JP2004358494A - 縮管成形装置、縮管成形方法、およびこれを用いて製造された触媒コンバータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】縮管成形装置は、複数に分割された型1、1、1…と、各型1をそれぞれ素管Wの径方向外側から押圧させるよう駆動する駆動機構と、縮径される素管の材料の所定量の流動を許容する空間Sを形成するために互いに隣接する型1、1の間に配置されるスペーサ3と、を備えてなる。
縮管成形方法は、分割型1により素管Wをその径方向外側から押圧して所定の径に縮径させるもので、分割型1、1間に素管Wの所定量の材料の流動を許容する空間Sを形成して、この空間Sに素管Wの所定量の材料を流動させながら素管Wを縮径させる。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、縮管成形装置、縮管成形方法、およびこれを用いて製造された触媒コンバータに関し、さらに詳しくは、、素管を外側から押圧することにより所定の径に縮径させて縮管を成形するための分割型を有する装置、分割型により素管を外側から押圧して所定の径に縮径させた縮管を成形する方法、および、触媒容器内にマットが巻回された触媒担体が収容されてなる触媒コンバータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本発明に関連する従来の技術としては、触媒担体の被覆方法およびこの方法に用いる縮径加工装置として開示された特許文献1が知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−97944号公報
【0004】
特許文献1には、触媒担体の外形寸法を測定し、その触媒担体に所定厚さに無膨張部材(マット)を巻き付けて管状部材(素管)内に収納した後、管状部材を、その内周面に上記無膨張部材が当接すべく上記外形寸法に基づいて縮径させることを特徴とする触媒担体の被覆方法が開示されている。さらに、この方法において、上記管状部材の縮径加工は、管状部材の外方にその周方向に沿って複数配置され径方向にそれぞれ移動可能な押圧部材(分割型)によって、その外方から管状部材を径方向内側に押圧して縮径することを特徴とする触媒担体の被覆方法も開示されている。
【0005】
また、特許文献1には、筒状をなす被加工物(素管)の外方に周方向に沿って複数配置され内方に向かってそれぞれ移動して被加工物を縮径する押圧部材(分割型)と、この押圧部材のさらに外側に配置され上記被加工物の筒穴方向に移動して上記押圧部材と係合し当該押圧部材を移動させる入力部材とを備え、上記押圧部材が上記被加工物の筒穴方向に複数配置され、上記入力部材によって移動するそれら筒穴方向に並べられた押圧部材の移動量をそれぞれ異ならせることを特徴とする縮径加工装置が開示されている。
そして、特許文献1の段落番号0022には、「被加工物の外周表面に押圧部材ごとに縮径量の異なる段部や、押圧部材間の間隙によって筒穴方向のリブを容易に形成することができる。」などと記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来の技術にあっては、押圧部材間に間隙が形成されない場合、縮径されるときに管状部材の材料(余肉)を逃がすように流動させることができず、周方向に座屈してシワなどの変形が発生したり、変形が発生せずとも、外周形状が安定して縮径されず周方向部分によって径が異なり真円度が良好ではないという問題があった。図6は、この従来の技術によって縮径成形された管状部材(素管)の外周面の形状をコントレーサによって測定したグラフである。図6から明かであるように、上記従来の技術にあっては、縮径時に素管が周方向に均等に収縮することができず、真円度が良好な状態で管状部材を成形することができなかった。そして、真円度が良好でない状態の管状部材では、触媒担体に巻き付けられた無膨張マットに対する面圧が場所によって異なり、さらには管状部材と無膨張マットとの密着度が悪化し、浄化すべき排気ガスが触媒担体を通過することなく、管状部材と無膨張マットとの間を通過することとなり、浄化性能が低下するという問題があった。
