JP2004352375A - 非接触浮上ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触搬送装置において、気体等の流体の消費量を低く抑えることができる等の利点を備えた非接触浮上ユニットを提供する。
【解決手段】非接触浮上ユニット1は、板状材20に複数の孔3,3,3・・・が形成されてベース2が構成されており、これらの各孔3に、その表面40が前記ベース2の表面21と略同一の高さとなる多孔質体4,4,4・・・が取付けられ、これら多孔質体4の裏面41側に筒状の圧力調整筒部が取付けられている。そして、流体として例えば圧縮されたエアが供給手段から供給され、前記圧力調整筒部を介して、前記多孔質体4の表面から噴出し、フラットパネルと前記ベース2間にエアが滞留し、広範囲に気体膜6が形成される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は、LCD,PDP等のフラットパネルを非接触で浮上させる非接触浮上ユニットに関する。
【0003】
【従来の技術】
出願人は、従来からガラス基板等の搬送方法の1つである流体搬送の技術開発に力点をおき、各種非接触搬送装置を開発、製造し、社会に提供している(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−62950号公報(図1)
【0005】
この非接触搬送装置は、非接触で板状基板を搬送できることから、基板の防塵、基板の撓みの低減化及び撓みが原因となる破損の防止を図ることができ、基板の大型化、薄板化にも対応できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の第1の課題は、上記非接触搬送装置のメリットに加え、気体等の流体の消費量を低く抑えることができ、レスポンス性を高めることができ、また製造コストを抑えることができ、さらに各種非接触搬送ラインを組立て易い非接触浮上ユニットを提供することである。
また第2の課題は、万が一ガラス基板等が破損した場合に、その破損物を搬送面から速やかに除去できる非接触浮上ユニットを提供することである。
さらに第3の課題は、清浄度の高いクリーン領域の局所化が可能な非接触浮上ユニットを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記第1の課題を解決するため、ユニット化された所定サイズの板状材に、複数の孔が形成されたベースと、前記ベースの各孔に対し、その表面が前記ベースの表面と略同一平面を形成するように取付けられた多孔質体と、前記多孔質体毎に、その裏面を囲うように取付けられ、且つ、供給手段から供給される気体又は液体の圧力を前記裏面に対し略均一化させる圧力調整筒部を備えたことを特徴とする非接触浮上ユニットとした(請求項1に記載の発明)。
【0008】
前記ベ−スは、浮上対象物の搬送路となるもので、ベースの各孔に臨むように配置された各多孔質体から気体又は液体(以下、単に流体ともいう)が連続的に噴出されると、前記浮上対象物及び前記ベース間に流体が滞留し、広範囲な流体膜が形成される。
よって、浮上対象物がベース上で浮上され、その浮上対象物に搬送方向の力を与えることで、非接触にて浮上対象物を搬送できる。
また、前記多孔質体毎に圧力調整筒部が取付けられているので、各多孔質体に対する流体の供給のタイミングの調整、流体の圧力の調整、流体の供給量の調整も行い易い。
従って、広範囲な流体膜が形成されることから、流体の消費量を低く抑えることができる。
また、各多孔質体に対する流体の供給のタイミングの調整が容易であることから、ユニットのレスポンス性を高めることができる。
また、各多孔質体に対する流体の圧力の調整が容易であることから、各多孔質体に対する圧縮流体の圧力のムラを抑えることができる。
また、各多孔質体に対する流体の供給量の調整が容易であることから、浮上対象物の浮上高さの調整も容易となる。
また、流体の消費量を低く抑えることが可能な点は、多孔質体がベースに占める割合を少なくできることを意味し、その分の多孔質体の製作費用コストを抑えることができる。
