JP2004359136A - クローラ装置 - Google Patents

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JP2004359136A
JP2004359136A JP2003161178A JP2003161178A JP2004359136A JP 2004359136 A JP2004359136 A JP 2004359136A JP 2003161178 A JP2003161178 A JP 2003161178A JP 2003161178 A JP2003161178 A JP 2003161178A JP 2004359136 A JP2004359136 A JP 2004359136A
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crawler
track
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JP2003161178A
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Masashi Nakamura
正志 中村
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Furukawa Co Ltd
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Furukawa Co Ltd
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Abstract

【課題】クローラ装置が突起のある地面上を走行するときの後傾角度を小さくして、突起を乗り越えるときに生ずるショックを軽減し安全性を向上させる。
【解決手段】トラックフレーム3の前後部にクローラ4を掛け回すフロントアイドラ5とスプロケット6、トラックフレーム3のフロントアイドラ5とスプロケット6との間にクローラ4の接地面の裏側に接して転動する複数のトラックローラ7を備えたクローラ装置10において、トラックローラ7の配置間隔をフロントアイドラ5側及びスプロケット6側では狭く、中央部では広くする。トラックフレーム3の中央部のトラックローラ不存在域の下面に凹部8を形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自走式の作業機械において走行体として使用されるクローラ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自走式の作業機械には走行体としてクローラ装置を用いるものがある。
例えば、図3に示すようなクローラクレーン1では、メインフレーム11上にクレーン12と運転席13と原動部14とが搭載されており、メインフレーム11の下部に走行体としてクローラ装置20を備えている。
【0003】
従来の一般的なクローラ装置20は、トラックフレーム3の前後部にクローラ4を掛け回すフロントアイドラ5とスプロケット6が設けられ、トラックフレーム3のフロントアイドラ5とスプロケット6との間には、複数のトラックローラ7が略等間隔でクローラ4の接地面の裏側に接して転動するよう配置されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
実開昭55−168480号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
クローラ装置を備えた作業機械は、不整地で使用されることが多い。
図4に示すように、従来の一般的なクローラ装置20が突起Mのある地面L上を走行するときには、まず前方(図上左方)のフロントアイドラ5側が突起Mに乗り上げて後傾し、前進するにつれて図4(a)、図4(b)のようにスプロケット6側の接地点と突起Mとの間の距離が短くなって後傾角度が増大する。クローラクレーン1の重心Gが突起Mを越えると、クローラ装置20は図4(c)に示すように急に前傾してスプロケット6側が浮き上がり、フロントアイドラ5側が接地し、さらに前進すると図4(d)のようにフロントアイドラ5側の接地点と突起Mとの間の距離が長くなって前傾角度が減少する。
【0006】
このクローラ装置20は、後傾角度最大の状態から急に前傾してフロントアイドラ5側が接地するとき大きなショックを受けるので、このとき運転者がバランスを失ったり、走行制御装置から手を離したりするおそれがある。
よって、クローラ装置20は突起Mを乗り越えるときの後傾角度をできるだけ小さくし、後傾から前傾に転じて接地したときのショックを小さくすることが求められていた。
【0007】
そこで、図5に示すように、トラックフレーム3の中央部に、前後一対のトラックローラ7を取り付けた揺動フレーム31を、揺動ピン32で前後揺動可能に枢支したクローラ装置30も提案されている。
このクローラ装置30は、図6に示すように、突起Mのある地面L上を走行するときには、まず前方のフロントアイドラ5側が突起Mに乗り上げて後傾する。前進する途中で、揺動フレーム31に取り付けられたトラックローラ7が突起Mの位置にさしかかると、図6(a)のように揺動フレーム31が揺動ピン32を支点として傾動するので、この時点ではクローラ装置30の後傾角度はさほど大きくはならない。
【0008】
しかし、図6(b)のように揺動ピン32が突起Mの上にくると揺動フレーム31は中立位置に戻るので、後傾角度は従来の一般的なクローラ装置20と同様に増大する。そして、重心Gが突起Mを越えると、クローラ装置30は図6(c)に示すように急に前傾してスプロケット6側が浮き上がり、フロントアイドラ5側が接地する。
【0009】
さらに前進して揺動フレーム31に取り付けられたトラックローラ7が突起Mの位置にさしかかると、図6(d)のように揺動フレーム31が揺動ピン32を支点として傾動するので、クローラ装置30の前傾角度は小さくなる。
従って、このクローラ装置30でも後傾角度最大の状態から急に前傾してフロントアイドラ5側が接地するときは、やはり大きいショックを受ける。
【0010】
