JP2004360122A - 痒い所を自在に掻けるかつら - Google Patents
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Abstract
【解決手段】かつら10は人の前頭部の皮膚に密着すべく形成された前頭用擬似皮膚11、前頭用擬似皮膚11の両端部に両端部が連結され頭部を取り囲んで固定されるべく形成された縁部12、前頭用擬似皮膚11に連設され後方に細長く延設された中央部用擬似皮膚13、中央部用擬似皮膚13の後端部と縁部12との間に介装された編地部14、中央部用擬似皮膚13と縁部12との間に並設された複数の細長い形状の柔軟性部材15、及び、これらの部材全体に、つむじ又は分け目の部分以外の擬似皮膚(11、13)及び頭部の地肌が見えない程度に密に植設された人工毛17とから成り、着用したまま指先を人工毛17に分け入れて間隙16を通して痒い所を自在に掻くことができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、着用したまま地肌の所望の位置を指先で自在に掻けるかつらに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、人の頭部に装着するかつらがある。かつらは着用する人の頭に残っている自毛(本人の頭部に成育している自然の頭髪)の状態に応じて、かつらの基布に人工毛(合成繊維のフィラメント等からなる人造の毛又は自然の毛髪を加工したもの)を密に又は粗く植設して作成する。かつらの基布には、頭部の通気性を保つため、一般的には網地が用いられる。
【0003】
図7(a) は、自毛の比較的薄い又は全く無い人用のつむじが見えるようにしたかつらの裏面図であり、同図(b) は表から見た斜視図である。尚、同図(a) に示すかつらの裏面は、構成を分かりやすく図示するため、網目の向こう側を白く透かして示しているが、実際には網目の向こう側も植設された人工毛の色で黒色であり、網地の色も黒色であるから、全体が黒い外観を有している。
【0004】
このかつら1は、同図(b) に示すように、つむじだけを見せて、全体をおかっぱのように毛先を四方に流して着用する。このかつら1は、同図(a) に示すように、網地2と、この網地2の周囲を縁取る縁部3と、人の皮膚に良く似た色と感じの樹脂製シートからなる前頭部の擬似皮膚4と、網地2の中央よりやや後部左方(図では斜め左下方向)に偏って配置され、裏側の細かい編地と表側の地肌色の樹脂フイルムからなる擬似皮膚とを重ね合わせて貼り付けて成るつむじ材5と、これらの網地2、縁部3、擬似皮膚4及びつむじ材5に植設された人工毛6とで形成されている。
【0005】
上記のつむじ材5は、表側からみると、同図(b) に示すように、つむじに相当する部分を除いて人工毛が密に植設されており、表側の擬似皮膚の中央部があたかも地肌のごとく見えるようになっている。このつむじ材5は、同図(a) に示す位置に形成すると限る訳ではなく、通常は、着用する人の本来のつむじの位置に合わせて形成される。
【0006】
また、網地2は、自毛の比較的薄い又は全く無い人用のために人工毛を密に植設する必要があることから、網目の大きさ(四角の網目であれば一辺の長さ、蜂巣状の編み目であれば直径の長さ)が比較的細かくなっている。
【0007】
通常、自毛が少しは有るという比較的薄い人の場合は、網目の大きさは1mm〜2mm程度であり、全く無い人の場合であれば網目の大きさは1mm未満、例えば1/2mmとか1/3mm程度である。また、擬似皮膚4は、前頭部の生え際部分の補強材を兼ねている。
【0008】
図8(a) も、自毛の比較的薄い又は全く無い人用の分け目を見えるようにしたかつらの裏面図であり、同図(b) は表から見た斜視図である。この場合も、同図(a) に示すかつらの裏面は、構成を分かりやすく図示するため、網目の向こう側を白く透かして示しているが、実際には網目の向こう側も植設された人工毛の色で黒色であり、網地の色も黒色であるから、全体が黒い外観を有している。
