JP2004361014A - 冷凍サイクル装置及びその冷媒交換方法 - Google Patents
冷凍サイクル装置及びその冷媒交換方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004361014A JP2004361014A JP2003160436A JP2003160436A JP2004361014A JP 2004361014 A JP2004361014 A JP 2004361014A JP 2003160436 A JP2003160436 A JP 2003160436A JP 2003160436 A JP2003160436 A JP 2003160436A JP 2004361014 A JP2004361014 A JP 2004361014A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- connection pipe
- heat exchanger
- side heat
- refrigeration cycle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2400/00—General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
- F25B2400/18—Refrigerant conversion
Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
【課題】環境保護上問題のないとされる冷媒に置換する冷凍サイクル装置の構成と、その冷凍サイクル装置の冷媒交換のための洗浄運転方法を得る。
【解決手段】圧縮機、熱源機側熱交換器、流量調整手段、利用側熱交換器を順次接続して冷媒回路を構成し、熱源機側熱交換器と流量調整手段の一端とを接続する第1の接続配管と、利用側熱交換器の他端と圧縮機とを接続する第2の接続配管と、第1の接続配管に一端が接続され、第2の接続配管に他端が接続された洗浄手段とを備え、旧冷媒から新冷媒に置換する際に洗浄手段を接続して洗浄運転を行うものにおいて、洗浄手段を、油分離器と異物捕捉手段とから構成される分離型洗浄機と、それ以外の構成部品とに分割するとともに、洗浄手段に対して分離型洗浄機を着脱自在な構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】圧縮機、熱源機側熱交換器、流量調整手段、利用側熱交換器を順次接続して冷媒回路を構成し、熱源機側熱交換器と流量調整手段の一端とを接続する第1の接続配管と、利用側熱交換器の他端と圧縮機とを接続する第2の接続配管と、第1の接続配管に一端が接続され、第2の接続配管に他端が接続された洗浄手段とを備え、旧冷媒から新冷媒に置換する際に洗浄手段を接続して洗浄運転を行うものにおいて、洗浄手段を、油分離器と異物捕捉手段とから構成される分離型洗浄機と、それ以外の構成部品とに分割するとともに、洗浄手段に対して分離型洗浄機を着脱自在な構成とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷凍サイクル装置及びその冷媒交換方法に関するものである。さらに詳しくは、熱源機のみ又は熱源機と室内機を新規に交換し、熱源機と室内機とを接続する接続配管を交換しないで、冷媒を新規に交換する冷凍サイクル装置及びその冷媒交換方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から一般に用いられているセパレート形の冷凍サイクル装置を図4に示す。図4において、熱源機Aは、圧縮機1、四方弁2、熱源機側熱交換器3、第1の操作弁4、第2の操作弁7、アキュムレータ8を内蔵している。また、室内機Bは、流量調整器又は流量制御弁等からなる流量調整手段5、及び利用側熱交換器6を備えている。熱源機Aと室内機Bは離れた場所に設置され、第1の接続配管C、第2の接続配管Dにより接続されて、冷凍サイクル装置を構成する。
【0003】
第1の接続配管Cの一端は熱源機側熱交換器3と第1の操作弁4と介して接続され、第1の接続配管Cの他端は流量調整器5と接続されている。第2の接続配管Dの一端は四方弁2と操作弁7を介して接続され、第2の接続配管の他端は利用側熱交換器6と接続されている。また、アキュムレータ8のU字管状の流出配管下部には返油穴8aが設けられている。
【0004】
この冷凍サイクル装置の冷媒の流れを図4に添って説明する。図中、実線矢印が冷房運転の流れを、破線矢印が暖房運転の流れを示す。
まず、冷房運転の流れを説明する。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒は四方弁2を経て、熱源機側熱交換器3へと流入し、ここで空気・水など熱源媒体と熱交換して凝縮液化する。凝縮液化した冷媒は第1の操作弁4、第1の接続配管Cを経て流量調整器5へ流入し、ここで低圧まで減圧されて低圧二相状態となり、利用側熱交換器6で空気などの利用媒体と熱交換して蒸発・ガス化する。蒸発・ガス化した冷媒は第2の接続配管D、第2の操作弁7、四方弁2、アキュムレータ8を経て圧縮機1へ戻る。
【0005】
次に、暖房運転の流れを説明する。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒は四方弁2、第2の操作弁7、第2の接続配管Dを経て、利用側熱交換器6へと流入し、ここで空気など利用側媒体と熱交換して凝縮液化する。凝縮液化した冷媒は流量調整器5へ流入し、ここで低圧まで減圧されて低圧二相状態となり、第1の接続配管C、第1の操作弁4を経て、熱源側熱交換器3で空気・水などの熱源媒体と熱交換して蒸発・ガス化する。蒸発・ガス化した冷媒は四方弁2、アキュムレータ8を経て圧縮機1へ戻る。
【0006】
従来、このような冷凍サイクル装置の冷媒として、CFC(クロロフルオロカーボン)やHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)が用いられてきたが、これらの分子に含まれる塩素が成層圏でオゾン層を破壊するためCFCは既に全廃され、HCFCでも生産規制が開始されている。
【0007】
これらに替って、分子に塩素を含まないHFC(ハイドロフルオロカーボン)を使用する冷凍サイクル装置が実用化されている。CFC・HCFCを用いた冷凍サイクル装置が老朽化した場合、これらの冷媒は全廃・生産規制されているため、HFC(R407C、R410A等の冷媒)を用いた冷凍サイクル装置に入れ替える必要がある。
また、熱源機Aは、HFCで使用する冷凍機油・有機材料・熱交換器がCFC、HCFCとは異なるため、HFC専用のものと交換する必要があり、かつ元々CFC・HCFC用の熱源機Aは老朽化しているため交換する必要があるものであり、交換も比較的容易である。
【0008】
一方、熱源機Aと室内機Bを接続する第1の接続配管Cと第2の接続配管Dは、配管長が長い場合や、パイプシャフトや天井裏などの建物に埋設されている場合には、新規配管に交換することは困難で、しかも老朽化もしないため、CFC・HCFCを用いた冷凍サイクル装置で使用していた第1の接続配管Cと第2の接続配管Dをそのまま使用できれば、配管工事が簡略化できる。さらに、室内機Bについても建物の中に数多く設置されている場合には新規に交換することは困難なため、 CFC・HCFCを用いた冷凍サイクル装置で使用していた室内機Bを使用することで、室内機Bの交換工事が簡略化できる。
【0009】
しかし、CFC・HCFCを用いた冷凍サイクル装置で使用していた室内機B、第1の接続配管Cと第2の接続配管Dには、CFC・HCFCを用いた冷凍サイクル装置の冷凍機油である鉱油やCFC・HCFCや冷凍機油の劣化物がスラッジとなったものが残留している。
【0010】
図3は鉱油とCFCとの溶解度曲線、及び鉱油とHCFCとの溶解度曲線を示す図で、横軸は油量(wt%)、縦軸は温度(℃)を示す
HFCを用いた冷凍サイクル装置の冷凍機油(エステル油やエーテル油などの合成油)に鉱油が一定以上混入すると図3に示すように、HFC冷媒との相溶性が失われ、アキュムレータ8に液冷媒が溜まっている場合にHFC用冷凍機油が液冷媒の上に分離・浮遊するため、アキュムレータ8の下部にある返油穴8aから圧縮機1へ冷凍機油が戻らず圧縮機1の摺動部が焼き付く。
また、鉱油が混入するとHFC用冷凍機油が劣化する。また、CFC・HCFCが混入するとこれらに含まれる塩素成分によりHFC用冷凍機油が劣化する。また、CFC・HCFC用冷凍機油の劣化物がスラッジとなったものに含まれる塩素成分によりHFC用冷凍機油が劣化する。
【0011】
また、従来技術として、HFC用熱源機、HFC用室内機、第1の接続配管、第2の接続配管を接続し、さらにHFC用熱源機と第1の接続配管及び第2の接続配管の間に洗浄機を接続して洗浄運転を行うものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0012】
【特許文献1】
