラ定着方式が多用されている。
【0004】
しかしながら、この種の装置では、発熱ゴムローラの熱容量が大きいため、ウォーミングアップ時間が長くなると共に、弾性層内側の温度が高くなり、発熱ゴムローラの寿命を短くしていた。
【0005】
また、省エネルギー化への要求が高まり、定着部において、同じ消費電力でなるべく高い定着性を得られる定着装置の開発が進められたり、高品質化への要求により、定着部によって出力画像の光沢度を上げるという動きが見られている。
【0006】
また、カラー画像ではベタ面積が大きい画像が多く、そのベタ画像も黒以外のものが多く出力画像の光沢度の光沢むらなどが目立つ。上記の発熱ゴムローラ及び加圧ゴムローラにハードローラを用いる場合は、転写材(記録紙)やトナー層の凹凸に応じた出力画像の光沢度の光沢むらが生じるため、画像品位が低下するという問題点があった。
【0007】
これらの問題点を解決するために、無端状のベルト部材(定着ベルト)を用い、複数のローラ部材により定着ベルトを支持張架するもので、定着ベルト内部の上加圧ローラ(定着ローラ部材)と、定着ベルトを挟んで上加圧ローラと対向する下加圧ローラ(加圧ローラ部材)と、内部に定着ベルトを加熱する加熱部材を有する加熱ローラ(加熱ローラ部材)とを設け、定着ベルトの回転方向で、上加圧ローラの上流側に設けられ、下加圧ローラに定着ベルトが巻き付けられる巻き付き部(擬似ニップ部)と、擬似ニップ部の下流側で上加圧ローラと下加圧ローラとの間に設けられる荷重ニップ部とにより形成される定着ニップ部にて記録紙上のトナー像を定着し、出力画像の光沢度を向上するベルト部材を用いた定着装置(ベルト定着装置)を有する画像形成装置が知られている(特許文献1参照。)。
【0008】
また、ベルト部材(定着ベルト)を加圧ローラ部材(加圧ローラ)に巻き付けて定着ニップ部を長くするタイプのベルト定着装置を有する画像形成装置において、定着前における転写材(記録紙)のたるみや後端跳ね現象による画像こすれを高精度に防止するものが知られている(特許文献2参照。)。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−307496号公報
【0010】
【特許文献2】
特開2001−265139号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記何れのベルト定着装置(ベルト部材を有する定着装置)を有する画像形成装置において、以下に記す課題が顕著に発生することが起こる。
【0012】
課題1.またベルト部材(定着ベルト)を用いる定着装置(ベルト定着装置)において、擬似ニップ部の幅を変更することは光沢度や定着性を向上させるのに有効である。しかし、擬似ニップ部の幅を変更すると、最適な転写材(記録紙)の進入位置(進入角度)が変化してしまう。ベルト定着装置の場合、最適な転写材進入位置(進入角度)で記録紙(紙)を進入させなければ、擬似ニップ部への進入前に定着ベルトに接触して画像を乱したり、紙しわの原因となるという問題が起こる。
【0013】
本発明は上記課題の不具合を解消し、進入ガイド部材の位置を、ベルト定着装置の第1の定着工程を行う部分の転写材搬送方向幅に応じて制御し、ベルト部材を用いる定着装置(ベルト定着装置)において、最適な転写材進入位置(進入角度)で記録紙(紙)を進入させ、擬似ニップ部への進入前に定着ベルトに接触して画像を乱したりすることなく、また紙しわの発生を防止する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
課題2.ベルト部材(定着ベルト)を用いる定着装置(ベルト定着装置)において、高光沢を得るために(光沢度を変更するために)擬似ニップ部の幅を変更することは有効である。しかし、擬似ニップ部の幅を変更すると最適な転写材(記録紙)の進入位置(進入角度)が変化してしまう。ベルト部材を用いる定着装置の場合、最適な転写材進入位置(進入角度)で記録紙(紙)を進入させなければ、擬似ニップ部への進入前に定着ベルトに接触して画像を乱したり、紙しわの原因となるという問題が起こる。
【0015】
本発明は上記課題の不具合を解消し、進入ガイド部材の位置を、出力画像の光沢度に応じて制御し、ベルト部材を用いる定着装置(ベルト定着装置)において、最適な転写材進入位置(進入角度)で記録紙(紙)を進入させ、擬似ニップ部への進入前に定着ベルトに接触して画像を乱したりすることなく、また紙しわの発生を防止する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0016】
課題3.またベルト部材(定着ベルト)を用いる定着装置(ベルト定着装置)において、定着性(特に転写材(記録紙)が厚紙の場合)を確保するために擬似ニップ部の幅を変更することは有効であるが、擬似ニップ部の幅を変更すると最適な転写材進入位置(進入角度)が変化してしまう。ベルト定着装置の場合、最適な転写材進入位置(進入角度)で記録紙(紙)を進入させなければ、擬似ニップ部への進入前に定着ベルトに接触して画像を乱したり、紙しわの原因となるという問題が起こる。
