JP2004358044A - ステント供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】再狭窄を防止ないし低減することができる構成が簡単なステント供給装置を提供する。
【解決手段】圧力流体供給可能のカテーテル15の開口先端部15aに、この圧力流体の供給により拡張可能で紫外線透過性を有するバルーン18を配設する一方、このカテーテル内に、ガイドワイヤー17を挿通させるインナーチューブ16を内蔵したバルーンカテーテル12と、このバルーンに外嵌固定された拡張自在の紫外線硬化性樹脂製チューブよりなるステント13と、バルーン内を挿通するインナーチューブの挿通部16b外面に配設された紫外線発光ダイオード14と、を具備した。
【選択図】 図1
【解決手段】圧力流体供給可能のカテーテル15の開口先端部15aに、この圧力流体の供給により拡張可能で紫外線透過性を有するバルーン18を配設する一方、このカテーテル内に、ガイドワイヤー17を挿通させるインナーチューブ16を内蔵したバルーンカテーテル12と、このバルーンに外嵌固定された拡張自在の紫外線硬化性樹脂製チューブよりなるステント13と、バルーン内を挿通するインナーチューブの挿通部16b外面に配設された紫外線発光ダイオード14と、を具備した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は血管や食道,気管,尿道,胆管,腸管等の狭窄部の拡張治療等に使用されるステントをバルーンカテーテルにより狭窄部に導入し留置するステント供給装置に係り、特に、ステント自体を改良したステント供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ステントは、血管,胆管,腸管,食道,気管,尿道等の脈管に形成された狭窄部に留置され、管腔を効率的に確保するために広範に利用されている。
【0003】
従来、この種のステントには、予め決定された寸法に拡張させるための拡張機構によって自己拡張型ステントとバルーン拡張型ステントがある(例えば、特許文献1,2参照)。
【0004】
従来のバルーン拡張型ステントは、ステント自体には拡張機能が無く、ステントを所要の狭窄部へ留置するためには、バルーンカテーテルのバルーンに装着されたステントを所要の狭窄部まで挿入し、配置した後、バルーンを拡張させ、その拡張力によりステントを拡張させ、その塑性変形により狭窄部の内面に、密着させ管腔を確保していた。この後、ステントを狭窄部に留置する一方、バルーンカテーテルを狭窄部ないし体内から引き抜いている。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−276414号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平11−128366号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のステント供給装置では、ステントが例えばナイチノール等により網目状筒体に構成されているので、再狭窄(Restenosis)を発生し易いという課題がある。
【0008】
すなわち、図5(A)に示すように体内の狭窄部1に網目状筒体のステント2が留置されると、この狭窄部1にステント2内の管状の内腔により管腔が確保される。
【0009】
しかし、図5(B)に示すように、このステント2は網目状筒体であるので、ステント2の留置後、経時変化によりこのステント2の外周面外側にある狭窄部1の癌細胞3や体液中のスラッジ等が網目からステント2内に侵入し、癌細胞3の成長やスラッジの堆積によりステント2内の内腔が詰まり、再び狭窄が発生する場合がある。
【0010】
また、この種のステント2では、これを形状記憶合金等により予め決められた寸法の網目状円筒形等所定形状に拡張し、かつ、狭窄部1を内側から十分に支持し得る保持力を持たせるように構成する必要があり、ステント2の製作には高度な技術を要する。
【0011】
さらに、バルーン拡張型ステントの場合は、収縮状態で折り畳まれたバルーンを網目状ステントの内部に密に収容して固定した状態で体内の所要の狭窄部内に挿入するので、その挿入の際に、その外周側のステントが体内器官の内壁に当接すると、この内壁に損傷を与える一方、ステントがバルーン外周面上でずれて擦れ、ステントの網目によりバルーンにピンホール等の損傷を与える場合があった。
【0012】
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、再狭窄を防止ないし低減することができる構成が簡単なステント供給装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に係る発明は、圧力流体供給可能のカテーテルの開口先端部に、この圧力流体の供給により拡張可能で紫外線透過性を有するバルーンを配設する一方、このカテーテル内に、ガイドワイヤーを挿通させるインナーチューブを内蔵したバルーンカテーテルと、このバルーンカテーテルの収縮状態の上記バルーンに外嵌固定された拡張自在の紫外線硬化性樹脂製チューブよりなるステントと、上記バルーン内を挿通する上記インナーチューブの挿通部外面に配設された紫外線発光素子と、を具備したことを特徴とするステント供給装置である。
