JP2004357126A - 撮像装置、撮像システム及び撮像方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】マスク領域をPC画面等で容易に設定することで、確実なマスク処理を可能にするネットワーク機能を有する撮像装置を提供する。
【解決手段】画像を撮像する撮像部と、この画像を外部機器に対して送信し、また外部機器からの制御情報を受信する通信部と、外部機器の表示画面上に画像を表示させた状態で、表示画面上の所定領域が指定された場合、所定領域を画像中に表示すべく領域情報を通信部を介して外部機器へ送信し、所定領域に基づいて撮像部で撮像される画像のマスク処理を行う処理部とを有する撮像装置であり、ネットワーク上のPC26の画面等でマスク領域の設定が容易にできる。
【選択図】 図1
【解決手段】画像を撮像する撮像部と、この画像を外部機器に対して送信し、また外部機器からの制御情報を受信する通信部と、外部機器の表示画面上に画像を表示させた状態で、表示画面上の所定領域が指定された場合、所定領域を画像中に表示すべく領域情報を通信部を介して外部機器へ送信し、所定領域に基づいて撮像部で撮像される画像のマスク処理を行う処理部とを有する撮像装置であり、ネットワーク上のPC26の画面等でマスク領域の設定が容易にできる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ネットワークカメラ等の撮像装置に関し、特にネットワークカメラのマスク領域の設定を行う撮像装置、撮像システム及び撮像方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、デジタル機器の普及に伴い、デジタルカメラ等の画像情報機器についても多くの機種が開発され製造されてきている。このような画像情報機器としては、例えば、ネットワーク機能をもった監視カメラ等の撮像装置が用いられている。
【0003】
これに関した従来技術として、ネットワーク機能をもった監視カメラ等のビデオカメラシステムであって、ネットワークを介して操作することにより、監視エリアに動くものを認識する監視カメラが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−102948号公報。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術においては、ネットワーク機能が示されているが、例えば、マスク処理やそのマスク処理の領域をどのようにネットワークを介して設定するかの具体的な手法が述べられておらず、ユーザが所望の領域を容易にマスク領域として設定することができないという問題がある。
【0006】
本発明は、マスク領域をPC画面等で容易に設定することで、対象を確実にマスク領域に収めることができる撮像装置、撮像システム及び撮像方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するべく、画像を撮像する撮像部と、撮像した画像を外部機器に対して送信し、また外部機器からの制御情報を受信する通信部と、前記外部機器の表示画面上に前記画像を表示させた状態で、前記表示画面上の所定領域が指定された場合、前記所定領域を前記画像中に表示すべく領域情報を前記通信部を介して前記外部機器へ送信し、前記所定領域に基づいて前記撮像部で撮像される画像のマスク処理を行う処理部とを具備することを特徴とする撮像装置である。
【0008】
本発明に係る撮像装置は、イーサネットや無線LAN(Local Area Network)等を介してPC(Personal Computer)等により撮像画面を表示し動作を制御できる撮像装置であって、PC等からのマウス等のポインティングデバイスから与えられた所定領域の座標信号を受け、この座標信号が示す領域を、カメラで撮像している画像領域中にマスク領域として付加して表示するべく信号生成する。従って、ユーザは、PC画面上で、現在、撮像中の画面をモニタしながら、画面中の特にマスク処理を行いたいと思う対象(例えば、画面中のプライバシーを保護したい領域、例えば、人物の氏名等の個人情報等)を、マウス等で囲う等の操作により、直感的に領域を指定することができる。これにより、その後のマスク処理を確実に行うことが可能となる。
【0009】
又、更に、本発明に係る撮像装置は、例えば、パン方向やチルト方向に駆動機能を持たせるとき、現在、撮像している画面内の領域だけではなく、カメラを移動させることで撮像することができる全ての撮像可能画面において、所定領域としてマスク領域を指定することができる。一度、マスク領域を指定し登録されると、カメラが自動的に移動した後も、このマスク領域での以降のマスク処理を確実に行うことができ、例えば、自動のネットワーク監視カメラ等で行うマスク処理において、部屋の中の重要な領域のマスク領域の設定が容易且つ確実に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係る撮像装置であるネットワークカメラを詳細に説明する。
【0011】
<本発明に係る撮像装置であるネットワークカメラ>
(構成)
本発明に係る撮像装置及び撮像システムを、ネットワークカメラとネットワークに接続されたPC(Personal Computer)を例に、以下に図面を用いて説明する。図1は、本発明に係る撮像装置の構成の一実施の形態を示すブロック図、図2は、本発明に係る撮像装置のネットワークとの接続方法の一例を示す説明図、図3は、本発明に係る撮像装置の構成の一実施の形態を示す断面図である。
【0012】
