JP2004359366A - 揚力吸引器及びシート供給装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シート供給装置は、シートを積層する傾斜シート台と、最上段のシートを吸引して浮遊保持する揚力吸引器25と、揚力吸引器で浮上させたシートを吸着搬送するシート搬送手段とを備えた。揚力吸引器25は、空気を吸引器本体35のテーパ部37のテーパ面に沿って吐出して中央部に負圧を生じさせることでシートを浮遊保持する。テーパ部37の周囲の一部にテーパ部に沿って吐出する空気を周回させて他方向へ排出する整流ガイド45を設けた。整流ガイドの吸引器本体に対向する内周面は凹曲面状のガイド面45cを形成して、吐出エアをガイド面に沿って分岐して両側に乱れを生じない整流エアとして排出する。揚力吸引器でシートを吸着して吸引室を有する一対のコンベアベルト間に浮上し、コンベアベルトにシートを受け渡す。
【選択図】 図6
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、熨斗紙等のシート部材を包装済み商品等のワークに胴折り包装する包装機等に用いられるシート部材の揚力吸引器、この揚力吸引器を用いたシート供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、各種のシート部材を吸着器を用いて吸着して搬送処理する保持装置として、例えば下記特許文献1、2に記載されたものがある。
例えば、特許文献1に記載のウエハ保持装置は半導体ウエハをベルヌーイの原理を用いて吸着するものである。ウエハ保持装置のピン先端を半導体ウエハの周囲の非チップ領域に当接させ、中央部ではエアをテーパ部周囲に吹き出すことで発生する負圧によって半導体ウエハをチップ領域に非接触で吸着保持するようにしている。
また特許文献2では、搬送ヘッドからなる吸着器の先端に設けた線状のノズルから層状のエアを気体拡散面に吐出させることで負圧を生じさせ、この負圧によってワークを非接触で保持している。またスリットからの層状の吐出エアを接触面に形成した凹溝に流すことで負圧を生じさせ、この負圧によってワークを接触面に接触させて摩擦力で保持するとしている。
また先行技術である特願2002−236007(以下、先行文献という)記載の発明では、シート部材を非接触で浮遊保持する揚力吸引器によってシート部材を収容台から取り出してシート搬送手段に受け渡すようになっている。揚力吸引器では、その下面に設けたテーパ部に沿って放射状に全周に亘ってエアを吐出し、その中央部に負圧による吸引力を発揮させ、負圧域としてシート部材を吸引保持するようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開昭62−92337号公報
【特許文献2】
特開2001−105369公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1記載の保持装置は、半導体ウエハの吸着搬送装置に関するものであり、複数のシート部材を積層した状態から1枚づつシート部材を取り出すことを意図していない。
また、特許文献2では、吸着器の吐出空気をスリットから特定面上に層状に流すことで、その特定面をシート部材の吸着面とするもので、積層状態のシート部材を1枚づつ取り出す技術は開示されていない。
また、先行文献では、揚力吸引器の下面からテーパ部に沿って全周に亘って放射状にエアを吐出できないと、その中央部の負圧域に負圧による吸引力を発生できない。そのため、エア吐出方向近傍に搬送機構の他の部材が障害物として設けられていると、排気エアが衝突して乱気流を起こし負圧発生のための整流が乱れて負圧による吸着性能を低下させたり不安定にするという欠点がある。特に揚力吸引器のシート部材繰り出し方向前方にはシート部材を積層収容するための板状のガイド部材等が設けられているため、揚力吸引器から吐出された放射状エアの一部がこれらガイド部材等に衝突して複雑に方向を変えて乱気流となって拡散する。この乱気流が逆流して揚力吸引器の負圧域を乱して吸着性能を低下させるという欠点があった。
また揚力吸引器として吸引器本体を複数配設して構成すると、各吸引器本体から吐出するエア気流が互いに衝突して一部が逆流し、吸引力を乱して負圧域を破壊して吸着性能を低下させることになってしまう。