【0009】
このかつら7は、同図(b) に示すように、前髪から後頭部にかけて分け目9を見せ、残りの毛を左右に流して着用する。このかつら7は、同図(a) に示すように、網地2、縁部3、前頭部の擬似皮膚4、及び人工毛6の構成は、図7のかつらの場合と同一であり、図7の場合と異なるのは、図7に示すつむじ材5が前方に伸びて前頭部の擬似皮膚4に繋がっている形状の分け目材8が配置されている点だけである。
【0010】
この場合も、分け目材8は、表側からみると、同図(b) に示すように、分け目9に相当する部分を除いて人工毛が密に植設されており、表面側の擬似皮膚の分け目9があたかも地肌のごとく見えるようになっている。この分け目9を形成するための分け目材8も、同図(a) に示す位置に形成すると限る訳ではなく、通常は、着用する人の好みに合った位置に合わせて形成される。(例えば、特許文献1参照。)
【0011】
【特許文献1】
特開平11−323646号公報([要約]、図1、図4)
【特許文献2】
特開平11−093011号公報([要約]、図2)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、人の頭部は時として痒くなるものである。このことは、かつらを着用していない自毛だけの人でも生じる現象であり、通常は、このように痒くなると無意識に指先を髪の中に分け入れて痒い部分を掻いている。
【0013】
ところで、かつらを着用している場合も格別に頭が蒸れるとか蒸れないに拘わり無く、時として痒くなることは上記の場合と同様である。しかし、かつらを着用していると前述したように大きさ1mm〜2mm又は1/2mmから1/3mmという細かい網目の編地越しでは、痒い部分を掻いても隔靴掻痒の感じであって、とても我慢がならないものである。
【0014】
したがって、たとえば爪楊枝の先などで網目を通して掻いたり、あるいは割り箸の大きさ程度の孫の手様の専用の小さな掻き手を持ち歩き、この掻き手を頭の地肌とかつらの間の隙間から差し入れて掻いたりする。
【0015】
これでも頭皮を直に掻くことはできるが、指先で掻くようには広い範囲にわたって自由には掻けない。すなわち、一旦抜いた爪楊枝を移動させ、他の網目に通し直して掻いたり、一旦抜いた掻き手を他の隙間に移動させて、そこから差し入れ直して掻かなければならない。
【0016】
このように、かつらを着用していると、頭が痒いときに不便で面倒であるだけでなく、そのように細かい網目を通すような先の尖ったもので頭皮を掻くのは頭皮を傷つける虞があって好ましくないし、いちいち掻き手を身に付けて持ち歩くのは面倒であるという問題もある。
【0017】
このような問題を解決できるかつらとしては、これとは問題解決の目的が異なるものではあるが、鉢巻状の基部を頭部に固定し、植毛部の前方のみを基部に固定し、他の部分は基部から着脱自在としたかつらが提案されている。(例えば、特許文献2参照。)
しかしながら、そのように前部分を除く周囲を基部から外し、かつら全体を後ろから持ち上げて、痒い頭部を掻くという姿は他人には見られたくない仕草である。かといって、物陰に隠れてというのも心情的に物悲しく、また、用も無いのに便所に駆け込むという方法も余り納得いく方法ではない。
【0018】
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、着用したまま地肌の所望の位置を指先で自在に掻けるかつらを提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
先ず、請求項1記載の発明の自在に掻けるかつらは、自毛の比較的薄い又は全く無い人の頭部に装着されるかつらであって、上記人の前頭部の皮膚に密着すべく形成された前頭用擬似皮膚と、該前頭用擬似皮膚の両端部に両端部が連結され上記頭部を取り囲んで該頭部に固定すべく形成された縁部と、上記前頭用擬似皮膚に連設され上記人の後頭部方向に対応して細長く延設された中央部用擬似皮膚と、該中央部用擬似皮膚と上記縁部との間に細長い形状で並設された複数本の柔軟性部材と、上記前頭用擬似皮膚、上記縁部、上記中央部用擬似皮膚、又は上記柔軟性部材に植設された人工毛と、を有するように構成される。
