JP2004358767A - 自動包装機における包材印刷位置調整装置 - Google Patents

自動包装機における包材印刷位置調整装置 Download PDF

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Abstract

【課題】包装品に対する製造日付や賞味期限といった各種必要な印刷の位置を、必要に応じて簡単に、且つ正確に移動調節できるように工夫した自動包装機における包材印刷位置調整装置を提供する。
【解決手段】自動包装機の運転用モニタ11に、プリンタ30への印字コマンドの送信タイミングを変化させて、包材Fに対する印字位置を調節する調整キー12BT、12BSを設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の被包装材料を充填包装する包材(包装用フィルム)に、製造日付や賞味期限といった印刷情報を印刷する機能を備えた自動包装機に関するものであって、具体的には、包材に対する製造日付等の印刷位置を調整することができる自動包装機における印刷位置調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の印刷機能を備えた自動包装機に関しては、本出願人によって特許文献1に記載の自動包装機が提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−11844号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に記載の自動包装機は、搭載したプリンタを用いて必要な印刷情報を包装フィルムの必要箇所に位置を合わせて印刷することができると共に、レジマークに合わせて包装フィルムの送り制御を行い、常に決められた位置に印刷できる特徴を備えている。
【0005】
しかし、上記特許文献1に記載の自動包装機では、包装部に向けて移送される包材に対してプリンタが製造日付や賞味期限といった必要な印刷を行い、その後、包材のフオーミングとシールを行うことにより、決められた位置に必要な印刷を行った包装品をシール成形するものであるから、包装品に対する製造日付等の印刷位置を移動調整する場合は自動包装機の運転を一旦停止して、プリンタそのものの設置位置を移動調節するか、又はシーラからプリンタまでの包材の長さをロール等で調節する必要があって、甚だ煩雑であった。
【0006】
従って本発明の技術的課題は、包装品に対する製造日付や賞味期限といった各種必要な印刷位置を、必要に応じて簡単に且つ正確に移動調節できるように工夫した自動包装機における包材印刷位置調節装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)上記の課題を解決するためになされた本発明は、被包装材料を充填包装する包材に印字情報を印刷するプリンタと、当該包材の第1横シール位置を基準に自動包装機が作成する包装品の幅及び包材の送り速度とからプリンタの印刷位置を計算する包材印刷位置調整装置を搭載した自動包装機において、包材に印刷する際に、上記自動包装機からプリンタへ送信する印字コマンドの送信タイミングを変化させることによって、印刷位置を印刷可能な範囲内で調整可能とする手段を具備させる。
【0008】
(2)また、被包装材料を充填包装する包材に印字情報を印刷するプリンタと、当該包材に等間隔で印刷されているマークを検出して包材の位置合わせを行っている第1横シール位置を基準に自動包装機が作成する包装品の幅及び包材の送り速度とからプリンタの印刷位置を計算する包材印刷位置調整装置を搭載した自動包装機において、包材に印刷する際に、上記自動包装機からプリンタへ送信する印字コマンドの送信タイミングを変化させることによって、印刷位置を印刷可能な範囲内で調整可能とする手段を具備させる。
【0009】
(3)また、前記印刷位置を印刷可能な範囲内で調整可能とする手段は、前記自動包装機の運転用モニタに、包材の予め設定された基準位置に対して一定距離だけ上又は下へ印刷位置を移動できる調整キーを具備させる。
【0010】
(4)また、前記調整手段又は調整キーにより調整された印刷位置情報は、前記自動包装機に予め設定されている品種番号と関連させて自動包装機のメモリに記憶させておき、その後に設定された品種番号に連動してメモリから読み出して前記自動包装機の印刷位置情報として設定できることを具備させる。
【0011】
(5)また、前記調整手段又は調整キーにより調整された印刷位置情報が包材の印刷可能範囲を越えて入力された場合に、印字エラーを表示する手段と、当該印刷可能範囲を越えて入力された印刷位置情報を変更前の値に戻す手段を具備させる。
【0012】
