JP2004353283A - 杭および先端シュー - Google Patents
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Abstract
【課題】建て込んで行く際の地盤からの抵抗が小さく、少ないエネルギーで安定した施工を行うことができ、かつ施工完了後には大きな支持力を発揮することができる杭および先端シューを提供する。
【解決手段】杭本体11の中空部を通した回転ロッド21を介して先端シュー1を回転させながら先端シュー1を地盤中に貫入する。杭本体11は先端シュー1に追随させる形で、必要に応じて押圧力を加えながら地盤中に建て込んで行く。その際、土砂が先端シュー1後部の筒状部2の開口部6を通じて杭本体11の中空部に流入し、回転ロッド21の外周に設けたスクリュー翼22により上方へ移送される。先端シュー1の先端コーン部5には噴出孔7を設けてあり、水等を噴出させることで、先端シュー1の回転貫入、杭本体11の建て込みがスムーズに行える。
【選択図】 図3
【解決手段】杭本体11の中空部を通した回転ロッド21を介して先端シュー1を回転させながら先端シュー1を地盤中に貫入する。杭本体11は先端シュー1に追随させる形で、必要に応じて押圧力を加えながら地盤中に建て込んで行く。その際、土砂が先端シュー1後部の筒状部2の開口部6を通じて杭本体11の中空部に流入し、回転ロッド21の外周に設けたスクリュー翼22により上方へ移送される。先端シュー1の先端コーン部5には噴出孔7を設けてあり、水等を噴出させることで、先端シュー1の回転貫入、杭本体11の建て込みがスムーズに行える。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、中空既製杭からなる杭本体と該杭本体とは別体の先端が閉塞された回転貫入用の先端シューとからなる杭および該杭用の先端シューに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
既製杭を低振動・低騒音かつ無排土で地中に埋設する方法として、翼付き鋼管による回転貫入工法が実用化されている。しかし、鋼管の貫入体積分の土を外側に押しのけなければならないことと、杭本体を回転させることで地盤から大きな抵抗を受けることから大径の杭では著しく施工性が低下する。
【0003】
これに対し、施工性を改善するために既製杭の先端に先端シューを設け、該先端シューのみを回転させ、中空部に土を取り込みながら施工する方法および構造が開発されており、そのようなものとして例えば特許文献1や特許文献2に記載されたものがある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−248157号公報
【特許文献2】
特開2002−167759号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1には、中空円筒状のコンクリート杭の先端に、外側面に螺旋翼を有し、かつ中心に円筒状空洞部を有する杭推進体(先端シュー)を設け、この杭推進体のみを回転することで、コンクリート杭を建て込むことが記載されている。
【0006】
しかし、特許文献1記載の発明の場合、構造的に杭本体と杭推進体を分離して施工することができない他、杭推進体の先端部が開端になり支持面積が減少することから、閉端杭に比べて支持性能が低くなる。
【0007】
また、施工中に掘削土砂の取込み口を閉じることができないため、杭中空部への取り入れる土の量を調節することができない。このことから支持層においても土の取り込みを行うことになり、先端支持力を低下させる可能性がある。
【0008】
この他、特許文献1にはセメントミルクを噴出して球状塊を作り、杭の根固めを行うことも記載されているが、開端であることから、先端から噴出したセメントミルクの多くがコンクリート杭内へ流れ込み、所期の大きさ・強度の根固めが形成されず、支持力の向上が得られない可能性がある。
【0009】
特許文献2記載の発明は、基礎杭の外径の1.5〜2.5倍の外径を有し、外周面にスクリュー刃を突設した拡大掘削ヘッドを回転させて地中を掘削することで基礎杭を建て込むものであるが、拡大掘削ヘッドとしての先端シューは先端が大きく開口したものであり、これでは掘削土砂の取り込み量を調整できない上に、支持面積が小さいという欠点がある。
【0010】
また、特許文献2にも、掘削穴内にセメントミルクを注入して基礎杭本体と拡大掘削ヘッドを一体化できることが記載されているが、やはりセメントミルクの多くは杭内で硬化することになり、基礎杭本体と拡大掘削ヘッドの一体性を確保することが困難である。
【0011】
