JP2004351580A - 組立ブローチ - Google Patents

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JP2004351580A JP2003153716A JP2003153716A JP2004351580A JP 2004351580 A JP2004351580 A JP 2004351580A JP 2003153716 A JP2003153716 A JP 2003153716A JP 2003153716 A JP2003153716 A JP 2003153716A JP 2004351580 A JP2004351580 A JP 2004351580A
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Soichi Sumiya
宗一 角谷
Yasuhiro Murai
康弘 村井
Akishi Hayashi
明志 林
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Abstract

【課題】硬度が45〜65HRCといった高硬度材の加工に使用される、切れ刃の分割精度確保が容易な、かつコストが安い組立ブローチを提供。
【解決手段】本発明の組立ブローチの植刃ブローチ部40は、ブローチはつかみ部9を有する合金鋼の棒状本体10の外周面50に長手方向に円周3等分に溝11,12,13を形成し、この溝に粗加工用の切れ刃を形成した超硬合金のブレード14,15、16を植設した。植刃ブローチ部40に続く棒状本体10から小径棒状延出部26を突出させて設け、小径棒状延出部26に超硬合金の仕上げ用切れ刃52を形成した中空円筒状またはリング状の組立体23をブローチ後方より嵌入し固定した。植刃ブローチ部40の各ブレードの切れ刃51と、中空円筒状またはリング状の組立体23の切れ刃52とは軸方向に整合されて連続したブローチ切れ刃を形成する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大径の内歯車、スプライン、キー溝などの内面ブローチ加工に用いられる組立ブローチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の硬度が45〜65HRCといった高硬度材を仕上げ加工する組立ブローチとしては、例えば特許文献1に開示する組立ブローチがある。このブローチは、つかみ部の反対側に小径棒状延出部を設け、超硬合金の切れ刃を形成した中空円筒状の組立体を嵌入、固定した構造となっている。この構造は、切れ刃が超硬合金なので高硬度材の切削に適する。
【0003】
【特許文献1】特開2002−137118号公報 図1
【特許文献2】実公昭57−57876号公報 第2図
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、硬度が45〜65HRCといった高硬度材の加工に使用される従来の組立ブローチでは、構造上、図4に示すように、ブローチ全長が長くなると、中空円筒状の組立体1,2を一体で形成することができず、2つ以上に分割する必要があり、コストが高くなるという課題があった。一方、特許文献2にあるようなブレード組立式の植刃ブローチが従来より使用されているが、かかる植刃ブローチでは、図5に示すように、本体4に切れ刃を形成したブレード5を植刃し固定した構造としている。しかしながら、硬度が45〜65HRCの高硬度材を仕上げ加工するブローチでは、一般的に完成品の加工部の分割精度がきびしい場合が多く、図5の断面図に示すような植刃ブローチのブレード構造ではブレード溝の分割精度、ブレードの組み付け精度などが、被加工物の最終的な分割加工精度に影響を与えるため問題となる場合があった。
【0005】
本発明の課題は、かかる従来の課題を解決した、硬度が45〜65HRCといった高硬度材の加工に使用される、切れ刃の分割精度確保が容易な、かつコストが安い組立ブローチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決する手段】このため本発明は、硬度が45〜65HRCといった高硬度材を仕上げ加工する、ブローチつかみ部を有する棒状本体の外周面に長手方向に複数の溝を形成し、切れ刃を有するブレードを該溝に植設して植刃ブローチ部を設け、前記植刃ブローチ部に続く前記棒状本体から小径棒状延出部を突出させて設け、前記小径棒状延出部に切れ刃を形成した中空円筒状またはリング状の組立体を1以上嵌合固定し、前記植刃ブローチ部の各ブレードの切れ刃と、前記中空円筒状またはリング状の組立体の切れ刃とは軸方向に整合されて連続したブローチ切れ刃を形成するようにしたことを特徴とする組立式内面ブローチによって上述した課題を解決した。
【0007】
【発明の効果】かかる構成により、本発明のブローチでの加工は、まず、植刃ブローチ部のブレードに形成された切れ刃で荒加工が行われ、引き続き中空円筒体に形成された切れ刃で仕上げ加工がなされる。このとき粗加工の切れ刃はコストの安いブレードとして製作し、仕上げ刃のみ中空円筒体としたので、全切れ刃を中空円筒体のみで形成するよりもコストが安い。また仕上げ刃である中空円筒状またはリング状の組立体の切れ刃は中空円筒体で一体成形されているので、植刃ブローチ部のブレードに形成された切れ刃とは異なり、切れ刃の分割精度は研削加工にのみ依存し組立精度に無関係となるので、精度確保が容易となった。
【0008】