【0005】
本発明は、このような実情に鑑みて、吸引力を乱すことなく積層されたシート部材を取り出しできるようにした揚力吸引器とシート供給装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による揚力吸引器は、空気を吸引器本体のテーパ部に沿って吐出して負圧を生じさせることでシート部材をテーパ部近傍に浮遊保持する揚力吸引器において、テーパ部の周囲の一部にテーパ部に沿って吐出する空気を他方向へ排出する整流ガイドを設けたことを特徴とする。
吸引器本体のテーパ部から放射状に周囲に空気を吐出させて負圧を生じさせる際、空気吐出方向の一部に空気流れを乱して乱気流を生じさせる障害物があったとしても、障害物との間に整流ガイドが位置するように揚力吸引器を設置すれば、障害物の方向へ吐出される空気は整流ガイドで滑らかに曲げられて他の方向へ整流として流れるために乱気流を生じさせない。テーパ部では全周に亘って放射状に空気を吐出できるから、障害物が負圧発生の妨げになったり負圧が不安定になることがなく、吸着性能を低下させない。
【0007】
また、本発明によるシート供給装置は、シート部材を積層する収容台と、この収容台上のシート部材に対向して配設されていてシート部材を吸引して浮遊保持する請求項1に記載の揚力吸引器と、この揚力吸引器で吸引したシート部材を受け取って吸着搬送するシート搬送手段とを備えたことを特徴とする。
収容台に積層載置されたシート部材を揚力吸引器で吸引してシート搬送手段に受け渡すことができ、その際、揚力吸引器の近傍に負圧を発生させる障害物があったとしても、障害物との間に整流ガイドが位置するように揚力吸引器を設置することで乱気流を生じることなく空気流れを変えることができて吸着性能を低下させることなくシート部材を吸引できる。
そのため、揚力吸引器の整流ガイドは、揚力吸引器による空気流の吐出を妨げる他の部材等の障害物が存在する方向に設けて乱流を生じないようにすることが好ましい。
【0008】
また、収容台は、シート部材を傾斜状態で積層するようにしてもよい。
これによって複数のシート部材はシート面に垂直の方向に対して微少量づつずれて積層されるために、積層状態のシート部材は揚力吸引器で吸引する際にシート部材間に空気が入り易いために1枚づつ吸引でき、複数枚を一度に吸引するのを防止できる。
また、収容台に積層されたシート部材に所定間隔をおいて対向してガイドバーが配設され、揚力吸引器でシート部材を浮遊保持した際にシート部材はガイドバーに接触して湾曲するようにしてもよい。
揚力吸引器で吸引してシート部材を浮上させる際、シート部材の他の領域がガイドバーに当接して湾曲することで、複数枚のシート部材がくっついて吸い上げられたとしても湾曲することでシート間に空気が入って分離できる。
尚、ガイドバーにシート部材のレベルセンサを取付けても良い。シート部材が揚力吸引器で吸引されて搬送されると収容台のシート部材の高さが低下するが、これをレベルセンサで検知して収容台の高さ調整してガイドバーや揚力吸引器との距離を一定に維持するようにすれば、シート部材の連続的な取り出しと搬送を精度良く行える。
【0009】
また、揚力吸引器で収容台上のシート部材を浮遊保持した際に、その搬送方向側にシート部材の端部が突出するようにしてもよい。
揚力吸引器に対してシート部材の端部、例えば先端が突出していると、吐出空気流、例えば整流ガイドを乗り越えて僅かに漏れる漏れエアが生じてもシート部材の表面に沿って先端まで流れるために次のシート部材に影響を与える気流の乱れを生じない。これに対し、シート部材の先端が揚力吸引器から突出していないと、吸着したシート部材の表面に沿って流れる漏れエアがシート部材の端部から反対側へ回り込み、気流の乱れを生じて次のシート部材に悪影響を生じる。
また、収容台の前側には棒状のストッパが配設されて収容台に積層されたシート部材を規制し、揚力吸引器から整流ガイドを乗り越える空気の流れを乱さずに通過させるようにしてもよい。