本願発明は、上述のような課題の解決を図ったものであり、先端シューを回転貫入させながらこれに追随させて杭本体を建て込んで行く際の地盤からの抵抗が小さく、少ないエネルギーで安定した施工を行うことができ、かつ施工完了後には大きな支持力を発揮することができる杭および先端シューを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1に係る杭は、中空既製杭からなる杭本体と、該杭本体とは別体の先端が閉塞された回転貫入用の先端シューとからなり、前記先端シューは1または複数の翼と、前記杭本体の外径より大きい内径を有する筒状部と、トルク伝達用の回転ロッドを接続するための接続部とを有し、前記筒状部には開口部が形成されていることを特徴とするものである。
【0013】
本願発明における杭本体としては、主として鋼管杭を対象としているが、コンクリート杭、PC杭、PHC杭、鋼コンクリート複合杭などにも適用可能である。
【0014】
杭先端部については、先端シューとして外形が例えば円錐形や多角錐形等のコーン部を取付けてもよいし、平坦であってもよく、あるいは翼に加え、任意の形状の掘削刃を設けてもよい。杭先端部に先端シューを設ける場合の材質としては鋼製のものが望ましいが、必要な強度が得られるものであれば特に限定されない。
【0015】
先端シューの筒状部に開口部を設けたことで、杭本体と先端シューの相対的な上下動により、開口量を変えることができ、土砂の取り込み量の調節が自在となる。
【0016】
また、土砂の取り込みを杭先端部からではなく側面から行うことで、杭側面の土砂も取り入れることができ、さらに支持面積が低減されないというメリットも有する。
【0017】
なお、この開口部を翼終端部付近に位置させれば、翼により掘削された土砂をより効率的に杭本体の中空部に取り込むことができる。
【0018】
また、この開口部の位置に関しては、先端シューの筒状部と翼との接合部に発生する曲げモーメントが最大となる位置を基準位置として、開口部の位置を該基準位置から0.1D以上(Dは筒状部の径) 上方に離すことが好ましい。
【0019】
発明者らが実施した解析によれば、基準位置から上方0.1D未満の位置に開口部設けると、構造耐力が急激に低下するが、基準位置から上方0.1D以上離せば、構造耐力への影響は著しく低減する。ただし、開口部を過大に離しすぎると排土効率が低下するので、開口部は基準位置から0.1以上、かつ0.3D以下に設けることが望ましい。
【0020】
開口部の形状に関しては、任意の形状の孔の他、筒状部の端部まで延びる切欠きでもよい。
【0021】
本願の請求項2に係る先端シューは、上記請求項1に係る杭に用いられるものであり、中空既製杭からなる杭本体の先端部に設置される先端が閉塞された回転貫入用の先端シューであって、1または複数の翼と、前記杭本体の外径より大きい内径を有する筒状部と、トルク伝達用の回転ロッドを接続するための接続部とを有し、前記筒状部に開口部が形成されていることを特徴とするものである。
【0022】
中空既製杭からなる杭本体と組み合わせることで、請求項1の杭が構成され、地盤中に建て込むことで基礎杭の構成部材として利用することができる。
【0023】
本願の請求項3に係る杭は、中空既製杭からなる杭本体と、該杭本体とは別体の先端が閉塞された回転貫入用の先端シューとからなり、前記先端シューは1または複数の翼と、前記杭本体の外径より大きい内径を有する筒状部と、トルク伝達用の回転ロッドを接続するための接続部とを有し、前記杭本体の先端部には開口部が形成されていることを特徴とするものである。
【0024】
開口部以外の構成は、請求項1の場合と同様であり、請求項3では開口部を先端シューの筒状部に形成する替わりに杭本体の先端部に形成し、その開口部から土砂を杭本体の中空部に取り込むことができる。
【0025】
なお、杭本体の先端部に形成する開口部は、好ましくは、杭本体の先端から先端シューの筒状部の長さ以内の範囲に加工することが望ましい。この場合も、杭本体と先端シューの相対的な上下動により、開口量を変えることができ、土砂の取り込み量の調節が自在となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1は、本願の請求項1および請求項2に係る発明の一実施形態を示したものである。
【0027】
この例では、杭本体11の外径よりも大きな内径を有する円筒形の筒状部2と、筒状部2の外周に設けられた3枚の翼3と、筒状部2の下端の載置板4と、載置板4の下面の円錐形のコーン部5から構成される先端シュー1の筒状部2に、鋼管杭である杭本体11の先端部を嵌入し、先端シュー1を地盤中に回転貫入させながら、杭本体11を追随させることで、杭本体11を回転させずに地盤中へ埋設することを可能にしている。