本発明は、クローラ装置における上記問題を解決するものであって、突起のある地面上を走行するときの後傾角度を小さくして、突起を乗り越えるときに生ずるショックを軽減し安全性を向上させることのできるクローラ装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明では、トラックフレームの前後部にクローラを掛け回すフロントアイドラとスプロケット、トラックフレームのフロントアイドラとスプロケットとの間にクローラの接地面の裏側に接して転動する複数のトラックローラを備えたクローラ装置において、トラックローラの配置間隔をフロントアイドラ側及びスプロケット側では狭く、中央部では広くすることにより上記課題を解決している。
【0012】
このクローラ装置は、トラックフレームの中央部ではトラックローラの配置間隔を広くして、広いトラックローラ不存在域を形成しているので、このトラックローラ不存在域が突起の位置にさしかかると、クローラが上方に撓んで後傾角度の増加を軽減する。作業機械の重心が突起を越えると、クローラ装置は前傾してスプロケット側が浮き上がり、フロントアイドラ側が接地するが、クローラ装置が後傾から前傾に転ずるときの後傾角度が従来のものに比べて小さいため、フロントアイドラ側が接地するときのショックが小さい。
【0013】
トラックフレームの中央部のトラックローラ不存在域の下面に凹部を形成すると、クローラがトラックフレームによる制約を受けずに上方に撓むことが可能となる。特に、ゴムのクローラを使用する場合、クローラは凹部に接するまで大きく撓むことが可能で、後傾角度が極めて小さくなり、大幅にショックを軽減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の一形態であるクローラ装置の構成図、図2はクローラ装置の作用の説明図である。
このクローラ装置10は、例えば、図3に示すクローラクレーン1のような自走式の作業機械の走行体として用いられものであり、トラックフレーム3の前後部にクローラ4を掛け回すフロントアイドラ5とスプロケット6が設けられ、トラックフレーム3のフロントアイドラ5とスプロケット6との間には、複数のトラックローラ7がクローラ4の接地面の裏側に接して転動するよう配置されている。
【0015】
トラックローラ7は、フロントアイドラ5側の配置間隔Pf及びスプロケット6側の配置間隔Prが狭く設定されている。一方、中央部ではトラックローラ7配置間隔Pmが広く設定されているため、ここに広いトラックローラ不存在域が形成されている。
そして、トラックフレーム3の中央部のトラックローラ不存在域の下面には凹部8が形成されている。
クローラ装置10が突起Mのある地面L上を走行するときには、まず前方(図上左方)のフロントアイドラ5側が突起Mに乗り上げて後傾し、前進するにつれて図2(a)のようにスプロケット6側の接地点と突起Mとの間の距離が短くなって後傾角度が増大する。
【0016】
このクローラ装置10は、トラックフレーム3の中央部ではトラックローラ7の配置間隔Pmを広くして、広いトラックローラ不存在域を形成しているので、図2(b)のようにこのトラックローラ不存在域が突起Mの位置にさしかかると、クローラ4が上方に撓んで後傾角度の増加を軽減する。
作業機械の重心Gが突起Mを越えると、クローラ装置10は図2(c)に示すように前傾してスプロケット6側が浮き上がりフロントアイドラ5側が接地するが、クローラ装置10が後傾から前傾に転ずるときの後傾角度が従来のものに比べて小さいため、フロントアイドラ5側が接地するときのショックが小さい。
クローラ装置10がさらに前進して図2(d)のようにフロントアイドラ5側のトラックローラ7が突起M上に達した後は、接地点と突起Mとの間の距離が長くなるにつれて前傾角度が減少する。
【0017】
このクローラ装置10は、トラックフレーム3の中央部のトラックローラ不存在域の下面に凹部8が形成されているので、後傾から前傾に転ずるとき、クローラ4がトラックフレーム3による制約を受けずに上方に撓むことができ、特に、ゴムのクローラ4を使用する場合、クローラ4は凹部8に接するまで大きく撓むことが可能で、後傾角度が極めて小さくなり、大幅にショックを軽減することができる。
また、このクローラ装置10は、単にトラックフレーム3へのトラックローラ7の配置間隔を変えるだけで、図5の揺動フレーム31のような部品は不要であるので、コストの上昇をきたすことなく、ショックを軽減することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のクローラ装置によれば、突起のある地面上を走行するときの後傾角度を小さくして、突起を乗り越えるときに生ずるショックを軽減し安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるクローラ装置の構成図である。
【図2】クローラ装置の作用の説明図である。
【図3】従来のクローラ装置を備えたクローラクレーンの構成図である。
【図4】従来のクローラ装置の作用の説明図である。
【図5】揺動フレームを備えた従来のクローラ装置の構成図である。
【図6】揺動フレームを備えた従来のクローラ装置の作用の説明図である。
【符号の説明】
3 トラックフレーム
4 クローラ
5 フロントアイドラ
6 スプロケット
7 トラックローラ
8 凹部
10 クローラ装置
L 地面
M 突起

Claims (2)

  1. トラックフレームの前後部にクローラを掛け回すフロントアイドラとスプロケット、トラックフレームのフロントアイドラとスプロケットとの間にクローラの接地面の裏側に接して転動する複数のトラックローラを備えたクローラ装置であって、トラックローラの配置間隔をフロントアイドラ側及びスプロケット側では狭く、中央部では広くしたことを特徴とするクローラ装置。
  2. トラックフレームの中央部のトラックローラ不存在域の下面に凹部を形成したことを特徴とする請求項1記載のクローラ装置。
JP2003161178A 2003-06-05 2003-06-05 クローラ装置 Pending JP2004359136A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014043836A1 (zh) * 2012-09-19 2014-03-27 Zhang Yunan 全方位移动履带

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