JP2004359283A - 包装機のフィルムシート供給装置 - Google Patents

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Hisamitsu Ishihara
久満 石原
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Abstract

【課題】薄い製品を包み込むためのフィルムシートをその胴巻き位置まで安定して供給することができる包装機のフィルムシート供給装置を提供する。
【解決手段】包装機のフィルムシート供給装置は、フィルムシートFを胴巻き位置まで移送し、それらの下端が製品の押込みラインの直上に位置付けられた3個のサクションコンベア28c,28sと、これらクションコンベア28のうちで外側の左右のサイドサクションコンベア28sのそれぞれに設けられた偏向ガイド50及び支持ガイド52とを備えており、これら偏向ガイド50及び支持ガイド52は互いに協働してフィルムシートFの側縁を一方の側に折曲する。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製品の包材としてのフィルムシートを供給する包装機のフィルムシート供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の包装機には、フィルムシートの移送を案内する可動及び固定の案内板を備えた供給装置(特許文献1)や、フィルムシートを吸着して移送するサクションコンベアを備えた供給装置(特許文献2,3)が知られており、これらの供給装置は何れも、フィルムシートを胴巻き位置まで供給する。なお、胴巻き位置にて、フィルムシートは製品とともに包装ラインに押し込まれ、この際、製品の回りに先ず胴折りされる。
【0003】
【特許文献1】
特公昭29−6849号公報
【特許文献2】
特開平7−10127号公報
【特許文献3】
特開平10−203504号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の供給装置の場合、フィルムシートは可動及び固定の案内板間にて垂下した状態にあるので、製品の押込み時、フィルムシートにふらつきが生じ易く、製品の押込みに伴うフィルムシートの胴折りを不安定にする虞がある。
この点、特許文献2,3の供給装置は何れもサクションベルトを使用してフィルムシートを移送し、そして、フィルムシートが胴巻き位置に移送されても、フィルムシートの両側縁はそれぞれ外側サクションベルトにより吸着して保持されているので、胴巻き位置にてフィルムシートを安定して位置付けることができ、特許文献1の供給装置が有する不具合を解消することができる。
【0005】
しかしながら、特許文献2,3の供給装置の外側サクションベルトは、製品の押込み位置を越えてフィルムシートを吸着搬送するために製品幅よりも側方に位置付けられていなければならない。更に、製品からのフィルムシートの側方の張り出し量が製品の厚さに比例することから、製品が厚く、フィルムシートが製品の側方に大きく張り出される場合にのみ、つまり、フィルムシートの幅が製品の幅よりも十分に広い場合にのみ、その使用が可能であり、製品が薄い場合にはフィルムシートの幅と製品の幅との間の差が僅かしかないため、外側サクションベルトを使用すると、製品の押込み時、製品が外側サクションベルトに干渉し、製品の押込み自体が不能になる。
【0006】
このような干渉を避けるには、特許文献3に開示された中央のサクションベルトと同様に、外側サクションベルトを上下に分割することも考えられる。しかしながら、この場合、サクションベルトのための駆動軸が上下に2本必要となり、その駆動系の構成が複雑になるとともに、メンテナンスもまた容易ではない。また、製品の押込み位置にて、フィルムシートの吸着搬送が断絶するため、フィルムシートの安定供給が担保されず、このため、吸着搬送が断絶する領域にフィルムシートを安定して供給するための別の安定化手段が必要になる。
【0007】
