JP2004160559A - ブローチ工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い同心度で内歯車や内スプライン溝などの加工が可能なブローチを提供する。
【解決手段】予め被加工物に形成された孔の内面を切削加工する切れ刃の前方に、前記内面を塑性加工が可能な形状を有する第1の部位を備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブローチ工具に関し、特に内歯車や内スプライン溝などを加工するブローチ工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
内歯車や内スプライン溝などを高能率に加工する工具としてブローチが知られている。ブローチは、被加工物に予め形成された孔に挿通されることで、この孔の内面を切削加工して内歯車や内スプライン溝などを形成する。
【0003】
図11に一般的なブローチの構造を示す。ブローチ本体40の一端には引張部41が形成されている。引張部41の後方には、前方案内部42が形成されている。前方案内部42の後方には、荒加工用小径面加工刃(丸刃)43が形成されている。丸刃43の後方には、スプライン刃44が形成されている。スプライン刃44の後方には、スプライン刃46と小径面加工刃(丸刃)47が交互に形成されてなるスプライン仕上刃部45が形成されている。スプライン仕上刃部45の後方には、後方案内部48が形成されている。また、ブローチ本体40の後方側端部には、後方支持部49が形成されている。丸刃43が必要ない場合は、丸刃43が形成されていない場合もある。
【0004】
前方案内部42は、前方部42a及び後方部42bを有している。前方部42aは、その外径寸法が前方から後方にかけて大きくされたテーパ状に形成されている。後方部42bは、前方部42aの最後方部から連続的に形成され、その外径寸法が前方部42aの最後方部と同一で一定の円柱状に形成されている。後方部42bの外径寸法は、後方部42bの外径<被加工物の孔の内径 に設定され、加工時に後方部42bが被加工物の孔に挿通することで被加工物の心出しが行われる。
【0005】
丸刃43は、被加工物の孔の内面(小径面)を切削加工する刃であり円筒状にブローチ本体40の軸心方向に沿ってブローチ本体40の外周面に複数形成されており、後方に位置するものほど丸刃43の高さが高くなっている。
【0006】
スプライン刃44は、被加工物に内スプライン溝を加工する刃であり、ブローチ本体40と同軸をなし、ブローチ本体40の軸心方向に沿ってブローチ本体40の外周面に複数形成されており、後方に位置するものほどスプライン刃44の高さが高くなっている。
【0007】
スプライン仕上刃部45は、内スプライン溝の仕上加工をするスプライン刃46と、被加工物の孔の内面を仕上加工する丸刃47から形成されている。スプライン刃46はブローチ本体40と同軸をなし、ブローチ本体40の軸心方向に沿ってブローチ本体40の外周面に複数形成されており、後方に位置するものほどスプライン刃46の高さが高くなっている。丸刃47は円筒状にブローチ本体40の軸心方向に沿ってブローチ本体40の外周面に複数形成されており、後方に位置するものほど丸刃47の高さが高くなっている。スプライン仕上刃部45では、スプライン刃46と丸刃47が交互に形成されている。
【0008】
このようなブローチを用いた加工方法について説明する。前方案内部の後方部42bが挿通可能な大きさを有するように孔を形成された被加工物を図示しないブローチ盤のテーブルに設置する。後方支持部49をブローチ盤に固定し、被加工物の孔にブローチを挿通させ、後方部42bが被加工物の孔と嵌合し被加工物の心出しが行われる。被加工物はブローチ盤のテーブル上に固定されずに設置されているので、被加工物の孔にブローチの前方案内部の前方部42a及び後方部42bが挿通することで被加工物がテーブル上で移動して滑らかに被加工物の心出しが行われる。
【0009】
次にブローチの引張部41をブローチ盤に固定し、ブローチを前方へ押し出すことにより被加工物に丸刃43が順次作用し、被加工物の孔の内面(小径面)32(図10参照)が切削加工される。
次に、被加工物には前方より複数のスプライン刃44が順次作用し、被加工物に内スプライン溝31が形成される。
