JP2004361652A - 光ファイバ接続ユニットおよび光モジュール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一方の光ファイバを接続する光アダプタ42が配列された一方の光コネクタ配列部6と、光アダプタ42に接続された光ファイバ44の他端を他方の光ファイバに対してコネクタ接続可能に成端する光アダプタ43が配列された他方の光コネクタ配列部7とを有する光ファイバ接続ユニットを用いる。光ファイバをコネクタ成端するための融着接続などが不要となるので、融着接続などによる接続部を収納するスペースが不要となり、光ファイバ接続ユニットの小型化、高密度化が達成できる。また、一方の光ファイバと他方の光ファイバとを、絡まりを生じることなく整然と配線することができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバケーブルから引き出された複数本のケーブル側光ファイバに対して、成端光ファイバを切替可能に接続するために用いられる光ファイバ接続ユニットおよび光モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ファイバ接続ユニットとしては、光配線盤などが用いられている。
図23は、従来例の光配線盤の一例を説明する(a)正面図および(b)側面図である。
図中、符号101は光配線盤である。この光配線盤101は、光ファイバケーブル105端末から引き出されたケーブル側光ファイバ106を、光コネクタプラグ108により成端された成端光ファイバ107に対してコネクタ接続可能に成端する光モジュール102と、光モジュール102を収納する光モジュール収納部103を備えている。
【0003】
光モジュール102は外観薄板のケース状であり、その一側部には、光モジュール102内に引き込まれたケーブル側光ファイバ106を、成端光ファイバ107に対してコネクタ接続可能に成端する光コネクタアダプタ104が配列されている。各光モジュール102は、モジュール収納部103に縦置きにて横並びに複数配列されて、光コネクタアダプタ104の向きを揃えてモジュール収納部103内に収納される。光モジュール102内には、ケーブル側光ファイバ106の余長が湾曲収納される。
ケーブル側光ファイバ106と成端光ファイバ107の接続は、ケーブル側光ファイバ106が成端された光コネクタアダプタ104を選択して、この光コネクタアダプタ104に成端光ファイバ107を接続することによりなされる。
上述のような光配線盤として、例えば、特許文献1のものがある。
【0004】
【特許文献1】
特許第3176906号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図23の光配線盤101では、光ファイバケーブル105から引き出されたケーブル側光ファイバ106を光コネクタアダプタ104により成端するためには、光モジュール102を作業側(光配線盤101の手前側、図23(b)では左側)に引き出して接続し(融着接続が一般的)、接続部と接続余長とを光モジュール102内に収納する必要があるので、手間が掛かる。
しかも、特に融着の場合、接続余長には融着作業に必要な長さを確保せねばならず、接続部と接続余長とを光モジュール内に収納する構成では、光モジュールの小型化は困難であるため、光配線盤101の高密度化の障害になっていた。
【0006】
また、光ファイバケーブル105を増設して、該光ファイバケーブル105から引き出されたケーブル側光ファイバ106の接続を行うためには、増設した光ファイバケーブル105に対応するケーブル側光ファイバ106の配線に手間が掛かるとともに、この配線作業を、先行して光モジュール102内に収納されているケーブル側光ファイバ106に影響を与えないようにする注意深く進める必要があり、作業性が低下する。
ケーブル側光ファイバ106がコネクタ接続可能に成端されていない場合など、光モジュール102の光コネクタアダプタ104に直接接続できない場合には、光コネクタアダプタ104と接続可能な光コネクタプラグを光ファイバ等を介してケーブル側光ファイバ106に接続する必要があり、さらに手間が増大するといった不満がある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、小型化、高密度化が可能であるとともに、光ファイバを整然と配線することができて接続作業性に優れる光ファイバ接続ユニットを提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は、光ファイバ同士を切替可能に接続する光ファイバ接続ユニットであって、前記光ファイバのうちの一方と接続される一方の接続端部と、前記光ファイバのうちの他方と接続される他方の接続端部とが、光ファイバシートに設けられてなる接続線路を複数備え、前記一方の接続端部が複数配列された一方の接続端部配列部と、前記他方の接続端部が複数配列された他方の接続端部配列部とが、操作側の前面に臨んで設けられていることを特徴とする光ファイバ接続ユニットを提供する。
【0009】
また、本発明は、光ファイバ同士を切替可能に接続する光ファイバ接続ユニットであって、一方の光ファイバが接続される光コネクタアダプタが配列された一方の光コネクタ配列部と、他方の光ファイバが接続される光コネクタアダプタが配列された他方の光コネクタ配列部とが、段違い部を介して、操作側の前面に臨んで設けられており、前記一方の光コネクタ配列部の光コネクタアダプタと、前記他方の光コネクタ配列部の光コネクタアダプタとを光ファイバによって接続してなる接続線路を複数有し、前記光コネクタ配列部のいずれか一方または両方には、前記光コネクタアダプタに接続される光ファイバの余長を収納する余長収納スペースとして機能する隙間が、操作側の前面に開口して形成されていることを特徴とする光ファイバ接続ユニットを提供する。
【0010】
この光ファイバ接続ユニットにおいては、前記光ファイバが配線される空間と、前記余長収納スペースを形成する隙間とが、仕切り板によって離隔されたものとすることができる。
また、前記余長収納スペースには、該余長収納スペースに余長が収納される光ファイバの余長が、湾曲した状態で収納されるように維持する押え部材が収容されるようになっていることができる。
前記光コネクタ配列部は、光コネクタアダプタを有する偏平形状の光モジュールをその厚み方向に複数積層状態に集合させることにより構成することができる。この場合、光モジュールは、積層状態としたときに余長収納スペースとなる凹所を有することが好ましい。
【0011】
さらに本発明は、光コネクタプラグにより成端された一方の光ファイバが接続される一方の光コネクタアダプタと、光コネクタプラグにより成端された他方の光ファイバが接続される他方の光コネクタアダプタとがケースの操作面に区分けされて配置されており、前記一方の光コネクタアダプタと他方の光コネクタアダプタとを接続する光ファイバが前記ケースに収納されていることを特徴とする光モジュールを提供する。
【0012】
この光モジュールにおいては、前記一方の光ファイバの余長を収納する余長収納スペースとなる凹所が、前記ケースの光コネクタアダプタ側から設けられたものとすることができる。前記余長収納スペースには、該余長収納スペースに余長が収納される光ファイバの余長が、湾曲した状態で収納されるように維持する押え部材が収容されるようにすることができる。
光モジュールは、前記一方の光コネクタアダプタと前記他方の光コネクタアダプタとのいずれか片方が、もう片方に対して、前記ケースの操作面側に突出したものとすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に基づいて、本発明を詳しく説明する。
図1〜図9は、本発明の第1の実施の形態に係る光モジュールおよびこれを用いた光ファイバ接続ユニットの一例を示す図である。これらの図において、光ファイバ接続ユニットは、光配線盤の一例であり、以下、光配線盤1Aとして説明する。
図1は、本実施の形態の光モジュール4Aを斜め上から見た斜視図である。図2は、光モジュール4Aの内部を示す平面図である。図3は、光モジュール4Aの内部を示す正断面図である。図4(a)は、光モジュール4Aに用いられる光ファイバシート55の一例を示す平面図である。図4(b)は、図4(a)に示す切断線に沿う断面図である。