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、薄い製品の包装に好適し、簡単な構成でフィルムシートを胴巻き位置に安定して供給することができる包装機のフィルムシート供給装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、フィルムウエブの繰り出し過程にて、フィルムウエブから所定長さのフィルムシートを形成し、フィルムシートを鉛直な移送面に沿って胴巻き位置まで供給した後、前記移送面と交差する押込みラインに沿って製品を押込み、製品の回りにフィルムシートを胴折りする包装機において、本発明のフィルムシート供給装置は、押込みラインの直上に下端を位置付けてフィルムシートの前記移送面を規定し、フィルムシートをそれぞれ吸着して胴巻き位置まで移送する左右のサクションコンベアであって、各々がフィルムシートの側縁を食み出させた状態で、この側縁に隣接するフィルムシートの部位を吸着し、一方向に走行する無端状のサクションベルトと、サクションベルトにサクション圧を供給するとともにサクションベルトの走行を案内するサクション供給ガイドとを有する、左右のサクションコンベアと、サクション供給ガイドのそれぞれに前記移送面に沿って設けられ、フィルムシートの対応する側の食出し側縁を案内し、且つ、食出し側縁を前記移送面の片側に偏向させる偏向ガイドと、サクション供給ガイドのそれぞれに前記移送面に設けられ、偏向ガイドと対応する側のサクションベルトとの間にて食出し側縁を支持する支持ガイドとを備えている。
【0009】
上述したフィルムシート供給装置によれば、左右のサクションコンベアにより移送面に沿ってフィルムシートが胴巻き位置まで移送されるとき、フィルムシートの両側縁は、支持ガイドに支持される一方、偏向ガイドにより移送面に片側に偏向、つまり、折曲され、この折曲部はフィルムシートの補強リブとして働く。従って、フィルムシートは、支持ガイド及び偏向ガイドにより、その両側縁に補強リブを形成しながら、胴巻き位置まで移送される。
【0010】
フィルムシートが胴巻き位置にあるとき、フィルムシートの下部は移送面、つまり、サクションコンベアの下端(支持ガイド及び偏向ガイド)から垂下されて自由状態になるものの、フィルムシートの上部は左右のサクションコンベアのサクションベルトに未だ吸着保持されており、しかも、その両側縁には支持ガイド及び偏向ガイドにより前述した補強リブが形成された状態にある。
【0011】
このようなフィルムシートの上部両側縁における補強リブの存在は、フィルムシートの下部をその両側縁間に亘って若干湾曲させ、その腰を強くする。従って、フィルムシートの下部は自由状態にあっても、その垂下姿勢を安定して維持する。
この後、フィルムシートは製品とともに押し込まれ、製品の回りに胴折りされる。
【0012】
好ましくは、左右のサクションコンベアはその配置位置がフィルムシートの幅方向に調整可能であり、そして、供給装置は、偏向ガイドを移送面に沿う方向及び移送面と交差する方向にそれぞれ変位可能とする第1調整手段と、支持ガイドを移送面と交差する方向に変位可能とする第2調整手段とを更に備えている(請求項2)。
【0013】
左右のサクションコンベアはその配置位置をフィルムシートの幅に応じて可変でき、そして、第1及び第2調整手段は偏向ガイド及び支持ガイドを介して、フィルムシートにおける両側縁に形成すべ折曲部、つまり、補強リブのサイズや形状をフィルムシートの機械的性質に応じて調整する。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、タレット形上包み包装機内での製品Aの包装手順を概略的に示す。
上包み包装機は、製品Aの供給コンベア2を備えており、供給コンベア2は水平方向に延び、製品Aを一列にして一定の速度で搬送する。この場合、製品AはCDやDVD等の薄い矩形形状のケースである。
【0015】
供給コンベア2の前方には包装ライン6が延びており、この包装ライン6は始端にタレット8を備えている。タレット8はその周方向に等間隔を存して複数のポケットを有し、その間欠回転により、各ポケットはタレット8の入口位置に順次位置付けられ、この入口位置にて製品Aを1個ずつ受け取ることができる。なお、図1中、タレット8はその回転軸線10のみで示され、参照符号FR’は待機状態にあるフィルムロールを示す。
【0016】
一方、供給コンベア2とタレット8との間には、製品切離しセクションが配置されており、この製品切離しセクションは、供給コンベア2上の製品列から先頭製品Aを切離し、そして、切り離した製品Aをタレット8の入口位置にあるポケット内にフィルムシートFとともに押し込む。この際、フィルムシートFは図2に示されるように製品Aの回りに胴折りされる。なお、製品Aの押込みに先立ち、フィルムシートFは入口位置の手前側の胴巻き位置に既に供給されており、この胴巻き位置にて垂下された状態にある。
【0017】
より詳しくは、フィルムシートFは、フィルムロールFRから繰り出されるフィルムウエブFWを所定の長さに切断して得られ、タレット8と製品切離しセクションとの間、つまり、タレット8の入口位置の手前に垂下される。なお、フィルムウエブFWにはテープロールTRから繰り出されたテープTが接着され、従って、フィルムシートFは開封テープを有するものとなっている。