【0028】
筒状部2の翼終端部近傍には、土砂を筒状部2の外面側から杭本体11の中空部に取り入れるための開口部としての孔6aが形成されている。また、コーン部5の先端部や円錐面にはセメントミルク等の硬化性流体あるいはエアおよび/または水を地盤中に噴出させるための噴出孔7が形成されている。
【0029】
先端シュー1はこれらの噴出孔7を除き先端が閉塞されている。また、筒状部2の下端の載置板4には先端シュー1を回転貫入させるために、トルク伝達用の回転ロッドを接続するためのロッド接続部8が形成されている。
【0030】
また、施工完了後の実用時には翼3により先端支持面積が広くなることで、大きな支持力を得ることができる。
【0031】
筒状部2の内径は杭本体11が容易に収めることができ、施工時に両者の隙間により土砂の流入経路を形成できるように設定すればよい。例えば、筒状部2の内径は杭本体11の外径の101〜103%とすることが考えられる。
【0032】
なお、この例では筒状部2は鋼製部材からなり、鋼管を切断してもよいし、鋼板を曲げ加工して溶接により製作してもよい。
【0033】
筒状部2の外周に設けられた翼3は鋼製であり、溶接等により筒状部2と接合する。翼3の役割は施工時に回転することで貫入推進力を得ることと、実用時に先端支持面積を広げて大きな支持力を得ることであり、例えば、翼3の取り付け角度を杭軸を基準として約80°(上昇角度10°)、翼3の外径を筒状部2の2.0倍とすることが考えられる。
【0034】
また、本実施形態において、翼3の終端部には終端翼3bを設けており、終端翼3bを杭軸方向となす角度が翼3より小さくなるように取り付けることで、土を上方に押し上げる力を強め、杭本体11の中空部への土砂の取り込み効率を上げることができる。例えば、杭軸方向となす角度を75°(上昇角度15°)とすることが考えられる。
【0035】
先端シュー1は回転させながら地盤に貫入させるため、翼3部分に磨耗によるすり減りを生じることが懸念される。ここでは、翼3部分のすり減りをできるだけ小さくするために、翼3の始端側に杭の貫入方向に向かって幅が漸減しており、翼3より上昇角度が大きな始端翼3aを取り付けてある。また始端翼3aの代わりに超硬チップ等を取り付けることも考えられる。
【0036】
載置板4は円盤状の鋼板にロッド接続部8(図1(b) に破線で示す)を形成したものであり、筒状部2の下端に溶接等により接続する。
【0037】
コーン部5も鋼製であり載置板4の下面と溶接等により接合している。コーンの高さは高いほど貫入しやすいが、先端支持力を発揮させ難くなることから、筒状部2の径の1.0倍以下程度が望ましい。
【0038】
また、前述のようにコーン部5の先端部および/または円錐面にエアおよび/または水を噴出させるための噴出孔7を設ける。施工中にエアおよび/または水を噴出させることにより土粒子の流動性を促進させ、地盤の掘削を容易にすることができる。
【0039】
図1(c) は筒状部2を平面に展開して示したものである。発明者らの解析によれば、円周を複数に分割する形で、周方向に複数枚の翼3が設けられている場合、特に分割数、すなわち翼2の枚数が多くなると、筒状部2に生じる曲げモーメントが最大となる位置は単一の翼3の中央部(翼取付け部の内角1/2位置)近傍である。
【0040】
従って、簡便的に曲げモーメントが最大となる基準位置9を求めることができる。発明者らが実施した解析によれば、基準位置9と開口部(孔6a)の距離Lが0.1D未満である場合、構造耐力は急激に低下するが、基準位置9と開口部(孔6a)の距離Lが0.1D以上であれば、開口部による構造耐力への影響が著しく低減する。
【0041】
開口部(孔6a)の大きさは、小さすぎると礫等により目詰まりを起こし土砂の取り込みを阻害することも考えられることから、地盤状況を考慮して決めればよい。例えば、筒状部2の径が800mmの場合、開口部一箇所あたり縦50mm×横300mm程度とすることが考えられる。なお、孔6aの断面形状は図示した長方形のものに限らず、円形、楕円形その他任意で形状でよい。
【0042】
図2は、本願の請求項1および請求項2に係る発明の他の実施形態を示したものである。
【0043】
基本的な構成は図1の場合と同様であるが、開口部を筒状部2の上端まで広げ、開断面の切欠き6bとしたものである。図1における開口部である孔6aはガス切断等により製作しなければならないが、図2における開口部である切欠き6bは筒状部2を構成する鋼板の切り出し方を変えるだけでよく、残材が発生しないという利点もある。
【0044】
図3は、本願発明の杭および先端シューを用いた基礎杭の施工の基本概念を概略的に示したものである。