【0017】
本発明は上記課題の不具合を解消し、進入ガイド部材の位置を、転写材の種類に応じて制御し、ベルト部材を用いる定着装置(ベルト定着装置)において、最適な転写材進入位置(進入角度)で記録紙(紙)を進入させ、擬似ニップ部への進入前に定着ベルトに接触して画像を乱したりすることなく、また紙しわの発生を防止する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記本発明の目的は下記の構成により達成される。
【0019】
(1)加熱部材を有する加熱ローラ部材と、前記加熱ローラ部材と平行で離間して配設される支持ローラ部材と、前記加熱ローラ部材と前記支持ローラ部材とにエンドレスに掛け渡されたベルト部材と、前記ベルト部材を介して前記支持ローラ部材に対向して設けられた対向ローラ部材と、前記対向ローラ部材が前記ベルト部材を介して前記支持ローラ部材に加圧することなく前記ベルト部材に接触して形成される第1の定着工程を行う部分と、前記対向ローラ部材が前記ベルト部材を介して前記支持ローラ部材に加圧して形成される第2の定着工程を行う部分と、前記第1の定着工程を行う部分の転写材搬送方向幅を変化させる手段とを持つベルト定着装置と、前記ベルト定着装置へ転写材を案内する進入位置可変な進入ガイド部材と、前記進入ガイド部材の位置を制御する手段とを有する画像形成装置において、前記進入ガイド部材の位置は、前記ベルト定着装置の前記第1の定着工程を行う部分の転写材搬送方向幅に応じて制御されることを特徴とする画像形成装置(第1の発明)。
【0020】
本発明は上記の如き構成をとることにより、進入ガイド部材の位置を、ベルト定着装置の第1の定着工程を行う部分の転写材搬送方向幅に応じて制御し、ベルト部材を用いる定着装置(ベルト定着装置)において、最適な転写材進入位置(進入角度)で記録紙(紙)を進入させ、擬似ニップ部への進入前に定着ベルトに接触して画像を乱したりすることなく、また紙しわの発生を防止する画像形成装置の提供を図るものである。
【0021】
(2)加熱部材を有する加熱ローラ部材と、前記加熱ローラ部材と平行で離間して配設される支持ローラ部材と、前記加熱ローラ部材と前記支持ローラ部材とにエンドレスに掛け渡されたベルト部材と、前記ベルト部材を介して前記支持ローラ部材に対向して設けられた対向ローラ部材と、前記対向ローラ部材が前記ベルト部材を介して前記支持ローラ部材に加圧することなく前記ベルト部材に接触して形成される第1の定着工程を行う部分と、前記対向ローラ部材が前記ベルト部材を介して前記支持ローラ部材に加圧して形成される第2の定着工程を行う部分とを持つベルト定着装置と、前記ベルト定着装置へ転写材を案内する進入位置可変な進入ガイド部材と、前記進入ガイド部材の位置を制御する手段と、出力画像の光沢度を入力する手段とを有する画像形成装置において、前記進入ガイド部材の位置は、前記出力画像の光沢度に応じて制御されることを特徴とする画像形成装置(第2の発明)。
【0022】
本発明は上記の如き構成をとることにより、進入ガイド部材の位置を、出力画像の光沢度に応じて制御し、ベルト部材を用いる定着装置(ベルト定着装置)において、最適な転写材進入位置(進入角度)で記録紙(紙)を進入させ、擬似ニップ部への進入前に定着ベルトに接触して画像を乱したりすることなく、また紙しわの発生を防止する画像形成装置の提供を図るものである。
【0023】
(3)加熱部材を有する加熱ローラ部材と、前記加熱ローラ部材と平行で離間して配設される支持ローラ部材と、前記加熱ローラ部材と前記支持ローラ部材とにエンドレスに掛け渡されたベルト部材と、前記ベルト部材を介して前記支持ローラ部材に対向して設けられた対向ローラ部材と、前記対向ローラ部材が前記ベルト部材を介して前記支持ローラ部材に加圧することなく前記ベルト部材に接触して形成される第1の定着工程を行う部分と、前記対向ローラ部材が前記ベルト部材を介して前記支持ローラ部材に加圧して形成される第2の定着工程を行う部分とを持つベルト定着装置と、前記ベルト定着装置へ転写材を案内する進入位置可変な進入ガイド部材と、前記進入ガイド部材の位置を制御する手段と、転写材の種類を入力する手段とを有する画像形成装置において、前記進入ガイド部材の位置は、前記転写材の種類に応じて制御されることを特徴とする画像形成装置(第3の発明)。
【0024】
本発明は上記の如き構成をとることにより、進入ガイド部材の位置を、転写材の種類に応じて制御し、ベルト部材を用いる定着装置(ベルト定着装置)において、最適な転写材進入位置(進入角度)で記録紙(紙)を進入させ、擬似ニップ部への進入前に定着ベルトに接触して画像を乱したりすることなく、また紙しわの発生を防止する画像形成装置の提供を図るものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態を説明する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
