JP2004359394A - マンコンベアの移動手すり出入口装置 - Google Patents
マンコンベアの移動手すり出入口装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004359394A JP2004359394A JP2003159424A JP2003159424A JP2004359394A JP 2004359394 A JP2004359394 A JP 2004359394A JP 2003159424 A JP2003159424 A JP 2003159424A JP 2003159424 A JP2003159424 A JP 2003159424A JP 2004359394 A JP2004359394 A JP 2004359394A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inlet
- moving handrail
- rib
- front wall
- man conveyor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
【解決手段】スカートガード4に移動手すり3が進入する筒状のインレット5を設ける。インレット5の前面壁5a及び内部のリブ5cを前方へ突出する先細形状に形成する。
手や指が前面壁5a又はリブ5cに当たった際、前面壁5aやリブ5cが移動手すり3との間のすき間6a,6bが小さくなるように変形するため、手や指がインレット5の奥に入りにくくなる。また、万が一手や指がインレット5の奥に入り、引き抜こうとした場合には、前面壁5aやリブ5cが広がるように変形するため、抜けやすくなる。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、マンコンベアの移動手すりがスカートガードに進入する部分に設けられ、人の手や指の引き込まれを防止する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のマンコンベアの移動手すり出入口装置においては、ハンドレール出入口部スカートガードの外側にインレットを設け、このインレットの周囲壁の少なくとも一つをその前壁面よりも前方に突き出すように構成している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭50−54087号公報(特許請求の範囲、第4図、第5図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のマンコンベアの移動手すり出入口装置では、インレットの前壁面は移動手すりに対しほぼ垂直に設けられているため、人の手や指がインレットの前壁面に当たった際、前壁面が移動手すりの移動方向へ容易にたわんでしまい、手や指がインレットの奥へ入りやすく、また入った手や指を抜こうとした場合には、前壁面が引っ掛かる方向となり、抜けにくいという問題点がある。
【0005】
この発明は上記問題点を解消するためになされたもので、インレット内に手や指が入りにくく、万が一手や指が入ったとしても抜けやすくすることができるようにしたマンコンベアの移動手すり出入口装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るマンコンベアの移動手すり出入口装置は、移動手すりが進入するスカートガードに、移動手すりが通過する筒状のインレットを備え、このインレットの前面壁を前方へ突出する先細形状に形成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図5はこの発明の第1及び第2発明の一実施の形態を示す図で、図1は移動手すり出入口部の側面図、図2は図1のII−II線断面図、図3は図2のIII−III線断面図、図4及び図5はインレット部の動作説明図であり、図中同一符号は同一部分を示す。(以下の実施の形態も同じ。)
【0008】
図1〜図3において、マンコンベア(エスカレータ、移動歩道等)の乗り口と降り口の間の両側には欄干1が立設され、この欄干1の下部に踏段2が配置されている。欄干1の外周には、踏段2と同期して移動する移動手すり3が配置され、欄干1の下部にはスカートガード4が設けられ、移動手すり3はスカートガード4の前面からその内部へ入り込むように構成されている。移動手すり3がスカートガード4の前面へ入り込む部分には、合成ゴム等で形成されたほぼ筒状のインレット5が、移動手すり3を覆うように取りつけられている。
【0009】
インレット5は前面壁5a及び外周壁5bを有し、内部空間を横断して外周壁5bに結合されたリブ5cを有している。前面壁5a及びリブ5cはそれぞれスカートガード4の前方へ突出する先細形状に形成され、移動手すり3が遊通されており、前面壁5aと移動手すり3との間にはすき間6aが形成され、リブ5cと移動手すり3との間にはすき間6bが形成されている。また、外周壁5bの後部はスカートガード4内に挿入され、移動台7にボルト8で固定されている。
【0010】
一方、スカートガード4には固定台9がボルト10で固着され、固定台9はローラ11を介して、移動台7を移動手すり3の長手方向へ移動可能に支持している。また、移動台7が所定位置まで移動すると動作する検出スイッチ12が設置されている。