【0007】
また、上記特許文献1に開示された従来の技術にあっては、被加工物としての管状部材の外周表面にリブを形成する場合、かかるリブ(その形成する目的が明確に記されておらず不明である。)は、比較的大きく、しかも特許文献1における図8(b)に示されているように、管状部材の板厚が変化することなく屈曲されてリブの内周面が外側に突出した形状に形成されている。そのため、触媒担体に巻き付けられた無膨張マットとこれを被覆する管状部材でなる被覆筒との間に隙間ができ、浄化すべき排気ガスが触媒担体を通過することなくかかる隙間を通過することとなり、浄化性能が低下するという問題があった。
【0008】
本発明は上述した問題に鑑みてなされたもので、真円度が良好な状態で素管を縮径させることができる縮管成形装置、縮管成形方法、および、触媒担体に巻回されたマットに触媒容器が密着するように素管を良好な真円度で縮径してなる触媒コンバータを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の縮管成形装置に係る発明は、上記目的を達成するため、素管を外側から押圧することにより所定の径に縮径させて縮管を成形するための分割型を有する装置であって、縮径される素管の材料の所定量の流動を許容する空間を備えていることを特徴とするものである。
請求項2の縮管成形装置に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明において、前記空間が、互いに隣接する分割型の間に介在されたスペーサにより形成されたものであることを特徴とするものである。
また、請求項3の縮管成形方法に係る発明は、上記目的を達成するため、分割型により素管を外側から押圧して所定の径に縮径させた縮管を成形する方法であって、分割型により素管を押圧して縮径するときに、分割型間に形成された空間に素管の所定量の材料を流動させることを特徴とするものである。
さらに、請求項4の触媒コンバータに係る発明は、上記目的を達成するため、触媒容器内にマットが巻回された触媒担体が収容されてなる触媒コンバータであって、触媒容器となる素管内にマットが巻回された触媒担体を配置し、分割型により素管を外側から押圧して所定の径に縮径させ、該縮径するときに、分割型間に形成された空間に素管の所定量の材料が流動されてなることを特徴とするものである。
【0010】
請求項1の縮管成形装置では、分割型により素管を径方向外側から押圧して縮径するのに伴って、分割型間に形成された空間に素管の材料が流動され、この材料の流動が所定量となるように規制される。そのため、素管は、無理なく適切に縮径されてその真円度が良好となる。
請求項2の発明では、請求項1に記載の発明において、互いに隣接する分割型の間に分割型の成形面よりも径方向外側に端面が位置するように成形されたスペーサを介在させることにより、素管の材料の流動を許容し且つその流動が所定量となるように規制する空間が容易に形成される。
また、請求項3の発明では、分割型により素管をその径方向外側から押圧して縮径するときに、分割型間に形成された空間に素管の材料を流動させ、且つ、この材料の流動を所定量となるように規制する。素管は、無理なく適切に縮径されてその真円度が良好となる。
さらに、請求項4の発明では、触媒コンバータは、マットに巻回された触媒担体が触媒容器内に配置されてなる。触媒容器は、触媒担体に巻回されたマットの径よりもわずかに大きい径の素管を分割型によってその径方向外側から押圧して縮径させたものからなる。そして、触媒容器は、マットに巻回された触媒担体を素管の内部に配置して所定の径に縮径されるときに、素管の材料の余肉が分割型間に形成された空間に流動され、且つ、その流動が所定量となるように規制されてなる。その結果、触媒容器は、素管の材料の余肉によってその断面周方向に関して部分的に肉厚の箇所Waが形成されることから、素管を無理なく縮径して真円度が良好な触媒容器が形成される。素管が良好な真円度で縮径されているため、触媒容器は、浄化すべきガスを確実に触媒担体に通過させるよう、触媒担体に巻回されたマットと密着している。
【0011】
【発明の実施の形態】