(6)また、前記調整手段又は調整キーにより調整された印刷位置情報が包材の印刷可能範囲を越えて入力された場合に、印字エラーを表示する手段と、前記自動包装機の動作を停止させる手段を具備させる。
【0013】
上記(1)、(2)で述べた自動包装機における手段によれば、包材に印刷する際に、自動包装機からプリンタへ送信する印字コマンドの送信タイミングを変化させることによって、プリンタによる包材への製造日付等の印刷位置を任意にしかも極めて簡単に移動調整することができる。
【0014】
上記(3)で述べた自動包装機における手段によれば、自動包装機の運転用モニタに、包材の予め設定された基準位置に対して一定距離だけ上又は下へ印刷位置を移動できる調整キーを設けることによって、プリンタによる包材への製造日付等の印刷位置を任意にしかも極めて簡単に移動調整することができる。
【0015】
上記(4)で述べた印刷位置情報によれば、自動包装機に予め設定されている品種番号と関連させて自動包装機のメモリに記憶させておき、その後に設定された品種番号に連動してメモリから読み出して前記自動包装機の印刷位置情報として設定できることによって、印刷位置調整が完了した印字情報の保存並びに自動包装機の印刷位置再設定を極めて容易にすることができる。
【0016】
上記(5)、(6)で述べた自動包装機における手段によれば、キー操作によって移動調整された印字位置が印刷可能範囲を越えて入力されると、アラーム信号等を発することによって、包装品に対する印刷ミスを防ぐことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る自動包装機における包材印刷位置調節装置の実施の形態を図面と共に説明する。図1は本発明を実施した自動包装機の一例を示す正面図である。図1に示すように、1は機体、2は被包装材料を収容したタンク、2Pは被包装材料供給用パイプ、2aはこのパイプの途中に設けた材料充填用ポンプ、3はリールFAから送り出されて来る包材Fを略U字状に屈曲する製袋ガイドを示す。
【0018】
5と6と7は、機体1の前面に並べて取付けたヒートシール用の縦シーラと第1並びに第2の横シーラを示し、更に8はノッチ、9はミシン目カッター、10は切離しカッター、14はコンベヤであって、これ等は図2に示した数値制御可能な各パルスモーター5M、6M、7M、8M、9M、10M、2M、もしくはサーボモーターによって駆動される仕組みになっている。
【0019】
一方、11は包装品毎(品種番号毎)に決められた各サイズデー夕や印字制御を行う情報入力と、プログラム選択用の各キーを備えた運転用モニタで、12Aは袋サイズとか種類、或いは印字制御情報と言った各種設定データを入力したり、運転上の各種メッセージを表示するモニタ画面、12Bは包装に必要な各種デー夕を入力するキーボードで、その詳細は後述する。
【0020】
また、30は上記機体1に搭載したプリンタ(印字装置)で、このプリンタ30はリールFA’から引き出された包材Fが少なくとも製袋ガイド3によって断面略U字状にフオーミングされる前、即ちリールFA’から引き出された包材Fが平面状態の時に、その表面又は裏面の適所に例えば図5に示すような製造日付や賞味期限のような各種印字情報WDを印字出力するように構成されている。更に上述したキーボード12Bは、品種を設定するためのデータ読み出し用キーと、書き込み用キーと、モード切り替え用キーと、データ入力用キーによって構成されている。
【0021】
25は上記包材Fに予め等間隔に印刷されているマークFA(図3参照)を読み取るマークセンサで、包材Fの移送通路に面して取付けられている。マークFAは包材Fに施す横シールの位置を整合させるためのもので、1つの包装品FX(図5参照)に対して必ず1つのマークFAが存在するように印刷されている。
【0022】
尚、上記のキーボード12Bに制御されて入力される印字情報WDには、図5に示した製造日付や賞味期限の他に、例えば品名、原材料、内容量、使用方法、販売者名、製造者名等が存在するが、印字情報WDがこれ等のものにのみ限定されないことは勿論であって、図示した印字情報を印刷するための各種印字制御情報が各品種毎に入力設定されていて、これ等プログラムされている多数の印字制御情報の中から必要な情報を取り出して、プリンタ30を制御する仕組みになっている。
【0023】
図2は、マイクロコンピュータを搭載した本発明に係る自動包装機の電気的構成を示したブロック図である。図2に示すように、20はCPU、21はシステムプログラムを格納したメモリである。これ等CPU20とメモリ21にバス22を介して接続したインターフェイス回路23には、前述したモニタ画面12A及びキーボード12Bから成る運転用モニタ11と、プリンタ制御回路を含んだプリンタ30と、警報器13が接続され、更に、モーター制御回路24を介して前述した縦シーラ5と、第1横シーラ6と、第2横シーラ7と、ノッチ8と、ミシン目用カッター9と、切離し用カッター10と、材料充填用ポンプを作動するための各モーター5M、6M、7M、8M、9M、10M、並びに2Mが接続され、各々がCPU20の監視下でメモリ21に格納されたプログラムに従って制御作動される仕組みになっている。