【0026】
(1)本発明にかかわるベルト部材を用いる定着装置(ベルト定着装置)に共通する画像形成装置について、図1にて以下に述べる。
【0027】
本発明にかかわるベルト部材を用いる定着装置(ベルト定着装置)を用る画像形成装置GSは、図1に示すように、画像形成装置GSは、画像形成装置本体GHと画像形成装置本体GHの上部に設けられる画像読取装置SCとから構成される。
【0028】
画像形成装置本体GHは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、中間転写体の移動方向に沿ってイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒色の各カラートナー像を形成する画像形成ユニットを配置し、各画像形成ユニットの像担持体上に形成したカラートナー像を中間転写体上に多重転写して重ね合わせた後、転写材上に一括転写するものである。
【0029】
図において、画像形成装置本体GHの上部に配設される画像読取装置SC上に載置された原稿画像が光学系により走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれ、ラインイメージセンサCCDにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書込手段としての露光光学系3に画像データ信号を送る。
【0030】
また図において、中間転写体である中間転写ベルト6の周縁部には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒色(K)の各色毎の画像形成用として4組のプロセスユニット100がカラートナー像の形成手段として、図の矢印で示す鉛直方向の中間転写ベルト6の回転方向に対して、中間転写ベルト6に沿って垂直方向に縦列配置され、Y、M、C、Kの順に配置されている。
【0031】
4組のプロセスユニット100は何れも共通した構造であり、それぞれ、像担持体である感光体ドラム1と、帯電手段としての帯電器2と、画像書込手段としての露光光学系3と、現像手段としての現像器4と像担持体クリーニング手段としての感光体クリーニング装置190とからなっている。
【0032】
像担持体である感光体ドラム1は、例えば外径が40〜100mm程度のアルミニウム等の金属性の部材によって形成される円筒状の基体の外周に、感光体層厚として層厚(膜厚)20〜40μm程度の有機感光体層(OPC)の光導電層を形成したものである。感光体ドラム1は、図示しない駆動源からの動力により、導電層を接地された状態で矢印で示す方向に、例えば80〜280mm/sec程度の線速度で回転される。
【0033】
感光体ドラム1の周りには、帯電手段としての帯電器2、画像書込手段としての露光光学系3、現像手段としての現像器4を1組とした画像形成部が、図の矢印にて示す感光体ドラム1の回転方向に対して配置される。
【0034】
帯電手段としての帯電器2は、感光体ドラム1の移動方向に対して直交する方向(図において紙面垂直方向)に感光体ドラム1と対峙し近接して取り付けられる。帯電器2は、感光体ドラム1の有機感光体層に対し所定の電位を与えるコロナ放電電極としての放電ワイヤを備え、トナーと同極性のコロナ放電によって帯電作用(本実施形態においてはマイナス帯電)を行い、感光体ドラム1に対し一様な電位を与える。
【0035】
画像書込手段である露光光学系3は、不図示の半導体レーザ(LD)光源から発光されるレーザ光を、回転多面鏡(符号なし)により主走査方向に回転走査し、fθレンズ(符号なし)、反射ミラー(符号なし)等を経て感光体ドラム1上を画像信号に対応する電気信号による露光(画像書込)を行い、感光体ドラム1の表面の感光体層に原稿画像に対応する静電潜像を形成する。
【0036】
現像手段としての現像器4は、感光体ドラム1の帯電極性と同極性に帯電されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)若しくは黒色(K)の各色の2成分現像剤をそれぞれ収容し、例えば厚み0.5〜1mm、外径15〜25mmの円筒状の非磁性のステンレスあるいはアルミ材で形成された現像剤担持体である現像ローラ4aを備えている。現像ローラ4aは、突き当てコロ(不図示)により感光体ドラム1と所定の間隙、例えば100〜1000μmをあけて非接触に保たれ、感光体ドラム1の回転方向と順方向に回転するようになっており、現像時、現像ローラ4aに対してトナーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の直流電圧或いは直流電圧に交流電圧を重畳する現像バイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム1上の露光部に対して反転現像が行われる。
【0037】
