JP2004361738A - プラント監視制御装置 - Google Patents

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隆 豊島
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Abstract

【課題】プラント監視制御画面内に表示されたカーソルの現在位置の視認性を阻害せず、かつ監視制御シンボルの視認性も阻害しないプラント監視制御装置を得る。
【解決手段】マウスカーソル210がプラント監視制御画面200内において一定時間停止し、かつマウスカーソル210の表示位置が監視制御シンボル220の表示領域内のときに、マウスカーソル210の表示位置をあらかじめ決められた位置に移動させて表示させる。これにより、マウスカーソル210の現在位置の視認性を阻害せず、かつプラント監視制御画面200内の監視制御シンボル220の視認性も阻害しない画面表示が得られる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポインティングデバイスを備えたプラント監視制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプラント監視制御装置において、表示画面上の位置を指示し特定するためのカーソルは、例えばポインティングデバイスであるマウス等の操作に応答して任意の位置に移動可能である。そして、任意の位置を指示できるカーソルに応じてプラント監視制御操作が行えるようになっている。
【0003】
人間の手が触れたことを検出する内部スイッチを有するマウスと、マウスから検出出力に基づいてマウスカーソルの表示、非表示を行い、再表示時には、形状,大きさ,色,階調,点滅の有無,点滅の周期のうちの少なくとも1つを変化させて、マウスカーソルの現在位置の確認を容易にする情報処理装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
さらに、マウスカーソルの色が、表示画面の背景色に基づいて視認性のよくなる色にて自動的に変更され、視認性を向上させる情報処理装置がある(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−160416号公報(第2頁、第1図)
【特許文献2】
特許第3370225号公報(第2頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術には次のような問題点がある。従来技術においては、人間の手が触れたことを検出する内部スイッチを有する専用マウスが必要であった。また、マウスカーソルの色を変更することにより視認性を向上させることは可能であるが、プラント監視制御画面に配置された監視制御シンボルからの操作を想定すると、監視制御シンボル上にマウスカーソルが残っており、監視制御シンボルとマウスカーソルとが重なって表示されているため、プラント監視制御画面内の監視制御シンボルの表示が阻害されてしまうという欠点があった。
【0007】
本発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、プラント監視制御画面内に表示されたカーソルの現在位置の視認性を阻害せず、かつプラント監視制御画面内に表示された監視制御シンボルの視認性も阻害しないプラント監視制御装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るプラント監視制御装置は、監視制御シンボルが配置されたプラント監視制御画面データを表示する画面表示部と、前記画面表示部の表示画面上の任意の位置にカーソルを移動させるカーソル移動手段と、前記カーソル移動手段からの移動量を検出して位置を算出し、前記カーソルを前記プラント監視制御画面データとともに前記画面表示部に表示させる画面制御手段とを備えたプラント監視制御装置であって、前記画面制御手段は、前記画面表示部に表示された監視制御シンボルの表示領域及び前記カーソル移動手段で移動されたカーソルの表示基準位置を求め、前記カーソルの表示基準位置が前記監視制御シンボルの表示領域内にあり、かつ前記カーソル移動手段によるカーソル移動操作が一定時間ないときは、前記カーソルの表示基準位置をあらかじめ決められた位置に変更してカーソル表示位置を変更するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るプラント監視制御装置のシステム構成図である。CRT監視制御装置100は、プラント監視制御画面を表示するCRT101、ポインティングデバイスであるマウス102、及びキー入力を行うキーボード103を備えている。CRT監視制御装置100は、制御バス105を介して制御コントローラ104とつながれ、制御データ等の送受信を行っている。CRT監視制御装置100及び制御コントローラ104は、プラント監視制御システムの規模に応じて複数台で構成され、それぞれが制御バス105で相互につながれている。ここでCRT監視制御100は画面制御手段、CRT101は画面表示部、マウス102はカーソル移動手段の役目をそれぞれ果たしている。