本発明に係る撮像装置であるネットワークカメラ装置10は、図1に示すように、対物レンズ11と、これを通過した入射光を受け、これに応じた検出信号を出力するCCD(Charge Coupled Device)等による固体撮像素子13とを有している。更に、撮像装置10は、固体撮像素子13からの出力を受ける画像処理部16と、ここで画像処理された画像信号をMPEG圧縮又はJPEG圧縮等の圧縮処理を行う画像圧縮部17とを有している。画像処理部16では、入力された画像信号に対して、例えば、シャープネス処理、コントラスト処理、ガンマ補正、ホワイトバランス処理、画素加算処理等の画像処理が施される。
【0013】
更に、ネットワークカメラ装置10は、全体の処理動作を制御し、後述する本発明の特徴であるマスク処理やマスク領域の設定を制御するMPU(Main Processing Unit)20と、これらの動作を司るプログラムを格納したり、画像信号の各処理動作を行うためのワークエリアを提供したり、又、アラーム表示のための画面データ等が保存されるメモリ21とを有している。
【0014】
更に、ネットワークカメラ装置10は、MPU20にデータバスを介して接続されて、イーサネット(Ethernet)通信部18と、無線LAN(Local Area Network)通信部19とを有しており、有線ネットワークN、又は、無線ネットワークを介して、例えば、外部のPC26との間で通信処理を行う。
【0015】
更に、ネットワークカメラ装置10は、MPU20にデータバスを介して接続され制御される、カメラユニットCをパン方向に駆動するためのパンドライバ22と、ステッピングモータ等のパンモータ24と、更に、カメラユニットCをチルト方向に駆動するためのチルトドライバ23と、ステッピングモータ等のチルトモータ25とを有している。ここで、カメラユニットCは、少なくとも、上述した対物レンズ11と、固体撮像素子13とを有している。
【0016】
更に、ネットワークカメラ装置10は、図2に示すように、ネットワークNを介して、複数台、設けることが可能である。更に、ネットワークNを介して、PC26等により、ネットワークカメラ装置10のパン方向、チルト方向の駆動処理が可能であり、更に、ネットワークカメラ装置10で撮像した画像信号のモニタや、記録・再生処理が可能である。又、PC26は、マウス27等のポインティングデバイスが接続され、特に、後述するマスク領域設定を容易に行うことが可能となる。
【0017】
更に、ネットワークカメラ装置10は、図3に示すように、カメラユニットCと、これをパン方向に駆動するためのパンモータ24と、チルト方向に駆動するためのチルトモータ25と、更に、それ以外の図1に示した構成を有する電装部10−1とを有している。
【0018】
(基本動作)
このような構成を有するネットワークカメラ装置10は、以下に述べるような基本動作を行うものである。すなわち、ネットワークカメラ装置10は、被写体からの入射光を受けその撮像画面に応じた画像信号をネットワーク等を介して供給する撮像動作、カメラユニットCの方向を、例えば、パン方向、チルト方向に駆動するカメラ駆動動作、更に、撮像した画像信号に基づく各動作モード(例えば、マスク処理)や、後述するマスク領域を設定する等の各種設定動作、自己テスト動作等を行うことができる。
【0019】
すなわち、撮像動作においては、ネットワークN(又は無線ネットワーク)を介して、制御装置であるPC26等から指示信号を受け、メモリ21に格納されている動作プログラムに応じて、MPU20の制御により行われるものである。被写体からの入射光を対物レンズ11を介して受けた固体撮像素子13は、これに応じた検出信号を画像処理部16に供給し、所定画像処理を施した後に、画像圧縮部18でJPEG圧縮又はMPEG圧縮等の画像圧縮を行い、イーサネット通信部18又は無線LAN通信部19を介して外部に出力される。
【0020】
又、カメラ駆動動作においては、ステッピングモータであるパンモータ24とチルトモータ25とにおいてゼロ座標調整を経た後は、MPU20が、現在のカメラユニットCの方向を常に認識している。これにより、MPU20は、現在のカメラユニットCが撮像している画面の座標を常に管理するものであり、MPU20からドライバに供給される動作制御信号に応じて、パン方向又はチルト方向にカメラユニットCが駆動され撮像画面が変化すると同時に、MPU20は、現在の撮像画面の座標を常に認識している。従って、ユーザは、ネットワークを介して接続されたPC26等の画面から、現在の撮像装置10が供給しつづけている画像信号に応じた撮像画面を見ながら、カメラユニットCをパン方向又はチルト方向に移動することができ、移動に応じた撮像画面を見ることができる。又、MPU20は、現在の撮像画面の座標を認識し管理するものであり、ユーザも、操作に応じて、現在の撮像画面の座標情報を例えばPC26上にて取得することができる。
【0021】
又、各動作モード、例えば、マスク処理モードにおいては、ユーザにより設定された任意の領域の画像について、所定のマスク処理を施すものである。すなわち、マスク領域の設定画面において、ユーザの操作に応じて、撮像画面中のマスク領域が設定されると、その後、設定された期間において、撮像画面中のマスク領域に対し、例えば、モザイク処理を施したり、黒画像で塗り潰したり、他の画像に置き換える等の方法によるマスク処理を行なうものである。
【0022】
(マスク領域の設定動作)
このような基本動作を行う本発明に係る撮像装置10において、本発明に係るマスク領域の設定動作をフローチャートを用いて以下に詳細に説明する。図4は、本発明に係る撮像装置のマスク処理のマスク領域の設定方法の操作の一例を示す説明図、図5は、本発明に係る撮像装置のマスク領域の設定方法の一例を示すフローチャート、図6は、本発明に係る撮像装置のマスク領域の設定方法における撮像可能画面AAとマスク領域との関係を説明する説明図である。
