JP2004359212A - 駐輪機 - Google Patents

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Abstract

【目的】 台車が空の状態では奥方へ進むことが出来ずいつも手前にあるようにして自転車の駐車を待つことが出来る駐輪機を提供する。また盗難防止などに役立つようにキャッチャーで車輪をロックすることが出来る駐輪機を提供する。
【構成】 ガイド上を移動可能な車輪載置台に、車輪が載った時に自転車の重量で車輪を両側から挟み込むキャッチャーを設けると共に、車輪を挟んだ状態のキャッチャーは通過させ車輪を挟んでいない状態のキャッチャーは通過させないようなストッパを前記ガイドに設けて成る。また車輪が載った時に自転車の重量で車輪を両側から挟み込むキャッチャーに、車輪が載ったことを感知するための感知部を設けると共に、この感知によりキャッチャーを車輪を挟んだ状態で固定するためのロック手段を設けて成る。
【選択図】 図1

Description

この発明は自転車の車輪をキャッチして駐車させるための車輪キャッチャーを具えた駐輪機に関する。なお自転車には電動アシスト自転車が含まれ、また場合によっては原動機付き自転車や自動二輪車を含むことがある。
従来より二輪車の駐車収納設備としては、上下2段式の構造物を利用して駐車スペースを確保するものが提案されている。例えば図24にて図示したものは、下部駐車スペースを有し、上段が、支柱9に一端部が取り付けられた上部駐車収納部材90と、当該部材90に対して回動及び摺動自在に枢支された可動軌条部材91とから成る上部駐車テーブルにより構成されている。そして前記上部駐車収納部材90より可動軌条部材91を引き出して傾斜保持させ、スロープ状の可動軌条部材91上に自転車の前輪を持ち上げて載せ置き、更に自転車の後輪を可動軌条部材91上に押し上げた後、可動軌条部材91の端部取手92持ってこれを水平状態に起こし、上部駐車収納部材90内に挿入することによって、上部駐車テーブル90上に自転車を駐車させる駐車装置が実用化されている。なお符号93は自転車の傾倒防止用の前輪支持枠であり、94は台車である。可動軌条部材91は上部駐車収納部材90に対して、前記台車94の車輪95を前記上部駐車収納部材90に嵌め込むことによって摺動自在とされており、また前記可動軌条部材91をこの台車94に回動軸96によって枢支させることにより回動自在とされている。
前記下部駐車スペースは、前記支柱9に、断面が略コ字状の軌条部材97を前端部が接地するように傾斜状に取り付け、該軌条部材97の後端部両側に自転車の傾倒防止用の前輪支持枠98を固定して成る。
またこのような下部駐車スペースのみから成る駐輪機があり、断面が略コ字状の軌条部材が、その開放側が上に向くように且つ一定間隔と成るように並設されて平置き式ラックを構成している。
このような平置き式ラックに於いて、更に多数の自転車を詰めて駐車させるこが出来るようにしたものして、横設したレール上を移動可能に並設した複数台の軌条部材から成るものがある(スライド式ラック)。断面が略コ字状の軌条部材は、その開放側が上に向くように置かれ、軌条部材の下面の前後に設けた車輪を2本の平行なレールに填め合わせて、左右にスライド自在と成るように構成したものである。この軌条部材に自転車の前後輪を載せ上げて駐車させるが、自転車が載っている状態でも駐車部材はその車輪によりレール上を軽々とスライドすることが出来る。従って自転車を詰めて駐車させることが出来、また出庫する場合には隣り合って駐車している自転車をスライドさせて除けることが出来る、という利点がある。
また上述した全てのタイプの駐輪機に関して、自転車を軌条部材の奥の方まで送るのが大変であるからとして、主として前輪を載置して、軌条部材上を前後に移動得可能な台車を設けたものがある。これによれば手前で自転車の前輪を台車に載せ上げた後はこれを奥方へ押すことによって、台車の滑らかなスライド運動の助けを借りて楽々と自転車を送ることが出来るのである。また出庫時にもこの台車が円滑に移動するため、手前に自転車を引くと楽に自転車を移動させることが出来るのである。
また上述した全てのタイプの駐輪機に関して、車輪が載った時に自転車自体の重量で閉じて車輪を両側から挟み込み、車輪が降ろされてその重量が掛からなく成った時には両側に開くキャッチャーを設けたものがある。
特開2000−238673号公報 特開2002−255069号公報 特開2002−089068号公報 実開平06−076558号公報 実開平06−018181号公報 特開2002−247275号公報
確かに上述した台車の効果には大きいものがあるが、次のような問題が新たに生じている。すなわち何かの弾みで或いは悪戯などで台車が空のまま奥方へ移動してしまうと、そこへ自転車を駐車させたいとする場合には、一々台車を手前まで戻さなければならなく成る。そうなると駐車作業がとても面倒なもの成ってしまうのである。特に急いでいる時には問題である。
また上述したキャッチャーによれば、確かに車輪を両側から挟み込んで一時的に車輪を確保する効果はあるものの、自転車を持ち上げると容易に両側に開いて車輪を自由にしてしまう。このため隣り合う自転車の出し入れ時にハンドルなどが引っ掛かって、その弾みでキャッチャーが不本意に外れることある。また盗難防止などには殆ど役に立たない点も問題である。
そこでこの発明の目的は、台車が空の状態ではいつも手前にあるようにして、自転車の駐車を待つようにすることにある。またこの発明の目的は、盗難防止などに役立つようにキャッチャーで車輪をロックすることが出来るようにすることにある。
上記課題は、車輪載置台をガイド上でその長手方向に移動可能に設けて成る駐輪機に於いて、前記車輪載置台に、車輪が載った時に自転車自体の重量で閉じて車輪を両側から挟み込み、車輪が降ろされてその重量が掛からなく成った時には両側に開くキャッチャーを設けると共に、車輪を挟んだ状態の前記キャッチャーは通過させ、車輪を挟んでおらず両側に開いた状態の前記キャッチャーは通過させないようなストッパを前記ガイドに設けて成ることを特徴とする駐輪機とすることにより達成される。
すなわち前記キャッチャーは開閉動作によって2つの状態を取るが、この状態に対応する2種類の形状の違いにより、前記ストッパを通過出来るかストッパに阻止されるかが決まり、自転車の車輪が前記車輪載置台上にない場合には、前記車輪載置台がガイド上を奥方へ進むことが出来ないように構成されている点に特徴を有する。
前記車輪載置台は機構的にはガイド上を奥方へ移動したり、手前側に移動したりすることが出来るように成っている。従って、前記車輪載置台に自転車の前輪を載置すれば、自転車は後輪で転動し、前輪が載置されている前記車輪載置台の助けで軽々とガイド上を移動させることが出来る。この際、上方に開いた状態の前記キャッチャーに車輪を載せると、車輪の重量でキャッチャーが車輪の方向へ回転して閉じる。逆に車輪の重量を掛けなくすると、前記キャッチャーは上方に開いて車輪を開放出来る状態と成る。
このような車輪載置台であるから、前記キャッチャーに車輪を載せると車輪はキャッチャーに捕捉されるが、この時車輪を挟んだ状態の前記キャッチャーは、前記ガイドのストッパに引っ掛からずに通過することが可能であるため、自転車を奥方へ押し込んで駐車させることが出来るのである。