特開2002−267294号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術では、以下に示すような問題があった。第1に、油分離手段、油捕捉手段、流量制御手段、切換弁、操作弁等の構成部品が多く、また構成が複雑となっていた。そのため、洗浄機が大型となり、重くなる為、運搬性及び作業性が悪化していた。特に、旧冷媒から新冷媒に置換する作業を行う際に比較的困難を伴う例えば商用施設や雑居ビル等のような厳しい環境下では、その傾向がより顕著であり、コストも割高となる。また、大形機を旧冷媒から新冷媒に置換する場合、さらに大形かつ複雑化する等の問題があった。
【0014】
この発明は、上述のような従来の課題を解決するためになされたもので、環境保護上問題のないとされる冷媒に置換する冷凍サイクル装置の構成と、その冷凍サイクル装置の冷媒交換のための洗浄運転方法を提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機、熱源機側熱交換器、流量調整手段、利用側熱交換器を順次接続して冷媒回路を構成し、熱源機側熱交換器と流量調整手段の一端とを接続する第1の接続配管と、利用側熱交換器の他端と圧縮機とを接続する第2の接続配管と、第1の接続配管に一端が接続され、第2の接続配管に他端が接続された洗浄手段とを備え、旧冷媒から新冷媒に置換する際に洗浄手段を接続して洗浄運転を行うものにおいて、洗浄手段を、油分離器と異物捕捉手段とから構成される分離型洗浄機と、それ以外の構成部品とに分割するとともに、洗浄手段に対して分離型洗浄機を着脱自在な構成としたものである。
【0016】
また、油分離器と異物捕捉手段とから構成される分離型洗浄機を複数備え、これら複数の分離型洗浄機を個別に着脱可能な構成としたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分については、同一符号を付してその説明を適宜省略または簡略化する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による冷凍サイクル装置の一例として、冷媒置換を行う冷凍サイクル装置の冷媒回路を示す図である。
図1において、熱源機Aは、圧縮機1、四方弁2、熱源機側熱交換器3、第1の操作弁4、第2の操作弁7、アキュムレータ8を内蔵している。また、アキュムレータ8のU字管状の流出配管下部には返油穴8aが設けられている。
室内機Bは、流量調整器又は流量制御弁等からなる流量調整手段5、及び利用側熱交換器6を備えている。
【0018】
旧冷媒から新冷媒に置換する際に冷媒回路に接続されて洗浄運転を行う洗浄手段Eは、圧縮機1から冷媒とともに吐出される冷凍機油を分離する油分離器9、この油分離器9の底部より端を発するバイパス路9a、第1の切換弁10、第2の切換弁11、高温高圧のガス冷媒を冷却・液化する冷却手段12a、低圧二相冷媒をガス化する加熱手段12b、この加熱手段12bの出口部に直列に設けられた異物捕捉手段13、第2の切換弁11と加熱手段12bとの間に設けられた第1の流量制御手段15、冷却手段12aと第2の切換弁11との間に設けられた第2の流量制御手段16を備えている。
【0019】
上記第1の切換弁10は4個のポートを持ち、熱源機側熱交換器3の冷房運転時の出口端、四方弁2の暖房運転の出口端、冷却手段12aの入口端、異物捕捉手段13の出口端の4個所のうち、洗浄運転モードに応じて、以下のような接続切換を行うものである。すなわち、冷房洗浄運転時には熱源側熱交換器3の冷房運転時の出口端と冷却手段12aの入口端とを接続し、かつ異物捕捉手段13の出口端と四方弁2の冷房運転時の入口端(暖房運転時の出口端)とを接続する。また、暖房洗浄運転時には、四方弁2の暖房運転時の出口端と冷却手段12aの入口端とを接続し、かつ異物捕捉手段13の出口端と熱源機側熱交換器3の暖房運転時の入口端(冷房運転時の出口端)とを接続する。
また、上記第1の切換弁10は、熱源機側熱交換器3の冷房運転時の出口端から冷却手段12aの入口端への冷媒の流通は許容するが、その逆は許容しないように設けられた逆止弁10a、四方弁2の暖房運転時の出口端から冷却手段12aの入口端への冷媒の流通は許容するがその逆は許容しないように設けられた逆止弁10b、異物捕捉手段13の出口端から熱源機側熱交換器3の冷房運転時の出口端への冷媒の流通は許容するがその逆は許容しないように設けられた逆止弁10c、異物捕捉手段13の出口端から四方弁2の暖房運転時の出口端への冷媒の流通は許容するがその逆は許容しないように設けられた逆止弁10dより構成されているため、電気信号によらず各接続端の圧力により自己切替えが可能な切換弁である。
【0020】
また、上記洗浄手段E全体に対してその一部を構成する分離型洗浄機EEが着脱自在に接続されており、この分離型洗浄機EEは、上記油分離器9、バイパス路9a及び異物捕捉手段13とから構成されている。
また、第1の接続配管Cには第3の操作弁17aが設けられ、第2の接続配管Dには第4の操作弁17bが設けられ、第1の操作弁4と第1の切換弁10との間には第5の操作弁17cが設けられ、第3の操作弁17aと第2の切換弁11との間には第6の操作弁17dが設けられ、第2の操作弁7と第1の切換弁10との間には第7の操作弁17eが設けられ、第4の操作弁17bと第2の切換弁11との間には第8の操作弁17fが設けられている。
第5の操作弁17cと第1の操作弁4の間には第3の接続配管CCが設けられている。また、第7の操作弁17eと第2の操作弁7の間には第4の接続配管DDが設けられている。
【0021】
上記冷却手段12aの冷却源は、空気・水のいずれでもよく、上記加熱手段12bの加熱源も空気・水のいずれでも、あるいはヒーターでもよい。また、冷却手段12aと加熱手段12bは、第1の切換弁10と第2の切換弁11に挟まれた、高温高圧側の配管と低温低圧側の配管を熱的に接触させて、たとえば、二重管の外側配管として高温高圧側の配管、内側配管として低温低圧側の配管で構成することでもよい。すなわち、加熱手段12bと冷却手段12aとの間で熱移動させてもよい。
上記洗浄手段Eは、第5〜8の操作弁17c〜17fの部分により冷凍サイクル装置の第1の接続配管C、第2の接続配管Dから着脱自在に接続されている。
【0022】
第1の接続配管Cの一端は第3の操作弁17aと接続され、その他端は第1の接続配管Cを介して流量調整器又は流量制御弁5と接続されている。
第2の接続配管Dの一端は第4の操作弁17bと接続され、その他端は第2の接続配管Dを介して利用側熱交換器6と接続されている。
熱源機Aと室内機Bは離れた場所に設置され、第1、3の接続配管C、CC、第2、4の接続配管D、DDにより接続されて、冷凍サイクルを形成する。なお、この冷凍サイクル装置は冷媒としてHFC(以下、新冷媒と称する)を使うものである。
【0023】
次に、CFCやHCFCを使った空気調和装置が老朽化した場合、空気調和装置の交換の手順を説明する。まず、既存の冷凍サイクル装置からCFCまたはHCFCを回収し、熱源機Aと室内機BをHFCを用いるものに交換する。第1の接続配管C、第2の接続配管DはCFCまたはHCFCを使った冷凍サイクル装置のものを再利用し、第3の接続配管CCと第4の接続配管DDは新規に敷設する。分離型洗浄機EEが着脱自在に接続された洗浄手段E全体を第5、6の操作弁17c、17dを介して第3の接続配管CCに接続し、かつ第7、8の操作弁17e、17fを介して第5の接続配管DDに接続する。第1の接続配管C、第2の接続配管Dを室内機Bに接続し、冷媒回路を形成する。
熱源機A、洗浄手段E全体には予めHFCが充填されているので、第1の操作弁4と第2の操作弁7は閉じたまま、室内機B、第1の接続配管C、第2の接続配管D、第3の接続配管CC、第4の接続配管DDを接続状態で真空引きし、その後第1の操作弁4と第2の操作弁7の開弁とHFCの追加充填を実施する。
その後、流量調整器5を所定開度に設定し、第5〜8の操作弁17c〜17fを開弁し、第3、4の操作弁17a、17bを閉弁することで所定時間洗浄運転を実施する。
洗浄運転後、第1、第2の操作弁4、7と第5〜第8の操作弁17c〜17fとを閉弁し、洗浄手段E全体の取り外し、第3、4の操作弁17a、17bを開弁することで試運転を実施する。
【0024】
次に洗浄運転の内容を図1に添って説明する。図中、実線矢印が冷房洗浄運転の流れを、破線矢印が暖房洗浄運転の流れを示す。
まず、冷房洗浄運転について説明する。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒はHFC冷凍機油と共に圧縮機1を吐出され、四方弁2を経て、熱源機側熱交換器3へと流入し、ここで空気・水等の熱源媒体と熱交換せずに通過し、第1の操作弁4、第3の接続配管CC、第5の操作弁17c、第1の切換弁10を経て油分離器9へ流入する。
この油分離器9で、HFC用の冷凍機油は完全に分離され、ガス冷媒のみが冷却手段12aに流入し、ここで凝縮液化して、第2の流量制御手段16で少し減圧されて気液二相状態となる。この気液二相状態の冷媒は、第2の切換弁11、第6の操作弁17d、第3の操作弁17aを経て、第1の接続配管Cに流入する。