【0045】
図3(a) に示すように、載置板4に形成したロッド接続部8と杭本体11の中空部を通した回転ロッド21を接続し、ロッド21の杭頭部側にオーガ等でトルクを与え、先端シュー1を回転させながら地盤中に貫入する。
【0046】
その時、土砂は筒状部2に設けられた開口部6から杭本体11の中空部に流入し、回転ロッド21の外周に設けたスクリュー翼22により上方へ移送される。またコーン部5に噴出孔7を設けており、施工中にエアおよび/または水等を噴出させれば、土砂の流動性を促進させ、先端シュー1の回転貫入、杭本体11の建て込みがスムーズに行える。
【0047】
一方、杭本体11は埋設される先端シュー1に追随させる形で、基本的には回転させずに先端シュー1に案内される形で、必要に応じて押圧力を加えながら地盤中に建て込んで行く。
【0048】
軟弱な地層等において、杭本体11の中空部内への土の取り込み量を減らしても施工が可能な場合は、図3(b) に示すように、先端シュー1と杭本体11の相対位置を調節して、土の流入経路を変化させる(狭くする)ことにより土の取り込み量を減らすことも可能である。
【0049】
支持層等において土の取り込みを完全に停止させたい場合は、図3(c) に示すように、杭本体11の先端を載置板4に着座させた状態を保ちながら施工を行うことで、土を取り込まずに外側地盤へ押しやりながら施工することも可能である。
【0050】
先端シュー1が打止め深度に到達したら、先端シュー1の回転を停止し、杭本体11に押圧力を加えて杭本体11を確実に載置板4に載せる。その後、先端シュー1の接続部8からロッド21を離脱させ、図3(d) に示すように、ロッド21を杭本体11から引き抜く。
【0051】
図4は、本願の請求項3に係る杭の基本概念を概略的に示したもので、開口部を先端シュー1の筒状部2に加工する変わりに杭本体11の先端部に加工し、その開口部22から土砂を杭本体11の中空部に取り込むことができるようにしている。
【0052】
図示した例では、開口部22を杭本体11の先端寄りに加工し、先端から開口部22までの距離が先端シュー1の筒状部2の長さの範囲内となっており、施工時において杭本体11と先端シュー1の相対的な上下位置関係を調整することで、土砂の取り込み量を調節することができる。
【0053】
【発明の効果】
本願の請求項1および請求項2に係る発明では、杭本体と別体に製作された先端シューを回転貫入させながらこれに追随させて杭本体を建て込んで行く場合において、先端シューの筒状部に開口部を設けたことにより、支持面積を減らすことなく杭本体の側方から中空部に土砂を取り込むことができ、かつ先端シューが位置する杭先端部は閉塞さているので、高い先端支持力を確保することができる。
【0054】
請求項3に係る発明も、同様に杭本体の先端部に設けた開口部から土砂を取り込むことができ、請求項1に係る発明と同様の効果が得られる。
【0055】
また、杭本体の中空部に土砂を取り込みながら建て込むため、地盤からの抵抗が軽減され、少ないエネルギーで安定した施工を行うことができる。
【0056】
さらに、施工時における杭本体と先端シューの相対位置関係の調節により、開口部からの土砂の取込み量を調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1および請求項2に係る発明の一実施形態を示したもので、(a) は杭本体が載置された先端シューの正面図、(b) は先端シューの底面図、(c) は先端シューの展開図である。
【図2】本願の請求項1および請求項2に係る発明の他の実施形態を示したもので、(a) は杭本体が載置された先端シューの正面図、(b) は先端シューの底面図、(c) は先端シューの展開図である。
【図3】(a) 〜(d) は本願発明の杭および先端シューを用いた基礎杭の施工の基本概念を概略的に示した鉛直断面図である。
【図4】本願の請求項3に係る杭の基本概念を概略的に示した鉛直断面図である。
【符号の説明】
1…先端シュー、2…筒状部、3…翼、3a…始端翼、3b…終端翼、4…載置板、5…コーン部、6…開口部、6a…孔、6b…切欠き、7…噴出孔、8…ロッド接続部、9…基準位置、11…杭本体、12…開口部、21…回転ロッド、22…スクリュー翼
【発明の属する技術分野】
本願発明は、中空既製杭からなる杭本体と該杭本体とは別体の先端が閉塞された回転貫入用の先端シューとからなる杭および該杭用の先端シューに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
既製杭を低振動・低騒音かつ無排土で地中に埋設する方法として、翼付き鋼管による回転貫入工法が実用化されている。しかし、鋼管の貫入体積分の土を外側に押しのけなければならないことと、杭本体を回転させることで地盤から大きな抵抗を受けることから大径の杭では著しく施工性が低下する。