次に、スプライン刃44の後方に形成されたスプライン仕上刃部45が被加工物を通過することでスプライン刃46がスプライン溝31に対して仕上加工を行い、同時に小径面加工刃47にて被加工物の小径面32を所定の寸法に切削加工を行うことで被加工物に所定の内スプライン溝が形成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように通常、後方部42bの外径は被加工物の孔の内径より小さい寸法に設定されており、前述した従来のブローチでは被加工物の孔に後方部42bを嵌合させてもわずかな隙間があり、その隙間の分だけ被加工物の心出しが不十分となっていた。
【0011】
また被加工物に内スプライン溝に加え、外歯を加工する際は、被加工物にブローチで内スプライン溝を上記のように加工した後、その被加工物の内スプライン溝が形成された孔を基準として次工程で被加工物に外歯の加工を行っていた。しかし、最近では精密鍛造技術の発達により予め孔を形成した被加工物に鍛造にて外歯を加工した後、最終工程としてブローチで内スプライン溝を加工することが多くなってきた。前述した従来のブローチでは上記のように被加工物の心出しが不十分となり図12に示すように被加工物の中心Xaとブローチの中心Xbとに偏心が発生し、被加工物と内スプライン溝を高い同心度で加工することが難しかった。被加工物の中心Xaとブローチの中心Xbとの距離が近いほど、同心度が高いということになる。
【0012】
本発明は、高い同心度で内歯車や内スプライン溝などの加工が可能なブローチを提供することを目的としている。
また、本発明では、外歯が形成された被加工物に内歯車や内スプライン溝などの加工が可能なブローチを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用する番号・符号を用いて、[課題を解決するための手段]を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0014】
本発明のブローチは、予め被加工物に形成された孔の内面を切削加工する切れ刃(14、24)の前方に、前記内面を塑性加工が可能な第1の部位(13、23)を備えている。
【0015】
本発明のブローチにおいて、前記第1の部位(13、23)の外径寸法は、前記第1の部位の前方に形成された前方案内部の外径寸法以上である。
【0016】
本発明のブローチにおいて、前記第1の部位(13、23)は複数設けられ、前記複数の第1の部位(13、23)は前方から後方にかけて前記外径寸法が漸次大きく形成されている。
【0017】
更に、
本発明のブローチにおいて、前記切れ刃(14)の後方に設けられた前記切削加工の仕上げを行う仕上刃(16)と、
前記複数の第1の部位(13)中の最も後方に位置する前記第1の部位(13)の外径寸法と等しい外径寸法である前記第2の部位(17)とを備え、
前記第2の部位(17)は、前記仕上刃(16)が前記内面に接触している時に前記内面に接触する位置に設けられている。
【0018】
前記第1の部位(13、23)は、前記ブローチ工具のブローチ本体(10、20)の外周面(10a、20a)から立ち上る立上面(13d、23d)に対して前方側が鈍角をなすように形成された面(13a、23a)を有している。
【0019】
本発明のブローチにおいて、予め被加工物に形成された孔の内面を前記第1の部位(13、23)にて塑性加工を行った後に切れ刃(14、24)にて切削加工を行うブローチ加工方法。
【0020】
前記切れ刃には内歯車または内スプライン溝を加工する刃を含む。
被加工物に予め形成される孔には、ブローチ加工の前加工にてブローチ加工のために形成される下孔を含み、またブローチ加工の前加工にて別の用途で形成される孔を含む。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明によるブローチ加工の実施形態を説明する。
【0022】
(実施の第1形態)
ブローチ加工の実施の第1形態について説明する。
図1に示すように、ブローチ本体10の一端には引張部11が形成されている。引張部11の後方には、前方案内部12が形成されている。前方案内部12の後方には、バニシング刃13が形成されている。バニシング刃13の後方には、スプライン刃14が形成されている。スプライン刃14の後方には、スプライン刃16とバニシング刃17が交互に形成されてなるスプライン仕上刃部15が形成されている。スプライン仕上刃部15の後方には、後方案内部18が形成されている。また、ブローチ本体10の他端には、後方支持部19が形成されている。
【0023】
