JP2004354468A - 曲面液晶パネル、液晶表示装置、曲面液晶パネルの製造装置、曲面液晶パネルの製造方法および液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

曲面液晶パネル、液晶表示装置、曲面液晶パネルの製造装置、曲面液晶パネルの製造方法および液晶表示装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004354468A
JP2004354468A JP2003149103A JP2003149103A JP2004354468A JP 2004354468 A JP2004354468 A JP 2004354468A JP 2003149103 A JP2003149103 A JP 2003149103A JP 2003149103 A JP2003149103 A JP 2003149103A JP 2004354468 A JP2004354468 A JP 2004354468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal panel
curved
manufacturing
ultraviolet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003149103A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Fujimura
浩 藤村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2003149103A priority Critical patent/JP2004354468A/ja
Publication of JP2004354468A publication Critical patent/JP2004354468A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

【課題】湾曲状態を保持させた液晶パネルを提供する。
【解決手段】紫外線硬化型のシール剤13と、高分子分散液晶15を形成するための紫外線重合性モノマーと液晶および重合開始剤の混合物と、を挟んだ一対の可撓性基板11、12を湾曲した状態にて保持し、その湾曲状に保持された状態の可撓性基板11、12の表裏両面から紫外線を照射し、前記シール剤および前記混合物を同時に硬化する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、湾曲形状を保持した曲面液晶パネル、液晶表示装置、曲面液晶パネルの製造装置、曲面液晶パネルの製造方法および液晶表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、液晶表示装置は、薄型で、且つ、消費電力が少ないこともあり、携帯電話機、電子手帳、電子ブック等の各種の電子機器において広く用いられている。
【0003】
なお、液晶表示装置は、液晶パネルと駆動回路とを備え、必要に応じて、バックライト、導光板、ケーシング等の付帯機器を装着して構成されている。通常の液晶表示装置が電子機器に用いられる場合、その液晶表示装置の表示面は、電子機器の筐体とほぼ平行に、且つ、平面形状にて配置されて構成されることとなる。
【0004】
このため、従来の液晶表示装置の具備する液晶パネルは、図5に示すように、液晶層35を駆動するための電極を有する基板31、32が平面形状で構成されており、この一対の基板31、32を、所定の間隔を保持するためのスペーサ34を介して対向させ、該対向させた両基板31、32を接着するためのシール剤33を、基板31、32の縁辺に配した構造にて形成されている。そして、この空の液晶パネルに、液晶を注入して、その注入口部を接着剤で封止し、さらに液晶の表示モードにより、その基板31、32の外面に偏光板、位相板、反射板等が貼り合わされることで液晶パネルが構築されることとなる。
【0005】
なお、近年では電子機器の表示部に対して、その電子機器の筐体外面に沿った曲面形状を持つ液晶パネルを備えた液晶表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
この特許文献1には、曲面表示液晶パネル、曲面表示液晶パネルの製造装置および製造方法に関する技術が開示されており、紫外線硬化性のシール材を挟み、可撓性を持つ一対の透明基板を湾曲した状態で圧着し、その圧着状態にて紫外線を照射することでシール材を硬化させ、曲面形状を有する空の曲面表示液晶パネルを製造するものである。そして、その製造した空の曲面表示液晶パネルに対して、液晶注入、偏光板等の貼り付けをすることとなる。
【0007】
また、液晶パネルの表示面の表示方式には、TNモード(ツインステッド・ネマチック・モード)やSTNモード(スーパ・ツインストテッド・ネマチック・モード)に代表されるような偏光板を1枚もしくは2枚用いて液晶の複屈折や旋光性を利用した表示方式がある。しかしながら、TNモードやSTNモードでは、偏光板による光の吸収が行われ、その光利用効率が理論的には50%以下となり表示が暗くなる虞がある。そこで、偏光板を使用せずに明るい表示を実現するために、光散乱性を利用した相転移モード及び高分子分散モードがある(例えば、特許文献2参照)。
【0008】
この特許文献2は、曲面液晶パネルを高分子分散型液晶で実現する製造方法が開示されている。平面形状の高分子分散型液晶パネルを湾曲させて形成しようとすると、湾曲方向への液晶の配向が生じて、コントラスト、視認性の低下を招く不具合がある。この不具合を解決するために、特許文献2は、少なくとも一方が透明な電極である一対の電極面の間に、紫外線硬化型の高分子分散型液晶を挟持した表示装置の製造方法において、紫外線を用いて高分子分散型液晶を硬化する際に、透明な電極を曲面に保持して紫外線を照射することで液晶の配向を生じることなく曲面表示を可能にするものである。
【0009】
また、それぞれ曲面を有する一対の透明基板を形成し、該形成した透明基板間に高分子分散液晶層を設けることで、曲面表示が可能な液晶表示装置がある(例えば、特許文献3参照)。
【0010】
【特許文献1】
特開平10−268245号公報
【特許文献2】
特開2000−241806号公報
【特許文献3】