HFCの気液二相冷媒が第1の接続配管Cを流れるときに、第1の接続配管Cに残留しているCFC・HCFC・鉱油・鉱油劣化物(以下残留異物を称する)を気液二相状態のため比較的早く洗浄しHFCの気液二相冷媒と共に流れ、室内機Bを通過して、第1の接続配管Cの残留異物と共に第2の接続配管Dに流入する。
【0025】
第2の接続配管Dに残留している残留異物は、ここを流れる冷媒が気液二相状態の為、流速も早く、かつ液冷媒と共に残留異物は洗浄され、比較的早い速度で洗浄される。その後、気液二相状態の冷媒は、第1の接続配管Cの残留異物と第2の接続配管Dの残留異物と共に、第4の操作弁17b、第8の操作弁17f、第2の切換弁11を経て第1の流量制御手段15で低圧まで減圧されて、加熱手段12bへ流入し、ここで蒸発・ガス化され、異物捕捉手段13へ流入する。
その後、ガス冷媒は、第1の切換弁10、第7の操作弁17e、第2の操作弁7、四方弁2、アキュムレータ8を経て圧縮機1に戻る。
なお、冷房運転時の冷媒回路、すなわち、圧縮機1から熱源機側熱交換器3と流量調整器5と利用側熱交換器6とアキュムレータ8とを順次に経て再び圧縮機1に戻る冷媒回路は、図4の場合とほぼ同様であるので詳細な説明は省略するが、この冷媒回路を第1の冷媒回路と呼ぶ。
【0026】
次に暖房洗浄運転の流れを説明する。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒はHFC用冷凍機油と共に圧縮機1を吐出され、四方弁2、第2の操作弁7、第4の接続配管DD、第7の操作弁17e、第1の切換弁10を経て油分離器9へ流入する。
この油分離器9で、HFC用の冷凍機油は完全に分離され、ガス冷媒のみが冷却手段12aに流入し、ここで凝縮液化して、第2の流量制御手段16で少し減圧されて気液二相状態となる。この気液二相状態の冷媒は、第2の切換弁11、第8の操作弁17f、第4の接続配管DD、第4の操作弁17bを経て、第2の接続配管Dに流入する。
HFCの気液二相冷媒が第2の接続配管Dを流れるときに、第2の接続配管Dに残留しているCFC・HCFC・鉱油・鉱油劣化物(以下残留異物を称する)を気液二相状態のため比較的早く洗浄しHFCの気液二相冷媒と共に流れ、室内機Bを通過して、第2の接続配管Dの残留異物と共に第1の接続配管Cに流入する。
第1の接続配管Cに残留している残留異物は、ここを流れる冷媒が気液二相状態の為、流速も早く、かつ液冷媒と共に残留異物は洗浄され、比較的早い速度で洗浄される。その後、気液二相状態の冷媒は、第1の接続配管Cの残留異物と第2の接続配管Dの残留異物と共に、第3の操作弁17a、第6の操作弁17d、第2の切換弁11を経て第1の流量制御手段15で低圧まで減圧されて、加熱手段12bへ流入し、ここで蒸発・ガス化され、異物捕捉手段13へ流入する。
その後、ガス冷媒は、第1の切換弁10、第5の操作弁17c、第1の操作弁4、熱源機側熱交換器3へ流入し、ここでは熱交換させずに通過させ、四方弁2、アキュムレータ8を経て圧縮機1に戻る。
なお、暖房運転時の冷媒回路、すなわち、圧縮機1から利用側熱交換器6と流量調整器5と熱源機側熱交換器3とアキュムレータ8とを順次に経て再び圧縮機1に戻る冷媒回路は、図4の場合とほぼ同様であるので詳細な説明は省略するが、この冷媒回路を第2の冷媒回路と呼ぶ。
【0027】
以上のように、熱源機A、室内機B を新規に交換し 、第1の接続配管Cと第2の接続配管Dを交換しないで、老朽化したCFC、HCFCを用いた冷凍サイクル装置をHFCを用いた冷凍サイクル装置に冷凍空調運転に支障をきたすことなく入れ替えることができる。この冷凍サイクル装置によれば、既設配管を再利用する場合、洗浄手段Eの一部を構成する分離型洗浄機EEを着脱自在に構成しているので、小型化が図れる為、大きな洗浄装置が不要となり、また設置環境が悪い条件下でも洗浄機E全体の搬入・搬出性が向上する等作業性が良好となり、コストが安価となる。また、洗浄機E全体のメンテナンス性も容易となる。
【0028】
この実施の形態1では、室内機Bが並列に複数台接続された冷凍サイクル装置についても同様の効果を奏することは明らかである。また、熱源機側熱交換器3と直列または並列に氷蓄熱槽や水蓄熱槽(湯を含む)が設置されても同様の効果を奏することは明らかである。また、熱源機Aが複数台並列に接続された冷凍サイクル装置においても同様の効果を奏することは明らかである。
また、冷凍サイクル装置に限らず、蒸気圧縮式の冷凍サイクル応用品で、熱源機側熱交換器3が内蔵されたユニットと利用側熱交換器6が内蔵されたユニットが離れて設置されるものであれば、同様の効果を奏することは明らかである。
以上の説明では、既存の旧冷媒を用いる冷凍サイクル装置の熱源機と室内機を、新冷媒を用いる熱源機Aと室内機Bとに置換する場合について説明したが、熱源機のみを置換し、室内機は既存のものを用いるようにしてもよいことはもちろんである。
【0029】
以上説明した実施の形態1の構成の一側面を要約すると次の通りである。
この冷凍サイクル装置は、圧縮機から熱源機側熱交換器と流量調整器と利用側熱交換器とアキュムレータとを順次に経て上記圧縮機に冷媒を循環させる第1の冷媒回路と、上記圧縮機から上記利用側熱交換器と流量調整器と上記熱源機側熱交換器と上記アキュムレータとを順次に経て上記圧縮機に冷媒を循環させる第2の冷媒回路とを備える。
また、上記第1の冷媒回路の上記利用側熱交換器と上記アキュムレータの間の冷媒回路をバイパスし、かつ上記第2の冷媒回路の上記流量調整器と上記熱源機側熱交換器との間の冷媒回路をバイパスすると共に、油分離器と冷媒中の異物を捕捉する異物捕捉手段とを有する洗浄手段を備える。
【0030】
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2による冷凍サイクル装置の一例として、冷媒置換を行う冷凍サイクル装置の冷媒回路を示す図である。
図2において、符号A〜DD、1〜17は、実施の形態1と同様のものであるから、詳細の説明を適宜省略または簡略化する。
【0031】
油分離器9、バイパス路9a及び異物捕捉手段13とから構成される分離型洗浄機EEが、洗浄手段E全体内において2台が直列でかつ着脱自在に接続されている。
熱源機Aと室内機Bは離れた場所に設置され、第1の接続配管C、第2の接続配管Dにより接続されて、冷凍サイクルを形成する。
なお、この冷凍サイクル装置は、冷媒としてHFC(新冷媒)を使うものである。
【0032】
次に、CFCやHCFCを使った空気調和装置が老朽化した場合、空気調和装置の交換の手順を示す。まず、既存の冷凍サイクル装置からCFCまたはHCFCを回収し、熱源機Aと室内機BをHFCを用いるものに交換する。第1の接続配管C、第2の接続配管DはCFCまたはHCFCを使った冷凍サイクル装置のものを再利用し、第3の接続配管CCと第4の接続配管DDは新規に敷設する。分離型洗浄機EEが2台直列に接続された洗浄手段Eを第5、6の操作弁17c、17dを介して第3の接続配管CCにかつ第7、8の操作弁17e、17fを介して第5の接続配管DDに接続する。第1の接続配管C、第2の接続配管Dを室内機Bに接続し、冷媒回路を形成する。
【0033】
熱源機A、洗浄機Eには予めHFCが充填されているので、第1の操作弁4と第2の操作弁7は閉じたまま、室内機B、第1の接続配管C、第2の接続配管D、第3の接続配管CC、第4の接続配管DDを接続状態で真空引きし、その後第1の操作弁4と第2の操作弁7の開弁とHFCの追加充填を実施する。
その後、流量調整器5を所定開度に設定し、第5〜8の操作弁17c〜17fを開弁し、第3、4の操作弁17a、17bを閉弁することで所定時間洗浄運転を実施する。
洗浄運転後、第1、第2の操作弁4、7と第5〜第8の操作弁17c〜17fとを閉弁し、洗浄手段Eの取り外し、第3、4の操作弁17a、17bを開弁することで試運転を実施する。
【0034】
次に洗浄運転の内容を図2に添って説明する。図中、実線矢印が冷房洗浄運転の流れを、破線矢印が暖房洗浄運転の流れを示す。
まず、冷房洗浄運転について説明する。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒はHFC冷凍機油と共に圧縮機1を吐出され、四方弁2を経て、熱源機側熱交換器3へと流入し、ここで空気・水等の熱源媒体と熱交換せずに通過し、第1の操作弁4、第3の接続配管CC、第5の操作弁17c、第1の切換弁10を経て油分離器9へ流入する。
ここで、油分離器9を2回通過することで、HFC用の冷凍機油は完全に分離され、ガス冷媒のみが冷却手段12aに流入し、ここで凝縮液化して、第2の流量制御手段16で少し減圧されて気液二相状態となる。この気液二相状態の冷媒は、第2の切換弁11、第6の操作弁17d、第3の操作弁17aを経て、第1の接続配管Cに流入する。
HFCの気液二相冷媒が第1の接続配管Cを流れるときに、第1の接続配管Cに残留しているCFC・HCFC・鉱油・鉱油劣化物(以下残留異物を称する)を気液二相状態のため比較的早く洗浄しHFCの気液二相冷媒と共に流れ、室内機Bを通過して、第1の接続配管Cの残留異物と共に第2の接続配管Dに流入する。
【0035】