しかしながら、キャッチャーに車輪を載せない状態で車輪載置台を奥方へ押し込もうとすると、キャッチャーは開いた状態のままであり、これが前記ストッパに引っ掛かりストッパを通過することが出来ない。従って空の車輪載置台を奥方へ押し込むことが出来ないように成っており、いつも手前にあって自転車の駐車を待つのである。
なお自転車の前輪を前記車輪載置台の上に載せ上げると、それ自体は入出庫の際の移動中に回転することがない。これに対して後輪は断面が略コ字状の軌条部材である前記ガイドの中を転動する。後輪まで前記車輪載置台の上に載せ上げないのは、駐車スペースや通路のスペースを確保するためであるが、前記車輪載置台は車輪によって前記ガイドを動くものであるから、自転車の出し入れは誰でも軽く行なうことが出来る。なお自転車の後輪を前記車輪載置台の上に載せ上げるような駐車方法も可能である。
さてストッパ回りの構成に付いてであるが次のような構成も可能である。すなわち、断面が略コ字状の軌条部材を、その開放側が上に向くように設置して前記ガイドと為し、このガイドの手前の底面部の中央にストッパを立設し、ガイド上に、ガイドに接する車輪によって移動可能に車輪載置台を設けて、前記キャッチャーに車輪が載り車輪を挟んだ状態では、前記キャッチャーは前記ストッパを避け得るように形成されているものとした。
前記車輪載置台は、車輪によって前記ガイドに添って手前から奥方へまた奥から手前へと軽く移動可能である。しかしながらガイドの手前の底面部の中央にはストッパが立設されている。前記キャッチャーが車輪を挟んで閉じた状態の場合には、キャッチャーはこの立設されたストッパにぶつからずに通過することが出来るが、開いた状態ではストッパにぶつかってこれ以上奥方へは進めなく成るのである。
なお、前記ストッパが、前記ガイドの底面部の中央でその長手方向に横設されたガイドレールの手前側の端部であり、前記キャッチャーは車輪を備えこの車輪は前記キャッチャーが前記ストッパを避けた状態でガイドレールの側壁面を転動し得るように設けられているものすることが出来る。すなわち前記ガイド内に、このガイドに添うようにしてガイドレールが横設されている点に特徴を有するものである。
この構成によれば前記キャッチャーに車輪を載せない状態で車輪載置台を奥方へ押し込もうとすると、前記キャッチャーは車輪共々開いた状態のままであり、この車輪はガイドレールの側壁面を転動することが出来ないばかりかこのガイドレールの手前側の端部に阻止されるため、前記車輪載置台は奥方へ移動することが出来ないのである。従って空の車輪載置台はいつも手前にあって自転車の駐車を待つ。これに対して前記キャッチャーに車輪を載せた状態では、キャッチャーは車輪を挟んで閉じ、前記ガイドレールの手前側の端部に阻止されることなく、奥方へ移動可能と成る。なお移動中は、前記車輪が前記ガイドレールの側壁面を転動するように成る。またこの状態では、キャッチャーはガイドレールに阻まれて開くことが出来ない。
次に請求項1に記載の駐輪機に於いて、断面が略コ字形状の軌条部材を、その開放側が上に向くように設置して前記ガイドと為し、このガイドの側壁の手前側の端部を前記ストッパとし、前記ガイド上に、ガイドに接する車輪によって移動可能に車輪載置台を設けて、前記キャッチャーに車輪が載り車輪を挟んだ状態では、前記キャッチャーは前記ストッパを避け得るように形成することが出来る。ここでは前記ガイドの側壁の手前側の端部を前記ストッパとしている点に特徴を有する。
前記キャッチャーに自転車の車輪が載っておらず、キャッチャーが開いた状態では、前記ガイドの側壁よりも外側に出っ張っており、従って、キャッチャーはこの側壁にぶつかってこれ以上奥方へは進めない。この逆に前記キャッチャーが車輪を挟んで閉じた状態の場合には、キャッチャーはこの側壁の間に納まって、前記ストッパを難なく通過することが出来るのである。
さらに、前記キャッチャーが車輪を備え、この車輪は前記キャッチャーが前記ストッパを避けた状態で前記ガイドの側壁面を転動し得るように設けられているものとすることが出来る。
前記車輪を備えたキャッチャーに、自転車の車輪を載せない状態で車輪載置台を奥方へ押し込もうとすると、前記キャッチャーは開いた状態にあるため、この車輪は前記ガイドの側壁に当たって奥方への移動が阻止される。これに対して、前記キャッチャーに自転車の車輪を載せた状態では、キャッチャーは車輪を挟んで閉じ、この車輪が前記ガイドの側壁に当たることなく奥方へ移動出来るように成る。また移動中は前記車輪が前記ガイドの側壁面を転動する。
次に請求項1に記載の駐輪機に於いて、断面が略コ字状の軌条部材をその開放側が上に向くように設置して前記ガイドと為し、このガイドの底面部にその長手方向にスリットを形成し、このスリットはその手前側の端部付近で略T字形に形成してストッパと為し、一方常には上昇方向に付勢されており前記キャッチャーに車輪が載った時に自転車自体の重量で下降するように設けられたころの昇降杆が、上昇している状態では前記ストッパに阻まれ逆に下降している状態では前記ストッパを避け得るように形成されたものとすることが出来る。
要するに昇降杆が上がっている状態すなわち前記キャッチャーに自転車の車輪が載っていない状態では、前記昇降杆は前記ストッパに阻まれてしまうが、前記キャッチャーに車輪が載って昇降杆が下がっている状態では、前記昇降杆は前記ストッパを外れて前記スリットの間を自由に動けるように成る。従って自転車を奥の方へ移動させて駐車させることが可能に成る。
次に請求項1に記載の駐輪機に於いて、前記キャッチャーが両側から対向する1対の鈎部から構成され、前記キャッチャーの車輪が載る部位の上方に略水平に踏み板を設けて成るものとすることが出来る。鈎部は車輪を挟み込み得る形態のものであれば、どのようなものであってもよい。
自転車の車体が傾斜したまま前記キャッチャーを踏むような場合がある。このような場合では車輪が前記キャッチャーの片側の鈎部しか踏まず、結果として片側の鈎部で車輪を押さえる形になる。そこで踏み板を設けることによって、車輪に踏まれた踏み板が両側の鈎部を押すことになるため、両側の鈎部で車輪を挟み込むことが出来るようになる。
次に請求項1に記載の駐輪機に於いて、前記キャッチャーが両側から対向する1対の鈎部から構成され、この鈎部間に、一方の鈎部が閉じると他方の鈎部が閉じ一方の鈎部が開くと他方の鈎部が開くようにするための、リンクを設けて成るものとすることが出来る。
上述したように車輪が前記キャッチャーの片側の鈎部しか踏まなかったとしても、前記1対の鈎部はリンクによって関係付けられているために、一方の鈎部が閉じると他方の鈎部が閉じ、この結果両側の鈎部で車輪を挟み込むことが出来るのである。
次に請求項1に記載の駐輪機に於いて、前記ガイドまたは前記車輪載置台の何れか一側にソレノイドを取り付けると共に他側に前記ソレノイドのスライド杆を通すロック孔を設け、施錠時には前記スライド杆を前記ロック孔に挿入させ、開錠時には前記スライド杆を前記ロック孔から抜き出すスイッチ手段を備えたものとすることが出来る。
即ち前記ソレノイドのスライド杆を前記ロック孔に挿入させると、車輪載置台を手前に引き出すことが出来なく成る。