実開平5−71821号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1において、曲面形状の液晶パネルを製造しても、空の液晶パネルに液晶を注入する工程が必要であり、また、その曲面形状に合わせて、液晶を注入する注入装置及び冶工具を改良する必要がある。また、曲面形状の液晶パネルに対して、偏光板等の光学フィルムの貼り付けを行うことは、従来の貼り付け装置では困難であり、また、光学フィルムの温度、湿度の変化による伸縮により、湾曲形状を保持することが困難である。
【0012】
また、特許文献2において、空の曲面表示液晶パネルに、紫外線(UV)により架橋反応し重合するアクリルレートモノマー等の紫外線重合性モノマーと、正の誘電異方性を有するネマチック液晶と、の混合物を注入して湾曲形状に保持するため、シール剤が硬化している状態で湾曲させると、一対の基板の湾曲された内面と外面との基板の曲率の差が原因で、液晶パネルに不自然な応力がかかり、特に、シール剤近傍に、上記の紫外線重合性モノマーと液晶との混合物が蓄積してしまい、表示面を劣化させる要因となる。また、その状態で高分子分散液晶を硬化しても、液晶パネルに残留する応力のために、湾曲形状を保持することが困難となる。
【0013】
また、特許文献3は、それぞれの透明基板を所定の曲面形状にあらかじめ加工するものであり、湾曲状態をそれぞれの透明基板が保持するために、剛性の高い透明な素材を用いる必要がある。しかし、剛性の高い素材を曲面形状に加工するには、プレス加工等の高温、高圧での工程が必要となるために、液晶表示装置の生産性が低く、液晶表示装置を製造するためのエネルギー消費が大きくなる。また、曲面形状の基板を用いてシール剤の塗布、透明基板の貼り合わせ、液晶の注入等の工程を行うには、通常の液晶パネルを製造する際の製造装置、製造方法とは異なる製造装置、製造方法を新たに構築する必要がある。
【0014】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、湾曲状態を保持させた液晶パネル、曲面表示性能を有する液晶表示装置を提供することを目的とする。
また、生産性の高い湾曲状態を保持させた液晶パネルの製造方法、液晶パネルの製造装置、曲面表示性能を有する液晶表示装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明は以下のような特徴を有する。
請求項1記載の発明は、紫外線硬化型のシール剤と、少なくとも紫外線重合性モノマーと液晶との混合物と、を挟持した、少なくとも一方が透明である一対の可撓性の基板を、湾曲した状態で保持し紫外線を照射することにより湾曲形状が保持されることを特徴とする。
【0016】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の曲面液晶パネルにおいて、少なくとも一方の可撓性の基板の厚みは250μm以下のプラスチック基板であることを特徴とする。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の曲面液晶パネルにおいて、曲面液晶パネルの各画素を独立に駆動する薄膜トランジスタのスイッチング素子を更に有することを特徴とする。
【0018】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の曲面液晶パネルにおいて、薄膜トランジスタを構成する半導体層が有機物からなることを特徴とする。
【0019】
請求項5記載の発明は、請求項3または4記載の曲面液晶パネルにおいて、薄膜トランジスタを構成する基板の厚みが100μm以下の金属基板であることを特徴とする。
【0020】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の曲面液晶パネルにおいて、混合物は、重合開始剤を更に有することを特徴とする。
【0021】
請求項7記載の発明は、請求項1から6の何れか1項に記載の曲面液晶パネルと、曲面液晶パネルを駆動する駆動回路と、が配線基板で接続してなることを特徴とする。
【0022】
請求項8記載の発明は、紫外線硬化型のシール剤と、高分子分散液晶を形成するための紫外線重合性モノマーと液晶および重合開始剤の混合物と、挟持し一対の基板を圧着する曲面液晶パネルの製造装置であって、紫外線を透過し、一対の基板を湾曲した状態で表裏両面から保持する基板保持部と、シール剤および混合物に向けて紫外線を照射する紫外線源と、を有することを特徴とする。
【0023】
請求項9記載の発明は、請求項8記載の曲面液晶パネルの製造装置において、紫外線源は、一対の基板の表裏両面から照射する2つの紫外線源からなることを特徴とする。
【0024】
請求項10記載の発明は、紫外線硬化型のシール剤と、高分子分散液晶を形成するための紫外線重合性モノマーと液晶および重合開始剤の混合物と、を挟んで一対の可撓性基板を圧着して曲面液晶パネルを製造する曲面液晶パネルの製造方法であって、紫外線を透過し、一対の可撓性基板を湾曲した状態に表裏両面から保持する湾曲状態保持工程と、湾曲状態保持工程により、一対の可撓性基板が湾曲状態に保持された状態で紫外線を照射し、シール剤および混合物を同時に硬化する硬化工程と、を行うことを特徴とする。
【0025】
請求項11記載の発明は、請求項10記載の曲面液晶パネルの製造方法において、硬化工程は、紫外線を、一対の可撓性基板の表裏両方向から照射してシール剤および混合物を硬化することを特徴とする。
【0026】
請求項12記載の発明は、請求項11または12記載の曲面液晶パネルの製造方法により製造された曲面液晶パネルを、曲面液晶パネルを駆動する駆動回路基板と配線基板にて接続し、該接続した配線基板を折り曲げて駆動回路基板を曲面液晶パネルの背面に配置して液晶表示装置を製造することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明にかかる実施の形態について詳細に説明する。
【0028】
まず、図1を参照しながら、本発明にかかる液晶パネルについて説明する。
なお、図1は、液晶パネルが、湾曲方向に沿った断面形状の構成図を示す。
本発明にかかる液晶パネルは、少なくとも一方が透明な可撓性基板11、12が、基板間の厚みを保つスペーサ14を介して対向し、その対向した基板11、12が、基板11、12の縁周辺に配置された紫外線硬化型のシール剤13で接着されている。そして、基板11と基板12との間に、調光層として高分子分散液晶層15が充填された構造となっている。
【0029】
なお、可撓性の透明基板11、12としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルスルフォン(PES)等のポリマーフィルムが最適であるが、特に限定されるものではない。