【0014】
本願請求項2に係る発明は、上記ステントは、紫外線硬化性樹脂に、抗癌剤や放射性物質等抗癌作用を有する物質を含有させてなることを特徴とする請求項1記載のステント供給装置である。
【0015】
本願請求項3に係る発明は、上記ステントは、その外面に複数の凸部を形成していることを特徴とする請求項1または2記載のステント供給装置である。
【0016】
本願請求項4に係る発明は、上記バルーンカテーテルは、上記バルーンよりも先方にて先方に向けて先細の挿入ガイドを配設していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のステント供給装置である。
【0017】
本願請求項5に係る発明は、上記挿入ガイドは、その大径端部を、収縮状態のバルーンに外嵌固定されたステントの外径以上に形成していることを特徴とする請求項4記載のステント供給装置である。
【0018】
本願請求項6に係る発明は、上記バルーンカテーテルは、上記紫外線発光素子に通電する導線を上記インナーチューブの外面に配線していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のステント供給装置である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、これらの添付図面中、同一または相当部分には同一符号を付している。
【0020】
図1は本発明の第1の実施形態に係るステント供給装置11の拡張時の縦断面図、図2は図1のII−II線切断部の端面図である。
【0021】
これらの図1,図2に示すようにステント供給装置11はバルーンカテーテル12、チューブステント13および複数の紫外線発光素子の一例である紫外線発光ダイオード(Light Emitting Diode)14,14,…を具備している。
【0022】
バルーンカテーテル12は外管であるカテーテル15内にインナーチューブ16を同軸状に配設して2重管により構成し、インナーチューブ16内にガイドワイヤー17を挿通させ、ガイドワイヤー17によりバルーンカテーテル12の挿入方向や場所を案内させるようになっている。インナーチューブ16とバルーンカテーテル12は例えばポリアミドエラストマーを使用して押出成形等により形成される。
【0023】
カテーテル16は、その開口先端部16aの外周面に、拡張時にほぼ円筒状に拡張するバルーン18の図1中右端部の後部開口端部18aをほぼ同心状に気密に封着している。
【0024】
このバルーン18は透明等紫外線透過性と弾性を有する合成樹脂、例えばポリアミドエラストマーの押出成形等により拡張時に予め設定された寸法と形状の円筒形に拡張するように形成され、拡張時の軸方向両端部18b,18cを軸方向外方に向けて先細のテーパ部に形成している。
【0025】
バルーン18は、その図1中左端部の前部開口端部18dを、インナーチューブ16の図1中左端部の先端部16aの外周面にほぼ同心状に気密に封着している。カテーテル15の図示しない外端部には圧力流体の一例である所定圧の圧縮空気を供給して、バルーン18を膨張拡張させる一方、このバルーン18内の圧縮空気を吸引排気してバルーン18を収縮させる図示しないエアー給排装置を接続している。
【0026】
このバルーン18内を挿通するインナーチューブ16の挿通部16b外周面には、複数の紫外線発光ダイオード14,14,…を固着している。これら各紫外線発光ダイオード14は、紫外線硬化性樹脂製のチューブステント13を硬化させる所定波長の紫外線を発光させる紫外線発光素子であり、図示しない導線に接続されている。これら導線はインナーチューブ16の外周面に沿って這わせてカテーテル15の図示しない外端から外部へ延出して電源供給装置に電気的に接続され、通電可能に構成されている。
【0027】
そして、バルーン18の外周面には、拡張可能の紫外線硬化性樹脂によりチューブ状に形成されたチューブステント13を外嵌固定している。
【0028】
このチューブステント13は、弾性を有する紫外線硬化性樹脂(例えば商品名COTOXエクセルシート:株式会社キャトックス社製)により、血管や胆管,腸管,食道,気管,尿道等の脈管内にそれぞれ挿入し得る細径管に形成されており、生体内のバルーン18の拡張力により大径に拡張され、その拡張時に紫外線照射を受けてその拡張状態を保持するものである。チューブステント13は、拡張前の細径管の状態で、その内部に、収縮されて折り畳まれたバルーン18を圧入させて外嵌固定されている。
【0029】
また、チューブステント13は、その軸方向両端面13a,13bを軸方向外方に向けて先細のテーパ面に形成しており、抗癌剤や放射性物質等抗癌作用を有する物質と、X線不透過材を含有させている。
【0030】