第2の接続配管Dに残留している残留異物は、ここを流れる冷媒が気液二相状態の為、流速も早く、かつ液冷媒と共に残留異物は洗浄され、比較的早い速度で洗浄される。その後、気液二相状態の冷媒は、第1の接続配管Cの残留異物と第2の接続配管Dの残留異物と共に、第4の操作弁17b、第8の操作弁17f、第2の切換弁11を経て第1の流量制御手段15で低圧まで減圧されて、加熱手段12bへ流入し、ここで蒸発・ガス化され、異物捕捉手段13へ流入する。ここで、異物捕捉手段13を2回通過することで、1段目で捕捉できなかった異物を2段目で確実に捕捉できる。
その後、ガス冷媒は、第1の切換弁10、第7の操作弁17e、第2の操作弁7、四方弁2、アキュムレータ8を経て圧縮機1に戻る。
なお、冷房運転時の冷媒回路、すなわち、圧縮機1から熱源機側熱交換器3と流量調整器5と利用側熱交換器6とアキュムレータ8とを順次に経て再び圧縮機1に戻る冷媒回路は、図4の場合とほぼ同様であるので詳細な説明は省略するが、この冷媒回路を第1の冷媒回路と呼ぶ。
【0036】
次に暖房運転の流れを説明する。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒はHFC用冷凍機油と共に圧縮機1を吐出され、四方弁2、第2の操作弁7、第4の接続配管DD、第7の操作弁17e、第1の切換弁10を経て油分離器9へ流入する。
ここで、油分離器9を2回通過することで、HFC用の冷凍機油は完全に分離され、ガス冷媒のみが冷却手段12aに流入し、ここで凝縮液化して、第2の流量制御手段16で少し減圧されて気液二相状態となる。この気液二相状態の冷媒は、第2の切換弁11、第8の操作弁17f、第4の操作弁17bを経て、第2の接続配管Dに流入する。
HFCの気液二相冷媒が第2の接続配管Dを流れるときに、第2の接続配管Dに残留しているCFC・HCFC・鉱油・鉱油劣化物(以下残留異物を称する)を気液二相状態のため比較的早く洗浄しHFCの気液二相冷媒と共に流れ、室内機Bを通過して、第2の接続配管Dの残留異物と共に第1の接続配管Cに流入する。
第1の接続配管Cに残留している残留異物は、ここを流れる冷媒が気液二相状態の為、流速も早く、かつ液冷媒と共に残留異物は洗浄され、比較的早い速度で洗浄される。その後、気液二相状態の冷媒は、第1の接続配管Cの残留異物と第2の接続配管Dの残留異物と共に、第3の操作弁17a、第6の操作弁17d、第2の切換弁11を経て第1の流量制御手段15で低圧まで減圧されて、加熱手段12bへ流入し、ここで蒸発・ガス化され、異物捕捉手段13へ流入する。ここで、異物捕捉手段13を2回通過することで、1段目で捕捉できなかった異物を2段目で確実に捕捉する。
その後、ガス冷媒は、第1の切換弁10、第5の操作弁17c、第1の操作弁4、熱源機側熱交換器3へ流入し、ここでは熱交換させずに通過させ、四方弁2、アキュムレータ8を経て圧縮機1に戻る。
なお、暖房運転時の冷媒回路、すなわち、圧縮機1から利用側熱交換器6と流量調整器5と熱源機側熱交換器3とアキュムレータ8とを順次に経て再び圧縮機1に戻る冷媒回路は、図4の場合とほぼ同様であるので詳細な説明は省略するが、この冷媒回路を第2の冷媒回路と呼ぶ。
【0037】
以上のように、熱源機A、室内機B を新規に交換し 、第1の接続配管Cと第2の接続配管Dを交換しないで、老朽化したCFC、HCFCを用いた冷凍サイクル装置をHFCを用いた冷凍サイクル装置に冷凍空調運転に支障をきたすことなく入れ替えることができる。この冷凍サイクル装置によれば、異物が比較的多い既設配管を再利用する場合、最小限の変更で済み、洗浄手段Eの一部を構成する複数の分離型洗浄機EEを着脱自在に構成しているので、小型化が図れる為、大きな洗浄装置が不要となり、また設置環境が悪い条件下でも洗浄装置E全体の搬入・搬出性が向上する等作業性が良好となり、コストが安価となる。また、洗浄手段E全体のメンテナンス性も容易となる。さらに、組み合わせを変えることで、大形配管についても対応が容易となる。
【0038】
この実施の形態2では、熱源機側熱交換器3と直列または並列に氷蓄熱槽や水蓄熱槽(湯を含む)が設置されても同様の効果を奏することは明らかである。また、熱源機Aが複数台並列に接続された冷凍サイクル装置においても同様の効果を奏することは明らかである。
また、冷凍サイクル装置に限らず、蒸気圧縮式の冷凍サイクル応用品で、熱源機側熱交換器3が内蔵されたユニットと利用側熱交換器6が内蔵されたユニットが離れて設置されるものであれば、同様の効果を奏することは明らかである。
以上では、既存の旧冷媒を用いる冷凍サイクル装置の熱源機と室内機を、新冷媒を用いる熱源機Aと室内機Bとに置換する場合について説明した。しかし、これは熱源機のみを置換し、室内機は既存のものを用いるようにしてもよい。
【0039】
以上説明した実施の形態2の構成の一側面を要約すると次のとおりである。
この冷凍サイクル装置は、圧縮機から熱源機側熱交換器と流量調整器と利用側熱交換器とアキュムレータとを順次に経て上記圧縮機に冷媒を循環させる第1の冷媒回路と、上記圧縮機から上記利用側熱交換器と流量調整器と上記熱源機側熱交換器と上記アキュムレータとを順次に経て上記圧縮機に冷媒を循環させる第2の冷媒回路とを備える。
また、上記第1の冷媒回路の上記利用側熱交換器と上記アキュムレータの間の冷媒回路をバイパスし、かつ上記第2の冷媒回路の上記流量調整器と上記熱源機側熱交換器との間の冷媒回路をバイパスすると共に、油分離器と冷媒中の異物を捕捉する異物捕捉手段とを複数有する洗浄手段を備える。
【0040】
【発明の効果】
この発明は以上のように構成されており、以下のような効果を奏する。
旧冷媒を用いる冷凍サイクル装置を新冷媒を用いる冷凍サイクル装置に置換する冷凍サイクル装置において、洗浄手段を、油分離器と異物捕捉手段とから構成される分離型洗浄機と、それ以外の構成部品とに分割するとともに、洗浄手段に対して分離型洗浄機を着脱自在な構成としたので、接続配管などの残留している旧冷媒並びに鉱油及び鉱油劣化物を室内機に流入することなく、分離・捕獲し、環境上問題の無いとされる新冷媒に容易に置換することができる洗浄装置の小型化が図れ、洗浄装置の搬入、搬出性が向上する。
【0041】
また、油分離器と冷媒中の異物を捕捉する異物捕捉手段とを複数有する洗浄手段を備えることにより、油分離と異物捕捉を複数回行うので、洗浄装置の効率アップを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による冷凍サイクル装置の一例として、冷媒置換を行う冷凍サイクル装置の冷媒回路を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態2による冷凍サイクル装置の一例として、冷媒置換を行う冷凍サイクル装置の冷媒回路を示す図である。
【図3】鉱油とCFCとの溶解度曲線、及び鉱油とHCFCとの溶解度曲線を示す図である。
【図4】従来のセパレート形の冷凍サイクル装置の冷媒回路を示す図である。
【符号の説明】
A:熱源機、 B:室内機、C:第1の接続配管、D:第2の接続配管、CC:第3の接続配管、DD:第4の接続配管、E:洗浄手段、EE:分離型洗浄機、1:圧縮機、 2:四方弁、 3:熱源機側熱交換器、4:第1の操作弁 5:流量調整器、 6:利用側熱交換器、7:第2の操作弁、8:アキュムレータ、9:油分離器、10:第1の切換弁、10a〜10d:逆止弁、11:第2の切換弁、12a:冷却手段、12b:加熱手段、13:異物捕捉手段、15:第1の流量制御手段、16:第2の流量制御手段、17a〜17f:第3〜8の操作弁。
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷凍サイクル装置及びその冷媒交換方法に関するものである。さらに詳しくは、熱源機のみ又は熱源機と室内機を新規に交換し、熱源機と室内機とを接続する接続配管を交換しないで、冷媒を新規に交換する冷凍サイクル装置及びその冷媒交換方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から一般に用いられているセパレート形の冷凍サイクル装置を図4に示す。図4において、熱源機Aは、圧縮機1、四方弁2、熱源機側熱交換器3、第1の操作弁4、第2の操作弁7、アキュムレータ8を内蔵している。また、室内機Bは、流量調整器又は流量制御弁等からなる流量調整手段5、及び利用側熱交換器6を備えている。熱源機Aと室内機Bは離れた場所に設置され、第1の接続配管C、第2の接続配管Dにより接続されて、冷凍サイクル装置を構成する。
【0003】
第1の接続配管Cの一端は熱源機側熱交換器3と第1の操作弁4と介して接続され、第1の接続配管Cの他端は流量調整器5と接続されている。第2の接続配管Dの一端は四方弁2と操作弁7を介して接続され、第2の接続配管の他端は利用側熱交換器6と接続されている。また、アキュムレータ8のU字管状の流出配管下部には返油穴8aが設けられている。
【0004】
この冷凍サイクル装置の冷媒の流れを図4に添って説明する。図中、実線矢印が冷房運転の流れを、破線矢印が暖房運転の流れを示す。
