JP2004352458A - 昇降路構造物の構築方法 - Google Patents

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雅明 安井
Katsuyoshi Itagaki
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Abstract

【課題】シャフトユニットの据付け精度が高く、かつPC鋼棒を用いなくても基礎版との結合が強固で、施工期間も短縮できるようにした。
【解決手段】本発明方法は、現場打基礎版14上にプレキャストコンクリート製基礎ユニット16及びシャフトユニット18を積上げてエレベータシャフト10を構築するものにおいて、基礎版14施工以前に基礎ユニット16をレベル調整手段30を介して据付け面28に水平設置し、次いで基礎ユニット16の内外に鉄筋36の配筋と型枠38の設置を行い、コンクリート打設により、前記基礎ユニット16を突出状態で一体化した基礎版14を構築し、コンクリート養生後、基礎ユニット16上にシャフトユニット18を積上げる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばエレベータシャフト等の昇降路構造物の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
3〜5階建ての既存中高層住宅には、エレベータが設置されていないものがある。一方、高齢化が急速に進みつつある現代社会では、バリアフリー化に対する要求が大きく、既存の中高層住宅でもエレベータを設置することが強く望まれている。
【0003】
そこで、複数のプレキャストコンクリート製のエレベータシャフトユニットを予め製作しておき、増築現場にて前記シャフトユニットを積上げて互いに接合するとともに、既存建物の床面を前記エレベータシャフトユニットの出入口部に接続する昇降路構造物(以下エレベータシャフトと称する)の増築方法が開発されている(特許文献1)。
【0004】
また、このエレベータシャフトの具体的施工方法として、現場打ちの基礎版にPC鋼棒の基部を建て込んでおき、このPC鋼棒を縦通する連通孔を形成したシャフトユニットを順次積上げることによってエレベータシャフトを構築する方法がある(特許文献2)。
【0005】
後者における基礎版の施工方法を検証すると、図3に示す構造となる。先ず、作業面を確保するためのコンクリート1上に鉄筋を配筋し、その周囲を型枠で囲い、コンクリート打設により基礎版2を構築するが、その前の作業として複数のPC鋼棒3を定着治具などを介して鉛直に立ち上げなければならない。立上げ安定化を図るために、基礎版2には立上がり側壁2aを鉄筋を介して一体に形成し、PC鋼棒3の定着端を強固に保持する必要がある。
【0006】
次いで、現場打ちによるコンクリートの養生後、第一段目のプレキャストシャフトユニット4を立上がり側壁2aの上部に設置し、以後は、順次、2段目、3段目を積上げることにより、エレベータシャフトが構築される。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−199560号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2000−185884号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上の施工方法では、PC鋼棒を基礎版内に定着するうえで、その精度確保のために特別な定着治具、仮設設備が必要である。また立上がり側壁などの特殊施工を必要とし、かつPC鋼棒との取合いもあるため、鉄筋の配筋も錯雑なものとなる。
【0010】
また、プレキャストシャフトユニットの据付け精度は立上がり側壁の施工精度によるため、この部分においては特に精度よく施工しなければならず、手数がかかるものとなっていた。
【0011】
特にこの種の工事では住民が在宅したまま施工を行わなければならないケースが多く、このため、なるべく工期が短いことが要請されるが、施工に手数を要し、ユニット積上げまでに養生期間などを多く取ることにより工期が長期化するおそれがあり、この場合の住民負担が大きいものとなっていた。
【0012】
本発明は、以上の課題を解決するもので、その目的は、プレキャストシャフトユニットの据付け精度が高く、かつPC鋼棒を用いなくても基礎版との結合が強固で、施工期間も短縮できるようにしたプレキャストエレベータシャフトの構築方法を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明方法は、現場打ち基礎版上にプレキャストコンクリート製のシャフトユニットを積上げて互いに接合することにより昇降路構造物を構築するものにおいて、基礎版施工以前に第1段目のシャフトユニットをレベル調整手段を介して据付け面に水平設置し、次いでシャフトユニットの内外に鉄筋の配筋と型枠設置を行い、コンクリート打設により、前記シャフトユニットを突出し状態に一体化した基礎版を構築し、コンクリート養生後、前記シャフトユニット上に第2段目以降のシャフトユニットを順次積上げることを特徴とするものである。
【0014】
従って、本発明方法では、シャフトユニットを精度よく据付けることができ、また基礎板の施工も簡単で、特に高い精度を要求されることがない。養生後、第一段目のシャフトユニットは一体化されているため、その分工期を短縮できる。