【0003】
これに対し、施工性を改善するために既製杭の先端に先端シューを設け、該先端シューのみを回転させ、中空部に土を取り込みながら施工する方法および構造が開発されており、そのようなものとして例えば特許文献1や特許文献2に記載されたものがある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−248157号公報
【特許文献2】
特開2002−167759号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1には、中空円筒状のコンクリート杭の先端に、外側面に螺旋翼を有し、かつ中心に円筒状空洞部を有する杭推進体(先端シュー)を設け、この杭推進体のみを回転することで、コンクリート杭を建て込むことが記載されている。
【0006】
しかし、特許文献1記載の発明の場合、構造的に杭本体と杭推進体を分離して施工することができない他、杭推進体の先端部が開端になり支持面積が減少することから、閉端杭に比べて支持性能が低くなる。
【0007】
また、施工中に掘削土砂の取込み口を閉じることができないため、杭中空部への取り入れる土の量を調節することができない。このことから支持層においても土の取り込みを行うことになり、先端支持力を低下させる可能性がある。
【0008】
この他、特許文献1にはセメントミルクを噴出して球状塊を作り、杭の根固めを行うことも記載されているが、開端であることから、先端から噴出したセメントミルクの多くがコンクリート杭内へ流れ込み、所期の大きさ・強度の根固めが形成されず、支持力の向上が得られない可能性がある。
【0009】
特許文献2記載の発明は、基礎杭の外径の1.5〜2.5倍の外径を有し、外周面にスクリュー刃を突設した拡大掘削ヘッドを回転させて地中を掘削することで基礎杭を建て込むものであるが、拡大掘削ヘッドとしての先端シューは先端が大きく開口したものであり、これでは掘削土砂の取り込み量を調整できない上に、支持面積が小さいという欠点がある。
【0010】
また、特許文献2にも、掘削穴内にセメントミルクを注入して基礎杭本体と拡大掘削ヘッドを一体化できることが記載されているが、やはりセメントミルクの多くは杭内で硬化することになり、基礎杭本体と拡大掘削ヘッドの一体性を確保することが困難である。
【0011】
本願発明は、上述のような課題の解決を図ったものであり、先端シューを回転貫入させながらこれに追随させて杭本体を建て込んで行く際の地盤からの抵抗が小さく、少ないエネルギーで安定した施工を行うことができ、かつ施工完了後には大きな支持力を発揮することができる杭および先端シューを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1に係る杭は、中空既製杭からなる杭本体と、該杭本体とは別体の先端が閉塞された回転貫入用の先端シューとからなり、前記先端シューは1または複数の翼と、前記杭本体の外径より大きい内径を有する筒状部と、トルク伝達用の回転ロッドを接続するための接続部とを有し、前記筒状部には開口部が形成されていることを特徴とするものである。
【0013】
本願発明における杭本体としては、主として鋼管杭を対象としているが、コンクリート杭、PC杭、PHC杭、鋼コンクリート複合杭などにも適用可能である。
【0014】
杭先端部については、先端シューとして外形が例えば円錐形や多角錐形等のコーン部を取付けてもよいし、平坦であってもよく、あるいは翼に加え、任意の形状の掘削刃を設けてもよい。杭先端部に先端シューを設ける場合の材質としては鋼製のものが望ましいが、必要な強度が得られるものであれば特に限定されない。
【0015】
先端シューの筒状部に開口部を設けたことで、杭本体と先端シューの相対的な上下動により、開口量を変えることができ、土砂の取り込み量の調節が自在となる。
【0016】
また、土砂の取り込みを杭先端部からではなく側面から行うことで、杭側面の土砂も取り入れることができ、さらに支持面積が低減されないというメリットも有する。
【0017】
なお、この開口部を翼終端部付近に位置させれば、翼により掘削された土砂をより効率的に杭本体の中空部に取り込むことができる。
【0018】
また、この開口部の位置に関しては、先端シューの筒状部と翼との接合部に発生する曲げモーメントが最大となる位置を基準位置として、開口部の位置を該基準位置から0.1D以上(Dは筒状部の径) 上方に離すことが好ましい。
【0019】