なお請求項3の構成を採用すれば、キャッチャーが前記ストッパを通過した後ではキャッチャーはガイドレールに阻まれて開くことが出来ず、また請求項4の構成を採用すれば、キャッチャーが前記ストッパを通過した後ではキャッチャーはガイドの側壁に阻まれて開くことが出来ない。従って前記車輪載置台がガイドに対して上方に外すことが出来ないように組み付けられている場合には、自転車は車輪載置台のキャッチャーに捕捉されており且つ車輪載置台はガイドから外されることがないため、自転車を持ち去ることは出来ない。従って盗難防止と成るのである。
また上記課題は、車輪が載った時に自転車自体の重量で車輪を両側から挟み込むキャッチャーを設けた駐輪機であって、前記キャッチャーに車輪が載ったことを感知するための感知部を設けると共に、この感知部が感知したことによって前記キャッチャーを車輪を挟んだ状態で固定するためのロック手段を設けて成ることを特徴とする駐輪機とすることにより達成される。
上方に開いた状態の前記キャッチャーに車輪を載せると、車輪の重量でキャッチャーが車輪の方向へ回転して閉じる。逆に車輪の重量を掛けなくすると、前記キャッチャーは上方に開いて車輪を開放出来る状態と成る。前記キャッチャーに車輪を載せると、車輪は自動的にキャッチャーに捕捉されるのである。
前記キャッチャーに車輪が載ると、キャッチャーが閉じる時にキャッチャーに車輪が載ったことを感知部が感知して、ロック手段がキャッチャーを閉じたままの状態でロックしてしまう。このロック状態を解除するには、すなわち自転車の車輪を持ち上げればキャッチャーが自動的に開いて車輪を開放出来るような状態にするには、ロック手段を操作してキャッチャーが自由になるように開放しなくてはならない。この際に錠に対する鍵を設定しておき、この自転車の利用者または管理者がこの鍵を実質的に所有するようにしておく。これによって盗難防止が達成されるのである。
このような車輪載置台であるから、単に車輪をキャッチャーに載せるだけで、車輪の捕捉と施錠とが自動的に為されるのである。なおロック手段に何を用いるかは任意設計事項である。
次に請求項11に記載の駐輪機に於いて、前記キャッチャーが両側で対向する1対の鈎部から構成され、前記キャッチャーの車輪が載る部位の上方に略水平に踏み板を設けて成るものとすることが出来る。
自転車の車体が傾斜したまま前記キャッチャーを踏むような場合がある。このような場合では車輪が前記キャッチャーの片側の鈎部しか踏まず、結果として片側の鈎部で車輪を押さえる形になる。そこで踏み板を設けることによって、車輪に踏まれた踏み板が両側の鈎部を押すことになるため、両側の鈎部で車輪を挟み込むことが出来るようになる。従って単に車輪を踏み板の上に載せるだけで車輪の捕捉と施錠とが自動的に為されることになる。
次に請求項11に記載の駐輪機に於いて、前記キャッチャーが両側で対向する1対の鈎部から構成され、この鈎部間に、一方の鈎部が閉じると他方の鈎部が閉じ一方の鈎部が開くと他方の鈎部が開くようにしたリンクを設けて成るものとすることが出来る。
上述したように車輪が前記キャッチャーの片側の鈎部しか踏まなかったとしても、前記1対の鈎部はリンクによって関係付けられているために、一方の鈎部が閉じると他方の鈎部が閉じ、この結果両側の鈎部で車輪を挟み込むことが出来るのであり、またこの時に施錠することが出来るのである。
次に請求項11に記載の駐輪機に於いて、前記駐輪機が、ガイドとこのガイド上を長手方向に移動可能に設けた車輪載置台とから成り、この車輪載置台に前記キャッチャーを設けると共に、車輪を挟んだ状態のキャッチャーは通過させ車輪を挟んでいない状態のキャッチャーは通過させないようなストッパを前記ガイドに設け、更に前記ガイドまたは前記車輪載置台の何れか一側にソレノイドを取り付けると共に他側に前記ソレノイドのスライド杆を通すロック孔を設け、施錠時には前記スライド杆を前記ロック孔に挿入させ開錠時には前記スライド杆を前記ロック孔から抜き出すスイッチ手段を備えたものとすることが出来る。なお前記ロック手段を解除する機構には、機械的なものと電気的なものとがある。例えば前者であれば手動で前記スライド杆を操作して前記ロック孔から外すようにするのであり、スライド杆には南京錠が掛けられるようにすればよい。
上述したように、前記車輪載置台は機構的にはガイド上を奥方へ移動したり、手前側に移動したりすることが出来るように成っている。従って前記車輪載置台に自転車の前輪を載置すれば、自転車は後輪で転動し、前輪が載置されている前記車輪載置台の助けで軽々とガイド上を移動させることが出来る。前輪が後輪よりも先に固定されることによって、自転車の姿勢が安定して取り扱いがしやすいものとなる。後輪まで前記車輪載置台上に載せ上げないのは駐車スペースや通路のスペースを確保するためであるが、前記車輪載置台は車輪によって前記ガイド上を動くものであるから、自転車の出し入れは誰でも軽く行なうことが出来る。この際上方に開いた状態のキャッチャーに車輪を載せると、車輪の重量でキャッチャーが車輪の方向へ回転して閉じる。次に車輪を持ち上げるとキャッチャーは上方に開いて車輪を開放出来る状態と成る。
ここに於いて前記スイッチ手段を作動させると、車輪載置台を手前に引き出すことが出来なく成る。なお上述したように請求項3の構成を採用すれば、キャッチャーが前記ストッパを通過した後ではキャッチャーはガイドレールに阻まれて開くことが出来ず、また請求項4の構成を採用すれば、キャッチャーが前記ストッパを通過した後ではキャッチャーはガイドの側壁に阻まれて開くことが出来ない。従って、前記車輪載置台がガイドに対して上方に外すことが出来ないように組み付けられている場合には、自転車は車輪載置台のキャッチャーに捕捉されており且つ車輪載置台はガイドから外されることがないため、自転車を持ち去ることは出来ない。
次に請求項11に記載の駐輪機に於いて、前記駐輪機が、ガイドとこのガイド上を長手方向に移動可能に設けた車輪載置台とから成り、この車輪載置台にソレノイドを取り付けると共に前記キャッチャーに車輪が載ったことを感知するための感知部を設け、この感知部が感知することにより前記ソレノイドのスライド杆を前記キャッチャーに掛合させて、前記キャッチャーを車輪を挟んだ状態で固定するロック手段を備えたものとすることが出来る。
ここではキャッチャーそのものにソレノイドのスライド杆を掛合させて施錠するようにしている。従ってキャッチャーを自由にするまでは車輪を持ち上げてもキャッチャーが開放されることはない。キャッチャーの開放には前記スライド杆をキャッチャーから外す操作を行なわなくてはならないのである。
次に請求項15に記載の駐輪機に於いて、車輪を挟んだ状態のキャッチャーは通過させ、車輪を挟んでいない状態のキャッチャーは通過させないような、ストッパを前記ガイドに設けて成るものとすることが出来る。
上述したように、前記車輪載置台は機構的にはガイド上を奥方へ移動したり、手前側に移動したりすることが出来るように成っている。また前記キャッチャーに車輪を載せると車輪はキャッチャーに捕捉されるが、この時車輪を挟んだ状態の前記キャッチャーは、前記ガイドのストッパに引っ掛からずに通過することが可能であるため、自転車を奥方へ押し込んで駐車させることが出来る。しかしながらキャッチャーに車輪を載せない状態で車輪載置台を奥方へ押し込もうとすると、キャッチャーは開いた状態のままであり、これが前記ストッパに引っ掛かりストッパを通過することが出来ない。従って、空の車輪載置台を奥方へ押し込むことが出来ないように成っており、いつも手前にあって自転車の駐車を待つのである。