まず、冷房運転の流れを説明する。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒は四方弁2を経て、熱源機側熱交換器3へと流入し、ここで空気・水など熱源媒体と熱交換して凝縮液化する。凝縮液化した冷媒は第1の操作弁4、第1の接続配管Cを経て流量調整器5へ流入し、ここで低圧まで減圧されて低圧二相状態となり、利用側熱交換器6で空気などの利用媒体と熱交換して蒸発・ガス化する。蒸発・ガス化した冷媒は第2の接続配管D、第2の操作弁7、四方弁2、アキュムレータ8を経て圧縮機1へ戻る。
【0005】
次に、暖房運転の流れを説明する。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒は四方弁2、第2の操作弁7、第2の接続配管Dを経て、利用側熱交換器6へと流入し、ここで空気など利用側媒体と熱交換して凝縮液化する。凝縮液化した冷媒は流量調整器5へ流入し、ここで低圧まで減圧されて低圧二相状態となり、第1の接続配管C、第1の操作弁4を経て、熱源側熱交換器3で空気・水などの熱源媒体と熱交換して蒸発・ガス化する。蒸発・ガス化した冷媒は四方弁2、アキュムレータ8を経て圧縮機1へ戻る。
【0006】
従来、このような冷凍サイクル装置の冷媒として、CFC(クロロフルオロカーボン)やHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)が用いられてきたが、これらの分子に含まれる塩素が成層圏でオゾン層を破壊するためCFCは既に全廃され、HCFCでも生産規制が開始されている。
【0007】
これらに替って、分子に塩素を含まないHFC(ハイドロフルオロカーボン)を使用する冷凍サイクル装置が実用化されている。CFC・HCFCを用いた冷凍サイクル装置が老朽化した場合、これらの冷媒は全廃・生産規制されているため、HFC(R407C、R410A等の冷媒)を用いた冷凍サイクル装置に入れ替える必要がある。
また、熱源機Aは、HFCで使用する冷凍機油・有機材料・熱交換器がCFC、HCFCとは異なるため、HFC専用のものと交換する必要があり、かつ元々CFC・HCFC用の熱源機Aは老朽化しているため交換する必要があるものであり、交換も比較的容易である。
【0008】
一方、熱源機Aと室内機Bを接続する第1の接続配管Cと第2の接続配管Dは、配管長が長い場合や、パイプシャフトや天井裏などの建物に埋設されている場合には、新規配管に交換することは困難で、しかも老朽化もしないため、CFC・HCFCを用いた冷凍サイクル装置で使用していた第1の接続配管Cと第2の接続配管Dをそのまま使用できれば、配管工事が簡略化できる。さらに、室内機Bについても建物の中に数多く設置されている場合には新規に交換することは困難なため、 CFC・HCFCを用いた冷凍サイクル装置で使用していた室内機Bを使用することで、室内機Bの交換工事が簡略化できる。
【0009】
しかし、CFC・HCFCを用いた冷凍サイクル装置で使用していた室内機B、第1の接続配管Cと第2の接続配管Dには、CFC・HCFCを用いた冷凍サイクル装置の冷凍機油である鉱油やCFC・HCFCや冷凍機油の劣化物がスラッジとなったものが残留している。
【0010】
図3は鉱油とCFCとの溶解度曲線、及び鉱油とHCFCとの溶解度曲線を示す図で、横軸は油量(wt%)、縦軸は温度(℃)を示す
HFCを用いた冷凍サイクル装置の冷凍機油(エステル油やエーテル油などの合成油)に鉱油が一定以上混入すると図3に示すように、HFC冷媒との相溶性が失われ、アキュムレータ8に液冷媒が溜まっている場合にHFC用冷凍機油が液冷媒の上に分離・浮遊するため、アキュムレータ8の下部にある返油穴8aから圧縮機1へ冷凍機油が戻らず圧縮機1の摺動部が焼き付く。
また、鉱油が混入するとHFC用冷凍機油が劣化する。また、CFC・HCFCが混入するとこれらに含まれる塩素成分によりHFC用冷凍機油が劣化する。また、CFC・HCFC用冷凍機油の劣化物がスラッジとなったものに含まれる塩素成分によりHFC用冷凍機油が劣化する。
【0011】
また、従来技術として、HFC用熱源機、HFC用室内機、第1の接続配管、第2の接続配管を接続し、さらにHFC用熱源機と第1の接続配管及び第2の接続配管の間に洗浄機を接続して洗浄運転を行うものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0012】
【特許文献1】
特開2002−267294号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術では、以下に示すような問題があった。第1に、油分離手段、油捕捉手段、流量制御手段、切換弁、操作弁等の構成部品が多く、また構成が複雑となっていた。そのため、洗浄機が大型となり、重くなる為、運搬性及び作業性が悪化していた。特に、旧冷媒から新冷媒に置換する作業を行う際に比較的困難を伴う例えば商用施設や雑居ビル等のような厳しい環境下では、その傾向がより顕著であり、コストも割高となる。また、大形機を旧冷媒から新冷媒に置換する場合、さらに大形かつ複雑化する等の問題があった。
【0014】
この発明は、上述のような従来の課題を解決するためになされたもので、環境保護上問題のないとされる冷媒に置換する冷凍サイクル装置の構成と、その冷凍サイクル装置の冷媒交換のための洗浄運転方法を提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機、熱源機側熱交換器、流量調整手段、利用側熱交換器を順次接続して冷媒回路を構成し、熱源機側熱交換器と流量調整手段の一端とを接続する第1の接続配管と、利用側熱交換器の他端と圧縮機とを接続する第2の接続配管と、第1の接続配管に一端が接続され、第2の接続配管に他端が接続された洗浄手段とを備え、旧冷媒から新冷媒に置換する際に洗浄手段を接続して洗浄運転を行うものにおいて、洗浄手段を、油分離器と異物捕捉手段とから構成される分離型洗浄機と、それ以外の構成部品とに分割するとともに、洗浄手段に対して分離型洗浄機を着脱自在な構成としたものである。
【0016】
また、油分離器と異物捕捉手段とから構成される分離型洗浄機を複数備え、これら複数の分離型洗浄機を個別に着脱可能な構成としたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分については、同一符号を付してその説明を適宜省略または簡略化する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による冷凍サイクル装置の一例として、冷媒置換を行う冷凍サイクル装置の冷媒回路を示す図である。
図1において、熱源機Aは、圧縮機1、四方弁2、熱源機側熱交換器3、第1の操作弁4、第2の操作弁7、アキュムレータ8を内蔵している。また、アキュムレータ8のU字管状の流出配管下部には返油穴8aが設けられている。
室内機Bは、流量調整器又は流量制御弁等からなる流量調整手段5、及び利用側熱交換器6を備えている。
【0018】
旧冷媒から新冷媒に置換する際に冷媒回路に接続されて洗浄運転を行う洗浄手段Eは、圧縮機1から冷媒とともに吐出される冷凍機油を分離する油分離器9、この油分離器9の底部より端を発するバイパス路9a、第1の切換弁10、第2の切換弁11、高温高圧のガス冷媒を冷却・液化する冷却手段12a、低圧二相冷媒をガス化する加熱手段12b、この加熱手段12bの出口部に直列に設けられた異物捕捉手段13、第2の切換弁11と加熱手段12bとの間に設けられた第1の流量制御手段15、冷却手段12aと第2の切換弁11との間に設けられた第2の流量制御手段16を備えている。
【0019】
上記第1の切換弁10は4個のポートを持ち、熱源機側熱交換器3の冷房運転時の出口端、四方弁2の暖房運転の出口端、冷却手段12aの入口端、異物捕捉手段13の出口端の4個所のうち、洗浄運転モードに応じて、以下のような接続切換を行うものである。すなわち、冷房洗浄運転時には熱源側熱交換器3の冷房運転時の出口端と冷却手段12aの入口端とを接続し、かつ異物捕捉手段13の出口端と四方弁2の冷房運転時の入口端(暖房運転時の出口端)とを接続する。また、暖房洗浄運転時には、四方弁2の暖房運転時の出口端と冷却手段12aの入口端とを接続し、かつ異物捕捉手段13の出口端と熱源機側熱交換器3の暖房運転時の入口端(冷房運転時の出口端)とを接続する。
また、上記第1の切換弁10は、熱源機側熱交換器3の冷房運転時の出口端から冷却手段12aの入口端への冷媒の流通は許容するが、その逆は許容しないように設けられた逆止弁10a、四方弁2の暖房運転時の出口端から冷却手段12aの入口端への冷媒の流通は許容するがその逆は許容しないように設けられた逆止弁10b、異物捕捉手段13の出口端から熱源機側熱交換器3の冷房運転時の出口端への冷媒の流通は許容するがその逆は許容しないように設けられた逆止弁10c、異物捕捉手段13の出口端から四方弁2の暖房運転時の出口端への冷媒の流通は許容するがその逆は許容しないように設けられた逆止弁10dより構成されているため、電気信号によらず各接続端の圧力により自己切替えが可能な切換弁である。
【0020】
また、上記洗浄手段E全体に対してその一部を構成する分離型洗浄機EEが着脱自在に接続されており、この分離型洗浄機EEは、上記油分離器9、バイパス路9a及び異物捕捉手段13とから構成されている。