最初に、本発明の縮管成形装置の一実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。なお、同一符号は、同様または相当する部分を示すものとする。
本発明の縮管成形装置は、概略、複数に分割された型1、1、1…と、各型1をそれぞれ素管Wの径方向外側から押圧させるよう駆動する駆動機構2と、縮径される素管の材料の所定量の流動を許容する空間Sを形成するために互いに隣接する型1、1の間に配置されるスペーサ3と、を備えてなる。
【0012】
図1および図2に示すように、縮管成形装置は、相対向するように配置された一対の台盤10、11と、台盤10、11間に配設された複数のスライドシャフト12と、台盤10、11間を移動するようにスライドシャフト12が挿通された可動筒13と、を有している。各台盤10、11の中央には、素管Wを搬入・搬出させるための孔10a、11aが形成されている。図2に示した実施の形態では、4本のスライドシャフト12が、その各端部をボルト14によって両台盤10、11に固定されている。可動筒13の内部には、複数に分割された型1と、各型1をそれぞれ素管Wの径方向に移動させるための駆動機構2と、空間Sを形成するためのスペーサ3とが設けられている。
【0013】
素管Wをその径方向外側から押圧する型1は、図2に示した実施の形態の場合、8つに分割されている。各型1は、径方向に移動可能なホルダ15にそれぞれ保持されている。駆動機構2は、可動筒13の内周面に各型1と対応するように設けられたテーパ部材16と、このテーパ部材16のテーパ面16aに対して摺動するようにホルダ15に形成されたテーパ面15aと、により構成されている。なお、型1は、必要に応じて10分割や12分割などにすることもできる。
【0014】
各型1の径方向内側面(素管を押圧する面)1aは、素管Wの縮径される大きさに応じた円弧状に形成されている。また、各型1の径方向内側面1aとこれに隣接する周方向側面1bとの角部1cは、所定の直線状(図4の(a)を参照)または所定の半径を有するアール形状(図4の(b)を参照)の面取りが施されている。各型1の軸方向長さ(図1における左右方向の長さ)は、縮径される素管Wの軸方向長さよりも長く形成されている。そして所定のまたは全部の型1の軸方向一方端(図1の左方)には素管Wの端部が当接される位置決め片18がボルト20によって取り付けられており、他方端(図1の右方)がボルト21によってホルダ15にそれぞれ取り付けられる。
【0015】
台盤11の内側面(右面)には、各型1と対応してガイド片22が放射状に(すなわち、素管Wの径方向に)配設されており、ホルダ15の軸方向一方端(図1の左方端)には、このガイド片22に対して摺動可能に係合されるガイド溝15bが形成されている。また、ホルダ15の軸方向一方端(図1の左方端)には、素管の径方向に突出するカラー15cが形成されおり、台盤11には、ホルダ15のカラー15cを摺動可能に保持する押え部材24がボルト25によって取り付けられている。押え部材24には、可動筒13が前進限(図1の左方限度)に位置したときに衝合されるクッション26が設けられている。ホルダ15とテーパ部材16のテーパ面15a、16aは、互いに係合されるレール19が設けられることによって摺動可能となっている。
【0016】
可動筒13には、台盤10に形成された孔10bに挿通されたロッド27の端部がボルト28によって取り付けられている。ロッド27の先端にはプレスのラムなどの駆動手段が連結され、ロッド27をその軸方向に、すなわち可動筒13を図1の左右方向に移動させるよう構成されている。この実施の形態では、可動筒13が図1の左方に移動されると、ホルダ15とテーパ部材16のテーパ面15a、16aによって図3に示すように各型1が同期して素管Wをその径方向外側から内側に向かって押圧し、素管Wを所定の径に縮径させる。また、可動筒13が図1の右方に移動されると、ホルダ15と可動筒16のテーパ面15a、16aによって各型1が同期して縮径された素管Wから離れるように径方向外側に向かって移動する。
【0017】