そして、このように構成されたステント供給装置11により、生体の血管等所要の脈管の狭窄部にチューブステント13を挿入する場合は、まず、ガイドワイヤー17を体内の所要の狭窄部まで挿通する。
【0031】
次に、このガイドワイヤー17の生体から外部へ延出する外端部を、体外でステント供給装置11のインナーチューブ16内に挿通させ、カテーテル15の外端部を持ってバルーン18を備えたカテーテル15の先端部を体内に挿入し、生体をX線で透視しながらチューブステント13を所要の狭窄部に挿入配置する。このチューブステント13はX線不透過材を含有しているので、チューブステント18の生体内の移動をX線透視により視認し確認することができる。
【0032】
こうしてチューブステント13を所要の狭窄部内に配置したことを確認した後に、カテーテル15の図示しない外端部を経て図示しないエアー給排装置から所定圧の圧縮空気を供給する。
【0033】
すると、この圧縮空気がバルーン18内に供給されるので、バルーン18が予め設定されている寸法の円筒形に膨張拡張し、その拡張力によりチューブステント13を膨張拡張させ、チューブステント13の外周面を狭窄部の内面に密着させる。
【0034】
ここで、カテーテル15の外端部の図示しない電源供給装置から導線を介して各紫外線発光ダイオード14に通電する。このために、各紫外線発光ダイオード14から紫外線が放射され、バルーン18を透過して拡張した状態のチューブステント13に照射される。
【0035】
このために、チューブステント13は拡張した形状のままで硬化し、その形状を保持するので、狭窄部を十分な支持力により支持することができる。
【0036】
この後、エアー給排装置によりバルーン18内の圧縮空気をカテーテル15を介して外部に吸引排気させる。これにより、バルーン18が収縮してチューブステント13の内周面から引き離されるので、この後、バルーンカテーテル12をガイドワイヤー17に沿って狭窄部ないし生体から外部へ引き抜く。しかる後に、ガイドワイヤー17も狭窄部ないし生体から外部へ引き抜く。
【0037】
これにより、チューブステント13のみが狭窄部に留置され、チューブステント13の外周面が狭窄部の内周面に密着して十分な強度、すなわち支持力により狭窄部を支持し、チューブステント13の内腔により狭窄部の前後を連通する管腔を確保することができる。
【0038】
また、チューブステント13は網目状筒体ではない合成樹脂製チューブからなり、網目等孔が無いので、癌細胞やスラッジがチューブステント13内に侵入して成長ないし堆積し、再狭窄が発生するのを防止することができる。
【0039】
さらにまた、チューブステント13は、合成樹脂製チューブであり、バルーン18の外周面に密着する内周面が網目や凹凸の無い平滑面であるので、バルーンカテーテル12を体内に挿入中等でチューブステント13が仮にバルーン18の外周面上でずれてもチューブステント13によりバルーン18に擦過傷等の損傷を与えることを防止ないし低減することができる。
【0040】
さらに、このチューブステント13の合成樹脂に抗癌剤や放射性物質等の抗癌剤を含有した場合には、このチューブステント13の外周面に密着する狭窄部の癌細胞の成長や増殖を抑制ないし防止することができる。
【0041】
また、チューブステント13の合成樹脂に放射性不透過材を混入した場合には、X線透過視により生体内に挿入されたチューブステント13を体外から視認できるので、所要の狭窄部にチューブステント13を配置する際の位置決めの精度と容易性とを共に向上させることができる。
【0042】
そして、チューブステント13は、弾性を有する紫外線硬化性樹脂により所定細径の細管に形成することにより容易に製造することができるので、簡単に量産することができる。
【0043】
なお、上記紫外線発光ダイオード14は紫外線発光小ランプに置換してもよく、チューブステント13を硬化させる所定波長の紫外線を発光させる素子であればよい。また、上記インナーチューブ16またはガイドワイヤー17を、紫外線を導光する光ファイバーケーブルにより構成してもよい。すなわち、紫外線を導光する複数本の光ファイバーを束状にして光ファイバーケーブルを構成し、さらにこの光ファイバーケーブルを管状に形成し、バルーン18内に位置する部位にて所要本の光ファイバーを切断して紫外線出光端面を形成し、この紫外線出光端面をチューブステント13の内面に向けるように構成し、これら出光端面から紫外線をチューブステント13の内面に照射させるように構成してもよい。また、ガイドワイヤー17を光ファイバーケーブルに置換する場合も、この光ファイバーケーブルの軸方向途中に、所要本数の光ファイバーを切断して紫外線出光端面を形成し、これら出光端面からチューブステント13の内面に紫外線を照射するように構成する。但し、この場合は、インナーチューブ16の少なくともバルーン挿通部16bを紫外線透過可能に構成しなければならない。
【0044】
図3は本発明の第2の実施形態に係るステント供給装置11Aのバルーン18拡張(膨張)時の縦断面図である。
【0045】