【0020】
この自在に掻けるかつらは、例えば請求項2記載のように、上記中央部用擬似皮膚の後端部と上記縁部の後部との間に介装され上記人工毛を植設された網部を更に有して構成される。
【0021】
次に、請求項3記載の発明の痒い所を自在に掻けるかつらは、自毛の比較的薄い又は全く無い人の頭部に装着されるかつらであって、上記人の前頭部の皮膚に密着すべく形成された前頭用擬似皮膚と、上記人の後頭部の皮膚に密着すべく形成された後頭用擬似皮膚と、上記前頭用擬似皮膚の両端部と上記後頭用擬似皮膚の両端部とにそれぞれ両端部が連結され、上記頭部を取り囲んで該頭部に固定すべく形成された2つの縁部と、上記前頭用擬似皮膚と上記後頭用擬似皮膚との間に連設され上記人の頭部の前後方向に細長く延設された中央部用擬似皮膚と、該中央部用擬似皮膚と上記縁部との間に並設された複数の細長い形状の柔軟性部材と、上記前頭用擬似皮膚、上記後頭用擬似皮膚、上記縁部、上記中央部用擬似皮膚、又は上記柔軟性部材に植設された人工毛と、を有して構成される。
【0022】
また、請求項4記載の発明の痒い所を自在に掻けるかつらは、自毛の比較的薄い又は全く無い人の頭部に装着されるかつらであって、上記人の前頭部の皮膚に接すべく形成された前頭用編地部と、上記人の後頭部の皮膚に密着すべく形成された後頭用擬似皮膚と、上記前頭用編地部の両端部と上記後頭用擬似皮膚の両端部とにそれぞれ両端部が連結され、上記頭部を取り囲んで該頭部に固定すべく形成された2つの縁部と、上記前頭用編地部と上記後頭用擬似皮膚との間に連設され上記人の頭部の前後方向に細長く延設された中央部用擬似皮膚と、該中央部用擬似皮膚と上記縁部との間に並設された複数の細長い形状の柔軟性部材と、上記前頭用編地部、上記後頭用擬似皮膚、上記縁部、上記中央部用擬似皮膚、又は上記柔軟性部材に植設された人工毛と、を有して構成される。
【0023】
上記いずれの痒い所を自在に掻けるかつらにおいて、上記人工毛は、例えば請求項5記載のように、つむじ又は分け目の部分以外の擬似皮膚及び頭部の地肌が見えない程度に全体に密に植設されて構成される。
【0024】
続いて、請求項6記載の発明の痒い所を自在に掻けるかつらは、自毛の比較的薄い又は全く無い人の頭部に装着されるかつらであって、上記人の前頭部の皮膚に接すべく形成された前頭用編地部と、上記人の後頭部の皮膚に接すべく形成された後頭用編地部と、上記前頭用編地部の両端部と上記後頭用編地部の両端部とにそれぞれ両端部が連結され、上記頭部を取り囲んで該頭部に固定すべく形成された2つの縁部と、上記前頭用編地部と上記後頭用編地部との間に連設され上記人の頭部の前後方向に細長く延設された中央部用編地部と、該中央部用編地部と上記縁部との間に並設された複数の細長い形状の柔軟性部材と、上記前頭用編地部、上記後頭用編地部、上記縁部、上記中央部用編地部、又は上記柔軟性部材に頭部の地肌が見えない程度に全体に密に植設された人工毛と、を有して構成される。
【0025】
更に、請求項7記載の発明の痒い所を自在に掻けるかつらは、自毛の比較的薄い又は全く無い人の頭部に装着されるかつらであって、上記人の前頭部の皮膚に密着すべく形成された前頭用擬似皮膚と、上記人の後頭部の皮膚に接すべく形成された後頭用編地部と、上記前頭用擬似皮膚の両端部と上記後頭用編地部の両端部とにそれぞれ両端部が連結され、上記頭部を取り囲んで該頭部に固定すべく形成された2つの縁部と、上記前頭用擬似皮膚、上記後頭用編地部、及び上記2つの縁部とで形成される空間部において任意の方向に並設された複数の細長い形状の柔軟性部材と、上記前頭用擬似皮膚、上記後頭用編地部、上記縁部、上記中央部用擬似皮膚、又は上記柔軟性部材に頭部の地肌が見えない程度に全体に密に植設された人工毛と、を有して構成される。
【0026】