【0010】
図2は、本発明の実施の形態1に係るプラント制御装置の画面構成図である。プラント監視制御画面200の画面内には、マウス102で移動可能なマウスカーソル210及び種々の監視制御シンボルが表示されている。ここでは監視制御シンボルとして第1の監視制御シンボル220、第2の監視制御シンボル230、第3の監視制御シンボル240の3種を示している。CRT101上に表示されたプラント監視制御画面200の画面制御は、画面制御手段であるCRT監視制御装置100によって行われる。
【0011】
次に、マウスカーソル210の表示位置を時間経過に応じて移動させる方法を説明する。実施の形態1では監視制御シンボルとして第1の監視制御シンボル220を用いて説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係るマウスカーソル及び監視制御シンボルの位置座標を示した図である。マウスカーソル210は左上を表示基準位置と定める。これにより、マウスカーソル210のプラント監視制御画面200内における位置は、マウスカーソルの表示基準位置211の座標値(Xm、Ym)で規定できる。
【0012】
また、第1の監視制御シンボル220の表示領域は、第1の監視制御シンボル220の外形である高さH1×幅W1で規定でき、左上と右下の2箇所を表示基準位置と定める。これにより、第1の監視制御シンボル220のプラント監視制御画面200内における表示領域は、第1の監視制御シンボルの左上表示基準位置221の座標値(X1、Y1)及び第1の監視制御シンボルの右下表示基準位置224の座標値(X1+W1、Y1+H1)で規定できる。
【0013】
マウスカーソル210がプラント監視制御画面200内において一定時間停止していた場合には、マウスカーソルの表示基準位置211がプラント監視制御画面200内に配置された第1の監視制御シンボル220の表示領域内に位置するかを判定する。そして、表示領域内であればマウスカーソルの表示基準位置211をあらかじめ決められた位置に自動移動させる。実施の形態1では第1の監視制御シンボルの右下表示基準位置224へ自動移動させる場合を示しているが、各監視制御シンボルに応じて自動移動させたい位置の座標値をあらかじめ設定しておくことにより、所望の位置に自動移動させることができる。
【0014】
図4は、本発明の実施の形態1に係るマウスカーソル210の表示位置の状態変化を示した図であり、自動移動させる前と後のマウスカーソル210の表示位置の状態を示している。マウスカーソル移動前の状態225ではマウスカーソルの表示基準位置211が第1の監視制御シンボル220の表示領域内にあるが、マウスカーソル移動後の状態226ではマウスカーソルの表示基準位置211が第1の監視制御シンボルの右下表示基準位置224へ移動している。このようにマウスカーソル210の表示位置を自動移動させることにより、マウスカーソルの現在位置の視認性を阻害せず、かつ第1の監視制御シンボル220の視認性を改善することができる。
【0015】
図5は、本発明の実施の形態1に係るマウスカーソル210の表示位置を自動移動させるロジックを示したフローチャートである。マウスカーソル210がプラント監視制御画面200内において一定時間停止していた場合には(S501)、マウスカーソルの表示基準位置211の座標値(Xm、Ym)を算出する(S502)。次に、マウスカーソルの表示基準位置211の座標値が、プラント監視制御画面200内に配置された第1の監視制御シンボル220の表示領域内に位置するかを判定する(S503)。ここで、第1の監視制御シンボル220はプラント監視制御画面200内に1個とは限らず、複数個存在することもあり、そのそれぞれに対して位置の判定が行われる。
【0016】
ステップ番号S502で算出されたマウスカーソルの表示基準位置211の座標値が、プラント監視制御画面200内に配置されたいずれかの第1の監視制御シンボル220の表示領域内に位置すると判断されると、該当する第1の監視制御シンボルの右下表示基準位置224の座標値(X1+W1、Y1+H1)を抽出する(S504)。そしてマウスカーソルの表示基準位置211の座標値を(Xm、Ym)から(X1+W1、Y1+H1)に変更することにより(S505)、マウスカーソル210の表示位置を移動できる。
【0017】
実施の形態1によれば、マウスカーソルがプラント監視制御画面内において一定時間停止し、かつマウスカーソルの表示位置が監視制御シンボルの表示領域内のときに、マウスカーソルの表示位置をあらかじめ決められた位置に移動させて表示させる。これにより、マウスカーソルの現在位置の視認性を阻害せず、かつプラント監視制御画面内の監視制御シンボルの視認性も阻害しない画面表示が得られる。
【0018】
実施の形態2.