図5(a)、(b)、(c)ならびに図6は、光モジュール4Aを用いた本実施の形態の光配線盤1Aを示す図であって、図5(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図であり、図6は扉2aを省略した状態を示す部分切欠斜視図である。図7(a)、(b)は成端ユニット3Aを示す図であって、図7(a)は正面図、図7(b)は底面図である。
図8は、光モジュール4Aを斜め下から見た斜視図である。
図9は、図5〜7に示す光配線盤1Aを模式的に示す概略斜視図である。図9では、簡略のため、仕切り板9や段違い部40c、光モジュール収納部5A、光ファイバケーブル10,20などの図示を省略している。
【0014】
図9に示すように、この光配線盤1Aは、光コネクタプラグ14(以下、「光コネクタプラグ」を単に「光プラグ」ということがある)でコネクタ成端された一方の光ファイバ13と、光プラグ24でコネクタ成端された他方の光ファイバ23とを、切替可能に接続するものである。そして、一方の光ファイバ13が接続される光コネクタアダプタ42(以下、「光コネクタアダプタ」を単に「光アダプタ」ということがある)が複数配列された光コネクタ配列部6と、他方の光ファイバ23が接続される光アダプタ43が複数配列された他方の光コネクタ配列部7とが、成端ユニット3Aの操作側の前面に臨んで設けられている。
【0015】
図5,図6に示すように、この光配線盤1Aにおいては、筐体2内に、成端ユニット3Aと、光ファイバケーブル10を固定するケーブル固定部11と、光ファイバケーブル10の先端部に露出されている一方の光ファイバ13の余長を吸収する湾曲部材12と、他方の光ファイバケーブル(以下、コードケーブルという)20を固定するコードケーブル固定部21と、コードケーブル20から口出しされ、光プラグ24により成端された光ファイバ23をガイドするガイド部材22とが、筐体2内に固定されて設けられている。
筐体2の操作側(図5(a)下側)には、開閉自在の扉2aが設けられており、通常時には扉2aを閉めておくことで、内部の光ファイバに不用意に接触する等の不都合を防止できるようになっている。
【0016】
光ファイバケーブル10は、筐体2下部の開口部15から引き込まれて、筐体2の正面に向かって右下側に複数個配列されたケーブル固定部11により固定されている。このケーブル固定部11としては、光ファイバケーブル10の外被10aを固定するケーブル把持具11aの他、必要に応じて、テンションメンバ固定具11bが併設されたものが用いられる。このテンションメンバ固定具11bにより、光ファイバケーブル10端末に露出されたテンションメンバ10bが固定される。
【0017】
一方の光ファイバ13としては、ここでは光ファイバケーブル10の先端部に露出されている多心の光ファイバテープ心線等の光ファイバ(以下、ケーブル側光ファイバという)である。例えば、コードケーブル端末から引き出された光ファイバコード等も採用可能である。このケーブル側光ファイバ13は、先端に光プラグ14が取り付けられることによりコネクタ接続可能に成端される。
光プラグ14としては例えば、JIS C 5982等に規定されるMPO形光プラグ(MPO:Multifiber Push−On)が用いられる。
【0018】
湾曲部材12は、筐体2から突設されたリール状の部材であり、図5(c)および図6に示すように、上側と下側に2種類備えられている。上側の湾曲部材12は、上に凸の半円状であり、下側の湾曲部材12は、円形である。
湾曲部材12としては、例えば、光ファイバが巻き掛けられる芯材としてはスポンジなどの柔軟な材料が用いられ、側板としては冷間圧延鋼板(SPCC)などの剛直な材料が採用される。
【0019】
ケーブル側光ファイバ13は、筐体2の右側に配線され、湾曲部材12に余長を引っ掛けるなど等により湾曲処理される。ケーブル側光ファイバ13を成端する光プラグ14は、後述する成端ユニット3Aにおいて、光モジュール4Aごとに横並びに列(段)を形成して配置された光アダプタ42(図7(a),図9参照)と接続される。
図5(c)に示すように、ケーブル側光ファイバ13を上寄りの光モジュール4Aの光アダプタ42に接続するには、該ケーブル側光ファイバ13を上側の湾曲部材12の上に引っ掛けて、若干下に湾曲するように垂れ下げるようにする。また、ケーブル側光ファイバ13を下寄りの光モジュール4Aの光アダプタ42に接続するには、下側の湾曲部材12の周囲に一周程度巻き掛けるようにする。
【0020】
ケーブル側光ファイバ13と接続される他方の光ファイバ(以下、成端光ファイバという)23は、ここでは、筐体2に引き込まれたコードケーブル20の端末に引き出されている光ファイバコードである。この光ファイバコードは、先端が光プラグ24によりコネクタ接続可能に成端された単心あるいは多心の光ファイバコードである。但し、成端光ファイバ23としては、直接筐体2内に引き込まれた光ファイバコード、両端がコネクタ成端されたジャンパコード等を採用することもできる。
コードケーブル20は、筐体2下部の開口部25から引き込まれて、筐体2の左下側に複数個配列されたコードケーブル固定部21に固定されている。成端光ファイバ23は、筐体2の左側に配線され、奥側から操作側に向けて突設された棒状のガイド部材22に余長を引っ掛けるなど等により湾曲処理され、成端光ファイバ23の先端の光プラグ24は、後述する成端ユニット3Aの光アダプタ43と接続される。
【0021】
成端光ファイバ23が単心の場合、光プラグ24としては、例えば、JIS C 5973等に制定されるSC形光コネクタ(SC:Single fiber Coupling)や、JIS C 5983等に制定されるMU形光コネクタ(MU:Miniature−Unit coupling)等の光コネクタプラグが採用される。
MPO形の光プラグおよび光アダプタは大型であり、SC形やMU形の光プラグや光アダプタはそれよりも小型であることは周知である。また、本発明において、光アダプタとは、両側の光プラグを相互に位置決めして固定する中継部品の総称である。従って、光アダプタに接続される両側の光プラグは、互いに同形状のものに限定されることはない。光プラグの形状や構成が異なるものを接続可能な場合も含むものとする。
【0022】
図7に示すように、成端ユニット3Aは、複数の光モジュール4Aが、光モジュール収納部5Aに配列され、積層状態で収納されることにより構成されている。各光モジュール4Aは、同じサイズに揃えられている。
光モジュール収納部5Aは、枠状の棚である収納棚50と、収納棚50の奥寄り両側(図7(b)の下側の左右)に上下方向に延びて設けられ、光モジュール4Aの後面に設けられたクリップ41と係合可能な固定バー51を備えたものを用いることができる。この場合、光モジュール4Aのケース40を収納棚50の上に順次載置し、クリップ41を固定バー51に係合させることにより、光モジュール4Aを縦方向に積層させて収納棚50に着脱可能に収納することができる。つまり、光モジュール4Aを光モジュール収納部5Aに収納した状態では、光モジュール4Aは、クリップ41の弾性的な係合力により固定バー51から容易には外れず、安定して保持される。
光モジュール収納部5Aは、光モジュール4Aが収納される空間が、光モジュール4Aの一個ずつに対応するように仕切り板9によって仕切られている。仕切り板9は、ここでは各光モジュール4Aが載置される棚板であり、これらの棚板の上に必要な個数の光モジュール4Aを載置できるようになっている。
【0023】
図1〜3および図8に示すように、光モジュール4Aは、光プラグ14により成端された一方の光ファイバ(ケーブル側光ファイバ)13が接続される一方の光アダプタ42と、光プラグ24により成端された他方の光ファイバ(成端光ファイバ)23が接続される他方の光アダプタ43とが、ケース40の同じ側に取り付けられ、さらに、前記一方の光アダプタ42と他方の光アダプタ43とを接続する光ファイバ44がケース40内に収納された構成になっている。図3に示すように、この例でのケース40は、プラスチックなどで作製され、有底のケース本体53の上部が、着脱可能な略平板状の蓋54により覆われた二体構造になっている。