【0015】
また、本発明方法では、前記1段目のシャフトユニットの下部には複数のU型筋及びこれの突出端に交叉状態で一体化されたダボ筋が配筋されていることにより、現場打の基礎版と当該ユニットとの強固な結合を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明方法が適用されるユニット式プレキャストエレベータシャフトの全体構造を示す。
【0017】
図1におけるエレベータシャフト10は、例えば、二世帯1共同階段方式の5階建ての既存建物に増設されるものであり、既存建物の階段位置の外側に対向してエレベータシャフト10が増築される。
【0018】
エレベータシャフト10は、現場施工される基礎版14上にプレキャストコンクリート(以下PCaと略記する)製の第1段目のシャフトユニットである基礎ユニット16を一体に設け、このPCa基礎ユニット16上に、1階〜5階用PCaシャフトユニット18をそれぞれ連続して積上げ、最上部を既存建物12の庇20aなどに連続するPCa屋根ユニット20で覆い、さらに、2階〜4階用シャフトユニット18の上部に踊場など既存の床22と連通するPCa床パネル24を連結したものである。
【0019】
基礎ユニット16及び各シャフトユニット18は角筒型をなし、その内側四隅に柱部16a,18aを一体に形成し、さらには、各シャフトユニット18の一側部には出入口用開口部18bを開口させている。これら各ユニット16,18はその柱部16a,18aの上部に突出する柱主筋26及び図示しないスリーブジョイントなどを介して一体に接合される。
【0020】
なお、2階用シャフトユニット18は他とは異なり、無開口タイプとしている。これは地上階及び各中間階の踊場からエレベータに出入りできるようにエレベータシャフト10が増築されるためで、中二階では半階分だけ下れば地上階におりることができるからである。
【0021】
以上における前記基礎版14と基礎ユニット16の一体化施工方法を図2に示す。先ず、図2(a)において、予め施工された据付け面となる作業面を確保するためのコンクリート28上に基礎ユニット16の柱部16aの下部に合計四カ所に設けた据付けレベル調整金物30を介して設置し、これら調整金物30により水平レベルを調整することで、精度のよい据付けを行うことができる。
【0022】
また、基礎ユニット16の柱部16a以外の下部には複数のU字型鉄筋32が突出し、その下部突出端に交叉してダボ筋34が配筋され、溶接などにより一体に連結されている。
【0023】
その後、(b),(c)に示すように、基礎板14の施工位置内外に鉄筋36を配筋し、型枠38で囲った後、コンクリートを打設し、養生後、型枠38を撤去すれば、(d)に示すように基礎ユニット16を突出状態に一体化した現場打の基礎板14が構築されることになる。
【0024】
完成状態では、基礎版14と基礎ユニット16とはU字型鉄筋32とダボ筋34によるアンカー効果により強固に結合するものとなる。
【0025】
また、基礎版14の施工方法としては単なる配筋と型枠の設置だけでよいため、特殊作業や作業の繁雑さを伴わず手際よく作業を行え、かつ厳密な精度も要求されないものとなる。
【0026】
その後、基礎ユニット16上に順次シャフトユニット18を継いで行くことにより、エレベータシャフト10が完成する。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明により明らかなように、本発明によるプレキャスト昇降路構造物の構築方法にあっては、プレキャストシャフトユニットの据付け精度が高く、かつPC鋼棒を用いなくても基礎版との結合が強固で、施工期間も短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用したユニット式エレベータシャフトを示す分解斜視図である。
【図2】(a)〜(d)は本発明の施工手順を示す側断面図である。
【図3】従来のPC鋼棒を用いた基礎板と第一段目のシャフトユニットとの接合構造を示す側断面図である。
【符号の説明】
10 ユニット式エレベータシャフト(昇降路構造物)
14 基礎版
16 基礎ユニット(第1段目のシャフトユニット)
18 シャフトユニット
28 布基礎(据付け面)
30 据付けレベル調整金物
32 U字型鉄筋
34 ダボ筋
36 鉄筋
38 型枠

Claims (2)

  1. 現場打ち基礎版上にプレキャストコンクリート製のシャフトユニットを積上げて互いに接合することにより昇降路構造物を構築するものにおいて、
    前記基礎版施工以前に第1段目のシャフトユニットをレベル調整手段を介して据付け面に水平設置し、
    次いでシャフトユニットの内外に鉄筋の配筋と型枠設置を行い、コンクリート打設により、前記シャフトユニットを突出状態に一体化した基礎版を構築し、
    コンクリート養生後、前記シャフトユニット上に第2段目以降のシャフトユニットを順次積上げることを特徴とする昇降路構造物の構築方法。
  2. 請求項1において、前記1段目のシャフトユニットの下部には複数のU型筋及びこれの突出端に交叉状態で一体化されたダボ筋が配筋されていることを特徴とする昇降路構造物の構築方法。
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