実施の形態1では、マウスカーソル210の表示位置を第1の監視制御シンボルの右下表示基準位置224に自動移動させる場合を説明した。実施の形態2では、マウスカーソル210をマウス102の操作により再び移動させたときに、マウスカーソル210の表示位置を自動移動させる前の位置へ再移動させる方法について説明する。
【0019】
図6は、本発明の実施の形態2に係るマウスカーソル210の表示位置の状態変化を示した図であり、自動移動させる前と後、そして再度移動操作をした場合のマウスカーソル210の表示位置の状態を示している。マウスカーソル移動前の状態225とマウスカーソル移動後の状態226は、図4で示したものと同一である。さらにマウスカーソル210をマウス102の操作により再び移動させたときのマウスカーソル再移動後の状態227は、マウスカーソル移動前の状態225と同じ状態となる。このように視認性を確保するために自動移動したマウスカーソル210の表示位置を再移動させて元の位置に戻すことにより、マウスカーソル210の自動移動の有無にかかわらず、継続した操作性を確保できる。
【0020】
図7は、本発明の実施の形態2に係るマウスカーソル210の表示位置を自動移動させるロジックを示したフローチャートである。ステップ番号S501〜S505は図5におけるステップ番号S501〜S505と同一であり、ステップ番号S701〜S703が実施の形態2で追加した新たなステップである。
【0021】
マウスカーソル210がプラント監視制御画面200内において一定時間停止していた場合には(S501)、マウスカーソルの表示基準位置211の座標値(Xm、Ym)を算出する(S502)。次に、マウスカーソルの表示基準位置211の座標値が、プラント監視制御画面200内に配置された第1の監視制御シンボル220の表示領域内に位置するかを判定する(S503)。ここで、第1の監視制御シンボル220はプラント監視制御画面200内に1個とは限らず、複数個存在することもあり、そのそれぞれに対して位置の判定が行われる。
【0022】
ステップ番号S502で算出されたマウスカーソルの表示基準位置211の座標値が、プラント監視制御画面200内に配置されたいずれかの第1の監視制御シンボル220の表示領域内に位置すると判断されると、マウスカーソルの表示基準位置211の座標値(Xm、Ym)をマウスカーソルの復元表示位置のデータとして記憶する(S701)。さらに、該当する第1の監視制御シンボルの右下表示基準位置224の座標値(X1+W1、Y1+H1)を抽出する(S504)。そしてマウスカーソルの表示基準位置211の座標値を(Xm、Ym)から(X1+W1、Y1+H1)に変更することにより(S505)、マウスカーソル210の表示位置を移動できる。
【0023】
その後、マウス102の操作によるマウスカーソル210の移動を検知すると(S702)、ステップ番号S701で記憶した復元表示位置の座標値(Xm、Ym)にマウスカーソルの表示基準位置211を変更する(S703)。これによりマウスカーソル210の表示位置を、ステップ番号S505で自動移動させる前の状態に復元できる。
【0024】
実施の形態2によれば、一定時間マウスカーソルの操作を行わずにマウスカーソルの表示位置が自動移動した後に、マウスの操作によるマウスカーソル210の移動を検知すると、直ちにマウスカーソルの表示位置を自動移動させる前の状態に復元することにより、マウスカーソルの自動移動の有無にかかわらず、継続した操作性を確保できる。
【0025】
実施の形態3.