また上記課題は、車輪が載った時に自転車自体の重量で車輪を両側から挟み込むキャッチャーを設けた駐輪機であって、車輪を挟んだ状態の前記キャッチャーを固定したり開放したりするための制限部材を設け、この制限部材を固定するためのロック手段を設けて成ることを特徴とする駐輪機とすることによって達成される。
請求項14で説明したように、前記車輪載置台の上キャッチャーがストッパを通過した後ではキャッチャーはガイドレールに阻まれて開くことが出来ないが、逆にこのガイドレールに相当するものの方を可動式にして、車輪を挟んだ状態のキャッチャーに係合するようにすれば、車輪を挟んだ状態のキャッチャーを固定することが出来る。この可動式の部材として手動式の制限部材を設けているのである。従って、キャッチャーに車輪を挟ませたならば、手で制限部材を操作してキャッチャーに係合させてから、ロック手段によって制限部材を固定してしまえば、自転車を出庫することが出来なくなるのである。またキャッチャーが車輪を載せない状態では、前記制限部材がキャッチャーに係合出来ないようにすることも可能である。
この発明によれば、台車が空の状態ではいつも手前にあって、自転車の駐車を待つ状態を保つことが出来る。またこの発明によれば、キャッチャーにより車輪をロックすることが出来るようになり、盗難防止などに役立つ効果を奏する。
(第1実施形態)
図1乃至図4でこの実施形態の自転車用の駐輪機を表わすが、自転車の前輪が入る幅を有する車輪載置台1はその下部両側に設けた計4個の車輪11を、チャンネル状の軌条部材2の両側に形成された車輪通路20に嵌め込まれて、軌条部材2をスライド自在とされている。また前記車輪載置台1の両側に設けた回動軸10にはキャッチャー3が取り付けられている。このキャッチャー3は略く字形状を呈して、車輪載置台1に載置された自転車の前輪を両側から挟み込み得るように設けられており、その際にキャッチャー3の下部に形成された内側へ突出する踏込部30に自転車の前輪が載ると、キャッチャー3が自転車の前輪を挟み込む方向へ回動するように構成されている。このキャッチャー3は常には外方向へ開いているように、前記回動軸10に設けたコイルバネによって付勢されている(コイルバネは図示せず)。またこのキャッチャー3が外方向へ開いている状態の時にキャッチャー3の下縁部31が当たり、逆にこのキャッチャー3が内方向へ閉じている状態の時には当たらない突起4が、前記チャンネル状の軌条部材2の底部中央部に突設されている。なお前記車輪載置台1に自転車の前輪が載置されていない状態の時には、キャッチャー3はこの突起4よりも手前側に位置するように、車輪載置台1がチャンネル状の軌条部材2に組み付けられている。なお前記車輪載置台1には前輪支持枠が取り付けられるように成っている。
さて図1及び図2で示すように、前記車輪載置台1が空の状態、すなわち自転車の前輪が載置されていない状態では、キャッチャー3は外方向へ開いている。従って仮に空の状態の車輪載置台1をチャンネル状の軌条部材2の奥方向へ押したとしても、キャッチャー3の下縁部31が前記突起4に当たって、それ以上は奥方向へ進入出来ないように成っている。
図1及び図2は、自転車の前輪Tが前記車輪載置台1に進入して来て前輪Tが前記踏込部30に掛かる直前の状態を表わしている。この後前輪Tが踏込部30の上に載り、前輪Tの重量で踏込部30を踏み込むと、キャッチャー3は回動軸10から内方向へ回動して、自転車の前輪を両側から挟み込むように成る。この状態を図3及び図4で表わすが、するとキャッチャー3の下縁部31は外方向へ開いた状態と成り、前記突起4には掛からない形勢と成るのである。そこで自転車を奥方向へ押すようにすると、前輪Tを載置した車輪載置台1は、前記突起4を抜けて、チャンネル状の軌条部材2を更に奥方向へ移動して、この軌条部材2上に自転車を駐車させることが出来るのである。
従ってこの実施形態の特長は、空の車輪載置台1は突起4の位置よりも奥方へ押し込むことが出来ないように成っており、いつも手前にあって自転車の駐車を待つと言う点にある。
(第2実施形態)
次に図5及び図6はこの実施形態を表わす。この駐輪機はそのほとんどの構成を上述した第1実施形態の構成に倣うものであるが、前記突起4の代わりに角材状のガイド40を、第1実施形態の突起4の位置から奥方へ向けて、前記チャンネル状の軌条部材2の底部中央部に配設している点、及び前記キャッチャー3の下縁部31に車輪32を取り付けた点で異なる。
車輪載置台1が空の状態である時には、キャッチャー3は回動軸10を中心にして外方向へ開いており、逆にキャッチャー3の下縁部31に車輪32は内方向へ閉じている。従ってこのままでは前記ガイド40の端部に当たって、これ以上は奥方へ進入することが出来ない。しかしながら前輪Tが踏込部30の上に載りその重量で踏込部30を踏み込むとキャッチャー3が前輪Tを両側から挟み込むように成り、これと同時にキャッチャー3の下縁部31に設けた車輪32が開いた状態と成ってガイド40には掛からない形勢と成る。そこで自転車を奥方向へ押すようにすると、前輪Tを載置した車輪載置台1がガイド40の端部を抜けてチャンネル状の軌条部材2を奥方向へ移動し、自転車が駐車されるのである。
空の車輪載置台1はガイド40の端部よりも奥方へ押し込むことが出来ない点にこの実施形態の特長があるが、さらに前記キャッチャー3の下縁部31に取り付けられた車輪32がチャンネル状の軌条部材2の側壁とガイド40の間に位置している状態では、自転車を持ち上げたとしても、その前輪Tがキャッチャー3を開いて取り出すことが出来ないと言う点にも特長がある。すなわち車輪32がガイド40に阻まれて内方へ回動することが出来ないのである。従って、例えば隣り合う駐輪機に駐車させようとした自転車がこちらに駐車中の自転車にぶつかるなどして自転車が跳ねたとしても、この状態では前輪Tがキャッチャー3から外れてしまうようなことが起こらないのである。
ところで、上述した第1及び第2実施形態では、キャッチャー3の下部を突起4やガイド40に突き当てることで、空の状態の車輪載置台1をそれ以上は奥方へ移動出来ないようにしていた。これに対して次に説明する第3実施形態では、軌条部材2に立設した立壁5に突き当てるように構成している。
(第3実施形態)
すなわち図7及び図8はこの実施形態を表わすが、チャンネル状の軌条部材2の両側に、上述した第1実施形態の突起4の位置から奥方向に向けて、立壁5が立設されて成る。なおこの立壁5を自転車の車体支持のために利用出来るように構成することも可能である。なお前記キャッチャー3の下縁部31に車輪32を取り付けているが、車輪32をキャッチャー3の側面部に設けて立壁5を転動するように構成することも可能である。
図7は自転車の前輪Tが車輪載置台1に進入して来て前輪Tが前記踏込部30に掛かる直前の状態を表わしている。而して前輪Tが踏込部30の上に載ると、キャッチャー3が回動軸10から内方向へ回動して、自転車の前輪Tを両側から挟み込むように成る。この状態を図8で表わすが、キャッチャー3は閉じているため、前記立壁5には掛からない形勢と成るのである。そこで自転車を奥方向へ押すようにすると、前輪Tを載置した車輪載置台1は前記立壁5を抜けてチャンネル状の軌条部材2を更に奥方向へ移動して、この軌条部材2上に自転車を駐車させることが出来るのである。
