JP2004356427A - 光送受信器のラッチ機構 - Google Patents

光送受信器のラッチ機構 Download PDF

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Abstract

【課題】ケージの爪と光送受信器のロック部とのロックを解除する時にアクチュエータが破損することを防止できる光送受信器のラッチ機構を提供する。
【解決手段】光送受信器1が挿抜自在に挿入されるケージ42の爪43に係合するロック部と、ロック部を光送受信器1内に没入させて係合を解除するためのアクチュエータ12とを有する光送受信器1のラッチ機構10であって、アクチュエータ12は、ロック部が設けられ揺動する揺動部と、揺動部を軸支する揺動軸と、揺動部を光送受信器1内方に揺動させることによりロック部を光送受信器1内に没入させるための操作部とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信機器の基板に設けられたケージに挿抜自在に挿入される光送受信器に係り、特にパッケージをケージに挿入した後、締結解除可能にロックするための光送受信器のラッチ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図18はパッケージを通信機器に装着した状態の斜視図である。
【0003】
図18に示すように、光送受信器などのパッケージ50は、光ファイバ(図示せず)と通信機器40との間に介設され光ファイバから受信した光信号を電気信号に変換して通信機器40側に送信するか、または通信機器40から受信した電気信号を光信号に変換して光ファイバ側に送信するものである。この光送受信器50は、内部の光学素子や電気素子に不具合が生じたときや、通信仕様(光波長や変調方式など)を相手と整合させるときなどに対応するため、通信機器40に対して着脱自在になっている。
【0004】
さらに、図19に示すように、光送受信器50は、通信機器の基板41に設けられたケージ42に挿抜自在に挿入された後、ロックできるようにラッチ機構60を有している。
【0005】
ケージ42は、前方から光送受信器50を挿抜できるように前方が開放された前後に長い箱形に形成されている。ケージ42の左右両側には、内部に挿入された光送受信器50の筐体51の後述するロック部に引っ掛かって光送受信器50の抜き方向の移動を規制するための爪43がそれぞれ形成されている。爪43は、ケージ42の左右の側面が一部切り込まれ後方へ延びると共にケージ42の内方に向かって傾斜した板バネで形成されている。
【0006】
光送受信器50は、挿抜方向(前後方向)に長い略直方体状に形成されており、抜き方向の端(前端)に光ファイバコネクタ(図示せず)を着脱自在に装着するためのソケット53を有する。
【0007】
図20に示すように、光送受信器50のラッチ機構60は、ケージの爪に係合されるロック部61と、ロック部61と爪とによるロックを解除するためのスライド部材(以下「アクチュエータ」と称する。)62とで構成されている。
【0008】
ロック部61は、光送受信器の筐体51の両側に形成された窪み52からなり、窪み52内に入った爪の自由端(後端)に底が当たるようになっている。
【0009】
アクチュエータ62は、筐体51の前後方向にスライド自在に設けられ、爪の延出方向に対向するように傾斜したテーパ面63を有し、窪み52内から爪を掻き出すためのテーパ部64を備えている。
【0010】
そして、図21(a)、図21(b)に示すように、アクチュエータ62は、筐体51の前側に位置されて左右に延びる取手65(図19参照)を有し、爪43の延出方向と反対方向に取手65を引くことで窪み52内にテーパ部64をスライドさせるようになっている。
【0011】
さらに、図22(a)、図22(b)に示すように、アクチュエータ62は、テーパ部64が窪み52内にスライドすることで、爪43を窪み52から矢印方向に掻き出してロックを解除するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0012】
【特許文献1】
米国特許第6439918B1号明細書
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、アクチュエータ62のテーパ部64は、部材として小さく、さらに爪43の延出方向と対向するようにテーパ面63が形成されているため、爪43に対してテーパ部64をスライドさせたときに大きな摩擦力が発生し、この摩擦力によってテーパ面63に傷が付いたり、テーパ部64に応力が集中して縁部が破損する虞があった。
【0014】