【0030】
紫外線硬化型のシール剤13は、例えば、アクリレート系、メタアクリレート系、変性ウレタンアクリレート系、変性エポキシアクリレート系の樹脂が用いられる。
【0031】
高分子分散液晶層15は、紫外線(UV)により架橋反応して重合するアクリレートモノマーなどの紫外線重合性モノマーとなる高分子樹脂とネマチック液晶とを均一に混合溶解させた混合物に、紫外線(UV)を照射することで形成される液晶層である。なお、高分子樹脂とネマチック液晶とを均一に混合溶解させた混合物に、紫外線硬化開始剤を添加し、重合反応速度を制御することも可能である。
【0032】
次に、図1に示す液晶パネルの製造方法について説明する。
【0033】
まず、一対の透明な可撓性基板11、12に対してスパッタリング等の真空成膜法等の手法を用いて、透明導電膜、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)を成膜する。
【0034】
次に、フォトリソグラフィーにより、所定のパターンの透明導電膜を基板11、12上に形成する。
【0035】
次に、少なくとも一方の基板にセル厚を一定に保つためのスペーサ14を分散させて配置し、さらに一方の基板に紫外線硬化型のシール剤13を印刷する。なお、シール剤13を印刷した基板に(本実施の形態では)、少なくとも紫外線重合性モノマーと液晶との混合物を、ディスペンサー等を用いて所定量滴下し配置する。
【0036】
次に、両基板11、12を湾曲状態に保持するための湾曲状態保持装置(図2参照)に設置し、両基板11、12を圧着状態で保持する。この状態で紫外線(UV)を照射することで、シール剤13と、少なくとも紫外線重合性モノマーと液晶との混合物と、を同時に硬化させることが可能となる。
【0037】
以上の工程を行うことで高分子分散型液晶を調光層とする曲面液晶パネルが製造されることとなる。なお、上記製造方法において、シール剤13を印刷した基板への混合物の滴下は、湾曲状態保持装置(図2参照)において基板11、12を設置した状態にて行うことも可能である。
【0038】
このように、本発明の曲面液晶パネルは、湾曲状態を保持した状態で紫外線を照射し、シール剤13と、少なくとも紫外線重合性モノマーと液晶との混合物と、の硬化を同時に行うことで製造されるので、シール剤13、基板11、12、及び、高分子分散液晶層15に不自然な応力が残らずに湾曲した状態で固定されることとなる。
【0039】
また、上記の曲面液晶パネルの製造方法により、湾曲状態が保持された曲面液晶パネルを製造できるとともに、従来のように、空の曲面液晶パネルを製造した後に、紫外線重合性モノマーと液晶との混合物を注入する工程も必要なくなり、また、シール剤と、紫外線重合性モノマーと液晶との混合物と、の硬化が同時に行われるため、曲面液晶パネルの製造工程の簡略化と、製造時間の短縮も可能となる。
【0040】
ここで、図2を参照しながら、上記曲面液晶パネルを製造する際の湾曲状態保持装置について説明する。
この湾曲状態保持装置は、図2に示すように、基板21を湾曲状態に保持するための圧着型23、24と、紫外線源26と、で構成される。圧着型の一方(図2では23)は、圧着型を上下に駆動する駆動部25と連結されており、各圧着型23、24に基板21を、例えば、吸着保持した状態で、上記におけるシール剤と、紫外線重合性モノマーと液晶との混合物と、を挟み込んで湾曲状態に保持して圧着することが可能となる装置を構築している。
【0041】
また、基板21を各圧着型23、24に吸着させた状態で、少なくとも一方の基板状に、紫外線重合性モノマーと液晶との混合物を滴下するための装置を、図2に示す湾曲状態保持装置に併置する構成とすることで、曲面液晶パネルの製造方法を簡略化した曲面液晶パネルの製造装置を構築することが可能となる。
【0042】
なお、圧着型23、24は、紫外線(UV)を透過する材料、例えば、紫外線透過性ガラス、水晶、紫外線透過性プラスチックなどで形成されている。
【0043】
このように、紫外線硬化型のシール剤と、高分子分散液晶を形成するための紫外線重合性モノマーと液晶および重合開始剤の混合物と、を挟んで可撓性の一対の基板を圧着する曲面液晶パネルの製造装置において、紫外線を透過する材料にて形成され、一対の基板を湾曲した状態で表裏両面から圧着して保持する圧着型と、紫外線硬化型のシール剤と、高分子分散液晶を形成するための紫外線重合性モノマーと液晶の混合物と、に向けて紫外線を照射する紫外線源と、を有することで、湾曲状態が保持された曲面液晶パネルを効率よく生産できる曲面液晶パネルの製造装置を構築することが可能となる。
【0044】
また、図2に示すように、紫外線源26が圧着型の上下に配置されている製造装置を構築することで、上下からの紫外線照射が可能となり、一方向からの紫外線照射により十分にシール剤の接着強度が得られない場合、また、紫外線重合性モノマーの重合が進まないような素材の場合も含めて、確実な硬化が可能となる。また、硬化のための時間が短縮され、生産効率に優れた曲面液晶パネルの製造方法を構築できる。
【0045】
なお、本発明の曲面液晶パネルにおいて、可撓性基板として、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルスルフォン(PES)等のポリマーフィルムを用いる場合、厚みが250μm以下の基板を使用することが好ましい。厚みが250μm以下の基板を使用することで、湾曲状態を保持する信頼性(高温高湿、温度サイクル等の環境試験)を確保することができることとなる。
【0046】
また、厚みが250μm以下のプラスチック基板を使用することは、軽量性、厚みの点でも好ましく、また、フィルム状でロール to ロール工法により透明導電膜の成膜が可能となるため、生産性に優れ、コスト面でも有効な曲面液晶パネルの製造方法を構築できる。このように、厚みが250μm以下のプラスチック基板は、可視光の透過性、耐熱性(〜150度)、基板の軽量性、厚みの点に優れ、曲面液晶パネルを製造した場合、信頼性および表示品質が高く、軽量性、可撓性、生産性にも優れることとなる。
【0047】
なお、本発明にかかる高分子分散型の曲面液晶パネルにおいて、高精細で、且つ、高コントラストの表示を可能とするには、多数の液晶素子毎にスイッチング素子で駆動することが必要となる。スイッチング素子としては、二つの電極間に絶縁層を設けたMIM(Metal Insulator Metal)素子に代表されるような薄膜二端子素子や三端子素子である薄膜トランジスタ(TFT)などを使用することができる。なお、スイッチング性能や階調制御性の点を考慮して、特に、三端子素子である薄膜トランジスタ(TFT)を使用することが好ましい。