発明者らが実施した解析によれば、基準位置から上方0.1D未満の位置に開口部設けると、構造耐力が急激に低下するが、基準位置から上方0.1D以上離せば、構造耐力への影響は著しく低減する。ただし、開口部を過大に離しすぎると排土効率が低下するので、開口部は基準位置から0.1以上、かつ0.3D以下に設けることが望ましい。
【0020】
開口部の形状に関しては、任意の形状の孔の他、筒状部の端部まで延びる切欠きでもよい。
【0021】
本願の請求項2に係る先端シューは、上記請求項1に係る杭に用いられるものであり、中空既製杭からなる杭本体の先端部に設置される先端が閉塞された回転貫入用の先端シューであって、1または複数の翼と、前記杭本体の外径より大きい内径を有する筒状部と、トルク伝達用の回転ロッドを接続するための接続部とを有し、前記筒状部に開口部が形成されていることを特徴とするものである。
【0022】
中空既製杭からなる杭本体と組み合わせることで、請求項1の杭が構成され、地盤中に建て込むことで基礎杭の構成部材として利用することができる。
【0023】
本願の請求項3に係る杭は、中空既製杭からなる杭本体と、該杭本体とは別体の先端が閉塞された回転貫入用の先端シューとからなり、前記先端シューは1または複数の翼と、前記杭本体の外径より大きい内径を有する筒状部と、トルク伝達用の回転ロッドを接続するための接続部とを有し、前記杭本体の先端部には開口部が形成されていることを特徴とするものである。
【0024】
開口部以外の構成は、請求項1の場合と同様であり、請求項3では開口部を先端シューの筒状部に形成する替わりに杭本体の先端部に形成し、その開口部から土砂を杭本体の中空部に取り込むことができる。
【0025】
なお、杭本体の先端部に形成する開口部は、好ましくは、杭本体の先端から先端シューの筒状部の長さ以内の範囲に加工することが望ましい。この場合も、杭本体と先端シューの相対的な上下動により、開口量を変えることができ、土砂の取り込み量の調節が自在となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1は、本願の請求項1および請求項2に係る発明の一実施形態を示したものである。
【0027】
この例では、杭本体11の外径よりも大きな内径を有する円筒形の筒状部2と、筒状部2の外周に設けられた3枚の翼3と、筒状部2の下端の載置板4と、載置板4の下面の円錐形のコーン部5から構成される先端シュー1の筒状部2に、鋼管杭である杭本体11の先端部を嵌入し、先端シュー1を地盤中に回転貫入させながら、杭本体11を追随させることで、杭本体11を回転させずに地盤中へ埋設することを可能にしている。
【0028】
筒状部2の翼終端部近傍には、土砂を筒状部2の外面側から杭本体11の中空部に取り入れるための開口部としての孔6aが形成されている。また、コーン部5の先端部や円錐面にはセメントミルク等の硬化性流体あるいはエアおよび/または水を地盤中に噴出させるための噴出孔7が形成されている。
【0029】
先端シュー1はこれらの噴出孔7を除き先端が閉塞されている。また、筒状部2の下端の載置板4には先端シュー1を回転貫入させるために、トルク伝達用の回転ロッドを接続するためのロッド接続部8が形成されている。
【0030】
また、施工完了後の実用時には翼3により先端支持面積が広くなることで、大きな支持力を得ることができる。
【0031】
筒状部2の内径は杭本体11が容易に収めることができ、施工時に両者の隙間により土砂の流入経路を形成できるように設定すればよい。例えば、筒状部2の内径は杭本体11の外径の101〜103%とすることが考えられる。
【0032】
なお、この例では筒状部2は鋼製部材からなり、鋼管を切断してもよいし、鋼板を曲げ加工して溶接により製作してもよい。
【0033】
筒状部2の外周に設けられた翼3は鋼製であり、溶接等により筒状部2と接合する。翼3の役割は施工時に回転することで貫入推進力を得ることと、実用時に先端支持面積を広げて大きな支持力を得ることであり、例えば、翼3の取り付け角度を杭軸を基準として約80°(上昇角度10°)、翼3の外径を筒状部2の2.0倍とすることが考えられる。
【0034】
また、本実施形態において、翼3の終端部には終端翼3bを設けており、終端翼3bを杭軸方向となす角度が翼3より小さくなるように取り付けることで、土を上方に押し上げる力を強め、杭本体11の中空部への土砂の取り込み効率を上げることができる。例えば、杭軸方向となす角度を75°(上昇角度15°)とすることが考えられる。
【0035】
先端シュー1は回転させながら地盤に貫入させるため、翼3部分に磨耗によるすり減りを生じることが懸念される。ここでは、翼3部分のすり減りをできるだけ小さくするために、翼3の始端側に杭の貫入方向に向かって幅が漸減しており、翼3より上昇角度が大きな始端翼3aを取り付けてある。また始端翼3aの代わりに超硬チップ等を取り付けることも考えられる。