また、第1の接続配管Cには第3の操作弁17aが設けられ、第2の接続配管Dには第4の操作弁17bが設けられ、第1の操作弁4と第1の切換弁10との間には第5の操作弁17cが設けられ、第3の操作弁17aと第2の切換弁11との間には第6の操作弁17dが設けられ、第2の操作弁7と第1の切換弁10との間には第7の操作弁17eが設けられ、第4の操作弁17bと第2の切換弁11との間には第8の操作弁17fが設けられている。
第5の操作弁17cと第1の操作弁4の間には第3の接続配管CCが設けられている。また、第7の操作弁17eと第2の操作弁7の間には第4の接続配管DDが設けられている。
【0021】
上記冷却手段12aの冷却源は、空気・水のいずれでもよく、上記加熱手段12bの加熱源も空気・水のいずれでも、あるいはヒーターでもよい。また、冷却手段12aと加熱手段12bは、第1の切換弁10と第2の切換弁11に挟まれた、高温高圧側の配管と低温低圧側の配管を熱的に接触させて、たとえば、二重管の外側配管として高温高圧側の配管、内側配管として低温低圧側の配管で構成することでもよい。すなわち、加熱手段12bと冷却手段12aとの間で熱移動させてもよい。
上記洗浄手段Eは、第5〜8の操作弁17c〜17fの部分により冷凍サイクル装置の第1の接続配管C、第2の接続配管Dから着脱自在に接続されている。
【0022】
第1の接続配管Cの一端は第3の操作弁17aと接続され、その他端は第1の接続配管Cを介して流量調整器又は流量制御弁5と接続されている。
第2の接続配管Dの一端は第4の操作弁17bと接続され、その他端は第2の接続配管Dを介して利用側熱交換器6と接続されている。
熱源機Aと室内機Bは離れた場所に設置され、第1、3の接続配管C、CC、第2、4の接続配管D、DDにより接続されて、冷凍サイクルを形成する。なお、この冷凍サイクル装置は冷媒としてHFC(以下、新冷媒と称する)を使うものである。
【0023】
次に、CFCやHCFCを使った空気調和装置が老朽化した場合、空気調和装置の交換の手順を説明する。まず、既存の冷凍サイクル装置からCFCまたはHCFCを回収し、熱源機Aと室内機BをHFCを用いるものに交換する。第1の接続配管C、第2の接続配管DはCFCまたはHCFCを使った冷凍サイクル装置のものを再利用し、第3の接続配管CCと第4の接続配管DDは新規に敷設する。分離型洗浄機EEが着脱自在に接続された洗浄手段E全体を第5、6の操作弁17c、17dを介して第3の接続配管CCに接続し、かつ第7、8の操作弁17e、17fを介して第5の接続配管DDに接続する。第1の接続配管C、第2の接続配管Dを室内機Bに接続し、冷媒回路を形成する。
熱源機A、洗浄手段E全体には予めHFCが充填されているので、第1の操作弁4と第2の操作弁7は閉じたまま、室内機B、第1の接続配管C、第2の接続配管D、第3の接続配管CC、第4の接続配管DDを接続状態で真空引きし、その後第1の操作弁4と第2の操作弁7の開弁とHFCの追加充填を実施する。
その後、流量調整器5を所定開度に設定し、第5〜8の操作弁17c〜17fを開弁し、第3、4の操作弁17a、17bを閉弁することで所定時間洗浄運転を実施する。
洗浄運転後、第1、第2の操作弁4、7と第5〜第8の操作弁17c〜17fとを閉弁し、洗浄手段E全体の取り外し、第3、4の操作弁17a、17bを開弁することで試運転を実施する。
【0024】
次に洗浄運転の内容を図1に添って説明する。図中、実線矢印が冷房洗浄運転の流れを、破線矢印が暖房洗浄運転の流れを示す。
まず、冷房洗浄運転について説明する。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒はHFC冷凍機油と共に圧縮機1を吐出され、四方弁2を経て、熱源機側熱交換器3へと流入し、ここで空気・水等の熱源媒体と熱交換せずに通過し、第1の操作弁4、第3の接続配管CC、第5の操作弁17c、第1の切換弁10を経て油分離器9へ流入する。
この油分離器9で、HFC用の冷凍機油は完全に分離され、ガス冷媒のみが冷却手段12aに流入し、ここで凝縮液化して、第2の流量制御手段16で少し減圧されて気液二相状態となる。この気液二相状態の冷媒は、第2の切換弁11、第6の操作弁17d、第3の操作弁17aを経て、第1の接続配管Cに流入する。
HFCの気液二相冷媒が第1の接続配管Cを流れるときに、第1の接続配管Cに残留しているCFC・HCFC・鉱油・鉱油劣化物(以下残留異物を称する)を気液二相状態のため比較的早く洗浄しHFCの気液二相冷媒と共に流れ、室内機Bを通過して、第1の接続配管Cの残留異物と共に第2の接続配管Dに流入する。
【0025】
第2の接続配管Dに残留している残留異物は、ここを流れる冷媒が気液二相状態の為、流速も早く、かつ液冷媒と共に残留異物は洗浄され、比較的早い速度で洗浄される。その後、気液二相状態の冷媒は、第1の接続配管Cの残留異物と第2の接続配管Dの残留異物と共に、第4の操作弁17b、第8の操作弁17f、第2の切換弁11を経て第1の流量制御手段15で低圧まで減圧されて、加熱手段12bへ流入し、ここで蒸発・ガス化され、異物捕捉手段13へ流入する。
その後、ガス冷媒は、第1の切換弁10、第7の操作弁17e、第2の操作弁7、四方弁2、アキュムレータ8を経て圧縮機1に戻る。
なお、冷房運転時の冷媒回路、すなわち、圧縮機1から熱源機側熱交換器3と流量調整器5と利用側熱交換器6とアキュムレータ8とを順次に経て再び圧縮機1に戻る冷媒回路は、図4の場合とほぼ同様であるので詳細な説明は省略するが、この冷媒回路を第1の冷媒回路と呼ぶ。
【0026】
次に暖房洗浄運転の流れを説明する。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒はHFC用冷凍機油と共に圧縮機1を吐出され、四方弁2、第2の操作弁7、第4の接続配管DD、第7の操作弁17e、第1の切換弁10を経て油分離器9へ流入する。
この油分離器9で、HFC用の冷凍機油は完全に分離され、ガス冷媒のみが冷却手段12aに流入し、ここで凝縮液化して、第2の流量制御手段16で少し減圧されて気液二相状態となる。この気液二相状態の冷媒は、第2の切換弁11、第8の操作弁17f、第4の接続配管DD、第4の操作弁17bを経て、第2の接続配管Dに流入する。
HFCの気液二相冷媒が第2の接続配管Dを流れるときに、第2の接続配管Dに残留しているCFC・HCFC・鉱油・鉱油劣化物(以下残留異物を称する)を気液二相状態のため比較的早く洗浄しHFCの気液二相冷媒と共に流れ、室内機Bを通過して、第2の接続配管Dの残留異物と共に第1の接続配管Cに流入する。
第1の接続配管Cに残留している残留異物は、ここを流れる冷媒が気液二相状態の為、流速も早く、かつ液冷媒と共に残留異物は洗浄され、比較的早い速度で洗浄される。その後、気液二相状態の冷媒は、第1の接続配管Cの残留異物と第2の接続配管Dの残留異物と共に、第3の操作弁17a、第6の操作弁17d、第2の切換弁11を経て第1の流量制御手段15で低圧まで減圧されて、加熱手段12bへ流入し、ここで蒸発・ガス化され、異物捕捉手段13へ流入する。
その後、ガス冷媒は、第1の切換弁10、第5の操作弁17c、第1の操作弁4、熱源機側熱交換器3へ流入し、ここでは熱交換させずに通過させ、四方弁2、アキュムレータ8を経て圧縮機1に戻る。
なお、暖房運転時の冷媒回路、すなわち、圧縮機1から利用側熱交換器6と流量調整器5と熱源機側熱交換器3とアキュムレータ8とを順次に経て再び圧縮機1に戻る冷媒回路は、図4の場合とほぼ同様であるので詳細な説明は省略するが、この冷媒回路を第2の冷媒回路と呼ぶ。
【0027】
以上のように、熱源機A、室内機B を新規に交換し 、第1の接続配管Cと第2の接続配管Dを交換しないで、老朽化したCFC、HCFCを用いた冷凍サイクル装置をHFCを用いた冷凍サイクル装置に冷凍空調運転に支障をきたすことなく入れ替えることができる。この冷凍サイクル装置によれば、既設配管を再利用する場合、洗浄手段Eの一部を構成する分離型洗浄機EEを着脱自在に構成しているので、小型化が図れる為、大きな洗浄装置が不要となり、また設置環境が悪い条件下でも洗浄機E全体の搬入・搬出性が向上する等作業性が良好となり、コストが安価となる。また、洗浄機E全体のメンテナンス性も容易となる。
【0028】
この実施の形態1では、室内機Bが並列に複数台接続された冷凍サイクル装置についても同様の効果を奏することは明らかである。また、熱源機側熱交換器3と直列または並列に氷蓄熱槽や水蓄熱槽(湯を含む)が設置されても同様の効果を奏することは明らかである。また、熱源機Aが複数台並列に接続された冷凍サイクル装置においても同様の効果を奏することは明らかである。
また、冷凍サイクル装置に限らず、蒸気圧縮式の冷凍サイクル応用品で、熱源機側熱交換器3が内蔵されたユニットと利用側熱交換器6が内蔵されたユニットが離れて設置されるものであれば、同様の効果を奏することは明らかである。
以上の説明では、既存の旧冷媒を用いる冷凍サイクル装置の熱源機と室内機を、新冷媒を用いる熱源機Aと室内機Bとに置換する場合について説明したが、熱源機のみを置換し、室内機は既存のものを用いるようにしてもよいことはもちろんである。
【0029】