【0011】
次に、この実施の形態の動作を図4及び図5を参照して説明する。
マンコンベアが運転されると、踏段2と移動手すり3とは同期して移動する。今、移動手すり3が矢印A方向へ移動しているとすると、移動手すり3はインレット5からスカートガード4の内部へと進入していく。
このとき、図4に示すように、手や指13が矢印B方向へ動いて、前面壁5aやリブ5cと移動手すり3とのすき間6a,6bに差し込まれようとした場合、前面壁5aやリブ5cがすき間6a,6bをふさぐように変形するため、手や指13はインレット5内に入り込みにくい。
【0012】
次に、図5に示すように、万が一手や指13がインレット5内に入り込み、矢印C方向へ引き抜こうとした場合、前面壁5aやリブ5cは前方へ広がる方向へ変形するため、手や指13は引き抜きやすくなる。
なお、手や指13がインレット5内に引き込まれる際、インレット5及び移動台7はローラ11の転動により固定台9上を移動し、検出スイッチ12が動作してマンコンベアは停止する。
【0013】
上記実施の形態では、インレット5の前面壁5a及びリブ5cをそれぞれ前方へ突出する先細形状に形成するものとしたが、これを前面壁5a及びリブ5cの一方だけに適用しても十分有用である。また、インレット5内にリブ5cを設けない場合に、前面壁5aだけに適用してもよいことは明白である。
【0014】
このようにして、手や指13がインレット5の前面壁5a又はリブ5cに当たった際、前面壁5aやリブ5cが移動手すり3との間のすき間6a,6bが小さくなるように変形するため、手や指13がインレット5の奥に入りにくく、また万が一手や指13がインレット5の奥に入り、引き抜こうとした場合には、前面壁5aやリブ5cが広がるように変形するため、抜けやすくすることが可能となる。
【0015】
実施の形態2
図6はこの発明の第3発明の一実施の形態を示す断面図で図3相当図である。なお、図1及び図2は実施の形態2にも共用する。
この実施の形態は、図6に示すようにインレット5の前面壁5aの先端角部に丸み5dをつけ、リブ5cの先端角部に丸み5eをつけたものであり、他は実施の形態1と同様である。
このようにして、万が一手や指13がインレット5内に入り込んだ際、前面壁5aやリブ5cの先端角部で受傷することを防止できる。
【0016】
実施の形態3
この発明の第4発明の一実施の形態であり、インレット5の前面壁5a及びリブ5cの硬度を低く、すなわち外周壁5bよりも柔軟な材料で形成したものであり、他は実施の形態1又は実施の形態2と同様である。
このようにして、万が一手や指13がインレット5内に入り込んだ際、当接する部分が柔軟なため、受傷することを防止できる。
【0017】
実施の形態4
この発明の第5発明の一実施の形態であり、インレット5の色を人の注意を促す色(例えば黄色)にしたものであり、他は実施の形態1〜実施の形態3と同様である。
このようにして、インレット5を着色することにより、人を近付けにくくして、人がインレット5に接触しないように警告することが可能となる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したとおりこの発明では、移動手すりが進入するスカートガードに、移動手すりが通過する筒状のインレットを備え、このインレットの前面壁を前方へ突出する先細形状に形成したので、この先細形状部の変形により、手や指がインレットの奥に入りにくく、また抜きやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す移動手すり出入口部の側面図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】図2のIII−III線断面図。
【図4】この発明の実施の形態1を示す引き込まれ時のインレット部の動作説明図。
【図5】この発明の実施の形態1を示す引き抜き時のインレット部の動作説明図。
【図6】この発明の実施の形態2を示すインレット部の縦断面図で、図3相当図
。
【符号の説明】
1欄干、3移動手すり、4スカートガード、5インレット、5a前面壁、5b外周壁、5cリブ、5e,5d丸み、6a,6bすき間。
Claims (5)
- マンコンベアの欄干の外周を移動する移動手すりと、上記欄干の下部に設置され上記移動手すりが進入するスカートガードと、このスカートガードに設けられ上記移動手すりが通過する筒状のインレットとを備え、このインレットの前面壁を前方へ突出する先細形状に形成してなるマンコンベアの移動手すり出入口装置。
- マンコンベアの欄干の外周を移動する移動手すりと、上記欄干の下部に設置され上記移動手すりが進入するスカートガードと、このスカートガードに設けられ上記移動手すりが通過する筒状のインレットとを備え、このインレットの内部にこのインレットの内部を横断し、かつ上記移動手すりが通過するリブを形成するとともに、上記インレットの前面壁及び上記リブの少なくとも一方を前方へ突出する先細形状に形成してなるマンコンベアの移動手すり出入口装置。
- 請求項1記載のインレットの前面壁の先端部、又は請求項2記載のインレットの前面壁及びリブの少なくとも一方の先端部に丸みを形成したことを特徴とするマンコンベアの移動手すり出入口装置。