【0036】
載置板4は円盤状の鋼板にロッド接続部8(図1(b) に破線で示す)を形成したものであり、筒状部2の下端に溶接等により接続する。
【0037】
コーン部5も鋼製であり載置板4の下面と溶接等により接合している。コーンの高さは高いほど貫入しやすいが、先端支持力を発揮させ難くなることから、筒状部2の径の1.0倍以下程度が望ましい。
【0038】
また、前述のようにコーン部5の先端部および/または円錐面にエアおよび/または水を噴出させるための噴出孔7を設ける。施工中にエアおよび/または水を噴出させることにより土粒子の流動性を促進させ、地盤の掘削を容易にすることができる。
【0039】
図1(c) は筒状部2を平面に展開して示したものである。発明者らの解析によれば、円周を複数に分割する形で、周方向に複数枚の翼3が設けられている場合、特に分割数、すなわち翼2の枚数が多くなると、筒状部2に生じる曲げモーメントが最大となる位置は単一の翼3の中央部(翼取付け部の内角1/2位置)近傍である。
【0040】
従って、簡便的に曲げモーメントが最大となる基準位置9を求めることができる。発明者らが実施した解析によれば、基準位置9と開口部(孔6a)の距離Lが0.1D未満である場合、構造耐力は急激に低下するが、基準位置9と開口部(孔6a)の距離Lが0.1D以上であれば、開口部による構造耐力への影響が著しく低減する。
【0041】
開口部(孔6a)の大きさは、小さすぎると礫等により目詰まりを起こし土砂の取り込みを阻害することも考えられることから、地盤状況を考慮して決めればよい。例えば、筒状部2の径が800mmの場合、開口部一箇所あたり縦50mm×横300mm程度とすることが考えられる。なお、孔6aの断面形状は図示した長方形のものに限らず、円形、楕円形その他任意で形状でよい。
【0042】
図2は、本願の請求項1および請求項2に係る発明の他の実施形態を示したものである。
【0043】
基本的な構成は図1の場合と同様であるが、開口部を筒状部2の上端まで広げ、開断面の切欠き6bとしたものである。図1における開口部である孔6aはガス切断等により製作しなければならないが、図2における開口部である切欠き6bは筒状部2を構成する鋼板の切り出し方を変えるだけでよく、残材が発生しないという利点もある。
【0044】
図3は、本願発明の杭および先端シューを用いた基礎杭の施工の基本概念を概略的に示したものである。
【0045】
図3(a) に示すように、載置板4に形成したロッド接続部8と杭本体11の中空部を通した回転ロッド21を接続し、ロッド21の杭頭部側にオーガ等でトルクを与え、先端シュー1を回転させながら地盤中に貫入する。
【0046】
その時、土砂は筒状部2に設けられた開口部6から杭本体11の中空部に流入し、回転ロッド21の外周に設けたスクリュー翼22により上方へ移送される。またコーン部5に噴出孔7を設けており、施工中にエアおよび/または水等を噴出させれば、土砂の流動性を促進させ、先端シュー1の回転貫入、杭本体11の建て込みがスムーズに行える。
【0047】
一方、杭本体11は埋設される先端シュー1に追随させる形で、基本的には回転させずに先端シュー1に案内される形で、必要に応じて押圧力を加えながら地盤中に建て込んで行く。
【0048】
軟弱な地層等において、杭本体11の中空部内への土の取り込み量を減らしても施工が可能な場合は、図3(b) に示すように、先端シュー1と杭本体11の相対位置を調節して、土の流入経路を変化させる(狭くする)ことにより土の取り込み量を減らすことも可能である。
【0049】
支持層等において土の取り込みを完全に停止させたい場合は、図3(c) に示すように、杭本体11の先端を載置板4に着座させた状態を保ちながら施工を行うことで、土を取り込まずに外側地盤へ押しやりながら施工することも可能である。
【0050】
先端シュー1が打止め深度に到達したら、先端シュー1の回転を停止し、杭本体11に押圧力を加えて杭本体11を確実に載置板4に載せる。その後、先端シュー1の接続部8からロッド21を離脱させ、図3(d) に示すように、ロッド21を杭本体11から引き抜く。
【0051】
図4は、本願の請求項3に係る杭の基本概念を概略的に示したもので、開口部を先端シュー1の筒状部2に加工する変わりに杭本体11の先端部に加工し、その開口部22から土砂を杭本体11の中空部に取り込むことができるようにしている。
【0052】
図示した例では、開口部22を杭本体11の先端寄りに加工し、先端から開口部22までの距離が先端シュー1の筒状部2の長さの範囲内となっており、施工時において杭本体11と先端シュー1の相対的な上下位置関係を調整することで、土砂の取り込み量を調節することができる。