そこで、本発明の目的は、ケージの爪と光送受信器のロック部とのロックを解除する時にアクチュエータが破損することを防止できる光送受信器のラッチ機構を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1の発明は、光送受信器が挿抜自在に挿入されるケージの爪に係合するロック部と、該ロック部を上記光送受信器内に没入させて係合を解除するためのアクチュエータとを有する光送受信器のラッチ機構であって、上記アクチュエータは、上記ロック部が設けられ揺動する揺動部と、該揺動部を軸支する揺動軸と、上記揺動部を上記光送受信器内方に揺動させることにより上記ロック部を上記光送受信器内に没入させるための操作部とを有するものである。
【0016】
請求項1の構成によれば、揺動部が光送受信器内方に揺動されることによりロック部が光送受信器内に没入するので、爪とロック部との係合が解除される。
【0017】
上記爪は、上記ケージに上記光送受信器の挿入方向に延出しつつケージの内方へ傾斜して、かつ、外方へ向けて弾性的に屈曲可能に設けられ、上記ロック部は、上記揺動部の挿入方向側の端部に、挿入方向側から上記爪の延出端に当接するように設けられるとよい。
【0018】
また、上記操作部は、上記揺動軸から上記光送受信器の抜き方向側へ延びる上記揺動部の端部からなり、上記光送受信器は、光送受信器本体に上記揺動軸と交差する軸回り回動自在に設けられ上記操作部を光送受信器の外方へ押すためのレバーを有するとよい。
【0019】
請求項4の発明は、ケージに挿抜自在に挿入される光送受信器に形成され、ケージに挿抜方向に延出しつつ内方に傾斜して設けられた弾性を有する爪に係合するロック部と、該ロック部と上記爪との間に挿入され上記爪を上記光送受信器の外方に押し出して係合を解除するためのアクチュエータとを有する光送受信器のラッチ機構であって、上記アクチュエータは、上記爪と上記ロック部との間に挿抜自在に設けられ上記爪の内面に沿って傾斜するテーパ部と、該テーパ部を光送受信器の挿入方向に押圧することにより上記爪を上記光送受信器の外方に押し出すための押圧部とを有するものである。
【0020】
請求項4の構成によれば、テーパ部が光送受信器の挿抜方向に押圧されることにより爪が光送受信器の外方に押し出されるので、爪とロック部との係合が解除される。
【0021】
また、請求項5の発明は、ケージに挿抜自在に挿入される光送受信器に形成され、ケージに設けられた弾性を有する爪に係合するロック部と、上記爪を上記光送受信器の外方に押し出して係合を解除するためのアクチュエータとを有する光送受信器のラッチ機構であって、上記アクチュエータは、上記ロック部と係合した爪の内側で揺動する揺動部と、該揺動部を軸支する揺動軸と、上記揺動部を上記光送受信器の外方に揺動させることにより上記爪を上記光送受信器の外方に押し出すための操作部とを有するものである。
【0022】
請求項5の構成によれば、揺動部が光送受信器の外方に揺動されることにより爪が光送受信器の外方に押し出されるので、爪とロック部との係合が解除される。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0024】
図1は本発明の一実施の形態を示すラッチ機構を有するパッケージの斜視図である。
【0025】
図1に示すように、光送受信器であるパッケージ1は、通信機器の基板41に設けられたケージ42に挿抜自在に挿入された後、ロックできるようにラッチ機構10を有している。
【0026】
ケージ42は、前方からパッケージ1を挿抜できるように、前方が開放された前後に長い箱形に形成されている。ケージ42の左右両側には、内部に挿入されたパッケージ1の後述するロック部に引っ掛かってパッケージ1の抜き方向の移動を規制するための爪43がそれぞれ形成されている。爪43は、ケージ42の左右の側面が一部切り込まれ後方へ延びると共にケージ42の内方に向かって傾斜した板バネで形成されている。そして爪43は、ケージ42の外方へ押されることで弾性的に屈曲するようになっており、延出端をパッケージ1の抜き方向へ押す力に対しては変形しづらいようになっている。
【0027】
パッケージ1は、挿抜方向(前後方向)に長い略直方体状でかつケージ42に挿抜されたときに爪43が滑らかに摺動する幅に形成された筐体2を有している。筐体2は、抜き方向の端(前端)に光ファイバコネクタ(図示せず)を着脱自在に装着するためのソケット6を有する。
【0028】
図2に示すように、パッケージ1のラッチ機構10は、ケージ42の爪43と係合する突起からなるロック部11と、ロック部11をパッケージ1内に没入させて爪43とロック部11との係合を解除するためのアクチュエータ12とを有している。
【0029】
アクチュエータ12は、前後に延びる短冊状に形成され、ケージ42の左右の爪43の内側に位置されて、筐体2の左右両側にそれぞれ縦軸回りに揺動自在に設けられている。
【0030】
図3に示すように、アクチュエータ12は、後端(挿入方向側の端部)に上述したロック部11が設けられる揺動部13と、この揺動部13を筐体に軸支する揺動軸14と、揺動部13の前端に設けられ、揺動部13の後端側をパッケージ内方に揺動させることによりロック部11をパッケージ内に没入させるための操作部15とを有している。ロック部11は、後側から爪43の延出端に当接することでパッケージ1の前方への移動をロックするようになっている。また、揺動部13は、揺動軸14から前後に延びて形成されており、揺動軸14から前方へ延びる揺動部13の前端部に操作部15を形成している。