さらに、ユニット単位で非接触浮上ユニットを連結し、組立てることで、浮上対象物の搬送路が完成するので、組立の柔軟性、作業の容易性に優れている。
【0009】
上記発明において、前記多孔質体は、セラミック、ガラス、合成樹脂又は金属であることを特徴とする(請求項2に記載の発明)。
多孔質体は、所定の気孔率を具備するものであれば、その材質は問われないが、典型的には、セラミック、ガラス、合成樹脂又は金属からなる。
【0010】
上記発明において、前記孔及び多孔質体は、略円形に形成されていることを特徴とする(請求項3に記載の発明)。
多孔質体の形状及びこれに対応する孔の形状は問われないが、円形であることで、製造が容易であること、強固であることなどのメリットがある。
【0011】
上記発明において、前記ベースの略中央部分に配置される孔数を、その他の部分の孔数よりも少なくしてもよい(請求項4に記載の発明)。
浮上対象物及び前記ベース間に流体が滞留して形成される広範囲な流体膜では浮上対象物の中央の流体圧が、その端部より大きくなることが判明している。
そこで、浮上対象物の中央部分の直下に位置する孔、即ち、前記ベースの略中央部分に配置される孔数を、その他の部分の孔数よりも少なくすることで、浮上対象物の中央の流体圧を下げることができる。
なお、前記ベースの中央部分に配置された多孔質体に供給される気体又は液体の供給量を、その他の部分の多孔質体に供給される気体又は液体の供給量よりも少なくしてもよい。ベースの中央部分の孔数を少なくしなくても、同様の効果を得ることができる。
【0012】
上記第1の課題を解決するため、複数の孔が形成された第1、第2板状材からなり、第1と第2板状材で平面を構成すると共に、第1板状材に対し、第2板状材が上下方向又は左右方向に移動することで分割可能なベースと、前記ベースの各孔に対し、その表面が前記ベースの表面と略同一平面を形成するように取付けられた多孔質体と、前記多孔質体毎に、その裏面を囲うように取付けられ、且つ、供給手段から供給される気体又は液体の圧力を前記裏面に対し略均一化させる圧力調整筒部とを備えたことを特徴とする非接触浮上ユニットとした(請求項5に記載の発明)。
この発明によれば、上記各発明と同様な作用効果を得ることができる浮上対象物に対する移載装置を提供できる。
【0013】
上記第2の課題を解決するため、上記非接触浮上ユニットにおいて、そのベースの少なくとも一側に沿って、破損物を受け入れる破損物受部を設けた(請求項6に記載の発明)。
ここで、破損物は、典型的にはフラットパネルであるガラス基板が割れた場合に前記ベース上に落ちる破片である。
前記ベースの少なくとも一側に沿って取付けた破損物受部に、ガラス破片等の破損物を収容することで、搬送面からガラス破片等を速やかに除去できる。
【0014】
上記発明において、前記破損物受部は、その一端を中心に回動可能に配置されていることを特徴とする(請求項7に記載の発明)。
前記破損物受部に集められた破損物は、前記破損物受部を回動させることで、下方に落下させて廃棄できる。
【0015】
上記第3の課題を解決するため、前記ベースをファンフィルタユニットが取付けられたカバーにより覆うと共に、前記ベースの両側部の近辺に隙間を設けた非接触浮上ユニットとする(請求項8に記載の発明)。
前記カバーにより略密閉された空間に、ファンフィルタユニットからクリーンエアを流し、隙間からカバー外部に流出させることで、その空間を正圧にする。
【0016】
【発明の実施の形態】
上記各発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は実施形態に係る非接触浮上ユニットの斜視図、図2は同ユニットの平面図、図3は同ユニットの側面図及び要部拡大図、図4は同ユニットの要部分解斜視図、図5は同ユニットの作用説明図である。
これらの各図及び後述の各図において、同一の構成については、同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