【0023】
本発明に係る撮像装置10のマスク領域の設定は、マスク領域を現在表示している現在表示画面Aの中に設定する場合と、図6に示すように、撮像装置10の駆動機能の範囲で撮像が可能な範囲の撮像可能画面AAの中で、カメラユニットCをユーザの操作によりパン方向又はチルト方向に移動することで現在表示画面Aから所望画面Bに移動して、所望画面B内の任意の領域をマスク領域39として設定する場合との、二つの場合が少なくとも可能である。
【0024】
ここで、本発明に係るマスク領域の設定動作の一例として、図5のフローチャートを用いて、撮像可能画面AAの中で、カメラユニットCをユーザの操作によりパン方向又はチルト方向に移動することで現在表示画面Aから所望画面Bに移動して、所望画面B内の任意の領域をマスク領域39として設定する場合について以下に説明する。
【0025】
本発明に係る撮像装置10は、初めに、ネットワーク上のPC26等の制御装置から指定されたIPアドレス信号が供給され、撮像装置10のイーサネット通信部18、又は、無線LAN通信部19がこれに対応するものと判断すれば、一つの撮像装置10が、PC26等の制御下に置かれて動作する(S11)。ここで、PC26から撮像動作の指示を受けると、MPU20の制御下において撮像動作がなされ、入射光に応じる検出信号が固体撮像素子13から、画像処理部16に供給される。画像処理部16では、入力された画像信号に対して、例えば、シャープネス処理、コントラスト処理、ガンマ補正、ホワイトバランス処理、画素加算処理、更に、モザイク処理、画像置換え処理等によるマスク処理が施される。
【0026】
その後、画像圧縮部17で、JPEG圧縮又はMPEG圧縮処理が施され、イーサネット通信部18又は無線LAN通信部19の一方を介して出力される。出力された画像信号は、例えば、PC26において、伸張処理を施された後に、例えば、図4に示されるブラウザアプリケーション(Browser Application)31の画面として表示される(S12)。
【0027】
ここで、マスク領域を設定するモードがユーザにより選択されると(S13)、図4に示すようなブラウザアプリケーション31の画面において、現在の撮像画面37が操作領域の操作アイコン32〜37と共に表示される。このとき、画面は、一例として、複数のブロック(格子)に分割されて表示されることが好適である(S14)。すなわち、マスク領域を設定できる領域の単位が具体的に表示されることで、ユーザは、対象に対する領域の設定を確実に行うことが可能となる。
【0028】
ここで、操作アイコンは、マスク領域設定モードのアイコンであり、『ALLON』アイコン32は、画面全体をマスク領域とするアイコン、『ALL OFF』アイコン33は、画面全体のマスク領域をキャンセルするアイコン、『RESET』アイコン34は、マウス等のポインティングデバイスで指定したマスク領域をキャンセルしてデフォルト値に戻すアイコン、『Save&Exit』アイコン35は、マウス等のポインティングデバイスで指定しているマスク領域を確定して、マスク領域設定モードを終了させるアイコン、『Close』アイコン36はこの画面を閉じるためのアイコン、矢印アイコン37は、カメラユニットCをパン方向又はチルト方向に移動させるためのアイコンである。
【0029】
本発明に係るマスク領域は、図6が示すように現在表示画面Aの中で設定するだけではなく、パン方向又はチルト方向にカメラユニットCを駆動させることで撮像が可能となる撮像可能画面AA中であれば、所望の領域を設定することが可能である。従って、ユーザは、矢印アイコン37等を操作することで、図6に示す現在表示画面Aから所望画面Bへとカメラを移動する(S15)。そして、ユーザのマウス27等のポインティングデバイスの操作により、任意のブロック(格子)をマスク領域39として指定することができる(S16)。MPU20は、ネットワークを介して、PC26等から、この座標情報と指示信号とを受けると、背景画像が見える状態で、この領域をマスク領域39として、図4に示すように、半透明の矩形ブロック等でアクティブ表示を行う(S17)。
【0030】
これにより、例えば、図4や、図6に示すように、例えば、プライバシーを保護したい領域、例えば、人物の氏名等の個人情報等を、マウス等で囲う等の操作により、マスク処理をこの領域に施すことができる。
【0031】
なお、ここで、ユーザがこの領域では不具合があるとして、もう一度、マウス等の操作によりネットワークを介して、MPU20に指示信号を供給すると、このアクティブ表示は解除され、他の領域と同等の通常の撮像表示に戻るものである。これにより、ユーザの非常に直感的な領域の指定が可能となる。
【0032】
最終的に、ユーザが、現在のアクティブ表示されている領域をマスク領域39として決定するべく、例えば、『Save&Exit』アイコン35を操作して、決定信号をネットワークを介して、MPU20に指示信号を供給する。この決定指示がなされると、指定されたブロック(格子)の座標を、新たなマスク領域として、例えば、メモリ21等に登録する(S18)。
【0033】
これにより、図4の設定画面において、マスク領域39内の画像も表示されるものであり、ユーザは、非常に容易で直感的な操作により、マスク処理の対象としたい被写体をマスク領域内のものとして、確実に設定することが可能となる。
【0034】