整流ガイドを乗り越えて僅かな漏れエアがストッパ方向に漏れでても、ストッパで分岐されたり回遊して整流が崩れないため、乱れた気流を生じない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による包装機を図1乃至図7により説明する。図1は包装機の要部構成を示す側面図、図2は図1の部分平面図、図3はシート供給装置の側面図、図4は揚力吸引器と傾斜シート台の要部斜視図、図5は揚力吸引器の正面図、図6(a)は揚力吸引器の裏面図、(b)は側面図、図7は図6(a)に示す揚力吸引器のA−A線断面図である。
図1及び図2に示す包装機1は、例えば略直方体形状をなす包装済み商品(以下、ワークという)wの表面から両側面にかけて熨斗紙をシートs(シート部材)として胴折り包装するものである。この包装機1はワーク搬送装置5と、静止状態のワークwの上方にシートsを搬送するシート供給装置6と、ワークwを上昇作動させて表面にシートsを胴折り包装するエレベータ7とを備えている。
ワーク搬送装置5には、図示しないワーク保持部から順次搬送されてくるワークwを載置するボトムガイド9が水平方向に配設され、ボトムガイド9の搬送方向前方には昇降可能なエレベータ7が設けられ、搬送されたワークwを載置して上方に送ることで待機するシートsを押して胴折り包装するようにしている。ボトムガイド9の下方には単軸ロボット10と、この単軸ロボット10を上下動させる昇降機構4とが備えられている。単軸ロボット10にはその長手方向に摺動してボトムガイド9上のワークwをエレベータ7に移送するプッシャ11が設けられている。
そして、単軸ロボット10は上昇位置でプッシャ11によってワークwをエレベータ7上に送り込み、降下位置でプッシャ11を初期位置に戻すことになる。
【0011】
次にシート供給装置6について図1乃至図4により説明する。シート供給装置6はシート取り上げ機構13とシート搬送機構14とで概略構成されている。シート取り上げ機構13には、例えば四角形状の熨斗紙を構成するシートsを複数枚積層状態で載置収容する傾斜シート台(収容台)15が設けられ、この傾斜シート台15は図3及び図4に示すように、水平面に対して或る角度、例えば8.5°傾斜した基台16と、基台16の先端側で垂直方向に起立して固定された複数本、例えば2本の棒状のストッパ17、17と、基台16の両側部に設けた側壁18,18とで構成されている。
基台16はストッパ17との交差部が最も低くなるようにシート搬送方向(図1で矢印F方向をいう)に傾斜しており、基台16上に複数枚のシートsが積層されてシートsの先端はストッパ17に当接している。尚、本明細書では搬送方向Fを前方または先端といい、反対方向を後方というものとする。そのため、積層された複数のシートsはシートsの面に直交する方向に対して上方に向けて順次微小距離後方にずれて重ねられることになる。傾斜シート台15の下側には昇降ユニット19が取付けられ、傾斜シート台15を昇降可能に支持している。
そして図3において、傾斜シート台15の上部後方側には、包装機1のフレーム20に連結されたアーム21が設けられ、アーム21にはシートsの高さを検出するレベルセンサ22と裾抑えバー23(ガイドバー)とが一体に設けられている。裾抑えバー23は傾斜シート台15のシートsに対して小さい距離L離れた位置でシートsの搬送方向Fに略直交する方向に延びて保持されている。レベルセンサ22は昇降ユニット19に電気的に接続されていて、傾斜シート台15のシートsが繰り出されると、積層されたシートsの上面と裾抑えバー23との距離Lの変化を検知して、この距離Lを一定に保つように傾斜シート台15を昇降させるように制御する。
裾抑えバー23の前方には、最上端のシートsの上方に距離X(例えばX=25〜30mm程度)離間して揚力吸引器25が昇降可能に設けられていて、傾斜シート台15に載置されたシートsを1枚吸引して浮遊保持するようになっている。揚力吸引器25については後述する。
【0012】
次に、揚力吸引器25を挟んで傾斜シート台15の上方には、図1及び図2に示すシート搬送機構14が設けられている。シート搬送機構14には、揚力吸引器25を挟んで傾斜シート台15の上方からワーク搬送装置5のエレベータ7の上方まで延びるサクションコンベア26が設けられている。サクションコンベア26において、駆動ローラ27と従動ローラ28間に巻回された無端状のサクションベルト29が設けられている。各サクションベルト29には所定間隔で吸引孔29aが穿孔されている。サクションベルト29内には吸引開口を下面のサクションベルト29に向けた吸引室30が駆動ローラ27と従動ローラ28の間に延びて設けられている。