実施の形態3では、マウスカーソル210の表示位置をあらかじめ設定された属性設定に基づいて移動させる場合について説明する。実施の形態3では監視制御シンボルとして第2の監視制御シンボル230を用いて説明する。監視制御シンボルとして第2の監視制御シンボル230を用いた場合には、実施の形態1で示したように監視制御シンボルの右下表示基準位置にマウスカーソル210を移動させると、マウスカーソルの表示基準位置211と第2の監視制御シンボル230が離れてしまい、視認性が劣化するおそれがある。そこで自動移動する場所を属性設定によりあらかじめ定め、監視制御シンボルの形状に応じて可変とするものである。
【0026】
図8は、本発明の実施の形態3に係るマウスカーソル及び監視制御シンボルの位置座標を示した図である。マウスカーソル210は左上を表示基準位置と定める。これにより、マウスカーソル210のプラント監視制御画面200内における位置は、マウスカーソルの表示基準位置211の座標値(Xm、Ym)で規定できる。
【0027】
また、第2の監視制御シンボル230の表示領域は、第2の監視制御シンボル230の外形である高さH2×幅W2で規定でき、左上、右上、右下の3箇所を表示基準位置と定める。これにより、第2の監視制御シンボル230のプラント監視制御画面200内における表示領域は、第2の監視制御シンボルの左上表示基準位置231の座標値(X2、Y2)、第2の監視制御シンボルの右上表示基準位置232の座標値(X2+W2、Y2)、及び第2の監視制御シンボルの右下表示基準位置234の座標値(X2+W2、Y2+H2)で規定できる。
【0028】
図9は、本発明の実施の形態3に係る属性設定の説明図である。プラント監視制御画面200内に表示される種々の監視制御シンボルは、図9に示す属性設定情報239によってそれぞれ定義付けられている。表示色及び表示位置の設定とともに、カーソル移動位置の情報としてマウスカーソルを自動移動させる位置情報を設定できる。図9の属性設定情報239では、カーソル移動位置を左上、右上、左下、右下の4箇所から選択する場合を示しているが、座標値で設定することも可能である。これにより、プラント監視制御画面200内に表示されている監視制御シンボルごとに、その表示位置及び形状に合わせてマウスカーソル210の自動移動位置の設定を最適化できる。
【0029】
図10は、本発明の実施の形態3に係るマウスカーソル210の表示位置の状態変化を示した図であり、自動移動させる前と後のマウスカーソル210の表示位置の状態を示している。マウスカーソル移動前の状態235ではマウスカーソルの表示基準位置211が第2の監視制御シンボル230の表示領域内にある。マウスカーソル移動後の状態236では、属性設定情報239におけるカーソル移動設定を右下と設定した場合に相当しており、マウスカーソルの表示基準位置211が第2の監視制御シンボルの右下表示基準位置234へ移動している。一方、マウスカーソル移動後の状態237では、属性設定情報239におけるカーソル移動設定を右上と設定した場合に相当しており、マウスカーソルの表示基準位置211が第2の監視制御シンボルの右上表示基準位置232へ移動している。このようにマウスカーソル210の自動移動後の表示位置は、属性設定により監視制御シンボルの形状に応じて所望の位置に変えることができ、視認性を改善することができる。
【0030】
図11は、本発明の実施の形態3に係るマウスカーソル210の表示位置を自動移動させるロジックを示したフローチャートである。ステップ番号S501〜S503及びS505は、図5におけるステップ番号S501〜S503及びS505と同一であり、ステップ番号S1101が実施の形態3で追加した新たなステップである。
【0031】
マウスカーソル210がプラント監視制御画面200内において一定時間停止していた場合には(S501)、マウスカーソルの表示基準位置211の座標値(Xm、Ym)を算出する(S502)。次に、マウスカーソルの表示基準位置211の座標値が、プラント監視制御画面200内に配置された第2の監視制御シンボル230の表示領域内に位置するかを判定する(S503)。ここで、第2の監視制御シンボル230はプラント監視制御画面200内に1個とは限らず、複数個存在することもあり、そのそれぞれに対して位置の判定が行われる。
【0032】
ステップ番号S502で算出されたマウスカーソルの表示基準位置211の座標値が、プラント監視制御画面200内に配置されたいずれかの第2の監視制御シンボル230の表示領域内に位置すると判断されると、該当する第2の監視制御シンボル230の属性設定情報239の中に設定されている座標データとカーソル移動位置の情報に基づいて、マウスカーソル210の変更位置座標を算出する(S1101)。そしてマウスカーソルの表示基準位置211の座標値を算出された変更位置座標とすることにより(S505)、マウスカーソル210の表示位置を変更できる。
【0033】
実施の形態3によれば、プラント監視制御画面内に表示されている監視制御シンボルごとに、シンボルの座標及びカーソル移動位置の情報を含む属性設定情報を備えることにより、監視制御シンボルごとに自動移動するマウスカーソルの位置を設定できる。これにより、種々の監視制御シンボルが混在する場合にも、マウスカーソルの現在位置の視認性を阻害せず、かつプラント監視制御画面の視認性も阻害しない画面表示が得られる。
【0034】
実施の形態4.