【0053】
【発明の効果】
本願の請求項1および請求項2に係る発明では、杭本体と別体に製作された先端シューを回転貫入させながらこれに追随させて杭本体を建て込んで行く場合において、先端シューの筒状部に開口部を設けたことにより、支持面積を減らすことなく杭本体の側方から中空部に土砂を取り込むことができ、かつ先端シューが位置する杭先端部は閉塞さているので、高い先端支持力を確保することができる。
【0054】
請求項3に係る発明も、同様に杭本体の先端部に設けた開口部から土砂を取り込むことができ、請求項1に係る発明と同様の効果が得られる。
【0055】
また、杭本体の中空部に土砂を取り込みながら建て込むため、地盤からの抵抗が軽減され、少ないエネルギーで安定した施工を行うことができる。
【0056】
さらに、施工時における杭本体と先端シューの相対位置関係の調節により、開口部からの土砂の取込み量を調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1および請求項2に係る発明の一実施形態を示したもので、(a) は杭本体が載置された先端シューの正面図、(b) は先端シューの底面図、(c) は先端シューの展開図である。
【図2】本願の請求項1および請求項2に係る発明の他の実施形態を示したもので、(a) は杭本体が載置された先端シューの正面図、(b) は先端シューの底面図、(c) は先端シューの展開図である。
【図3】(a) 〜(d) は本願発明の杭および先端シューを用いた基礎杭の施工の基本概念を概略的に示した鉛直断面図である。
【図4】本願の請求項3に係る杭の基本概念を概略的に示した鉛直断面図である。
【符号の説明】
1…先端シュー、2…筒状部、3…翼、3a…始端翼、3b…終端翼、4…載置板、5…コーン部、6…開口部、6a…孔、6b…切欠き、7…噴出孔、8…ロッド接続部、9…基準位置、11…杭本体、12…開口部、21…回転ロッド、22…スクリュー翼
Claims (3)
- 中空既製杭からなる杭本体と、該杭本体とは別体の先端が閉塞された回転貫入用の先端シューとからなり、前記先端シューは1または複数の翼と、前記杭本体の外径より大きい内径を有する筒状部と、トルク伝達用の回転ロッドを接続するための接続部とを有し、前記筒状部には開口部が形成されていることを特徴とする杭。
- 中空既製杭からなる杭本体の先端部に設置される先端が閉塞された回転貫入用の先端シューであって、1または複数の翼と、前記杭本体の外径より大きい内径を有する筒状部と、トルク伝達用の回転ロッドを接続するための接続部とを有し、前記筒状部に開口部が形成されていることを特徴とする先端シュー。
- 中空既製杭からなる杭本体と、該杭本体とは別体の先端が閉塞された回転貫入用の先端シューとからなり、前記先端シューは1または複数の翼と、前記杭本体の外径より大きい内径を有する筒状部と、トルク伝達用の回転ロッドを接続するための接続部とを有し、前記杭本体の先端部には開口部が形成されていることを特徴とする杭。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003151985A JP2004353283A (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | 杭および先端シュー |
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JP2003151985A JP2004353283A (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | 杭および先端シュー |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009249963A (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-29 | Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd | 通気パイプの埋設装置及び埋設方法 |
CN108179743A (zh) * | 2018-02-09 | 2018-06-19 | 浙江大学城市学院 | 一种同步注浆预应力管桩及施工方法 |
-
2003
- 2003-05-29 JP JP2003151985A patent/JP2004353283A/ja not_active Withdrawn
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