【0024】
図示の光モジュール4Aにおいて、前記一方の光ファイバ13は線路側(光ファイバケーブル側)光ファイバ(多心光ファイバ、ここでは例として4心)であり、前記他方の光ファイバ23は成端光ファイバ(ここでは単心)である。さらに一方の光アダプタ42は、5本の光ファイバ13に対応して5個設けられている。また他方の光アダプタ43は、20本の光ファイバ23に対応して、単心16連の光アダプタと単心4連の光アダプタとからなっている。
すなわち、この光モジュール4Aは、1個当たり、4心の光ファイバ13の5本と、単心の光ファイバ23の20本とを接続できるように構成されている。
【0025】
光ファイバ44と、その一端に接続された一方の光アダプタ42と、反対側の他端に接続された他方の光アダプタ43とにより、接続線路8が構成されている。このような接続線路8に、光コネクタ成端された光ファイバ13,23をコネクタ接続することにより、光ファイバ13と光ファイバ23を切替可能に接続することができる。つまり、光アダプタ42,43は、接続線路8の接続端部として機能する。接続線路8は、同じ光モジュール4Aのコネクタ列に属する光アダプタ42,43同士を接続している。
【0026】
図2,図3に示す例では、光ファイバ44は、光ファイバシート55としてケース40内に収容されている。ここで用いられている光ファイバシート55は、図4(a),図4(b)に示すように、4本の光ファイバ44をポリイミド、難燃PET樹脂などの軟質樹脂からなる薄い2枚のシート56,56に挟み、シート56,56同士を粘着剤などにて接合することにより一体化したものである。
図3に示すように、光ファイバシート55は、同一の構造、形状を有するものが積層され、接着などにより接合された状態となっている。これにより、光ファイバ44を整然かつ高密度に配線できる上、ケース40内で光ファイバ44の布線が偏ったり乱れたりしにくくなり、光モジュール4Aの取扱い性が向上する。
【0027】
光ファイバシート55への光ファイバ44の布線は、湾曲状、直線状など自由に設計することができるが、ここでは、多心光プラグ44aで成端された多心部44bと、この多心部44bが単心分離された各光ファイバ44が単心光プラグ44dで成端された単心部44cとを有し、光モジュール4Aの同じ側(操作側、図2の下方)に配列された光アダプタ42,43とコネクタ接続できるようにするため、シート56の平面視の形状をL字状またはコ字状とし、光ファイバ44の両端の光プラグ44a,44dが、シート56の両端部から同じ側(図4(a)の下方)に向いて延出されたものとなっている。光ファイバ44は、光プラグ44aを介して光アダプタ42にコネクタ接続され、光プラグ44dを介して光アダプタ43にコネクタ接続される。
【0028】
このように光ファイバシート55を用いた場合、ケース40内に光ファイバ44を配線するための余長が不要になる上、多数の光ファイバ44を整然かつ高密度に配線することができるので、光モジュール4Aを小型化することができる。また、光ファイバ44がシート56により安定に保持されるので、ケース40内で光ファイバ44の布線が偏ったり乱れたりしにくくなり、光モジュール4Aの取扱い性が向上するとともに、伝送損失の低い状態を長期的に維持することができる。シート56の柔軟性が高いので、光ファイバ44を光アダプタ42,43とコネクタ接続する作業時に、光プラグ44a,44dの移動量を十分に確保することができる。
なお、光ファイバ44としては、光ファイバシート55以外にも、例えばファンアウトコードなどを適宜採用できる。
【0029】
光ファイバ44により接続される光アダプタ42,43の組は、光モジュール4Aの操作面49に配置され、横方向に並んで列を構成している。ケーブル側光ファイバ13が接続される光アダプタ42は、一方のコネクタ取付部40aに、また、成端光ファイバ23が接続される光アダプタ43は、他方のコネクタ取付部40bに取り付けられている。つまり、光アダプタ42と光アダプタ43とは2群に区分けされて配置されている。
一方のコネクタ取付部40aの光アダプタ42は、他方の光コネクタ取付部40bの光アダプタ43よりも大型の光アダプタである。
光アダプタ42,43の大きさの違いにより、他方のコネクタ取付部40bは、一方のコネクタ取付部40aよりも、厚みが小さくなっている。また、他方のコネクタ取付部40bは、一方のコネクタ取付部40aより、寸法Sだけケース40の操作側(図1の手前側)に突出しており、これらコネクタ取付部40a,40bの間は、段違い部40cとなっている。これにより、一方のコネクタ取付部40aの光アダプタ42と、他方のコネクタ取付部40bの光アダプタ43との取り違えが抑制される。
【0030】
図8に示すように、光モジュール4Aのケース40は、厚みが小さくなった他方のコネクタ取付部40bの下側が、湾曲壁45aによりケース40の底面40dから凹陥した凹所45dとなっている。
図7,図9に示すように、この凹所45dと仕切り板9との間の空間は、光モジュール4Aの他方のアダプタ43に接続される成端光ファイバ23の余長が収納される余長収納スペース45となっている。余長収納スペース45の奥側には湾曲壁45aが位置している。
余長収納スペース45は、光モジュール4Aごとに対して設けられている。詳しくは、光モジュール4Aのコネクタ列と余長収納スペース45とが、成端ユニット3Aの前面の上下方向に、交互に配置されている。
余長収納スペース45には、ガイド部材22に近い側(図5(a),(b)における左側)から、成端光ファイバ23が挿通されるようになっている。成端光ファイバ23は、余長収納スペース45から、成端ユニット3Aの操作側に出されて、光アダプタ43に接続することができる。余長収納スペース45には、もっぱら、対応する光モジュール4Aの光アダプタ43に接続される光ファイバ23の余長が収納される。
【0031】
余長収納スペース45には、側面46aが湾曲形状となっている押え部材46を入れることができるようになっている。押え部材46は、スポンジ等の柔軟材やプラスチックなどを、略平板状で、適宜の平面形状に形成したものを用いることができる。
押え部材46の厚みは、押え部材46により余長収納スペース45に押し込まれた光ファイバ23が、余長収納スペース45の隙間からはみ出さない程度であり、例えば、余長収納スペース45の高さ(図7における上下方向の寸法)と同程度とすることができる。
押え部材46がスポンジ等の柔軟材である場合、弾性的に伸縮可能であるので、厚みが余長収納スペース45の高さより若干大きくても、余長収納スペース45に押し込むことができる。また、この場合、押え部材46は、押し込んだ後に、余長収納スペース45内で自然に膨らむので、余長収納スペース45との摩擦が生じ、自然には脱落しにくく、仮留めにもなる。もちろん、手指などで引き出せば、容易に抜き出すことができる。
もちろん、押え部材46は、プラスチックの適度に硬質な材料でもよい。
【0032】
図7に示すように、押え部材46の幅(図7の左右方向の寸法)は、余長収納スペース45の開口部の幅よりも小さくなっている。同様に、押え部材46の奥行(図7の紙面奥行方向の寸法)は、余長収納スペース45の奥行よりも小さくなっている。これにより、押え部材46を余長収納スペース45に収納した状態で、押え部材46と余長収納スペース45の内壁との間に、成端ユニット3Aの側面から余長収納スペース45内に光ファイバ23を入れる開口45bと、光ファイバ23を配線する余長収納スペース45内の領域と、成端ユニット3Aの操作側に引き出すための開口45cが確保される。側面側の開口45bと前面側の開口45cとは、押え部材46により画成されている。また、開口45bは、光モジュール4Aの前面側の左右方向の位置において、一方のコネクタ取付部40aと他方のコネクタ取付部40bとの間に位置している。
【0033】
押え部材46の一端部には、つまみ46bが突出形成されている。つまみ46bは、押え部材46を余長収納スペース45に収納した状態では該余長収納スペース45より外側(ここでは図7(b)の左方)に突出しており、押え部材46を余長収納スペース45から取り出しやすくなっている。