【0031】
また、図4(a)に示すように、筐体2には、アクチュエータ12を操作するためのレバー3が設けられている。レバー3は、アクチュエータ12の揺動軸14と交差する方向の軸16回りに回動自在に設けられており、そのレバー3には、レバー3を回動させるための補助レバー4が回動自在に設けられている。さらにレバー3には、アクチュエータ12の操作部15を筐体2の外方に押し出すための突起5が軸16の径方向に延出して形成されている。突起5は回動先端から基端側へ向かうにつれて筐体の外側へ張り出すようにテーパ状に形成されており、レバー3が回動することで筐体2と操作部15との間に下方から入って操作部15を筐体2の外方へ押すように構成されている。
【0032】
次に、図1に示したラッチ機構の作用を説明する。
【0033】
図6(a)に示すように、パッケージ1をケージ42に挿入すると、ケージ42の爪43がアクチュエータ12に設けられたロック部11と係合して、パッケージ1がケージ42にロックする。
【0034】
そして、パッケージ1をケージ42から抜き出す際には、図4(b)に示すように、レバー3を手前(前方)に回動させ、突起5をアクチュエータ12の操作部15の内側に挿入させる。これにより、操作部15が筐体2の外方に押し出され、図5及び図6(b)に示すように、ロック部11が矢印方向(パッケージ1の内方)に移動して筐体2内に没入され、爪43とロック部11とのロックが解除される。さらに図6(c)に示すように、この状態でパッケージ1をケージ42から引き抜くと、ケージ42の爪43が筐体2の側面に沿って移動するので、図6(d)に示すようにパッケージ1をケージ42から抜き出すことができる。このように、本実施の形態にあっては、アクチュエータ12によりロック部11を筐体2内に引っ込めてロックを解除した後、パッケージ1をケージ42から引き抜くので、アクチュエータ12と爪43との間に摩擦力が発生せず、アクチュエータ12が破損することがない。
【0035】
次に、本発明の他の実施の形態について詳述する。
【0036】
図7は本発明の他の実施の形態を示すラッチ機構を有するパッケージの斜視図である。
【0037】
図7に示すように、光送受信器であるパッケージ101は、通信機器の基板41に設けられたケージ42に挿抜自在に挿入された後、ロックできるようにラッチ機構20を有している。
【0038】
ケージ42は、前方からパッケージ101を挿抜できるように、前方が開放された前後に長い箱形に形成されている。ケージ42の左右両側には、内部に挿入されたパッケージ101の後述するロック部に引っ掛かってパッケージ101の抜き方向の移動を規制するための爪43がそれぞれ形成されている。爪43は、ケージ42の左右の側面が一部切り込まれ後方へ延びると共にケージ42の内方に向かって傾斜した板バネで形成されている。
【0039】
パッケージ101は、挿抜方向(前後方向)に長い略直方体状でかつケージ42に挿抜されたときに爪43が滑らかに摺動する幅に形成された筐体102を有している。筐体102は、抜き方向の端(前端)に光ファイバコネクタ(図示せず)を着脱自在に装着するためのソケット106を有する。さらに筐体102の両側にはケージ42の爪43を受け入れてその爪43と係合する窪みからなるロック部21が設けられている。
【0040】
図8に示すように、パッケージ101のラッチ機構20は、そのロック部21と、爪43をパッケージ101の外方に押し出して係合を解除するためのアクチュエータ22とを有している。
【0041】
図9に示すように、アクチュエータ22は、筐体の両側にそれぞれ前後にスライド自在に設けられ、前後に延びる短冊状のスライド部23を有している。
【0042】
このスライド部23の後端には、それぞれ窪み(ロック部21)内に入っている爪を窪みの外に掻き出すため、爪の内面に沿って傾斜するテーパ面24が形成されたテーパ部25が設けられており、また、スライド部23の前端には、スライド部23の前端同士を接続し、テーパ部25をパッケージの挿抜方向に押圧することにより爪をパッケージの外方に押し出すための押圧部26が設けられている。
【0043】
図10(a)に示すように、アクチュエータ22は、テーパ部25がロック部21の手前の位置から、図10(b)に示すように、テーパ部25がロック部21を通過する位置までスライドできるように、取り付けられている。
【0044】
次に、図7に示したラッチ機構の作用を説明する。
【0045】
図12(a)に示すように、パッケージ101をケージ42に挿入すると、ケージ42の爪43が筐体102に設けられたロック部21と係合して、パッケージ101がケージ42にロックする。