【0048】
図3は、薄膜トランジスタ(TFT)104が、液晶素子毎に設けられたパネル(6素子分)の一例を湾曲のない方向に沿った断面図で示している。なお、図3は、密接して配置された高分子分散液晶層101を簡略化して液晶層101として示したものである。薄膜トランジスタ(TFT)104は、各素子に対応する透明電極106の下に設けられており、光吸収層105と層間絶縁膜107とに形成されたコンタクトホール108を介して透明電極106に導通している構成をとる。
【0049】
なお、本実施の形態において、光吸収層105を設置した理由を以下に説明する。高分子分散液晶層は、光散乱−光透過型の調光層であり、この調光層が散乱状態であれば、調光層への入射光は後方散乱成分と前方散乱成分とにわかれ、後方散乱性成分は、透明基板109を透過して外部に出射され、前方散乱成分は、光吸収層105に吸収されるが、外部からは白表示として認識される。
【0050】
調光層が透明であれば入射光は、すべて光吸収層105に吸収されるので結果として黒表示が得られる。このようにして、調光層の光散乱−光透過状態の制御で白黒表示を実現するための光吸収層105を設置した。
【0051】
なお、図4は、図3に示す薄膜トランジスタ104の構造を簡略化して示したものである。基板102としては、可撓性の薄膜ガラス、プラスチック等の絶縁体または表面を絶縁化した金属基板を用いる。観察者側の透明基板109は、光学的に透明な薄膜ガラスやプラスチック等を用い、共通電極として透明電極103が形成されている。また、ゲート電極110は、Ta、Mo、W、Al等の金属薄膜から構成されており、ゲート絶縁膜111は、SiNx、SiOx、Ta、BaTiO、SrTiO、PLZT、シアノメチルプルラン、ポリビニルアルコール、ポリビニルフェノール、ポリメチルメタクリレート、パリレン等の絶縁体薄膜から構成されている。
【0052】
また、チャネル112は、a−Si、Poly−Si等の半導体薄膜から構成されており、ソース電極113は、Al、Cr、Au等の金属薄膜から構成されている。また、ドレイン電極114は、Al、Cr、Au等の金属薄膜から構成されており、層間絶縁膜107は、SiOx、ポリイミド、パリレン等から構成されている。コンタクトホール108は、W等のコンタクトメタルで穴埋めされている。
【0053】
なお、薄膜トランジスタ(TFT)104は、スパッタリング法、化学蒸着CVD(Chemical Vapor Deposition)法、塗布法等の薄膜形成技術と、ウェットエッチング法、ドライエッチング法等のパターンニング技術とを組み合わせた公知の手法を用いて作製することができる。
【0054】
薄膜トランジスタ(TFT)104は、ゲート電極110に印加する電圧と、ソース電極113とドレイン電極114との間に印加する電圧とで、ソースからドレインに流れる電流を制御する能動素子であるが、一定時間電流を流した後にゲート電圧をオフにすると液晶層が持つ静電容量により電荷が蓄積され透過電極106の電位が上昇する。これにより、液晶層に電圧が印加される。
【0055】
薄膜トランジスタ(TFT)104の構造としては、上記の構造(逆スタガー型)以外に、ソース・ドレイン電極と半導体薄膜の順序を入れ替えたもの(プレーナ型)やゲート電極が最上層となるもの(スタガー型)等の構造で構築することも可能である。このように、曲面液晶パネルの各画素を独立に駆動する薄膜トランジスタ(TFT)104をスイッチング素子として用いることで、高精細で、且つ、高コントラストな曲面液晶パネルを形成することが可能となる。
【0056】
なお、薄膜トランジスタ(TFT)104を構成する材料のうち、特に半導体層として、a−Si、Poly−Si等の材料を用いると、成膜温度が高くなければ、トランジスタ性能が十分に発揮できないことや、曲面液晶パネルの製造装置が複雑で高価であることから、プラスチック基板上に薄膜トランジスタを形成する場合には、例えば、ガラス基板上に形成した薄膜トランジスタをプラスチック基板に転写する方法等、煩雑な工程で製造する必要が生じ、製造コストが高くなる等の問題がある。
【0057】
そこで、少なくとも薄膜トランジスタを構成する半導体層が有機物からなるものであることが好ましい。有機半導体材料は、真空蒸着法や、スピンコート等の塗布法といった比較的簡便な方法を用いて室温付近の温度で成膜することが可能であるため、プラスチック基板を使用することが可能となり、生産性が高く、製造コストを低減できる。
【0058】
有機半導体材料としては、ペンタセン、フタロシアニン等の低分子やポリアセチレン系導電性高分子、ポリパラフェニレン及びその誘導体、ポリフェニレンビニレン及びその誘導体等のポリフェニレン系導電性高分子、ポリピロール及びその誘導体、ポリチオフェン及びその誘導体、ポリフラン及びその誘導体等の複素環系導電性高分子、ポリアニリン及びその誘導体等のイオン性導電性高分子が挙げられる。また、これら導電性高分子は、適当なドーパントをドーピングすることにより導電率を高くして用いることも可能である。
【0059】
ドーピングに用いるドーパントとしては、ポリスルホン酸、ポリスチレンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、アルキルナフタレンスルホン酸等の蒸気圧の低いものを用いるのが好ましい。
【0060】
なお、大面積に複数の微細な薄膜トランジスタを作製するためには、作製工程中における基板の耐性や形状・寸法安定性が更に重要となるため、薄膜トランジスタを作製する際の水、有機溶媒、酸、アルカリといった液体への浸漬や熱履歴に対して、プラスチック基板の耐性や形状・寸法安定性は充分とは言えず、表面に耐溶剤をコーティングするなどの工夫が必要になる場合がある。
【0061】
そこで、本実施の形態では、ゲート電極110、ゲート絶縁膜111、有機半導体層112、ソース電極113及びドレイン電極114とからなる薄膜トランジスタ(TFT)を金属基板102上に形成してなる液晶パネルを提供する。
【0062】
金属基板102は、大面積化が容易で、且つ、薄膜トランジスタ(TFT)作製工程中での形状・寸法安定性に優れていることから、金属基板102を用いることで、液晶表示装置等に好適に使用可能な曲面液晶パネルを形成することが可能となる。
【0063】