また、以下の説明では、浮上対象物として液晶ディスプレイ(LCD),プラズマディスプレイ(PDP),フィールドエミッションディスプレイ(FED),電界発光ディスプレイ(EL)等のフラットパネルディスプレイ用のフラットパネルを想定している。なお、これらパネルにはガラス基板、プラスチック等の合成樹脂基板が含まれる。
【0017】
実施形態に係る非接触浮上ユニット1は、図1〜図3に示したように、板状材20に複数の孔3,3,3・・・が形成されてベース2が構成されており、これらの各孔3に、その表面40が前記ベース2の表面21と略同一の高さとなる多孔質体4,4,4・・・が取付けられ、これら多孔質体4の裏面41側に筒状の圧力調整筒部5が取付けられている。
そして、流体として例えば圧縮されたエアが供給手段(図示せず)から供給され、前記圧力調整筒部5を介して、前記多孔質体4の表面40から噴出する。
前記ベース2上にガラス基板等のフラットパネルFPを配置すると、そのフラットパネルFPと前記ベース2間にエアが滞留し、広範囲に気体膜6(図5等参照)が形成される。
よってフラットパネルFPがベース2上で浮上され、そのフラットパネルFPに搬送方向の力を与えることで、非接触にて搬送できる。
【0018】
前記ベース2は、フラットパネルFPとの間で前記気体膜6を形成すると共に、フラットパネルFPの搬送路を構成するもので、ベース表面21の平面度は、精度のよいものが望ましい。
フラットパネルFPの浮上高さは、ベース表面21から略0.1〜0.2mm程度にすると、前記ベース2の平面度に問題があれば、フラットパネルFPがベース2に接触するおそれがあるからである。
【0019】
前記ベース2の縦寸法L及び横寸法Mの具体的なサイズは、浮上及び搬送対象となるフットパネルFPのサイズに対応させればよい。
この場合、前記ベース2の平面度の観点から、例えば縦L略1000〜1200mm、横M略1000〜1500mm程度が望ましい。勿論、それ以下のサイズにしても良いし、フラットパネルFPのサイズに合せて連結させてもよい。
なお、前記板状材20は、金属、例えばステンレス、アルミ等の板状材を用いる。また、前記板状材20を樹脂材とすることで、フットパネルFPが板状材に万が一、接触しても、そのフットパネルFPに傷をつけないようにすることもできる。静電気対策にも有効である。
【0020】
前記板状材20に形成されている孔3の形状は略円形とし、これに取付ける前記多孔質体4も略円形に成形している。
これは前記多孔質体4を略円形(円盤状)に成形することで、割れ難く強固に成形できること、製造コストが安いことによる。
なお、前記孔3及び前記多孔質体4は、円形に限定されるものではなく、三角形、四角形、長方形、多角形、楕円形、その他どのような形状でもよい。
【0021】
前記孔3の大きさ(孔の径)、孔3の配置等は、フラットパネルFPのサイズに対し前記浮上高さを得ることができるように決定すれば良い。
この実施形態では、搬送面方向Xに平行させて、第1〜第4列とし、第1と第3列に6個の孔3を、それぞれ同一のパターンで形成し、第2と第4列に6個の孔3を、それぞれ同一のパターンで形成している。
即ち、第1列L1と第3列L3の孔3は、同一ピッチP1で5個の孔3を、ピッチP2で1個の孔3を配置し、第2列L2と第4列L4の孔3は、前記配置パターンを逆転させている。
なお、各孔3の径は、略40〜50mm程度である。
【0022】
前記板状材20の外周及び裏面には構造材23,24が取付けられており、搬送路を組立てる場合の1ユニットとなっている。
【0023】
前記多孔質体4は、その形成された気孔により、表面40からエアを細かく分散させて噴出させるもので、気孔率が略30%の多孔質燒結体の通気性セラミックを用いる。
前記多孔質体4は、前記孔3の形に合せて成形され、厚さが略4mm程度の円盤状に成形されている。
前記多孔質体4の材質は、通気性セラミックに限定されるものではなく、多孔質ガラス、プラスチック等の多孔性樹脂等の合成樹脂、金属等でもよい。
また気孔率も上記略30%に限定されるものでもなく、20〜60%でもよい。
【0024】
前記圧力調整筒部5は、供給手段から供給されるエアの圧力を前記多孔質体4の裏面41全面に対し略均一化させるもので、前記各多孔質体4に対応させて、有低の略円筒状に形成されている。