スペーサ3は、各型1が径方向内側に向かって移動したときに隣接する型1、1の間に介在して型1を互いに周方向に離間させて、縮径される素管Wの材料が流動することを許容し、且つ、その流動が所定量となるように規制する空間Sを形成するためのもので、隣接する型1、1の一方の周方向側面1bに形成された座ぐりなどによって保持されている。なお、可動筒13の内周面のテーパ部材16、16間にスペーサ3を保持する保持部17を設けることもできる(図2を参照)。図4に示すように、スペーサ3の径方向内側端面3aは、各型1が最も径方向内側に移動したときに、その径方向内側面1aよりも径方向外側に位置するように設定されている。図4の(b)に参照されるように、スペーサ3の厚さT、および、径方向内側端面3aの、型1の径方向内側面1aからの長さRは、すなわち、素管Wの材料の所定量の流動を許容するための空間S(図4の(a))の大きさは、素管Wの縮径率(量)や材質などに応じて設定することができる。
【0018】
次に、本発明の縮管成形方法を、上述したように構成された縮管成形装置を使用して触媒コンバータを製造する場合により、上述の縮管成形装置の作動と共に詳細に説明する。なお、同一符号は、同様または相当する部分を示すものとする。
本発明の縮管成形方法は、概略、分割型1により素管Wをその径方向外側から押圧して所定の径に縮径させるもので、分割型1、1間に素管Wの所定量の材料の流動を許容する空間Sを形成して、この空間Sに素管Wの所定量の材料を流動させながら素管Wを縮径させるものである。
【0019】
触媒コンバータを製造するにあたって、マットMに巻回された触媒担体Cを触媒容器W’となる素管Wの内部に挿入配置する。なお、触媒担体Cの外径は、一般にバラツキが生じていることが多く、そのため、触媒担体CにマットMが巻回されたときの外径にもバラツキが生じていることが想定される。しかしながら、触媒単体Cに巻回されたマットMの外径は、素管Wの内径よりもわずかに小さく、この時点ではマットMを素管Wに圧入させる必要がないように設定されている。
【0020】
次いで、図1に示したように、マットMに巻回された触媒担体Cが配置された素管Wを台盤10の孔10aから挿入して位置決め片18に素管Wの先端面を当接させて型1内で位置決めする。このとき、可動筒22が図1の右方に移動されており、したがって、各型1は径方向外側に位置して開いた状態とされている。
【0021】
その後、ロッド27をその軸方向に押圧することにより可動筒13を図1の左方に移動させて、駆動機構2を構成するホルダ15とテーパ部材16のテーパ面15a、16aによって各型1を同期させて径方向外側から内側に向かって移動させ、図3に示すように、素管Wをその径方向外側から押圧して縮径させる。ここで、各型1の径方向内側面1aが素管Wに当接してから、径方向内側に所定量前進移動するまでの間では、スペーサ3が互いに隣接する型1、1の周方向側面1b、1bの間にそれぞれ介在しており、しかも、スペーサ3の径方向内側端面3aよりも各型1の径方向内側面1aが径方向内側に前進しているため、図4の(a)に示すように、素管Wとスペーサ3の径方向内側端面3aと両型1、1の面取りが施された角部1cから周方向側面1bの間に囲まれた空間Sが形成される。そして、さらに各型1の径方向内側面1aが径方向内側に前進して素管Wを縮径すると、図4の(b)に示すように、周方向に収縮することによって周方向の座屈など真円度を低下させる原因となる余分な素管の材料(余肉)が矢印Fのように空間S内に充填されるように流動し、スペーサ3の径方向内側端面3aによってその流動Fが規制される。そのため、所定量の余肉が空間S内に充填され、素管Wは無理なく良好な真円度で縮径されることとなる。図5は、本発明の装置および方法によって縮径された素管Wの外周面の形状をコントレーサによって測定したものである。図5に示された素管Wの外周面形状は、余肉が空間Sに充填されて周方向に部分的に肉厚の箇所Waがすなわち凹凸が形成されている。しかしながら、本発明により縮径された素管Wは、縮径時に素管Wの材料の余肉が空間S内に逃げることにより周方向にスムーズに収縮し、肉厚の箇所Wa以外の部分の真円度が向上することとなる。
【0022】