実施の形態4では、マウスカーソル210の自動移動の可否をあらかじめ設定された属性設定に基づいて判断する場合について説明する。実施の形態4では監視制御シンボルとして第3の監視制御シンボル240を用いて説明する。監視制御シンボルとして第3の監視制御シンボル240を用いた場合には、実施の形態3で示したように属性設定情報239内のカーソル移動位置で左上、右上、左下、右下のいずれを選択してもマウスカーソルの表示基準位置211と第3の監視制御シンボル240が離れてしまい、視認性が劣化するおそれがある。そこで自動移動するかしないかを属性設定によりあらかじめ定め、監視制御シンボルの形状に応じて自動移動の可否を可変とするものである。
【0035】
図12は、本発明の実施の形態4に係るマウスカーソル及び監視制御シンボルの位置座標を示した図である。マウスカーソル210は左上を表示基準位置と定める。これにより、マウスカーソル210のプラント監視制御画面200内における位置は、マウスカーソルの表示基準位置211の座標値(Xm、Ym)で規定できる。
【0036】
また、第3の監視制御シンボル240の表示領域は、第3の監視制御シンボル240の外形である高さH3×幅W3で規定でき、左上、右上、左下、右下の4箇所を表示基準位置と定める。これにより、第3の監視制御シンボル240のプラント監視制御画面200内における表示領域は、第3の監視制御シンボルの左上表示基準位置241の座標値(X3、Y3)、第3の監視制御シンボルの右上表示基準位置242の座標値(X3+W3、Y3)、第3の監視制御シンボルの左下表示基準位置243の座標値(X3、Y3+H3)、及び第3の監視制御シンボルの右下表示基準位置244の座標値(X3+W3、Y3+H3)で規定できる。
【0037】
図13は、本発明の実施の形態4に係る属性設定の説明図である。プラント監視制御画面200内に表示される種々の監視制御シンボルは、図9に示す属性設定情報249によってそれぞれ定義付けられている。表示色及び表示位置の設定とともに、カーソル移動可否の情報としてマウスカーソル210を自動移動させるかさせないかを設定できる。プラント監視制御画面200内に表示されている監視制御シンボルごとに、その表示位置及び形状に合わせてマウスカーソル210の移動可否の設定を最適化できる。
【0038】
図14は、本発明の実施の形態4に係るマウスカーソル210の表示位置の状態変化を示した図であり、自動移動させる前と後のマウスカーソル210の表示位置の状態を示している。マウスカーソル移動前の状態245ではマウスカーソルの表示基準位置211が第3の監視制御シンボル240の表示領域内にある。マウスカーソル移動後の状態246では、属性設定情報249におけるカーソル移動可否設定を移動すると設定した場合に相当しており、マウスカーソルの表示基準位置211が第3の監視制御シンボルの右下表示基準位置244へ移動している。一方、マウスカーソル移動後の状態247では、属性設定情報249におけるカーソル移動可否設定を移動しないと設定した場合に相当しており、マウスカーソル移動前の状態245のままとなっている。このようにマウスカーソル210の移動可否設定は、属性設定により所望の設定が行え、監視制御シンボルの表示位置及び種類に応じてマウスカーソル210の表示位置を最適化し、視認性を改善することができる。
【0039】
図15は、本発明の実施の形態4に係るマウスカーソル210の自動移動の可否を判断するロジックを示したフローチャートである。ステップ番号S501〜S505は、図5におけるステップ番号S501〜S505と同一であり、ステップ番号S1501、S1502が実施の形態4で追加した新たなステップである。
【0040】
マウスカーソル210がプラント監視制御画面200内において一定時間停止していた場合には(S501)、マウスカーソルの表示基準位置211の座標値(Xm、Ym)を算出する(S502)。次に、マウスカーソルの表示基準位置211の座標値が、プラント監視制御画面200内に配置された第3の監視制御シンボル240の表示領域内に位置するかを判定する(S503)。ここで、第3の監視制御シンボル240はプラント監視制御画面200内に1個とは限らず、複数個存在することもあり、そのそれぞれに対して位置の判定が行われる。
【0041】