成端光ファイバ23は、押え部材46を余長収納スペース45に押し込むことにより、湾曲壁45aと押え部材46の側面の湾曲部46aとの間に湾曲して収納され、操作側にはみ出さないように安定に維持される。
【0034】
光モジュール4Aを光モジュール収納部5Aに収納した状態では、光モジュール4Aの操作面49は光配線盤1Aの操作側に面するとともに、一方のコネクタ取付部40aはコードケーブル固定部21に近い側に、他方のコネクタ取付部40bは、ケーブル固定部11に近い側に位置するようになっている。
光アダプタ42,43は、光モジュール4Aが縦方向に積層することにより、成端ユニット3Aの操作面(前面)の側に二次元的に配列され、それぞれ、一方および他方の光コネクタ配列部6,7を構成している。
図7,図9に示すように、光コネクタ配列部6は成端ユニット3Aの右側(図7の向かって右側)に、光コネクタ配列部7は成端ユニット3Bの左側(図7の向かって左側)に、それぞれ設けられている。また、余長収納スペース45は、操作側の前面45cから側面45b(ここでは左側)にかけて開口している。
【0035】
この光配線盤1Aを用いてケーブル側光ファイバ13と成端光ファイバ23を接続するには、まず、上述のようにしてケーブル側光ファイバ13を適切な光アダプタ42にコネクタ接続する。これにより、該ケーブル側光ファイバ13は、成端ユニット3Aの光アダプタ42および光ファイバ44を介して接続された光アダプタ43により、成端光ファイバ23とコネクタ接続が可能に成端される。従って、目的のケーブル側光ファイバ13に対する成端光ファイバ23の接続は、光アダプタ43を選択して成端光ファイバ23をコネクタ接続すれば良く、極めて簡単に行うことができる。
【0036】
成端光ファイバ23の余長処理は、ガイド部材22に余長を引っ掛けるなど等により湾曲処理するとともに、余長収納スペース45に引込配線して、余長収納スペース45に押え部材46を押し込むことにより、行われる。これにより、他方の光ファイバ23は、成端ユニット3Aの左側に配線される。
ケーブル側光ファイバ13に対する成端光ファイバ23の接続切替は、押え部材46を余長収納スペース45から取り出し、該余長収納スペース45に収納されている光ファイバの中から目的とする成端光ファイバ23を選択して接続に必要な余長とともに取り出し、光アダプタ43に対する成端光ファイバ23の接続を切り替えて、押え部材46を成端光ファイバ23の余長とともに余長収納スペース45に再収納することで行うことができる。
接続切替の際、一方の光ファイバ13が接続された光アダプタ42と、他方の光ファイバ23を接続する光アダプタ43とは、同じ光モジュール4Aに属するものとなる。そして、光アダプタ43に他方の光ファイバ23をコネクタ接続することにより、一方の光ファイバ13と他方の光ファイバ23とが接続線路8を介して接続されることになる。
【0037】
光アダプタ42,43は、光モジュール4Aにより、縦方向に一定の間隔を設け、横方向のピッチをより狭くして、コネクタ列を構成するように配列されており、余長収納スペース45は、光モジュール4Aごとに交互に設けられており、しかも、その余長の取出しおよび収納作業は、光配線盤1Aの成端ユニット3Aの操作側から行うことができるので、目的とする成端光ファイバ23の選択作業は、光モジュール4Aごとに行うことができる上、接続に必要な余長を容易に確保できる。従って、この光配線盤1Aは、光ファイバ13,23の接続切替を極めて効率よく行うことができるものであり、作業性に優れる。
【0038】
このように、この光配線盤1Aでは、コネクタ成端された一方の光ファイバ13および他方の光ファイバ23を、光アダプタ42,43とコネクタ接続することができるので、ケーブル側光ファイバ13および成端光ファイバ23をコネクタ成端するため、融着接続などを行う必要がなく、このため、光モジュール4A内に融着接続などによる接続部を収納する必要がない。
従って、成端ユニット3Aを小型化することができ、光配線盤1Aの小型化、高密度化が達成できる。
【0039】
また、光配線盤1Aの操作面側に臨んで、接続や配線切替の作業をするにあたり、光モジュール4A内に収容される光ファイバ44は、あらかじめ、光アダプタ42,43を接続するように配線しておけば、光アダプタ42,43の位置を特に移動させる必要はなく、光ファイバ23の余長の引出しも、余長収納スペース45から引き出すだけで簡単に行うことができる。成端ユニット3Aから光モジュール4Aを取り出したり、光モジュール4Aのケース40を開けて光ファイバ44の配線をしなおしたりする必要もない。すなわち、従来の光配線盤などのように、光モジュールや光配線ケースなどを操作側に引き出して、光モジュール等の蓋を開けて内部の接続部と余長とを取り出したり、光ファイバの融着接続としたりする必要がないので、接続作業を効率化できる。
【0040】
また、この光配線盤1Aでは、ケーブル側光ファイバ13が接続される光アダプタ42が配列された一方の光コネクタ配列部6と、成端光ファイバ23が接続される光アダプタ43が配列された他方の光コネクタ配列部7とが、成端ユニット3Aの操作側の前面に区分けされて設けられているので、ケーブル側光ファイバ13と光アダプタ42との接続も、成端光ファイバ23と光アダプタ43との接続も、成端ユニット3Aを引き出したり移動させたりすることなく、互いに相手側の光ファイバおよび光コネクタの干渉を受けることなく極めて容易に行うことができる。
さらに、光コネクタ配列部6,7では、大型の光アダプタ42と小型の光アダプタ43とが、それぞれ区分けされて配列されているので、これらの光アダプタ42,43に接続される光ファイバ13,23の群も二分される。
従って、ケーブル側光ファイバ13と成端光ファイバ23とが絡まったり、接触したりすることがなくなるとともに、振動による通信の乱れ等の影響を与えない。また、ケーブル側光ファイバ13と成端光ファイバ23との対照が容易であることは言うまでもない。
【0041】
さらに、光ファイバケーブル10やコードケーブル20を増設する場合でも、それぞれをケーブル固定部11、コードケーブル固定部21に固定し、各ケーブル10、20から引き出された一方の光ファイバ13および他方の光ファイバ23を、それぞれの光コネクタ配列部6,7に接続することで、各光ファイバ13,23の接続状態を、容易に対照接続可能な状態にすることができ、処理を簡単に行うことができる。
【0042】
成端ユニット3Aが光モジュール4Aにより構成されている場合、取扱い性に優れる光モジュール4Aの積層により光コネクタ配列部を形成することができるので、光ファイバ接続ユニット1Aの設置が容易かつ短時間で実施できる。
また、光ファイバケーブル10,20を増設する場合でも、光モジュール4Aを増設することにより、収容光ファイバの増加に伴って増加する必要な数の光アダプタ42,43を容易に確保することができる。
【0043】
図10は、上記光配線盤1Aの改変例を模式的に示す概略斜視図である。図10では、簡略のため、図9と同様に、仕切り板や段違い部、光モジュール収納部、光ファイバケーブルなどの図示を省略している。
この光配線盤90の成端ユニット93においては、それぞれの光モジュール94において小型の光アダプタ43が大型の光アダプタ42よりもやや下側に偏って配列されており、他方の光ファイバ23の余長を収納する余長収納スペース45は、光アダプタ43のすぐ上に近接して配置されている。他の構成は、図9等に示した上記光配線盤1Aと同一もしくは同様にすることができる。
光アダプタ43に接続される他方の光ファイバ23の余長は、同じ光モジュール94に属し、該光アダプタ43のすぐ上に位置する余長収納スペース45に収納されるようになっている。
このような接続ユニット90によっても、上述したような手順により光ファイバ13,23の接続を行うことができ、同様の効果が奏される。
【0044】
次に、図11〜図18を参照して、本発明の第2の実施の形態の光配線盤を説明する。
図11(a),(b),(c),(d)ならびに図12は本実施の形態の光配線盤1Bを示す図であって、図11(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は左側面図であり、図12は、扉2aを省略した状態を示す部分切欠斜視図である。