好ましくは、前記植刃ブローチ部の切れ刃を形成したブレードおよび中空円筒体の材質が超硬合金であることにより、大きなコストメリットが得られた。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の組立ブローチの、(a)は図でみて左半分が概略側面図、右半分が概略断面図を示し、(b)は(a)のA−A部の要部拡大断面図を示す。図2(a)は図1の組立ブローチの植刃ブローチ部のブレード14、15、16の組付け前の側面図、(b)は図1の組立ブローチの上方の仕上げ刃である中空円筒状またはリング状の組立体の切れ刃52の側面図で、上半分が概略側面図、下半分が概略断面図を示し(c)は(b)の中空円筒状またはリング状の組立体の端部21の組付け前の左正面図を示す。図3は図1の組立ブローチが加工する被切削ワークの上面図を示す。本発明の実施の形態の組立ブローチは、硬度が45〜65HRCの高硬度材の仕上げ加工用ブローチに適しており、組立ブローチの加工対象は、図3に示すような、CVTプーリのボール溝6、7,8の仕上げブローチ加工である。前加工で仕上げ代を残してブローチ加工され、熱処理後に超硬切れ刃をもつ本発明の実施の形態の組立ブローチにて仕上げ加工を行う。
【0010】
本発明の実施の形態の図1の組立ブローチの植刃ブローチ部40は、ブローチつかみ部9を有する合金鋼の棒状本体10の外周面50に長手方向に円周3等分に溝11,12,13を形成し、この溝に粗加工用の切れ刃を形成した超硬合金のブレード14,15、16を植設・はめ込み、ボルト17,18,19にて固定した。この各ブレードのつかみ部側には各々案内部20を設け、前加工されたボール溝6、7,8に沿ってブレードが案内されるようにし、後方には各々ストッパ22を設けた。植刃ブローチ部40に続く棒状本体10から小径棒状延出部26を突出させて設け、小径棒状延出部26に超硬合金の仕上げ用切れ刃52を形成した中空円筒状またはリング状の組立体23(2以上あってもよい)をブローチ後方より嵌入し、ダブルナット24,25で固定した。このとき、棒状本体10と中空組立体23はキー21で位相決めして、ブレードの切れ刃と中空円筒体の切れ刃の位相を合わせており、植刃ブローチ部40の各ブレードの切れ刃51と、中空円筒状またはリング状の組立体23の切れ刃52とは軸方向に整合されて連続したブローチ切れ刃を形成するようにした。
【0011】
〔本発明の実施の形態の効果〕このようなブローチを用いてCVTプーリのボール溝の仕上げ加工を行ったところ、ボール溝の分割精度は、ブレードの組み付け状態に左右されず、従来の中空円筒体のみで構成したブローチと同等で良好なものとなった。本発明の組立ブローチでは、コストの安いブレードに形成された切れ刃で荒加工が行われ、引き続き、分割精度確保が容易な中空円筒体に形成された切れ刃で仕上げ加工がなされるので、コストが安く、加工品加工部の分割精度が良好なブローチを提供するものとなった。特に、切れ刃が超硬合金の場合に大きなコストメリットが得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の組立ブローチの、(a)は図でみて左半分が概略側面図、右半分が概略断面図を示し、(b)は(a)のA−A部の要部拡大断面図を示す。
【図2】(a)は図1の組立ブローチの植刃ブローチ部のブレード14、15、16の組付け前の側面図、(b)は図1の組立ブローチの上方の仕上げ刃である中空円筒状またはリング状の組立体の切れ刃52の側面図で、上半分が概略側面図、下半分が概略断面図を示し(c)は(b)の中空円筒状またはリング状の組立体の端部21の組付け前の左正面図を示す。
【図3】図1の組立ブローチが加工する被切削ワークの上面図を示す。
【図4】従来のつかみ部の反対側に小径棒状延出部を設け、超硬合金の切れ刃を形成した中空円筒状の組立体を嵌入、固定した組立ブローチを示す。
【図5】従来の本体4に切れ刃を形成したブレード5を植刃し固定したブレード組立式の植刃ブローチの要部拡大断面図。
【符号の説明】
9・・ブローチつかみ部 10・・棒状本体 11、12、13・・溝
14、15、16・・切れ刃を有するブレード
23・・中空円筒状またはリング状の組立体 26・・小径棒状延出部
40・・植刃ブローチ部 50・・外周面 51、52・・切れ刃

Claims (2)

  1. 硬度が45〜65HRCといった高硬度材を仕上げ加工する、ブローチつかみ部を有する棒状本体の外周面に長手方向に複数の溝を形成し、切れ刃を有するブレードを該溝に植設して植刃ブローチ部を設け、前記植刃ブローチ部に続く前記棒状本体から小径棒状延出部を突出させて設け、前記小径棒状延出部に切れ刃を形成した中空円筒状またはリング状の組立体を1以上嵌合固定し、前記植刃ブローチ部の各ブレードの切れ刃と、前記中空円筒状またはリング状の組立体の切れ刃とは軸方向に整合されて連続したブローチ切れ刃を形成するようにしたことを特徴とする組立ブローチ。
  2. 前記植刃ブローチ部の切れ刃を形成したブレードおよび中空円筒体の材質が超硬合金であることを特徴とする請求項1記載の組立ブローチ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113714557A (zh) * 2021-09-15 2021-11-30 中国航发沈阳黎明航空发动机有限责任公司 一种快换合金刀片拉刀及制造方法

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