ステップ番号S502で算出されたマウスカーソルの表示基準位置211の座標値が、プラント監視制御画面200内に配置されたいずれかの第3の監視制御シンボル240の表示領域内に位置すると判断されると、該当する第3の監視制御シンボル240の属性設定情報249の中に設定されているカーソル移動可否の情報に基づいて、マウスカーソル210の移動可否を判断する(S1501)。そしてカーソル移動可否設定が移動しないと設定されている場合には、そのまま終了する。
【0042】
一方、カーソル移動可否設定が移動すると設定されている場合には、該当する第3の監視制御シンボルの右下表示基準位置244の座標値(X4+W4、Y4+H4)を抽出する(S504)。そしてマウスカーソルの表示基準位置211の座標値を(Xm、Ym)から(X1+W1、Y1+H1)に変更することにより(S505)、マウスカーソル210の表示位置を移動できる。
【0043】
実施の形態4によれば、プラント監視制御画面内に表示されている監視制御シンボルごとに、カーソル移動可否の情報を含む属性設定情報を備えることにより、監視制御シンボルごとに自動移動の可否を設定できる。これにより、種々の監視制御シンボルが混在する場合にも、マウスカーソルの自動移動に制限を持たせることができ、マウスカーソルの現在位置の視認性を阻害せず、かつプラント監視制御画面の視認性も阻害しない画面表示が得られる。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、マウスカーソルがプラント監視制御画面内において一定時間停止し、かつマウスカーソルの表示位置が監視制御シンボルの表示領域内であるときには、マウスカーソルの表示位置をあらかじめ決められた位置に移動させることにより、マウスカーソルの現在位置の視認性を阻害せず、かつプラント監視制御画面内の監視制御シンボルの視認性も阻害しない画面表示を可能としたプラント監視制御装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るプラント監視制御装置のシステム構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るプラント制御装置の画面構成図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るマウスカーソル及び監視制御シンボルの位置座標を示した図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るマウスカーソルの表示位置の状態変化を示した図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係るマウスカーソルの表示位置を自動移動させるロジックを示したフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態2に係るマウスカーソルの表示位置の状態変化を示した図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係るマウスカーソルの表示位置を自動移動させるロジックを示したフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態3に係るマウスカーソル及び監視制御シンボルの位置座標を示した図である。
【図9】本発明の実施の形態3に係る属性設定の説明図である。
【図10】本発明の実施の形態3に係るマウスカーソル210の表示位置の状態変化を示した図である。
【図11】本発明の実施の形態3に係るマウスカーソル210の表示位置を自動移動させるロジックを示したフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態4に係るマウスカーソル及び監視制御シンボルの位置座標を示した図である。
【図13】本発明の実施の形態4に係る属性設定の説明図である。
【図14】本発明の実施の形態4に係るマウスカーソル210の表示位置の状態変化を示した図である。
【図15】本発明の実施の形態4に係るマウスカーソル210の自動移動の可否を判断するロジックを示したフローチャートである。
【符号の説明】