なお、金属基板102の材料としてはアルミニウム、銅、ニッケル、チタン、モリブデン、タングステン等の単体金属やジュラルミン等のAl基合金、真鍮、コンスタンタン等のCu基合金、クロメル、ニクロム、インコネル、モネル、ハステロイ等のNi基合金、コバール、インバー、パーマロイ、ステンレス、Fe−Bアモルファス合金等のFe基合金及びTi基合金等を用いることができる。
【0064】
従来から液晶パネルに使用されている薄膜トランジスタ(TFT)基板としてのSi基板やガラス基板の比重は2.5g/cm前後であり、その厚さは、通常1mm程度以下である。ところが、金属基板で例示した鉄を主成分とし、ニッケル、クロム、コバルトのうち、少なくとも1つを含む合金は、比重が8g/cm程度である。従って、金属基板を用いて従来と同等以下の重量にするためには、その厚さを、概ね0.3mm以下とする必要がある。
【0065】
本実施の形態においては、金属基板を100μm(=0.1mm)以下にすることで、湾曲形状を保持する曲面液晶パネルに適用できることを見いだした。これにより、生産性が高く、さらに軽量で、特性に優れた薄膜トランジスタ(TFT)基板を形成することが可能となり、駆動特性、視認性に優れた曲面液晶パネルを形成することが可能となる。
【0066】
また、本実施の形態における液晶表示装置は、紫外線硬化型のシール剤と、高分子分散液晶を形成するための紫外線重合性モノマーと液晶および重合開始剤の混合物と、を挟んで可撓性の一対の基板を圧着して製造される曲面液晶パネルと、該曲面液晶パネルを駆動する駆動回路と、を有して構成される。この曲面液晶パネルは、紫外線を透過し、一対の基板を湾曲した状態に表裏面から保持し、一対の基板が湾曲状態に保持された状態で紫外線を照射して、シール剤の硬化および高分子分散液晶を形成することで、湾曲形状が保持できる曲面液晶パネルが製造され、駆動回路と接続された状態で電子機器等に容易に組み込むことができるので、優れた曲面表示で、且つ、デザイン性に優れた液晶表示装置を構成できることとなる。
【0067】
次に、本発明の実施の形態における実施例を以下に記す。
(実施例1)
図1に示す液晶パネルの構造において、透明電極を酸化インジウム膜(以後、ITO膜と記す)で形成したPC基板(厚み100μm)11、12を用いた。スペーサ14としては、積水化学製の粒径15μmの球形ポリマービーズを基板面(基板11)に約200個/mmの密度で散布した。また、紫外線硬化型アクリレート系のシール剤13を基板12の周囲にディスペンサーで塗布し、さらに、高分子分散液晶層15を形成するため、大日本インキ化学工業(株)製のPNLC用の液晶組成物、モノマー組成物、および、重合開始剤の混合物(製品名:PNM−106)の所定量を基板面に定量ディスペンサーで滴下した。
【0068】
この両基板を図2に示す湾曲状態保持装置を用いて、湾曲状態を保持するように圧着した。なお、圧着型23、24は、紫外線を透過するガラスを加工したものを用いた。紫外線源26には高圧水銀ランプを用い、基板11側より、波長365nm中心の紫外線(強度50mW/cm)を2分間照射し、シール剤の硬化と膜厚15μmの高分子分散液晶層を形成した。
【0069】
上記の実施例1の方法で製造した曲面液晶パネルは、平面型に構成した液晶パネルと同等の表示性能を示すこととなる。また、この曲面液晶パネルは、高温放置(60℃)、高温高湿(40℃×60%RH)で、240hrのエージング試験後もその湾曲構造が変化することなく、その表示特性も劣化しない結果が得られた。
【0070】
(実施例2)
実施例1と同様の材料構成において、圧着した状態で上下から紫外線を照射した。何れの紫外線源26とも照射強度50mW/cmで1分間照射して膜厚15μmの曲面液晶パネルを製造した。シール剤13の接着強度及び高分子分散液晶層15の構造とも、実施例1と同じであった。さらに、短時間の紫外線照射で済むため、曲面液晶パネルの製造工程時間を短縮できた。
【0071】
(実施例3)
図3に示す薄膜トランジスタ(TFT)104を有する曲面液晶パネルを製造する。厚さ0.05mmのチタン合金(DAT51)を電解研磨し、基板102とする。この基板102の両面には、厚さ2μmのSiOからなるコーティング層を形成した。ゲート電極110は、Alを50nm堆積し、幅25μmにした。ゲート絶縁膜111としてSiNxを100nm堆積し、ソース電極113、ドレイン電極114は、厚さ2nmのCrと30nmのAuを積層して形成し、そのチャネル長は5μmとした。有機半導体層112は昇華精製したペンタセン50nmである。
【0072】
上記の方法で製造した薄膜トランジスタ(TFT)104を、隣接素子間のピッチを0.2mmとし、1024×768配置した。この薄膜トランジスタ(TFT)104の典型的な電界効果移動度は0.3cm/Vs、オンオフ比が10であった。
【0073】
この薄膜トランジスタ(TFT)基板を基板12、対向する基板11をPC基板(厚み100μm)として、実施例1と同様の方法、材料にて曲面液晶パネルを製造すると、高精細で、且つ、駆動特性に優れた高品位の曲面表示が可能な液晶パネルとなる。
【0074】
(実施例4)
実施例1で製造した曲面液晶パネルと駆動回路基板をフレキシブルな配線基板で接続し、この配線基板を折り曲げて駆動回路基板を曲面液晶パネルの背面に配置して、液晶表示装置を構成した。これにより、曲面液晶パネルにおける湾曲構造の保持の信頼性が高い、デザイン性に優れた液晶表示装置となる。
【0075】
なお、上述する実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。
【0076】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように本発明は以下のような効果を奏する。
本発明にかかる曲面液晶パネルは、紫外線硬化型のシール剤と、少なくとも紫外線重合性モノマーと液晶の混合物と、を挟持した、少なくとも一方が透明である、一対の可撓性の基板を、湾曲した状態で保持し紫外線を照射することにより湾曲形状が保持された曲面液晶パネルとなる。
【0077】
また、本発明にかかる液晶表示装置は、湾曲形状を保持した曲面液晶パネルと駆動回路とが一体化されることでデザイン性に優れた曲面表示の液晶表示装置となる。
【0078】
また、本発明にかかる曲面液晶パネルの製造装置は、紫外線硬化型のシール剤と、高分子分散液晶を形成するための紫外線重合性モノマーと液晶および重合開始剤の混合物と、挟持し一対の基板を圧着する曲面液晶パネルの製造装置であって、紫外線を透過し、一対の基板を湾曲した状態で表裏両面から保持する基板保持部と、シール剤および混合物に向けて紫外線を照射する紫外線源と、を有することで生産性の高い曲面液晶パネルの製造装置となる。