上記いずれの痒い所を自在に掻けるかつらにおいても、上記柔軟性部材は、例えば請求項8記載のように、それぞれの並設間隔が自身の短手方向の寸法よりも狭いように構成され、また、例えば請求項9記載のように、それぞれの並設間隔の隙間に指先を分け入れて下部の地肌を自在に掻くことを阻害しない程度の屈曲自在な柔軟性を有して構成される。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施の形態におけるかつらの裏面を示す図である。同図に示すように、かつら10は、まず、前頭用擬似皮膚11と、この前頭用擬似皮膚11の両端部に、両端部が連結された縁部12を備えている。
【0028】
前頭用擬似皮膚11は、人の前頭部の皮膚に密着するように形成されており、縁部12は、かつら10を頭部に固定するために頭部を取り囲むように形成されている。かつら10を頭部に固定するには、頭部の周囲に僅かに残っている自毛に、縁部12を、人工毛同様の極細の紐を用いて結びつけて固定する。
【0029】
また、かつら10の前頭用擬似皮膚11には、その中央後端部に連設された中央部用擬似皮膚13が設けられている。中央部用擬似皮膚13は、前頭用擬似皮膚11から後頭部方向に対応して細長く延設され、その後端部と縁部12の後部との間には、網部14が設けられている。
【0030】
そして、上記中央部用擬似皮膚13と縁部12との間には、複数の細長い形状の柔軟性部材15が並設されている。柔軟性部材15は、例えば、一重又は二重以上に重ねられた編地、又は組み紐を平たく伸したリボン状の細長い部材から成る。
【0031】
この柔軟性部材15の並設間隔は、その間隙16の幅が、例えば柔軟性部材15自身の短手方向の寸法よりも狭くなるように並設されている。
そして、これら前頭用擬似皮膚11、縁部12、中央部用擬似皮膚13、編地14、柔軟性部材15には、人工毛17が植設されている。この人工毛17は、つむじ又は分け目の部分以外の擬似皮膚(前頭用擬似皮膚11、中央部用擬似皮膚13)及び頭部の地肌が見えない程度に全体に密に植設されている。このかつら10は、自毛の比較的薄い又は全く無い人の頭部に装着されるために作製されたかつらである。
【0032】
このかつら10を着用して、頭部が痒くなったとき、上記の柔軟性部材15はその並設間隔の隙間に着用者が指先を分け入れて、痒い地肌を自在に掻くことを阻害しない程度の屈曲自在な柔軟性を有している。
【0033】
このように、このかつら10は、頭部に着用したまま、着用者が指先を人工毛の中に分け入れて、地肌の痒い所を自在に掻くことが出来るように構成されている。
【0034】
なお、上記の編地14を取り除いて、中央部用擬似皮膚13の後端部を縁部12の後部に直接連結するようにしてもよい。また、図1では、中央部用擬似皮膚13と縁部12との間に柔軟性部材15を前から斜め後方に傾けて並設しているが、水平方向に並ぶように並設しても良い。あるいは、中央部用擬似皮膚13に平行させて、前頭用擬似皮膚11と編地部14(又は縁部12の後部)との間に並設するようにしてもよい。
【0035】
また、中央部用擬似皮膚13を前頭用擬似皮膚11の中央部分から後方へ真っ直ぐに延設させているが、これに限ることなく、着用者の分け目の好みの位置に合わせて左右いずれかずらして構成してもよい。また、着用者のつむじの好みの位置に合わせて中央部用擬似皮膚13の後端部を左右いずれかに曲げた形状で構成してもよい。
【0036】
図2は、上記一実施の形態におけるかつらの変形例を示す図(その1)である。同図は、図1に示した後頭部の編部14を後頭用擬似皮膚11´に置き換えたものである。
【0037】
図3は、上記一実施の形態におけるかつらの変形例を示す図(その2)である。同図は、図2の前頭用擬似皮膚11を前頭部の編部14´に置き換えたものである。
【0038】
図4は、上記一実施の形態におけるかつらの変形例を示す図(その3)である。同図は、図1に示した前頭用擬似皮膚11と中央部用擬似皮膚13を、それぞれ前頭用の網部14´と中央部用の網部14″に置き換えたものである。
【0039】
図5は、上記一実施の形態におけるかつらの変形例を示す図(その4)である。同図は、図1に示した中央部用擬似皮膚13を取り除き、全体に柔軟性部材15を縦に並設したものである。