このステント供給装置11Aは、図1で示すステント供給装置11におけるバルーン18の挿入方向先方の先端部よりも先方(図1では左方)へ突出するインナーチューブ16の先端部16a外周に、図3に示すように先方に先細のほぼ円錐状の挿入ガイド19を同心状に固着した点に特徴があり、これ以外は図1で示すステント供給装置11とほぼ同様の構成である。
【0046】
挿入ガイド19は、その大径端部19aの外径d1を、バルーン18の後部開口端部18aの外径d2とほぼ同径(d1=d2)または同径以上(d1≧d2)、かつバルーン18の拡張時の外径d3よりも小径(d1<d3)に形成されている。すなわち、先端ガイド19の大径端部19aは、バルーン18を収縮させてインナーチューブ16周りに折り畳んだ状態で、収縮状態のチューブステント13内に圧入固定したときのチューブステント13の外径よりも若干大径に形成され、少なくとも収縮時のチューブステント13の外径よりも大径に形成されている。
【0047】
したがって、このステント供給装置11Aによれば、バルーン18とチューブステント13の挿入方向先方に、先方に向けて先細の挿入ガイド19を設けているので、このステント供給装置11Aを生体内に挿入し、所要の狭窄部に挿入する際に、挿入ガイド19の先細尖端が挿入路を拡開して行くので、非常に狭隘な狭窄部内にもこのバルーン18とチューブステント13を容易かつスムーズに挿入することができ、その挿入性を向上させることができる。
【0048】
そして、バルーン18が収縮時のチューブステント13の外周面は、常に挿入ガイド19の大径端部19aよりも小径であり、挿入ガイド19の大径端部19aよりも外径方向へ突出していないので、このステント供給装置11Aを生体内に挿入中、収縮時のチューブステント13やバルーン18の挿入方向先端面(図3では左端面)が血管等脈管の内周面に当接して途中で引っ掛かり、挿入性を低下させ、または脈管内周面に損傷を与えるのを防止ないし低減することができる。
【0049】
図4は本発明の第3の実施形態に係るステント供給装置11Bのバルーン18拡張時の縦断面図である。
【0050】
このステント供給装置11Bは、上記図3で示すステント供給装置11Bにおけるチューブステント13の外周面のほぼ全面に、その外径方向に突出する複数の小突部13cを軸方向に所定のピッチを置いて一体ないし一体的に突設している点に特徴があり、これ以外は図3で示すステント供給装置11Bとほぼ同様の構成である。
【0051】
これら小突部13cは、その縦断面形状が矩形であり、チューブステント13の周方向に連成された紐状突起である。但し、これら小突部13aは、その縦断面図形状が矩形ではない三角形でもよく、また紐状突起ではない、平面形状が矩形または円形の独立した形状でもよく、チューブステント13が狭窄部に引っ掛かり固定し易い形状であればよい。
【0052】
したがって、このステント供給装置11Bによれば、チューブステント13の複数の小突部13cが狭窄部の内面に密着する密着面積が増大して軸方向に引っ掛かり易くなるので、チューブステント13が所要の狭窄部に固定される固定力を増強させ、軸方向にずれるのを防止ないし低減することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、弾性を有する紫外線硬化性樹脂製チューブによりステントを構成しているので、このチューブステントの外周面から狭窄部の癌細胞やスラッジ等の異物がチューブステントの内部へ侵入するのを防止することができる。このために、再狭窄を未然かつ有効に防止することができる。
【0054】
また、本発明は拡張可能な弾性と紫外線硬化性とを有する合成樹脂によりステントを構成するので、このチューブステントをバルーンの拡張力により拡張させることができると共に、その拡張時に紫外線を照射することによりその拡張形状を保持させることができるので、チューブステントの拡張機構とその拡張形状の保持機構の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るステント供給装置の拡張時の縦断面図。
【図2】図1のII−II線切断部の端面図。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るステント供給装置の拡張時の縦断面図。
【図4】本発明の第3の実施形態に係るステント供給装置の拡張時の縦断面図。
【図5】(A)は従来のステントを狭窄部に配置した状態を示す図、(B)は同(A)で示すステントに再狭窄が発生した状態を示す図。
【符号の説明】
11,11A,11B ステント供給装置
12 バルーンカテーテル
13 チューブステント
13a 小突部
14 発光ダイオード
15 カテーテル
16 インナーチューブ
17 ガイドワイヤー
18 バルーン
19 先端ガイド
【発明の属する技術分野】
本発明は血管や食道,気管,尿道,胆管,腸管等の狭窄部の拡張治療等に使用されるステントをバルーンカテーテルにより狭窄部に導入し留置するステント供給装置に係り、特に、ステント自体を改良したステント供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ステントは、血管,胆管,腸管,食道,気管,尿道等の脈管に形成された狭窄部に留置され、管腔を効率的に確保するために広範に利用されている。