以上説明した実施の形態1の構成の一側面を要約すると次の通りである。
この冷凍サイクル装置は、圧縮機から熱源機側熱交換器と流量調整器と利用側熱交換器とアキュムレータとを順次に経て上記圧縮機に冷媒を循環させる第1の冷媒回路と、上記圧縮機から上記利用側熱交換器と流量調整器と上記熱源機側熱交換器と上記アキュムレータとを順次に経て上記圧縮機に冷媒を循環させる第2の冷媒回路とを備える。
また、上記第1の冷媒回路の上記利用側熱交換器と上記アキュムレータの間の冷媒回路をバイパスし、かつ上記第2の冷媒回路の上記流量調整器と上記熱源機側熱交換器との間の冷媒回路をバイパスすると共に、油分離器と冷媒中の異物を捕捉する異物捕捉手段とを有する洗浄手段を備える。
【0030】
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2による冷凍サイクル装置の一例として、冷媒置換を行う冷凍サイクル装置の冷媒回路を示す図である。
図2において、符号A〜DD、1〜17は、実施の形態1と同様のものであるから、詳細の説明を適宜省略または簡略化する。
【0031】
油分離器9、バイパス路9a及び異物捕捉手段13とから構成される分離型洗浄機EEが、洗浄手段E全体内において2台が直列でかつ着脱自在に接続されている。
熱源機Aと室内機Bは離れた場所に設置され、第1の接続配管C、第2の接続配管Dにより接続されて、冷凍サイクルを形成する。
なお、この冷凍サイクル装置は、冷媒としてHFC(新冷媒)を使うものである。
【0032】
次に、CFCやHCFCを使った空気調和装置が老朽化した場合、空気調和装置の交換の手順を示す。まず、既存の冷凍サイクル装置からCFCまたはHCFCを回収し、熱源機Aと室内機BをHFCを用いるものに交換する。第1の接続配管C、第2の接続配管DはCFCまたはHCFCを使った冷凍サイクル装置のものを再利用し、第3の接続配管CCと第4の接続配管DDは新規に敷設する。分離型洗浄機EEが2台直列に接続された洗浄手段Eを第5、6の操作弁17c、17dを介して第3の接続配管CCにかつ第7、8の操作弁17e、17fを介して第5の接続配管DDに接続する。第1の接続配管C、第2の接続配管Dを室内機Bに接続し、冷媒回路を形成する。
【0033】
熱源機A、洗浄機Eには予めHFCが充填されているので、第1の操作弁4と第2の操作弁7は閉じたまま、室内機B、第1の接続配管C、第2の接続配管D、第3の接続配管CC、第4の接続配管DDを接続状態で真空引きし、その後第1の操作弁4と第2の操作弁7の開弁とHFCの追加充填を実施する。
その後、流量調整器5を所定開度に設定し、第5〜8の操作弁17c〜17fを開弁し、第3、4の操作弁17a、17bを閉弁することで所定時間洗浄運転を実施する。
洗浄運転後、第1、第2の操作弁4、7と第5〜第8の操作弁17c〜17fとを閉弁し、洗浄手段Eの取り外し、第3、4の操作弁17a、17bを開弁することで試運転を実施する。
【0034】
次に洗浄運転の内容を図2に添って説明する。図中、実線矢印が冷房洗浄運転の流れを、破線矢印が暖房洗浄運転の流れを示す。
まず、冷房洗浄運転について説明する。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒はHFC冷凍機油と共に圧縮機1を吐出され、四方弁2を経て、熱源機側熱交換器3へと流入し、ここで空気・水等の熱源媒体と熱交換せずに通過し、第1の操作弁4、第3の接続配管CC、第5の操作弁17c、第1の切換弁10を経て油分離器9へ流入する。
ここで、油分離器9を2回通過することで、HFC用の冷凍機油は完全に分離され、ガス冷媒のみが冷却手段12aに流入し、ここで凝縮液化して、第2の流量制御手段16で少し減圧されて気液二相状態となる。この気液二相状態の冷媒は、第2の切換弁11、第6の操作弁17d、第3の操作弁17aを経て、第1の接続配管Cに流入する。
HFCの気液二相冷媒が第1の接続配管Cを流れるときに、第1の接続配管Cに残留しているCFC・HCFC・鉱油・鉱油劣化物(以下残留異物を称する)を気液二相状態のため比較的早く洗浄しHFCの気液二相冷媒と共に流れ、室内機Bを通過して、第1の接続配管Cの残留異物と共に第2の接続配管Dに流入する。
【0035】
第2の接続配管Dに残留している残留異物は、ここを流れる冷媒が気液二相状態の為、流速も早く、かつ液冷媒と共に残留異物は洗浄され、比較的早い速度で洗浄される。その後、気液二相状態の冷媒は、第1の接続配管Cの残留異物と第2の接続配管Dの残留異物と共に、第4の操作弁17b、第8の操作弁17f、第2の切換弁11を経て第1の流量制御手段15で低圧まで減圧されて、加熱手段12bへ流入し、ここで蒸発・ガス化され、異物捕捉手段13へ流入する。ここで、異物捕捉手段13を2回通過することで、1段目で捕捉できなかった異物を2段目で確実に捕捉できる。
その後、ガス冷媒は、第1の切換弁10、第7の操作弁17e、第2の操作弁7、四方弁2、アキュムレータ8を経て圧縮機1に戻る。
なお、冷房運転時の冷媒回路、すなわち、圧縮機1から熱源機側熱交換器3と流量調整器5と利用側熱交換器6とアキュムレータ8とを順次に経て再び圧縮機1に戻る冷媒回路は、図4の場合とほぼ同様であるので詳細な説明は省略するが、この冷媒回路を第1の冷媒回路と呼ぶ。
【0036】
次に暖房運転の流れを説明する。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒はHFC用冷凍機油と共に圧縮機1を吐出され、四方弁2、第2の操作弁7、第4の接続配管DD、第7の操作弁17e、第1の切換弁10を経て油分離器9へ流入する。
ここで、油分離器9を2回通過することで、HFC用の冷凍機油は完全に分離され、ガス冷媒のみが冷却手段12aに流入し、ここで凝縮液化して、第2の流量制御手段16で少し減圧されて気液二相状態となる。この気液二相状態の冷媒は、第2の切換弁11、第8の操作弁17f、第4の操作弁17bを経て、第2の接続配管Dに流入する。
HFCの気液二相冷媒が第2の接続配管Dを流れるときに、第2の接続配管Dに残留しているCFC・HCFC・鉱油・鉱油劣化物(以下残留異物を称する)を気液二相状態のため比較的早く洗浄しHFCの気液二相冷媒と共に流れ、室内機Bを通過して、第2の接続配管Dの残留異物と共に第1の接続配管Cに流入する。
第1の接続配管Cに残留している残留異物は、ここを流れる冷媒が気液二相状態の為、流速も早く、かつ液冷媒と共に残留異物は洗浄され、比較的早い速度で洗浄される。その後、気液二相状態の冷媒は、第1の接続配管Cの残留異物と第2の接続配管Dの残留異物と共に、第3の操作弁17a、第6の操作弁17d、第2の切換弁11を経て第1の流量制御手段15で低圧まで減圧されて、加熱手段12bへ流入し、ここで蒸発・ガス化され、異物捕捉手段13へ流入する。ここで、異物捕捉手段13を2回通過することで、1段目で捕捉できなかった異物を2段目で確実に捕捉する。
その後、ガス冷媒は、第1の切換弁10、第5の操作弁17c、第1の操作弁4、熱源機側熱交換器3へ流入し、ここでは熱交換させずに通過させ、四方弁2、アキュムレータ8を経て圧縮機1に戻る。
なお、暖房運転時の冷媒回路、すなわち、圧縮機1から利用側熱交換器6と流量調整器5と熱源機側熱交換器3とアキュムレータ8とを順次に経て再び圧縮機1に戻る冷媒回路は、図4の場合とほぼ同様であるので詳細な説明は省略するが、この冷媒回路を第2の冷媒回路と呼ぶ。
【0037】
以上のように、熱源機A、室内機B を新規に交換し 、第1の接続配管Cと第2の接続配管Dを交換しないで、老朽化したCFC、HCFCを用いた冷凍サイクル装置をHFCを用いた冷凍サイクル装置に冷凍空調運転に支障をきたすことなく入れ替えることができる。この冷凍サイクル装置によれば、異物が比較的多い既設配管を再利用する場合、最小限の変更で済み、洗浄手段Eの一部を構成する複数の分離型洗浄機EEを着脱自在に構成しているので、小型化が図れる為、大きな洗浄装置が不要となり、また設置環境が悪い条件下でも洗浄装置E全体の搬入・搬出性が向上する等作業性が良好となり、コストが安価となる。また、洗浄手段E全体のメンテナンス性も容易となる。さらに、組み合わせを変えることで、大形配管についても対応が容易となる。
【0038】
この実施の形態2では、熱源機側熱交換器3と直列または並列に氷蓄熱槽や水蓄熱槽(湯を含む)が設置されても同様の効果を奏することは明らかである。また、熱源機Aが複数台並列に接続された冷凍サイクル装置においても同様の効果を奏することは明らかである。
また、冷凍サイクル装置に限らず、蒸気圧縮式の冷凍サイクル応用品で、熱源機側熱交換器3が内蔵されたユニットと利用側熱交換器6が内蔵されたユニットが離れて設置されるものであれば、同様の効果を奏することは明らかである。
以上では、既存の旧冷媒を用いる冷凍サイクル装置の熱源機と室内機を、新冷媒を用いる熱源機Aと室内機Bとに置換する場合について説明した。しかし、これは熱源機のみを置換し、室内機は既存のものを用いるようにしてもよい。
【0039】
以上説明した実施の形態2の構成の一側面を要約すると次のとおりである。