(第4実施形態)
次に図9及び図10は第4実施形態を表わす。車輪載置台1と軌条部材2との組み付け構成は他の実施形態のそれに倣うものである。また前記車輪載置台1の両側に設けた回動軸10にはキャッチャー3が取り付けられている。このキャッチャー3は略く字形状を呈して、車輪載置台1に載置された自転車の前輪を両側から挟み込み得るように設けられており、その際にキャッチャー3の下部に形成された内側へ突出する踏込部30に自転車の前輪が載るとキャッチャー3が自転車の前輪を挟み込む方向へ回動するように構成されている。このキャッチャー3は常には外方向へ開いているように、前記回動軸10に設けた図示しないコイルバネによって付勢されている。このキャッチャー3よりも奥方に踏込板6が設けられている。この踏込板6の下面部からはリンク60が垂下されその下端部にはストッパ61が設けられている。また踏込板6はリンク60回りに設けたコイルバネ(図示せず)によって常には前記キャッチャー3の踏込部30と同じような高さ位置にあるように付勢されている。
一方、チャンネル状の軌条部材2の底面部で、上述した第1実施形態では突起4の位置に、前記ストッパ61が納まる終端孔22が設けられている。終端孔と言うのは、これより奥方へ向けて、軌条部材2の底面部の中央部には前記リンク60は通過出来、前記ストッパ61は通過することが出来ない幅のスリット21が形成されているためであり、このスリット21の手前側の端部が終端孔22だからである。
さて図9で示すように、前記車輪載置台1が空の状態すなわち自転車の前輪Tが載置されていない状態ではキャッチャー3は外方向へ開いている。これと同時に前記踏込板6も前記キャッチャー3の踏込部30と同じ高さ位置にある。従って仮に空の状態の車輪載置台1をチャンネル状の軌条部材2の奥方向へ押したとしても、前記終端孔22が前記ストッパ61に当たるために、車輪載置台1それ以上は奥方向へ進入することが出来ない。図9では、自転車の前輪Tが前記車輪載置台1に進入して来て、前輪Tが前記踏込板6に掛かる直前の状態を表わしている。
その後、前輪Tが踏込部30の上に載るとほぼ同時に、前輪Tが前記踏込板6に載って踏込板6を押し下げる。キャッチャー3は回動軸10から内方向へ回動して自転車の前輪を両側から挟み込む。踏込板6が押し下げられると、前記ストッパ61もそれに連動してこれに前記終端孔22が当たらないような状態になるが、これより奥方はスリット21が形成されているため、ここで前記リンク60を受け入れることが出来る。そこで自転車を奥方向へ押すようにすると、前輪Tを載置した車輪載置台1は、前記終端孔22を抜けてチャンネル状の軌条部材2を更に奥方向へ移動して、この軌条部材2上に自転車を駐車させることが出来るのである。
従ってこの実施形態の特長は、空の車輪載置台1は前記終端孔22の位置よりも奥方へ押し込むことが出来ず、いつも手前にあって自転車の駐車を待つと言う点にある。
ところで、例えば上述した第2実施形態の駐輪機では、前記キャッチャー3の下縁部31に取り付けられた車輪32が、前記チャンネル状の軌条部材2の側壁とガイド40の間に位置している状態では、自転車を持ち上げたとしても、その前輪Tがキャッチャー3を開いて取り出すことが出来ないのであるが、自転車を手前に引いて車輪載置台1を出庫方向に引き出して、前記車輪32がガイド40の端部を手前方向へ抜けてしまえばキャッチャー3を開いて前輪Tを外すことが出来るように成る。従ってこの引き出し操作を不可能にするのが以下で説明する実施形態である。
(第5実施形態)
次に図11は第5実施形態を表わす。車輪載置台1と軌条部材2との組み付け構成は第2実施形態のそれに倣うものであるが、キャッチャー3の車輪Tが載る部位の上に踏み板33を設けて成る点に特徴を有する。この踏み板33はその一端部を車輪載置台1に回動軸34によって回動自在に取り付けられている。
この構成によって、車輪Tに踏まれた踏み板33が両側の踏込部30を同時に押すことになるため、両側の鈎部で車輪Tを挟み込むことが出来るようになる。従って単に車輪を踏み板33の上に載せるだけで、車輪の捕捉が自動的に為されることになる。
(第6実施形態)
次に図12は第6実施形態を表わす。車輪載置台の両側に設けた回動軸10にキャッチャー3が取り付けられているが、このキャッチャー3は略く字形状を呈しており、キャッチャー3の下部に形成された内側へ突出する踏込部30に自転車の前輪Tが載ると、キャッチャー3が自転車の前輪を挟み込む方向へ回動するように構成されている。このキャッチャー3は常には外方向へ開いているように前記回動軸10に設けたコイルバネによって付勢されている(コイルバネは図示せず)。更に両側のキャッチャー3には各々リンク金具14が回動軸10の上方の軸15により取り付けられている。リンク金具14は略く字形状を呈し、この先方に長孔16が開孔されており、リンク金具14,14の長孔16,16にはピン17が挿通されている。
自転車の姿勢が傾斜するなどして前輪Tが一方の踏込部30に乗り上げたような場合には、この側のキャッチャー3が閉じようとするが、左右のキャッチャー3,3はリンク金具14,14で係合されているため、他側のキャッチャー3も同時に閉じることになる。
(第7実施形態)
図13はこの実施形態を表わすが、この駐輪機はそのほとんどの構成を上述した第2実施形態の構成に倣うものであって、さらに車輪載置台1の奥側の端部に掛止板12が水平姿勢で突設されており、この掛止板12の中央部分に後述するソレノイド7の伸縮杆70を挿通するための挿通孔13が開孔されており、またチャンネル状の軌条部材2の奥側の端部に取付金具23が垂直姿勢で取り付けられており、この取付金具23に前記伸縮杆70を上向きにしたソレノイド7が固定されている。なお前記挿通孔13は所謂バカ孔である。また前記取付金具23の前記掛止板12に対する部位には挿通孔24が開孔されている。
前記キャッチャー3の下縁部31に取り付けられた車輪32がチャンネル状の軌条部材2の側壁とガイド40の間に位置している状態では、自転車を持ち上げたとしても、その前輪Tがキャッチャー3を開いて取り出すことが出来ないのであるが、これを更に確実なものとするために上述したソレノイド7回りの機構を使用するのである。すなわち自転車の前輪Tをキャッチャー3で挟み込んだまま車輪載置台1を軌条部材2の最奥部まで押し込むと、車輪載置台1に設けられている掛止板12が軌条部材2に設けられている取付金具23の挿通孔24を通り抜けた状態と成り、前記ソレノイド7の伸縮杆70の上方にバカ孔である挿通孔13が位置することに成る。ここで前記ソレノイド7に通電してその伸縮杆70を押し上げると伸縮杆70は前記挿通孔13に挿通されるため、車輪載置台1はこの位置で固定されてしまう。従ってキャッチャー3を開放させて前輪Tを取り出すことは完全に不可能と成る。自転車を出庫させたいのであれば、ソレノイド7を操作してその伸縮杆70を挿通孔13から外さなくてはならない。
なお前記ソレノイド7に通電するには、前記車輪載置台1が軌条部材2の最奥部まで押し込まれた時にスイッチが入るようにしたり、手動と成る電気錠のスイッチで操作し得るように構成するなどすればよく、この部分の設計はこれを自由に行なうことが出来る。