図13はケーブル側光ファイバ配線部60の(a)斜視図および(b)平面図である。図14は、光モジュール収納部5Bおよび成端光ファイバ配線部70を示す斜視図である。図15および図16は、光モジュール4Bの斜視図である。
図17は、図11〜13に示す光配線盤1Bを模式的に示す概略斜視図である。図17では、簡略のため、仕切り板9や段違い部40c、光モジュール収納部5B、光ファイバケーブル10,20などの図示を省略している。
【0045】
図11,図12に示すように、この光配線盤1Bには、筐体2内に、成端ユニット3Bと、光ファイバケーブル10を固定するケーブル固定部11と、光ファイバケーブル10から引き出されたケーブル側光ファイバ13の余長を吸収する一方の湾曲部材16と、成端ユニット3Bの下方に設けられたケーブル側光ファイバ配線部60と、コードケーブル20を固定するコードケーブル固定部21と、コードケーブル20から引き出された成端光ファイバ23の余長を吸収する他方の湾曲部材26とが、筐体2に固定されて設けられている。符号2aは開閉自在の扉であり、符号2bは光ファイバケーブル10およびコードケーブル20を下方から筐体2内に引き込むための開口部である。
成端ユニット3Bは、ほぼ、第1の実施の形態で説明した成端ユニット3Aと同様に、操作側の前面に臨んで配列された多数の光アダプタ42,43を有する薄板状の光モジュール4Bを、該光モジュール4Bの厚み方向に並べて、棚状の光モジュール収納部5Bに収納することにより構成されたユニットである。
【0046】
図15,図16に示すように、光モジュール4Bは、光アダプタ42,43とが、ケース40の同じ側に、縦方向に配列して設けられ、さらに、前記一方の光アダプタ42と他方の光アダプタ43とを接続する光ファイバ44がケース40内に収納された構成になっている。光ファイバ44としては、例えば上述の光ファイバシート55が用いられる。光アダプタ42,43は、光ファイバケーブル10側の光アダプタ42が下側に、成端光ファイバ23側の光アダプタ43が上側に配列されるように配置されている。
【0047】
ここで、第1実施の形態の光モジュール4Aと同様に、光アダプタ42が取り付けられてなる一方のコネクタ取付部40aと光アダプタ43が取り付けられてなる他方のコネクタ取付部40bとは、ケース40の同じ側に臨んで設けられている。他方のコネクタ取付部40bは、一方のコネクタ取付部40aより、寸法sだけ、ケース40の操作側の手前に突出しており、これらコネクタ取付部40a,40bの間は、段違い部40cとなっている。
また、他方のコネクタ取付部40bは、一方のコネクタ取付部40aより、厚みが寸法tだけ小さくなっており、他方のコネクタ取付部40bの左側(図16の手前側)に段をなして凹所45dが形成されている。一方のコネクタ取付部40aの奥側は、傾斜面48により段差tを滑らかに解消している。この結果、傾斜面48の末端部48aの内面が鈍い角になり、該ケース40内に配線される光ファイバ44に側圧や損傷を与えることが抑制される。
【0048】
図12,図16に示すように、光モジュール4Bの凹所45dと、光モジュール収納部5Bの仕切り板9との間の空間は、該光モジュール4Bの他方のアダプタ43に接続される成端光ファイバ23の余長が収納される余長収納スペース45となっている。図17に示すように、余長収納スペース45には、余長が収納される光ファイバを余長収納スペース45に押さえ込んで維持する押え部材46を入れてもよい。押え部材46の構成や形状は、第1実施の形態の光モジュール4Aで説明した押え部材46と同様とすることができる。
この光モジュール4Bは、これを横方向に並べて光モジュール収納部5Bに収納したとき、光アダプタ42が配列されてなる光コネクタ配列部6と、光アダプタ43が配列されてなる光コネクタ配列部7とを有する成端ユニット3Bを構成することができる。
【0049】
図14に示すように、光モジュール収納部5Bは、光モジュール4Bが載置される収納棚50と、この収納棚50の上方に取り付けられ、光モジュール4Bが後述するクリップ41により係止される固定バー51とが、筐体2の奥側の側板に固定された構成となっている。収納棚50の底板50bには、光モジュール4Bの下部に突設された係合突起47a、47bをそれぞれ係合可能な、ダルマ穴状の係合穴52a、52bが形成されている。また、収納棚50は、光モジュール4Bが収納される空間が光モジュール4Bの一個ずつに対応するように仕切り板9によって仕切られている。
【0050】
光モジュール4Bの光モジュール収納部5Bへの収納は、係合突起47a、47bを係合穴52a、52bに係合し、クリップ41を固定バー51に係止することにより、行うことができる。これにより、光モジュール4Bが安定に収納され、ファイバを接続する際に、光モジュール4Bが後方にずれ動くことが防止される。
【0051】
図11,図12に示すように、ケーブル側および他方の湾曲部材16、26は、第1の実施の形態における湾曲部材12と同様のものであり、それぞれ筐体2の対向する一方および他方の側部に突設して設けられている。
ケーブル固定部11およびコードケーブル固定部21は、筐体2奥の下側に複数個配列されている。ケーブル固定部11は一方の湾曲部材16に近い側に、コードケーブル固定部21は他方の湾曲部材26に近い側に、それぞれ区分けして設置されている。
【0052】
図13に示すように、ケーブル側光ファイバ配線部60は、ケーブル側の湾曲部材16に巻き掛けられたケーブル側光ファイバ13を、成端ユニット3Bの光アダプタ42に振り分けて配線するためのものであり、配線棚61と、配線棚61上の一方の湾曲部材16に近い側部の奥寄りに設けられたフラットケーブルクランプ62と、配線棚61上の奥寄りに配列された複数の湾曲部材63と、配線棚61上の操作側に配列され、ケーブル側光ファイバ13を結束するCKNクランプ64とを備える。
【0053】
配線棚61は、筐体2の奥側の側板に取り付けられており、配線棚61の操作側の端縁は、下向きに湾曲されている。
フラットケーブルクランプ62は、幅広薄型でU字状の受け部62aと、この受け部62aの開口側を上側から押さえる押さえ部62bとからなり、受け部62aおよび押さえ部62bの内側には押え部材62cが固着されている。
このフラットケーブルクランプ62は、押さえ部62bを撥ね上げた状態で、一方の湾曲部材16からケーブル側光ファイバ13を受け部62aに引き込み、押さえ部62bを押し下げることにより、受け部62aと押さえ部62bとの間に、ケーブル側光ファイバ13が離脱しないように保持される。この際、ケーブル側光ファイバ13は、直接には押え部材62cにより緩く挟まれるので、ケーブル側光ファイバ13には側圧や歪みなどがほとんど生じず、雑音等の不都合の発生が抑制される。
【0054】
湾曲部材63およびCKNクランプ64は、フラットケーブルクランプ62に保持されたケーブル側光ファイバ13を、各光アダプタ42に振り分けるためのものであり、光モジュール4Bと同数設けられる。ただし、図の簡略化のため、図13には、湾曲部材63は3個のみが図示されている。
【0055】
湾曲部材63は、プラスチックなどからなり、配線棚61に固定されている基部63aと、この基部63aから上方に向けて突出した円弧状の突壁63bとを有する。この湾曲部材63は、突壁63bに一方の光ファイバ13を巻き掛けて向きを掛けることができるようになっている。
CKNクランプ64は、内周面にスポンジが取り付けられており、ケーブル側光ファイバ13を結束できるようになっている。直接にはスポンジにより緩く結束されるので、ケーブル側光ファイバ13には側圧や歪みなどがほとんど生じず、雑音等の不都合の発生が抑制される。
【0056】
図11,図12,図14に示すように、収納棚50の操作側には、成端光ファイバ配線部70が設けられている。具体的には、収納棚50の底板50bの操作側端縁の左端に設けられたフラットケーブルクランプ71と、収納棚50の底板50bの操作側端縁に配設されたハーネスリフタ72とを備えている。