このように素管Wが縮径されることにより製造された触媒コンバータでは、触媒容器W’となる素管W内にマットMが巻回された触媒担体Cを圧入することなく挿入配置し、分割型1により素管Wを外側から押圧して所定の径に縮径させることにより、触媒担体Cに巻回されたマットMが所定量圧縮された状態(すなわち、マットMが触媒容器W’内面に均等な面圧で密着した状態)で触媒容器W’内に収容保持される。そして、触媒容器W’は、素管Wが縮径されるときに、分割型1、1間に形成された空間Sに素管Wの余肉が流動され、且つその流動が所定量となるように規制されてなる。そのため、図4の(b)に示したように、触媒容器W’は、周方向に関して部分的に肉厚の箇所Waが形成される。この肉厚の箇所Waは、素管Wの材料の余肉が空間S内に充填されることにより形成されるもので、その内周面は滑らかな円周状であり、従来の技術で述べた特許文献1におけるリブとは全く異なるものであることに注意されたい。また、触媒担体Cに巻回されるマットMは、素管W内に挿入配置するときに圧入されることがないため、適切な量を使用することができ、したがって、触媒コンバータの材料コスト、ひいては、製造コストを低減させることができる。
【0023】
縮径が完了すると、ロッド27をその軸方向に引き抜くように移動させることにより可動筒13を図1の右方に移動させて、ホルダ15と可動筒13のテーパ部材16のテーパ面16aによって各型を同期させて径方向外側に向かって移動させ、台盤10の孔10aから縮径された素管(製品)W’を取り出す。
【0024】
縮径が完了した触媒容器は、その後、スピニング加工等によってその端部に向かって断面が次第に縮小するようテーパ状に成形され、または、そのようなテーパ状に成形された部材が接合される。
【0025】
なお、本発明に係る縮管成形装置および縮管成形方法は、素管Wを縮径させるものであれば、上述したような触媒コンバータの製造だけに限定されることはない。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、真円度が良好な状態で素管を縮径させることができる縮管成形装置、縮管成形方法、および、触媒担体に巻回されたマットに触媒容器が均一な面圧で密着するように素管を良好な真円度で縮径してなる触媒コンバータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縮管成形装置の一実施の形態を説明するための縦断正面図である。
【図2】図1の縦断側面図である。
【図3】本発明の介在された分割型の作動を説明するための概念図である。
【図4】図3の一部を拡大して縮径中と縮径完了のときを示した説明図である。
【図5】本発明により縮径された素管の外周面の形状を測定したグラフである。
【図6】従来の技術により縮径された素管の外周面の形状を測定したグラフである。
【符号の説明】
W 素管
W’ 触媒容器(縮径された素管)
M マット
C 触媒担体
1 分割型
2 駆動機構
3 スペーサ
S 空間
F 余肉の流動
Claims (4)
- 素管を外側から押圧することにより所定の径に縮径させて縮管を成形するための分割型を有する装置であって、
縮径される素管の材料の所定量の流動を許容する空間を備えていることを特徴とする縮管成形装置。 - 前記空間が、互いに隣接する分割型の間に介在されたスペーサにより形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の縮管成形装置。
- 分割型により素管を外側から押圧して所定の径に縮径させた縮管を成形する方法であって、
分割型により素管を押圧して縮径するときに、分割型間に形成された空間に素管の所定量の材料を流動させることを特徴とする縮管成形方法。 - 触媒容器内にマットが巻回された触媒担体が収容されてなる触媒コンバータであって、
触媒容器となる素管内にマットが巻回された触媒担体を配置し、
分割型により素管を外側から押圧して所定の径に縮径させ、
該縮径するときに、分割型間に形成された空間に素管の所定量の材料が流動されてなることを特徴とする触媒コンバータ。
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