(第8実施形態)
次に図14はこの実施形態を表わすが、前記車輪載置台1が軌条部材2の最奥部まで押し込まれた状態の時の、車輪載置台1の奥側の車輪11が位置する部位に対向する軌条部材2の車輪通路20の部位の側壁部に挿通孔25が開孔されており、この挿通孔25にソレノイド7の伸縮杆70が挿通可能と成るように、車輪通路20の外側にソレノイド7が固定されている。なおこの実施形態では上述した第3実施形態同様、キャッチャー3の両側部を軌条部材2に立設した立壁5に突き当てるように構成することで、空の状態の車輪載置台1をそれ以上は奥方へ移動出来ないようにした。すなわちチャンネル状の軌条部材2の両側に、上述した第1実施形態の突起4の位置から奥方向に向けて、立壁5が立設されて成るものである。
自転車の前輪Tをキャッチャー3で挟み込んだまま車輪載置台1を軌条部材2の最奥部まで押し込んで、ソレノイド7に通電すると、その伸縮杆70が軌条部材2の車輪通路20に突出するように成る。すなわちこの状態は車輪載置台1の奥側の車輪11よりも手前側にソレノイド7の伸縮杆70が突出した状態であるから、車輪載置台1を引き出すことが不可能と成り、従ってキャッチャー3を開放させて前輪Tを取り出すことが出来なく成るのである。自転車を出庫させるにはソレノイド7を操作してその伸縮杆70を車輪通路20から引き出さなくてはならないのである。
なお上述した第7及び第8実施形態では、自転車の前輪Tをキャッチャー3で挟み込んだまま車輪載置台1を軌条部材2の最奥部まで押し込んだ場合に、前記ソレノイド7により車輪載置台1をこの位置で施錠していた。しかしながらこの位置は基本的に任意であって、例えば車輪載置台1がストッパを通過してしまったら後戻りすることが出来ないように、直ちに固定してしまえる位置にこのソレノイド7を設けるようにしてもよい。これによれば通勤時に利用者が慌てていて駐車させるような場合によく有り勝ちな車輪載置台1が軌条部材2の最奥部まできちんと押し込まれずに施錠出来ない、というような問題に対処することが可能に成る。
(第9実施形態)
次に図15は第9実施形態を表わす。車輪載置台1と軌条部材2との組み付け構成は第2実施形態のそれに倣うものであるが、一側のキャッチャー3の側部に掛止板35を設け、これに挿通孔36を形成し、キャッチャー3が閉じた状態の時にこの挿通孔36にソレノイド7の伸縮杆70を挿通し得るような、車輪載置台1の内側の部位にソレノイド7を取り付けると共に、他側のキャッチャー3の内側にスイッチ71のリード72が位置するようにして、車輪載置台1の内側の部位にスイッチ71を取り付けてなる点に特徴を有する。
今自転車の前輪が踏込部30を踏むとキャッチャー3は内方へ閉じるが、この時スイッチ71のリード72を押すため、このスイッチ71はON状態と成り、これによりソレノイド7に通電されるように成っている。而してソレノイド7の伸縮杆70が伸張して掛止板35の挿通孔36に挿通されるため、キャッチャー3は車輪を挟み込んだままロックされた状態となる。すなわちこれは錠である。次いでこれを解除するには、鍵に相当する図示しない解除スイッチを操作して、ソレノイド7の伸縮杆70を縮退させ、掛止板35の挿通孔36から外さなくてはならない。
(第10実施形態)
次に図16は第10実施形態を表わし、上述した上下2段式の二輪車の駐車収納設備の上部駐車テーブルにこの発明を適用したものである。すなわち軌条部材2の底部の両側に脚部26が設けられており、その各々に車輪27が取り付けられており、この車輪27がチャンネル状の上部駐車収納部材8の両側面部に設けた車輪通路80に嵌め込まれている。また軌条部材2は上部駐車収納部材8の手前側の端部で回動自在に上部駐車収納部材8に組み付けられており、軌条部材2と上部駐車収納部材8との間を繋ぐように設けられたガスバネ81の作用によって(接続部は図示せず)、軌条部材2が上部駐車収納部材8に対して回動し傾斜し始めると、これを引き上げる方向に付勢されるように成っている。従って傾斜させた軌条部材2の上に自転車を載せ上げて軌条部材2を水平姿勢まで持ち上げる際に、ガスバネ81がこれを助力するように成っている。
この構成に於いて、前記軌条部材2の上に車輪載置台1が軌条部材2上をスライド自在に設けられており、この発明の構成が実現されている。すなわち車輪載置台1と軌条部材2とを上述した他の実施形態と同様に組み付け、第1実施形態の突起4の代わりに角材状のガイド40を、突起4の位置から奥方へ向けて前記チャンネル状の軌条部材2の底部中央部に配設して成る。
(第11実施形態)
次に図17及び図18は第10実施形態を表わす。この実施形態の駐輪機は、自転車の前輪Tが入る幅を有する軌条部材17のみから成る、いわゆる平置き式ラックに係るものであるが、上述したスライド式ラックや上下2段式ラックにも適用することが出来る。また単にコンクリートの床に自転車の前輪Tが入る幅を有する凹部を設けただけの駐輪機にも適用可能である。
チャンネル状の軌条部材17の両側に設けた回動軸10にはキャッチャー3が取り付けられている。このキャッチャー3は略く字形状を呈して、軌条部材17に載置された自転車の前輪を両側から挟み込み得るように設けられており、その際に、キャッチャー3の下部に形成された内側へ突出する踏込部30に自転車の前輪が載ると、キャッチャー3が自転車の前輪を挟み込む方向へ回動するように構成されている。このキャッチャー3は常には外方向へ開いているように、前記回動軸10に設けたコイルバネにて付勢されている(コイルバネは図示せず)。更に一側のキャッチャー3には挿通孔36を設け、キャッチャー3が閉じた状態の時にこの挿通孔36にソレノイド7の伸縮杆70を挿通し得るような、軌条部材17の外壁の部位にソレノイド7を取り付けると共に、他側のキャッチャー3の内側にスイッチ71のリード72が位置するようにして、軌条部材17の外壁の部位にスイッチ71を取り付けて成る。
今自転車の前輪が踏込部30を踏むとキャッチャー3は回動軸10を以て内方へ閉じるが、この時スイッチ71のリード72を押すため、このスイッチ71はON状態と成り、これによりソレノイド7に通電されるように成っている。而してソレノイド7の伸縮杆70が伸張して掛止板35の挿通孔36に挿通されるため、キャッチャー3は車輪を挟み込んだままロックされた状態となる。すなわちこれは錠である。これを解除するには、鍵に相当する図示しない解除スイッチを操作して、ソレノイド7の伸縮杆70を縮退させ、掛止板35の挿通孔36から外すようにするのである。
(第12実施形態)
次に図19は第12実施形態を表わす。この実施形態は軌条部材17とキャッチャー3との組み付け構成を上述した第11実施形態のそれに倣うものである。さてキャッチャー3の車輪Tが載る部位の上には踏み板33が設けられており、この踏み板33はその一端部を車輪載置台1に回動軸34により回動自在に取り付けられている。また車輪載置台1の底部の中央部分とキャッチャー3の下縁部31との間で且つ車輪を挟んだ状態で下縁部31,31間に出来る隙間(第14実施形態で述べるキャッチャー3の下縁部31と前記ガイド40の手前側の端部との関係を参照のこと)に、ストッパ杆41が挿脱自在に設けられている。またストッパ杆41には縦孔である挿通孔42が開孔されており、ストッパ杆41が前記下縁部31,31間に挿通された状態で、前記挿通孔42の位置に対応する車輪載置台1の底部に伸縮杆70が位置するように、ソレノイド7が設けられている。