【0024】
図4は、前述したモニタ画面12Aの一例を示したものである。図4に示すように、画面上には前記キーボード12Bによって入力された包装品の品種番号や、袋の長さ、包装速度等を表示する表示部と、包材Fに対する横シールやノッチ、ミシン目、カッターによるカット位置、マーク位置、及びポンプ2aの充填量を調節するためのキーと、上記包材Fに対するプリンタ30による印字情報WDの印刷位置を調節する調整キー12BTと12BSが設けられている。
【0025】
これ等の各キーは、前述した横ロールシーラ6、7と、ノッチ8と、ミシン目用及び切離し用の各カッター9、10と、或いはポンプ2aを作動する各モーター6M、7M、8M、9M、10M並びに2Mの回転数を増減調節するものであって、特に印刷位置調整用のキー12BT、12BSは、前記包材Fに対する印字情報WDの印刷位置を、包材Fの移送方向に沿って前後方向(進退方向)に調節することによって、包装品FXの任意の位置に印字情報WDを印刷することを可能にしている。なお、この印刷位置調整用のキー12BT、12BSは、包材Fに対する包装作動前の設定時及び包装作動中において調節可能になっている。
【0026】
図5は、包装品FXに対する印字情報WDの印刷位置を移動させる方法を説明したものである。図5(イ)に示すように、包装品の最下段に印刷されている印字情報WDの印刷位置を上方に移動させたい場合は、アップ用調整キー12BTをON操作すれば良い。アップ用調整キー12BT1回のON操作で移動する印刷位置は、例えば1mm単位で上方に移動するようになっており、この位置移動単位数値は別途マイクロコンピュータのプログラムに予め設定可能となっている。
【0027】
反対に図5(ロ)に示すように、包装品の最上段に印刷されている印字情報WDの印刷位置を下方に移動させたい場合は、ダウン用調整キー12BSをON操作すれば良い。ダウン用調整キー12BS1回のON操作で移動する印刷位置は、例えば1mm単位で下方に移動するようになっており、この位置移動単位数値は別途マイクロコンピュータのプログラムに予め設定可能となっている。
【0028】
上記アップ用調整キー12BTとダウン用調整キー12BSのON操作による印刷位置の移動は、いずれも前記CPU20の監視下で行われるものであって、これ等各調整キー12BTと12BSはプリンタ30への印字コマンドの送信タイミングを調整することにより、包材Fに対する印字位置を包材移送方向に対して前後方向に調節するように作動するものである。その結果、包装品FXに対する印字情報WDの印刷位置を図示したように上下に移動調整することを可能にしている。
【0029】
しかし、上記各調整キー12BTと12BSによる印刷位置の移動調整は、図5に示した包装品FXにおける印刷可能範囲V(印刷可能寸法)内に限られていて、一般的には包装品FXの横シール部分Lには印刷が掛からないようにする必要がある。
【0030】
図6は、包材Fを移送しながら包装品FXを作る過程において、プリンタヘの印字コマンドをどのように送信するかを表した動作説明図である。図6(イ)に示すように、第1横シーラ6がシールした位置からプリンタヘッドが設置されている位置までの包材F上の物理的距離をXA、横シール幅をL、包装品FXの印刷可能範囲をVとし、図6(イ)のように印刷可能範囲の最も下の位置にプリンタ30の印字ヘッドが位置すると同時に印字する場合は、第1横シーラ6がシールした後包材FをXBの距離だけ移送してからプリンタ30に印字コマンドを送信する。
【0031】
即ち、包装機1は第1横シール実行時からXB移動時間=T1のタイミングを取ってプリンタに印字コマンドを送信するように動作し、この結果図6(イ)に示されているように印刷可能範囲の最も下の位置(印字位置=0mm)に印字することができる。
【0032】
次に、図6(ロ)に示す所に印字位置をずらしたい時は、調整キー12BTを1回(1ステップ)だけON操作してプリンタ30に送る印字コマンドのタイミングを調整する。
【0033】
即ち、図6(ロ)に示すように印刷位置を上にずらすため12BTを1回ONすると、第1横シール実行時間+T1のタイミングに対して1ステップ(例えば、包材1mm分だけ移送する時間)だけ加算された印字タイミングを取ってプリンタ30に印字コマンドを送信するように動作し、この結果印刷可能範囲の最も下の位置より+1mm上にずれた位置に印字することができる。
【0034】