100 CRT監視制御装置、101 CRT、102 マウス、103 キーボード、104 制御コントローラ、105 制御バス、200 プラント監視制御画面、210 マウスカーソル、211 マウスカーソルの表示基準位置、220 第1の監視制御シンボル、221 第1の監視制御シンボルの左上表示基準位置、224 第1の監視制御シンボルの右下表示基準位置、225 マウスカーソル移動前の状態、226 マウスカーソル移動後の状態、227 マウスカーソル再移動後の状態、230 第2の監視制御シンボル、231 第2の監視制御シンボルの左上表示基準位置、232 第2の監視制御シンボルの右上表示基準位置、234 第2の監視制御シンボルの右下表示基準位置、235マウスカーソル移動前の状態、236 マウスカーソル移動後の状態、237マウスカーソル移動後の状態、239 属性設定情報、240 第3の監視制御シンボル、241 第3の監視制御シンボルの左上表示基準位置、242 第3の監視制御シンボルの右上表示基準位置、243 第3の監視制御シンボルの左下表示基準位置、244 第3の監視制御シンボルの右下表示基準位置、245 マウスカーソル移動前の状態、246 マウスカーソル移動後の状態、247 マウスカーソル移動後の状態、249 属性設定情報。

Claims (5)

  1. 監視制御シンボルが配置されたプラント監視制御画面データを表示する画面表示部と、
    前記画面表示部の表示画面上の任意の位置にカーソルを移動させるカーソル移動手段と、
    前記カーソル移動手段からの移動量を検出して位置を算出し、前記カーソルを前記プラント監視制御画面データとともに前記画面表示部に表示させる画面制御手段と
    を備えたプラント監視制御装置において、
    前記画面制御手段は、前記画面表示部に表示された監視制御シンボルの表示領域及び前記カーソル移動手段で移動されたカーソルの表示基準位置を求め、前記カーソルの表示基準位置が前記監視制御シンボルの表示領域内にあり、かつ前記カーソル移動手段によるカーソル移動操作が一定時間ないときは、前記カーソルの表示基準位置をあらかじめ決められた位置に変更してカーソル表示位置を変更することを特徴とするプラント監視制御装置。
  2. 請求項1に記載のプラント監視制御装置において、
    前記画面制御手段は、前記カーソルの表示基準位置が前記監視制御シンボルの表示領域内にあり、かつ前記カーソル移動手段によるカーソル移動操作が一定時間ないときは、前記カーソルの現在の表示基準位置を復元表示位置として記憶した後に、前記カーソルの表示基準位置をあらかじめ決められた位置に変更してカーソル表示位置を変更し、カーソル表示位置の変更後に前記カーソル移動手段によるカーソル移動操作を検出したときは、前記カーソルの表示基準位置を前記復元表示位置に変更してカーソル表示位置を復元表示位置に戻すことを特徴とするプラント監視制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のプラント監視制御装置において、前記画面制御手段は、前記監視制御シンボルの表示位置の情報及びカーソル移動に関する情報を備えた属性設定情報をデータベースに有し、前記カーソルの表示基準位置が前記監視制御シンボルの表示領域内にあり、かつ前記カーソル移動手段によるカーソル移動操作が一定時間ないときは、前記データベース内にあらかじめ設定された前記属性設定情報に基づいてカーソル表示位置を変更することを特徴とするプラント監視制御装置。
  4. 請求項3に記載のプラント監視制御装置において、
    前記画面制御手段は、前記属性設定情報内のカーソル移動に関する情報としてカーソル移動位置の情報を備え、前記カーソルの表示基準位置が前記監視制御シンボルの表示領域内にあり、かつ前記カーソル移動手段によるカーソル移動操作が一定時間ないときは、前記カーソル移動位置の情報に基づいてカーソルの移動位置を算出し、前記カーソルの表示基準位置を算出された前記カーソルの移動位置に変更してカーソル表示位置を変更することを特徴とするプラント監視制御装置。
  5. 請求項3または4に記載のプラント監視制御装置において、
    前記画面制御手段は、前記属性設定情報内のカーソル移動に関する情報としてカーソル移動可否の情報を備え、前記カーソルの表示基準位置が前記監視制御シンボルの表示領域内にあり、かつ前記カーソル移動手段によるカーソル移動操作が一定時間ないときは、前記カーソル移動可否の情報を取り出し、カーソル移動が可と設定されている場合のみカーソル表示位置を変更することを特徴とするプラント監視制御装置。
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