【0040】
図6は、上記一実施の形態におけるかつらの変形例を示す図(その5)である。同図は、図1に示した中央部用擬似皮膚13を取り除き、全体に柔軟性部材15を横に並設したものである。
【0041】
尚、図5及び図6に示す変形例において、柔軟性部材15の並設の方向は、上記の2例のように縦又は横と限るものではなく、かつらを着用する人の要望に合わせて、又は設計上の都合により、任意の方向であってよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、自毛の比較的薄い又は全く無い人の頭部に装着されるために人工毛が密に植設されたかつらでありながら、頭部が痒くなったとき、かつらを着用したまま、人工毛の中に着用者が指先を分け入れて、痒い地肌を自在に掻くことができるので便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるかつらの裏面を示す図である。
【図2】一実施の形態におけるかつらの変形例を示す図(その1)である。
【図3】一実施の形態におけるかつらの変形例を示す図(その2)である。
【図4】一実施の形態におけるかつらの変形例を示す図(その3)である。
【図5】一実施の形態におけるかつらの変形例を示す図(その4)である。
【図6】一実施の形態におけるかつらの変形例を示す図(その5)である。
【図7】(a) は従来の自毛の比較的薄い又は全く無い人用のつむじが見えるようにしたかつらの裏面図、(b) はその表から見た斜視図である。
【図8】(a) は従来の自毛の比較的薄い又は全く無い人用の分け目を見えるようにしたかつらの裏面図、(b) はその表から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 かつら
2 網地
3 縁部
4 前頭部擬似皮膚
5 つむじ材
6 人工毛
7 かつら
8 分け目材
9 分け目
10 かつら
11 前頭用擬似皮膚
11´ 後頭用擬似皮膚
12 縁部
13 中央部用擬似皮膚
14、14´、14″ 網部
15 柔軟性部材
16 間隙
17 人工毛
Claims (9)
- 自毛の比較的薄い又は全く無い人の頭部に装着されるかつらであって、
前記人の前頭部の皮膚に密着すべく形成された前頭用擬似皮膚と、
該前頭用擬似皮膚の両端部に両端部が連結され前記頭部を取り囲んで該頭部に固定すべく形成された縁部と、
前記前頭用擬似皮膚に連設され前記人の後頭部方向に対応して細長く延設された中央部用擬似皮膚と、
該中央部用擬似皮膚と前記縁部との間に並設された複数の細長い形状の柔軟性部材と、
前記前頭用擬似皮膚、前記縁部、前記中央部用擬似皮膚、又は前記柔軟性部材に植設された人工毛と、
を有することを特徴とする痒い所を自在に掻けるかつら。 - 前記中央部用擬似皮膚の後端部と前記縁部の後部との間に介装され前記人工毛を植設された網部を更に有することを特徴とする請求項1記載の痒い所を自在に掻けるかつら。
- 自毛の比較的薄い又は全く無い人の頭部に装着されるかつらであって、
前記人の前頭部の皮膚に密着すべく形成された前頭用擬似皮膚と、
前記人の後頭部の皮膚に密着すべく形成された後頭用擬似皮膚と、
前記前頭用擬似皮膚の両端部と前記後頭用擬似皮膚の両端部とにそれぞれ両端部が連結され、前記頭部を取り囲んで該頭部に固定すべく形成された2つの縁部と、
前記前頭用擬似皮膚と前記後頭用擬似皮膚との間に連設され前記人の頭部の前後方向に細長く延設された中央部用擬似皮膚と、
該中央部用擬似皮膚と前記縁部との間に並設された複数の細長い形状の柔軟性部材と、
前記前頭用擬似皮膚、前記後頭用擬似皮膚、前記縁部、前記中央部用擬似皮膚、又は前記柔軟性部材に植設された人工毛と、
を有することを特徴とする痒い所を自在に掻けるかつら。 - 自毛の比較的薄い又は全く無い人の頭部に装着されるかつらであって、
前記人の前頭部の皮膚に接すべく形成された前頭用編地部と、
前記人の後頭部の皮膚に密着すべく形成された後頭用擬似皮膚と、