前方案内部12は、前方部12a及び後方部12bを有している。前方部12aは、その外径寸法が前方から後方にかけて大きくされたテーパ状に形成されている。後方部12bは、12aの最後方部から連続的に形成され、その外径寸法が前方部12aの最後方部と同一で一定の円柱状に形成されている。後方部12bの外径寸法は後方部12bの外径<被加工物の孔の内径 に設定され、加工時に後方部12bが被加工物の孔に挿通することで被加工物の心出しが行われる。
【0024】
図1及び図3に示すようにバニシング刃13は、ブローチ本体10の外周面10aにブローチ本体10の軸心を中心として輪状に形成されている。このバニシング刃13がブローチ本体10の軸心方向に沿って複数形成されている。
バニシング刃13は、被加工物の孔の内面を塑性加工するためのものであり切削加工するものではない。バニシング刃13は、被加工物の孔の内面を塑性加工することにより被加工物と加工孔の同心度を向上させるものである。
図2は、バニシング刃13のブローチ本体10の軸心方向の断面を示している。バニシング刃13は図2に示すように、前方部13a、中間部13b及び後方部13cを有している。中間部13bは外周面10aに概ね平行な面に形成されている。前方部13aは中間部13bから前方に向かって下る傾斜面、後方部13cは中間部13bから後方に向かって下る傾斜面に形成されている。バニシング刃13は、ブローチ本体10の外周面10aから概ね垂直に径方向外側に向かって立ち上る第1及び第2の立上面13d、13eを有している。第1及び第2の立上面13d、13eは、概ね平行に形成されている。第1の立上面13dと前方部13aとのなす角度は鈍角であり、また、第2の立上面13eと後方部13bとのなす角度は鈍角である。バニシング刃13は図2に示すように、第1の立上面13dと第2の立上面13eとの間は、前方部13a、中間部13b及び後方部13cの3つの面から構成されているが、この構成に代えて、第1の立上面13dと第2の立上面13eとの間は、単一の円弧状の面から構成されることができる。ここで、第1の立上面13dと第2の立上面13eとの間の前方部13a、中間部13b及び後方部13cの3つの面は、被加工物の内面の塑性加工が可能な面を構成し、また、第1の立上面13dと第2の立上面13eとの間の単一の円弧状の面は、被加工物の孔の内面の塑性加工が可能な面を構成する。
【0025】
図1に示すように、最も前方に位置するバニシング刃13−1は、バニシング刃13−1の外径≧前方案内部の後方部12bの外径 に設定され、最も後方に位置するバニシング刃13−X(Xはバニシング刃13の数に対応する。)は、バニシング刃13−Xの外径寸法=被加工物の孔の内径寸法 に設定されている。後方に位置するバニシング刃13ほどバニシング刃の高さが高くなっている。被加工物の孔の内径寸法には、公差が設定されており、この公差により被加工物の内径寸法には許容範囲があるので、好ましくは概ねバニシング刃13−Xの外径寸法=被加工物の孔の許容寸法の最大径 に設定する。この場合、確実にバニシング刃13−Xが被加工物の孔の内面に接触するので被加工物の心出しがより高精度に行われる。被加工物の孔の内径が許容寸法の最大径(バニシング刃13−Xの外径)よりも小さい時にはバニシング刃13−Xにより塑性加工が行われる。
輪状のバニシング刃13をブローチ本体10に複数に形成することでバニシング刃13が被加工物を塑性加工する際、バニシング刃を単一のテーパ面として連続的に形成した場合よりバニシング刃13の面圧を高めることができ容易に被加工物の孔の内面を塑性加工することが可能となる。
【0026】
スプライン刃14は、図4及び図5に示すように被加工物に内スプライン溝の切削加工をする刃であり、ブローチ本体と同軸をなし、ブローチ本体の軸心方向に沿って外周面に複数形成されている。後方に位置するものほどスプライン刃の高さが高くなっている。
【0027】
スプライン仕上刃部15は、図6に示すように被加工物に内スプライン溝の仕上加工をするスプライン刃16と、バニシング刃13と同様な構成で前方部17a、中間部17b及び後方部17cを有する輪状のバニシング刃17から形成されている。スプライン刃16はブローチ本体10と同軸をなし、ブローチ本体10の軸心方向に沿ってブローチ本体10の外周面に複数形成されており、後方に位置するものほどスプライン刃16の高さが高くなっている。バニシング刃17は、ブローチ本体10の外周面にブローチ本体10の軸心を中心とした輪状に形成され、ブローチ本体10の軸心方向に沿って複数形成されている。複数のバニシング刃17は全て一定の外径寸法で、バニシング刃13−Xと同じ外径寸法とされている。