勿論、調整キー12BTを2回ONすると、2ステップ(例えば、包材2mm)分上に移動した位置に印字することができ、調整キー12BSをON操作するとON操作分だけ下に移動した位置に印字することができる。
【0035】
更に、図6(ハ)は包材Fに予め印刷されているマークFAに基づく包材Fの横シール位置制御動作に連動して印刷位置の調整を行う動作を説明したものである。図6(ハ)に示すように、マークセンサ25がマークFAを検出すると包装機1は包材における横シール位置を合わせるために包材送りローラ及び縦シーラを制御して包材を第1横シール位置に合わせている。次に、包装機1は図6(イ)の動作のように印刷可能範囲の最も下の位置にプリンタ30の印字ヘッドが位置すると同時に印字する場合は、第1横シーラ6がシールした後包材FをXBの距離だけ移送してからプリンタ30に印字コマンドを送信する。
【0036】
即ち、包材Fに印刷されているマークFAをマークセンサ25が検出して包材Fを予め設定されている第1横シール位置に正確に合わせるように制御することにより、この第1横シール位置から印刷可能範囲の最も下の位置に正確に印字位置を合わせることができる。
【0037】
なお、本発明では上記調整キー12BT、12BSの入力操作による印字情報WDの印刷位置の移動が、包装品FXの印刷可能範囲Vを越えたと判断されると、上述した警報器13を作動させると共に、その入力データの入力制限を行って、印刷の失敗を防止する仕組みになっている。また、包装機1の設定において、包装品FXの長さ(L+V)や包材の移送速度等の設定を変えた場合、包装機1は上記XB移動時間(T1)や調整キー12BT、12BSの1ステップ時間を自動的に調節して正しい印刷位置を常に維持するように動作する仕組みになっている。
【0038】
図7は、包装機1に対して新たに印字タイミングを設定して印刷する場合の動作フローチャートである。図7に示すように、先ず、包装機1の操作者は運転用モニタ11から品種番号や印字位置等の各種データを入力し(ステップS1)、入力されたデータは包装機1に送られ、印字タイミングを含む包装機の動作設定が行われる(ステップS2)。その後、操作者は運転用モニタ11のスタートボタンを押下して包装機1の動作をスタートさせ(ステップS3)、包装機1は直前に設定された印字タイミングに合わせて印字指示(印字コマンド)をプリンタ30に送信する(ステップS4)。印字指示を受け取ったプリンタ30は、この印字指示に基づいて包材Fに印字動作を行い(ステップS5)、印字が完了したら完了信号を包装機1に返信する。
【0039】
包装機操作者は、包装機1の動作中において出来上がった包装品FXの印字位置の確認を行い、印字位置がずれていたら調整キー12BTもしくは12BSをON操作して印字位置の調整を行い(ステップS6)、包装機1は調整キーの情報を受けて印字タイミングを変更して印字指示(印字コマンド)をプリンタ30に送信する(ステップS7)。変更された印字指示を受け取ったプリンタ30は、この印字指示に基づいて包材Fに位置変更された印字動作を行い(ステップS8)、印字が完了したら完了信号を包装機1に返信する。
【0040】
包装機操作者は、包装動作を終了しようとした場合は運転用モニタ11のストップボタンを押下して包装機1の動作をストップさせ(ステップS9)、更にこれまでの包装動作に関する設定データを保存する場合は運転用モニタ11のデータ登録キーを押下する(ステップS10)。
【0041】
包装機1は、データ登録キーの押下を受けて直前の印字タイミング情報を設定されている品種番号に関連させてメモリ21に記憶させて(ステップS11)、今後同じ品種番号の包装品に印字する際に同じ位置に印字できるようにしている。
【0042】
図8は、包装機1に対して品種番号を用いてメモリに記憶されている印字タイミングを読み出して印刷する場合の動作フローチャートである。図8に示すように、包装機操作者は運転用モニタ11から品種番号を入力し(ステップS12)、入力された品種番号データは包装機1に送られ、この品種番号に関連した包装機設定データをメモリ21から読み出し(ステップS13)、印字タイミングを含む設定データを包装機1に設定する(ステップS14)。
【0043】
続いて操作者は、運転用モニタ11のスタートボタンを押下して包装機1の動作をスタートさせ(ステップS15)、包装機1は直前に設定された印字タイミングに合わせて印字指示(印字コマンド)をプリンタ30に送信する(ステップS16)。印字指示を受け取ったプリンタ30は、この印字指示に基づいて包材Fに印字動作を行い(ステップS17)、印字が完了したら完了信号を包装機1に返信する。
【0044】