【0046】
そして、パッケージ101をケージ42から抜き出す際には、図10(b)に示したように、アクチュエータ22の押圧部25をパッケージ101の挿入方向に押し込む。これにより、図11及び図12(b)に示すように、テーパ部25が爪43の内面に当接した後、その爪43がテーパ部25により押し広げられて、爪43とロック部21とのロックが解除される。さらに図12(c)に示すように、この状態でパッケージ101をケージ42から引き抜くと、ケージ42の爪43が筐体102の側面に沿って移動するので、パッケージ101をケージ42から抜き出すことができる。
【0047】
このように、本実施の形態にあっては、アクチュエータ22によりテーパ部25をパッケージ101の挿抜方向に押圧し、爪43をパッケージ101の外方に押し出してロックを解除した後、パッケージ101をケージ42から引き抜くので、アクチュエータ22と爪43との間に大きな摩擦力が発生せず、テーパ部25に傷が付きにくくなる。
【0048】
次に、本発明の他の実施の形態について詳述する。
【0049】
図13は本発明の他の実施の形態を示すラッチ機構を有するパッケージの斜視図である。
【0050】
図13に示すように、光送受信器であるパッケージ201は、通信機器の基板41に設けられたケージ42に挿抜自在に挿入された後、ロックできるようにラッチ機構30を有している。
【0051】
ケージ42は、前方からパッケージ201を挿抜できるように、前方が開放された前後に長い箱形に形成されている。ケージ42の左右両側には、内部に挿入されたパッケージ201の後述するロック部に引っ掛かってパッケージ201の抜き方向の移動を規制するための爪43がそれぞれ形成されている。爪43は、ケージ42の左右の側面が一部切り込まれ後方へ延びると共にケージ42の内方に向かって傾斜した板バネで形成されている。
【0052】
パッケージ201は、挿抜方向(前後方向)に長い略直方体状でかつケージ42に挿抜されたときに爪43が滑らかに摺動する幅に形成された筐体202を有している。筐体202は、抜き方向の端(前端)に光ファイバコネクタ(図示せず)を着脱自在に装着するためのソケット206を有する。さらに筐体202の両側にはケージ42の爪43を受け入れてその爪43と係合する窪みからなるロック部31が設けられている。
【0053】
図14に示すように、アクチュエータ32は、前後に延びる短冊状に形成され、ケージ42の左右の爪43の内側に位置されて、筐体202の左右両側にそれぞれ縦軸回りに揺動自在に設けられている。
【0054】
図15に示すように、アクチュエータ32は、ロック部と係合した爪の内側に配置される揺動部33と、揺動部33を軸支する揺動軸34と、揺動部33の後端をパッケージの外方に揺動させることにより爪をパッケージの外方に押し出すためアクチュエータ32の前端に設けられたつまみからなる操作部35とを有している。
【0055】
次に、図13に示したラッチ機構の作用を説明する。
【0056】
図17(a)に示すように、パッケージ201をケージ42に挿入すると、ケージ42の爪43が筐体202に設けられたロック部31と係合して、パッケージ201がケージ42にロックする。
【0057】
そして、パッケージ201をケージ42から抜き出す際には、図13、図16及び図17(b)に示すように、それぞれのアクチュエータ32の操作部35を指でつまみ、操作部35同士の間隔を押し狭めることにより、揺動部33の後端が爪43の内面に当接し、さらに押し狭めることで、爪43がロック部31から矢印方向(パッケージ201の外方)に押し出されて、爪43とロック部31とのロックが解除される。さらに図17(c)に示すように、この状態でパッケージ201をケージ42から引き出すと、ケージ42の爪43が筐体202の側面に沿って移動するので、図17(d)に示すようにパッケージ201をケージ42から引き抜くことができる。
【0058】
このように、本実施の形態にあっては、アクチュエータ32により爪43を内側から押圧することでロック部31から爪43を押し出してロックを解除した後、パッケージ201をケージ42から引き抜くので、アクチュエータ32と爪43との間に摩擦力が発生せず、アクチュエータ32が破損することがない。
【0059】
尚、本実施の形態では、図4(a)、(b)のアクチュエータ12の操作部15は、レバー3に設けられた突起5により操作されるように構成されているが、指により押し広げられるつまみで構成されていても良い。また、図13及び図15のアクチュエータ32の操作部35は、指により押し狭められるつまみで構成されているが、図1に示したようなレバー3と突起5が設けられた筐体2を用い、この突起5により操作されるように構成されていても良い。