即ち、図4のように、前記多孔質体4の裏面41を臨ませるための開口50、円筒部51及び底部52からなり、縦断面が略U字状に成形されている。その底部52には、前記供給手段を構成するエアホース等を取付ける継手用のネジ孔53が設けられている。
このように構成された圧力調整筒部5は、例えば塩化ビニル等の合成樹脂で安価に製造できる。
【0025】
次に、図4等に基づいて、前記ベース2に対する前記多孔質体4と前記圧力調整筒部5の取付構造を説明する。
前記多孔質体4の表面40は、前記ベース表面21に対し略同一平面を形成するように配置する。
より好ましくは、前記ベース表面21に対し若干低くするように配置する。例えば前記ベース表面21に対し、多孔質体4の表面40を0.1〜0.2mm程度低くする。
これは、多孔質体表面40が、前記フラットパネルFPを擦ることがないようにするためであり、また、多孔質体表面40が前記ベース表面21より上方に突出すると、前記フラットパネルFPを浮上させるための前記気体膜6の容量が膨らむこととなり、エア消費量を浪費させることになるからである。
即ち、前記気体膜6の体積は、フラットパネルFPの裏面の面積と、浮上高さと、フラットパネルFPの裏面の面積に対応する前記ベース2の表面21の面積との積の値であればよい。
しかし、前記多孔質体表面40が前記ベース表面21より上方に突出すると、前記ベース表面21からの前記多孔質体4の上方突出高さ分の体積の気体膜が浪費されることになる。
【0026】
前記多孔質体4の裏面41の外縁は、前記圧力調整筒部5の開口を形成する円形頂面54に載せられるように配置されている。
そして、前記圧力調整筒部5の円形頂面54は、ベース2の孔3の段差30に固着される。
なお、前記多孔質体4の表面40の縁部と、前記ベース2の孔3の縁部は、例えば空気中の水分を吸収することで硬化するシーリング材(コーキング材)を用いる。
その結果、多孔質体4の表面40の縁部や前記ベース2の孔の縁部間からの塵等の発生を防ぐことができる。
【0027】
前記供給手段は、例えばコンプレッサから供給されるエア(クリーン度クラス10程度)を前記圧力調整筒部5に供給するエアホースを備えている。
エアは前記圧力調整筒部5毎に個別に供給されることから、各多孔質体3へのエア供給量、供給タイミングも各多孔質体毎に制御できる。また、各多孔質体4へのエア供給の時間的な立上げも迅速にできる。
【0028】
以上のように構成された非接触浮上ユニットの作用効果を図5等に基づいて説明する。
各圧力調整筒部5から各孔質体4に供給されたエアは均圧化され、各多孔質体4の各表面40から分散され、拡散され、前記ベース2とフラットパネルFPとの間に、気体膜6を形成する。この気体膜6を構成するエアは、前記フラットパネルFPの左右、上下方向の端部から排出されるのが、それまでの間滞留する。
そして、前記多孔質体4の上方のみらならず、前記ベース2と前記フラットパネルFP間でも気体膜6を形成することで、エアの消費量を抑えることができる。
そして前記気体膜6により、フラットパネルFPを略0.1〜0.2mm程度、浮上させることができる。
【0029】
以上の非接触浮上ユニット1によれば、第1に、フラットパネルFPに、搬送痕・キズ等を作ることなく、搬送できる。
第2に、フラットパネルFPの自重による撓みを抑制することで、フラットパネルFPの破損を防ぐことができる。
第3に、前記ベース2と前記フラットパネルFP間でエアが逃げずに所定時間滞留し、気体膜6が形成されるため、エアの浪費を抑えることでエア消費量を抑え、ランニングコストの低減化につなげることができる。
第4に、一台のチャンバ−に複数の多孔質体を取付ける場合には、各多孔質体に与えられる圧縮エアの圧力がバラける場合があるが、上記実施形態のように、前記多孔質体4にエアを供給する圧力調整筒部5が、多孔質体4毎にエアを供給することで、各多孔質体4へのエア圧力を略同一にすることも可能である。
第5に、多孔質体4毎にエアが供給されるので、多孔質体4毎にエア供給量を調整することができる。
第6に、一台のチャンバ−に複数の多孔質体を取付ける場合には、チャンバ−の両端に配置した各多孔質体のエア噴出タイミングの調整が難しい場合がある。