スプライン仕上刃部15では、スプライン刃16とバニシング刃17が交互に形成されている。
【0028】
次にこのようなブローチを用いて加工を行った時の状態を説明する。
被加工物には、前加工にて予め所定の寸法にて孔を形成しておく。
【0029】
前方案内部の後方部12bが挿通可能な大きさを有するように孔を形成された被加工物を図示しないブローチ盤のテーブルに設置する。後方支持部19をブローチ盤に固定し、被加工物の孔にブローチを挿通させ、後方部12bが被加工物の孔と嵌合し被加工物の心出しが行われる。被加工物はブローチ盤のテーブル上に固定されずに設置されているので、被加工物の孔にブローチの前方案内部の前方部12a及び後方部12bが挿通することで被加工物がテーブル上で移動して滑らかに被加工物の心出しが行われる。ここで、前方案内部の後方部12bの外径<被加工物の孔の内径 であるため、被加工物の孔の全周に前方案内部の後方部12bが接触するわけではなく前方案内部の後方部12bと被加工物の孔に隙間があり、被加工物の心出しは不十分である。
【0030】
次にブローチの引張部11をブローチ盤に固定し、ブローチを前方へ押し出すことにより複数のバニシング刃13が被加工物の孔を順次通過する。バニシング刃13の外径<被加工物の孔の内径 である場合、バニシング刃13で被加工物の孔の内面(小径面)32(図10参照)を塑性加工することはないが、バニシング刃13が被加工物の孔の内面の一部に接触することで被加工物の心出しが行われる。この場合、バニシング刃13の外径≧前方案内部の後方部12bの外径であるため前方案内部の後方部12bよりも高精度な被加工物の心出しが行われる。後方に位置するものほどバニシング刃13の高さが高くなっているのでバニシング刃13の外径≦被加工物の孔の内径 である間は順次、複数のバニシング刃13が被加工物の孔を通過するにつれて高精度な被加工物の心出しが行われる。
【0031】
被加工物の孔の内径がバニシング刃13の外径よりも小さい場合、複数のバニシング刃13が順次被加工物の孔を通過中、バニシング刃13の外径>被加工物の孔の内径 になると、被加工物の孔の内面の全周がバニシング刃13に押し当たる。さらにブローチが前方へ移動することで被加工物の孔の内面がバニシング刃13により塑性変形を起こす。
バニシング刃13が被加工物の孔の内面を完全に通過することで、高精度の被加工物の心出しが行われたまま被加工物の孔の内径(小径)の寸法は通過したバニシング刃の外径寸法と同じ寸法に広がる。バニシング刃13の外径≦被加工物の孔の許容寸法の最大径 であるので塑性加工後も被加工物の孔の内径は許容寸法を超えることはない。バニシング刃13−Xの外径=被加工物の孔の内径 であった場合は、被加工物の内面を塑性加工しないが、前方案内部12bで被加工物の心出しが行われた場合よりも高精度な被加工物の心出しが行われることとなる。
ここで、丸刃(切削加工用刃)を用いずにバニシング刃13を用いて塑性加工により被加工物の心出しを行う理由は以下の通りである。上記の通り、切削加工では前方案内部12の後方部12bが被加工物の孔を通過した時点では、被加工物の心出しは未だ不十分であり、切削加工用刃では、被加工物が偏心した状態でもそのまま切削加工を行うという問題がある。これに対し、塑性加工用刃ではそのような問題は生じずに後方部12bで被加工物の心出しが行われた場合よりも高精度な被加工物の心出しが行えるからである。
【0032】
次にバニシング刃13の後方に形成されたスプライン刃14が高精度な心出しが行われた被加工物を通過することで、高い同心度でスプライン刃14がスプライン溝31を切削加工する。
【0033】
次にスプライン刃14の後方に形成されたスプライン仕上刃部15が被加工物の孔を通過することで、スプライン刃16がスプライン溝31を仕上加工することにより被加工物30に内スプライン溝が形成される。この時、バニシング刃17はバニシング刃13−Xの外径と同じ寸法に設定されているので被加工物の孔の内面(小径面)32をさらに塑性加工することはないが、スプライン刃16が仕上加工中、バニシング刃17が被加工物の孔の内面(小径面)32に密接している。これによりスプライン刃16の切削抵抗などによる被加工物の偏心が発生すること無く、ブローチ本体10は被加工物と高い同心度を維持しつつスプライン刃16がスプライン溝31を仕上加工することができる。
【0034】