前記前頭用編地部の両端部と前記後頭用擬似皮膚の両端部とにそれぞれ両端部が連結され、前記頭部を取り囲んで該頭部に固定すべく形成された2つの縁部と、
前記前頭用編地部と前記後頭用擬似皮膚との間に連設され前記人の頭部の前後方向に細長く延設された中央部用擬似皮膚と、
該中央部用擬似皮膚と前記縁部との間に並設された複数の細長い形状の柔軟性部材と、
前記前頭用編地部、前記後頭用擬似皮膚、前記縁部、前記中央部用擬似皮膚、又は前記柔軟性部材に植設された人工毛と、
を有することを特徴とする痒い所を自在に掻けるかつら。 - 前記人工毛は、つむじ又は分け目の部分以外の擬似皮膚及び頭部の地肌が見えない程度に全体に密に植設されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の痒い所を自在に掻けるかつら。
- 自毛の比較的薄い又は全く無い人の頭部に装着されるかつらであって、
前記人の前頭部の皮膚に接すべく形成された前頭用編地部と、
前記人の後頭部の皮膚に接すべく形成された後頭用編地部と、
前記前頭用編地部の両端部と前記後頭用編地部の両端部とにそれぞれ両端部が連結され、前記頭部を取り囲んで該頭部に固定すべく形成された2つの縁部と、
前記前頭用編地部と前記後頭用編地部との間に連設され前記人の頭部の前後方向に細長く延設された中央部用編地部と、
該中央部用編地部と前記縁部との間に並設された複数の細長い形状の柔軟性部材と、
前記前頭用編地部、前記後頭用編地部、前記縁部、前記中央部用編地部、又は前記柔軟性部材に頭部の地肌が見えない程度に全体に密に植設された人工毛と、
を有することを特徴とする痒い所を自在に掻けるかつら。 - 自毛の比較的薄い又は全く無い人の頭部に装着されるかつらであって、
前記人の前頭部の皮膚に密着すべく形成された前頭用擬似皮膚と、
前記人の後頭部の皮膚に接すべく形成された後頭用編地部と、
前記前頭用擬似皮膚の両端部と前記後頭用編地部の両端部とにそれぞれ両端部が連結され、前記頭部を取り囲んで該頭部に固定すべく形成された2つの縁部と、
前記前頭用擬似皮膚、前記後頭用編地部、及び前記2つの縁部とで形成される空間部において任意の方向に並設された複数の細長い形状の柔軟性部材と、
前記前頭用擬似皮膚、前記後頭用編地部、前記縁部、又は前記柔軟性部材に頭部の地肌が見えない程度に全体に密に植設された人工毛と、
を有することを特徴とする痒い所を自在に掻けるかつら。 - 前記柔軟性部材は、それぞれの並設間隔が自身の短手方向の寸法よりも狭いことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の痒い所を自在に掻けるかつら。
- 前記柔軟性部材は、それぞれの並設間隔の隙間に指先を分け入れて下部の地肌を自在に掻くことを阻害しない程度の屈曲自在な柔軟性を有していることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の痒い所を自在に掻けるかつら。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR200447048Y1 (ko) * | 2009-06-04 | 2009-12-21 | 정천우 | 가발 |
GB2508635A (en) * | 2012-12-06 | 2014-06-11 | Hair Technology Ltd | Foundations for hair extensions and their use in methods of applying hair extensions |
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2003
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A02 | Decision of refusal |
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