フラットケーブルクランプ71は、上述のフラットケーブルクランプ62と同様の構成、すなわち、受け部71aと押さえ部71bとスポンジ71cとを有しており、他方の湾曲部材26から引き込まれた成端光ファイバ23を、離脱しないように保持するものである。
【0057】
ハーネスリフタ72は、光モジュール4Bと同数配設されており、それぞれ、収納棚50の底板50bに取り付けられた柄部72aと、この柄部72aの先端に形成されたC字状の引掛部72bとから構成されている。
柄部72aは、ケーブル側光ファイバ13と成端光ファイバ配線部70との干渉を避けるため、成端光ファイバ配線部70に配線される成端光ファイバ23を成端ユニット3Bから離隔させるためのものである。引掛部72bは、中に挿入された他方の光ファイバ23を結束して保持するものである。
ケーブル側光ファイバ配線部60から一方の光コネクタ配列部6に向けて引き出されるケーブル側光ファイバ13は、柄部72aの間を通り抜けて配線されるようになっている。
また、図11(b)に示すように、引掛部72bは正面視で約45度傾斜した向きに取り付けられている。これにより、ハーネスリフタ72は、フラットケーブルクランプ71から引き出された成端光ファイバ23を引掛部72bに引っ掛けて自然に湾曲させたときに、成端光ファイバ23を余長収納スペース45の方に向かわせることができるようになっている。
【0058】
上述したように、成端光ファイバ配線部70は、一方の光コネクタ配列部6の操作側に設けられているので、成端光ファイバ23を成端光ファイバ配線部70で配線しているときに、一方の光コネクタ配列部6に接続されているケーブル側光ファイバ13を、手や成端光ファイバ23などに接触させ、曲げ力や側圧などの外乱を加えてしまうことは好ましくない。そこで、ケーブル側光ファイバ13を保護するため、ハーネスリフタ72の間には、保護カバー80を取り付けることが好ましい。
【0059】
保護カバー80は、図14に示すように、対向配置された側壁81,81と、両側壁81,81を所定の間隔によって連結する天井壁82および前面壁83とを有する。また、各側壁81には、天井壁82と前面壁83とに対向する隅部に、収納棚50の端縁に穿設された係止穴85と係止可能な係止爪84が形成されている。保護カバー80の天井壁82または前面壁83と、係止爪84との間は、ケーブル側光ファイバ13が通るスペースとなっている。
ケーブル側光ファイバ配線部60から引き出されたケーブル側光ファイバ13は、光アダプタ42への接続後、保護カバー80の係止爪84を係止穴85に嵌合させることにより、保護カバー80で覆われて、操作側から保護される。
【0060】
この光配線盤1Bを用いてケーブル側光ファイバ13と成端光ファイバ23を接続するには、例えば以下の手順により行うことができる。
まず、光ファイバケーブル10を筐体2下部の開口部2bから引き込んでケーブル固定部11に固定する。光ファイバケーブル10から引き出されたケーブル側光ファイバ13を、一方の湾曲部材16に余長を引っ掛けるなど等により湾曲処理して、ケーブル側光ファイバ配線部60に引き込む。そこで、ケーブル側光ファイバ13をフラットケーブルクランプ62に保持させ、湾曲部材63により湾曲させ、CKNクランプ64により結束しながら湾曲させて、成端ユニット3Bの操作側に引き出して、光アダプタ42に接続する。さらに、保護カバー80を収納棚50に取り付けて保護する。
これにより、該ケーブル側光ファイバ13は、コネクタ接続された光アダプタ42と光モジュール4B内の光ファイバ44を介して接続された光アダプタ43により、コネクタ接続可能に成端される。
【0061】
次いで、成端光ファイバ23を、他方の湾曲部材26に余長を引っ掛けるなど等により湾曲処理してから、成端光ファイバ配線部70に引き込み、そこで、フラットケーブルクランプ71とハーネスリフタ72により結束させ、成端ユニット3Bの操作側に引き出して、光アダプタ43に接続する。成端光ファイバ23の余長は、湾曲させてから余長収納スペース45に収納することにより処理される。
目的のケーブル側光ファイバ13に対する成端の光ファイバ23の接続は、光アダプタ43を選択して成端光ファイバ23をコネクタ接続すれば良く、極めて簡単に行うことができる。
【0062】
本実施の形態の光配線盤1Bでは、コネクタ成端されたケーブル側光ファイバ13および成端光ファイバ23を、それぞれ、光アダプタ42,43とコネクタ接続するだけで光ファイバ13,23を接続できるようになっているので、光ファイバ13,23をコネクタ成端するための融着接続などが不要であり、上述の光配線盤1Aと同様に、接続作業の効率化が計れる。
【0063】
また、光配線盤1Bは、一方の光コネクタ配列部6と他方の光コネクタ配列部7とが、成端ユニット3Bの操作側の面に区分けされて設けられているので、成端光ファイバ23と光アダプタ43との接続は、光モジュール4Bを引き出したり移動させたりすることなく、かつ、ケーブル側光ファイバ13および光アダプタ42の干渉を受けることなく、行うことができる。
従って、ケーブル側光ファイバ13と成端光ファイバ23とが絡まったり、接触したりすることがなくなるとともに、振動による通信の乱れ等の影響を与えない。また、接続するケーブル側光ファイバ13と成端光ファイバ23の対照が容易であることは言うまでもない。
【0064】
次に、本発明の光ファイバ接続ユニットの第3の実施の形態を、図18〜図22を参照して説明する。これらの図において、光ファイバ接続ユニットは、光配線盤の一例であり、以下、光配線盤1Cとして説明する。
図18(a),(b),(c)ならびに図19は本実施の形態の光配線盤1Cを示す図であって、図18は(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図であり、図19は、扉2aを省略した状態を示す部分切欠斜視図である。
図20は光モジュール収納部5Cの斜視図である。図21は光モジュール収納部5Cの分解斜視図である。図22は、光モジュール4Cの斜視図である。
【0065】
図18,図19に示すように、この光配線盤1Cにおいては、成端ユニット3Cと、光ファイバケーブル10を固定するケーブル固定部11と、光ファイバケーブル10の先端部に露出されたケーブル側光ファイバ13の余長を吸収する一方の湾曲部材16と、成端ユニット3Cの下方に設けられたケーブル側光ファイバ配線部60と、コードケーブル20を固定するコードケーブル固定部21と、コードケーブル20から引き出された成端光ファイバ23の余長を吸収する他方の湾曲部材26とが、筐体2に固定されて設けられている。
符号2aは開閉自在の扉であり、符号2bは光ファイバケーブル10およびコードケーブル20を下方から筐体2内に引き込むための開口部である。
【0066】
一方の湾曲部材16および他方の湾曲部材26は、例えば第1の実施の形態における湾曲部材12と同様のものであり、それぞれ筐体2の対向する一方および他方の側部に突設して設けられている。
また、ケーブル固定部11およびコードケーブル固定部21は、筐体2奥の下側に複数個配列されている。ケーブル固定部11は一方の湾曲部材16に近い側に、コードケーブル固定部21は他方の湾曲部材26に近い側に、それぞれ区分けして設置されている。
ケーブル側光ファイバ配線部60は、上記第2の実施の形態の光配線盤1Bにおけるもの(図13参照)と同様の構成をとり、一方の湾曲部材16に巻き掛けられたケーブル側光ファイバ13を、成端ユニット3Cに収容された各光モジュール4Cに振り分けて配線するためのものである。
【0067】
光モジュール4Cは、図22に示すように、操作側に成端光ファイバ23を接続する光アダプタ43を備え、光アダプタ42と光アダプタ43とを接続する光ファイバ44が、光モジュール4Cの下部に設けられた開口部(図示略)から引き出された構成となっている。
さらに、この光モジュール4Cは、奥側に設けられたクリップ41を備えている。クリップ41の構成は、上述の図15に示す第2の実施の形態におけるものと同様になっている。
【0068】