包装機操作者は、包装機1の動作中において出来上がった包装品FXの印字位置の確認を行い、印字位置がずれていたら調整キー12BTもしくは12BSをON操作して印字位置の調整を行い(ステップS18)、包装機1は調整キーの情報を受けて印字タイミングを変更して印字指示(印字コマンド)をプリンタ30に送信する(ステップS19)。変更された印字指示を受け取ったプリンタ30は、この印字指示に基づいて包材Fに対して位置変更された印字動作を行い(ステップS20)、印字が完了したら完了信号を包装機1に返信する。
【0045】
包装機操作者は、包装動作を終了しようとした場合は運転用モニタ11のストップボタンを押下して包装機1の動作をストップさせ(ステップS21)、更にこれまでの包装動作に関する設定データを保存する場合は運転用モニタ11のデー夕登録キーを押下する(ステップS22)。
【0046】
包装機1は、データ登録キーの押下を受けて設定されている品種番号に関連させて直前の印字タイミング情報をメモリ21に記憶させ(ステップS23)、処理を終える。
【0047】
図9は、調整キー12BTもしくは12BSをON操作して印字位置の調整を行った結果、エラーとなった場合の第1の処理フローチャートである。図9に示すように、包装機操作者は包装機1の動作中において出来上がった包装品FXの印字位置の確認を行い、印字位置がずれていたら調整キー12BTもしくは12BSをON操作して印字位置の調整を行う(ステップS24)。
【0048】
包装機1は調整キーの情報を受けて印字タイミングを変更し、変更された印字タイミングで印刷される包材Fにおける印字位置と印刷可能範囲を比較し、この印字位置が印刷可能範囲内に入っている場合は印字指示(印字コマンド)をプリンタ30に送信する(ステップS25)。
【0049】
変更された印字指示を受け取ったプリンタ30は、この印字指示に基づいて包材Fに位置変更された印字動作を行い(ステップS26)、印字が完了したら完了信号を包装機1に返信する。
【0050】
次に、包装機操作者は包装機1の動作中において調整キー12BTもしくは12BSを引き続きON操作して印字位置の調整を行う(ステップS27)。包装機1は調整キーの情報を受けて印字タイミングを変更し、変更された印字タイミングで印刷される包材Fにおける印字位置と印刷可能範囲を比較し、この印字位置が印刷可能範囲内を越えている場合は印字エラーと判断し、印字タイミングを直前の印字タイミングに戻して印字指示(印字コマンド)をプリンタ30に送信する(ステップS28)。
【0051】
元に戻された印字指示を受け取ったプリンタ30は、この印字指示に基づいて包材Fの元の位置に印字動作を行い(ステップS30)、印字が完了したら完了信号を包装機1に返信する。一方、包装機1はエラー信号を運転用モニタに送り、モニタ画面12A上に印字エラー表示を行うと共に警報器13を鳴らして(ステップS29)処理を終える。
【0052】
図10は、調整キー12BTもしくは12BSをON操作して印字位置の調整を行った結果、エラーとなった場合の第2の処理フローチャートである。図10に示すように、包装機操作者は包装機1の動作中において出来上がった包装品FXの印字位置の確認を行い、印字位置がずれていたら調整キー12BTもしくは12BSをON操作して印字位置の調整を行う(ステップS31)。
【0053】
包装機1は調整キーの情報を受けて印字タイミングを変更し、変更された印字タイミングで印刷される包材Fにおける印字位置と印刷可能範囲を比較し、この印字位置が印刷可能範囲内に入っている場合は印字指示(印字コマンド)をプリンタ30に送信する(ステップS32)。
【0054】
変更された印字指示を受け取ったプリンタ30は、この印字指示に基づいて包材Fに位置変更された印字動作を行い(ステップS33)、印字が完了したら完了信号を包装機1に返信する。
【0055】
次に、包装機操作者は包装機1の動作中において調整キー12BTもしくは12BSを引き続きON操作して印字位置の調整を行う(ステップS34)。包装機1は調整キーの情報を受けて印字タイミングを変更し、変更された印字タイミングで印刷される包材Fにおける印字位置と印刷可能範囲を比較し、この印字位置が印刷可能範囲を越えている場合は印字エラーと判断して包装機動作を停止し、印字指示(印字コマンド)をプリンタ30に送信しないようにする(ステップS35)。一方、包装機1はエラー信号とストップ信号を運転用モニタに送り、モニタ画面12A上に印字エラー表示と包装機ストップ表示を行うと共に警報器13を鳴らして(ステップS36)処理を終える。
【0056】