上記実施形態のように、各多孔質体4毎にエアを供給することで、各多孔質体4のエア噴出タイミングを取り、エアの立上げを迅速に行うことができる。
第7に、多孔質体4を小型化することで、多孔質体4のコストを低減化させることができ、また前記圧力調整筒部5も安価に、且つ、軽量化できる。
【0030】
なお、上記実施形態の前記気体膜6は、フラットパネルFPの中央に集まる傾向が観察され、前記搬送面方向X及びその直交する方向から見ると、前記フラットパネルFPが恰もなだらかな山状になっていることが観測されている。
そこで、前記ベース2上のフラットパネルFPに対し、ベース2の搬送面方向Xの中央部分の孔数及び多孔質体4を少なくしてもよい。例えば、中央のライン(L2,L3)に位置する孔数を、その他の部分(L1.L4)の孔数よりも少なくしもよい。
また、前記ベース2上のフラットパネルFPに対し、前記中央部分の直下に位置(L2,L3)する多孔質体に供給されるエアの供給量を、その他の部分(L1.L4)の多孔質体に供給されるエアの供給量よりも少なくしてもよい。
よって、搬送されるフラットパネルFPの浮上高さが統一され、フラットパネルFPの平面度を出すことできる。
【0031】
なお、上記実施形態では、流体としてクリーン度高い空気を用いているが、工程に応じて不活性ガスでもよいし、純水等の液体でもよい。
【0032】
上記構成の非接触浮上ユニット1を、図6に示したような移載装置1Aに応用することができる。
この移載装置1Aは、複数の多孔質体4及び圧力調整筒部5が設けられた第1板状材25と、同様に複数の多孔質体4及び圧力調整筒部5が設けられた第2板状材26からなる。
前記第1、第2板状材25,26は、櫛状に形成され、第2板状材26はロボットアーム(図示せず)に連接させている。
よって、前記第1、第2板状材25,26は相互に噛合った状態では搬送路となり、第2板状材26によりフラットパネルFPを取出すときにはロボットハンドとなって、フラットパネルFPを非接触で移載できる。
【0033】
次に上記非接触浮上ユニット1により構成される搬送路を図7〜図10に例示する。
各ユニット1間は、図9に示したように各構造材23が取付補強材27により連結されており、またベース2の平面度を維持するため、各構造材23には補強構造材24が固着されている。
この搬送路において、「FP」は前記フラットパネルとしてのガラス基板、「7」は前記ガラス基板FPの縁部を鋏んで移動させる搬送ローラ、「70」はローラカバー、「71」はFFU、「72」は減速位置検出センサ、「73」は停止位置検出センサである。
この場合、前記各孔質体4から噴出されるエアの速度(風速)は、前記FFU71からのダウンフローの速度(例えば0.3メートル毎秒)により遅いことから、その一方向性を妨げない。
【0034】
この搬送路によれば、上記非接触浮上ユニット1の作用効果に加え、搬送路の設計、設置、変更、維持管理の手間を軽減させることができ、柔軟性に優れている。なお、その搬送路の途中において、前記移載装置1Aを配置してもよい。
【0035】
なお、上記実施形態では、前記非接触浮上ユニット1を横方向(水平方向)に配置していたが、前記ベースを立てて、縦方向に配置してもよい。
また、上記実施形態では、浮上対象物としてガラス基板等のフラットパネルを用いたが、各種薄板、ウエハー、アクリル板、各種フィルム基板、フレキシブルディスク、回路基板でもよい。
【0036】
次に、上記のように構成された非接触浮上ユニットにおいて、図11に図示したように、前記ベース2の搬送面方向Xに沿って、両側に破損物を受け入れる破損物受部8を設けてもよい。
この破損物受部8は、例えばフラットパネルであるガラス基板が割れて、前記ベース2上に破片等の破損物が散乱した場合に、その破片等を一時的に収容するもので、樋状に形成されている。
【0037】
前記破損物受部8の自由端の一方80はヒンジ構造として、前記ベース2の一端に取付け、前記破損物受部8の自由端の他方81は、搬送ローラ取付板700に係止させる。