被加工物の孔の内面がバニシング刃13により塑性加工された場合、通常、切屑は発生しないが、通常の切削工具と同様にバニシング刃13の表面粗さが悪い場合、微小な切屑が発生しスプライン刃14やスプライン刃16に構成刃先を形成することがある。この構成刃先が形成されると被加工物への加工精度不良、工具寿命が短くなるなどの悪影響を及ぼすことがある。しかし、バニシング刃13の表面粗さを高めることでスプライン刃14やスプライン刃16に構成刃先の形成を防ぐことができる。
【0035】
本実施形態のブローチ加工の効果は以下の通りである。
従来は前方案内部の後方部42bにて被加工物の心出しが行われても、前方案内部の後方部42bと被加工物の孔との隙間の分だけ被加工物とブローチに偏心が発生し、被加工物が偏心したままブローチ加工を行って丸刃43、47やスプライン刃44、46で小径面や内スプライン溝の加工を行っていた。これに対し、本実施形態では、スプライン刃14の前方に、後方部12bの外径≦バニシング刃13の外径≦被加工物の孔の許容寸法の最大径 であるバニシング刃13を形成し、被加工物の孔に挿通することにより実際の被加工物の孔の寸法に応じて被加工物の孔の許容寸法範囲内にて塑性加工を行い、また塑性加工を行わなくても高精度に被加工物の心出しが行え、高い同心度でスプライン刃14により内スプライン溝を加工することができる。
【0036】
また、本実施形態によるブローチは、スプライン刃14の後方にスプライン刃16とバニシング刃13−Xの外径と同じ寸法に設定されたバニシング刃17とが交互に形成されていることでバニシング刃17が被加工物の小径面32に密接するのでスプライン刃16の切削抵抗などによる被加工物の偏心が発生すること無く、ブローチは被加工物と高い同心度を維持しつつスプライン刃16がスプライン溝31を仕上加工することができる。
【0037】
(実施の第2形態)
ブローチ加工の実施の第2形態について説明する。
図7に示すように、ブローチ本体20の一端には引張部21が形成されている。引張部21の後方には前方案内部22が形成されている。前方案内部22の後方にはバニシング刃23が形成されている。バニシング刃23の後方にはスプライン刃24が形成されている。スプライン刃24の後方にはスプライン刃26と小径面加工刃(丸刃)27が交互に形成されたスプライン仕上刃部25が形成されている。スプライン仕上刃部25の後方には後方案内部28が形成されている。また、ブローチ本体20の他端には後方支持部29が形成されている。
【0038】
前方案内部22は実施の第1形態と同じ構成であり、前方部22a及び後方部22bを有している。前方部22aは、その外径寸法が前方から後方にかけて大きくされたテーパ状に形成されている。後方部22bは、前方部22aの最後方部から連続的に形成され、その外径寸法が前方部22aの最後方部と同一で一定の円柱状に形成されている。後方部22bの外径寸法は後方部22bの外径<被加工物の孔の内径 に設定され、加工時に後方部22bが被加工物の孔に挿通することで被加工物の心出しが行われる。
【0039】
図8に示すように、バニシング刃23は、実施の第1形態のバニシング刃13と同様に前方部23a、中間部23b及び後方部23cから構成され、ブローチ本体20の外周面にブローチ本体20の軸心を中心として輪状に形成されている。中間部23bはブローチ本体20の外周面20aに概ね平行な面に形成されている。前方部23aは中間部23bから前方に向かって下る傾斜面、後方部23cは中間部23bから後方に向かって下る傾斜面に形成されている。バニシング刃23は、ブローチ本体20の外周面20aから概ね垂直に径方向外側に向かって立ち上る第1及び第2の立上面23d、23eを有している。第1及び第2の立上面23d、23eは、概ね平行に形成されている。第1の立上面23dと前方部23aとのなす角度は鈍角であり、また、第2の立上面23eと後方部23bとのなす角度は鈍角である。バニシング刃23は、第1の立上面23dと第2の立上面23eとの間は、前方部23a、中間部23b及び後方部23cの3つの面から構成されているが、この構成に代えて、第1の立上面23dと第2の立上面23eとの間は、単一の円弧状の面から構成されることができる。ここで、第1の立上面23dと第2の立上面23eとの間の前方部23a、中間部23b及び後方部23cの3つの面は、被加工物の内面の行う塑性加工面を構成し、また、第1の立上面23dと第2の立上面23eとの間の単一の円弧状の面は、被加工物の孔の内面の塑性加工を行う塑性加工面を構成する。このバニシング刃23がブローチ本体20の軸心方向に沿って複数形成されている。最も前方に位置するバニシング刃23−1は、バニシング刃23−1の外径≧前方案内部の後方部22bの外径 に設定され、最も後方に位置するバニシング刃23−Xは、バニシング刃23−Xの外径=被加工物の孔の所定の内径寸法 に設定されている。後方に位置するバニシング刃23ほどバニシング刃の高さが高くなっている。