- 請求項1記載のインレットの前面壁、又は請求項2記載のインレットの前面壁及びリブの少なくとも一方を上記インレットの外周壁よりも柔軟に形成したことを特徴とするマンコンベアの移動手すり出入口装置。
- インレットを、人に注意を促す色に着色したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のマンコンベアの移動手すり出入口装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003159424A JP2004359394A (ja) | 2003-06-04 | 2003-06-04 | マンコンベアの移動手すり出入口装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003159424A JP2004359394A (ja) | 2003-06-04 | 2003-06-04 | マンコンベアの移動手すり出入口装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004359394A true JP2004359394A (ja) | 2004-12-24 |
Family
ID=34052487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003159424A Pending JP2004359394A (ja) | 2003-06-04 | 2003-06-04 | マンコンベアの移動手すり出入口装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004359394A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008156084A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Toshiba Elevator Co Ltd | 乗客コンベアのインレット安全装置 |
-
2003
- 2003-06-04 JP JP2003159424A patent/JP2004359394A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008156084A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Toshiba Elevator Co Ltd | 乗客コンベアのインレット安全装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004359394A (ja) | マンコンベアの移動手すり出入口装置 | |
JP2012246088A (ja) | 乗客コンベアのインレット安全装置 | |
JP2005112613A (ja) | エスカレータおよび先端スカート部構造 | |
CN102530696B (zh) | 乘客传送设备 | |
JP4818884B2 (ja) | 乗客コンベアの誘導柵 | |
US5259493A (en) | Roller handrail entry guard assembly | |
JP5311627B2 (ja) | 乗客コンベアのインレット装置 | |
JP2011246271A (ja) | 乗客コンベアの安全装置 | |
JP2008001459A (ja) | 乗客コンベアの誘導柵 | |
JP2011148566A (ja) | エスカレータの移動手摺 | |
JP3076463U (ja) | 表面に文様を施した乗用コンベアの手摺ベルト | |
JP4279661B2 (ja) | 移動踏板の清掃装置 | |
JP2004250199A (ja) | 乗客コンベヤーの移動手摺装置 | |
JP5886403B1 (ja) | 乗客コンベア | |
JP3865665B2 (ja) | 引き込み扉用安全装置 | |
JP2546561B2 (ja) | 乗客コンベア用安全装置 | |
JP2004217417A (ja) | 乗客コンベアの安全装置 | |
JP2000177972A (ja) | エスカレータの安全装置 | |
JP2006062812A (ja) | マンコンベヤのインレット安全装置 | |
JP2003073066A (ja) | 乗客コンベアの安全装置 | |
JP2017171464A (ja) | 乗客コンベアの滑落防止装置 | |
JPH05208790A (ja) | 乗客コンベアの安全装置 | |
JP2004276703A (ja) | 搭乗橋 | |
JP2001106463A (ja) | 乗客コンベヤの手すり装置 | |
JP2000247566A (ja) | マンコンベアの安全装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060328 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20081224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20090811 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091208 |