吸引室30は吸引通路32を介して吸引ブロワ33に連通しており、吸引通路32にはエアの吸引量を増減し且つ開閉制御する切替弁34が設けられている。
またサクションベルト29は図2に示すように2本並列に設けられており、両サクションベルト29,29の間隔はワークwの幅より大きく設定されている。
そのため、シートsを下面側のサクションベルト29、29で吸着保持した状態で、エレベータ7でワークwを上昇させることでワークwはサクションベルト29、29間を通過してシートsを胴折りにして上方へ移動可能である。
【0013】
次に揚力吸引器25について図4乃至図7を中心に説明する。
本実施の形態では、揚力吸引器25は2基の吸引器本体35、35が搬送方向Fに略直交して並列に離間して並べられて基板36に嵌挿された状態で一体に固定され、両吸引器本体35,35の上面は固定板31で連結されている。各吸引器本体35は図7に示す構成を有している。即ち、吸引器本体35は、略円筒状に形成されていると共に下面35aの中心部には上側に向けて次第に縮径する略円錐状の凹陥部を形成するテーパ部37が設けられ、その中心に円柱状のノズル軸38が設けられている。ノズル軸38の下端にはテーパ部37に向かう圧力エアの流路を規制するためにリング状のつば部38aが周方向に突出している。ノズル軸38の周囲にはテーパ部37に連通する円筒状の円環路38bが形成され、円環路38bの上端には外部から圧力エアを誘導するための導入流路39が連通されている。
導入流路39は、揚力吸引器25の外部に設けたコンプレッサ等の圧空源40に流路41を介して連通しており(図1参照)、流路41の途中には圧力エアの流量を増減及び切り換え制御する電磁弁42が設けられ、電磁弁42はコントローラ43によって作動制御される。これによって圧空源40から各吸引器本体35に導入流路39を通して導入された圧力エアは円環路38bを通してテーパ部37のテーパ面に沿って全周に亘って放射状に吐出される。これによってテーパ部37の中心には負圧が生じ、傾斜シート台15に積層された最上部のシートsを吸引して非接触または接触させて浮遊状態で保持できる(図7参照)。
【0014】
更に揚力吸引器25に設けた基板36の下面には吸引器本体35、35の周囲に整流ガイド45が設けられ、傾斜シート台15のストッパ17方向に流れるエアを左右横方向と後方(裾抑えバー23方向)に回遊させるように制御する。整流ガイド45は図6に示すように頭部45aと軸部45bとが平面視略T字形を呈する板状に形成されている。頭部45aは基板36のシートsの搬送方向F先端側に吸引器本体35、35の配列方向と略平行に位置し、軸部45bは両吸引器本体35,35の間を後方に延びて基板36の後端部近傍にまで延びている。
図6に示す例では、軸部45bは平面視で頭部45aとの接続部から後方に向けて漸次幅が狭くなるように先細状に形成されており、その挟角は例えば25°程度に設定されている。軸部45bの中心線に対して整流ガイド45と二つの吸引器本体35,35は対称に形成されている。
しかも整流ガイド45の各吸引器本体35の外周面に対向する頭部45a及び軸部45bで形成する内側面は、各吸引器本体35の外周面に沿って全体で1つの凹曲面状のガイド面45c、45cに形成されている。これによって各吸引器本体35のテーパ部37から吐出されたエアの内のシートsの搬送方向に吐出するエアは、流れを乱すことなくガイド面45c、45cに沿って回遊して整流エアとして横方向と後ろ方向に分岐して流出することになる。そのため、各テーパ部37から全周に吐出されるエアによってその中央部に確実に負圧域を形成できる。
ガイド面45c、45cは、図6において、テーパ部37の中心を通ってF方向に向かう方向から軸部45b側に略90°の範囲の吐出エアを両側に分岐して周回吐出させるように配設されている。
【0015】
そのため、テーパ部37を流れる圧力エアが、シートsの搬送方向F近傍に設けられたストッパ17等の部材からなる障害物に衝突して乱気流を形成して吸引器本体35で生じる負圧を低下させたり不安定にさせたり消滅させることがないため、負圧によるシートsの吸着機能に悪影響を与えない。