【0040】
スプライン刃24は、実施の第1形態のスプライン刃14と同じ構成である。スプライン刃24は被加工物に内スプライン溝の切削加工をする刃であり、ブローチ本体20と同軸をなし、ブローチ本体20の軸心方向に沿って外周面に複数形成されている。後方に位置するものほどスプライン刃の高さが高くなっている。
【0041】
スプライン仕上刃部25は、内スプライン溝の仕上加工をするスプライン刃26と、被加工物の小径面を仕上加工する丸刃27とを有している。スプライン刃26はブローチ本体20と同軸をなし、ブローチ本体20の軸心方向に沿ってブローチ本体20の外周面に複数形成されており、後方に位置するものほどスプライン刃26の高さが高くなっている。丸刃27はブローチ本体20の外周面にブローチ本体20の軸心を中心とした輪状に形成され、ブローチ本体20の軸心方向に沿って複数形成されており、後方に位置するものほど丸刃27の高さが高くなっている。スプライン仕上刃部25では、スプライン刃26と丸刃27が交互に形成されている。
【0042】
次にこのようなブローチを用いて加工を行った時の状態を説明する。
被加工物には、前加工にて予め前方案内部の後方部22bの外径寸法より大きく、かつ所定の寸法より小さい寸法の孔を形成しておく。
【0043】
前方案内部の後方部22bが挿通可能な大きさを有するように孔が形成された被加工物を図示しないブローチ盤のテーブルに設置する。ブローチの後方支持部29をブローチ盤に固定し、この被加工物の孔にブローチを挿通し、前方案内部の後方部22bが被加工物の孔と嵌合し被加工物の心出しが行われる。被加工物はブローチ盤のテーブル上に固定されずに設置されているので、被加工物の孔にブローチの前方案内部の前方部22a及び後方部22bが挿通することで滑らかに被加工物の心出しが行われる。ここで、前方案内部の後方部22bの外径<被加工物の孔の内径 であるため、被加工物の孔の全周に前方案内部の後方部22bが接触するわけではなく前方案内部の後方部22bと被加工物の孔に隙間があり、被加工物の心出しは不十分である。
【0044】
次にブローチの引張部21をブローチ盤に固定し、ブローチを前方へ押し出すことにより複数のバニシング刃23が被加工物の孔を順次通過する。バニシング刃23の外径<被加工物の孔の内径 である場合、バニシング刃23で被加工物の孔の内面(小径面)32を塑性加工することはないが、バニシング刃23が被加工物の内面の一部に接触することで被加工物の心出しが行われる。バニシング刃23の外径≧前方案内部の後方部22bの外径 であるため前方案内部の後方部22bよりも高精度な被加工物の心出しとなる。後方に位置するものほどバニシング刃の高さが高くなっているので、バニシング刃23の外径≦被加工物の孔の内径 である間は順次、高精度な被加工物の心出しが行われる。
【0045】
複数のバニシング刃23が順次被加工物の孔を通過中、バニシング刃23の外径>被加工物の孔の内径 になると、被加工物の孔の内面の全周がバニシング刃23に押し当たる。さらにブローチが移動することで被加工物の孔の内面がバニシング刃23により塑性変形を起こす。バニシング刃23が被加工物の孔を完全に通過することで高精度の被加工物の心出しが行われたまま被加工物の孔の内径(小径)は通過したバニシング刃の外径寸法と同じ寸法に広がる。バニシング刃23の最後方部に位置するバニシング刃23−Xは、バニシング刃23−Xの外径>被加工物の孔の内径 であるので、バニシング刃23−Xが被加工物の孔を通過後は、被加工物の孔は必ずバニシング刃23により塑性変形され、被加工物の孔の内径はバニシング刃23−Xの外径と同じ寸法になる。つまり、バニシング刃23により塑性加工されることにより、バニシング刃23と被加工物の孔に隙間の無い高精度な被加工物の心出しが行われることになる。
【0046】
次にバニシング刃23の後方に形成されたスプライン刃24が高精度な心出しが行われた被加工物を通過することで、高い同心度でスプライン刃24がスプライン溝31を切削加工する。
【0047】
次にスプライン刃24の後方に形成されたスプライン仕上刃部25が通過することで、スプライン刃26がスプライン溝31に対して仕上加工を行い、同時に小径面加工刃27にて被加工物の孔の内面(小径面)32を所定の寸法に切削加工を行うことで、被加工物に所定の内スプライン溝が形成される。