その後、画像出力(S19)及びマスク処理を行うべくユーザの指示を、ネットワークを介して、撮像装置10のMPU20が受けると(S20)、画像中の設定領域について、上記の登録されたマスク領域の座標情報をメモリ21等から読み出し、モザイク処理や塗り潰し処理等のように、その領域を識別できないように他の画像に置き換えるマスク処理を施す(S21)。
【0035】
この時、全ての画像を一律にマスク処理するだけではなく、設定に応じて、マスク処理を施した画像信号や、そのままの画像信号、又は、指定した方法(例えば、モザイク処理等)によるマスク処理を施した画像信号を、任意の送信先に送信することが好適である。こうすることにより、例えば、マスク処理されていない画像を保存のためのレコーダに送信し、マスク処理され保護すべき個人情報が削除された画像を外部のユーザに送信する等の使い分けを適宜行なうことが可能となる。
【0036】
以上記載した様々な実施形態により、当業者は本発明を実現することができるが、更にこれらの実施形態の様々な変形例を思いつくことが当業者によって容易であり、発明的な能力をもたなくとも様々な実施形態へと適用することが可能である。従って、本発明は、開示された原理と新規な特徴に矛盾しない広範な範囲に及ぶものであり、上述した実施形態に限定されるものではない。
【0037】
例えば、ネットワーク上の制御装置として説明したPC26は、一例であり、同等の機能を有するデジタル画像のレコーダであることも可能であり、同様に、撮像動作だけでなく、これにより、撮像画像を記録し再生することが可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、ネットワーク等によるPC等の制御装置において、マスク処理のマスク領域を設定するにつき、マウス等のポインティングデバイスを用いて、撮像画面中の対象物を容易に指定することで、対象物を確実にマスク領域に含めることが可能な撮像装置、撮像システム及び撮像方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮像装置の構成の一実施の形態を示すブロック図。
【図2】本発明に係る撮像装置のネットワークとの接続方法の一例を示す説明図。
【図3】本発明に係る撮像装置の構成の一実施の形態を示す断面図。
【図4】本発明に係る撮像装置のマスク処理のマスク領域の設定方法の操作の一例を示す説明図。
【図5】本発明に係る撮像装置のマスク領域の設定方法の一例を示すフローチャート。
【図6】本発明に係る撮像装置のマスク領域の設定方法における撮像可能画面AAとマスク領域との関係を説明する説明図。
【符号の説明】11…対物レンズ、16…画像処理部(マスク処理部)、17…画像圧縮部、18…イーサネットコントローラ、19…無線LANコントローラ、20…MPU(マスク領域設定)、21…メモリ、22…ドライバ、23…ドライバ、24…パンモータ、25…チルトモータ、26…PC(Personal Computer)。
【発明の属する技術分野】
この発明は、ネットワークカメラ等の撮像装置に関し、特にネットワークカメラのマスク領域の設定を行う撮像装置、撮像システム及び撮像方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、デジタル機器の普及に伴い、デジタルカメラ等の画像情報機器についても多くの機種が開発され製造されてきている。このような画像情報機器としては、例えば、ネットワーク機能をもった監視カメラ等の撮像装置が用いられている。
【0003】
これに関した従来技術として、ネットワーク機能をもった監視カメラ等のビデオカメラシステムであって、ネットワークを介して操作することにより、監視エリアに動くものを認識する監視カメラが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−102948号公報。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術においては、ネットワーク機能が示されているが、例えば、マスク処理やそのマスク処理の領域をどのようにネットワークを介して設定するかの具体的な手法が述べられておらず、ユーザが所望の領域を容易にマスク領域として設定することができないという問題がある。
【0006】
本発明は、マスク領域をPC画面等で容易に設定することで、対象を確実にマスク領域に収めることができる撮像装置、撮像システム及び撮像方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するべく、画像を撮像する撮像部と、撮像した画像を外部機器に対して送信し、また外部機器からの制御情報を受信する通信部と、前記外部機器の表示画面上に前記画像を表示させた状態で、前記表示画面上の所定領域が指定された場合、前記所定領域を前記画像中に表示すべく領域情報を前記通信部を介して前記外部機器へ送信し、前記所定領域に基づいて前記撮像部で撮像される画像のマスク処理を行う処理部とを具備することを特徴とする撮像装置である。
【0008】
本発明に係る撮像装置は、イーサネットや無線LAN(Local Area Network)等を介してPC(Personal Computer)等により撮像画面を表示し動作を制御できる撮像装置であって、PC等からのマウス等のポインティングデバイスから与えられた所定領域の座標信号を受け、この座標信号が示す領域を、カメラで撮像している画像領域中にマスク領域として付加して表示するべく信号生成する。従って、ユーザは、PC画面上で、現在、撮像中の画面をモニタしながら、画面中の特にマスク処理を行いたいと思う対象(例えば、画面中のプライバシーを保護したい領域、例えば、人物の氏名等の個人情報等)を、マウス等で囲う等の操作により、直感的に領域を指定することができる。これにより、その後のマスク処理を確実に行うことが可能となる。