中間転写体である中間転写ベルト6は、体積抵抗率が1E+7〜1E+9Ω・cm程度で、表面抵抗率が1E+10〜1E+12Ω/□程度の半導電性の無端状(シームレス)の樹脂ベルト部材が用いられ、例えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラスチックに導電材料を分散した厚さ0.05〜0.5mmの半導電性の樹脂フィルム基体である。中間転写ベルト6の基体としては、この他に、シリコンゴム或いはウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ0.5〜2.0mmの半導電性ゴムベルトを使用することもできる。中間転写ベルト6はテンションローラ6aを含む複数のローラ部材により巻回され、鉛直方法に回動可能に支持されている。中間転写体としてはドラム状のものを用いることも可能である。
【0038】
各色毎の第1の転写手段としての1次転写ローラ7は、例えばシリコンやウレタン等の発泡ゴムを用いたローラ状の導電性部材からなり、中間転写ベルト6を挟んで各色毎の感光体ドラム1に対向して設けられ、中間転写ベルト6の背面を押圧して感光体ドラム1との間に転写域を形成する。1次転写ローラ7には定電流制御によりトナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の直流定電流が印加され、転写域に形成される転写電界によって、感光体ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト6上に転写される。
【0039】
画像形成工程(画像形成プロセス)について以下に説明する。
画像記録のスタートにより不図示の感光体駆動モータの始動によりYの感光体ドラム1が図の矢印で示す方向へ回転され、Yの帯電器2によってYの感光体ドラム1に電位が付与される。Yの感光体ドラム1は電位を付与された後、Yの露光光学系3によって第1の色信号すなわちYの画像データに対応する電気信号による露光(画像書込)が行われ、Yの感光体ドラム1上にイエロー(Y)の画像に対応する静電潜像が形成される。この潜像はYの現像器4により反転現像され、Yの感光体ドラム1上にイエロー(Y)のトナーからなるトナー像が形成される。Yの感光体ドラム1上に形成されたYのトナー像は1次転写手段としての1次転写ローラ7により中間転写ベルト6上に転写される。
【0040】
次いで、Mの帯電器2によってMの感光体ドラム1に電位が付与される。Mの感光体ドラム1は電位を付与された後、Mの露光光学系3によって第1の色信号すなわちMの画像データに対応する電気信号による露光(画像書込)が行われ、Mの感光体ドラム1上にマゼンタ(M)の画像に対応する静電潜像が形成される。この潜像はMの現像器4により反転現像され、Mの感光体ドラム1上にイエロー(M)のトナーからなるトナー像が形成される。Mの感光体ドラム1上に形成されたMのトナー像は、1次転写手段としての1次転写ローラ7によりYのトナー像の重ね合わせて中間転写ベルト6上に転写される。
【0041】
同様のプロセスにより、Cの感光体ドラム1上に形成されたシアン(C)のトナーからなるトナー像と、Kの感光体ドラム1上に形成された黒色(K)のトナーからなるトナー像が順次中間転写ベルト6上に重ね合わせて形成され、中間転写ベルト6の周面上に、Y、M、C及びKのトナーからなる重ね合わせのカラートナー像が形成される。
【0042】
転写後のそれぞれの感光体ドラム1の周面上に残ったトナーは像担持体クリーニング手段としての感光体クリーニング装置190によりクリーニングされる。
【0043】
一方、給紙カセット20内に収容された転写材としての記録紙Pは、給紙カセット20に設けられる送り出しローラ21および給紙ローラ22Aにより給紙され、搬送ローラ22B、22C、22D、レジストローラ23を経て、トナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の電圧が印加される2次転写手段としての2次転写ローラ7Aに搬送され、2次転写ローラ7Aの転写域において、中間転写ベルト6上に形成された重ね合わせのカラートナー像(カラー画像)が記録紙P上に一括して転写される。
【0044】
カラー画像が転写された記録紙Pは、後段において詳述するベルト定着装置17(或いはベルト定着装置17A)により定着処理され、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に載置される。
【0045】
また、2次転写手段としての2次転写ローラ7Aにより記録紙P上にカラー画像が転写された後、記録紙Pを曲率分離した中間転写ベルト6は、中間転写体クリーニング手段としての中間転写体クリーニング装置190aにより残留トナーが除去される。
【0046】
一方、2次転写ローラ7Aにより記録紙Pにカラー画像を転写した後、記録紙Pを曲率分離した中間転写ベルト6は、中間転写体クリーニング手段8Aにより残留トナーが除去される。
【0047】