尚、図6において、吸引器本体35の外周面と整流ガイド45のガイド面45cとで形成する整流エアの流路はガイド面45cの頭部45aの領域から軸部45bの領域に向けて漸次増大するように構成されている。また、頭部45aと吸引器本体25との間から横方向へ流出する整流エアは広がらないように外部に放出するのが好ましい。そのために頭部45aのガイド面45cの端部は吸引器本体35に近づく方向に湾曲して終了していることが望ましい。
また、このような構成を備えた揚力吸引器25は、図2に示すように傾斜シート台15に積層されたシートsの先端に対して後方に距離Z(例えばZ=7mm程度)だけ退いて配設されている。これによって揚力吸引器25で浮遊保持されたシートsは揚力吸引器25よりも長さZ程度先端側に突出しているために、整流ガイド45を越えて前方に流れる微少量の漏れエアがあってもシートsに沿って前方へ流すことができる。これに対し、シートsの先端が揚力吸引器25の先端と同一位置にあると、漏れエアが揚力吸引器25で浮遊保持されたシートsの裏面に回り込んで乱流となるため、次のシートsの吸引に悪影響を与えることになる。
【0016】
本実施の形態による包装機1は上述のように構成されており、次にその作用を説明する。
図1において、ワーク搬送装置5では、包装されたワークwがボトムガイド9に送られて順次載置されると、その都度、単軸ロボット10がボトムガイド9に近接した位置まで上昇して停止し、プッシャ11が横移動してボトムガイド9上のワーク9を押動してエレベータ7の上に載置させる。エレベータ7はワークwを受け取ってサクションコンベア26の下方に静止している。
一方、シート供給装置6では、傾斜シート台15に前下がりの傾斜状態で積層載置された多数のシートsの上端のものに対して、レベルセンサ22によって高さ位置を検出し、上端のシートsが一定高さ位置にあるように昇降ユニット19を昇降して調整する。そして、コントローラ43で電磁弁42を開弁して揚力吸引器25を作動すると、圧空源40から圧力エアが流路41を介して各吸引器本体35の導入流路39に供給され、円環路38bを通してテーパ部37のテーパ面に沿って全周に亘って放射状に吐出される(図7参照)。これによってテーパ部37の中央部に負圧域として負圧が発生する。
【0017】
このとき、図6に示すように、テーパ部37からシートsの搬送方向Fに略90°の範囲に亘って吐出されるエア、即ち整流ガイド45の頭部45aから軸部45bの範囲に吐出されるエアは、整流ガイド45のガイド面45cに当接してスムーズに両側に分岐されて横方向と後方へ周回することになる。そのため、テーパ部37から全周に吐出されるエアは、一部のエアが周回し且つ残りのエアが放射状に吐出するために気流の乱れを生じない。そのため、吸引器本体35が二基設けられていてもテーパ部中央の負圧域での負圧の発生を妨げたり不安定になったりしない。
この負圧により、揚力吸引器25でシートsの先端側を吸引浮上させ、シートsの先端を揚力吸引器25から長さZに亘って前方に突出させて浮遊保持する。
積層シートsはF方向に微少量ずれているために、複数枚を同時に吸着するのを抑制できる。しかも、テーパ部37から整流ガイド45に向けて吐出されるエア流はほとんど遮断されるが、ごく一部のエアは整流ガイド45を乗り越えて漏れエアとして前方へ流出するが、この漏れエアは揚力吸引器25で浮遊保持されたシートsの表面に沿って前方に流れる。漏れエアはシートsの裏面に回り込むこともなく乱気流を生じさせることもない。
そして、微量の漏れエアはストッパ17に接触するが、ストッパ17は細身の棒状であるためにエア流れを跳ね返らせたり乱したりすることなくストッパ17を回遊して前方へ流す。そのため、シートsの浮遊保持に悪影響を与えない。そして、シートsは整流ガイド45に対して微少振動して一部接触し一部非接触の状態で揚力吸引器25に浮遊保持される。
【0018】
次に揚力吸引器25を高さYだけ上昇させる。するとシートsは、図3に示すように、吸引器本体35、35で保持された部分の後方が重力で垂れた後に後方部分で裾抑えバー23によって無負荷で接触するために、略階段状にたわんだ状態になる。仮にシートsが複数枚重ねて吸着された場合でも、このように湾曲させることで、2枚目以降のシートsを分離して降下できる。そのため、揚力吸引器25では吸着時と上昇時に、吸引保持するシートsを確実に1枚にするように二段階に亘って捌き調整することになる。