【0003】
従来、この種のステントには、予め決定された寸法に拡張させるための拡張機構によって自己拡張型ステントとバルーン拡張型ステントがある(例えば、特許文献1,2参照)。
【0004】
従来のバルーン拡張型ステントは、ステント自体には拡張機能が無く、ステントを所要の狭窄部へ留置するためには、バルーンカテーテルのバルーンに装着されたステントを所要の狭窄部まで挿入し、配置した後、バルーンを拡張させ、その拡張力によりステントを拡張させ、その塑性変形により狭窄部の内面に、密着させ管腔を確保していた。この後、ステントを狭窄部に留置する一方、バルーンカテーテルを狭窄部ないし体内から引き抜いている。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−276414号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平11−128366号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のステント供給装置では、ステントが例えばナイチノール等により網目状筒体に構成されているので、再狭窄(Restenosis)を発生し易いという課題がある。
【0008】
すなわち、図5(A)に示すように体内の狭窄部1に網目状筒体のステント2が留置されると、この狭窄部1にステント2内の管状の内腔により管腔が確保される。
【0009】
しかし、図5(B)に示すように、このステント2は網目状筒体であるので、ステント2の留置後、経時変化によりこのステント2の外周面外側にある狭窄部1の癌細胞3や体液中のスラッジ等が網目からステント2内に侵入し、癌細胞3の成長やスラッジの堆積によりステント2内の内腔が詰まり、再び狭窄が発生する場合がある。
【0010】
また、この種のステント2では、これを形状記憶合金等により予め決められた寸法の網目状円筒形等所定形状に拡張し、かつ、狭窄部1を内側から十分に支持し得る保持力を持たせるように構成する必要があり、ステント2の製作には高度な技術を要する。
【0011】
さらに、バルーン拡張型ステントの場合は、収縮状態で折り畳まれたバルーンを網目状ステントの内部に密に収容して固定した状態で体内の所要の狭窄部内に挿入するので、その挿入の際に、その外周側のステントが体内器官の内壁に当接すると、この内壁に損傷を与える一方、ステントがバルーン外周面上でずれて擦れ、ステントの網目によりバルーンにピンホール等の損傷を与える場合があった。
【0012】
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、再狭窄を防止ないし低減することができる構成が簡単なステント供給装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に係る発明は、圧力流体供給可能のカテーテルの開口先端部に、この圧力流体の供給により拡張可能で紫外線透過性を有するバルーンを配設する一方、このカテーテル内に、ガイドワイヤーを挿通させるインナーチューブを内蔵したバルーンカテーテルと、このバルーンカテーテルの収縮状態の上記バルーンに外嵌固定された拡張自在の紫外線硬化性樹脂製チューブよりなるステントと、上記バルーン内を挿通する上記インナーチューブの挿通部外面に配設された紫外線発光素子と、を具備したことを特徴とするステント供給装置である。
【0014】
本願請求項2に係る発明は、上記ステントは、紫外線硬化性樹脂に、抗癌剤や放射性物質等抗癌作用を有する物質を含有させてなることを特徴とする請求項1記載のステント供給装置である。
【0015】
本願請求項3に係る発明は、上記ステントは、その外面に複数の凸部を形成していることを特徴とする請求項1または2記載のステント供給装置である。
【0016】
本願請求項4に係る発明は、上記バルーンカテーテルは、上記バルーンよりも先方にて先方に向けて先細の挿入ガイドを配設していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のステント供給装置である。
【0017】
本願請求項5に係る発明は、上記挿入ガイドは、その大径端部を、収縮状態のバルーンに外嵌固定されたステントの外径以上に形成していることを特徴とする請求項4記載のステント供給装置である。
【0018】
本願請求項6に係る発明は、上記バルーンカテーテルは、上記紫外線発光素子に通電する導線を上記インナーチューブの外面に配線していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のステント供給装置である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、これらの添付図面中、同一または相当部分には同一符号を付している。