なお、上記画像形成装置の説明においては、カラー画像形成にて説明したが、モノクロ画像を形成する場合も本発明に含まれるものである。
【0048】
(2)本発明にかかわるベルト部材を有する定着装置(ベルト定着装置)について、図2または図3にて以下に説明する。
【0049】
本発明に係わるベルト定着装置17は、図2に示す構成となっていて、加熱部材としてのハロゲンランプHLaを有する加熱ローラ部材としての加熱ローラ17cと、加熱ローラ17cと平行で離間して配設される支持ローラ部材としての上加圧ローラ17aと、加熱ローラ17cと上加圧ローラ17aとにエンドレスに掛け渡されたベルト部材としての定着ベルト27と、定着ベルト27を介して上加圧ローラ17aに対向して設けられた対向ローラ部材としての下加圧ローラ17bと、下加圧ローラ17bが定着ベルト27を介して上加圧ローラ17aに加圧することなく定着ベルト27に接触して形成される第1の定着工程を行う部分である擬似ニップ部Naと、下加圧ローラ17bが定着ベルト27を介して上加圧ローラ17aに加圧して形成される第2の定着工程を行う部分である荷重ニップ部Nbとを持つベルト定着装置17と、ベルト定着装置17へ転写材としての記録紙Pを案内する進入位置可変な進入ガイド部材としての進入ガイド板SGPと、後述する進入ガイド板SGPの位置の変更を制御する手段である進入ガイド板位置変更手段SPCとにより構成される。
【0050】
加熱ローラ17cによって加熱される定着ベルト27を挟んで上加圧ローラ17aと下加圧ローラ17bとの間に荷重ニップ部Nbを形成すると共に、荷重ニップ部Nbの上流で(荷重ニップ部Nbに先行して)、定着ベルト27と下加圧ローラ17bとが対向して、定着ベルト27と下加圧ローラ17bとの間に下加圧ローラ17bに巻きかける擬似ニップ部Naを形成して、該擬似ニップ部Naと荷重ニップ部Nbとからなる定着ニップ部NAを通して熱と圧力とを加えることにより記録紙P上のトナー像(或いはカラートナー像)を定着するものである。この擬似ニップ部Naの変更により、記録紙Pへの熱供給源である定着ベルト27と記録紙Pとの接触時間を大きくし、定着性や光沢度を上げることができる。
【0051】
定着ベルト27としては、基体として内径70〜120mm程度で厚さ20〜80μm程度の、例えばニッケル電鋳ベルトを用いた金属ベルトや、厚さ40〜150μm程度のポリイミドやポリアミド等を用いた耐熱性の樹脂ベルトの外側(外周面)に、厚さ100〜300μm程度の耐熱性のシリコンゴムを被覆したものに、離型層として表面に厚さ30〜50μm程度のPFA(パーフルオロアルコキシ)コーティング加工やチューブを施したものを用いる。
【0052】
上加圧ローラ17aは、例えばSTKM(機械構造用炭素鋼鋼管)を用いた、肉厚2〜5mm程度の円筒状の金属パイプ171aと、該金属パイプ171aの外周面に例えばシリコン材を用い、厚さが(肉厚)3〜8mm程度で、ゴム硬度が5〜15Hs(JIS、Aゴム硬度)程度のシリコンのゴム部材からなる弾性層172aと、弾性層172a表面の厚さ15〜30μm程度のPFA(パーフルオロアルコキシ)チューブを用いた離型層173aとからなり、外径20〜30mm程度の軟らかめソフトローラとして形成される。
【0053】
下加圧ローラ17bとしては、例えばSTKM(機械構造用炭素鋼鋼管)を用いた、肉厚2〜5mm程度の円筒状の金属パイプ171bと、該金属パイプ171bの外周面に例えばシリコン材を用い、厚さ(肉厚)1〜5mmの薄肉で、ゴム硬度が5〜15Hs(JIS、Aゴム硬度)の軟らかめのゴム部材よりなる弾性層172bと、該弾性層172bの表面に厚さ15〜50μm程度のPFA(パーフルオロアルコキシ)チューブを被覆した離型層173bとを形成した、外径40〜60mm程度の軟らかめのソフトローラとして構成される。また下加圧ローラ17bの内部に、図に示すように、加熱部材としてのハロゲンランプHLaを設け、定着ベルト27を加熱するようにしてもよい。
【0054】
内部にハロゲンランプHLaを有する加熱ローラ17cは、例えばアルミ材を用いた、肉厚1〜2mm程度の円筒状の金属パイプ171cと、該金属パイプ171cの外周面に被覆した厚さ15〜50μm程度のPFA(パーフルオロアルコキシ)コーティングからなる離型層173cとを形成した、外径40〜60mm程度のローラ部材として構成される。
【0055】
定着ベルト27と下加圧ローラ17bとの間に形成される擬似ニップ部Naと、それぞれソフトローラである上加圧ローラ17aと下加圧ローラ17bとの間に形成させる荷重ニップ部Nbとからなる定着ニップ部NAにより記録紙P上のトナー像(或いはカラートナー像)が定着される。
【0056】