揚力吸引器25を所定距離Yだけ上昇させると、図1において揚力吸引器25はサクションコンベア26の一対のサクションベルト29,29間に進入する。
サクションコンベア26ではブロワ33によってエアを吸引することで吸引室30から小孔29aを通して下面に位置するサクションベルト29,29に吸引力を作用させているために、シートsの先端部を揚力吸引器25からサクションベルト29、29に受け渡すことになる。そのために、予めブロワ30によるサクションベルト29の吸引力を揚力吸引器25の吸引力より大きく設定しておくのが好ましい。あるいは、受け渡しの時点で揚力吸引器25の吸引力を遮断してもよい。
【0019】
そして、駆動ホイール27の間欠的な回転駆動によって下側のサクションベルト29、29はシートsを吸着してF方向に搬送する。このシートsがエレベータ7の下方に到達するとセンサ47で検出され、サクションベルト29は停止させられる。そのため、サクションベルト29は間欠搬送することになる。次にセンサ47の検出信号を受けてエレベータ7が上昇作動する。これによって、サクションベルト29,29で吸着されたシートsはエレベータ7上のワークwで下方から押されて受け取られ、胴折りされてサクションベルト29の上方まで送られる。
このようにしてワークwに熨斗紙からなるシートsが胴折り状態で包装されることになる。
その後、シートsを胴折り包装したワークwは次工程に送られ、エレベータ7は降下してボトムガイド9に並ぶ初期位置へ戻され、次のワークwの供給を待つ。一方、シート供給装置6では、レベルセンサ22で傾斜シート台15上のシートsの高さ位置を検出して昇降ユニット19によって裾抑えバー23と揚力吸引器25に対して所定の高さLに位置するように制御される。
こうして揚力吸引器25で次のシートsを吸着して取り上げ、ワークwの上方へ送ってシートsをワークwで胴折り包装する処理を繰り返して行なう。
【0020】
上述のように本実施の形態による包装機1によれば、傾斜シート台15に積層されたシートs群から最上段のシートsを1枚づつ確実に取り出して胴折り包装できる。
しかも、揚力吸引器25でシート吸引用負圧を生成するために全周に吐出するエアについて、一部のエア吐出方向に近接する領域に他の部材、例えばストッパ17等の障害物があっても負圧の発生を妨げないように整流ガイド45によって他の方向へ滑らかに周回させて乱流の発生を防止できる。そのため、負圧によるシートsの吸引及び搬送に悪影響を与えない。また、整流ガイド45を乗り越える僅かな漏れエアが生じてもストッパ17は棒状であるから漏れエアを乱すことなく拡散または回遊させる。
また、傾斜シート台15にシートsを微少量づつずらせて積層載置することでシートs間にエアが入り易くシート取り上げ時の捌きが確実になる。しかも裾抑えバー22は傾斜シート台15に積層されたシートsに非接触で対向するために、シート搬送の障害にならず、揚力吸引器25でシートsを持ち上げた際にはシートsの中間部を階段状に湾曲させることで複数のシートsが密着していても仕分けできるため、シートsの1枚送りが確実になる。更にレベルセンサ22が裾抑えバー23と一体に設けられているために、上述のシートsの取り出し高さを一定に保持し、シート仕分け機能が安定する。
また揚力吸引器25でシートsを持ち上げた際、シートsの先端を揚力吸引器25よりも所定距離Zだけ前方に突出させて保持するため、整流ガイド45を乗り越える微量エアはシートsに沿って前方へ流れるから、シートsの下方に回り込んで乱流を生じさせることがなく揚力吸引器25によるシート吸着用の負圧発生に悪影響を与えない。
【0021】
尚、上述の実施の形態では、揚力吸引器25として二つの吸引器本体35を並列に基板36に装着して構成したが、本発明では、このような構成に限定されることなく、吸引器本体35の装着数は適宜選定することができる。
図8に示す第一変形例は1つの吸引器本体35からなる揚力吸引器50である。揚力吸引器50においては、1基の吸引器本体35が基板36に嵌挿されて固定されている。基板36の下面には吸引器本体35に対してシートsの搬送方向F側に整流ガイド51が固定されている。