【0018】
一方、ポケット内にフィルムシートFとともに押し込まれた製品Aはタレット8の間欠回転に伴い、タレット8の出口位置に向けて移送され、この過程にて、フィルムシートFの胴フラップ折り及び胴シールが順次実施され、製品AはフィルムシートFにより胴巻きされる。このとき、フィルムシートFは筒状をなし、その両端が製品Aの両側面から突出した状態にある。
【0019】
タレット8の出口位置に到達した胴巻き製品Aはそのポケットから包装ライン6のサイド折込みセクションに排出され、このサイド折込みセクションを移送される。この移送過程にて、製品Aの両側面に対して筒状フィルムシートFの耳折りやサイドフラップ折り、そして、サイドシールが順次実施され、これにより、製品AはフィルムシートFにより完全に包み込まれ、包装品Pとなる。この後、包装品Pは包装ライン6から後段の工程、具体的には箱詰め工程に向けて移送される。
【0020】
図3を参照すると、前述した製品切離しセクションの一部、つまり、製品Aの移送ガイド12が示されており、この移送ガイド12は供給コンベア2上の製品列から切り離された製品Aをタレット8の入口位置、つまり、入口位置のポケット8aに向けて案内する。即ち、移送ガイド12は製品Aの押込みラインを規定する。
【0021】
また、図3に示されるように入口位置にあるポケット8aの直下には胴折りタッカ14が昇降可能に配置され、そして、ポケット8aの上方には円弧ガイド16か固定して配置されている。胴折りタッカ14はその上昇時、フィルムシートFの胴折りにより形成された上下の胴フラップのうち、その下側の胴フラップを先ず製品Aの端面に折込み、これに対し、円弧ガイド16は入口位置からポケット8aが間欠回転される際、上側の胴フラップを製品Aの端面に折込んで下側の胴フラップに重ね合わせる。
【0022】
更に、胴巻き位置にあるフィルムシートFと入口位置のポケット8aとの間にはポケット8aを上下に挟むようにして受渡しローラ18が配置されており、これら受渡しローラ18はフィルムシートFとポケット8aとの間にて往復動し、製品A及びフィルムシートFの押込みを案内する。
なお、図3中、参照符号20はフィルムシートFの到達検知センサを示し、この到達検知センサはフィルムシートFが胴巻き位置に到達したか否かを検出する。
【0023】
更にまた、図3には製品Aのプッシャ22もまた示されており、このプッシャ22は製品Aを入口位置のポケット8a内にフィルムシートFとともに押込む。具体的には、図4に示されているようにプッシャ22は左右の突込み爪24からなり、これら突込み爪24は移送ガイド12内を往動することにより、製品AをフィルムシートFとともにポケット8a内に押し込み、この後、製品Aの側方に一旦移動し、移送ガイド12の外側を復動する。ここで、図4から明らかなように左右の突込み爪24はフィルムシートFを越えて入口位置のポケット8a側に往動している。
【0024】
移送ガイド12の終端の直上からはフィルムシートFの供給ライン26が上方に向けて延びており、供給ライン26は前述したフィルムウエブFWの繰出しラインに連なっている。なお、図示は省略されているが、フィルムウエブFWの繰出しラインの終端部には切断ユニット及び繰出しローラユニットがそれぞれ設けられており、切断ユニットはフィルムウエブFWを切断してフィルムシートFを形成し、そして、繰出しローラユニットはフィルムシートFを供給ライン26に供給する。
【0025】
供給ライン26は鉛直方向に延びる複数のサクションコンベア28から構成されており、これらサクションコンベア28はフィルムシートFの移送面を規定し、フィルムシートFを移送面に沿って移送して前述した胴巻き位置に供給する。より詳しくは、図5に示されるようにサクションコンベアは、センタサクションコンベア28cと、このセンタサクションコンベア28cの両側に配置されたサイドサクションコンベア28sとからなり、これらサクションコンベア28c,28sは互いに平行に配置され、上端部にて駆動軸30にそれぞれ支持されているとともに、それらの下端は移送ガイド12、つまり、押込みラインの直上に位置付けられている。左右のサイドサクションコンベア28sは駆動軸30上を移動可能であり、これにより、センタサクションコンベア28cとサイドサクションコンベア28sとの間の間隔を調整することができる。
【0026】
各サクションコンベア28は、ギヤベルトからなる無端状のサクションベルト32を備え、サクションベルト32は駆動軸30上の駆動ギヤプーリ34と下方の従動ギヤプーリ36との間に掛け回されている。従って、サクションベルト32は駆動軸30の回転により一方向に走行する。なお、駆動ギヤプーリ34は駆動軸30上に摺動可能にして取付けられている。