擬似ニップ部Naの変更は、図3に示すように擬似ニップ部形成ローラGNRを、太線矢印で示す方向に移動させて行わせる。擬似ニップ部形成ローラGNRの移動と共に、進入ガイド板SGPの位置の変更を行う。擬似ニップ部Naの転写材種搬送方向の幅を広くする場合には、進入ガイド板SGPの位置を図の実線で示す位置(進入ガイド板SGPを下方位置:転写材進入位置を太線実線矢印で示す角度)とし、擬似ニップ部Naの転写材種搬送方向の幅を狭くする場合には、進入ガイド板SGPの位置を図の点線で示す位置(進入ガイド板SGPを上方位置:転写材進入位置を太線点線矢印で示す角度)とする。
【0057】
また、加熱ローラ17cに定着ベルト27を挟んで接触または非接触の温度センサTS1を設け、加熱ローラ17cおよび定着ベルト27の温度制御を行う。
【0058】
進入ガイド板SGPの位置の変更は、例えば図4に示すように、進入ガイド板駆動モータM1と、歯車G1、G2を含む駆動系GKと、ラックギアLKaと、ピニオンギアPNaとにより構成される進入ガイド板位置変更手段SPCにより行われる。進入ガイド板駆動モータM1の回転によりピニオンギアPNaが、点線で矢印で示す方向に回転されると進入ガイド板SGPも点線で矢印で示す方向(図の上方向:進入ガイド板上方位置)に持ち上げられる。また、進入ガイド板駆動モータM1の回転によりピニオンギアPNaが、実線矢印で示す方向に回転されると進入ガイド板SGPも実線矢印で示す(図の下方向:進入ガイド板下方位置)に引き下げられる。
【0059】
(3)冒頭にて述べた本発明にかかわるベルト定着装置の進入ガイド部材の位置の制御の各課題を解消するための各実施形態にて、図2ないし図5を用いて以下に説明する。
【0060】
実施形態1
本発明にかかわるベルト定着装置の進入ガイド部材の位置の変更の第1の例(課題1にかかわる)について以下に説明する。
【0061】
具体的な制御方法としては、図5に示すように、通常画像形成は、加熱部材としてのハロゲンランプをon(点灯)として加熱ローラ17cを加熱し、温度センサTS1により定着ベルト27の温度を所定の温度に保持した状態で、例えば操作部よりスタート釦が押されると、記憶部のROM内に格納されている画像形成プログラムP1が制御部を通して実行されると共に、進入ガイド板位置変更手段SPCが作動されて、進入ガイド板SGPの位置の変更と擬似ニップ部Naの転写材進行方向の幅の変更とが行われ、図1にて述べた画像形成手段によりモノクロ画像やカラー画像の画像形成が行われる。
【0062】
本発明にかかわる進入ガイド部材の位置の制御の課題1は、ベルト定着装置17の擬似ニップ部Naの転写材搬送方向の幅の変更に応じて、進入ガイド板SGPの位置の変更を制御するものである。これにより、擬似ニップ部Naの幅に応じて転写材(記録紙P)の進入位置(進入角度)が最適になるように変更され、光沢度、定着性の向上と画像乱れや紙しわのない高品質な画像が両立できる。
【0063】
上記の如く、本発明の課題1の如き構成をとることにより、進入ガイド部材の位置を、ベルト定着装置の第1の定着工程を行う部分の転写材搬送方向幅に応じて制御し、ベルト部材を用いる定着装置(ベルト定着装置)において、最適な転写材進入位置(進入角度)で記録紙(紙)を進入させ、擬似ニップ部への進入前に定着ベルトに接触して画像を乱したりすることなく、また紙しわの発生を防止する画像形成装置が得られる。
【0064】
実施形態2
本発明にかかわるベルト定着装置の進入ガイド部材の位置の変更の第2の例(課題2にかかわる)について以下に説明する。
【0065】
具体的な制御方法としては、図5に示すように、通常画像形成は、加熱部材としてのハロゲンランプをon(点灯)として加熱ローラ17cを加熱し、温度センサTS1により定着ベルト27の温度を所定の温度に保持した状態で、例えば操作部よりスタート釦が押されると、記憶部のROM内に格納されている画像形成プログラムP1が制御部を通して実行されて、図1にて述べた画像形成手段によりモノクロ画像やカラー画像の画像形成が行われる。また例えば、操作部より光沢度切替釦により高光沢度モードが選択されると、記憶部のROM内に格納されている高光沢度画像形成プログラムP2が制御部を通して実行されると共に、進入ガイド板位置変更手段SPCが作動されて、進入ガイド板SGPの位置の変更と、擬似ニップ部Naの転写材進行方向の幅の変更(擬似ニップ部Naの転写材進行方向の幅が広く取られる方向)とが行われ、高光沢度のモノクロ画像やカラー画像の画像形成が行われる。また例えば、操作部より光沢度切替釦により低光沢度モードが選択されると、記憶部のROM内に格納されている低光沢度画像形成プログラムP3が制御部を通して実行されると共に、進入ガイド板位置変更手段SPCが作動されて、進入ガイド板SGPの位置の変更と、擬似ニップ部Naの転写材進行方向の幅の変更(擬似ニップ部Naの転写材進行方向の幅が狭く取られる方向)とが行われ、低光沢度のモノクロ画像やカラー画像の画像形成が行われる。
【0066】
高光沢度モードの場合は、擬似ニップ部Naの転写材進行方向の幅が広くする。また、低光沢度モードの場合は、擬似ニップ部Naの転写材進行方向の幅が狭くする。
【0067】