この冷凍サイクル装置は、圧縮機から熱源機側熱交換器と流量調整器と利用側熱交換器とアキュムレータとを順次に経て上記圧縮機に冷媒を循環させる第1の冷媒回路と、上記圧縮機から上記利用側熱交換器と流量調整器と上記熱源機側熱交換器と上記アキュムレータとを順次に経て上記圧縮機に冷媒を循環させる第2の冷媒回路とを備える。
また、上記第1の冷媒回路の上記利用側熱交換器と上記アキュムレータの間の冷媒回路をバイパスし、かつ上記第2の冷媒回路の上記流量調整器と上記熱源機側熱交換器との間の冷媒回路をバイパスすると共に、油分離器と冷媒中の異物を捕捉する異物捕捉手段とを複数有する洗浄手段を備える。
【0040】
【発明の効果】
この発明は以上のように構成されており、以下のような効果を奏する。
旧冷媒を用いる冷凍サイクル装置を新冷媒を用いる冷凍サイクル装置に置換する冷凍サイクル装置において、洗浄手段を、油分離器と異物捕捉手段とから構成される分離型洗浄機と、それ以外の構成部品とに分割するとともに、洗浄手段に対して分離型洗浄機を着脱自在な構成としたので、接続配管などの残留している旧冷媒並びに鉱油及び鉱油劣化物を室内機に流入することなく、分離・捕獲し、環境上問題の無いとされる新冷媒に容易に置換することができる洗浄装置の小型化が図れ、洗浄装置の搬入、搬出性が向上する。
【0041】
また、油分離器と冷媒中の異物を捕捉する異物捕捉手段とを複数有する洗浄手段を備えることにより、油分離と異物捕捉を複数回行うので、洗浄装置の効率アップを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による冷凍サイクル装置の一例として、冷媒置換を行う冷凍サイクル装置の冷媒回路を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態2による冷凍サイクル装置の一例として、冷媒置換を行う冷凍サイクル装置の冷媒回路を示す図である。
【図3】鉱油とCFCとの溶解度曲線、及び鉱油とHCFCとの溶解度曲線を示す図である。
【図4】従来のセパレート形の冷凍サイクル装置の冷媒回路を示す図である。
【符号の説明】
A:熱源機、 B:室内機、C:第1の接続配管、D:第2の接続配管、CC:第3の接続配管、DD:第4の接続配管、E:洗浄手段、EE:分離型洗浄機、1:圧縮機、 2:四方弁、 3:熱源機側熱交換器、4:第1の操作弁 5:流量調整器、 6:利用側熱交換器、7:第2の操作弁、8:アキュムレータ、9:油分離器、10:第1の切換弁、10a〜10d:逆止弁、11:第2の切換弁、12a:冷却手段、12b:加熱手段、13:異物捕捉手段、15:第1の流量制御手段、16:第2の流量制御手段、17a〜17f:第3〜8の操作弁。
Claims (4)
- 圧縮機、熱源機側熱交換器、流量調整手段、利用側熱交換器を順次接続して冷媒回路を構成し、上記熱源機側熱交換器と上記流量調整手段の一端とを接続する第1の接続配管と、上記利用側熱交換器の他端と上記圧縮機とを接続する第2の接続配管と、上記第1の接続配管に一端が接続され、上記第2の接続配管に他端が接続された洗浄手段とを備え、旧冷媒から新冷媒に置換する際に上記洗浄手段を接続して洗浄運転を行う冷凍サイクル装置において、上記洗浄手段を、油分離器と異物捕捉手段とから構成される分離型洗浄機と、それ以外の構成部品とに分割するとともに、上記洗浄手段に対して上記分離型洗浄機を着脱自在な構成としたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
- 油分離器と異物捕捉手段とから構成される分離型洗浄機を複数備え、これら複数の分離型洗浄機を個別に着脱可能な構成としたことを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
- 圧縮機、熱源機側熱交換器、流量調整手段、利用側熱交換器を順次接続して冷媒回路を構成し、上記熱源機側熱交換器と上記流量調整手段の一端とを接続する第1の接続配管と、上記利用側熱交換器の他端と上記圧縮機とを接続する第2の接続配管と、上記第1の接続配管に一端が接続され、上記第2の接続配管に他端が接続された洗浄手段とを備え、旧冷媒から新冷媒に置換する際に上記洗浄手段を接続して洗浄運転を行う冷凍サイクル装置の冷媒交換方法において、上記洗浄手段を、油分離器と異物捕捉手段とから構成される分離型洗浄機と、それ以外の構成部品とに分割するとともに、上記洗浄手段に対して上記分離型洗浄機を着脱自在な構成とし、旧冷媒を新冷媒に置換する際に、上記分離型洗浄機とそれ以外の構成部品とを分離して搬入し、現地にて両者を組み立てた後、洗浄運転を行うことを特徴とする冷凍サイクル装置の冷媒交換方法。
- 油分離器と異物捕捉手段とから構成される分離型洗浄機を複数備え、これら複数の分離型洗浄機を個別に着脱可能な構成とし、旧冷媒を新冷媒に置換する際に、上記複数の分離型洗浄機と複数のそれ以外の構成部品とを分離して搬入し、現地にて複数の両者を組み立てた後、洗浄運転を行うことを特徴とする請求項3に記載の冷凍サイクル装置の冷媒交換方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003160436A JP2004361014A (ja) | 2003-06-05 | 2003-06-05 | 冷凍サイクル装置及びその冷媒交換方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003160436A JP2004361014A (ja) | 2003-06-05 | 2003-06-05 | 冷凍サイクル装置及びその冷媒交換方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004361014A true JP2004361014A (ja) | 2004-12-24 |
Family
ID=34053218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003160436A Pending JP2004361014A (ja) | 2003-06-05 | 2003-06-05 | 冷凍サイクル装置及びその冷媒交換方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004361014A (ja) |
-
2003
- 2003-06-05 JP JP2003160436A patent/JP2004361014A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1400767B1 (en) | A method of changing a refrigeration cycle device | |
JP2008215697A (ja) | 空気調和装置 | |
EP2667120B1 (en) | Refrigeration cycle apparatus | |
JP3361771B2 (ja) | 冷凍サイクル装置の運転方法 | |
JP3521820B2 (ja) | 洗浄装置、配管の洗浄方法、冷凍空調装置とその取替え方法 | |
JP2004263885A (ja) | 冷媒配管の洗浄方法、空気調和装置の更新方法、及び、空気調和装置 | |
JP3361765B2 (ja) | 冷凍サイクル装置及びその形成方法並びに冷凍サイクル装置の室外機 | |
JP4391559B2 (ja) | 冷凍冷蔵装置用冷媒回路の冷媒変更方法及び冷凍冷蔵装置 | |
JP4409075B2 (ja) | 冷凍サイクル装置の洗浄運転方法 | |
JP2004361014A (ja) | 冷凍サイクル装置及びその冷媒交換方法 | |
JP2004270974A (ja) | 冷凍冷蔵装置用冷媒回路の冷媒変更方法 | |
JP2004293986A (ja) | 接続配管の洗浄方法及び冷凍装置の更新方法 | |
JP2003139444A (ja) | 空気調和装置の冷媒置換方法、洗浄機、空気調和装置 | |
JP2005315534A (ja) | 空気調和システム、これに用いる分離回収ユニットおよび空気調和システムの洗浄方法 | |
JP4176413B2 (ja) | 冷凍サイクル装置の運転方法 | |
JP3370959B2 (ja) | 冷凍サイクル装置の更新方法及び運転方法 | |
JP4508446B2 (ja) | 冷凍サイクル装置の冷媒回路切換装置 | |
JP4375925B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2005233505A (ja) | 配管洗浄方法および配管洗浄装置 | |
JP2002267293A (ja) | 冷凍サイクル装置の冷媒置換方法 | |
JP4517834B2 (ja) | 既設冷媒配管の利用方法 | |
JP5063670B2 (ja) | 空気調和装置、および空気調和装置の洗浄運転方法 | |
JP4425457B2 (ja) | 冷凍サイクル装置およびその運転方法 | |
KR100709595B1 (ko) | 냉동장치 | |
JP3666343B2 (ja) | 洗浄装置、冷凍空調装置とその取替え方法 |