【0027】
サクションベルト32はその歯溝に吸着孔38を有し、これら吸着孔38にサクション供給ガイド40内からサクション圧が供給される。即ち、サクション供給ガイド40はサクションベルト32に沿って延び、サクションベルト32の走行を案内する一方、図6に示されるように、その内部にサクション室42を有している。サクション室42はサクション供給ガイド40のほぼ全長に亘って延び、サクションベルト32との間に案内プレート44を有する。案内プレート44にはサクションベルト32に沿って延びる吸引スロット46が形成され、サクション室42内のサクション圧は吸引スロット46を通じてサクションベルト32の吸着孔38に供給される。
【0028】
従って、サクションベルト32はフィルムウエブFWの繰出しライン側から供給されるフィルムシートFを吸着孔38により吸着し、そして、その走行とともに移送面に沿って胴巻き位置まで移送することができる。
なお、図5中、参照符号48はエア配管をそれぞれ示し、これらエア配管48は各サクションコンベア28のサクション室42にサクション圧を供給する。
【0029】
図6から明らかなように、各サクション供給ガイド40はその内部に案内プレート44及びサクションベルト32が配置され、サクション供給開度40の先端面とフィルムシートFの間には所望のギャップGが確保されている。従って、サクション供給ガイド40がフィルムシートFと接触することはない。
左右のサイドサクションコンベア28sには偏向ガイド50及び支持ガイド52がそれぞれ設けられている。これら偏向ガイド50及び支持ガイド52はフィルムシートFを中心に対称な構成及び配置を有するので、以下には片側の偏向ガイド50及び支持ガイド52に着目して説明する。
【0030】
偏向ガイド50はサイドサクションコンベア28の下部に沿って延びており、取付けブラケット54及びガイドプレート56を互いに連結して形成されている。これら取付けブラケット54及びガイドプレート56は共に断面L字形状をなし、取付けブラケット54はその一辺がサクション供給ガイド40の背面に取付けボルト58を介して取付けられ、取付けブラケット54の他辺はサクション供給ガイド40の側方をその側面に沿って延びている。取付けボルト58が挿通される取付けブラケット54の挿通孔60はフィルムシート(移送面)Fの幅方向に延びるスロット形状をなし、その長さ分だけ取付けブラケット54を変位させることができる。
【0031】
一方、ガイドプレート56はその一辺が取付けブラケット54の他辺に連結ボルト62及びナット64を介して連結されており、ガイドプレート56の他辺はフィルムシートF(移送面)と平行にしてサクション供給ガイド40の近傍まで延びている。従って、ガイドプレート56の先端とサクション供給ガイド40との間には所定の間隔が確保されている。
【0032】
上述した取付けブラケット54及びガイドプレート56は偏向ガイド50を断面コ字形に形成しており、ここでのコ字形はサクション供給ガイド40の側面に向けて開いている。
連結ボルト62が挿通されるガイドレート56の挿通孔66はフィルムシートF(移送面)と交差する方向に延びるスロット形状をなし、その長さ分だけガイドプレート56を変位させることができる。
【0033】
一方、支持ガイド52はサクション供給ガイド40に沿って延びるプレート状をなし、サクション供給ガイド40の凸状をなす先端部外側面に複数の取付けボルト68を介して取付けられている。具体的には、支持ガイド52は図7に示される形状をなし、取付けボルト68を挿通させる切欠70を有する。これら切欠70もまたフィルムシートF(移送面)に対して交差する方向に延び、その長さ分だけ支持ガイド52を変位させることができる。なお、フィルムシートF側の支持ガイド52の端縁52aはその上部がフィルムシートFの移送面から離れる方向に所定の角度を存して傾斜している。
【0034】
更に、図3から明らかなように、ガイドプレート56の他辺上端部57はフィルムシートFの移送面から離れる方向に折曲されており、それ故、フィルムシートFが移送面に沿い胴巻き位置に向けて移送されるとき、上端部57はフィルムシートFの対応する側の側縁を偏向ガイド50内に導き、フィルムシートFの側縁が図6に示されるようにガイドプレート56の他辺の内面により案内される。
【0035】
即ち、フィルムシートFの幅Wは、前述した左右の支持ガイド52間の間隔Dよりも広く、この間隔Dは製品Aの幅Wにほぼ一致する。
なお、図8はフィルムシートFの幅Wと製品Aの幅Wとの関係を示し、前述したようにフィルムシートFが製品Aの回りに胴折りされたとき、製品Aの側面からのフィルムシートFの側縁の突出量Xは製品Aの厚みをHとしたとき、H/2よりも大である。