本発明にかかわる進入ガイド部材の位置の制御の課題2は、トナー像(画像)の光沢度の変更に当たって、選択された光沢度に応じて、進入ガイド板SGPの位置の擬似ニップ部Naの転写材進行方向の幅を変更することによって行うものである。これにより、光沢度を変更しても画像乱れや紙しわのない高品質な画像が得られるようになる。
【0068】
上記の如く、本発明の課題2の如き構成をとることにより、進入ガイド部材の位置を、出力画像の光沢度に応じて制御し、ベルト部材を用いる定着装置(ベルト定着装置)において、最適な転写材進入位置(進入角度)で記録紙(紙)を進入させ、擬似ニップ部への進入前に定着ベルトに接触して画像を乱したりすることなく、また紙しわの発生を防止する画像形成装置が得られる。
【0069】
実施形態3
本発明にかかわるベルト定着装置の進入ガイド部材の位置の変更の第3の例(課題3にかかわる)について以下に説明する。
【0070】
具体的な制御方法としては、図5に示すように、通常画像形成は、加熱部材としてのハロゲンランプをon(点灯)として加熱ローラ17cを加熱し、温度センサTS1により定着ベルト27の温度を所定の温度に保持した状態で、例えば操作部よりスタート釦が押されると、記憶部のROM内に格納されている画像形成プログラムP1が制御部を通して実行されて、図1にて述べた画像形成手段によりモノクロ画像やカラー画像の画像形成が行われる。また例えば、操作部より転写材種類切換釦により、例えばB5、A4、A4R、A3等の記録紙P(転写材)のサイズや、転写材の厚み、例えば45〜55kg/m(1000枚での質量)の紙厚の普通紙または60〜75kg/m(1000枚での質量)の紙厚の厚紙等が選択されると、記憶部のROM内に格納されている転写材選択手段が制御部を通して進入ガイド板位置変更手段SPCが作動されて、進入ガイド板SGPの位置が変更と擬似ニップ部Naの転写材進行方向の幅の変更とがなされ、モノクロ画像やカラー画像の画像形成が行われる。転写材のサイズが大きかったり(例えばA3等)、転写材の厚みとして厚紙を用いる場合は、擬似ニップ部Naの転写材進行方向の幅が広く取られる方向とする。また、転写材のサイズが小さかったり(例えばB5,A4等)、転写材の厚みとして普通紙を用いる場合は、擬似ニップ部Naの転写材進行方向の幅が狭く取られる方向とする。これにより、いろいろな紙種で画像乱れや紙しわのない高品質な画像が得られるようになる。
【0071】
本発明にかかわる進入ガイド部材の位置の制御の課題3は、トナー像(画像)の転写材種類の変更に当たって、選択された転写材の種類(サイズや紙厚)に応じて、進入ガイド板SGPの位置の擬似ニップ部Naの転写材進行方向の幅の変更が行われるものである。
【0072】
上記の如く、本発明の課題3の如き構成をとることにより、進入ガイド部材の位置を、転写材の種類に応じて制御し、ベルト部材を用いる定着装置(ベルト定着装置)において、最適な転写材進入位置(進入角度)で記録紙(紙)を進入させ、擬似ニップ部への進入前に定着ベルトに接触して画像を乱したりすることなく、また紙しわの発生を防止する画像形成装置が得られる。
【0073】
(4)次にベルト定着装置の他の例について、図6を用いて以下に説明する。なお、図2にて前述したベルト定着装置と同様な機能、構造の各部材には同一の符号を付す。
【0074】
他の例のベルト定着装置17Aは、図2のベルト定着装置17と略同様な構造と、同様な部材とを用いているが、内部に加熱部材としてのハロゲンランプHLaを有する加熱ローラ部材としての加熱ローラ17cと、支持ローラ部材としての上加圧ローラ17aとにより、横方向(転写材の送り方向と直交する方向)にエンドレスのベルト部材としての定着ベルト27が張架され、また、定着ベルト27を挟んで上加圧ローラ17aと対向して対向ローラ部材としての下加圧ローラ17bが配設されて構成されるものである。下加圧ローラ17bと定着ベルト27とにより形成される擬似ニップ部Naと、定着ベルト27を挟んで上加圧ローラ17aと下加圧ローラ17bとにより形成される荷重ニップ部Nbとからなる定着ニップ部NAにより、図1にて説明したトナー像(或いはカラートナー像)が定着される。
【0075】
擬似ニップ部Naの転写材種搬送方向の幅は擬似ニップ部形成ローラGNRの、図に太線矢印で示す方向の移動によって行われ、擬似ニップ部形成ローラGNRの移動により、擬似ニップ部Naの転写材種搬送方向の幅が広く取られるものであり、前述した実施形態1ないし3と同様な制御が行われ、同様な効果が得られるものである。
【0076】
【発明の効果】
請求項1によれば、擬似ニップ部の幅に応じて転写材進入位置(進入角度)が最適になるように変更することにより、光沢度、定着性の向上と画像乱れや紙しわのない高品質な画像が両立できる画像形成装置の提供が可能となる。
【0077】
請求項2または3によれば、光沢度に応じて転写材進入位置(進入角度)が最適になるように変更することにより、光沢度を変更しても画像乱れや紙しわのない高品質な画像が得られる画像形成装置の提供が可能となる。
【0078】