【0009】
又、更に、本発明に係る撮像装置は、例えば、パン方向やチルト方向に駆動機能を持たせるとき、現在、撮像している画面内の領域だけではなく、カメラを移動させることで撮像することができる全ての撮像可能画面において、所定領域としてマスク領域を指定することができる。一度、マスク領域を指定し登録されると、カメラが自動的に移動した後も、このマスク領域での以降のマスク処理を確実に行うことができ、例えば、自動のネットワーク監視カメラ等で行うマスク処理において、部屋の中の重要な領域のマスク領域の設定が容易且つ確実に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係る撮像装置であるネットワークカメラを詳細に説明する。
【0011】
<本発明に係る撮像装置であるネットワークカメラ>
(構成)
本発明に係る撮像装置及び撮像システムを、ネットワークカメラとネットワークに接続されたPC(Personal Computer)を例に、以下に図面を用いて説明する。図1は、本発明に係る撮像装置の構成の一実施の形態を示すブロック図、図2は、本発明に係る撮像装置のネットワークとの接続方法の一例を示す説明図、図3は、本発明に係る撮像装置の構成の一実施の形態を示す断面図である。
【0012】
本発明に係る撮像装置であるネットワークカメラ装置10は、図1に示すように、対物レンズ11と、これを通過した入射光を受け、これに応じた検出信号を出力するCCD(Charge Coupled Device)等による固体撮像素子13とを有している。更に、撮像装置10は、固体撮像素子13からの出力を受ける画像処理部16と、ここで画像処理された画像信号をMPEG圧縮又はJPEG圧縮等の圧縮処理を行う画像圧縮部17とを有している。画像処理部16では、入力された画像信号に対して、例えば、シャープネス処理、コントラスト処理、ガンマ補正、ホワイトバランス処理、画素加算処理等の画像処理が施される。
【0013】
更に、ネットワークカメラ装置10は、全体の処理動作を制御し、後述する本発明の特徴であるマスク処理やマスク領域の設定を制御するMPU(Main Processing Unit)20と、これらの動作を司るプログラムを格納したり、画像信号の各処理動作を行うためのワークエリアを提供したり、又、アラーム表示のための画面データ等が保存されるメモリ21とを有している。
【0014】
更に、ネットワークカメラ装置10は、MPU20にデータバスを介して接続されて、イーサネット(Ethernet)通信部18と、無線LAN(Local Area Network)通信部19とを有しており、有線ネットワークN、又は、無線ネットワークを介して、例えば、外部のPC26との間で通信処理を行う。
【0015】
更に、ネットワークカメラ装置10は、MPU20にデータバスを介して接続され制御される、カメラユニットCをパン方向に駆動するためのパンドライバ22と、ステッピングモータ等のパンモータ24と、更に、カメラユニットCをチルト方向に駆動するためのチルトドライバ23と、ステッピングモータ等のチルトモータ25とを有している。ここで、カメラユニットCは、少なくとも、上述した対物レンズ11と、固体撮像素子13とを有している。
【0016】
更に、ネットワークカメラ装置10は、図2に示すように、ネットワークNを介して、複数台、設けることが可能である。更に、ネットワークNを介して、PC26等により、ネットワークカメラ装置10のパン方向、チルト方向の駆動処理が可能であり、更に、ネットワークカメラ装置10で撮像した画像信号のモニタや、記録・再生処理が可能である。又、PC26は、マウス27等のポインティングデバイスが接続され、特に、後述するマスク領域設定を容易に行うことが可能となる。
【0017】
更に、ネットワークカメラ装置10は、図3に示すように、カメラユニットCと、これをパン方向に駆動するためのパンモータ24と、チルト方向に駆動するためのチルトモータ25と、更に、それ以外の図1に示した構成を有する電装部10−1とを有している。
【0018】
(基本動作)
このような構成を有するネットワークカメラ装置10は、以下に述べるような基本動作を行うものである。すなわち、ネットワークカメラ装置10は、被写体からの入射光を受けその撮像画面に応じた画像信号をネットワーク等を介して供給する撮像動作、カメラユニットCの方向を、例えば、パン方向、チルト方向に駆動するカメラ駆動動作、更に、撮像した画像信号に基づく各動作モード(例えば、マスク処理)や、後述するマスク領域を設定する等の各種設定動作、自己テスト動作等を行うことができる。
【0019】
すなわち、撮像動作においては、ネットワークN(又は無線ネットワーク)を介して、制御装置であるPC26等から指示信号を受け、メモリ21に格納されている動作プログラムに応じて、MPU20の制御により行われるものである。被写体からの入射光を対物レンズ11を介して受けた固体撮像素子13は、これに応じた検出信号を画像処理部16に供給し、所定画像処理を施した後に、画像圧縮部18でJPEG圧縮又はMPEG圧縮等の画像圧縮を行い、イーサネット通信部18又は無線LAN通信部19を介して外部に出力される。
【0020】