【0036】
また、支持ガイド52の先端は、例えばフィルムシートFの移送面上に位置付けられ、そして、偏向ガイド50のガイドプレート56はその他辺の内面が移送面よりも、製品Aの押込み方向でみて若干手前側(移送ガイド12側)に位置付けられている。
従って、図6からも明らかなように、フィルムシートFが偏向ガイド50を通過する際、フィルムシートFの側縁はガイドプレート56の他辺に案内されることで、フィルムシートFの移送面の片側に向けて偏向、つまり、折曲され、そして、この折曲側縁はその基部が支持ガイド52により支持且つ案内される。
【0037】
この結果、図9から明らかなようにフィルムシートFが偏向ガイド50及び支持ガイド52を通過中、その両側縁が折曲され、この折曲部が一体の補強リブRとして働くことから、フィルムシートFの腰が強くなり、サクションコンベア28によるフィルムシートFの移送を胴巻き位置まで安定して行うことができる。また、図9に加えて図3及び図5を参照すればより明らかなように、胴巻き位置に到達したフィルムシートFの上部は未だサクションコンベア28に吸着されれており、その両側縁には偏向ガイド50及び支持ガイド52により補強リブRが形成された状態にある。つまり、図9に示すようにフィルムシートFの上部はリブ付き状態にあるのに対し、その下部はサクションコンベア28から単に垂下された垂下状態にある。
【0038】
しかしながら、フィルムシートFの下部はその上部の補強リブRの存在により、若干湾曲され、このような湾曲部KはフィルムシートFの下部の腰を強くする。従って、フィルムシートFの下部が自由な垂下状態にあるとしても、フィルムシートFの下部はふらつくことなく、その安定した姿勢を保持することができる。この結果、この後の製品AとともにフィルムシートFが押し込まれる際、フィルムシートFは確実に胴折りされることになる。
【0039】
サクションコンベア28はその下端が移送ガイド12の終端直上に位置付けられているので、左右のサイドサクションコンベア28sは移送ガイド12と入口位置のポケット8aとの間には存在していない。従って、サイドサクションコンベア28sをフィルムシートFの両側縁近傍に配置しても、これらサクションコンベア28sが製品Aの押込みに干渉することはないし、また、プッシャ22における左右の突込み爪24の往復動が水平面内でのブロックモーションにより実現されていても、突込み爪24がサクションコンベア28sと干渉することはない。
【0040】
更に、偏向ガイド50は、前述したようにフィルムシートFの側縁に対して前後左右にそれぞれ変位可能であり、また、支持ガイド52またフィルムシートFの側縁に対して前後に変位可能あるので、例えば図10に示されるようにフィルムシートFの移送面からの支持ガイド52の突出量を大きくしたり、また、偏向ガイド50におけるガイドプレート56の先端と支持ガイド52との間の距離を調整することで、補強リブRのサイズや形状、また、その剛性をフィルムシートFの機械的性質、つまり、その幅や材質、そして厚み等により任意に変更することができ、種々のフィルムシートに対応可能となる。
【0041】
また、左右のサイドサクションコンベア28sは駆動軸30に沿って移動可能であるから、図11(a)〜(c)から明らかなようにフィルムシートFの幅が変更されても、サイドサクションコンベア28sの配置をするだけで、これらサイドサクションコンベア28sはフィルムシートFの両側縁近傍を吸着することができる。
【0042】
更に、偏向ガイド50及び支持ガイド52はサイドサクションコンベア28sに設けられているので、サイドサクションコンベア28sの配置を調整することで、偏向ガイド50及び支持ガイド52の配置も自動的に調整される。
偏向ガイド50及び支持ガイド52は、前述したようにフィルムシートFの腰を強くすることから、フィルムシートFの幅が広くても左右のサイドサクションコンベア28s間には1本のセンタサクションコンベア28cを設けるだけでフィルムシートFの移送を安定して行うことが可能となり、要求されるサクションコンベア28の本数を削減することができ、しかも、これらサクションコンベア28は共通の駆動軸30より駆動されるから、そのメンテナンスもまた容易となる。
【0043】