【0020】
図1は本発明の第1の実施形態に係るステント供給装置11の拡張時の縦断面図、図2は図1のII−II線切断部の端面図である。
【0021】
これらの図1,図2に示すようにステント供給装置11はバルーンカテーテル12、チューブステント13および複数の紫外線発光素子の一例である紫外線発光ダイオード(Light Emitting Diode)14,14,…を具備している。
【0022】
バルーンカテーテル12は外管であるカテーテル15内にインナーチューブ16を同軸状に配設して2重管により構成し、インナーチューブ16内にガイドワイヤー17を挿通させ、ガイドワイヤー17によりバルーンカテーテル12の挿入方向や場所を案内させるようになっている。インナーチューブ16とバルーンカテーテル12は例えばポリアミドエラストマーを使用して押出成形等により形成される。
【0023】
カテーテル16は、その開口先端部16aの外周面に、拡張時にほぼ円筒状に拡張するバルーン18の図1中右端部の後部開口端部18aをほぼ同心状に気密に封着している。
【0024】
このバルーン18は透明等紫外線透過性と弾性を有する合成樹脂、例えばポリアミドエラストマーの押出成形等により拡張時に予め設定された寸法と形状の円筒形に拡張するように形成され、拡張時の軸方向両端部18b,18cを軸方向外方に向けて先細のテーパ部に形成している。
【0025】
バルーン18は、その図1中左端部の前部開口端部18dを、インナーチューブ16の図1中左端部の先端部16aの外周面にほぼ同心状に気密に封着している。カテーテル15の図示しない外端部には圧力流体の一例である所定圧の圧縮空気を供給して、バルーン18を膨張拡張させる一方、このバルーン18内の圧縮空気を吸引排気してバルーン18を収縮させる図示しないエアー給排装置を接続している。
【0026】
このバルーン18内を挿通するインナーチューブ16の挿通部16b外周面には、複数の紫外線発光ダイオード14,14,…を固着している。これら各紫外線発光ダイオード14は、紫外線硬化性樹脂製のチューブステント13を硬化させる所定波長の紫外線を発光させる紫外線発光素子であり、図示しない導線に接続されている。これら導線はインナーチューブ16の外周面に沿って這わせてカテーテル15の図示しない外端から外部へ延出して電源供給装置に電気的に接続され、通電可能に構成されている。
【0027】
そして、バルーン18の外周面には、拡張可能の紫外線硬化性樹脂によりチューブ状に形成されたチューブステント13を外嵌固定している。
【0028】
このチューブステント13は、弾性を有する紫外線硬化性樹脂(例えば商品名COTOXエクセルシート:株式会社キャトックス社製)により、血管や胆管,腸管,食道,気管,尿道等の脈管内にそれぞれ挿入し得る細径管に形成されており、生体内のバルーン18の拡張力により大径に拡張され、その拡張時に紫外線照射を受けてその拡張状態を保持するものである。チューブステント13は、拡張前の細径管の状態で、その内部に、収縮されて折り畳まれたバルーン18を圧入させて外嵌固定されている。
【0029】
また、チューブステント13は、その軸方向両端面13a,13bを軸方向外方に向けて先細のテーパ面に形成しており、抗癌剤や放射性物質等抗癌作用を有する物質と、X線不透過材を含有させている。
【0030】
そして、このように構成されたステント供給装置11により、生体の血管等所要の脈管の狭窄部にチューブステント13を挿入する場合は、まず、ガイドワイヤー17を体内の所要の狭窄部まで挿通する。
【0031】
次に、このガイドワイヤー17の生体から外部へ延出する外端部を、体外でステント供給装置11のインナーチューブ16内に挿通させ、カテーテル15の外端部を持ってバルーン18を備えたカテーテル15の先端部を体内に挿入し、生体をX線で透視しながらチューブステント13を所要の狭窄部に挿入配置する。このチューブステント13はX線不透過材を含有しているので、チューブステント18の生体内の移動をX線透視により視認し確認することができる。
【0032】
こうしてチューブステント13を所要の狭窄部内に配置したことを確認した後に、カテーテル15の図示しない外端部を経て図示しないエアー給排装置から所定圧の圧縮空気を供給する。
【0033】
すると、この圧縮空気がバルーン18内に供給されるので、バルーン18が予め設定されている寸法の円筒形に膨張拡張し、その拡張力によりチューブステント13を膨張拡張させ、チューブステント13の外周面を狭窄部の内面に密着させる。
【0034】
ここで、カテーテル15の外端部の図示しない電源供給装置から導線を介して各紫外線発光ダイオード14に通電する。このために、各紫外線発光ダイオード14から紫外線が放射され、バルーン18を透過して拡張した状態のチューブステント13に照射される。
【0035】
このために、チューブステント13は拡張した形状のままで硬化し、その形状を保持するので、狭窄部を十分な支持力により支持することができる。
【0036】