これとは逆に、前記ベース2の一端側に前記破損物受部8の自由端の一方80を係止させ、前記搬送ローラ取付板700側に前記破損物受部8の自由端の他方81をヒンジ構造にしてもよい。
そして、ヒンジを中心にして前記破損物受部8を回動させることで、その破損物受部8に収容されている破損物を下方に落下させて、廃棄できるようにしている。
以上のように構成された非接触浮上ユニット1Aは、その他の構成において上記実施形態の非接触浮上ユニット1と同一であり、同一の作用効果を奏する。
【0038】
なお、前記ベース2と搬送ローラ取付板700に係合U部を設け、これらと対応する係合逆U部を前記破損物受部8の各自由端80,81に設けるようにしてもよい。
また、この実施形態では、前記ベース2の両端に前記破損物受部8を取付けているが、ベース2の何れか一端側のみでもよい。
また、前記非接触浮上ユニット1以外の非接触浮上装置に前記破損物受部8を設けてもよい。
【0039】
次に、図12で図示したように、上記構成の非接触浮上ユニット1又は1Aにおいて、前記ベース2の上方をカバー9で覆い、その中心部分にファンフィルタユニット71を取付けるようにしてもよい。
前記カバー9は、例えば樹脂板で形成され、その両端はそれぞれ前記搬送ローラ取付板700まで延在されており、中央にファンフィルタユニット71の配置用の孔90が形成されている。
【0040】
前記ファンフィルタユニット71にはHEPAフィルタが取付けられている。また、前記破損物受部8には、前記ファンフィルタユニット71の稼働時に、前記カバー9と前記ベース2間の空間91を正圧に維持できるように(詳細は後述)、所定の開口面積の隙間92を設ける。
また、カバー9とフラットパネル(図示せず)の高さ幅Gは、略50ミリメートルとする。
【0041】
以上のように構成された非接触浮上ユニット1Bでは、前記ファンフィルタユニット71が送出するクリーンエアが、前記隙間92から外部に流出される際に、抵抗をうけることで、前記空間91が正圧に維持される。
よって加圧充満式のクリーン局所化を図ることができ、また前記ファンフィルタユニット71の風量をセイブできる。
前記空間91内の圧力をPbとし、外部の圧力をPaとすると、概ねPb−Pa=0.3mmAg以上になるように、前記ファンフィルタユニット71の風量、前記隙間92の開口面積を設計すればよい。
よって前記非接触浮上ユニット1Bによれば、外部のクリーン度がクラス1,000〜10,000であっても、前記空間91内をクリーン度クラス10程度に保たせることができる。
【0042】
前記隙間は、前記ベース2の両側部の近辺に設けられれば、どのような構成でもよい。例えば、図13に示したように、樋状の前記破損物受部8をブラケット93に取付けることで、前記ベース2と前記破損物受部8間に隙間92を形成する。なお、この場合、前記ブラケット93の自由端の一端と前記ベース2をヒンジ構成にし、前記ブラケット93の自由端の他端を取付板700との係合構成として、ヒンジを中心に回動可能とする。
その他の構成は、上記各実施形態と同一であり、同一の作用効果を奏する。
【0043】
【発明の効果】
本願発明によれば、広範囲な流体膜が形成されることから、流体の消費量を低く抑えることができる。また、各多孔質体に対する流体の供給のタイミングの調整が容易であることから、ユニットのレスポンス性を高めることができる。また、各多孔質体に対する流体の圧力の調整が容易であることから、各多孔質体に対する圧縮流体の圧力のムラを抑えることができる。また、各多孔質体に対する流体の供給量の調整が容易であることから、浮上対象物の浮上高さの調整も容易となる。また、流体の消費量を低く抑えることが可能な点は、多孔質体がベースに占める割合を少なくできることを意味し、その分の多孔質体の製作費用コストを抑えることができる。さらに、ユニット単位で非接触浮上ユニットを連結し、組立てることで、浮上対象物の搬送路が完成するので、組立の柔軟性、作業の容易性に優れている。
【0044】
特に、請求項4に記載の発明によれば、浮上対象物の中央の流体圧を下げることで、その浮上高さを略均一にさせることができる。
【0045】
特に、請求項5に記載の発明によれば、非接触で浮上対象物を移載する移載装置を提供できる。