請求項4または5によれば、転写材の種類(紙種)に応じて転写材進入位置(進入角度)が最適になるように変更することにより、いろいろな紙種でも画像乱れや紙しわのない高品質な画像が得られる画像形成装置の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわるベルト定着装置を用いる画像形成装置の一実施形態を示すカラー画像形成装置の断面構成図である。
【図2】本発明にかかわるベルト定着装置を示す概要断面図である。
【図3】本発明にかかわるベルト定着装置の進入ガイド部材の位置の変更の第1ないし第3の例を示す図である。
【図4】本発明にかかわるベルト定着装置の進入ガイド板位置変更手段を示す図である。
【図5】ベルト定着装置の制御ブロック図である。
【図6】本発明にかかわるベルト定着装置の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
2 帯電器
3 露光光学系
4 現像器
6 中間転写ベルト
7 1次転写ローラ
7A 2次転写ローラ
17,17A 定着装置
17a 上加圧ローラ
17b 下加圧ローラ
17c 加熱ローラ
27 定着ベルト
100 プロセスユニット
HLa ハロゲンランプ
GNR 擬似ニップ部形成ローラ
Na 擬似ニップ部
Nb 荷重ニップ部
NA 定着ニップ部
SGP 進入ガイド板
P 記録紙

Claims (5)

  1. 加熱部材を有する加熱ローラ部材と、前記加熱ローラ部材と平行で離間して配設される支持ローラ部材と、前記加熱ローラ部材と前記支持ローラ部材とにエンドレスに掛け渡されたベルト部材と、前記ベルト部材を介して前記支持ローラ部材に対向して設けられた対向ローラ部材と、前記対向ローラ部材が前記ベルト部材を介して前記支持ローラ部材に加圧することなく前記ベルト部材に接触して形成される第1の定着工程を行う部分と、前記対向ローラ部材が前記ベルト部材を介して前記支持ローラ部材に加圧して形成される第2の定着工程を行う部分と、前記第1の定着工程を行う部分の転写材搬送方向幅を変化させる手段とを持つベルト定着装置と、前記ベルト定着装置へ転写材を案内する進入位置可変な進入ガイド部材と、前記進入ガイド部材の位置を制御する手段とを有する画像形成装置において、
    前記進入ガイド部材の位置は、前記ベルト定着装置の前記第1の定着工程を行う部分の転写材搬送方向幅に応じて制御されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 加熱部材を有する加熱ローラ部材と、前記加熱ローラ部材と平行で離間して配設される支持ローラ部材と、前記加熱ローラ部材と前記支持ローラ部材とにエンドレスに掛け渡されたベルト部材と、前記ベルト部材を介して前記支持ローラ部材に対向して設けられた対向ローラ部材と、前記対向ローラ部材が前記ベルト部材を介して前記支持ローラ部材に加圧することなく前記ベルト部材に接触して形成される第1の定着工程を行う部分と、前記対向ローラ部材が前記ベルト部材を介して前記支持ローラ部材に加圧して形成される第2の定着工程を行う部分とを持つベルト定着装置と、前記ベルト定着装置へ転写材を案内する進入位置可変な進入ガイド部材と、前記進入ガイド部材の位置を制御する手段と、出力画像の光沢度を入力する手段とを有する画像形成装置において、
    前記進入ガイド部材の位置は、前記出力画像の光沢度に応じて制御されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 出力画像の光沢度の変更は、前記第1の定着工程を行う部分の転写材進行方向幅を変更することによって行われることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 加熱部材を有する加熱ローラ部材と、前記加熱ローラ部材と平行で離間して配設される支持ローラ部材と、前記加熱ローラ部材と前記支持ローラ部材とにエンドレスに掛け渡されたベルト部材と、前記ベルト部材を介して前記支持ローラ部材に対向して設けられた対向ローラ部材と、前記対向ローラ部材が前記ベルト部材を介して前記支持ローラ部材に加圧することなく前記ベルト部材に接触して形成される第1の定着工程を行う部分と、前記対向ローラ部材が前記ベルト部材を介して前記支持ローラ部材に加圧して形成される第2の定着工程を行う部分とを持つベルト定着装置と、前記ベルト定着装置へ転写材を案内する進入位置可変な進入ガイド部材と、前記進入ガイド部材の位置を制御する手段と、転写材の種類を入力する手段とを有する画像形成装置において、
    前記進入ガイド部材の位置は、前記転写材の種類に応じて制御されることを特徴とする画像形成装置。
  5. 転写材の種類に応じて、前記第1の定着工程を行う部分の転写材進行方向幅を変更することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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