【0060】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、ケージの爪と光送受信器のロック部とのロックを解除する時にアクチュエータが破損するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すラッチ機構を有するパッケージの斜視図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図1のラッチ機構を構成するアクチュエータの斜視図である。
【図4】(a)はロック締結時のパッケージの側面図であり、(b)はロック解除時のパッケージの側面図である。
【図5】図1のパッケージのロックを解除した状態の要部拡大図である。
【図6】(a)から(d)はパッケージのロックの解除方法を説明するための説明図である。
【図7】本発明の他の実施の形態を示すラッチ機構を有するパッケージの斜視図である。
【図8】図7の要部拡大図である。
【図9】図7のラッチ機構を構成するアクチュエータの斜視図である。
【図10】(a)はロック締結時のパッケージの側面図であり、(b)はロック解除時のパッケージの側面図である。
【図11】図7のパッケージのロックを解除した状態の要部拡大図である。
【図12】(a)から(c)はパッケージのロックの解除方法を説明するための説明図である。
【図13】本発明の他の実施の形態を示すラッチ機構を有するパッケージの斜視図である。
【図14】図13の要部拡大図である。
【図15】図13のラッチ機構を構成するアクチュエータの斜視図である。
【図16】図13のパッケージのロックを解除した状態の要部拡大図である。
【図17】(a)から(d)はパッケージのロックの解除方法を説明するための説明図である。
【図18】パッケージを通信機器に装着した状態の斜視図である。
【図19】従来のパッケージをケージから引き出した状態の斜視図である。
【図20】図19の要部拡大図である。
【図21】(a)はケージの爪に係合されたロック部の斜視断面図であり、(b)は(a)の要部拡大図である。
【図22】(a)はケージの爪から解離されたロック部の斜視断面図であり、(b)は(a)の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 パッケージ(光送受信器)
10 ラッチ機構
11 ロック部
12 アクチュエータ
13 揺動部
14 揺動軸
15 操作部
20 ラッチ機構
21 ロック部
22 アクチュエータ
23 スライド部
25 テーパ部
26 押圧部
30 ラッチ機構
31 ロック部
32 アクチュエータ
33 揺動部
34 揺動軸
35 操作部
42 ケージ
43 爪

Claims (5)

  1. 光送受信器が挿抜自在に挿入されるケージの爪に係合するロック部と、該ロック部を上記光送受信器内に没入させて係合を解除するためのアクチュエータとを有する光送受信器のラッチ機構であって、上記アクチュエータは、上記ロック部が設けられ揺動する揺動部と、該揺動部を軸支する揺動軸と、上記揺動部を上記光送受信器内方に揺動させることにより上記ロック部を上記光送受信器内に没入させるための操作部とを有することを特徴とする光送受信器のラッチ機構。
  2. 上記爪は、上記ケージに上記光送受信器の挿入方向に延出しつつケージの内方へ傾斜して、かつ、外方へ向けて弾性的に屈曲可能に設けられ、上記ロック部は、上記揺動部の挿入方向側の端部に、挿入方向側から上記爪の延出端に当接するように設けられた請求項1記載の光送受信器のラッチ機構。
  3. 上記操作部は、上記揺動軸から上記光送受信器の抜き方向側へ延びる上記揺動部の端部からなり、上記光送受信器は、光送受信器本体に上記揺動軸と交差する軸回り回動自在に設けられ上記操作部を光送受信器の外方へ押すためのレバーを有する請求項1又は2記載の光送受信器のラッチ機構。
  4. ケージに挿抜自在に挿入される光送受信器に形成され、ケージに挿抜方向に延出しつつ内方に傾斜して設けられた弾性を有する爪に係合するロック部と、該ロック部と上記爪との間に挿入され上記爪を上記光送受信器の外方に押し出して係合を解除するためのアクチュエータとを有する光送受信器のラッチ機構であって、上記アクチュエータは、上記爪と上記ロック部との間に挿抜自在に設けられ上記爪の内面に沿って傾斜するテーパ部と、該テーパ部を光送受信器の挿入方向に押圧することにより上記爪を上記光送受信器の外方に押し出すための押圧部とを有することを特徴とする光送受信器のラッチ機構。
  5. ケージに挿抜自在に挿入される光送受信器に形成され、ケージに設けられた弾性を有する爪に係合するロック部と、上記爪を上記光送受信器の外方に押し出して係合を解除するためのアクチュエータとを有する光送受信器のラッチ機構であって、上記アクチュエータは、上記ロック部と係合した爪の内側で揺動する揺動部と、該揺動部を軸支する揺動軸と、上記揺動部を上記光送受信器の外方に揺動させることにより上記爪を上記光送受信器の外方に押し出すための操作部とを有することを特徴とする光送受信器のラッチ機構。
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