又、カメラ駆動動作においては、ステッピングモータであるパンモータ24とチルトモータ25とにおいてゼロ座標調整を経た後は、MPU20が、現在のカメラユニットCの方向を常に認識している。これにより、MPU20は、現在のカメラユニットCが撮像している画面の座標を常に管理するものであり、MPU20からドライバに供給される動作制御信号に応じて、パン方向又はチルト方向にカメラユニットCが駆動され撮像画面が変化すると同時に、MPU20は、現在の撮像画面の座標を常に認識している。従って、ユーザは、ネットワークを介して接続されたPC26等の画面から、現在の撮像装置10が供給しつづけている画像信号に応じた撮像画面を見ながら、カメラユニットCをパン方向又はチルト方向に移動することができ、移動に応じた撮像画面を見ることができる。又、MPU20は、現在の撮像画面の座標を認識し管理するものであり、ユーザも、操作に応じて、現在の撮像画面の座標情報を例えばPC26上にて取得することができる。
【0021】
又、各動作モード、例えば、マスク処理モードにおいては、ユーザにより設定された任意の領域の画像について、所定のマスク処理を施すものである。すなわち、マスク領域の設定画面において、ユーザの操作に応じて、撮像画面中のマスク領域が設定されると、その後、設定された期間において、撮像画面中のマスク領域に対し、例えば、モザイク処理を施したり、黒画像で塗り潰したり、他の画像に置き換える等の方法によるマスク処理を行なうものである。
【0022】
(マスク領域の設定動作)
このような基本動作を行う本発明に係る撮像装置10において、本発明に係るマスク領域の設定動作をフローチャートを用いて以下に詳細に説明する。図4は、本発明に係る撮像装置のマスク処理のマスク領域の設定方法の操作の一例を示す説明図、図5は、本発明に係る撮像装置のマスク領域の設定方法の一例を示すフローチャート、図6は、本発明に係る撮像装置のマスク領域の設定方法における撮像可能画面AAとマスク領域との関係を説明する説明図である。
【0023】
本発明に係る撮像装置10のマスク領域の設定は、マスク領域を現在表示している現在表示画面Aの中に設定する場合と、図6に示すように、撮像装置10の駆動機能の範囲で撮像が可能な範囲の撮像可能画面AAの中で、カメラユニットCをユーザの操作によりパン方向又はチルト方向に移動することで現在表示画面Aから所望画面Bに移動して、所望画面B内の任意の領域をマスク領域39として設定する場合との、二つの場合が少なくとも可能である。
【0024】
ここで、本発明に係るマスク領域の設定動作の一例として、図5のフローチャートを用いて、撮像可能画面AAの中で、カメラユニットCをユーザの操作によりパン方向又はチルト方向に移動することで現在表示画面Aから所望画面Bに移動して、所望画面B内の任意の領域をマスク領域39として設定する場合について以下に説明する。
【0025】
本発明に係る撮像装置10は、初めに、ネットワーク上のPC26等の制御装置から指定されたIPアドレス信号が供給され、撮像装置10のイーサネット通信部18、又は、無線LAN通信部19がこれに対応するものと判断すれば、一つの撮像装置10が、PC26等の制御下に置かれて動作する(S11)。ここで、PC26から撮像動作の指示を受けると、MPU20の制御下において撮像動作がなされ、入射光に応じる検出信号が固体撮像素子13から、画像処理部16に供給される。画像処理部16では、入力された画像信号に対して、例えば、シャープネス処理、コントラスト処理、ガンマ補正、ホワイトバランス処理、画素加算処理、更に、モザイク処理、画像置換え処理等によるマスク処理が施される。
【0026】
その後、画像圧縮部17で、JPEG圧縮又はMPEG圧縮処理が施され、イーサネット通信部18又は無線LAN通信部19の一方を介して出力される。出力された画像信号は、例えば、PC26において、伸張処理を施された後に、例えば、図4に示されるブラウザアプリケーション(Browser Application)31の画面として表示される(S12)。
【0027】
ここで、マスク領域を設定するモードがユーザにより選択されると(S13)、図4に示すようなブラウザアプリケーション31の画面において、現在の撮像画面37が操作領域の操作アイコン32〜37と共に表示される。このとき、画面は、一例として、複数のブロック(格子)に分割されて表示されることが好適である(S14)。すなわち、マスク領域を設定できる領域の単位が具体的に表示されることで、ユーザは、対象に対する領域の設定を確実に行うことが可能となる。
【0028】
ここで、操作アイコンは、マスク領域設定モードのアイコンであり、『ALLON』アイコン32は、画面全体をマスク領域とするアイコン、『ALL OFF』アイコン33は、画面全体のマスク領域をキャンセルするアイコン、『RESET』アイコン34は、マウス等のポインティングデバイスで指定したマスク領域をキャンセルしてデフォルト値に戻すアイコン、『Save&Exit』アイコン35は、マウス等のポインティングデバイスで指定しているマスク領域を確定して、マスク領域設定モードを終了させるアイコン、『Close』アイコン36はこの画面を閉じるためのアイコン、矢印アイコン37は、カメラユニットCをパン方向又はチルト方向に移動させるためのアイコンである。
【0029】
本発明に係るマスク領域は、図6が示すように現在表示画面Aの中で設定するだけではなく、パン方向又はチルト方向にカメラユニットCを駆動させることで撮像が可能となる撮像可能画面AA中であれば、所望の領域を設定することが可能である。従って、ユーザは、矢印アイコン37等を操作することで、図6に示す現在表示画面Aから所望画面Bへとカメラを移動する(S15)。そして、ユーザのマウス27等のポインティングデバイスの操作により、任意のブロック(格子)をマスク領域39として指定することができる(S16)。MPU20は、ネットワークを介して、PC26等から、この座標情報と指示信号とを受けると、背景画像が見える状態で、この領域をマスク領域39として、図4に示すように、半透明の矩形ブロック等でアクティブ表示を行う(S17)。