この後、エアー給排装置によりバルーン18内の圧縮空気をカテーテル15を介して外部に吸引排気させる。これにより、バルーン18が収縮してチューブステント13の内周面から引き離されるので、この後、バルーンカテーテル12をガイドワイヤー17に沿って狭窄部ないし生体から外部へ引き抜く。しかる後に、ガイドワイヤー17も狭窄部ないし生体から外部へ引き抜く。
【0037】
これにより、チューブステント13のみが狭窄部に留置され、チューブステント13の外周面が狭窄部の内周面に密着して十分な強度、すなわち支持力により狭窄部を支持し、チューブステント13の内腔により狭窄部の前後を連通する管腔を確保することができる。
【0038】
また、チューブステント13は網目状筒体ではない合成樹脂製チューブからなり、網目等孔が無いので、癌細胞やスラッジがチューブステント13内に侵入して成長ないし堆積し、再狭窄が発生するのを防止することができる。
【0039】
さらにまた、チューブステント13は、合成樹脂製チューブであり、バルーン18の外周面に密着する内周面が網目や凹凸の無い平滑面であるので、バルーンカテーテル12を体内に挿入中等でチューブステント13が仮にバルーン18の外周面上でずれてもチューブステント13によりバルーン18に擦過傷等の損傷を与えることを防止ないし低減することができる。
【0040】
さらに、このチューブステント13の合成樹脂に抗癌剤や放射性物質等の抗癌剤を含有した場合には、このチューブステント13の外周面に密着する狭窄部の癌細胞の成長や増殖を抑制ないし防止することができる。
【0041】
また、チューブステント13の合成樹脂に放射性不透過材を混入した場合には、X線透過視により生体内に挿入されたチューブステント13を体外から視認できるので、所要の狭窄部にチューブステント13を配置する際の位置決めの精度と容易性とを共に向上させることができる。
【0042】
そして、チューブステント13は、弾性を有する紫外線硬化性樹脂により所定細径の細管に形成することにより容易に製造することができるので、簡単に量産することができる。
【0043】
なお、上記紫外線発光ダイオード14は紫外線発光小ランプに置換してもよく、チューブステント13を硬化させる所定波長の紫外線を発光させる素子であればよい。また、上記インナーチューブ16またはガイドワイヤー17を、紫外線を導光する光ファイバーケーブルにより構成してもよい。すなわち、紫外線を導光する複数本の光ファイバーを束状にして光ファイバーケーブルを構成し、さらにこの光ファイバーケーブルを管状に形成し、バルーン18内に位置する部位にて所要本の光ファイバーを切断して紫外線出光端面を形成し、この紫外線出光端面をチューブステント13の内面に向けるように構成し、これら出光端面から紫外線をチューブステント13の内面に照射させるように構成してもよい。また、ガイドワイヤー17を光ファイバーケーブルに置換する場合も、この光ファイバーケーブルの軸方向途中に、所要本数の光ファイバーを切断して紫外線出光端面を形成し、これら出光端面からチューブステント13の内面に紫外線を照射するように構成する。但し、この場合は、インナーチューブ16の少なくともバルーン挿通部16bを紫外線透過可能に構成しなければならない。
【0044】
図3は本発明の第2の実施形態に係るステント供給装置11Aのバルーン18拡張(膨張)時の縦断面図である。
【0045】
このステント供給装置11Aは、図1で示すステント供給装置11におけるバルーン18の挿入方向先方の先端部よりも先方(図1では左方)へ突出するインナーチューブ16の先端部16a外周に、図3に示すように先方に先細のほぼ円錐状の挿入ガイド19を同心状に固着した点に特徴があり、これ以外は図1で示すステント供給装置11とほぼ同様の構成である。
【0046】
挿入ガイド19は、その大径端部19aの外径d1を、バルーン18の後部開口端部18aの外径d2とほぼ同径(d1=d2)または同径以上(d1≧d2)、かつバルーン18の拡張時の外径d3よりも小径(d1<d3)に形成されている。すなわち、先端ガイド19の大径端部19aは、バルーン18を収縮させてインナーチューブ16周りに折り畳んだ状態で、収縮状態のチューブステント13内に圧入固定したときのチューブステント13の外径よりも若干大径に形成され、少なくとも収縮時のチューブステント13の外径よりも大径に形成されている。
【0047】
したがって、このステント供給装置11Aによれば、バルーン18とチューブステント13の挿入方向先方に、先方に向けて先細の挿入ガイド19を設けているので、このステント供給装置11Aを生体内に挿入し、所要の狭窄部に挿入する際に、挿入ガイド19の先細尖端が挿入路を拡開して行くので、非常に狭隘な狭窄部内にもこのバルーン18とチューブステント13を容易かつスムーズに挿入することができ、その挿入性を向上させることができる。
【0048】