これによれば、車輪Tに踏まれた踏み板33が両側のキャッチャー3の踏込部30を同時に押すことになるため、単に車輪を踏み板33の上に載せるだけで、自動的に両側のキャッチャー3で車輪Tを挟み込むことが出来る。この時に前記キャッチャー3の下緑部31,31間には隙間が生じているため、前記ストッパ杆41を操作してこの下縁部31,31間の隙間に挿通させると、キャッチャー3を車輪Tを挟み込んだ状態のまま固定することが出来る。またこの時には前記挿通孔42がソレノイド7の伸縮杆70の位置に来ているため、図示しないスイッチを操作してソレノイド7に通電することにより、伸縮杆70が伸張して挿通孔42に挿通され、挿通孔42が掛止されロックされてしまう。従って車輪Tがキャッチャー3にロックされた状態となるのである。なおキャッチャー3の踏込部30に車輪が載っていない状態では、前記縁部31,31間には挿通孔42が挿通されないようになっているが、これを挿通可能とする構成も可能である。
(第13実施形態)
次に図20は第13実施形態を表わす。前記キャッチャー3とソレノイド7とスイッチ71との構成は第11実施形態のそれに倣うものであるが、更に両側のキャッチャー3には各々リンク金具14が回動軸10の上方の軸15により取り付けられている。リンク金具14は略く字形状を呈して、この先方に長孔16が開孔されており、リンク金具14,14の長孔16,16にはピン17が挿通されている。
自転車の姿勢が傾斜するなどして前輪Tが一方の踏込部30に乗り上げたような場合には、この側のキャッチャー3が閉じようとするが、左右のキャッチャー3,3はリンク金具14,14で係合されているため、他側のキャッチャー3も同時に閉じることになる。この時キャッチャー3がスイッチ71のリード72を押すため、このスイッチ71はON状態と成り、これによりソレノイド7に通電されるように成っている。ソレノイド7に通電すると伸縮杆70が伸張して前記キャッチャー3の挿通孔36に挿通され、これによってキャッチャー3は車輪を挟み込んだままロックされた状態となる。このロック状態を解除するには、鍵に相当する図示しない解除スイッチを操作して、ソレノイド7の伸縮杆70を縮退させ、キャッチャー3の挿通孔36から外すようにする。
(第14実施形態)
次に図21乃至図23は第14実施形態を表わす。自転車の前輪Tが入る幅を有する車輪載置台1はその下部両側に設けた計4個の車輪11を、チャンネル状の軌条部材2の両側に形成された車輪通路20に嵌め込まれて、軌条部材2上をスライド自在とされている。また前記車輪載置台1の両側に設けた回動軸10にはキャッチャー3が取り付けられている。このキャッチャー3は略く字形状を呈して、車輪載置台1に載置された自転車の前輪を両側から挟み込み得るように設けられており、その際にキャッチャー3の下部に形成された内側へ突出する踏込部30に自転車の前輪が載ると、キャッチャー3が自転車の前輪を挟み込む方向へ回動するように構成されている。このキャッチャー3は常には外方向へ開いているように前記回動軸10に設けたコイルバネ(図示せず)によって付勢されている。またこのキャッチャー3が外方向へ開いている状態の時にキャッチャー3の下縁部31に取り付けた車輪32が当たり、逆にこのキャッチャー3が内方向へ閉じている状態の時には当たらない角材状のガイド40が、前記チャンネル状の軌条部材2の底部中央部から奥方へ向けてに突設されている。なお前記車輪載置台1に自転車の前輪が載置されていない状態の時には、キャッチャー3はこのガイド40の手前側の端部よりも更に手前側に位置するように、車輪載置台1がチャンネル状の軌条部材2に組み付けられている。なお前記車輪載置台1には前輪支持枠が取り付けられるように成っている。
さて図21及び図22で示すように、前記車輪載置台1が空の状態、すなわち自転車の前輪が載置されていない状態では、キャッチャー3は外方向へ開いている。従って仮に空の状態の車輪載置台1をチャンネル状の軌条部材2の奥方向へ押したとしても、キャッチャー3の下縁部31が前記ガイド40の手前側の端部に当たって、それ以上は奥方向へ進入出来ないように成っている。
図21及び図22は、自転車の前輪Tが前記車輪載置台1に進入して来て前輪Tが前記踏込部30に掛かる直前の状態を表わしている。この後前輪Tが踏込部30の上に載り、前輪Tの重量で踏込部30を踏み込むと、キャッチャー3は回動軸10から内方向へ回動して、自転車の前輪を両側から挟み込むように成る。この状態を図23で表わすが、するとキャッチャー3の下縁部31の車輪32は外方向へ開いた状態と成り、前記ガイド40の手前側の端部には掛からない形勢と成るのである。そこで自転車を奥方向へ押すようにすると、前輪Tを載置した車輪載置台1は、前記ガイド40の手前側の端部を抜けて、チャンネル状の軌条部材2を更に奥方向へ移動して、この軌条部材2上に自転車を駐車させることが出来るのである。
空の車輪載置台1は、ガイド40の端部よりも奥方へ押し込むことが出来ないように成っており、いつも手前にあって自転車の駐車を待つと言う点にこの実施形態の特長があるが、さらに前記キャッチャー3の下縁部31に取り付けられた車輪32がチャンネル状の軌条部材2の側壁とガイド40との間に位置している状態では、自転車を持ち上げたとしても、その前輪Tがキャッチャー3を開いて取り出すことが出来ないと言う点にも特長がある。即ち車輪32がガイド40に阻まれて内方へ回動することが出来ないのである。従って例えば隣り合う駐輪機に駐車させようとした自転車がこちらに駐車中の自転車にぶつかるなどして自転車が跳ねたとしても、この状態では前輪Tがキャッチャー3から外れてしまうようなことが起こらないのである。
また、単に車輪をキャッチャー3の踏込部30の上に載せるだけで、スイッチがON状態と成って自動的にソレノイド7の伸縮杆70が伸張して挿通孔36を掛止し、キャッチャー3をロックしてしまう。従って車輪載置台1を手前に引いて、前記車輪32がガイド40の手前側の端部よりも更に手前側に移動させて、キャッチャー3を完全にフリーな状態にしたとしても、ロックを解除するまでは前輪Tをキャッチャー3から外すことが出来ないのである。
なおこの発明は上述した実施形態に限定されないから、例えば二輪車の重量ではなくて、二輪車を駐車させようとして押す力を利用して、キャッチャーやその周辺部位が押されると、キャッチャーが車輪を挟み込むと共に車輪載置台が奥方へ入れることが出来るような構成も可能である。
車輪載置台の形状は任意であり、ガイドもチャンネル状のもの以外にレール状のものとするなど、自由に設計することが可能である。またキャッチャーの形状や構造などに付いても任意であり、ストッパに付いてもまた同様である。またこの発明を、上述した平置き式ラック、更に多数の自転車を詰めて駐車させるこが出来るようにしたスライド式ラック、上下2段式の二輪車の駐車収納設備などの他にも任意に適用することが可能である。すなわちこの発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