【0079】
また、本発明にかかる曲面液晶パネルの製造方法は、紫外線硬化型のシール剤と、高分子分散液晶を形成するための紫外線重合性モノマーと液晶および重合開始剤の混合物と、を挟んで一対の可撓性基板を圧着して曲面液晶パネルを製造する曲面液晶パネルの製造方法であって、紫外線を透過し、一対の可撓性基板を湾曲した状態に表裏両面から保持する湾曲状態保持工程と、湾曲状態保持工程により、一対の可撓性基板が湾曲状態に保持された状態で紫外線を照射し、シール剤および混合物を硬化する硬化工程と、を行うことで、液晶の注入工程が簡略化され、液晶パネルの製造工程時間も短縮されるなど、生産性の高い曲面液晶パネルの製造方法となる。
【0080】
また、本発明にかかる液晶表示装置の製造方法は、曲面液晶パネルを、曲面液晶パネルを駆動する駆動回路基板と配線基板にて接続し、該接続した配線基板を折り曲げて駆動回路基板を曲面液晶パネルの背面に配置して液晶表示装置を製造することで、信頼性が高く、生産性にも優れた液晶表示装置の製造方法となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる曲面液晶パネルの構成を示す図であり、曲面液晶パネルの湾曲方向に沿った断面のモデルを示す図である。
【図2】本発明にかかる曲面液晶パネルの製造装置(湾曲状態保持装置)を示す図である。
【図3】薄膜トランジスタが液晶素子毎に設けられたパネル(6素子分)の一例を示す図である。
【図4】図3に示す薄膜トランジスタの構造を簡略化した構成図である。
【図5】従来の液晶パネルの構成を示す図である。
【符号の説明】
11、12、21 基板
13、22 シール剤
14 スペーサ
15 高分子分散液晶層
23、24 圧着型
25 駆動部
26 紫外線源
101 高分子分散液晶層(液晶層)
102、109 基板
103 透明電極
104 薄膜トランジスタ
105 光吸収層
106 透明電極
107 層間絶縁膜
108 コンタクトホール
110 ゲート電極
111 ゲート絶縁膜
112 チャネル
113 ソース電極
114 ドレイン電極

Claims (12)

  1. 紫外線硬化型のシール剤と、少なくとも紫外線重合性モノマーと液晶との混合物と、を挟持した、少なくとも一方が透明である一対の可撓性の基板を、湾曲した状態で保持し紫外線を照射することにより湾曲形状が保持されることを特徴とする曲面液晶パネル。
  2. 前記少なくとも一方の可撓性の基板の厚みは250μm以下のプラスチック基板であることを特徴とする請求項1記載の曲面液晶パネル。
  3. 曲面液晶パネルの各画素を独立に駆動する薄膜トランジスタのスイッチング素子を更に有することを特徴とする請求項1または2記載の曲面液晶パネル。
  4. 前記薄膜トランジスタを構成する半導体層が有機物からなることを特徴とする請求項3記載の曲面液晶パネル。
  5. 前記薄膜トランジスタを構成する基板の厚みが100μm以下の金属基板であることを特徴とする請求項3または4記載の曲面液晶パネル。
  6. 前記混合物は、重合開始剤を更に有することを特徴とする請求項1記載の曲面液晶パネル。
  7. 請求項1から6の何れか1項に記載の曲面液晶パネルと、前記曲面液晶パネルを駆動する駆動回路と、が配線基板で接続してなることを特徴とする液晶表示装置。
  8. 紫外線硬化型のシール剤と、高分子分散液晶を形成するための紫外線重合性モノマーと液晶および重合開始剤の混合物と、挟持し一対の基板を圧着する曲面液晶パネルの製造装置であって、
    紫外線を透過し、前記一対の基板を湾曲した状態で表裏両面から保持する基板保持部と、
    前記シール剤および前記混合物に向けて紫外線を照射する紫外線源と、
    を有することを特徴とする曲面液晶パネルの製造装置。
  9. 前記紫外線源は、
    前記一対の基板の表裏両面から照射する2つの紫外線源からなることを特徴とする請求項8記載の曲面液晶パネルの製造装置。
  10. 紫外線硬化型のシール剤と、高分子分散液晶を形成するための紫外線重合性モノマーと液晶および重合開始剤の混合物と、を挟んで一対の可撓性基板を圧着して曲面液晶パネルを製造する曲面液晶パネルの製造方法であって、
    紫外線を透過し、前記一対の可撓性基板を湾曲した状態に表裏両面から保持する湾曲状態保持工程と、
    前記湾曲状態保持工程により、前記一対の可撓性基板が湾曲状態に保持された状態で紫外線を照射し、前記シール剤および前記混合物を同時に硬化する硬化工程と、
    を行うことを特徴とする曲面液晶パネルの製造方法。
  11. 前記硬化工程は、
    前記紫外線を、前記一対の可撓性基板の表裏両方向から照射して前記シール剤および前記混合物を硬化することを特徴とする請求項10記載の曲面液晶パネルの製造方法。
  12. 請求項11または12記載の曲面液晶パネルの製造方法により製造された曲面液晶パネルを、前記曲面液晶パネルを駆動する駆動回路基板と配線基板にて接続し、該接続した配線基板を折り曲げて前記駆動回路基板を前記曲面液晶パネルの背面に配置して液晶表示装置を製造することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
JP2003149103A 2003-05-27 2003-05-27 曲面液晶パネル、液晶表示装置、曲面液晶パネルの製造装置、曲面液晶パネルの製造方法および液晶表示装置の製造方法 Pending JP2004354468A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003149103A JP2004354468A (ja) 2003-05-27 2003-05-27 曲面液晶パネル、液晶表示装置、曲面液晶パネルの製造装置、曲面液晶パネルの製造方法および液晶表示装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003149103A JP2004354468A (ja) 2003-05-27 2003-05-27 曲面液晶パネル、液晶表示装置、曲面液晶パネルの製造装置、曲面液晶パネルの製造方法および液晶表示装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004354468A true JP2004354468A (ja) 2004-12-16

Family