そして、バルーン18が収縮時のチューブステント13の外周面は、常に挿入ガイド19の大径端部19aよりも小径であり、挿入ガイド19の大径端部19aよりも外径方向へ突出していないので、このステント供給装置11Aを生体内に挿入中、収縮時のチューブステント13やバルーン18の挿入方向先端面(図3では左端面)が血管等脈管の内周面に当接して途中で引っ掛かり、挿入性を低下させ、または脈管内周面に損傷を与えるのを防止ないし低減することができる。
【0049】
図4は本発明の第3の実施形態に係るステント供給装置11Bのバルーン18拡張時の縦断面図である。
【0050】
このステント供給装置11Bは、上記図3で示すステント供給装置11Bにおけるチューブステント13の外周面のほぼ全面に、その外径方向に突出する複数の小突部13cを軸方向に所定のピッチを置いて一体ないし一体的に突設している点に特徴があり、これ以外は図3で示すステント供給装置11Bとほぼ同様の構成である。
【0051】
これら小突部13cは、その縦断面形状が矩形であり、チューブステント13の周方向に連成された紐状突起である。但し、これら小突部13aは、その縦断面図形状が矩形ではない三角形でもよく、また紐状突起ではない、平面形状が矩形または円形の独立した形状でもよく、チューブステント13が狭窄部に引っ掛かり固定し易い形状であればよい。
【0052】
したがって、このステント供給装置11Bによれば、チューブステント13の複数の小突部13cが狭窄部の内面に密着する密着面積が増大して軸方向に引っ掛かり易くなるので、チューブステント13が所要の狭窄部に固定される固定力を増強させ、軸方向にずれるのを防止ないし低減することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、弾性を有する紫外線硬化性樹脂製チューブによりステントを構成しているので、このチューブステントの外周面から狭窄部の癌細胞やスラッジ等の異物がチューブステントの内部へ侵入するのを防止することができる。このために、再狭窄を未然かつ有効に防止することができる。
【0054】
また、本発明は拡張可能な弾性と紫外線硬化性とを有する合成樹脂によりステントを構成するので、このチューブステントをバルーンの拡張力により拡張させることができると共に、その拡張時に紫外線を照射することによりその拡張形状を保持させることができるので、チューブステントの拡張機構とその拡張形状の保持機構の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るステント供給装置の拡張時の縦断面図。
【図2】図1のII−II線切断部の端面図。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るステント供給装置の拡張時の縦断面図。
【図4】本発明の第3の実施形態に係るステント供給装置の拡張時の縦断面図。
【図5】(A)は従来のステントを狭窄部に配置した状態を示す図、(B)は同(A)で示すステントに再狭窄が発生した状態を示す図。
【符号の説明】
11,11A,11B ステント供給装置
12 バルーンカテーテル
13 チューブステント
13a 小突部
14 発光ダイオード
15 カテーテル
16 インナーチューブ
17 ガイドワイヤー
18 バルーン
19 先端ガイド
Claims (6)
- 圧力流体供給可能のカテーテルの開口先端部に、この圧力流体の供給により拡張可能で紫外線透過性を有するバルーンを配設する一方、このカテーテル内に、ガイドワイヤーを挿通させるインナーチューブを内蔵したバルーンカテーテルと、
このバルーンカテーテルの収縮状態の上記バルーンに外嵌固定された拡張自在の紫外線硬化性樹脂製チューブよりなるステントと、
上記バルーン内を挿通する上記インナーチューブの挿通部外面に配設された紫外線発光素子と、
を具備したことを特徴とするステント供給装置。 - 上記ステントは、紫外線硬化性樹脂に、抗癌剤や放射性物質等抗癌作用を有する物質を含有させてなることを特徴とする請求項1記載のステント供給装置。
- 上記ステントは、その外面に複数の凸部を形成していることを特徴とする請求項1または2記載のステント供給装置。
- 上記バルーンカテーテルは、上記バルーンよりも先方にて先方に向けて先細の挿入ガイドを配設していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のステント供給装置。
- 上記挿入ガイドは、その大径端部を、収縮状態のバルーンに外嵌固定されたステントの外径以上に形成していることを特徴とする請求項4記載のステント供給装置。
- 上記バルーンカテーテルは、上記紫外線発光素子に通電する導線を上記インナーチューブの外面に配線していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のステント供給装置。
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- 2003-06-06 JP JP2003161990A patent/JP2004358044A/ja active Pending
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