なお、上記第1のエラー処理もしくは第2のエラー処理どちらを選ぶかは包装機1に対する動作スタート前の設定により自由に選択可能となっている。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、包装機の運転用モニタを操作して包装品の品種番号を入力するだけで、予め設定された製造日付や賞味期限等の印字情報を決められた位置に印刷した包装フィルムを用いてシール成形することができるものであるが、本発明では特に運転用モニタの調整キーを操作するだけで、印刷レイアウトの変更に容易に対応できる利点を備えると共に、印刷位置の変更が印刷可能範囲を越えた場合には、操作者にアラームを出して入力制限等を行うため、印刷の失敗を防止できる利点を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した自動包装機の一例を示す正面図である。
【図2】本発明に係る自動包装機の電気的構成を示したブロック図である。
【図3】包材に印刷されているマーク並びにマークセンサに関する説明図である。
【図4】モニタ画面12Aの一例を示したものである。
【図5】包装品FXに対する印字情報WDの印刷位置を移動させる方法を説明したものである。
【図6】包材Fを移送しながら包装品FXを作る過程において、プリンタヘの印字コマンドをどのように送信するかを表した動作説明図である。
【図7】包装機1に対して新たに印字タイミングを設定して印刷する場合の動作フローチャートである。
【図8】包装機1に対して品種番号を用いてメモリに記憶されている印字タイミングを読み出して印刷する場合の動作フローチャートである。
【図9】調整キーをON操作して印字位置の調整を行った結果、エラーとなった場合の第1の処理フローチャートである。
【図10】調整キーをON操作して印字位置の調整を行った結果、エラーとなった場合の第2の処理フローチャートである。
【符号の説明】
1 自動包装機の機体
3 製袋ガイド
F 包材
FX 包装品
FA マーク
5 縦シーラ
6 第1横シ−ラ
7 第2横シ−ラ
L 横シール幅
11 運転用モニタ
12A モニタ画面
12B キーボード
12BT、12BS 調整キー
13 警報器
25 マークセンサ
30 プリンタ
WD 印字情報

Claims (6)

  1. 被包装材料を充填包装する包材に印字情報を印刷するプリンタと、当該包材の第1横シール位置を基準に自動包装機が作成する包装品の幅及び包材の送り速度とからプリンタの印刷位置を計算する包材印刷位置調整装置を搭載した自動包装機において、
    包材に印刷する際に、上記自動包装機からプリンタへ送信する印字コマンドの送信タイミングを変化させることによって、印刷位置を印刷可能な範囲内で調整可能とする手段を設けたことを特徴とする自動包装機における包材印刷位置調整装置。
  2. 被包装材料を充填包装する包材に印字情報を印刷するプリンタと、当該包材に等間隔で印刷されているマークを検出して包材の位置合わせを行っている第1横シール位置を基準に自動包装機が作成する包装品の幅及び包材の送り速度とからプリンタの印刷位置を計算する包材印刷位置調整装置を搭載した自動包装機において、
    包材に印刷する際に、上記自動包装機からプリンタへ送信する印字コマンドの送信タイミングを変化させることによって、印刷位置を印刷可能な範囲内で調整可能とする手段を設けたことを特徴とする自動包装機における包材印刷位置調整装置。
  3. 前記印刷位置を印刷可能な範囲内で調整可能とする手段は、前記自動包装機の運転用モニタに、包材の予め設定された基準位置に対して一定距離だけ上又は下へ印刷位置を移動できる調整キーを設けたことを特徴とする請求項1と請求項2に記載の自動包装機における包材印刷位置調整装置。
  4. 前記調整手段又は調整キーにより調整された印刷位置情報は、前記自動包装機に予め設定されている品種番号と関連させて自動包装機のメモリに記憶させておき、その後に設定された品種番号に連動してメモリから読み出して前記自動包装機の印刷位置情報として設定できることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の自動包装機における包材印刷位置調整装置。
  5. 前記調整手段又は調整キーにより調整された印刷位置情報が包材の印刷可能範囲を越えて入力された場合に、印字エラーを表示する手段と、当該印刷可能範囲を越えて入力された印刷位置情報を変更前の値に戻す手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の自動包装機における包材印刷位置調整装置。
  6. 前記調整手段又は調整キーにより調整された印刷位置情報が包材の印刷可能範囲を越えて入力された場合に、印字エラーを表示する手段と、前記自動包装機の動作を停止させる手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の自動包装機における包材印刷位置調整装置。
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