【0048】
被加工物の孔がバニシング刃23により塑性加工されるとき、通常の切削工具と同様にバニシング刃23の表面粗さが悪い場合、微小な切屑が発生しスプライン刃24やスプライン刃26に構成刃先を形成し、上記の実施の第1形態に記載したものと同様な悪影響を及ぼすことがある。しかし、バニシング刃23の表面粗さを高めることでこの悪影響を防ぐことができる。
【0049】
従来のブローチでの加工では、被加工物と内スプライン溝の同心度は0.05mm程度であったが、本実施形態のブローチでの加工では被加工物を50個連続して加工した結果、全て被加工物と内スプライン溝の同心度は0.01mm以下であり、平均0.0047mmであった。
【0050】
本実施形態のブローチ加工の効果は以下の通りである。
スプライン刃24の前方にバニシング刃23を形成したブローチを、前加工にて予め前方案内部の後方部22bの外径寸法より大きく、かつ所定の寸法より小さい寸法の孔を形成した被加工物の孔に挿通することにより、被加工物の孔に対し塑性加工を行うことで、バニシング刃23と被加工物の内径に隙間の無い高精度な被加工物の心出しが行われることになり、高い同心度でスプライン刃24により内スプライン溝を加工することができる。
【0051】
また、スプライン刃24の後方に複数のスプライン刃26と複数の小径面加工刃27が交互に形成されていることで、高い同心度でスプライン刃24にてスプライン溝31を加工後、スプライン刃26が、スプライン溝31に対して仕上加工を行い、同時に小径面加工刃27にて被加工物の孔の内面(小径面)32を所定の寸法に切削加工を行うことで被加工物に所定の内スプライン溝が形成される。
【0052】
(実施の第3形態)
図1及び図7を参照して、ブローチ加工の実施の第3形態について説明する。
【0053】
ブローチ加工の実施の第3形態は、実施の第1形態と第2形態とを併用した方法であり、被加工物には、実施の第2形態に示したように、前加工にて予め前方案内部の後方部の外径寸法より大きく、かつ所定の寸法より小さい寸法の孔を形成し、ブローチは、前方案内部の後方に位置するバニシング刃及びバニシング刃の後方に位置するスプライン刃を第2形態、スプライン仕上刃部を第1形態に示したものとする。
【0054】
本実施形態のブローチ加工の効果は以下の通りである。
前加工にて被加工物に予め前方案内部の後方部22bの外径寸法より大きく、かつ所定の寸法より小さい寸法の孔を形成し、その孔にブローチを挿通することにより、バニシング刃23が被加工物の孔に対し塑性加工を行うことで、バニシング刃23と被加工物の内径に隙間の無い高精度な被加工物の心出しが行われることになり、高い同心度でスプライン刃24により内スプライン溝を加工することができる。
【0055】
また、本実施形態のブローチ加工では、スプライン刃24の後方にスプライン刃16とバニシング刃23−Xの外径と同じ寸法に設定されたバニシング刃17とが交互に形成されていることで、バニシング刃17が被加工物の小径面32に密接するのでスプライン刃16の切削抵抗などによる被加工物の偏心が発生すること無く、ブローチは被加工物と高い同心度を維持しつつスプライン刃16がスプライン溝31を仕上加工することができる。
【0056】
(実施の第4形態)
図1及び図7を参照して、ブローチ加工の実施の第4形態について説明する。
【0057】
ブローチ加工の実施の第4形態は、実施の第1形態と第2形態とを併用した方法であり、被加工物には、前加工にて予め所定の寸法にて孔を形成し、ブローチは、前方案内部の後方に位置するバニシング刃及びバニシング刃の後方に位置するスプライン刃を第1形態、スプライン仕上刃部を第2形態に示したものとする。
【0058】
本実施形態のブローチ加工の効果は以下の通りである。
従来は前方案内部の後方部42bにて被加工物の心出しが行われても、前方案内部の後方部42bと被加工物の孔との隙間の分だけ被加工物とブローチに偏心が発生し、被加工物が偏心したままブローチ加工を行って丸刃43、47やスプライン刃44、46で小径面や内スプライン溝の加工を行っていた。これに対し、本実施形態では、スプライン刃14の前方に、後方部12bの外径≦バニシング刃13の外径≦被加工物の孔の許容寸法の最大径 であるバニシング刃13を形成し、被加工物の孔に挿通することにより実際の被加工物の孔の寸法に応じて被加工物の孔の許容寸法範囲内にて塑性加工を行い、また塑性加工を行わなくても高精度に被加工物の心出しが行え、高い同心度でスプライン刃14により内スプライン溝を加工することができる。