本発明は上述の一実施例に制約されるものではなく、一実施例では、フィルムシートの両側縁に形成される補強リブが製品の押込み方向に突出する形態をなしているものの、補強リブは押込み方向とは逆向きに突出する形態であってもよいなど、種々に変更可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の包装機のフィルムシート供給装置(請求項1)によれば、フィルムシートの両側縁側に位置する左右のサクションコンベアはその下端が製品の押込みラインの直上に位置付けられているので、製品が薄くてもサクションコンベアは製品の押込みと干渉することはなく、フィルムシートの両側縁側を吸着して、その移送を行うことができる。そして、左右のサクションコンベアには偏向ガイド及び支持ガイドをそれぞれ設けてあるから、フィルムシートの移送中、その両側縁を折曲することでフィルムシートに補強リブを形成することができ、その移送を安定させることができる。また、フィルムシートが胴折り位置に到達し、その下部が垂下された状態にあっても、フィルムシートの上部両側縁には補強リブが形成され、これら補強リブの存在はフィルムシートの下部を湾曲させるから、この下部の腰を強くし、フィルムシートは胴折り位置に安定して保持される。この結果、この後、製品の押込みに伴うフィルムシートの胴折りを確実に行うことができる。
【0045】
左右のサクションコンベアはその配置位置をフィルムシートの幅方向に調整可能であり、しかも、その偏向ガイド及び支持ガイドもまたフィルムシートに対する位置を調整可能であるから(請求項2)、種々のフィルムシートに対応可能であるばかりでなく、そのフィルムシートの機械的な性質に応じて、補強リブのサイズや形状を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上包み包装機内での製品の包装手順を概略的に示した図である。
【図2】フィルムシートが製品の回りに胴折りされた状態を示す斜視図である。
【図3】図1の包装機におけるフィルムシートの供給ラインを示した側面図である。
【図4】製品を押込む左右の突込み爪の往復動を説明するための図である。
【図5】図3の供給ラインの正面図である。
【図6】サクションコンベアのレイアウトを示した断面図である。
【図7】支持ガイドを示した側面図である。
【図8】製品の幅に対するフィルムシートの幅を示した図である。
【図9】その両側縁に補強リブが形成されたフィルムシートを示す斜視図である。
【図10】偏向ガイド及び支持ガイドにより補強リブのサイズや形状が変更であることを示した図である。
【図11】左右のサイドサクションコンベアの配置が偏向ガイド及び支持ガイドともとに変更可能であることを示す図である。
【符号の説明】
12 移送ガイド(押込みライン)
28s サイドサクションコンベア
32 サクションベルト
40 サクション供給ガイド
50 偏向ガイド
52 支持ガイド
60,66 挿通孔(第1調整手段)
70 切欠(第2調整手段)
F フィルムシート
R 補強リブ

Claims (2)

  1. フィルムウエブの繰り出し過程にて前記フィルムウエブから所定長さのフィルムシートを形成し、前記フィルムシートを鉛直な移送面に沿って胴巻き位置まで供給した後、前記移送面と交差する押込みラインに沿って製品を押込み、前記製品の回りに前記フィルムシートを胴折りする包装機において、
    前記押込みラインの直上に下端を位置付けて前記フィルムシートの前記移送面を規定し、前記フィルムシートをそれぞれ吸着して前記胴巻き位置まで移送する左右のサクションコンベアであって、
    各々が前記フィルムシートの側縁を食み出させた状態で、前記側縁に隣接する前記フィルムシートの部位を吸着し、一方向に走行する無端状のサクションベルトと、前記サクションベルトにサクション圧を供給するとともに前記サクションベルトの走行を案内するサクション供給ガイドとを有する、左右のサクションコンベアと、
    前記サクション供給ガイドのそれぞれに前記移送面に沿って設けられ、前記フィルムシートの対応する側の前記食出し側縁を案内し、且つ、前記食出し側縁を前記移送面の片側に偏向させる偏向ガイドと、
    前記サクション供給ガイドのそれぞれに前記移送面に設けられ、前記偏向ガイドと対応する側の前記サクションベルトとの間にて前記食出し側縁を支持する支持ガイドと
    を具備したことを特徴とする包装機のフィルムシート供給装置。
  2. 前記左右のサクションコンベアはその配置位置を前記フィルムシートの幅方向に調整可能であり、
    前記偏向ガイドを前記移送面に沿う方向及び前記移送面と交差する方向にそれぞれ変位可能とする第1調整手段と、
    前記支持ガイドを前記移送面と交差する方向に変位可能とする第2調整手段とを更に具備したことを特徴とする請求項1の包装機のフィルムシート供給装置。
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