光モジュール収納部5Cは、図21に示すように、光モジュール4Cが載置される収納棚50と、この収納棚50の上方に取り付けられ、光モジュール4Cがクリップ41により係止される固定バー51と、光モジュール4Cの下方に引き出された光ファイバ44の先端の光アダプタ42を保持する光コネクタ保持パネル31を取り付けるための光コネクタ収納棚30とを備えた構成となっている。収納棚50には、光モジュール4Bの下部に突設された係合突起47と係合可能な、ダルマ穴状の係合穴52が形成されている。
【0069】
収納棚50の操作側には、成端光ファイバ配線部70が設けられている。成端光ファイバ配線部70の構成は、上述したものと同様である。収納棚50には、光ファイバ44を通すための開口部50aが設けられている。
光コネクタ保持パネル31は、光アダプタ42を通すための開口部32を有している。また、光コネクタ保持パネル31は、該光コネクタ保持パネル31の一端に設けられた突起33を、収納棚50に設けられた長穴34に差し込み、ナイラッチ35により光コネクタ収納棚30の操作側に取り付けることで、着脱可能に固定できるようになっている。
【0070】
この光モジュール収納部5Cに光モジュール4Cを収納するためには、例えば、光モジュール4Cを収納棚50に収納してから、光ファイバ44を開口部50aに通して光コネクタ収納棚30側に引き出し、光アダプタ42を光コネクタ保持パネル31に保持させてから、光コネクタ保持パネル31を光コネクタ収納棚30に取り付けることによって行うことができる。
光ファイバ44の余長は、光モジュール4Cのケース40内と光コネクタ収納棚30上とに分散して収納される。
【0071】
光コネクタ保持パネル31への光アダプタ42の保持は、特に限定されるものではないが、例えば、図22に示すように、光コネクタ保持パネル31に設けられた開口部32に、光アダプタ42のハウジングを差し込み、ハウジングの周囲に設けられたフランジを開口部32の端縁32aに当接され、ネジなどの固定部材で固定することにより行うことができる。
このようにして、光アダプタ42が光コネクタ収納棚30の操作側に配列されることにより、一方の光コネクタ配列部6が形成される。
図19(c)に示すように、光モジュール4Cを成端ユニット3Cに収納した状態では、他方の光コネクタ配列部7は、一方の光コネクタ配列部6より、寸法Sだけ、成端ユニット3Cの操作側の手前に突出した所に位置する。
【0072】
この光配線盤1Cを用いて一方の光ファイバ13と他方の光ファイバ23を接続するには、上述の第2の実施の形態で説明したように、一方の光ファイバ13をケーブル側光ファイバ配線部60に配線してから適切な光アダプタ42にコネクタ接続し、他方の光ファイバ23を成端光ファイバ配線部70に配線してから光アダプタ43に接続するようにして行うことができる。
これにより、目的の一方の光ファイバ13に対する他方の光ファイバ23の接続は、光アダプタ43を選択して他方の光ファイバ23をコネクタ接続すれば良く、極めて簡単に行うことができる。また、一方の光ファイバ13に対する他方の光ファイバ23の切替接続も、光アダプタ43に対する他方の光ファイバ23の接続を切り替えるだけで、極めて簡単に行える。
【0073】
本実施の形態の光配線盤1Cにおいては、一方の光コネクタ配列部6が、成端光ファイバ配線部70の下方に設けられているので、第2の実施の形態の光配線盤1Bと比較して、ケーブル側光ファイバ13と成端光ファイバ23との干渉が未然に防がれているので、保護カバー80が不要となり、ケーブル側光ファイバ13の成端作業が容易になる。
【0074】
さらに、成端光ファイバ23を光アダプタ43に接続した後に光ファイバケーブル10を増設する場合でも、ケーブル側光ファイバ13の光アダプタ42への接続は、支障なく行うことができる。
また、光アダプタ42に接続されたケーブル側光ファイバ13を着脱して接続を切り替えることも容易に実施可能である。
ケーブル側光ファイバ13の着脱に当たっては、光コネクタ保持パネル31を光コネクタ収納棚30から取り外すようにすると、光アダプタ42を成端光ファイバ配線部70から引き離すことができるので、作業スペースをより広くすることができ、誤って成端光ファイバ配線部70に配線された成端光ファイバ23に曲げなどを加えてしまうおそれを少なくすることができる。
【0075】
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明はこの実施の形態のみに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施の形態の光ファイバ接続ユニットは、成端ユニットを1つ備えた構成であるが、成端ユニットを複数備えたものとしてもよい。これにより、光ファイバ接続ユニットの対応心数を容易に増大させることができる。
光コネクタ配列部を形成する方法は、光アダプタが操作側の前面に二次元的に配列された成端ユニットによる方法に限定されることなく、例えば、光アダプタが一列に配置された薄型の光モジュールを複数並べる方法でもよい。この場合、光モジュールが個別に取り出し可能となるので、接続線路の配線などが容易になる。
【0076】
なお、上記実施の形態においては、一方の光ファイバと他方の光ファイバの接続として、同一のコネクタ列または光モジュール内での接続のみを開示しているが、他の接続形態として、2つのコネクタ列もしくは光モジュールを跨った形での接続も可能である。この場合、上記実施形態のように光モジュール内に既配線された光ファイバ(接続線路)を用いるのではなく、2つのコネクタ列もしくは光モジュールを跨るように接続するジャンパ線が、成端ユニットの操作面とは反対側の裏面もしくは内側にて行われる。
【0077】
また、上記実施の形態においては、光モジュールは、大型の光アダプタと小型の光アダプタとが、それぞれ一列、直列に配列されたものであるが、本発明は、特にこれに限定されるものではない。例えば、大型の光アダプタの列に対して、小型の光アダプタの列が二列以上並べられたものとすることができる。具体的には、例えば、横置き型の光モジュールの右側に大型の光アダプタが一列配列され、光モジュールの左側に小型の光アダプタが上下に分けて二列配列されたものとすることができる。この場合、光アダプタの個数を増大し、光ファイバの接続数を限られた面積内で増やす効果がある。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光ファイバ接続ユニットによれば、一方の接続端部と、他方の接続端部とがそれぞれ区分けされて配列され、操作側の前面に臨んで設けられているので、光ファイバが絡まったり、接触したりすることを防止し、整然と配線することができる。また、振動による通信の乱れ等の影響を与えずに済む。また、接続する光ファイバの対照を容易に行うことができる。
【0079】
コネクタ成端されたケーブル側光ファイバおよび成端光ファイバを、ケーブル側および他方の光コネクタ配列部の光コネクタとコネクタ接続することができるので、光ファイバをコネクタ成端するための融着接続などが不要となり、融着接続などによる接続部を収納するスペースを必要としない。従って、光ファイバ接続ユニットの小型化、高密度化が達成できる。また、光ファイバの切替接続に必要な余長を余長収納スペースに効率よく収納し、また、引き出すことができるので、切替接続の作業性が向上する。
【0080】
ケーブル側および成端側のコネクタ配列部が、段違い部を介して区分けされて形成されているので、成端光ファイバの接続を、ケーブル側光ファイバの干渉を受けることなく行うことができ、ケーブル側光ファイバと成端光ファイバとが絡まったり、接触したりすることを防止し、整然と配線することができる。また、振動による通信の乱れ等の影響を与えずに済む。また、接続するケーブル側光ファイバと成端光ファイバとの対照を容易に行うことができる。
【0081】
余長収納スペースには、余長が収納される光ファイバを押さえる押え部材を収容するようにすれば、光ファイバが余長収納スペースから脱落しにくくなる。
光コネクタ配列部を、光コネクタを有する偏平形状の光モジュールをその厚み方向に複数積層状態に集合させることにより構成するようにした場合、光コネクタ配列部を効率よく構成することができ、光ファイバ接続ユニットの設置を容易かつ短時間で実施できる。