第1実施形態の正面図である。 同実施形態の側面図である。 同実施形態の平面図である。 同実施形態の動作状態説明図である。 第2実施形態の正面図である。 同実施形態の側面図である。 第3実施形態の正面図である。 同実施形態の動作状態説明図である。 第4実施形態の正面図である。 同実施形態の平面図である。 第5実施形態の平面図である。 第6実施形態のキャッチャー3の正面図である。 第7実施形態の側面図である。 第8実施形態の部分切欠正面図である。 第9実施形態の平面図である。 第10実施形態の正面図である。 第11実施形態の正面図である。 同実施形態の側面図である。 第12実施形態の平面図である。 第13実施形態のキャッチャー3の正面図である。 第14実施形態の正面図である。 同実施形態の側面図である。 同実施形態の動作状態説明図である。 従来例の側面図である。
符号の説明
1 車輪載置台
10 回動軸
11 車輪
12 掛止板
13 挿通孔
14 リンク金具
15 軸
16 長孔
17 ピン
18 軌条部材
2 軌条部材
20 車輪通路
21 スリット
22 終端孔
23 取付金具
24 挿通孔
25 挿通孔
26 脚部
27 車輪
3 キャッチャー
30 踏込部
31 下縁部
32 車輪
33 踏み板
34 回動軸
35 掛止板
36 挿通孔
4 突起
40 ガイド
5 立壁
6 踏込板
60 リンク
61 ストッパ
7 ソレノイド
70 伸縮杆
71 スイッチ
72 リード
8 上部駐車収納部材
80 車輪通路
81 ガスバネ

Claims (17)

  1. 車輪載置台をガイド上でその長手方向に移動可能に設けて成る駐輪機に於いて、前記車輪載置台に、車輪が載った時に自転車自体の重量で車輪を両側から挟み込むキャッチャーを設けると共に、車輪を挟んだ状態の前記キャッチャーは通過させ、車輪を挟んでいない状態の前記キャッチャーは通過させないようなストッパを前記ガイドに設けて成ることを特徴とする駐輪機。
  2. 断面が略コ字状の軌条部材を、その開放側が上に向くように設置して前記ガイドと為し、このガイドの手前の底面部の中央にストッパを立設し、前記ガイド上に、ガイドに接する車輪によって移動可能に車輪載置台を設けて、前記キャッチャーに車輪が載り車輪を挟んだ状態では、前記キャッチャーは前記ストッパを避け得るように形成されている、請求項1に記載の駐輪機。
  3. 前記ストッパが、前記ガイドの底面部の中央でその長手方向に横設されたガイドレールの手前側の端部であり、前記キャッチャーは車輪を備えており、この車輪は前記キャッチャーが前記ストッパを避けた状態でガイドレールの側壁面を転動し得るように設けられている、請求項2に記載の駐輪機。
  4. 断面が略コ字状の軌条部材を、その開放側が上に向くように設置して前記ガイドと為し、このガイドの側壁の手前側の端部を前記ストッパとし、前記ガイド上に、ガイドに接する車輪によって移動可能に車輪載置台を設けて、前記キャッチャーに車輪が載り車輪を挟んだ状態では、前記キャッチャーは前記ストッパを避け得るように形成されている、請求項1に記載の駐輪機。
  5. 前記キャッチャーは車輪を備え、この車輪は前記キャッチャーが前記ストッパを避けた状態で前記ガイドの側壁面を転動し得るように設けられている、請求項4に記載の駐輪機。
  6. 断面が略コ字状の軌条部材を、その開放側が上に向くように設置して前記ガイドと為し、このガイドの底面部分にその長手方向にスリットを形成し、このスリットはその手前側の端部付近で略T字形に形成されてストッパとされており、常には上昇方向に付勢されており前記キャッチャーに車輪が載った時に自転車自体の重量で下降するように設けられた昇降杆が、上昇している状態では前記ストッパに阻まれ、逆に下降している状態では前記ストッパを避け得るように形成されている、請求項1に記載の駐輪機。
  7. 前記キャッチャーが両側から対向する1対の鈎部から構成され、前記キャッチャーの車輪が載る部位の上に踏み板を設けて成る、請求項1に記載の駐輪機。
  8. 前記キャッチャーが両側から対向する1対の鈎部から構成され、この鈎部間に、一方の鈎部が閉じると他方の鈎部が閉じ一方の鈎部が開くと他方の鈎部が開くようにしたリンクを設けて成る、請求項1に記載の駐輪機。
  9. 前記ガイドまたは前記車輪載置台の何れか一側にソレノイドを取り付けると共に他側に前記ソレノイドのスライド杆を通すロック孔を設け、施錠時には前記スライド杆を前記ロック孔に挿入させ、開錠時には前記スライド杆を前記ロック孔から抜き出すスイッチ手段を備えた、請求項1に記載の駐輪機。
  10. 前記車輪載置台にソレノイドを取り付け、前記キャッチャーに車輪が載ったことを感知するための感知部を設け、この感知部が感知することによって前記ソレノイドのスライド杆を前記キャッチャーに掛合させ、前記キャッチャーを車輪を挟んだ状態で固定するロック手段を備えた、請求項1に記載の駐輪機。
  11. 車輪が載った時に自転車自体の重量で車輪を両側から挟み込むキャッチャーを設けた駐輪機であって、前記キャッチャーに車輪が載ったことを感知するための感知部を設けると共に、この感知部が感知したことによって前記キャッチャーを車輪を挟んだ状態で固定するためのロック手段を設けて成ることを特徴とする駐輪機。
  12. 前記キャッチャーが両側で対向する1対の鈎部から構成され、前記キャッチャーの車輪が載る部位の上方に踏み板を設けて成る、請求項11に記載の駐輪機。
  13. 前記キャッチャーが両側で対向する1対の鈎部から構成され、この鈎部間に、一方の鈎部が閉じると他方の鈎部が閉じ一方の鈎部が開くと他方の鈎部が開くようにしたリンクを設けて成る、請求項11に記載の駐輪機。
  14. 前記駐輪機が、ガイドとこのガイド上を長手方向に移動可能に設けた車輪載置台とから成り、この車輪載置台に前記キャッチャーを設けると共に、車輪を挟んだ状態の前記キャッチャーは通過させ車輪を挟んでいない状態の前記キャッチャーは通過させないようなストッパを前記ガイドに設け、更に前記ガイドまたは前記車輪載置台の何れか一側にソレノイドを取り付けると共に他側に前記ソレノイドのスライド杆を通すロック孔を設け、施錠時には前記スライド杆を前記ロック孔に挿入させ開錠時には前記スライド杆を前記ロック孔から抜き出すスイッチ手段を備えた、請求項11に記載の駐輪機。
  15. 前記駐輪機が、ガイドとこのガイド上を長手方向に移動可能に設けた車輪載置台とから成り、この車輪載置台にソレノイドを取り付けると共に前記キャッチャーに車輪が載ったことを感知するための感知部を設け、この感知部が感知することにより前記ソレノイドのスライド杆を前記キャッチャーに掛合させて、前記キャッチャーを車輪を挟んだ状態で固定するロック手段を備えた、請求項11に記載の駐輪機。
  16. 車輪を挟んだ状態の前記キャッチャーは通過させ、車輪を挟んでいない状態の前記キャッチャーは通過させないようなストッパを前記ガイドに設けて成る、請求項15に記載の駐輪機。
  17. 車輪が載った時に自転車自体の重量で車輪を両側から挟み込むキャッチャーを設けた駐輪機であって、車輪を挟んだ状態の前記キャッチャーを固定したり開放したりするための制限部材を設け、この制限部材を固定するためのロック手段を設けて成ることを特徴とする駐輪機。
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