ID=34045304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003149103A Pending JP2004354468A (ja) 2003-05-27 2003-05-27 曲面液晶パネル、液晶表示装置、曲面液晶パネルの製造装置、曲面液晶パネルの製造方法および液晶表示装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004354468A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100635086B1 (ko) 2005-08-02 2006-10-17 양재우 디스플레이 기능이 구비된 스마트 카드의 제조방법
JP2007017582A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Sanyo Epson Imaging Devices Corp 液晶表示装置
JP2007053265A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Seiko Epson Corp 半導体装置、電気光学装置及び電子機器
JP2007322587A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Bridgestone Corp タッチパネル一体型情報表示装置
WO2009008111A1 (ja) * 2007-07-10 2009-01-15 Sharp Kabushiki Kaisha 表示パネルの製造装置及び製造方法
JP2010262275A (ja) * 2009-04-07 2010-11-18 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 液晶表示装置
US8111347B2 (en) 2009-02-04 2012-02-07 Hitachi Displays, Ltd. Liquid crystal display device
KR101113734B1 (ko) * 2010-12-02 2012-02-27 주식회사 토비스 곡면 디스플레이 패널 제조 방법
CN104570498A (zh) * 2014-11-24 2015-04-29 深圳市华星光电技术有限公司 可挠曲液晶面板及其制作方法
WO2016088615A1 (ja) * 2014-12-02 2016-06-09 シャープ株式会社 湾曲型表示パネルの製造方法
US20160178942A1 (en) * 2014-12-19 2016-06-23 Samsung Display Co., Ltd. Method of forming an alignment layer and method of manufacturing a display panel
KR20170124122A (ko) * 2016-04-29 2017-11-10 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치
US10295146B2 (en) 2015-02-09 2019-05-21 Samsung Display Co., Ltd. Display device and method of manufacturing the same
JP2019525222A (ja) * 2016-06-10 2019-09-05 イー インク コーポレイション 電気光学ディスプレイ装置
CN111051973A (zh) * 2017-09-15 2020-04-21 3M创新有限公司 弯曲的弧形粘结的液晶盒及制作方法

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007017582A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Sanyo Epson Imaging Devices Corp 液晶表示装置
JP4501797B2 (ja) * 2005-07-06 2010-07-14 エプソンイメージングデバイス株式会社 液晶表示装置
KR100635086B1 (ko) 2005-08-02 2006-10-17 양재우 디스플레이 기능이 구비된 스마트 카드의 제조방법
JP2007053265A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Seiko Epson Corp 半導体装置、電気光学装置及び電子機器
JP2007322587A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Bridgestone Corp タッチパネル一体型情報表示装置
WO2009008111A1 (ja) * 2007-07-10 2009-01-15 Sharp Kabushiki Kaisha 表示パネルの製造装置及び製造方法
US7963217B2 (en) 2007-07-10 2011-06-21 Sharp Kabushiki Kaisha Apparatus and method for producing display panel
US8111347B2 (en) 2009-02-04 2012-02-07 Hitachi Displays, Ltd. Liquid crystal display device
JP2010262275A (ja) * 2009-04-07 2010-11-18 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 液晶表示装置
US11163182B2 (en) 2009-04-07 2021-11-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device and manufacturing method thereof
US11906826B2 (en) 2009-04-07 2024-02-20 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device and manufacturing method thereof