【0030】
これにより、例えば、図4や、図6に示すように、例えば、プライバシーを保護したい領域、例えば、人物の氏名等の個人情報等を、マウス等で囲う等の操作により、マスク処理をこの領域に施すことができる。
【0031】
なお、ここで、ユーザがこの領域では不具合があるとして、もう一度、マウス等の操作によりネットワークを介して、MPU20に指示信号を供給すると、このアクティブ表示は解除され、他の領域と同等の通常の撮像表示に戻るものである。これにより、ユーザの非常に直感的な領域の指定が可能となる。
【0032】
最終的に、ユーザが、現在のアクティブ表示されている領域をマスク領域39として決定するべく、例えば、『Save&Exit』アイコン35を操作して、決定信号をネットワークを介して、MPU20に指示信号を供給する。この決定指示がなされると、指定されたブロック(格子)の座標を、新たなマスク領域として、例えば、メモリ21等に登録する(S18)。
【0033】
これにより、図4の設定画面において、マスク領域39内の画像も表示されるものであり、ユーザは、非常に容易で直感的な操作により、マスク処理の対象としたい被写体をマスク領域内のものとして、確実に設定することが可能となる。
【0034】
その後、画像出力(S19)及びマスク処理を行うべくユーザの指示を、ネットワークを介して、撮像装置10のMPU20が受けると(S20)、画像中の設定領域について、上記の登録されたマスク領域の座標情報をメモリ21等から読み出し、モザイク処理や塗り潰し処理等のように、その領域を識別できないように他の画像に置き換えるマスク処理を施す(S21)。
【0035】
この時、全ての画像を一律にマスク処理するだけではなく、設定に応じて、マスク処理を施した画像信号や、そのままの画像信号、又は、指定した方法(例えば、モザイク処理等)によるマスク処理を施した画像信号を、任意の送信先に送信することが好適である。こうすることにより、例えば、マスク処理されていない画像を保存のためのレコーダに送信し、マスク処理され保護すべき個人情報が削除された画像を外部のユーザに送信する等の使い分けを適宜行なうことが可能となる。
【0036】
以上記載した様々な実施形態により、当業者は本発明を実現することができるが、更にこれらの実施形態の様々な変形例を思いつくことが当業者によって容易であり、発明的な能力をもたなくとも様々な実施形態へと適用することが可能である。従って、本発明は、開示された原理と新規な特徴に矛盾しない広範な範囲に及ぶものであり、上述した実施形態に限定されるものではない。
【0037】
例えば、ネットワーク上の制御装置として説明したPC26は、一例であり、同等の機能を有するデジタル画像のレコーダであることも可能であり、同様に、撮像動作だけでなく、これにより、撮像画像を記録し再生することが可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、ネットワーク等によるPC等の制御装置において、マスク処理のマスク領域を設定するにつき、マウス等のポインティングデバイスを用いて、撮像画面中の対象物を容易に指定することで、対象物を確実にマスク領域に含めることが可能な撮像装置、撮像システム及び撮像方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮像装置の構成の一実施の形態を示すブロック図。
【図2】本発明に係る撮像装置のネットワークとの接続方法の一例を示す説明図。
【図3】本発明に係る撮像装置の構成の一実施の形態を示す断面図。
【図4】本発明に係る撮像装置のマスク処理のマスク領域の設定方法の操作の一例を示す説明図。
【図5】本発明に係る撮像装置のマスク領域の設定方法の一例を示すフローチャート。
【図6】本発明に係る撮像装置のマスク領域の設定方法における撮像可能画面AAとマスク領域との関係を説明する説明図。
【符号の説明】11…対物レンズ、16…画像処理部(マスク処理部)、17…画像圧縮部、18…イーサネットコントローラ、19…無線LANコントローラ、20…MPU(マスク領域設定)、21…メモリ、22…ドライバ、23…ドライバ、24…パンモータ、25…チルトモータ、26…PC(Personal Computer)。
Claims (20)
- 画像を撮像する撮像部と、
撮像した画像を外部機器に対して送信し、また外部機器からの制御情報を受信する通信部と、
前記外部機器の表示画面上に前記画像を表示させた状態で、前記表示画面上の所定領域が指定された場合、前記所定領域を前記画像中に表示すべく領域情報を前記通信部を介して前記外部機器へ送信し、前記所定領域に基づいて前記撮像部で撮像される画像のマスク処理を行う処理部と、
を具備することを特徴とする撮像装置。 - 前記処理部は、前記所定領域を前記画像中に表示すべく領域情報を前記通信部を介して前記外部機器へ送信し、これに応じて、前記通信部から決定信号を受けた後に、前記所定領域に基づいて前記撮像部で撮像される画像のマスク処理を行うことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記処理部は、前記外部機器の表示画面上に前記画像を複数のブロック領域として表示させた状態で、前記表示画面上の所定領域が指定された場合、前記所定領域を他の領域と識別可能な状態に前記画像中に表示すべく領域情報を前記通信部を介して前記外部機器へ送信することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記処理部は、前記外部機器の表示画面上に前記画像を複数のブロック領域として表示させた状態で、前記表示画面上の所定領域が指示信号と共に指定された場合、前記所定領域を他の領域と識別可能な状態に前記画像中に表示し、再度、前記所定領域が前記指示信号と共に指定された場合、この識別可能な表示を解除するべく生成した画像情報を、前記通信部を介して前記外部機器へ送信することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記処理部は、前記表示画面上の所定領域が指定された場合、前記所定領域の中の画像を他の領域の画像と同様にユーザが識別可能な状態で前記画像中に表示するべく生成した領域情報を、前記通信部を介して出力することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記処理部は、前記通信部を介して前記外部機器に接続されたポインティングデバイスにより前記所定領域を指定されることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記通信部を介して前記外部機器においてブラウザ・アプリケーションで前記画像を表示するべく、前記撮像した画像を画像圧縮する画像圧縮部を更に有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記撮像部をパン方向に駆動する駆動部と、前記撮像部をチルト方向に駆動する駆動部との少なくとも一方を更に有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記処理部は、前記駆動部による前記撮像部の移動により撮像が可能となる撮像可能画面の範囲内において、前記所定領域を設定することができ、前記所定領域に基づいて前記撮像部で撮像される画像のマスク処理を行うことを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
- 前記処理部は、前記撮像した画像の前記所定領域についてモザイク処理による前記マスク処理を行うことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記処理部は、前記撮像した画像の前記所定領域について塗り潰し処理による前記マスク処理を行うことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記処理部は、与えられる選択信号に応じて、前記所定領域に基づくマスク処理された画像と、マスク処理されていない画像とを出力することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- ネットワークで接続される撮像装置と制御装置と両者の通信を行う通信部とを有する撮像システムであって、
画像を撮像する撮像部と、前記制御装置の表示画面上に前記画像を表示させた状態で、前記表示画面上の所定領域が指定された場合、前記所定領域を前記画像中に表示すべく領域情報を前記通信部を介して前記制御装置へ送信し、前記所定領域に基づいて前記撮像部で撮像される画像のマスク処理を行う処理部とを有する撮像装置と、
前記通信部を介して前記撮像装置からの前記画像を受けてこれを表示し、ユーザの指示に応じて前記所定領域を前記撮像装置に供給する制御装置と、
を具備することを特徴とする撮像システム。 - 前記撮像装置の前記処理部は、前記画像を複数のブロック領域として表示し、前記所定領域が指定されるとこの領域を他の領域と識別可能な状態に表示されるべく生成した領域情報を、前記通信部を介して前記制御装置に出力することを特徴とする請求項13記載の撮像システム。
- 前記撮像装置の前記処理部は、前記画像を複数のブロック領域として表示し、前記所定領域が指示信号と共に指定されるとこの領域を他の領域と識別可能な状態に表示し、再度、前記所定領域が指示信号と共に指定されるとこの識別可能な表示を解除するべく生成した前記領域情報を、前記通信部を介して前記制御装置に出力することを特徴とする請求項13記載の撮像システム。
- 前記撮像装置の前記処理部は、前記制御装置の表示画面上に前記画像を表示させた状態で、前記表示画面上の所定領域が指定された場合、前記所定領域中の画像を他の画像と同様にユーザが識別可能な状態で表示するべく生成した前記領域情報を前記通信部を介して前記制御装置へ送信することを特徴とする請求項13記載の撮像システム。
- 画像を撮像し、
ネットワークを介して外部機器の表示画面上に前記画像を表示させた状態で、前記表示画面上の所定領域が指定された場合、前記所定領域を前記画像中に表示すべく生成した領域情報をネットワークを介して前記外部機器へ送信し、前記所定領域に基づいて前記撮像された画像のマスク処理を行うことを特徴とする撮像方法。 - 前記画面を複数のブロック領域として表示し、前記所定領域が与えられると他の領域と識別可能な状態に表示されるべく生成した前記領域情報をネットワークを介して出力することを特徴とする請求項17記載の撮像方法。
- 前記画面を複数のブロック領域として表示し、前記所定領域が指示信号と共に与えられると他の領域と識別可能な状態に表示し、再度、前記所定領域が前記指示信号と共に与えられるとこの識別可能な表示を解除するべく生成した前記領域情報を、ネットワークを介して出力することを特徴とする請求項17記載の撮像方法。
- 前記所定領域が指定されると、前記所定領域の中の画像をその他の画像と同様にユーザが識別可能な状態で表示するべく生成した前記領域情報をネットワークを介して出力することを特徴とする請求項17記載の撮像方法。
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