【0046】
特に、請求項6,7に記載の各発明によれば、破損物受部にガラス破片等の破損物を収容することで、搬送面からガラス破片等を速やかに除去できる。
【0047】
特に、請求項8に記載の発明によれば、カバー内部の正圧を維持して、カバー内部をクリーン度クラス10程度に保たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る非接触浮上ユニットの斜視図、
【図2】同ユニットの平面図、
【図3】同ユニットの側面図、
【図4】同ユニットの要部分解斜視図、
【図5】同ユニットの作用説明図、
【図6】同ユニットを応用した移載装置の斜視図、
【図7】非接触浮上ユニットを連結した搬送路の平面図、
【図8】同搬送路の側面図、
【図9】同搬送路のA−A断面図、
【図10】同搬送路のB−B断面図、
【図11】破損物受部の樋をつけた非接触浮上ユニットの斜視図、
【図12】FFU付きカバーを配置した非接触浮上ユニットの断面図、
【図13】FFU付きカバーを配置した非接触浮上ユニットの要部斜視図。
【符号の説明】
FP フラットパネル
1 1A 1B 非接触浮上ユニット
1A 移載装置
2 ベース 20 板状材
21 ベースの表面 23,24 構造材
25 第1板状材
26 第2板状材
27 取付補強材
3 孔 30 段差
4 多孔質体 40 表面
41 多孔質体の裏面
5 圧力調整筒部 50 開口
51 円筒部 52 底部
53 ネジ孔 54 円形頂面
6 気体膜 7 搬送ローラ
70 ローラカバー 71 ファンフィルタユニット(FFU)
72 減速位置検出センサ 73 停止位置検出センサ
700 搬送ローラ取付板
8 破損物受部 80 81 自由端
9 カバー 90 孔
91 空間 92 隙間
93 ブラケット

Claims (8)

  1. ユニット化された所定サイズの板状材に、複数の孔が形成されたベースと、
    前記ベースの各孔に対し、その表面が前記ベースの表面と略同一平面を形成するように取付けられた多孔質体と、
    前記多孔質体毎に、その裏面を囲うように取付けられ、且つ、供給手段から供給される気体又は液体の圧力を前記裏面に対し略均一化させる圧力調整筒部を備えたことを特徴とする非接触浮上ユニット。
  2. 前記多孔質体は、セラミック、ガラス、合成樹脂又は金属からなることを特徴とする請求項1に記載の非接触浮上ユニット。
  3. 前記孔及び多孔質体は、略円形に形成されていることを特徴とする請求項1又は2の非接触搬送浮上ユニット。
  4. 前記ベースの略中央部分に配置される孔数を、その他の部分の孔数よりも少なくしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の非接触浮上ユニット。
  5. 複数の孔が形成された第1、第2板状材からなり、第1と第2板状材で平面を構成すると共に、第1板状材に対し、第2板状材が上下方向又は左右方向に移動することで分割可能なベースと、
    前記ベースの各孔に対し、その表面が前記ベースの表面と略同一平面を形成するように取付けられた多孔質体と、
    前記多孔質体毎に、その裏面を囲うように取付けられ、且つ、供給手段から供給される気体又は液体の圧力を前記裏面に対し略均一化させる圧力調整筒部とを備えたことを特徴とする非接触浮上ユニット。
  6. 前記ベースの少なくとも一側部に沿って、破損物を受け入れる破損物受部を設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の非接触浮上ユニット。
  7. 前記破損物受部は、その一端を中心に回動可能に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の非接触浮上ユニット。
  8. 前記ベースをファンフィルタユニットが取付けられたカバーにより覆うと共に、前記ベースの両側部の近辺に隙間を設けたことを特徴とする請求項1、6又は7の何れかに記載の非接触浮上ユニット。
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