US11243420B2 (en) 2009-04-07 2022-02-08 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device and manufacturing method thereof
KR101113734B1 (ko) * 2010-12-02 2012-02-27 주식회사 토비스 곡면 디스플레이 패널 제조 방법
CN104570498A (zh) * 2014-11-24 2015-04-29 深圳市华星光电技术有限公司 可挠曲液晶面板及其制作方法
WO2016088615A1 (ja) * 2014-12-02 2016-06-09 シャープ株式会社 湾曲型表示パネルの製造方法
US20160178942A1 (en) * 2014-12-19 2016-06-23 Samsung Display Co., Ltd. Method of forming an alignment layer and method of manufacturing a display panel
US10295146B2 (en) 2015-02-09 2019-05-21 Samsung Display Co., Ltd. Display device and method of manufacturing the same
KR20170124122A (ko) * 2016-04-29 2017-11-10 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치
KR102377904B1 (ko) * 2016-04-29 2022-03-23 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치
US11480824B2 (en) 2016-04-29 2022-10-25 Samsung Display Co., Ltd. Display device having improved light emission and color reproducibility
US11829023B2 (en) 2016-04-29 2023-11-28 Samsung Display Co., Ltd. Display device having improved light emission and color reproducibility
JP2019525222A (ja) * 2016-06-10 2019-09-05 イー インク コーポレイション 電気光学ディスプレイ装置
CN111051973A (zh) * 2017-09-15 2020-04-21 3M创新有限公司 弯曲的弧形粘结的液晶盒及制作方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100253924B1 (ko) 액정 표시 장치 및 그 제조 방법
US6819309B1 (en) Double-face display device
US6912038B2 (en) Method for manufacturing liquid crystal display
JP2004354468A (ja) 曲面液晶パネル、液晶表示装置、曲面液晶パネルの製造装置、曲面液晶パネルの製造方法および液晶表示装置の製造方法
EP1703315A1 (en) Phase-separation high molecular weight polymer adhesive structures in a flexible liquid crystal display
TWI471653B (zh) 液晶顯示裝置及其製造方法
US7501163B2 (en) Liquid crystal display device and method for manufacturing the same
US20070046869A1 (en) Liquid crystal display and method for manufacturing the same
US20080036960A1 (en) Manufacturing method and structure of a display panel
US5178571A (en) Method for manufacturing an electro-optical device
US20070268446A1 (en) Liquid crystal device and method for forming the same
US20090270007A1 (en) Method of manufacturing liquid crystal display
US7593082B2 (en) Rubbing membrane material and liquid crystal display device using the same
US7468775B2 (en) In-plane switching mode liquid crystal display device and method for manufacturing the same
CN101487953A (zh) 薄膜晶体管液晶显示器及其制造方法
JP4318954B2 (ja) 液晶パネル及びその製造方法
KR970004880B1 (ko) 액정전기광학장치 및 그 제작방법
CN211857143U (zh) 薄膜晶体管基板实现的主动式胆甾相液晶显示屏
CN111650794A (zh) 一种小形变胆甾相液晶显示装置及其制造方法
JPH0862591A (ja) フィルム液晶パネルとその製造に使用するベース基板とアクティブマトリックス基板およびフィルム液晶パネルの製造方法
JP3349946B2 (ja) 液晶表示装置および液晶装置、並びにこれらの製造方法
Nishii et al. 51.3: The use of transparent conductive polymer for electrode materials in flexible electronic paper
CN110824801A (zh) 薄膜晶体管基板实现的主动式胆甾相液晶显示屏及其方法
JP2004258228A (ja) 反射型液晶素子とその製造方法及び表示装置
JP2002341358A (ja) 液晶表示パネルの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090515

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090623