接続線路の光ファイバが配線される空間と、余長収納スペースを形成する隙間とを、仕切り板によって離隔するようにすれば、接続線路の光ファイバと、余長収納スペースに収納される光ファイバとが絡まったりせず、光ファイバの配線切替が一層容易になる。
【0082】
積層状態としたときに余長収納スペースとなる凹所を有する光モジュールによれば、光モジュールを積層するだけで、光コネクタ配列部とともに、該光コネクタ配列部と対応する余長収納スペースを効率よく構成することができる。
また、光ファイバケーブルを増設する場合でも、光モジュールを増設することにより、収容光ファイバの増加に伴って増加する必要な数の光アダプタを容易に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の光モジュールの斜視図である。
【図2】図1に示す光モジュールの内部を示す平面図である。
【図3】図1に示す光モジュールの内部を示す正断面図である。
【図4】(a)図1に示す光モジュールに用いられる光ファイバシートの一例を示す平面図である。(b)図4(a)に示す切断線に沿う断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の光配線盤の(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図である。
【図6】図5の光配線盤の扉を省略した状態を示す部分切欠斜視図である。
【図7】図5の光配線盤の成端ユニットの(a)正面図、(b)底面図である。
【図8】図1に示す光モジュールを斜め下から見た斜視図である。
【図9】図5に示す光配線盤を模式的に示す概略斜視図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態の光配線盤の改変例を模式的に示す概略斜視図である。
【図11】第2の実施の形態の光配線盤の(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図、(d)左側面図である。
【図12】図11の光配線盤の扉を省略した状態を示す部分切欠斜視図である。
【図13】図11の光配線盤のケーブル側光ファイバ配線部の(a)斜視図および(b)平面図である。
【図14】図11の光配線盤における光モジュール収納部および成端光ファイバ配線部を示す斜視図である。
【図15】図11の光配線盤の光モジュールの斜視図である。
【図16】図11の光配線盤の光モジュールの斜視図である。
【図17】図11に示す光配線盤を模式的に示す概略斜視図である。
【図18】第3の実施の形態の光ファイバ接続ユニットの(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図である。
【図19】図18の光配線盤の扉を省略した状態を示す部分切欠斜視図である。
【図20】図18の光配線盤の光モジュール収納部の斜視図である。
【図21】図18の光配線盤の光モジュール収納部の分解斜視図である。
【図22】図18の光配線盤の光モジュールの斜視図である。
【図23】従来例の光配線盤の一例を説明する(a)正面図、(b)側面図である。
【符号の説明】
1A〜1C,90…光ファイバ接続ユニット(光配線盤)、4A〜4C,94…光モジュール、5A〜5C…光モジュール収納部、6…一方の光コネクタ配列部(一方の接続端部配列部)、7…他方の光コネクタ配列部(他方の接続端部配列部)、8…接続線路、9…仕切り板、13…一方の光ファイバ(ケーブル側光ファイバ)、14…光コネクタプラグ(光プラグ)、23…他方の光ファイバ(成端光ファイバ)、24…光コネクタプラグ(光プラグ)、40…光モジュールのケース、40a…一方のコネクタ取付部、40b…他方のコネクタ取付部、40c…段違い部、42…一方の光アダプタ(一方の接続端部)、43…他方の光アダプタ(他方の接続端部)、44…光ファイバ、45…余長収納スペース、45d…凹所、46…押え部材、55…光ファイバシート。
Claims (11)
- 光ファイバ(13,23)同士を切替可能に接続する光ファイバ接続ユニットであって、
前記光ファイバのうちの一方と接続される一方の接続端部(42)と、前記光ファイバのうちの他方と接続される他方の接続端部(43)とが、光ファイバシート(55)に設けられてなる接続線路(8)を複数備え、
前記一方の接続端部が複数配列された一方の接続端部配列部(6)と、前記他方の接続端部が複数配列された他方の接続端部配列部(7)とが、操作側の前面に臨んで設けられていることを特徴とする光ファイバ接続ユニット(1A〜1C)。 - 一方の光ファイバ(13)と他方の光ファイバ(23)とを切替可能に接続する光ファイバ接続ユニットであって、
前記一方の光ファイバが接続される光コネクタアダプタ(42)が配列された一方の光コネクタ配列部(6)と、前記他方の光ファイバが接続される光コネクタアダプタ(43)が配列された他方の光コネクタ配列部(7)とが、段違い部(40c)を介して、操作側の前面に臨んで設けられており、
前記一方の光コネクタ配列部の光コネクタアダプタと、前記他方の光コネクタ配列部の光コネクタアダプタとを光ファイバ(44)によって接続してなる接続線路(8)を複数有し、
前記光コネクタ配列部のいずれか一方または両方には、前記光コネクタアダプタに接続される光ファイバの余長を収納する余長収納スペース(45)として機能する隙間が、操作側の前面に開口して形成されていることを特徴とする光ファイバ接続ユニット(1A〜1C)。 - 前記余長収納スペース(45)には、該余長収納スペースに余長が収納される光ファイバの余長が、湾曲した状態で収納されるように維持する押え部材(46)が収容されるようになっていることを特徴とする請求項2に記載の光ファイバ接続ユニット。
- 前記一方および他方の光コネクタ配列部が、光コネクタアダプタを有する偏平形状の光モジュール(4A〜4C)をその厚み方向に複数積層状態に集合させることにより構成されるようになっていることを特徴とする請求項2または3に記載の光ファイバ接続ユニット。
- 前記光モジュールは、光モジュール収納部(5A〜5C)に収納されており、前記光モジュール収納部は、光モジュールを互いに離隔する仕切り板(9)を有することを特徴とする請求項4に記載の光ファイバ接続ユニット。
- 前記光モジュールが、前記積層状態としたときに余長収納スペース(45)となる凹所(45d)を有することを特徴とする請求項5に記載の光ファイバ接続ユニット。
- 前記余長収納スペースとなる凹所が、前記光モジュールのケース(40)の厚みが部分的に薄くなった箇所として形成されており、前記余長収納スペースが、前記凹所と前記仕切り板との間に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の光ファイバ接続ユニット。
- 光コネクタプラグ(14)により成端された一方の光ファイバ(13)が接続される一方の光コネクタアダプタ(42)が取り付けられたコネクタ取付部(40a)と、光コネクタプラグ(24)により成端された他方の光ファイバ(23)が接続される他方の光コネクタアダプタ(43)が取り付けられたコネクタ取付部(40b)とが、段違い部(40c)を介して、ケース(40)の一側部に区分けされて配置されており、
前記一方の光コネクタアダプタと他方の光コネクタアダプタとを接続する光ファイバ(44)が前記ケースに収納されていることを特徴とする光モジュール(4A,4B)。 - 前記一方の光ファイバの余長を収納する余長収納スペース(45)となる凹所(45d)が、前記ケースの光コネクタアダプタ側から設けられていることを特徴とする請求項8に記載の光モジュール。
- 前記余長収納スペースには、該余長収納スペースに余長が収納される光ファイバの余長が、湾曲した状態で収納されるように維持する押え部材(46)が収容されるようになっていることを特徴とする請求項9に記載の光モジュール。
- 前記一方の光コネクタアダプタのコネクタ取付部と、前記他方の光コネクタアダプタのコネクタ取付部とのいずれか片方が、もう片方に対して、前記ケースの操作側に突出していることを特徴とする請求項8ないし10のいずれかに記載の光モジュール。
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