しかも吸引器本体35の外周面に対向する整流ガイド51の内周面は凹曲面状のガイド面51aに形成されている。このガイド面51aの曲率半径は吸引器本体35の外周面の曲率半径と同等またはそれ以上に形成するのが好ましい。このガイド面51aは、テーパ部37の中心を通過するF方向の中心線に対して左右に約45°づつの範囲、即ち約90°の範囲を平面視円弧状凹曲面で囲み、そのの外側の両端をF方向に略直交する左右水平方向に延ばして設けられている。
これによって前方F方向に吐出されるエアは整流ガイド51のガイド面51aに当接して左右両側に分岐されて周回することになり、乱流を生じない。
【0022】
次に図9に示す第二変形例は3基の吸引器本体35からなる揚力吸引器53である。この場合、3基の吸引器本体35はシート搬送方向Fに直交する方向に所定間隔で3基並列配置されて、基板36に嵌挿されて固定されている。基板36の下面には、それぞれ隣り合う吸引器本体35、35間に挟まれた略T字形の二つの整流ガイド45が頭部45aを同一直線状に連結した形状の整流ガイド55が固着されている。
この整流ガイド55は、1つの頭部55aとそれぞれ隣り合う吸引器本体35、35間に延びる2つの軸部55b、55bで構成され、各吸引器本体35に対向する内周面はそれぞれ凹曲面形状のガイド面55c、55dを形成している。
両側のガイド面55c、55cは平面視略1/4円弧状であり、中央のガイド面55dは平面視略U字状である。
そのため、この整流ガイド55において、両側の吸引器本体35、35では、ガイド面55c、55cはテーパ部37の中心を通過するF方向から横方向内側に亘る略90°の範囲、中央の吸引器本体35では、ガイド面55dはF方向を中心とする左右両方向に約90°づつ、全体で約180°の範囲に亘って設けられていて、それぞれ上記範囲に亘って吐出されるエアは整流ガイド55のガイド面55c、55c、55dに当接して左右両側に分岐されて周回して排出されることになり、乱流を生じない。
【0023】
尚、図6に示す整流ガイド45の頭部45aには、各吸引器本体35、35に対向してエア逃がし用溝として切り欠き45d、45dがそれぞれ設けられていてもよい。この切り欠き45d、45dは、図6に一点鎖線で示すように軸部45bを通る中心線に対して対称位置に形成されていることが好ましい。その理由として、揚力吸引器25に供給する圧力エア(圧空)は通常0.1〜0.2メガパルス(MPA)であるが、使用するシートsが厚手のものの場合には揚力不足になるおそれがある。その場合、0.3メガパルス(MPA)程度までエア圧力を上げる必要があり、その際、揚力吸引器25から流出する整流エア量が増大するため整流ガイド45内を整流として回遊できずに乱流を発生させるおそれがある。
このような場合に、エア逃がし用の切り欠き45d、45dを設けておくと過量の圧力エアが切り欠き45dから排気され、残りの圧力エアは整流を保たれてガイド面45cに沿って周回して横方向と後部方向に排出される。その際、切り欠き45d、45dの排気方向はストッパ17等の部材に衝突しない方向へ向けて設けられる。図6に示す例では互いに内側に向けて交差角約40°に設定されている。
このような切り欠き45dは、変形例による整流ガイド51,55に設けることもできる。
【0024】
尚、揚力吸引器25、50,54において、吸引器本体35の下面に板状のゴム等を固着し、吸引したシートsをゴム等に付着させることでゴムとの摩擦力でシートsを吸着保持するようにしてもよい。或いは、整流ガイド45、51、55等の下面にゴム等を付着するようにしてもよい。これによって吸着時のシートsのずれを摩擦力で確実に防止できる。
また実施の形態では、傾斜シート台15についてシートsが前下がりに傾斜して積層するようにしたが、これとは逆にシートsを前上がりに傾斜させて積層するようにしてもよい。シートsを水平方向に積層すると共に先端に当接するストッパ17を傾斜状態に設けることも可能であるが、その場合には、昇降ユニット19の上下動で傾斜シート台15に積層されたシートsの搬送方向位置がずれてしまうために好ましくない。