【0059】
また、スプライン刃14の後方に複数のスプライン刃26と複数の小径面加工刃27が交互に形成されていることで、高い同心度でスプライン刃14にてスプライン溝31を加工後、スプライン刃26がスプライン溝31に対して仕上加工を行い、同時に小径面加工刃27にて被加工物の孔の内面(小径面)32を所定の寸法に切削加工を行うことで、被加工物に所定の内スプライン溝が形成される。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、被加工物に高い同心度でブローチ加工が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のブローチの第1実施形態の全体概略構造を表す側面図である。
【図2】図2は、本発明の第1実施形態によるバニシング刃のブローチ本体軸心方向における要部拡大断面図である。
【図3】図3は、バニシング刃をブローチの前方から見たAA断面である。
【図4】図4は、本発明の第1実施形態によるスプライン刃のブローチ本体軸心方向における要部拡大断面図である。
【図5】図5は、スプライン刃をブローチの前方から見たBB断面である。
【図6】図6は、本発明の第1実施形態によるスプライン仕上刃部のブローチ本体軸心方向における要部拡大断面図である。
【図7】図7は、本発明のブローチの第2実施形態の全体概略構造を表す側面図である。
【図8】図8は、本発明の第2実施形態によるバニシング刃のブローチ本体軸心方向における要部拡大断面図である。
【図9】図9は、本発明の第2実施形態のブローチのスプライン仕上刃部の断面図である。
【図10】図10は、被加工物の加工形状の説明図である。
【図11】図11は、従来のブローチの一例の全体概略構造を表す側面図である。
【図12】図12は、被加工物とブローチ加工後の内スプライン溝の偏心の説明図である。
【符号の説明】
10、20、40 ブローチ本体
11、21、41 引張部
12、22、42 前方案内部
12a、22a、42a 前方案内部の前方部
12b、22b、42b 前方案内部の後方部
13、17、23 バニシング刃
14、16、24、26、44、46 スプライン刃
15、25、45 スプライン仕上刃部
27、43、47 小径面加工刃(丸刃)
18、28、48 後方案内部
19、29、49 後方支持部
30 被加工物
31 スプライン溝
32 被加工物の孔の内面(小径面)
33 被加工物の心出しが不十分により偏心した内スプライン溝

Claims (6)

  1. 予め被加工物に形成された孔の内面を切削加工する切れ刃の前方に、前記内面を塑性加工が可能な第1の部位を備えたブローチ工具。
  2. 請求項1記載のブローチ工具において、
    前記第1の部位の外径寸法は、前記第1の部位の前方に形成された前方案内部の外径寸法以上である
    ブローチ工具。
  3. 請求項1または2に記載のブローチ工具において、
    前記第1の部位は複数設けられ、前記複数の第1の部位は前方から後方にかけて前記外径寸法が漸次大きく形成されている
    ブローチ工具。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のブローチ工具において、
    更に、
    前記切れ刃の後方に設けられた前記切削加工の仕上げを行う仕上刃と、
    前記複数の第1の部位中の最も後方に位置する前記第1の部位の外径寸法と等しい外径寸法である前記第2の部位とを備え、
    前記第2の部位は、前記仕上刃が前記内面に接触している時に前記内面に接触する位置に設けられた
    ブローチ工具。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のブローチ工具において、
    前記第1の部位は、前記ブローチ工具のブローチ本体の外周面から立ち上る立上面に対して前方側が鈍角をなすように形成された面を有している
    ブローチ工具。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のブローチ工具を用いて、
    予め被加工物に形成された孔の内面を前記第1の部位にて塑性加工を行った後に切れ刃にて切削加工を行うブローチ加工方法。
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