尚、上述の実施の形態では、包装された商品からなるワークwに熨斗紙からなるシートsを胴折り包装する例について述べたが、本発明による包装機はこのような実施の形態の包装機1に限定されることなく、任意形状のワークwを任意のシートsで胴折り等の包装するのに用いることができる。また本発明による揚力吸引器とシート供給装置も、実施の形態による揚力吸引器25、50、54とシート供給装置6に限定されることなく、任意のシートsを取り上げる揚力吸引器、シートsを搬送するシート供給装置に用いることができる。
【0025】
【発明の効果】
上述したように本発明による揚力吸引器は、テーパ部の周囲の一部にテーパ部に沿って吐出する空気を他方向へ排出する整流ガイドを設けたから、テーパ部から吐出する空気流れを乱す障害物があったとしても、障害物との間に整流ガイドが位置するように設置すれば、障害物に向けて吐出される空気は整流ガイドで曲げられて他の方向へ整流として流れるために乱気流を生じさせず、負圧発生の妨げになったり不安定にすることがなく、吸着性能を維持できる。
【0026】
また、本発明によるシート供給装置は、収容台上のシート部材に対向して配設されていてシート部材を吸引して浮遊保持する揚力吸引器と、この揚力吸引器で浮上させたシート部材を吸着搬送するシート搬送手段とを備えたから、揚力吸引器の近傍に空気流を跳ね返して乱流を発生させる障害物があったとしても、障害物との間に整流ガイドが位置するように揚力吸引器を設置することで負圧による吸着性能を低下させることなく維持できてシート部材を吸引・搬送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による包装機の要部構成を示す側面図である。
【図2】図1に示す包装機のシート供給装置部分の平面図である。
【図3】シート供給装置の要部側面図である。
【図4】揚力吸引器とシート収容台の要部斜視図である。
【図5】揚力吸引器の正面図である。
【図6】揚力吸引器を示すもので、(a)は裏面図、(b)は側面図である。
【図7】図6(a)に示す揚力吸引器のA−A線断面図である。
【図8】揚力吸引器の第一変形例を示す裏面図である。
【図9】揚力吸引器の第二変形例を示す裏面図である。
【符号の説明】
1 包装機
6 シート供給装置
7 エレベータ
15 傾斜シート台(収容台)
17 ストッパ
22 レベルセンサ
23 裾抑えバー(ガイドバー)
25 揚力吸引器
26 サクションコンベア(シート搬送手段)
29 サクションベルト
30 吸引室
35 吸引器本体
37 テーパ部
45 整流ガイド
45c ガイド面
s シート(シート部材)
w ワーク
Claims (6)
- 空気を吸引器本体のテーパ部に沿って吐出して負圧を生じさせることでシート部材を前記テーパ部近傍に浮遊保持する揚力吸引器において、前記テーパ部の周囲の一部にテーパ部に沿って吐出する空気を他方向へ排出させる整流ガイドを設けたことを特徴とする揚力吸引器。
- シート部材を積層する収容台と、該収容台上のシート部材に対向して配設されていてシート部材を吸引して浮遊保持する請求項1に記載の揚力吸引器と、該揚力吸引器で吸引したシート部材を受け取って吸着搬送するシート搬送手段とを備えたことを特徴とするシート供給装置。
- 前記揚力吸引器の整流ガイドは、該揚力吸引器による空気の整流としての吐出を妨げる他の部材との間に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のシート供給装置。
- 前記収容台は、シート部材を傾斜状態で積層するようにしたことを特徴とする請求項2または3に記載のシート供給装置。
- 前記収容台に積層されたシート部材に所定間隔をおいて対向してガイドバーが配設され、前記揚力吸引器でシート部材を浮遊保持した際にシート部材は前記ガイドバーに接触して湾曲するようにしたことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のシート供給装置。
- 前記揚力吸引器で収容台上のシート部材を浮遊保持した際に、シート部材の搬送方向にシート部材の端部が突出するようにしたことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載のシート供給装置。
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